2022/10/1 Sat
まさかの.
【PC1:セイコーマート浜益店~PC2:ファミリーマート新十津川店】
PC1では,駐輪場所を指定される.
店からの要望だそうな.
そらそうやろな.
この後も続々と100台近いチャリがやって来るのだ.
AJ-Hokkaidoのスタッフの労力は元より,PCにしていただいているコンビニにも感謝せねば.
だからというわけではないが,スタッフによる通過チェックではなく,補給品を購入するレシートチェックを選択.
買い物とトイレを済ませ,店外に出ると,途中の坂でパスしたクロモリの参加者がおられた.
赤いチャリに見覚えがあったので,声をかけてみる.
Kazchari「もしかして,吹上温泉で会いませんでした?」
クロモリの人「? ええ,確かに吹上には行きましたけど...」
Kazchari「あの時,オートバイ(モンキー)で,400ブルベの応援に行った者です」
クロモリの人「ああ,覚えてますよ」
Kazchari「やっぱり! 自転車で覚えてました!」
ブログ記事にはしていなかったが,地元開催の「BRM827北の国から400」の参加者を応援すべく,スタート地点と翌朝のクライマックスである吹上温泉に出迎えに行ったのだ.
クロモリの人(Picaさん?),400ブルベの途中なのにフルオープンの露天風呂に入るという,なかなかの猛者である.
PikaCycling
Kazchariの「天気の神に愛されている」自慢をして「今日は絶対振りません」宣言で,笑いを取る.
滞在5分ほどで出発.
来た道を少し戻って,海岸沿いとはお別れ,国道451号で山岳コースに入る.
事前に注意されていたが,この後PC2までの50kmほどは補給地点がない.
とは言え,これまでのブルベやプライベートでも何度か走っているルートである.
どういう道かはだいたい覚えている.
現在,Domaneに積んでいるのは,セイコマで買ったミニあんぱん,ジェル,水.それにサイクルポーチに忍ばせているジェルと塩タブ,棒ようかんぐらいか.なんとかなるでしょう.あまり暑くもないし.
しばらく走ると正面に漫画みたいな,具体的には「ギャートルズ」に出てきそうな円錐型の山が見えてくる.
黄金(こがね)山というらしい.
文字通り,かつては金が採掘されていたらしい.
黄金山|遠くからでもわかる黄金富士!アトラクション感ある登山に挑戦
見た目よりもずっと登りやすく,楽しい山だそうな.
まるで難易度高めのアスレチック.
うむ.またしても行きたい場所が増えた.
登山嫌いの息子を誘ってみるか!(なんで?)
海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)
さて,ブルベの続き.
激坂などはないものの,地味にアップダウン.
交通量が極端に少ない山間の道.
延々と同じ風景が続く,これもまた北海道的な道.
やがて道道との分岐点に到着.
おっ,何だか懐かしいぞ.
ここから新十津川まで重複期間に入る.
コースマップ通り,結構な距離.
なぜ,このようなコース設定なのか?
後で理解した.
同時に,ここからしばらくは懐かしの「1300」のコースをなぞる形となる.
TC1だった「吉野公園」も通る.
「記念写真でも」と思ったが,今回とは微妙にコースが異なり遠回りになってしまう.
その後もアップダウンを繰り返す.
そろそろPC2のある新十津川の市街地が早く見えてこないか,と思う頃...アクシデント発生.
持病である右腸脛靭帯炎が発動してしまったのだ.
「トカプチ400」では200km近く走ってから痛みが出てきた.
Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その1)
今回はまだ100kmも走っておらんぞ!
「トカプチ」では休憩時,膝を曲げると激痛.
しかしボルタレンを塗布し,漕ぎ出すと痛みが消失.
かろうじて完走することができた.後半が平坦コースだったことも大きいが.
【第2類医薬品】ボルタレンEXゲル 25g ※セルフメディケーション税制対象商品 ×2
今回は逆.
走行中が痛く,止まると消える.なぜ?
これはマズイ.
ボルタレンこそ持参しているが,「1300」の時に超役に立った「テーピング」はないぞ.
原晋監督推奨 ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm 2個パック ベージュ スポーツ
うーむ.200kmだからと完全にナメてた.
とは言え,DNFするような我慢できない痛みではないので続行.
直線の長い下りを終え,新十津川市内に突入する.
【PC2:ファミリーマート新十津川店~TC:青山中央地区案内所まで】
少し通り過ぎてしまったが,無事,PCのファミリーマートを発見.
”ファミマ”は旭川市民にあまり馴染みがないのだ.
Kazchariの到着と同時に,先頭の方がちょうど出発.
先程のPC1と同じ状況.
もはや追いかける気力は全くないので,ここで昼食にする.
ブルベ飯の定番,スパゲティ,バナナ,コーラセットを購入.
外で食べる.
無補給区間用に,エナジージェルをフロントポーチに突っ込む.
しばらくすると後続の方も到着.
店に入った後,なかなか出て来ないなぁ...と思っていたら,このファミマ,珍しくイートインを開放.
中で座って食べておられた.
スマートやな.どう考えても.
PC1で話したPicaさんも到着.
Kazchariと同時出発だったが,隣の食堂に入っていかれた.
本ブルベはグルメが難しいと言われていたが,こんな所に店があったとは.
うん.これもスマートやな.
さて,重複区間なので反対車線を次々と参加者が通る.
挨拶を交わす.
おお,これは懐かしの「宗谷600」の夜間ベル鳴らし合い区間と同じではないか.
この後に続く丘陵区間でも同じ状況.
手を上げて挨拶.
うん?
これはもしかして,往復区間で行われる「Paris-Brest-Paris;PBP」をオマージュしているのだろうか?
Kazchariは走ったことはないが,往復コースゆえ,常に反対車線のランドヌールとすれ違うことになるらしい.
さすが道内第一回開催ブルベと同コースである.
この長い長い重複区間にこのような意図があったとは...(ただの妄想です).
往復コースに付きものだが,ゴールまでの状況がわかっている分,体感時間は短く,あっという間に分岐点に着いた.
ここから青山ダム方面に南下していくことになる.
右膝の痛みは...あまり変わらない.
残り60kmほど.まぁ,ゴールまで大丈夫でしょう.
ただし,アベレージはかなり落ちたため,後続の方に追い抜かれてしまった.
7時出発組で現在3番手となった(レースではありません).
これまた何度か走っている道道○号.
こちらからだとやや登り基調か.
青山ダムを越えて,通過チェック到着.
【TC:青山中央地区案内書~PC3:セブンイレブン石狩当別末広店】
ここはクイズチェック.
値段だけ調べて,すぐに出発することを考えていたが,珍しく自販機のそばにゴミ箱が設置してある.
「せっかくなら」とクイズの対象となっているDr.Pepperを購入.
サイクルポーチに残しておいた「ミニあんぱん」ともども補給.
さて,残りまだ40km...いや,もう40kmしか走れません!
TCを出発し,しばらくするといくつもの橋をつなぐコースとなる.
天気も良いし,実に美しい.
これ,後半のハイライトやな.
ダムに関しては良くない話もあるようだが…
青山ダムと当別ダムによる河川荒廃と危惧される当別活断層の存在
「また紅葉時期にモンキーで来てみよう」と感慨に浸りつつ,カーブを曲がると...
向かって右側にイエローの大型ツアラーバイク(BMW?)が停車.
なぜか車体と同色のやたらに大きい“看板”を背負っている.
何かのオブジェ?かと思い通り過ぎると,左手に前面カウルがボロボロに割れて転倒した黒いバイクが1台.
そして歩道には革ジャンを枕にして横たわるライダー.
そばに立つ人は電話をかけている.
事故だ.
あくまで推測だが,右側の黄色いバイクに,黒いバイクが後ろから突っ込んだのだろう.
オブジェに見えたのは,バイク後部のトランクが押しつぶされた成れの果て.
カーブ前のブレーキングミス?
やはりマスツーリングは怖い.
前方から救急車のサイレンが聞こえてきた.
ライダーが無事であることを祈る...(※この日,ニュースとしては取り上げられず)
当別の町に入る.
PC3が見えてくる.
【PC3:セブンイレブン石狩当別末広店~ゴール:石狩市観光センター「ゆめぽーと」】
最後の補給.
夕方近くになっても気温はあまり下がらない.
アイスクリームを買い,レシートをGet.
しばらくして7時20分出発組の”T夫さん”が早くも到着.
しっかり上下半袖.
さすがAJ,ランドヌール開催のほぼすべてのブルベに出走している猛者中の猛者である.
軽く会話をかわし,いよいよラスト20Kmである.
「もう楽勝ッショ」と思いきや,なんと向かい風基調.
全然ペースが上がらない.
幸い右膝の痛みは悪化せず.
スタート時に渡った新石狩大橋が見えてきた.
交通量が非常に多く,かつ路肩スペースがほとんどない.
往路時は歩道走行が推奨されているほどである.
このまま左車線を走るか,それとも反対車線に渡り右側の歩道を走るか...
ライトを全点灯して左側をそのまま走ることにした.
轢かれませんように...と祈りながら.
無事渡り終える.
もうゴールはすぐそこである.
ゴール.だいたい8時間半ほどか.
前回の「ファットな旭川200」で11時間だった.
やはりロードは速くて楽(あたり前).いやホンマ,グッと踏んだらスーっと進む.
腸脛靭帯炎の再発だけは想定外だったけど.
次回のブルベでは,たとえ200kmでもテーピングしよ.
ファットなBRM911旭川200km(その1)
それにしても「GARMIN Edge1040」のバッテリーは相変わらずスゴイ.
200km走って9%しか減っていない.
GARMIN(ガーミン)Edge 1040 ソーラー充電対応モデル(Solar) / ソーラー充電非対応モデル(セット品有)【日本正規品】
ゴール受付を済ませ,記念メダルをしっかりGet.
2個目である.
うれしいことに「いちご大福」のプレゼント.
ブルベ腹に染みる.
これで2022年度のブルベは全て終了.
「400」「1300」「200」「200」の計4本.
すんげーいびつ.
来年はSR取りたいね.
いずれにせよ「400記念ブルベ」には出てみたい.
噂の逆打ち「トカプチ400」は勘弁やけど...
つーことで,車内で着替えた後は,もちろん「番屋の湯」でサ活.
日曜夕方ということで,結構な混み具合だったが,いい蒸しかげんでした.