得よりも損に敏感なヒトのサガ

2023/1/19 Thu

やさしい世界になったはず.

Kazchariが加入している私学共済.
詳細は避けるが,様々なメリットや特典があって助かる.

中には突然改悪された制度もあるけど.

あぁゴールドカード…

さて,先日のこと,職場にその共済の広報誌が回ってきた.
まず一面にアップされていたのがオンラインセミナーの案内.

某コーヒーメーカー主催による「ペーパードリップのいれ方・楽しみ方」である.コーヒー好きのKazchariとしては心惹かれる内容.

コーヒーを趣味に

どれどれと詳細を確認すると,参加費は¥2,000,定員30名.
うん?オンラインの割には渋いな.

事前に申し込むと「ドリッパー&専用メジャースプーン」「コーヒーサーバー」「ペーパーコーヒーフィルター」「ブレンドコーヒー(粉)」「アイスコーヒー(粉)」「ハンドブック」が送られてくるらしい...って,粉かい!

うーむ.コーヒーのいれ方教室なのに「粉」かー.
せっかく味を追求するなら,ここはやはりミルから挽くのがスジと思われるのだが...
それに,送られてくるセットの中身って,元々持っている人がほとんどでは?

ちなみに最近Kazchariが買ったコーヒーミル.
むっちゃ調子いいです.

挽く時に握りやすいし掃除もしやすい.

つーことで,コスパ的にどうかと思いつつ,ページをめくるとさらに興味深い記事が.

共済加入者には2年に一度「私学共済ブック」という冊子が配布される.

もちろん中身は制度のこととか,ケガをした時の給付金申請方法,年金受給に関してなど,ありきたりなのだが,Kazchariの一番の目当てはホテルや旅館,温泉施設などの割引制度である.

国内の多くの施設にて,加入者証と巻末についてくる「補助券」を提示することで,かなりの特典(無料もしくは割引)が得られるのだ.
さすがに無制限ではなく枚数=回数限定ではある.
面白いのは,この利用券がフリマで取引されていること.
その価値はある.

Kazchaiがもっともっつーか,唯一利用している施設は「ふとみ銘泉 万葉の湯」
本ブログでも度々登場する,札幌周辺初のブルベ前夜での定宿である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

日帰り入浴なら利用補助券のおかげで無料.
オーバーナイト(宿泊)でも¥1,400程度の追加料金ですむ.
ホテル代高騰の折,非常に助かる.

さて,今回の広報誌には,正にこの「万葉の湯」に関して告知があった.

「令和5年1月より加入者証の提示のみでは割引不可」とのこと.

うん? どゆこと?
ようするに,令和4年までは加入者証のみの提示で良かったということ? つまり利用補助券の提示は不要だった?
残り枚数を気にしながら利用してたのにー! キィーッ!...って別に怒りゃあせんけど.

興味深いのは,なぜわざわざ今になって,こんな告知がされたのかという点.

施設側は,加入者が利用した後,私学共済側に申請して対価を受け取っていたはず(たぶん).
つまり,我々が払った共済費で負担するということだろう.互助なので.

そのシステムがこれまでかなりザルだったことが証明されたということ?
言い換えれば不正が横行していた?
内部,もしくは外部にそれを咎め,是正しようとる人がいたのだろうか...と勝手に邪推.

年末来,TVでは全く放送しないが,複数の某団体の公金や寄付金のザル会計が話題になっている.
一般男性がそれを正そうと戦いを挑んでいる.実にツーカイ.

長い間,日本は豊かな国だった.

そうした状況下であれば,ちょとした不正...いや適当な会計収支(公金のバラマキ)も見過ごされてきたかもしれない.
しかし,給与が下がり,物価が上がり,将来に夢も希望もない人が増えてきた.
得することより損することに敏感なヒト本来の性が,あちこちで発現しつつあるのだろうか...という個人の感想でした.

こういう職場で配られる冊子って,中身を見ずに捨てたり,チラ見するだけのことが多いけど,たまーに熟読すると面白いネタに出くわすなぁ.

山岳映画2本~『神々の山嶺』&『イーディ,83歳 はじめての山登り』

2023/1/17 Tue

リアルとファンタジーのあいだ.

Zwiftの友である「Amazon Prime Video」にて山岳映画を2本連続で観た.

まずはこれ.

神々の山嶺

現在,同題名の物語は4つ.
まず原作となる夢枕獏の小説『神々の山嶺』(「いただき」では変換しません).

エヴェレスト 神々の山嶺 (角川文庫)

かなり以前に読んだ.
「発見されたマロリーのカメラは本物か否か」のミステリー仕立てから始まって,とんでもなく自我が肥大した山岳家の「冬季エヴェレスト無酸素南西壁登頂」への挑戦...と,当時の読書録には書いてある.
評価は見事に星5つ.
作者自らが「どうだまいったか!」と言っていた記憶もある.確かに.

次に『孤独のグルメ』で有名な谷口ゴロー...じゃなくてジローさん作画によるコミック版.

神々の山嶺 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

Kindleで購入し読了済み...だったことをすっかり忘れていた.

いまさら再読.これまた素晴らしい.
生涯ベストのコミックに上げる人も多いという.

特に山の画力は圧倒的.
この質感は写真トレースでは絶対に出せないだろう.

そして食事シーンの素晴らしさ.
その詳細な説明と描写も相まってリアリティの鬼.
さすがジローさん.

ただ,原作にもある(?)無理矢理感なアクション要素が玉に瑕.
羽生のモデルになった人(森田勝)に実際にこんなことが起きた? それはないだろう.

個人的にツボなのはカトマンドゥの描写.

Kazchariも1990年,インドからバスでネパールに入国.
ポカラからカトマンドゥまで旅をした.

登山?

ポカラから日帰りで行けるトレッキングはしたなぁ.
つまりマチャプチャレのふもと?

ネパール・ポカラにて / 1990年3月15日撮影
ネパール・ポカラにて 自称ガイドの少年 / 1990年3月19日撮影

途中の山道で巨大なザックを背負った日本の登山隊の人たちに挨拶した記憶がある.すんごい迫力でした.

次に邦画の阿部寛&岡田准一主演の『エヴェレスト 神々の山嶺』

エヴェレスト 神々の山嶺

リンクを貼っているものの未鑑賞.
実際にベースキャンプまで登って撮影したという宣伝文句には惹かれるものの,「ギアが全てスポンサーの新品モンベル製で不自然」だとか「ストーリーが変な方向に改ざん」と聞き,すっかり興味をなくした.

レビューを見ると賛否両論(どちらかと言えば否多め).
もともと昨今の邦画の「お涙頂戴過剰演出」と「説明ゼリフだらけ」にイライラさせられることが多いので観る予定なし.すいません.

ただし,原作,コミックにある超有名な羽生のモノローグ.
これはしっかりと描写されているらしい.好ポイント.

やすむな。 足が動かなければ手であるけ。 手が動かなければ指でゆけ。 指が動かなければ歯で雪をかみながら歩け。 歯もだめになったら目で歩け。 本当にだめだったら、本当にもう動けなくなったら、思え。 ありったけの心で思え

で,ようやく本題のアニメ『神々の山嶺』の感想.

神々の山嶺

なぜかフランス製作である.
ざっくり言うと,コミック版を元にして再編集っつーか,上映時間内におさまるように印象的なエピソードをオリジナルでつなげた感じ.

結論.
レビューでの評判は上々だが,Kazchari的にはイマイチだった.

確かにセリフが少なく,BGMが抑え気味なのは好印象.
それを受けてか,ストーリーもものすごくタンパク化.
リアリティと言えばそうなのかもしれんが,熱さはあまり感じず,物足りなかった.

さらに,なんつっても...先程あげた,羽生の”あのモノローグ”が丸々カット.
さすがにこれはない.
フランス人にはわからん感性なのか?(偏見)

日本の描写もそれっぽいというかほぼ違和感なし.
少なくともZwiftの「MAKURI ISLAND」よりずっとジャポネしている.
たぶんスタッフに日本人がいるのだろう.

しかし,なぜか岸の遭難死を伝える新聞だけが変.
わずか数秒の描写だが,岸の写真の周りが「震災直後の福島発関連記事」だった.
なぜ?
チェックミス?

つーことで,手軽さ(再読しやすい)や面白さ,満足度ではコミック版が一番,続いて原作かな.

山岳コミックでは,超美麗な作画と壮絶なストーリー展開の坂本眞一の『孤高の人』が印象に残る.

孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

本格的に山やっている人だと,また評価は違ってくるのだろうけど.

で,「次に観る」で上がっていたのが,これ.

イーディ、83歳 はじめての山登り(字幕版)

原題『EDIE』.

脳梗塞で倒れた夫を30年間介護し続け,80歳を越えてしまったイギリス人女性,イーディ.
夫の死後,娘に老人ホームの入居を勧められる.
部屋の片付け中,昔の日記を娘に読まれて関係悪化.
一人残されたイーディは,昔,父からの絵葉書に描かれたスコットランドのスイルンベン山に登ることを思いつく...というお話.

以下,ネタバレ.

まぁ,それにしてもこのばーさん,性格が悪い.
もしくは不幸な人生により悪くなってしまったのか...いずれにせよ非常に頑固.

一方で「正直に生きたいと思いつつも,それを口に出してはいけない」という変な縛り(我慢?)を自分に課してたりする.
そう,めちゃめちゃ面倒くさいのだ.

象徴的なのが冒頭,こっそり肉を焼いていたのを,娘に「こんなの不健康」と咎められ,捨てられてしまう.
ここでばーさん,何も言わない.非常に腹立たしい.
高齢者ほどタンパク質重要なのに!(そっち?)

それらの不満は日記にぶつけてきた.
結婚してから今まで,ずっとこうだったのだろうか?

そういうのは絶対,顔や態度に出る.
夫や娘との関係がよろしくなかったのも,このばーさんの性格が主な要因の一つだろう.

さて,夫が死に娘と離れ,自由になったイーディは,山に登るため列車に乗ってスコットランドに向かう...と思いきや,一旦やめかける.

あーイライラする.

うん? もしかして,視聴者にそう感じさせる時点で監督の術中に,見事にはまっている?
ホームコメディ,ハートフルムービーとは真逆のアプローチ!
実に新鮮.

当然この後「このばーさん,かわいい,かっこいい!」という風にもっていく展開になるはず...と思っていた時期がKazchariにもありました.

その先もジョニィを始め,出会う人々(ついでに自分)に悪態付きまくり,ここまでかわいくないばーさん,邦画では絶対ありえない(たぶん).

なんだかんだで後半.
ジョニィのガイドを断って,一人で登ることを決意.
ドローンを駆使した映像も相まってようやく旅の始まりを予感させる.

ここからはばーさんの逆襲,視聴者の好印象も爆上がり!...になるはずが,いきなりボートを湖に下ろす際に手伝ったもらった他のハイカーを罵倒.
びっくりした.

文句ばっかりでは何なので良かったところ.

終盤も終盤,ザックを置いて這うように崖を登るイーディの姿.
役者の演技も相まって,ここはヘタな雪山映画よりも迫力あった.
ここは,ここのシーンだけは素晴らしかった.
そうまるで,羽生の例のセリフ「想え」がかぶってもおかしくないぐらい.

しかし...この後がよくない.
マジで全て台無し.

電話がつながらないことに不安を覚えたジョニィが,慌ててイーディの後を追う.
まずザックを発見,さらに途中で疲れ果ててひっくり返っているイーディを発見!まだ死んでなかった(失礼な).

そして...ジョニィに支えられながら無事山頂へ...ぐわぁ~全てブチ壊し.
ここはイーディが一人で登らんとアカンやろ~
これまでの意地はなんやったんや~

以下はあくまでKazchariの願望.
ラスト,少なくとも山頂まではイーディは一人で登る.
ジョニィがイーディを発見するのは,山頂で佇む彼女の姿⇒エンドで良いのでは?

それこそファンタジー? 非リアル?
いやいや,それなら一言も話さない山小屋狩人のレスキュー話は不要.

最後の最後までスコットランドの天気のようにすっきりしない映画だった.

やりたいことやる高齢者という視点では『ダージリン急行』が面白かったなぁ.

ダージリン急行 (字幕版)

全然毛色の違う映画やけどな.

さて,山登りと言えば,Kazchari家恒例の高齢の息子と男二人キャンプ.
昨年のGWは日高のアポイ山に登った.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

登る前も,そして帰宅後も「二度と山は行かねぇ」と文句ばかり言っていた息子だが,結構,事あるごとに山での出来事を話す.

そう,辛くて強烈な記憶ほど脳内に残るものなのだ,息子よ.
さて,次はどこを登らせてやろうか...

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

2023/1/14 Sat

ネバギバ.

いただき画像

1/22に開催される『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル

Kazchariは昨年の第1回大会も出場.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

ファット-ソロ男子部門,3位で表彰台ゲット!
なら今年も...と言いたいところだが,残念なことに「ファット」部門と「MTB」部門が統合されてしまった.
こうなると大会上位常連のTさん(セミファット)とFさん(MTB)の独壇場.
さらに,ここにMTBの猛者が食い込む...

うーん,表彰台が遠のく...
ファットが優位なコンディション,つまり深雪だったとしても,パワー負けしそう...いかんいかん,弱気は禁物.

で,その封筒を開封する.

iPhone11 Pro

エントリー開始直後(深夜0時)に申し込んだので,男子ソロ部門,ゼッケン№101.
こいつは縁起がよい(そうなのか?)

昨年同封されていた新コロ検査キットは無し.
参加者リストもQRコード読み込みでネット閲覧する形式になった.

やはりお二人の名前あり.
他にもSTRAVAでフォロー中の猛者の名前も.

うん? 参加者意外に少ない?

まっ,がんばりますか.

何かの記事で読んだけど,自転車趣味は継続が難しいらしい.
「金がかかる」「あちこち痛い」「飽きる」などがその理由.

逆に続けるにはどうするか?

「チャリを買ったら,まずイベントにエントリーする」こと.

確かにそうかもしれん.
かく言うKazchariも,2006年に初ロードを購入したが,その頃はせいぜい100km未満の週末ライド.

OLYMPUS TG-4 / 2006年5月撮影 新車買いたて
OLYMPUS TG-4 / 2006年7月撮影 ウェアがゆるい

2010年の「第1回美瑛センチュリーライド」にエントリーしてから,ようやくチャリ熱が上がった気がする.

いただき画像 / 2010年10月撮影

そして,それを皮切りに道内のグルメライド系イベントに次々参加.
2018年にブルベを始めてからは...金銭感覚,距離感覚とも完全崩壊.

その代償として,超充実した生活と健康なカラダを手に入れた(気がする).

付け加えるなら,STRAVAへの参加も大きい.
自分のこれまでのライド履歴の見える化.
それに仮想ライバルとの競争(セグメント).
他の有名どころのSNSには全く興味ないが(ほぼRead Only),STRAVAはやめられない.

さて,『第1回びえいー』の記事を読むと「上半身の筋力アップが必要」とかなんとか書いている.
その決意は...はい,特に何もしてまへん.

あかんなぁ.
悔しさを力に変える覚悟が足りへんのとちゃうか? Kazchariよ?

すんまへん.明日から本気出します(^^;

※ 結果はこちら ⇒ 第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

iPhone11 Pro

『水星の魔女』第1シーズンの感想と第13話の予想

2023/1/13 Fri

トマト.

衝撃的な展開で第1シーズンの幕を閉じた『水星の魔女』
Kazchari家では通称「水魔」と呼んでいた.

機動戦士ガンダム 水星の魔女

学園モノ,百合モノといった,これまでのガンダムにない要素を打ち出していた本作だが,いざ始まってみると,全編にそこはかとなく漂う不穏な空気や想像を越える展開が続き,一瞬たりとも目が離せなかった.
ここまで真剣にTV番組を見るのは『半沢直樹』以来では?

半沢直樹 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

家族四人,毎週日曜5時に居間に集まってリアタイ鑑賞.
アホ息子がお菓子をボリボリ食おうものなら,他の家族から罵詈雑言.
ひどい話や.
何せ,場面やセリフ一つ一つに重要な意味や伏線があって,見逃せない,聴き逃がせない.
※ただし,MSのデザインはあまり好みではない.

さて,先日放送の第12話.
JKの娘はその時間たまたま出かけていて,3人で鑑賞した.

まずKazchariの反応:
ボブの親殺し     ⇒ 「ああ,ガンダムあるあるやな」
エアリアルのケージへ ⇒ 「ああ,エヴァっぽいな」
Cパート        ⇒ 「いつの間にオルフェンズ(もしくはVガン)に!?」

ヨメ:例のシーンで「ヒェッ」

アホ息子:「新エアリアルかっちょええ!」

残酷描写に耐性がないJKの娘は未聴なれど,Twitterで内容を知ったらしく「絶対に観ない」と宣言.

まぁ,従来のガンダムらしさ全開とは言え,いささかやり過ぎなのは確か.

いや,そうでもないか.

日5と言えば『SEED』のフレイのアレ,トオル&ニコル,電子レンジ.それに『オルフェンズ』の「パン!パン!」もたいがい.
下手すると今回もBPOから呼び出し案件?
おっと,肝心なことを忘れていた.同じ脚本家の“血染めのユフィ”もあったな.

おそらく第12話は,スタッフの「これから戦争を描きます」との覚悟表明.

昨今,“やさしい世界”にコミットし,主人公が不殺もしくは不殺化することが多く,結果的に話を盛り上げることが難しくなっていた.
倫理的には正しいのかもしれないが,一方で視聴者にはフラストレーションがたまる(ヒトの闘争本能は拭えない).

さて,今後の展開が全く予測つかない本作だが,第2シーズンのスタートとなる第13話以降はどうなるのかを勝手に予想/妄想.

ハエ叩き時のスレッタは,明らかに人格が変容している.
これまでなかったタメ口かつ場を読まない笑顔.
ただし,これが4歳児エリクトの思考なら納得.

プロスペラによる暗示&新エアリアルの新機能で,エリクトの人格がスレッタにインストールされた...っぽい.
ただし,直前の戦闘ではまだスレッタらしさが残っているようだったので,100%上書きされたわけではなさそう.

もし,直後から第13話が始まるなら「突然,我に返ったスレッタ.やらかしたことの記憶がなくて混乱」からスタート.

納得がいかず,スレッタを拒絶するミオミオだが,その後,徐々にプロスペラの狂気に気づき,自分の知るスレッタを取り戻すために,クワイエット・ゼロ計画(魂のサルベージ?)の秘密に迫っていく...という展開.
最後,スレッタがスレッタに戻って...にしないとエンディングのようなハッピーエンドにはならない.

いや,ちと意外性がなさすぎるか?

状況としては...
いきなり場面が変わって,3年後の世界(『レイズナー』のように).
アーシアンとスペーシアンの戦争は激化している.

株式会社ガンダム地球支社は,敵味方問わず,戦闘で負傷した兵士,民間人をガンド技術により治療する中立的な事業を行っている.

スレッタ(数%エリクト)は(株)ガンダムを退社してスペーシアン軍に所属.アーシアン(フォルドの夜明け)と局地戦闘を繰り広げている

スレッタとミオミオはずっと疎遠.

ボブも仮面をつけてスペーシアン軍に加勢.スレッタの同僚となっている.

素性がバレたニカはシャディクハーレムのメンバーに.
シャディクは相変わらずベネディクト社でスパイ活動.

エランくん(オリジナル&5号)は...よくわからんけど,(株)ガンダムと提携してたははず.

負傷以来,床につきがちのデリング.
スペーシアン(ベネディクトグループ)の指導者は実質プロスペラとなっている.

これ以上は...全く想像がつかない.

謎の黒幕(水星人)が登場し,クズヒロインによって胸糞展開,つまり『ヴァルヴレイヴ』化するのだけはご勘弁.

いずれにせよ4月が楽しみだ.

ちなみに第2シーズンまでのつなぎとして『閃ハサ』『サンボル』『NT』(あえて略称)のTVスペシャルを放送とのこと.
映像,内容的に『サンボル』が一番ヤバイ.正気か?

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1話

機動戦士ガンダムNT

映画『LAMB/ラム』を観た~無垢な考察

2023/1/7 Sat

膨大な知識が必要?

今回,Zwiftの友として選んだのが映画『LAMB』.

LAMB/ラム(字幕版)

西洋の宗教画のようなサムネ.
YouTubeで誰かがあげた解説動画の「変な映画」とのサムネ.
北欧テイストの傑作『ミッドサマー』っぽい映画かな,と思い鑑賞.

結果...惨敗.

以下,特に他人の意見や考察,感想を未見のままネタバレまとめ.

キーキャラクターが,顔と右手が羊,他が人間の幼児という姿からして,間違いなくキリスト教もしくはアイスランド民話をベースにした話ということはわかる.
羊と言えば生贄.

一方,そのアダの父親(?)のビジュアルは顔だけが羊.
巻角が立派で,毛深い昔ながらの悪魔のイメージまんま.

登場人物は3人.

夫:イングヴァル
妻:マリア
夫の弟:ペートゥル

そして...

ナニカ:アダ(※某BLACKSUNの怪人ではありません)

名前からして...妻と弟は聖書と関係ありそう.イングヴァルって何か別の読み方あったっけ?
まぁ,西洋人の名前ってだいたい聖人から取られているしな.マリアさんなんて世界に何億人もいそう.

舞台は,これまた珍しいアイスランド.
たぶん会話もアイスランド語(難解らしい).
人里離れたど田舎にて,夫婦2人で羊牧場を経営している.
かつては娘がいたが,亡くなっているらしい.

あらすじというより,それぞれの視点から見た出来事を整理する.

【イングヴァル】

毎日毎日特に変化のない羊の世話と機械の整備.
妻との会話も最小限.
「タイムマシン理論」に興味?
ある日,頭と右手だけが羊で,身体が人間という”ナニカ”が生まれる.
少し驚いただけで,何かの啓示と受け取ったのか,自分の子供として育てる.
何かをやらした元ミュージシャンの弟が帰ってきた.
(一応)いつまでもいていいと告げ,迎い入れる.
弟がアダに草を与えようとするのを見て激怒.「俺たちの幸せを壊すな!」
やがて弟とアダが打ち解けるのを見て安心.
妻ともかつての感情が蘇ったかのよう.
テレビでバスケ(?)の試合を見ながら泥酔.
目を覚ますと妻と弟がいない.
仕方がないので動かなくなったというトラクターを修理するため,アダを連れて出かける.
そこへ顔だけが羊の大男(?)が現れ,いきなり銃で撃たれる.
アダを連れさられる.
何が何だかよくわからないまま死ぬ.

【マリア】

毎日毎日特に変化のない羊の世話.
夫との会話も最小限.
「タイムマシン理論」が完成したら過去に戻ってやりなおしたい.
ある日,頭と右手だけが羊で,身体が人間という”ナニカ”が生まれる.
少し驚いただけで,何かの啓示と受け取ったのか,自分の子供として育てる.
アダを生んだ羊が,アダを連れ出したり,部屋の窓のそばでしょっちゅうメエメエ鳴くので,鬱陶しくなって射殺.
何かをやらした元ミュージシャンの弟が帰ってきた.
この弟が何かを口説いてくる.満更でもない?
夫が泥酔して寝てしまった際,また弟が迫ってきた.
しかも「アダの母親を殺したことは言ってあるのか?」との脅し付きで.
これは不味いと,弟を油断させて納屋に閉じ込める.
翌朝,クルマに乗せてバスが通る道まで送る(金を渡して追い出す).
帰宅すると夫とアダがいない.
嫌な予感がしてトラクターのところまで走ると夫の遺体を発見.
しばらく泣くがやがて冷静になり,(たぶん)アダ父とアダを見つめながら納得の表情を見せる.

【ペートゥル】

何かやらかしてど田舎に置き去りにされる.
兄貴の牧場まで歩く.
納屋で休んでいると,兄嫁が羊を射殺するのを目撃.
兄に帰郷を歓迎される.
食事中,突然アダを紹介され驚く.
兄夫婦は不可解ともなんとも思っていないようだ.なぜ?
兄嫁とアダの入浴シーンを覗く.
羊扱いしようとして兄に激怒される.
アダがあまりに不気味なので銃殺しようとするが,一瞬,別のナニカが場面に映ると翌日からアダを認めるようになる.
兄夫婦とも和解.アダとも一緒に漁に行く.
バスケTV観戦の夜,かつて自分が作ったMVを流されて大盛りあがり.
兄が酔いつぶれてしまったので,その隙に兄嫁を口説こうとするが,かわされる.
そしてアダの母親の件を話すと納屋に閉じ込められてしまい,翌朝追い出された.

【アダ】

成長しても言葉は話せないが,何を言っているのかはわかるようになった.
イングヴァルとマリアはやさしくしてくれる.
突然現れたペートゥルおじさんは,最初怖かったけどいい人.
ある日,玄関先に誰かがやってきた.
犬が調べにいったけど,動かなくなっちゃった.このヒト誰?
鏡に映るボクと似ている.
イングヴァルがトラクターの修理に行くというので付いていく.
さっきのヒトが現れて,イングヴァルを殺しちゃった.
よくわからないけど,ボクに似たこのヒトに付いていくことにしよう.

以上...
えー,何がなんだかわかりません.

とりあえず,アダをあっさりと受け入れてしまう登場人物達がひたすら不気味.
これは何かの比喩なのか?

それにアダの姿もアダ父の姿も突然画面に現れるのでびっくり.
「まぁ,たぶんそういう姿やろなぁ...」と想像した通りの姿.

超退屈そうな日々が,悪魔と弟の登場で活性化.
その先に待っていた悲劇?
違うなぁ...

子羊と言えば生贄.
この映画ではアダ母(羊)とイングヴァルがそれにあたる.
その全てに関係しているのがマリア.
母としての嫉妬,妻として(気持ちの上での)不貞かな.
犬が殺されたのは...猫を贔屓してたから?(これは違う)

てことは,ラストシーン後,やはりアダ父にマリアは殺されるということなのか?
もしくは母親の代わりとして連れ去る?
ゆえに,マリアは満足げな表情をしているともとれる?

うーん.
だとしても,やはりこの映画のテーマはわからん.
極東の無宗教人には理解不可能?

助けて! Google先生!

えっ,そうなん? ヤラレタ.

どっちのヘルメットSHOW~ロードバイク編

2023/1/4 Wed

ある意味ナマモノ.

iPhone11 Pro

サイクリング趣味を長く続けていると,「もうこれでいいんじゃないか」的グッズが出てくる.

例えばグローブ.

ブルベ用と名乗るだけあり,手掌の極厚パッドが痛みと疲労を軽減.
Kazchariは試着せず,Sサイズを購入.
最初はキツキツで「失敗か」と思ったが使っているうちに完全フィット.
150kmを越えるようなライドではこれ一択.

今使っているモノはさすがにかなりヘタってきたが,まだ使える.
つまり耐久性も高い.
次のセールで安くなっている時に再度購入予定(せこい).

次にソックス.

愛用者が多く,イベントで見かける率がかなり高い.
着圧効果もちゃんとありそう.
もちろんズレないし,真夏でも蒸れない.
足底の滑り止めも良い感じ(逆にフローリングを歩く時につっかかるほど).

何よりありがたいのが耐久性.
相当使い込んでいるはずだが,洗濯後はまるで新品の様(大げさ?)

他にもあるが,上記2品は今後も不動のポジション...たぶん.

そして,ロードバイクで最も重要な装備と言えばヘルメットだろう.
こちらにも定番品がある.
それが「OGK KABUTO FLAIR」だ.

自転車用ヘルメットを新調~OGK KABUTO FLAIR

Kazchariは体格の割に頭のサイズがデカイので(60cm),L/XLでぴったり.
こいつがすっかり気に入って,ヘビロテ(死語).
先程のソックス同様,イベントでの“かぶり率”高め.

何しろ軽い(200g以下).
チャリ界隈において軽さは絶対正義.
この軽さは持病の頸・肩こりにも具合良し.

しかしながら,ヘルメットの寿命は約3年と言われている.
今所有しているFLAIRは2021年4月に購入.

複数のヘルメットとローテし,週1回ほどの使用なので,そこまで厳密に経年劣化を気にしなくて良いかもしれんが(あかんやろ),もう一つ「FLAIR」も買っておこうと昨秋あたりから画策開始.

どの様なチャリにも合うように無難にホワイトかブラックが良い.
前回がホワイトなので,次はブラックにすべく,まずAmazonで注文.
オーダーは通ったものの,数日後「商品が確保できませんので,キャンセルさせていただきます」との連絡.

な,なにぃ!?

仕方ないのでYahooショッピング他,各ECサイトをチェック.
軒並み「売り切れ」か「メーカー在庫確認」.
注文が通っても,やはりキャンセルされることが続く.

「どういうことだ?」と検索.

まさに情弱であった.
なんと,この「OGK KABUTO FLAIR」,いつの間にか廃盤品になっていた.

OGK AERO R1だけではなく、FLAIRもカタログから消えた理由とは?

ようするに「軽すぎるモデルはあかん」ということらしい.

残念.

結局,ネット上ではどうにもこうにもコーディネイトが無理ゲーな「GWG」カラー以外,購入が難しいようだ.

諦めても良かったのだが,コンコルド効果で新しいヘルメットを買わないと気がすまなくなってしまった.
そこで,別の軽量ヘルメットも検討することにした.

自転車パーツを安く買うには“みんな大好き”WiggleかCRCなどの海外通販.
そして,軽量かつ安くて信頼できるといえば,KASKの「Valegro」が候補に上がる.

Kask – Valegro ロードサイクルヘルメット (マット仕上げ – WG11)

外国製ヘルメットの難点と言えば,そのフィット感.

アジアと白人では頭蓋骨の形状が異なる.
Kazchariもいくつか海外製ヘルを所有しているが,やはり国産に比べるとフィット感はイマイチ.
一番顕著なのはdhb製のこれ.

iPhone11 Pro

かぶれないことはない.
実際に使用中.
先程の頭蓋骨形状の違い通り,前額部とヘルメットの間にスキマができてしまう.
重量があるのでファット搭乗時のみ.
一方,こちらのdhb製は割りとフィット.

iPhone11 Pro

よく見ると「Kask」製.つまりOEMなのだ.

iPhone11 Pro

噂通り,Kaskはアジア人でもOKということか.

つーことで「Valegro」のマットカラーが気に入り,ほぼこいつに決まりかけていたが,購入時にトラブル発生.

ちょうど,Wiggleは10%OFFのクーポンコードを配布中で,コードを入力して料金確認し,購入決定ポチ寸前までいったものの,他の商品もついでにチェックとブラウザバックをした.
そして再度カートに戻り,クーポンコードを入れたところ...「本クーポンは使用済みです」との表示.

なんてこった.パンナコッタ!

どうやら,購入の有無に限らず,一度でもコードを入力すると「使用済み」と認識される仕様のようだ.
さすがに10%OFFを逃したショックは大きく,購買意欲が一気に失せた.

みなさんもWiggle(CRC)利用時はお気をつけください.

さて,これでヘルメット購入計画は一旦サスペンド.

ロードシーズンまで待つか...と思っていたある日のこと.
新コロ療養中に再開したヤフオク生活以降,アプリを開く頻度が高くなっていたが,そこで見つけてしまったのだ.「FLAIR」の出品を...

カラーは「マット・レッド」
もちろん新品(ヘルメットで中古はありえない).
価格は¥18,000(税・送料込).
オークションではなく固定価格なので一発落札.

うむ.これはお買得かも.
さらにPayPayポイント,それにたまたま¥1,000引きクーポンもある.
希望のブラックカラーではないが,幸い我がNew Machineはグラデーションにレッドも使われている.コーディネイト的にも無問題.

ウォッチリストは3名.
リマインダーを設定.
出品最終日まで残っていたら...ポチか?

ところが何かの用事で,すっかり終了日を亡失.
気がついたときには出品終了していた.

「しまった.誰かに買われた?」と思い,確認すると入札なしで終了だったようだ.
「そうか.誰にも縁がなかったな...」と諦める.

ところが翌日には同商品が再出品!
しかも¥16,000に値下げ!

これは買い...と思いつつもあわてない.
それでも節約思考のKazchariはなおも熟考.
だがついに,年の瀬も押し迫った頃,ついに購入を決意.
入札ボタンをポチる.
金額を確認するが...がーん,なんと¥1,000引きクーポンが期限切れ!

なんてこった.パンナコッタ!

ここに来てまたまたハシゴを外された気分.
うん.運がなかったと諦めよう...

ところが翌朝,何気なく開いたPayPayフリマ.
なんと,同出品者の同商品がそのまま販売されているでは,あーりませんか!

しかも,オクとフリマでは使用期限日の異なる¥1,000引きクーポンだったため,なんとこちらでは無事適用可!
「こ,これは買うしかない」と今度こそ購入ボタンを押す ⇒ 無事決済!
予定通りポイント併用で¥10,000弱で「FLAIR」を購入できた.

長い戦いだった(自業自得)
タイパは最悪だが,まぁエンタメとして楽しかったので良し,としよう.

天候不順のため,いつもより時間がかかったが無事到着.
開封の儀だが,色違いなだけで,重さやフィット感も,手持ちのホワイトFLAIRと何も変わらない.

iPhone11 Pro

つーことで,後3年は戦える(何と?).

まぁ,なんだかんだで欲しかった製品を購入できたのは良かった.
けど,これは言い換えれば別の製品を試せなかったとも言える.

どちらが良かったのか?
新しいモノへの挑戦も忘れると,脳が衰えた証拠という.
まっ,こういうのもバランスが大事やね.

さてさて,この赤いヘルメットをかぶってのEMONDAの実走はいつになることやら.

昨年実績だと,DOMANE初乗りは4月3日.
つーことは今から3ヶ月後? 長い...

iPhone11 Pro

ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド

2023/1/3 Tue

Beautiful World

OLYMPUS TG-5

最近の天気予報はどうなっているのだ?
Yahoo,iPhone標準,tenki.jp,どれもこれも全然あたらん.
冬だから?

そう,朝起きて外を見ると小雪+曇天.おまけに気温低め.
予報ではこれが日中続くという.

「今日は部屋ごもりでガンプラかぁ.昨日はZwiftの極悪コース走ったしなぁ」

と,すっかりモチベーション低下の中,ふと外を見ると太陽がしっかり顔を出しているじゃああーりませんか!
つーことで,速攻で着替えてファットで出撃した次第.

時,既に12時少し前だった.
昼食のタイミングを逃すなど,なんだか昨日と似たような展開.

さて,本日はクルマの少ない安全なルート,ということで雨紛方面に向かうことにした.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

歩道.
一見走りやすそうに見えるが,除雪が全然追いついておらず,凍結した歩行者の足跡でデコボコ.
荒れたグラベル並に車体がはねる.
空気圧やや高め(1Bar)なので,リアが時々空転する.

実に楽しい.
ホンマ,冬ライドは路面状況が刻々と変化するので飽きない.

ついこないだ「雪がない」と嘆いていた幹線道路も見事に圧雪.
刺さるスパイクピン.

ファットな『Rapha Festive 500』Day5,雪はどこだライド

OLYMPUS TG-5

無神論者のKazchariはお参り習慣はない.
だが,寺社仏閣の雰囲気は好きだ.
ついでに小乗仏寺(金ピカ)も教会もモスクもその様式美に惹かれる.

OLYMPUS TG-5

雨紛-共和と言えば,知る人ぞ知る激坂練習のメッカ(そうなのか?).
STRAVAのセグメントもいくつかある.
除雪済みの広めの道路を登っていくが,途中で行き止まりだった.

OLYMPUS TG-5

幹線道路に戻る.
ここはいわゆる「雨紛TT」セグメント.
ほぼ真っ直ぐな道.

冬は...除雪が追いついてないというか,除雪車が作業した後,またすぐに雪が降った感じ.

見覚えのある政党系ポスターの地点で左折.
ここからは確実に開通しているはず.

OLYMPUS TG-5

初っ端から休みなしのヒルクラスタート.
だいたい5~6%の斜度.
もちろん,車重,路面の抵抗,それにリア空転のハンデがついて夏+ロードのしんどさの5割増.

おかしい.本日はリカバリライドのハズ.

OLYMPUS TG-5

頂上を踏む.
風が冷たい.
STRAVAデータによると気温マイナス8℃,体感マイナス13℃らしい.
よくチャリに乗っているもんだ.

そうそう,某SNSでの投稿だが,現在南下中の「年越し宗谷」参加ライダーやチャリダーを非難する声が多くて驚く.
曰く「迷惑だ」「危ない」「転倒してクルマに轢かれたらどーすんだ」などなど...
はぁ...実際にその状況の当事者になったのだろうか?
何か,自分の気に食わないことをやっているのが気に食わない,つまり「このオレのイライラに同意してくれ」ということなんやろな.
それだけ危ない危ない言うんやったら,家に閉じこもっといたらええのに.

おっと,不毛な議論に巻き込まれたくはないので,自分のブログ内でのつぶやきだけにしておく.

OLYMPUS TG-5

それはともかく,頂上からの景色は素晴らしいの一言.
たぶん夏にも数回走っているはずだが,葉が生い茂って太陽を遮り,暗い道だったはず.
それが冬は一変.
まぁ,この好天のせいもあるけどな.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ここのカーブを曲がるとダウンヒル開始.
後ろからワンボックスが追い抜いてきた.
それなりに交通量がある.

OLYMPUS TG-5

もう,この道が気持ち良すぎる.
完全の独り占め.
I’m a king of the world!な気分で滑走.

寒さのせいで鼻が痛ぇ.

今使っているバラクラバはモーターサイクル用(KOMINE).
頭部を覆う部分が別素材で薄く作られており,ヘルメットがかぶりやすく蒸れにくいのだが,鼻を完全に覆うのがサイズ的にやや難しいという欠点がある.

また,チャリの場合は鼻と口を完全に塞いでしまうと呼吸が苦しい上に,口の周りがべちゃべちゃになりがち.
鼻をカバーしても不快にならないバラクラバの導入,要検討か(あるのか?).

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

爽快ダウンヒルが続く.
あまりに風景が美しく,撮影のために何度も止まるので全然進まない.

良い.
この世界の美しさを記憶だけに留めておくのはもったいない.

OLYMPUS TG-5

一山越えて,道道へ.
楽しい道が終わってしまった.
こりゃリピート確実なルートやったな.

『わくわくエッグ』方向へ少し進むが,やはり考え直して自宅方向へターン.

OLYMPUS TG-5

いつ太陽が隠れるかとヒヤヒヤもの.
この稜線の風景もやはり美しい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

いつもは登ってくる道.
正月休みで除雪なしだったのか,雪面が(縦に)ボコボコ.
いつ転倒してもおかしくない状況.

さーて,こんな時には秘密兵器のドロッパーシートポスト!
斜度があるので漕がずに進む.
低重心になり,まるでスノースクート.

OLYMPUS TG-5

今日はイヌに吠えられることなく,いつもの分岐点へ.
美瑛まで遠出しなくても,この雨紛-共和エリア,まだまだ楽しめそうだ.

OLYMPUS TG-5

この辺りでは貴重な自販機で缶コーヒー補給.
Coke-on便利だなぁ.キャッシュレスバンザイ.

OLYMPUS TG-5

帰路も環状線沿いの歩道走行.
「ななかまどの実がキレイだなぁ...」どころではない!
路面が相変わらず荒れたグラベル状態.
漕いでも漕いでも進まない(やや登り).

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ようやく帰宅.
約2時間の充実ライド.
ホンマ,冬は近場でも楽しめる.
これもみんな,ファットバイクという夢のマシンのおかげ.
なのに,あまり人気がない.なぜ?

本日の雪かきを終え,STRAVAのデータをチェック.
あれ? 意外に登っていない.
なんか延々と漕いでたつもりやったけどな.

「体感と事実は異なる」という良い事例.

明日から年始の仕事です.

新年二日目の過ごし方

2023/1/2 Mon

噛めば噛むほど.

元旦の夜は早めに寝たためか,体内時計通り6時過ぎに起きてしまった.
期待をこめてカーテンを開けるとやや曇り.
うっすらと旭光が遠くに見える.外乗りに期待.

山に登るか,それとも少し遠いサウナにファット積んで出かけるか...と色々画策.

朝食後,いつもの冬用ライドウェアに着替える.
玄関の扉を開けると...吹雪だった.

「こらあかんわ」と雪かきにジョブチェン.
ご近所のみなさんも作業中.

ちーとも雪が収まらん.
雪かき無限ループに陥りそう.

外ライドを諦める.
しかし,トレーニングは行いたい.
レースが近いのだ.

第二回びえいスノーサイクルフェスティバル

そこで10時から,Zwiftのコース「Four Horsemen」にチャレンジ.
そう,正に”挑戦”なのだ.

https://support.zwift.com/ja/zwift-worlds-and-cycling-routes-rk3PMBUht#Watopiaより

距離:89.3km
獲得標高:2,112m

という,室内ライドなのにわけのわからん距離と獲得標高.
おまけに”途中”に「Alpe du Zwift」も含まれる極悪コース.

Kazchariも相当なZwifter(レベル53)だが,このコースはまだクリアしていなかった.
なにせ相当な時間とケツの痛みに耐える必要がある.
しかも,ちゃんとした厚パッドではなく冬チャリウェアの薄パッドビブを着用(さっき一度履いてしまったので).

結局,かなりの低速&休憩多めで5時間37分もかかってしまった.

その間,映画やらアニメを何本観たかなぁ.
そうそう,イチオシアニメの『サマータイムレンダ』を最終回(第25話)まで完走.

サマータイムレンダ

実に素晴らしい最終回だった.
クライマックス,ボスキャラとの戦闘はジョジョ並の頭脳戦.
タイムリープものでは最高傑作ちゃう?

他には『21ブリッジ』を鑑賞.

21ブリッジ

ブラックパンサー役で有名なチャドウィック・ボーズマンが主役刑事.
内容的にはとことん平凡.
意外なことが何も起こらないありきたりのプロットだった.
犯人とボーズマンの顔(ひげ面)が似ているので,全然区別がつかず,当初は義賊な話?と勝手に思っていた.

マンハッタン島にかかる橋の数から『21ブリッジ』と名付けられた題名だが,特に橋を使ったアクションやトリックがあるわけではない.
「原題は別やろ」と思ってたら同じだった.
何か深い意味があるのだろうか?

ご存じの方も多いと思われるが,ボーズマンは若くして病気で逝去されてしまった.合掌.

「Four Horsemen」はオマケを少し追加して100Kmオーバーで終了.

既に時刻は4時前.
漕ぎながらエナジージェルやお菓子で補給は行っていたものの,昼食時間を完全にロスト.

足の疲れはもちろんのこと,肩こりも相当だったので,近くの『御料乃湯』でサ活&夕食を摂ることに.

すっかりホームサウナ化している『御料乃湯』
中途半端な時間にも関わらず客多め.さすが三が日.
いつも通りサウナ3セットをこなすが,氷点下の外気浴はキツイ.3分が限度(それもどうかと思うが).
つまり”ととのい”が困難.
Kazchariの体質では,夏サウナの方が合っているかもしれん.

新コロ罹患時,保健所からもらったレトルトやらインスタントの保存食ばかり食ってたせいか,久々の『御料乃湯』メシ(唐揚げ定食)はむっちゃ美味かった.
まぁ,Zwift+サ活後という最強カロリー消費コンボ後なので,何食っても美味いはず.

帰宅しても時間はたっぷりある.

昨日観に行って以来,なぜか頭にモヤモヤが残る『アバ2』.

『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきた~3Dはいらん

どうしても気になるところがあって,無印『アバター』(2009)を十数年ぶりに観てみた.

アバター

はい.『アバ2』の数百倍面白かったです.

無印にあって『アバ2』にない大事な要素がある.

1)主人公の葛藤

『アバ2』では,かつて自分が人間だったことを忘れているのではないか,というくらいただの異星人.
よく考えたら,このテーマを作品から除外したら,タイトルの「アバター」っておかしくない?
確かに大佐の心変わりが,その”葛藤”にあたるのかもしれんが,それならそれで大佐側の事情(地球の状況も含め)を掘り下げるべき.

2)ビジュアルの意外性

前日のレビューにて『アバ2』唯一の美点と称した海の描写.
無印の,地球ではない異世界感満載だった森の描写に比べると,『2』の海は想像性が希薄というか,現実の海をそのままCGで再現しましたどまり.
だとしたら,CGじゃなくて本物を見れば良いわけで...と,ダイバーでもあるKazchariは思うわけですよ.

確かに深く潜れば潜るほど,水中は青く,やがて暗くなる.
色鮮やかなサンゴ類も赤色が吸収されてドス黒く目に映る.

水中写真に観る色とりどりの風景は大光量のフラッシュのおかげ.

海中散歩

スキューバダイビング,やめよっかな?

それにしても50インチの4Kテレビで観る無印『アバター』
とんでもなく画質がキレイ.
13年前には既にCG映画ってほぼ完成の域に達してたかもしれんな.

となると,やはり「映画は脚本」という言葉にいよいよ重みが増してくる.

『アバター』シリーズは残り3本.
パンドラのナビィ軍が一斉蜂起して宇宙船を拿捕.
地球に攻め込んで,人類を逆支配(こ,これは猿の軍...じゃなかった惑星?)
まさかと思うが,パンドラの神秘の力(キリ)で,地球の環境汚染を一掃して,共存して生きていく...とか,ありきたりのプロットで終わらせるんとちゃうやろな?(ありそうで怖い)

『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきた~3Dはいらん

2023/1/1 Sun

Greeting for the new year!

静かな正月である.
元々年中行事,冠婚葬祭の類には全くこだわらないので,個人的にはちょっと長めの連休...というイメージ.

昨今の「働き方改革」推進のためか,12/31から1/1にかけて休む店が増えたのが少々不便.

まっこれがSDGs的に正しい姿なのだろう.
思えばKazchariが小学生の頃は1/5ぐらいまで休む店(個人商店)が多かった.
開いている店といえばお年玉景気のおもちゃ屋と書店ぐらいだった.

そんな正月の朝,目覚めるとなんと8時半.
寝過ぎだ.
『Rapha Festive 500』の疲労および,それに伴う睡眠負債が蓄積していた結果とみる.

天気は...昨日よりは晴れている.
一瞬,チャリで初クライム...を考えたが,いかんいかん.
そろそろ大腿四頭筋を休ませないと.

つーことで本日は1日.
以前に比べ,ありがたみが減った感のある「映画の日」である.

ここは劇場で観るにふさわしい超大作映画『アバター・ウェイ・オブ・ウォーター』(以下,アバ2)へGo.

近くの映画館「Cineplex旭川」での上映パターンは3種.
まず値段が違う.

「4DX3D」¥2,500
「3D」    ¥1,600
「2D」      ¥1,200

その昔「映画の日」と言えば¥1,000やったけどな.

それはともかく前作の無印『アバター』(2009)と言えば,3D映画を普及させた映画として有名.

アバター (期間限定出荷) [Blu-ray]

それはそれは遠い昔.
東映マンガ祭りにて『人造人間キカイダー』劇場版を赤青フィルムの立体メガネで観た記憶がある.
懐かしい.
このなんちゃって立体メガネは,当時の子供雑誌にも付録でついてきてたなぁ.

で,キャメロン監督のこだわりがつまりまくった無印『アバター』
もちろん劇場で3D鑑賞.

まぁ,ストーリーはありがちというか『ナウシカ』っつーか,『エイリアン』っつーか...
他にも露骨な逆西部劇っつーか,反アメリカっつーか...

確かに映像的には素晴らしい映画だった.
残念だったのは,その美麗な映像が3Dメガネのおかげでひたすら暗かったこと.
その後,レンタルBlurayで再鑑賞.
「こっちの方が映像がはっきり,くっきり明るく見えていいや」と思った.

つーことで鑑賞料金はともかく,今回の『アバ2』は2Dで観ることにした.

あれから13年.
今や一般家庭でも,ゲーム機やテレビで超美麗な映像が観られる時代.
果たして,満足いく体験が得られるかどうか.

以下,ネタバレ感想.

解説・考察動画などは一切見ていないので,誤解や勘違いがあるかもしれんがご容赦.

【長い】
いくらなんでも3時間超えは不要.余計な(繰り返し)シーン大杉.

【子供ら捕まりすぎ】
3回? 4回? サマリン博士か.

【これもみんな「スパイダー」のせい】
アホなのか?

【西部劇(=ネイティブ・アメリカン虐殺)にベトナム戦争要素】
クライマックスは『タイタニック』+『ポセイドンアドベンチャー』+まさかの『コマンドー』からの『T2』!(ようするに既視感)

【宣伝の「#アバ泣き」って何?】
これで泣ける人いる? 長時間の鑑賞で疲れ目? ドライアイで泣けんわ.

そして,最大の問題点が...まさかの「反捕鯨」プロパガンダ.
しかも丁寧に銛には「日南」(?)の漢字.
さらにはクジラ(もどき)に浮き輪を打ち込む潜水艇の射手だけがアジア系俳優.

クジラ(もどき)はアタマが良いので脳脊髄液(若返り薬となり高価)だけ採って,残りは不要だから捨てる...という悪意ありすぎな説明.
日本だけでなく,世界の捕鯨の歴史を勉強しろ.

結論:露骨すぎ.

そやけど,オマエら「猟」って言ってたよな.つまり他の魚は獲って食べてるということやな?
その生命に差をつける基準はどこに?

とまぁ,不毛な議論が長年続いているわけだが,一方の主張だけを押し付けてくるのは違和感.
あそこまで懇切丁寧に捕獲方法を説明する必要があったのだろうか?

そういや以前,クジラ肉のネタを書いたな.

クジラのお肉

一応良かった点もあげる.

【海と生物の表現】...と言っても,前作を初めて見たときの感動はない.

その他,ひっかかった点.

これも久々のシンクロニシティ.
最近Amazon Prime Videoで『サマータイムレンダ』を鑑賞中.

2022年末もチャリ三昧

このアニメで言及されているのが,「完全コピーされた人は,オリジナルとは言えないのか」問題.
奇しくも『アバ2』でも似たようなテーマが提示されていた.
その結果,前作のラスボス,大佐が中途半端なキャラ設定に...

世界的にはヒットしているらしい本作.
ただし,日本ではイマイチだそう.

その理由がよくわかった.
基本的にリベラルなKazchariだが『アバ2』は...オススメしません.

『アバター』は全5部作を予定.
次回作は2024年公開らしい.

観たいような観たくないような...
アメリカの(戦争の)歴史で考えると,次は砂漠戦? アラブへの偏見ですか?

NHK『LIFE!』がホラーだった

2022/12/23 Fri

これリアル過ぎ.

NHK総合で不定期放送中の『LIFE!』

LIFE!(公式)

時々しか観ていないが,そのドタバタではない上質なコントに唸らされることが多い.
言うなれば日本...というより欧米風シニカルコント.

と,思っていたら突然「ガンダム」ネタを見舞ってくる.
全く油断ならない番組だ.

先日(12/20),「冬(1)」という新作が放送されていた.

その中の「彼のペース」というコントがあまりに怖すぎた.
(※12/23現在,配信で視聴可)

以下,簡単な流れ.

とある広告代理店が企業にプレゼンすることになった.

代理店側は上司(ウッチャン)と若手スタッフが参加,
クライエント側も2名参加.
若手は今回初プレゼンで緊張している.

配布資料を使ってクライアントに提供プランの説明.
クライエント,とある箇所で質問.
すると,この若手,想定外の質問だったのか,いきなり情緒不安定になり答えられない.

見かねた上司がフォローを入れる.
クライアントもあわてて「責めているわけではない」と伝える.

プレゼン続く.
再度の質問.
またしても答えられない若手.とうとう部屋から逃げ出してしまう...

上司がなだめて彼を連れ戻す.
「このプレゼン,がんばって練習したのに...」と泣く若手.

そして,上司はクライエントに告げる.
「(傷ついた)彼に謝ってください」と...

うぎゃあー!

あかん,この怖さは文字起こししても伝わらんわ.
ぜひ,本編を御覧ください.

笑いたいけど笑えない.
これ,現実だから.
あちこちで起きている事象と思われる(だからネタになる).

大丈夫か,ニッポン?

単に時代だから,で済ませていいのか?
「いい人戦略」の負の側面を見た気がする.

それにしてもNHK.
ドラマからバラエティまで,民放と比較すると,その番組の質は圧倒的.
そりゃそうだ.予算が違う.

「報道しない自由」問題はさておくとして(ネットのみで話題の某一般社団法人ネタとか)...

受信料払う払わない問題の前に,払っている人間へのサービスを拡充しろ!
「NHK+」なんて,番組少なすぎだし,配信期間が短すぎる.
追加料金なしでBS見せろ! NHKオンデマンドが別料金とはどういう料簡だ!

値上げとか強制徴収の話はそれからだ.