得よりも損に敏感なヒトのサガ

2023/1/19 Thu

やさしい世界になったはず.

Kazchariが加入している私学共済.
詳細は避けるが,様々なメリットや特典があって助かる.

中には突然改悪された制度もあるけど.

あぁゴールドカード…

さて,先日のこと,職場にその共済の広報誌が回ってきた.
まず一面にアップされていたのがオンラインセミナーの案内.

某コーヒーメーカー主催による「ペーパードリップのいれ方・楽しみ方」である.コーヒー好きのKazchariとしては心惹かれる内容.

コーヒーを趣味に

どれどれと詳細を確認すると,参加費は¥2,000,定員30名.
うん?オンラインの割には渋いな.

事前に申し込むと「ドリッパー&専用メジャースプーン」「コーヒーサーバー」「ペーパーコーヒーフィルター」「ブレンドコーヒー(粉)」「アイスコーヒー(粉)」「ハンドブック」が送られてくるらしい...って,粉かい!

うーむ.コーヒーのいれ方教室なのに「粉」かー.
せっかく味を追求するなら,ここはやはりミルから挽くのがスジと思われるのだが...
それに,送られてくるセットの中身って,元々持っている人がほとんどでは?

ちなみに最近Kazchariが買ったコーヒーミル.
むっちゃ調子いいです.

挽く時に握りやすいし掃除もしやすい.

つーことで,コスパ的にどうかと思いつつ,ページをめくるとさらに興味深い記事が.

共済加入者には2年に一度「私学共済ブック」という冊子が配布される.

もちろん中身は制度のこととか,ケガをした時の給付金申請方法,年金受給に関してなど,ありきたりなのだが,Kazchariの一番の目当てはホテルや旅館,温泉施設などの割引制度である.

国内の多くの施設にて,加入者証と巻末についてくる「補助券」を提示することで,かなりの特典(無料もしくは割引)が得られるのだ.
さすがに無制限ではなく枚数=回数限定ではある.
面白いのは,この利用券がフリマで取引されていること.
その価値はある.

Kazchaiがもっともっつーか,唯一利用している施設は「ふとみ銘泉 万葉の湯」
本ブログでも度々登場する,札幌周辺初のブルベ前夜での定宿である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

日帰り入浴なら利用補助券のおかげで無料.
オーバーナイト(宿泊)でも¥1,400程度の追加料金ですむ.
ホテル代高騰の折,非常に助かる.

さて,今回の広報誌には,正にこの「万葉の湯」に関して告知があった.

「令和5年1月より加入者証の提示のみでは割引不可」とのこと.

うん? どゆこと?
ようするに,令和4年までは加入者証のみの提示で良かったということ? つまり利用補助券の提示は不要だった?
残り枚数を気にしながら利用してたのにー! キィーッ!...って別に怒りゃあせんけど.

興味深いのは,なぜわざわざ今になって,こんな告知がされたのかという点.

施設側は,加入者が利用した後,私学共済側に申請して対価を受け取っていたはず(たぶん).
つまり,我々が払った共済費で負担するということだろう.互助なので.

そのシステムがこれまでかなりザルだったことが証明されたということ?
言い換えれば不正が横行していた?
内部,もしくは外部にそれを咎め,是正しようとる人がいたのだろうか...と勝手に邪推.

年末来,TVでは全く放送しないが,複数の某団体の公金や寄付金のザル会計が話題になっている.
一般男性がそれを正そうと戦いを挑んでいる.実にツーカイ.

長い間,日本は豊かな国だった.

そうした状況下であれば,ちょとした不正...いや適当な会計収支(公金のバラマキ)も見過ごされてきたかもしれない.
しかし,給与が下がり,物価が上がり,将来に夢も希望もない人が増えてきた.
得することより損することに敏感なヒト本来の性が,あちこちで発現しつつあるのだろうか...という個人の感想でした.

こういう職場で配られる冊子って,中身を見ずに捨てたり,チラ見するだけのことが多いけど,たまーに熟読すると面白いネタに出くわすなぁ.