3本ローラー用タイヤの交換

室内練習用に,寝室ベッドのすぐ横に3本ローラー台と専用自転車を設置している.
起床後,レーパンに履き替えればすぐに乗れることでトレーニングを習慣化しやすいこと,また万が一の落車でも,ベッドのおかげで負傷する可能性が低くなることがその理由.
ちなみに配置はこんな感じ.

自転車は2005年に初めて買ったロードバイク「TREK TCT5000」である.
エントリーちょい上のフルカーボンフレームで,280000円で買った.
ホリゾンタルフレームとメタリックブルーの塗装が美しい.
当時はレースの類に全く興味なかったが,偶然にもアームストロング,ツール7連覇記念モデルだったりする.
これぞ幻.

こいつで10年ほど,朝練やらローラーやら各種グルメイベントに出場.
2017年に今の「TREK DOMANE SLR7」を買ってからは3本ローラー専用マシンとなっている.
時折チェーンに注油するくらいで,ほとんどメンテもしていない.
ほこりがひどい.
乗るのは基本的に朝1時間程で,約20~30km,たまに映画を観ながらだと2時間乗ることもある.
一応衝撃吸収マットを敷いてはいるが,やはりそこそこうるさいらしく,時折家族から苦情がある.
まぁ見逃してもらっている.

外を走らなくても,固定ローラーでなくてもタイヤは減る.
減るどころか,最近表面に裂け目が目立ってきた.
外乗り用なら速攻交換しているレベルだが,ローラー用ゆえ,誤魔化して(見て見ぬふり)してきた.

てなわけで消費税導入前にAmazonでタイヤ(700×23c)をポチる.
できるだけ安いものを探すと,ちょうどIRCで良いものがあった.
1本1533円×2.

ブルーは不人気なのか,他の色に比べると若干安かった.
早速装着して試走.
新品だけあってすべるような印象.
安定感より安心感.

旭川はもうすぐ冬景色.
ファットで外も乗るけれど,3本ローラーの距離も増えてくる.

BRM824旭川400km(その5)

【通過チェック~セブンイレブン東光東3条店(ゴール)】

小雨の中,カッパも着ずに出発したが,幸いひどく降ることはなく,地面の濡れ,つまり水しぶきだけが気になる.

すでにシューズ,下半身は(再び)ビショビショである.

カッパと言えば,ブルベ民の間では,レインパンツを履くか履かないか問題がある(と思います).
どれだけ高価かつ優秀なパンツ(Goretex!)でも,結局は自分の汗で蒸れてしまうので濡れるし,結果股ズレの原因になるとかならないとか.
Kazchariはスタート時に雨なら履く派です.
しかしながらこれが正解とは思えず,今回に至ってはスタート前に脱いで以降,ずっとサドルバッグに入れたまま.
単なるオモリである.

股ズレの中でもやっかいなのが,いわゆる毛嚢炎(おでき).
Kazchariの場合,いわゆる会陰部に生じやすい.
ブルベでは最強サドルのセラアナトミカに換装しているためか,臀部そのものの圧迫痛はそれほどでもないが,摩擦はどうしようもない.
よって出発前にはシャモアクリーム(お得な大容量Muc-offを愛用)をたっぷり塗っているのだが,当然時間とともに効果が薄れてくる.
ゆえに途中のPCでProtect S1(摩擦皮膚保護クリーム)を追加で塗るようにしている.
前回の宗谷600では,この携帯用のクリームが途中で切れてしまい,後半は地獄の痛みであった.
特に完走後の入浴がキツかった.

このまま国道273号沿いでまっすぐ美瑛か?と思わせつつ,コースは踏切を渡って麓郷,鳥沼方面へ.
通称“斜め道路”である.
かつてオートバイツーリングでよく通った.
まぁ,国道よりは車も信号も少ないし,快適に走れるわ~と思ったのは最初だけ.
永遠に続くかと思われる直線にさすがに飽きてきた.
ほとんど車も通らないので,ど真ん中を大声で歌いながら走る.

上富良野に突入する頃に空が白んできた.
夜明けである.
雲が多いせいか,朝焼けとは言えないものの,とうとう完徹したなぁ...と感慨にふける.

やがて国道273号に戻り,北上を続ける.
日も昇り,フロントライトも不要になった.
美瑛に入る.おおっ,ここで左折して丘ライドかぁ(事前のコースチェックをあまりしてないのです).

いつもの練習コースやん.

しかもAM5時.
普段の自分がよく走っている時間やん.
もちろん自宅も近い.このまま帰って...帰るわけがない.

空港脇を抜け,東神楽町へ.
旭川市内に入ってからの信号坂アタックにイライラしつつも,ゴール間近のアドレナリン効果で目がギンギン.
ようやくSRゲットの達成感を抱きつつ,秋月橋を越え,ゴールのセブンイレブン東光店へ.
エナジードリンクによる胸焼けのためか,食欲が全くなかったので,お腹にやさしい牛乳でファイナルレシート.

時刻は6:16.19時間16分でゴール!
目標の20時間切り達成!
STRAVAによると,平均速度は23.5km/h.まぁまぁか.

買い物を済ませると,後続のTさんも到着.
さらにはスタッフの北のHGことkaba3もお迎えにいらした.
どうやらKazchariがトップゴールだったようで,そろそろかと様子を見に来たとのこと.

ゴール受付時,豚汁をいただきながら,レシートチェックを受けて無事終了.
このあたりからじわじわと眠気が出てきて,そろそろヤバい状況.
徹夜なんて何年ぶりだ?

kaba3にはファットバイクでのブルベ参加を強烈に薦められるが,そこまで自分を縛る根性ありまへん.
興味がないわけではないが,ファットはパンクしたら手に負えなさそうというのが渋る理由です(今思えば,9月の「ちょいグラ200」は楽しそうで出ればよかったと思わないこともない).
とりあえず次年度のアイスブルベ参加を宣言しつつお暇する.

自宅まで10kmの自走.帰宅後はざっとシャワーを浴びて12時過ぎまで昼寝.
洗濯と洗車?
そんなんは明日!

(おまけの雑感)
ブルベ界ではヨメ坂(もしくは家族坂)という言葉がありまして.
ようするに家族サービスもほとんどせず,毎月毎月わけのわからない距離を自転車で走りに行くという旦那にあきれつつ,嫌味だけならともかく,場合によって参加許可すらでないという難易度の高い激坂です.
しかしながら,今回のブルベを終えて面白いことに気づいた.
自分の普段の夏トレは,朝は3本ローラーか外を1時間,夜はZwiftを1時間,土日で外を200kmほど走り,週あたりの走行距離はだいたい300~400km.
この合間をぬって,仕事やら家事やら子どもの相手をしているつもりですが,当然,ヨメはんに良い顔はされない.
ただ,今回のブルベ,帰宅後にトップゴールだったことを伝えるとやたらに喜んでおりまして...「レースではないので順位は関係ない」「ゆっくり走って観光を楽しむ人もいる」と説明しても,「んなこたぁどうでもええ.一番は一番や」とのこと.
つまり,「毎日異様な時間と距離,自転車に乗っているのだから,ちゃんと結果(優勝?)を出しなさい」「ただの趣味だから」とか「速さを競っているわけではないから」と言い訳するなということ?

結論.
(うちの)ヨメ坂攻略の最適手段はイベントで結果を出すこと.
スポーツ観戦(特にラグビー)好きの,やたら勝ち負けにこだわる男前の体育会系ヨメはんで良かったと(こういう時には)思うわけですよ.
この考察,合っているのだろうか?(ビクビク)

BRM824旭川400km(その4)

【PC3~通過チェック:セブンイレブン富良野山部店】

スタート以来履き続け,ジメジメだったソックスを履き替える.
が,サドルバック(R250スモールサイズ)内もしっかり浸水しており,やや湿っていた.
次回は手抜きせず,ビニールに包むなどして完全防水を心がけよう(といつも決意はする).
ここまでは半袖ジャージ+長袖インナーだったので,ウィンドブレーカー着用.
さらに眠気覚ましの夜間走行秘密兵器:骨伝導イヤホンを装着し,本ブルベ最大の山場,真夜中の狩勝峠へいざゆかん!

ボトルに水を補給,フロントポーチにオレンジシュースをつっこみ,人気の全くない鹿追-新得の市街地を走る.
300mほど後方からは先ほどのTさん号のライトが迫る!
別にレースではないが,なんとなく追いかけられている気分で,なぜか焦る.

これまた昨年の『アタック三国峠』で通った見覚えのあるコース(屈足付近)をたどり,峠の上り下りを繰り返す.
乗用車はほとんど通らないものの,時折,大型トラックや自衛隊車両とはすれ違ったり,追い抜かれたりしたなぁ...こっちも相当怖いが,向こうもまさかこんな夜に,こんな道をチャリが走っていたらびっくりするやろなぁ...
鼻歌を歌いつつ,路肩の向こうからのカサカサ音にびびりつつ,ゾンビ走法を意識しつつ(矛盾?),非日常的な異空間に漂う.

眠気は全くない.

正直うわさの“幻覚”が観たい気がしないでもないが...それは相当ヤバい状況?

やがて国道39号に合流し,いよいよヒルクライム開始.
スタート地点にはご丁寧に“ここは二合目”といった看板まである.
目標になるかプレッシャーになるのか...
たまにすれ違う対向車線の車からクラクションの応援.
あれ,幻覚ではなく本物やろな?
後で他の参加者のブログを読んだり話を聴くと,狩勝峠は雨と風で大荒れだったそう.
幸い自分の登攀時は無風・無雨で実に平和.
暑くて途中でウィンドブレーカーを脱いだくらい.
9合目を過ぎ,山頂ちょっと前に日付が変わった.
ややガスがかかっているものの視界良好.
峠で休憩も考えたが,先のコンビニでの補給を優先し,ダウンヒル開始.
もちろん最大の脅威は鹿!

寝ぼけていたのか,自分の走力が上がったせいか,思ったよりもずっと早く落合へ.
そのまま順調に幾寅のセブンイレブンでセルフPC.
24時間営業のありがたさよ...バナナだけでは寂しいので,生まれて初めてエナジードリンク(緑の爪跡のヤツ)を購入.
カフェインの含有量に制限がなく,中毒性が高いとかなんとか健康ヲタクの間では非常に評判の悪いブツだが,いかんせん夜中の1時.
覚醒的に最も危険な時間ということで,試してみた.
やたらに甘い炭酸という印象.
エナジージェルの方がまし.
おいしくないし,目が覚めた感もない.
まぁ,こんな時にしか飲まんわな...という感想を抱きつつ出発したが,まさか,その後しばらく,極度の胃のむかつきに襲われるとは...

道の駅南ふらのを横目に樹海峠を越え,富良野方面への北上開始.
車での旅行だと,自宅まですぐそこという感じなのだが,チャリだとそうは行かない.
残り約100kmはまだ遠い.それでも行程の3/4終了かぁ...
2:00頃,通過チェックのセブンイレブン富良野山部店着(324.9km地点).
それっぽいチャリが一台もない.
みんな先行したのか,速いなぁ...と,駐車場を見回してみると,ランドヌール札幌号が!
ジロジロ見ていると,スタッフさんが降りてきてくださった.
「先頭?」と聞かれたが,「2,3人先に行っているのでは?」と答える.
まだ誰にも会っていないとのこと.
ここは通過チェックではあるが,コンビニレシートは必要なので,ガリガリくんとコーヒーという至高の組合せで補給.
ランドヌール札幌さんのFBに続々と入ってくる情報を聞きつつ(牛の大横断にはびっくり),少々休憩.
まだ眠くはない.
自分ってこんなに夜強かったっけ?
そこへTさんも着.
さぁ,もうひと踏ん張りということで,出発.
嫌なことに,外は小雨がぱらついていた...(その5へ)

BRM824旭川400km(その3)

【PC2~PC3セブンイレブン鹿追南町店】

夕食にはちょうど良い時間である.
ホットシェフ豚丼,SAVASプロテイン,オレンジジュース,水を補給.道民大好きセイコマのコンビニ飯は日常でも食べまくり.少々飽きるが仕方がない.
なんつってもコスト的には非常に良い.

さすがに陽が落ちて外は暗い.
今後は町を離れ街灯なしエリアに突入.
いよいよ夜間走行開始である.
まずは初使用の18650ライトをつける.

ま,丸い.

明るいのは明るいのだが(公称3000ルーメン?),
スポット配光で広がりを欠く.
そこでLEZYN 1100iの出番ですよ!
横二連ライトが左路肩,右センターラインを照らし,これで安全な視界確保.
さらにはCATEYE HL-EL140をヘルメットに移動させて進行方向を照らす.
青看板もよく見える.
単三電池2本だが,首の負担と機能を考えての現状最適解かも.
ヘルメットのリアライト,Bikeguyトライスターも点灯(これまた明るい!).
どのライトもバッテリ残量を考慮し,中もしくは低光度で運用.
真っ暗時または雨天・濃霧時は最強に切り替えるつもり.

ところで,ブルベの夜間走行は一般的にはあまり評判よろしくない.
夜になるからブルベは200か300kmまでと決めている人もいると言う.
かく言うKazchariは夜間走行が嫌いではない.
日常でわざわざ夜に走りに行くことはないが,ブルベ中は大歓迎である.
昨年の『アタック三国峠』で,本当に暗い田舎道を薄暗いライトだけで暗闇を走るという非現実感.
空には満天の星.まるで宇宙旅行の疑似体験をしているような体験であった.
たったまらん.

と,素晴らしい初体験の刷り込みのせいか,ようするに夜好きなのですよ.
まぁ,もちろん恐怖感もあり,裸足のダッシュばばぁが追いかけてくるような気がして絶対に後方を振り返らないとか,急坂のカーブがわかりにくいとか,道路陥没にビビるとか...
まぁ,本当に怖いのはクマであり,鹿であり,言うまでもなくヒトやクルマなのでしょうが...

とかなんとか考えつつ,田舎道の緩峠の上り下りを繰り返す.
道の駅「しほろ温泉」への下り道でミスコースしかけ,200mほど登り返して復帰するなどのトラブルもあったが,無事復帰できた.
GPSバンザイ!である.
幸い眠気などは全くなく,鹿追の自衛隊駐屯地横をハイスピードで駆け抜け,PC3のセブンイレブンへ.
先行する参加者がちょうど新得方向へ曲がっていくのが見えた.

21:53 PC3,セブンイレブン鹿追南町店着(248.8km地点).
参加者は誰もいない.
このPCは6月の新十勝200でも立ち寄っている.
あの時は異常に寒かった.
メインイベントの幌鹿峠から然別温泉峡間のみ大豪雨という苦行モード.
然別温泉のストーブとホット(缶)コーヒーのなんとありがたかったことか...
本別で夕食は済ませたつもりだったが,早くも空腹.
これからの狩勝峠越えを考慮し,ハンバーグ&パスタのプレートを食す.
個人的にブルベ中の定番メニューやね.
そしてブラックコーヒーがぶ飲み.
まだ眠くない.
眠くなるわけにはいかない.

しばらくすると本別PCでもお話したTさんが到着.
先々週のパラダイス・ウィーク全ルート完走だそうな.
すごっ.自分は初日の宗谷岬600kmだけ走った.
完走後,思ったほど疲れや痛みがなかったため,その先も行けそうな気がした.
そう,この瞬間,来年開催予定の「札幌-納沙布1200km」が目標として湧き上がってきた.(その4へ)

BRM824旭川400km(その2)

【PC1~PC2セイコーマート本別店】

基本的にPCのコンビニでは座り込まないようにしている.
さて,雨も止んで晴れ間も出てきたため,再びレインウェアをキャストオフ.
知る人ぞ知る「ヌグフルキルヤムの法則」が発動しなければ良いのだが...おにぎりやらバナナで軽く補給して出発.

ここから前半の山場,三国峠アタックが始まる.
ちょうど2ヶ月前に「旭ヶ丘ヒルクライム大会」に出場したのだが,あまりに不甲斐ない成績だったため(出し切ってない!),「走りたりん」と大会後に一人で登った.
その際はヒルクライム用装備として軽量ホイール(BONTRAGER Paradigm Elite),軽量タイヤ(Panaracer Gillar 25c),軽量チューブ(tubolito),1400円の中華製カーボンサドル(98g!)の他,ボトル,ツールボックス,ベル,ライト全部外しての最軽量仕様(と言っても,Domaneなので7.4kgが限界).
さらには手持ちのウェアを全て計量し,もっとも軽い半袖ジャージ,Giroの軽量シューズ(片足150g!)など数々の飛び道具を導入したものの...惨敗.
まぁ,タイムはともかく,自分より年長者に抜かれたのが悔しいぞ.
この悔しさを怒りに変えてモチベーションアップに努めるわけだが...その時の比べると今日のブルベ仕様はさすがにヘビィ.

と,様々な思いを抱きつつ,えっちらおっちら登る.
この峠,こちらの上川側から登る方が楽な印象.
昨年の『アタック三国峠300km』で士幌側から登った時は辛かった.
なんだかんだで15:30頃,峠のCafé着.
いっそここでカレー夕食をとも思ったが,明るいうちに距離を稼ぐことにし,フロントポーチに収納していたジャムパン&缶コーヒーで補給後,ダウンヒル開始.
何度通っても美しい峠の架橋.
車やチャリで通るたびに,30年ほど前にオートバイ(当時はHONDA NX-125)で通った際の記憶がよみがえる.
その頃はまだ未舗装ジャリ道で,大型トラックにばんばん抜かれたなぁ...

森林エリアで一番怖いのは鹿の飛び出し.
その危険を担保しつつ抑え気味に...すると,後方から来たダウンヒルバー装備の他の参加者に抜かされる.
速い! 速い人は体幹,大腿,下腿の張りが違う(この方とはその後PCごとに出会うことになる).

やがて糠平温泉峡着.
夏休み期間のせいか,大学生っぽい集団サイクリストにやたらと会う.
友達と一緒もええけど,野宿キャンプはソロがええでぇ~とおっさん的には思うわけですよ.

このまままっすぐ上士幌か...ではなく,左折して道道へ.
長い上り坂&川沿いの細道&10mおきの舗装段差アタックを受ける.ふっ,なかなかの攻撃だぜっ!(手が,手がぁ~)
「一本元気バー」をかじりつつ(甘すぎるし,歯に詰まる),ケイデンス90を保ちつつ巡行.
次のPCまではまだまだ遠いので道の駅足寄湖でドリンク休憩.
ここのレストランの鹿肉シチューが絶品だった記憶があるが,グルメしている余裕はないので,トイレを済ませてそそくさと出発する.
自衛隊車両がゾロゾロと進入してきた.

しばらくすると太陽が沈みはじめる.
黄金色の夕焼けにシャッターチャンスとばかり停車.
継続する参加者のシルエット.
なかなかいい画が撮れた.

ブルベに持参するカメラはいつもOLYMPUS TG-5.
明るいレンズ,防水,耐衝撃,顕微鏡なみの超絶接写のアウトドア最強カメラ.
STRAVAはじめ,ネットアップ用なので基本的にARTフィルターのポップアートで撮っています.
昔からデジカメはオリ党.

陽が落ちる頃,本別市街へ.
セブンではなくセイコマを探す.
18:20,PC2セイコーマート本別店着(181.8km地点).
なかなか良いペースである.
先着3名ほどがイートインで食事中.
これで全行程のほぼ半分が終了.(その3へ)

BRM824旭川400km(その1)

2019/8/24 Sat

2019年8月24~25日.

SR狙いでRandonneurs Sapporo主催の400kmブルベに参加した.

遡ること2週間前にBRM810宗谷岬600kmを完走(33時間27分)した.

400は距離は短いものの,仮眠のタイミングが難しいため,ブルベ界では600よりキツイともっぱらの噂.
どうなることかと思いきや,結果的には特に寝落ちもせず,完徹にて無事完走.

以下,その備忘録である.

【スタート~PC1セブンイレブン上川層雲峡店】

午前11時というこれまでに経験のない出発時間.

20時間切りを目標タイムとしていたため,元々仮眠をとるつもりはなく,前夜は寝貯め作戦を実行した...のだが,やはり体内時計は正直.

前夜10時就寝も,きっかり4時過ぎには目覚めてしまった.

脳は起きても身体を休ませることは可能!とダマシ×ダマシまどろんでいたら,6時になったため起床.
カーテンを開ける.期待の天気は小雨っ! 予報通りっ! 残念!

今回の出発地点は自宅から10kmほど.河川敷のサイクリングロードを通って自走参加することにした.
時刻は9時.昼からは天気回復予報かつレインウェアなんぞできれば着たくないし,持参すらしたくない.
逡巡しているとまさかの豪雨.
泣く泣くフル装備で出撃.

「カッパ嫌やなぁ.特にパンツ.漕ぎにくうてしゃあない」とブツブツ言いながら河川敷を走っていると.雨が止み,さらには晴れ間も見えて気温も上昇.
こりゃたまらんとストップ.レインウェアの上下,ブーツカバーをキャストオフ.

その横を同ブルベに参加するランドヌールが通り過ぎた.

AM10:00スタート地点着.

受付名簿にサインするも,なんと参加予定だった同僚がDNS.
メールを確認すると「道路が濡れてて」「ガスってて」「天気不安定だったから」とのこと.
えーい,この軟弱者!

しばらくするとブリーフィング開始.

参加者は30名ほど.
車検へと順調に進む.

300km以上のブルベではライト系装備が重要.
毎回少しずつアップデートしているのだが,今回は...

フロント: BONTRAGER Ion800R,LEZYN 1100i,中華製18650ライト(公称3000ルーメン?),CATEYE HL-EL140(夜間はヘルメットに)

リア: CATEYE OMNI5×2,CATEYE WEARABLE X SL-WA100,Bikeguyトライスター,中華製USB充電リアライト

と,少々トラブルが起きても大丈夫な鉄壁の布陣.
ちなみに600kmもこの装備.
メーカーどころか電力供給方法もバラバラなのが気になるが,まぁ良いでしょう.

てなわけで出発.
まずパークゴルフ場でトイレを済ませ,橋を渡って旭川環状線に突入.
いわゆる信号峠が続き,車の追い越しにおびえ,ところどころに残る水たまりを避け,早く街を抜けようともがく.
通常のライドではまず通らない.

当麻方面に曲がると交通量が減る.
しばらくは集団走行.
先を考えるとペースを押さえ,このままトレインに乗っかるのもよいが...あかん.全然自分の心地よいペースではない.
というわけで,単独走を選択.

一部,旭川200のコースをなぞり,国道39号へ.

いつもは並走する旭川層雲峡自転車道を使っているので何やら新鮮ではある.
しばらくすると,雨がポツポツと...上川に入るころには本降りとなり,レインウェアの上だけ着る.
dhbのこのレインウェア(セールで約10000円),最初は撥水最高,と思いきやあっと言う間にズブ濡れに.
ちゃんとアイロンせなあかんな.(ちなみに下はワークマンのストレッチレインパンツで1900円!)

交通量の多い国道や,やたら長いトンネル(隊道)をビビリながら走り,13時半頃,PC1セブンイレブン上川層雲峡店着.
景観保護のせいか,セブンのロゴが茶色に塗られており,知らない人にはわかりづらい.

後日知ったのだが,先ほどの覆道トンネルでランドヌールが車に追突された事故があったとのこと.
十分あり得るシチュエーション.

お叱り覚悟で告白するが,個人的にこの辺りの覆道トンネルを通る際には川側にある歩道を通るようにしている.
こちらからだと右側通行になってしまうが,命には代えられない.

今回はブルベ中につき,左側通行を守ったが...(その2に続く)