『南の島の大統領』を観た~モルディブの思い出

2021/11/10 Wed

個人の力で世界は変わるのか.

南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-(字幕版)

新コロのせいでここ最近海外に渡航できていない.
となれば,過去の訪問先に関する映画でも観て思い出に浸りますかぁ...と思って観たこの映画,見事にテンション・ダウン系でした.

モルディブは,この世の楽園と称されるインド洋の島国.
Kazchariは1994年と2011年の2度,訪れたことがある.

噂にたがわぬ,それはそれは美しい国である.
日本でもハネムーン先の候補によく挙げられる.

1994年,最初の訪問時はモルディブが目的地ではなかった.
元々は南インド旅がメイン.
まずはカルカッタ(コルカタ)からスタート.
数日後,列車にてマドラス(チェンナイ)へ移動.

インド経験者ならわかると思うが,いわゆる“インドらしさ”は有名な観光地が集中する北部に凝縮されている.
とりわけ「ボラれた」「騙された」などのトラブル系に関しては北インドの圧勝.
バナラシ,アグラ,ニューデリーとかは地名を思い出すだけで腹立たしい...ってそれが“らしさ”でもある.何もかもみな懐かしい.

その点,南インドは違っていた.
一言で表現するなら平和で紳士的.
北で散々お見舞いされながらも身に着けた料金交渉術が,南では全く役に立たない(いい意味で).
タクシー料金も固定,宿代も食事代も固定.
ボラれているのではない.普通にfixed priceだった.
駅でもバス停でも客引きが寄ってこない.
米中心の食事も美味いし,人もおだやかで親切.
これは後年,スリランカに行った時も同様に感じたので,大陸の南地域はそういう基質の住民が多いのだろう.

それはさておき,インド大陸南端に近いトリヴァンドラムという町を散策中,旅行代理店に貼ってあったモルディブの観光ポスターに目が留まった.
美しい写真であった.
そしてこの町から往復US$100で飛べるとのこと.
これは安い.
それまではモルディブなんて,バックパッカーに無関係な国と思っていたが,
これは面白そうと行ってみることにした.

有名な話だが,モルディブは島ごとに機能が分散している.
ざっと分けると空港島,首都マーレとなる行政島,リゾート島,ローカル住民島そして無人島である.

で,インドからあっと言う間に着いた空港.
宿も何も決めていない客はめずらしく,かつインドからの入国ということもあり,めちゃくちゃ怪しまれた.久々の荷物総チェックだった.

スタンプをもらってロビーに出ると旅行代理店のカウンターがあった.
よくわからないまま食事付きのリゾート,一泊US$60に決める.
ちなみに前日は1泊60インドルピー(約¥600)の宿に泊まっていたのだが.

空港島からはボートで島まで移動.
それほど離れていなかった.
宿はコテージタイプ.
目の前は白い砂浜と青い海.
いや,ただもうびっくりするぐらい美しい風景で,正に天国(あれですよ,炭治郎の深層みたいな).

計算外だったのは、このリゾート島の客はドイツ人オンリー.
レセプションの表記もドイツ語オンリー.
知らなかったが,モルディブには1島1リゾートおよび(場所によっては)1島1国という法則もあるようなのだ.
もちろんスタッフに英語は通じたので問題ない.

ここで人生初めてのスキューバダイビングにチャンレンジした.
いきなりモルディブ・ダイビング.
初心者ドライバーが「いきなりベンツ」に乗るようなものである.
体験なのでそれほど深いところまで潜れないが,逆にそれが良かったかも.
陽が差すサンゴ礁にカラフルな小魚の群れ.
カメラも何も持っていなかったが,あの海は今でも鮮烈に覚えている.

となれば,帰国後直ぐにライセンス(Cカード)を取得して,ダイビングにはまりそうなものだがそうはならなかった.
本格的なダイバーデビューは,約10年後にジャマイカで,ということになる.
最初が良すぎたのだ.

時は流れて2002年.
青年海外協力隊の派遣前訓練のためKazchariは長野県駒ケ根にいた.
訓練時間のほとんどは現地語の取得に費やされる.
入所早々の選抜テストによって,まずクラス分けされた.
Kazchariの派遣先ジャマイカは英語圏なので英語クラス.
全部で8クラスだったかな? 上から4番目のクラスだった.
その時,一緒になったのが「職種:音楽」としてモルディブに派遣予定のIくんだった.
確かまだ現役の音大生ではなかったかな?
20年前ではあるが,ほぼ毎日顔を合わせていただけあって,今でも顔を覚えている.
モルディブの隊員OBから「あそこで2年も過ごしたら人間ダメになるよ~」と散々脅されていた.他にもモルディブの食事は「カリー」「カツオ・カリー」しかないとか...
今どうしているのだろう.無事,音楽教師になれたのだろうか?

さらに時は過ぎて2011年.
既にガチ・ダイバー(フォト派)に進化していたKazchariは,満を持してモルディブ・ダイビングクルーズに参加.
以下,写真をいくつか.

OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS XZ-1 / 2011年10月撮影
OLYMPUS XZ-1 / 2011年10月撮影

ジンベイ・スイムを経験できたり,ローカル住民島,無人島に上陸できたりとこれはこれで楽しかったのだが,気づいたこともある.
モルディブ行くなら,クルーズではなく島リゾート滞在が良い.
クルーズの場合,深場にてマンタやジンベイなどの大物狙いポイントに行くことが多い.
Kazchariはサンゴ礁に群れるハナゴイ,岩場やイソギンチャクに隠れるエビ・カニの方が好きなのだと気づいた.

そして...やはり白いビーチと青い海,ヤシの木の下でくつろぐ時間がないと!
プラス,ローカルな人たちとの交流も欲しい.

ダイビングクルーズはとにかく忙しい.
寝るか食べるか潜るの3点.
それがいい,それを求めているという人には良いけど,忙しすぎるクルーズはもういいかな,という感じ.

そんな一個人,一旅人の身勝手な印象はさておき,冒頭の映画の話にようやく戻る.

観客にモルディブの美しい風景を見せて,ウエルカム!という映画ではなく,硬派なドキュメントである.
以下,Amazon Prime Videoにおけるあらすじ.

ジョン・シェンク監督作品『南の島の大統領-沈みゆくモルディブ』は,モルディブのモハメド・ナシード元大統領のある一年間を描いた物語である.当時彼は,世界の他のどんなリーダー経験したよりも大きな問題に直面していた

知らなかった.
Kazchari滞在中もこのような強権的な独裁政権が30年も続いていたとは...
この映画は主に2009年のコペンハーゲンで開催された「国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)」での声明に向け,独裁政権を倒した若き大統領モハメド・ナシード(Kazchariと同い年!)の奮闘を描いたものである.
結局は規制などが当初よりかなりマイルドになった条約が採択されたが,その削減目標を守れなかったからといってペナルティがあるわけではない(某星マーク国旗の2大国のせい).

エンドロールが衝撃的.
結局,翌年はCO2排出量がさらに増え,水没の危機性はさらにアップ.
さらには2012年,旧政権支持派のクーデターでナシード失脚...
未来の心配よりも,今を豊かに生きていきたいという人の欲望を抑えることは難しいのか.

さらにWikipediaでナシードを調べると,衝撃の事実が.

モハメド・ナシード

現在,テロに巻き込まれ重体?
なんという悲劇的な人生だろう.

折しも,現在イギリスにてCOP26が開催中.
これがまた茶番だ茶番だと騒がれている(このご時世,どうして航空燃料を使いまくって一か所に集まる必要があるのか?).

中でも,エキセントリックな言動で注目を浴びるグレタさん.
あまりも激しすぎて,主張内容はともかく,彼女を見ていると不愉快になるというのが正直な感想.

とは言え,グレタさんを批判する側の「彼女は中国を批判しない(黒幕だから)」もしくは「彼女のバックにはウォール街がついている」といった陰謀論すらも左右多数入り乱れて,わけのわからない状況になっている.
日本でもグレタさんに賛同した学生がデモをしたりしているようだ.

ここで頭に思い浮かぶのは『逆襲のシャア』におけるアムロの名言.

「革命はいつもインテリが始めるが,夢みたいな目標を持ってやるから,いつも過激なことしかやらない」

「地球温暖化懐疑説」も含め,Kazchariには何が正しいのかよくわかりません.
例えばここで何らかの意見に賛同したところで,それはネットや書籍からの情報でしかない.
また,批判側のソースも結局はネット情報.

結局”言うだけ番長”になるぐらいなら,黙って日々の省エネに努めようとは思う.
無駄なエネルギー,特に化石燃料の使用は控えるしかできない.
クルマにはあまり乗らず,リッター70kmのモンキーに乗り,休日は人力オンリーのチャリで汗を流す.
これで許してください(誰に向かって?).

チョボチナイ越えとペーパンとタイ料理ライド

2021/9/25 Sat

何もかもみな懐かしい.

iPhone11 Pro

Few clouds, 13°C, Feels like 12°C, Humidity 67%, Wind 2m/s from NNW

もう少し早く出るつもりが,10時前になってしまった.
これも全てAmazonのせい.

Amazon タイムセール祭り

しばしカート内保存費やセール品とにらめっこ.
結果,キャンプグッズをいくつか購入(スマホアプリの使用を忘れずに).

先日のOLIGHT事案が後を引いている.
ランタンが頭から離れない(なんでや!)

そこで! かなり怪しい匂いがぷんぷんするが,ここは人身御供覚悟で公式サイト外の「OLantern(大)」を買った.
どうしてこんなに安いのか?(正規品やんなぁ...

OLIGHT Olantern

ランタンスタンドも買ったものの,次のキャンプはいつになるのやら.

さて,今日の目的地は本年3度目となる道道富良野上川線
ロードバイクでの出撃である.
まずは忠別ダムまでまったりと.いい天気だ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

ウェアは最近Wiggleで買ったAléのセール品.

Alé – R-EV1 Race 2.0 サイクルジャージ

海外通販はサイズが悩みどころ.
同じ表記でもブランドごとにバラバラ.
Aléのジャージは今回初購入だったが,サイズ表の「XSー胸囲88cm」だけを頼りにチョイス.
着てみると,完全にレースフィット.ピッタピタである.特に問題ない.
同じくAléのビブと合わせると,ワンピースっぽくてかっこよい...と思ってるのはじこまん(ええねん!)

じこまん 1

気のせいか土曜日にしては交通量が多い.
まさか...チョボチナイ狙いか!

iPhone11 Pro

はい.ゲート入口に着きました.
クルマやバイカーが記念撮影の順番待ちをしている.
やはり大人気,絶賛ブーム中.
とりあえず11%を登りますか.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

画角から外しているが,この日は観光客バカ混み.
そやけどクルマでお越しのみなさん,不思議なくらい真面目.
橋の上ではなく,前後の駐車スペースに停め,歩いて橋を渡っている.
良いことだと思うが,謎だ.

風が出てきた.
ペーパンダム,つまり「21世紀の森」側にダウンヒル.
寒い.

iPhone11 Pro

さすがに耐えきれなくなってウインドブレーカーを着る.
ありゃ? こないだパッチで修繕した穴がまた開いている...(T.T)
しかしながら,とりあえず機能は果たしている.暖かい.
もう夏が終わりやねんなぁ.

ちょっとした坂を登って「21世紀の森」着.
緊急事態宣言を受け,全ての施設が閉鎖中とのこと.
まぁ,チャリなので風呂に入れるわけもなし.まぁええか.
ちなみに無料だった「森の湯」.今年から¥100かかります.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

上の写真は「愛山米飯林道」の入り口.
10月の紅葉時期に行けるか?

激走!愛山米飯林道ライド

iPhone11 Pro

腹が減った.
コンビニ飯は寂しいし,たまには贅沢するか.
Google先生におすすめのカフェを訊いてみよう.

小さなタイ食堂 トコ

ほぉ~近くにこんな店が.
ここから18km.
まだ昼営業時間に間に合う.行ってみよう! 追い風で激走.助かった.

着いた.
クルマが一台も停まっていない.もしかしてclose?

入口に周ると...スタッフ発見!

「すいません.やってますか?」⇒やってた.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro 食べて旅するタイプレート ¥1,500
iPhone11 Pro トコのクラフトコーラ ¥650

1993年,会社を辞めたKazchariは,ほぼ1年,東南アジアを放浪していた.
その際,タイは旅のハブ地点となる.
ここで他国への格安航空券やバスチケットを買う.
そして戻ってくる.

バンコク,いやカオサンロードに”帰る”と安心する.
全てがそろっていた.

もうだいぶ変わったんやろな.

厨房からは懐かしい”あの”匂いが漂ってくる.
嗅覚への刺激が記憶をよみがえらせるのはホンマやね.

毎日が自由だった,あの7つの国への旅の思い出が脳裏に展開する.
当時の話をしていると,スタッフの方が申し訳なさげに「すいません.本場の味を知っている人にはちょっと違うかもしれませんけど...」
いやいや,本場モノが美味しいとは限りませんって.
日本人向けにアレンジされた方が好みです.Kazchariは.

iPhone11 Pro

つーことでオススメです.また来よう.

帰り道,毎年紅葉の進捗観察ポイントにしている場所に寄る.
少しずつ秋の気配.

iPhone11 Pro

GW,息子とキャンプ計画~焚火する?

2021/4/8 Thu

旅のはじまり.

独り身の頃,もし男の子が生まれたら一緒にネパールに行こうと考えていた.
別にヒマラヤ縦走とかではなく,カトマンズの雑踏を歩き,あのなんとも言えないカオスな熱狂を体験させたい.

ただそれだけ.

理由?
うーん,なんとなく.

強いてあげれば,かの地で子連れパッカーに会った経験があるからかな.
それが強く印象に残っている.

そして第二子は男の子だった.

少々気が早いがGWの予定を考えている.
今年は日の並びが悪いものの,うちの職場は超絶ホワイトゆえ4/30も休みとなり(公的には)7連休となった.
とは言え,Kazchariはともかく,ヨメさんは祝日も勤務で,子供らはカレンダー通りで学校がある.

数年前であれば,有給を追加して,ソロで沖縄か海外ダイビングに行っていたのだが,このご時世,さすがにそれは無茶&無理
ブルベも開催されているが,札幌発はなるべく避けたいところ.

家でじっとしているのはもったいないので,5/2~5/5の4日間,息子とキャンプ旅をすることにした.
やんちゃ盛りの息子を連れだすことは,世間的にヨメさんへの最大のプレゼントらしい.
ここでポイントを稼いで,別の日に遠征ブルベさせてもらう目論見があるとは口が裂けても言えまいて.

前回の息子との二人旅が意外に好評で(誰に?),Kazchari自身もこれならいけると判断(何が?)

息子と二人旅~恐竜探検隊?

この旅では宿利用だったが,コストと面白さから考えるとやはりキャンプがベスト.
そして北海道の大方のキャンプ場はGWに開く.

息子が生まれた直後,まだ長女が7歳だった頃に二人でキャンプに行った.
その娘もいまや中三.
さすがにもう誘ってもついて来ない.
彼女がオートバイなどの移動手段を手に入れてから再開やな.
もちろん現地集合で.

それはさておき,息子とのキャンプ.
気温や日程を考えると,やはり道南方面が頭に浮かぶ.
「めったに行けない道の駅のスタンプラリー」という目的もある.

何年か前のGWにも道南方面を一週間ほどクルマで回ったことがある.ソロで.

めちゃめちゃ寒かった.

テント泊と車中泊が半々だったかな.

さて,今回新しい試みとして考えているのが「焚き火」の導入である.

集団でガヤガヤするキャンプの時には,自分が何もしなくても,誰かが焚き火をして勝手にやってくれる.
一方でオートバイやクルマでのソロキャンプ,およびファミリーキャンプ時にはやったことがない.

理由は明確.

面倒くさいから.
火起こしもそうだし,片付けも同様.
アルミ食器についた煤はまず取れない.
ガス缶の方が圧倒的に手軽.

特にオートバイの人たち,残った薪や炭をどうしてんのやろ?
毎月のようにキャンプツーリングしていた30年程前は焚き火人口も少なく,かつ地面での直火が普通.
残り炭も放置していたような...
その後,エコの観点から焚き火台の使用が推奨されるようになった.
そうなると益々荷物が増えてしまう.

また,最近は何度目かのアウトドアブームのおかげで,キャンプ場はどこも大混雑.
そういう状況の中での焚き火は,煙や臭いが充満し,互いに大迷惑になっているとも聞く.

と,ここまでデメリット的なことを書いてきたが,焚き火のあの雰囲気は捨てがたいものであることは確か.
炎のゆらぎはヒトのDNAに受け継がれた太古の記憶を蘇らせる.

あっ,いえ,急に焚き火をしたくなったのは,決して『ゆるキャン△』にはまっているせいではありませんよ.
とは言え,来るべき『モンキー125』でのソロ・キャンツーでは焚き火はしないと思う(そうなのか).

それはともかく,Amazonのポイントセールも近い(4/10)し,サクラチェッカーも駆使して,焚き火キャンプをするにあたり,評判の良いモノ,趣味に合うモノなどをピックアップしてみることにした.

TokyoCamp 焚火台

何はなくとも,まずは焚火台のチョイス.
地面直火は許されない時代.
購入必須.
デザイン良しで値段が手ごろ.
買うとしたらこれかな.

たき火台シート

ローインパクトをさらに心がける.
他にも使えそう.エプロン替わりとか(え?)

グリーンライフ(GREEN LIFE) 火おこし兼用火消しつぼ HOT-150

最大の懸念であった後始末.
今はこんなんがあんねんなぁ.
炭の再利用が素晴らしい.

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー用 マルチ トング

こういうのって100均でも十分なような気もするけどな.
デザインが良い.

耐熱グローブ キャンプ手袋 ソフト グローブ 焚き火台 アウトドア用 Mサイズ

火傷防止
他にも火の粉が飛んで服やテントのフライシートに穴が開く...という事例も聞く.
あーそんなん気にしてたら焚火なんぞできん.

いかんいかん,こういうのを調べていると欲しくなる.
これまでのKazcahriの行動パターンからすると,結果的にポチってしまうねんなぁ...困ったもんだ.

シーズンイン間近ということで,Amazonでもアウトドア用品全般を押している.

アウトドア用品

今の時代,男女差別(区別)と言われるかもしれないが,男の子には一人で旅に出て欲しい.
TVの映像,ましてやヴァーチャルでは得られない経験がそこにある.
ゲームなんぞしなくても,見知らぬ土地を一人で旅すれば自分だけが主人公.
お前が世界の中心.

お前が動かなければ世界も動かない.

楽しい経験も嫌な経験も全て飲み込んで,大きくなって欲しい(丸大ハムか).

今度の旅も,そのきっかけのひとつになれば良い...とかなんとかエラソーなことを言っているが,結局は自分が楽しみたいだけである.

「豊かな海」へ~ダイビングに行きたし

2021/3/19 Fri

これは知らなかった.

新コロのおかげで,すっかりご無沙汰のダイビング趣味
制度的にも心理的にも解放された暁には,ぜひとも再開したいものだ.

国内のダイビングスポットと言えば,まず沖縄(本島&八重山)だろう.
Kazchariも沖縄以外で潜ったのは白浜,支笏湖,積丹半島,羅臼,鹿部(函館)ぐらいか.
関東のダイバーには伊豆半島,関西では紀伊半島も人気だろう.

そう,なぜか瀬戸内海はダイバーに人気がない.
サービスやツアーがあることはあるらしいが,日本海側や四国をはさんだ太平洋側に比べても非常にマイナー.
不人気の理由を調べてみると,どうやら透明度の悪さにあるらしい.

一般的に「透明度が悪い」⇒「栄養豊富」⇒「魚が多い」ので人気があってもよさそうなものだが,やはり「キラキラ光る浅瀬の珊瑚に,無数のハナダイが泳ぎ戯れている」シーンが観たいというダイバーが多いのではないだろうか(たぶん).

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO INDONESIA KOMODOにて

さて,そんな栄養豊富なイメージのある瀬戸内海だが,今朝のNHKニュースが興味深かった.

最近コンビニにて,海苔が巻かれていないおにぎりが増えてきている.
その理由は,瀬戸内海産養殖海苔の記録的な不漁にある.
かつて工場排水の影響で赤潮が発生し,魚が大量に死んだ経験から水質管理を強化.
半世紀が絶ち,透明度の高い“キレイな”海にはなったが,逆に窒素やリンが不足し,海苔の「色落ち」が目立つようになってしまった.
茶色の海苔は商品にならない.
対策として,周囲の工場に排水時の水質管理,ようするに窒素濃度を増やすように依頼した.
「キレイな海」ではなく「豊かな海」を目指す施策への転換が提唱されている.

自然保護に邁進してきた歴史からすると,実に皮肉な話やな.
「清潔」も行き過ぎると,生物やその食物連鎖に悪影響を与えてしまう.
アトピー性皮膚炎も,乳児期の清潔すぎる環境によって抗体ができにくくなったため,発症者が増えたと言われているしな.

この海苔のニュースには続きがあって,それは観光業者からの懸念.
キレイな海を求めてくるお客さんには,今の透明度の高さが好ましいそうな.たとえ魚がいなくても.

『ファイブスター物語』では,ソープも以下のようにつぶやいてた.

「自然なんか破壊しまくった方がいいと思うなー 人間の言ってる自然なんて人間の好きな自然でしかないーって言った人がいたっけ」

モルディブにはダイビング目的で1994年と2011年の2回訪問している.
この間17年ほどの開きがあるが,この年月でも海の美しさは悪い方に変化したらしい.
これはKazchariだけの見解ではなく,現地のガイドさんも話していた.

Kazchariの好きなグラベルもそうだが,現代人が何らかの活動をする以上,自然に対してインパクトを与えてしまうのは避けられない.
たとえ海や山にでかけなくても,日常使う金属やプラスチック製品も自然の恵みの加工品である.
それで毎日楽しませていただいている.

ローインパクトを心がけつつ遊ばせてもらうしかないと思う.

少々誤解を招く発言だが,一ダイバーとしては,ここ1年ほとんど荒らされず,相当あるべき姿に回復した海中を観てみたい.
ホンマ,エゴやな.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO INDONESIA KOMODOにて

蔵前仁一『失われた旅を求めて』を読んだ

2021/1/30 Sat

旅と写真.

iPhone11 Pro

最後に海外旅行に出かけたのは2019年の12月.
このブログでも書いたラジャ・アンパットのダイビングクルーズである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

2020年は新コロのおかげで鎖国状態.
そんなモヤモヤの中,久々に旅行人のサイトを覗くと,蔵前仁一さんの新刊が発売されていた(4月やけど).
帯にはこうある.

1980~90年代、バックパッカーが自由に旅できた時代。それから世界は何を失い、どう変わってしまったのか。蔵前仁一が撮影した失われた世界へ旅する。

この文読んだだけで購入決定.

いつもならAmazon一択なのだが,書籍なら送料無料かつ蔵前さんのサイン入りということで本家サイトで購入した.

早々に届いたので読む.
思ったよりも小さく,薄い本だったが中身は濃い.
この年代は,ちょうどKazchariがバックバッカーだった頃とかぶる.
自分の旅した場所限定ではあるが,何もかもみな懐かしい.

章立ては以下の通り,

世界で最も変わってしまった場所:中国,クンジュラブ峠,チベット
時が変えてしまった場所:タイ,ベトナム,カンボジア,ミャンマー
失いきれないインドとその周辺:インド,パキスタン,ネパール
世界から失われてしまった場所:イラン,シリア,イエメン
旅行者に失われてしまった場所:アルジェリア,サハラ,マリ,ケニア,ウガンダ

蔵前さんの書籍は伝説の名著『ゴーゴー・インド』からほとんど読んでいる.
この本はちょうどインド旅行から帰ってきてから読んだと思う.

それまでのインド本と言えば,藤原新也『印度放浪』や椎名誠『インドでわしも考えた』など,旅行記というよりは比較文化論,ようするにやや硬い印象のモノが多い(後者は異論あり?).
両方とも名著やけどね.

一方の『ゴーゴー・インド』はゆるーいコラムとシンプルなイラストで構成.
経験者にとっては旅の追体験,“バックパッカーあるある”で大いに笑わせてもらった.

続く『ゴーゴー・アジア』『ゴーゴー・アフリカ』も読み,その他の著作も...ほぼ全部読んでいるはず.

さて,『失われた旅を求めて』だが,中国がその経済発展に伴って国内風景が激変しているのは納得だが,逆に「コルカタ(カルカッタ)は変わらない」が興味深い.
インドは時の流れが違う...というか,あの大陸には過去と現代と未来の全てが同居している.
こうやって書くだけでも,あの混沌のサダルストリートが思い出される...ホンマに変わってへんのかな.

写真もフィルムならではの質感がかえって新鮮.
この不鮮明さが,もう戻れない記憶の中の“あの頃感”をかもしだしている.

筆者も述べているが,やはり残っている(旅行中撮った)のは有名な観光地の写真が多く,街の風景を撮ったものは意外に少なかったそうな.
つまり(外国人に見せるため)観光地は変化が少なく,庶民が生活する街中の方がどんどん変わっていく,資料としては後者の方が重要ということやな.

フィルムの場合,一枚一枚が貴重.
気楽に撮れない.
キレイに撮れたかどうかの確認すらできない.

たくさん撮りたければ,フィルムそのものを大量に持参する必要がある.
現地で現像を頼むこともあるが,プリントの質も悪い.
荷物を減らしたい場合は,国際郵便で郵送するしかなかった.

まぁ,2000年以降のデジカメ時代になっても,wifiで自分のクラウドやSNSにアップするなんてのは,かなり後世の話.
そもそもネットカフェを探すのも一苦労やったし,回線状況も悪く,大量のデータを添付して送るなんてことも現実的ではなかった.
日本語環境がなくて,ローマ字でメール打ったこともあったなぁ...

世界中色々な場所に行ったけど,やはり1993年の1月から11月にかけて旅した東南アジアが一番印象に残っている.
タイ,ラオス,カンボジア,ベトナム,マレーシア,シンガポール,インドネシア,7つの国の物語.

何しろ自由だった.
そして旅は長くなればなるほど日常に近づいていく.
熱帯のけだるい空気の中に溶け込みそうやったな.
結局,居心地が良すぎたせいで油断し,睡眠薬強盗に遭って帰国という,恥ずかしい終わり方になってしまったけれど.
あれは「そろそろ目を覚ませ!」というお告げだったのかもしれん(ハード過ぎるやろ).

チャンネル登録しているガジェット系YouTuberが最近こういう動画をあげていた.

かなりクセの強い人物だが,概ね同意できる.
20歳以上年下やと思うけど,長期旅行者って同じような思考になんねんな.
特に「旅に出ると自分の実力がわかる」に関しては,ホントにそう.

自分が進まないと世界は動かない.
良い意味で世界の中心になれた.
旅のできる人生で本当に良かったと思う.

ブログで「カンボジア日記」を上げるようになってから,昔のネガフィルムをスキャンし,デジタル化する作業を少しずつ行っている.

旅の回顧録~1993年のカンボジア(1)

そのままスキャンするだけでも悪くないが,少しレタッチすると,いわゆる記憶色により近いものになる.

1993年1月11日タイ-バンコク 北京飯店にて

Kazchariはレタッチソフトとして,ややマイナーな『SILKYPIX』を昔から使っている.
何しろ水中写真の補正に強い.
唯一無二.


歯痛大戦&2020年の思い出(10~12月編)

2021/1/5 Tue

いっそ思い切って,スケート靴でガツンと.

今日も歯痛との闘いは続く.
「ロキソニンで誤魔化せ」と言われても,副作用で胃が荒れるしな,この薬.

タイムスリップ物や漂流物,監禁物の映画で気になるのが,登場人物たちがキレイすぎること.
特に(最近の)日本映画はリアリティを欠く.

実際だと,服装の汚れは元より髪型や体臭が相当キツくなると思う.
Kazchariもかつてのアジア旅で,4日間程風呂なし生活を体験したが,それはもう自分が嫌いになるぐらい臭くなった.

以下の本でも印象に残っているのが,その悪臭描写だったりする.

恋するソマリア (集英社文庫)

逆にこっちの本はそこが弱かった.
ノンフィクションではなくあくまで小説やけどな.

砂漠の影絵 (光文社文庫)

両方とも面白いです.

ただ,不潔さに関しては慣れればなんとかなりそうだが,虫歯,歯痛はどうだろうか?
現代社会でさえ,すぐに解決せず,こんなに悩ましい.
当時だとロクに治療せず,抜け落ちるにまかせることになるか.
まぁ,昔の人は寿命が短いし,生物として考えれば咀嚼できなくなった時点でアウトなので,逆に悩まなかったのかもしれんが.

こうした点を含めてリアルに描いていた最高峰がトム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』だろう.

キャスト・アウェイ [Blu-ray]

今日の昼食も辛かった.
はぁー,奥歯で肉を咀嚼する日はいつになることやら.

つーことで,2020年の思い出,残りの3ヵ月分である.

【10月】

2020年最大の健康問題は頸コリだった.
例年デスクワークの割合が増える春休みあたりに,症状が悪化するルーティンはあったが,新コロによるリモート業務が激増したことで夏を越えて秋になっても,“コリ”収まらず.

止むにやまれず整形受診やらマッサージ,鍼灸を経てようやくたどり着いたのがこの肩甲帯バンド

柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)

現在も愛用中.
休日はしていないが,いつ不要になるのか未定.

もう一つ,購入は5月だったが,毎晩愛用している(表現がアレだが)のがこいつ.

NIPLUX NECK RELAX

現在レベル8.
頸の筋肉のギューっ感が心地よい.
究極の安眠装置.

その他,10月と言えば,ジロの全ステージレビューもした.
GCNオンデマンド観ながら.
実にドラマチックなグランツールだった.

GCNレースパスで『Giro d’Italia 2020 Stage1』

【11月】

なんと言っても,ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンによる12年ぶりのバイク旅『LONG WAY UP』(Apple TV+)の視聴が印象に残る.

復活の旅番組『LONG WAY UP』

Kazchari自身も思い入れ深い中南米.
これまた視聴レビューしながら,かつての旅を思い出すのが楽しかった.

えっ? その後続けて再視聴したアフリカ縦断『LONG WAY DOWN』レビューが途中?
はい.やはりユアンの奥さんが登場して以降は書く気が失せました.
旅程は途切れていないけど,旅情は途切れたというか...
覚えてなかったけど,なんと実母まで登場しててんな.
日本のTV番組にありがちな演出と思っていたが,英国もそう変わらんことが判明.

ただ,南アフリカの話題としては,今は亡き『クレイジー・ジャーニー』で知った白人キャンプ(White Squatter Camp)の存在にびっくり.
貧しいゆえ,黒人の家にドロボーに入る白人がいるとは...知らなかった.

この2番組視聴後はAppleTV+の更新はせず.
iPad購入検討時に,『AirPods Pro』の空間オーディオ機能について知った.

AirPods Pro や AirPods Max で空間オーディオを体験する

それはぜひとも体験してみたいが,「AppleTV+」はコスパが悪すぎる.
定額+個別のコンテンツ料って...
ただでさえ『AirPods Pro』って30000円もする.
素直に映画館に行く方が満足できそう.

あっ,でもApple製品購入後は1年間無料視聴できるから,信者は心配する必要ないか.

Apple AirPods Pro

【12月】

有機ELテレビ『Panasonic VIERA TH-55HZ1000』の購入.
ホンマ,給付金のおかげで良い買い物した.

有機ELテレビを購入~Panasonic VIERA TH-55HZ1000

パナソニック 55V型 4Kダブルチューナー内蔵 倍速表示 有機EL テレビ Dolby Atmos(R)対応 VIERA TH-55HZ1000

パナのキャッシュバックキャンペーン(30000円!)で,予想以上に安く買えたのも幸運だったが,何といっても映像の美しさに大満足.
これまでのプラズマ→液晶乗り換えだったらここまで満足できなかったかも.

『Nintendo SWITCH』の画面も文句なしにキレイ.
アニメ『進撃の巨人』のオープニング,立体機動の動きがとんでもない!

だがしかし.
現状,唯一の欠点を発見.
パネルが薄すぎて『Wii』のセンサーが取り付け不可!
両面テープだけだと落ちてしまう.

「Wiiなんて全然してへんやん」というヨメさんの声はとりあえずスルー.
センサー側の面積を拡張したりといろいろ工夫中.

以上,2020年の印象的な出来事シリーズでした.

今年はブルベ・レース参戦ネタが書きたいものである.

トイレ改装!ウオッシュレットに進化!

2020/12/25 Fri

Merry Christmas(X’masは間違い).

iPhone11 Pro

今年もサンタさんがウチにやってきて,息子は大喜び&大興奮.
マインクラフトのレゴやら,レアな紫色のパーツが入ったLAQをもらって「どうして,オレの欲しい物がサンタにわかるんだ?」とのたまう始末.

レゴ(LEGO) マインクラフト レッドストーンの決戦 21163

LaQ ミスティカルビースト グリフィン

うむ.

7歳の認識ってこういうものなのか,とあらためて確認.
そら,学校で算数の時間にいきなり粘土細工をやりはじめて怒られるのも当然か...(アカンやろ)

中二病の娘は「ツイステ・グッズ」がやたらに入った袋に喜ぶ...いや,一番喜んでいたのはAmazonのギフトカードかもしれない.

「このカードって何回でも使えるの?」← おい!

14歳の認識ってこういうものなのか,とあらためて確認.
そら「今度の日曜日に友達15人をウチに呼んで,人狼大会やっていい?」って臆面もなく訊くのも当然か...(アカンやろ)

で,本題.

元々借家だったのだが,住み始めて数年経った頃,大家さんから「買いませんか」というオファーがあり,「月7万の家賃を払うよりは...」と購入した我が家.
銀行からの借り入れも既に完済.
ローンなしで生活しております.
ありがたや.

建てられたのが平成元年なので築33年.
大規模リフォームは一度もしていない.
借家時代に屋根の修理やボイラー交換,購入後は洗面台のリニューアルをした程度か.
ちょこちょこ修繕するぐらいやったら,ドーンと立て直したいところだが,子供らの将来の学費などを考えると,ローンとかは組みたくないなぁ.

それはさておき,今回トイレの改装を実行.
大阪の実家から「お金出したるからウォッシュレットにしなさい」という指令があり,ありがたくご厚意に甘えることにした.
新コロで帰省できない代わり,らしい.

さて,ウオッシュレット.
元々,紙だけで拭くのが苦手なKazchaiは,これまでもペットボトルをトイレに持ち込み,ティッシュを濡らして後始末をしていた.
そのルーツはアジア系バックパッカー時代にある.

あくまで(当時の)印象だが,

日本から西に進むと中国,ベトナムまでは紙処理文化圏.

カンボジアからインドまでは水処理文化圏.

パキスタンからアラブにかけては砂処理文化圏.

チベット方面に北上すると無処理文化圏(乾燥しているので).

だいたい合ってる?
反論されたらいくらでも謝ります.

つーことで,先日工事が入り無事設置完了.
INAX製だった.

便器とタンクを取り換えただけなので,特に印象の変化はない.
相変わらず,よくわからないフィギュアたちに囲まれて全く落ち着きがない(Kazchariセレクト)

もちろんウオッシュレットなので,洗浄コントローラーが付いている.

iPhone11 Pro

機能や使い方はいたって普通.
そりゃそうだ.
ウォッシュレットが普及して何年経った?
しかし,驚いたのは一緒に注文していた(らしい)これ!

iPhone11 Pro

自動点灯の照明なのだが,なんとヒーター付き.
ライトと連動して,あっという間に個室が温まる.
しかも天井からの熱というなかなか新鮮な感覚.
まぁ,そこまで寒い日もなく電気代節約のため,普段はオフにしてます(なんじゃそりゃ).

しかし,このトイレ改装,一点,困ったことがある...

便座位置が高いのだ.

明らかに以前より5cmは高い.
短足とは言え,Kazchariでもかかとが浮いてしまう.

大人はまだいい.
7歳のアホ息子,こりゃ踏ん張りがきかんやろうし(ただでさえ便秘気味),立ちション時に失敗する可能性も高いのでは...

つーことでAmaで注文.

トイレ踏み台 高さ17cm

ウオッシュレットはその構造上,どうしても座面が高くなってしまう.
どう考えても,子どもや高齢者には合わない高さ.
実際にこうした商品も売れているようだ.

それにしても,ウオッシュレットはやはり快適.
来日した外国人のコメントに,日本のトイレの美しさとウオッシュレットの普及率に驚愕!なんつー話が多い.
ホンマ,これまで訪れた国のトイレ(兼シャワー室)の汚さを思い出すと...
「そういう国しか行ってないのでは?」というツッコミは無しで.

とは言え,Kazchariが小学生の頃(40年ほど前)は,自宅もくみ取り式やったなぁ.
テレビマガジン付録の紙製ライダーベルトを落としたり,肩にのせた手乗りインコが落ちたり,はたまた自分自身が落ちたりと,くみ取り便所に関する伝説的エピソードは,誰もが持っているはず...

『LONG WAY DOWN』の感想(その5)「ウガンダ~ルワンダ~タンザニア編」

2020/12/10 Thu

アフリカの明と暗.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)をAppleTV+で視聴中.

今回はウガンダ-ルワンダ-タンザニア編の感想.

Kazchariはいずれも訪れたことはない.

ウガンダと言えばゴリラ
ゴリラと言えば,見た目によらず繊細な生き物.
知能が高すぎるゆえに,”うつ”にもなるそうな.
なので見学も1時間.
シルバーバック...なんとも気品がある.
動物園ではなく,野生で観てみたいものだ.

ウガンダと言えば,”食人大統領”アミンも忘れてはならない.
(本当の意味で)痛いシーンてんこ盛り.

ラストキング・オブ・スコットランド [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

お次はルワンダ.
ルワンダと言えば,映画にもなった大虐殺.

ホテル・ルワンダ [Blu-ray]

ルワンダにもカンボジア同様,頭蓋骨や衣服を展示した博物館がある.

何より悲劇的なのが「少年兵」の存在.
ゲリラが村を回って,子どもを拉致し,自分たちの陣営の兵士に育て上げる.
拉致の際は自分の親や知り合いを殺させたり,子どもの耳や鼻を削いで二度と故郷に戻れないようにする.
「残酷」という言葉だけで片づけてよいのだろうか?

アフリカでは,どの部族の人間がその国のトップになるかで,部族間の経済格差が広がってしまう.
ヨーロッパの植民地政策で分断される前も抗争はあったと思うけど,ここまで酷くはなかったと推測される.

「アフリカはなぜ貧しいのか?」という問いに際し,権力の腐敗や欧米(最近は中国)の資源争奪の思惑がからみ,民主主義が根付かないという意見の他にも,こうした状況に慣れきってしまった国民性をあげる評論家もいる.
曰く「金持ちになると,それを奪われるから(貧乏のままでいい)」という思考になるそうだ.

フィクサーつながりでルワンダの大統領,ポール・カガメと会談.
スタッフの「番組から政治的意図を排したい」とい意見もあったが映像で見る限り,ルワンダを経済的に立て直した至って温厚な人物風.
ただし,目は鋭い.
昨今ではその独裁ぶりが非難されているそうな.

なぜ欧米諸国はルワンダ大統領ポール・カガメの「独裁」を黙認し続けるのか?

ブルンジは行かず,次はタンザニア.
国境でもパスポート紛失騒ぎもあったが無事入国.
ああ既視感が...

一行は,これまた悪路を選択.
R1200GSの巨体が暴れまくる.

それにしても,ケニア以降は英語圏となり,民衆との接触や会話が増えた.
偏見かもしれないが,旧イギリス宗主国はわりと発展,旧スペインはまぁまぁ,旧フランスはぐちゃぐちゃという勝手なイメージがある.
(一応)議会政治を根付かせ自国化しようとしたのか,ひらすら略奪が目的だったのかの違いか.

そして,スタッフはタンザニアでようやく”普通の”サファリ体験.
なんとクルマから降りられる!?
うらやましい.

1990年のケニア旅,やっぱりタンザニアにも行けばよかった.
動物の生息数に圧倒的な差があるらしい.

当時,ケニア前半を一緒に旅したK君は,その後タンザニア側からキリマンジャロに登頂.
帰国後に山頂の写真をもらった.

K君からのいただき画像

この景色,見たかったなぁ.

ケニアでのサファリツアーは,事前ノープランで現地で決めた.
ナイロビの街中で声をかけられ代理店へ.
最初の店では,西洋人の旅行者がこちらを見ながら「やめとけ,やめとけ」と目配せしてたのが印象に残っている.

何軒かまわって,5日間US300ドルのプランで決定.

お金持ちはロッジサファリ.
我々バックパッカーはテントサファリ.

朝晩は寒かった.
雨が降ったらテント水没.
シャワーなしは辛かった.
途中でロッジのプールを借りてパンツ一丁で泳いだっけ.

もちろん景色は雄大.
満足感は高い.行って良かった.

今では考えられないが,持参したカメラは28mmの単焦点,Konica現場監督.
もちちろんフィルムだ.
一緒に参加したK君は,確かキヤノン一眼レフに望遠(300mm?)つけてたな.
もし今度サファリ行くなら,E-M1Xに300f4! 夢の組合せ...

ただし...あの風景は心に刻み付けるのが一番かもな.

1990年の大学卒業旅行後,内定していた某コンピュータ会社に入社した.
約3年働くものの,あまりの仕事のつまらなさに退職.
長い旅に出ようと決めた.
『深夜特急』や蔵前仁一の『ゴーゴー』シリーズの影響があったことは否めない.

最初のプランはケニアにあるスワヒリ語学学校の『星野スクール』に通うこと(今もある?).
実際に面接も受け,合格(許可?).
しかしながら思う所あって辞退.

結局1993年の1年間は東南アジアを旅して過ごすことになった.

もし,あの時,星野スクールに,ケニアに戻っていたらどういう人生が待っていただろう?

『LONG WAY DOWN』の感想(その4)「ケニア編」

2020/12/8 Tue

オフロード三昧.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)AppleTV+で視聴中.

今回はケニア編の感想.
例によってKazchari自身の旅の思い出とクロスオーバー.

人生初の海外旅行先はケニアだった.

正確にはボンベイ(今はムンバイ)で1泊トランジットしたので,異国の文化を”強烈に”感じたのはインドが最初なのだが,旅としてはケニアにおける2週間が初.

時は1990年.
大学の卒業旅行の行先として,どうしてもアフリカに行きたかった.
その2年ほど前から,海外里親制度であるフォスターペアレント(フォスタープラン)を始めており,そのサポート先の子供が西アフリカのトーゴに住む「ザカール・アビボ」という少年だった.

プラン・インターナショナル・ジャパン

一月5000円の寄付.
フォスターペアレントの詳細は省くが,便宜上はある特定の子どもをサポートしていることになっているが,実際はその子の住む地域全体の生活改善のために,寄付金が使われるという触れ込みだった.

さらに,渡航費は自費となるが,とりあえず首都の空港まで行けば,現地スタッフがその子の村までアテンドしてくれるという取り組みもあり,ここはぜひトーゴに行ってみたくなった.
そして,ザカール君に「I’m your father」と言ってみたかった(アホですか)

トーゴ共和国の場所

まず問い合わせたのがアフリカに強い旅行代理店の『道祖神』

アフリカ旅行の道祖伸

もちろん当時は電話です.

Kazchari「すいません.西アフリカのトーゴに行きたいんですが,チケットっていくらですかぁ?」
道祖神「えーっと,トーゴですか...失礼ですがお客様,海外旅行はよく行かれますか?」
K「いいえ.今回が初めてですぅ」
道「えー,申し訳ありませんが,海外が初めての方に西アフリカはおすすめしません」
K「はい?」

今なら,いや,今でもこのスタッフの対応は理解できる.

海外初心者に,しかも個人旅行者に西アフリカは絶対に薦めへんな.
治安・疫病・物価・言語(仏語)・インフラなどあまりにハードルが高すぎる.
結局,『道祖神』としては「インド経由ケニア(ナイロビ)までの航空チケットは出しますので,そこから先はご自分で」ということになった.

そしてKazchariは,当時まだ国際線が飛んでいた伊丹空港からAir Indiaにて,バンコク経由でまずボンベイに降り立った.
丸一日インドにやられまくって,翌朝ナイロビへのフライト.
ようやく訪れたアフリカの第一印象というか,匂いは...腋臭でした.

ケニアの旅前半は空港で一緒になった日本人3人でつるみ,サファリへ.
後半は一人で沿岸のモンバサマリンディを旅した.

たまたま犯罪に会わなかっただけかもしれないが,あの頃のケニアはそれほど危険ではなかった.
ナイロビのナイトクラブスラムっぽい所にも出かけた.

その後かな.
ソマリアなど近隣国の内戦がひどくなり,難民や兵士がナイロビになだれ込み,テロ爆破事件も起きるなど,世界有数の犯罪都市になってしまったのは.

さて,ようやく『LWD』本編.
ケニア編は内容盛りだくさん!

【襲撃された小学校を訪問】
この事件の詳細を知ろうと,「ケニア,学校,虐殺」で検索したところ,他にもたくさんヒット...
部族抗争の結果やけど,学校は狙われやすい.
子どもを殺すのに躊躇がない.信じられない.

【象が住むロッジ】
有名な国立公園内だけでなく,こうした小規模なロッジがたくさんあんねんなぁ.
雰囲気がめっちゃ良い.
Kazchariはサファリ中はテントに泊まった.
敷地は有刺鉄線で囲われているだけ.
様々な動物の声が聞こえて,夜のトイレは恐怖.
ちなみに管理人はマサイ族だった.

Konica 現場監督 / 1990年2月21日

【わざとなのかの悪路選択】
ユアンの台詞がおもしろい⇒「効率よくバイクを壊しているみたいだ」
粉砂ダート&粘土ダートで転倒しまくり,押し歩きまくり.
さすがのパリ-ダカライダー,チャーリーは余裕の走り.
350kg超のバイク,扱える自信全くなし.

【どこもかしこも絶景】
道の状態はともかく,風景が素晴らしい.
単純に動物の数は少ないが,たまに見かけるのが良いのだろう.
さすがにライオンには会わなかったようだ.
そんなことより何より,サファリカーではなく自分のバイクで,好きな道を走るという行為!至福!

Konica 現場監督 / 1990年2月21日
Konica 現場監督 / 1990年2月21日
Konica 現場監督 / 1990年2月24日

【遊牧系の少数民族とともにキャンプ】
こういう商売っ気のない状態よし.
この民族,割礼の儀式があるとか.
痛そう.
一夫多妻&多産の文化
同行の医師による診察があったが,彼らはどこまで文明との接触があるのだろう?
薬の処方とか難しいやろな.

Konica 現場監督 / 1990年2月23日

この方たちは商売っ気満々.

【ケニアに住む友人の家へ】
美しい湖の傍に住むイギリス人(?)の友人を訪ねる.
個人のセスナで遊覧飛行.
何の商売してるんやろ.
そういやジャマイカでも,西洋人がむっちゃ山奥の豪邸に住んでいることがあった.
庭に「ポロ」用のフィールドがあるのにびっくりした.
一説によると競技用の馬や選手を本国から空輸するそうな.
贅沢というか,想像の範囲を越える生活をしている人は世界にたくさんいる.

このケニア編はアフリカツーリングのイメージまんまの回やったな.

そして一行はナイロビには寄らず,ウガンダ国境へ.
R1200GSのメンテした方が...

さて,Kazchariの1990年トーゴ行きはどうなった?
結局,行っていない.
さすがに航空機の手配や現地でのビザ取得などは初心者には無理(今なら大丈夫?).
そして帰国後,ザカール君の住むトーゴも内戦が勃発し,彼が行方不明になったとの連絡が入った.

E09 地球の歩き方 東アフリカ ウガンダ・エチオピア・ケニア・タンザニア・ルワンダ 2016~2017 (地球の歩き方E09)

しばらく更新されてない?
大丈夫なのか東アフリカ.

オフロードつながりでこの一冊.
本日より『弱虫ペダル』70巻配信開始!
色々物議をかもしたMTB編ですが,普通に面白かったのでは?

坂道君のチートぶりは相変わらずですが.
タイヤのあまり太くない,普通のMTBも欲しくなった.

弱虫ペダル 70 (少年チャンピオン・コミックス) Kindle版

『LONG WAY DOWN』の感想(その3)「エジプト~スーダン~エチオピア編」

2020/12/4 Fri

旅と旅行の間.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)をAppleTV+で視聴中.

今回はエジプト-スーダン-エチオピアの感想.
いわゆるアラブ・アフリカからブラック・アフリカへと舞台が移っていく.

以前も書いたが,Kazchariはこの番組をDVDで一度観ている.
にもかかわらず,内容を全く覚えていない.

なんてこった.

いくらDVDが英語字幕のみだったとは言え,これほど濃いドキュメントの内容すら忘れてしまうとは...自分の脳に絶望するなぁ.

実はこの現象は読書にも起きており,ここ数年は読了した本の内容をすぐに忘れてしまう.
その一方で,20代の頃に読んだ書籍,漱石やヘッセの小説に関しては,あらすじは元より,場合によっては印象に残ったフレーズやセリフまで覚えている.

結論.

若い脳は感受性が非常に鋭い.
入力された刺激や新発見を,自分の糧として取り込もうとする機能が最高潮に発揮されているということだろう.
言い換えれば,年齢を重ねる=残り時間が短いゆえに,提示された情報を,将来活用する可能性がないと脳が自己判断しているのかもしれない.

寂しい話だ.

では,探求の精神を諦めるのか?
たとえ,その場限りの喜び,好奇心の充足だけでも良いではないか,つまり「同じ対象であったとしても毎回新鮮な経験ができる」と前向きに捉えるのが良いかもしれない.
実際,老人施設などのレクリエーションを「毎回同じでつまらない」とグチっているのは当人たちではなく,スタッフ側ということはままある.

閑話休題.

さて,エジプト編である.
『水曜どうでしょう』における大泉ポジション,ユアンのスケジュールの都合があるのか,例によって急ぎ足の旅.
悪天候だろうがなんだろうがガシガシ進む.
観光名所だらけのエジプトの滞在すらも短い.
それでもしっかりピラミッドの脇をBMWで走り,内部も見学.
ええなぁ.

2004年8月のエジプトはひたすら暑かった.
あまりの暑さに一緒に旅していたヨメさんがダウン.
カイロのゲストハウスからほとんど動けず.
Kazchariはそんなヨメさんを放置して,国立美術館でツタンカーメン像を見学し,バスを乗り継いでギザへ.
冷房の効いたケンタッキーからスフィンクスとピラミッドを眺め,いよいよ敷地内へ.
そう,有名な話だがピラミッドは街に隣接している,というより後から街が発展したのだが.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月17日

メキシコに次いで,何しろ暑かった.
確実に40℃越え
2リットルのペットボトルを持ち歩いていたのだが,それを一気飲みできるレベル.
水が残り半分になると不安になるので雑貨屋に買いにいくのだが,エジプトはこうした生活必需品を買う時でさえボッてくるので油断できない(厳密には紙幣を渡してもおつりを返してくれない).
他の国ではありえないので,印象はあまりよくない国の一つとなってしまった.

カイロ観光の前には,紅海沿いのハルガダにてダイビング.
Kazchari的にはピラミッドより紅海の美しさ(固有種だらけ)が印象に残っている.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月13日

さて,『LWD』の一行は一週間に一便しかないスーダン行のフェリーにバイクとクルマを乗せるためアスワンへ急ぐ.
人は別便らしく,ここで不思議というかテレビ番組ならではの行動.

ユニセフのバイク診療チームのメンバーと会談するため,いったん飛行機にてケニアに入国.
交流後,再びアスワンに戻ってくるという旅程.

うーん.

こういうシーンを見せられると,やはりこれは「旅」ではなく「テレビ番組」なのだとあらためて認識させられるな.
途中でトラブルがあっても「演出でしょ」「何とかなるんでしょ」という思いが頭をよぎってしまう.

さて,スーダンへ.
これまた南北に分断される前の撮影.
サハラ砂漠とまでは言わないが,十分な悪路

舗装路がほとんどなく,チャーリーはともかく,ユアンは転倒しまくって「オフロードは好きじゃない」とグチる.
そら,パワーはあるかもしれんけど,あの巨大なGSやもんなぁ.
無理な走行が祟ったのか,ユアンとクラウディオのBMWのサスペンションが砂漠の真ん中で壊れる.
予備パーツが一つしかないので,ユアンのバイクだけ修理し,クラウディオのバイクはトラックを探してきて搬送することに...って,これも個人旅行では無理な話.

一方,自転車で旅している人も数人登場.
10年以上母国を離れ,現在スーダンを自転車旅というだけで,もう十分“アレ”な人たちなのだが...なんてうらやましい.
その間,歯の治療とかどうしてるんやろ?(そこ!?)

首都のハルツームは大都会.
イラクの副大統領が同じホテルに投宿しているらしく,やや緊張感.
しっかりBMWの修理を行い,エチオピア国境に向かう.

ちなみにスーダンから南スーダンが独立したのは2011年.
現在世界で一番新しい国家だが,その内情は悲惨.
失敗国家の代名詞とされている.

ゼロからわかる南スーダン「国づくり大失敗」の真相

お次はエチオピア

乾いた砂漠は濡れたジャングルに変わる.
ブラック・アフリカの入り口.

ジャマイカに縁のあるKazchariとしては,エチオピア=ジャーことハイレ・セラシエ,帝国のラストエンペラー
日本人にはレゲエ&ドレッドヘア&マリファナというイメージしかないラスタマンだが,本来はラスタファリズムという宗教の教えを具現化しているのがラスタマン(ラスタファリ)なのである.

ラスタファリ運動

ようするに,アフリカから奴隷として連れてこられた我らは,この退廃・堕落したバビロン(ジャマイカ)を脱出して,ジャーが統治するザイオン(天国)たるエチオピアへ帰ろう運動.
ボブ・マーリーの歌詞にもバンバンでてくる.

まぁ,実際のジャマ人は大多数がプロテスタントなので,ラスタファリは少数派.
病院で活動していたKazchariもラスタファリの患者さんを複数人担当した.

Nikon COOLPIX E950 / 2004年3月18日

さて,現代のエチオピアは,ジャマ人たちが焦がれる天国なのだろうか?
あまりそんな印象はないなぁ(特に某国に忖度しまくりのテドロス,てめーのせいだ).

さて,『LWD』の一行は,あまりのタイトスケジュールのせいか,スタッフ間の諍いが目立ってきたようだ.
ハンディカムでユアンとチャーリーが愚痴をこぼしまくっているのだが,こういう描写って誰得?

結局,こうしたギクシャク関係も快適な(?)都会のアジアアベバでの休養を経てクールダウン.

エチオピアのシャシャマネにあるラスタ村を訪ね,長老にラスタの教えを聴くユアン.
目が少々イッテル長老の話に「こいつ,何を言ってんのか,さっぱりわかんねー」という表情がナイス.
その直後,長老が倒れて『LWD』の随行ドクターが治療するという展開へ.
ホンマ,ラスタの人たちって健康なのか不健康なのかよくわからん.

現地に入植し,花卉ビジネスを展開しているイギリス人(?)のプラントも見学.
2007年当時,既にSNSが浸透しており,このイギリス人たちも,ネットで一行のルートを予測し,幹線道路に“歓迎”の横断幕を張って,二人が気づくことに期待していた.
その目論見は大当たり(仕込みでなければ...).

将来,『LONG WAY in ASIA』(仮)が制作される際には,Kazchari実行してみるかな?
稚内から樺太に渡るルート設定だと,旭川通過もありうる?

ジャマイカ&レゲエ A to Z 2010年増補改訂版