2024/9/7 Sat
脚に刺激を.心に潤いを.
曇り.温度:19 ℃,湿度:70%,体感温度:19 ℃,風速:9.0 km/時,風向:SSW
朝はやや冷えるものの,今日も気温上昇の予感.
昼からは息子の送迎業務があるので,午前中のみのライド.
9月はグラベルイベントが多い.
まずは15日.久々に函岳アタック!
「HIGUMA CYCLE」のKさんプロデュースである.
ガチガチのグラベルライドなので,もちろんTopstoneかなぁ...と考えていたが,あらためて自分の書いた記事を読み直すと,ファットバイクの方が向いているような気がしてきた.
特に分岐から頂上への深ジャリエリア.
オートバイもコケまくっている.
確かにTopstoneの44Cタイヤでもキツイ印象.
特にご褒美ダウンヒル! これを満喫するためにはファットの極太タイヤの方が楽しめそう.
これまた予断を許さない状況である(意味不明).
そして,翌週22日には,待ってましたの「NISEKO GRAVEL AUTUMN」が控えている.
TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編
こちらはグラベルロード一択.
Topstoneはこちらに備えて温存すべきか?(これまた意味不明)
まぁ,いずれにせよ,今日どうするかである.
脚に土の刺激を入れるため,がっつりグラベルに行きたい気分.
時間的に近場の「雨紛-共栄エリア」に出かけることにする.
このエリアは実に魅力的で,今日のような時間がない日のトレーニングにぴったり.
激坂あり,グラベルあり,平坦直線のTTセグメントまである.
ついでに入浴施設(高砂温泉)もある.
ちょっとした丘陵なのだが,その山中にも民家が点在しているので,冬場も”適度に”除雪が入る.
ようするに一年中遊べる,チャリダーにとってパラダイスなエリアなのだ.
てなわけで,Topstoneで出撃である.
まずは,以前からなんとなく気になっていた未知のグラベルに突入.
どこにつながるのか全く謎.
しばらく進むと道が消えて畑に変わった.
仕方がない.ここまでか.
基本的にグラベルも誰かの所有地.
あくまでご厚意で走らせていただいているのだ.
追い出されても文句は言えない.
電熱柵があったり,通行止め看板があるところは絶対に越えない.
そう,結果的に本日のライドでは行き止まりを引き返すパターンが多くなった.
坂を登って,頂上付近で脇道へ(説明が難しい).
ここは真冬でも除雪されているのでファットでもよく来る.
もしかしたら夏は初かも.
冬期通行止めのグラベルが先に延びている.
これは行かずにいられないッ!
電柱が立っているので,この先にも民家があるということだろう.
意外に眺望良し.
民家を一軒発見.
そこを過ぎると電柱が消えて深い森の中へ.
さすがに怖くなってきた.
そう,ヒグマの登場である.
ここんとこ,またしても衝撃映像が続いたし.
Topstoneには熊鈴を付けているものの,先日の講習会にて「連続して鳴る音は警告音と認識されにくい」という話を聞いたので,時々「ホォ!ホォ!」と声を出すことにした.
うむ.結構恥ずかしいぞ.
やっぱ,電子ホイッスル買うか.
「いや,スプレー一択っしょ!(高いけど)」とかなんとか自問しているうちに,頂上らしい地点に到着.
ダウンヒルが始まり,やがてサイドに電気柵が現れた.
これは「集落が近い,もしくは作業している人がいる」そして「たまにヒグマが現れる」ことを意味しているのでは? 要は安全圏ではない.
ヒャッハーとダウンヒルしていると,ちゃんとした道に出た.
ここはどこだ?
まぁ,いずれにせよ面白い道だったのでUターンして今度は登ってみることにした.とりあえずヒグマもいなかったしな(懲りてない).
途中,先ほど下っている時に気になった喫茶店(?)のような建物の前で停車.
営業しているのか廃墟なのか...
後でネットを確認すると,何やらとんでもない店だったようで...
できるだけ最新の記事を探したが,上記で2011年.
もしまだ続いているようなら一度“体験”してみたい.
一度通った道なので景色を眺める余裕あり.
雰囲気の良い場所だ.
で,本線に戻る.
本線とは言え,ところどころ舗装が剥がれていて,決してキレイな道ではない.脇にグラベルを見つけたら進入してみる.
すると...
思いもよらない絶景が現れる.
こんな経験をさせてくれるグラベルロードはやっぱり楽しい.
なぜか日本では,グラベルロードで走るところがない(のでつまらん)とかなんとか言われがちやけど,一杯あるやん(←北海道だからです).
むしろMTBの方がクローズドなコースに行かないと楽しめないんとちゃう?(偏見)
山中なので水たまりもある.
帰宅後の洗車必須.
結局,ここも行き止まりだったので本線に戻る.
やがて未舗装になるが,交通量があるせいか,引き締まっている.
これまた冬場は積雪で通れない道に進入するも...ゲートで行き止まり.
こういう道も期間限定でええから,開放してほしいなぁ.
ヒグマに遭ったらサヨナラやけど.
「NISEKO GRAVEL」みたいにイベント化したら面白そう.
さらに進んで,別の分岐を進む.
ここも...
行き止まりだった.ちっ.
ところどころ橋がかかる.
その下を流れる川の水のきれいなこと.
ホンマ,心が潤いますなぁ.
ここんとこ,ロードでもグラベルでもやや飛ばし過ぎてた感もあったが,今日ぐらいはのんびりと.
いや,今日だけじゃなく,次の「函岳」も「NISEKO GRAVEL」もゆっくり楽しく走りませう(ホンマ?)
お次は造成したての田んぼ脇グラベル.
ここも見事に行き止まりでした.
で,交通量の多い道道にようやく合流.
子供用遊具施設である「わくわくエッグ」方面へ.
そして富沢地区着.
冬はクロカンコースの入口がある.
数年前まで,シーズンの終わりかけにファットバイクやMTB向けにコースを開放してくれていたのだが,いつの間にかなくなってしまった.残念.
実に楽しいライドだったので,是非とも再開キボンヌ(死語).
さて,そんなコースだが今は当然のごとく雪がない.
砂利のグラベルを登っていく.
積雪期とは風景がまるで異なるが,見覚えのある建物がチラホラ.
もしかして,このまま冬と同じ絶景コースが走れるかも...
そう都合良くはいかず,残念ながら通行止めだった.
で,引き返す.
道道と並行する川の河川敷グラベルへ.
見事な稲穂が続く.
旭川もご多分に漏れず,スーパーでは米不足なのだが,こういう風景を見るとすぐに解消されそう.
そのまま帰るのももったいないので,再び山を登る.
長々と続くヒルクライム.
我慢の後には楽しいダウンヒル.
しかもグラベル!
ストロークは短いものの,一応前後サス付きのTopstone.
こうした砂利のダウンヒルでも安定.
うーん,函岳もこいつで行けそうかなぁ...
最後に丘の上の教会に立ち寄る.
別にクリスチャンでも何でもないのだが,以前からチャペルまでの激坂が気になってたもんで登ってみた(最大14%でした).
環状線経由で家まで戻るつもり.
途中で河川敷に下りるが,ついこないだまで通れていた道が...
なぜかゲート封鎖.
おいおい,ここ通られへんかったら,むっちゃ遠回りやねんけど.
この先,ほんの数10mで通常の道路に出る.何の嫌がらせだ!?
だから旭川はヘル...(以下自粛).
てな感じで帰宅.
泥だらけになったTopstoneを洗車.
昼食・洗濯を済ませた後,息子を習い事まで連れていく.
いやぁ,今日も楽しかった.
やはり用途の異なるタイプのチャリを数台保持するのがええね.楽しみが軽く3倍増.
思えば,昔はオートバイもオン(VFR400Z~V45MAGNA)とオフ(NX125~XR250)の両方持ってたな.
舗装路もダートも全てが遊びのフィールドだった.
オートバイは排気量の違いだけでなく,エンジン形式(V型4気筒と単気筒)で乗り味も全然違う.
チャリのエンジンは自分の心臓と脚.
ロードとグラベルではペダリングが微妙に異なるのだが,スピードを楽しむ前者,テクニックを駆使する後者.ともに爽快.
ともに極上の快楽を与えてくれる存在.
そら,やめられまへんわ.