オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

2024/5/19 Sun

ミドリの中を走り抜けて

iPhone15 Pro

曇り.温度:20 ℃,湿度:50%,体感温度:20 ℃,風速:18.4km/時,風向:SW

前回はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その2)

ここはコンフォートホテル八戸714号室.
鼻づまりのせいで早朝5時に目覚めた男がいた.

青森に来ても花粉症からは逃れられんのか.
そっと鼻スプレーを一吹き.

[Amazon.co.jp限定]【第2類医薬品】PHARMA CHOICE アレルギー専用点鼻スプレー ベルダサポートAG点鼻薬 30mL

あんまし使いたくはないのだがな.

例によって浴槽に湯をはり朝風呂.
脚の疲れは...あまりない.

ブルベを終えて,今日は完璧なプライベートライド.
目的地は新緑が美しい奥入瀬渓流.
快調に元気に走れそうだ.

6時半,朝食会場へ.既に多くの方がいた.

iPhone15 Pro

そう言えば,釧路のコンフォートは朝食5時半スタートやったな.
ブルベ中でもがっつり朝食が摂れるめずらしいホテルとして有名.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

同じチェーンでも,朝食時間は所在地ごとに異なるようだ.

同じホテルに宿泊されているPikaさん発見.
今日,青森から新幹線で函館に帰るそうな.
ならばということで,奥入瀬まで一緒に走ることになった.

8時半頃ロビー集合.

iPhone15 Pro

Kazchariはルートノープラン&カラダの大きさからPikaさんに引いてもらう(いいのか?)
まずは新郷村にあるというキリストの墓を目指すそうな.

そう,ゴルゴダの丘で磔になったとされるキリストは,身代わりにされた弟のイスキリ(!)だった!
キリスト本人は(なぜか)日本に逃れていたのだったぁ!...って,ちょっと待てい!
「イエス・キリスト」って,姓と姓の区別がなく「イエスであるキリスト」もしくは「キリストであるイエス」だったような...
まぁ,こまけぇこたぁいいんだよ.

そうそう,青森にはミステリースポットが多いのだ.

Kazchariのお気に入りは,なんと言っても遮光器土偶
なぜかあの時代に宇宙服が!
ミクロマンコマンド3号,持ってたなぁ...

https://muuseo.com/hiroyuki.takahashi/items/149より

国道との合流付近にて,なんと同じく奥入瀬を目指していたO西さんを偶然キャッチ.
Flècheメンバー再集結である.
3人で聖人の遺体,もとい「墓」を目指すことにする.SBR!

途中のローソンで小休憩.

iPhone15 Pro

やや向かい風の中「キリストの墓」着.
途中がとんでもない激坂で面白い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

色々とこじつ...いや説明看板があって,ふむふむ.
あぁ...ま,まぁ,そうなんすねぇ(棒).

iPhone15 Pro

奥に資料館の様な建物を発見.

しっかり『ムー』関連グッズが紛れていて面白かった.

iPhone15 Pro

地球の歩き方 ムーJAPAN: ~神秘の国の歩き方~

さすがに(有料の)入館はせず,代わりに賞味期限の近いヨーグルトを半額でGet.美味し.

iPhone15 Pro

係りのおばちゃんに色々と話を聞く.
専任ではなく,持ち回りで受付をしているそうな(つまりアルバイト).

そして,6月には「キリスト祭」が開催.なんと60回!

iPhone15 Pro

建物前の広場にてみんなで踊るそうな...って,これは『死霊の盆踊り』

死霊の盆踊り HDリマスター版[Blu-ray]

確かに夜霧にまぎれて迷い込みそうな場所にあると言えばある.

iPhone15 Pro

さて,予想以上に楽しめた「キリストの墓」を後にして一行は十和田湖を目指す.

国道454号は地図を見ても想像できるグネグネ坂.

ここまでさんざん引いてもらって楽してたKazchari.
激坂エリアに突入すると「すいません.先行かせてもらっていいっすか?」と,嫌われるチャリダーの鬼畜プレイ.さすが(自称)サイコパスだ.

ガシガシ登ると,とりあえずの峠に道の駅「しんごう」があった.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

一旦休憩.
キャンプ場やら,その他の娯楽施設があるが,さすが本州.
なかなかのお値段.

iPhone15 Pro

休憩後出発.
坂はここで終わりではなかった.
まだまだ続く.
山だねぇ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

秋田県突入
国内旅やけど,国境越えっぽくて楽しい.

ようやく山頂らしき地点に.

iPhone15 Pro

当初はここでお二人を待つつもりが,あまりに何もないし,羽虫にかこまれるわで退散.早々にダウンヒルし,ふもとで待つことにする.

iPhone15 Pro

少しだけ登り返しがあるものの,ここも素晴らしい道.
正にミドリの中を走り抜けてく”ガンダムカラーのDOMANE”ってなもんだ.

iPhone15 Pro

十和田湖が見えてきた.
ちょうど丁字路に公衆トイレがあった.
うむ.待つのに良いポイントだ.
15分ほど経過でお二人到着.

iPhone15 Pro

そろったので奥入瀬渓流の入口,子ノ口を目指す.

十和田湖の遊覧船乗り場がある.
天気も良く,湖面もキラキラと輝いている.
各自チェーンやら,突起物にバイクを立てかけて撮影大会.

iPhone15 Pro

そうそう,今回は一人じゃないので,旭川チャリ界隈で有名な「Aポーズ」で撮影してもらった(まだまだやな).

iPhone15 Pro

ここでアクシデント.
Pikaさんのバイクが風にあおられてディレーラー側に転倒.
変速不具合になってしまった.

手持ちの工具で復旧を試みるPikaさん.
メカに弱いKazchariは,特に手伝えることがないので,その整備時間に売店のきりたんぽを注文.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

それほどこだわりのない食材なのだが,焼いてしょうゆをぬっただけのきりたんぽが激うまだった.鍋に入れて煮込むよりこっちの方が良い.

結局,変速がスムーズにいかず,いくつか入らないギアがあるらしい.
場所が場所だけに進むしかない.

ここに来て,レンタルE-bikeをやたら見かけるようになった.
たぶん.それが正しい観光手段.
わざわざ八戸から自走で山越えて来るところではないわな.

つーことで,ほぼ30年ぶりの奥入瀬観光スタート.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

日曜日なのに観光客もクルマの数も少なく,人がいない写真をたくさん撮ることができた.
贅沢言うならスマホではなくセンサーサイズが大きな一眼が欲しいところではある.重量がなぁ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

あちこちで停車しつつ写真を撮る.
前方に先行したお二人が停車していた.
何か様子がおかしい.
なんと,Pikaさんが今度はパンク! いやぁ,今日は完璧にバッドディですな.

iPhone15 Pro

PikaさんTPUチューブを使用されている.
やはりパンク耐久性はイマイチなのだろうか.

個人的にはヒルクライム大会の決戦用以外では使いたくないな.
さらにはポンピング中にチューブのバルブを折ってしまうなどトラブルが続く.

ここまでアクシデントが続くと,何かこの近辺の怪しげなパワーを感じざるを得ない.先ほどの「キリストの墓」で少々バチあたりな行動をしたせいか(気のせい...です)

無事修理完了.
期せずしてFlèche時のトラブル回避練習になってしまった.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

さらに数か所で停車しつつ,渓流反対側の入口に着.
耳に入るのはほぼ中国語.台湾のみなさんかな?

パンクトラブルもあり,少々遅れながらも目的地の食堂桂月着.
Kazchariは全く知らなかったが,伝統の「十和田クラシック」では,昼食ポイントとして有名な店らしい.

だがしかし,入口には無常にも「本日終了」の札が...

あれ?
その札の下には14:30まで営業とある.
現時刻は14:15.
まだ,時間があるではないか.

ここでO西さんが直談判.
すると...なんということでしょう!
何やら特殊な交渉術を用いて,昼食にありつくことができた.
O西さんと食堂のみなさんに感謝(ただし,むっちゃ嫌そうな顔をされたらしい)

そしてこれが「牛バラ焼き定食」(¥1,100)だぁー! 美味し.

iPhone15 Pro

「十和田クラシック」の際は,ここからさらに登るそうで,ここがDNFポイントになりがちとのこと.
確かに悩む.これだけ食うとハラ重そうだし.

iPhone15 Pro

本日は迷わず下りの国道102号を選択.
Pikaさんも(八甲田越えの)青森行きではなく,七戸からの新幹線に旅程を変更された.

下り&追い風基調であっと言う間に十和田市に.
ここでPikaさんとはお別れ.来月よろしくお願いします.

iPhone15 Pro

O西さんと国道4号を南下し,元々の合流地点で国道454号に接続.
一路,八戸を目指す.

鉄道をまたがる巨大な歩道橋でヒルクライムを堪能し,ホテルに無事帰還.

iPhone15 Pro

距離129km,獲得標高1,329mと,なかなか走りごたえのあるライドでした.
うん.青森,色々と楽しいぞ.

夜はO西さんと,昨夜行けなかった居酒屋で打ち上げ.
普段はぼっちで旅することが多いのでこうした店には入りにくい...っつーか,入っても色々種類を頼めないのでもったいない.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

地元ならでは創作料理,ビールと少々の日本酒.
気さくな店員さん,楽しいトークと充実した夜宴でした.

iPhone15 Pro

おっ,ホンマ修学旅行みたいやな.
だがしかし,この時...

(その4)へ続く.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その2)

2024/5/18 Sat

♪チャラッチャチャチャチャラララ~

iPhone15 Pro

晴れ.温度:18 ℃,湿度:54%,体感温度:18 ℃,風速:21.6km/時,風向:SW

(その1)はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1) 

ここはフェリー,シルバーティアラ:二等寝台Aの一室.
全く寝付けない男がいた.

iPhone15 Pro

音は耳栓で,光はアイマスクで防げる.
だがフェリー特有の振動,てめーはダメだ.

それに加えGWから続く花粉症による鼻炎が継続.
必然的に口呼吸となりノドが乾き,目が覚める.

結果,夢うつつ状態が続き,2度ほどトイレに行くはめになり時刻は5時.
もう寝るのはあきらめた.
腕にはめたGarmin INSTINCTの睡眠スコアも計測不可=徹夜扱いになっている.トホホ.

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

部屋の外に出る.
既にサンライズ.すっかり明るくなっていた.

iPhone15 Pro

イスに座って乗船前に買ったパンとジュースで朝食.

iPhone15 Pro

あかん.全然足らん.
冷食自販機で「蟹ドリア」と缶コーヒーを追加.
200kmに備えてのカロリーを少し補給.
美味し.

iPhone15 Pro

定刻の7:30.八戸へ入港.

輪行袋を担いでこれまた長いタラップを歩く.
建物の外に出て,Nさんの隣で輪行解除作業.
ガラスの向こうから幼女がその作業をガン見していた.

iPhone15 Pro

お次は予約していたホテルまで自走し,余計な荷物を預かってもらう.

いよいよ未知の地を走る.

オートバイなら(山口県を除く)全都道府県を走った経験がある.
ところが,ロードバイクとなると八戸どころか,本州を走るのはこれが初である.

オートバイではあまり気にならない路面状況.
ここ八戸の第一印象は...サイアク

そらな,港湾線なんて大型車両がばんばん走るやろうから道がデコボコになるのはしゃあない.
ついでに冬は積雪・凍結もあろう.
それを差っ引いてもこの道のひどさ,狭さはなんだ.
追い越し時も全然車間空けんへんし.
あぁ,台湾が懐かしい...(そっち!?)

と,嘆いても仕方ない.
Google先生を頼りに「コンフォートホテル」に無事到着.

iPhone15 Pro

今夜の泊り客であることを伝えて荷物(30リットルのリュック)を渡す.
おお,軽い軽い.

「BRM518あまちゃん200km」のスタート地点は,ホテルに隣接する八戸駅である.
ランドヌ札幌の中の人および参加者が既に数名集まっていた.

iPhone15 Pro

このブルベ,本来は6時出発なのだが,苫小牧からのフェリースケジュールの変更により,その時間には間に合わない.
ゆえに特別に9時出発組が設けられた.

で,その9時出発メンバーは7名.
その中にはフェリーで一緒だったNさん,Mさん,O西さんの他,来月のFlècheで一緒に走る函館のPikaさんもいた.

8時45分.ブリーフィング開始.
通過チェックは写真ではなくクイズ形式.
名物の「まめぶ汁」は道の駅他,何か所かで食べることができるという.

うん? まめぶ?
『あまちゃん』の劇中でやたらフィーチャーされてたな(美味いとは言ってない).機会があれば食べてみよう.

本日のコースプロフィールはこんな感じ.

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/brm518amachan200/より
https://ridewithgps.com/routes/42740750?privacy_code=TuqTfSLkkgq6O287より

9時になった.
車検後出発.200kmは装備も軽くて良い.

いただき画像

Kazchariを先頭にO西さん,PikaさんというFlècheメンバーでしばらく走る.
そう,Flècheは24時間の集団走行.
走行およびPC滞在時間も合わせなければならない.
その練習も兼ねていた...ような,いなかったような...

すんません.

Kazchari,またまたやらかしましたぁ.
最初の激坂でついつい踏んでしまい,お二人をロスト.

いただき画像

「待つのもなんだし,快晴だし,気持ちの良いスピードで走っていればどこかで合流するでしょう!」と,一人で先行することに.しかし,以後ランデブーすることはなかった...

iPhone15 Pro

このブルベ,前半は山コース.
登り続けるわけではなくアップダウンの丘陵が続く.

iPhone15 Pro

おまけにかなりの向かい風!
先月の「日高門別」の後半ほどではないが,かなり足を削られた.

2024BRM429日高門別200

iPhone15 Pro

謎の看板の町を抜け,【35.5km地点.PC1「ローソン二戸堀野店」】着.

iPhone15 Pro

水とオレンジジュースとおにぎりを購入.

おかしい.

この疲労感からすると,もっと距離を稼いでいるはず.
まだ35km? なぜ,こんなに進んでいないのだ.
今日も厳しいブルベになりそうな予感(踏み過ぎでは?)

5分ほどのストップで漕ぎだす.
お次もローソンのPCか.
このあたりのインフラはローソン「薬王堂」が担っている.

アップダウンの道が続く.
とある坂からのダウンヒル,スピード殺しがとんでもない構造.
初めて見た.

iPhone15 Pro

さて,国道を少し離れてやや細い道へ.
太陽の光に照らされて葉が透ける.
いいねぇ,いかにも東北.緑が濃い.
これは明日行く予定の「奥入瀬」にも期待できそう.

iPhone15 Pro

少しだけ藤の花.

iPhone15 Pro

だいぶ気温が上がってきた.
ハンドルポーチにペットボトルの水.
実に便利.

R250(アールニーゴーマル) フロントポーチ レギュラー

iPhone15 Pro

いかにもな田舎町.
もうじきPCなのだが,とてもコンビニがありそうな気がしない.

iPhone15 Pro

と,失礼なことをほざいているが,バスはちゃんと通っている.
雰囲気よさげな時刻表と掲示板と待合室.

iPhone15 Pro

はい.ちゃんと距離ぴったりにPCありました.

【76.8km地点.PC2「ローソン葛巻町鴨川店」】着.

iPhone15 Pro

お昼である.
ローソンと言えば「カツサンド」が美味い.
ここでもレジ付近にあったので何も考えずに手に取る.

ありゃ,間違えて「トンカツ」単品を買っちった(酸素欠乏症なのか?)

iPhone15 Pro

コーラとバナナとカツ単品という,少々アレな組み合わせ.
カロリーは高いが,腹も重い.

だが,このPCの後,本ブルベ最大の登攀が待っていた...

iPhone15 Pro

ぜぇぜぇ...なんとか登り切ったぞ.
そして,このブルベのメインテーマである「あまちゃん」のふるさと,久慈市の案内が出てきたぞ!

さらには,ここからはご褒美ダウンヒル!
正に新緑の渓谷をかけ下りる!
うひょひょひょ,これは気持ちヨシ.

下りきった頃,道の駅を発見.

iPhone15 Pro

ここは不思議プレイス.
岩手県にあるのに道の駅「やまがた」なのだ.
左斜め下からの移民が開拓したのか?(北海道的思考)

「まめぶ汁」ののぼりがあったが,あまり腹が減っておらずパス.
後で,ここの道の駅で食べた(飲んだ)参加者に感想を尋ねると...「微妙」だそうな.劇中まんま.

で,久慈の市街地に到着.
信号待ち時,左手に何やら見覚えのある建物がちら見えた.
あれは!

iPhone15 Pro

「北三陸観光協会」...ではなく久慈駅前ビル.
確かもうじき取り壊されるのではなかったかな?

下は「北三陸駅」...ではなく三陸鉄道久慈駅.ゴーストバスターズ!

iPhone15 Pro

さて,いよいよこのブルベのハイライト,袖ヶ浜への往復トリップである.

iPhone15 Pro

いやホンマ,この道,掛け値なしに素晴らしい.
奇岩のオンパレード,かつ海の透明度も半端ない.

素掘りのトンネルやブラインドカーブ,それに道幅が狭いのでクルマだと,かなりエキサイティングなドライブになろう.

iPhone15 Pro

【129.9km地点.通過チェック1「じぇじぇじぇ発祥の地石碑」】付近着.

「じぇじぇじぇ」の石碑の写真は撮り忘れた.
この「ロケ地記念碑」の反対側にあります.

つーか...こうした石碑が何種類かあるのだが,どいつもこいつも,なんだか作品イメージと違う.
「潮騒のメモリーズ」のデフォルメフィギュアの石像で良い(※個人の感想です).

潮騒のメモリー(秘蔵デモ)

iPhone15 Pro

監視小屋まで250m.
SPDシューズだがもちろん挫折.

iPhone15 Pro

海女素潜り実演場も見学.
さて,Uターンしますか.

往路で先行のランドヌール1名に遭遇.
復路でも誰かに会うかな...会わなかった.

ここまでの南下では向かい風に苦しめられた.
ここからは北上.つまり,追い風に変わるはず!...と思っていた時期がKazchariにもありました.
なぜか,変わらず向かい風.なぜだーッ!

しかも,最大ピークを越えてきたにも関わらず,細かいアップダウンが続く丘陵ステージ.脚がカンガン削られる.

おまけにコンビニの数も激減(ここは台湾の東海岸か)
でも,安心してください.自販機は山のようにあります.
しかも北海道と異なりゴミ箱付だーッ!

iPhone15 Pro

と,まぁ命(水分補給)をつなぎつつ,北へと走る.
ドライブイン的な場所でトイレ&ジュース休憩.
だいぶ陽が落ちてきた.

iPhone15 Pro

永遠のアップダウンを繰り返し,君はようやく次の通過チェックにたどり着く.

【187.3km地点.通過チェック2「葦毛崎展望台」】付近着.

見知らぬ蛍光ベストのチャリダーが1名.
あれ?スタート時,こんな人いたっけ? ⇒ 6時出発の方でした.

クイズの答えを見つけた後,展望台付近に移動.

iPhone15 Pro

さすがに登るのはなぁ...でパス.
明るいうちにゴールして,風呂入って洗濯してジロの続き観よ.

iPhone15 Pro

八戸市街地に入る.
今朝の感想同様,道がひどい.
おまけにリアルな坂と信号坂の波状攻撃.
都市部ゴールの宿命か.

iPhone15 Pro

で,【202.2km地点 ゴール ローソン八戸駅前店】到着ぅ!
最終お買い物は,最近ルーティン化したバナナ味のプロテインだ.

iPhone15 Pro

19時前に到着.10時間は切ったぞ...って,おかしい.
なんでグラベルで出走した「日高門別」より遅いのだ?

2024BRM429日高門別200

それはともかく楽しく,そして内陸,海岸とも実に美しいブルベでした.

iPhone15 Pro

立派な木が印象的な八戸駅.
今朝と同じ構図で一枚.

iPhone15 Pro

「コンフォートホテル八戸」に戻り,ちゃんとチェックイン.
肝心のチャリの置き場所を尋ねる.
てっきりホールの隅っこか,納屋かなぁと思っていたら,なんと「お部屋でいいですよ」とのこと.

なんてこった.パンナコッタ.

ただ不思議なことに,同じこのホテルでも,チャリの部屋への持ち込みを断られた方もいるという.
スタッフごとに対応が違う? それはそれで問題では?

遠征、宿泊施設への自転車持ち込み問題

iPhone15 Pro

しかし,この部屋.
「オホーツク1300」で泊った「コンフォートホテル釧路」と部屋の作りが全く同じ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

チェーン店とは言え,ここまで同じだととまどうな.

浴槽に湯をはり,脚のマッサージ.
洗濯&乾燥を済ませ,部屋でまったりしていると,Pikaさん&O西さんからゴールしたとのLINE.
食事(つーか,飲み会)に誘われたが,明日のこともあるし,閉店時間までまもなくということで,遠慮させていただき部屋でコンビニ飯.

iPhone15 Pro

筋肉の回復には禁断のアルコールを飲みつつ,ジロ観戦.
よく考えれば昨夜はほぼ徹夜.
猛烈に眠気が襲ってきたので,ベッドに横になる.
明日も晴れますように...

(その3)へ続く.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

2024/5/17 Fri

はじめての本州ライド

iPhone15 Pro

2024年のブルベ第2戦はランドヌ札幌さんのBRM518あまちゃん200
その名の通り,某国営放送の超人気朝ドラのロケ地をめぐる旅となる.

発着地点は青森県八戸市.

まずは旭川から苫小牧までクルマで移動.
苫小牧西港フェリーターミナルにクルマをデポ,輪行袋に入れたロードバイクを担いで23:59発のフェリーに乗船,翌朝7:30八戸港着.
輪行解除し,スタート地点となる八戸駅に8:30頃到着という算段である.

17日の金曜日は有給休暇を取得.
午前中にDOMANEの洗車と整備を行う.

iPhone15 Pro

うちのDOMANEくん,普段はZWIFT専用機.
つまり室内でしか乗っていないのでさほど汚れてはいない.
Di2の充電も済ませてある.
洗車&注油後は輪行袋に収納.

iPhone15 Pro

昨秋の「利尻島ライド」以来の輪行だけに,細かい作業がすっかり頭から抜けていた.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

で,動画を見て復習.

おお,少しずつ思い出してきたぞ.

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋

OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅135mm

マルト(MARUTO) スプロケット&ブレーキローターカバー RS-S570 シルバー

MARUTO(マルト) チェーンカバー RS-C750 シルバー

今回,ホイールをフレームにくくりつけるゴムバンドを新規購入.

マルト(MARUTO) りんりんバンド(3本)RS-KF620 黒

輪行袋付属のへなへなバンドよりずっと使いやすい.おすすめ.

これまでチャリをハスラーに乗せる時は「リアと助手席のシートを倒し,前輪だけを外して横向きに寝かせる」もしくは「助手席と後部座席の間に90°曲げた前輪を入れて立たせる」ようにしている.
今回は袋入りなので,リア席にそのまま積載.
ブレーキ時に前方へつんのめらないように,ゴムバンドで固定した.
うむ.すっきりだ.

昼食後の12時過ぎに出発.
ケチケチマンのKazchariは,高速道路なんて使わない.
下道指定で170km.近い.チャリでも行ける(距離感おかしい)

国道12号で南下.
滝川のSSで給油を試みるが,そこにスタッフのおねーさんが登場.
ENEOSアプリの登録キャンペーンとやらで,今,入会すると本日リッター8円引き!という甘言につられてスマホをポチポチと操作.
詳細は省くが,この手続きが超絶ややこしく(クレカ登録やらVポイント連携やら),何度か挫折しそうになるが,おねーさんに励まされつつ完遂.
登録記念にボックスティッシュを6箱もくれたので,全てヨシ.

ENEOS公式アプリ

いやホンマ,なんでもかんでもアプリの時代やね.
登録しまくるのはええけど,交通事故やらで本人が突然召されたら,残された家族は解約すんの大変やろな.特にサブスク系は永遠に引き落とされ続けるわけやし...
いかん,いかん,不吉なことを考えるのはよそう.

岩見沢で左折して国道234号へ.
途中のセイコマで休憩.
おやつの時間だ.

シュークリームおよび最近ドはまりしている「コロロ」を,と思いきや,全て売り切れ.ぐぬぬぬ.

UHA味覚糖 コロロ グレープ ソーダ マスカット 佐藤錦 4種 各2個 計8個

代わりに酸っぱい系グミを買った.
余ったらブルベの最中に食すのにちょうど良い.

この頃から雨が降り出すが,幸運なことに肝心の明日,明後日の青森は晴れ予報だ.

南下を続けて道の駅「ウトナイ湖」で2回目の休憩.

iPhone15 Pro

すぐに苫小牧着.
この道,懐かしいぞ.

BRM610きのこの山300km(その0)

時刻はまだ16時.
フェリーターミナルに直行して延々と待つなんてアホなことはしない.
乗船前にサウナと夕食を済ませるのだ.
これが本日のメインイベント.

「サウナイキタイ」で検索.

ターミナル近くのなごみの湯着.
入浴料¥950か.
建物が古いわりに強気の値段設定やな.
で,公式サイトにて詳細をチェック.
休憩所が狭いな.時間をつぶすのが難しいかも...

おや,(サウナイキタイで)その下にあるのは...
料金は同じ.そして...このコミック量はっ!

つーことで,ここから10kmほど離れたほのかに滞在場所を変更する.

で,17時前に「ほのか」着.

iPhone15 Pro

無料の館内着に着替え,まずはサウナ4セット.
うむ.(マジで)高温サウナ,(塩壺ありの)ミストサウナともにヨシ.
温泉もホンモノだ.
食事は...もうちょっと量が欲しい(写真サギとまでは言わないけどな).

iPhone15 Pro

で,コミックコーナーへ.

さすがに「万葉の湯」グループにはかなわんが,なかなかの品揃え.
『チ.』を最終巻まで読む.

チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)

そやな.見方を変えれば白も黒も正義も悪も過去も未来も真実も嘘も存在せーへんのかもな.誰もがその時々の常識もしくは信念で行動している.だからGなんて...(おっと,誰か来たようだ)

22時過ぎに「ほのか」を出て,フェリーターミナルに向けて出発.

iPhone15 Pro

ここで要注意なのが駐車場の選定.
「最大¥500」ルールのあるTimes第二駐車場に停めないと,後でエライ目にあう.何度も看板を確認して無事に駐車.

iPhone15 Pro

ハスラーからDOMANEおよび,着替えの入ったリュックを降ろす.

iPhone15 Pro

ターミナル建物前で輪行準備中のサイクリストを発見.
「もしかして“あまちゃん”ですか?」と声をかける.
なんと,北海道ランドヌの重鎮,Nさんだった.

ネットで予約済みではあるが,もちろん乗船手続きが必要.
輪行袋に入れたチャリは手荷物扱いでちゃっかり無料.素晴らしい.

後でわかったことだが,チャリを分解せずそのまま車両甲板に乗せると,料金(¥3,100)を取られるだけでなく,下船時間も遅くなることが判明(クルマが先なので).今後もフェリーは袋一択やな.

無事手続きを済ませて待合室に.
FreeWifiが使えるため,早速「ジロ・デ・イタリア」を視聴.

それにしても,ポガチャル強すぎ.

ここまで無双されるとレース全体がつまらなくなりそうなものだが,なぜかそうならない.
そして彼の場合,その人柄のせいか現地でも反感の声はほとんど聞こえてこないらしい(一時期のフルームとかひどかった...)

いつもニコニコ笑いつつ「戦略?駆け引き?温存?そんなの関係ねー.ゴールまで競争しようよ,競争!」的なノリが面白過ぎる.
まるでリアル真波くんだ.そういやアホ毛も共通.

iPhone15 Pro

とかなんとか時間をつぶしていると乗船時間.
飛行機の3倍くらい長いタラップ(パッセンジャーボーディング・ブリッジ:PBBというらしい)を歩いて「二等寝台A」まで(¥8,100).
ブルベ出走前はちゃんと寝たいのよ.

案内室前のホールでは,チャリを甲板に積んだらしい,ブルベ参加者のMさんO西さんが早速ビールを飲み,くつろいでいた.

さて,出航である.
ちょうど日付が変わった.
寝ますか...

iPhone15 Pro

(その2)へ続く.

2024BRM429日高門別200

2024/4/29 Mon

天国と地獄と

iPhone15 Pro

晴れ.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:6 ℃,風速:9.5 km/時.風向:NW

2024年ブルベシーズンin.
初戦はランドヌ札幌さん伝統の「日高門別200」である.

誰かが言った.

「ブルベが楽しいのは300まで」

つまり「日帰り可能距離まで」ということなのだが...確かに同意.
Kazchariは完徹ライドの400も嫌いではないが,あれは楽しい,楽しくないを越えた非日常体験ゆえに”楽しい”(チャリ廃人向け)

そんなわけで,本年一発目は確実に楽しい200kmである.
メダルも新デザインになるようだしワクワクな気分.

おまけに獲得標高も少な目の平坦基調.
「プライベートの軽装ライドで何回も走ってる距離と高さだし楽勝!」
と思っていた時期がKazchariにもありました.

つーことで,今回は”縛り”の意味もこめて(なぜ)Topstone,つまりグラベルロードをチョイス.
車重10kg越え,それにブロックタイヤ44cの激重バイクだ.
トレーニングにちょうど良い.

あれ? 確か前回もこいつでブルベ走ってぶーぶー言ってなかったっけ?

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

いいのだ.
ヒトは過ちを繰り返す生き物なのだ.

ちゃんと合理的な理由もあることはある.

ただでさえよろしくない北海道の路面状況.
特に雪解けすぐのこの時期は砂利が未清掃だったり,陥没箇所の修復がなされてなかったりと,ロードバイクの細タイヤでは不安要素だらけ.
そのストレスを軽減したかったフシもある.

てな感じで,まずは前日の日曜日.
もはや雪は降らないだろうと,まずはハスラーのタイヤ交換.
Topstoneを積み込んで,札幌イベント時の常宿ふとみ銘泉 万葉の湯へ.

いろんな意味で”デス・ロード”の国道275号を使って16時頃に着.

『ふとみ』宿泊時の夕食と言えば,すぐ近くにある焼肉&ラーメンの『なかむら』が定番.
夕方の営業は17時から.
まだ誰もいない駐車場にてしばし待機.

iPhone15 Pro

徐々にクルマが集まって来た.
ほとんどが家族連れ&焼肉目的.

入店後,Kazchariはクールに名物「テールラーメン(塩限定)」を注文.

iPhone15 Pro

とてつもなく美味い.Kazchariの注文後,品切れの声が店内に響く.

で,食事後『ふとみ』にチェックイン.
サウナ4セットをこなし,相変わらず順調に狂っている(ホメ言葉)『カーレンジャー』の配信2話分を見た後,21時にはリラックスルームにて就寝.
0時頃に一度目が覚めるが,起床予定時刻の4時まで割と眠れた.

5時前にチェックアウト.
値上げやら何やらで,最近あやふやだったオーバーナイト料金は¥1,600.
共済割引のおかげとは言え,札幌圏でこの宿泊代はありがたい.

駐車場にてジャージに着替える.
寒い.
明らかに1桁気温.
日中もそれほど上昇しなさそうな予報だったので,起毛のビブと裏打ちありのジャージにする.

発進.
スタート地点近くの「もみじ台陸上競技場」の駐車場を目指す.
途中のセイコマでおにぎり&コーヒー朝食.

30分ほどで到着.
グランドそばの芝生でテントを張っている人がいた.
平和やな.

ブルベ参加者らしきクルマが続々と到着.
今回は直前にスタート地点が変更となり,各自で駐車場を確保することになったのだ.やはり,ここが一番近いようだ.

さて防寒装備の何を持っていくかで悩む.
結局ウインドブレーカーだけをサドルバッグに突っ込んでおく.

6時頃にはスタート地点に着いてしまった.

iPhone15 Pro

早く着きすぎて,受付開始までの待ち時間が寒い.
毎年,シーズンinと終わりのブルベには大量の参加者が集まるのがお約束.
今回も90名がエントリーしていた.
数名はDNSしたようだが,それでも結構な人数である.

iPhone15 Pro

名物のプロンプトン軍団もいた.
最近ミニベロが気になるKazchari.
いいなぁ...やっぱ欲しいかも(物欲退散!)

iPhone15 Pro

つーことでブルベカードをGet.
名前を書いて反射ベストのポケットに入れる.

6:45にブリーフィング.
次に車検.今日は中の人の鉄夫さんのチェックを受ける.

さて,いよいよスタートである.
う~それにしても寒い.

何台かの先行者を抜いた後,BMCのTTバイクに乗ったWさんに合流&お話.
互いにブルベ参加が長いので,共通の知り合いが結構いる.

ドラフティング,おっと参加者同士の協力で後ろに付かせてもらう.
時々,前で引こうとするが「グラベルだと徐々に脚にきますから,僕が前走りますよ~」とのうれしいお申し出.
かなり楽をさせてもらった.
追い風も相まって,心拍も120くらいまでしか上がらない.
ありがたい話である.

だがしかし,今回気づいたことがある.
グラベルロードでノーマルロードの前後を走るのはキケンを伴う.

ロードバイクは荒れた路面が苦手.
ジャリやら陥没穴を避けて通る必要がある.
結果,やや蛇行せざるを得ない.
それに転倒・パンクリスクも高い.

一方でグラベルロードは少々の路面の荒れはビクともしないっつーか,むしろ得意.
この季節の砂利&陥没路肩グレーチングもどんとこいやーなマシン.
前でも後ろでもロードとの走行ラインがかなり異なる.

確かにドラフティング...もとい協力効果は絶大やけど,グラベルの時はあまり乗ったり,引いたりしない方がいいかもしれん.

とまぁ,そんなことを考えている時に悲劇が起こった.
右カーブの際,Kazchariの後方を走っていたベテランのTさんが落車.
本人曰く「右折の手信号を出すのに気を取られて,地面の穴にはまってしまった」とのこと.

両ひざにかなりの擦過傷.骨折はないようだ.
Kazchari他,数名停車し,ツールケースに入れていたバンドエイドを渡す.

思えば,ちょうど1年前にKazchariもやらかしたなぁ...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

それにしてもTさん,このクラッシュ後も走行を継続,Kazchariよりも先にフィニッシュされていた.さすがだ.

落車シーンをはっきり見てしまったので,嫌でもこの後の走りが慎重になった.

iPhone15 Pro

で,「オホーツク1300」やら「きのこの山300」でも通った馴染みある馬牧場脇を走る.
おお,ここは懐かしのパンク地点ではないか.

BRM610きのこの山300km(その3)

で,51.9km地点【PC1:ローソン安平遠浅店】着.

iPhone15 Pro

昼飯にはまだ早い.
PCでの滞在時間は短い方が良い.
まだまだ消耗していないが,神の赤コーラ(ミニ)を購入.
プラス,ハンドルバーバッグに収納した「ミニあんぱん」で軽く補給.

やはり参加人数の多いブルベである.トイレで待ち時間発生.

ここからは単独行.
いつものブルベになってきた.

iPhone15 Pro

相変わらず路面状態は”アレ”だが,北海道らしい直線道路はやはり走っていて気持ち良い.
で,これまた懐かしの道の駅「むかわ」を通過.

のんびりこの写真を撮っていると後続のランドヌールがぞろぞろとやってきた.
ここから左折していよいよ海岸沿いルートとなる.

iPhone15 Pro

なんと,そのグループの先頭を引いていたのが先ほど落車&流血していたTさんである.なんというタフさ!

さすがに気の毒に思い「前,ひきますよ」と先頭に出る.
幸い,ここに来ても追い風基調継続.
調子に乗ってがんがん回していると,後続のチャリがどんどん脱落して集団を破壊してしまった.すいません.

おや,すっかり今日のマシンがグラベルだったことを忘れてたわ.
まさかここでの”いちびり”が,Wさんが言った「後で脚にきますよぉ~」が現実化してしまうとは...

で,なんだかんだで95.7Km地点の通過チェックA【旧日高門別駅】着.

iPhone15 Pro

ここまでの100km近くをほぼ4時間で走破.
ノーマルのロードならともかく,クソ重のグラベルのタイムとしては驚異的っつーか,明らかにオーバーペース.
後でGarmin先生に怒られそう.

駅舎を後にして,北東方面に進む.
はい.見事に向かい風.予想通りとは言えマジか.

もう,前半のように気持ちよく走れないさそうなのと,「そういや全然写真撮ってねーや」と,集団形成を諦めて一旦停車.
しばらく一緒だったTさんやらNさんらを見送る.

馬と桜とグラベルバイク.日高らしいいい構図だ(自画自賛)

iPhone15 Pro

単独行のまま111.4km地点,PC2【ローソン平取本町店】着.
さすがに昼飯タイム.
個人的にブルベ定番食である「大盛ペペロンチーノ」を購入.
後は水とフルーツジュースかな.

こうやってチャリ旅の途中でコンビニ飯を食べていると「台湾一周」を思い出す.もう一か月前か...時の流れは速い.

iPhone15 Pro

ランドヌ札幌さんからのいただき画像.
台湾以来,Vサインではなくサムズアップがクセになった.なんとなく.

いただき画像

ここから約半分,残り90kmである.
やっぱり200kmは短いなぁ...ではなく,向かい風攻撃がさらに苛烈さを増す.
漕いでも漕いでも全然進まん!

前半の追い風による貯金がどんどん削られていく.
ついにAve.15km/hを切る区間も出てきた.
キ,キツイ.
これは,あの時の再来...

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

すっかり心折れ,もはや写真を撮る余裕もなくなっていたが,この神社だかなんだかの鳥居と桜並木はキレイだった.

iPhone15 Pro

PCでもなんでもないセイコマで休憩.
Kazchari以外にも多数のランドヌールが停車していた.

定番の「牛乳モナカ」.美味し.
おや,冷たいものが欲しくなるとは...寒いのか暑いのかよくわからん天気だ(自律神経が壊れたか)

iPhone15 Pro

で,ようやく181.3km地点の通過チェックB【舞鶴スポーツ公園トイレ】着.

iPhone15 Pro

ここからの約20kmが長かったこと...
交通量の多い国道に戻り,朝通ってきた道を逆方向に走る.
Garmin様のクライムプロ詐欺(距離がおかしい)に遭いつつも,最後はご褒美のダウンヒル.
まぁ,201.9km地点のFINISH【セブンイレブン札幌青葉町8丁目店】まで,最後の最後にちょろっとだけ登りますが...

ふー,やっとゴールだ.
最後に買った「キャラメル味のプロテイン」「バナナスムージー」が美味かった...けど,うん? 何か寒い.
いつの間にかすっかり気温が下がっていた(冷たいドリンクのせいでは?)

少し経つと前半ご一緒したTTバイクのWさんも到着.
ゴール受付のショッピングセンターまで案内してもらう.

iPhone15 Pro

最終タイムは9:38
「ファットな200」よりは速いか(獲得標高が違う).

ファットなBRM911旭川200km(その1)

にしても,歴代最凶レベルにキツイ200だった.

前半追い風天国,後半向かい風地獄.
結果的に400ブルベ並の消耗度合...そう,要するに充実したブルベだった.
やっぱりこれからも200はグラベルで(マジで?)

iPhone15 Pro

そうそう,次回参加のブルベは「あまちゃん200」

ランドヌール札幌さん「あまちゃん200」の正体が判明!

例のフェリースケジュールの変更に伴うスタート時間の変更(選択)に関して中の人に聞いてみた.後日参加者に確認のメールが送られてくるそうな.

で,駐車場に戻る.
ブルベが終了して緊張感がなくなったせいか寒くてたまらん.
ウインドブレーカーを着用.
やはり,GWの北海道は準冬装備が必要やな.

iPhone15 Pro

さて,ここまでカラダが冷えたとなるとやはりサウナが恋しい.
時間的にも帰宅前に十分立ち寄り可能(200ブルベの特典)
この付近で気になっていた場所と言えば...

iPhone15 Pro

最近リニューアルした岩見沢の北村温泉
かつて「北村300」のスタート地点だった場所である.
あの時もゴール後,入浴してから帰ったなぁ.

18時頃には到着.
ここはホンモノのかけ流し温泉.
全ての浴槽がしょっぱい...顔の日焼け跡にしみるぜ.
サウナ3セット.しっかり外気浴でととのう.

夕食も館内のレストランで.
ハードな運動の後には”肉”でしょう!
ステーキ丼,美味し.

iPhone15 Pro

つーことで,再び”デス・ロード”の275号線を北上して22時前には帰宅.
いやー,疲れた疲れた.
そやけど,なんだかんだでやっぱりブルベは楽しい.

iPhone15 Pro

そろそろ長いヤツも出るか.
おや,こ,これは!?

2025年北海道1200km納沙布岬

戦いは続く(何の?)

EMONDAな春の陽気に誘われてライド

2024/4/14 Sun

何が違うのか

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:11 ℃,湿度:75%,体感温度:10 ℃,風速:4.3 km/時,風向:SW

日曜日である.
今日も快晴&気温も上昇するようだ.
絶好のサイクリング日和である.

昨日は充電切れで動かせなかったEMONDA
無事充電完了.
気のせいか一世代前のDi2より“持ち”が悪くなったような気がする.
距離だけでなくギアチェンジの頻度も影響するはずなのでなんとも言えんけど.

つーことで,EMONDAの今季初出撃である.

しばらくアップライトポジションのチャリばかり乗っていたので,この前傾ポジションは新鮮.
ハンドル幅も380mmなので狭い.
道路のジャリや水たまりに気を遣いつつ進む.

多くの地元チャリダーのお気に入りスポットで撮影.

iPhone15 Pro

短足のKazchari,ハンドル位置を目一杯下げてもサドルはこの高さ...シクシクシク36.

撮影後,4人組のロードバイク・グループが走ってきた.
(たぶん)知り合いじゃない人たち.
会釈する.

Kazchariも参加する6月のFlèche Hokkaido」の詳細が徐々に明らかになってきた.
(とは言っても,各種手続きは函館のPikaさんに任せきりなので.恐縮しきり)

現状4名での出走となる.
参加メンバーとやり取りしているのだが,やはり通常のブルベとは色々と異なるようだ.

1つはフェンダーの取り付け.
集団走行(ドラフティング含む)ゆえ,雨天時の後続車への水撥ね配慮.
日本ではそうでもないが,海外のイベントだとフェンダーなしはむっちゃ嫌われるそうな.

400km近く走ることになるので機材はDOMANE
こいつにはフェンダーをポン付けできるダボ穴なんぞない.
いわゆるアス・セーバーでは意味がない.

そこで,もうじきセールのAmazonで検索.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

これとかどうだろう? 簡易過ぎる?
テストが難しいね.
一番良いのは当日に雨が降らず無用のグッズになること.

他にはチーム戦ゆえの時間管理の厳しさ.
ブルベの場合,PCに到着したかどうかはレシートの打刻時間でチェックされるのだが,チーム内で15分以上のズレがあると認定されないとか.

うわっ,いつもぼっち走行のKazchari,大丈夫だろうか?

で,この後もぼっちでいつものコースを.
美瑛の丘はいわゆる丘陵コース.
登りと下りを繰り返す.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

後でSTRAVAを確認すると,いくつかのセグメントで自己ベストを更新している.
めちゃめちゃがんばって踏んだ記憶はない.
身体機能が急に伸びるわけはないので,やはりマシンの力によるところが大きいと思われる.さすがEMONDAである.

美瑛市内から青い池まで続くサイクリングロードへ.
相変わらず美しい道だ.

iPhone15 Pro

ただし,残り1/3ぐらいで雪に阻まれてストップ.

iPhone15 Pro

並走する道道に回れば池まで行けそうだが,特に「池」にこだわりがないのでUターン.

代わりに例の農道を爽快にダウンヒル.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

補給のために美瑛のセイコマに立ち寄る.
シュークリームとコーヒーで休憩(カロリー補給).

SNSを確認すると,”上富良野のルイーダ酒場”ことYAMAICHIさんが投稿されていた.
アスパラ人気に押されて魯肉飯があまり出ないこと.
そのせいなのか,特別メニューとして「アスパラパスタと魯肉飯」のセット販売が告知されていた.
これは行かねばと,YAMAICHIへ向け出発.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

沼崎の坂を「はぁはぁぜいぜい」と登ってYAMAICHI着.

目当てのセットをオーダー.

iPhone15 Pro

後から来たチャリダーを交えて台湾話などなど.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

カミヒルも今季初登りの人が徐々に増えてきているようだ.
来週あたり行っとく?

で,国道の西側(裏側)を通って帰路につく.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

15:00頃帰宅.

気が付けば100km越え.
思えば台湾でも毎日ほぼ100kmぐらい走ってたけど,やはり快速マシーンのEMONDA,疲労感が全然違う.余裕.

ただ,フレームの固さのせいか,脚への負担はそこそこ.
それに,ポジション的に頸の後方にも違和感.
まっ,シーズン初めなのでじきに慣れるでしょう.

アマチュアには意味がないだのと,なんだかんだ言われるけど,やはりハイエンド・ロードバイクは乗っているだけで満足感が高い.
それが継続へのモチベーション.

iPhone15 Pro

Topstoneな鷹栖,雪の回廊ライド

2024/4/7 Sun

鷹栖の実力

iPhone15 Pro

晴れ.温度:12 ℃,湿度:60%,体感温度:11 ℃,風速:18.3 km/時,風向:S

昨日に引き続き快晴!
今日もまた,雪溶け水と路肩のジャリに配慮してグラベルロードで出撃.
もうこいつ一台でいいんじゃね?(EMONDAの立場は...)

いつもなら美瑛-上富良野方面(YAMAICHI詣)に行ってしまうところだが,新規ルート開拓のため久々に鷹栖方面に向かう.

iPhone15 Pro

環状1号を抜け,幌加内に向かう道道72号線へ.
道路は完全に乾燥.

iPhone15 Pro

追い風も相まって快走.

iPhone15 Pro

とある橋の上で休んでいたら,前方から見覚えのあるシルエットが...
地元の最速チャリダーKさんだった.
まぁ,いつも鷹栖で練習されているので不思議ではないけど(STRAVA調べ)
何やらインターバルトレーニング中っぽく,挨拶もそこそこに,もう一人の方と橋上でUターンして去っていった.やはりガチ勢はすげーな.

さて,今日はどこまで行くか.
昼飯にはまだ早い.
とりあえず江丹別方面に北上してみる.

この付近は懐かしの「2019年アイスブルベ50km」のルート.
その際の写真チェックにもなっていた「若者の郷」看板.

iPhone15 Pro

ここから峠方面に向け,キレイに除雪された道が伸びている.
行ってみるか.

期待通り見事な雪の回廊
交通量も少なく,排ガスにまみれていないため,雪が真っ白.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

絶景の連続でなかなか先に進めない.
そら乗鞍やら知床に比べたらしょぼい「雪の回廊」かもしれんが,何より人がいないのが良い.

「♪ひとり~ひとり~カムイぃ~(カムイぃ~)」なんて歌も聴こえてくるってもんだ.

細かなアップダウンを繰り返し,管理小屋のような場所まで登る.

iPhone15 Pro

ロッジがあった.
調べてみると格安で泊まれる穴場スポットらしい.

旭川市江丹別若者の郷施設

風景もまた素晴らしかった.
いやいや,今回の江丹別ー鷹栖方面ライド,完全にナーメテーターやったわ.
近場にこんな場所があったとは.
また来よう.

丘をおりて幹線道路へ.
いよいよ昼食ポイント探し.

iPhone15 Pro

鷹栖町と言えば,激ウマバーガーのモゥーちゃん家が有名.
ここから約15km先.
ナビをセットして走り出す.

ところが今度は完全に向かい風.
全くスピードが出ない.20km/hを切る.

それでも,あの”地獄の”宗谷岬よりマシなんだよなぁ...

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

雪解けが進んだ河川グラベルにもひかれるが,とりあえずカロリー補給を優先.

iPhone15 Pro

鷹栖町の中心にある交差点にて,再度食事処を検索.

うん? ラーメン屋? こんなんあったっけ?

つーことで向かったのが住宅街にポツンとあるヘイワダイナマイト」.
ウルトラマン風のロゴデザインやな.

iPhone15 Pro

ちょうど昼時なので「混んでたらパス」と思いきや,クルマが2台しか停まっていない.
つーことで入店.
メニューと組み合わせの多さにとまどうが,ラーメン屋における個人的定番メニュー,味噌ラーメンとミニ丼を注文.
すると,ラーメンにのせるチャーシューの部位まで聞かれた.さすが“肉”に力を入れている鷹栖町だ.
で,ほどなく出てきたのがこれ.

iPhone15 Pro

おっ,おお.
まぁ腹が減ってるので食えるのは食えますよ.
そやけどあれやね,既に1000kcl近く消費しているサイクリストだから食える.
楽にクルマやバイクで来てたら,このカロリー爆発はヤバい.

...と,思ってしまうのは,Kazchariがもう年だからかなぁ.
とりあえず,ずっとこんなコッテリ系が食えるカラダでいたい.

味は保証します.美味しいです(少し辛め).
それにイマドキにしては安い(¥1,080).

iPhone15 Pro

さぁ,帰りますか.
先ほどの摂取カロリーが気になって直行せずに遠回り.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

いくつかのポイントで雪中行軍.
これもまたチャリの愉しみの一つ.

iPhone15 Pro

新しい場所,食べ物を発見&経験するライドが一番楽しいね.

忘れ物&防犯のために~紛失防止タグを導入

2024/3/14 Thu

アレとは違うのだよ

iPhone15 Pro

高級ロードバイクやビンテージのオートバイはよく盗まれる.
最近では欧米で大人気の「軽トラ」も被害に遭うそうな.

「まさか盗まれるものだとは…」“価格高騰”“盗難増加”世界でブームの『軽トラ』

そう言えば,30年ほど前,大阪の自宅前に駐車していた『HONDA VFR400Z』を盗まれけたことがある.

後輪に巻いてあったワイヤーロックを工具で切断.
キーシリンダーにドライバーをつっこみ,ハンドルロックの解除を試みたようだが失敗.
前輪を持ち上げたか,スケボーに乗せて運んだのかどうかしらんが,自宅から100mほど離れた場所に放置してあった.途中であきらめたようだ.

手元に戻ってきたものの修理代が痛かった.
都会ならいざ知らず,旭川はなかなか聞かない話だ(運がいいだけかも)

ロードバイクに関しては年に数回,SNSにて「知り合いのロードが盗まれました.拡散お願いします」的な投稿が散見される.
また,ホイールやサドルなどのパーツだけを盗まれることもある.
「整備性の良さ=カスタムのしやすさ=盗みやすい」の図式が成り立つ.
それに昨今はフリマアプリによって個人が売りさばくことも容易になってしまった.

つーことで,不心得者はどこにでもいるので盗難予防は絶対だ.

Kazchariはほぼソロライド.
誰も見張ってくれないので,休憩時には小型のワイヤーロックで金属製の手すりにくくりつけている.

自転車 ロードバイク スキー スノーボード スポーツ用 ワイヤーロック ダイヤル式 巻き取りタイプ グリーン 緑

コンビニでの5分に満たない買い物時間は元より,カフェでもロックした上で,できるだけ窓からチャリが見える位置に座るようにしている.

いかんせん頼りないロックなので,“絶対盗むマンのガチ工具”には無力だが,少なくとも出来心による悪意は予防できるだろう.

そして今回プラスαとして,いわゆる紛失防止タグを導入することにした.

この分野で代表的な商品と言えばAppleの「AirTag」

Apple AirTag

誰の思いつきか知らんが,Tag付近にある他人のiPhoneを(勝手に)次々に経由して,最終的に自分のiPhoneに場所が通知されるという面白い仕組み.天才かよ.

ただし,悪党にもその場で「AirTag」を探知されて抜き取られる可能性もある.
それを防ぐために,わざわざダミーと2個態勢にしている人もいるとかいないとか.
大変やな.

AirTagはロードバイクの盗難対策になるのか? - AlterLockとAirTagの違い

で,上記の記事は「AlterLock」へ誘導するわけだが,月額¥396(年額¥3,960)の有料サービス.それほど高くないとは言え,ここはできるだけ費用を抑えたいところ.
ちなみに「AirTag」は一つ¥4,779である.

そこで折衷案として,今回購入したのがこいつ.

Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Link(紛失防止トラッカー)【なくしものが、無くなる / 紛失防止タグ / 探し物 / Appleの「探す」に対応 (iOS端末のみ) / スマホが見つかる / 置き忘れ防止 / スマホ鳴らす】

「AirTag」とほぼ同等の機能だが,なんつっても安い!
で,メジャーでないので,専用アプリを入れていない悪党のiPhoneでは探知できない...わけではないようだ.探知の仕組みは同じ.

比較記事も見つけた.

【紛失防止 比較】アップル純正のAirTagと安価なEufy Security SmartTrack、お勧めはどっち?

「正確な位置がわからない」というデメリットはあるものの,どう考えても「Eufy」の方が良い.一番気に入っているのは...穴(ストラップホール)があるところだ.

タグタイプとカードタイプがあるが,もちろんタグ型一択.
カードは電池交換ができない ⇒ 使い切りなのだ.

で,先日のAmazonセール時に2個購入.
届いたのでセッティング.

例によって簡単な説明書が付属している.
専用アプリをインストール中,「当人に知らせずにカバンなどに入れて追跡行為を行うのは犯罪です」みたいなメッセージが表示されて爆笑.浮気調査?

まずは本体の絶縁テープを引き抜く.
指示通り,接続のために本体のボタンを2秒押し,ビープ音が鳴るのを待つが...

鳴らない.

おいおい,いきなり不具合か?
電池切れを疑い,ケースをこじあけて中身を確認.
コイン電池(CR2032)を取り出して電圧チェック.
特に問題はない.

東芝(TOSHIBA)コイン形リチウム電池 CR2032 5個 (同等品 DL2032 ECR2032)誤飲対策パッケージ CR2032 5P(Z)

おや? よく見ると電池の裏表,つまりプラスマイナス面が逆やん!
いろいろ文字が書かれている面が見えるようにはめなおす.
おいおいAnkerさんよぉ,ちゃんと検品してくれよぉ...(スゴイ確率かも)

つーことで正しく装着すると無事ピープ音.
iPhoneとBlutooth接続「探す」アプリと無事連携できた.

iPhone15 Pro

そやけど,もしロードが盗まれて移動中であることを発見,悪党を追いかけたところで何ができるだろう?
昨今はヤバいやつらも多い.
警察に連絡?
できれば有効になってほしくないガジェットの1つやな.

ちなみに台湾にも持参予定.
日本並みに治安は良いらしいけど,念のために.

後あれやね,飛行機に自分の荷物がちゃんと積まれたのかどうかの確認もできる.
ロストバゲッジにあって「地球の裏側で発見!」もそれはそれで楽しい...かも?

ロードバイクのフォーム

2024/3/5 Tue

最適解はあるのか

iPhone15 Pro

先日,YouTubeのおすすめにランドヌ札幌さんの「BRM610きのこの山300」ブルベの動画があがっていた.
参加者がアクションカメラで撮影していたようだ.

この300ブルべは2023年開催でKazchariも出走した.

BRM610きのこの山300km(その1)

走行中の風景に「懐かしいなぁ」と思いつつ見ていると,撮影者はPC3に到着.
そこには休憩中のKazchariが映っていた.

ブルベはここから夜の札幌へ向かう.
車道があまりに狭く危険だったため,安全を考慮して並走する歩行者・自転車道を走行.
そこでこの撮影者と合流した(映像あり).

それ以降,お話しながらゴール.
確かこの方も大阪から北海道への移住組だったと記憶している.

で,この動画を見てあらためて気付かされたのがKazchariの変なフォーム.

長めのステム(140mm)によって遠くなったハンドルに肘を完全伸展,骨盤前傾で背中は真っ直ぐ...あまり美しくはない.
いわゆる「やまめ乗り」(おじぎ乗り)っぽい.

「やまめ乗り」のメリットをざっくり挙げると「ペダルに体重を乗せやすい」「ケツが痛くなりにくい」「疲労しにくい」など.

自転車の教科書 (小学館文庫)

プロの選手だと日本の至宝,新城幸也選手がこのフォームに近いとされる.
だからと言ってKazchariはマネしたわけではないし,めちゃめちゃ速いわけでもない(当たり前である)

一般的なスポーツ自転車教本には「骨盤後傾+背中を丸めて“ラクダのコブ”を作る」フォームが理想と書かれていることが多い(たぶん).
西洋のプロ選手はほぼこれ.
長い手足のおかげでハンドルとサドルの落差がエグイ(けどカッコええ).

しかし,標準的な日本人は短足胴長なので,この“理想的な”フォームはキツイっつーか保持は無理と思われる.

ちなみにKazchariは2006年のロード初購入時にサドルの高さなど,基本的なところを合わせてもらっただけ.
後は走りながら少しずつ調整.
後継バイクのDOMANEでフォームはほぼ完成.
最新のEMONDAも同じデータでセッティングした.
以降,これまでプロのフィッティング・サービスを受けたことはない.

ショップや専門家によるフィッティング代金の相場は,だいたい3万ほど.
さすがに高い.
どうしても二の足を踏んでしまう.

そもそもチャリのポジション決めは難しい.

そのチャリに乗り慣れてきたり,カラダができてきたら変わってくる.
短距離だとちょうど良くても長距離になると辛かったり.
それにシューズやサドルを交換しただけで変わってくる.

各部のサイズを5mmいじっただけでわかってしまう人間の身体イメージの繊細さにも驚く.

結果的にどこかで妥協するしかないのか.

動画を見ていてもう一つ気になったのが,想像以上のハイケイデンス走法.
ペダリングもあまり美しくないなぁ...

上がりの一台(EMONDA)購入時には,ちゃんとフィッティング受けたり,ガラスコーティングしたりと計画だけはしてたけど,なんだかんだでうやむやに...
別に今のポジションで困っているわけではないけど,有益なアドバイスが得られるのであれば一度サービスを受けてみますか.

いずれにせよ,自分の走行動画を見ることは滅多にないので,なかなか勉強になった.

もうすぐ2024年のブルベシーズンもスタート.
当然200km以上を走ることになるわけだが,ここ数年発症しがちな腸脛靭帯炎の再発だけはご勘弁.

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m ベージュ

ひょっとしたら今問題ないと思っているポジションも,実は全然合っていなくて,膝への負担になっているのだろうか?

(いや,おそらく老化)←天の声.

ファットな雪を探してフォレストライド

2024/2/25 Sun

冬ライドの愉しみ

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-8 ℃,湿度:75%,体感温度:-8 ℃,風速:2.6 km/時,風向:NNW

息子の看病(?)のせいで2日間ほど引きこもり生活.
まぁ,ガンプラ作ったりなんやらでそれなりに楽しくは過ごせた.

息子がインフルB型に...~ならガンプラ

だがしかし.
本来アスリート気質のKazchari,そろそろ外チャリしないとタヒんでしまふ.

つーことで久々の晴れ日曜日.
乗りましょう,乗りましょう,チャリに乗りましょう.

あれ? 昨日は「グラベルに乗れるかも」とかどうとか言ってなかったっけ?
うむ.さすがの今朝の冷え込みでは道路の凍結が心配.
それにハンドルカバーがないと,指先が冷えに冷える.

昨日の道路状況からすると,歩道をつなげばスパイクタイヤで走れそうなので,やはりファットを選択.

OLYMPUS TG-5

朝10時過ぎ出発.
想像通り歩道は雪で覆われている.
そこをダウンヒル.まるでスノースクート感覚.

いつもの環状線横の橋の上.
御覧の通り,歩道も半分は乾燥状態.ホンマに2月なのか?

OLYMPUS TG-5

雪の歩道をつないで少し寄り道.
この橋を渡って進むと森の中だが,もちろん冬は通れない.

OLYMPUS TG-5

冬は川が美しい.
この橋は欄干が外に妙に開き気味.どういう構造?

OLYMPUS TG-5

さて,本来の目的地である”あの道”へ.
そう,2週間ほど前に見つけた新ルートである.

ファットな近場で新ルート開拓ライド

その際は曇りで小雪で視界不良.
青空が望めなかったが,今日は期待できそう.

OLYMPUS TG-5

うむ.実に走りやすい.
誰も通らないと思いきや,クルマがやってきた.

前回はどこにつながるかわからんので不安いっぱいだったが(体力的な面で),本日は安心.景色を堪能.

OLYMPUS TG-5

雪が一部融けている.
小石や陥没穴があちこちにある.
もしかしたら,この雪の下はグラベルなのか?

となると,冬季も除雪してくれて,クルマも通るので雪がしまり,基本下りという,めったにない夢のようなグラベルである.

さらに分岐も結構ある.
林業作業道なのか,全てが通れるわけではないが,夏になれば行動範囲が広がりそう.クマに注意しつつ探検やな.

OLYMPUS TG-5

寂れた林道と思いきや,立派な橋.

OLYMPUS TG-5

見よ,この美しさと走りやすさ.
何より静かだ.
天気も良くて正に森林浴.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

終点に近づく.
またしても立派な橋.
ただし名称が「きむすめばし」.うん.コンプラ的に不適切だ.

OLYMPUS TG-5

この巨岩をぐるりと回り,少し登ると幹線道路に出る.
やはりこの方向の下り基調が楽しい.

OLYMPUS TG-5

道路に出た.
車道はほぼ乾燥.
歩道のサクサク雪をたどって,次のポイントへ.

OLYMPUS TG-5

右折して,セグメントにもなっている某福祉施設に向かう激坂.
なんと後半は18%越えだ.
一部アイスバーンでスパイクタイヤが空転.

OLYMPUS TG-5

まぁ,それでもファットのビッグギアで問題なくクリア.
途中で写真撮ったりしてタイムアタックにはならない.
ここも夏にEMONDAで再トライやな.

OLYMPUS TG-5

登り切った後は,ずっと山の稜線ライド.
時々横道にそれ,街の景色を遠くに見る.

OLYMPUS TG-5

林が現れる.
ところどころ民家があるので除雪もパーペキ.
晴天&無風だと極上のサイクリングルートとなる.
特に冬はこの非日常感がいい.

OLYMPUS TG-5

この風景,どこかに似ていると思ったら,この山に連なる富沢のクロカンコースにそっくり(そらそうだ.隣だ).

富沢クロカンコース開放ライド

富沢クロカンコースふたたびライド

かように毎年のシーズン終了時には,チャリにコースを開放してくれていたのだが,なぜか昨年(2023)は告知がなかった.
ただの情報チェックもれかな?

今年は開放してくれへんかなぁー

OLYMPUS TG-5

つーことで共和の資材処分場脇を抜け,幹線道路に戻る.
はい.雪がありません.

で,いつもの定点観測ポイント的な場所にて,道路わきに目いっぱいファットをよせ,道路を消して撮影.

OLYMPUS TG-5

さぁ,最後にダウンヒルして帰りますか.
定番コース+αの発見で実に楽しいライドだった.

おっ,河川敷に下りれる道があるやん.
せっかくなのでGo!

OLYMPUS TG-5

雪の下は小石やら枝でボコボコ.
うん.草がないだけで文字通りの河川敷だった.
サスが欲しいところだが,さすがファットだ,なんともないぜ!

OLYMPUS TG-5

橋の下で道が終了.
雪捨て場というわけでもなし,何のため?

さて,このまま元来た道を戻るのも何なので脱出方法を考える.
橋の横,かろうじて階段が露出しているようだが...

OLYMPUS TG-5

ファットを押し上げようとするものの,あっさりと挫折.
重すぎる.シクロクロッサーではないのだ.

素直に引き返す.
橋を渡るが,3時間前と異なり,歩道の雪も融けてなくなっていた.
乾いた路面にスパイクピンの轟音が響く.

他の方のSNSを見るとこの日は美瑛も雪がなく,99%は舗装路ライドだったらしい.ピンの減りを心配されていた.
「まだこちらの方が走れるところがあった」と言ったところか.

つーことで無事帰宅.
いやマジで,もう今年のスノーライドは終了?
天気予報には一応雪マークはあるものの,同時に気温も高めな旭川.
予断を許さぬ状況(何に?).

いずれにせよ,2024年も春が確実に近づいている.
まぁ,その前に個人的に季節を先取り予定ではあるけど.

OLYMPUS TG-5

ランドヌール札幌さん「あまちゃん200」の正体が判明!

2024/2/20 Tue

じぇじぇじぇなブルベ

本ブログでは地元のブルべ団体,AJ-Hokkaidoさんとランドヌール札幌さんのコースを毎年レビューしている.

2024年「AJ-Hokkaido」さんのブルベは既にレビュー済み.

2024年AJ-Hokkaidoブルベ情報発表!

で,「ランドヌ」さんである.
コース名称と日程は早々に発表されていたが,詳細は後日ということで,やきもきしてました.

定番コースはともかく,一番気になっていたのが「あまちゃん200」なるブルべ.
その詳細が先日ようやく発表され,コースプロフィールを見ただけで即エントリー決定!

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/brm518amachan200/より

元々「ランドヌ」さんには「十和田200」という伝統のコースがある.
新緑の奥入瀬を駆け抜けるオトナの修学旅行...(意味不明)

https://randonneurssapporo.net/brm/brm2023/2023brm520towadaclassic200/より

そんな憧れのブルべは2023年もしっかり開催.
早々とエントリーし,フェリーやホテルも予約し,万全の態勢でのぞんだつもりだったのだが...

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

好事魔多し(誤用).
ちょっとした油断で全てがキャンセルされてしまった.

で,2024年でのリベンジを画策していたわけだが,まさかのコース変更!
しかもより魅力的ッ!

岩手は八幡平などをオートバイで走ったことがあるが,このルートは初.
楽しみしかない.

スタート地点は同じ八戸.
そしてその名の通り岩手方面に南下.
まずは内陸の山岳エリア(?)を経て海岸へ.
おおっ,聖地「久慈駅」「小袖海岸」まで行くのか!

Kazchariは朝ドラマニアというわけではないが,さすがに世紀の大ヒット「あまちゃん」は全話欠かさず視聴.
録画した総集編も何度か見返した.

連続テレビ小説 あまちゃん 完全版 ブルーレイBOX 全3巻セット

誰もが認める歴史的名作だろう(その後の主役の不遇は,正に芸能界の闇).

そんなクドカン作品,なぜか不評な大河ドラマ『いだてん』も嫌いではない.

大河ドラマ いだてん 完全版 ブルーレイBOX1 全4枚

もちろん話題の『不適切にもほどがある!』も絶賛視聴中である.

脱線した.
ブルベの話に戻る.
初の本州遠征.行って帰るだけではもったいない.
私的オプショナルツアーを追加.

以下,予定.

5/17:
旭川から苫小牧までクルマ移動
21:15発の八戸行きフェリーに乗り込む
寝台にて睡眠を確保

5/18:
4:45八戸着.
ホテルに荷物を預け,スタート地点の八戸駅前へ
「BRM518あまちゃん200」に参加
夕方駅前に帰着.ホテルin

5/19:
2023年の「BRM520十和田クラシック」をトレース(リベンジ)ライド
夕方,ホテルに帰着

5/20:
8:45の苫小牧行フィリーに乗船.
16:00苫小牧着 ⇒ 夜,旭川に戻る

となれば早速,宿を確保.
GW後とは言え,インバウンド需要をなめたらアカン.

Agodaにて検索.
「コンフォートホテル」が安かった.
ここは朝食が美味い.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

とりあえず決定.直前までキャンセル保障あるしな.

シルバーフェリーの方は2ヶ月前じゃないと予約できないらしい.
まぁ一人なのでどうにでもなるでしょう.チャリは輪行袋で手荷物やし.

か,完璧だ.
後は晴天を祈るだけ.
いや違う.その前に事故らないようにしないと...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

新コース(もしくは未知)と言えば「炭鉄港200」「江差600」の詳細もアップされていた.

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/brm720tantetsuko200/より
https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/brm803esashi600/より

後者は少し興味ある.
函館ではなく札幌発着だったのねん.