『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』~帰ってきた邪道

2025/3/8 Sat

トクサツ・ダイスキ

ついに始まった50thアニバーサリー『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』
現在3話まで放送.とりあえず家族で楽しく観ています.

次年度の戦隊名は特許庁への商標登録でバレるのがお約束.

だが,今回はコラ画像(?)か何かにひっかかって「アニ丸戦隊リングカイザーで決定!」みたいな憶測が早くから広がっていた.

結果的に別の名称だったが,この嘘タイトルもあながちハズレてはいない.

五人とも実在,神話ふくめての動物モチーフだし,スーツの胸には意味ありげな「〇」があるし,指輪が変身アイテムだったりするしで,「リングカイザー」でも違和感なし.
決定寸前だったタイトルがリークしたのだろうか?

王道路線の『キラメイ』から続き,『ゼンカイ』(邪道)『ドンブラ』(超邪道)『キング』(超王道)と続いた戦隊シリーズ.

マジで『キラメイジャー』おもろいわ

『機界戦隊ゼンカイジャー』スタート!

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』がとうとう始まった!

毎回がクライマックスの『キングオージャー』

前作の『ブンブン』が王道っつーか,普通過ぎてKazchari家では早々に視聴停止.
何より,ルックというかスーツのビジュアルがなぁ...どう見ても戦闘員(※個人の感想です)

そんなわけで始まった『ゴジュウジャー』
ヨメさんと娘曰く「推しはイエロー.異論は認めない」だそうな.
確かに「テガソード讃歌」のインパクトは絶大.

ちまたで言われているのが,クセが強すぎる正義側.
明らかに狙っていると思われるものの,ここまで詐欺,新興宗教,ズル,破壊,強迫と言動がまるで〇〇.

一方でやたらに結束が固く仲の良いブライダン(敵側).

「正義と悪が入れ替わっている」とまでは言わないが,少なくとも悪VS悪の構図になっている.今のところ.

ただし,ゴジュウ世界のルールというかパターンがまだよくわからない.
特にキーアイテムたる「戦隊リング」の扱いが謎.

- ウルフ以外のメンバーのリング入手経路が(今のところ)謎.テガソードは1体なのに.
- 5つのリングだけがテガソードを呼べる特別仕様なのか? 別にロボが用意されている?
- レジェンド戦隊のリングはどうやって入手? どうしてレッドだけ?
- 勝負に勝ったからと,奪い合いになるわけではない.では集めるとは?

何より...どうして「レッド」だけ?
まぁ,全色チェンジだと某海賊戦隊とかぶるか.

ブライダンの目的もよくわからないまま(顔だけの巨人との結婚?).
まだ3話だが,真相は回を追うごとに明らかになるのだろうか?

ただし,あの井上俊樹の娘がメイン脚本.
全てが明らかになるような展開になる気がしない.

まぁ,楽しませてくれるなら,こまけーことはいいんだよ.

井上俊樹と言えば『戦隊レッド異世界で冒険者になる』の第8話がとんでもなかった.
さすがに50年の歴史を持つスーパー戦隊.
日本人なら誰もが知るコンテンツ=文化としての成熟性を感じる.
それにしても,モブのたった一言のセリフのためにオリキャスを呼ぶとか,本気にもホドがある.

ところで,スーパー戦隊シリーズの中国配信の第一号はなんと『ドンブラ』らしい.
「パワーレンジャー」の様なアレンジなしで,あの「超邪道」な内容がそのままで理解され,中国人にウケるのだろうか,と逆に心配になる.

娘にクイズ形式で「中国で初の放送,さて,どの戦隊?」と聞いたところ,「ダイレンジャー?」と回答.
Kazchariもその方が受け入れやすいのではと思ったが,逆に文化盗用とかクレームが入ったりして.
ちなみにスーツアクターは中国拳法経験者らしいので,ガチらしい.

さて,公式の再放送枠では『星獣戦隊ギンガマン』を配信中.
さすがの靖子脚本.実に面白い.

メンバーの普段着が「チチカカ」で売っていそうなトライバル模様.
インディ...おっとネイティブアメリカン風味,つまり自然との共存がテーマ.

そして,「たいやきくん歌手」の歌い方にクリソツな,希砂未竜さんの主題歌が超絶素晴らしい.
特にエンディングの「はだしの心で」は正に神曲.

馬にまたがったギンガマンが富士山ふもとを駆け巡るという,シュールな絵面なのだが,これが実に良い.
配信の度,娘と一緒に子門...じゃなかった希砂未風にねっとり歌唱するのがお約束となっている.

この曲を聴くと,少年の頃,野山をかけまわっていた記憶がブワっと蘇り,涙ぐんでしまう.
Kazchariの中では,ベートーベンのピアノソナタ15番「田園」に匹敵する郷愁サウンドである(どういう比較?).

バックハウス・ダイスキ

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