Kazchari家,西へ

2023/7/15 Sat – 18 Tue

帰郷.

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身内の突然の不幸により,大阪に行くことになった.
6年ぶりの帰郷である.

先行したヨメさんを除き,子供と3人(大人2+子供1)でJALを利用.
旭川-羽田-伊丹の往復で,なんと25万円.
さすがの正規運賃.

思えば飛行機を利用するのも4年ぶり.
チェックインを始め,色々な手続きが無人化されていたのが新鮮.

機内にてKindle本を読んでいるとあっという間に羽田着.
フードコートにてコスパの悪いインスタントなカツカレーを食べ,伊丹行きに搭乗.
さらにあっという間に到着.
出口にて,クルマによる送迎を頼んでいた大阪在住の妹と合流する.

建物から駐車場まで少し歩いたのだが...なんじゃぁ! この暑さは!

確実に35℃は越えてそう.
これほどの暑さを体感したのは,カイロもしくは,メキシコの内陸部(チアパス州)以来か.

湿気もすさまじく,少し歩いただけで汗だくとなる.
いくら温暖化が進んでいるとはいえ,大阪って昔からこんなんだっけ?
北の大地に住むようになって幾年月.体質が変わってしまったのかもしれない.

通夜-葬儀の2日間は滞りなく終了.
故人に哀悼の意を表するとともに,近いうちに自分も“おくられる立場”になることをあらためて意識.

「いつかやりたいこと」の「いつか」は永遠にやってこない.
すぐ取り掛かること.

滞在中も日中に町中を歩く機会があったが,文字通り命の危険を感じる暑さ.

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当然ながら旭川に比べ,人もクルマも建物も異常に多い.

3階建ての家がテトリスのごとく,スキマなく詰め込まれている.
結果,風通しがめちゃめちゃ悪い.
さらにエアコンの室外機からの熱風によって,狭い道がさらに温められている.

どう見ても一方通行にすべき道をクルマが(一応)譲り合いながら,スレスレの間隔で走り回っている.
そのわずかなスキマを縫ってスクーターが蛇行(誇大な表現).

さらには左右前後からのチャリ・アタックも.
車道に下りたり歩道に上がったりで自由自在.ルールもマナーも有って無きがごとし.

ザ・カオス.
娘と二人「我々はいつの間にか異世界に転生したのかもしれぬ」と互いに頷く.

せっかくのオートバイ趣味もチャリ趣味もここでは宝の持ち腐れ.
よくもまぁ,30年以上も住んでたなぁ.

唯一の美点?
あー,なんか自販機のジュースが安いっすね.
¥80とか¥100のがやたらにある.
これだけ暑いと薄利多売でも儲かるんやろなぁ.

つーことで,久々の帰省だったが,ふるさとを懐かしむ気持ち,ましてや戻りたいという気持ちは全くわかなかった.

室生犀星の詩に,

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

がある(小景異情-その二).

このフレーズは非常に有名.

単純に解釈すると「望郷の詩」だろう.
だが,この詩には続きがある.

「よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

異土(東京/都会)で乞食になったとしても,ふるさと(金沢)は帰るところではないと決めているとのこと.
ようするに,ダイレクトに「金沢嫌い!」なのだ.
犀星さん,金沢に良い思い出がないそうな.

ふるさとは遠きにありて思ふもの…室生犀星「小景異情」

ふむふむ.
Kazchariの場合,室生犀星とは逆に,故郷の方が都会となる.
それに,別に大阪で何かやらかして放逐されてしまったわけではない.
ゆえに嫌いでもない.

ちなみに静岡の沼津に約3年,ジャマイカ(の田舎)にも2年ほど住んだが,二度と戻りたいと思わない.

そやけど,北海道(旭川)は別.
この超快適ライフを満喫してしまうと...
明らかに生活の質が上がったしぃ.
春夏秋冬,全てが楽しく,そして美しい.

18日,15時頃,旭川空港に(無事)帰還.

出発時の大阪の気温は35℃
旭川空港前の電光掲示板の気温は...23℃

ここはパライソ
親子3人で万歳三唱した.

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上の写真は,帰りのモノレールの車窓から.
陸上部に所属していた高校時代.この塔を見ながらひたすら走っていた.
遠きにありて思ふだけにしよう.

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