EPICな久々のグラベルつないで美瑛までライド

2025/6/21 Sat

MTBと向き合うには

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曇り.温度:25 ℃,湿度:72%,体感温度:25 ℃,風速:9.6 km/時,風向:SSW

今週末は珍しくイベントなし.

もちろん「家でゆったりとくつろぐ」などという選択肢はない.
チャリに乗れ,とガンダムが言っている.

ただし,昼からは雨予報.
午前中の短時間で中身の濃いライドと言えば...グラベルでしょう!

グラベルロードのTopstoneはスリックタイヤのまま.
例の計画は明日以降施行予定.

進化するTopstone~on & off

我が家にはもう一台,オフ車がある.
そう,「Specialized EPIC EXPERT」である.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

こいつに乗るのはひさしぶり.
あの地獄の「上砂川4耐」以来である.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

もちろん帰宅後は徹底洗車したが,あらためて観察すると,あちこちのスキマに泥やら草がまだ詰まっている.

よし.

今日はグラベル・ライドしてから,細かいところまで洗車Day.
こないだAmazonでこんなん買ったし.

Safewings 洗車ブラシ 5種類

つーことて出発.
これまでも何度か紹介した,できるだけグラベルをつないで美瑛まで向かうライドである.
基本的に河川敷,そして農道を通る.
まずは家を出て最初のグラベル.

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前回のレースの際,右の電動シフトボタン,および左のドロッパーレバーが親指にあたって傷を作っていた.
右はともかく,左のレバーはネジ穴一つ分,内側に移動した.当たりがマシになった.

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美瑛川河川敷へ.
やはり近々舗装されてしまうのか,途中から新しいジャリがまかれている.
深ジャリになって,フルサスマウンテンの面目躍如.

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にしても...所詮は平坦道.
思い起こされるのは「上砂川4耐」での惨敗.

速い人たちは,あのドロドロの激坂を,どうしてあの速度で登れるのか?
どうして,あの強度で4時間走り続けられるのか...
何か,単純にテクニックや体力だけの問題ではないように思えてきた.

そう考えると,Kazchariもロードバイクを始めた頃は,50km程度で完全にガス欠.
全身筋肉痛で,翌日は全く動けんかった.

つまり,MTBも乗り続けて慣れれば,もう少しマシな走りができるようになる?(うんなわけない)

で,道路を渡って次の河川敷グラベル.

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このグラベルも,対岸は半分以上舗装されてしまった.
以前STRAVAで「河川敷舗装化の進行」を嘆いていたら,「舗装化を喜ばない市民がいるなんて,役所の人たちは思いもよらないでしょうね(笑)」というコメントがついていた.
まぁ,大多数の市民にとっては...そうでしょうね.

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ジャリに飽きたので,川沿いに下りてみる.
草地ライドも面白いが,スプロケやプーリーに草がはさまって大変なことに.

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新ルート開拓.
行けなさそうで行けた道を走る(押上げ要)
にしてもキックスタンドがないと,何か構図が決まらん(カーボンフレームなので取り付け不可)

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森の中へ.
雰囲気最高だが,こういう場所で停車すると蟲どもに襲われる.

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EPICを木に立てかけて撮影.
さぁ出発と木に近づくと,例のマイマイガの幼虫がうじゃうじゃと巣くっていた.うぎゃあー.

先日,知らずに首筋にくっついているのを手で掃って以来,割とトラウマ.
しばらく痒かった.

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途中,舗装路も走るが,こんな感じでグラベルをつないでいく.
まぁ,ここまではいつものルート.

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伐採作業中の山.
土曜日のせいか,今日は重機も動いていないようだ.
EPICで登れそうな感じだったので進入.

しばらく走ると麦畑.
コンクリ交じりの凸凹道を登る.
こういう道は楽しい.

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実に美しい.
登ってみると,いつもの知っている道につながっていた.

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小さく映る影は,旭川空港から飛び立つ旅客機.
そういや最近,飛行機に乗ってない.
やはり秋頃に「例の計画」を実行すべきか.
Pikaさんによると,台湾一周の倍の費用がかかったという.
それは...躊躇するねぇ.

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両端に麦畑.
ご覧の通りの曇り空.
涼しいのは良いが,画的には映えない.

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ここはおなじみの「赤羽の丘」
ツーリングマップルにも掲載されているが,観光客の姿はあまり見かけない.
もちろん,メジャーにならない方が良い.

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そう言えば,今年も7/1より「丘のまち びえいサイクルスタンプラリー」が実施されるらしい.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー

新コロ禍の時から開催されている.
昨年も3回に分けて全スタンプをゲット.
美瑛の特産品をいただいた.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

美瑛各所のスタンプをGPS計測で専用アプリに押していく形式.
最難関は望岳台
ローディならともかく,たとえ電動であってもレンタルママチャリであそこまで登るのは相当の覚悟が必要.

詳細は不明だが今年も同じポイントなのだろうか?
どうせなら数を増やすとか,到達の難易度を上げるとか...(チャリ廃人の発想)

「赤羽の丘」からダウンヒル.
いつもは雑草に覆われている河川敷のグラベル.
「草苅り作業中」ののぼりが立っていた.
「これは,これは」と即進入.

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道なき道を切り開いたような良い雰囲気.
草でふわふわの路面を爆走.そしてスプロケが大変なことに...

空模様が怪しくなってきたので,グラベル遊びは終了.
自宅方面へ向かう.

千代ヶ岡のセイコマで小休止.
復活販売の「梅ソーダ」が美味い.

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最後はやはりグラベルで〆.
舗装化進行中の往路の対岸を走る.

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無事に帰宅.
まずはシャワー.
そしてSTRAVAにデータと写真をアップ.
昼食を摂り,洗濯したウェアを干していると,予報通り雨がポツリポツリと...

ヤバい,ヤバいと,本降りになる前にEPICの洗車を開始.
前回と今回,両方の汚れをしっかり落としてやらんと.

CXWXC 自転車 メンテナンススタンド

作業中,たまたま家にいた息子(中1)が現れて一言.

「とーちゃん,オレの自転車(GIANTのMTB)も洗って~」

「アホ,ふざけんな,自分でしろ」と,洗車方法をレクチャー.

わかってんだが,適当なんだか,Kazchari指示の下,なんとかキレイにする.
自分の道具は自分で手入れした方が愛着がわくものだ.

しかし...チャリが6台(息子のMTBを入れると7台)にオートバイ1台(ヨメさんのバイクを入れると2台).
洗車用のケミカル品の消費が激しすぎる.
特にこいつ.

ワコーズ フォーミングマルチクリーナー(FMC) A402

ワコーズの製品は確かに優秀だけど,別のメーカーに変える(試す)など,コスパの見直し必須やな.

つーことで,明日はいよいよTopstoneの”あの”作業.
楽しみだ.

進化するTopstone~on & off

2025/6/5 Thu

オンオフリョウヨウ,モンダイナイ

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お気に入りの黄色い「Cannondale Topstone Carbon2 Lefty」

ヒルクライム,グラベル,ブルベにと様々なライドシーンをそつなくこなす万能チャリ.正にオールロード

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

Topstoneな音更周辺グラベルライド

特に先日の「BRM524美瑛の丘300」では,標準の44Cブロックタイヤから,無印グラキン35C,つまりスリックタイヤに履き替えたところ,ロードバイクに引けを取らないパフォーマンスを見せてくれた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

秋になってブルベシーズンが終われば,再度ブロックに戻して紅葉グラベル探索でもと画策していたが,タイヤ交換が意外に面倒くさい.

TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

それにグラベルタイヤのチューブレス化も試してみたい.
そこでオン-オフの換装を容易にするために,もう1組,ホイールを購入することを考えた.

だがしかし...

ここで問題となるのが,言うまでもなくLeftyフォーク,つまり特殊形状のハブである.
Cannodale独自規格ゆえ,まず社外の完組みホイールは入手困難かつ選べない.

となると,Kazchariのスキルはさておき,パーツを入手して「手組み」という手段に頼らざるを得ないのだが,そもそも純正ハブの単品売りすら常時行っているわけではないようだ.

まぁ,Cannodaleの場合,昨年「日本法人撤退」というゴタゴタもあったしなぁ.

まぁ,そんな感じで「Leftyハブの完組みホイール」がどこかで入手できないかと,日々ネットサーフィン.

やっと見つけたと思ったら...

【オリジナル完組み】Cannondale Topstone Carbon Lefty 専用カーボンホイール作りました!

高価だがかなりの理想形.
購入するつもりで問い合わせたところ,残念ながら対面販売しか行っていないとのこと.
東京まで行く? それはさすがに...

ところがである.

先日,何気なく検索した「lefty ホイール」に某フリマの出品が反応.
なんと!Topstoneから外した前後ホイールの中古品が出品されていた.

もちろん,フロントハブはLefty用だ.

前後アルミリム単体の出品で¥32,100と,高すぎず安すぎずなかなか微妙な値付け.Kazchari閲覧時のタイミングで16時間前に出品.

上記のY’sロードさんのホイール(ただしカーボン)¥12万だと考えると格安とも言える.
少し悩んで,こんな機会はなかなかないと,大昔に登録したidでログイン,思い切って購入した.到着まで一週間ほどかかるようだ.

もちろん,ホイールだけではチャリに組み付けることはできない.
リアスプロケットディスクブレーキローター,それにタイヤを別途購入する必要がある.

運良くAmazonタイムセールも近い.
ここで買いそろえることにしよう.

とりあえず,タイヤの候補はグラベルキングの「X1」
2025限定カラーに「ハニーバター」がある.
我がイエローのTopstoneにあつらえたかの様なぴったりの色合いである.
サイズは40cのブラックサイドで.

Panaracer グラベルキング 2025年限定色 ハニーバター 700×40C

チューブレスにするならシーラントも必要かぁ.わくわく...と,喜んでいたのも束の間,ある重大なミスに気付いた.

購入したホイールが付いていたのは,おそらく2024年モデルのTopstoneだろう.出品者さんも「昨年購入した」と書いている.

KazchariのTopstoneは2022年モデル.
何が違うって,コンポのGRXが11速から12速に進化していること.
つまりリアハブの形状が異なるのだ.
つまり...ポン付けできない?

この疑念を晴らすため,ネットでいろいろ調べまくる.

結論.

購入したホイールについている12速用ハブは「SHIMANO FH-TC500-MS」
こいつはKazchari号の11速コンポ「SHIMANO GRX800」には取り付け不可!

なんてこった,パンナコッタ.

や,やっちまったか.

これは改造が必要.
コンポを最新に変えるわけにはいかない.それこそ大出費.

となれば,11速に適応したセンターハブを用意するしかない.
ネットの情報やAI(Gemini先生)を使って大調査.
とんでもなく多くの種類,仕様のあるハブから,最適解を発見!

フリーハブ 8-11s 142/28 スルーブラック FH-TC500-HM ディスクブレーキ CL

似たような形式名だらけで困る.
届いた後は,当然だがセンターハブ交換のためスポークの組み換え作業が必要.
そんな技術はKazchariにはない(キリッ)
がんばって,無理やり組めたとしても,振れ取りなどのメンテ道具もない.

直接安全にかかわるパーツだし,ここは素直にショップに頼むかぁ...つーことで,先日「ヨシリン」さんに出向いた次第である.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

後日,フリマで買ったホイールも無事届いた(ちゃんと美品でした)

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Amazon他で買った残りの必要パーツも次々に着弾.

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これでオンもオフも,用途・状況に合わせて快走可.
何より新しいホイール&タイヤで,グラベルを駆け巡る日が楽しみだ.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

2025/5/23 Fri

ツルツル行こうぜ!

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2019年「BRM720北村300」というブルベに参加した.
獲得標高2013mの比較的平坦なコースである.

この時の完走タイムは12時間59分.
風向きが良かったのか,現状,これが300kmブルベのベストタイムである.

そして2025年「BRM524美瑛の丘300」に参加する.
距離はもちろん300km,かつレイアウトは少し異なるが獲得標高も2048mとほぼ同じ.
ゆえに目標を「北村300」のタイムと同等か上回ることとした.

これには理由がある.

発着点である「滝川ふれ愛の里」には入浴施設がある.
ここの最終受付時間が21時半なのだ.

滝川ふれ愛の里

朝7時スタートなので,13時間で戻れば20時着.
これでゴールすればサウナ3セットも余裕である.

「北村300」DOMANE,つまりロードバイクで走った.
今回は,ブルベマシーンとして絶賛育成中のTopstoneである.

普通に考えればロードバイクの方が速い.

だがしかし.
この5年間のランドヌールとしての成長で,より速く走れる可能性はゼロではない(一方で加齢の問題もあるけど)

そして,今回は念願のブロック⇒スリックタイヤへの交換を試すことにした.
この案,前回の「BRM518桂沢200」の前にも実行しようとはした.

TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

この時に断念したタイヤ交換(ビート落とし)は,自転車専用ではない工具を購入したことで,いともたやすく,えげつなく,あっという間に完遂できた.

Pikaさん,情報ありがとうございます!(灯台モトクラシーだな).

SK11 怪力クイックバークランプ M 口開き150mm 締付力80kg SRC-150M

驚いたのが,このクランプ,なんとAmazon注文後翌日に届いた.
都会住みの人にとってはあたり前かもしれんが,(Prime会員に関係なく)北海道だと注文してから3日後に到着とかはザラである.
たまたま道内倉庫にあったのか,航空便に間に合ったのかは謎だが,ここまで早い到着は初.

早速,開封.

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見た目プラスチッキーで軽量だが,その締め付けはホンモノ.
指にマメを作り,2時間格闘しまくったタイヤがあっけなく外せた.人類の勝利だ!

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さて,元のタイヤ,中央部の山まだ残っているが,サイドブロックの根元はひび割れつつある.再利用するかどうか悩みどころ.
それにチューブも太くて重い.そらそうだ,44c用だ.

で,交換するのはもちろん事前に用意していた「無印グラキン35c」「パナの紫」だ!

Panaracer グラベルキング 35c 耐パンク

Panaracer パープルライト TPUチューブ 700/32~47C 仏式 65㎜ 金属製バルブ 超軽量

あー,交換作業前と後での重量計測忘れた.
しかあし,体感で確実に軽くなったのはわかる.

で,組付け作業を開始したが,もちろん,やらかしも発生.
このタイヤ,ほぼスリックにも関わらず,回転方向が決まっているのだ(パターンは関係ない?).

しかも,その目印は極小.

老眼のKazchariはしっかり見逃してしまい,反対方向に組み付けてしまい,作業やり直しの憂き目に...トホホ.
「グラキン」使う方は要注意.

下の写真では(上質な)バルブ留めが付いているが,ネジが切れていない根元の部分がむき出しになるため,結局使えなかった.
このリムハイトだと,バルブ長65mmでも長すぎるようだ.

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で,無事作業完了.
舗装路メインのため,空気圧は3.5Barにした.
なぜか自然に空気が抜けて,いつの間にか2Bar程度になるのはなぜ?

明日は滝川スタートなので,前泊ではなく自宅から直接向かう.
あらかじめ,Topstoneや工具,着替えの類はハスラーに積んでおく.

TPUチューブゆえ,パンクの懸念がなくなったわけではないが,その分「グラキン」は「耐パンク強化」モデルである.

どちらにせよ,もしパンクしたら手だけで外すのは無理なのでDNF確定やな.
ゆえに輪行袋も持参(未使用).

R250 グラベルバイク用 縦型軽量輪行袋 ブラック フレーム/スプロケット/ローターカバー・ダミーローター・輪行マニュアル・12mmスルーアクスル用エンド金具付属

まぁ,今回のコース,家の近くを走るのでDNFはしやすいかも...あっ,クルマは滝川や!

https://ridewithgps.com/routes/50096452より

これで準備は整った.
タイヤ交換の成果はいかに? ⇒ その1へ

TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

2025/5/17 Sat

メカ好きなのにメカに弱い

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ブルベの準備は前日から始まる.

まずは機材(チャリ)選びから.
前回のブルベはお試しにBROMPTONで参加.

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

完走こそ果たしたものの,カラダ,特に肩回り(肩甲骨の間)はガッチガッチで痛みすら感じた.
ポジション固定が何しろキツイ.
ブルベ終了後は,定サウナの『ふとみ銘泉』にて,入浴だけして帰宅する予定が,まさかの寝落ちで宿泊してしまった.

ホンマ,ドロップハンドルは実に偉大な発明だ.

そう考えるとマイスターO西さんをはじめ,600どころかRMを走るBRO軍団の方達は超人だ,とつくづく思う.
スピードは関係ないっつーか,むしろ時間がかかればかかるほど辛いと思うのだが.

つーことで,2025年ブルベ第二戦となる『BRM518桂沢200』BROではなく,グラベルロードのTopstoneで参加することにした.
一応,ロードバイクを使わないところがちっぽけな意地(何に対して?).
実績もあるこたぁある.

2024BRM429日高門別200

時々記事にしているが,今夏最大のイベント『納沙布1200』には現状Topstoneで出る予定である.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

Topstoneはフロントシングルでワイヤ引きのシンプルギア,ディスクブレーキで雨でも安心,前後サス付きでボコボコの道内道路も快適であることを考えると実に長距離向き.

ただし,懸念事項も数点あり.

まずは車重.

乾燥重量ですでに10kg越え.
これはまぁ仕方がない.
ヒルクライムレースマシンではないのだ.
転がしてしまえば...まぁ,大丈夫でしょう.
リアのスプロケデカイし.

次にサドル

フィジーク製が標準で付いているがイマイチKazchariのケツに合わない.
長距離は辛い.
「1200」の本番ではセラアナトミカかなぁ...やっぱり.

SELLE ANATOMICA X2

そして一番の問題は...タイヤである.

現在は標準の44cのブロックタイヤ「WTB Raddler TCS Light, 700x44c, tubeless ready」がついている.

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いわゆるグラベルタイヤとしてもサイズ大き目(太目).
グラベルでの走破性に不満はないが,その分,舗装路の“転がり抵抗”とやらも大きいのだろう.

そこで,舗装路を快適に走るために,スリックタイヤへの交換を考えた.
グラベルを走る必要がある時は「MTB」「ファット」があるしな.

で,無印グラベルキング(35c)を購入.

Panaracer グラベルキング 耐パンク

信頼と実績の「グラキン」にすることは決めていたが,何しろ種類が多すぎる.

「無印ってなんやねん!」突っ込みたくなるが,まぁ,いいでしょう.
とりあえずPanaracerによると無印グラキンの「舗装路:グラベル」の割合は「8:2」.
グラベル≒荒れた路面と考えると,実にブルベ向きと言える.

さらに今回は「+」モデル,つまり「耐パンク強化モデル」にし,その重さをTPUチューブで相殺ッ!

Panaracer パープルライト TPUチューブ 700×32~47C 仏式 65㎜ 金属製バルブ 超軽量

か,完璧な計画だ(うっとり).

Amazonで前後分で2個購入.即届いた.

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で,この無印グラキンの性能を『桂沢200』でテストすることにした.
さぞかし,快走できるであろう...と思っていた時期がKazchariにもありました.

時にブルベ前日の土曜日朝9時.
玄関前にてタイヤ交換エリアを領域展開.

初心者の頃はともかく,これまで数々のタイヤ交換およびパンク修理をしてきたKazchari,このTopstoneのタイヤなんぞ,造作もなく外してくれるわ!

...と,格闘すること2時間経過.
元の44cのクソタイヤが全然外れない.

しかもこの日は季節外れの猛暑(30℃近い)で汗だく.

何をどうしようと,タイヤのビートが全く落ちないのだ.
空気を完全に抜いて,親指で押しまくり,足で踏んでも,タイヤレバーを挟むスキマができない.
しまいには親指にマメが爆誕.めちゃめちゃ痛い.

ラチが開かないので,Google先生で「MTB タイヤ交換」を検索.

確かに動画がたくさん出てくるが,どいつもこいつも手順を紹介しているだけで,あっさりとビートを落としレバーを差し込んでいる.
それができんのだーッ!

文字情報はどうか,とブログを検索.
有益情報をいくつか発見.

・ タイヤを足で踏んでビートを落とす
・ タイヤをもんで柔らかくする
・ ドライヤーで温めて柔らかくする
・ 石鹸水をたらしてすべりをよくする

などの方法を発見.
上記を全て試してみるが...結局は手で無理やりこじる必要があるのは変わらん.やはりレバーは入らない.

今さらショップに持っていくのも何だし,今回のブルベでのテストはあきらめることにする.

ちょ,待てよ.

これって,ブルベの最中にパンクしたとしても,チューブ交換できないっつーことやん!
Topstoneは新車購入後3,300kmを走破.
プライベートは元より,数々のグラベルイベントに参加してきたが...これまでよくもパックしなかったことよ.

急に怖くなってきたゾ.

と,心配しても仕方がない.
今回の『桂沢200』はブロックタイヤのままで参加となった.

いつもの札幌発着ブルベ同様,前泊入りのため『ふとみ銘泉』に向かう.

到着後,サ活.
夕食も館内で.

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「ホルモンラーメン」と「白飯」でカーボローディング...って,味はともかく少量すぎて全然足らん! しかも高い.
やはり外の『なかむら』で食べたら良かった.

コミックコーナーへ.
もうじきアニメ第2シーズンがスタートする『その着せ替え人形は恋をする』
6巻からとのことで,続きを読む.

その着せ替え人形は恋をする 6巻

うむ,面白い.
このまま最新刊まで読み切るか,と思ったが,瞼が徐々に重くなってきた.

明日はブルベだ,早起きだ.早く寝ろ.

(その1)へ続く ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

2025/5/11 Sun

さぁ,地獄を楽しみな

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曇り.温度:13 ℃,湿度:85%,体感温度:11 ℃,風速:10.4 km/時,風向:WSW

DoRideさんの運営の「全道MTB4時間耐久レースin上砂川」に参加した.

全道MTB4時間耐久レースin上砂川

人生初のMTBレースである.
はたして,その結果は...

4時間,27周回でソロ部門12/19位と,オデノカラダハボドボドダ!
いくら初レースとは言え,あまりにも不甲斐ない.
そして死兆星が見えた阿鼻叫喚の地獄絵図.

ちなみに優勝した方はなんと40周回である.
本当に同じ人類なんか? バ,バケモノか!

では,当日の朝にプレイバック...(♪きゅるきゅる~)

会場の上砂川は自宅から2時間ほど.
朝5時頃に家を出る.

レース前日の土曜日は大雨.
今日も午前中は雨予報.
実際,旭川出発時も小雨が降っていた.

ブルベだと7割方DNSしていたであろう天気.
だがしかし,今日はMTBレース.
泥にまみれてナンボなのだぁ!...とお気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

マシンはもちろん「Specialized EPIC EXPERT」
フルカーボン,フルサスのXCレース用軽量MTBである.
「S-WORKS」ではないものの,定価¥1,000,000の準ハイエンド(を¥300,000引きで買った).

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

これで勝てねば貴様は無能だ...と,ハイ.無能でした.
所詮,チャリはエンジンが高性能でないと宝の持ち腐れであると痛感.

会場へ向かう途中,補給食として「アミノバイタル」やら「ミニクリームパン」を購入.

アミノバイタル 味の素 ゼリードリンク パーフェクトエネルギー グレープフルーツ味 130g×6個 アミノ酸 5000mg アラニン プロリン 栄養補給

いつものレース同様,「スーパーメダリスト」をちびちび飲みながらハンドルを握る.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

7時過ぎに会場in.
さすがに早く来過ぎたか,まだ参加者の姿は少ない.
受付になるべく近い場所に駐車.

隣の家族連れに挨拶.
「すいませ~ん.このレース初めて参加するんですけど,クルマここでいいんでしょうか?」と早速コミュニケーションを取り,情報収集.

見れば,参加するのは親御さんではなく,そのお子様たちのようだ.
高校生と小学生?
しかし,チャリやウェアは本格的.
英才教育なのか?

他にもキッズ・ライダーがちらほら.
「S-WORKS」乗りまでいて驚く.

EPICをクルマから降ろしてウォーミングアップ.
コースにはまだ入れないので,会場周辺をうろうろと徘徊.

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何せ初心者である.
サスや空気圧のセッティングも何もかも全然わからん.

一応,Google先生に「前後2.2Barぐらいが良いでしょう」と教えてもらうが,今思えば,今日のようなマッドコンディション+体重58kgのKazchariだと明らかに高すぎ.
これが後の”坂道空転地獄”につながった気がする.

8時受付開始.
エントリー時は隣接する温泉施設が休館のために使えない⇒¥1,000引きだったが,この大会のために休館日を延期してくれたらしい.
ゆえに「入浴+弁当代」として,追加で¥1,000払った.

ゼッケンをもらう.
エントリーが早かったせいか,トップの「№11」だった.

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パンフ兼メンバーリストももらう.
TさんやFさん,Nさんなど強豪勢の名前が並ぶ.

こうして見るとソロ参加でも,みな何らかのチーム名を記入していた.
Kazchariだけがチーム名空欄だったが「おだってるJAPAN」にしとけばよかったかな.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

今度からそーするか.

さて,ここから8時40分までコースを試走できる.
意気揚々と進入するが,「うわ,これは楽しい~」と思ったのは最初だけ.
すぐにこのコースの凶悪さに気付く.

コースはスキー場の斜面に作られている.
様は登りか下りしかない.
平坦なのは,建物をまわるアスファルト部分のみ.

そして,昨日からの雨でコースコンディションはヌタヌタドロドロのマッド路面.
10%以上の激坂が3か所ほどあるわ,180°ターンはあるわ,ホイール1/3が埋まる水たまりはあるわ,岩石の横をタイヤ1本分しか走れない道があるわで,もうヤベー予感しかしない.

ゆっくり1周しただけなのに,もうヘロヘロ.
こ,これを4時間!? 正気の沙汰ではない.

「何か,とんでもないイベントにエントリーしたのかもしれない...」と後悔しても後の祭り.
競技説明後,9時のスタート時間がやってきた.

何せ4時間である.
映画2本分を一人で走り続けるのだ(『タイタニック』より長い)
補給はどうする? トイレはどうする.
そんなド素人の不安をよそにレースが始まった.

驚いたのはトップランカー達のスタートダッシュ.
もう最初からとんでもないスピードでカっとんで行く.

「も,もつのか,あれで?」

どんなエンジン積んでるのやら...
で,Kazchariの方は早々に「完走すること」に目標を切り替える.

最初は登れていた坂セクションも,タイヤのブロックに泥が詰まって空転.
さらには,コース作成のために刈られた草が泥と交じって粘土状に.
それがフロントギアやリアサス,チェーン付近にからみ,とんでもない抵抗になる.桜の花びらがトッピング...

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チーム参加者はまだ良い.
交代(休憩)時に高圧洗浄機で泥を洗い流せる.

ソロかつ初心者のKazchari,あろうことか,そのシーンを見て,レースを中断し洗車するという暴挙に出る(アホです)
こんなことをしている場合ではないと,以降は停車時に手で泥を掻き出す作業数回.
もはや,何をしているのかわからない.

泥の弊害はまだある.

ボトルの水が飲めないのだ.
本体は元より飲み口も泥だらけ.
とても口をつける気にならない.

また,ピンディングに泥がつまり,SPDペダルがはまらない.

サイコンにも泥が飛び散って,画面が見づらい上にタッチスクリーンの誤作動まで起こる.

もう何がなんだか...変な笑いしか出ない.

ゴール前の直線,ちょうどクルマの駐車列の間を通る,つまりここがピットになっている.
目安として1時間ごとに停車,いそいでアミノバイタルを飲み,クリームパンを頬張り,水分を補給する.

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残念ながら,それだと全くエネルギーが足りなかった.
常にハンガーノック気味.

そして,レース後半になるにつれ,左足が頻繁につるようになった.
特に転びそうになって足を着いて,再スタートする時である.
下腿三頭筋だろう.激痛とともに脚の指を全然伸ばせなくなってしまう.

ついでに右足も古傷の腸脛靭帯炎が再発.
膝の外側およびふくらはぎ上部にも激痛が走る.

上肢も問題.
不整地と言えば,何よりもバイクコントロールが重要.
暴れるバイクを上肢・体幹で押さえつける必要がある.
ところが...全く力が入らない.

特に右手.
明らかに握力ほかの筋力が低下している.
言うまでもなく鎖骨骨折をやらかした側である.
絶対に右側にコケるわけにはいかない.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

おまけにシフトレバーとドロッパーレバーにも,左右の親指があたって,皮がむけて出血.

...てな感じで満身創痍
周回タイムがどんどん落ちていく.

坂だけでなく(かせげる)平地ですら全然踏めない.
チーム参加とは言え,キッズたちにも抜かれていく...

あまつさえ雨も降りだす.
実況の方も「いやぁ,今日のレースは本当にキツイですねぇ~」と連呼.

そんな中,トップ争いを続けるライダーの走りは,正に天上人の戦い.
何しろ速い,かつスタミナ無尽蔵.
テクニックもエグイ.
マッドな轍だろうが,急ターンだろうが無駄なくグイグイと進んでいく.

下手クソなKazchariなんかは,比較的締まった路面をトレースするような走りになってしまうが,上手い人は最短距離,もしくは周回遅れをパスするために道なき道をガシガシ走っている.

信じられん.

弱ペダのMTB編で「MTBのコースは立体的.狭い場所でも抜けるポイントはいくらでもある」みたいなセリフがあったが,100億%納得.

後半2時間,もう完全に脚がなくなって,ちょっとした坂道も上がれない.
EPICから降りて押すべし.

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ…そしてなによりもォ! 速さが足りない!!
(スクライド:クーガーのセリフ)

要は...圧倒的に体力とテクニックが足りないッ!

ついに4時間が経過.
ここまで「早く終われ」と願ったレースはこれまでなかった.
とりあえず完走できたことで,自分をホメてやりたい...トホホ

iPhone15 Pro

高圧洗車機の列に並ぶ.
前に並ぶ,ベテランっぽいライダーに話しかける(グチ?).

DoRideのイベントの中でも,この「上砂川4時間」は時間的にもコース難度的にも特にキツイそうな.
うわっ,出るレースをミスった?

それに「BBは今日中に外して清掃および乾燥させた方が良い」とのアドバイスをもらう.
そうしないと,異音が発生し,寿命が短くなくなってしまうから,とか.

「と,言っても,今日の今日で作業する元気もありませんけどねーガハハッ」

そ,そーすね.同意です.
つーことで,ざっと洗車した後,弁当をもらって黙々と食べる.

iPhone15 Pro

現在14時過ぎ.
15時から表彰式だが,もちろんKazchariには無縁の世界.

隣の「上砂川温泉パンケの湯」で疲れを癒す.

上砂川温泉パンケの湯

しっかりと”サ活”3セット.
外気浴ができないのが残念だが,お湯の質は上々.

15時半,会場に戻ると残っているクルマはほとんどなかった.

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皮肉にもレース終了後,天気はすっかり回復.
太陽がまぶしく暑いほど.

ラインテープが取り除かれたコースをぼんやりと眺め,レースを反芻.

それにしてもマジできつかった.

接触や落車が怖いので,いわゆる「ロードレース」には出たことはないが,Kazchariは短時間瞬発系より,長時間ペース走法なら得意と思い込んでたなぁ.
ゆえにMTBの初レースも「4時間耐久」にしたが,ペースやら何やら考える余裕なしっ!

ブルベやらヒルクライムと,MTBレースは完全に別の種目だった.
スノーレース? あれは少々特殊.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

同じ「人力2輪」と言えど,機種ごとに用途,乗りこなし方が別物.
それだけバリエーション豊かなのがチャリ趣味の特徴やね.

つーか,今日のコンディションだといっそ「ファット+フラぺ」の方が良くね?
ファットの人はいなかったので,目立って,たくさんアナウンスしてもらえたかも...(うれしいのか?)

いずれにせよ,グラベルをのんびり走るだけでは,体力もテクニックも身に付かないことがよくわかった.

弱ペダの最新刊でMTB出身者が(バイクコントロールという点において)「ロードは楽だよねぇ」とイキってるのもさもありなん.

弱虫ペダル 95

つーことで,強烈な体験ほど記憶に残り,また経験したくなる.
MTBレース,楽しいぞお!(説得力ゼロ)

iPhone15 Pro 平和だったスタート前...

BROMPTONな深山峠の桜を愛でるライド

2025/5/9 Fri

桜の木,上から見るか下から見るか

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晴れ.温度:17 ℃,湿度:40%,体感温度:18 ℃,風速:5.2 km/時,風向:SSW

今週末は雨予報.
桜の見ごろは今日が最後かと,昼から有給休暇を取ってBROMPTONで出撃した.いい職場だ.

旭川近郊の桜の名所と言えば,まずは動物園隣接の旭山公園の名があがる.
ここは夜桜が有名.
他には神楽岡公園常盤公園がある.

旭川市の花見を楽しむ、桜の名所ガイド

Kazchariのお気に入りは聖台ダム
一週間前に訪れた時は全然開花していなかった.

EPICな望岳台とジャリジャリライド

そろそろ満開だろうと,当初はこの聖台ダムに向かうつもりだったが,SNSで『Cafe YAMAICHI』さんの「深山峠の桜,満開でーす!」との投稿を発見.
これは行かねばなるまいと,行き先をあっさり変更.

午後出発なので時間が無い.
自宅からの自走だと途中で挫折しそうだったので,ハスラーにBROを積み込む.
そして,いつもの「美瑛スポーツセンター」までワープ.

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BROを降ろして,ここから深山峠に向かう.
まずは美瑛川沿いの堤防へ.

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もう少し”光”が欲しいところだが,贅沢言うまい.
色々と構図を考えつつ撮る.

望遠でボケも狙うが,iPhoneだと限界が.
BROにはあまりスキマが出ないので「ポートレートモード」も使えるかも.
(スキマ=空間が広いとそこだけボケないので気持ち悪い画になる)

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堤防を後にする.
有名な「赤い屋根の家」が見える.
おそらく,美瑛の丘で一番写真に撮られている建物.

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地獄坂の沼崎道路を登って『YAMAICHI』さん前へ.
せっかくなのでソフトクリーム...と一瞬ココロ惹かれたが,ここで寄ってしまうと100億%目的地に到達しないと思われるため断腸の思いでパス.
「かみふらの八景」の写真だけにとどめる.

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国道を少し南下して「深山峠さくら園」着.
いつも脇を通り過ぎていた場所.
じっくりと散策するのは初めてである.

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桜の木が実際に生えているのは,国道より降りた場所.
まずは上から眺める.
想像よりも小規模(本数少な目)だったが,美しい.

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未舗装の道を慎重に降りる.
Topstoneなら平気だが,スリックタイヤのBROだと急斜面グラベルが怖い怖い.
パンクもしたくないしな.

今度は下から見上げる形で.
太陽の位置がちょうど良い.

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正直,桜の密度がもう少し欲しいが...
同じ場所に停めて,構図を変えて撮ってみる.

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国道に戻るのもあれなので,Google先生を信用してグラベルをそのまま走行.
走りやすく曲線が美しい田舎道.
また,楽しいルートを発見してしまった(BROなので,おっかなびっくりだけど)

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無事,舗装路に接続.
いくつかの坂を越え,デポ地に向かう.

「新栄の丘」にて,赤い屋根の家を今度は上から眺める.

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再び「望遠圧縮(ボケ)写真」に挑戦.
さっきよりは”ぽいっ”.
素直に一眼,持ってくれば? BROのおしゃれチャリダーなら.

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美瑛川沿い堤防に戻る.
時間帯が変わり,光の強さと向きが変わった.
今度は前ボケで.

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最後に駐車場横の神社(?)にて灯籠と桜の組み合わせ.
あぁジャポニズム.

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チャリ趣味を始めてから,季節の変化に敏感になった.
暑さ,寒さ,温かさ,涼しさ,風,雨,雪,そして匂い...

植物に代表される目の前に広がる景色の変化.
特に春の桜,秋の紅葉.

どこかが満開,最盛期になった聞くと観に行きたくなる.
たとえ毎年同じ場所,同じ景色であったとしても,それは永遠ではない.

名画『ブレードランナー』(1982).
レプリカント・ロイの最期のセリフが身に染みる.

おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。

誰もが固有の風景を記憶している.同じモノはない.
老年期の入口に立つKazchari.その思い出たちがひたすら愛おしい.

...と,少々辛気臭くなってしまったが,やっぱりBROMPTONはこんな感じのゆるポタが正しい運用ですね.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

2025/5/4 Sun

返り討ち?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:73%,体感温度:8 ℃,風速:13.8 km/時,風向:SW

朝からすぐれない天気.
旭川は激しめの雨が降っている.

せっかくの休日である.
出かけたいところだが今日はアカンか...と思っていたところ,9時頃にメールがピコーンっと鳴る.砂川在住のJさんからだった.

「お疲れ様です.天気悪すぎですね.今日は深川をファットでのんびり散歩しようと思っております.一緒にどうですか?」

???

なぜ「天気悪すぎ」なのに,ライドのお誘いなのか?

わかりました.これはズバリ挑戦状ですね.謹んでお受けいたします.

そう,Jさんと言えば刺客である.
エグい豪脚ゆえ,そのペースに合わせるとこちらが先に逝ってしまふ.
早くも口内に鉄の味がしてきた.

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

しっかりと昼食を取り,集合時間の13:30に遅れることなく,深川『まあぶ』の駐車場着.
そう,『まあぶ』もまた我が定サウナの1つ.
どれだけライドで汚れようが,疲れようが,サ活で一発回復する...はず.

特に行先を相談したわけではないが,ここに来たら行く場所はほぼ一択.
そう,イルムケップ山の林道である.

Topstoneなイルムケップ•スカイラインライド

もちろん夏と違って,途中で残雪による通行止めの可能性が高い.
いいのだ.
グラベルを走ることそのものが目的なのだから.

ファットの前輪をはめて出発.
まずは定番のトトロ峠のネコバスへ.

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スタートからここまで,これから先も登り続けるのが今日のライド.
Jさん曰く「コスパがいいですよね,ここ」 何のコスパだ?

で,さらに登っていよいよイルムケップ・スカイラインの入口着.
まだ雑草が少ない=虫もいなくて快適.

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早速,”上りスイッチ”が入るKazchari.
別に競争しているわけではないのだが,重量級のJさんもしっかりついてくる.ぐぬぬ.エンジンの馬力が違い過ぎる.

いただき画像

いくつかのカーブをクリアすると,ついに残雪が現れた.
ただし,しっかり四駆が通った跡がある.
つまり,まだ登れるのだ.

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ご覧の通り,路面はドロドロでヌタヌタ.
ファットで大正解な道.

いただき画像

ここの残雪を超えればゴールの山頂駐車場まで行けるかというと,そんなわけもなく,再び雪に道を塞がれる.
四駆もあきらめたのか,今度は轍なし.
このまま引き返すのも,もったいないので少しだけ押し歩き.
雪道ダウンヒルを楽しむ.
今年の冬は,とある事情でスノーライドを楽しめなかったのでちょうどヨシ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

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しばらく下ると脇道発見.
夏だと頂上にしか目がいかないが,今日は新道探索を楽しみましょう.

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冬期間の倒木だらけ.
四駆でも通れない道が続くが,チャリなら余裕.

だが,やはりこの道も残雪で通行止め.
分岐まで引き返す.
「深川西高・修練道場跡地」とあるが,こんな山奥で何を修練するのだ? 忍者?

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ちなみにJさんのファットは由緒正しい「SURLY」製.
もちろんクロモリ
タイヤサイズは3.8とやや細めだが,Jさんの豪脚が伴えば,走破性に何の問題もない.

「SURLY」と言えば「台湾一周」の際にレンタルしたチャリである.
心なしかフレーム形状がよく似ている.
同車種ではないと思うけど,あのオレンジ号もよく走った.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

本線をさらに下ると,別の分岐点を発見.
もちろん行ってみる.

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絶景が待っていた.
山頂を目指す以外でこんなに楽しめるとは.
イルムケップ・エリア,恐るべし.

風景だけではない.
少し登ってからのダウンヒル.

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先ほどまでの泥ヌタ路面と打って変わって,砕石エリア.
最近まかれたばかりなのか,それこそ子供のこぶしサイズの浮き石がゴロゴロ.
そこをファットでボヨン,ボヨンと走破する楽しさよ.

これ,タイヤの細いグラベル,それどころかMTBですら,走りにくい=怖くて仕方がない道では?

うむ,実はファットバイクこそ「オールロード」の名にふさわしいかもしれん(言い過ぎ).
まっ,いつまでもマイナーな存在だろうけど.そこがいい.

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またまた分岐.
今度ははるかかなたまで登る一本道.
軽く15%は越えてきそう.

Kazchari,無念の足つき.
さすがのハイパーなJエンジン,何の苦もなくグイグイと登っていく.スゲー.

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頂上で行き止まりだったらしく引き返す.
今度は林間ゾーン登場.
素晴らしく多彩なコースだ.

いただき画像

メインの舗装路を横断して別のグラベルへ.
またしても絶景である.何だここ?

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しばらく”おとなしめの”グラベル.
おや,この森に続く道は...と探検.
グラベルライドは童心に帰らせてくれる.

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そして林間のロングストレートダウンヒル.

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林を抜けてもまだ延びる.
何か『NISEKO GRAVEL』で似たような道をたくさん走ったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

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山を下りきって小休止.
晴れ間が出てきた.
養蜂場のそばで桜を見る.

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もちろん探索は終わりではない.
デポ地に戻りつつ,脇道のグラベルに進入.
またしても絶景(だらけ).

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いきなり野ウサギが登場.
デカイ.それになかなか逃げない.
ファットを降りてじわじわと近づく.
自分の強さがわかっているのか.余裕をかましているのか.

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新グラベル探索も終盤.
これまた偶然にもネコバス弐号機(?)を発見.
ただの物置となってはいたが.どうしてここに置く?

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振り返ると雲の切れ間に夕陽の輝き.
遠方の山は島,そして深川の市街地が海に見える奇跡の一枚.

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寒くなってきた.
ここからはずっとダウンヒル.
デポ地の『まあぶ』に戻る.

ファットを積み込んで,さぁサ活!

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...と,いきたいところだが,さすがにGW真っ只中,サ室バカ混み&Jさんをあまり待たせるのも何なので,今回はサウナなしで.
まぁ,翌日は温泉宿に泊まるし.

夕食は併設のレストラン「きっちん旬彩」にて.
空腹だったが,あまり待たずに入れた.

注文したのは「深川ポークのトンテキ,ウインナー・ベーコン添え」

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もう写真で見るだけでも美味しそう.
正解です.マジで美味かった.
これまたリピート確実なメニュー.

つーことで,雨模様でグデっていたところ,急遽決まった午後からのいきなりグラベル.
結果的に新道続々発見の充実ライドだった.

イルムケップ周辺,あなどりがたし.
今度は夏やな.

BROMPTONな丸瀬布から高原ヒルクライド

2025/5/3 Sat

某Mapの罠ふたたび

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曇り.温度:14 ℃,湿度:62%,体感温度:11 ℃,風速:15.7 km/時,風向:SSE

GWも後半戦に突入.

本日は息子をラグビーの遠征合宿地に送るために朝から遠軽へ.
天気予報は雨だったが,一部のアプリは昼から晴れると言っている.
こんな時には良い方に考えましょう.
あわよくば今日のイベントを遠征ライド化するのだ.

ハスラーに息子の荷物とBROMPTONを積み込む.
いや,ホンマに気軽.BROの面目躍如である.

旭川から遠軽までは(ファッキンな)高規格道路を使って2時間半ほど.
GWにしては交通量少な目.
北海道は広いので人気の観光地でなければこんなものでしょう.

つーことで集合時間の1時間前に現着.
息子をコーチに預け,Kazchariはクールに去るぜ.

天気は良い方向に推移して晴れてきた.
計算通り!

ライド前に腹ごしらえである.
Google先生で近くのレストランを検索.
おお,すぐ近くにやたらと評判の良い洋食屋がある.

つーことで向かう.
さすがに人気があるのか,初っ端に「40分ほどお待たせしますが,よろしいですか?」とけん制.待ちます待ちます.

で,20分ほど待たされて出てきたのがこれ.

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エビクリームパスタのセット(パン・サラダ付き).確かに美味し.
ただし値段が...ホンマ,最近は外食する度,”贅沢”という罪悪感を持ってしまう.
あれ? つい最近「生きているうちに食も楽しむ」とかなんとか書いてなかったっけ?

モンキー125,オートバイに乗るということ

それはともかく,食事を終えたKazchariは道の駅「まるせっぷ」に向かう.
そしてBROMPTONをリフト・オフ.

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この降着...ではなかった,折りたたみ姿勢も萌える.
BROはいいぞぉ.

丸瀬布でデポしたは良いものの,行先をまだ決めていなかった.
漠然とキャンプ場を走る機関車でも見て,最後に温泉入って帰るか...ぐらいのプラン.

ちょうど良いところに観光看板あり.
「なになに,大平高原」とな?
これは,おいしそうなヒルクライムの予感.

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つーことで出発.
目的の高原は,キャンプ場のさらに奥にある.
まずは平坦路を爆走,と言いたいところだが,ここ数日同様に風が強い.

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まだまだ緑が少ない北海道の春.

本日もBROは絶好調.
オートバイ以上に人車一体感が強いのがチャリ.
バイオセンサー搭載も過言ではない.

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デポ地から10kmほどで丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場着.

ここは園内を蒸気機関車が走っていることで有名.
Kazchari家も十数年前に利用したことがある.
その後のキャンプブームのためなのか,当時に比べるとかなり整備&拡張されている感.
以前はもっと木が生い茂っていた気がするのだが...

2008年7月20日撮影

何より完全予約制になっていたことに驚き.
敷地内に日帰り温泉施設昆虫館もあるし,良い場所ではある.

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今日の目的地はここではなく,さらに奥.
後で立ち寄る予定の温泉施設『ポッケの湯』を発見.

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見たところ,駐車中のクルマの数は非常に少ない.
キャンプ客は敷地内の温泉を利用するとみた.これはラッキーかも.

で,ここから登りが始まるはずだが...

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道を間違えてグラベルへ.迷い道もまた楽し.

で,正規ルートを進むと見えてきたのがマウレ山荘

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「どこが”山荘”やねん!」とつっこみたくなるオシャな欧州風リゾートホテル
宿泊料金はさすがに高いが,ランチと温泉だけならそうでもない.まぁ,ピチピチ汗だくなおっさんが一人で来る場所ではないわな.

入口のオブジェだけ撮影して,いよいよ「太平高原」へのヒルクラ開始.
少々うざったいGarmin様の「クライムプロ」機能は切ってあるので,この先どこまで登るのか,斜度はどれくらいなのかさっぱりわからん.

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「熊注意」の看板があちこちに.
ありゃりゃ,そういや熊の出没もシーズンinやな.
熊鈴を忘れたので,コーナーの度にベルを鳴らす.

激坂らしい激坂もなく,5~7%の淡々とした登り.
12速BROだと楽勝.
STRVAのセグメントにもなっていない(マイナー過ぎるか)

それでも全然頂上が見えてこないことに焦る.
「高原」と名乗る以上,開けた風景が広がっている...はず.

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ようやくそれっぽい場所に到達.
ここが「太平高原」のようだ.まぁ...うん,高原やな.
強風のせいでサイドスタンド使用不可.

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さて帰りますか.
Google先生によると,来た道を戻らなくても,このまま進めば国道に出れるようだ.
ちょうど,前方から乗用車も走ってきた.行ける,行ける,行けるはず.

しばらく進むと案内標識発見.
下に落ちている標識が国道方面を指しているが...この落ちている方向でいいのか? ズレてない?

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で,この標識&Google先生も示してる方向へ進む.
長いダウンヒル.
たどり着いた場所は...見事にグラベル!
これBROどころか,乗用車でも厳しいやろ.

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なんか,台湾でも同じ経験をした記憶が...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

時間があれば「フッ,ちょっとした冒険だな」となんとかうそぶきつつ突入していたかもしれんが,昼過ぎスタートだったために風呂の閉館時間もある.
正しい道を探すのも面倒.
結局,来たルートを引き返すことにした.完全敗北.
登り返しがキツイぜ.

高原からは,慎重かつ慎重にダウンヒル.
不安定な(クイック過ぎる)小径車,最大の苦手ポイントやな.
寒いし.

で,『マウレ山荘』まで戻る.
ここからは平坦かつ追い風を受け,ロード並みのアベレージでデポ地の道の駅まで激走.全ては(サウナを含めた)入浴時間確保のためである.

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BROをクルマに載せて,さぁ,先ほどの『ポッケの湯』に行きますか.

閉館まで1時間半を残して”サ活”スタート.
浴室に入るも「ありゃ,サウナ室がない!? やっちまったか!」と焦る.
実は,この施設のサ室は外に別小屋として設置されていたのだ.
「おお,これはこれは」と評価爆上がり.
室温も高めで好み.

10分後にサ室を出て,同じく屋外に設置されているヒノキ浴槽の水風呂につかろうとするが...なんと,お湯っつーか,ここも温泉だったァ!
なんと水風呂は存在せず,水シャワーのみ.
うーん,先ほど爆上がった評価が...

イスも2脚しかないので,混んでいると取り合いになりそう.
別小屋サ室は素晴らしいけど,他の部分もこだわって欲しいなぁ...惜しい.

つーことで18時の閉館ギリギリまで滞在し,丸瀬布を後にしたKazchariであった.ちゃんちゃん.

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EPICな望岳台とジャリジャリライド

2025/5/2 Fri

風に負ける

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曇り.温度:16 ℃,湿度:52%,体感温度:12 ℃,風速:16.8 km/時,風向:S

天気が良い.
ここはロードバイクでかっ飛ばしたいトコロ.

EMONDAに取り付けた”うねうねホイール”こと「ELITE HELIX」
見た目通りの平坦番長だがハイトが高い分,横風には非常に弱い.
橋上や雑木林を抜けた後,ヒヤッとする場面ありあり.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

今日のような風の強い日はキケン.
ゆえに安全を考慮してEMONDAはやんぴ(貧弱,貧弱ぅ!)

そういや,うちの子で最近乗ってないのは...MTBのEPICだ!
そして,カミヒルだ!

もちろん荒れた道,グラベルをつないで美瑛方面へGo!

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滅多に通らない汽車(ディーゼル)なので,つい撮影.

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河川敷ダートを激走.
雑草が少ない今が一番走りやすい時期かも.

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旭川周辺では桜の前に土筆がピーク.
その昔は「卵とじ」でよく食していた.

さすがに今はなぁ...(排ガスや土壌汚染が気になる)

聖台ダム公園の公衆トイレへ.

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室内および外壁全面に人面(?)カメムシ.超臭え.

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聖台公園と言えば桜の名所である.
開花にはまだ早かった.

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そして日本らしからぬ開けたグラベルへ.
MTB,ヒャッハーロードである.

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何か寄り道ばかりしている気もするが,ようやく青い池-白金温泉まで通じるサイクリングロードに到着.

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本来なら快走ゾーンであるが,あいにくの強向かい風.
下手すると10km/h以下となる.

脳内を修行モードに切り替える.
今日のこの日を乗り越えればKazchariはさらに強くなる!(どこを目指しているのだ?)

前方にロードに乗ったお仲間発見.
写真撮影のためか停車中.

一声かけて抜く.

しばらく先行するが,すぐに追いつかれてしまう.
やはりMTBで向かい風はキツイぜ.

親切にも「風,強いですね~ 引きますよ~」とのお申し出.
ありがたく後ろにつかせてもらう.

しかし,そこはKazchari,上りになると坂道スイッチon!
スピードの落ちた先行者に「すいません,先行きます」とパス(嫌なヤツ)

まぁ,言い訳するなら,この坂を超えた先でグラベルへの分岐点があるのだ.

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グラベルヒャッハーしていると,並走する舗装路を先ほどのローディが奇異な目を向けつつ走り去っていった...グラベルはいいぞぉ.

で,サイクリングロードの終点は言わずもがなの「青い池」
いつもの場所で撮影.
一応平日のせいか,観光客は少な目.

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いよいよヒルクライム開始.
4/24に開いたばかりのゲートを通過して望岳台を目指す.
晴天である.雄大な景色が期待できそう.

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いつも通りに呼気2回,吸気1回のリズムで淡々と登る.
てっきり先ほどのローディさんも同じルートと思い込んでいたが,最後まで会わなかった.

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最後の14%越えの激坂をクリアして望岳台着.
やはりロードよりもかなりタイム落ちるな(そらそーだ).

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上の2枚,同じような風景だが違う場所.
構図のバリエーションを考えねば.

いずれにせよ,雪がスゴい.
そして...風もスゴい.
EPICを壁に立てかけておくのも,倒れそうで怖い.

おまけに標高のせいで寒い.
これはデ,デスゾーン!?

ジレを着て補給しながら考えた.

「このままカミヒルして,ダウンヒルしてカミフ側に下りる? アカン,耐えられん...」

つーことで,このまま美瑛側への撤退(同じ道)に決定.

やはり自然は正直.
道の駅付近まで下りるとだいぶ暖かくなってきた.
そして,行きが向かい風だったということは...帰りはご褒美追い風だぁ!

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前からは観光客?なのか,風に負けてママチャリを押し歩きしている人も.

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さて,この看板の手前の橋を曲がると例の農道に行くのだが,腹が減ったので今日はヤメ.
直進して美瑛のセイコマへ.
昼食タイム.「ガラナとかつ丼」という定番セット.

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駐輪場所はいつもここ.

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いやあ,うちのEPICかっこええわぁ~
完成形の美しさがある.
誰かが,MTBはこれ以上,進化しないとか言ってたけど.

MTBはスマホと同様にこれ以上大幅な進化を遂げることはないという説 ピークは2015年か2020年頃だった?

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帰路に就く.
仕上げの河川敷グラベル.
砕石のサイズが大きくて荒れ気味.

暴れる車体を腕で押さえつける.
鎖骨骨折以来,上肢の筋トレが不十分.明らかに弱っている...

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今日のグラベルも終わりが近い.
走って,登って,走っての充実のライド日.

そして5月の11日には,初のMTBレースに参戦予定.
なんとソロの4時間耐久である.

全く未知の世界.
トイレとか補給どうすんのやろ?
何よりMTBレース独自の(暗黙の)ルールとかマナーがよくわからん.
ああ,余計なことをやらかして,怒鳴られる未来が見える...

つーことで,がんばれEPIC&Kazchari
やれやれだぜ.

Topstoneな音更周辺グラベルライド

2025/4/27 Sun

ジャリジャリ行こうぜ!

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風.温度:12 ℃,湿度:47%,体感温度:3 ℃,風速:31.4 km/時,風向:WNW

「2025幌鹿峠・春の幕開けサイクリング」は公式には中止となったものの,「試走」は無事終了.運営のみなさま,ご配慮ありがとうございました.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

そのまま温泉でまったりした後,そそくさと帰宅するのはもったいないと,音更までハスラーで移動し,かねて興味があったグラベルコースを走りに行くことにした.

それは昨秋開催された道の駅「おとふけ」発着のグラベルイベントのコース.
著名なYouTuberがゲストに呼ばれ,知人のヤマタケさんがそれに参加.
ローカルによって厳選されただけあり,実に魅力的なコースだった.

STRAVAから入手したGPXデータは新アイテム「bryton S500」にダウンロード済み.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

いわゆる「コース」⇒「ルート」の性能はいかがなものか,ブルベ本番前のチェックも兼ねている.

糠平温泉から道の駅「おとふけ」まではクルマで約1時間.
これまで何度も走ったルートゆえ,実になじみがある.

さすがに20年以上住んでいると,広い北海道と言えど,道内はほぼ走りつくした感.
ブルベに関しては,そろそろ本州遠征も考えたいところ.
飛行機輪行に最適なBROMPTONもあることだし.

昨年の青森遠征は何もかもが新鮮だった.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

走る前に腹ごしらえ.
途中でセイコマに寄る.
みんな大好き「HOT CHEF」の豚丼.美味し.

道の駅「おとふけ」着.
さすがGW.かなりの込み具合である.
駐車するのはバス利用者用の駐車場.空いててよい.

クルマから降りてびっくり.
晴れてはいるものの,かなりの強風.
これ,向かい風だったら地獄確定.
実際にこの辺りに住むチャリダーが外乗りを断念したとの報告もSTRAVAに上がっていた.

「こりゃ諦めて,近くの温泉サウナでまったり...」という怠惰な思考が頭をよぎるが,それだと何のためにここまで移動してきたのかわからん.
意を決し,スタートすることにした.

「Garmin Edge 1400」起動.
そして「bryton S500」のスタートボタンを押して,今回のグラベルコースを呼び出す.

うん? 何かデータを全部(100%)読み込むまでやたら時間がかかるなぁ.
この辺りは「eTrex」とどっこいどっこい.

しばらくして読み込み完了.
現在地を確認して出発.

iPhone15 Pro

おお,これから進むルートをちゃんと連続三角マークで表示してくれる.
これは助かる.

「eTrex」にはこの機能がなかった.
1本道だと問題ないが,8の字ルートや,チェックポイントに寄るためのピストンルートの場合,どちらに行ってよいのかわからなくなることが度々あった.
「S500」は行くべき道と方向を表示してくれるのでありがたい.
もう,この機能だけで買ってよかったと実感.

さて,まずは十勝平野のさえぎる物ない平地を移動.
時々吹く強風が恐怖...

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そして,ついに現れました.第1セクターのグラベル.
農地の真ん中を貫く!

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途中,トラクターと交差.
私道の可能性もあるが,特に何も言われず.
こうして農道(?)を走ることは度々あるが,これまで叱られたことはない.
畑に入らない限りは,お目こぼししてくれているのだろう(たぶん).

集団で暴走しているわけでもないしな.
ぼっちでわざわざ荒れ地を選んで走るただの変態に過ぎぬ.

iPhone15 Pro
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有名な白樺並木へ.

iPhone15 Pro
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ここも昔ブルベで寄ったな.
もちろんロードだと走りきることはないが.

で,ここを抜けると展望台への案内板が.
その昔ファットで登った記憶が...いつだっけ?

しかおい小麦グラベル+おまけのライド(その2)

iPhone15 Pro
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展望台から降りて,ここからは未知の道.
ホンマ,この「S500」のナビはわかりやすい.
「eTrex」なんて〇〇なデバイスを使い続けていたのはなぜだ!(ケチだからさ)

そして現れる,いかにもな十勝まっすぐグラベル.萌える.

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こうしたグラベルの登り下りが脚の筋肉を痛めつける.
それでも回す.
肺が酸素を求める.
呼気を意識.
自分のカラダと対話する.
この充実感.

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ジャリの路面から泥濘地へ.
雨後ではないので,44Cタイヤでも無問題.

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リエゾン(舗装)区間を経て,次のグラベルへ.
進行方向が変わって追い風に.
ひたすらまっすぐなジャリ道を大快走.

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幾度も現れる絵画のような風景.
グラベルロードはこういう道にぴったり.
買ってよかった.

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おっ,これが噂に聞く「絶望の坂」ですか!

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確かに遠目には視覚的に20%越えの激坂に見えるが,実際は...10%でした(標識もある).
とは言え,これまでのジャリジャリ・アップダウンで削られた脚には余裕なし.
セグメントタイムはボドボドでした.

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リエゾンを通過し,別のセクター.
また登る.
前方からオフロードバイクのセローが下りてきた.
うむ.確かにモトでも楽しめそうだ.

一応,オフ車ライダーでもあるKazchari.
日本中,あちこちの林道を走ってきた.
そして今はチャリでオン・オフ問わず非常識な距離を走っている.

肉体の疲労に比例して,達成感に格段の差がある.

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最後のセクター.
いやさか,いやさか.
素晴らしいグラベル体験だった.

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デポ地の道の駅へ戻る.
閉校した小学校前にて.
「開校」と「邂逅」をかけた巨大な石碑...すいません.こんなん要ります?
おそらく設置費用に数百万はかかるはず.
地域のために別の使い道はなかったのだろうか.
田舎道沿いにこういうのを見つける度に考えてしまう.
一体,誰のためのモノ?

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最後のリエゾンは長かった.
おおむね60%ぐらいのグラベル率?(適当)

最近,世界のあちこちに乱立している巨大地名オブジェ.
ついつい写真を撮ってしまう.
さっきの石碑より意味はあるか?

iPhone15 Pro
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駐車場に戻る.
サイコンとナビを停止.

この「S500」,ブルベでも十分使えると確信.
今後の主力機だな.

最後のチェックは,POI(Point of Interest)の設定方法.
これまた「eTrex」だと超面倒くさかった.

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ハードなライド後のお楽しみはなんと言ってもサ活
以前も利用した凰乃舞へ.
入浴料はなんと¥500である.
そして十勝方面のサウナの特徴 ⇒ サ室が熱い!

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安くて熱いサウナでととのった後は,ラーメンで〆る.
道内でよく見かけるが旭川にない某チェーン店で「白湯味噌ラーメン」
ちょっと,びっくりするほど美味かった.
「ライド&サウナ」という超一級の調味料が使われているからかも.

iPhone15 Pro
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つーことで,午前はヒルクライベント,午後はグラベルを堪能.
それらをこなしてしまうTopstone,恐ろしい子!

特に午後のグラベルライド!
強風の向かい風や畑からの土ぼこりで苦しめられたものの,それらを消し去る圧倒的な景色よ!

地元の美瑛-東川のグラベルとも,ニセコ周辺の森林内グラベルとも様相が全く異なる.
走ったことはないが,この左右の風景の広がり方からして,本場のアメリカに近いのでは?

「買っても,走るところがない!」「ブームが終わったロードバイクの次にメーカーが仕掛けた策略だ!」だとか,一部で評判の悪いグラベルロード.
そんな悪評は,ここ北海道にはあてはまらんな.
グラベル天国はすぐそばにあった.

何度来ても良い十勝グラベル.
新ルートがいくらでも見つかってしまう.

あかん,楽しすぎて鼻血でそうや(でません).

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