2022/5/3 Tue
GWの旅,第二章.
極寒の稚内キャンプが無事終了.
一度帰宅したKazchari.
キャンプ装備を換装し,5/3から二泊三日の息子キャンプに出かけることと相成った.
今回の旅の目的は「アポイ岳登山」,そして「襟裳岬訪問」である.
Kazchariは先日,ソロで宗谷岬に行ったばかり.
短期間で北海道(中心部の)北端と南端を制覇.ただの偶然だ.
思えば以前,アラスカのバローとアルゼンチンのウシュアイアを一度の旅で巡ったことがある.
こういうルール(縛り)も面白い.
それにしても旭川は北海道の東西南北,どこに行くにも便利な土地だ.
海も山も川も湖も岬もその日の気分でチョイス可能.
さて,初日の朝,荷物を積み込み終わると9時50分.
宿泊地,「アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場」を目指す.
例によって,この本で見つけた.
海,山,温泉,川,遊具(アスレチックにゴーカート!)と,正にパーペキなキャンプ場である.
アポイ岳に関しても事前に登山趣味の同僚から情報収集.
標高871mとさほど高くない割に,尾根からの風景が素晴らしいらしい.
それは楽しみだ.
さぁ,小学4年のアホ息子.
昨年より始めたラグビーで鍛えた体でどこまで登れるかな?
自宅出発後,しばらくすると降っていた雨も止んだ.
最初の休憩ポイントは富良野のセイコマ.
ドリンクとグミを数個購入.
PayPayで支払ったのだが,まさかの¥1,000超え.
物価高がここまで来たかと,あまり気に留めず出発.
信号待ち時,「やはりどう考えてもおかしい」と,助手席の息子の手元を見ると,キン肉マンのキーホルダー付きハイチュウを開封中.
おい,犯人は貴様か!(こいつが¥400!)
ぶちぶちと説教しつつ,道の駅しむかっぷで2回めの休憩.
ここは冬チャリ林道ツアーなど,他とはひと味違うアクティビティを提供している.
ファットバイクも用意されている.
チャリ用のスタッドレス,初めて見た.
二風谷,平取などアイヌゆかりの地に差し掛かる.
「鉄道記念館」という表示を見かけたので右折.
機関車および普通車両が屋外展示してあった.
中を覗くと,なつかしのライダーハウス.
利用料金¥600と書かれていたが,まだ使われているのだろうか?
その昔,道内あちこちにあった客車再利用のライダーハウス.
今も残っているのだろうか?
そもそも,ライダーハウスがだいぶ減った気がする.
さて,一通り息子にポージングさせた後,さらに南下.海が近い.
腹が減ったので,息子に近くの食事処をスマホ検索させる.
旅に出ると,毎回「『山岡家』に行きたい」とゴネる息子だが,幸い近辺に存在しない.
この辺りは牛肉の産地らしくステーキ,もしくは焼肉屋が多いようだ.
ある大型のステーキ店は満車.
そこをパスして,見た目定食屋のこじんまりした店に入る.
先客数名.
座敷が空いていたので座る.
狭い店内.
壁中にぺたぺた貼られた手書きのメニュー.
ワンオペ,タメ口の店主.
茶色に変色した雑誌とコミック本.
素晴らしい.
味にも期待できる.
つーことで,定番のハンバーグステーキを注文.
息子は山岡家を引きずり,しょうゆラーメン.
しばらく待つと出てきた.
こ,これは美味い.
現状,第4位である.
タレ(ソース)は別かけではなく,既に染み込ませた上で焼いてあるようだ.
それでも売りの平取牛の旨味をそこなっていない.
息子のラーメンの方は...それほどでもないらしい.
つーことで,現地グルメ終了し出発.
すぐに左折し,海を右手に見ながらキャンプ地のある様似を目指す.
早めの給油.
地方と言えばホクレンセルフがありがたい.
天気も良いし,最高のドライブ日和だが,某所に近づくに連れ渋滞が目立ってきた.
そう,静内にある「二十間道路桜並木」目当てのクルマある.
チャリやオートバイでのソロ旅であれば寄っているところだが,到着時刻も考慮しパス.
静内町はこのあたりで一番の都会.
食料以外の買い出しをするなら今のうちと,息子に「〇〇持ってきたか?」と登山必携グッズの確認.
なんと,ウインドブレーカーを忘れてやがった.
昨年に続き二度目である.
出発前の確認が甘かったか...
で,みんな大好き「しまむら」へ.
¥1,980のジャケットをGet.
それにしても息子も140サイズか...
年齢の割に小柄なのは,遺伝ゆえ仕方がないが,それでも徐々にデカくなってきているのは確実.
もうじき,Kazchariと服の共用ができるようになるだろう.
つまり,親のロードバイクやオートバイも物理的に乗れるようになる.
結果,旅のスタイルにバリエーションが増える.
それはそれで楽しみだが,肝心の息子が父との旅を嫌がるようになるか...それもまた良し.
つーことで,様似町に入る.
セイコマにて食料の買い出し.
夕食,朝食は元より,登山用の行動食も買っておく(これが大正解).
インフォメーションセンターにてキャンプ場利用の手続き.
大人¥600,子ども¥400.
これとは別にタープを立てるなら¥300必要とのこと.
最近,タープ別料金のところが増えてきた.
とりあえず設置はしないことにして2泊分¥2000を支払う.
少し悩んだ後,キャンプ地決定.
それほど混んではいないが,
クルマを横付けできない構造.
駐車場からはマイカーゴを使って荷物を運んだが,荷車もちゃんと用意してある.
テント設営開始.
もちろん,手伝わせる.
だいぶ戦力になってきた.
食事を作る.
定番のジンギスカンである.
用意中,雨がポツポツと降ってきた.
「とーちゃん,タープ立てないの?」という息子からの具申.
「いや,タープのお金払ってないねん...そやけど,雨が強くなってきたらイヤやなぁ...しゃあない,立てるか」と,タープを立てた.
夕食後,キャンプ場を見下ろす高台にある『ホテルアポイ山荘』の温泉へ.
歩いて行けないこともないが,湯冷めが心配なのでクルマで向かうことにする.
食器やらランタンを出しっぱなしで出かけたが,何やら最近こうしたキャンプグッズの盗難が増えているとか...
許せない! 痛恨「キャンプ場での盗難」被害実態と泣かないための「5つの対策」
幸い,これまで被害にあったことはないけど...寒い時代やな.
入浴代は¥500+¥200.
結構混んでいる.
いわゆる休憩所が広々としており,各種メニューも豊富.
もう,明日の晩飯,ここでええやん.
息子「ぜったいイヤ.キャンプやから,外で食べたい!」
正論です.
(その2へ)