2023/2/27 Mon
in the Heaven.
晴れ.温度:-9 ℃,湿度:79%,体感温度:-13 ℃,風速:6.5 km/時,風向:WSW
さて,本日は糠平湖リベンジの回である.
前回の様子は以下の通り.
ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)
「アイスバブルカフェ」のオーナーさんによると,湖上サイクリングを楽しむ条件は「平日」「浅雪」「好天」とのこと.
現状,少なくとも「平日」はクリア!
前夜はあまりに面白い『満州アヘンスクワッド』を読みふけってしまい,就寝が少々遅れて10時を過ぎてしまった.
枕元の「Echo.dot」に「アラームを4時半に鳴らしてくれ」と頼む.
【New】Echo Dot with clock (エコードットウィズクロック) 第5世代
日本ではイマイチ普及しないスマートスピーカー.
Kazchari家にも4台ほどあるが,実際目ざまし時計機能しか使ってないな.
機械に向かって話しけかるのはなかなか気恥ずかしい.
あっ,「眠れる音楽かけて,30分後に消して」もたまに頼むな.
それはさておき,さすがイベント前,4時半前に目が覚めてしまった.
室内干しにいている洗濯物を取り込んでいると,ヨメさんも起きてきた.
ここで詳細は書けないが,早朝から大トラブル発生.
朝飯を食う間もなく,6時半頃家を出る.
今朝は冷えてパッキパキ.
旭川でおそらくマイナス20℃は越えていそう.
フロントガラスの融氷にかなーり時間がかかった.
ナビの最短ルートを選択.つまり前回と同じ距離と時間.
途中のセイコマで朝食を摂るとして,現地到着は9時半頃かな.
当然,道中の道路もパッキパキである.
事故りませんように.
予定通り,セイコマでおにぎりとコーヒー,プラス補給食を購入.
10分内で食べてすぐに出る.
コンビニ食は便利だけど「味わう」という行為からはかけ離れるなぁ...と,いつも思う.
平日の特徴 ⇒ トラックが多い.
しかも爆走.あんなんに巻き込まれたら一発でアウトやな.
高速を下りて,層雲峡を過ぎて三国峠へ.
やはりトンネルを抜けると世界が変わる.
晴天である.
これで「好天」もクリア...と思われたが,「雪けむり」と言っていいのか強風による雪の舞い上がり現象が発生.視界が時々ホワイトアウト.
それでも標高が下がるにつれ,回復.
これは期待できる.
目的地に近づくが,不思議なことに前回の1月よりも雪が多い.
こりゃ「ひがし大雪自然館」前にクルマを置いて,そこから湖入口まで行けそう.
ほぼ予定通りの9時過ぎに自然館着.
2回目なので手続き簡単.
シーズンパスと許可証を交換するだけである.
ここで衝撃の事実.
暖冬のため,糠平湖への進入は明日,つまり2月いっぱいで禁止になるらしい.
3月一週目まで入れると思っていたが,ヤバかった.
ガス穴があちこちに目立つようになってきており要注意とのこと.
それと自然館近くの走行エリアは既に進入禁止.
つーことで,途中の国道もスパイクをすり減らすことなく走れそうだったので,自然館から出発することにした.
気温も高くなりそうなので,電熱ベスト他の防寒具はクルマに置いていく.
これでリアトランクが不要となりかなりの軽量化(大事).
R273を北上.
素晴らしい天気である.
さすが平日.五の沢駐車帯のクルマはまばら.
ひと月ぶり,懐かしの入り口の前に立つ.
お楽しみの森の小径.
除雪完璧.
さすがに例の自転車道は...(相変わらず)通れまへん.
「アイスバブルカフェ」に到着.
今から行ってきますと挨拶.
今日は絶好のコンディション.
ここ最近,雪はほとんど降っていないとのこと.
そう,3つ目の条件だった「浅雪」もクリア!
パーフェクト!
ワカサギ釣りエリアに通じる”大通り”は,前回以上にしっかり踏み固められている.チョー快適.
前回はなかった「自転車・歩道」のフラッグが立っていた.
進入.
道も引き締まっている.
どうやら今日は押し歩きが少なく済みそうだ...と思っていた時期がKazchariにもありました.
途中までは良かった.
ちょっとした山を越えるとその先は深い雪&人の足跡でボコボコ.
やはり押す羽目になった.
それでも,この景色はここにしかない.
素晴らしい.
前回は気が付かなかったアイスロック?
これもここでしか見れないのでは?
そういや今日も360°カメラを持参してた.
ファットバイクに装着ゥ.
今回はフロント側,バックミラーのステーに.
Insta360 ONE X2 通常版
Rakuby Crabプライヤー
UTEBIT 強化版 関節式マジックアーム ダブルボールヘッド付き
向かうはもちろんタウシュベツ川橋梁!
ここからは快走.
とは言え,かなりの振動.
そんな中でも『insta360 ONE X2』の手ぶれ補正は超優秀.
ホンマ,どんな作りになってんのやろ?
以下『OLYMPUS TG-5』と画像混ざってます.
空の色合いが全然違う.
さすが平日.
橋付近も人が少ない.
ツアーの団体さんもはるか向こう.
色々な構図で,消えゆく遺産を撮影する.
橋と同じ高さに引き上げる.
ここの展望が良い.
橋を眺めながら補給食のセイコマ「ミニジャムパン」を頬張る.
ちょうどそこへ「アイスバブルカフェ」のご主人がファットバイクでやってきた.
インスタにアップする写真を撮りに来たとのこと.
ファットを押し上げてはダウンヒル.実に楽しそう.
今年最後,もしくは見納めになるかも知れぬ風景を目に焼き付け,下りる.
雪が減ったのか,ハイカーが道を作ってくれたのか,前回はなかった小道ができている.
さぁ,今度は橋の反対側である.
明らかに橋脚の根本が前回よりあらわになっている.
まるで歯周病に侵された歯茎のようだ...(他人事ではない)
前回行けなかった反対側の森に登ってみる.
360°カメラならではの遊び.
動画編集は大変なので,静止画切り抜き用になっている.
ぐるっと回って,橋の反対端へ.
風が強くなり,ファットバイクが自立できない.
後で聞いたところ,ワカサギ釣りエリアでもテントが飛ばされて大変だったらしい.
さよならだ.
1時間ぐらいは滞在したかな.
やはり画になる建造物と場所だ.
帰路,自撮り棒を目一杯伸ばして.
往路とは別ルートを選択.
こちらの山越えはあまりキツくなく,さらに道もキレイ.
全く足着きなしで走破.
いやもう,前回が地獄過ぎて...ホンマ,天国やぁ.
もし来年も来るんやったら「平日」で「浅雪」つまりしばらく降雪なしの「好天」に限る.
ようするに今日みたいな日だ.
当然,カフェに寄る.
しばし談笑.
そこへもう一台ファットがやってきた.
「今日はめちゃめちゃ走りやすいですよ~」と伝える.
ちなみに,カフェのご主人には,当日に走行許可を申し込んでいる人数の連絡があるそう.
12時半になったのでそろそろお暇する.
「お昼,糠平温泉の市街地で食べようと思うんですけど,オススメありますか?」と聞いてみる.
後で気づいたのだが,ここのカフェでもカレーなどの軽食を出していたことをすっかり忘れていた.
失礼な質問で申し訳ありませんでした.
いずれにせよ,平日だと休業していることが多いらしい ⇒ はい.そうでした.
「三股山荘なら開いているかも」とのこと.
おお,幌加温泉や防災センターを越えてすぐに見えてくる山小屋風の食堂ですな.
いつか行ってみたいと思っていたが,休日だとバカ混みで予約必須と聞いた.
今日は月曜日で少しお昼から外れている.
こりゃワンチャンあり?
来年の再会を伝えて,国道を5kmほど南下.市街地に戻る.
許可証を返す前に,既に進入禁止となっている走行エリアを見学.
もちろん,湖上には降りない...っつーか雪が深くて降りれなかった.
来年の楽しみにとっておこう.
自然館に戻り,許可証を返却.
エントリーフィー¥1,000払って2回のライド.
ええ,十分元は取れました.特に今日は文句なし.
自然館の入り口には切り出されたアイスバブル入りの氷塊が展示してある.
湖上でもカフェでも見たが,これほど美しいものは見なかったなぁ.
さて,自宅に向けて出発.
ジャムパンの残りと,こんなこともあろうかと準備していたアメ,せんべえ類,および自販機で買った神の飲み物「赤コーラ」で飢えを満たす.
下手すると,層雲峡まで食事ポイントがないのだ.
と,そんな懸念はどこへやら,「三股山荘」はしっかり営業してました.
さすが平日,客はkazchariのみ.
「牧場のビーフライス」(¥1,150)を注文.
美味し.ただし,量が...(また言っている)
「糠平湖に行ってました」と伝えると「ワカサギ? たくさん釣れた?」と質問.
まぁ,釣りウェアに見えないこともないか.
ものすごく居心地の良い空間.
また来よう(平日に).
例によってトラック軍団に煽られ,三国峠では雪煙攻撃に会い,やっとの思いで峠越え.
「大雪プラザ273」で休憩していると...
立派な角の牡鹿と接近遭遇.
そういや,今日は鹿をたくさんみたなぁ.
あれ? 確かうちのハスラーって鹿笛付けていたはずなのだが.
つーことで,リベンジ糠平湖は無事終了!
正に”天国篇”でした.
事前の想像では,湖全面を自由に走り回れるのかなぁ...と思っていたがさすがにそれはなかった.
だがしかし,ここでしか見れない風景に出会えたのは確実.
何よりファットバイクという,なんとも魅力的な乗り物に,たまたま乗っているからこそできた貴重な経験.
満足いたしました.
うん? なんだかんだで糠平温泉(のサウナ)入ってねーな.
しまったしまった島倉千代子.