EPICな望岳台とジャリジャリライド

2025/5/2 Fri

風に負ける

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曇り.温度:16 ℃,湿度:52%,体感温度:12 ℃,風速:16.8 km/時,風向:S

天気が良い.
ここはロードバイクでかっ飛ばしたいトコロ.

EMONDAに取り付けた”うねうねホイール”こと「ELITE HELIX」
見た目通りの平坦番長だがハイトが高い分,横風には非常に弱い.
橋上や雑木林を抜けた後,ヒヤッとする場面ありあり.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

今日のような風の強い日はキケン.
ゆえに安全を考慮してEMONDAはやんぴ(貧弱,貧弱ぅ!)

そういや,うちの子で最近乗ってないのは...MTBのEPICだ!
そして,カミヒルだ!

もちろん荒れた道,グラベルをつないで美瑛方面へGo!

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滅多に通らない汽車(ディーゼル)なので,つい撮影.

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河川敷ダートを激走.
雑草が少ない今が一番走りやすい時期かも.

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旭川周辺では桜の前に土筆がピーク.
その昔は「卵とじ」でよく食していた.

さすがに今はなぁ...(排ガスや土壌汚染が気になる)

聖台ダム公園の公衆トイレへ.

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室内および外壁全面に人面(?)カメムシ.超臭え.

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聖台公園と言えば桜の名所である.
開花にはまだ早かった.

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そして日本らしからぬ開けたグラベルへ.
MTB,ヒャッハーロードである.

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何か寄り道ばかりしている気もするが,ようやく青い池-白金温泉まで通じるサイクリングロードに到着.

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本来なら快走ゾーンであるが,あいにくの強向かい風.
下手すると10km/h以下となる.

脳内を修行モードに切り替える.
今日のこの日を乗り越えればKazchariはさらに強くなる!(どこを目指しているのだ?)

前方にロードに乗ったお仲間発見.
写真撮影のためか停車中.

一声かけて抜く.

しばらく先行するが,すぐに追いつかれてしまう.
やはりMTBで向かい風はキツイぜ.

親切にも「風,強いですね~ 引きますよ~」とのお申し出.
ありがたく後ろにつかせてもらう.

しかし,そこはKazchari,上りになると坂道スイッチon!
スピードの落ちた先行者に「すいません,先行きます」とパス(嫌なヤツ)

まぁ,言い訳するなら,この坂を超えた先でグラベルへの分岐点があるのだ.

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グラベルヒャッハーしていると,並走する舗装路を先ほどのローディが奇異な目を向けつつ走り去っていった...グラベルはいいぞぉ.

で,サイクリングロードの終点は言わずもがなの「青い池」
いつもの場所で撮影.
一応平日のせいか,観光客は少な目.

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いよいよヒルクライム開始.
4/24に開いたばかりのゲートを通過して望岳台を目指す.
晴天である.雄大な景色が期待できそう.

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いつも通りに呼気2回,吸気1回のリズムで淡々と登る.
てっきり先ほどのローディさんも同じルートと思い込んでいたが,最後まで会わなかった.

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最後の14%越えの激坂をクリアして望岳台着.
やはりロードよりもかなりタイム落ちるな(そらそーだ).

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上の2枚,同じような風景だが違う場所.
構図のバリエーションを考えねば.

いずれにせよ,雪がスゴい.
そして...風もスゴい.
EPICを壁に立てかけておくのも,倒れそうで怖い.

おまけに標高のせいで寒い.
これはデ,デスゾーン!?

ジレを着て補給しながら考えた.

「このままカミヒルして,ダウンヒルしてカミフ側に下りる? アカン,耐えられん...」

つーことで,このまま美瑛側への撤退(同じ道)に決定.

やはり自然は正直.
道の駅付近まで下りるとだいぶ暖かくなってきた.
そして,行きが向かい風だったということは...帰りはご褒美追い風だぁ!

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前からは観光客?なのか,風に負けてママチャリを押し歩きしている人も.

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さて,この看板の手前の橋を曲がると例の農道に行くのだが,腹が減ったので今日はヤメ.
直進して美瑛のセイコマへ.
昼食タイム.「ガラナとかつ丼」という定番セット.

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駐輪場所はいつもここ.

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いやあ,うちのEPICかっこええわぁ~
完成形の美しさがある.
誰かが,MTBはこれ以上,進化しないとか言ってたけど.

MTBはスマホと同様にこれ以上大幅な進化を遂げることはないという説 ピークは2015年か2020年頃だった?

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帰路に就く.
仕上げの河川敷グラベル.
砕石のサイズが大きくて荒れ気味.

暴れる車体を腕で押さえつける.
鎖骨骨折以来,上肢の筋トレが不十分.明らかに弱っている...

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今日のグラベルも終わりが近い.
走って,登って,走っての充実のライド日.

そして5月の11日には,初のMTBレースに参戦予定.
なんとソロの4時間耐久である.

全く未知の世界.
トイレとか補給どうすんのやろ?
何よりMTBレース独自の(暗黙の)ルールとかマナーがよくわからん.
ああ,余計なことをやらかして,怒鳴られる未来が見える...

つーことで,がんばれEPIC&Kazchari
やれやれだぜ.

Topstoneな音更周辺グラベルライド

2025/4/27 Sun

ジャリジャリ行こうぜ!

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風.温度:12 ℃,湿度:47%,体感温度:3 ℃,風速:31.4 km/時,風向:WNW

「2025幌鹿峠・春の幕開けサイクリング」は公式には中止となったものの,「試走」は無事終了.運営のみなさま,ご配慮ありがとうございました.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

そのまま温泉でまったりした後,そそくさと帰宅するのはもったいないと,音更までハスラーで移動し,かねて興味があったグラベルコースを走りに行くことにした.

それは昨秋開催された道の駅「おとふけ」発着のグラベルイベントのコース.
著名なYouTuberがゲストに呼ばれ,知人のヤマタケさんがそれに参加.
ローカルによって厳選されただけあり,実に魅力的なコースだった.

STRAVAから入手したGPXデータは新アイテム「bryton S500」にダウンロード済み.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

いわゆる「コース」⇒「ルート」の性能はいかがなものか,ブルベ本番前のチェックも兼ねている.

糠平温泉から道の駅「おとふけ」まではクルマで約1時間.
これまで何度も走ったルートゆえ,実になじみがある.

さすがに20年以上住んでいると,広い北海道と言えど,道内はほぼ走りつくした感.
ブルベに関しては,そろそろ本州遠征も考えたいところ.
飛行機輪行に最適なBROMPTONもあることだし.

昨年の青森遠征は何もかもが新鮮だった.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

走る前に腹ごしらえ.
途中でセイコマに寄る.
みんな大好き「HOT CHEF」の豚丼.美味し.

道の駅「おとふけ」着.
さすがGW.かなりの込み具合である.
駐車するのはバス利用者用の駐車場.空いててよい.

クルマから降りてびっくり.
晴れてはいるものの,かなりの強風.
これ,向かい風だったら地獄確定.
実際にこの辺りに住むチャリダーが外乗りを断念したとの報告もSTRAVAに上がっていた.

「こりゃ諦めて,近くの温泉サウナでまったり...」という怠惰な思考が頭をよぎるが,それだと何のためにここまで移動してきたのかわからん.
意を決し,スタートすることにした.

「Garmin Edge 1400」起動.
そして「bryton S500」のスタートボタンを押して,今回のグラベルコースを呼び出す.

うん? 何かデータを全部(100%)読み込むまでやたら時間がかかるなぁ.
この辺りは「eTrex」とどっこいどっこい.

しばらくして読み込み完了.
現在地を確認して出発.

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おお,これから進むルートをちゃんと連続三角マークで表示してくれる.
これは助かる.

「eTrex」にはこの機能がなかった.
1本道だと問題ないが,8の字ルートや,チェックポイントに寄るためのピストンルートの場合,どちらに行ってよいのかわからなくなることが度々あった.
「S500」は行くべき道と方向を表示してくれるのでありがたい.
もう,この機能だけで買ってよかったと実感.

さて,まずは十勝平野のさえぎる物ない平地を移動.
時々吹く強風が恐怖...

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そして,ついに現れました.第1セクターのグラベル.
農地の真ん中を貫く!

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途中,トラクターと交差.
私道の可能性もあるが,特に何も言われず.
こうして農道(?)を走ることは度々あるが,これまで叱られたことはない.
畑に入らない限りは,お目こぼししてくれているのだろう(たぶん).

集団で暴走しているわけでもないしな.
ぼっちでわざわざ荒れ地を選んで走るただの変態に過ぎぬ.

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有名な白樺並木へ.

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ここも昔ブルベで寄ったな.
もちろんロードだと走りきることはないが.

で,ここを抜けると展望台への案内板が.
その昔ファットで登った記憶が...いつだっけ?

しかおい小麦グラベル+おまけのライド(その2)

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展望台から降りて,ここからは未知の道.
ホンマ,この「S500」のナビはわかりやすい.
「eTrex」なんて〇〇なデバイスを使い続けていたのはなぜだ!(ケチだからさ)

そして現れる,いかにもな十勝まっすぐグラベル.萌える.

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こうしたグラベルの登り下りが脚の筋肉を痛めつける.
それでも回す.
肺が酸素を求める.
呼気を意識.
自分のカラダと対話する.
この充実感.

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ジャリの路面から泥濘地へ.
雨後ではないので,44Cタイヤでも無問題.

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リエゾン(舗装)区間を経て,次のグラベルへ.
進行方向が変わって追い風に.
ひたすらまっすぐなジャリ道を大快走.

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幾度も現れる絵画のような風景.
グラベルロードはこういう道にぴったり.
買ってよかった.

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おっ,これが噂に聞く「絶望の坂」ですか!

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確かに遠目には視覚的に20%越えの激坂に見えるが,実際は...10%でした(標識もある).
とは言え,これまでのジャリジャリ・アップダウンで削られた脚には余裕なし.
セグメントタイムはボドボドでした.

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リエゾンを通過し,別のセクター.
また登る.
前方からオフロードバイクのセローが下りてきた.
うむ.確かにモトでも楽しめそうだ.

一応,オフ車ライダーでもあるKazchari.
日本中,あちこちの林道を走ってきた.
そして今はチャリでオン・オフ問わず非常識な距離を走っている.

肉体の疲労に比例して,達成感に格段の差がある.

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最後のセクター.
いやさか,いやさか.
素晴らしいグラベル体験だった.

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デポ地の道の駅へ戻る.
閉校した小学校前にて.
「開校」と「邂逅」をかけた巨大な石碑...すいません.こんなん要ります?
おそらく設置費用に数百万はかかるはず.
地域のために別の使い道はなかったのだろうか.
田舎道沿いにこういうのを見つける度に考えてしまう.
一体,誰のためのモノ?

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最後のリエゾンは長かった.
おおむね60%ぐらいのグラベル率?(適当)

最近,世界のあちこちに乱立している巨大地名オブジェ.
ついつい写真を撮ってしまう.
さっきの石碑より意味はあるか?

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駐車場に戻る.
サイコンとナビを停止.

この「S500」,ブルベでも十分使えると確信.
今後の主力機だな.

最後のチェックは,POI(Point of Interest)の設定方法.
これまた「eTrex」だと超面倒くさかった.

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ハードなライド後のお楽しみはなんと言ってもサ活
以前も利用した凰乃舞へ.
入浴料はなんと¥500である.
そして十勝方面のサウナの特徴 ⇒ サ室が熱い!

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安くて熱いサウナでととのった後は,ラーメンで〆る.
道内でよく見かけるが旭川にない某チェーン店で「白湯味噌ラーメン」
ちょっと,びっくりするほど美味かった.
「ライド&サウナ」という超一級の調味料が使われているからかも.

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つーことで,午前はヒルクライベント,午後はグラベルを堪能.
それらをこなしてしまうTopstone,恐ろしい子!

特に午後のグラベルライド!
強風の向かい風や畑からの土ぼこりで苦しめられたものの,それらを消し去る圧倒的な景色よ!

地元の美瑛-東川のグラベルとも,ニセコ周辺の森林内グラベルとも様相が全く異なる.
走ったことはないが,この左右の風景の広がり方からして,本場のアメリカに近いのでは?

「買っても,走るところがない!」「ブームが終わったロードバイクの次にメーカーが仕掛けた策略だ!」だとか,一部で評判の悪いグラベルロード.
そんな悪評は,ここ北海道にはあてはまらんな.
グラベル天国はすぐそばにあった.

何度来ても良い十勝グラベル.
新ルートがいくらでも見つかってしまう.

あかん,楽しすぎて鼻血でそうや(でません).

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Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

2025/4/27 Sun

峠で会いませう

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曇り.温度:4 ℃,湿度:73%,体感温度:1 ℃,風速:11.0 km/時,風向:W

初の日曜開催となった幌鹿峠・春の幕開けサイクリング
早々にエントリーして走って来た.

冬期通行止めの道道85号「然別湖~糠平湖」間を,全面開通に先立ってチャリだけを走らせるという見逃せないイベントである.
コースは急坂で短い糠平温泉スタート(8km)と緩やかで長い然別湖スタート(14km)のどちらかを選択.
自称クライマー,Kazchariはもちろん前者を選ぶ.

その昔,400ブルベの途中で登ったような...

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

三国峠往復クリア後の登攀で,地獄のキツさだった.
翌年の「朝駆」は,ルートが変更されて然別湖から登り,そこからの三国だったので難度がだいぶ下がったように思われる.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

いずれにせよ,なかなかの標高となる達成感ある山越えである.

ただし,この大会には懸念事項がある.
時期的に天候が荒れることがあること(主に降雪)
実際,昨年は悪天候のため中止になったらしい.

さて,今年はどうか?
当初は快晴予報だったが,開催日が近づくにつれ徐々に怪しくなってきた...

現地集合時間は8時30分.
自宅から糠平湖までは125km,クルマだと約2時間半の行程である.
単純計算で6時に出発すれば間に合うが,前日の雪交じりの雨により三国峠凍結の懸念があるため,大事を取って5時に出発した.

チャリはTopstoneを選択.
路面状況がよくないことを知っているのと「季節的にまだ寒い ⇒ 防寒具が必要 ⇒ 積載量しやすい」という理由からである.
逆に暑かった場合は脱いだモノ運べるしな.

ハスラー発進.
雨である.気温も低い.
高規格道路を使って上川のセブン・イレブンまで一気にワープ.

補給食を買ってクルマに戻ると,見覚えのあるクルマとドライバーが.
知り合いのMさんだった.
本日のイベントに参加するつもりだったが,タイヤを既に夏タイヤに交換済みなので「峠越えが怪しい.路面状況を鑑みて引き返すかもしれない」とのこと.

そう,道民にとって冬⇒夏タイヤの交換は判断が難しい.
Kazchariは過去の経験から,毎回GW明けに作業を行うことにしているため,いまだスタッドレスのままである.

ちなみにMさん,後から聞くにやはり途中で引き返したらしい.

で,ハスラー再発進.
標高が上がるにつれ,周辺の木々が白くなってきた.
もはや真冬の風景である.
一昨年の2月に走った時とあまり風景が変わらん(大げさ)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

石北峠か三国峠かの分岐を過ぎて,防災センターで休憩.

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ここでこの様子なら峠はどうなっていることやら...

早朝ゆえ,交通量は少ないものの,前方からも対向車がやって来る.
まぁ,走れるこたぁ走れるようだ.

トンネル手前の橋上が明らかに凍結していたが,無事に国峠着.

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景色悪し.

ただし往々にして,峠を境に天気が変わるのがこのエリアの特徴.
そう,上川が雨でも十勝側が快晴ということが多い.

本日も快晴とまでは行かないが,下るにつれ天気はかなり回復.
太陽の光がまぶしいぜ.

糠平温泉着.
まずは「ひがし大雪自然館」へ.
おお,本日一緒に走るチャリダーさんが集まっている.

ゲート前のスキー駐車場まで移動.
Topstoneを降ろしてセットアップ!

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レースではないものの,スタートからすぐに登り始めるので,アップ代わりに駐車場内をうろうろ.
もちろん未舗装なのでジャリジャリ.
グラベルロードなので問題ない.

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8時半,受付&ブリーフィング開始.
ここで衝撃の事実.
まず,イベントとしてのサイクリングは中止!

ゴールの峠付近は積雪により,ロードバイクで走れる状況ではないそうな.
然別湖側はさらに雪が多く,スタートすら切れないとのこと.

だが,この糠平湖スタートは,あくまで有志による試走という形で,ゲートオープンしてくれるらしい.

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これは行くしかないでしょう!
Topstoneのタイヤは44c.多少の積雪なんぞ,どーってことないわ!

つーことで,中止だけど走れるという摩訶不思議なライドとなった.
参加料¥2,000がなくなったのがありがたい.
数名辞退されたようだけど.

で,9時のゲートオープンまでうろうろ.
この時は...まだ晴れていた.

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ゲートが開く.
出発の時である.

少し走ると,なぜか雨が激しくなってきた.
スタートして,いつものようにマイペースで登っていたら,いつの間にか先頭に立っていた.
レースではないのだ.
無茶な負荷をかける必要はない.

すると,後ろからかなりの速度で上がって来るチャリが.
あ,あれは旭ヶ丘ヒルクライム大会でいつも上位にいるCさんではないか.
速い速い.さすがトップレベルのクライマーは違う.

次に,黒いS-WORKSのターマック(?)が抜いて行く.
さすがエスワ乗りは違う.

しばらく進むと,タイヤの太いグラベルバイクにも追い抜かれる.
ロードならともかく,グラベルにちぎられるのは何か悔しい.
このまま引き離されるのも何なので,できるだけついていくつもりが...ココロがポキった.

登るにつれて天候がますます悪化していく.
明らかに雪まじりの雨(もしくは雨まじりの雪)がカラダを叩きつけるように降っている.

指出しグローブのせいで指の先端が冷たい.
ウェアもシューズもびしゃびしゃ.
もう少し雨対策をすべきだったか...と,後悔しても仕方がない.
淡々と登るべし.

このように書くとグチっているように聞こえるかもしれんが,こんな修行ライドは嫌いではない.
わがミトコンドリアが喜んでおるわ!
登り切ったら終わりやし...あれ? 肝心なことを忘れている?

スタートから峠まで8kmなのだが,なぜだか10kmと思い込んでおり,予想より早くサポートカーの列やら,先にゴールした人たちの姿が見えてきた.
あちゃー,ラスト1kmぐらいは激コギして燃え尽きるつもりやったのにぃー(実際にやってる人もいた)
何か消化不良.

ブリーフィングで聞いていたようなひどい積雪は既になし.
ロードでも問題ない.
ただし,ここから然別側に降りることは,やはりできなさそう.

恒例の看板前での記念撮影.
何度目?

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糠平湖氷上ライドでもお世話になったSさんのコーヒースタンドで一杯いただく.

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余裕かましてたけど,いざ停まると一気に寒さが押し寄せて来た.
汗冷えだ.
ジレウインドブレーカーの2枚重ね,それにグローブを起毛の長指タイプにチェンジ!

雪,一向に振りやまず.

ここにとどまっていても寒いだけなので,そそくさとダウンヒル開始.
途端に寒風がカラダを攻撃してくる.
こ,これって真冬の旭岳からの下りに近い.

起毛グローブと言えど,防水ではないので指先からじわじわと染みて来る.
これは「防寒テムレス」案件だったか.

おまけに調光レンズも雪の白さに反応してしまったのか,やたらに濃い.
水滴がついていることも相まって路面状況がよくわからん.

要はかなりヤバイ.
鎖骨骨折もまだ完治してないのだ.落車ダメ,絶対!

そんな中,ディスクブレーキのありがたさよ.
ホンマによく効く.

しばらく下ると,右側にコースアウトして停車している先行車が.
「まさかの落車?」と思い,声をかける.
ブレーキから異音がするので停車してチェックしていたとのことで,一安心.

さらに進むと,もう一台の先行車に追いつく.グラベルの乗っていた方である.
Kazchari以上の低速だったので,抜く際に「寒いですねー」と声掛け.
「寒いです!」と返事.
パッと見だが,登攀時と同じ服装だったように思える.
つまり,防寒ジャケットなしで,グローブも指出しである.
それはそれは辛そうだった.

いくつかのヘアピンを慎重にクリアし,ようやくスタート地点に戻ってきた.
ヒルクラあるあるだが,下界は快晴.
先ほどまでの地獄がウソの様.

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スタッフ方に下山申告をしてイベント終了.
いやぁなかなかハードだった.

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時刻はまだ10時半.
参加賞として糠平温泉の入浴割引券をいただいたが,残念ながら本日のみ有効.
ここでまったりして帰宅するのはもったいない話.

せっかく来たのだ.
さらに南下して,かねてからの計画を実行すべし!
そう,この日のライドはヒルクラだけでは終わらないッ!

...to be continued

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EPICなグラベルはじめ,泥&雨&晴れライド

2025/4/20 Sun

Every type of bicycle has its own kind of fun.

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雨.温度:13 ℃,湿度:76%,体感温度:10 ℃,風速:12.5 km/時,風向:SSW

ロードシーズンinして以来,週末ごとにロード,グラベル,ミニベロと今季の再起動を始めている.
残る最後の一台が,昨年購入したMTB「Specialized EPIC EXPERT」である.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

先週デビューの予定が,まさかのSRAM電動シフトバッテリー切れ.
充電完了を待つ時間がもったいなくて,ロードに切り替えた経緯がある.

で,日曜日だが昨夜からの雨が残っている.
今後も降水確率30~40%で推移している.
何やら昨日と似たような天気である.

EMONDAな雨上がり,寒の戻りライド

本日はAJHさんのブルベ初戦「BRM420新十津川200」の開催日.
間違いなく雨と風の苦行ブルベになっていそう.
変態さん達のイベントなのでそれはそれで楽しそうだが(ホメ言葉)

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg162.htmlより

当初はこのブルベへのエントリーを考えていたが,コース的&お祭りイベントとして「BRM506薄野200」の方に魅力を感じ,こちらにした.
BROMPTONで参加予定である.

仕方がない.家の片づけでもするか...と思いきや,太陽が顔を出してきた.
なんじゃそら.昨日と同じパターンだ.

これは出かけなければなるまい.
EPICを玄関に降ろす.

寒いのか暖かいのかよくわからない気温.
昨日は後半,かなり冷えたので「おたふく」の起毛インナーをチョイス.

結果的にこれで正解だった.

行き先はひたすらグラベル.
今日は泥上等! 汚しまくるつもり.

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出発後,まずははじまりの農道グラベル.
予想通り,雨による水たまりとマッドな路面.
豪快に泥ハネ.

フェンダーレスなEPICゆえ,カラダの前面,背中,それにグラサンも泥ハネだらけ.
うむ.最高だ.これでおしゃれな店には入れない.

まぁ,サイクリングウェアはよくできているので,少し乾けば,泥や土は手で払えばさっと落ちる.

国道を渡って,これまたいつもの定番コースである河川敷のグラベルへ.
堤防の草木も未成長なので景色が良い.

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超有能サスを備える我がEPIC,この程度の砂利道など造作もないわ!...と言いたいところだが,なぜか今日も向かい風.
シーズンinしたばかりの貧脚には堪える(言い訳)

そんな低スピードのライドでも,路面のころがり抵抗は半端ないので汗はかく.
そう,この冬向きインナーは失敗だった.暑い.

そう,このセールだったにも関わらずクソ高いMTB.
購入目的の一つはクロカンレースに出ること.

早速5/11のDoRide主催の全道MTB4時間耐久レースin上砂川にエントリーしてみた.

MTBレース初戦である.
ソロで4時間? 絶対にトイレ休憩と補給必要やん.
もう,完全に未知の分野.
オラ,ワクワクすっぞ.

いかんせん,ド素人かつ本格的な指導を受けたことがないので,MTBの走らせ方やら暗黙のルールもよくわかっていない.
他の参加者の迷惑にならないようにしなければ.

これまでブルベやらヒルクラ,グラベル,ファンライドなどチャリの種類ごとに色々なイベントに参加してきたが,複数の競技をこなしている人はあまりおらず,客層がそれぞれ異なるのが興味深い.

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そんなこんなで河川敷ライド終了.
美瑛に近づくにつれ,舗装化が進行中なのが悲しい.

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もう一度国道を渡る.
確か「就実の丘」につながるグラベルに進入.

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最近,東川や美瑛では森林を切り開く伐採作業をよく見る.
木材の需要増なのだろうか?
その作業用のトラックが出入りする道のためか,かなり締まった路面.

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やがて,伐採現場へ.

ここから15%越えのグラベル激坂アタック.
さすが軽量のEPIC,リアの巨大スプロケと相まってスイスイ登る.
同じ2輪なのにロードでは絶対登れない道である.面白いな.

「就実の丘」が見えた.

観光客がいたので,止まることなくスルー.
左側にグラベルの入口を発見.
おお,これは知らない道だ.
入るべし.

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急斜面を下る.
何かの作業道だと思われるが,迷路のようで楽しい.
日曜のせいか人影なし.
途中で行き止まりになったので,元の道路に復帰すべく,今度は道なき道を登る.

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どんよりした天気と相まって,この異世界感が良い.
まるでRPGのフィールドの様.

舗装路に復帰してダウンヒル.
急坂グラベルに進入.

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写真ではわかりにくいが,ここの斜度は18%
それが真っ直ぐ続く.
下りジャンキーの人は「ヒャッハー!」案件だろうが,絶賛下りトラウマ中のKazchariはブレーキをかけながら慎重に下る(MTBの意味が...)
ダウンヒル,危険,とばすのダメ! 絶対!

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次は馴染の「赤羽の丘グラベル」へ向かう.
やはりEPICは登りが楽だ.

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曇天なれど,どこをどう取っても画になる風景だ.

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だがしかし,この頃から天候が悪化.
太陽は雲の向こうに隠れてしまった.
そして...ぽつりぽつりと...降って来た.

さて,どうする?

どこかに雨宿りしてやりすごす?
いい場所あったか?
聖台公園の炊事場は?
いや,それだと家と逆方向.
雨が弱いうちに進んでおく方が良い...とかなんとか,走りながら考える.

Kazchariの選択は後者.つまり今のうちに進んでおくというプラン.

これが,見事にハズレ.

シャレにならない強雨になってきた.
あわてて屋根のある場所を探す.

民家やらビニールハウス,倉庫などが点在するものの,むやみやたらと軒先を借りるわけにはいかない.

大木の根元でもいいので,どこか雨を避けられるところは...と探す.

あった.

農作業具の車庫.
そこの張り出しを借りて雨宿り.

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天気アプリによると,30分ほどで雨は止むという.
前半は暑かったが,今では汗と雨のおかげで,むしろ寒い.
今日も持っててよかったジレ.

アプリ通り雨が止んだ.
路面は濡れているが,出発しましょう.

正に通り雨.
日差しが眩しい.

「零下140度の対決」のセブンのごとく,太陽エネルギーを吸収.

神社にて感謝を捧げる.

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小腹がすいたのでセイコマに立ち寄る...つもりが,いつも渡る歩行者,軽車両の踏切がなんと廃止!
こういうこともあんねんな.
少し戻ってクルマ用の踏切を渡る.

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セイコマ千代ヶ岡店.
入口隣りにクルマが突っ込んだ跡が...ここの店,何度目の被害だ?

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ここでは「ホットコーヒー」「セイコマ・アイスモナカ」のおやつセットを購入.熱くて冷たいは正義.
さぁ,雨の降らないうちに帰りますか...

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つーことで,かろうじて舗装されてはいるもののデコボコの悪路をEPICで爆走(追い風).

あぁ,楽しかったと,家まで残り5km.
えー,再び雨が降ってきて,ズブ濡れになりました...とさ.

帰宅後はロクに洗車もできず,速攻でクルマに乗り込み”サ活”へ.
今週末も無事にライドを楽しめたことに感謝.

で,家に戻るとAmazonから宅急便が着弾.
おや,これは...

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Topstoneな旭川層雲峡自転車道調査ライド

2025/4/13 Sun

やはりブルベに使えそう?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:72%,体感温度:10 ℃,風速:6.0 km/時,風向:SSE

常ではあるが,ロードバイクで走行中,グラベルを見つけるとそわそわする.
昨日もそう.
もちろん,ガチロードのEMONDAでそこに飛び込む気合いはない.

グラベルと言えば今年の「パリ・ルーベ」をYouTubeのハイライトで観たけど,ポガチャル惜しかったねぇ.
マチューが強いのは見るからにわかる.
しかし,ポガチャルはあの体格で,あの凶悪な石畳をガシガシ進む.
まるで何かの魔法か奇跡を見ているかの様.
どんなエンジンとテクニックや.
TTも坂もスプリントも石畳も全部強いって...もはや「脚質ポギー」では?(最近は元祖のワウトがおとなしい).

で,本日は自宅近くから乗れるもう1本のサイクリングロード「旭川層雲峡自転車道」の調査ライドである.

忠別川CRより北部に位置するためなのか,雪解けが遅い.
また,林間区間が多いため,残雪,水たまり,泥,枯れ木,枯草,さらには根っこによる路面の隆起などのトラップだらけ.
この時期にロードバイクで走るのは危険極まりない.
さて,どこまで開通していることやら.

つーことで,本日のチャリは今シーズン初登場のグラベルロードTopstoneである.こいつなら速度も出る上,道を選ばない.

新型Topstoneの発表~高いが高い

本日も快晴予報.20℃近くまで気温が上がるとか.

それにしても今朝の起床時,カラダ各部の“こわばり”がひどかった.
明らかに,昨日のライドのダメージだろう.

EMONDAな美瑛,雪の回廊ライド

とんでない負荷で踏んだつもりはないが,これがハイエンドロードの後遺症なのか.
フレームの固さゆえ,路面からの振動がダイレクトにカラダに伝わったのかもしれん.
やはりEMONDAは乗るとヤバいバルバドス(カラダができていないだけ).

そんな”こわばり”も,朝食後にカラダを動かしていると徐々に解消.
本日も走る気満々である.

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まずは忠別川CRを使って旭川駅方面へ.

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休日朝の駅近辺はさすがに散歩者が多い.
突然,不規則な動きをする人やチャリが多いので要注意である.

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旭橋を過ぎると快適走行に移行.

そんな折,前方から小径車かつヘルメット,そしてマスク着用の高齢者が同じ車線を走ってきた.
もちろん道交法上は河川敷のサイクリングロードもチャリは左側通行である.
ハンドサインにて,(こちらから見て)右側に移るように指示するも無視.
2台の距離がどんどん近づいて来る.
衝突寸前にようやく向こうが車線変更,衝突は避けられた.
すれ違いざま「危ないですよ」と声をかけるが,「うるさい!」と逆ギレされる.

...まぁ,こういう〇〇にはならないようにしよう.

で,自転車道の入口に到着.
いつもの構図で撮影.

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ここもすっかり定点観測地点.
季節ごとに風景の変化が感じられて面白い.

さて,いよいよここからがグラベル...ではなくて“一応”自転車道.

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残雪で通行不可というわけではないが,既述した通りのトラップだらけ.
小枝ならまだしも,マジな倒木箇所が4か所ほど.
ロードバイクでの走行は...おすすめできません.

ちなみに,今日は一切サイクリストに遭遇しなかった.

毎年,本格シーズン前には清掃が入ると聞いたことがある.
ありがたい話である.

にしても,これはこれで楽しい.
路面状態を常に把握しつつのライドは,極めてグラベル的.

作シーズンもMTBで走った林間ルートに寄り道.
あちこち上を向いた枝がむき出しだが,まぁ,パンクはしないでしょう.

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トラップの数々をクリアしながら,「これは終点の愛別のパークゴルフ場まで行けるか?」...と思った時期がKazchariにもありました.

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JRの線路と並走する頭首工あたりで,残雪量がどっと増えて道が完全にふさがれてしまった.
うーむ.ここまでか.

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線路を渡り,道道で愛別インターまで抜ける方法もあるが,フロントライトの装着を忘れていたことに気付く.
この先のトンネルに対応できない.
今日の調査はここまでとする.

元のサイクリングロードを戻るのも面白くないし,ここは未知の道探索でしょう.当麻方面へ向け舵を切る.

さて,ここからはあてのないグラベル探し.
面白そうな道があれば走ってみる.

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目の前に小山がそびえる.
駐車場から少し広めの登山道が伸びている.
その斜度,明らかに20%越え.
ここは是非とも登攀チャレンジ ⇒ あっさり挫折で押し歩き.
こんなジャリ+枯葉の道,登れるかい!(最大25%だった)

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どこまで続くのかわからんが,反対側に抜けれるかとひたすら押す.
やがて頂上へ.
そこにあったのは「僧侶像」と「仁王像」

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何やらいわくありげな場所だった.
とりあえず拝んで,願い事をしておきました(安直).

残念ながら抜け道はなく,元の激坂を下りる.
もちろん,こんなエグい坂をチャリで下る自信なし(骨折未治癒)

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すると,下から割とガチ目の巡礼者装備の人が登って来た.
もしかして有名な場所なのだろうか?(Gemini先生も知らなかった)

平地の舗装路に戻る.
そろそろ腹が減って来た.
にしても風が強くなってきた.
この季節の名物だな.

ジグザグに道路を進みつつ当麻の町中に入る.
ここにはお気に入りの定食屋がある.
まだ12時台ゆえ,混み具合が心配だったが,そこへ向かう途中に「麺や」のノボリを発見.
駐車場にクルマもない.
おっ,ここにするか.たまにはラーメンも良し.

カウンターに座る.
メニューを見るとラーメン以外にも定食,丼物など種類が豊富.
ここは「トンテキ定食」(¥1,000)をオーダー.

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これがまぁ...これまでの人生で食べたトンテキの中でも,1,2を争う美味さだった.
厨房におられる初老のシェフに,ココロの中で敬意を表した.
これは久々のリピート確定店である.

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相変わらず風は強いがこれもまたトレーニング.
山越えルートである道道486号線で東川に抜けることにした.

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この道,夏はうっそうとした林となるが,今は両サイドに雪が残る.
緩めの坂がダラダラと続く.

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ペーパン川沿いの豊田地区に出る.
舗装路は面白くないので,ここもあえて河川敷のグラベルへ.
もうじき舗装されるのか,整地中で走りにくい.
まぁグラベルはその方が楽しい.

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風は強いが気温も高い.
サイコンの数値は一時,25℃を表示していた.

そのためだろう.今日は水の消費量が多い.
夏場であれば,その辺の公園の水を汲むところだが,まだ栓を開いていないところがほとんど.

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仕方がない.
セイコマにピットインするか.
「ガラナ味の炭酸水」「牛乳モナカ」の定番セット.

さぁ帰りますか.

ところが,このセイコマから自宅まではダイレクトな向かい風.
クランクが激重.

さらに,歩道をふらふら走っていた高齢者チャリが,車道を走るKazchariの直前に進入してきたりと危険極まりない.

それでも無事生還.
泥ハネで汚れたTopstoneをサクっと洗車.
週末の楽しみである“サ活”へGO!

で,本日のまとめ.

前日にEMONDA,そして今日Topstoneに乗っていて思ったが,このTopstone,やはりブルベ向きかも.
それも今夏の最大イベント「納沙布1200」用としてである.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

順当に行けば信頼と実績のDOMANEがベストチョイスなのだが,Topstoneは前後サス&フロントシングルのシンプル機構(not電動).
そして起き気味のポジション.頸から肩へかけての負担があまりない.
TTバーやバッグ類の装着スペースも十分ある.

ただし,実走経験済みの「200」「300」ブルベではブロックタイヤの転がり抵抗に苦しめられた.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

2024BRM429日高門別200

つまり,このタイヤ問題さえクリアすれば,楽しく快適に長距離ブルベを楽しめる気がしてきた.
「無印 GRAVEL KING」のこいつを試す価値があるかもしれぬ.

そういや,AJHさんの「納沙布1200」の記念ジャージ,締め切りギリギリで買っちった.
半袖のS.
ブルー系のデザインがなかなか良い.
今しか買えないお祭り商品(の罠)

ジャパングランドネ2025 北海道1200km納沙布岬 記念ジャージ

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BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

2025/4/5 sat

ブル練日和

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曇り.温度:5 ℃,湿度:62%,体感温度:4 ℃,風速:9.0 km/時,風向:WSW

本日はサイクリストの「ルイーダ酒場」こと,「café Yamaichi」の開店日である.

cafe Yamaichi

さらには,高額なBROMPTON「T-Line」(チタンフレーム)をバキバキに(主にハンドル周り)チューンしたO西さんも,SNSで訪問を匂わせている.これは,こちらもBROMPTON「Paris Edition」で迎撃せねば失礼にあたるだろう.

相変わらず春になり切れない天気と気温.
ただし,先週と比べるとセーター一枚分減らすことができた.
バラクラバも不要.いつものキャップとネックゲーターで対処する.

BROMPTONの装備はRECマウントの「Ride on Bag」
さすがの容量で使い勝手ベネ.
ウインドブレーカー,セーター,インナーグローブ,電動ポンプがすっぽりと入る.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

前回のライドで感じたが,フレームアタッチメントに付けるタイプのデカバッグは,幅広な分,空気抵抗がエグイ.
完全なゆるポタや旅行の際は便利だが,そこそこ走りたい時は遠慮したい.

タイヤの空気圧を4BARにして10時頃出発.
ノーマルチューブは米式バルブだが,次回チューブ交換の際には仏式に変えたいところ.

まずは美瑛方面を目指す.

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路肩のジャリもだいぶ減ってきたが,パンクリスク回避のため走行可能な場所は歩道を走る.
そう,あくまで”ゆるポタペース”で.
ゼーゼーハァハァな汗だくライドはBROMPTONに似合わないぜっと(と,踏みたくなるところをグッと抑える).

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ただ,今日の目的の1つは距離を稼ぐこと.
100kmは走りたい.

というのも,そろそろブルベ・シーズンがスタートする.
うち何本かはBROMPTONで出たい.

ブルベにあたって一番気になるのは,そのどっかり座った垂直ポジション.
どう見てもケツ負担増
ロードのような前傾姿勢だとつま先⇒ペダルに荷重できるので,ケツはあまり痛くならない ⇒ ガチ走りする方がラクな理由.

ファットでのブルべ参戦はキツかったなぁ.
TTバーがなければ詰んでた.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

ピンディングじゃないので,引き足が使えない=ペダリング効率が低下...って,だからそこまで考えるとBROMPTONに乗る意味がないって.

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てなことを考えながら,五稜周りで上富良野を目指す.
基本登りルートだが,12速だと問題ない.

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今回気付いたのが右(内装)は基本的に2速で,左(外装)での調節が快適な走行であること.

しかあし,どうにも「内装2,外装3」の組み合わせの調子が悪い.
ギアが上手くかみ合わない(時がある).
もちろんワイヤー引きなので自分で調整できる,すべきなのだろうけど,新車ゆえの伸び代もあるし,落ち着くまでもう少し待ちますか.
こういう時,通販購入は困る(翌日ライドの伏線か)

雲のスキマから太陽がたまに除く.
チャンスである.
BROMPTONを止めて撮影タイム.

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やっぱり,いい所に住んでるなぁ...とつくづく実感.
最高・最強のサイクリング環境である.

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なんだかんだで12時前に「Yamaichi」さん着.
店の前には既にロードバイクが4台ほど.
つーか,チャリダーしか客がいねぇ.さすがだ.

シンゴさんにご挨拶.
お客の二人(Aさん,Tさん)は顔なじみ.
「もうじきO西さんも来るよ」とのこと.ビンゴでした.

今季初の来訪ということで,ベーシックに「魯肉飯」を注文.
ベジタリアンやカレーなど,メニューが拡張されていた.

いただき画像

「T-Line」の値段をバラすなど,本人不在で盛り上がっていたところ,O西さん登場.
店内に入る前に,すかさずKazchari号をチェック.
さすがである.
つーか,BROMPTON乗りなら誰だってそーする.Kazchariだってそーする.

さて,食事もそこそこに,早速「T-Line」をみんなでジロジロと品評会.
泣く子も黙るチタン製である.「P」に比べるとフレームもフォークを太くていかつい.
細部の作りもやや異なっている.

さて,O西号にはさらに特徴が.
そう,超長距離ブルベ対応のコックピット周りがエグイ.

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もう,何がなんだか...
TTバーのアダプターは3Dプリンターで自作したとのこと.尊敬.
トイやプラモ界隈もそうだが,素人の作成技術の進歩がすさまじいな.

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試乗もさせてもらう.

カタログ上,「P」と「T」の重量差は約3kg.
チャリでこの重量差はかなりのものだが,O西号はこのコックピットと,外付けバッグのおかけか,乗った感じあまり変わらん.
坂に行けばわかるのだろうか.
本当の(ノーマルの)「T」って,どのくらい軽い?

それにしても,シートの上げ下げだけで,全く体格の異なる人間が,サッと乗れてしまうのがBROMPTONのスゴイところ.
これ一台あると家族全員が乗れる.

装備の話やら小ワザ集,今後のブルベ参戦の話をしつつ1時間ほど滞在.
(普通の)お客さんも増えてきたので出発しますか.
ロードのお二人とO西さんとは別ルートで美瑛の中を通りつつ,ノルマである残り70kmをポタリングすることに.

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いつものコースへ.
冬期閉鎖道路の開通状況を確認しつつ“ゆるポタ”

完全に雪が融けきる前に,MTBで泥グラベル遊びもいいかもしれない.

白金に向かう一本道を町方面へ.
そして,“あの農道”が走れるかどうか確認.

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だらだらと続くヒルクラを終えて...見事,開通していた.早い!

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この道,「BRM517美瑛の丘300」でもルートに組み込まれている.
ただ,町からの登りルートとなっているのでキツイなぁ.
直登なので正直,ダウンヒルの方が楽しい.

さて,Yamaichiで食べた昼食は完全に消化してしまったようだ.
腹が減った.
美瑛のセイコマで小休止する.

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甘い物が超美味い.
寒くなって来たのでウインドブレーカーを着用.

裏道こと朗根内経由で東川を目指す.

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途中,校庭の鯉のぼりが有名な小学校脇を通る.

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季節やな.

サイクリングロードはまだ雪が残るようなので,道道を使って東川へ.
ここはいつも,たいてい追い風.
Ave30km/h付近で爆走.すごいぜ,BROMPTON!

東神楽からは忠別川サイクリングロードを通って無事帰宅.
最後の最後に雪壁が立ちふさがるのも,この時期ならではの風物詩だ.

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つーことで,きっちり100kmライドでした.
パンクしなくて良かった.

ロード初心者の最初の壁は「100km」と言われる.
そこそこ乗りなれると,ゆるポタの代表格みたいなBROMPTONでも,割と楽に走れますな.
ポジションゆえ,いつもより少々腰に来るものの,ケツの痛みはほとんどなし.
実はこのC17サドルって,(高いだけに)すごい逸品なのでは?

BROOKS CAMBIUM C17

新型Topstoneの発表~高いが高い

2025/4/4 Fri

どうなるグラベルロード

iPhone15 pro 2024年10月20日撮影

cannondaleからTopstoneシリーズ2025年モデルの発表があった.

Topstone carbon

やはり自分が所有するチャリの新型は気になる.
旧モデルとの細かな変更点は以下の動画に詳しい.

ちなみに動画に出演されているSさんとは,昨年の「NISEKO GRAVEL」で少しだけご一緒した.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

さて,新しいTopstone,何に驚くって,まず,その価格である.
通常フロントフォークの「Topstone Carbon3 GRX」でさえ57万円

そして,シリーズ最大のウリであるLeftyモデルがハイエンド一択「Topstone Carbon1 Lefty AXS」だけになってしまった.
その価格,なんと1,135,000円!

Kazchariの「Carbon2 Lefty」(2022)は55万.
これでも高いっちゃあ高いけど,新型の値段はシャレにならん.
輸入品恐るべし.
マジで欲しい時に買わないとますます買えなくなる.

もう一つの残念ポイントと言えば,cannondaleロゴが“普通”になってしまったこと.
「ダウンチューブにデカデカとデカール表示」がほとんどの中,うちのTopstoneはトップチューブに控えめサイズの立体ロゴ.実におシャである.

一方,細かなジオメトリの変更やケーブルの取り回しはさておき,Leftyのサスストロークが10mm伸びたのは素直にうらやましい.
もちろん,それだけでは買い替える理由にはならん(当たり前).

思えば,2024年はオフロード走行率が高かった.
挙句の果てには,これまで手を出してこなかったMTBまで購入.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

Specializedには「S-WORKS」という泣く子も黙る最上級モデルがあるが,それに次ぐグレード.
フルカーボン+フルサス+電動コンポで,ゆっくり走ることは許されない仕様(思い込み).
グラベル爆速(ダウンヒル除く)
さらにはハンドルもカーボンに換装し,その軽さゆえに舗装路も意外に速かったりする.もはやオールラウンダー.

そう,こいつのおかげで,我がTopstoneの立ち位置が微妙になってしまった.
“いらない子”というわけではないが,使い道がなぁ.

2年連続参加している「NISEKO GRAVEL」にはなぜかグラベルロードで出ないとイカン,みたいな雰囲気もあるけど,今年は所用で不参加の予定.

そこで考えた.
所有車のうち,主にブルベで使用しているのが2019年モデルの「TREK DOMANE SLR7」
カテゴリはエンデュランスロードである.
長めのホイールベースに前後isoスピードと快適性に振っている.

それでいて現行モデルより軽量なのでヒルクライムもイケる万能マシンである.
こいつで数々のブルベやヒルクラ大会に参加してきた.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

さらにZWIFTマシンも兼ねているため,走行距離は68,400kmを越えている.
既に購入6年.
現状,どこかに不具合があるわけではないが,フレーム寿命という言葉が頭をよぎる.

そこで考えた.

Topstoneにスリックタイヤをはかせて,ブルベマシン化するのはどうだろうか?
実際に200,300ブルベは経験済み.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

2024BRM429日高門別200

まずポジションがいい.
前後サスもちゃんと仕事している.

問題は...ガチガチのオフロードタイヤ.
ブロックなので転がり抵抗が半端ない.
実際の「×1.5倍」の距離を走っている気分.

タイヤを換装すれば良かったでは?という意見もあったが面倒だった.
で,やっかいなことにフロントLeftyなので,予備ホイールも(簡単に)用意できないのだ.

そやね,何事もやってみなければ始まらない.
タイヤ交換,試してみる?

やはり信頼と実績のPanaracer「GRAVEL KING」から選びたい.
”グラキン”は種類が豊富だが,ブルベに使うならスリックのこいつか?

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 各サイズ 通常/耐パンク/軽量モデル

耐パンク強化の40cあたりかなぁ...

この計画は,当然その先を見据えている.
そう,「納沙布1200」である.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

現状は信頼と実績のDOMANEをチョイスする予定だが,スリックタイヤを履かせたTopstoneなら悪くないかも.

ポジションや振動吸収性が優れているのはもちろんのこと,コンポは電動じゃないので充電の心配要素を1つ減らせる.
サドルを「セラアナトミカ」,TTバーを装着.
重量はあるけど,ドロップバッグ・サービスがあるので,携行荷物もそんなに要らんしな.

うむ.これは考える余地ありそう.

ファットな油断してたらガチ吹雪にヤラれたライド

2025/3/30 Sun

零下5℃の闘い

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曇り.温度:3 ℃,湿度:43%,体感温度:-5 ℃,風速:21.1 km/時,風向:SSE

昨夜は21時という超早い時間にベッドに入ったものの,夜中に2度ほど覚醒してしまった.
トイレのせいである.年だねぇ.
その度,眠りにつきなおす.

いつもの起床時間=6時になった.
早めに起きれたら,クルマで南方遠征ライド計画...は見事に崩壊.

そして外を見ると,曇天かつ強風.
昨日と変わらぬバッド・コンディション.
天気に文句を言っても仕方がないが,モチベが全然あがらない.

うだうだと朝食.
そして『ゴジュウジャー』を視聴したり,部屋の掃除をしているうちに10時を越えた.

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』~帰ってきた邪道

さて,その『ゴジュウジャー』
面白いことは面白いのだが,まだ話の軸が見えてこない.
意味のありそで,なさそなカオスが継続中.
とりあえず「家族」がテーマなのか?
説明不足のまま話が展開している.
しかも『ドンブラ』ほど謎に訴求性がない.

YouTubeで配信中の『ギンガマン』と比較して思うのだが,最近の戦隊はメイン層であるキッズが活躍する回が少ない.
クセの強い大人同士がワチャワチャしているだけで,教育番組としての体をなしていないような...誰が対象なのだろうか?

とまぁ,そんなことを考えている間も,外の天気は晴れたり曇ったりと全く安定しない.
風が強い.電線が豪快に揺れている.

このまま家ですごす?
そんなのは嫌だ.
半分意地で出かけることにする.
きっと,出かければいいことあるはず.

となると,今日もファットの出番.
良いように考えればこいつでライドするのも,今だけかもしれん.

今日も特に目的地を決めていない.
昨日とは逆方向で,かつ知らない道をたどりつつ進もう.

まずは住宅街をライド.
風の影響が少なくて良し.
なんとなく「三浦綾子文学館」方面へ.

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かなり以前に入館した記憶がある.
代表作『氷点』は読んだものの,特にファンと言うわけではない.
昔からクリスチャン系の文学は好みに合わない.

逆に西洋人でありながら『シッダールダ』をはじめとして,東洋思想に傾倒していたヘルマン・ヘッセは出会えてよかった作家の一人だ.ココロの大恩人である.

記念館の敷地を抜けると堤防のサイクリングロードにつながる(チャリは降りて押しましょう).さすがに雪のためにまだ通れそうにない.

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一旦引き返して別のルートを散策.

住宅街なのに空き家が目立つ.
もはや廃墟化している家も散見.
少子化,人口減少,少産多死...いろいろ言い方はあれど,明らかに日本の縮小を感じる.
Kazchariの自宅周辺も若い人が減って,高齢者の住民ばかりになった.
もうじき「オマエモナー」の声が聞こえてきそうだが.

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さて,堤防の道に上る場所をようやく発見.
半分は雪に覆われているが,走れないことはない.
まるで昨日のデジャブだが,天気は昨日の方が良かった.

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しばらく走って国道12号(新道)を横断.
幌加内方面へ向かってみる.
味わい深いJR伊納駅(2021年廃駅)をとりあえずのゴールにしますか.

雪でぶつ切れのサイクリングロードを進む.
人の姿はない.
停車しているジムニーが見える.釣り人か.

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それしても曇天中の曇天.
海外高級ウェア「Rapha」の広告にありそうな英国のカントリーサイドを走っている感.

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結局,雪に覆われてしまったのか,伊納駅は発見できず,サイクリングロードの通行止めゲートでストップ.

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旭川市,ここから神居古潭への道はもう開通させる気はないようだ.

旭川サイクリングロード通行止め概要

あー,昔,走っとけばよかった.
そう,鉄道同様,道は生物.
いつか突然走れなくなる日が来る.
少し旧道マニアな気分.

さて,ここでUターン,と言いつつ登ってみる.

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あーなんか昔走ったな.
結構な高台まで続く道だったはず.
もう少し雪解けが進めばこの先のグラベルも開通するだろう.

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閉鎖中(?)の青少年の家を通過.
物々しい雰囲気漂うトンネル.

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中央部が,がっつり凍結中.
突っ込んだら落車間違いなし.

後は国道12号に出て,雨紛方面へのルートを取る.

この頃からだ.

明らかに雪が激しくなってきた.
サングラスに雪がはりついて視界不良.
ファットやウェアに着いた雪も全然融けない.
さらには向かい風.

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幸い,気温の低下はそれほどでもない(体感気温はマイナスだが)
昨日も書いたが「おたふくインナー」がいい仕事をする.

とは言え,長袖グローブの指先が冷たく,感覚がなくなってきた.
インナーグローブを装着.

こいつも素晴らしい商品だ.

すっと向かい風の中の走行は辛い.
ここはシングル・エシュロンで,ジグザグにルートを取りながら自宅に近づくことにする.
少しだけ神楽岡公園に寄ってみる.

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ようやく帰宅.

シャワー後はインスタントラーメン.
冷蔵庫にあったウインナーを炒め,目玉焼きをのせる.
水菜もあったのできざむ.
これで少しは栄養になる?

外を見ると真っ白.
正に吹雪.

こんな時には...“サ活”でしょう!
今日はローテーションで「花神楽」
残念なことに「4月から50円値上げで¥750」のお知らせ.
ますます生活サバイバル感が増してきた日本である.

先日読了した『天路の旅人』の余韻が覚め止まぬ中,夕食はインド・ネパール系のメシが食いたくなった.

旭川に点在するネパールカリー店の1つに行く.
チキンカリーとナンのセットを頼んだが,この最安の組み合わせでも今や¥1,400である.
いやホンマ,外食が贅沢品になってきたなぁ.

それでも半年に1回ぐらいの割合でカリーが食べたくなる.
あるあるな話だが,インド現地のカリーはクセが強すぎて,あまりおいしいと思うことがなかった.
それに...よく腹を壊した.
日本人の貧弱な胃には色々と刺激が強すぎたかもしれん.

面白いことに日本滞在経験がある現地人から「ニホンノカレーノホウガオイシイネ」という声をよく聞いた.

さて,食べ終わったので退去しようとしたが,「マダ,デザートノアイスガリマス」と引き留められる.お口直しにちょうど良い.

つーことで,一気に真冬に逆戻りライドも無事終了.
これはあれかな,骨折のせいで冬に全然乗れなかったKazchariへの天からのサービスかな.
そういうことにしましょう.

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ファットなまだまだ雪遊びライド

2025/3/29 Sat

ハズレ週末

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曇り.温度:3 ℃,湿度:47%,体感温度:-5 ℃,風速:22.3 km/時,風向:W

本日,いよいよ娘が旅立つ.

思えば,幼少期より遊んでいた娘の友達も,高校を卒業すると,みな旭川を離れて札幌や首都圏,関西圏に進学していく.
田舎,もしくは地方都市に住む最大のデメリットは教育環境が貧弱であること.
選択肢があまりに少ない.

初めての経験ゆえ,たびたび「不安」を口にしているが,一人暮らしほど人を成長させるものはない.
自炊が苦手な我が娘.
ともあれ,ちゃんとしたモノ食えよ.

そんなわけで娘を見送った後,今度は息子を冬期講習中の塾まで届ける.
うちの息子,算数や理科は割と得意だが,なぜだか漢字が壊滅的.
まぁ,あんな複雑怪奇かつ,しかも読み方無限大の文字を覚える方がどうかしているかもしれん.

帰宅後はライドの準備.

雪が融け,やや暖かくなってきたので,通常であればロード練の開始時期.
既にBROMPTONは試乗済みだが,本格的なライドはEMONDAから.

BROMPTONライフ始まる~こいつ,走るぞ!

NEWアイテム「DRIVE HELIX 57D」を装着.
おお,これはむっちゃかっこええ.ウネウネがたまらん.
もちろんDi2パワーメーターのバッテリーも充電.
いつでも走れるぜ!

iPhone15 Pro

実はこの後,ヨメさんと息子は外泊で留守となる予定.
つまり,週末はKazchari一人となるため,苫小牧や室蘭あたりのビジホに泊まって,翌日曜日に周辺ライドを楽しもうと画策していたが...北海道全域,天気予報はどこも最悪.
風が強い上に気温も低い.あまつさえ雪マークである.
これではガソリン代,宿代をかけて遠征する意味がない.

「旅立つなら晴れた日に胸を張って」と,布施明も言っている.

と,素直に計画変更.
こういう時にはコケても安心,質実剛健のファットだねぇ.

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特に目的地は決めずぶらぶらと.
まずは馴染の川沿いサイクリングロードをゆるポタ.

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やはり雪が残る.
日当たりの差なのか,川の両岸で雪の量が異なる.
既に乾燥路でスムーズに走れる時もあれば,まだザクザク,もしくは路肩の土部分ならなんとか,などバリエーション豊か.これは楽しい.

...と,言いたいところだが,何しろ風が強い.
サイドスタンド付きのファットがあおられて,スタンド側に倒れるほど.

にしても今季から導入のおたふくのインナーが超快適.

これまで「FineTrack」「ミレーのあみあみ」など吸汗速乾をうたうインナーを利用してきたが,そのどれよりも素晴らしい.
マジで汗かかない,かつ温かい.
少しハイネック気味なのも冬ライドに最適.
来季の活躍にも期待.

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さて,風は強いものの追い風基調.
もちろん,これは甘い罠である.
行きが追い風ということは...帰りは(向かい風)地獄が待っている.

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東川の通称「クラフト街道」へ.
移住者の方々のおしゃれな家(or 別荘)やカフェが並ぶ.
その横を鼻水たらしながら,ピチピチウェアで走るおっさん.
これがいいんです.

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そろそろ帰る時間.
進行方向を逆向きに.

想像はしていたが...マジで向かい風.
スピードメータの速度が下がる.時速10kmを切る
あーこれはあの時と同じだな.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

マインドをトレーニングモードに切り替える.
このクソ重いひと漕ぎひと漕ぎが,己の大腿四頭筋を肥大させ,心拍機能を高めるのだ.

大切なのは『真実に向かおうとする意志』である.

やがて迎えるその日をできるだけ先延ばしにする.
このゲームを楽しむべし.

ゾンビ走法を極めた頃,キトウシの森,入口に到達.

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走行ルート的に向かい風が,右斜め前方からの風に変わった.
労力は対して変わらん.

帰りは行きと対岸のサイクリングロードにトライ.
こちらも乾燥と残雪が交互に現れる.

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土の部分,つまりギリギリを攻めるが,これ転倒したら鎖骨,まだヤバいよな...と冷静に.
はい,無理しない無理しない.
公道にチェッカーフラッグは存在しないのだ.

サイクリングロードのラストは正に雪原.さすがファットだ,なんともないぜ!

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腹が減ったが外食は高くつく.
コンビニは寒い(イートイン,復活せんかなぁ)
リュックに補給食はあれど,家まで我慢する.

帰宅後,速攻でポテチの袋を開け,プロテインを流し込む.
いいのか? この食べ方.
シャワーも暖かいぜ.

ウェアを洗濯機に放り込み,”サ活”へ.
厳しいライド後のサウナは最高の組み合わせである.
先ほど,旭川の教育環境は...と書いたが,人口が少ないので,週末でもサウナや映画館がガラ空きなのが本当にありがたい.
要は若者ではなくおっさん向けの町かもしれんなぁ.

夕食は“みんな大好き”「かつや」へ.
今月の限定メニューは「ホルモン焼うどんとチキンカツの盛り合わせ定食」という,関西人もびっくりの炭水化物セット.

うちの家族はなぜか「かつや」嫌いなので,Kazchariはいつも1人で来店.
食べ終わる頃に気付いたのだが,何か物足りない.
そう,壺に入った「かつや特製たくあん」を取り忘れていた.
たまたま座ったカウンター席に置いていなかったので気付くのに遅れた.

この「たくあん」,Kazchariの大好物なのだ.
わずかに残ったごはんとともに,横の席からぶんどった「たくあん」を多めに取り,フィニッシュ.
それにしても,物価高の中,コスパ最高の「かつや」の存在は実にありがたい.

そういやアプリの宣伝をやたらしていたのでのインストール.
アプリ経由でお持ち帰りの予約などができるようだが,それより¥100引きクーポンが実装!
これって,紙のクーポンの期限切れリスクがなくなったということ? 素晴らしい.

誰もいない家に戻る.
急激に眠気が襲ってきたため,なんと,21時にベッドに入る.
疲れているなぁ.

明日,もし,めっちゃ朝早くに起きれて,道路に雪がなくて,天気予報も晴れだったら,遠出して新生EMONDAの走りを楽しむんだ...ムニャムニャ

ファットな今シーズンラストのスノーライド

2025/3/23 Sun

トラウマなんて存在しないっ

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:1 ℃,湿度:74%,体感温度:-5 ℃,風速:16.7 km/時,風向:NW

昨日に引き続き,今朝も降雪からスタート.
とは言え,出かけないともったいない.
カラダがなまってしまふ.

ロードバイクに乗って楽しい天気ではない(昨日エライ目にあった)

BROMPTONな寒冷&爆風ライド

こんな時には...そうだ.うちにはファットバイクがあるではないか!
落車事故以来,久々のファット出撃である.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

なぜか封印されていた感.
事故のトラウマがよみがえるから?
午前中にパーッと行って,パーッと戻ってくるか.寒いし.

ここのところ,BROMPTONばかりに乗っていたのでポジションが新鮮.
シートが高く,目線も高い.
それにフロント偏重.
極太ブロックタイヤの転がり抵抗すら懐かしい.

OLYMPUS TG-5

車道はともかく,歩道にはまだ雪が残る.
そんな歩道をあえて選択.そうそうこの感じ.
既にノーマルタイヤに換装済み.凍結路面にはご用心.

OLYMPUS TG-5

路面を選ばず,ボヨンボヨンと突き進むファットは楽しい.
購入後の冬ライドも実に5シーズン目.
DOMANE同様,カラダに馴染みまくったポジションやシフトフィーリングが心地よい.

OLYMPUS TG-5

本日の目的地は近場.
このブログにもたびたび登場する雨粉から共栄にかけての山岳地帯である.

激坂だらけで,夏はヒルクライム練にちょうど良い.
冬は冬で,山中にもかかわらず個人宅や作業場,厩舎が点在するためか除雪が入っており,スノーライドが存分に楽しめる夢のようなエリアなのだ.

OLYMPUS TG-5

途中,MTBのブロックタイヤ痕を発見.
乾燥した車道ではなく,路肩ギリギリの雪上をあえて選んで走っているようだ.
通だね.知り合いかな?

ヒルクライム中,前方にMTBikerを確認.この人のか?
ケイデンスを上げて追いかける(なぜ?)

ここの山頂から分岐して「例の道」が始まるのだが,そのMTBikerさん,そこを通り過ぎて姿が見えなくなった.
残念.追いついてたらお誘いしてたのにな.

OLYMPUS TG-5

で,ここからがお楽しみ.
夏も冬も楽しい,半グラベルな山岳エリアである.
しかも,こちらからの進入だと基本下り.
これまでの登りの苦労が報われるコースである.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

とっかかりから見事な雪道.
すっかり融けてしまった幹線道路とは季節が明らかに異なる.
しかも,適度な気温のせいか凍結カチカチでもなく,一方でザクザクでもないという,実にファット向きな路面.

OLYMPUS TG-5

そんな好条件のダウンヒルを「ヒャッハー!」と快走したいところだが...

その瞬間,Kazchariは思い出した.

骨が折れた瞬間の音と痛みを...鎖骨バンドを装着させられていた屈辱を...

あんな経験は二度としたくない.

つーことで,まずはシートをドロップ.
脚がいつでも着く状態にして,かつブレーキをこまめにかけながら,超スローでソロリソロリと下る.

はたから見れば完全にド素人(実際素人だが).
いや,こんな時は臆病なくらいがちょうどいいってね(いつもココロにカイ・シデン)

新雪部分を選び,スリップに気を付ける.
雪の下はグラベル,もしくはアスファルトが波打っていることは知っている.

OLYMPUS TG-5

とまぁ,トラウマたっぷりに10%近いダウンヒルをクリア.
先ほどのMTBikerさん,誘わなくて正解だったかな.
遅すぎて迷惑をかけていたかもしれん.

神の祝福か,この頃には晴れ間も出てきて,雪の白と空の青のコントラストが美しく輝きはじめた.♪アレルヤ~

OLYMPUS TG-5

もちろん,時折停車して写真撮影もかかさない.
指先が凍傷になりかけた昨日の反省を踏まえて,グローブのままシャッターが押せるOLYMPUS「TG-5」を持参.
そう言えば今日のウェアも真冬仕様だった.

OLYMPUS TG-5

林間に入る.
前方に厩舎(?)が見えてきた.
ここの存在のおかげで除雪がされている.ありがたし.

OLYMPUS TG-5

同時に路面のザクザク度がアップ.
泥ハネでファットどころか,カラダ全身が濡れる.
真冬防寒防水ウェアで大正解.

OLYMPUS TG-5

にしても四季を通じていい道である.
逆方向からだと,ずっと登りになるので地獄だが.

OLYMPUS TG-5

最後に少しだけ坂を登って,元の幹線道路に復帰.
いやぁ楽しかった.
外ライドは至高.
オゾンをたっぷり浴びた.
やはりチャリは最高の趣味だ.

OLYMPUS TG-5

少し進んで,もう一度坂を登る.
今度は景色の良い稜線ライド.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

のんびり漕いで最終的に観音台(墓地)へ.

OLYMPUS TG-5

後は下って家に帰るだけ.
ヒルクラ練の定番コースだが,今日のような雪解け直後だと路肩がジャリ&ゴミだらけ.そんな道でもファットの安心感よ.

OLYMPUS TG-5

冬シーズン最期に大満足のスノーライド,でした.

【おまけ】

iPhone15 Pro

ずっと探していたOLIGHT製リアライトのフタを偶然リュックの奥底に発見.いつ,こんな所に入れたかの記憶が全くない.
どうもこのパーツは取れやすい=無くしやすいようで,公式ではこのフタだけ別売りしている.

「(本体は)まだまだ使えるのにもったない」と悔やんでいたところに,この発見.
“日常の小さな幸せ”とは,こういうことを言うのだな.しみじみ.

※ 最新版はUSB-Cに変わった

OLIGHT SEEMEE30 C