『想星のアクエリオン』~作り手と視聴者

2025/4/11 Fri

念心,合体,Go!

iPhone15 Pro ヤケがひどい

2025冬アニメ(?)が続々と終了.
配信で視聴していた作品の1つがこれ.

想星のアクエリオン Myth of Emotions

アクエリオンシリーズの新作である.
中身は...モロにエヴァのパク...いやリスペ...後追いだった(なんでもいいや).

一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』

極めて狭い世界で謎が謎を呼ぶ展開.理不尽に戦わされる中学生(14歳),無口な戦闘美少女,謎の少年,聖書モチーフ,味方組織の暗躍と裏切り,肉体を捨てて魂で融合...主人公がそれを否定.

以降,こうした設定をまんま踏襲したアニメが何本作られたことやら.
『ラーゼフォン』『ガサラキ』『ファフナー』とか...
面白い作品もあれば,そうでない作品もあった.

で,その始祖『エヴァ』もついに完結.
ロボアニメ自体が衰退し,ジャンプ的価値観「友情・努力・勝利」を前面に押し出す作品が増えた.

そこへいきなり発表されたのが『想星のアクエリオン』である.

エヴァ風味と言えば,最近では『シン・仮面ライダー』もまんまだったけど,あれは自家製だから...

『シン・仮面ライダー』を観てきた~やりたい放題

さて『想星のアクエリオン』だが...すまん.
いつ面白くなるのか期待している間に終わってしまった.
世間的な評価も芳しくなかったようだ.

Kazchariは第1作『創聖のアクエリオン』(2005)を本放送時に全話視聴.
賛否あるが,Kazchariは賛派.

創聖のアクエリオン

一見,入念に練り込まれたプロットに見せかけて,バカバカしさ全開.
どれだけピンチになろうとも,”何もかもわかっている”不動genの一言で特訓⇒解決.
よくわからない熱血や降ってわいた必殺技で強引に決着をつける.
そして,クライマックスでかならず流される“あの”主題歌.
ある意味,古き良きロボアニメのテイストをまとっていた.
前世設定は...まっ,ええか.

そして,なんつってもロボのカッコよさである.
たぶん,アクエリオンの企画ってロボデザ先行.ストーリーは後付けだろう(想像).

で,当時,DX超合金買っちった.
メカデザイナーの河森さんが,レゴブロックを組みながら考えたリアル・ゲッターロボとも称される,3機の組み換え合体.

iPhone15 Pro

ゲッターと違って「上半身+下半身+バックパック合体」だが,何が凄いって,合体後にソーラーは赤,マーズは青,ルナは緑がちゃんとメイン配色になるところ.

各形態のプロポーションも素晴らしい.
それぞれの手首もちゃんと格納され,見えないようになっている.
もちろん無限パンチ付き.

ただし,ソルとマーズの合体ジョイントが貧弱かつ後方荷重過ぎて自立は難しい.派手なポージングやブンドドには全然向かない.

勢いで番組後半に出て来た強攻型も購入.

iPhone15 Pro

この頃から財団B,驚異のメカニズムに拍車がかかってきたような気がする.

で,その期待を背負っての2作目『アクエリオンEVOL』(2012).

アクエリオンEVOL

何万年後かの一応ファーストの続き?
全話視聴したはずだが,ほとんど覚えていない(特に後半).
前作主人公アポロの前世は,実は〇〇だったという真相に「なんじゃそら」とお口アングリルしたことは覚えている.
ただし主題歌は菅野よう子+AKINOつながりで今でもよく聴く.

3作目『アクエリオン ロゴス』(2015)は最初の2,3話切り.

アクエリオンロゴス

主人公の見た目および言動があまりに気持ち悪いのと,2機合体になったアクエリオンがかっこ悪い.何より菅野よう子離脱が痛い.

で,人気下降気味の中,発表されたのが『想星のアクエリオン』

まずは衝撃のキャラデザイン.
これまでと比較して極端にデフォルメ化.
まるで『パワーパフガールズ』のごとし.

かなり物議をかもしたが,Kazchariはこうした挑戦そのものは嫌いではない.
無難路線よりはずっと良い.
ただし...内容が伴っていれば,だが.

あえて,こういうデザインにしたことに意味があるのかもしれない...と思っていた時期がKazchariにもありました ⇒ 特になかった.

過去編(?)に出て来る前世の有翼族はリアル路線で全員フルCG.
本当に2025年制作?と言いたくなるほどちゃちい.

OPで誰が誰の転生なのかさらっと紹介.確かに髪の色や形に名残がある.
てっきりアクエリオンに乗る,もしくは合体するとリアル路線に変更するとか...はなかった.
キャラデザが異なる意味は何だった?

舞台は江の島.
とある中学校にて,コンピュータにより選出されたエレメント(アクエリオン搭乗適合者)が訓練を受ける.
各エレメントは「恐怖」「愛情」「共感」など人に必要な感情が,どれか1つ欠けている.
謎の空間から”敵”が現れる.
目的は杭を打つこと.
一地域(?)につき,3本打たれるとそこが...どうにかなるらしい(よくわからん).

それにしても戦闘シーンの緊張感やカタルシスの無さはどうしたものか.
恐ろしく無味乾燥.初代の熱さはどこへやら.
合体後の操縦席では3人が突っ立てるだけ.

CGアクエリオンは頭部デザインとカラーを除き,ほぼ初代準拠.
動くのは動くが,セル画のような迫力皆無.
ひたすらに弱い演出は謎.

3機の組み換え変形にも特に必然性がない.
トドメを刺す前に敵が杭を打って逃げていくパターン.

で,あのヒロイン二人の扱いは? 葬式の意味は?
おそらく別の世界線の同一人物という設定だと思われるが,過去と現代という元々の構成にマルチバースという横軸をからめたためか,話が超絶わかりにくくなっている.

いや,話がややこしいのはまだ良い.
それこそ『エヴァ』『イデオン』はその日の放送が終わる度に友達と「あーでもない,こーでもない」と考察大会を開いたものだ.
しかし『想星』の提示する世界や謎に全く興味が持てなかった.
それが楽しめなかった最大の理由か.

そもそも副題の「Myth of Emotions」とは「感情の神話」.
このアニメ「感情」をテーマにしているわりに,ヒトの感情に対する考察があまりに浅いということ.
各人が欠けた感情とやらを取り戻したら,個性が消滅することにならへんか? あっ,それで人類補完計画(モドキ)なわけか.

...と,まぁ,ビッグタイトルなシリーズを手掛けることになったクリエイターのみなさんの努力の結晶を,我々視聴者は無責任にけなしまくるわけだが,こうした行動に一石を投じたのが,同クール放送の『全修。』だったと思う.

全修。

前半部分を視聴して記事を書いた.

『全修。』が面白い

この時に思っていた予測だと,過去の名作,特に作画表現において革新的な作品へのリスペクトで押し切る路線かと思ったら大外れ.

『滅びゆく物語』の視聴者かつ大ファンであった主人公(ナツコ)が,時を経て作り手=中の人となる.
そして,物語世界に入り込むという,文字通りの当事者となったナツコが,その大好きだった作品の「全修」を行うという話だった.

オリジナルの『滅びゆく物語』の鳥監督が言う,

「ハッピーエンドだけがエンタメと思うなよ」

おそらく,鳥監督はあえて世間の期待から外れた作品を送り出すことで,己の芸術性を表現したかったのだろう.
得てして世間の多数派は安心・安全・安定の予定調和を求めるものである.
ましてや昨今,自分の感情が揺さぶられることを嫌う人すら出てきているそうな.

『映画を早送りで観る人たち』を読んだ

しかし,シンのクリエイターとは大衆迎合に甘んじるような人たちではない.
「同じことを繰り返すならタヒんでしまえ」と岡本太郎も言っている.

自分(視聴者)の好みはともかく,ここは一つ,作り手が見せたかったモノはこれだ,と一旦受け取める必要がある.
その上で「全修」するもしないも自由.ナツコはプロになって全修した.
そして『シン・滅びゆく物語』を我々が観るという12話だった.

つーことで,『想星』も再評価される日が来るかもしれない.来ないかもしれない.誰かが「全修」するかもしれない.
作り手の維持や挑戦が感じられなかったので,”ない”だろうなぁ...

家に一人か秒速か~息子の抵抗

2025/3/19 Wed

タイミングの問題

もうじき小学生の息子が卒業式を迎える.
その前にクラスでの催しとして,映画鑑賞会が開かれることになったそうな.

で,何を観るかのクラス会議が開かれた.
息子は昔からのお気に入り,『ホーム・アローン』を推した.

ホーム・アローン(吹替版)

しかし,最終的に別の映画に負けたらしい.
その映画はなんと『秒速5センチメートル』

秒速5センチメートル

『君の名は。』で名をはせた新海誠監督作品である.

もう,新海節全開っつーか,世界系ここに極まれりっつーか,「DTの妄想全開」っつーか,「ハルキの影響強すぎる」っつーか,「リア充爆発しろ」案件っつーか...要は,いくらなんでも小学6年生には「早い,早すぎる」物語なのは間違いない.

しかも驚くべきことに,この映画を推した女子,『君の名は。』の大ファンだが,『秒速』は観たことがなく,「新海監督だから」という理由だけで推薦したらしい.
プレゼンが上手かったのか,他の生徒もこれに賛同して,息子敗退.

ちなみにKazchari家には『秒速5センチメートル』のBlu-rayが置いてあります.

秒速5センチメートル Blu-ray

配信なんてなかった頃,レンタルDVDを借りて大感動.
速攻,Amazonでポチった.
もう,“せつない”という言葉がぴったりの名作.
これを観ずに〇ぬのはもったいない.

秒速5cmは,桜の花びらが落ちるスピードのこと.
それははたして遅いのか早いのか.
容赦なく進む刻の中,二人の変化を,これでもかと丁寧にかつ残酷に描く.
しかも超美麗な映像と山崎サウンドをバックに...

人の気持ちは永遠ではない.
誰もがあの頃の気持ちを保ち続けることはできない.
後悔しても決して戻らない.
それは熟成し,ココロの奥底に澱となって残り続ける...

あれ,先ほどのディスりは一体...

偏見たっぷりに述べさせてもらうと,この映画を楽しむには条件がある.
まずは概ね30歳以上であること.
そして中高生の頃に,想いを伝えられなかった,もしくは伝えきれなかった相手がいること.

ネタバレは避けるが,山崎まさよしの♪one more time~が流れる中のタイトルバーン!は正にブレイバーン

つーことで,いくらなんでも小学6年生,特に男児には「イミフ」な内容でしょう.

その昔,Kazchari家に客人が来訪した際には,『秒速』を無理やり観せて,反応を見るのが楽しみだった.特に女子は泣いてたなぁ.

その上映会の際はもう1本,こいつを見せるのがデフォルト.
それはアンパンマン映画『いのちの星のドーリィ』だ!

映画 それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ

アンパンマンと思ってナメてかかるとエライ目に...
人生哲学主題歌として世界的に有名な「アンパンマン・マーチ」を具現化した超絶内容です.
騙されたと思って,こっちも観て下さい.

話を息子に戻す.
その後も息子はしつこく『ホーム・アローン』がいいと訴え続けていたが却下されたらしい(ちなみに息子も『秒速』は未視聴)

ここで気になるのは担任の先生.
このクラス会議を,どういう立場でどういう運営をされていたのかわからないが,これだけは言える.
過去に『秒速』を観ていたら,たぶん止めていたはず.
勝手な想像だが,映画をあまり御覧になっていない先生?(失礼な)

と,よくよく考えて見るとKazchariの周辺に,年齢問わず,いわゆる映画マニアはあまりいない.
以前はともかく,定期的に劇場に足を運ぶ人って,もはやまれな存在?

映画館から消えた人たちは誰なのか

統計上も明らかに減っているらしい.
だが,これはあくまで劇場動員数のデータ.
昨今はサブスク配信で楽しくことが当たり前になっている.
個人的には「自宅+小さい画面+しょぼい音響」と,劇場での映像体験は別物だと思うけどな.

環境の違いはさておき,その昔は週5日「〇〇ロードショー」がテレビ放送され,深夜枠では“けしからん”作品がガシガシ放送されていた.
好き嫌いに関わらず,清濁併せのんで,何でもかんでも観て吸収した.

レンタルが盛んになってからも,映画館での上映終了からソフト化までかなり時間があったので,待ちきれず映画館にもよく行った.
要するに熱心かつ目が肥えたファンが大量にいたと思われる.

現代人には,映画体験の量も質も圧倒的に足りない(非難しているわけではない).
そういう意味ではうちの子供らはよく観ている方かも.
先日の「金ロー」での新声優『BTTF』も,半強制的に見せたしな.

家族で映画体験~『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

つーことで,誰もが楽しめるという意味で,息子の選択『ホーム・アローン』は間違いではなかろう(クリスマスシーズンではないけど).

...と,ここまでが昨日の話.
その後,なんだかんだあって『秒速』は無しになったそうな.

代わりに決まったのが『聲の形』

映画 聲の形

悪くはない,悪くはないけど,小学校最後のクラス会がこれかぁ.
しんみりではなく,もうちょっとバカ笑いできてスカーッとする作品の方が良くね?(※個人の感想です)

世の中そうそう上手く行かないようで

2025/3/12 Wed

もはや伸びしろしかない

ラッキーな人は普段から「自分は幸運だ」と思考しているらしい.
極めて楽天的なKazchariの完全に同意.

もちろん,これまでの人生,とんでもない目にも会ってきたが,時が経つにつれそれらは癒え,今ではパワーの源になっている...と信じたいトコロ.

まぁ,そんなKazchariでも,さすがに今日のアンラッキー度はなかなか...といっても大した話ではないが.

本日はあまりまくっている有給消化の日.
午前中は娘の親知らずバッシ後のバッシに付き合う(ニホンゴムズカシイ),その送迎任務.
病院では例によって2,3時間待たされるかと思いきや,10分も経たずに呼ばれて処置完了.

娘のリクエストに応えて駅前のイオンへ.
春から家を出る娘もまた,絶賛断捨離中で,ためにためたキャラ物グッズを買い取ってもらうそうな.

駅前イオンと言えば駐車場システムが変更.
入庫時にクルマのナンバーが写真撮影され,出庫時に精算機でそのナンバーを入力.¥2,000以上の買い物でQRコードをもらえるので,それをかざすというシステム.
いやいや誰が考えたんやろな.
まぁ,ユーザーの手間的にはこれまでの駐車券方式とあまり変わらん気がするけど.

さて,買い取り依頼後は久々にイオンラウンジへ.
さすが平日.予約なしでサクッと入室.
昔はトップバリューブランドのお菓子が出てきたり,ジュースもおかわり仕放題,それに時間無制限だったような...これもみんな新コロってヤツのせいだ.

昼食は1階のフードコートでラーメン.
その後,上記の出庫手続きをして帰路につく.

途中,Amazonへの返品物(キックスタンド)を送るためヤマト運輸へ.

BROMPTONの甘い罠~キックスタンド編

店舗前の受取ロッカーでメールに届いたQRをかざせば,お預け完了と思いきや,肝心の読み取りセンサーがない.返品手続きは店舗内のみ可だった.なんのこっちゃ.

帰宅するとAmazonから『ファイブスター物語』第18巻が届いていた.

ファイブスター物語 18 (ニュータイプ100%コミックス)

それにしても連載が長い,長過ぎる.
なにせ第1巻の発売が1986年である.39年間で未だに18巻なのはどういうこった(休載が多い).
正直一読だけだと,ストーリーにはついていけません.
何冊か遡って復習.それに知らない用語はGoogle先生に訊かないと.
ここまで読み込んでも,誰もが知る作者の気まぐれによるメカデザイン&名称の超大改革以降,もはや何が何だか...
新キャラだけでなく,昔の人が名前(顔)変えて出くるわでカオスもいいところ.
しかあし,それでも読ませるのが永野護のスゴイところ.正にアート.
そのうち,ブログに感想を書く予定.

15時になった.
風邪から復調したし,ここは”サ活”に出かけましょう.

まずは,定サウナである『花神楽』へ.
なんと,施設点検のため休館していた.
まぁ,そんなこともあるわなと,少し戻って近くの『きとろん』へ.
な,なんと,こちらも休館日.

水曜日は鬼門か?

風呂に入れないとなると,なんだか急に肩こりが気になってきたゾ.
つーことで旭川方面にハスラーを走らせて『杜のSPA神楽』へ.

ところが...な,なってこった! こちらも施設点検のため休館!

何かの嫌がらせか?
ボイラー調整には技師さん他の手配が必要だと思うのだけど,この人出不足の中,うまく回せたのだろうか?
と,心配しても仕方がない.
まだ他にもサウナのアテはあるが,さすがに萎えるぜ~ 諦めて帰宅する.

中途半端な時間に戻る.
最近「夜間のローラーがうるさい」とのクレームが家族から寄せられているので,今のうちに漕ぐことに.

気がつくと17時を回っていた.
実は本日は娘の第一志望大学の”追加合格”,要は補欠合格の発表日.
これが正真正銘最後の審判.
途中でローラーを切り上げて,1階に降りる.

娘に「どーやった?」と聞く.
娘 ⇒ 「え? 何のこと?」 コラー!

結果は見事にアウト.
そらそうやろ,気合が足りん.
つーことで,娘の進学先が最終的に決定.

シンの合格祝いということで,家族で「スシロー」へ.
もし,第一志望合格なら「トリトン」だったのだが...(ローカル序列)

まっ,おめでとうございます.
これから四年間,酸いも辛いも甘いも苦いも全て経験してこい.
クリエイティブな人生がいよいよスタートやな.

第二次Kazchari家クリーン作戦~過去に落とし前

2025/3/9 Sun

リセット,それは快感

iPhone15 Pro

週末である.

残念ながら整形外科医の許可がまだ出ないので,チャリの外乗りができない(自粛中)
3月になり,世間はすっかり雪解け進行中.
もうスパイクタイヤはいらんな.
今年はほぼ1度しかスノーサイクリングしていない.トホホ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

では,土曜日の話から.
午前中は,室内でBROMPTONいじり.
通販やら何やらで買ったアイテムを取り付けたり,メンテの練習したり...

BROMPTONメンテナンスブック 改訂版

なのに未実走.はよ乗りたいのぉ.

昼からは家族が3人とも出かけたため,♫ひ~とりぃ~ひ~とりぃ~Kazchariぃ~
ここはリビングにて,大音響&大画面有機液晶TVにて映画だぁー!

ザ・フラッシュ(2023)

マーベルと並ぶアメコミ映画の雄,DC「ジャスティス・リーグ」の(一応)単体ヒーロー物である.

以下,ネタバレ感想

—————————————–

人気はマーベル(MCU)の方が上だろう.
ただしあちらは昨今すっかり迷走中.

Kazchariも『エンドゲーム』以降,トム・ホランドの『スパイダーマン』シリーズ以外はすっかり興味をなくした.

配信ドラマを追いかけていないと,楽しめないのはさすがに辛い.
世間でもそういう声が多いようだ.

それに...やっぱりポリコレ臭がなぁ.
この流れって誰得やねんやろ?
金も名誉も手にしたヒマなセレブ連中の自己満足でしかない気がする.

さて『ザ・フラッシュ』である.
劇場公開時,かなり話題になったが,結局行けず.
結論から言うとシリアスとコメディのバランスが秀逸でかなり面白かった.

フラッシュと言えば超高速移動.
光速を超えることで過去に行けることに気づく主人公.
バットマンに「やめとけ」と忠告されるも,あの運命の日に...というお話.

映像に関してはCG技術が極まりすぎて,もはや作れない映像は無さそう.
そして...恐ろしいことにすっかり慣れてしまった.
もはや驚きはない.
そうか,コスチュームは超高速で動きながら普通に着るねんな.

では,肝心のストーリーは?
昨今のスーパーヒーロー物では外せないマルチバース要素満載.

もちろんタイムリープ映画の金字塔『BTTF』(1985)および『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)の影響はかなり強いけど,プラス一工夫あり.

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た~そう来たか!

歴史を改変したことにより,世界はマルチ化してしまったが,交差ポイント=特異点が存在し,いくら過去に戻ってもどうしようもない瞬間も存在する.
その解決のためには,これまた名作『バタフライ・エフェクト』方式しかない(ディレクターズ・カット版の方?).

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

ただし,本筋の自分ではなく,別の世界の自分を犠牲にして...と,そう考えると割と救いのない終わり方やな.

むしろ主役のフラッシュよりも「バットマン」ことブルース・ウェインのキャストチャンジが笑えた.
時空を飛び越える度に「ベン・アフレック」 →「マイケル・キートン」 → 「ジョージ・クルーニー」とこれまでのバットマン俳優に変化.みんなケツアゴが立派だ.

あれ? 個人的に一番人気の「クリスチャン・べール」は?
さすがに世界観に合わんか.

そういやこんなんもあったな.地味過ぎてシリーズ化されない?

『THE BATMAN』を観てきた~雨と夜と

で,翌日曜日.

本日開催の「バーサーロペット・ジャパン」
スタッフの一員である娘を会場まで送る.
往来でファットバイクを3台ほど確認.いいなぁ...

帰宅後,またしてもロンリーKazchariゆえ堂々と映画鑑賞.

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023)

とうとうシリーズ第4作目である.
以下,ネタバレ感想.

——————————————————-

エンドロール後,何らかの”匂わせ”があるかと思ったら何もなかったので,ついにシリーズ終了か.

いやぁ,長かった.
一作目は2014年なので足掛け9年か.
確か奥さんは病タヒ,そして二人でかわいがっていた愛犬を強盗に◯されたことがきっかけで,このとんでもない◯戮ドラマが幕を開けた.
一体何百人が亡くなったことやら.

何しろ戦闘に次ぐ戦闘.

まぁ,この『コンセクエンス』だけでも3時間近い上映時間だが,体感,8割ぐらいが戦闘シーンというエゲつなさ.
冒頭の砂漠戦こそ短めだが,世界の真田広之登場の「大阪編」,そして「ベルリン編」,VS100人ぐらいの「パリ編」
どれもこれも長い長い.

しかも,ちょっとずつ戦闘スタイルが違っている.
拳銃,小銃,グレネード,刀,手裏剣,ヌンチャク,仕込み杖,斧,古式銃で決闘,それにカーアクションにバイクアクションと,正になんでもあり.
これって全部計算して作ってる? マジでスゴイわ.

確か『シン・仮面ライダー』で,カントクが殺陣の”段取り”がリアルさを欠くので嫌だと,役者に対し「本気で◯すつもりで殴り合ってください」と無茶振りするシーンが,ドキュメンタリーで流れていた.
結果的にラストの0号との戦闘がグダグダ.
いやいや,カントク,この『ジョン・ウィック』観ても段取り不要と言えますか?

まぁ,確かにリアリティは全然ないけどな.
何よりジョン・ウィックが不死身すぎる.
そして無限ミサイルならぬ無限弾倉でほぼ百発百中.
もうほとんど『マトリックス』空間のネオか,沈黙のスティーブン・セガール.

超至近距離でも敵の弾は全然当たらんし,どんだけ殴られようが,転落しようが,轢かれようが...無問題.
直後は痛そうだけど,すぐに回復.ベホイミ?
こちとら,たかだが自転車でこけただけで,あっさりと骨折するぐらいやのにな.

そう言えば,防弾仕様の特殊スーツが大活躍してたけど『ゴジュウジャー』の第一話でクワガタオージャーがマントを使っての弾除けアクションって,元ネタはこれやな.たぶん.

つーことで,古き良きアクション映画要素テンコ盛りで楽しめました.

そうそう,キアヌは『マトリックス:レザレクションズ』(2021)で髪型を変えて欲しかったな.ジョンと区別がつかん.

『マトリックス レザレクションズ』を観た~続くのか?

で,昼食後は屋根裏の掃除第二弾.
前回の状態は...

iPhone15 Pro

まずは家電やパソコンなどの大きい空き箱を潰す作業.
なぜか既に本体を破棄したり譲渡した箱が大量にあった.
さらに大きめの段ボールはテープを剥がしてたたむ,小さいのはオークション搬送用に取っておく.

カセットテープ,ビデオテープ,各種ケーブル,使わない置き時計,土産品...捨てよ,捨てよ!

なぜか出てくる娘の幼少期のおもちゃや保育園での作成物,そして小学生時代の成績表...これらも容赦なく処分.

困ったのがぬいぐるみ.
信仰深いわけではないが,そのまま捨てるのはさすがに抵抗がある.
やはり神社などで供養してもらうべきか.お焚き上げだっけ?

そして,Kazchariの小中高の成績表まで出てきた.
大阪の実家からいつの間にか送っていたようだ.
そして旅のメモや手紙の類も...ついつい読み込んでしまうが,さらば青春の日々よ.もう戻れない,もう帰れないダグラム.

そのタイミングで,耳につけていたイヤホンからは太田裕美の名曲『南風』(1983)が流れる.

我が青春の夏の日々を思い出して,思わず叫びだしそうになる.そして目に涙があふれる.

で,現在サムネ写真の状態まで回復.
7割は作業完了か.だいぶすっきりした.

関西での娘の家も決まった.
家族が一人旅立つこのタイミングでの大掃除.
色々なリセットにちょうど良い.

3月中に完勝を目指す所存(誰と戦っているのだ?)

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』~帰ってきた邪道

2025/3/8 Sat

トクサツ・ダイスキ

ついに始まった50thアニバーサリー『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』
現在3話まで放送.とりあえず家族で楽しく観ています.

次年度の戦隊名は特許庁への商標登録でバレるのがお約束.

だが,今回はコラ画像(?)か何かにひっかかって「アニ丸戦隊リングカイザーで決定!」みたいな憶測が早くから広がっていた.

結果的に別の名称だったが,この嘘タイトルもあながちハズレてはいない.

五人とも実在,神話ふくめての動物モチーフだし,スーツの胸には意味ありげな「〇」があるし,指輪が変身アイテムだったりするしで,「リングカイザー」でも違和感なし.
決定寸前だったタイトルがリークしたのだろうか?

王道路線の『キラメイ』から続き,『ゼンカイ』(邪道)『ドンブラ』(超邪道)『キング』(超王道)と続いた戦隊シリーズ.

マジで『キラメイジャー』おもろいわ

『機界戦隊ゼンカイジャー』スタート!

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』がとうとう始まった!

毎回がクライマックスの『キングオージャー』

前作の『ブンブン』が王道っつーか,普通過ぎてKazchari家では早々に視聴停止.
何より,ルックというかスーツのビジュアルがなぁ...どう見ても戦闘員(※個人の感想です)

そんなわけで始まった『ゴジュウジャー』
ヨメさんと娘曰く「推しはイエロー.異論は認めない」だそうな.
確かに「テガソード讃歌」のインパクトは絶大.

ちまたで言われているのが,クセが強すぎる正義側.
明らかに狙っていると思われるものの,ここまで詐欺,新興宗教,ズル,破壊,強迫と言動がまるで〇〇.

一方でやたらに結束が固く仲の良いブライダン(敵側).

「正義と悪が入れ替わっている」とまでは言わないが,少なくとも悪VS悪の構図になっている.今のところ.

ただし,ゴジュウ世界のルールというかパターンがまだよくわからない.
特にキーアイテムたる「戦隊リング」の扱いが謎.

- ウルフ以外のメンバーのリング入手経路が(今のところ)謎.テガソードは1体なのに.
- 5つのリングだけがテガソードを呼べる特別仕様なのか? 別にロボが用意されている?
- レジェンド戦隊のリングはどうやって入手? どうしてレッドだけ?
- 勝負に勝ったからと,奪い合いになるわけではない.では集めるとは?

何より...どうして「レッド」だけ?
まぁ,全色チェンジだと某海賊戦隊とかぶるか.

ブライダンの目的もよくわからないまま(顔だけの巨人との結婚?).
まだ3話だが,真相は回を追うごとに明らかになるのだろうか?

ただし,あの井上俊樹の娘がメイン脚本.
全てが明らかになるような展開になる気がしない.

まぁ,楽しませてくれるなら,こまけーことはいいんだよ.

井上俊樹と言えば『戦隊レッド異世界で冒険者になる』の第8話がとんでもなかった.
さすがに50年の歴史を持つスーパー戦隊.
日本人なら誰もが知るコンテンツ=文化としての成熟性を感じる.
それにしても,モブのたった一言のセリフのためにオリキャスを呼ぶとか,本気にもホドがある.

ところで,スーパー戦隊シリーズの中国配信の第一号はなんと『ドンブラ』らしい.
「パワーレンジャー」の様なアレンジなしで,あの「超邪道」な内容がそのままで理解され,中国人にウケるのだろうか,と逆に心配になる.

娘にクイズ形式で「中国で初の放送,さて,どの戦隊?」と聞いたところ,「ダイレンジャー?」と回答.
Kazchariもその方が受け入れやすいのではと思ったが,逆に文化盗用とかクレームが入ったりして.
ちなみにスーツアクターは中国拳法経験者らしいので,ガチらしい.

さて,公式の再放送枠では『星獣戦隊ギンガマン』を配信中.
さすがの靖子脚本.実に面白い.

メンバーの普段着が「チチカカ」で売っていそうなトライバル模様.
インディ...おっとネイティブアメリカン風味,つまり自然との共存がテーマ.

そして,「たいやきくん歌手」の歌い方にクリソツな,希砂未竜さんの主題歌が超絶素晴らしい.
特にエンディングの「はだしの心で」は正に神曲.

馬にまたがったギンガマンが富士山ふもとを駆け巡るという,シュールな絵面なのだが,これが実に良い.
配信の度,娘と一緒に子門...じゃなかった希砂未風にねっとり歌唱するのがお約束となっている.

この曲を聴くと,少年の頃,野山をかけまわっていた記憶がブワっと蘇り,涙ぐんでしまう.
Kazchariの中では,ベートーベンのピアノソナタ15番「田園」に匹敵する郷愁サウンドである(どういう比較?).

バックハウス・ダイスキ

オリンポスのエアブラシ&コンプレッサーを発掘~つ,使えるのか?

2025/3/5 Wed

第六文明人の遺跡?

iPhone15 Pro

魔窟こと屋根裏倉庫の掃除から数日.
その際に発見した今はなきオリンポス社製の「ピースコン(エアブラシ)」「コンプレッサー」をあらためて発掘.

魔窟をなんとかせよ~Kazchari家クリーン作戦

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

この2つを購入したのはかれこれ42年前である.
高校合格祝いのプレゼントだった.
確か¥50,000ほどしたはず(高い!)
京都のボークス(長岡京)から持ち帰ったが,そらまぁ重かった.

高校から大学にかけて大活躍.
伝説のタミヤ「1/32トムキャット」なんて,こいつがなければ作れなかった.

タミヤ(TAMIYA) 1/32 エアークラフトシリーズ No.13 アメリカ海軍 グラマン F-14A トムキャット ブラックナイツ プラモデル 60313

確かこいつって,なぜかモールドが全部凸だった気が...全部掘り直したのは良い思い出.

他には旧キットの「百式」

1/100 百式(機動戦士Zガンダム)

もちろん黄色の成形色.
シルバーの下地にクリアーイエローのアメ車塗りにトライ.
そこそこキレイだったが,どうしても塗装ムラが出た.

...で,この頃の作品は,1995年1月17日の朝にほぼ崩壊した.

コンプレッサーに話を戻す.

マジでイデオンなみに太古のマシン.
自然なウェザリング状態.もはや遺跡である.
果たして起動するのか?
ホースをつなぎ,震える手でコンプレッサーの電源を入れる.

ボン!

電流火花がカラダ(マシン)を走る!(マジで一瞬火花がとんだ)
「ゴゴゴゴ」と無事起動!
さすがMade in JAPAN! 世界一の品質ゥ!

ありゃ? でも何かおかしい.
エアブラシ側にエアが回ってこない...

ぐわ,ホ,ホースが切れとる!

iPhone15 Pro

ここだけでなく,他にも数か所がちぎれていた.
さすがにゴム部品は40年もたんか.

ここは素直にAmazonで代替品を検索 → 発見

エアーブラシ用エアーホース 細スパイラルホース 1.2m ホビー用工具 (エアブラシ系アクセサリー) エアブラシホース

届いたのでホースを交換.
ネジを移植して径を合わせる.

iPhone15 Pro

おおっ,なんかかっこいい.
懐かしさが蘇る伝説.
今すぐにでも,塗装作業に取り掛かれそうだ.

コンプレッサー直付けは問題なし.
で,もう1本買ったホースを水抜きフィルターに装着と...

iPhone15 Pro

ゲッ,ネジの径が合わないッ!

iPhone15 Pro

フィルターがないと,長時間運用時に塗料に水分が混じってしまう.
「北海道だと不要」という意見もあるけど.

こりゃホームセンターに行ってアダプター探しか.
その前にAmazonチェック...おっ?
水抜きフィルターそのものが手軽な値段.

【エアブラシワークス】AW-016 エアブラシグリップフィルター 水抜きフィルター エアブラシフィルター ドレンフィルター ダスト除去 ドレン除去

元の40年モノはさすがに機能的に問題ありそうだし買い替えるか.
つーか,今だとこんなに小型かつ安価になってるねんなぁ...

ヨシ.次のガンプラは塗ってみるか.

千歳に「GUNDAM BASE」ができるらしい

あっ,塗装ブースも買わな...(沼)

iPhone15 Pro

Amazon Primeで『SAW X』~ヒトはなぜホラーを観るのか

2025/3/3 Mon

ソウいうとこだぞ

「エイリアン」同様の長期コンテンツである「SAW」シリーズの最新作,『SAW X』(2023)がAmazon Primeで配信されていたので観てみた.

SAW X

以下,ネタばれ.

—————————————————–

これまでのシリーズを全話視聴済みでの感想.

一言,凡作.

今回は「X」つまり第10作目なのだが,時系列的には「無印」や「Ⅱ」の間らしい.最近多いパターンだ(ボトムズ式)

『プロメテウス』を観た~一度目の再起動

ゆえにジクソウこと生前のジョン・クレーマーやら,最初の弟子のアマンダが登場する.
ただし,実写作品ゆえに二人とも老け具合が激しく,少々脳内補完が必要.

つーか,外見だけでなく性格も変わってない?
二人ともあんなに己の信念や行動に悩むキャラだっけ?(あいまい)
「感情的=演技」だったらわかるけど,地の場面でのやり取りから判断すると,そうではないような.

シリーズ名物のラストに謎解きというか,過去のちょっとしたセリフやシーンがフラッシュバックして,どんでん返しにつながるという演出は相変わらずなのだが,今回は(も?)あまりにも偶然の要素が多くて納得いかない.

特にクライマックスへの流れに顕著.

銃を取り戻したパーカーが,なぜ二人を脅してわざわざゲームに参加させるのかわからん.

ジョンはともかく,アマンダを生かしている理由も謎.
こういう場合,先に小物を片付けておく=ジョンに恐怖・苦痛を与えることになるのでは?

で,謎のメキシコ人少年.
なんで早朝から壁サッカー? ずっとあの場所に住んでいる?
セシリアが普通に英語で話しかけてたけど,あの子供って英語話せない設定じゃなかったっけ?

そして,ジョンと少年が受けるゲームは何の説明もなしに突然始まるし,他のゲームに比べると生存率高めで苦痛率低め.
そもそも大量過ぎる血は何の血?(家畜?)

何より問題なのは,ジョンが死んだわけではないのに,なぜか途中でゲームを放置して事務所に上がっていくセシリアとパーカー.
金が気になるとかなんとか言ってたけど不自然.
現金はセシリアの自宅から運んだかもしれんけど,ほとんどはどこかの口座にあるのでは?

ラストのセシリア放置も意味不明.
あの毒ガスは皮膚からは吸収されない?

まぁ,その前にパーカーもグルだと知っていたなら,あんなに回りくどく誘い出さずに,他のメンツ同様,拉致してゲームに参加させるのが自然と思われる.

要するに「そうせざるを得ない状況に誘導するシナリオになっていない」のだ.

実は少年は既に洗脳済みで,アマンダ同様の後継者ポジション.
当然カギ無しで手錠が開くことを知っているので,セシリアとパーカーが安心したところで一発逆転!みたいになるかと思ってた.

以上,あまりに“穴”が多く,練り上げられた脚本とは言い難い.
思えば第一作「無印」こと『SAW』は大傑作だったなぁ.

SAW

トリック,人間描写,演出,映像表現とも文句なし.

この映画の公開以降,いわゆるワンシチュエーション・サスペンスの後追い映画が大量生産された.

本家の「SAW」も続編が次々に作られ,Kazchariも追いかけたが,どこかの評論家は,

「最初は特上のうな重,次に並,量が少なくなって,うなぎが除去されてご飯にタレのみ,さらにはご飯もなくなって,容器に残ったタレの匂いを嗅ぐだけ」

と,続編の劣化を形容していた.正に言い得て妙.
その基準で言うなら今回の「X」は,もはや脳内にしか存在しない「妄想うな重」を食べている感(ちなみにメインヴィジュアルの目パイプも◯◯).

...とかなんとか言いつつも,結局,最後まで視聴した時点で負け.
なんだかんだで,ゲームのシーンはミラーニューロンのおかげで十分“痛さ”を感じられたし.

えっ?

そう言えば,なぜKazchariを含め,一部の人たちは”負の体験”となるホラー映画をわざわざ観るのか?

早速,Gemini先生に聞いてみた.

1.スリルと興奮
2.恐怖の克服
3.ストレス解消
4.社会的な共有
5.好奇心と探求心

とまぁ,わかるようなわからんような理由が並ぶ.
「SAW」の場合は単なるスプラッタではなく,ジグソウ独自の哲学やら,伏線ありのミステリー要素強めやし,「好奇心と探究心」要素は確かに強め.

一番納得いく理由が最後のこれかな.

6.生理的な反応

ホラー映画を見ると心拍数や血圧が上昇し,呼吸が速くなるなど,生理的な反応が起こります.これらの反応は快感や興奮と結びつきやすく,中毒性があるとも言われています.恐怖と快感が入り混じった独特の感覚を求めて,ホラー映画を見る人もいます

そっかぁ,中毒だったのかぁ.
ランナーズ・ハイと同じかぁ.

「でも,映画って非日常体験だから,何観ても同じじゃないの?」というわけでもない.

『SAW X』の前に観たのが『すずめの戸締り』
実は開始20分程でギブアップ.

すずめの戸締まり

理由?
主人公の言動が気持ち悪い(ムカつく)ことと,何と言ってもチャリの右側通行!あれは許せん!(創作だって)

Kazchariは恐怖や痛さではなく,不快感ではトリップできないようだ.

以前にも増してタイパ,コスパが重視される昨今.
Kazchariも,無意識的にそれらを鑑賞作品の選定基準にしている節がある.
コンテンツがあふれかえる今,つまらんと判断したモノはバシバシ切っていかないと,本当の良作には巡り合えないかもしれん.
その直感は研ぎ澄まされているか?

そういや4月から”みんな大好き”「Amazon Prime」が(実質)値上げとか.

アマプラ「広告なしは実質8割の値上げ」?従来が凄まじい低価格&内容リッチ

追加料金払わないと,コンテンツに広告が付くらしい.
TV放送ではないのだ.映画の途中でCM入ったら興ざめ.

にしても,いやらしい手口だ.
ほぼサブスク映画のシェアを独占した後にこの仕打ち.
でも...結局,追加料金,払ってしまうやろなぁ...おのれ,Amazon!

平々凡々な週末~すべからく平和

2025/2/17 Mon

Life is what you make it.

まずは金曜日の話.

この日,JK娘は前日に最後の戦い(受験)に向けて関西へ.
つまり家には不在.
夜はお楽しみの『バック・トゥ・ザ・フューチャー PARTⅡ』を残った家族3人で鑑賞.

バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2

こういう二週連続放送は良いね.
「Ⅰ」に比べると鑑賞回数が少ない「Ⅱ」.
大枠の話は覚えているけど,記憶があいまいだった.
後から考えた脚本なのに,実によくできている.面白い.

印象に残るのが,日本の描写.Fujitsu-san~
あの頃の我が国の勢いはスゴかった...(アメリカ人には恐怖か)

凝りに凝った脚本のせいか,一緒に鑑賞していた息子(小6)には少々難解だったようで,何度も「なんで?」「どうなるの?」としつこく聞いてくる.
もう少し大人になって観返せばわかることもあろうぞ.

で,息子どころか,CMの度にホテル滞在中の娘からも「なんで?」「どうなるの?」と電話.姉弟とも同じ反応で笑える.つーか,知能も同じか!? 映画観てないで受験勉強しろ!

「Ⅰ」と違って「Ⅱ」は「Ⅲ」と同時撮影らしい.
ゆえに予告編がしっかりある.
昔観た時は,ラストシーンの”アレ”しか覚えてないけど,ストーリー上「Ⅱ」ほど時空を行ったり来たりしなかった気が...でも,アメリカ人にとって西部開拓時代って特別なんやろね.
三部作の最後が〇〇〇とは,まるで『サスライガー』やな(知らん知らん).

家族で映画体験~『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

土曜日,ヨメさんは関西へ飛んだ.
悪いことをしたわけではない.
娘のサポートである.

チャリの外乗りは自粛中なので,部屋にこもってガンプラ作り.
本日は組みあがったMG『アルトロン・ガンダム』の水転写デカール貼り.

MG 1/100 XXXG-01S2 アルトロンガンダム EW (プレミアムバンダイ限定)

やっぱシールよりデカールやなぁ...にしても,なんだこの狂気の作業は.

台紙から極小のデカールを切り取って,水につける.
ボディの埃をはらって,マークソフターを塗布.

GSI クレオス(GSI Creos) GSIクレオス Mr.マークソフター 40ml 模型用デカール軟化剤 MS231

柔らかくなったデカールをピンセットで引き上げ,狙ったポイントに貼る.
綿棒でよけいな水分を吸収しつつ,位置を微調整.
乾いて動かなくなってしまったら,マークソフターを再度つけて調整...

という作業を何十回も繰り返す.
我ながら,この衰えた「眼」でようやるわ.

キリのいい所でやめられない,止まらない.
うん.実に楽しい.

そうこうしているうちにあっと言う間に時が過ぎ,息子を習い事に連れていく時間となった.
しばらく雪が無かった幹線道路だが,再び圧雪アイスバーンに.
ついに帳尻合わせにきたか.

息子を届けた後は一人でイオンに移動.

新コロ禍以降,株主優待のラウンジサービスが予約制となってしまった.
今日も予約争奪戦に負け,入室できず.

仕方ないので広大なイオン内をうろうろ.まるで隠居老人.
冗談ではなく,仕事を辞めて収入がなくなったら,冷暖房費節約と運動をかねてイオンを徘徊するかもしれん.
実際,イオンも距離マップや消費カロリーを提示して,ウォーキングを推奨している面もあるしな.

日曜日

本日も息子の習い事の送迎.
最近の小学生は忙しい.

送り届けた後は一旦帰宅.

録画をすっかり忘れていた新番組『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』をTVerで観る.

さすが記念作品.
めちゃめちゃ豪華でカオスな第1話だった.
どことなく迷作『ドンブラザーズ』っぽいなぁ,と思いきやそれもそのはずで,メイン脚本の井上亜樹子さんは,かの井上俊樹さんの娘さんなのだ(顔もそっくり).

まさかの前主人公登場からの,まさかの前々作レッドへの変身.
変身披露前のロボ戦.
剣技からのシャイニングフィンガー!
謎が謎を呼ぶ伏線だらけの展開.

ただ,最近はトンデモ展開を次々に繰り出すことで,あえて王道を崩し,視聴者を驚かす手法が流行っているが,中身が伴わないと芯を失って凡作になってしまう.
さて,この1年間,どこまで楽しめるか.

で,息子を迎えに行ってそのまま「山岡家」で昼食.
息子は食に関してはあまり冒険しないタイプなので,ラーメンと言えば山岡家オンリー.
色々試さないと,人生の愉悦を味わえんぞ,息子よ.

で,帰宅.

時間ができたのでサ活だ.
まず,いつものスーパー銭湯『SPA神楽』に出向くが,さすが日曜日の昼過ぎだ.駐車場に停めるスペース皆無.

仕方なく,やや料金高めの『高砂温泉』に向かう.
高めと言ってもプラス¥150の¥850(休日価格)なのだが.

モンキー125,高砂温泉サウナレビュー

こちらも割と混雑.
スキー帰り客が多い印象.
それでも,サウナ室の入室で並ぶようなことはなく3セットをこなす.

最近の入浴施設らしく,ここも休憩室のコミック本が充実してきた.
時間をつぶすのにもってこい.

ここもイオン同様,老後の憩いの場に...って,なんか寂しい.
やっぱ,いつまでも外で汗かきベソかき歩きたい,いや漕ぎたいのぉ.

で,3時間ほどの滞在後帰宅.
夕食の後,『べらぼう』を鑑賞しつつ,Zwiftタイム.

先日,Amazonで購入した,新しいレーパンの具合が実に良い.

サンティック サイクル インナーパンツ

安いし室内だし,こんなのでいいんだよ.
これ履いた上にダボダボズボン,ゆったりTシャツ.POCのメットをかぶればTokyoおしゃれチャリダーの出来上がり!(他意はない)

さぁ,明日からまたがんばろう!(何に?)

やはり面白い『魔改造の夜』~未完の美学

2025/2/14 Fri

大人げないのが至高

2/11,NHKにて『魔改造の夜』が放送された.
今回のお題は「脚立25m走」

地上波で現在もっとも熱い番組.
今回も実に面白かった.

魔改造の夜-NHK

番組史上,最も巨大な”生贄”である.
その動く様を見て爆笑しない者がいるだろうか.

改造ルールの縛りがキツイ.

車輪の取り付けはOKだが,車輪そのものの駆動は禁止.
脚立を寝かせてはならず,ラダーの開脚運動で前進させなくてはならない.

となると方法は二つに絞られる.

足を前後に開閉しての尺取虫方式か,左右に開閉してのスケート方式

前者を採用したのは1社.
懐かしのタミヤ工作セットのような動き.
重いだけに,ラダーを開いた時の衝撃が激しく,テスト中にアルミ製のボディが折れる事案が続出していた.
さらに,前後タイヤの跳ね返りも大きく,推進力をロス.

2社がスケート方式.
開脚装置の取り付け位置が異なる.
直進安定性の勝負になった.

優勝の行方は見てのお楽しみということで.

マイナーだったこの番組も,かなり話題になってきた.
放送翌日には各ニュースサイトでも取り上げられている.
企業が自社のサイトに「参戦記」を掲載する場合もある.
今回は番組制作,つまりNHK側へのインタビューが興味深かった.

企画会議にてプランが提出されると,工学系の専門家に意見を聞き,実現可能かどうかを確認.その後に種目決定・発表するそうな.

「開発期間1ヶ月半は短すぎないか?」との質問に対し,

「あまり長くすると,研究・実験を繰り返されてしまい,最適解が見つかってしまう.そうなると3チームとも似たモノが仕上がってしまう.そうならないためのギリギリのラインが1ヶ月半」

とのこと.

地球上の物理法則は不変なので,時間をかけると誰もが同じアイデアにたどりついてしまう.番組として面白くない.

ニッチな世界でのコモディティ化とも言える.
そうなると,その製品は進化しない.
多くの白物家電やテレビの性能差がほぼなくなった.
今やスマホすら,そうなりつつある.

出演した技術者からは「無難だと面白くない」「挑戦が大事」との発言が散見される.
試行錯誤の結果,未完成のまま,不確実状況での争いの方がドラマが生まれる.

もちろん,実際に商品化して市場に出すとなると,それは困るけど.
ただ,日本のモノづくりの停滞理由が「あまりにも完璧を求めすぎる姿勢」にあるという意見もある.

「スピード&即決が重要.失敗は後から修正すればヨシ」という某国のマインドに席巻されてしまうのは仕方がない...かも(偏見)

さて,個人的にブームが再燃している『アメリカ横断ウルトラクイズ』

「アメリカ横断ウルトラクイズ」の思い出

当時の放送もYouTubeでちょくちょく見かけるようになった.

マジで懐かしい.
コンプライアンス的に公式からの配信やDVD化は難しいだろうしな.

関連書籍も発刊されている.

史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989

とあるニュースのコメントで読んだため,真偽不明ではあるが,福留さんが以前,この様なことを言っていたらしい.

「大学のクイズ研究会が参加するようになって,司会者としては一気に冷めてしまった. 知識量はともかく,早押し練習もやって臨んでいるクイズ研究会とそれ以外の参加者ではレベルがあまりにも違いすぎる.初期は社会人参加者が 「これ以上欠勤したら仕事をクビになるかもしれない」 という不安を抱えながらニューヨークまで行っていた.作り手としてはそうした表情が面白かったのに,連中(大学生)にはそれがない」

これもある意味,クイズ番組のコモディティ化なのか.
攻略法,必勝法がわかれば勝負事は面白くない.

『魔改造の夜』もこのまま人気が継続すれば『SASUKE』のように,海外でライセンス番組が制作されるかもしれない.
そうなると,某国あたりが,とんでもない怪物を生み出しそうな気がする.

それはさておき,次回はトイレットペーパーを投げます!(意味不明)

家族で映画体験~『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

2025/2/8 Sat

Your future is whatever you make it, so make it a good one.

Kazchariは映画が好きである.

きっかけはもちろんテレビ放送.
昔はほぼ毎日,各局で放送があった.
荻昌弘,水野晴郎,淀川長治など,名調子の解説陣が懐かしい(年がバレる).
ただし,ネタバレ大王こと〇村淳,テメーはダメだ.

10代の頃,実家のテレビはブラウン管で,サイズもせいぜい20インチほどでモノラル音声.吹き替えかつCMがガシガシ入る.
周囲では家族の生活音が聞こえ,黒電話もテレビの横にあったりする.
そして...長い映画はカットされる.

かように,今と比べると酷い鑑賞空間なのだが,名画『ニュー・シネマ・パラダイス』は妹の部屋のタンスの上に置いてあった14インチテレビが初見.”それでも”大いに感動した.

こうしたテレビ放送の何が良いって,事前に全く知識や興味なく,たまたま観た映画がとんでもない名作だったりすること.
文字通り自分の世界が広がっていく感覚がする.あぁ,刻が見える...

エコーチャンバーのごとく,好きなモノだけを選んでいると己の好みが固まってしまう.思いがけない新発見.人生にはトキメキが欲しい.
特に深夜枠は,様々な意味でケシカラン映画が多くて...けほんけほん.

もちろん劇場での鑑賞も欠かせない.
「東映まんが祭り」から始まって,劇場版『ヤマト』を経由し,『ガンダム』では徹夜並びを経験.
大学時代の『ロボコップ』のオールナイトが懐かしい.4周くらい観た(寝た)

そして,レンタルビデオ時代へ.
過去に見逃した古今東西の名作をクリア.

今ではレンタルが配信に代わり,ここぞという作品では劇場に赴く.

映画は総合芸術であり,傑作,駄作とも人生を豊かにしてくれる最高の素材であることに,異論を唱える者はいないであろう(※個人の感想です)

ヨメさんも映画好きなせいか,双方のDNAを受け継ぐうちの子供らも結構観ている方なのでは?
ただし,どうも作品に偏りがあるようで,アニメや邦画コメディなど,ライトなモノがほとんど(それが普通)
ホラーまで観ろとは言わんが,もう少し深みのある作品にも接してほしいと考えている.

まぁ,古くからの友人であるカジポンの,息子に対する映画英才教育は...少々アレだが(他意はない).

文芸ジャンキー・パラダイス

そんな中,2/7の「金曜ロードショー」にて,久々に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が放送された.

バック・トゥ・ザ・フューチャー (字幕版)

もちろんネットでも配信されているが,今回,新声優(宮野&山寺)による吹き替えということでリアタイ視聴することに...というのは実は建前.
Kazchariの子供時代と同じ様な体験をさせてみたい,が理由.

リビングで家族4人が揃って,同じ番組を観る状況がレアとなっている昨今,Kazchari(父親)が珍しく猛プッシュするので,娘,息子とも9時前にテレビの前に(しぶしぶ?)座った.

で,その『BTTF』(こんな略し方最近知った)である.
おそらく,世界各国で好きな映画アンケートを取れば,間違いなくトップ10に食い込むであろう映画史上に残る大傑作である.

公開は1985年.確か映画館で見たな.
その後も何度も視聴している.
観る度に小ネタに気付き感心する,ホンマ楽しい映画だ.

多元宇宙論(マルチバース)がまだマイナーな時代.
タイムパラドクスについては,とりあえず無視.

ただし,冒頭の「全ての時計が25分遅れ」の意味がわからん.
駐車場でアインシュタインを1分の未来に送る実験の前に,ドクは一週間どこかに行っていた?

今回の新発見.
お母さん役の方の演技がエロ...ではなくマジで上手い.
Kazchariも昔は「なぜ偶然会ったばかりで,しかも父親が跳ねただけ(!)の男の子に,そこまで惹かれるのか」がさっぱりだったが,今なら理由がなんとなくわかる.

そう,うちのヨメさんと息子との関係を日々見ているからだ.
仲が良すぎて,毎日毎日懲りずに口喧嘩している.
なのに,この映画の間は二人してベッド上,布団にくるまりながら鑑賞している.
全ての親子関係に当てはまるわけではないと思うが,まことしやかに流れる「母親にとって息子は理想の恋人」論を具現化している.
アメリカでもそうなのだろうか?

そういやこんな図式の映画は他にも...そう,『さびしんぼう』や!

さびしんぼう

奇しくもこの映画の上映年も1985年で『BTTF』と同じ.
スゴい偶然である.シンクロニシティ?

Kazchariはこの『さびしんぼう』にも思い入れがある.
ノスタルジック映画の金字塔,尾道三部作としての完成度も高いが,特にテーマ曲であるショパンの練習曲第3番,いわゆる「別れの曲」は初めて好きになったクラシック音楽.

ショパン・アルバム

今では膨大な数となってしまったCDコレクションの最初の一枚が,この『ホロヴィッツ・ショパンアルバム』だった.

で,興奮必至のクライマックスの落雷シーンを経て,空飛ぶデロリアンを見送った後,息子に「どこのシーンが一番良かった?」と尋ねる.

「うーんとね,映画の最初でスピーカーの爆音で吹っ飛ぶところ!」

そこ!?

さて,有名な話だが,続編である『BTTF』の「Ⅱ」「Ⅲ」は,「Ⅰ」の予想だにしなかった大ヒットを受けて,後付けで設定をこねくり回して作られた.
決して面白くないわけではないが,「Ⅰ」の完璧過ぎる脚本の前では見劣りする.まぁ「Ⅱ」も観るけど.

それにしても,4K有機液晶だと,80年代映画も異常に画質がキレイ.まるで別物.
ブラウン管時代のレトロなざらざら画面も味があるがっつーかそっちが脳内で再生されてしまう.

さて,我が子らよ,今回の映画体験はどうだったかな?
昔の映画も捨てたもんとちゃうやろ.いや,むしろ最近の...(以下,略)
ともかく,この勢いで,人類の財産たる名作を見まくるのだ!

...翌日の夜,『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』のテレビ放送を大笑いしながら観ているヨメ,娘,息子がいた.

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 通常版 [Blu-ray]

いやぁ,映画って本当に素晴らしいですね.サイナラ,サイナラ