長距離サイクリングへのいざない~ブルベの紹介

2023/8/3 Thu

一応仕事

職場が発行しているメルマガへの執筆依頼があった.
各社員が夢中になっているモノや趣味について紹介するという企画である.

となると,Kazchariが書くべきネタは当然チャリ.
特にインパクトのある「ブルベ」に関して書くことにした.

全然知識や興味のない人にブルベの変...いや楽しさを紹介する.
以下,その草案である.


【長距離サイクリングへのいざない~ブルベの紹介】

2022年8月撮影

Kazchariです.
今回は長年の趣味であるサイクリング,中でも超長距離競技である「ブルベ」について紹介したいと思います.

サイクリングに,みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか.
スポーツ自転車に乗って,快晴のもと,口笛吹きながら川沿いや高原をのんびりと漕ぎ,おしゃれなカフェでランチタイム...でしょうか.

ブルベはこれと真逆です.

ブルベはフランス語で“認定”という意味です.
これは「特定の日に,あらかじめ決められたコースを制限時間内に完走した」と“認定”されることからきています.基本的に雨でも強風でも開催されます.
順位はつけません.時間内に完走さえできれば,誰もが“認定”されます.

これだけだと,ゆるいイベントのように思われるかもしれませんが,そう甘くありません.
まずブルベの最短距離は200kmです.制限時間は13時間半.
時速に換算すると15km/hになりますが,これには信号待ちや休憩時間も含まれます.
参考までに,以前参加した200kmブルベはこんなコースでした.

https://randonneurssapporo.net/2022brm911asahikawa200/より

PCとはチェックポイント.
そこでコンビニのレシートを入手したり,クイズに答える必要があります.
これらがルート通りに走ったという証拠になるわけです.

普通の人が自転車で200km走ることは通常ありえません.
しかもサポートも回収もありません.途中でパンクしようが,疲れて走れなくなっても自力でなんとかしなければなりません.

先程述べた通り,ブルベは最短距離が200kmです.
その上に300km,400km,600km,1000kmのブルベが用意されています(それ以上の距離も).

400km以上になると夜間走行が必須となります.
Kazchariが最近参加した400kmブルベはこんなルートでした.

http://sappwind.sakura.ne.jp/23c/pg170.htmlより

帯広を起点に北は三国峠,南は大樹町までを8の字で走って400km.
もはや,自転車どころかクルマでも躊躇する距離です.

では,ブルベには屈強な体力を持つ超人しか参加できないのでしょうか.
そんなことはありません.
レースではないので各自のペースで走りきれば良いのです.
つまり,絶対的な体力よりも,ペース配分やトラブル時の対応力があるかどうかの方が重要です.
実際70歳を越えても600kmブルベを涼しい顔で完走される方も多数おられます.

サイクリングは「カラダに優しく健康に良い生涯スポーツ」と言われています.
そこに自己マネジメント能力が加わる超長距離イベント「ブルベ」.
全国,全世界で開催されています.みなさんもいかがでしょうか.
ゴール時は半端ない達成感が得られるでしょう.

ちなみに,Kazchariの最長ブルベは1300km.

http://sappwind.sakura.ne.jp/pg251.htmlより

4泊5日,105時間の旅でした.楽しかったです.


うむ.
薦めているのか単に自慢しているのか,よくわからん文章になったぞ.

あっ,ブルベ民を見分ける方法を書くのを忘れてた.

それは反射素材の蛍光ベスト.
参加者は着用を義務付けされている.

[TRIWONDER] ランニングバッグ ランニング リュック マラソン ハイドレーションバッグ

夜間ならともかく,日中からこれを付け,1人ないしは集団で走っているチャリダーは99%ブルベ民.
そして「どこから来たの」「どこへ行くの」と尋ねると,とんでもなく離れている土地の名を出すなら,それはブルベ中の人です.

ブルベのすべて 単行本(ソフトカバー)

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその4

2023/7/22 Sat

帰還.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

PC2セブンイレブン大樹西本通店にて.
時刻は18:48.残り約70km.
そろそろ日没である.

スタート時同様,ライトを点灯.

メインライトは「BONTRAGER Ion800」
長年使っているが,バッテリー全然へたらんな.
良い製品だ.

サブライトは「LEZYNE 1100i」
下の1つ前のモデル?

レザイン (LEZYNE) Y13 LITE DRIVE ライトドライブ Max 1000ルーメン 2LED

サブと言っても,こちらの方が光量あり.
おまけに横並びの2LEDで広角照射可能.

ヘルメットライトは「CATEYE HL-EL145」

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン 前照灯 JIS規格 800カンデラ HL-EL145

単3電池2本で少々重いが,持続時間が長い.

以上の3本が夜間走行時のレギュラーメンバーである.

リアは「CATEYE OMNI5」を点灯モードへ.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5 リア用

機能的には問題ないのだが,走行中に振動で蓋が外れるケースが多い...らしいので電池を入れたらテープで仮止めしている.

ヘルメットのリアライトは点滅モードの「Bikeguy」

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト

「さぁ,行くか」とチャリにまたがる.
ペダルをはめて一漕ぎ...くっ...やはり右膝が痛い.

だが,耐えられないほどではない.
DNFはないな.
なんとかゴールまでは保ちそうな気がする.
そう,全てはトレーニングなのだ.

ここからは中札内へ向けて北上する.
すっかり馴染みのあるルート.
路肩も比較的広く,それほど荒れていなかったはず.

陽が落ちて交通量もぐっと減った.

単純計算で残り3時間ほどあればゴールできるはず.
ライトのバッテリー容量も気にする必要はない.
贅沢にフロントライトを2本とも点ける.
こ,これは,さすがに明るい.

とは言え,夜道を安全に走れているのは運でしかない.

ホンマ,あの時,なんてこたない田舎道で,なんでコケたのか今でも不思議.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

KazchariのDOMANEは,バーエンドに小型のバックミラーを装着している.

ビーム (The Beam) ドロップバー用サイドミラー 国際特許 CORKY [コーキー] バーエンドミラー

言うまでもなく,後方確認に非常に役立っているのだが,その真価は昼より夜にある.
後方から迫るクルマのヘッドライトに気づきやすいのだ.
ゆえに,無理に荒れた路肩を走らなくても,本線を走りやすくなる.
これは非常にありがたい.

忠類の道の駅付近で左折.
このブルベでおそらく最後のアップダウンエリアを走る.
ここは高速道路と並走している.

日が落ちて気温が低下,それに追い風基調も相まって快走が続く.
国道に戻ると,あっという間に中札内の市内へ.
昨年だと,右折してまたまた田舎道へ入ったように思うが,今回は直進.
そう,ひたすら直進.
迷うことのないコース設定に変更されていた.

街灯が全くない道へ曲がる.
道を照らすのはKazchariのライトのみ.
振り向くと,白装束の100KmBBAが出現しそうな田舎道...この緊張感と恐怖感,最高だ(変態だ).

iPhone11 Pro

帯広に向かっているはずなのに,交通量が非常に少ない道をひたすら進むと,やがて通過チェックF清川交差点(373.km地点)に到着.

iPhone11 Pro

これまた凝ったクイズ.
意外に気づきにくい場所にある.
さぁ,残り30kmだ.

しばらく走ると帯広市内に入る.
札幌発のブルベのように信号峠が気になるところだが...全然マシだった.

さて,ここからゴール時間の計算に入る.
風呂に行けるか行けないかの瀬戸際.

昨日入った「やよい乃湯」は22時半が最終受付.
このペースだとゴールには21時半着.
受付して,チャリを積んで施設に向かうと...間に合うかどうかギリギリ.

とかなんとか考えながら走っていると,正にその「やよい乃湯」の横を通過した.
さすがに”今”入るわけにはいかん.

で,なんだかんだで道の駅「おとふけ」着.つまりゴールである.

受付に向かう前に,ライトアップされた「OTOFUKE」オブジェの前で記念撮影.いつライトが消えるかわからん.

iPhone11 Pro

写真を撮っていると,後続のランドヌール1名がゴール.
おお,ギリギリ追いつかれててんな.

で,受付へ向かう.
安堵感が半端ない.

iPhone11 Pro

記録としては「18時間56分」.
まぁ,獲得標高とこの膝の痛みを鑑みるに,なかなか良いタイムっつーか,ほぼ予測通りの時間.

そして最大の目的は...

iPhone11 Pro

この記念メダル!

お金を出しても手に入りません.
完走しないと手に入りません.
今日のこの400ブルベじゃないと手に入りません.

DNFしなくて良かった...

iPhone11 Pro

さて,時間的に「やよい乃湯」は諦めたKazchariだが,風呂の話題になって「ホーノマイなら開いてますよ.23時まで受け付けのはずです」との情報が!
なんたるグッドニュース!
今からでも十分間に合う.
慌ててクルマに戻り,DOMANEを適当に積み込む.

iPhone11 Pro

2.5km先の「ホーノマイ」こと「鳳乃舞」には22時45分頃着.
市内共通料金なのか,ここも¥480!
それに,いわゆるフィンランド式サウナあり.
ホンマ,この地域は入浴施設のレベルが高い.

膝の痛みをゆっくり癒す...って暖めたらアカンやん!(サウナ優先)

iPhone11 Pro

残念ながら23時半で閉館.
最後の客になったKazchariも,♪蛍の光ととともに追い出される.

道の駅「おとふけ」に戻り,前日にも停めたバスターミナル側の駐車場へ.

一旦,DOMANEを降ろして寝床を整える.
もうすぐ0時.
Kazchariの長い長い一日が終わろうとしている.

さすがに...今夜は...よく眠れそ...zzz

iPhone11 Pro 400の夢

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

2023/7/22 Sat

山は終わりですよね?

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

さて,本ブルベも残り半分200km.
断面図上は一部気になるデコボコがあるが,基本超ド平坦コースである.
腸脛靭帯炎再発により,右膝に痛みを抱えるKazchariとしてはありがたい.

後半も前半と同様,昨年とは周り方が逆となる.
ただしコースは少し変更されている.

道の駅「おとふけ」を出てしばらくすると,温泉ホテル鳳乃舞が見えてきた.

あー,ここのことか.
昨年のゴール時刻は深夜1時過ぎだった.
さすがにこの時間に開いている温泉施設はない.
その時,スタッフさんから「ホーノマイなら朝6時からやってますよ」と教えてもらった.

「ホーノマイ?」(字面が全く思いつかず)

結局その日は開くまで待たず,徹夜のまま帰路についた(途中で仮眠).

ふむふむ.夜は何時まで開いているのだろう?
残りのペース次第では閉館まで間に合う?

と,まぁゴール後のお楽しみに期待しつつペダルを回す.

十勝川温泉を通過.
これまでのブルベでも何度か通った.
高級っぽい旅館が多い印象.
ついつい「インバウンド向け?」と思ってしまう.

最近こんな記事を読んだ.

日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

そやな.
日本(経済)の凋落を見るようで寂しい話やけど,Kazchari自身も新コロ前はあれだけあった海外旅行熱がすっかり冷めてしまっている.
あまりに費用がかかりすぎるのだ.

結局は収入(娯楽費)をどう分配するのかの問題やけどな.
今は”チャリに乗るのが何より楽しい.

池田町と言えばワイン.
ぶどう畑の隣を通る.

iPhone11 Pro

昨年の「トカプチ400」では深夜走行のこの道.
全く記憶に残ってない.
やがて通過チェックD「ローソン池田利別店」(226.6km地点)到着.

iPhone11 Pro

昨年は確か23時頃着.
空腹と寒さでたまらずカレーヌードルを食べた記憶がある.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

一方,本日は...暑い!(当たり前)
ちょうど太陽がほぼ真上.
日陰が全くない.

通過チェックだが,レシート確認式なので買い物要.
「水」「オレンジシュース」そして「ガリガリ君」をGet!

食べ終わる頃,突然Pikaさんが現れた.

「絶対,日陰の方がいいですよ~」

なんと,ローソンの裏側は陰になっていたらしい.
うむ.気づかなかった.

Kazchariは昨年も出走しているので,この先のコース情報に関して,少し言葉を交わす.

Pikaさん先行.
しばらくしてKazchariも出発.
記憶が確かならば,この後は陽を遮るものが何もない河川敷を淡々と走るはず.
ゆえに水分補給を十分に.

そして要注意なのが,この...

iPhone11 Pro

バンプ!
かろうじて中心だけ抜いてあるのだが,昨年は暗闇の中,いきなりこんな障害物が出てきたのでびびった!
(実際に別の日のブルベで転倒者がいた)

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その2

20km近い,ひたすら長~い河川敷をゾンビ走法.
困ったことに向かい風.全然ペースが上がらん.

苦行が終わり,国道との合流地点でPikaさんが休憩中.

この後しばらくは,交通量がやたらに多く,道の状況も決して良くない.
トレインを組むどころではなく,Pikaさんとしばらく追い抜かれたり,追いついたりを繰り返しつつ距離を稼ぐ.

にしても,この区間の路肩は,その半分が眠気覚ましのバンプ加工がされていて,走りにくいことこの上なし!
チャリのことも考えてほしい...って,もしかしてここは正式な「トカプチ」ルートからは外れている?

で,なんだかんだで,本ブルベ後半の目玉「昆布刈石道」への分岐点に到達!

iPhone11 Pro

Kazchariにとっても思い出深い.
「オホーツク1300」時には向こうから走ってきたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

で,ここを右折すると...

iPhone11 Pro

通過チェックE「昆布刈石分岐」(269.6km地点).

少々凝ったクイズっつーか,現地に行かないと絶対にわからんな.

さて,ここからは風光明媚な昆布刈石海岸を走っていく.
まだまだ明るいし,海がキレイだ.
止まるのがもったいなくて,踏み込んでしまった(膝の痛みは?)

さて,さっきの通過チェックからナウマン国道を通り,大樹町に入るまではコンビニ不毛地帯.
これは先の「オホーツク1300」でも痛感していた.
しかあし,補給可能っつーか自販機だけはかろうじて存在する.

その一つがここ,出口商店だぁ!(どこ?)

iPhone11 Pro

張り紙によると店そのものは2年前に廃業.
自販機だけが機能している.
なんとcoke-onが使える.
「ファンタプレミアレモン」を購入.
うーん,昨年飲みたおした「プレミアオレンジ」が恋しい.

それはともかく休憩後再スタート.

アップダウンを繰り返すナウマン国道を(できるだけ)爆走.

そうなのだ.

この道はクマ出没多発地帯.
つい先日も目撃情報があり,キャンプ場が一時閉鎖された.

出走前のブリーフィングでも注意喚起,および熊鈴のレンタルも提案された.

てなわけでできるだけ日没前に通り抜けたかったこの道.
無事「晩成温泉」(の入り口)着.
ここまで来たら人が住む街はもうすぐ(のハズ).

iPhone11 Pro

相変わらずの向かい風の中,大樹町へ.

PC2「セブンイレブン大樹西本通店」(332.4km)に着いた.

ペダルからピンディングを外し,地面に足をつくと...ぐわぉぉぉ~! 右膝に激痛ゥ!
ヤバイヤバイ.残り70kmかぁ...なんとか耐えれるだろうか?

とりあえず腹も減ったので夕食.

iPhone11 Pro

食料を抱えて店の外に出ると,AJHのFさんが立っていた.
クルマでコースを逆走しつつ,参加者を応援中だそうな.

去り際に「もうちょっとですよ.がんばって~」と言われたが,70kmが”もうちょっと”感覚なのがブルベっぽい.

さてと.
膝の痛みは波紋でやわらげつつ,”もうちょっと”回してみますか.

iPhone11 Pro

※ その4へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

2023/7/22 Sat

暑さとの戦い.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

三国峠からはこれまで何度も下った経験がある.
不思議なことに,リアルよりも想像で下る方がずっと怖い.

想像の中では,路面の穴ぼこにタイヤを取られたり,イマジナリーな鹿や熊が道路脇から飛び出してくるのだ.

つい先日もTVのスタッフが番組撮影中に熊に遭遇している.

つーことで,下りが超ニガテなKazchariはここでもおっかなびっくり.
まぁ,例の事故がまだまだ尾を引いているのは間違いない.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

対向車線では,これから峠を目指してヒルクライム中のランドヌールの姿がチラホラ.
手をあげて互いに挨拶をかわす.
ブルベの往復ルートは,これが楽しい.

さて,糠平温泉街着
今年は馴染みがあるなぁ,ここ.

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

もちろん自販機の位置も把握済み.

iPhone11 Pro

補給食の常連,セイコマの「ミニ・ジャムパン」「リアルゴールド」で補給.
ダウンヒルで涼んだはずなのだが,むっちゃ暑い.
冷たい飲み物が本当にありがたい.

後続のランドヌールが一台追い抜いて行った.
さぁ,そろそろ出発しますか.

ちょうど2週間前に,モンキー125で走ったばかり.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

そうか,あの距離(残り300kmほど)を,今度はチャリで走るのか.
ホンマにブルベは変〇イベント.

「旭川400」ではないので,芽室方面へは左折せず,上士幌を目指して直進.

この時点で走行時間は約5時間.
起床後7時間は走っていることになる.
体内時計的には怪しいが,日常であれば昼食の時間である.

iPhone11 Pro

上士幌町到着.

右側にいつぞやのブルベにて,PCとして使われていたセブンイレブンが見える.
ちょうど,参加者のチャリも休憩中だった.

このセブン,新コロ以降はゴミ箱を撤去.
かつ,引き取りもしてくれないコンビニとして有名.

確かに三国峠越えの最後のコンビニで,観光客の利用も多いと思われる.
ゆえにゴミの引取りをしたくないという気持ちもわかるが...せめて購入者のゴミは引き取ってほしいものだ(そういう店もある)

国道を離れて見慣れぬコースへ.

凸凹だったアスファルトがやや平らに.
やや追い風だったこともあり,下ハン持ってポジション変更ケツ圧を逃がす.
肝心の右膝の鈍痛は続く.うーむ.

やがて,通過チェックC,中士幌神社着(179.5km地点)

iPhone11 Pro

ここのクイズもわかりやすい.
さぁ,ここまできたら前半の山岳パートはほぼ終了.

空腹も限界に近づいてきた頃,音更の市街地に到着.
何か見覚えがあるなぁ,と思っていたら,昨日も使ったセイコマじゃぁあーりませんか!

iPhone11 Pro

ホットシェフありの店なので「親子丼」を購入.
あまりの日差しに日陰に移動.
少々行儀が悪いが座り込んで食べる.美味し.

iPhone11 Pro

ブルベ完走の秘訣は,長時間走行による身体各部の痛みを,できるだけ引き起こさないこと.
これが第一条件なのは言うまでもないが,次に大事なのは胃の調子だろう.
水分補給も必須だが,何より固形物が食えなくなったらヤバイ.

20分ほどの休憩後,再スタート.

中間地点の道の駅「おとふけ」は入り方が少々ややこしいが,無事に帰ってきた.

ここはPC1の有人チェックポイント(199.7km地点)でもある.

スタッフさんと話しながら,残りのコース状況を再確認.
400ブルベの制限時間は27時間.
早朝から深夜までの対応,ご苦労様です.
もう残り200kmしか走れませんが,がんばります.

この「トカプチ400」の何が良いって,途中で自分のクルマに戻れること.
つまり装備の変更ができるのだ.

Kazchariもハスラーに,この陽気では絶対に不要であろうレインウェアとレッグウォーマーをおいていく.
その代わりに補給食と水を補充.

汗だくのジャージも着替えようかと思ったが,この日差しでは無意味.
このままで行く.

iPhone11 Pro

念のため,スマホ(iPhone11 Pro)のバッテリーを確認すると...なんと残り40%!
なんてこった.パンナコッタ.

小型のモバイルバッテリーをつないで,充電しながら走ろう.

写真をわりと撮っているせいもあるけど,最近はバッテリーの減りが激しい.
そろそろ限界かなぁ...

一応「iPhone15」への買い替えを狙っているが,発売はまだ先の話.
これからもサイクルイベント目白押しやし,本体のバッテリー交換が現実味を帯びてきた.¥7,980か.

SmartClear イオンモール旭川西店

そして,後半戦に備えてドーピング...ではなくて禁断の薬「ロキソニン」に手を出す.
もちろん胃薬も添えて.

⇒ その3へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

2023/7/22 Sat

冴えるアタマ.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:89%,体感温度:16 ℃,風速:2.4 km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

20時に横になったものの,期待に違わず...寝つき悪し.
8cmのマットですらも自重によって,ちょうど臀部が沈み込む.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それがやや気になってしまった.

そして...想像以上に蒸し暑かった.
寝る直前は割と涼しいかなぁ,と思っていたが...甘かったな.
自分の体温で車内を温めてしまうようだ.
扇風機を用意すべきだったか.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh ミニ USB 携帯

まどろみの中,何度か目が覚める.
最終的にアラームをセットした午前1時にヴァイブレーションが起動.
飛び起きる.

ADESSO(アデッソ) 目覚まし時計 振動 デジタル ブルブルクラッシュ ダブルアラーム バックライト スヌーズ機能付き ホワイト MY-106

もちろん,外は真っ暗である.

iPhone11 Pro

寝起きの頭痛もなく,体調も悪くない.
実は昨日は朝からノドに違和感があった.
のど飴をなめて,回復を図ったのだが変化なし.

「やべぇ,もしやコ...いや,風邪?」

そんな心配を払拭してくれたのは,サウナだった.
やはり帯広のサウナはあなどれん(2回目).

本ブログでも,開設以来たびたび書いてきた頸部や肩のコリの件.
民間のマッサージやら電気器具,胸郭バンドなどの対処方法を紹介してきたが,結局は「サウナ」「筋トレ」に勝る治療法はない,と今は結論.
詳細は後日まとめる予定.

隣の「道の駅」に移動.
ブルベ参加者の指定駐車場に停める.

DOMANEのセッティング開始.
出発前に悩んだサドルのチョイスだが,結局はノーマルのSpecializedのパワーサドルのままで行くことにした.

革サドルはやはり重い.
今回は前半の山岳を考慮して軽量化優先で.

サドルバッグもオルトリープの小型.
少し悩んでモンベルの小型レインジャケットも入れとく.
いざという時の防寒具にもなるしな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

ブルベも長年走っているので,装備が安定してきた.

時は深夜2時.
車中泊の方も多かろう.
朝食のパンをほおばりながら,できるだけ静かに作業する.

周囲にも徐々にランドヌールも集まってきた.

iPhone11 Pro

2時半少し前に受付開始.
今回はPCよりも通過チェックの方が多い.
クイズの答えはネット検索ではわからないものにするそうな.

iPhone11 Pro

ブリーフィング後,午前3時少し前に車検,そして400kmの旅のスタートである.
さすがに昨年のような新聞社の取材はない.そらそうだ.

愛用の「Garmin etrex」の電源を入れ,今日のコースを呼び出す...つもりだったのだが,データ名の設定がおかしかったのか,履歴からなかなか探しだせない.
いろいろ操作しているうちに,Kazchari以外のほとんどの人が出発してしまった.

あせる.

ここまで遅れるのは初かも.
「落ち着け」と最初から操作をやりなおす.
ようやく今日のブルベのコースが表示された.

さぁ,行きますか.

夜明けはまだ.
スタート直後からの夜間走行は新鮮.
ライトが路面を照らす.

道の駅を出て,しばらくは国道を進むことになる.
少し踏んで先行車に追いつき,単独走行を避ける.

300kmを越えるような長距離ライドの場合,重いギアを踏み続けると持病の腸脛靭帯炎が発症するかもしれん.
身体が温まるまで,軽めのギアで速度控えめに走る(逆にこれが失敗の元?).

田舎道に入る.
徐々にペース,つまり自分を”気持ちくしてくれる”速度まで上げる.

暗闇の中,いくつかの小集団を追い抜く.
道の駅「しかおい」を通過する頃,ライトをオフに.
少しガスってきたか.

iPhone11 Pro

トイレに行きたくなった.
ちょうど道の駅「うりまく」に差し掛かる.

「誰か人が立ってるなぁ」と軽く会釈.

あれ? 何か顔に見覚えが...

iPhone11 Pro

なんと,昨年のグラベル・ツアーでお世話になったTさんだった.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いやはや,すんごい偶然.
本当はこの400ブルベにも参加したかったが,所用で断念.
代わりに早朝から参加者に声援を送ることにしたそうな.

そのTさんに見送られて再スタート.
これから峠三昧なのだ.

まずは白樺峠へ.

やはり,ノーマルサドルは軽い.
この長ーい坂も(割と)楽に登れる.
後から思うに,負荷は少ないものの回し過ぎていたかもしれん...

iPhone11 Pro

ダウンヒルすると,そこは然別湖.
こちらから登るのは3年ぶり.

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

そして,ここは通過チェックポイントA(53.2km地点)
クイズに答える.
マンホールの図案,みんな同じやんなぁ?

それにしても冷える.
さすが標高810m.

iPhone11 Pro
Phone11 Pro

さて,お次は幌鹿峠
こちらからの登攀はそれほど斜度がきつくなかったはず.

湖脇の細い周回道路で,見覚えのある赤いクロモリが...
最近ブルベでよくご一緒するPikaCyclingさんだった.

今年のPBPに参加されるとのこと.スゴ.
本日のブルベ,この後もPikaさんとは,要所要所でご一緒することになる.

iPhone11 Pro

朝焼けに照らされた「幌鹿峠」看板が新鮮.

さて,ここからはご褒美のダウンヒル.
相変わらずおっかなびっくりで遅いけどな.

糠平温泉まで下りると三国峠へ向かう国道につながる.
この時点で後続のランドヌール3人ほどに追いつかれる(T。T)

しばらく先行するが,なんとなく右膝外側に違和感が...
ま,まさかヤツが...ヤツが戻ってきたのか!
そう,腸脛靭帯炎がまさかの再発!?

こいつには昨年の「トカプチ」でも非常に苦しめられた.
痛みがピークに達した時,残り距離は150km.
いやぁ,絶望のデス・ライドやったな.
ただし,この時は走り出してしばらくすると痛みがマシになった.
それでなんとか乗り越えた.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

しかあし,今回はまだ80kmほど.
総走行距離の1/4もこなしていない.
初の「DNF」の文字が頭をよぎる.

いや,ここで諦めるのはもったいないっつーか,ここでリタイヤしてもどうしようもない.
ここは本業のリハ専門職の知識を使って応急処置を行うこととする.

とりあえず防災センターにピットイン.

iPhone11 Pro

消炎鎮痛剤を塗布した後,「オホーツク1300」で効果実証済みのテーピングを実施.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

まぁ,あの時は痛みが出る前に処置したけどな.
今回も念のために予防しとけばよかった.
前回の「きのこの山300」では全く問題なかったので完全に油断してたなぁ.

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さぁ,これで走り出せば痛みが消える...はず.
あれ? あんまり変わらん! なぜだぁ~!

それでも,なんとかペダルを回せたので,三国峠を目指して進む進む.

「なぜやめない?」

心の中のKazchariがささやく.

「痛みは電気信号に過ぎない」「全てはトレーニング」

と,もう一人のKazchariもささやく.

勾配が徐々に上がる.
もはやタイムアタックなんぞを考える余裕はない.

ギアは軽すぎても重すぎてもダメ.
ダンシングすると痛みが強くなるので,基本シッティング.
するとケツが痛くなる.

対向車線をトップランドヌールが3人ほど,高速で下っていく.速っ.

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それでもペダルを回せば進む.
例の橋に到着.
まだ記念写真を撮る余裕はあったようだ(ブロガーの宿命).

で,ついに通過チェックB(107.1km地点)「三国峠」着.
よくやったKazchari.

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AJHのHさんのお出迎え.
クイズの答えをチェックする.

この後も,昨年味わった地獄の「幌鹿峠ー糠平スタート」登坂はない.
さほど暑くなる前に,今回のブルベのピークを越えることができた.
この安堵感よ.
右膝の痛みはあるが,完走できそうな気がしてきた.

さぁ,下りますか.

⇒(その2)へ続く.

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https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

2023/7/21 Fri

勝利の鍵は車中泊.

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ナショナルサイクリングルート「トカプチ400」をなぞるブルベに参加.
昨年に続き2年連続である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

そもそもこのルート,常識的に1日で走破する距離ではない.
そんな酔狂なことをするのはブルベ人だけである.

昨年開催と比べ,いくつか変更点がある.

1)周り方が逆

8の字ルートで前半山岳,後半平坦は変わらないが,反時計周りだったのが時計回りになった.
結果,昨年のような「三国峠往復してからの幌鹿峠」という地獄のようなルート設定は回避された.

2)「朝駆」の名の通り3時スタート

通常のブルベより3~4時間出発が早い.
日中の走行時間が増えた.
昨年の夜間走行で見れなかった景色が拝める.

3)一部コース変更

丘陵から海が臨める昆布刈石線が追加.
そしてミスコースしやすい最後の夜間(中札内付近)がやたらに直線.

全体的には難易度は下がったように思えるが,個人的に心配なのは3時スタートというかつて経験したことのない出発時間.
普段から割と規則正しい生活をしているKazchari,体内時計の調整は可能なのだろうか?(伏線)

作戦として,ブルベ前日の金曜日昼過ぎには帯広/音更in.
温泉施設でまったりし,夕食&できるだけ滞在.
スタート地点の道の駅「おとふけ」に移動し,車中泊という計画を立てた.

有給を取って,午前中はDOMANEの洗車と整備.
後輪のブレーキシューがかなり減っているが,400kmぐらいなら保つだろう(雨だとヤバイ).

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夜間走行必須装備として,車体のフロントライトは2灯+ヘッドライト.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

リアライトは車体に4つ,バッグに1つ,ヘルメットに1つ.

ブルベ用ライトについて(リア編)

リアはやや過重装備.
電気系はいつトラブルが起こるかわからない.
クルマによる追突も怖いので,これくらい慎重に.

久々の本格的な車中泊である.
DOMANEは前後輪とも外して運転席後ろにコンパクトに収納.
空いた助手席側に寝場所を作る.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

WAQ RELAXING CAMP PILLOW waq-rcp1 キャンプまくら 車中泊 ウレタン インフレータブル 枕

ライト(ランタン)も大事.

OLIGHT(オーライト) Olantern Classic 2 Pro ledランタン USB充電式 キャンプランタン

まぁ,熟睡の成否は夜間の気温次第だが.

午前の準備中も,気温はぐいぐいと上昇してすっかり汗だく.
出発前に一度シャワーを浴びる.

旭川を11時前に出て,”みんな大好き”山部のセイコマで小休止.

写真で見切れているVWビートル
本州ナンバーのようだが,休憩中エンジンルームの扉を開けて冷却中だった.
面倒だが,それもまたイイ...ねんやろな.

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問題なく狩勝峠をクリアして,予定通り15時過ぎに帯広の天然温泉やよい乃湯着.

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なんと大人¥480である.
安い.
もちろんホンモノ温泉.

そしてお楽しみのサウナは...超暑かった.
「高温サウナ」「フィンランド式サウナ」に分かれている.
1セット目は「高温」に.
室内の温度計は95℃を指していたが,数字にだまされてはイカン.
なぜか異常に暑く,とてもじゃないが10分は無理.
自主的に7分にした.

もちろん露天風呂あり.
この季節は外気浴が心地よい.

2,3セット目は「フィンランド式」にした.
何をもって”フィンランド”なのかはよくわからんが,やたらに部屋が暗く,もちろんテレビもない.
静かに時々オートロウリュ.

うん.
こちらの方がKazchariには適温.雰囲気も良い.

サウナ後も露天風呂でまったりと.
結局,3時間ほど滞在してしまった.

そして食事も...

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ラーメンセット¥1,180(組み合わせはいろいろ選択可).美味し.
いやいや,ここの温泉あなどれん.
めったに来ないものの,帯広の入浴施設は全般にレベルが高い印象.

何々,22時半まで入館可とな?
うまくいけば,明日の完走後,その時間に間に合うか.

ただし,残念なことに「ごろ寝スペース」が狭い.
さすがに閉館ギリギリまで,この施設に滞在する計画は無理がありそう.

つーことで,19時頃には道の駅「おとふけ」に向かう.
途中のセイコマで明日の朝食を購入.
もちろんアルコール,コーヒー,コーラといった刺激物は避ける.
眠れなくなると困るのだ.

最初は道の駅のブルベ参加者指定の場所に停めたが,国道に面しているため騒音が気になる.

そこで,隣接している長距離バスターミナルに移動.
ここまで自家用車で来て,バスに乗り換える客用の駐車場があるのだ.
ようするに無人車が多く,国道から離れているため静か.
我ながら良いチョイスである.

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マット,枕,寝袋などをセッテイング.
寝る気満々である.
まだ20時やけどな(写真だと明るい).

目覚ましは午前1時にセット.
それでもたった5時間の睡眠か.

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各窓用のシェイドも用意してあるが,愛用のアイマスクと耳栓で「精神と時の部屋」へトリップ.

明日のブルベの成功を祈って,つるかめつるかめ(誤用)

⇒ (その1)へ

Kazchari家,西へ

2023/7/15 Sat – 18 Tue

帰郷.

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身内の突然の不幸により,大阪に行くことになった.
6年ぶりの帰郷である.

先行したヨメさんを除き,子供と3人(大人2+子供1)でJALを利用.
旭川-羽田-伊丹の往復で,なんと25万円.
さすがの正規運賃.

思えば飛行機を利用するのも4年ぶり.
チェックインを始め,色々な手続きが無人化されていたのが新鮮.

機内にてKindle本を読んでいるとあっという間に羽田着.
フードコートにてコスパの悪いインスタントなカツカレーを食べ,伊丹行きに搭乗.
さらにあっという間に到着.
出口にて,クルマによる送迎を頼んでいた大阪在住の妹と合流する.

建物から駐車場まで少し歩いたのだが...なんじゃぁ! この暑さは!

確実に35℃は越えてそう.
これほどの暑さを体感したのは,カイロもしくは,メキシコの内陸部(チアパス州)以来か.

湿気もすさまじく,少し歩いただけで汗だくとなる.
いくら温暖化が進んでいるとはいえ,大阪って昔からこんなんだっけ?
北の大地に住むようになって幾年月.体質が変わってしまったのかもしれない.

通夜-葬儀の2日間は滞りなく終了.
故人に哀悼の意を表するとともに,近いうちに自分も“おくられる立場”になることをあらためて意識.

「いつかやりたいこと」の「いつか」は永遠にやってこない.
すぐ取り掛かること.

滞在中も日中に町中を歩く機会があったが,文字通り命の危険を感じる暑さ.

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当然ながら旭川に比べ,人もクルマも建物も異常に多い.

3階建ての家がテトリスのごとく,スキマなく詰め込まれている.
結果,風通しがめちゃめちゃ悪い.
さらにエアコンの室外機からの熱風によって,狭い道がさらに温められている.

どう見ても一方通行にすべき道をクルマが(一応)譲り合いながら,スレスレの間隔で走り回っている.
そのわずかなスキマを縫ってスクーターが蛇行(誇大な表現).

さらには左右前後からのチャリ・アタックも.
車道に下りたり歩道に上がったりで自由自在.ルールもマナーも有って無きがごとし.

ザ・カオス.
娘と二人「我々はいつの間にか異世界に転生したのかもしれぬ」と互いに頷く.

せっかくのオートバイ趣味もチャリ趣味もここでは宝の持ち腐れ.
よくもまぁ,30年以上も住んでたなぁ.

唯一の美点?
あー,なんか自販機のジュースが安いっすね.
¥80とか¥100のがやたらにある.
これだけ暑いと薄利多売でも儲かるんやろなぁ.

つーことで,久々の帰省だったが,ふるさとを懐かしむ気持ち,ましてや戻りたいという気持ちは全くわかなかった.

室生犀星の詩に,

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

がある(小景異情-その二).

このフレーズは非常に有名.

単純に解釈すると「望郷の詩」だろう.
だが,この詩には続きがある.

「よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

異土(東京/都会)で乞食になったとしても,ふるさと(金沢)は帰るところではないと決めているとのこと.
ようするに,ダイレクトに「金沢嫌い!」なのだ.
犀星さん,金沢に良い思い出がないそうな.

ふるさとは遠きにありて思ふもの…室生犀星「小景異情」

ふむふむ.
Kazchariの場合,室生犀星とは逆に,故郷の方が都会となる.
それに,別に大阪で何かやらかして放逐されてしまったわけではない.
ゆえに嫌いでもない.

ちなみに静岡の沼津に約3年,ジャマイカ(の田舎)にも2年ほど住んだが,二度と戻りたいと思わない.

そやけど,北海道(旭川)は別.
この超快適ライフを満喫してしまうと...
明らかに生活の質が上がったしぃ.
春夏秋冬,全てが楽しく,そして美しい.

18日,15時頃,旭川空港に(無事)帰還.

出発時の大阪の気温は35℃
旭川空港前の電光掲示板の気温は...23℃

ここはパライソ
親子3人で万歳三唱した.

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上の写真は,帰りのモノレールの車窓から.
陸上部に所属していた高校時代.この塔を見ながらひたすら走っていた.
遠きにありて思ふだけにしよう.

夏はチャリイベントが目白押し!

2023/7/14 Fri

今年の夏もチャリ活が忙しい

チャリを趣味にして以来,週末が待ち遠しくて仕方がない.
逆に荒天だとこの世の終わりぐらい落ち込んでしまう.
ジャンキーか.

さて,いよいよ本格的な夏がやってきた北海道.
その週末に有給をちょい足しして,遠征に出かけませう.

残念ながら,のっぴきならない事情により,明日からの3連休はライドできなくなってしまったが,その翌週からはイベント目白押し.

昨日のうちに,エントリーや参加連絡を済ませた.

まずはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)

本日,公式より出走ガイド,キューシート,受付確認が発表された.
参加者はなんと50名.
昨年より多いのでは?

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

もちろん出走ガイドも読み込む.
昨年も苦労というか,迷ってしまったのが道の駅「おとふけ」への出入り.
北方面からの帰り(PC1)時は要注意.

昨年との最大の違いは出発時間.
初の3時スタートである.
現状,かねてからの計画通り,近くの温泉施設にて昼寝して体力温存するつもり.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

もしくは,夕方には温泉を出て,道の駅で寝る?
どっちが寝やすいのだろうか?

昨年もこの時期に道の駅「しかおい」で車中泊したが,暑くて眠れなかったという苦い経験が...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いや,暑さだけではなかったな.
ハスラーの車中泊用シートアレンジも大失敗.
助手席と後席の間の段差がひどかった.

今回はネット情報を駆使.
本気で車中泊の快適化に取り組む.

まず導入したのがこれ.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh

こいつが不要なぐらい涼しいと良いのだが.

シートも助手席のバックレストを後ろに倒す方法にし,さらにこいつを購入.

この上にエアマットで完璧...のはず.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm

チャリはやはり最強ブルベマシン,DOMANEを選択(※個人の意見です).

問題はサドル.
昨年までは,300km以上のブルベでは革サドルを使っていた.
もちろんケツ痛対策である.

Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル

先月の『きのこの山300』は山岳キツ目だったこともあり,通常サドル(Specialized POWERサドル)で出走.ケツ問題生じず.
軽量化によるクライムへの貢献度,疲労度の軽減に役立ったと思われる.

BRM610きのこの山300km(その0)

昨年の『トカプチ400』は革サドルで出走.
確かにゴールまでケツは快適だったが,重量増による登りのキツさと膝への負担のせいか,250kmあたりから腸脛靭帯炎を発症してしまった.
手持ちの抗炎症剤を塗布するものの,休憩後の漕ぎ出し時は,声が出るほどの痛み.
DNFが頭をよぎった(なんとか完走).

その反省を踏まえ,続く『オホーツク1300』でも,革サドルを使ったものの,痛みが出る前にテーピング.
結果,腸脛靭帯炎は発症しなかった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

以上を踏まえると,少なくとも前半200kmの山岳(幌鹿-三国峠)パートでは通常サドル.
ここで問題が生じた場合は,PC1こと道の駅「おとふけ」にてサドルチェンジ,という作戦でどうだろう.面倒くさいので何もしなさそうやけど.

うん? 雨が降ったら? もちろんDNS.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

その翌週は旭川にあるサイクルショップ,吉田輪業さんの「吉田会サイクリング」に初参加の予定.
Kazchariにしてはめずらしくグループライド...いや最近はそうでもないか.
途中で平坦or山コースに分かれるとのこと.もちろん後者!
走行後の焼肉パーティ.これにひかれた.
さて,どのチャリで行くかな(吉輪で買ったファットちゃうん?)

さらにさらに,その翌週は初の夜間ブルベ2023BRM805前田サマーナイト200にもエントリー.

こちらのブルベも当日朝に家を出て,いつもの定宿『万葉の湯 ふとみ銘泉』にてサ活
リラックスルームにて仮眠して,21時の出走に備えるという計画.

現在,蟠渓温泉の花火大会とかぶるらしくルート見直し中らしい.
花火をバックに映える写真が...撮れる?

翌日曜日のニセコHANAZONOヒルクライムも考えたんやけどな.
「55歳以上」というカテゴリーがあるので,入賞の可能性があったしぃ(甘い)
ただねぇ...エントリーフィーが¥7,000
時間も短いし.コスパがねぇ...
最近ブルベばっかり走っているKazchariにはハードルが高い.

と言いつつ,9/23-24のPANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023にはしっかりエントリー.

もちろん走るのは「EXTRA LONG COURSE」(120~130km,グラベル率55%以上,獲得標高2500m)である.
早期申込割引で¥14,949.
高いが安い!(たぶん)

もちろんチャリはCannondale Topstone!

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

ここを走るために買ったようなモノ.
現状,もちろん”ぼっち”エントリー.

パンクトラブルが心配だが,やはりチューブレスにした方がええんかなぁ...まだ考える時間はある.

もう1つの懸念事項は宿.
もはや日本の中の外国ーニセコ.
ホテル代が高い.
つーことでキャンプもしくは車中泊を考えている.
ヒ素が含まれているという蘭越の水柱被害も気になるけどな.

開催日が前後するが『ニセコグラベル』の前にはブルベ3本に出走予定.
うち2本はエントリー済.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠/2023

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖/2023

後者は『オホーツク1300』と一部コースがかぶるが,前者の『知床300』,つまり知床峠をチャリで登るのは初.
言うなれば500ブルベ.
楽しみである...そやけどクマ,出―へんやろな.

この2本のブルベはAJ-H名物「パラダイスウィーク」に組み込まれている.

ゆえにお祭り的な側面もあって,11日には集合地点である「北見自然休養村センター」にて焼肉パーティ,12日は名物のゴール後「おつカレー」,13日にも交流会が開かれる.
中2本しか出ないKazchariも11日の焼肉パーティにちゃっかり参加.

そう,ありがたいことに,北見自然休養村センターは宿泊もでき,予約済みなのだ.この時期の宿は混む&高いので助かる.

そして9月にはBRM902北海道200km釧路が開催される.
こいつには有給チョイ足しして,ブルベ外で道東を少し走ってみたいな.

以上,チャリ三昧(予定)の夏でした.
油断するとGWの二の舞に...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

道内のみなさまも,道外のみなさまも,ご安全にいい旅を.

EMONDAな天人峡足湯ライド

2023/7/8 Sat

ナツガキタ

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曇り.温度:25 ℃,湿度:72%,体感温度:26 ℃,風速:2.8 km/時,風向:SSW

例年に比べ,少し涼しいように感じていた近頃の旭川.

だがしかし.

とうとう本格的な暑い夏到来.
エアコンのないKazcahri家ではしばらくの間,我慢の日が続く.

外ライドも辛くなる.
STRAVAのデータでは25℃? ぜってーウソだ.

さて,本日のタイムリミットは14時まで.
さぁ,どこに出かけますか?(行くんかい)
やはり涼を求めて山方面だな.

なんだかんだで9時過ぎ出発.
今日はEMONDAな気分.
戸惑いも迷いも捨て,風を切って走るのだ.

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定点観測ポイント.
夏やな.

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忠別ダム湖の親水広場.
湖上に小さく映るのはSUP(Stand Up Paddleboard)を楽しむ人.
Kazchariも以前,西表島で乗ったことがある.

他にもカヌーの準備をしている人もいた.
このダム湖は特に許可なく,誰でもウォータースポーツを楽しめるようだ.

うん.欲しいぞ,SUPかカヌー.楽しく涼しそう.

CalmMax インフレータブル スタンドアップパドルボード サップボード SUP 長320cm 幅80cm 厚15cm 耐荷重量150kg

エクスプローラー K2 カヤック 312cm×91cm×51cm

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いつもの湧水公園で水補給.美味し.

なんとここにも外国人観光客の方たちが多数.
ここから旭岳に行くのだろうか.

で,Kazchariはと言えば,時間と暑さを考慮して旭岳クライムは本日パス.
代わりに向かったのが...

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「天人峡!」って,タイトルでネタばれしてるやん.

先月のチャリイベントでも通った道.
ゴールまで微妙に登り続ける.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

道路わきにちょこちょこ現れるのが「クマ注意」の看板.
今年はホンマに多い.

余談だが,最近話題となった「朱鞠内湖ヒグマ襲撃事件」

【朱鞠内湖釣り人死亡事件】”人喰いヒグマ”に命を奪われた被害者の父が明かす「後悔と息子の最期」

この事件に関する考察サイトがたくさんアップロードされている.

その中で最も興味深かったのが「亜成獣」という言葉.

母クマから離れたばかりで2~4歳程度,ヒトで言うなら思春期真っ盛り.
好奇心旺盛で怖いもの知らず.
むしろクマ鈴の音色に引き寄せられてしまうそうな.
結果,人を襲ってしまうのではないか...との考察.

体長も150cmほどなので成人男性同等か,やや小さい.
なんとか勝てそうな...いや,ちゃんと刺激せずに逃げましょう.

クマスプレーなぁ...高いねんあれ.

フロンティアーズマン・熊撃退スプレー

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長いトンネルを抜けると,柱状節理が現れる.
なんだかんだで見ごたえある場所だ.

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最後のトンネルを出て到着.
駐車場のクルマが多くて意外.
てっきりみんなで足湯につかっているのかと思いきや,どうやらここにクルマを置いて,「羽衣の滝」まで歩いていくようだ.

で,Kazchariはシューズとソックスを脱いで湯に足をつける.
うん.冬の方が気持ちよい.

ファットな冬の天人峡ライド~ぽかぽか

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30分ほど,ボーっと.
時折,足湯を見に来る人もいるが,湯につかる人はいなかった.
まぁ,汗臭いおっさんが,ぼっちの呆け顔で佇んでたしな.

さて戻りますか.

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トンネルを抜けた後に広がるこの景色が好きだ.
廃墟ホテルの取り壊しも決まり,滝へのアクセスがよくなれば,かつての活気を取り戻すか,天人峡?

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写真は撮らなかったが「ユイの壁」を越える.
しばらく続く直線道路で「ツール・ド・フランスなひまわり畑(小規模)」を発見.成長が待たれる.

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往路と同じルートは面白くないので,クルマの通行が少ないウラルートを選択.

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踏切で電車に遭遇.
ついつい撮影.

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最近,個人的ホットスポットの千代ヶ岡.
ゲストハウスやらカフェやらのツーリスト向け施設が次々にオープンし,何か東南アジアのバックパッカー街のような雰囲気が漂ってきた.
そんな中...

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なぜか民家の軒先にキッチンカー.
ちょうどカロリーを消費しまくってハラが減っていたので「ザンギ」を注文.
3つで¥500.割と高級.
”ちゃんと”作っているので,できるまで12分ほど待つ.

キッチンカー周辺には自販機もないため,ザンギを受け取り隣のセイコマまで移動.

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おにぎり2個とバースデークーポンでセイコマブランドのエナジードリンクをget.
さすがの揚げたてザンギは美味.もう少し量が欲しいところ.

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帰路の街道は植えられたラベンダー真っ盛り.
夏だねぇ.

15時からは息子の習い事の送迎.
気温はまだ高く,車中で待つのは地獄.
ならばと,近くのイオンまで時間をつぶしに行くことに.

何の気なしに玩具売り場でガンプラチェック.
なななんと! プレミア物である『HG ガンダムバルバトスルプスレクス』(長い)が置いてあるじゃぁあーりませんか!

HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトスルプスレクス

ついでに隣にあった『ククルスドアン版のガンキャノン』も持ってレジへ.
家電量販店や模型専門店よりも穴場かもしれん.

つーことで,まだ時間はある.
最近再開したらしいイオン株主優待サービスの1つ,ラウンジを利用してみることにした.

いやいや,新コロ前に比べて,まぁなんと使い勝手の悪いっつーか,入室までの手続きが面倒くさい.

- 30分単位の予約制
- 最大利用時間も30分(1日1回,月5回まで)
- 利用は2名まで(子供連れだと厳しい)
- ドリンクも一人一杯(一本)
- 菓子類の提供なし

正直,これらの改悪のおかげで土曜日にもかかわらず利用者が少なかった気もする.
これ,今の新コロ状況がさらに収まっても,このシステム,継続するんやろか?

まぁ,ぶちぶち言ってもしゃあない.
ルールはルールなので従いますか.
イオン株は優良なので手放す気もないしな.

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さて,時間になったので息子をピックアップ.
『バルバトスルプスレクス』を息子に思いっきり自慢したら,「くれくれ」とうるさい.絶対にやらん(大人気ゼロ).

さて,明日は早起きして,ちょっと特殊なツーリング.
モンキー125の出撃である.

熱帯夜だが眠れるか...

ヒルクラ大会前の練習と道内穴場キャンプ(その2)

2023/6/25 Sun

健康な生活

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晴れ.温度:27 ℃,湿度:47%,体感温度:27 ℃,風速:4.9 km/時,風向:NW

キャンプ初日はたいてい熟睡できない.
慣れるまで2泊は必要.
昨夜は21時に横になったものの,まどろみの中,4時前には動き出す.

あれ?

7時間睡眠?
いつもより寝てるかも.
ただし横に寝ている息子に蹴飛ばされた記憶もある.

暑くもなし,寒くもなし.
ちょうどいい気温.

昨日も思ったのだが,このキャンプ場,虫があまりいない(ゼロではない).
羽虫系よりも,地面から飛んでスネあたりをかじるノミ系の方がやっかいなのだが,そいつらもいない.

おまけに,芝なのに夜露べったりもない.
タープが多少結露するぐらい.

季節のせいかな?
ちょっとないくらい快適な環境である.

もちろん既に外は明るい.
息子も起きてきた.
ショートスリーパーは遺伝するのか.

ショートスリーパーとベジタリアン

階段を下りてトイレへ.

自販機でブラックの缶コーヒーを2本購入.
コーヒーミル,フィルターなどは持参していたのだが,情けないことに豆を忘れた.
この缶コーヒーを沸かして飲むことにする.

チェアに座り景色を堪能.
ホンマにロケーションが素晴らしい.

ちなみにここエルム高原家族旅行村キャンプ場は通年オープン,つまり冬キャン可能な場所としても有名.
アクセスも便利だし,温泉も近いし,料金も安いしで冬キャンデビューに最適.
おっと,これは...

同僚とその息子も起きてきた.
なんでもかんでもホットプレートな「焼きそばパン」およびバナナの朝飯.

プレイリストから「朝の音楽」的な曲を選択.
今回始めて使用するこのスピーカーなかなか良い.

JBL CLIP4 Bluetoothスピーカー USB C充電/IP67防塵防水/パッシブラジエーター搭載/ポータブル/2021年モデル オレンジ JBLCLIP4ORG

本来チャリに装着して音楽を流し,クマよけに使うつもり用.

ただしぃ...食器洗いのために炊事場に行ってテントに戻ると...

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インスタントラーメンの中身がカラスにヤラれた.
これで2回目である.ウキーッ!

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まったりとした時間を過ごし,7時過ぎには撤収作業を開始.
なんと8時半には,全てのギアをハスラーに積み込んでしまった.
一晩過ごしたものの,ほとんどデイキャンのような早業.

「もう帰るの?」という不満げな息子の声を無視し帰宅の途につく.

こんなに天気が良いのだ.
早く家に帰ってチャリに乗りたい ← ワガママ.

つーことで,あっという間に今年初のキャンプ終了.
紅葉の秋だけでなく,真冬にも来たくなる穴場でした.
おすすめです.

さて,昼前には家に戻る.
ギアを片付け,干すものを干す,洗うものは洗い,息子に昼飯を食べさせ,早速ライドへ.
もちろん,今日もEMONDA

気温は30℃近い.
今年一番の暑さだろう.

半袖半パンなので日焼け止めを塗る.
昭和基準だと,黒い方がかっこいいっちゃあかっこいいが,疲労感が増してしまう.
何より肌のダメージ⇒皮膚がんリスクが怖いしな.
健康第一.

日焼け止め アグレッシブデザイン トップアスリート サンプロテクト ファイター 62g

向かうは涼しい所=標高が高い...と言えば時間もちょうど良いし,久々に旭岳を登ろう.
セグメントのゴールであるロープウェイ乗り場はさぞかし涼しいに違いない.

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サイクリングロードを通って東川へ.
ジャングルである.

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ついこないだのイベントで走ったのと同じルート.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

前回はグラベル.今回は軽量ロード.
アウター縛りで少し踏んでみる.
ラスボスは旭岳なので抑え気味に.

さほど無理せずのんびりと湧水公園着.
水を補給.

不思議なことに,これほど天気が良いのに,サイクリストに全然会わない.
いや,天気が良すぎて暑いのか.

で,ここから登攀開始.

旭岳は十勝岳のようにずっと登り,というわけではなく,二区間ほど平坦or下りポイントがある.ここで踏み倒してタイムを稼ぐ.

引き足とダンシングを適度に入れ,脚の疲労を防ぐ.

心なしかいつもよりペダルが軽い気がする.

ハァハァ,ゼイゼイとロープウェイ乗り場到着.

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自己ベストに次ぐタイム(約15秒遅れ).

ただしベスト時はふもと(湧水公園)にクルマデポ,および軽量化したDOMANEで登ったと思われる.

今回は自宅から自走.
特に軽量化にこだわったわけではないので割りと重い.
やはりEMONDAの登攀能力は高い...ということか.

うわ,週末の機材選択,悩むなぁ...

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』にエントリー!~坂バカ宣言

さて,ビジターセンターで神の飲み物(赤コーラ)を堪能.

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下りますか.
確かにふもとに比べれば涼しいが,それほどでもない.
このまま半袖ジャージでもいけそうだったが,新兵器のミニ・ジレを投入.

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Morethan サイクリングウィンドブレーカー ベスト ノースリーブ ショート丈 メンズ WVP-030

丈がやたら短い=コンパクトという,夏場のヒルクライム⇒ダウンヒルに最適という触れ込み.
デザイン性は皆無だが,そのアイデアがベネ.

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旧ビジターセンター.
近いうち取り壊されそうな雰囲気.
お世話になりました.

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いつもの「旭岳温泉」モニュメント.
さすがに雪はない.

下り続ける.
いつも思うが,よくこんな道,登ってきてるな.
ホンマ,ヒルクライマーってアホやと思います(ホメ言葉)

元々ダウンヒルが苦手な上に,例の落車事故以来,路面状況に敏感なKazchari.
ディスクブレーキをキーキー鳴らしながら下る.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

北海道の場合,夏と冬の寒暖差が激しいためアスファルトにぽっかり穴が開いていることがる.
それに加え不快なのが段差.
一定間隔で「ゴツン,ゴツン」と来る.

特にEMONDAのようなサスなしで硬いフレームだとなおさら.
(それと真逆なのがTopstone

振動だけならまだしも,とうとう機材に実害が...

そう,サイコンマウントである.

「かっこいいから」とネットの海を探し回って入手した「K-edge」
海外通販(Bike-inn)で購入したものの,むこうの手配ミスで,なぜか「水中マスク」が送られてきて,そのクレーム対応やらなんやらで大幅にストレスを感じた.

海外通販でトラブル!

ようやく手に入れて,EMONDAに取り付けたものの,段差の振動でジョイントがサイコンとライトとベルの重さに負けて,垂れ下がってしまう.

重すぎるのだろうか?

プロが使っているものだからと選んだのだが,そもそもプロはレース中,サイコンしかつけてない.

一方,一般人はサイコンの他,(なぜか)金属性のGoProマウントライトとベルも装着という,明らかに重量過多.

垂れ下がりの修正を諦め,いつもの橋の上で状況をチェック.

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なんてこったパンナコッタ.
2つあるネジのうち,片方が振動で取れてなくなっているじゃぁあーりませんか.
こらあかんわ.

iPhone11 Pro

時刻をみると16時前.
クランカーさん,何時までやってたっけ?

つーことで,遠回りのライドを諦めてクランカーさんを目指すことに.
そうそう,ミニ・ジレ,役に立つ.

ここからは下り基調.
ダムを越えてサイクリングロードを走り,17時前には店についた.

ちょうど,他のお客さんの納車中.
白地にメタリックレッドの「X-Caliber」か.
かっこええな.

で,ご主人に相談.
「K-edge」の保持性がイマイチ信用ならんので,BONTRAGERのブレンダーシステムへの変更を相談.

Blendr システム

残念ながら店頭在庫になく,取り寄せになってしまった.
どうやらエアロハンドルも種類ごとに対応品が異なるらしい.

その入荷待ちの間,サイコン垂れ下がり応急処置として,4mmネジをつけてもらう.
少々大きめなものの,六角穴のサイズが大きくなり,がっちりホールド.

うん?

これでいいやん.

帰宅して工具箱にストックしている手持ちのネジから適合するモノを探す.
おお,少々デカいけどぴったりやん.

iPhone11 Pro

元々のネジがあまりにヤワだったということか.

つーことで,EMONDA尽くしの三日間.
その間,キャンプに行ったりとやたら充実した週末だった.

Di2の充電切れだったり,今回のサイコンステーの緩みとか変なトラブルもあったけどな.

夏らしくなってきた北海道.

なんだかんだで次回ブルベはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)に参戦決定.エントリー完了!