Olive口座をようやく開設~札幌遠征と『金カム』と

2024/2/9 Fri

これですっきりだ

iPhone11 Pro

昭和レベルのどうしようもないアナログ対応にブーたれたKazchari.

Olive開設たらい回し地獄~これがIT社会?

「ゆるざん!」と拳を握り締め,このもやもや感を解消することにした.
つーことで貴重な有給休暇を1日申請.
M銀行の札幌支店に殴り込...じゃなかった乗り込むことにした.

コスパを鑑み,札幌へは高速バスを使う.
夏ならモンキーやったけどな.

高速バスの出発地は旭川駅である.
自宅近くのバス停から駅に向かうバスの始発は7:30.
余裕を持って家を出たところ,7:20にはそのバス停に着いてしまった.
早朝なので気温はマイナス10℃を越える.
長時間の待ちはかなりヤバイ...と,思ったら,すぐにバスがやってきた.
おお,中で待てると思ったら,乗り込むや否やすぐに出発.
まだ24分なのだが...ギリギリに着いていたらヤバかった.

平日朝なので通勤通学の乗客が多数.
渋滞とも相まって,駅への到着は8:04.
残念ながら8時発のバスに間に合わず,8:30の便にする.

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往復チケットは¥4,700
数年前は¥3,000台だったように思う.高くなったなぁ...
それでもJRの約半額.助かる.

通路をはさんだ隣席は(たぶん)台湾人旅行者.
深川あたりの雪景色を見て大騒ぎしていた.

KazchariはバスのWiFiにつないでYouTube.

これがなかなか面白かった.
「宗谷600」なぁ...今年どうすっかなぁ.

特に天候も荒れず無事札幌,時計台前で下車.
目指すM銀行はすぐそこである.

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見つけた.
銀行のリアル店舗を訪れるなんて何年ぶりだ?

長時間待たされるかと思いきや,1時間待ちぐらいで案内される(それでも長いか).
ここに来た目的は大きく2つ.

1)カードローン統合型を普通口座に変更

そもそもいつの間にか設定されていたこいつのせいで,ネットでOlive開設ができず,わざわざ出向くことになったのだ.

対面の手続きでもラチあかへんかったら暴れてやる!
「すまん息子よ.とーちゃんは犯罪者になるかもしれん」と言い残しては来たが...あっさりと口座番号そのままでカードローン契約は解除された.
カード,マイナカード,ハンコの提出だけで済んだが,どこに対面の必要があるのか,いまだにわからん.

窓口のおねーさん曰く「90年頃に口座を作ると,ローン特約がついてくるのが当たり前でした」とのこと.バブルやな.

その後も,おねーさんの指導の下,スマホ画面を見ながら設定サポート.
確かにややこしい箇所もあったので助かった.

Olive

2)旧札の入金

先日,物置を整理中,古いアルバムに挟んであった聖徳太子の¥10,000岩倉具視の¥500を見つけた.
ヨメさんのへそくりではない.
ちゃんとKazchariの私物である.
諭吉に変わる前に記念にとっといたんかな,過去の自分.

日本銀行が無効を宣言していないので,今でも市場で普通(?)に使用可能.
そやけどコンビニバイトの若いにーちゃんとかやったら,外国の紙幣,もしくは偽札通報されかねん(なんかそんなニュースがあったような).
とりあえず自販機は無理でしょう.
番号揃いのレア紙幣であれば,額面以上の価値があるらしいが,残念.ごく普通の太子くんでした.

検索すると,日本銀行に行けば諭吉と硬貨に変えてくれるようだが,面倒なのでこの場での入金を頼んだ.
これまた,おねーさん曰く「聖徳太子の一万円札は偽物がものすごく出回っていますので,確認に時間がかかります」とのこと.そうなの?

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つーことで,少し時間が経つとOliveのクレジット審査も通り,無事NLとの2枚持ちとなった.
いろいろと特典が付いてくるのだが,一番のポイントは「年間100万円のご利用でVポイント10,000pt進呈!」が2枚のカードそれぞれに適応されることやな.
ようするに20,000ptゲットの可能性があるわけだが,年間200万も使いますか?

さて,この終わりがないかのように思えた戦いにもようやくけりが付いた.
都会嫌いのKazchariは,雪まつりの見学なんぞせずにクールに去るぜ.

中央バスターミナルから12:35発の旭川行のバスにそそくさと乗り込む.
順調にいけば15時頃には旭川に戻れる.
おっ,映画でも行きますか.

つーことで駅前の「イオンシネマ」にて,原作再現度が半端ないと評判の『ゴールデンカムイ』を鑑賞.

株主優待で¥1,000
おまけでドリンクかポップコーンのサービスチケットも付いてくるのだが,2月いっぱいでこのサービスは終了らしい.残念だ.

さて本編.
実写の邦画作品を劇場で観るのは久しぶり...ってこないだ『G-1』観たやん.

『ゴジラ-1.0』を観た~時代やな

あっちもそうやったけど,日本の特撮系映画も低予算ゆえのチープ感は感じさせなくなってきたなぁ.
CG技術の進化のおかげだろう.
「金カム」に出てくる羆も狼も,完全とは言わないが違和感ほぼなし.

ストーリーは,うわさ通り驚くほど原作に忠実.
地獄の「二百三高地」を長めにし,一方で連続描写可能なエピソードはまとめるなど編集が素晴らしい.
序章ゆえ,クライマックスが作りにくいハンデの中,馬ぞり戦闘シーンにボリュームをつけている.

そして,見事に続きが気になる映画となっている...いや,これもう「第二部」の撮影済んでるんちゃう?

昨年の9月にEMONDAで望岳台に行った際,撮影中のアシリパさんの後ろ姿を見た.

EMONDAな大会一週遅れのカミヒルライド

しかあし,今回の映画に十勝岳のシーンはない.
それにエンドロールの協力自治体にも「美瑛町」がなかった.

つまり続編に登場するのだろう.
原作でも網走に行く前に大雪山を越える話もあったしな.

変態度が加速していくこの漫画,ここからが正念場か.
江渡貝くん姉畑先生に期待ッ.

つーことで,面白かったです.
アニメにせよ,実写にせよ,ここのところ日本映画が絶好調.
何があった?

もちろん気になる点も少し.

まずはアシリパさん.
悪くはない.悪くはないが,いかんせん身長が高すぎる(159cm).
周囲の人間に子ども扱いされる場面では脳内補完要.
まぁ,子役に「〇〇〇先生!」とか「ウコチャヌプコロ!」とか叫ばせるのはコンプラ的にアウトでしょう.

次にキャスト発表時のキーヴィジュでも言われてた「衣装がキレイすぎる」問題.
本編では,場面によってはちゃんと汚れていたりするが,次のシーンではまたキレイに.
まるでヤマトの外装ダメージの様.特に杉元の青い外套に違和感.

ぐらいかなぁ.
いずれにせよ,このペースだと完結まで何部作になるんやろ?
識者によると真面目に作ったら15部作ほどになるとか...キャストの年齢が心配(あぁレイア姫).
そうか,人物もCG修正か!

ところで鈴木亮平と阿部寛はどの役ですか?

山崎賢人は『キングダム』もあるしな.忙しすぎる.
はたして日本の映画力で合従軍編は再現可能なのか?

さて,映画鑑賞後はヨメにクルマで迎えにきてもらい,家族で「はま寿司」に行ってから帰宅.

今日は全ての物事がうまくいきすぎてご満悦.
その勢いにまかせてか,ついに”アレ”をポチッてしまった.
到着が楽しみだ.

ファットな近場で新ルート開拓ライド

2024/2/4 Sun

新しい体験を

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-6 ℃,湿度:86%,体感温度:-7 ℃,風速:4.5 km/時,風向:SSW

朝6時半に起床.
いつも通り,洗濯物干し⇒朝食のルーティン.
昨日と違って,どんよりした天気,
気温はそれほど低くない.

昨晩泊まった熊本からの客人は,本日動物園&雪遊びに行くという.
なのに足元はスニーカー.
こりゃあかんとKEENの耐寒ブーツを貸す.

さて,みんなが出かけて一人になったKazchari.
昨日と同じ室内ライドも何なので,ファットで出かけることにする,
天気が期待できないので,ご近所で冬用の新ルートを開拓しますか.

OLYMPUS TG-5

歩道の除雪がありがたい.
実に快適な走行.歩くより安全.

OLYMPUS TG-5

雪のせいで川幅も半分に.

本日のルートはヒルクライムが楽しい雨粉~共栄エリア.
写真の店はこのあたりでは貴重な補給ポイント.
一昔前は立派な商店だったようなたたずまい.

OLYMPUS TG-5

アップダウンを繰り返しつつ山の中へ.
ここもきちんと除雪されている.
軽トラがたまに通る.

OLYMPUS TG-5

ファットの空気圧はやや高め(1bar)が好み.
転がり抵抗が少ないので舗装路に近いガチガチ路面が快適.
一方で轍,とくに縦段差には弱い.ハンドルを取られる.

OLYMPUS TG-5

この店,看板が出ていたので営業中のようだ.
夏ならソフトクリームがおいしそう.
いつかは寄ってみたい(そうか?).

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

幹線道路に出る.
最近の降雪のおかげでアスファルトのむき出しはない.

おそらくだが,今年の道北の降雪量は少ないのではないだろうか.
気温も高いようだ.
よく言われるが,札幌-岩見沢にかけての空知地方の雪が多い年は,こちらが少ない.
その法則があてはまっている?

一方で,昨年大いに楽しんだ糠平湖氷上サイクリング

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

暖かすぎて,湖上はガス穴だらけ.
ワカサギ釣りもファット走行も含め2月いっぱいで立ち入り禁止になってしまったようだ.残念.

で,見知った道から見知らぬ道へ.
どこにつながっているのやら.

OLYMPUS TG-5

えー,しっかり行き止まりでした(夏は通れそう).
この個人宅までで除雪終了.引き返す.

まっ,冬の通行可能ルートを探すのが楽しい.

OLYMPUS TG-5

今回のライドではカーブミラーがやたらに気になる.
面白い画...と言いたいところだが,そうでもないか.

OLYMPUS TG-5

登りの途中で小道への分岐点が現れた.
「通行注意」ののぼりが立っているが,今日は日曜日.
一応公道だし,チャリは邪魔にはならんだろうと進入.

これまたいつ通行止めになってもおかしくない雰囲気.
一旦停止し,行くか戻るか迷っていると前方から普通車が走ってきた.
おばちゃんの運転するごく普通のセダン.
これはどこかに通じている証拠と認識し,進むことにする.

OLYMPUS TG-5

少し広い場所に出た.
どうやらここで駐車し,スノーモービルで森の中に入っていくようだ.
何やらよくわからん表記の看板が立ってたけど.どっちやねん.

OLYMPUS TG-5

道はどんどん森の奥に入っていく.
雪も降ってきた.
引き返すことも考えたが,かろうじてクルマの通った轍が見える.
基本的に下りなので体力は使わないが,これがもし行き止まりだったら,登り返しがキツイ...

OLYMPUS TG-5

途中で牧場(?)らしき建物が見えた.
屋根の雪下ろしを複数人が行っている.
人の姿を見て少し安心.

OLYMPUS TG-5

それにしてもこの道,どこにつながっておるのだ...
今は雪に覆われているが,もしかしてその下はグラベルなのか?

OLYMPUS TG-5

スマホを出して確認すべきなのだろうが,バックパックから取り出すのが面倒.
それに...このどうしようもない不安感を楽しんでもいる.

OLYMPUS TG-5

そして...ついに右手にガードレール,街灯といった幹線道路の建造物が見えてきた.
おお,なんとここにつながるとは!
存在は知っているが,夏でも気になっていた道だった.

いやいや実に楽しかった.
新ルート開拓やな.
青空の見える晴れた日に再訪しべし.
いい画が撮れそうだ.

OLYMPUS TG-5

少し登り返す.
もう完全になじみの道.

OLYMPUS TG-5

ここが最高地点.
ドロッパーを下げて,延々なダウンヒルへ.
うん,これは楽しい.

調子に乗っているとブラインドカーブの先からクルマが現れてびびる.
あまりにも交通量が少ないので気が抜けていた.
それは向こうも同じ.要注意.

下りきってしばらく走る.
むっちゃ丁寧な雪捨て場を発見.

OLYMPUS TG-5

最短距離で帰宅するのは面白くないので,少し遠回り.
先日,NHKでも紹介された西神楽方面に向かう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

先週なら「Hokkaider Base」の冬季営業日.
また開けてくれへんかな.

OLYMPUS TG-5

西神楽を抜け,特にコンビニにも寄らず(昼食をとらず)帰宅.
昨夜の残りのお好み焼きを食べる.

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カレーと違ってお好み焼の2日目は味が落ちる.
中まで温めるのも難しいし.

ウェアの洗濯を終え,さぁ,時間ができた.
となればサウナでしょう.

いつもの「花神楽」ではなく,チャリルート同様,ここは新規にチャレンジ.
前から気になっていた〇〇〇〇へ.

なぜ伏字かと言うと...評価がイマイチだったので.
サウナ室そのものは良かったけど,他の部分がなぁ...
料金高めにもかかわらず,老朽化と不潔感は許容できない.
あくまで個人の感想.行動してみてわかった事実.
あの雰囲気が好きな人もいるでしょう.

サウナと言えばAmazon Prime Videoで『サ道 2021』を楽しく観ている.

サ道 2021

新コロ真っ盛りの中で撮影.
みんなマスクを着用している.
これはこれで後の世の貴重な映像資料となろう.

それはともかく,第2シーズンにあたる今作.
より趣向が凝っている.
気に入ったエピソードは「ラブホ・サウナ」
確かに利用しにくいけど,テントやDIYを除けば,究極のプライベートサウナやな.

そして最終回のらかんの湯
このドラマで紹介されたサウナで一番強く行ってみたいと思った場所.

サイトによると日帰りも可能なようだ(佐賀やけど)
¥4,400ですか,そうですか...わかりました!って,遠いわぁ...

Olive開設たらい回し地獄~これがIT社会?

2024/2/6 Tue

そらオワコンやわ

初めに言っておくが,Kazchariは日本という国が好きだ.

無条件になんでもかんでも称賛するつもりはないが,これだけ治安が良く,飯が美味く,人が良く,自然豊かで美しい国は他にない.
生涯住むなら日本一択である.

一方で,少子高齢化および人口減少を理由に日本衰退論が根強い.
まぁ,後の世代の問題はその世代がなんとかするだろうと楽天的に考えている.
これまでもそうだったように.

どのような状況でも生き残れる,その知恵と行動力を子供らに託し,Kazchariは静かにこの世を去るつもり.

いずれにせよ,これまで人類は様々な問題を科学で解決してきた.
デジタル化もその一旦.
活用方法,いわゆるリテラシー次第ではあるが,確実に日々の暮らしを豊かにしてくれている.

なのに...まさかここまでアナログな業種がまだ存在していたとは...

2024年が始まり,終活というわけではないが,貯金,税金,保険など金融関係を整理・調整中.

時代はさかのぼり1990年
大卒後の就職先の給与振り込み先として,M銀行(当時は別名)の関西某所の支店に口座を開設した.
以降,現在までそこがKazchariのメインバンクとなる.

時代は平成を経て令和へ.

世はすっかりデジタル化.
買い物やら行政の手続き,口座開設やクレカ発行まで,たいていのことはほぼネットだけで済ませることが可能となった.

身分証明に関しても,運転免許証やらマイナカードの画像を送るだけ.
最低限の手間と時間で目的達成が当然となった.
コスパ&タイパの最適化である.

そんな中,昨年3月よりM銀行が「Olive」という新サービスを開始した.

Olive

既述の通り,Kazchariは口座もクレカもM銀行がメイン.
調べれば調べるほど「普通預金口座」から「Olive口座」に切替えて「フレキシブルペイカード」とやらを作るメリットは大きい.

特にバランスの良いのがゴールドカード.
Kazchariは既に「ゴールドNL」での100万円修行を達成しているため,Oliveのカードも年会費が永年無料となるらしい.

ゴールドカード再び~100万円修行とは

このキャンペーンの締め切りは今月末.
「これはマズい」と,昨夜あわてて,アプリ経由でOlive口座を開設(切替)してカードを申し込むことにした.

指示通り進めたところ,途中で「切替できる口座が見つかりません」とのエラー表示.

なぜだ.

「普通預金口座」が対象でないはずがない.
FAQを読んでも原因がわからない.

幸いチャットによるサポートが21時までだったので,早速つないでみる.
AIはラチがあかずオペレーターへ.

色々調べてもらうと,Kazchariの口座は「普通」ではなく「カードローン総合型」らしい.

なんじゃそら.

そんなもん申し込んだ覚えもないし,ローンを使ったこともない.
そもそも通帳にもカードにもアプリにもそんな記載は一切ない.

ようするに,このカードローン契約を解除しないとOlive口座に切替できないらしい.
いずれにせよ,チャットサービスでは対応できないので,口座のある関西の某支店に直接尋ねてほしいと告げられた.

はい.ここで一度目の「たらい回し」

翌日9時の営業開始時間を狙って,教えられた番号に電話.
バカ混みゆえ10分ほど待ってようやくつながる.

昨日チャットで言われたことを説明.

「当方,遠方在住のため,口座切替えを窓口ではなく,郵送なりオンラインでできないか」と相談.

すると「上司に聞いてみます」と,また5分ほど待たされる(ちなみに有料電話である)

そして,

「当行かお近くの支店窓口(札幌)まで直接来ていただかないとお手続きできません.もしくはOlive専用ダイヤルにかけて,そちらで郵送対応可能かご自身でお確かめください」

という驚愕の答えが返ってきた.

ここで二度目の「たらい回し」っーか「差し戻し」やん..

いいかげんムカつきつつも,教えられた番号にTel.
今度は「0120」だったのでまだマシか.

こちらはすぐにオペレーターにつながった.
再び状況説明と確認作業.

すると

「確かにお客様の口座はカードローン総合型ですね.こちらには2種類ありまして,郵送で解約できるタイプと窓口でお手続きが必要なタイプがございます.ただいまお調べします」

と,やや希望のある返事.

また5分ほど経過.

「えー,申し訳ありませんが,お客様の口座は窓口でないと解約できないタイプでした」

いやいや,だから近くに支店がないので,郵送やもしくはリアルタイム接続による顔見せなどで,なんとかできないかと聞いているのだが?
それで,ひとつ前の窓口でここにかけろと言われたからかけたのに,この結果かい!

この令和の時代に「通帳」「身分証明書」「ハンコ」(!)持って直接顔出ししないと手続きが進まないって,なんじゃそら.昭和か!

しかも,新コロであれだけ対面を避けつつ業務を進めるノウハウが蓄積されたはずなのに,まだこんなんやってんの!?

とまぁ,電話口で吠えても仕方がないので,素直(ではないが)に諦めた.

それにしても...ホンマ,日本の銀行っつーか,リアル店舗は大丈夫か?
これで「国際競争力がー」「金融革命がー」「DXがー」とか,ほざいているのが片腹痛いわ.

こうした状況に関する記事はあちこちで散見される.

「通帳・ハンコ・支店」が「オワコン」になる日

話題のTVドラマ『不適切にもほどがある!』の(一方の)舞台は1986年

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』

昭和世代として,開始直後からの“あるある”ネタの大洪水に爆笑しながら見ているが(当時19歳),恐ろしいことに銀行のシステムってあの頃と全然変わってないんとちゃうか?

いや,ホンマ終わってるっつーか,終われ.
何のためのITだ!?

全てオンラインで済ませられるようにしろっつーの.
窓口なんざ人件費の無駄無駄無駄ァ(と言うと,高齢者切り捨てと怒られるんやろな)

と,以上のような仕打ちを受けてのKazchariの決断は...

さすがに関西の支店は無理だが,札幌なら行けないことはない(おい)

単純に旭川から札幌まで高速バスで行くとして往復¥4,700
昼飯代を含めると約¥6,000のコストか.
そこから得られるリターンは...

この判断,有休を1日減らす価値はあるか?

高額海外自転車ツアー~どんな人が行くんやろ?

2024/2/1 Thu

思い出と節約と

人生最初の海外旅行はケニア-インド-ネパールの旅.
ツアー参加ではなく,完全に個人旅行.
いわゆる格安航空チケットをHISから買っただけ.

1990年の話なので,ぼんやりとした記憶しか残っていないが,伊丹-ボンベイ-ナイロビのエア・インディア往復チケットで25万くらいしたと思う.

これに加えて3週間分の宿やら食事代,それにケニアでのキャンプサファリツアー参加代を加えると総計で32万くらいといったところか.

大学の卒業旅行だったが,その割にはけっこう金持ってたな,当時は.

時は流れ,会社をやめて出かけた無期限・東南アジアバックパッカーの旅
80万円分のT/Cを腹巻に隠して出発.
その10ヶ月後に睡眠薬強盗に遭い,パスポートと40万ほどのT/Cを盗まれて旅が強制終了した.とほほほ.これぞ盗難アジア.

専門学校を経て,まっとうな社会人のふりをしていた頃は海外旅行に行かず,もっぱらオートバイによる国内キャンプ旅.

その後,2年間ほどジャマイカに滞在.
帰国直後,ヨメさんと地球一周の旅にでかける.
確か3大陸プラン(北米・南米・ヨーロッパ)で一人37万ほどのチケットを購入.
当時は文字通りの分厚い紙のチケット.一路線使用したら一枚ずつちぎっていくのが味わい深い.
80日間ほどの旅で,2人で総額200万ほどかかったかも.
アラスカフィンランドのせいだ.

北海道に引っ越して再就職後は,GWや9月の連続休暇でダイビングツアーに参加することが増えた.
「南の島で潜る」という目的がはっきりしているなら,個人で手配するより安いし効率的.
10日間ほどのツアーで10~15DV付で,毎年35万ぐらい払っていたか.
最後に潜ったのはインドネシアのラジャ・アンパット.
2019年12月のことである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

ダイバーなら誰もが一度は憧れる地の一つ.
普通にツアーに申し込めば(当時で)60万近かったように思う.
ただ,この年はツアー説明会参加特典のじゃんけん大会で見事勝利し,クルーズ船半額チケットをゲット.そのおかげで総額40万台に収まった(それでも高けーわ).

上には上があって,ハイエンドの「ココ島」(コスタリカ)や「ガラパゴス島」(ガラパゴス)になると,100万越え.
もはや庶民が出せる額ではない.

以前,クルーズ船でご一緒した,とあるマダムは「ガラパゴスは3回行った」とおっしゃられていた.どこの大富豪

まぁ,この人ほど極端でなくても,ダイビングツアーに参加されているメンバーはお金持ち(=医師,看護師,社長業,大企業の役職)が多かったなぁ.

ついでに言うと年配者も.
あるクルーズ船では40代後半だったKazchariが一番年下だったこともあった.

ダイビングツアー以外で印象的だったのが,先日の記事でも少し触れた「ボルネオ島縦断ツーリング」

バイクでボルネオ島縦断ツーリング

成田からの往復チケット,レンタルバイク,全ての宿・食事代がついて驚きの23万円
途中で合流した旅行会社の社長さん曰く,「今回はモニターツアーなので」とおっしゃっていたが,絶対赤字でしょ,これ?
当時も今も格安.
もし,今この値段であの内容のツアーであれば,また行くね.
まぁ,このダンピングのせいかどうかが知らんけど,会社はつぶれてしまったわけだが.

同行していた「ダヤン」で有名な池田さんがエッセイを出しておられます.

話を戻す.
新コロのせいで中断していた海外旅.
この度,ようやく復活!

さらにチャリ沼に沈み込んだKazchari.
となれば「次の海外旅行はチャリで」という選択肢が浮上して来てもなんの不思議もない(後付け).

まずは,チャリで海外と言えば,まず思いつくのがグランツールの舞台,ヨーロッパだっ!
ツアーなら専門の旅行社がある.

フェロートラベル

えー,はい.
わかりますが,驚きの値段.
目玉のツール・ド・フランス観戦ツアーだと...

ツール・ド・フランス2024観戦&サイクリングツアー

特に燃料サーチャージがとんでもない.
ハイエンドロードが一台買える(そこ?)

レース見学抜きのライドツアーだけでも...おっ,おぅな価格.

ドロミテサイクル・ハイライト10日間

実は数年前にこの会社のツアー説明会に参加したことがある.
一人参加だとシングル部屋代がかかるのが残念だった(諦めた).

ヨーロッパ関連だとやはりPBPが気になる.
2023年大会だと,ツアー47万,個人手配で53万という情報がある.
やはり燃料サーチャージ代がエグイが,ツアーと個人に思ってた以上に差はない.
むしろ手間暇はおさえ,走りに集中したいのならツアーの方がコスパはよいように思われる.

とまぁ,こんな感じで検索していると面白い代理店を見つけた.

風の旅行社

うおお,ツアーで組まれているエリアが実に好みだ.
で,この会社が現在プッシュ中なのが,アマゾンしかもマチュピチュを含むサイクリングだ.

8/30(金) 南米・ペルー -アンデスからアマゾンへサイクリング11日間-

これは素晴らしい.
南米の上半分は老後の楽しみにとってあるのだ(ハードすぎやしませんかね?).

で,肝心の料金は...絶望の120万円

もはやツール観戦を越え,ガラパゴスダイビングと同等だとは...

いくらリスクの高い南米とは言え高すぎでは?
あぁ,そうか,完全武装のボディガード付きか.

マチュピチュと言えば,今こんな話題が...

世界遺産・マチュピチュ入場券をめぐり 地元業者が抗議デモ 観光客にも影響広がる

さすがの不安定さ.
そのうちエアーズロックのように登頂禁止になったりして.

てな感じで,海外の自転車ツアーをざっくりと調べてみた.
想像以上に費用がかかる(ようになった).
それでも企画が立ち上げられ,催行人数が埋まることを考えると,こうした大名ツアーにポンとお金を出せる層もまだまだいるということか.

ちなみにKazchariの「環島」は総額20万ほどと考えている.
うち,航空運賃ですでに半分は使っているけど.

まぁ,ケチり過ぎて観るべきものを観なかった,すべきことをしなかったと後悔するは嫌なので,そのあたりの審美眼,直観への信頼が重要やけどな.

まっ,一生に一度の思い出のつもりで楽しみましょう.

旅,特に海外旅行ほど最高の娯楽は存在しないのだから.

ファットな冬の丘ゆるポタライド

2024/1/29 Sun

静寂とノイズと

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-4 ℃,湿度:87%,体感温度:-5 ℃,風速:2.1 km/時,風向:NNW

本日も晴れ.
絶好のライド日和である.
昨日は街中だったので,本日は郊外に行きませう.

ファットなメンテとネパールカリーライド

ハスラーにファットを搭載.
30分もかからず,いつものデポ地点である美瑛のスポーツセンターに到着.

OLYMPUS TG-5

ちょうど一週間前の激戦地である.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

マイナス20℃越えだった先週と異なり,本日は気温かなり高め.

それでもマイナス5℃.
大阪に住んでいた頃だとありえない大寒波である.
慣れとは誠に恐ろしい.

もちろんレースコースは雪で埋まり走行不能.
そらそうだ.

今日は町を抜けて橋を渡り,眺望の良い高台コースへ向かう.
毎年開催される「美瑛センチュリーライド」でも設定されるルートである.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

雲がやや多いものの快晴.
青と白のコントラストが美しい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

そして...この先が行き止まりのせいか,交通量ほぼ皆無.
締まった雪面に刺さるスパイクタイヤが,サクサクと小気味よい音を奏でる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ファットを降りてたたずむ.
すると無風かつ雪が音を吸収するのかほぼ静寂.
めったにない貴重な刻.たまらんな.

OLYMPUS TG-5

美瑛の主要な道は毎冬走っているので,冬期通行止めのルートもだいたいわかる.たまにインバウンド客増加のおかげで,特別除雪されていることもあって面白い.

走行ペースはゆっくり.
これぞサイクリング,ゆるポタリア.

OLYMPUS TG-5

レースとなれば,まだガチで「勝ちたい」という気持ちはあれど,年齢を重ねると体力の低下は避けられない.
走力だけでなく,意識の上でもどこかでスイッチングする日が来るのだろう.

意識の変化と言えば,先日酷評した『SEED FREEDOM』

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を観た~令和最新版

今のところ興収もよく,内容に関しても絶賛派が多いようだ.
自分ではまだまだ若いつもりでも,これが「今の感性や価値観についていけない」と言う事なのだろう.知らんけど.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

さて,何度か通行止め⇒Uターンを繰り返し,幹線道路に出る.
ここが見事にアスファルトむき出し路面.
積雪が少なく,交通量が多いとこうなる.

OLYMPUS TG-5

先ほどとは打って変わり,スパイクタイヤが豪快な音を立てる.
まるでレシプロエンジンのプロペラ音のごとし.

まるで雪解け間近な春先のような路面だが,まだ1月である.

経験上,アスファルトを数キロ走ったところでスパイクピンが削れてしまうことはないが,精神衛生上よろしくない.

圧雪路面を見つけてそそくさと逃げる.
ノーマルとスパイクで思考や行動が逆転するのが面白い.

OLYMPUS TG-5

「拓真館」のそばを通る.
エグほどの観光バスの台数.
森の小道も人であふれている.

OLYMPUS TG-5

急坂を登り「四季彩の丘」に到着.
ここも大盛況.

昨年と異なり「いよいよ客が戻ってきたなぁ...」という印象.
まぁ,受け入れだけでなくKazchari自身も,直に久々の海外旅行が控えているわけだが.円安による現地の物価上昇に鼻血でそう.

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さて,デポ地点まで戻りますか.「新栄の丘」を経由して.

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このあたりもアスファルトむき出し.
路肩にわずかに残る雪上を走行するも,段差にハンドルをとられて落車の危機に.やばいやばい.正に油断大敵.

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美瑛の中心部に帰還.
いつものセブンイレブンでコンビニ飯にするかと立ち寄るも,店内のトイレ,レジ前とも長蛇の列.そう,観光客である.
「こらあかん」と,デポ地点の体育館まで移動.

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トイレを済ませた後,ハスラーの元に戻る.
見事なつらら.

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ファットを積んで,そのままセイコマに移動.
こちらは駅から離れているためか,通常モードで空いていた.
久々に「かつ丼」とガラナを購入.

セイコマと言えば,こんな記事が話題に.

北海道の離島で豪雪「朝ごはん買いに行くだけで命懸け」 →雪掻き分けコンビニへ→ネット民衝撃「無敵ライフライン」

そやね.
レジ袋もくれるし,やっぱセイコマええよな.
道民の生活に欠かせない.
NHKの『ドキュメント72時間』でも初山別のセイコマが紹介され話題になった.

北海道・初山別村のコンビニで「ドキュメント72時間」 担当ディレクターが語る舞台裏

ポイントの使い方だけはよくわからんけど.

帰宅前に『花神楽』でサ活.
やはりこの時期の外気浴は寒すぎる.
室内浴オンリーの2本目でととのいました...って,ただの居眠りだったかも.

入浴後は,コミックではなく図書館で借りた本の続き.

家より集中して読めるな.
項目の中では「日本の避難所はなぜ体育館なのか」が興味深い.

日本は本当に大丈夫か…大災害の避難場所が「体育館」であることが「深刻すぎる理由」

今まさに能登ではこのような状況におかれている方がまだまだ多数おられる.
ハザードマップ上は安全な位置にある我が家ではあるが,それでも,いつ何が起こるのかわからない.
確かに体育館での長期間の集団生活は耐えられそうにない.
となると車中泊かキャンプかなぁ.
緊急時にすぐ準備できる? 無理です.

夕方17時帰宅.
一足早く春のライドをした気分.

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ファットなメンテとネパールカリーライド

2024/1/27 Sat

あの頃.

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曇り.温度:-4 ℃,湿度:81%,体感温度:-5 ℃,風速:4.0 km/時,風向:NW

土曜日である.
午前中に時間ができた+吹雪なし.
これは出かけねば.

とりあえずの目的地は「ヨシリン」さん.
昨年のクリスマスに訪れたところ,見事に年末休業.
今回はそのリベンジも兼ねる.

ファットな自転車屋巡りとクラッシュライド

オーバーホール後,通勤で毎日使用,山登ったりレースに出たりと酷使したファットくんの点検もお願いしたい.

まずは駅前方面へ.

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旭川の歩道は広いため,歩行者と自転車共用可が多い.
ただし冬はやっかい.
除雪は入っているものの,幅が狭くなるため歩行者を追い抜くことは難しい.
もっとも,この時期に外を歩いている人はほとんどいないけど.

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スムーズに駅前まで移動.
長らく地元住民のKazchariだが,鉄道の利用は数えるほど.
札幌に行くにしても高速バスが安くて便利.

で,そのまま旭町方面へ.
今回は無事営業中.

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駆動系を中心に点検してもらう.
特に問題なし.
さすがスペシャのファットだ.なんともないぜ!

台湾旅行経験者のお客さんから「(Kazchariに)あげてください」と店長さんに託されていた,仏式⇒米式バルブアダプターをいただく.
旅行中,あちこちでポンプは借りることはできるが,仏式対応のモノはめったに存在しないらしい.ありがたい.

そうそう,先日「環島」のチャリを持参からレンタルに変更する旨の記事を書いた.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

早速,先方のMathewBikeさんから連絡あり,無事希望の「Surly Touring Bike」が予約できた.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

デポジットは1,050台湾ドル(約¥5,000).
PayPalで支払った.事前にマイナンバー登録してて助かった.

後は借りれる用品の確認と持参するギアの選定やな.
チャリという大荷物がなくなるだけで,ぐっと気楽な旅になった.

家族連れのお客さんがやってきたので退散.
旭川新橋から冬まつりに向けて製作中の雪像が見える.
そういや何年か前,「アニキ」こと水木一郎が歌ってたなぁ...合掌.

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地味に面白い旭川の市内探索.
クルマでは見逃してしまうような路地裏に様々なオブジェを見つける.

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それに,なんと言っても積雪によるどこもかしこもグラベル化が街中ライドの醍醐味よ.
Go&Stopの繰り返しで距離以上に脚を使う.
それにわだち,雪だまり,穴,アイスバーンなどのトラップ多数.油断するとこける.

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12時を過ぎた.
腹が減った.
「かつやは飽きたしなぁ...」と言いつつも,やはりコスパ最強の「かつや」方面にハンドルを向けてしまう悲しい性.

旭川東光地区.
かつて沖縄料理店があった場所が,いつの間にかネパールカリー屋になっていた.

隣接するラーメン屋とどちらにするか,しばし熟考.
ランチメニューが意外に安かったカリー屋チョリチョリにする.これが大正解だった.

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店に入ると「ナマステ~」の元気な声.
てっきり色黒の顔の濃い人かと思いきや,メガネをかけたモンゴロイドなご主人.

「あぁ,チベット系の人かなぁ.日本語うまいっつーか,自然やなぁ」と勝手な思い込み.
後でわかったけど,ご主人は純な旭川出身の日本人でした.

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本格的な店内の装飾,さりげなく置いてある書籍(旅行人ノート)からして,ひょっとして只者ではない人かも...と思い,他にお客さんがいなかったので「ひょっとして元バックパッカーですか?」と質問.

やはりそうでした.
あまりにも経歴が多様だったので,全てを正確に思い出すことは無理だが,アフリカに5年ほど住んでいたそうな.
ソマリア,イラク,アフガン,ブラジルのファベーラなど,かなりアレな地域にも滞在.
街の地図作成を趣味(?)にされており「旅行人」にもページを持っておられた.

他に日本のボランティア団体のアテンドやら,東京で芸能事務所を開いていたとか,いやはや凄まじい経歴である.
で,今はシェルパ族の奥さんと結婚し,この店を開いたとのこと.

旅話の内容が,Kazchariの知識や経験とかぶるところが多かったので,失礼を承知で年齢を尋ねたところ,やはりというかなんというか...同い年でした.
まぁ「遊星通信」とか「ジュライ」「楽宮」「北京飯店」の話が通じる同志はめったにいない.

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パッカー旅のあるあるで盛り上がっていたところ,注文した「豆カレー」「チキンカレー」とナンのセット(Cセット)が到着.
これにサラダとドリンク(チャリ),デザートのアイスクリームがついて¥1,270はかなりリーズナブル.
ちなみに(巨大な)ナンはおかわり無料だ.もちろん美味し.

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旅の話の他,Kazchariのファットバイクに興味津々.
値段やら走る場所など色々とレクチャー.
冬チャリ最高! ようこそ〇ンタイの世界へ.ダヒャダヒャ.

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さほどクセもなく,辛さも選べるので子供連れでもなんとかなりそう.
今度,うちの子らも連れてこよう.

で,ツインハープ橋を渡れば,家まですぐである.

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帰宅後はさっとシャワー.
街中ライドとはいえ,汗はかく.

本日はハスラーのメンテナンス日.
ディーラーに行かねばならん.

うちのハスラーも10年目.
ディーラーに行くたびに「そろそろ新車どうですか?」と勧められる.

うーん,秋に発売されるらしい新型の「スペーシア・ギア」が気にならないことはないことはない.

スズキ 新型「スペーシアギア」フルモデルチェンジ 2024年10月発売

そやけど基本価格が...
ぐぬぬ.DOGMAと同じ価格帯か...(おい)

おっと,その前に「クランカー」さんへDOMANEを輸送.
そう,今度はこいつのオーバーホールである.

DOMANEの今期オーバーホール完了!

誰や,チャリは金かからんって言うたんわ!
台湾には連れていけなくなったけど,DOMANEには今年もブルベで活躍してもらう予定だ.
現在61000km越え.まだまだぁ!

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家が壊れる.生活が壊れる.

2024/1/24 Wed

カタチがあっても壊れんといて

わりと楽天的な性格のせいか,我が人生,(あくまで自分基準で)あまり悲惨な目には遭っていない気がする.
もちろん細かい悩み事は日々発生する.
ここ数日,それが一気に来た感じ.

漱石曰く.

『世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。 ただ色々な形に変るから、他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。』

まさにその通り.

と言っても「金」と「時間」さえあれば,なんとかなる状況ではある.
ようするに,ここにきて我が家のあちこちに,一斉にガタが来ているのだ.

【水道管】

寒暖差の激しい“北海道の家屋あるある”だが,どうにもこうにも水道管が痛みやすい.
このブログでも水道管修理についての記事を何度か書いた.

その最後の修理からそれほど経っていないにも関わらず,またしても水道局から「漏水してませんか」との指摘.
台所の床下に潜って確認すると,案の定,シューシューと水漏れ.
それほど激しくないものの,“また同じ場所”であることに愕然.

さすがに前回の修理業者にクレームいれたり,再修理を依頼する気力はない.
「やっぱ,マグネットカードを配りまくる全国チェーンはあかんわ」と判断.
今度の修理は地元の業者に頼むことにした.

ただし,この時期の旭川は凍結事案があちこちで大量発生しているので,修理予約がなかなか取れない.
こればかりは仕方がない.待ちます.

【ボイラー】

水道管からの漏水と関連があると思われるのだが,「湯温センサーが働きボイラーが水を沸かす」頻度がやたらに増えた.
結果,灯油の消費量がシャレにならなくなり,先月分の請求金額はまさかの¥40,000越え!

漏水との関連は仮説なので,ひょっとしたらボイラーそのものが寿命かもしれん.
最終的な判断は水道管の修理が終わってからだが,ボイラー本体も決して安いものではない.安いものでも¥100,000以上する.ぐぬぬ.

【地デジアンテナ】

強風のせいか雪のせいかはわからんが,屋根に設置してあるアンテナが横に倒れている.もしかしたら基部が経年劣化で折れた?
受信状態に問題はないが,このまま屋根から落ちてきたらキケン.
修理は自分でできないか?...やめておこう.
この時期,屋根からの転落死亡事故は決してめずらしくないニュース.

【電球切れ】

まず,台所の白熱灯がヤバイ.
基部が取れそうになっており,いつ落ちてきても不思議ではない状況.

おまけに,1階と2階の隙間に水が溜まっているのか,はたまた夜間に凍結した氷が融けるのか,雨漏りまで発生.

うぎゃぁ.

玄関の電球もスイッチが入ったり切れたりと挙動不審.
こうして室内あちこちの電灯が不調.
少し調べてみると,世の中,LEDどころか人感センサーが当たり前になりつつあるのか.

知らなかった.高価だが便利.

【除雪が来ない】

これは自宅とは直接関係ないが,家の前の道路,なぜか今年は全然除排雪してくれない.
長年住んでいるので,このくらい降れば除雪に来るはずと予測.で,だいたいその通りだったのだが,今年はあかん.

結果,本日も家から幹線道路に出るまでの道がボッコボコ.
それだけならまだ良いが,実際に車高の低いクルマがスタックしている.

Kazchariはファットバイクで通勤.
それでもあまりにわだちが深く,ドロッパーを下げるか,押し歩くかしないとまともに走れない.

一体全体どうなっとるのだ?

市役所に勤める“中の人”によると,今年は除排雪予算がかなり削られているらしい.
で,その金がどこに回っているのかというと...インバウンド事業関連だそうな.ムカッ(※真偽不明の噂です)

つーことで,今年の冬は例年以上に大変.

太古から続く終わりのない戦いとして「一戸建てか借家か」論争がある.
Kazchariは十数年前に「中古住宅をできるだけ短いローンで買う」という決断をした.
ゆえに今では「老後も安心,負債なしの持ち家ライフ」を送れているが,代わりに「移住の自由」を失った.

ただ,こうしたトラブルが続くとココロが揺らぐ.
気軽に引っ越すわけにはいかんけど.

一方で,人で不足を反映した,この手の広告をよく見かける.

島職

ジャマイカから帰国後,次の働き場所を決める際,北海道か島(沖縄)かで少しだけ悩んだ.
結局,ツテのあった旭川にしたが,その選択に間違いはなかったと思う.

ただ残り10年ほど働き,一線を退いた後は,また違う土地で暮らしてみたいと思う気持ちもある.
幸い,Kazchariの本職(国家資格職)で検索をかけると,65歳以降でも働ける場所はけっこう見つかる.

もちろん,”島”も含む.

まぁ,実際にネットに転がる移住日記など読むと,離島暮らしは北海道と比べ物にならんぐらい大変らしいが.

いずれにせよ,もう少し,あるいは最後まで“ここで”生活します.
ちびちびと我が家を直していきますか.

ホーム・スイート・ホーム

ここにきて「環島」プランに大変更!?

2024/1/23 Tue

旅は計画中が一番楽しい...のか?

さて,目下脳内思考の大半を占める「環島」計画.
先日は初日と帰国前日の宿が決まったとブログに書いた.

「環島」の準備~宿とカードとeSIM

予約完了後,島を周っている間の荷物,具体的には「SCICON AERO CONFORT」という”デカブツ”を預かってもらえるか尋ねてみた.

ちなみにサイズは折りたたんだ状態で約「100×30×30cm」と,一般的なスーツケースよりは小さい(?).
台湾は自転車大国ゆえ,これまでも同様の相談を受け付けており,快く承諾していただけるかと思いきや,「大きすぎるので,保管スペースをチェックしてから返事します」とのこと.

もしかして断られるかも.
その場合の代替プランを考えてみた.

1)宿を変える

台北市内ではなく飛行機発着地の桃園空港近くにする.
“LCCあるある”で帰国便の出発時刻が早朝ゆえ,この方が便利と言えば便利.
ただし,その宿も預かってもらえるかどうかは不明.

2)ソフトバッグに変更

ハードケースではなく定番の「OS-500」に.

サイズは多少圧縮できるが,輸送中の保護力は低下.
実際,チャイナエアラインでは...

台湾自転車たびに重要なお知らせ 日本-台湾線の自転車持ち込みについて

とのこと.
Kazchariが使うTigerairはチャイナエアライン100%出資の子会社.
規定が同じ可能性もある.

以前,飛行機輪行についてTigerairに問い合わせたところ,「チャリ=スポーツ用品なのでサイズは不問」との返事.

ただし,「ハンドルはフレームと平行」「ペダルを外す」は指示された.
よくよく考えてみたら,SCICONってハンドルもペダルもそのままで梱包すんじゃね?
こりゃあらためてTigerairに再確認すべきやな.
どこが権限を持っているのかは知らんが,マイナーな旭川発着プランが吉と出るか凶と出るか.

3)輪行をあきらめてレンタルチャリ

この方法で「環島」している旅人は意外に多いようだ.
「どうしても自分の愛車で走りたい」というこだわりを捨てれば,この手段でほぼ全ての問題がクリアされる.

早速調査.
以下は新コロ前の2019年アップと,やや古い情報ながらも非常に役に立つ.

台湾一周のためにレンタル自転車を借りる方法:僕が借りたおすすめの店

...ちょ,待てよ.
ここで紹介されているMathewBikeさん!

チャリ自体のレンタル料金も安い上,ヘルメットからバッグからライトまで無料だと!
こ,このサービス,マジか!?
さきほどの「こだわり」とやらを一気に捨てさせる悪魔のプランだ.屈するに値する!

うーみゅ.
読めば読むほど「レンタルもありやな」と,ココロが傾きつつある.

デカブツSCICONは国内で,特にJALやANAであれば何の憂いもなく使えるようなので,次期ロングライド予定の「四国一周」まで置いときますか.

予断を許さぬ状況は続く.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

2024/1/21 Sun

全てが凍る世界でヘンタイたちが走る

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晴れ時々曇り.温度:-19 ℃,湿度:99%,体感温度:-23 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SE

さぁ.いよいよ第3回びえいスノーサイクルフェスティバル当日である.

Kazchariは第1回より連続参加中.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

さてこの日.
観測地点により若干差はあれど,どこもかしこもマイナス20℃を軽く下回った今朝の美瑛.
もちろん今季最低気温である.

会場はいつもの美瑛スポーツセンター.
自宅からの距離はそれほどないが,前日は早めに寝た.

ちなみに前日のディナーはイオンの「王将」
炭水化物,脂質,たんぱく質たっぷりの「天津飯定食」だ.
カーボローディングどころか胃がもたれたぞ.

で,日曜は朝5時起床.
寝ているヨメさんには悪いが,がちゃがちゃと騒がしく,いつもの朝食を作る.

そして,レース前と言えばこいつ.

水で割って会場に着くまでの間,車内でチビチビやる.

凍てつく早朝の道路を美瑛へ.

7時には会場in.
まだ関係者の車両しか停まっていない.

ハスラーからファットを降ろす.

OLYMPUS TG-5

これは...マジで地獄の寒さ.
素手で金属を触るのがキケンなレベル.
道民歴20年近いKazchariもめったに体験したことがない.

外,もしくは暖房なしの車内にいてはタヒんでしまうので,受付の体育館に避難.
開始時間の7時半まで間があったが,早めに受付を済ませ,ゼッケンやらビブスを受け取る.今年のゼッケンはなぜか巨大.
補給食(?)としてパン,いちご大福,水も供給.

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運営スタッフで参加のヤマタケさんO西さんを発見.
いやいやこれだけ寒いと,選手よりも動かないスタッフの方が辛いのでは...と思っていた時期がKazchariにもありました.

えー,この気温では動こうか動かまいが関係ありまへん.
屋外の長時間滞在はマジであかん日です.

とは言え,晴天は晴天.
寒さでレースが中止されるわけもなく,show must go on

試走の許可が出たので軽く走ってみる.
ダウンジャケットおよび防寒テムレス着用である.

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昨年度とはコースレイアウトが少し変更された.
凹凸が少し減った印象.

森の中のテクニカルコースは健在.
この気温およびレース前の荒れていない状態だと走りやすく感じたが,昨年のレース後半の地獄が容易に想像でき...まさにその通りになった.

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そして試走段階でも冷気が襲い掛かる.
防寒テムレスをもってしても,指先のしびれは回避できず.
またバラクラバのマスクで口元を覆うと,自分の息がサングラスにかかりレンズが即凍結.
視界が真っ白になる.
で,途中でサングラスを外すと,まつげが凍る.ヤバイ.
マジでこれ,ギアッチョのスタンド攻撃やん.

特に辛かったのは鼻の頭.

痛い.

一周走ってO西さんのところに行くと,「Kazcahriさん,鼻の頭真っ白でヤバイですよ.それ凍傷になってますよ」との指摘.
冬山専門家の指摘だけに事態は深刻である.
いわゆるⅠ度凍傷状態だろう.
登山家の黒くボコボコになった鼻の絵面が頭に浮かぶ.

あわててハスラーに戻り,去年の反省からサーモボトルに入れたコーヒーを飲み,暖かいはずの飲み口付近を鼻にあてる.

だが,刻すでにお寿司

サーモボトルの保温性能の限界をとっくに越えていたのか,ただのアイスコーヒーと化していた.

反省 ⇒ 来年はカイロをはじめとする暖房グッズをかならず持参すること.

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参加者もぞくぞくと集合.
リュックに緊急時に使いそうなモノを詰めてスタート位置へ.

ソロではないエンジョイチームの面々はテントやイスなどを準備.
暖かそうなナニカをすすって談笑しておられる.
う,うらやましくなんかないんだからね!

その後,本番と同じウェアで試走したり,寒さ防止でぴょんぴょんはねたり,知人と話しているうちにいよいよスタートラインへ.

いただき画像
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ソロ選手は30秒先行してスタート.
さぁ,地獄を楽しみな.

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...えー,特にカメラ類は装備していないのでレース中の様子は公式発表のものを待つつもり.
結論から言うと,常勝のFさん,Nさんがスタートダッシュを決め,あっという間に先行.すぐに後方から追い上げてきたTさんに抜かれ,ほぼそのままのポジションで2時間走り続けました.

何週目だったかの森セクションでわだちにタイヤを取られ派手に落車.
その際,この寒さでガチガチだったフロントフェンダーが割れて吹っ飛ぶというアクシデントあり.ぐわー,これで2回目.

よく考えればフェンダーなんぞ,冬(雪道)の間は不要の代物.
3月あたりの雪解け路面が出てきたらまた買いなおしますか...シクシクシク36.

で,予想通りレースが後半になるにつれ路面状態が悪化していく.
正しいっつーか,走りやすいラインは人が殺到するので,誰かが転ぶとそれにつられてストップ.
それを避けようとラインを変えたら変えたで,別のわだちトラップが...と正に阿鼻叫喚の地獄絵図
体力低下と相まって,暴れるチャリの抑えが効かず蛇行状態に.

ファットだとまだマシ.
こんなコンディションの中,小径車やらピストバイクも走る.
ますますヘンタイ祭りの様相を呈してきた.

そんな中,トップの3人はケツを振りながらも,わだちを気にせず,最適・最短ルートでガシガシ進んでいく.
うん.やっぱ人外だ.

で,2時間経過のタイムアップまで約2分を残して最終周回へ突入.
よし,これで1周稼げた.
ただし,ここで油断すると同周回の人に抜かれて順位を下げてしまう可能性もあるので,手,いや脚を抜かない.
そう,終盤は緑ゼッケン(ソロ)の人と抜きつ抜かれつの“デッドヒートのI love you”状態だったのだ.

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結果は先ほど述べた通り,39周という異次元の同周回の中で争っていた1,2,3位の方がたに,圧倒的差をつけられての4位(34周)でした.ぐぬぬぬ.

年初の目標「何かの大会で表彰台にのる」⇒ 初戦敗退

まるで2023年ツール・ド・フランスの第16ステージ(個人TT)にて,ヴィンゲゴーとポガチャルの走りを見たワウトの「自分が人間の中で一番速かった」という迷言を想起させるレースでした.

“I’m dead.” ”We survived.” ツール・ド・フランス2023を振り返る

久々のガチレース.
やっぱりこの強度はキツイ.

寒さ?

気温がやや上がってきたためか,途中から気にならなくなってきた.
サングラスも曇らなかったし.
ただし,走行中は鼻水が20cmぐらい垂れ下がったまま半凍結状態でぶらんぶらん.
カッコ悪いにもほどがある.

先ほど粉砕したフロントフェンダーを拾った後,ハスラーに戻り持参した菓子パンをかじろうとするが...キンキンに冷えてやがる.歯が砕けそうなのでヤメタ.

さて,レース終了後は表彰式&お楽しみの抽選会.

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協賛企業から提供していただいたグッズがもらえます.
当選ゼッケン番号は事前にPCにて抽選済みだそう.
昨年は保温ボトルをもらいました.
さて今年は...

あれ?

全然名前が呼ばれない.
実は「101」は当たりにくいのか?

結局,抽選分は何ももらえず勝負は後半のじゃけん大会へ.
最後の最後にようやくツキが回ってきたのか,ステキな帽子をいただきました.

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iPhone11 Pro

つーことで極寒の中,文字通り鼻がもげそうな地獄レースでしたが,達成感・充実感は半端なし.
“普通のホモサピエンス”としてはまずまずの成績だったし,体力は維持できていたということで...(一応)ベネ.

出場者&運営のみなさま,お疲れ様でした.
来年も出ます.

ゴール後に「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」の中の人,Rくんと白金温泉「パークヒルズホテル」に向かい“サ活”することに.

まずはセイコマで昼食.
イベントライド後の定番「ホタテカレー」(¥580)を購入(そうなのか?).

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ホタテ線維が歯につまる.

で,お楽しみのサウナ.
これだけの疲労,高温サウナ,極低温水風呂,雪の中の外気浴,そして天然温泉でととのわないわけがなく,実に気持ちの良い“サ活”だった.
そうそう,ここのサウナ室にはテレビがないのもグッド.

ただし,天然温泉だけに床がヌルヌル.
見事に滑って後方に転倒.情けない.
レース後で足がガクブルだったせいかもしれんが.

で,16時過ぎまで滞在し,素直に帰宅.

さすがに疲れた激闘ライド.
森の中での複数回の落車か,温泉での転倒のせいか全身あちこちが痛い.

で,21時には就寝.
鼻の頭がもげないように願いながら,深い眠りにつきましたとさ.したっけ.

ファットな旭岳初登りライド

2024/1/14 Sun

晴れない週末

OLYMPUS TG-5

曇り,温度:-7 ℃,湿度:76%,体感温度:-11 ℃,風速:9.5 km/時,風向:S

うーん,朝起き抜けは青空見えててんけどなぁ...
つーことで「アサヒル」もとい旭岳クライムしてきた.
今年初登りとなる.

家から自走で向かうと途中で挫折するのは目に見えているので,当然クルマデポ方式である.

9時半頃出発.結構冷えている.

私有地なのだろうか.
途中で庭(農地?)を除雪し,クローズドのサーキットにしている家を見かけた.
そこを125ccかな? オフ車が走り回っていたが,一般人にも開放してほしいなぁ...って,来週久々のレースやん!

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

東川を抜ける頃には日差しはなくなり,どんよりとした天候に.
雲に入っただけならよかったのだが,青空はどこにも見えない.

ダムを越え,クルマのデポポイントである湧水公園着.

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天気も悪い.気温も低い.こりゃ山をやめて天人峡に変更しようかなぁ...と心が折れかけるが,いざ走り出してみると自然に左折してしまった.

OLYMPUS TG-5

つまり旭岳方向にカラダが向かってしまう.
心ではなく肉体がトレーニングを欲しているようだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

で,登攀開始
もちろん真冬&ファットバイクなのでタイムアタックは狙えない.
のんびりと景色を楽しむとしよう(ウソ)

旭岳クライムでは,だいたい2kmごとに標識があるので,自分の調子を確認しやすい.

OLYMPUS TG-5

ガマ岩で一旦停止.

OLYMPUS TG-5

ここから500mほど平坦が続く.
ロードならフロントをアウターにして激漕ぎするところだが,今日は休息エリアとなる.

残り4km標識.
この付近から雪が降り出す.
それほど激しくはないが,標高とも相まって気温低下.

OLYMPUS TG-5

この付近から路面状況も悪化.
おそらく深夜か早朝にキャタピラ付きの除雪車を走らせているせいだと思うが,表面が波打っている.
ファットの極太タイヤでも「ガタガタ」と走りにくい.

年末のカミヒルはふわふわ新雪路面の空転に悩まされたが,今回は除雪後のデコボコによるハンドリングの悪さに悩まされる.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

顔面からの放熱でサングラスが曇りだす.
外してハンドルにかける.
この現象は年末のカミヒルでも起きたなぁ.

そういえば,本州からの「年越し宗谷チャリダー」のブログを読むと,サングラスではなく,スキー用ゴーグルの利用者が多い.
曇って困るというコメントも多い.

Kazchariも一応ゴーグルを所有しているし,実際に試したことがあるが,走行中に曇ってどうしようもなかった.スプレーを使ってもあかん.

で,結局サングラス(安物,薄目レンズ)に戻した.
最適解は電熱ゴーグルなのだろうけど,むっちゃ高いしな,あれ.

SWANS (スワンズ) スノーゴーグル XEDシリーズ 日本製 スキー スノーボード 発熱レンズ バッテリー付き

ノーグラスのまま,温泉ホテル群まで到達.
さぁ,ここからゴールのロープウェイ乗り場まであと少しである.

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それほど負荷をかけず無事到着.
とは言え,やはり汗だく.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

いつものようにロープウェイ乗り場と,(見えない)山頂写真を撮った後,インフォメーションセンターに移動.

汗だくのインナーウェア(ミレーのあみあみ)と,その上に着たパールイズミのセーターを脱ぎ,着替えの乾燥したインナーとセーターに着替える.
そう,冬山のダウンヒルはこの作業が重要.下手すると命にかかわる.

神の飲み物=赤コーラにてカロリーと糖分とカフェインを注入.

テーブルにて,汗(水分)でぐっちょりのアウターとネックウォーマーを展開し,できるだけ乾かす.

iPhone11 Pro

20分ほど休憩.
帰りのことを考えると,ここもチャリダーにはデス・ゾーンなので,デポ地点に早々に戻ることにする.
いやホンマ,登るために登るという行動と目的が完全に一致しているのが冬チャリやな.

インナーとセーターの上に電熱ベストを着用.
グローブも電熱に変更.
鼻の頭が寒さで痛いのでもう一枚フェイスガードを着用.
これでダウンヒルも問題なし...と思っていた時期がKazchariにもありました.

OLYMPUS TG-5

旧インフォメーションセンターは解体作業中.
その昔,散々お世話になったので寂しい.

OLYMPUS TG-5

ドロッパーを下げてダウンヒルモードへ.
この方が低重心で安定するのだ.

困ったのがサングラスの視界の悪化.

ヒルクライム時は顔面の発汗で曇り,下り時は自分の息で曇る.
ファイスガードで鼻まで覆うとそれが顕著.

レンズが曇っただけなら走り出すとクリアになるのだが,ダウンヒル時の気温低下で凍結してしまう.時々停車して,氷をこそげ落とす必要があった.

体感温度がどんどん下がる.
体感でマイナス20℃近い?(適当)

登りの汗で濡れたアウターが凍る.
特に肘から上腕にかけてパリパリである.
電熱ベストは最強にしているはずなのに寒い.

一方で電熱グローブの恩恵は感じる.
カミヒル時と違って,手がかじかむことはなかった.

やはり,冬のヒルクライムはどう考えても“降りて登る”が正解.

つーか,そろそろ冬装備を再考すべきなのかなぁ.
素材も進化してるし.
特にアウターやね.
モンベルのこいつとか...高ぇ

モンベル フレネイパーカ Men’s

ロープウェイ乗り場からデポ地点まで13km.
途中,登り同様のデコボコ路面や,路肩の雪だまりにヤバイシーンもあったが,なんとか無事下山.

OLYMPUS TG-5

デポ地点に着くやいなや,ファットをハスラーに積み込みヒーター全開.

アウターを脱いで電熱ベストを確認するとスイッチがオフになっていた.

なんてこった.パンナコッタ.

一応走り出す前に高温モードにしておいたのだが,暖まっている気がしなかった.
それを越えた寒さなのかなぁと,勝手に解釈していたが,駐車場で確認したところ,知らぬ間に電源オフになっていた.
どうやら,モバイルバッテリー側の過充電安全装置が働いてしまったらしい.

おかしい.

前シーズンは普通に使えていたのだが.
色々調べてみると,モバイルバッテリーも電熱ベストに使用できるものと使用できないものがあるらしい.

試しに家にあった,少し大きめのモバイルバッテリーを使うと普通に使用可.
電圧の関係?
それだと昨年まで使えていたことの理由にならんしな.わからん

電熱グローブも問題.
こいつは専用の小型バッテリーで稼働するのだが,今回充電100%で使用開始.低温モード&極寒ダウンヒル30分程度後の残量を確認すると残り30%! うーむ.期待しすぎてたか.

OLYMPUS TG-5

色々あって実行できなかった「シン・年越し宗谷」
つまり12/31~1/1早朝までの暖房ギアとしての運用を考えていたけど,当日全然使えない装備やったなぁ.
日帰りにして正解だったかもしれん.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

つーことで本日のライド終了.
サウナに行くことにする.
今日は「花神楽」の日.

日曜日にしてはあまり混雑しておらず,サウナ室も余裕.

問題は室内で放送していたバラエティ番組.
内容があまりにひどかった.

(Kazchari基準で)あまり売れていない芸人さんが,赤坂や渋谷など東京各地に散らばってレストランで食事.
その際,事前にスタッフが撮影可能かどうかを確認,
OKならその店で食事をして,次の店へ.
撮影を断られるまで食べ続けなければいけないというルール.

当然,1軒目,2軒目はよいが,徐々に腹が膨れてくると,撮影にOKが出ないことを望むようになる.
そして,出されたその店自慢の料理を嫌そうに食べる.

なんだこれ?

料理人や食に対するリスペクトが皆無.
食べるために吐いたというローマ帝国の貴族か?

石川の被災者がどうとかまでは言わないが,この時期によくこんな下劣な番組を流すなぁ.

やらせ(完食のふり),もしくは内容を告知し許可を得た上での放送だと信じたいが,それでも番組コンセプト自体どうかと思う.
不愉快極まりないのでサウナハットを目深にかぶり,視覚情報をシャットアウトしつつ,3セットを終える.

お楽しみの休憩室でのコミック・タイム.

先日『ゴールデンカムイ』を読み終えてしまったため,新たな楽しみを物色.

そこで目にとまったのが『満州アヘンスクワッド』

満州アヘンスクワッド(1)

10巻まで読了済み.続きの14巻までを発見.
うん,この本面白いわ.
クセのある仲間など,舞台は違えど『ゴールデンカムイ』臭がぷんぷんする.
まぁ,こちらは麻薬を扱っているので,どう考えても主人公に正義はないけどな.
他に全体を通しての謎解き要素もないという違いはある.
しかし,13巻以降のあの1930~40年代の大陸の情勢,特に魔都上海の雰囲気が大好物なひとにはたまらんでしょう.

で,サウナとコミックで3時間以上滞在後に帰宅.

少し雪かきをしてからウェアの洗濯.
家族帰宅後,今夜はホットプレートで焼きそばである.

食事中『姫様”拷問”の時間です』を視聴.

姫様”拷問”の時間です

Kazchariの記憶が確かなら,虜囚になる前の戦闘シーンはアニオリのはず.
で,捕縛された後,例の“拷問”が始まるのだが,原作読了済みのKazchariも含め,家族で大爆笑.
こうして世界に(家族)平和のためのコンテンツがまた一つ誕生したのであった.

いや,ホンマ,サウナ室で観たク〇バラエティとのギャップが凄まじい.
メシは感謝しながら食え!