モンキー125,山に登る

2022/5/15 Sun

申し訳ない気分.

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スマートトレーラーからDomaneを外し,後輪をセット.
玄関におろし,空気圧をチェック.
サイコン,前後ライトを装着し,さぁ,出発!

...と思いきや,玄関を開けると結構な風&寒さ.

先日のような途中引き返しになるやもしれぬと,急遽予定を変更.
今日のレジャーはモンキー125でツーリングすることにした.

行き先は,元々Domaneで予定していたヒルクライム,十勝岳だ.

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まずは,道の駅びえい「白金ビルケ」へ.
今年から個人的に復活したスタンプを押す.
そういや,この道の駅の建物に入るの初めてやな.

「ノースフェイス」のテナントが入り,近くの「青い池」には巨大な駐車場ができ,すっかり賑やかになった.
¥1,000バーガーも美味いのは美味いのだが,値段がなぁ.

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白金温泉へ向かう道.

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ハンドルバーにはiPhoneを装着.
壊れても良いように,ゲオで買った中古の「7」だ.
ナビとして使っているのだが,今回「無限時計」というアプリを入れて,画面常時表示にした.
一応ダンパーも装着.
走行中の画面読み取りに問題ない.

[REC MOUNT+ / レックマウントプラス] アルミ製 ゴープロ マウント用 変換アダプター タイプHED4【GP-R+HED4】

[REC MOUNT+ / レックマウントプラス] Moto マウント 専用 衝撃振動吸収 ダンパー【R+Damper】

隣のG-SHOCKは要らないな.
サイクルボトルとゲージがバイクっぽくない.

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白金温泉のとある旅館で咲いていたサクラ.
たぶんここの標高ならでは.

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望岳台へ向かう道を登る.
いつ来ても素晴らしい景色である.
景色に関して言えば,上富良野側より見ごたえがある.
ちなみに”登りごたえ”はあちらが上.

鳥瞰撮影は毎度おなじみの自撮り棒とリモコン使用.

XXZU 自撮り棒 ミニ三脚

エレコム P-SRBBK Bluetooth自撮りリモコン

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望岳台への最終クライム.
チャリで来るととどめを刺される激坂.
よくこんなの登るもんだ.
オートバイだと楽やなぁ...

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登山口に駐車.
3年くらい前かな,ここから火口付近まで登った.

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付近の見取り図がある.
レストハウスのイラストが昔のまま.懐かしい.
2014年の御嶽山の噴火被害を受けて新しく建て直したと聞く.

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ここから吹上温泉~十勝岳に抜ける道もGWに開通済み.
いわゆる天空の道.
ホンマこの道,素晴らしいわ.

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天国(十勝岳温泉)行きの分岐点を過ぎ,いよいよヒルクライム!...と言ってもエンジン付き.
ちょうど,斜度16%のカミホロ荘前で,登攀中のロードバイクを抜く.
楽してすいません.

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その後も激坂でもがくロードバイクを2,3台抜く.
すいません.すいません.(どうして謝る?)

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特に息も切れることなく(当たり前),凌雲閣着.
モンキーの方も問題なく登りきれた.これがインジェクションの力か?

ロードで登った時の,神の飲み物「赤コーラ」.今日は飲みません.

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帰りは上富良野側にダウンヒル.
ここでも4,5人,必死の形相で登るローディを見かける.
すいません.すいません.本当にすいません.

今日の予定をチャリ頭で考えていたので,めちゃめちゃ時間が余った.

せっかくの休日,このまま帰宅するのももったいないので,富良野~芦別周りでツーリング続行とする.

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国道を走っていると「空知大滝」という目立つ看板に気づく.
こりゃ楽しそうと寄り道.

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予想通り!
舗装路が途中からダートに変わり,ヒャッハー!と突入.
もちろん,純なオフ車にはかなわないが,モンキー125のダート走行は楽しいのだ.

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...と,思ったのも一瞬.
あっという間にダートは終わり,「大滝」へ...どこが”大”やねん!

少し戻ってダムへ向かう.
やたらに立派な管理所とダム公園だが,人影ほぼなし.

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国道に戻り,道の駅「スタープラザ芦別」へ.
スタンプを押すために建物へ.
ちょうど昼時だったのでレストランを覗くと満席.ここでの食事は諦めた.

トイレを済ませ,建物を出ると...

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写真ではKazchariのモンキー1台になっているが,少し前まで周りをオラオラ系の旧車に囲まれていた.
ほぼ全員,白髪もしくは薄...のおっさんライダーが複数人,Kazchariのモンキーを囲んで指差しつつワイワイ騒いでいる.
うわっ,何やらいろいろ言われているんやろなぁ.
今戻ったら,なんやらかんやら質問されて,最終的に排気量マウントされそうやし(偏見).

Kazchari,別にコミュ障ではないが,ああいう集団は苦手だ.
ましてや「旧車おっさんマスツーライダース」とは仲良くなれそうにないなぁ.

と,かく言うKazchariも立派なおっさんだが.

腹が減ったので別のレストランを探す.
Google先生におすすめを訊く.
近くに良いところがあった.

店内に入ると「すいません.ガタタン売り切れになるかもしれませんけど良いですか?」と言われる.
「?」.どうやら先に入った客がガタタンを頼むと,そこでオーダーストップということらしい.
仕方がない.「カレー」か「お好み焼き」かとメニューを見る.
すると「ガタタン大丈夫ですよ」とのお知らせ.なんのこっちゃ.
となれば,そこまで人気があるらしい「ガタタンかけメン」を注文.

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いただきました.
うーん.Kazchari的には...
昨年,芦別の別の店で食べたガタタンの方が美味しかった.

芦別ガタタンライド

さぁ,それでは帰りますか.
旭川へ抜ける道道4号に入る.

途中「夫婦滝5km」の看板を発見.
そうそうチャリで来た時も,これ気になってたんよ.
今日はオートバイ.行ってみるか.

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水田.ザ・ジャパン.

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ここのカーブを曲がると...

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田んぼを貫く一本道.もちろんダート.楽しいぞ!

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やがて本格的なジャリダート.
こりゃロードバイクは無理やったな.

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ほぼ終点.
右手の橋を渡り500mで,目的地の「夫婦滝」らしい.
モンキーで進むが...

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がけ崩れ&倒木で通行止め.
ここからは歩いて行けないことはなさそうだが,500mかぁ...面倒くさい.
あとあれやね,モンキーと一緒に写真が撮れないなら価値半減やしな.

...と,あっさり諦めて戻ることにする.

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昨シーズンもあちこち走ったけど,モンキーによるダート走行はホンマに楽しい.
まぁ,北海道の林道って幅は広いし,道もそれほど荒れてないしな.
信州や四国の林道はヒドかった(ホメ言葉).
これからも林道バシバシ走るべし.

差し当たって今年の函岳どうする?

おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

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深川付近.
相変わらず面白そうな道には寄り道.
やがて全く味気ない国道12号にのっかり,旭川までサクっと帰る.

モンキーの総走行距離が3,000kmを越えたので,行きつけのバイク屋さんでオイル交換.

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かなり汚れていたとのこと.
2回めのオイル交換.ちょうどエンジンの金属バリが削られた頃?

本日の走行距離:210km

上川公園までサクラを見に行くライド

2022/5/7 Sat

きっかけはテレビ.

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Clear sky, 22°C, Feels like 21°C, Humidity 30%, Wind 7m/s from S

※これまた先週の出来事.今の状況は異なります.

2022年GWもいよいよ大詰め.
とりあえず晴れてくれた(雲多め).

今日はロードバイクでロングライドである.
前回は残雪で未開通だった旭川層雲峡自転車道を通って,上川(旭ヶ丘)までを予定.

ちょうど前日朝の情報番組で「上川公園のサクラ」を紹介していた.
これは見たい.
場所はなんとなくわかる.
まだ,サクラは残っているだろうか?

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いつもの定点観察ポイント.

気温はわりと高めだが,夕方以降の天候悪化に備え,やや厚めのジャージ(長袖)とビブ(半パン)の組み合わせ.
みんな大好きdhb製...と毎回書いているが意外に見かけない気がする.

海外通販は,ガチ勢でないと,それほど利用されていないのだろうか?
Amaで売っている激安(時には海賊レプリカ)ジャージよりコスパは良いと思うのだが.
サイズもミクロマン(161cm/58kg)のKazchariでも問題ない.

自宅に一番近い場所から,サイクリングコースに乗る.

旭川駅を過ぎて,旭橋を過ぎたあたりからは要注意.
ところどころバンプがある.
アスファルトの下を根が這っているためだろう.

以前,ハンドルに軽く手を置いただけで走行中,このバンプではね,道路外の芝生にふっとばされたこともある(転倒はしなかったけど).
補修とかは後回しやねんやろな.

そう言えば,先週チラ読みした『北海道経済』に,「『旭川サイクリングロード』の復旧を諦める」みたいな記事が掲載されていた.
現在通行止めの「旧神居古潭駅舎ゲートから伊納ゲート間」のことである.
うーむ.ついに幻の道になってしまうのか.
「通行止めになる前に走っとけ」と過去のKazchariに言ってやりたい(存在自体知らなかったけど).

そんなことを考えながら「旭川層雲峡自転車道」入り口を目指す.

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ここから先も一部のバンプ地帯に注意.
もう何十回となく通っているのでヤバイ場所はだいたい把握してるけど.

途中,休憩中のローディ1名だけ見た.
土曜日の割に少ないな.
一時期のロードバイクブームも終了なのか?
Kazchariの周辺でも「下りた」人が数名.

飽きる理由,飽きない理由,両方ともなんとなくわかる.
チャリは暑いし,寒いし,濡れるし,臭いし,危ないし,辛いし,痛いし,モテないしで,時間と金をかけてのコスパは最悪.

しかあし,自由と孤高を愛し,苦悩を通じて歓喜に至れる脳内ヤク中のKazchariにこれほど適した趣味はない.
世間はこうしたヤツらを“変態”と呼んでいる.

国道39号線と並行するあたりで,なぜか路面が悪く...というか,アスファルトにガラス片が混じってくるのが,この道の最大の難点.
過去3回は,おそらくこれが原因でパンクしているはず.

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「がんばれ,GP5000!」と祈りながら,今回は無事通過.
とりあえずのゴールであるパークゴルフ場着.

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いつもここが給水ポイント.
今はそうでもないけど,夏場は助かる.
頭から水をぶっかけてシャワーにもなるし.

交通量が多く,ビビりまくりの国道39号.
再舗装したての路面が続いたかと思えば,亀裂,砂利,段差,滑り止め加工に変わる.
グラベル以上に路面状況の変化が激しい.
例の「青矢印+ママチャリ」マークが無理やりペイントされているのが物悲しい.

上川町着.
次に旭ヶ丘「大雪森のガーデン」に向かう.

ヒルクライムコースの入口だが,ここまでで既に走行距離60kmは越えている.
そこから全力...は無理.

それでも,どこそこ踏んでしまうけどなぁ.
こんなに長かったっけ?
残り3km看板,1km看板が恨めしい...(なぜ)

過去2回のレースがフラッシュバック.
今年のレースもすでにエントリーしているけど,他人ではなくまず自分との勝負やな.
(機材ドーピングは間に合いそうにないし)

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2021』に参加

ゴール...いつもの駐車場で撮影.
あぁ山がキレイだ...(ぜぇぜぇ)

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「森のガーデン」へ.

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閑散としていたため,ショップ類はまだ開いていないのだろうかと思ったが,ちゃんと営業していた.

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ジェラートを頂く.
よほど疲れた(もしくは不機嫌な)顔をしていたせいか,ご主人から「レースでもされているんですか」と質問される.

「ここのヒルクライムに毎回出てます.今年もエントリーしました」と答える.

ご主人「おおそうですか.今年もお食事券出ますよ! がんばって下さい!」

いやまぁ,そうなんですけど...優勝しないともらえない.
せめて年齢別クラスを作ってほしい...と(頭の中で)無理なお願い.

まだ十分に開花していないせいか,普段は有料のガーデンが無料で開放されていたので散策してみる.

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ピツピチ汗臭ジャージ+ピンディング歩きのおっさんがいて良い場所ではなかったようだと早々に退散.

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さぁ,次は本日のメインイベントである「上川公園」へ向かう.

サクラ並木を発見.
道幅はそこそこ広いが歩行者道路なので,チャリから下りて歩く.

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確かにキレイだ.
この密集状態が良い.
空の色はイマイチだが.

もう少し登る.

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昨日の旭山動物園同様,2,3日前(かつ晴天)だったらさらに良かったかな.
来年に期待.

腹が減った.

少し前にこの辺りまで来た際にはクローズしてた「愛山渓ドライブイン」まで走る.

寒風吹きすさぶ上川方面ライド

もちろん今日は開いていた.
ここでのお目当ては名物「舞茸ラーメン」である.

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やはり美味い.
汗だくの身体にはぴったり.
PayPayも使えるのがありがたい.

ただ,大失敗したと思ったのが,洗面所で顔を洗う際に,手や髪に花粉がついたまま目の周囲をこすったせいか,食事中ずっと目が痒かったこと.
いやホンマ,今年は花粉症にやられまくっている.
コンタクトなので目薬もさせない.
例年ここまでひどくなかったのだが...今年はダメだ.

パークゴルフ場からは高速道路(自転車道)へ.

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順調に走っていたが,河川敷のサイクリングロード,自宅まで残り15km地点から,雨がポツポツ.それがザーザーへ.
たまらず,橋の下に逃げ込む.

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しばし,雨宿りする.

小降りになった.
濡れた路面に,チャリを汚しながら発進.
「帰ったら洗車かぁ」と思いつつ駅に近づくと,やたら背の低いサクラを発見.
おお,これは面白い構図で撮れるかも...と色々トライ.

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最後の最後に,良い場所を見つけた.
雨に濡れ,雰囲気倍増.
こいつがベストショットかな.

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モンキー桜と夜桜

2022/5/6 Fri

サクラのシーズン終了.

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※もはや先週の出来事...

午前中出勤(健康診断).
午後から有給を取得する.

無性にオートバイに乗りたくなる天候である.
モンキーのセルを回す.
軽快に一発で始動.
スクランブルマフラーは,相変わらず心地よい音を奏でる.

かなりの陽気なれど,そこはオートバイ.
半袖,薄着で乗るわけにもいかず,安全に配慮して,いつものライディングウェアに着替える.

靴は20年モノのコミネシューズ.
先日の登山でも使ったらキズがさらに増えた.
ところどころ金具が錆びて脱落・欠損しているが,まだまだ現役.
使い勝手が非常に良い.
買い替えたくても,既に廃番.

トップケースには念のためレインウェアを入れておく.
いざとなれば防寒着.

構図に変化を持たせるため,いつもの自撮り棒も入れておく.
スマホとのリモコン接続も良好.

自撮り棒とリモコン~エレコム P-SRBBKを導入

さてどこへ行く?
たぶん,そろそろサクラを見る最後のチャンス.

とりあえず空港方面へ.
まだ雪が残る山の稜線が美しい.

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お気に入りのダートを超えて,名所「就実の丘」へ.

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観光客多数.
少し離れたところにモンキーを停め,撮影.

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丘を下り,美瑛へ.
マチナカは通らず,サクラで有名な「聖台ダム公園」へハンドルを向ける.

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ここもかなりの人出.
チャリなら押し歩いて,公園内に侵入,桜並木とともに撮影していたのは間違いない.

もう少し人気のない場所を探して,山方面へと走る.
きれいなサクラが全く見当たらない.
とうとう舗装路が切れ,ここから先は林道.
昨年の夏,ファットバイクで下りてきた道.

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モンキーでも走れない道ではないが,時間的な余裕もないので道を引き返す.

美瑛市街に向かう裏道を走る.
始めての道ではないが,天気に恵まれ実に気持ち良い.
目当てのキレイなサクラもばっちり.

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さらに山の方へ.
標高が高くなると,良いサクラの残っていると期待して...

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神社のそばに良い枝っぷりのサクラ.
陽の入りもいい感じ.

時間的にここまでかな.
自宅方向に,ハンドルを向ける.

西聖和の交差点.
知人がSNSにアップしていた「音威子府珈琲」に寄ってみる.

かつては農家(農協?)が有機系レストランを開いていたが,いつの間にか閉店.
ライド帰りのソフトクリームが愉しみだったけれど.

若いご主人に歓迎される.

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基本的にコーヒー4種類の中から選択.
おすすめの看板メニュー,音威子府珈琲をオーダー.
別に音威子府でコーヒーが採れるわけではありません.

音威子府珈琲(本店)

二列目に「ラオス・ルアンプラバーン」コーヒーとあったので,懐かしさのあまり「昔,ルアンプラバーンを旅したことあるけど,あそこでコーヒー採れるんですか?」と質問(採れるそうな).
この質問をきっかけに(いつもの悪いクセだが),Kazchariがこれまでの海外旅行で見聞した,各国のコーヒー事情についてうんちくをタレてしまった.
例えば,ジャマイカのブルーマウンテンに登った話とか,激甘のヴェトナムコーヒーの話とか.

ご主人,元々関東出身で日本中をあちこち放浪した後,北海道に(今は)定住することになったらしい.
海外にも興味があるらしく,もうじきパスポートができると楽しみにしているとのこと.

お節介にも,海,山,飯など,それぞれのオススメ国を話す.
それを真面目にメモ...ではなく,速攻スマホ検索するご主人(時代やな).

帰宅する.
ヨメさんから「旭山動物園隣の『夜桜祭り』が最終日なので行かないか」というお誘い.
久々に家族4人で外出.
OLYMPUS持って出かけますか.

まずは夕飯.
久々の『丸亀製麺』へ.

厨房では入ったばかりであろうバイト君が,ベテランさんからバシバシ怒られていた.
最近では珍しい光景.
このいい人だらけの“ホワイト社会”ではすっかり見なくなった.
心配なのは,このバイトくん,辞めないかな.

JKの娘は予定通り,写真部に入ったという.
その記念に,というわけではないが,今は使ってないOLYMPUSフォーサーズ機,E-620をプレゼントした.
ボディはともかく,レンズはなんと名玉フォーサーズ「12-60」だ.
この機材やと,他の部員に言い訳できないぞ.

19時オープンちょうどに合わせて来たので,まだ駐車場に空きはあった.
つーことで,数枚撮影.

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ヨメさん曰く「一昨日の方が良かった」.
まぁ,サクラとはそういうモノ.

さて,その帰り道.
なんと,通りに面したバーに,先ほど『音威子府珈琲』で会ったライダーのレブルが停まっている.
特徴的なカスタムなので間違いない.

昨日会ったビアンキといいレブルといい,この広い北海道で再開するとは.
もしかしてスタンド使い,もといチャリダー,ライダー同士は引かれ合うってヤツですかー!?

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思った以上にウルトラマン~『シン・ウルトラマン』を観た

2022/5/14 Sat

始まって5秒でヤラれました.

完全におっさんホイホイ映画でした.

以下,ネタバレです.

ザラブと言えばニセウルトラマン(ツリ目ではありません).
メフィラスと言えば巨大フジ隊員(今回は長澤まさみ).
そして最後かつ最強の敵と言えば...ゼ~ット~ンピコピコピコ(限りなく使徒).

安心してください.全部出ます.

オープンニングの絵の具かき混ぜからの『シン・ゴジラ』が破れての『シン・ウルトラマン』

その次が第一禍威獣,ゴメス
マ,マンモスフラワー!? ペギラ!?
誰得? ヲタ得! オレ得!

そうネロンガが出てくるまでは,人間(禍特対+自衛隊)が単独でこいつらを倒していたのだ(時々作戦失敗).

電気を食うネロンガに手を焼く禍特対.このままでは選挙区がやばい.
そこへ降ってくる火の玉.
全身銀色,かつその顔はいわゆるシワ顔のAタイプ.

スペシウム光線の発射ポーズ.左手をゆっくりと回してくるそのタメがたまらん.

その戦闘の際,子供をかばって死んでしまう主人公のシンジ.
彼を救うため”ウルトラマン”は,シンジと融合し地球に残ることになる.
人間と融合したので,身体に赤いラインが入り,顔がB(C)タイプに変化したのだろうか?

禍特対に新人,”長澤まさみ”が赴任.
少々ぶっとんだキャラ.
やたら自分や他人のお尻を触る.
説明口調で禍特対のメンバー紹介をしてくれる(石坂浩二ばりの親切さ).
この辺り,めちゃめちゃテンポが良い.

禍威獣対策テント内の雰囲気は『シン・ゴジ』っぽいが,日常パートはとぼけたギャグ多め.
その世界観,つながっているようでつながっていない絶妙な調整.
そやな,『マン』『セブン』も全然雰囲気違うしな.そんな感じ.

次はガボラ戦.
さすがにエヴァのあのBGM”は流れない.
その代わり,オリジナルの『マン』のBGMがガンガン流れる(肝心の主題歌がなかったけど).

カラータイマーはないけど,「エネルギーそろそろやばい」は赤いラインが緑に変わることで表現している.
一気に弱そうに見える.

次はザラブ星人戦.
なぜか裏側がスカスカなデザイン.
透明というわけでなく,元々そういう生命体なのか.
かの有名な「戦闘中,マスクの硬いところを殴ってしまい,ガチで痛がるウルトラマン」まで再現するとは...誰得? ヲタ得! オレ得!

次はメフィラス星人戦.
この映画の諸悪の根源.
これまで襲ってきた禍威獣たちは,太古の昔,外星人がこっそり地球(なぜか日本)に仕込んでおいた生物兵器であり,それを起動させたのがメフィラス星人だったのだ.
進化した人類に「オーバーテクノロジー(ベータカプセル)を提供するから,自分を上位存在(神)にしろ」という,「地球あげます」以上にやっかいな要求.
それをあっさり飲んでしまう日本政府.あれ,現代社会の構図と...ゴホンゴホン.

あれ,この設定どこかで...おお,最初はめちゃめちゃ面白かったのに,クライマックスで大コケした『正解するカド』っぽいぞ.

正解するカド

さらに人類が巨人化して生体兵器って...おお樋口監督の黒歴史『進撃の巨人』っぽいぞ.

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

その企みを阻止すべく活躍する禍特対.
ウルトラマンとメフィラスの一騎打ちはオリジナル通りに引き分けとなる.

その理由が面白い.
メフィラスが光の星からの使者を見,その目的に気づいたから ⇒ 「この星は終わりだ.帰ろっと」 

さて,その使者であるが,ゾフィーではなく「ゾーフィ」
胸のブツブツがなかったので,最初は「新マン(ジャック)」かと思った.
「なんか,治安の悪い星で,下っ端の監視員が変なことしとるでぇ」と様子を見に来たらしい.

そしてゼットン戦.
東京の空に浮かぶゼットン.巨神兵か.

一番びっくりしたのは,このゼットンを起動させたのは「正義の味方」であるはずの,ゾーフィ...っつか光の星の総意.
オリジナル通り,ウルトラマンの全ての攻撃をバリアーで跳ね返す.
そして火球攻撃.
まるでガトランティスの彗星帝国のようだ.

敗北するウルトラマン.

諦めかける人類(の上級国民).
その窮地を救ったのはペンシル爆弾ではなく,人類の叡智.
イデのごとくクサっていた〇〇隊員(名前忘れた)が大活躍.
ベータカプセル二度押しで,ゼットンの一兆度の火球を異空間に飛ばせることが判明.

実行するのは”覚悟”したウルトラマン.
”他人のために自分の生命を捧げる”行為が自分にもできる...これは宇宙では非常識な考えなのだろうか?

0.01秒でゼットンをふっとばしたウルトラマン.
異空間に飲み込まれないように必死で抗うが,残念ながら力尽きる.

不思議時空でのゾーフィとの対話.
そしてあの名言.

「そんなに人間が好きになったのかウルトラマン」

いや,ここは泣けますよ.
今回のゾーフィは都合よく”生命”を何個も持ってきていない.
ハヤタ...ではなく,シンジに生命を残し,空っぽのウルトラマンを分離.

シンジが目覚めたところで映画は終わる.
うん? もしかすると目覚めたのはウルトラマンかも...

エンディング後のオマケ映像は...なかった.
キレイまとまっているので続編は不要やけどな.

ホメてばかりでは何なので,残念な点を述べると,「人間が好きになる」過程が足りなかったような気がする.
シンジとウルトラマンが融合してからの日常パートや他の禍威獣との戦いがもう少し欲しかったな.
新海カントクばりの,BGMを流しながらのダイジェスト映像でもいいので.
バルタンとかダダとかレッドキングとかガラモンはひょっとして「2」に残してるんかな?

最初に,おっさん(しかも50代以上の特撮マニア)向けと書いたけど,オリジナルを知らない人でも十分楽しめる映画だと思います.
近いうちにもう一回行こう.

そやけど,よくぞ,これほどの内容を2時間にまとめたもんだ.
樋口カントクカントクの特撮への愛があふれる映画でした.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その3)

2022/5/5 Thu

視力5.0? 知らんけど.

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連泊2日目.
さすがの登山疲れのせいか,Kachariも息子もよく眠った.

iPhone11 Pro
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昨夜もヨメさんと息子がLINEのビデオ通話していたこともあり,ここでスマホの残りギガを確認.
なんと,残り0.3GBしかない.

UQモバイル3GB契約なのだが,まだ5/5の時点でこれはまずい.
こうした田舎ではつながりも悪いが,それもこの急激な消費に関係しているのだろうか?

それはさておき,今日は帰宅日となる.
2泊3日だと何やら物足りない.
だが,小学校を休ませるわけにはいかない...いや,最近は親の休暇に合わせて学校を欠席する児童も多いらしいけど.

ちなみに来年,2023年のGWの連休をチェックしてみる.
5/3~5/7までの5連休となる.なにィ!
こ,これは東北遠征のチャンスか?

それはさておき朝食.今朝も元気に不健康.

iPhone11 Pro
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パッキングして出発.
予定通り南下し襟裳岬を目指す.

この地域にしては風もおだやか.
岬へ向かう道道も同様.

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とは言え,風はなくてもアップダウンが延々と続き,相当足を削られそう...と来るべき日の自分を想像.
“その日も”こんなコンディションだと助かるなぁ.

こんなボクでも「オホーツク1300」走れますか?

襟裳岬着.
早くもクルマ,オートバイが結構な数,並んでいる.

えりもと言えば風の館
風速25m体験コーナーが懐かしい.
入り口ゲートをくぐるが...

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なんと休館中.
GWでっせ? なぜ? ⇒ 現在8時半.着くのが早すぎた.

もちろん展望台まで歩く.
少し待って,人がいなくなったところで自撮り.

iPhone11 Pro
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展望台を下りて,さらに先へ.
小石がキレイに巻かれているところは昆布干し場.
そこを踏まないように,歩いて行ける突端を目指す.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro  iPhone最大望遠.OLYMPUS機持ってきたらよかった

そこへクルマが横付けされ,おそろいのジャケットを着た男女二人組が,ハードケースを運びながらこちらに歩いてきた.

その装備の中から双眼鏡を取り出し,岬先端の岩礁を指さしながら,あーだ,こーだと,同僚と話し合っている.

ふと,袖のネームを見ると「環境省」の刺繍が.
おお,ガチの調査員やん.

すると,Kazchariの視線に気づいたのか,双眼鏡を手渡しながら「見ます?」と言ってきた.

見ます,見ます ⇒ いました,いました.

そう,襟裳岬名物のあざらしの群れ(ハーレム?)である.
ちょうど今が繁殖期で大勢集まっているらしい.
メキシコのラパスのように一緒に泳いだりはできないのだろうか?(波が荒すぎる?)

息子にも双眼鏡を貸す.

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見えたのか見えなかったのかよくわからんが,双眼鏡がなくても裸眼で「見える」という.
確かに視力になんの問題もないので,不思議ではない.
スマホや小型ゲーム機もやらんし,ついでに勉強もやらんしで,視力が落ちる要素がない.
ホンマに見えているのかもしれんな.

しばしの滞在後,お礼を言って駐車場へ戻る.

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人がいない時を見計らって,本日の戦い開始.

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さて,ここからいよいよ折り返し.
元々帯広周りで帰るつもりだったが,案の定,ナビもその方が早いと言ってきた.

建設費が膨大だったという黄金道路.
天気が良いせいか,バイカー,チャリダーを多数見かけた.
風はないと言っても,そこはえりも.
横風にあおられて辛そう...

それよりやっかいなのはトンネル地獄.
4km以上あるものも...やはり「オホーツク1300」ではここが最大の難所やな.

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フンベの滝を過ぎると広尾町.
昨年雄一出場したブルベでCPになっていたセイコマを通過.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その3

大樹町にて早め給油.
満タンにし,忠類からは高速(規格道路)に乗って,一気に帯広までワープ.
無料区間終了の芽室にて一般道に合流.
昼過ぎになり,これまた昨年のブルベの帰り道で寄ったラーメン屋「虎徹」に入る.

まぁ息子は例によって「山岡家がいい」と食い下がっていたが(逆方向なので却下).

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そんな息子も出てきた「お子様ラーメン」には大満足.
「すごいすごい.山岡家よりいい!」(キャッシュなヤツだ)

おまけの「ふりかけ」やら「ポテチ」が気に入ったのかと尋ねると...

「ラーメンにネギが入ってないのがいい」なんじゃそら.

Kazchariは「ガリバタラーメン」「ガリバタザンギ」のセット(ガタキリバ?).
うーん,こっちは少々失敗したかな.
不味いわけではないが,いつも通り,味噌ラーメンと「しょうゆザンギ」にしておけば良かった.

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メシも食ったし出発.
新得町を過ぎ,狩勝峠を越える.
ここで思い出されるのが,やはり「旭川400」における深夜の峠越え.

BRM824旭川400km(その4)

今思えは,このブルベのハイライトやったね.
カーブに光る鹿の目が怖かった.

眠気覚ましに無理やり飲んだエナジードリンクの味を思い出しながら,道の駅「南ふらの」を通過.
最近新規オープンのこの道の駅,モンベルが入っているせいか駐車場バカ混みだった.

ここからは富良野を経由して国道273でひたすら旭川を目指す.
途中,東大演習林横の桜回廊の美しいこと! 雪山と相まって,これぞザ・ジャパン!

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中富良野付近,荷物少なめのチェレステカラーのビアンキをパスする.
あれ? 黒と赤のヘルメット.黒っぽいジャージに見覚えが...
本人に確認したわけではないが,おそらく6日ほど前にノシャップ岬の食堂で会った留萌在住のチャリダーだと思われる.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その2)

狭いようで広い日本(ましてや北海道)でこんな偶然があるとは...驚きである.

15時過ぎ,無事帰宅.
息子は速攻でチャリで遊びに行く.

Kazchariはキャンプ用具の片付け.
海沿いを走ったこともあり,さくっと洗車.
車内も拭く.
ついでに冬タイヤをノーマルタイヤに交換した.

ようやく北海道の夏が始まる.

娘が幼い頃も,二人でキャンプに行ったことはあったが,やはり息子との旅は違う.
”男”を育てている感がある.
しかし,それは決して自分の分身ではない.
仲間? それはまだ早いか.

数年いや数十年後,この旅の思い出を息子と(酒のつまみに)語る時が来るのだろうか.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その2)

2022/5/4 Wed

男の子が育つ.

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高熱源体とともに極狭空間にいたためか,テント内ではさほど寒さを感じず就寝できた.

朝5時前,外は既に明るい...と言いたいところだが,曇天時折小雨.
風も強い.外はやはり寒い.

「午前中雨」の天気予報通りである.
その予報を信じるのであれば,昼過ぎからは晴れるらしい.

さあ,考えろ.
予定通り,本日の登山を決行するか,確実に晴れる明日に延期するか...

いつもの朝飯(なんでもかんでもホットサンドメーカー)を食いながら思考していると,息子も起きてきた.

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「寒い寒い」とブチブチつぶやいていると,息子が「サッカーすれば体があたたまるよ」となかなか気の利いたことを言う.

空気を抜きまくって,全然飛ばないようにしたボールで,1時間ほどサッカー&キャッチボール&プロレス.
確かに温まったぞ,息子よ.

9時になった.
山には雲がかかっているが,海方向は晴れつつある.

決意し,本日アポイ岳に登ることにした.

登山用の装備を整え,まずはインフォメーションセンターへ向かう.
途中のアスレチックエリアで遊びまくる息子.
なかなか進まん...

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「とーちゃん,昨日のターブ代も払いなよ」と念押しする息子.
「マジメか!」ではなくて,人として正しい行動だな,息子よ.

受付の女性に「すいません.やっぱりタープ立てることにしました.2泊分で¥600です」と支払う.
受付の女性,驚いた顔で一言.「マジメですね...」そうなんすよ.

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マジメついでに登山情報を入手.

「山なので天候についてはっきりしたことは言えませんが,2時までに頂上にたどり着けなければ下山してきてください」とのこと.

何より重要なのが”クマ”に注意すること.
ふふふ,こんなこともあろうかと熊鈴もちゃんと持参しているのだ.
息子のリュックに装着する.
クマよけと言うより,息子の位置(生存)確認としての役割か.

さて登山開始である.
街をあげて「ジオパーク・アポイ岳」を推しているだけあって,案内板を始め,色々親切.
道に迷うことはまずなさそう.

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まずはクルマが通るような広い林道からスタート.
入山届けに記帳.
川を渡って登山道開始.
おっと,ブラシで余計な泥を落としてと.

以下,まずは五合目までのフォト.

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iPhone11 Pro クマよけの銅鑼
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iPhone11 Pro 五合目の避難小屋
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やたらに元気な息子.
最近,ずっぽりとはまっている『仮面ライダーオーズ』の話を延々としている.
言葉を3つ並べて,「拳銃!ライフル!戦車!(ゲラゲラゲラ)」などと一人で笑っている.
何が面白いのかさっぱりわからん.
Kazchari的には3つの言葉と言えば,仕事柄「桜!猫!電車!」を想起してしまう.

それにしても子どもは面白い.
突然フロー状態になって飛ぶように山道を駆けたかと思うと,次の瞬間にハンガーノックになって「もう無理...」と愚痴る.

あらかじめ買っておいた羊羹やジャムパンを食わせると,急速にHPを回復.
また走り出す.
これの繰り返し.不思議だ.

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iPhone11 Pro 毒蛇エリア!?
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この当たりからガスってきた.そして強風.
晴れ予報はいずこへ...

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ここまで来れば後少し.

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おおっ,ついに頂上着.
景色は残念だが,この達成感こそ登山の醍醐味.

「しんどくなったり,もう下りたくなったら言いやぁ」と息子にあらかじめ伝えておいたが,諦めずによくぞここまで登ってきた.
おそらくここまでの高さを登ったのは人生で始めてのはず.

エライぞ,息子よ!

もうしばらく佇んでいたかったが,ご覧のような天候である.
何も見えない.
さらには雨も降ってきた.
下山を開始しよう.

登りとは異なり,「ウラお花畑ルート」を使う.

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と言っても,シーズンはまだ.
笹っぽい植物の合間を,細い登山道が続く.

息子「本当にこの道で合ってんの?」 ⇒ 合ってるって!(たぶん...)

iPhone11 Pro これも高山植物?
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下れば下るほど,植物層が変わる.

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雑木林に入り,何度目かのハンガーノック状態になる息子.
ここで秘密兵器「カロリーメイト」を渡す.

「おい! 息子! これを喰え!」(アンクのマネ)

「とーちゃん,これマズい」 さよか.

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いずれにせよ,復活した息子.
うまい具合に天気も回復.太陽のめぐみを浴びる.
♫チャーラチャラララララ~ チャラチャララ~(セブンのBGM)

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この登山のハイライトである馬の背.
シーズンになると尾根の両サイドが高山植物で埋まるそうな.
そうでなくても絶景は絶景.
晴れになってよかった.

山の方を見ると登っていく人の姿が何人か見える.うらやましい.
まっええか.こればかりはどうしようもない.

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iPhone11 Pro 靴を洗うブラシ.
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入山届を出すところ.
約5時間で往復した.

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看板前で決着をつける(何の?)最後の戦い.
そして仲直り.

キャンプサイトに戻る.
Kazchari的には「もう温泉の食堂で食うたらええやん」と息子に提案するが,断固拒否.
結局「キャンプやから外(自炊)!」という息子のド正論に負け,様似町のコープまで買い出しに行くことにした.

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せっかくなので,今はなき日高本線の終着駅,様似駅を見学.
今では観光案内所になっていた.

仕方がない.
これが時代の流れ.

鉄道は衰退する.
町も衰退する.
何より,人が減っていく.
それが日本.

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テントサイトに戻り,まずはパック飯を温める.
手前の皿には焼きそば.もちろん惣菜だ.

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フライパンで「王将の冷凍餃子」を焼く.
水も油も不要.実にキャンプ向き.
しかも,しっかり王将の味だった.
今後の定番にしよう.

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今日のメインディッシュは「サーモン丼」
これが意外に美味かった.
やはり海沿いだから? いや,サーモンは関係ないか.

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ここの温泉も今晩でお別れ.
露天風呂もあるので,明るいうちにも入りたかったなぁ.

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入浴後,寒空の中,スナック菓子+ビールという不健康な夜食(と言っても8時だが).

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Kazchari「今日の山,どうやった」
息子  「下りは楽しかった」
Kazchari「ほな,また山登りするか?」
息子  「絶対いや」

いやいや,息子よ.
今日はしんどいかもしれんが,ふと思い出される登頂達成感とこの心地よい疲労感がクセになるのだよ.
次回はもっと高い山に連れてってやろう.

今はとりあえず...眠れ.

(その3へ)

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

2022/5/3 Tue

GWの旅,第二章.

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極寒の稚内キャンプが無事終了.

一度帰宅したKazchari.
キャンプ装備を換装し,5/3から二泊三日の息子キャンプに出かけることと相成った.

今回の旅の目的は「アポイ岳登山」,そして「襟裳岬訪問」である.

Kazchariは先日,ソロで宗谷岬に行ったばかり.
短期間で北海道(中心部の)北端と南端を制覇.ただの偶然だ.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

思えば以前,アラスカのバローとアルゼンチンのウシュアイアを一度の旅で巡ったことがある.
こういうルール(縛り)も面白い.

それにしても旭川は北海道の東西南北,どこに行くにも便利な土地だ.
海も山も川も湖も岬もその日の気分でチョイス可能.

さて,初日の朝,荷物を積み込み終わると9時50分.
宿泊地,「アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場」を目指す.

例によって,この本で見つけた.

22-23 北海道キャンプ場ガイド

海,山,温泉,川,遊具(アスレチックにゴーカート!)と,正にパーペキなキャンプ場である.

アポイ岳に関しても事前に登山趣味の同僚から情報収集.
標高871mとさほど高くない割に,尾根からの風景が素晴らしいらしい.
それは楽しみだ.

さぁ,小学4年のアホ息子.
昨年より始めたラグビーで鍛えた体でどこまで登れるかな?

自宅出発後,しばらくすると降っていた雨も止んだ.
最初の休憩ポイントは富良野のセイコマ.
ドリンクとグミを数個購入.
PayPayで支払ったのだが,まさかの¥1,000超え.
物価高がここまで来たかと,あまり気に留めず出発.

信号待ち時,「やはりどう考えてもおかしい」と,助手席の息子の手元を見ると,キン肉マンのキーホルダー付きハイチュウを開封中.
おい,犯人は貴様か!(こいつが¥400!

ぶちぶちと説教しつつ,道の駅しむかっぷで2回めの休憩.

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ここは冬チャリ林道ツアーなど,他とはひと味違うアクティビティを提供している.
ファットバイクも用意されている.
チャリ用のスタッドレス,初めて見た.

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二風谷,平取などアイヌゆかりの地に差し掛かる.
「鉄道記念館」という表示を見かけたので右折.

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機関車および普通車両が屋外展示してあった.
中を覗くと,なつかしのライダーハウス.
利用料金¥600と書かれていたが,まだ使われているのだろうか?

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その昔,道内あちこちにあった客車再利用のライダーハウス.
今も残っているのだろうか?
そもそも,ライダーハウスがだいぶ減った気がする.

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さて,一通り息子にポージングさせた後,さらに南下.海が近い.
腹が減ったので,息子に近くの食事処をスマホ検索させる.

旅に出ると,毎回「『山岡家』に行きたい」とゴネる息子だが,幸い近辺に存在しない.
この辺りは牛肉の産地らしくステーキ,もしくは焼肉屋が多いようだ.

ある大型のステーキ店は満車.
そこをパスして,見た目定食屋のこじんまりした店に入る.

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先客数名.
座敷が空いていたので座る.

狭い店内.
壁中にぺたぺた貼られた手書きのメニュー.
ワンオペ,タメ口の店主.
茶色に変色した雑誌とコミック本.

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素晴らしい.
味にも期待できる.

つーことで,定番のハンバーグステーキを注文.
息子は山岡家を引きずり,しょうゆラーメン.

しばらく待つと出てきた.

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こ,これは美味い.
現状,第4位である.
タレ(ソース)は別かけではなく,既に染み込ませた上で焼いてあるようだ.
それでも売りの平取牛の旨味をそこなっていない.

息子のラーメンの方は...それほどでもないらしい.

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つーことで,現地グルメ終了し出発.
すぐに左折し,海を右手に見ながらキャンプ地のある様似を目指す.

早めの給油.
地方と言えばホクレンセルフがありがたい.

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天気も良いし,最高のドライブ日和だが,某所に近づくに連れ渋滞が目立ってきた.
そう,静内にある「二十間道路桜並木」目当てのクルマある.
チャリやオートバイでのソロ旅であれば寄っているところだが,到着時刻も考慮しパス.

静内町はこのあたりで一番の都会.
食料以外の買い出しをするなら今のうちと,息子に「〇〇持ってきたか?」と登山必携グッズの確認.

なんと,ウインドブレーカーを忘れてやがった.
昨年に続き二度目である.
出発前の確認が甘かったか...

で,みんな大好き「しまむら」へ.
¥1,980のジャケットをGet.

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それにしても息子も140サイズか...
年齢の割に小柄なのは,遺伝ゆえ仕方がないが,それでも徐々にデカくなってきているのは確実.

もうじき,Kazchariと服の共用ができるようになるだろう.
つまり,親のロードバイクやオートバイも物理的に乗れるようになる.

結果,旅のスタイルにバリエーションが増える.
それはそれで楽しみだが,肝心の息子が父との旅を嫌がるようになるか...それもまた良し.

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つーことで,様似町に入る.
セイコマにて食料の買い出し.
夕食,朝食は元より,登山用の行動食も買っておく(これが大正解).

インフォメーションセンターにてキャンプ場利用の手続き.
大人¥600,子ども¥400.
これとは別にタープを立てるなら¥300必要とのこと.

最近,タープ別料金のところが増えてきた.
とりあえず設置はしないことにして2泊分¥2000を支払う.

少し悩んだ後,キャンプ地決定.
それほど混んではいないが,
クルマを横付けできない構造.
駐車場からはマイカーゴを使って荷物を運んだが,荷車もちゃんと用意してある.

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テント設営開始.
もちろん,手伝わせる.
だいぶ戦力になってきた.

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食事を作る.
定番のジンギスカンである.
用意中,雨がポツポツと降ってきた.

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「とーちゃん,タープ立てないの?」という息子からの具申.
「いや,タープのお金払ってないねん...そやけど,雨が強くなってきたらイヤやなぁ...しゃあない,立てるか」と,タープを立てた.

夕食後,キャンプ場を見下ろす高台にある『ホテルアポイ山荘』の温泉へ.
歩いて行けないこともないが,湯冷めが心配なのでクルマで向かうことにする.

食器やらランタンを出しっぱなしで出かけたが,何やら最近こうしたキャンプグッズの盗難が増えているとか...

許せない! 痛恨「キャンプ場での盗難」被害実態と泣かないための「5つの対策」

幸い,これまで被害にあったことはないけど...寒い時代やな.

入浴代は¥500+¥200.
結構混んでいる.

いわゆる休憩所が広々としており,各種メニューも豊富.
もう,明日の晩飯,ここでええやん.

息子「ぜったいイヤ.キャンプやから,外で食べたい!」

正論です.

(その2へ)

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その3)

2022/5/1 Sun

さぁ帰りましょう.

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夜間の寒さは前日と変わらなかった.
ただし”覚悟”があったためか,よく眠れた.(疲れていただけ?)

周りのキャンパーはすっかり入れ替わっていて,隣のサイトは神戸ナンバーのオートバイ3人組だった.

テント2張り,カップル+男性という少々変わった組み合わせ.
関西人らしく,声がデカイかつ,ずっと話し続けている.

彼女「なぁ,顔に塗る保湿剤どこにあんの?」
彼氏「後ろのバッグにないかぁ?」
彼女「あったあった」(ペタペタ)「なぁなぁアンタも塗らへんの?」
彼氏「オレはええわ.お肌ツルツルやし」
彼女「いや,ワタシよりカサカサやで」
彼氏「オマエよりマシや」
彼女「いや,アンタの方が...」(以下略)

彼氏(テントをたたみながら)「忘れもんないかぁ?」
彼女「大丈夫ちゃう?」
彼氏「こうやって片付けてたら修学旅行のこと思い出さへんか?」
彼女「なにそれ?」
彼氏「ほら,片付け終わって出発する時に先生が『このパンツ誰のやぁ?』って,手でヒラヒラさせてみんなに聞いてたやん.あれで『僕のです』って答えるヤツおると思うかぁ?」

このノリ,正に関西人.

Kazchariは基本的にソロ旅が好きだが,こうした交流を楽しみながらする旅も悪くないかも...

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チェックアウトは11時.
晴天ならファットでひとっ走り,と考えていたがこの曇天

Kazchariも片付けて出発するか.
クルマのパッキングは楽.
でも周りのバイカーを見ていると,やはりオートバイツーリングも再開したく思う.旅感の次元が違う.

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稚内市内に戻りガソリンを補給.
この辺り,街を外れるとスタンドが減りかつ料金が異常に高い.
入れられる時に入れておくのが北海道旅の基本.

国道40号を南下.
高規格道路を使って,本日の目的地豊富温泉に久々の訪問.
石油風呂で有名.

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新コロ対策のせいか,健康センター(公衆浴場)の開館は10時.
しばし待つ.

その間,地図を見ながら市内を散策.

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少しこない間に,おしゃれな建物が増えている.
木造のシャレた外装.凝ったロゴ.
あくまで印象だが,インバウンド向けの整備が一気になされたようだ.

そういや某貧困女子も協力して,PV(?)作ってるなぁ.

10時過ぎ,センターに戻ると20名程度の並びができていた.
検温,消毒はもちろんのこと,入浴券も直接渡さずカゴに入れるなど感染対策が徹底.

30分ほどで入浴完了.
思い出補正があるのか,そんなに油臭くなかったなぁ.
いつかは湯治経験とかしてみたいものだ.

旭川へ向け,さらに南下.
あえて道道(田舎道)を使う.
国道はあぜ道に潜んでいる白黒のクルマとか,怪しい機械を物陰からこちらに向けている変な人が多いのだ.

ちょうど昨夜SNSを見ていると,午前0時の国道(層雲峡付近)を”普通の速度”で走っていると,後をつけてきたセダンがいきなり赤く発光し追いかけてきたとのこと.
GWは,ある方々にとって絶好の狩猟シーズンということだろう.

それでも最終的には国道へ.
決して目立つ走行はせず,無事に道の駅「なかがわ」へ.

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混むであろう12時になる前に昼食を済ませるのが旅のオキテ.
まぁ,キャンプ時の朝食は早いのでハラヘリ時間も前倒しされてしまうわけだが.

つーことで,道の駅の食堂で「牛トロ丼」
ご覧の通り,見た目ものすごく美味しそうなのだが,いかんせん量が...少なめ.
食後,屋台で売ってた焼鳥もいただきました.

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道の駅「おといねっぷ」
トイレがやたらキレイに.

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道の駅「びふか」
昨年の夏,お世話になりました.今年の夏も来ます.

おっさんの夏休み(1)~美深前泊ライド

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道の駅「けんぶち」
ここまで来たら家まで後少し.
ようするに自宅発チャリライドの折り返し地点でもある.

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15時頃,無事帰宅.
荷降ろしする.

通常であればこの後,キャンプ用具を干したり,片付けたりの作業が待っているのだが,今年のGWはまだまだ続く.

明日(5/2)の休息日をはさみ,再びハスラーは旅立つ.
今度は息子を連れて.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その2)

2022/4/30 Sat

青い空,白い道.

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Scattered clouds, 8°C, Feels like 6°C, Humidity 66%, Wind 4m/s

イベント山盛りのせいで,少し間が空いてしまったが「おっさんのGW」の続きである.

キャンプ初日の夜.
あまりの寒さに耐えきれず,敷地内にある「キャンパーズハウス」なる建物に逃げ込む.

その際,今回の新兵器の一つ「ポータブル電源」を持参.

Anker PowerHouse II 400 (ポータブル電源 防災推奨品)

この「キャンパーズハウス」,実に素晴らしい.
トイレは元より,シャワー室,電子レンジ,ランドリー,コンセント,自販機,マンガが備え付け.
そして何よりも暖房が効いている!

入り口ドアには利用時間21時までとある.
では,その時間までお邪魔させてもらおう.

いやホンマ,有料キャンプ場とは言え,ここまで完璧だと何も文句言えない.
極楽極楽.

で,ポータブル電源をコンセントに差し込む.
もちろん出発前に自宅で充電しておいた(はず).
しかあし,なぜかiPhoneやらランタンを接続しても,それらへの充電が始まらない.ディスプレイがチカチカ点滅するのみ.

げっ,いきなり初期不良?
天下のAnker製品なので交換はスムーズやけど,”今晩”使えないのは困る.

ネットに接続し,Ankerのサイトにてポタ電のマニュアルをチェック.
なになに,事故防止のため最初の充電が始まるまで機能休止状態とのこと.
どういうこと? 自宅では充電が失敗していたということか.
「困った,困った」と,ACアダプターを抜き差ししていると,突然ディスプレイが正常表示になり,充電が始まった.何のこっちゃ.

後は閉館時間までマンガを読んでねばろう.

ふしぎの国のバード 1巻

これ,おもろいわ.ビジュアルをはじめ,原作アレンジがスゴそうやけど.

さて,21時になった.
見回りの警備員の方が来たので「そろそろ閉館ですよね?」と尋ねると...

「10時になったら自動ドアの電源を切りに来るけど,その後もいていいよぉ.寒いしね.ドアは手で開けてね」

な,なんとありがたいお言葉.
正に至れり尽くせりのキャンプ地である.

結局,お言葉に甘え,23時頃まで滞在する.
このまま寝てしまいそうになったので,テントに戻る.

風はないものの外は極寒.
芝生も凍結し,歩くとサクサク音がする.

シェラフ2枚重ねにシェラフカバー,および長袖シャツ+電熱ベスト(スイッチon)+パーカー+ウインドブレーカーのフル装備で就寝を試みる.

それでも寒い.

ポタ電さえ満充電されていれば,電気毛布が使えたのだが...

コイズミ 電気毛布 敷き毛布 丸洗い可

♫チャラララ,ラッチャッチャ~

あさが来た.

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コッヘルに残した水が凍ってる...

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さぁ,朝飯.
「何でもかんでもホットサンドプレート」で昨日のうちに買った惣菜パンを焼く.
美味し.

あっ,コーヒー持ってくるの忘れた.
でも問題ない.
オレたちの「キャンパーズハウス」には自販機があるのだ.

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天気は最高.
気温低めだが,徐々に上がってくるだろう.

準備をし,ファットバイクで出発.

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まずは,海岸沿い国道を宗谷岬に向けて走る.やや追い風.

相変わらずオートバイが多い.
反対車線もしくは追い抜きざまに,ファットバイクにも(時々)「ヤエー」が送られてくる.
こちらも返す.

この道も2019年のブルベ「宗谷600」で走った道.
ちょうどこの辺りで完全に日が暮れた.
既に宗谷岬に到達したランドヌールが反対車線を走っている.
手を上げても見えない.
そこで,互いにベルを鳴らして励まし合う.
このルートの名物風景である.

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前方に黒い物体が落ちていた.

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ウニ.
密猟の遺留品?

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白い道の”出口”地点.
SNSの投稿にもあったが,白い道は本来一方通行なのだろうか?
昨年は対面通行してたけどな.

道北子連れキャンプ旅~Day2:宗谷岬へ

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宗谷岬に着いた.

チャリで来るのは3年ぶり.
ファットバイクでは初めて.
いつかは12/31に訪れたい場所(マジ?).

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思ったより人が少ない.
まだ時間的に早いからか.
おかげで,記念碑撮影の順番待ちもあまりせずに済んだ.

それにしてもチャリは良い.
オートバイだとさすがに記念碑前での撮影は顰蹙だろう(ダメです).

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激坂をクリアし高台へ.

白い道へは案内通りに進めば問題ない.
それにしてもチャリダーおらんなぁ.

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白い道の入り口まで舗装路のアップダウンが続くが,ここもまた絶景.

iPhoneから流れる「Amazon Prime Music」を70年代フォークソング集にセットしてみる.
なんと,最初に流れてきたのが山本コータローの『岬めぐり』
フォークソングのテーマは旅だらけ.

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残雪が残る.
もう少し登れば白い道に切り替わる.

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いよいよ開始.

このルートのために持参した『insta360』をファットバイクのリアキャリアにセット.
第三者(ドローン)視点で走行シーンが撮れる.

Insta360 ONE X2 プレミアムセット

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insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2

今回も切り出し画像.
本来動画機なのだが,やはり扱いが難しいなぁ...
確かに面白い構図にはなる.
「買ったはいいけど,やはりGoProに戻した」という知人もいる.
わかる.

後半は『insta360』の設置場所を前方(バックミラーステー)に移動.

insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
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無事走破.

やっぱり前からもクルマが来るなぁ.
一方通行ルールは徹底されていないようだ.
公道ではない?

それにしても,やはり美しい道だ.
ここにしかない風景(たぶん).
次はモンキーで訪れたい.

あちこちに観光客のクルマが停車してしたが(案の定,牧草地にも),なるべく入らない撮影している.

さぁ,一旦キャンプ地に戻って,次はノシャップ岬に行くか.

おや? こんなところに食事処が...

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時刻は11時半.
前後に食べれそうなところはない.
よし,ここにすべ.

メニューは...「宗谷牛のハンバーグ」! こいつだ!

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全国,ハンバーグ定食ファンのみなさま,刮目しやがれです.
めちゃめちゃ美味かった.
現状,生涯No.3(たぶん).

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稚内空港.

向かい風が強い.
さすがにノシャップ岬までファットバイクで行くのは諦めた.
とは言え,そのままキャンプ地に戻るのもシャクなので,少々寄り道.

キャンプ場併設の「展望台」へのヒルをクライム.

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このサークルオブジェ,音が反響して面白い.

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ほほお,なかなかの360°展望.
利尻富士もくっきり.

案内図を見ると,なにやら楽しそうな道が...これは行かずにいられない!

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いわゆるトレイル.
20%を越えるような坂(アップ&ダウン)だらけ.実に楽しい.

寄り道をもう一つ.

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展望台から見えていた大沼の「バードセンター」を見学.
ここはいわゆる渡り鳥のサンクチュアリ.

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ようやくキャンプ地に帰還.
やはり連泊は楽で良い.

ファットバイクのタイヤを外し,クルマに積む.
昨日同様,温泉施設『童夢』へ向かう.

今日は疲れた(&夜寒いので)自炊なし.
せっかく稚内にいるのだから,海鮮モノを...

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ノシャップ岬近辺には海鮮食堂がいくつかあるが,既に閉店していたり品切れ状態.
唯一開いていたのがここだけだった.数年前にも入った記憶あり.

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入店するなり,ご主人から「今日はウニがなくなったよぉ」との無情なお知らせ.
仕方がない.
ウニなしの「みなとや丼」にするか.
美味し.

Kazchariの後にローディ1名入店.
食事の後,少し話す.
今日は留萌から北上してきたとのこと.
しばらく道内を回るが,荷物が少ないのは全て宿泊まりらしい.

そうやなぁ,やっぱロードバイクやとキャップよりその方式がええやろな.

落日の時間も近い.

せっかくなのでE-M1Xを取り出し...撮りますか.

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

キャンプ地に戻る.

それにしても充実の1日だった.

今夜も冷えそうだ.
「キャンパーズハウス」で時間をつぶし,フル装備で寝るか.

(その3へ)

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

2022/4/29 Fri

今年も忙しい.

insta360 ONE X2

カレンダーの並びのせいと,仕事のスケジュール(健康診断)のおかげでぶつ切り休暇となった今年のGW.
その第一弾は「ソロキャンプwithファットバイク」である.

前日までは気温を考慮して南方面,つまり十勝地方でのライドを考えていた.
ただ,天気予報が怪しかった.
本州からあがってくる前線が徐々にかかってきそう.
そこに,たまたま目にした「宗谷の白い道,開通しました」というSNSの投稿.

行き先が決まった.

前日にキャンプ用具をクルマに積み込む.
テントでも車中泊でも対応できる装備である.

宗谷-稚内方面に向かうとなればオロロンラインを使うのが常套.
まず日本海に出るため留萌へ向かう.

いつもはチャリやモンキーで走っているので高速道路は久しぶり.
速い速い.でもつまらない.

幌糠インターで降りて,小平行きのショートカット道道を使う.
海岸に出て北上.
いつものように長大な行列となっている食堂『すみれ』を横目に,ブルベでもよく使われるセイコマ鬼鹿店で休憩.

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バナナを食べながら,あらためて今日の行き先の確認をする.

稚内近辺の有名なキャンプ場は2つ.
かつて泊まったのは「稚内森林公園キャンプ場」
無料なのだがガイドブックによると,開設は5/1からとある.
水道が止められているのだろうか?

22-23 北海道キャンプ場ガイド

もう1つは宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」.

こちらは本日4/29オープン.
有料だがその分施設が充実しているようだ.
それほど料金も高くない.
ここにするか...と思いきや,そのページの情報に「完全予約制」の文字が.

予約しながら旅をするのは信条に反するが,いかんせんGWである.
夕方になって寝床を探すのもアレなので,ここは電話して状況を確認する.

閑散期と繁忙期で料金が異なっており,今日と明日の2泊で¥1,800だという.
昔に比べたら北海道のキャンプ場も高くなったなぁ...と思いつつもとりあえず予約.
19時までにチェックインして欲しいとのこと.了解です.

とりあえずスケジュールが決まったので,さらに北上.
道の駅「てしお」で昼飯にする.

なにやら入り口に目立つマンホールが...

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おお,そういやこんなキャンペーンやってると聞いてことがある.
胸に☆3つということはアレですな.
ところで,このマンホール,ちゃんと役目はあるのだろうか?

併設の食堂で名物の「しじみラーメン」.
¥1,000也.

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あっという間に完食.
何か,ボリュームなくね?
しじみの数もしょぼいし.
こんなもの?

お口直しに温泉施設内にあるという,もう一つのマンホールを散策.

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これまた玄関に設置.

豊富町にもあるのか.帰り寄ってみるか(忘れた).

つーことでいよいよオロロンライン本線へ.
こちらから走るのは2019年の「宗谷600」のブルベ以来.

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

かの有名なオトンルイの風力発電.
近いうちに建て替え工事が始まるらしい.

ここからしばらくOLYMPUS機で撮影.
なんだかなんだで一眼は良い.やはりスマホとは出てくる画が違う.

OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D OM-D E-M1Xボディ

OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 高倍率ズームレンズ 防塵防滴

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

16時過ぎ.
予定通り温泉施設童夢着.

ここも久しぶり.
大人¥600.
入館して気づいたのが各種張り紙の多さ.
新コロ感染対策の注意は,まぁわかる.

驚いたのが露天風呂の柵にべたべた貼ってあった「立ち小便禁止」(!?)
他にも「ツバやタンを吐くな」「盗難が多いのでカギかけろ」などなど.
どんだけガラ悪いねん...つーか,高齢者に向けての表示かな(偏見).
カラダに模様のある人も数人いたような...気のせいでしょう.

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「宗谷600」のPCになっているセイコマで食料の買い出し.
今晩は自炊予定.
稚内のマチナカを抜け,宗谷岬へと続く国道に出る.

これまた記憶にある,お寺の交差点で右折.
直進すると目的地のキャンプ場着.

想像以上に巨大な施設であった.

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受付時,色々と説明を聞く.
フリーサイトと言いつつも,テントを張る場所は決まっており,それぞれ専用の駐車スペースも設けられている.つまり定員あり.なので予約制.

この駐車スペースが決まっているのは良い.
外出時,テーブルなどを置いて場所取りしておく必要がない.

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パスカードでゲートをくぐり,ぐるっと回って我がサイト「F-23」へ.
広大な敷地だ.
やはりフリーサイトにはオートバイが多い.

荷物を下ろす.
ファットバイクにはタイヤを装着.
明日の準備は万全.

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テントを設営し,しばらくすると日が落ちて来た.
夕食の準備だ.

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セイコマで買った「牛カルビ」「カット野菜(ニラ入り)」「カップ味噌汁」.それに「温めるゴハン」の夕食.
最近の定番食である.
焚き火は元より,もう凝った料理はいいや.
洗うのが面倒くさい.

食後はキャンプ時の晩酌(?).
缶チューハイを開ける.
氷の入ったコップに注ぐが,これが大失敗.

そう,日が落ちて気温の低下が半端ない.
もう外では座っていられない.
テントの中に入るが震えがとまらん(そら氷入りの飲み物のせいや)

念のためと持参した電熱ベストを着用.

HEATKING 電熱ベスト ヒーター ベスト

結局,長袖シャツ,電熱ベスト,パーカー,ウインドブレーカーで対策.
まだ足りん.
こりゃ,ダウンジャケットも必要やったなぁ.

まだ眠くはないが,仕方がないので寝袋(3枚重ね)にくるまる.
外は限りなく0℃に近いと思われる.
完全にこの時期の道北をナメてました.

クルマで大量に防寒具を積んでのこの寒さ.
隣のオートバイ・ライダーとか,生きてるんやろか?

ここで,受付の方が言っていたことを思い出した.
「キャンパーズハウスも自由に使えますよ.シャワーもあります」

そ,それだ!

(その2へ続く)