G-SHOCKよ,どこへ?~ジェイソンの復活

2023/1/28 Sat

熱しやすく...

iPhone11 Pro

KazchariはかつてG-SHOCKコレクターだった.

G-SHOCKの再利用~モンキー125の時計として

G-SHOCKとRC30~おっさんの夢

先日ニュースにて,名作「ジェイソン」が2度目のリニューアルをされることを知った.

G-B001MVE-9JR

このG-SHOCKが,なぜ「ジェイソン」と呼ばれるのか.
それはスプラッタ映画『13日の金曜日』シリーズの主役,ジェイソンのホッケーマスクにデザインが似ているからである.

13日の金曜日(1980) (字幕版)

ただし,この映画のジェイソン,世間では色々と誤解があって面白い.

真実は...

- 1作目の犯人はジェイソンではない.
- チェーンソーは使ったことがない.
- ホッケーマスクをかぶるのは3作目から.

まぁ,いずれにせよ,Gコレクターの中で「DW-001シリーズ=ジェイソン」で定着しているのは間違いない.

初代,DW-001は1994年11月発売.
5色展開.

iPhone11 Pro DW-001J-1B
iPhone11 Pro

「Made in JAPAN」である.
温度センサー搭載がウリだが,腕に巻いていると体温の影響も受けるので,正確な計測はできない(他のモデルも同じ).

当時は阿鼻叫喚の「G-SHOCKブーム」の走りで,国内版は既に入手困難だった.
Kazchariは海外版を通販で購入した記憶がある.
海外版だと文字盤の耐水圧表記が「20BAR」から「200M」に変わる.
国内版の定価は¥12,000だった.

ご覧の通り,樹脂の加水分解によるパーツ割れ,およびガスによるガラス面内側の曇り,そして電池を交換しても液晶がつかない.
つまりジャンク品である.
いわゆる経年劣化.仕方がない.

次に2010年9月に発売された復刻版.
第一弾は3色展開.その後,別のカラーパターンが次々に発売.
初代で大人気だった「イエロー」が一番人気.
運良く購入できた.
¥13,000.今思えば安い.

iPhone11 Pro G-001-9JF
iPhone11 Pro

しばらくして,これまた偶然見つけたブルー...っつーか「某ネコ型ロボット」カラー.

iPhone11 Pro G-001-2JF
iPhone11 Pro

Made in Thailand.
復刻版とはいえ,初代とはモジュールが異なる.
最大の違いは温度センサーがオミットされたこと.
”目”の部分は1秒計になった(楕円の方は10秒計).

そして,豆球に変わって,GのアイデンティティたるELバックライト搭載.

この2つはお気に入りでよくつけていた.
何しろ目立つので,会った人にもよく声をかけられた.
ヒトは意外にも他人の時計の観察をしているようだ.
娘も気に入ったらしく,ドラ...おっと,ネコ型ロボっぽいモデルはしばらく娘のモノになっていた.

購入して約12年.

電池交換すらしていない.
純粋に時計機能だけだと電池の保ちがスゲー.

加水分解も起きていない.
オールドモデルより耐久性が上がったのだろうか.

で,新ジェイソンの登場である.

G40周年モデルの1つのためか,やたらCASIOが気合を入れている.
公式YouTube動画がやたらに多い.
全3色展開だが,伝説のイエローがやたらに推されている.

売りは交換ベゼル,交換ベルト.
さらに,樹脂カバーを外すと,もうひとつ,焼き色っぽい金属製コアが...
うん,こ,これは確かにかっこ良い.

そそるぜ...
やっぱ,オールドモデル(ベース)はええのぉ...と思い,価格を見ると,

なっ,なんじゃこりゃ~の¥44,000!!

MR-G,MTGではありません.
金属ベルトでもなく,スクリューバッグでもない.
おまけに電波もソーラーもついていません.

Blutooth接続にて,悪評だらけのアプリで時刻合わせできますって...今さら?

それでこの値段って,どんな強気設定.
売れるのだろうか? ⇒ 売れているようです(・o・;

このブログにAmazonアフィリを貼った時は,まだマケプレで定価販売していた.
以前のKazchariだったら...即ポチ?
さすがに今は...ね.

ちなみにKazchariがGコレクターをヤメてしまったのは,単純に「キリがない」「他の趣味に金かけたい」などが理由.
あのゴツイデザイン自体は今でも好きだ.

だが,一番大きいのは,24時間腕に巻いている『Garmin INSTINCT』のせい.

新型ジェイソンっつーか,どのGと比べても機能が圧倒的.
しかも旧モデルは¥29,800で買ったはず.

一昔前のG-SHOCKを意識したような外観だが,それだけでなく実際に頑丈.
スマホ連携&GPSで常に正確な時刻だし,充電も2週間保つ.
チャリ練の時の心拍計になるし,何より睡眠を含むライフログ機能が素晴らしい.

ヒトに24時間着けさせる理由は十分.
ファッション性はないが冠婚葬祭でない限り問題ない.

結果,Kazchariは未だにG-SHOCKを数十本持っているが,全く着けなくなってしまった.

そやけどこの値段で,Gコレクターさんはまだいるのだろうか?
ロレックスのような高級時計と異なり,Kazchariの初代ジェイソンのように経年劣化は避けられないように思うのだが...
投機目的,つまり転売商品なのだろうか?

スマホのおかげで,腕時計の需要は減っているという.
メーカーも付加価値の創造が大変だ.

いずれにせよ,「ジェイソン」が良いデザインなのは間違いない.
でも,その購買欲はあの頃の情熱とともに,思い出の中に留めておこうと思ふ.

電熱グローブ再起動~交換バッテリーが届いた

2023/1/24 Tue

参考になれば.

iphone11 Pro

先日Amazonにて,冬場のダウンヒル用に電熱グローブを購入した.

片方ずつ計2ケの小型バッテリーが付属していたのだが,うち一つが充電不可.
メーカーに初期不良の連絡と交換を申し出た.

またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

その続きのエピソードである.

メーカーに直接,自分の住所を伝えて良いのかの確認のため,Amazonのカスタマーサービスに連絡.
既に23時を回っていたが,すぐにチャットがつながった.
このあたりのサービスは便利すぎてエグい(日本の企業ではありえない)

結論から言うと「配送システム上,仕方ないので伝えても構わない」とのこと.
さらに「ご住所は本取引だけで利用されますのでご安心を」とかなんとか返事があったが,ここはよくわからない.スクショされたら終わりやん.

もしくは,別の解決方法として「グローブを含め全てを返品してからの再購入」も提案された.
その際「最初に買った値段より高ければ対応します」との申し出もあった.
やっぱ,Amazonのサービスすげーわ.

しばし熟考.

少々抵抗あるものの,まぁ大丈夫だろうと楽観的に考え,元のメーカーに住所を伝えた.

で,数日後,新しいバッテリー到着.
やたらデカイ箱だったので「予備が2,3個ついているかも?」と期待したが,さすがにそれはなく,1個だけだった(強欲か!)

残量「74」の表示.
早速,グローブにツ~ルゥコネクトォォォ!
無事通電し,電熱グローブ本来の役目を果たせるようになった.

iPhone11 Pro

ボタンを押して赤(高温)⇒青(中温)⇒緑(低温)と変化する.

あらためて,この電熱グローブを試着レビュー.
かなり暖かい.

てっきり手の甲だけを暖めるモノだと思っていたが,どうやら電熱線がMP関節を越え,PIP関節近くまで覆っているようだ.
さすがサクラチェッカーでも上位に位置していただけのことはある.

Warm EF 電熱グローブ

タグに洗濯禁止とあるのでインナー必須.
試しに薄手のグローブと二重履きさせてみたがサイズ的に余裕だった.

さて,このバッテリーに関してだが,メーカーが発送前に...

「今回発送のバッテリーの印刷内容は前のバッテリーとちょっと違いますので,気にしなければ幸いです.(機能も外観も同じです.印刷文字だけが違います.)」

と,わざわざ注意喚起(?)メッセを送ってきた.

確かに,元の付属バッテリーはこれ.

iPhone11 Pro

新しいのはこれ.

iPhone11 Pro

「Warm」は「暖」,「EF」は...何て読む?
中国語は日本語と違って文字種が漢字のみなので,発音か意味でなんでもかんでも当て字にするのが面白い.

それはともかく,事前の言い訳メールの理由を考える.
日本人にとって,似ているけど少し違う漢字,もしくは全く見知らぬ漢字に対して抵抗感があると予測してのメールだろうか?

知っているようで知らない.
読めそうで読めない.
そこに何とも言えない違和感.

これ,もしかしてロボットの顔を人間に近づければ近づけるほど,親近感が低下していく現象,いわゆる「不気味の谷」と同じだろうか?

うがち過ぎ?

それはさておき,趣味の物品の購入が通販生活に移行してから,あまり国産か中華製かをあまり気にしなくなってきたなぁ(食料品は除く).

特にデジタルガジェット系に関しては性能に遜色なくなってきた.
もちろん,購入前のサクラチェッカーは必須やけど.

なんつっても,Kazchariは“みんな大好き”OLGHT愛好者.

進撃のアウトドアメーカー~OLIGHTとWAQ

つーことで,この電熱グローブのデビューライドはいつ?

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

2023/1/22 Sun

寒冷地獄.

iPhone11 Pro

曇り.温度-10 ℃,湿度87%,体感温度-13 ℃,風速5.7km/時,風向NNW

やってきました久々のレースの日.
2時間耐久のスノーライドである.
センチュリーライドに続いて,美瑛町の名物イベントになる...かな?

昨年の大会は道の駅『ビルケの森』周辺の特設コースだった.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

今年は場所を移して町内スポーツセンターが会場になる.
いつもクルマをデポさせていただいているところやね.

「ビルケ」はあれかな,観光客が増えてきたら避けたんやろか?

7時半から受付開始ということで逆算して5時起床,6時半に家を出る.
朝食後,レース前にはいつも飲んでいる『グリコ オキシアップ』を手に取るが...

見事に賞味期限切れ.
効果があるのかないのか確証はないけど,プラセボアイテムが一つ消えた.
途中セイコマにより,パワージェルを購入したが,氷点下,冷たいモノは辛い.

で,会場着.
前輪をはめてセッテイング.

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偶然隣に停まったクルマは昨年の夏,支笏湖周辺のグラベル・イベントでご一緒したJさん.

ファットなグラベルミーティングライド

いやいや,またしても速い人=ライバル登場で表彰台がぁ~

さて,受付を済ませゼッケンGet!
エントリ開始日の0時に申し込んだだけにソロ男子部門,栄光の1番だぜぃ.

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まず参加賞として「惣菜パン」「ミニドーナツ」「いろはす」の支給.
どいつもこいつもキンキンに冷えてやがるぜ.
魔法瓶に熱い飲み物を入れてこなかったことをタヒぬほど後悔.

雪がややぱらつく中,試走を軽く3週ほど.
昨年の下って登るめりはりのあったコースと異なり,ほぼフラット.
ただし,ゴールから駐車場にかけての「表」と,林間の「裏」ではコースプロフィールがまるで異なる.

もちろんやっかいなのは後者である.

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一見走りやすそうに見えるが,これまでのスノーレースの経験上,このコンディションがキープできることはまずない.
周回が進めば進むほど荒れていく.

チャリが一番苦手なのが縦轍.
前車の追い抜きなどで,変にハンドルをこじれば即転倒.
昨年の大会で何度コケたことか...(サイコンふっとんだ)

まぁ,下は雪なのでコケても痛くはないのだが,腰やら膝やら股関節をねじるとやっかいだ.
何よりタイムロス.
走り出してもペースが戻らない.

と,心配しても仕方がない.
参加者はみな同条件.
でもまぁ...MTBの細いタイヤよりファットが有利かな...(と思っていた時期がKazchariにもありました)

後は...グローブ!
いつものライドではハンドルカバーを装着しているのだが,レースなので外す.
そのかわりに極寒用のグローブはこいつ.

さらに汗冷え防止のためにインナーも装着.

iPhone11 Pro

さて,試走タイムも終わり8時45分,スタート地点集合.

iPhone11 Pro

荷物置き場とトイレの場所が近いのが助かる.
ならばと,エライ人の挨拶の間に最後のトイレ.
そそくさと戻ると,近くの参加者の人が「スタートが5分早まったよ~」と教えてくれる.やばかった.

つーことで,8時55分,ソロ男子を皮切りに各クラス30秒ごとに出走.

いただき画像 ゾロのガチ勢軍団
いただき画像

グリットの先頭に並んでいた4人ほどが先行.
あっと言う間に見えなくなった.
すげー,あのペースで保つのか?

一周を終えて,スノーレース常勝のTさんが上がってきた.
それに先程のJさんも.

少し追いつこうと踏ん張るが...あっあかん,パワーがレベチ.
二人共ファットと言えばファットなのだが,Kazchariより細い3インチ(?)サイズ.
その細めのタイヤで蛇行しながら轍をグイグイ突破していく.

あんなペースに付いてったら2時間ももたんと諦める.
(この後何回も抜かれる)

テクニック,パワー,持久力全てが足りぬ.
その証拠にラップタイムがどんどん落ちていく.

それを補うために必要なのが水と補給食.
どちらも摂る余裕なし.
特に普通のプラボトルでは凍結してしまう寒さ.

当然,予想通りコースコンディションもどんどん悪化.
轍はまだ良いとして,困ったのが「穴」.
いつの間にか,林間コースあちこちトラップだらけ.
先程のJさんも穴にはまって前転したらしい.

見かねたスタッフがあまりにも荒れた箇所を板でカバー.
それはそれで滑って転倒する人もいた.

正に阿鼻叫喚.
Kazchariも何度かコケた.
ケガはなかったが,何が辛いって,ふくらはぎの攣り.
一旦,足を止めるとリタイヤを考えるほど痛ぇ.
まぁ,しばらく乗っていると回復.
また転倒⇒また攣り,のローテーション.

そうそう,レース終了後,サイコンに初めて「ジャンプ」が計測されていた.上下運動が激しかったからだろうか?

後は...まぁ(動体)視力の問題もあった.
穴が...本当に見えない.
記憶を頼りにこの辺にあったはず,と手探り(足探り)状態で林間コースのタイムがどんどん落ちていく.

2時間のタイムアップギリギリになんとかゴールラインを追加し,もう一周稼ぐことができた.
ここはラッキー.

のんびり走って無事ゴール.

iPhone11 Pro

自分で何周走ったか...わからん.
クルマにファットを積み込み,あまりの寒さに震えるカラダをヒーター&ホットシート全開で暖める.
やっぱりホットな飲み物を忘れたのが痛い.

しばらくして表彰式が行われる体育館へ.
昨年と異なり,事前にホワイトボードにリザルトが掲示してあった.

残念ながら男子ソロ17名参加の中,6位と入賞ならず!

記録は37周(ちなみに優勝者は42周(!),5位の人は38周).
うーん.今年はさすがに手応えなかったからなぁ.まぁ納得の結果.

それより驚いたのが常勝のTさんが4位だったこと.
優勝はそのTさんのライバルたるFさん.
Kazchariの見間違いでなければ,今年はいつものMTBでなく4.8ぐらいのファットバイクに乗っておられたはず.
コースコンディションを考慮し,マシンを変えてきた? さすがだ.

そして2位は知り合いのJさん.
こちらも貫禄の走り.
後で話してわかったのだが,実は仕事関連で共通の知人がいることを知りびっくり.What’s a small world!

そして最後に協賛各企業様提供の記念品があたる抽選会...つっても時短のため事前にクジで割当ずみ.
Kazchariはクランカーさん提供の保冷ボトルをGet!

iPhone11 Pro

ありがとうごさいます.こんなんナンボあってもええからね.

つーことで新年一発目のチャリイベントが無事終了.

この風,この肌触りこそレースよ!(翻訳:むっちゃ楽しかったです

運営の皆様,参加者の皆様,お疲れ様でした.来年も出ます!

先程あげた自分への課題である「バイクコントロール」「体幹筋強化」
わかっている.
これらを向上しないと...もう勝てん.

さて,知り合いに別れの挨拶を済ませ,向かうはもちろんサ活.
近いとは言え,白金の高級温泉系ではなく,我がホームサウナたる「森のゆホテル花神楽」へ向かう.

途中セイコマで昼食.
先程もらった「惣菜パン」と「ドーナツ」も消費.
今日は枯渇したなぁ.

さて,数週間ぶりに訪れた「花神楽」だが大きな変化があった.
いつの間にか,休憩コーナーに,どーんとコミック棚が増設されているのだ.

これ,明らかに「万葉の湯」とか「芦別スターライト」を意識しているよなぁ.
流行りだね.
しかもJAF割引で¥600と上記2施設と比較しても格安.
これで1日中まったりできる施設に生まれ変わった.

ラインナップも新し目のモノが多い.
Kazchariも最近滞っていた『キングダム』の続きを6冊ほど読んでまったりしてしまった.
それにしても中華統一まで何巻費やすことやら...『ベルセルク』みたいにならんやろな?

帰宅すると雪の積もった庭でヨメさんと息子がラグビー中.
変な人たちだ.

つーことで,酷使したカラダはバキバキ.
さすがに今日は早めに寝よう...と某SNSをチェックしたら,早くも『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』開催の告知が!

旭ヶ丘ヒルクライムアタック2022

新たな戦いに向けてReady Go!

※ 運営側のヤマタケさんのブログはこちら ⇒ 激アツの極寒レース!- Natural Born Ezoist

iPhone11 Pro

※ 1/25,公式さんが動画をアップされました!

またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

2023/1/18 Wed

またしてもハズレ?

iPhone11 Pro

年に何度かファットバイクで冬山に登る.
というより近所の旭岳には,つい先日も登った.

ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

厳冬期ヒルクライムでは登りよりも下りの防寒が何より重要である.

登りでたんまりとかいた汗で,びしゃびしゃに濡れたウェアはそうそう乾かない.そのまま下ると凍えて地獄を見る.

かの羽生丈二も劇中にて「(重くなっても)靴下は5足持っていく」と言っていた.

神々の山嶺 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版

つーことで,最近は知恵もついて,山頂のビジターセンターでインナー類を着替えてから下るようにしている.もちろん電熱ベストも着用.

[ARRIS] Vネック電熱ベスト

グローブに関しても,もちろん乾いた予備にはき替えるのだが,それでも寒さはキツイ.
ハンドルカバー越しにもかかわらず,ダウンヒル後半は指がかじかんで動かなくなる.

「我慢すれば良い」という意見もあろうが,愛用のベストをはじめ電熱系への信頼度はそこそこある.
そこで電熱グローブの購入を検討しはじめた.
冬チャリ仲間には実際使っている方もおられる.

ただし高い.

オートバイ用も含め,ちゃんとした(?)メーカーだと¥10,000越え.
さっと出せる値段ではない.

Hompres 電熱グローブ バイク用

そこで検討にあがってくるのが,やっぱり安価な中華製.
もちろん「サクラチェッカー」で事前チェック.
候補を絞る.

結構評価が高めだったのがこれ.

Warm EF 電熱グローブ

参考価格¥9,980が(いつも)30%offで「¥6,980」と中華あるあるの謎の価格設定.

さらに,先日たまたま覗いたところ,なんと¥2,000引きのクーポンが発行されていた.
「こ,これは安い」
色々と不安要素はあるものの,人身御供覚悟でポチった.
で,届いたのがこれ.

iPhone11 Pro

これまた中華あるあるで,やたら立派な収納ケース付き.
こういうのより機能や品質に手間をかけて欲しいものだが...(伏線)
で,中身はこんな感じ.

iPhone11 Pro

グローブ本体も梱包.
振り分けポケットに収納されているバッテリーも...

iPhone11 Pro

もちろん梱包.やりすぎ.
それぞれのビニールをはがす.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

グローブのサイズはL.
質感Good.
Kazchariの指の長さにはちょうど良いが,手掌面はやや大きいか.
ただし,説明書を読むと「洗濯不可」とある(減点ポイント).
つまり汗などであまり汚したくないので,インナーグローブを使う予定.
だとするとこのサイズでぴったりかも.

中身の起毛はフカフカ.
電熱を使わなくても,普通にウインターグローブとして優秀.

バッテリーは専用品.
USB-Cで充電する.
使用時はグローブの手首にあるポケットに入れる.

iPhone11 Pro

残念ながらグローブとの接続プラグが特殊形状なので,一般のモバイルバッテリーは使えない(減点ポイント).
ここがむき出しなので洗濯不可ということか.

iPhone11 Pro

ここのスイッチ長押しでON.
同時にバッテリー側も残量が表示されるが,片方は「64」⇒通電.もう片方は「1」⇒X.

両方とも満充電すべくUSB-Cにつなぐ.
「64」の方は徐々にメモリが上がっていくが,「1」の方はうんともすんともの点滅状態.
やや不安なまま1晩放置.
片方は「100」表示になり,ちゃんと通電.
しかし,もう1つの「1」は「1」のまま.

つなげるグローブを入れ替えてもやはり通電しない.
こ,これはうわさのバッテリーの初期不良!?
確かにAmazonのレビューにも「充電できまへん」問題が数件アップされている.
あちゃー,またハズレをひいたか.

海外通販でトラブル!

つーことで,早速メールにてメーカーに問い合わせ.

早々に返事があったのは良いのだが,その中身が意味不明.
要約すると「新しいバッテリー送るから,あなたの住所教えて」とある.

うん?

なぜマケプレのショップに直接住所を提示する必要があるのだろうか?
真意を正すと...

「こちらでは住所の一部しか見えないので,発送のために教えて下さい」

とのこと.

うん?

ナニカ怪しくないか? 全体の日本語も怪しいし(ネイティブではない).
つーことで,とりあえずAmazonにこのメーカーの対応が正しいのかどうか直接問い合わせることにした.

以後の,メーカーとAmazonの返事次第では返品(返金)扱いになるかも.

うーん,冬山で試してみたいけど,しばらくレビューどころではないなぁ...

また報告します.

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

2023/1/15 Sun

我が青春の.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-9 ℃.湿度:77%,体感温度:-9 ℃,風速:3.5 km/時,風向:SSE

雪が降らんのに低気温=ガッチガッチ.
スノーライドというよりアイスライド日和.
スパイクタイヤが実にありがたい日だった.

10時過ぎに家を出る.
来週のレース会場の下見にすることも考えたが,今日は行きたいところがある.

それは西神楽にある『Hokkaider Base』である.
「ツーリングマップル北海道」の実走調査と写真撮影をやっておられる小原さん経営のカフェ.

その昔は「タイムトンネル」という,オートバイライダー間で非常に有名だったお店を引き継がれたのだ.

Kazchariも昨年,モンキー125で訪問.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

その時にも話に出ていたが「次は冬営業しますよー」という言葉が実現した.素晴らしい.
ここは行かねば失礼である.

ただ直接向かうのは面白くない.
最近お気に入りの雨紛方面,さらには新開や西神楽の山々を散策しながら目指すことにする(ローカルしかわからんな).

いつも同様「100満ボルト」脇の高架道路を走るが,すぐに気づくこのヤバさ.
カッチンコッチンである.
スパイクタイヤゆえ,かろうじてグリップしているが,少しでも気を抜くとリアタイヤ空転,もしくはスリップする.

うむ.実に楽しい.

あらかじめ「ヤバイ」とわかっている危険な路面を攻略するするのはワクワクする.
カーブ曲がっていきなりスリップ,とかはシャレにならんけどな.

ご覧の通り,国道はアスファルト面露出.
SNSでは「(旭川で)オートバイ初乗り!」という投稿も散見された.

OLYMPUS TG-5

さて,Kazchariが走る幹線道路および歩道はこんな感じ.
雪がない.
またしても数週間前に戻ってしまった.

ファットな『Rapha Festive 500』Day5,雪はどこだライド

OLYMPUS TG-5

スパイクピンへの負荷を考慮し,なるべく氷の残る部分をたどる.
やがて...

OLYMPUS TG-5

舗装面が姿を消し,残るはツルツル凍結道路のみ.
慎重に進む.
時にはドロッパーを駆使し,足も使う.

OLYMPUS TG-5

以前より気になっていた「YOKOHAMAタイヤ」のテストコース前着.
曲がるとすぐに登りが始まる.
完全除雪で異様にキレイ.
どこにも進入禁止と書いていない.

行けるところまで登ってみる.

OLYMPUS TG-5

10%超えの坂を登りきると正門.
もちろんそこまで.
Uターンしてダウンヒル.
完全除雪のツルツル路面.
全然スパイクが噛まない.

左側の雪山に足をかけつつ下る.面白え.

元の幹線道路に戻り,さらに西へ.
完全に雪が消滅.

雪面でも氷面でもいいので避難したい.
反対車線に「西神楽パークゴルフ場」の看板を見つける.

夏でも来たことがない.
一直線のヒルクライム道路.
登るぜっ!

OLYMPUS TG-5

...縦轍に前輪を取られ,見事に転倒.
ヤラレタ.

OLYMPUS TG-5

めげずにさらに登る.
8%越えの坂が延々と続く.
路面のテカリ具合,おわかりになるだろうか?

OLYMPUS TG-5

頂上の個人宅で引き返す.
プライベートで,ここまで除雪されたのだろうか? スゲー.

振り返ると...

OLYMPUS TG-5

旭川の街並みがドーンと.

夏はこの先の道もまだまだ続いてそう.
また楽しい道を発見してしまった.

仕方なしに幹線道路に戻る.

OLYMPUS TG-5

中途半端な凍結状態.
それこそ油断すると滑る.こえー.

OLYMPUS TG-5

「バーサーロペット」コース(クロカン)の橋の下をくぐる.
上のコースって走れるのだろうか?
大会の日以外,勝手に進入したら怒られる?

OLYMPUS TG-5

目印となる水質チェック施設(?)
さて,ここからどうする?

時間はまだまだ余裕.

OLYMPUS TG-5

民家が点在しているせいか,これまた除雪がきちんと入っていて走りやすい.
このコースは好きだ.

OLYMPUS TG-5

この辺りの地域をKazchariは勝手に天外魔境と呼んでいる.
冬はそうでもないが,夏になると樹木が鬱蒼と生い茂て,まるでジャングル.
それに,とりあえず舗装しました的なセミ・グラベルである.

と,しばらく進むとまさかの13%越えの激坂ルートが除雪済み!
これは行かねばなるまい.

ちょうど,家を出る前見ていた動画がこれ.

実に刺激的だ.
以前,暗峠も完走しているしスゲーな.
何かのインタビューで「坂はあまりしんどくない」と答えていたのが印象的.
つまり,パワーではなくコツなのか?

OLYMPUS TG-5

と,登って下りたら馴染みの道に到達.
おお,ここにつながっとったんか,ワレー!

確認できたのでスイッチバック.
最高点の景色が良き.

ダウンヒル後のT字路,右方向からまさかのワンボックスが走ってきてびっくり.
お仕事車ですね.すいません.

で,そのクルマが来た方向,つまり人外魔境の最深部を進む.
真冬に除雪道路でここまで森の奥に入れるのは貴重だと思う.

OLYMPUS TG-5

行き止まりなのは知っているので,途中で引き返す.
”街”へ戻る道を選択.

OLYMPUS TG-5

せっかくミニ三脚を持ってきたので自撮り大会.

走行写真を撮ってたら,まさかのクルマが登場.
しかも札幌ナンバー.
Youは何しに,こんな場所へ?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

森を抜けて風景が広がる.
全ての季節が美しい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5 2019年11月撮影

もう少し進んで街を臨む.
少し晴れ間が出てきた.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

川を渡る...ってヤバイよヤバイよ!
ここは,アイススケート場か!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

10mほどは耐えたが,さすがに危険と判断.
写真を撮った後,素直にファットを降りて歩道に上がる.
空気圧を抜けばグリップは上がる...て面倒.

OLYMPUS TG-5

住宅街の中の道もご覧の通り.
危険,危険,注意,注意!
クルマでも絶対ヤバイ.
実はファットバイク最強かも?(そうか)

OLYMPUS TG-5

国道に出て,凍結した歩道を慎重に走る.
そして,ようやく『Hokkaider Base』に到着!

さすがにオートバイの姿は見えない.
クルマで来られた先客(常連さん)が3名ほど.

小原さんに挨拶.
昨年,モンキーで来たことを話すと覚えておられた.

メニューはコーヒー(¥200),もしくはカフェラテ(¥250)の2種.
Kazchariはコーヒーを注文.
残念ながら軽食は提供されていなかったが,お菓子あり.
ありがたい.

OLYMPUS TG-5

で,今回の訪問最大の目的.

「HONDA NX-125」とのご対面である.

OLYMPUS TG-5

もちろん,これはKazchariの所有者ではなく,小原さんのモノ.
完全オーバーホールされて,なんと今でもエンジン始動する(かけてもらった).
いやー何もかもみな懐かしい.

ちなみ背面のモニタではユキヒロ追悼のためYMOのMVが流れていた...(泣)

話によると,この「NX-125」は年間生産台数1500台.しかも1年限定.
うち国内販売されたのは1000台未満にとどまったらしい.
つまり超レア車である.
KazchariのNXも残しておけばよかった...とは言わないが,実に珍しいバイクだったのね.

しかも,近々「NX-125」オーナーズミーティングを開催予定とのこと!
何台集まるのだろう?
面白いのは「AX-1」のオーナーから,「うちの子(AX-1)じゃダメですか?」との問い合わせがあるそうな.
まぁ,横から見れば...ちなみに「NX-650」はアリだそうです.

OLYMPUS TG-5

昔のバイクのカタログを見て盛り上がったり,店の前の線路で撮り鉄してた高校生を呼び込んだりと,色々あって14時半頃,辞去.
あまり遅くなると暗く,冷えてくるのだ.

オートバイ以上に異常なチャリマニアの話をしている間,ファットバイクのキャリアに雪の◯んこを載せられるKazchariであった.

OLYMPUS TG-5

帰路につく.
いつもは下る激坂を登るため,踏切を渡る.

夕刻に近づき,路面のツルツル度もさらにアップ!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ここまで来れば,我が家はすぐそこ.
今日もまた充実した1日を過ごすことができた.

よく晴れた日も,雪の日も,ガッチガッチな日も,ホンマ,ファットバイクは常に楽しい.

来週はいよいよ久々のレース!

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

OLYMPUS TG-5

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

2023/1/14 Sat

ネバギバ.

いただき画像

1/22に開催される『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル

Kazchariは昨年の第1回大会も出場.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

ファット-ソロ男子部門,3位で表彰台ゲット!
なら今年も...と言いたいところだが,残念なことに「ファット」部門と「MTB」部門が統合されてしまった.
こうなると大会上位常連のTさん(セミファット)とFさん(MTB)の独壇場.
さらに,ここにMTBの猛者が食い込む...

うーん,表彰台が遠のく...
ファットが優位なコンディション,つまり深雪だったとしても,パワー負けしそう...いかんいかん,弱気は禁物.

で,その封筒を開封する.

iPhone11 Pro

エントリー開始直後(深夜0時)に申し込んだので,男子ソロ部門,ゼッケン№101.
こいつは縁起がよい(そうなのか?)

昨年同封されていた新コロ検査キットは無し.
参加者リストもQRコード読み込みでネット閲覧する形式になった.

やはりお二人の名前あり.
他にもSTRAVAでフォロー中の猛者の名前も.

うん? 参加者意外に少ない?

まっ,がんばりますか.

何かの記事で読んだけど,自転車趣味は継続が難しいらしい.
「金がかかる」「あちこち痛い」「飽きる」などがその理由.

逆に続けるにはどうするか?

「チャリを買ったら,まずイベントにエントリーする」こと.

確かにそうかもしれん.
かく言うKazchariも,2006年に初ロードを購入したが,その頃はせいぜい100km未満の週末ライド.

OLYMPUS TG-4 / 2006年5月撮影 新車買いたて
OLYMPUS TG-4 / 2006年7月撮影 ウェアがゆるい

2010年の「第1回美瑛センチュリーライド」にエントリーしてから,ようやくチャリ熱が上がった気がする.

いただき画像 / 2010年10月撮影

そして,それを皮切りに道内のグルメライド系イベントに次々参加.
2018年にブルベを始めてからは...金銭感覚,距離感覚とも完全崩壊.

その代償として,超充実した生活と健康なカラダを手に入れた(気がする).

付け加えるなら,STRAVAへの参加も大きい.
自分のこれまでのライド履歴の見える化.
それに仮想ライバルとの競争(セグメント).
他の有名どころのSNSには全く興味ないが(ほぼRead Only),STRAVAはやめられない.

さて,『第1回びえいー』の記事を読むと「上半身の筋力アップが必要」とかなんとか書いている.
その決意は...はい,特に何もしてまへん.

あかんなぁ.
悔しさを力に変える覚悟が足りへんのとちゃうか? Kazchariよ?

すんまへん.明日から本気出します(^^;

※ 結果はこちら ⇒ 第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

iPhone11 Pro

北海道冬の運転~無謀と予防

2023/1/11 Wed

何が起きるかわからない.

昨日,上富良野町にて痛ましい交通事故があった.

北海道を観光中か 出会い頭に衝突 死亡はシンガポール国籍の41歳母と生後4か月の女児 上富良野町

異国での旅行中に家族を亡くす.
これほどの悲劇はなかなかない.
ご冥福をお祈りします.

事故原因は不明だが,乗用車(レンタカー)側に一時停止標識があったことは確からしい.

コメント欄には「南国(シンガポール)の人間が真冬の北海道を運転するなんて無謀」⇒「規制すべき」という意見が多い.

確かに,新コロがやや落ち着き内外問わず観光客が増えた.
道内屈指の観光スポットである美瑛・富良野の丘は「わ」「れ」ナンバーだらけ.
確かに公共交通機関が貧弱な地域はクルマで周るのがベストだろう.
その気持ちはわかる.

しかしながら北海道在住20年近い,つまりそれだけ冬シーズンを体験しているKazchariでも,年に1,2回はヒヤリとする場面がある.
その多くは凍結路でのスリップだ.
止まるはずと思っても止まらない.
幸い事故に至ったことはないが,単に運が良かっただけだろう.

「予測して慎重に運転する」

それしかできることはない.

今回の事故では慣れない冬道走行以外にも「標識の意味を理解していたのか?」という意見もあった.
少し調べてみると驚愕の事実が.
日本の一時停止標識はこれ.

もしくは最近増えてきたのが,外国人向けに「止まれ」の下に「STOP」の追加されたものもある.
これなら守れるはず...というのは楽観しすぎで,実はもう一つ落とし穴があった.

日本以外世界共通!?止まれの道路標識

これは知らなかった.
一時停止標識=八角形という(世界的な)常識があると,日本の逆三角形を即座に正しく認識できないかもしれない.

今後もインバウンドやらなんやらで,外国人観光客を大量に呼び込むつもりなら,否応なく“世界基準”に合わせる必要があるかも.

そんなKazchariは,このブログでも頻繁にアップしているように,冬チャリ愛好者である.

冬の凍結路を走るチャリダーが,一部,いや大多数のドライバーに嫌われていることはわかっている.

冬チャリライダーの言い分

ゆえに,できるだけ迷惑をかけないように心がけている.
まずはコースの選択.

歩道のない国道は走らない.
路肩のない道路を走らざると得ない時は,停車して先に行ってもらう.

やむなく歩道を走る場合も,カウベルの音色によって,歩行者にはできるだけ遠くからチャリの存在に気づいてもらうようにしている(賛否あり).

もちろん,車体にはライト.
リアだけでなくフロント点滅も効果があるという.

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

さらに万全を期すならヘルメットのリアライトと反射ベストも必要.
このあたりはブルベでの経験が役に立つ.

それでも気づかれずに轢かれることもありうるだろうな.
それが怖いからと,冬の間,部屋に閉じこもるのはよろしくない.

新コロまん延を理由に閉じこもってしまった高齢者の「フレイル」が問題になっている.

フレイルとは

さらには雪国の風土病である“冬季うつ”予防にもチャリは最適と思われる.

鬱病には自転車を?

つーことで,北海道に住む以上,冬の活動を支えるクルマやチャリの運転は必須.

さすがに車体の制御が難しすぎるオートバイには乗らない.
無謀とは言わないけど,ご安全に.

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ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

2023/1/8 Sun

まだまだ探究中.

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さて,本日は久しぶりに旭岳クライム.
今冬初.もちろん”ぼっち”だ.

なにやら今朝の最低気温はマイナス16℃を記録.
こんな日にさらに気温を下げる山に登るとは...立派に変態.

まっ,今年の目標は「ヒルクライマーとして覚醒する」やしな(いつの間に?).

つーことでまさか家から自走するわけはなく,ハスラーに積んでいつものデポ地「大雪旭岳源泉」へ.

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前回ここに来た時は大事件発生.

サイコーな天気とサイテーな運~どうしてこうなった?

ある意味リベンジライド.
修理は完了しているものの,験担ぎで同じウェアにはしなかった.

防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット

ただの色違いやけどな.こちらの方が安心・安定.

さて,ここで改めてKazchariの冬チャリウェアを紹介.
厳密にはレース,平地ライド,ヒルクライムと各々装備が異なる.
もちろん本日はヒルクライム.特にダウンヒル時の防寒を考えたヴァージョン.

アウターは既出の「JUNGLEST」製品を長年愛用.
前面防風・防寒,背部は普通のジャージ生地.
一応ケツパッドも付属しているが,パンツに貼り付けるタイプ(まるで巨大なナプキン)なので使用せず.

Goreなどの高級素材ではないので,使用後はネットに入れて普通に洗濯.
価格が安いのが最大のメリット.

一方,止水ファスナーが固くて壊れやすいのが難点(ハズレをひいた?).

次にインナーである.

ヒルクライム時は登り用と下り用で2枚用意.

ファットバイクのリアバッグに入れておく.

ダウンヒル前に着替える.
両者の比較については以下に.

冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」

ミドルはパールイズミのセーター.

これも登りきった後は汗だくなので頂上で着替える.

シューズはワークマンにて¥2,980で買ったウインターシューズ.
起毛ソールを敷いている.
長年使っているが特に問題はない.丈夫.

ポイントはそのシューズの中.
現状4枚重ね.

インナーにはFINETRACK.

その上にAmazonで買ったノーブランドの厚手ソックス.

[Andake] スキーソックス 防寒

こいつを履いたつま先に,これまたワークマンで買ったネオプレン製のトゥカバーとナイロン製のソックスカバーを履く.
念のため,つま先用の使い捨てカイロを持参(登り時は不要).

足の冷えない不思議な足もとカイロ 上からはるつま先(黒)15枚入函

ファットバイクにはハンドルカバーを付けているので,グローブは何でも良い.
汗をかかなければ...という条件つきで.

[PIROXIS] 防寒グローブ

当然,登り時は手も汗をかく.
ゆえに,ダウンヒル前は乾いたグローブに交換する.

できるだけ手を濡らしたくないのでこれを使う.

濡れない=保温効果もあるようなないような...
あまりにも軽いので単体で置いておくと風でとばされて紛失の恐れあり(経験者...).

次にバラクラバ.
先日のライドでダウンヒル時の寒風による鼻の痛みを防ぎたい,と書いた.

ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド

今使っているバラクラバはこれ.

コミネ(KOMINE) バイク用 防寒フェイスマスク フリー 09-016

頭部部分が薄い生地でできていてヘルメットがかぶりやすい.
前回は生地が鼻まで届かない,と書いたが,ちゃんと調整すれば隠すことができた.
ただし,口元や鼻に何の加工もされていないので,息をする度にサングラスが曇る可能性がある.

そこで追加アイテムとして新たに購入したのがこれ.

フェイスカバー 秋冬用

口と鼻にあたところだけがネオプレン製で穴が開いている.
それ怪しげなパーツも.
こいつは期待できそうだ.
ただし,安すぎるのと評価が...
ちょうど出発時に届いたし,とりあえずダウンヒルでお試し!

最後に最重要アイテム.
電熱ベストだ.

[UPERCT] 電熱防寒ベスト

もうこいつに関しては昔から怪しい製品のオンパレードで,「サクラチェッカー」の評価も,そのほとんどが「要注意」.
3年ほど前に買ったKazchariの愛用品も,すでにメーカー消滅(改名?).
現状,特に問題なく使えているが,完全に自己責任の世界.

一つ言えるのは...これがないとマイナス10℃以下で10kmのダウンヒルは無理.

つーことで,以上の装備でGo!

それにしてもなんつー天気や.

OLYMPUS TG-5
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旭岳は最初と最後の坂だけがややキツい(といっても8%ぐらい).
途中に平坦や下りもあったりする.

「カミヒル(十勝岳)」に比べるとはるかに難度は低い.

楽とか楽じゃないとかはさておき,地理的に近いというのもあるが,Kazchariは「旭岳」の方が好み.

ちなみに「カミヒル」の厳冬期クライムは「下りて登る」という方式にしないと詰みます(たぶん).

十勝岳アタックライド!

概ね2kmごとに看板があるのも良い.
まぁ,感覚的に残り距離はわかるようになったけど.

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日陰と日向で景色が様変わり.
登り,つまり左車線はクルマに表面の雪が削られてテカテカのアイスバーン.
スパイクが空転してパワーロス.

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もちろんファットにパワーメーターは付いていない.
ペースは心拍数で管理.
だいたい154bpmは越えないようにする.
160近くになったらペースダウンで,Myハートを落ち着かせる.

うん.いつもよりずいぶん楽だ.

最後の(旧)ビジターセンター前の坂を越えて無事ゴール.
冬期無料の駐車場に飛び込む.

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毎度のことだが,冬にここまで来るとボーダーやらスキーヤー,それにスタッフの方々からめちゃめちゃ声をかけられる.

本日は高齢男性の二人連れから「どこから?」「スパイクなんてあるの?」「この自転車いくら?」というFAQの後,「孫に見せたいから」と記念撮影を申し込まれた.

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いつものルーティンでロープウェイ乗り場周辺を散策.
少し雲がかかってきたが,雪はほとんど降っていない.

そして,オアシスたる(新)ビジターセンターへ.

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まずは汗だくのインナーとミドルのセーターをトイレで着替える.

夏だと神の飲料水たる赤コーラでティーブレイクなのだが,さすがに今日は温かい飲み物が欲しい.
缶コーヒーを買う.
手持ちの補給食からは塩羊羹を.美味い.

かし原 塩羊かん 10本入×15袋

さてしばしの休息後,いよいよダウンヒルへ.
新装備の新フェイスマスクを装着.
さらにいつものバラクラバで二重防御.

結果は...ぐわーっあっちゅう間にサングラスが曇ったぁー!
呼吸用の穴,何の役にも立っていませんでしたぁー!

結局,鼻と口元をオープンにしてスピードが乗ってきたところでマスクを引き上げる...いつもと変わらん.

それでも,鼻を立体裁断でカバーしてくれるのでいつもよりマシなような...そうでないような...

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

もちろん電熱ベストは「Hi」で.
おかげで下半身と上半身は快適...ではなく普通の耐寒フィーリング

今日の問題は指先やったなぁ.
ダウンヒル時は,もう少し厚いグローブか,いっそ電熱(かなり安くなった)が有用かも.

防寒テムレス

電熱グローブ

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スパイクががっちり氷を噛み,安心.

問題は(指の)寒さ.
残りの距離を頭で数えながら下る.

で,無事に下界着.
気持ち気温高め,および日差し回復.

余裕があれば,もう少し周囲を散策...と思ったが,さすがにキツイ.
カラダが硬直&小刻みに震えている.

ファットバイクをハスラーに積み,ヒーター全開.
時,既に14時過ぎ.

当初はこの後「サ活」するつもりだったが,何しろ腹が減った.

そらそうだ.カロリー大消費ライド.

つーことで...

iPhone11 Pro

健康を願う全ての人類の敵「かつや」へ.

美味い.
それにこのコスパの高さ.なぜこれで¥700なのだ!?

まぁ,良い.

今日はいわゆる「何を食べてもゼロカロリー」な日.

そして,防寒対策は奥深い...と再度思い知らされたライドだった.
次回はいつ登ろうか?

ファットなザクザク雪道は辛いけど楽しいライド

2023/1/7 Sat

体感温度マイナス4℃(暖かい).

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自称”天気の神に愛された男”,Kazchari.
しばらくその御利益が怪しくなっていたが,ここ最近また復活.
冒頭写真にあるように今日も快晴である.

とは言え,諸般の事情で出発は午後となった.
クルマ搬送も時間的に不可.
となると...あそこだ!

つーことで,前回行ってその素晴らしさに目覚めた雨紛-共和エリアを再び散策.

ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド

OLYMPUS TG-5

橋の上は相変わらずザクザク.
前回よりはマシか.

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雨紛中学校(休校中).
旭川も子供の数が減って廃校(休校)相次ぐ.
ここも様々な公的行事に使われているようだ.

で,雨紛TTセグメントへ.

OLYMPUS TG-5
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その後,クルマによる圧雪が進んだのか非常に走りやすい.
タイム狙える? いや無理.

前回左折した与党ポスターポイントを過ぎ,次は野党ポスターポイント,そして次は与党ポスターが.
色々と面白い.

そやけど,最近ネット(だけ)で話題のあの件,それにちょっと前の宗教がらみの件.
右も左も思想・信念は所詮口だけ.
全ては金と権力やねんなぁ...

それはさておき,今日もKazchariはチャリを漕ぐ.何が起きても健康第一.

TTゾーンが終わり,住宅街へ.
歩道の除雪が絶妙でファットで走るのにちょうどヨシ.

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今日は霊園のある観音台まで登る.
久々だ.

交差点を曲がると...あれ? 雪がない.

なんとロードヒーティングだった.
理由は厳冬期の墓参りのため?

OLYMPUS TG-5
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前半8%の登り.
まぁ,夏だとガチ踏みするけど,ファットやし(言い訳).

それに,ここまでガチガチ圧雪だとたまにスパイクが空転するし.

で,頂上着.
そのまま霊園への道に(通行禁止ではありません).

先程,お参りのためのロードヒーティングかも,と想像したけど,雪が積もり過ぎて無理では?

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向こうの方に観音様.
夏だと石碑の隣にチャリを置けるのだが.

OLYMPUS TG-5

遠くに旭川の街並み.
騒音防止のため夜間通行禁止の看板.
いや,普通に怖いやろ.

OLYMPUS TG-5
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数年前,この建物の隣にあったホテルが放火で焼失(痕跡あり).
確か悪ガキどもの仕業だったように思う.
霊園の隣にラブホとは...どういう立地? 生と死?

道路を挟んで向かい側に神社もあるし,何かと色々揃った場所である.

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稜線沿いに山の奥へ.
このあたりの道から,かなり怪しくなる.

気温が高く,日当たりが良いせいで雪が半溶け.
驚異のザクザク路面.
チャリがもっとも嫌う縦轍だらけ.
下り場面ではドロッパーを駆使し進む.

OLYMPUS TG-5

このルートの真骨頂.
森林エリアである.
傾きかけた太陽がちょうど良い感じ.

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前回通った道を逆走する形.
見覚えのある十字路で下界に降りる道を選択.
ダウンヒル突入!

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汗をかいた後の長距離ダウンヒルは地獄なのだが,今日は気温高め.
ウェアが凍結してガビガビになることもなかった.

OLYMPUS TG-5

にしても天気ヨシ.
冬ライドに最適な日が続く.

みんなー! 雨紛-共和エリアって,とってもいいところだぞ.早く戻ってこーい!(BGMは月の繭)

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

2023/1/5 Thu

臆病なくらいがちょうどいいのよね.

iPhone11 Pro

世間の風潮なのか,はたまた年齢のせいなのか,オートバイやチャリに乗る時の安全意識が妙に高くなった.
良いことである.

以前は全く気にしなかったオートバイ乗車時の胸部プロテクターや膝・肘パッド.

それにドラレコなど.

一見大胆なように見えて実はカイ・シデンなのである(自分で言う?).

さて冬眠中のオートバイはさておき,チャリっつーかファットバイクによる冬走行の話.

まずというか,必須の装備としてスパイクタイヤ.

OLYMPUS TG-5

ファットバイクを購入して最初の冬は,無謀にもノーマルタイヤで走った.
それゆえ,アイスバーンでこけまくった(特に郊外の一時停止線がヤバイ)
後方のクルマのドライバーさん,ビビらせてすいませんでした.

もちろんテクニック不足やら危険予測が全然できてなかったのが最大の理由だが,スパイク購入の2年目からは実に快適.
たまに縦轍にハンドルとられて転倒するくらい.

次にリア・ライト
これは夏でも点滅して運用中.
冬で視界が悪い時は2灯体制.
増やそうと思えばまだまだ増やせるが,真夜中でない限りさすがに迷惑だろう.

そして,今回,あらたに導入を考えたのがフロントのデイライト運用.
これまでは全く注意を払っていなかったが,先日のホワイトアウトライドで考え直した.

2022年末もチャリ三昧

この時はさすがにフロントライトを点灯した.
前から突っ込まれたらどうしようもない.

けんたさんの実験動画によると,やはりデイライトの点滅モードが最適のようだ.

ブルベ愛好者の常で,自宅にはフロント,リアともライトがごろごろしている.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

ブルベ用ライトについて(リア編)

もちろん点滅機能がついているライトも既に所有しているが,今回,Amazonの新春セールで安くなっていたこいつを購入してみた.

まぁ,セールじゃなくても,定期的な値下げを繰り返している不思議な製品やけどな.
以前から興味はあり,いつかは購入を考えていた.

で,届いたので開封の儀.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

かなり売れている商品なのでご存知の方も多いと思うが,このライトはサイコンマウントとサイコンの間に挟む二階建て運用が標準.

iPhone11 Pro

なんといっても小型・軽量(55g)が素晴らしい.

一方で...やはり暗い.

カタログ上は以下の通り.

ハイ  50ルーメン 約4時間
ミッド 25ルーメン 約6.5時間
ロー  10ルーメン 約13.5時間

警告点滅 160ルーメン 約5.3時間
ラピッド 25ルーメン  約12.5時間
スロー  50ルーメン  約8時間

この性能では夜間走行はもとより,昼のトンネル走行も不安.
つまりメインライトにはなり得ないだろう.

Kazchariも既述の通り,点滅デイ&サブライトとして運用するつもり.

さて,ここからが本題.

現在,ファットバイクに装着中のGarmin純正ステーには下部にもマウントの切り欠きがある.
まずはメインライト(今はLEZYNE1100)をGoProマウントで取り付け,ステーの上部にはRAVEMENとサイコンをのっけた3階建て.

iPhone11 Pro

おおっ,どこぞの宇宙戦艦みたいや.
夜間走行はこれで完璧.
ただし,デコボコ道の振動でステーが折れへんかどうか心配.

次に「RAVEMEN」の上下マウントの特性を活かし...

iPhone11 Pro

ステーを上下ではさむ.

iPhone11 Pro

こっ,これはスタイリッシュ!
通勤を含め,普段のライドはこのスタイルで完璧.

この使い方に気づいた人は少ないのでは?(じこまん)
良い買い物をした.

“みんな大好き”OLIGHTを筆頭に,これまで難のあった中華製ライトの性能向上が著しい(一部かも).
まるで,かつて世界中の市場を席巻した「Made in JAPAN」の大攻勢を見るようだ.

少々複雑な気分ではある.

iPhone11 Pro