そして雪が降る

2020/11/4 Wed

ウインターシーズンの開幕(チャリの).

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旭川市内に初雪が降った.
いよいよ今年もチャリの新たなステージが始まる.

毎年のことやけど,根雪になるのはまだまだ先.
晴れればロードでも走れる日があろう.
それでもやってくるファット+スパイクの日々.
楽しみである.

それにしても一気に寒くなったなぁ.
わずかな距離の通勤タイムだが,ダウンジャケットを引っ張り出し,前シーズンでも大活躍のヒートベスト着用.
これええわぁ.

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さすがに本格的なライドだと暑くて使えないと思われる.
しかし,通勤などの低負荷だと丁度良い.
あったかい.

先日,近所で中学生3人が下校中クルマにはねられるという事故があった.
うち一人が頭蓋骨骨折の大けがという痛ましい状況.
場所も知っている.
Kazchariもチャリでよく通る道なので他人事ではない.
日中,夜間を問わず後方ライトを点滅させているのだが,歩行時も何らかの発光体の着用が必要かもしれんな.

と,このニュースを聞いた直後,Kazchari家でも事件発生.

昨日,アホ息子が17時を過ぎても帰宅しなかった.
雨も降っており,既に外は真っ暗.
行き先も告げずチャリで出かけたまま.

まさかの誘拐? 交通事故?

などとよからぬ想像をしながら雨の中を捜索したが,全然見つからず.

事態を知ったヨメさんが心当たりのある息子の友達の家に電話すると…いた.
アホ息子曰く,雨が降って来たのでその子の家で“時間を忘れて”遊んでいたとのこと.

まぁ,一安心.

ヨメさんはもちろん大激怒で,アホ息子がフルボッコされたのは言うまでもない.
Kazchari的には,”男の子あるある”なので仕方ないかとも思うが…
一応注意したけど,またやるやろな.

先ほどの交通事故の記事と同じ画面では,こんな逮捕案件がリンクされていた.

「かゆかったから出していた」路上に止めた車内で”下半身”露出…白昼60代女性目撃し通報 68歳男否認

詳細は不明だが,びっくりしたのはこれで逮捕されるということ.
自家用車内で裸になるのがダメとなると,ブルベ前後の着替えもまずい?

レーパンを履いたり脱いだりするのに全裸になる必要がある.
たまにクルマのドアの陰でフル〇ンになることもあるのだが…

しかしまぁ,こういう場面に出くわしたとして,通報する女性もスゴイと思う.
裸だけではなく,公序良俗的によからぬ行為をしていたのだろうか?
コメントにもあったが,クルマにいたのが女性だったら,逮捕者はのぞき込んだ方になるのだろうか?

とまぁ,来るべきブルベ再開時には気をつけよう.

そのブルベに向け,雪が降ろうがチャリをこぐ.
オフシーズンはない!

歌野晶午『春から夏,やがて冬』を読んだ

2020/1/9 Thu

春から夏、やがて冬 (文春文庫)

それほどの読書家ではないが,年間100冊は活字本(紙の本)を読んでいる.ほぼ100%図書館で借りている.金銭的に助かるのと〆切(返却日)がある方が読めるのです.傾向としては新書ノンフィクションや国内ミステリ系が多い.

大学生の頃は国内外の純文学にドはまりしていた.今でも一番好きな作家は?と質問されたら迷わず「ヘルマン・ヘッセ」と答える.この頃は新潮文庫や岩波文庫をたくさん買ってたなぁ.
しかしながら,たまーに本棚の奥から“文学系”を引っ張り出して読むと...あかん.展開の遅さに逆についていけん.むしろ老境に差し掛かかった今は軽い内容の本が楽しい.

簡単な読書リストもつけている.1984年から記録しているが,面白いことに最近読んだ本より,20年,30年前に読んだ本の内容を覚えているのはどういうこっちゃ.作品のデキ云々よりも,Kazchariの脳機能,特に感性の低下が懸念される.

さて『春から夏,やがて冬』である.これはミステリ小説なのだろうか?

この本,事前の評判などから探していたわけではなく,たまたま図書館のオススメ本コーナーに置いてあった.手に取り表紙を開いてみると,図書館的処理で貼りつけた帯にこんな文言が...

「ラスト5ページで世界が反転する!」

おお,これは期待できるぞ.なんせあの“葉桜”の作者やしな!と喜び勇んで借りました.

以下,少し内容に触れます.

結論 ⇒ 反転しませんでした.

ハードル高めで読んだせいかな? むしろこのラスト5ページ不要では?
ここまでのヒロイン(?)の造形から,そういう行動するかなぁ...何か納得いかない.
でも,いつ来るか,いつ来るかのワクワク感は味合わせて頂き,一気読みさせる筆力はある.さすがだ.

むしろ,ミステリ要素を抜いた部分.全てを失った50代主人公の心情には共感できた.でも殺すかなぁ...携帯のメッセージでばれた(ことにした)ってのも無理あるし.物語だからと納得したとしても“読了後の充実した感”は弱いなぁ.

この作者には『葉桜の季節に君を想うということ』という泣く子も黙る大傑作がある.相当この類のどんでん返し系ミステリを読みこんでいたとしても,騙されない読者はまずいないはず.今でもおおよそのストーリー展開を覚えている.「おもしろい本はないですか?」と訊かれたら真っ先に推薦している.

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

『春から夏,やがて冬』がKazcahri歴に残り続けるかどうかは,時間が教えてくれる.

スマートトレーラーでZwift

台風19号の上陸で関東が大変なことになっている.
千葉に至っては地震も発生とか.
台風と地震の発生には因果関係があるそうだが(仮説),どうなのだろう?

ここ旭川に台風の影響はまだない.
ただし天気は悪い.
雨こそ降らず朝から時折,陽はさすものの,基本的に曇天.
息子の習い事の送迎義務があるので遠出できず.
スキマ時間を見つけて室内トレーニングすることにした.
先日紹介した3本ローラーか,それとも「スマートローラー(Tax Neo Smart)+ iPadでZwift」かの2択で,今日は後者にした.
ちなみに設置状況は以下の通り.


Tacx – Neo 2 スマートトレーナー

kazchariで使っているのは旧型.
今は新型が出ています.
不具合時のサポートが気になる方は国内販売店が安心だと思いますが,価格的にはWiggle他,海外通販の方が関税込みでも安いです.

2階の自室で,夜間回しても1階で就寝中の家族からのクレームは(表立っては)ない.
かれこれ1年近く使っているが,ストイックに自分を追い込むっつーのができない性格なので,全力で回すようなワークアウトはしたことがない.
トレーニング効果を考えるなら,FTPトレとかした方がええんやろね.
しんどそうやけど.

全力漕ぎがしたくない理由はもう一つ.カーボンフレームへの負担が気になるため.
まぁ,公式も大丈夫と言っているらしいし,シートレールが折れただの,クラックが入っただのといった話を見聞きしたことはないがやはり心配.
もし本当にヤバかったら,世界中でクレームの嵐になってへん?

てなわけで,基本的にAmazon primeを観ながらWatopiaもしくは他の地域をLSDしてます(ほぼ毎晩).
で,本日のZwiftの友は『犬神家の一族』(1976年版)

犬神家の一族(1976)

小学生の時,映画館で観たなぁ(どんな小学生だ).
当時,横溝正史ブームというのがあって,角川が売れ筋作品を次々と映画化(石坂浩二が金田一耕助).
さらにはテレビドラマ化もされました(古谷一行が金田一).
名コピー『観てから読むか,読んでから観るか』に感化されて,ほとんどの作品を観て読みました(だから,どんな小学生だ).
もう言うまでもなく傑作ぞろい!
シャーロックホームズやらアガサ・クリスティとは異なり,日本の田舎のドロドロとした恩讐,耽美な見立て殺人などの世界観に酔いしれた(だから(略)).

小説で一番好きなのは『獄門島』.
映画にもドラマにもなったが,メジャーな映像作品で原作通りの犯人だったことはなかったはず.
真犯人がややこしいから?
テレビでは映画にならなかった中堅どころの作品も次々と映像化された.
『三つ首塔』『真珠郎』とかよくできてたなぁ...(エロシーンでドキドキ)てなことを考えつつWatopiaの荒野,ジャングル,火山を1時間,30kmほど漕ぐ.
いい汗かいた.
この市川崑監督の犬神家における極太明朝体がエヴァに影響を与えたのは有名な話.
で,今日気づいたのだが,猿三のキャラはザブングルのファットマンになった?
野々宮珠代(島田陽子)むっちゃ美人やな.