2022/4/24 Sun
達成感しかない.
Clear sky, 16°C, Feels like 15°C, Humidity 23%, Wind 12m/s from S
強風に負けて,スゴスゴと家まで戻ったKazchari.
帰宅後気づいた「サイクルポーチ忘れ」と「スローパンク」.
この”幸運”に思いを馳せつつ,ファットバイクへ乗り換える.
サイコンやらなんやらを家の前で装着中,隣家の奥さんを見かけたので挨拶をする.
そこで衝撃の話.
先日,ご主人がご病気で亡くなったらしい.
大阪から引っ越しして18年.
色々とお世話になってきた.
北海道の場合,雪かきなどで互いに協力することが多い.
ついこの間まで会話をかわしていた方が,もうこの世にいない不思議な感覚.
久しぶりに,人は必ず死ぬことを思い出した.
後で,子どもらにこの訃報を伝えるとかなりショックを受けていた.
そりゃそうだ.
大阪に住む実祖父母より会っていた時間は圧倒的に長い.
そして本日のライド,第二部.ファットバイク編へ.
いつもの美瑛川河川敷のグラベルライド.
少しずつ草が生え,緑鮮やかになってきた.
ロッククライミング場へ続く道.
立派な木.夏っぽい.
ロッククライミング場着.
相変わらず川の色がキレイだ.
今日も男性2名が活動中.
その脇を通り,いよいよグラベル...と言うよりトレイル探検ライド,スタート!
ここまでは先週探索済み.
小川に細く短い橋がかかっている.
さぁ,未知の道が始まる.
このワクワク感,たまらんぞ!
水路の横が土手状になっている.
しばらくはそこを走る.そう,ここまでは,まだファットにまたがって漕ぐことができた.
土手がなくなり,水路に降りる.
倒木やら大きめの岩がごろごろしており,ほぼ押し歩き.
またがった時は,ドロッパーが大活躍.
前後に土管の様なものがあったので,増水時はここも川になるのだろう.
今日は大丈夫.乾いている.
それにしても,こういう場所はSPDペダルで良かった.
ファットバイクを押し上げたり,抱えて障害物を越えたり,崖から下ろす時などに踏ん張りが効く.
やがて水路が終わる.
再びあらわれた”道”にファットバイクを持ち上げる.
”道”と言ってもほとんど登山道.
かろうじて人が歩いた跡がある.
ちなみに崖側も登ってみたが,牧草地が広がっており,鉄条網で囲われていた.
つまり,そこから脱出は不可.
もし前に進んで行き止まりなら,来た道を戻るしか無い.ないわ~
時折見かける,裸の木.
おそらく鹿に食べられたものと思われる.絶対,熊...ではないよな.
冬眠も終わり,いつ現れても不思議ではない場所ではあるけど.
念のためベルをセット(気休めだ).
前方に絶望と希望.
写真ではわかりにくいが,手前に大きめの小川が横切っている.
そして,前方には建築物,そう橋が見える.あそこがゴール! 道が繋がっていればだが.
前輪を川に突っ込み,ハンドルを押さえながら,身体を前に回して力任せにファットを引き上げる.
つっても15Kgほど.一人でなんとかなる.
オートバイだと走行不可能やな.
安堵の自撮り.
それにしても,もう調光レンズが効いてないなぁ.寿命か?
そしてゴールが近づく...もう道の分断はありませんように.
橋を通るクルマから奇異な目線を向けられた.
そうですよ,わたしゃ変態ですよ.
最後の崖.
ここを持ち上げれば道路,つまりゴール!
無事,完走!
いやあ,うれしさのあまり声を出して歓びの雄叫びを上げましたよ~ 周りに誰もいないし.
正に気分は『Stand by me』(ドラえもんじゃない方).
小学生の時に,意味もなく長い棒を振り回しながら,線路脇を探検していた頃を思い出した.
めちゃくちゃ楽しい.
一応,閉鎖された林道ゲートまで.
チャリだと通れないことはないけどな(アカンて).
さて,ここからはおかわりグラベルライド.
少し道を戻って,辺別川沿いの河川敷を走る.まだまだ元気(全然距離を走っていない).
森の中だと全く気にならなかったが,午前中の強風はまだ収まっていなかった.
向い風で全然進まん.
修行するぞお~,修行するぞお~.
大して走っていないが腹は減る.
本日は終活グルメを諦めて千代が丘のセイコマへ.
まぁ,これはこれで美味し.
さらに,おかわりグラベルライド.
自宅方面に向かいつつ,空港周辺の未舗装路を散策.
電柱もなく景色最高である.
秋が一番美しいけどな.
雑木林のグラベルを抜けると...
旭川空港が見える.
GW前なのに駐車場は混んでいる.
そうか,空港でPCR検査してるんやった.
さぁ,帰ろう.
空港と市内を結ぶ新道路.
歩道も十分広い.
バックに飛行機が飛ぶ.
午前,午後でチャリを乗り換えた結果,普段の2倍以上楽しめたライドだった.
こんな日はなかなかない.
この楽しい人生ができるだけ長く続きますように...つるかめつるかめ(誤用)