山岳映画2本~『神々の山嶺』&『イーディ,83歳 はじめての山登り』

2023/1/17 Tue

リアルとファンタジーのあいだ.

Zwiftの友である「Amazon Prime Video」にて山岳映画を2本連続で観た.

まずはこれ.

神々の山嶺

現在,同題名の物語は4つ.
まず原作となる夢枕獏の小説『神々の山嶺』(「いただき」では変換しません).

エヴェレスト 神々の山嶺 (角川文庫)

かなり以前に読んだ.
「発見されたマロリーのカメラは本物か否か」のミステリー仕立てから始まって,とんでもなく自我が肥大した山岳家の「冬季エヴェレスト無酸素南西壁登頂」への挑戦...と,当時の読書録には書いてある.
評価は見事に星5つ.
作者自らが「どうだまいったか!」と言っていた記憶もある.確かに.

次に『孤独のグルメ』で有名な谷口ゴロー...じゃなくてジローさん作画によるコミック版.

神々の山嶺 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

Kindleで購入し読了済み...だったことをすっかり忘れていた.

いまさら再読.これまた素晴らしい.
生涯ベストのコミックに上げる人も多いという.

特に山の画力は圧倒的.
この質感は写真トレースでは絶対に出せないだろう.

そして食事シーンの素晴らしさ.
その詳細な説明と描写も相まってリアリティの鬼.
さすがジローさん.

ただ,原作にもある(?)無理矢理感なアクション要素が玉に瑕.
羽生のモデルになった人(森田勝)に実際にこんなことが起きた? それはないだろう.

個人的にツボなのはカトマンドゥの描写.

Kazchariも1990年,インドからバスでネパールに入国.
ポカラからカトマンドゥまで旅をした.

登山?

ポカラから日帰りで行けるトレッキングはしたなぁ.
つまりマチャプチャレのふもと?

ネパール・ポカラにて / 1990年3月15日撮影
ネパール・ポカラにて 自称ガイドの少年 / 1990年3月19日撮影

途中の山道で巨大なザックを背負った日本の登山隊の人たちに挨拶した記憶がある.すんごい迫力でした.

次に邦画の阿部寛&岡田准一主演の『エヴェレスト 神々の山嶺』

エヴェレスト 神々の山嶺

リンクを貼っているものの未鑑賞.
実際にベースキャンプまで登って撮影したという宣伝文句には惹かれるものの,「ギアが全てスポンサーの新品モンベル製で不自然」だとか「ストーリーが変な方向に改ざん」と聞き,すっかり興味をなくした.

レビューを見ると賛否両論(どちらかと言えば否多め).
もともと昨今の邦画の「お涙頂戴過剰演出」と「説明ゼリフだらけ」にイライラさせられることが多いので観る予定なし.すいません.

ただし,原作,コミックにある超有名な羽生のモノローグ.
これはしっかりと描写されているらしい.好ポイント.

やすむな。 足が動かなければ手であるけ。 手が動かなければ指でゆけ。 指が動かなければ歯で雪をかみながら歩け。 歯もだめになったら目で歩け。 本当にだめだったら、本当にもう動けなくなったら、思え。 ありったけの心で思え

で,ようやく本題のアニメ『神々の山嶺』の感想.

神々の山嶺

なぜかフランス製作である.
ざっくり言うと,コミック版を元にして再編集っつーか,上映時間内におさまるように印象的なエピソードをオリジナルでつなげた感じ.

結論.
レビューでの評判は上々だが,Kazchari的にはイマイチだった.

確かにセリフが少なく,BGMが抑え気味なのは好印象.
それを受けてか,ストーリーもものすごくタンパク化.
リアリティと言えばそうなのかもしれんが,熱さはあまり感じず,物足りなかった.

さらに,なんつっても...先程あげた,羽生の”あのモノローグ”が丸々カット.
さすがにこれはない.
フランス人にはわからん感性なのか?(偏見)

日本の描写もそれっぽいというかほぼ違和感なし.
少なくともZwiftの「MAKURI ISLAND」よりずっとジャポネしている.
たぶんスタッフに日本人がいるのだろう.

しかし,なぜか岸の遭難死を伝える新聞だけが変.
わずか数秒の描写だが,岸の写真の周りが「震災直後の福島発関連記事」だった.
なぜ?
チェックミス?

つーことで,手軽さ(再読しやすい)や面白さ,満足度ではコミック版が一番,続いて原作かな.

山岳コミックでは,超美麗な作画と壮絶なストーリー展開の坂本眞一の『孤高の人』が印象に残る.

孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

本格的に山やっている人だと,また評価は違ってくるのだろうけど.

で,「次に観る」で上がっていたのが,これ.

イーディ、83歳 はじめての山登り(字幕版)

原題『EDIE』.

脳梗塞で倒れた夫を30年間介護し続け,80歳を越えてしまったイギリス人女性,イーディ.
夫の死後,娘に老人ホームの入居を勧められる.
部屋の片付け中,昔の日記を娘に読まれて関係悪化.
一人残されたイーディは,昔,父からの絵葉書に描かれたスコットランドのスイルンベン山に登ることを思いつく...というお話.

以下,ネタバレ.

まぁ,それにしてもこのばーさん,性格が悪い.
もしくは不幸な人生により悪くなってしまったのか...いずれにせよ非常に頑固.

一方で「正直に生きたいと思いつつも,それを口に出してはいけない」という変な縛り(我慢?)を自分に課してたりする.
そう,めちゃめちゃ面倒くさいのだ.

象徴的なのが冒頭,こっそり肉を焼いていたのを,娘に「こんなの不健康」と咎められ,捨てられてしまう.
ここでばーさん,何も言わない.非常に腹立たしい.
高齢者ほどタンパク質重要なのに!(そっち?)

それらの不満は日記にぶつけてきた.
結婚してから今まで,ずっとこうだったのだろうか?

そういうのは絶対,顔や態度に出る.
夫や娘との関係がよろしくなかったのも,このばーさんの性格が主な要因の一つだろう.

さて,夫が死に娘と離れ,自由になったイーディは,山に登るため列車に乗ってスコットランドに向かう...と思いきや,一旦やめかける.

あーイライラする.

うん? もしかして,視聴者にそう感じさせる時点で監督の術中に,見事にはまっている?
ホームコメディ,ハートフルムービーとは真逆のアプローチ!
実に新鮮.

当然この後「このばーさん,かわいい,かっこいい!」という風にもっていく展開になるはず...と思っていた時期がKazchariにもありました.

その先もジョニィを始め,出会う人々(ついでに自分)に悪態付きまくり,ここまでかわいくないばーさん,邦画では絶対ありえない(たぶん).

なんだかんだで後半.
ジョニィのガイドを断って,一人で登ることを決意.
ドローンを駆使した映像も相まってようやく旅の始まりを予感させる.

ここからはばーさんの逆襲,視聴者の好印象も爆上がり!...になるはずが,いきなりボートを湖に下ろす際に手伝ったもらった他のハイカーを罵倒.
びっくりした.

文句ばっかりでは何なので良かったところ.

終盤も終盤,ザックを置いて這うように崖を登るイーディの姿.
役者の演技も相まって,ここはヘタな雪山映画よりも迫力あった.
ここは,ここのシーンだけは素晴らしかった.
そうまるで,羽生の例のセリフ「想え」がかぶってもおかしくないぐらい.

しかし...この後がよくない.
マジで全て台無し.

電話がつながらないことに不安を覚えたジョニィが,慌ててイーディの後を追う.
まずザックを発見,さらに途中で疲れ果ててひっくり返っているイーディを発見!まだ死んでなかった(失礼な).

そして...ジョニィに支えられながら無事山頂へ...ぐわぁ~全てブチ壊し.
ここはイーディが一人で登らんとアカンやろ~
これまでの意地はなんやったんや~

以下はあくまでKazchariの願望.
ラスト,少なくとも山頂まではイーディは一人で登る.
ジョニィがイーディを発見するのは,山頂で佇む彼女の姿⇒エンドで良いのでは?

それこそファンタジー? 非リアル?
いやいや,それなら一言も話さない山小屋狩人のレスキュー話は不要.

最後の最後までスコットランドの天気のようにすっきりしない映画だった.

やりたいことやる高齢者という視点では『ダージリン急行』が面白かったなぁ.

ダージリン急行 (字幕版)

全然毛色の違う映画やけどな.

さて,山登りと言えば,Kazchari家恒例の高齢の息子と男二人キャンプ.
昨年のGWは日高のアポイ山に登った.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

登る前も,そして帰宅後も「二度と山は行かねぇ」と文句ばかり言っていた息子だが,結構,事あるごとに山での出来事を話す.

そう,辛くて強烈な記憶ほど脳内に残るものなのだ,息子よ.
さて,次はどこを登らせてやろうか...

北海道冬の運転~無謀と予防

2023/1/11 Wed

何が起きるかわからない.

昨日,上富良野町にて痛ましい交通事故があった.

北海道を観光中か 出会い頭に衝突 死亡はシンガポール国籍の41歳母と生後4か月の女児 上富良野町

異国での旅行中に家族を亡くす.
これほどの悲劇はなかなかない.
ご冥福をお祈りします.

事故原因は不明だが,乗用車(レンタカー)側に一時停止標識があったことは確からしい.

コメント欄には「南国(シンガポール)の人間が真冬の北海道を運転するなんて無謀」⇒「規制すべき」という意見が多い.

確かに,新コロがやや落ち着き内外問わず観光客が増えた.
道内屈指の観光スポットである美瑛・富良野の丘は「わ」「れ」ナンバーだらけ.
確かに公共交通機関が貧弱な地域はクルマで周るのがベストだろう.
その気持ちはわかる.

しかしながら北海道在住20年近い,つまりそれだけ冬シーズンを体験しているKazchariでも,年に1,2回はヒヤリとする場面がある.
その多くは凍結路でのスリップだ.
止まるはずと思っても止まらない.
幸い事故に至ったことはないが,単に運が良かっただけだろう.

「予測して慎重に運転する」

それしかできることはない.

今回の事故では慣れない冬道走行以外にも「標識の意味を理解していたのか?」という意見もあった.
少し調べてみると驚愕の事実が.
日本の一時停止標識はこれ.

もしくは最近増えてきたのが,外国人向けに「止まれ」の下に「STOP」の追加されたものもある.
これなら守れるはず...というのは楽観しすぎで,実はもう一つ落とし穴があった.

日本以外世界共通!?止まれの道路標識

これは知らなかった.
一時停止標識=八角形という(世界的な)常識があると,日本の逆三角形を即座に正しく認識できないかもしれない.

今後もインバウンドやらなんやらで,外国人観光客を大量に呼び込むつもりなら,否応なく“世界基準”に合わせる必要があるかも.

そんなKazchariは,このブログでも頻繁にアップしているように,冬チャリ愛好者である.

冬の凍結路を走るチャリダーが,一部,いや大多数のドライバーに嫌われていることはわかっている.

冬チャリライダーの言い分

ゆえに,できるだけ迷惑をかけないように心がけている.
まずはコースの選択.

歩道のない国道は走らない.
路肩のない道路を走らざると得ない時は,停車して先に行ってもらう.

やむなく歩道を走る場合も,カウベルの音色によって,歩行者にはできるだけ遠くからチャリの存在に気づいてもらうようにしている(賛否あり).

もちろん,車体にはライト.
リアだけでなくフロント点滅も効果があるという.

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

さらに万全を期すならヘルメットのリアライトと反射ベストも必要.
このあたりはブルベでの経験が役に立つ.

それでも気づかれずに轢かれることもありうるだろうな.
それが怖いからと,冬の間,部屋に閉じこもるのはよろしくない.

新コロまん延を理由に閉じこもってしまった高齢者の「フレイル」が問題になっている.

フレイルとは

さらには雪国の風土病である“冬季うつ”予防にもチャリは最適と思われる.

鬱病には自転車を?

つーことで,北海道に住む以上,冬の活動を支えるクルマやチャリの運転は必須.

さすがに車体の制御が難しすぎるオートバイには乗らない.
無謀とは言わないけど,ご安全に.

OLYMPUS TG-5

マネーロンダリング~汚いけど汚くない

2022/12/22 Thu

金は天下の回りもの.

先日,ツールボトルの中身をチェックした話を書いた.

ツールボトル&ケースの見直し

使えないものを省く,もしくは入れ替える作業をした.
その中に緊急用の隠し金(¥1,000)がある.
これがまぁ濡れた上に,ボトル内で散々シェイクされ続けたせいかボロボロ.

iPhone11 Pro

汚れているわ,折り目がしっかりついて破れそうだわ,色移りしてるわで,もはや他人に手渡すのが遠慮したくなる状態.
相手に拒否されても文句は言えない(日本人基準).

もちろん,銀行に持っていけば新札に替えてくれるのだろうけど,そのためだけにわざわざ出向くのも...と思ってしまふ.

そこで「人で抵抗あるのなら,機械で試す?」と考え,職場にあるジュースの自販機に読み込ませてみることにした.

¥140の三ツ矢サイダー(極冷ver)を買う.
最初に¥10玉4枚を投入し,次に先程の哀れな¥1,000を...

ジーっ...ピピピピ...ジーっ

無慈悲に戻ってきた(泣).

ヒトだけでなく,機械にも嫌われたか...
と,念のため,さっきとは反対側から読み込ませてみた.

すると...

ジーっ...ピッ(ジュースの購入ボタン点灯!)

おおっ! 無事,ロンダリング完了!
機械が認識したのだ,違法でもなんでもない.

つーことで,小銭¥900のお釣りと三ツ矢サイダーを無事GetしたKazchariであった.

この汚いお札のおかげで,ある旅の思い出が蘇った.

それは,“みんな大好き”インドでの話.

もう30年近く前の話になるが.Kazchariは3度目のインド旅行をした.

カルカッタ(コルカタ)から入って,マドラス(チェンナイ)方面へ.
そしてモルディブに向かう南インドを中心としたひと月ほどの旅.

インドでの戦いはまず空港から始まる.

当時の『歩き方』にも載っていたが,カルカッタのイミグレーションを出てすぐ正面に見える「銀行」はニセモノらしい.
いわゆる私設の両替所なのだろうか?

ヤツらは日本語で「コッチ,リョウガエ,グッドレート~!」とか言いつつ手招きしてくる.
格安航空便の到着はたいてい深夜なので,寝ぼけて判断力を失った頭で,ふらふらとそちらへ向かってしまうが要注意.

両替レートがよければ良いのだが,それほど良くない.
それに,渡してくる金(札束)も正確な額ではない = つまり抜き取りがある(ことが多い).

さらには,有名な話だがインドでは破れた札は使えないのだ.
元々紙質が悪い上に,汚れも半端ない.
一見,破れていないように見えてもテープやホチキスで留めていたりする.

これらが手元に来てしまったら...
日本のように銀行に持っていっても交換不可.

ではどうする?

もちろんババ抜きだ.誰かにこっそり押し付けるのだ.
そう,インド旅では買い物一つで日々戦い.
なんてエキサイティング!

この両替所に限らず,インドのどこで両替するにせよ,金を受け取ったらまずその場で数える,そして破れた札を見つけたらチェンジを要求する.
この行為が必須なのだ.

ちなみに正規の銀行は,先程のニセ両替所を無視して,反対側の通路の奥にあったりする.
もちろん,正規だからと安心できない.
必ず両替時ルーティンを行うこと.

なぜ,国際空港にこんな怪しげな両替所があり,かつ放置しているのか?

謎.

だが,それがインド.

いかんせん古い話なので,記憶があいまいなところもある.
間違っていたらご容赦.

今や(昔も?)デシタル先進国のインドである.
もはや,このようなカオスなわけはないはず.
日本以上のキャッシュレス社会に違いない.
もしそうなら,それはそれでインド旅行の楽しみが半減したようで寂しい気もする.

いや,「インドだけは変わっていない」という天の声が...

スキューバダイビング,やめよっかな?

2022/11/19 Sat

既にここ3年ほど潜っていないわけだが.

OLYMPUS STYLUS XZ-2 / Indonesia Manado

ブログの自己紹介文に「時々ダイビング」と書いてはいるものの,新コロのせいでここ数年全く潜れていない.

現状,2019年12月の「ラジャアンパット・ダイビングクルーズ」で潜ったのが最後.
既に十分すぎるブランクである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

さすがにここまで潜らない期間が長くなると,「妖怪モウイイヤ」が頭をもたげつつある.

金はかかるし,機材は重いしオーバーホール必須だし,潜るまでの過程が面倒くさいし,危険だし,自由度低いし,天候・海況に左右されるし,コスパ,タイパ的に超最悪な趣味.それがダイビング.

では,なぜ続けてきたのか?

1) 海が好き

やはり,沈むのでもなく浮かぶのではない(中性浮力),あの非日常感は病みつきになる.
地球上で無重力を体験できるのはスキューバのみ(例外的に飛行機による無重力体験ツアーもあるけど).
水中の魚,甲殻類も,デザイン的に神様の最高傑作だらけ.
カラフルで美しくて危険で...異形.

OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Komodo
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Lembeh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Indonesia Komodo
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Indonesia Lembeh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Lembeh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Lembeh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Lembeh

2) 旅が好き

海中だけではない.
南の島のビーチの美しさたるや...
これはモニターでは絶対に伝わらない.
アフターの地上散策やアクティビティも楽しい.
特に島には独特の文化がある.

OLYMPUS E-5 / Zuiko ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD / Maldives
OLYMPUS E-5 / Zuiko ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD / Maldives
OLYMPUS E-5 / Zuiko ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD / Maldives
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye / Maldives
OLYMPUS E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / 波照間島
OLYMPUS TG-5 / 西表島

3) 写真が好き

マクロから広角まで,地上では決して撮れない写真が撮れる.
真っ青もしくは真っ暗な水中が,ライトやストロボで照らされることによって,極彩色の別世界に変わる.これに気づけるのは水中フォトグラファーだけの特権.

一方,人工の光で照らさないと,雑誌で見るような鮮やかな風景を見ることはできない,という矛盾も...

OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Lembrh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / Lembeh
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Manado
OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Ko Tao
OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Komodo
OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO / Ko Tao

そんなKazchariがライセンスを取ったのは2003年.

青年海外協力隊員としてジャマイカに赴任中の時である.

援助される国=途上国という印象もあるかもしれないが,中米,特にカリブ諸国は,そこまで経済的に困窮しているわけではない.
なのに莫大な国費を使って援助が行われる理由は...(おっと,誰か来たようだ)

ジャマイカの場合,ボーキサイト,コーヒーなどの輸出資源もあるが,何より観光がメイン産業.

海岸沿いには立派なリゾートホテルが立ち並んでいる.
有名なビーチにオーチョ・リオス,モンテゴベイ,ネグリルなどがある.

アメリカ人にとっての“沖縄”的ポジション.

また,カリブ地域のリゾートホテルは宿泊代に食事代や各種アクティビティ代が全て含まれているオールインクルーシブ・システムが有名.

任期中の隊員は居住者扱いとなり,これらのホテルも格安の現地人価格で利用できた.

このオールインクルーシブにはダイビングも含まれる.
ならばライセンス取って潜らないと損(Cカード取得代は別料金).
結局,滞在中にボートダイビングが可能となるアドバンスまで取得した.

2年間の任期を終え,2004年に帰国した後も,すぐに再就職はせず,ヨメさんと地球一周の旅に出かけた.

ここぞとばかりに,日本から遠くてめったに行けないポイントに潜った.

3ヶ月後に帰国して旭川に移住.
そして翌年のGW,初めて日本,石垣島で潜った.

いやいや,この時はマジで驚いた.

器材セッテイングサポート(お姫様ダイブと言われる)から始まって,懇切丁寧なブリーフィング,もしくは徹底した安全確認など,ゲストを楽しませること,およびリスク管理を含めたサービスが徹底的に行き届いていた”海外”

それと異なり,日本のショップの厳しいこと,厳しいこと.

バディとは名ばかりで,基本的にセルフチェック.
かつ,もたもたしていたら怒られる.

潜航できないゲストがいると,ガイドはその人にかかりきりで,先に潜った人間は船の下で延々と待たされる(だいたい45分ほどで浮上しなければならない).

海からボートに上がるときに,少しでもふらついたら,「何してんの!」と怒鳴られたことは今でもはっきり覚えている.

まぁ,そのショップ(もしくは担当ガイド)が,たまたまヒドかっただけかもしれないが,先に海外でのサービスを知っていると,ものすごく違和感があった.

そう,日本の場合,趣味ですら“道”なのである.

まさに「ダイビング道」

レジャーではなく,極めないといけないらしい(ロードガチ勢も似たようなもんか).真面目な国民性の負の側面やな.

さて,上記のエピソードもあり,長期休暇には国内より海外で潜ることがほとんどになった.

そしてすっかりガチダイバー...というより,ガチ水中フォトグラファーへと進化(いや,壊れた).

OLYMPUS TG-4  超重い

最終段階(フル一眼)一歩手前で留まっていただけマシ,とも言える(いえ,既におかしいです).

そして2020年初頭からの新コロ流行.

海外どころか,国内移動の制限も始まった.

ダイビング雑誌は相次いで休刊.
そらそうだ.記事にならない.

現在,なんだかんだで世界的には新コロは落ち着きつつあり,閉鎖していたリゾート施設も行けるようになりつつあるらしい.

Kazchariが登録しているダイビング系メルマガにも,ちょこちょことツアー情報が入ってくるようになった.

しかし,行かない理由を数えつつある.

1)料金が異常

例えば全ダイバーのあこがれガラパゴス.

https://www.club-azul.com/tour/53448

なんじゃこりゃあ! 空港税,国内移動費,燃料サーチャージ,ボートクルーへのチップ代など諸経費は別途である.

ハイエンドのカーボンロード買えるやん!(←おい)

確かに元々高額なツアーではあるが,ここまでではなかったような...

いやいや驚いた.
完全に富裕層の趣味(元々そういう側面はあったけど).

こ,これは極端すぎるか.

では,近場のフィリピンは?
もし新コロが流行らなかったら,次に考えていたのがここ.

https://www.club-azul.com/tour/55790

うげっ.5DV,夕食なし,器材レンタルなしでこの値段...

で,では国内は?

https://www.club-azul.com/tour/56422

4DVでこれかぁ...以前の2倍以上.

2)目の異常

いえ,病気とかじゃなくて老眼...
ここ数年で一気に進んだ.
もうマクロ写真のピント合わせは無理.

3)カメラ機材

何よりパーツの劣化が心配.
ハウジングやライトのパッキン,大丈夫やろか?
ただでさえ,精密機械にとって過酷な環境での運用.
使い続けていえれば,小さい不具合に気付けるが,3年も放置だと一気に水没しそう.

カメラだけじゃなくてBCやダイコンもヤバイけど.

機材が重すぎる?
では,こいつはどうだ.

最新iPhoneで水中撮影、音楽、通話可能!ダイビングの楽しさが格段に上がる画期的なスマホ用ハウジングとは?

陸上同様,水中写真もiPhoneに侵食されるかもしれんな.

とかなんとか言っているが,今回,ダイビングをネタにするために,昔の写真を検索したけど,やっぱいいね.
なんだかんだで一番好きな被写体は水中の生き物や風景やね.

新コロがさらに落ち着き,料金や飛行機代が落ち着けば,ダイビング趣味も復活するかもしれん.

そういや海外からの帰国時の隔離免除ってワクチン3回だっけ?

ありゃ? Kazchariは2回しか接種してへんわ.
あかんわ.

OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / Lembeh

雨の休日のKazchari家~物価高にびっくり

2022/11/13 Sun

コスパとは?

せっかくの日曜日.
なのに雨.

それも暴風雨に近い.
気温は高いので雪に変わる気配はなし

もちろん,オートバイもチャリも外出は無理.
クルマ?
遠出する気にもならない.
そんな天気.

午前中,Kazchari以外の3人はそれぞれの用事で外出中.
おぢさんは1人でZwift.

そのお供はAmazon Prime Videoで『グッバイ,レーニン!』.

グッバイ、レーニン! [Blu-ray]

舞台は壁崩壊前の東ベルリン.
夫が西側に愛人と亡命した反動でバリバリの共産党員となった母親.
その子どもたち(姉と弟)が主人公(弟がメイン).

シングルマザーで出戻った姉.
宇宙飛行士の夢破れ,刺激もなく,なんとなく鬱屈した毎日を過ごしていた弟.

ついに,ベルリンの壁が崩れた.
だが,その直前に心臓発作で意識不明となっていた母親はその事実を知らない.
8ヶ月の昏睡状態から奇跡的に命を取り留めた母親.
その母にショックを与えないために,息子は壁崩壊の事実を隠蔽するために奔走する,といったストーリー.

コメディかと思いきやなにげにシリアス展開.

思えば,我々は北朝鮮をはじめとする“閉ざされた国家”の一般庶民の暮らしや考えはよくわからない.知らない.

Kazchariの旅歴だと,いわゆる共産主義を標榜していたのが,1993年のヴェトナムラオス.少し違うけどミャンマーも閉鎖国家と言えばそう.
モノ不足で,建物,乗り物何もかもが古く,政治システムはガチガチ.
一方で,そこに住む庶民は良い意味でのギラギラ感がなく,誠実でやさしい人が多かった印象.

ちなみに友人から聞いて興味深かったのが,壁崩壊前のルーマニアの話.
ホテルにしろ商店にしろ,何しろモノがなく,空っぽのショーケースに衝撃を受けたそうな.

映画の話に戻る.

少なくとも劇中では,壁崩壊の前後とも主人公一家が物資に困っている描写はなかった(フィクションだから?).
母親もしっかりした医療も受けている(党のエラいさんだったから?)
主人公は,むしろ,母親を騙すために,昔の東ドイツ製品を入手するため奔走することになる.

そして,母親は愛する国(システム)が無くなった事実を知らないまま,この世を去る(息子の恋人が暴露しているシーンがあったので,知らないふりをしていた可能性もあるけど).

彼女が最後に見た捏造報道が皮肉.
資本主義の競争社会に嫌気が差した大量の西ベルリン市民が,自由を求めて東に亡命してきている体にしているのだ.すんげー皮肉.

いや,本当に皮肉だろうか?

格差社会が固定化するに連れ,一度は死に絶えたはずの社会主義,共産主義への漠然とした憧れが復活するかもね.ベーシック・インカムを待望する人も増えてきてるらしいし...おっと,誰か来たようだ.

いやいや,日曜午後から重い作品を観てしまった.
娯楽映画も良いけど,この手の映画は何度も反芻して楽しめるのでお買い得?

ヨメさんと息子が戻ってきたので昼食.
昨夜のお好み焼きの残りを食べる.
息子が成長とともに食べる量が増えて,こういう取り分け飯の争奪戦が激しくなってきた.

雨は降り止まない.

こんな時には「サ活」
近くのスーパー銭湯に行く.

少し前は昔ながらのサウナ付き銭湯を色々散策するようなこともしていたけど,やはり外気浴スペースがあるところは少ない.
結果,馴染みの大型施設に行きがち.

それはともかく,本日は『杜のSPA神楽』

杜のSPA

ここの特徴は,低温サウナ室を通過して高温室に入室する仕組み.
さすが高温と名乗るだけに暑い.

わりと混雑していたが,水風呂にも待ち時間なしで入れた.

問題は外気浴.

露天風呂に大理石のイスがあり,そこが「ととのいスペース」となるのだが,申し訳程度に付いている屋根では,この大雨を防ぐことはできず,常に身体は濡れたまま.長時間は保たん.
残念ながら十分なととのいは得られなかった.

この辺の作りは難しい.

さて,3セット後上がる.

休憩室にてマンガ...ではなく持参した書籍を読む.

かわいい我には旅をさせよ ソロ旅のすすめ

わざわざこういうタイトルの本が出るということは,昔以上にソロ旅する人が減っているのだろうか?
年代的にKazchariより10年遅れで旅立った人かな.

それにしても...”あるある”が多すぎて...

多くのエピソードが紹介されているが,最も共感できたのは「旅先で出会った人を信頼するかどうか」問題.

ツアーや団体に比べ,ソロ旅はリスク高めなのは事実.

だからと言って,話しかけてくる人を疑っていたら,旅が全然おもしろくない.
何も警戒せずホイホイついていくのもマズイ.場合によっては命にかかわる.

そのバランスが難しい.
その意味で,Kazchariは旅が下手だったなぁ...人の本質を見抜く力はあまりない.

とは言え,死ぬまでにもう一度旅立ちたい.
観たいポイントはまだまだ残してあるのだ(特に南米)

今,カラダを鍛え,お金を貯めているのは,全てそのため...といっても過言ではない(そうなのか?).

入浴+休憩で3時間ほど滞在し帰宅.
これで¥650+ジュース代のみ.
やはり「サ活」はコスパの良い娯楽だ.

家族で旭川駅前のイオンへ.
現地集合の娘と合流して夕食.

久々に入ったのが『鎌倉パスタ』.

メニューを見て,その価格の高騰ぶりに驚いた.

パスタに「サラダ」や「パン食べ放題」のセットをつけると,あっという間に1人¥2,000越え.
高級レストランや(田舎の)おしゃれなカフェなら,まだ理解できるが,いわゆるチェーン店でこの価格.
うーむ.

確か新コロ流行前なら,同じような組み合わせで食べても¥1,500ぐらいだったような気がする(あいまい).

家族四人で外食¥8,000越えか...ここはヨーロッパなのか?
気楽に出かけられる値段ではなくなってきたなぁ...

さて,この夕食の席で,娘が面白い話を披露.

今日は友達とテスト勉強をしていたらしいのだが,昼食に”人生初めて”「赤地に黄色のMマーク」に行ったらしい.
普通にチーズバーガーのセットを頼んだらしいが,値段はともかく,その量と味にびっくり.あまりに◯◯だったとのこと.

そう,Kazchari家がハンバーガー屋に行く際は「緑地に白色の方のMマーク店」.
同じファストフード店であるが,こちらの方が美味い(※個人の感想です)
値段はやや高いが,コスパ的には圧勝でしょう.

この話につられて,娘がまだ小学校低学年だった頃のエピソードも思い出した.

娘が友達とその家族と外出した時,「赤黄M」の店に誘われたらしい.
その時にうちの娘,「うちのおとーちゃん,おかーちゃんがここで食べちゃダメと言ってる」(アーニャか?)と発言し,相手方を唖然とさせたらしい.
いや,そこまで厳密に禁止していたわけではないのだが...

それはさておき,その食料品の値上げがここ数ヶ月異常である.
日々の買い物でも支払額がめちゃめちゃ高くなっていたが,外食だと物価高をより感じた.

生きている以上食べねばならない.

一方,「現代人はその運動量に比べて食べ過ぎ,いまこそ少食を!」と主張する本もたくさん出ている.

「空腹」こそ最強のクスリ

物価高のせいで(致し方なく)飽食が減らせるなら,それはそれで良いことかも知れん...と,ポジティブに捉えることにしますか.
出ないと,この物価高...やっとれんわ!

そうそう『鎌倉パスタ』での晩餐ですが,結局,食べ放題のパン(美味い)をできるだけ胃に詰めて¥2,000の元は取ったつもり(←おい!)

健康診断の結果が興味深かった~現実を直視せよ

2022/11/5 Sat

言い訳を考える.

iPhone11 Pro

そもそもKazchariがロードバイクに乗り始めたきっかけは,とある診療所でメタボ診断されたから.

時に2006年.

Kazchariは沖縄は慶良間諸島,阿嘉島をダイビング旅行中.
その日は朝から腹痛が激しく,ダイビングはキャンセル.
村に一軒の診療所に飛び込んだ.

診断は食あたり.どうやら前日に食べた屋台のタコライスが不味かったようだ.

ついでに,ということで腹部の超音波検査.
そこで医師の爆弾発言.

「いやぁ~肝臓周りの脂肪すごいね~やばいよ~これは」

た,確かに,昨年あたりから胴回りのプニョプニョ感は気になっていた.

PNG マダンにて / 2005年9月撮影  無様ね...

ジャマイカからの帰国直後はむっちゃ痩せていたのに...

嘆いていても仕方がない.
ネットの力を総動員.
無理なく痩せるには有酸素運動,中でも自転車が最強という言葉を信じることにした.

そして「クランカー」さんで購入したのが「TREK TCT5000」

2006年5月撮影

(幻の)アームストロング,ツールV7モデルだ!(当時は誰のことか知らんかったけど)

乗り出したのは良いが,周囲に先輩も仲間もいない状態.
完全に独学,自己流でトレーニング開始.

当時は早起きして毎朝決まったコースを1時間,20kmほど乗る日課だった(冬を除く).
やがて,グルメフォンド系にちょこちょこ出るようになって,走力は少しついたかな,という印象.

肝心の健康診断では...顕著な改善はみられなかった.
体重増加もなく,重篤な病気になったりはしなかったけど.
まぁ,ゆるゆる乗ってたからなぁ...この頃は.

そして10年経った2017年2月,現在の愛車,Domaneに乗り換え.
STRAVAおよび,しばらくおいてZwiftも開始.
ここから,チャリに本格的にのめり込む.

2017年8月撮影

真冬にも乗りたくなって,同年12月にはファットバイクも購入.
365日,いつでも乗れる体制が整った.

2017年12月撮影

2018年からはブルベ参戦.

そう,この頃から目に見えて身体が引き締まり,健康診断の数値もみるみる改善.超健康体へと変化した.

気分はすっかり不老不死!(←いやいや,ヒルクラのタイム,年々落ちてるがな)

しかし,今回戻ってきた最新の健康診断(2002/5検査)の結果は...

サムネ写真の通り,黄色,すなわち「要注意.生活習慣の見直しが必要」な項目が2つもあった.

それは...

【脂質-LDL 125mg】

いわずとしれた悪玉コレステロール
まぁ,肉好きなので...
「どれだけ食ってもカロリー0!」なライドが少なかったか.反省.
これでも昨年(133mg)よりは改善.

【肝機能-AST(GOT)39U/L】

これまであまり意識していなかった値である.
ASTとは幹細胞で作られる酵素のこと.
肝臓障害により肝細胞が壊れると血液中に漏出するらしい.

うーん,肝臓かぁ...
Kazchariはほとんど酒飲まへんのに,なぜ?
せいぜい夕食に3%缶チューハイを週3,4本程度やのにな.

アルコールによる肝障害と言えば,何と言っても「γーGTP」の数値が有名.
こちらは「22U/L」と全く問題なし.

それに「AST」とセットで語られることが多い「ALT」も問題ない.

これらの数値から導き出される答えは...助けて! Google先生ぇ~

AST・ALTの値が悪いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説

ふむふむ,つまりKazchariの「AST>ALT」は,急性心筋梗塞,溶血性貧血,筋肉疾患かもしれぬと...なっ,なんだってー!

もしかして昨日のサウナで体感した究極の”ととのえ”感は,心臓になんらかの問題が!?

またしてもTREKが値上がり...

筋肉に関しては「激しい運動など筋肉を酷使した直後にASTの数値が上がることがある」ということで,検査日の前日,何かしてたかなぁ...と調べてみると...

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その2)

えー,息子と登山してました.

そ,そうだ,これが理由に違いないッ!
きっとそうだッ!
誰か,その通りと言ってちょー!

以上,現実を認めたくない健康ヲタクなアラカンの叫びでした.

留学を嫌がるJK~費用か経験か

2022/10/26 Wed

もし自分だったら.

先日,知人からKazchariに「娘さん,交換留学に興味ない?」との話があった,

留学先はアメリカ合衆国イリノイ州
日本人の留学先として人気だそうな.

この話をもらった後,娘にLINE連絡.
すぐさま「やだ」という返事があった.

まぁ,娘の性格を考えると...そうやろな...の想定内.

入学時期にズレがあるので,今の高校を1年間休学することになるのだが,これが娘にとって一番の問題なのだろう.

親であるKazchariは大賛成で,ぜひ行ってほしいところである.

語学が身につくかどうかはともかく,10代のうちにこんなエキサイティングな経験ができるなんて,実にうらやましい.一生の宝となろう(たぶん).

もし,Kazchariがその立場だったら...行くね.

と,かく言うKazchariも高校生の頃は海外なんて全く興味がなかったけどな.

大学生になって始めた新聞社の編集部バイトで,政治・経済や宗教,海外事情について興味を持ち,やがて青年海外協力隊の存在を知り,個人旅行経験を経て,本気で参加を考えるようになった.

親や友人など,特定の誰かに海外体験を勧められたわけではない.
しいてあげれば自分で買って読んだ書籍からかな.

まっ,そういうことでしょう.
内発的動機に勝るものはない.

では現状,うちのJK娘は何を望んでいるのか?

高校卒業後は家を出て,関西の芸術系大学に進学したいらしい.
目当ての学校・学科はあるものの,具体的な職業イメージはまだない.

親として,私立だけは勘弁とだけ伝えている.
ずばり教育費が大問題.

たとえ公立大学に進学したとしても,単純計算で学費が年間120万☓4で,おおよそ500万.
さらに一人暮らしが加わると,その倍はかかりそう.
大阪の祖母宅に居候し,そこから通うとしても,生活費の援助は必要だろうし.

人生の晩年になって,ついに子供の教育費問題が出てきたなぁ.
10年前から続けているインデックス積立投資によって,娘の方はなんとかなりそうだが,うちには次のアホ息子も控えている.

世間のみなさんの,子どもの教育費に関する気苦労が身にしみる.

話を元に戻す.
もし,娘が今回のアメリカ留学に行きたいと言ってきていたら,どのくらい費用がかかっていたのだろう?

アメリカ高校留学費はどのくらい?~公立と私立の費用比較~

これはあくまで学費.
プラス生活費となると...

円安に伴い,日本も物価の上昇が凄まじいが,欧米はそれ以上と聞く.
先日,YouTubeでこんな動画がオススメされていた.

それでも生活できているということは,それだけ高給と言うことなのだろうか?
貯金や投資に回せる余裕はなさそう.

いざ,娘の留学が決まって諸費用を計算したら...たぶん,こっち(親)の生活が詰む.

それでも機会があれば,自らの意思と金で旅行でもいいので海外体験はして欲しいな.

自分探しとは言わない.

でも,旅に出ると,コミュ力,想像力,危機管理能力,度胸など己のスペックを嫌というほど認識させられる.
仮想的自己有能感なんぞ,いとも簡単に破壊されるだろう.

アフリカ,アジア,北米,南米,欧州をあてもなく彷徨い,太平洋の島々でダイビング.
今思うに夢のような日々だった.

そして今がある.

シルバーウィーク3日め~今日はサ活!

2022/9/19 Mon

人生最大の後悔.

本日も相変わらず天気悪し.
特に昼からの降水確率は絶望的.

となれば,クルマだ.
遠くへ行きたい.そう,もちろんサウナ目的だ.

サウナーなら,誰もが知るサイト,サウナイキタイをまずチェック.
近場の銭湯も悪くないが,今は未知なるサウナを探索したい時期なのだ.

これまでの日本や海外あちこちに出かけた.

特に国内は,オートバイという夢のマシンを手に入れたことにより全国を走った(なぜか山口のみ未踏).
当然,有名無名を問わず,無数の温泉や銭湯に入ってきた.

そして今,後悔していること.
どうしてサウナに入ってこなかったのか...

聖地フィンランドにも行ったのになぁ.
海外で”サ活”したのはラオスのみ.

Konica 現場監督 / 1993年2月25日 ラオス,ヴィエンチャンにて
Konica 現場監督 / 1993年2月25日 ラオス,ヴィエンチャンにて.サウナ室全景

まぁ,この時は単なる旅のネタ作り.
その後は全く興味がなかった.

それが今や...週二でサウナに通う始末.
Kazchariにとって,サウナとの出会いはまさにセレンティビティ.
あの日あの時あの場所で,あの”サ活ポスター”が目に止まらなかったら...

ファットなしかおい夕食散策ライド

先月の「オホーツク1300」でも,紋別のホテルでサ活できなければ,完走はなかったに違いない(ウソ).

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

で,結局,本日のサ活は,温泉ホテルが併設されている道の駅「サンフラワー北竜.露天風呂で外気浴可.よきよき.

自宅からは最短距離で58km,1時間ほど.
意外に近い.
そらそうだ.普段はロードでちょい乗りの距離.何度も通り過ぎている.

出発.
時々小雨がぱらつくが,ずーっと曇天のまま.

12時半頃到着.
昼食をどうするか悩む時間.
レストランをチェックすると14時がラストオーダー.
よし,先にサ活だ.

サンフラワーパークホテル

大きめの施設しては¥500と格安.
休憩所もやたらに広い.
そして何よりうれしいのは...祝日なのに浴室も人が少ない.

「サウナイキタイ」に掲載はあるものの,「イキタイ」も「サ活」も投票少なめ.結構穴場?

サ室や水風呂に待ち時間ありなんて,考えられない.
さすが北海道.
こういう時に,移住して良かったとつくづく思う.

身体を清め,温泉の湯船にしばらくつかった後,サ室へ.
一応10分目安だが,最近の文献にて個人差を考慮すると「時間よりも心拍数を目安にする方が良い」と知る.

自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ

幸い,Kazchariは「GARMIN INSTINCT」ユーザー.
体調管理のため,24時間着用中.
もちろん心拍も随時モニター中.
「INSTINCT」とサウナ,これほどのベストマッチがこの世にあるだろうか?

GARMIN(ガーミン) Instinct 2/2S Dual Power Suica対応 タフネスアウトドア GPS ウォッチ 【日本正規品】

ただ,この話を友人にすると「壊れませんかね?」と極めて冷静なアドバイス.
言われてみればその通り.
通常であればありえない高温と湿気に襲われるサ室.
いくらタフネスを標榜していても,精密機械である.
つーことで,インターネッツで検索してみた.

サウナ用スマートウォッチおすすめ3選「2022定番モデルを徹底解説」

しっかり我が「INSTINCT」もオススメ機だ.
ちなみにGARMIN公式の見解はこう.

GARMINデバイスの防水機能に関するよくある質問

「防水機能が影響を受けることがある」とあり,禁止とは書いていない!
素晴らしい!
さすがオレたちのGARMIN! そこにシビれるあこがれるゥ!

Kazchariの安静時心拍はだいたい「55」前後.
つまり,その倍「110」になったら出る.
...つもりだったのだが,なかなかそこまで上がらないものだ.
結局10分ほどいた.
毎回そうだが,やはりこの1セット目が一番発汗量がすごいし,この後の”ととのい”も起きやすい.

水風呂は水風呂で「手のひらは水面より上作戦」でこれまた快適.
心拍をチェックするとみるみる下がっていく.
面白い.
標準の「55」ぐらいに落ち着いた頃,外気浴へ.

外気浴は屋上露天.
プラチェアが3つ.
空いているので問題なく使える.

先日の「星遊館」にあった,”あの”ととのいイス,やっぱ良かったなぁ...

モンキー125,カナダなサ活?

コールマン(Coleman) チェア インフィニティチェア

先程も書いたが,この1セット目の”ととのい”は半端ない.
脳が浮遊する感覚.こりゃ中毒性あるわ.

いつも通り3セット.
一度,スチームサウナを試したが,この施設に関しては通常の高温サウナの方が良かった.
自宅近所の御料乃湯のスチームは好きやねんけどな.

ラストオーダー前の14時には出る.
併設レストラン「風車」で昼食.
ここはメニューの,”ここでしか食べられないオススメ”を注文するのがセオリーでしょう.

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つーことで「黒豆腐ハンバーグ定食」
うーん,悪くはないけど,そこはしっかり豆腐.
ヘルシー=物足りない(※個人の感想です)
ちなみに,レストランはPayPay払いできました.

外に出ると,むっちゃ大雨.
こりゃ早めに戻った方が良さそう....

ワイパーフル稼働.
結構な高台すら冠水状態(道路がボコボコなせいもあるが)

途中でクルマを降りるのも嫌になるほどだったので,そのまま直帰.

休日に行くべき場所=サウナがある.
それだけで充実した日になるとは,またしても良い趣味を見つけてしまった.

シルバーウィーク後半も楽しくなりそうだ(根拠なし).

献血とモンベルとベース

2022/9/7 Wed

おだやかな午後.

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半年に1度くらいのペースで,職場に献血バスがやってくる.
海外旅行からの帰国直後とか,体調不良で薬を飲んだ,歯科受診したといった事情がない限り,できるだけ協力している.

Kazchari初の献血は確か20歳だったと思う.
(残念ながら献血Webサービスラブラッドでは2014年以前の記録は参照できなかった)

泣く子も黙る,大阪の門真免許場での二輪限定解除試験.
幸いにして6回目で合格.
その喜びのあまり,目に止まった施設内の献血センターに飛び込んだ.

その後,沼津に引っ越した後も時々献血していたのだが,当時は週末になると献血センターから「そろそろ献血どうですか?」という電話があったように記憶している.
交通事故が増えるからだろうか?
献血カードを持っていると優先的に輸血してもらえるとかいうデマ(?)もあったな.

旭川に移住してからは,より環境が整ったこともあり,献血頻度も増えた.

結果,今回で39回目となる.
そのほとんどは400ml献血.

※ ちなみに理論上,生涯最大献血回数は1260回らしい.

横浜に700回以上献血している人がいるって本当?

大量のジュースやらカップ麺がもらえるから...とかはさておき,喜んで協力したいのだが,その手続きに面倒くさいことがある.

それは「シャーガス病」のチェック.

エステざんまい~顔と頭と血と体

上記の過去記事にもある通り,中南米出身もしくは渡航歴(4週間以上滞在)があると,該当国にどの程度滞在したのかを事細かく申告する必要があるのだ.
ちなみにKazchariの場合,アルゼンチン,チリ,ブラジル,ベリーズ,パナマ,パラグアイ,グアテマラ,コスタリカ,メキシコに滞在経験あり.トータルすると4週間は...越えますな.

いずれも20年近く前の旅だし(メキシコを除く),もちろん今も昔も発症していない.
そして,その後も定期的に献血しているため,どうして毎回申告する必要があるのか謎なのだが,「規則ですから」とラチがあかん.

まぁ,スタッフの立場からは,“特殊事例”の手続きシミュレーションになるかもしれんけどな.

あらためて日本赤十字のページを読むと,どうやらKazchariの血はそのままではなく,「血漿分画製剤および輸血用血液製剤の原料血液として使用」されるとある(意味不明).
まぁ,採るだけ採って,“汚れた血”として捨てられないだけ良いか.

シャーガス病に対する安全対策の変更について

はい.つーことで400ml程度抜かれたぐらいでは,いつも通り体調に問題なし.
オイル交換になってちょうどよい.

そうそう,今回で「献血ポイント」とやらがたまったらしく,
選択式の景品がもらえた.
ビミョーなアイテムばかりだったが,手持ちのモノと比較するため「救急セット」にしてみた.

iPhone11 Pro

これに関しては後日レビュー予定(なぜ?)

午後からは先日の休日出勤の振休(ややこしい).

天気は良いが,献血直後の炎天下チャリ練はさすがにマズイと冷静に判断.

つーことで,帰宅後はクルマにて「モンベルひがしかわ店」へ向かう.

目的は...「GORE-TEXオールラウンドソックス」のサイズ確認と購入である.

「オホーツク1300」へのチャレンジにあたり,大いに参考にさせていただいた,ブルベな知人,Oさんの記事に出てくるアイテムである.

GORE-TEX オールラウンド ソックス

足元の防水では,シューズの上から履くシューズカバータイプが一般的なのだが,こいつは靴下の上に履き,そのままシューズに足を通す.
靴は濡れても靴下,そして足そのものを濡らさないためのアイテムである.

伝統的な緊急代用品としてコンビニ袋があるが,さすがにな.

Kazchariはチャリにせよ,オートバイせよ,これまでは従来型のシューズカバーを使ってきたが,どれもこれも防水機能はダメダメ.
雨中,長時間ライドすると,必ず靴下と足がびしゃびしゃになる.
そもそもクリート用のシューズって,底に風を通す穴が開いているし.

何よりシューズカバーはものすごく破れやすいのだ(特につま先).
金がもったいない.

つーことで,新たなアイテムを試すことにした.

で,「モンベルひがしかわ店」着.
土日はごった返す店内だが,さすがに平日は空いている.

店員さんに商品の場所を確認.
「XS」と「M」の在庫があった.

Kazchariには,表示上「M(24.5~26cm)」が適合.
だが,足関係は数字だけで決めてはいかん.
店員さんに許可をもらい試着する.

うーん.ちょっと大きいかな?
「S」があれば試したいところだが,在庫なし.
取り寄せ,もしくは南富良野店まで行く根性はないので悩む.
「ま,Mでいいか...」と決断.
改めて値札を見ると...

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う,うーみゅ,この値段かぁ...GORE-TEXとは言え,強気だなモンベル.
価格相応の実力を見せへんかったら訴えてやる!(嘘です)

店員さんから「最近はこういう商品を使う方が多いんですか?」という質問.

Kazchari「いえ,たぶん自転車で長距離走る人だけやと思います」

店員さん「そうですか.先日も同じ商品を買われた方がいたので...」

誰だ? もしかしてOさんの記事を読んだ人とか?

悩んだ末,結局カード砲発射.
オートバイでも使えそうだし,まぁいいしょ.

次はハスラーの1年点検で,そのままディーラーへ向かう.

点検もそうだが,今日はもうひとつ目的がある.
巷で話題の「スペーシア・ベース」の実車チェックである.

しっかり置いてあった.
貨物扱いで4ナンバー(税金↓,保険↑).

後部座席が完全に飾りで,実質二人乗り.
いや,むしろ一人乗り+荷物と割り切ってアウトドグッズ満載で,車中泊もしくはソロキャンするのが正しい楽しみ方なクルマ.
チャリはもとより,モンキーも運べる.
機能的には最高である.
安いし.

しかあし,残念ながら,ガワはスペーシアまんまのオラオラフェイス.
パーフェクトに好みじゃない.
惜しい.
せめて「スペーシア・ギア」の丸目フェイスやったらなぁ...

嘘か真か,販売筋からは「なぜスペーシア顔?」という疑問の声が本社に多数よせられたそうだが,結局オラオラ顔で行くことになったらしい(真偽不明).
「部品が余ってた?」と勘ぐられても仕方がない.
売れるんかなぁ...

点検に思ったよりも時間がかかり,フリー・ドリンクを3杯ほど飲んでしまった.
その間,読書.

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いわゆる通常の海外旅行に行きにくくなって久しい.
代理店同様,ガイド本出版社にも死活問題だろう.

老舗の『歩き方』シリーズのGakken(以前はダイヤモンド社だったような...)は,昨年あたりから,様々な企画モノを出版している.
中身は...ともかく,すんげー情報量.
まるで図鑑.

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『地球の歩き方 ヨーロッパ』なみの分厚さだ.
読み応え十分,つーか老眼にはキツイぞ.

それにしても,今後,Kazchariが生きている間に判明する世界の謎はあるのだろうか?
いやいや,その前に「ナスカの地上絵」とか「マチュピチュ」,それに「ギアナ高地」は生で見たいものだ(南米偏重)

昨今の円高により,海外旅行マニアのため息しか聞こえない状況ではある.
とりあえず,安く行ける時に行っててよかったなぁ...とつくづく思う.

パンク修理キットなどの消耗品交換で¥4,000ほどのお支払い.
これもまた仕方がない出費...なのか?

帰宅する.

早速「GORE-TEXオールラウンドソックス」の試し履き.
靴下は,もうこれでいいんじゃね?ソックスこと「RXL」.
シューズはSPD.

iPhone11 Pro
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iPhone11 Pro
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うん.
多少かかとが余るがこんなもんじゃろ.

今年は後2回,ブルベ参戦予定.
どちらかで出番があるかも?(使いたくはないが)

おおっ,モンキー・ツーリングも忘れていた.
持参すべし.

チャリには乗らなかったけど,なかなかまったりとした濃い午後だった.

♪ジェットストリ~ム(意味なし)

モンキー桜と夜桜

2022/5/6 Fri

サクラのシーズン終了.

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※もはや先週の出来事...

午前中出勤(健康診断).
午後から有給を取得する.

無性にオートバイに乗りたくなる天候である.
モンキーのセルを回す.
軽快に一発で始動.
スクランブルマフラーは,相変わらず心地よい音を奏でる.

かなりの陽気なれど,そこはオートバイ.
半袖,薄着で乗るわけにもいかず,安全に配慮して,いつものライディングウェアに着替える.

靴は20年モノのコミネシューズ.
先日の登山でも使ったらキズがさらに増えた.
ところどころ金具が錆びて脱落・欠損しているが,まだまだ現役.
使い勝手が非常に良い.
買い替えたくても,既に廃番.

トップケースには念のためレインウェアを入れておく.
いざとなれば防寒着.

構図に変化を持たせるため,いつもの自撮り棒も入れておく.
スマホとのリモコン接続も良好.

自撮り棒とリモコン~エレコム P-SRBBKを導入

さてどこへ行く?
たぶん,そろそろサクラを見る最後のチャンス.

とりあえず空港方面へ.
まだ雪が残る山の稜線が美しい.

iPhone11 Pro
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お気に入りのダートを超えて,名所「就実の丘」へ.

iPhone11 Pro

観光客多数.
少し離れたところにモンキーを停め,撮影.

iPhone11 Pro
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丘を下り,美瑛へ.
マチナカは通らず,サクラで有名な「聖台ダム公園」へハンドルを向ける.

iPhone11 Pro
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ここもかなりの人出.
チャリなら押し歩いて,公園内に侵入,桜並木とともに撮影していたのは間違いない.

もう少し人気のない場所を探して,山方面へと走る.
きれいなサクラが全く見当たらない.
とうとう舗装路が切れ,ここから先は林道.
昨年の夏,ファットバイクで下りてきた道.

iPhone11 Pro
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モンキーでも走れない道ではないが,時間的な余裕もないので道を引き返す.

美瑛市街に向かう裏道を走る.
始めての道ではないが,天気に恵まれ実に気持ち良い.
目当てのキレイなサクラもばっちり.

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さらに山の方へ.
標高が高くなると,良いサクラの残っていると期待して...

iPhone11 Pro
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神社のそばに良い枝っぷりのサクラ.
陽の入りもいい感じ.

時間的にここまでかな.
自宅方向に,ハンドルを向ける.

西聖和の交差点.
知人がSNSにアップしていた「音威子府珈琲」に寄ってみる.

かつては農家(農協?)が有機系レストランを開いていたが,いつの間にか閉店.
ライド帰りのソフトクリームが愉しみだったけれど.

若いご主人に歓迎される.

iPhone11 Pro

基本的にコーヒー4種類の中から選択.
おすすめの看板メニュー,音威子府珈琲をオーダー.
別に音威子府でコーヒーが採れるわけではありません.

音威子府珈琲(本店)

二列目に「ラオス・ルアンプラバーン」コーヒーとあったので,懐かしさのあまり「昔,ルアンプラバーンを旅したことあるけど,あそこでコーヒー採れるんですか?」と質問(採れるそうな).
この質問をきっかけに(いつもの悪いクセだが),Kazchariがこれまでの海外旅行で見聞した,各国のコーヒー事情についてうんちくをタレてしまった.
例えば,ジャマイカのブルーマウンテンに登った話とか,激甘のヴェトナムコーヒーの話とか.

ご主人,元々関東出身で日本中をあちこち放浪した後,北海道に(今は)定住することになったらしい.
海外にも興味があるらしく,もうじきパスポートができると楽しみにしているとのこと.

お節介にも,海,山,飯など,それぞれのオススメ国を話す.
それを真面目にメモ...ではなく,速攻スマホ検索するご主人(時代やな).

帰宅する.
ヨメさんから「旭山動物園隣の『夜桜祭り』が最終日なので行かないか」というお誘い.
久々に家族4人で外出.
OLYMPUS持って出かけますか.

まずは夕飯.
久々の『丸亀製麺』へ.

厨房では入ったばかりであろうバイト君が,ベテランさんからバシバシ怒られていた.
最近では珍しい光景.
このいい人だらけの“ホワイト社会”ではすっかり見なくなった.
心配なのは,このバイトくん,辞めないかな.

JKの娘は予定通り,写真部に入ったという.
その記念に,というわけではないが,今は使ってないOLYMPUSフォーサーズ機,E-620をプレゼントした.
ボディはともかく,レンズはなんと名玉フォーサーズ「12-60」だ.
この機材やと,他の部員に言い訳できないぞ.

19時オープンちょうどに合わせて来たので,まだ駐車場に空きはあった.
つーことで,数枚撮影.

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ヨメさん曰く「一昨日の方が良かった」.
まぁ,サクラとはそういうモノ.

さて,その帰り道.
なんと,通りに面したバーに,先ほど『音威子府珈琲』で会ったライダーのレブルが停まっている.
特徴的なカスタムなので間違いない.

昨日会ったビアンキといいレブルといい,この広い北海道で再開するとは.
もしかしてスタンド使い,もといチャリダー,ライダー同士は引かれ合うってヤツですかー!?

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