2022/3/2 Wed
その時,イデが発動した.
一応このブログは,チャリネタが中心.
そんな中,意外にもアクセス数が多いのが「『イデオン』デザイン考」と題した2本.
今も新作が延々と続くガンダムならともかく,イデオンですよ.
どういう人が,どういう興味を持ってここにたどり着いているのだろう?
もちろん「絶対イデオン基準」(by福井晴敏)なる言葉があるくらい,根強い(おっさん)ファンがいるのは承知.
放送当時15歳だったKazchariが,初めて創作物の持つパワーに打ちのめされた作品だった.
1982年の劇場版の公開をもって,作品そのものは完全に終了.
「伝説巨神イデオン」劇場版 Blu-ray(接触篇、発動篇)
もちろんこのBlu-rayは持ってます,つーかDVDも買ってたりする.
ちなみに劇場では3回観た.途中経過の試写会にも行った.懐かしい.
ガンダムのように続編や派生作品が展開されるわけではない.
続編,リメイクの噂も一切ない.
ただ昔の雑誌インタビューで富野カントクが「いつか『リング・オブ・イデオン』を作りたい」とか言ってたような...劇場版『Z』のデキを鑑みるに...ヤメテーッ!
そんなイデオンだが,今でも時折,新規造形の立体物が発売される.
その最新作(?)は『threezeroX竹谷隆之イデオン』である.
threezeroX竹谷隆之 伝説巨神イデオン イデオン ノンスケール ABS&PVC&POM&亜鉛合金製 塗装済み可動フィギュア
昨年12月に発売予定だったが,なんやかんやで今年の9月発売に延期されたようだ.
発売に至った背景はこの記事に詳しい.
イデオンが鬼才・竹谷隆之のアレンジでアクションフィギュア化! 「threezeroX竹谷隆之 イデオン」発売記念インタビュー「接触篇」──ロボ好き声優・泰勇気がその魅力に迫る!
竹谷氏と言えば,財団BのSICシリーズが有名.
主に東映系特撮ヒーローを,生物系デザインはより有機的に,メカ系デザインもそれなりにウネウネとリモデリング.
時には独自解釈が過ぎてもはや別物(最近のは抑え気味).
Kazchariも嫌いじゃないので,数体コレクションしている.
で,その新作イデオンの価格は驚愕の¥132,000!
定価ベースなら伝説の「νガンダム 解体匠機」より高いやん!(絶賛価格高騰中)
METAL STRUCTURE 解体匠機 逆襲のシャア RX-93 νガンダム
Kazchariはトイ・コレクターでもある.
長女がまだ幼少だった頃,誕生日やクリスマスのプレゼント選びのため,久々に訪れた「トイザらス」で初期フィギュアーツ「仮面ライダーW」を手にとったのが運の尽き.
以降,すっかり15以上対象のハイエイジトイにはまってしまった.
とは言え,さすがに昨今の価格高騰にはついていけず,せいぜいフィギュアーツの新作主役ライダーだけを購入してきた.つまり1年に1回だけのペース.
この法則に従うなら最新作『リバイス』の場合,2体分買う必要がある.
それをきかっけにコレクター引退宣言.
つーことで,終活の一貫としてヤフオクでコレクション整理中.
これは永久保存!と買ったはずのものにも容赦ない.
興味のある人は検索し,入札ご検討下さい(宣伝).
さて,話を「竹谷イデオン」に戻す.
さすがにこの値段だと...なので,買う予定は全くない.
もし,金銭的に余裕があったとして,欲しいかと言えば...どうだろう?
以下,公開されている画像からの感想.
実物を目の前にするとまた異なるかもしれんけど.
今回のアレンジだが,SICっぽいうねうね感は健在.
それでもイデオンにしか見えない.
カラーリング変えたらわからんかも.
アレンジの方向性は仏像+アールデコ?
モーターヘッドっぽさや“オーガニック的な”アンチボディの雰囲気もある.
つまり永野護?
全身の細かいディテールも生物感っつーか,”柔らかい金属感”が出ている.
腰回りの甲殻類的な気持ち悪さも良い.
末端肥大気味で,実際のサイズ(肩高46cm)に限らず巨大感はめちゃくちゃある.
イデオンゲージは3つあるが,ノバについているのは開きそうにないし,バスタのは反転してグレンキャノンにはならなさそう.
あまり目立たないけど,特徴的なのが6本指.
神秘性の表現? もしくは古○つ○先生リスペクト?
話は変わるが,指の本数が多い多指症の方はけっこういる.
日本の場合,新生児のうちに切断するらしいが,インドあたりでは幸運の印とされ,残している方も多いそうな.
Kazchariもジャマイカにいたころ,数名見たことがある.
もっとも,全ての骨が揃っていて,まともに動かせる人は少ないらしいけど.
この形状の割に可動性は優秀.
もちろん合体変形はしない設定っぽい.
後は...デカイ.
それに,たぶん重い.
イデオンとしてこの重量感は外せない要素.
悪く言えば邪魔だが,こうしたトイに13万円払う人は,そんなこと気にしないか.
総じて,これまでイラスト上でありがちだった「異星人のメカは本来こうあるべき」を3次元化したトイの最高峰,であるのは間違いない.
この「竹谷イデオン」で新作,もいくはリメイクを妄想してみる.
ここまで有機的デザインにしてしまうと,バッフ・クラン側のメカを鋭角に,無機物風にしないとバランスが取れない.
ロボアニメには,生物っぽいのは敵メカ,角ばっているのは味方という法則がある(『超時空世紀オーガス』はあえて逆にした).
いっそのこと,バッフ・クランと地球の立場を入れ替えるのはどうだろう.
イデオンを手に入れるのがバッフ・クランで,地球がイデオン奪取を図る...これはこれで面白そうだ.
メタバース流行りやしな.
こいつの後『FAイデオン』見ると,普通すぎて...
確かYouTubeのレビューでも”普通”という声が多かったはず.
結局,Kazchariもスルー中やし(まだ買えます).
超合金魂 伝説巨人イデオン GX-92 伝説巨神イデオン F.A.
機会があれば第4弾として,サムネにある「イデプラ」の雑感かな.
ちょうどアオシマの旧キットを押し入れから発掘したし,最近買ったスーパーミニプラもあるし.
近いうち,オークション行き?