2021/12/19 sun
キンキンに冷えてやがるぜ.
Light snow, -8°C, Feels like -15°C, Humidity 79%, Wind 5m/s from SSE
先週の日曜日は全く雪がなかった旭川.
スパイクピンを削るのがイヤでまさかのミニベロライドを決行.
だがしかしっ!
翌月曜からは毎日雪が降り続き,すっかりいつもの12月と同じ風景に...
さすがだな,冬の旭川.あっという間に追いついた.
つーことで,前後ともスパイクに換装+新ディスクローター装着のファットバイクで出撃.
もちろん,ハスラーに積み込んで”おいしいとこライド”.
ただ...この積み込み作業中からしてめちゃめちゃ寒かった.
出発地点は東川の遊水公園.
公園にはトイレもあってデポ地に最適.
当然この季節に駐車車両はほとんどない.
出発してしばらくすると,対向車線からチャリが走ってきた.
うれしくて思わず手を振る(同志よ!).
「どこ行くの?」と聞かれたので「天人峡まで」と答える.
互いに「気をつけて」と別れる.
確認はしなかったが,ひょっとしてMさんだったかも?
圧倒的に少ない冬チャリ人口.スタンド使い...いや変態同士は惹かれ合う.
で,忠別ダム方面へ.
晴れたり曇ったり.
基本的に曇り.
旭岳に続く観光道路だけに除雪完璧.
前後スパイクで実に走りやすい...と言いたいところだが,結構向かい風.
時速も14km/hしか出ない.
ダムに着いた.
ありがたいことに,ダム横断道はちゃんと除雪されている.
元々,チャリと人しか入れない道だが,今日は完全に独り占め.
自撮りしても恥ずかしくないぞ.
で,反対側の道路に出ようとさらに進むが...
最後の最後に雪の山.
ちょっと登ってみたが,さすがに担いで越えるのも...無理だった.
仕方なしに戻る.
もちろんゲート封鎖中の”みんな大好き”チョボチナイ.
来年の開通日は5/10.絶対ないな.
湧水公園を越えて,左に行けば旭岳.右に行けば天人峡.
さすがに左はない(時間と準備と根性不足).
右折してしばらく進むと,TVスタッフかな? 何かの撮影をしていた.
えー,声かけてもらえれば,冬チャリの楽しさについて鼻水垂らしながら答えますよ~ ワクワク(通過中も完璧にシカトされた).
ここから目的地まで約7km.
新装備のディスクローターもよい感じ.
以前のインプレッション同様,ブレーキがジワーッと効いいて扱いやすい.
延々と続く2~3%勾配の道を,ハァハァしながらひたすら漕ぐ.
鬼門はトンネル.
雪が全くないので,スパイクピンがゴリゴリうるさい.
で,ようやく足湯着.
冷え冷えの身体を温めるべく,服を全部脱いで速攻で湯船に...とはいかず,4重防寒装備のソックスを脱いで足を湯につける.
足だけでも全然ちゃうね.
さぁ,おやつおやつと...ボリボリ.
とは言え,徐々に汗冷えの上半身が寒く...むき出しの手の指が寒く...
ぐあぁっ,早く帰ろ(13時).
バンダナで足を拭いてと,ぐわぁ~っ,湯の中に落としたぁ~
走り出すとさらに寒さがアップ.
写真のために何度か停車したが,その度に体感気温がますます下がっていく.
指先も痛い(足湯効果でつま先はホカホカ).
仕方がない.
気温が少しでも高いトンネル内で装備を整えよう.
さもないと軽く死ぬ.
予備のサイクルジャージを着用,グローブにもインナー装着,ハンドルカバー内に「貼るカイロ」を入れる.
これでなんとか持ちそう.
しかあし,ここで本日最大のミス.
トンネル内で長時間停車したせいで,サイコンが衛生からの電波を受信できず,そのままシャットダウンしてしまった.
トンネルを抜けてから再度オンすると,画面は復活したものの,自宅で確認したところ,データがとんで復路の20km分が記録されてなかった...(シクシク36)
天人峡からはわずかな標高差だが,下界は気温がやや高い.
指先の切れるような寒さはかなり緩和した.
来た道をトレース.
日差しが出てきたと思ったら,もう日没が近い.
ダムの管理所で休むつもりだったが,そのままダウンヒルへ.
夏はスルーするなんてこたあない風景も,冬はやたらに美しい.
この変化が(極端に)楽しめるのも北海道の良いところ.
ここまでくれば,デポ地まであと少し.
到着.
やっと本格的な冬ライドがスタートした.
距離に比して満足度(疲労度)が段違い.
難点は日没が早い=気温低下も早い.
今日は,その洗礼をガチに受けた日だった.
まぁ,この苦行を楽しく感じてしまうのが,冬チャリダーの変態たる所以...