BRM610きのこの山300km(その2)

2023/6/10 Sat

ゾゾンビィ

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曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

※その1はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その1)

せっかくのグルメな「きのこ王国」なのに,無料の湧き水だけを汲んで出発するKazchari.

”グルメなブルベ”を信条とする方々にとっては,とんでもない暴挙だろう.
Kazchariは生来の味オンチなのか,食に対するこだわりがあまりないタイプ,と言える.

まぁ,レースではないものの,制限時間だけはしっかり存在するのがブルベ.
腰を据えてじっくり味わう余裕は,毎回あるけど...ない.
つーことで,ここでの「きのこ三昧」は,次回プライベートで訪れた時のためにとっておこう(たぶん).

S山さんの言う「数キロ先のセイコマ」を目指してペダルを回す.
あっという間に到着.大滝店である.

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問題を何を食うか,である.
走りながら考えてはいたけどな.

これから登るのは,誰もがビビるボスキャラ,オロフレ峠.
食べ過ぎはNGだろうし,油モノも避けたいところ.
結局,「ビーフン」「おにぎり」「スポドリ」「エナジージェル」に落ち着く.
もちろん全てセイコマブランド.道民の誇りです.

幸い店の前にはベンチがある.
ありがたく使わせてもらう.

味オンチな上,早食いのKazchari.
あっという間に食事終了.
おっと,ジェルが残った.
これはフロントポーチに入れておこう(正解だった).

もちゃもちゃ食っている途中,目の前を二番手のランドヌールが走っていった.
名前は存じないが,札幌市内をしばらく一緒に走った方である.
Kazchari同様に“グルメしない方”と推測.
ここで補給なしとはなかなかのチャレンジャー.
食料は携行されているのだろうか?

で,エネルギーは満タン,ただし重いハラを抱えつつ,オロフレ攻略へ向かう.

天気ももちそうで,それほど地獄ライドにはならなさそう...と思ってた時期がKazchariにもありました.

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ここの直線で,さきほど見かけたランドヌールをパスする.
そしていよいよ,クライム開始.

以前,クルマで走った時のおぼろげな記憶を呼び覚ます.
ひたすら長かったような...

おそらく風景的には一番の見どころでパチリ.
立派な橋脚.だが,交通量少ない.

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それにしても...ホンマに長かった.
サイコンの示す斜度はだいたい5~8%の間をいったりきたり.
平坦もしくは下りに見えてもそれは目の錯覚.
ひたすらだらだらと踏み続ける.
これってどこかで似たような経験をしたような...

こいつだ!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

そう,この時の「小清水峠」に斜度も雰囲気もそっくり.
さすがに疲労度は異なるけどな.

ようやく頂上らしき地点に達するが,そこにあったのは「オロフレ峠展望台 2.7km」の看板.

「げっ! まだ登るんかい! しかも幹線道路を離れた展望台への道ってたいてい激坂...ぐぁおー!」

...と心の中で叫んだが「Garmin etrex」のルート表示は直進のまま.

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一旦足をとめ,スマホに入れたアプリ「ブルベマネージャー」でTC名を確認する.

そこには「オロフレ駐車公園」とある.
なんや,まだ先かい!

ミスコースしなくて良かった.
こんな山岳ブルベでのミスはホンマに致命的.

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144.3km地点.TC.13:02着.

ここでは出走前に渡されたクイズに答えなければならない.
「一見〇〇と思わせておいて,実は△△が正解」というややこしい問題を,ヒルクライムで湧いた頭で考えさせるという,なかなかのS(もしくはM)なクイズだった.

さて,これで文字通り本ブルベ最大の山を越えた.
残りはご褒美のダウンヒルとド平坦路のみ!

念のためウインドブレーカーを着こむ.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 1_2300SS3

だがしかし.
このダウンヒルがなかなかのスリル.
登りより斜度がキツイ上に,急カーブが続く.
さらに路面もボッコボッコ.
ブレーキキシュー,相当削ったんとちゃうか?

それでも無事に下りきり,登別の市内へ.
やはり登別を象徴するオブジェと言えば...

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停車ついでに身体の状態や装備を再チェック.

バッグの固定や,タイヤの状態に問題はなかったものの,なんだかんだで濡れた路面を走り続けせいで,人もチャリもドロドロである.
特に背中! 普通の店どころかコンビニに入るのも遠慮するレベル.入るけどな.

昨年の「トカプチ400」では山越えの後,膝に激痛があった.
いわゆる腸脛靭帯炎である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

この時は消炎鎮痛剤を塗りたくり,なんとか乗り切った.
後半が平坦ルートで助かった.

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その経験を踏まえ「オホーツク1300」ではテーピングを実施.
痛みに全く悩まされることなく,無事乗り切った.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m

もちろん今回のブルベでもこの2つを持参.
サドルバッグに入れてある.
だが,どうやら使わずに済みそうな雰囲気.
膝,絶好調である.

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しばらくすると海が見えてきた.
左折して,国道36号をひたすら東へ進む.

さすが北海道の大動脈.
交通量は多いものの,路肩も十分広いので山間よりもずっと快適に走れる(時々狭くなるが).

そして何よりの恩恵は...追い風だったこと!
下ハン持って爆走.
しばらくAve35km/h~は出てた.

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ここは白老,ウポポイ付近.
施設に向かう道だけやたらキレイ.
そして,何かと評判の悪いウポポイ.
まっ,そういうことやろね(察し).

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ヒルクライムを終え,海岸沿いを激走.
途中でエナジージェルを注入したが,やはりカロリー消費が激しいようだ.
PCでもなんでもないローソン白老店で,補給のために休憩.

ローソンと言えば,レジ付近に置いてあることの多い「カツサンド」もしくは「エビカツサンド」が美味い.
この店にもしっかりあったエビ! しかも見切りで半額! これは買わずにいられないッ! もしゃもしゃ.

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引き続き東へ.苫小牧を目指す.
ようやく市街地にはいった.
札幌以来の信号峠に苦しむ.

しかも港湾沿いルートあるあるなのだが,路肩は広いものの,砂利,針金,ネジ,ゴムバンド,その他用途不明な部品など様々なモノが落ちている.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

そしてフェリー乗り場を通過.
ホンマやったら...

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

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いつになったら左折して北上が始まるのだろう...と思っていたら,少~しずつ曲がり,なんとなーく見覚えのある道に.
そしてついに...

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226km地点.PC2.ローソン安平町遠浅店.16:37着.

おっ,ここって「オホーツク1300」でも停車したとこやん!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その5:浦河~当別太美ゴール)

(その3へ)

BRM610きのこの山300km(その1)

2023/6/10 Sat

晴れ男はどこにいる

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曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その0)

ここは「ふとみ銘泉」リラックスルーム.

めずらしく,比較的短時間で深い眠りについたKazchari.
一旦,2時過ぎに目覚める.
だいたい5時間睡眠.
ショートスリーパーなKazchariなので,十分と言えば十分な睡眠時間...かな?

ショートスリーパーとベジタリアン

まどろいの中,”起きるか起きまいか音頭”を踊っていると,ヴァイブレーションアラーム発動!
4時になった.
アラームを止めて身体を起こす.
周りを見渡しても誰もいない.
どうやら,昨夜この部屋を使ったのはKazchariだけのようだ.

顔を洗いにロッカールームへ.
途中の窓から外を見ると,どんよりとした曇り.
雨が降っていないだけでありがたし.

例によって朝風呂は6時からなので今回も入れない.
こればっかりはねー.

チェックアウトして駐車場へ.
既に明るい.
壁際につけたハスラーのバックドアを開け,ビブとジャージに着替える.
ジャージはBRM200記念の長袖ジャージ.
正直,着心地はイマイチだが,ロングライドは長袖が良い.
後は...気分かな.

一方のビブはパールイズミの「メガビブパンツ」

ブルベの際はこれ一択.
サドルが少々硬くても,こいつの極厚パッドで無問題.

ナビで確認すると,ここからスタート地点の屯田公園まではクルマで30分ほど.
近い近い.
やっぱりこの宿は便利だ.

走行車両が少ない中,スタート地点へ向かう.
朝飯の買い出しをどこでするか迷っているうちに目的地到着.
なんや,すぐ隣にコンビニあるやん(本日の最終PCでした).

「日本人は米!」っつーことで,おにぎり2個とバナナ,缶のブラックコーヒーを購入.
サイクルジャージにブルベベストという正装なお客さんもチラホラ入店してくる.

サイクルイベントでよくご一緒するOさんを発見.
Oさんと言えば,雨や強風などの悪条件をこよなく愛する...いや違うな,その対処方法の開発に情熱をかける〇〇サイクリスト.

一方のKazchariは極めてノーマルなので「いやいやOさん,晴れそうですね~ だひゃだひゃ」と煽る.
Oさん,「いやいや風”が”強いですね~」となぜかうれしそう.

屯田公園の駐車場にてチャリを下ろしてセッテイング.

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確かに風が強い上に少々寒い.
おまけに雨も降ってきた.
ウインドブレーカーを羽織る.

本日の装備品,最終確認.
サドルバッグ(オルトリープ)に何を積んでいくか問題.

これ以上雨が強くならないことに期待して,レインウェアはジャケットのみ持参.
走りにくくてしょうがないレインパンツは置いていくことにした.

その空いたスペースにロングフィンガーグローブを突っ込む.
そして,この時の判断で一番助かったと思ったのが,モンベルのGORE-TEX オールラウンド ソックスである.

今降っている雨が止んだとしても,路面はしばらくの間びしゃびしゃ.
フェンダーを付けていないので,背中の汚れは致し方ないが,シューズへの水の侵入は防ぎたい.

事前に,このオーバーソックスをソックスとシューズの間に履く.
さすがGORE-TEX,今回はその性能を100億%果たしてくれた.
スタートからゴールまで足元はずっと快適.
いい買い物をした(高いけど).

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さて,5時45分ブリーフィング開始.
リストを見ると結構なDNS者が...(47名中9名)
まぁ,この天気やしなぁ.Kazchariも札幌民やったらDNSしてたかも.

ブリーフィング後,公園トイレにて最後の軽量化(紙がないので注意).
車検を終えて6時.いよいよ300ブルベのスタートである.

雨は止んでいた.

これまた道内ブルベでよくご一緒するTさんの後ろに付かせてもらう.
まずは5,6人程度のトレインでゆっくり進む.
旭川民のKazchariに,札幌の土地勘はほとんどない.
田舎道に出るまでは,道をよく知っている人の後ろにつくのが正解.

Tさんのチャリにはリアフェンダーが付いていた.
とは言え,少々の泥はねは避けられない.
噂ではPBP:Paris–Brest–Parisでフェンダーレスのチャリはものすごく嫌われるとのこと.
やはりブルベは紳士のスポーツですな(そうか?).

しばらくTさんが先頭だったが,そろそろ街を抜けるタイミングで後ろから追い抜いていくチャリあり.
そちらにトレインを乗り換える.
その先で追いついたランドヌールと三人で,しばらく進む.

この頃には空に晴れ間が見えてきた.
そして気温が上昇.
ふぉっふぉっ,正に“自称”晴れ男の面目躍如である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

本日の第一関門,こばやし峠に向かう斜面で,先行を決めたKazchari.

先行するOさんらを追い抜くと,STRAVAで何度も見た「こばやし峠」の碑が見えてきた.

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あれ? ここって,こんなに短い峠やったんや.やや拍子抜け.

記念写真を一枚だけ撮って,即ダウンヒル.
ここで先程斜面で追い抜いた方々に抜かれる.
ダウンヒルが苦手なKazchari.

いやいやいや,こんな濡れた未知の道を,よくあのスピードで下れるもんだ,と感心.

ここからしばらく交通量の多い幹線道路を走る.
途中,学生服の高校生に引かれたり,路線バスとのデッドヒートがあったりと,ペースが落ちる.うーみゅ.

そうこうしているうちに,再び山エリアへ.
“自称”おっさんヒルクライマーとしては,ここでかかる.
以後,本日のブルベもここからゴール直前まで単独行となる.

一山越えて,公衆トイレで休憩.

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また森の中に入り,ヒルクライム開始.
このブルベ前半の特徴であるアップダウンが続く.

https://ridewithgps.com/routes/43038894より

なーんか,また曇ってきた.
雨というより霧雨.

普段はコンタクトのKazchariだが,300km以上のブルベからはメガネを使っている.
長時間になるとコンタクトはキツイのだ.
メガネ着用時は当然バイザー付きヘルメット.
Kazchariは旧製品「OGK KABUTO R1」を愛用.

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やや重めのエアロヘルメット.
頭頂部にはヘッドランプ用のGo-Proアダプターを装着.

今は「R2」に進化.

どっちのヘルメットSHOW~ロードバイク編

霧雨の中,バイザーに水滴がつく.
グローブでぬぐう.
こういう状況下では,サングラスより良いかも.

ジャージが濡れることもなく,寒さも感じない.
ヒルクライムにはちょうどいい気温.

「支笏湖国定公園」の看板が見えてきた.
特に頂上らしい頂上もないままダウンヒル.
開けた視界の先には支笏湖があった.

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いやいやいや.まさかここまで晴れるとは.
DNSしないでよかった.
すでに昨年のリベンジを果たせた気がする.

このまま順調に下り,支笏湖畔の周遊道路に出る.
久々の平坦およびやや追い風基調となり,下ハン握って距離を稼ぐ.
ここは非常に気持ちよく走れた.
結果,写真を全く撮らなかった.

さて,またまたヒルクライム開始.
今度は美笛峠を登る.

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昨年はがけ崩れで通行止めとなり,迂回を余儀なくされた峠である.
以前クルマで走った.
まだそんなにキツくない.
ラスボス(オロフレ)前のウォーミングアップ的な?

ただし...交通量がめちゃめちゃ多い.
特に大型トラックの追い越しはヤバイ.
全く車間をとらない.
おまけに前方からも追い越しクルマが次々にやってくる.
ホンマ,チャリの存在なんて全く認識されていないに等しい.

路肩の状況も最悪.
砂利だらけ,陥没だらけ,溝だらけ.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

極めつけはトンネル!
長くて路肩が狭く,道も荒れ気味.
複数のライト(特にリア)と反射ベストは,ブルベじゃなくても必須装備かも.

OLIGHT SEEMEE30

[TRIWONDER] 反射ベスト

なんとか無事に峠を下りきって計103km.ようやく本日最初のPCにたどり着く.

おっと,その前に昨年,道内で初の廃駅となった道の駅「フォーレスト276大滝」前でパチリ.
ここはなんつっても,総工費数億円だかの「黄金トイレ」や「自動ピアノ」で有名だったはず.
ようするに金のかけかたがおかしい.
つぶれた理由がわかる気がする.

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で,その隣のPC1「きのこ王国」には10:43着.
山岳ルートにしては,まずまずのペース.

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ここは有人PC.
主催のS山さんが待機していた.
その隣にはなぜか見慣れたオレンジジャージの”鉄人”T夫さんが.
「さすが,T夫さん,速いぜ!」と感心してたら膝の痛みでDNFしてクルマで移動,運営側のお手伝いをしているとのこと.

すると...「Kazchariさん,一番で到着ですよ」と告げられる.
ありゃ,マイペースで走ってただけやけどなぁ.
他の参加者はラスボス(オロフレ)に備え,力を貯めているということなのだろうか?
(チャリでは)初コースなので,ペース配分を間違えたかと少々不安.
とりあえず補給だな.

トイレに行くと新鮮な湧水が.
まず水を補充.

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S山さんに「ここ(きのこ王国)を過ぎると補給場所ないんですよね?」と確認.
すると「数キロ先にホットシェフ付きのセイコマがある」というじゃぁ,あーりませんか!

今日の昼飯はそこだな.

(その2へ)

BRM610きのこの山300km(その0)

2023/6/9 Fri

メリとハリ

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いよいよやってきました2023BRM610きのこの山300

台風が来るとか来ないとか,不安定なお天気の北海道.
悪天候ならDNSアゲインか?
降るか晴れるかドキドキの中,さてどうなりますやら...

話は前日,つまり金曜日から始まる.

ブルベのスタート時間は明日土曜日の朝6時.
札幌の屯田公園発である.
とてもじゃないが,当日の朝,旭川から現地に向かうのはいろいろな意味で危険.

迷わず前泊を決定.

あわてて出発するのはイヤなので,金曜日は朝から1日有給休暇を取得.

午前中,久々にスマートトレーナーからDomaneをドッキングアウッ!

庭で洗車をする.

さすがにほぼ室内トレーニング専用機なので,それほど汚れてはいない.
いわゆる水なし洗車を実行.
チェーンやディレーラーなどの駆動系を入念に.

なんだかんだでいつも,数年前に見たこの動画通りにしている.
ただし,ワコーズ製品は高い.
質は最高やねんけどな.
昨今,値上がり中...

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今のストックがなくなったらメーカー換えを検討中.

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「バイク用」とあるけどチャリもOKっしょ.
需要があるのか,モーターサイクル用の方が多少お安い.

そういえばブルベ参加は久しぶり.
ほんまやったら「十和田200」がシーズン一発目やってんけどな.

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

つーことで,おそらく昨年10月の「石狩200」出走以来だろう.

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

「300」となるともっと前か.もしかして2019年の「北村300」が最後?

今回の「きのこの山」は300kmでデータ上の獲得標高3272mという,なかなかの山岳ブルベ.
ただし,その断面図が潔い.

https://ridewithgps.com/routes/43038894より

よくこんなコースを考えつくもんだ.
こういう極端なレイアウト,嫌いじゃないわ.

つーことで,14時過ぎに出発.
向かうは常宿ふとみ銘泉である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

当然ながら高速代ケチって下道.
12号,275号を使う.
月形あたりで取り締まりパトカーをやたら見かける.

2時間半ほどで到着.

先に宿の前にあるセイコマで水や補給食を買い出し.

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17時頃「ふとみ銘泉」にチェックイン.

共済割引にて入浴料無料.これがありがたい.
さらにリラックスルーム雑魚寝のオーバーナイト料金にて一泊¥1,400で一晩過ごす...のだが,これまた昨今の値上げ攻勢で,入浴料の追加料金¥200を払う.寒い時代だ.

早速の温泉およびサウナを堪能.
屋上の外気浴が心地よすぎたのか,一発目からけっこうな”ととのい”の波.
ふらふらして,風邪でもひいたかと思った.

3セット後あがる.
で,夕食.
あまり期待せずに頼んだ「とんかつ定食」¥1,390がなかなかの味とボリューム.

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豊富にそろったコミックから,最近ご無沙汰だった『キングダム』を数冊手に取る.
まだ「趙」が陥落しないのだが?
いったいいつ終わるのだろう?
単純計算で70巻×6カ国で420巻か.うなアホな.

キングダム 68

それにしても,相変わらずすんげー描きこみ.
馬の行列とかえげつない.
これって,デジタルじゃなく手書きやんな?

21時になった.
明朝は4時起きなので早めに寝る.

リラックスルームのごろ寝スペースへ.
さすが平日.誰もいない.
愛用のアイマスクと耳栓を装着.

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バイブレーション式の目覚まし時計を,枕がわりにしたタオルの下に設置.
これで他の人の迷惑にならず起床できる.

さぁ,明日の出走が楽しみだ...と,意識が海底に沈んでいく.
そんなヴィジョンが脳内に展開されると同時に...落ちた.(その1へ続く)

https://randonneurssapporo.net/2023brm610%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%ae%e5%b1%b1300/より

ジェイソンはチェーンソーを持っていない

2023/6/8 Thu

意外にも

Kazchari家は戸建てである.

広めの庭には多種多様の木々が植わっており,四季折々の風情を感じさせる.
春の桜,夏の白樺,秋の紅葉,冬の...枯れ枝.

鳥が立ち寄り,エゾリスが駆け回る.
リビングの窓から見える,これらの風景が好きだ.

...と,良く言えば風流な庭なのだが,ようするにロクに剪定もせずにほったらかしなのである.

結果.時折,近辺住人からクレームというほどではないが,ご意見をいただく.
「木の綿がとんでくる」「枝が伸びてきて敷地を越えてきている」という至極真っ当なご指摘.
以前に一度,業者に頼んで,木を一本,丸々伐採してもらったこともある.

確かに周囲の個人宅で,庭の木がこれだけ生い茂っているのはKazchari家だけ.
むしろ,ほとんどの家は元々あった木を切り倒して砂利や人工芝を敷いている.

やっぱり移住者のKazchariと道民の感覚は異なる...とは言い過ぎか.
自然が珍しいものではないので,むしろ生活圏への侵襲は邪魔と感じている?
すいません.暴論でした.
ガーデニング趣味の人も多いしな.
冬でリセットされるけど.

とかなんとか言い訳しつつ,手入れをサボっているので枝が伸び放題なのは間違いない.
先日も,隣家から「切ったほうが良い.手伝うよ~」とのアドバイスがあった.
ご迷惑をかけてすいません.

重い腰を上げませう.
手動だと伐採が大変なので,とりあえずチェーンソーの購入を考えた.

Amazonでチェックすると,意外にも安い.
レビュー数だけはやたらに多い怪しい中華製だと,なんと¥6,000~ほど.

Goldsea チェーンソー

マキタなど日本製だと¥10,000前後か.

マキタ(Makita) 電気チェンソー ガイドバー300mm 緑 AC100V コード2m M503

ハスクバーナの一級品は¥30,000! うん.これだとマジ・ジェイソン.

ハスクバーナ エンジンチェンソ― 135 Mark II

ここで余談.
チェーンソー=ジェイソンという刷り込みが日本人の中にあるが,それは誤解.
劇中ジェイソンは一度もチェーンソーを武器にしていない.
チェーンソーを武器にしているのは同時期公開のレザーフェイス.

悪魔のいけにえ 公開40周年記念版(価格改定) [Blu-ray]

職場で情報収集すると,ホームセンターでも一日¥2,000ほどでレンタルしているらしい.
それほど頻繁に使うものでもなし,レンタルが最適解?

ところが昨日,ヨメさんから衝撃の告白.

「もうチェーンソー注文した」

なっ,なにぃ~!
なんだ,この行動力.

「自分でやりたくなった」

そうな.
なぜ,こんなにノリノリ?
木の剪定って,そんなに魅力的なのか?

まぁ良い.
ヨメさんがウキウキで勝手にガシガシ進めているので,変に労力を割かずに済みそう.
あっ,えっはい.お呼びとあらば即手伝いますよ.さーせん.

これを機会にKazchari家もガーデニング趣味開始?
キレイになった庭の活用法としては,やはりサウナ小屋がほしいな.

屋外向きのサウナ設備5選。家庭でも庭サウナを満喫!

知り合いには既に実践者がいる.

いずれにせよ,近々(ヨメによる)大殺戮,もとい剪定作業開始!
ご安全に.

Topstoneな空港周辺グラベルライド

2023/6/6 Tue

蜜月

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曇り.温度:24 ℃,湿度:50%,体感温度:23 ℃,風速:13.6 km/時,風向:SW

ここのところ,天気が非常に不安定な北海道.

先週末も雨が降ったり止んだりで,外ライドを諦めた.
とりあえず「映画+Zwift」したが,やはり満足感に欠ける.

どうしても外ライドがしたくなり,「天気,なんとか保ちそう」と楽観視しながら,午後から有給を取得して出かけることにした.
こんな思いつきにも即対応できる,ホンマいい職場だ.

午前で仕事を終え,昼休みに帰宅.
昼食後,ウェアに着替えて2階から下ろすのは...もちろんTopstoneである.

結局,新車に乗りたいだけかも.

さて前回から「あーでもない,こーでもない」と模索中の工具,交換チューブ,ボトルのセッテイング.
とりあえず前のゲージにツールボトル,後ろに水ボトル,その下に巻きなおして平べったくしたチューブを装着.

RICYRLK自転車 ボトルケージ

Z BOX S ツールボックス ゼファール(Zefal) 7086 Sサイズ 0.5L ブラック

パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm) 0TW740-45LF-NP

このチューブ,それでもデカい.

出発前にはタイヤの空気圧をチェック.
前後とも2Barだった.
グラベル走行には快適かもしれんが,少し足して3Bar入れてみる.

さて出発.
グラベルロードバイクなのでグラベルに行かないともったいない.

まずは定点観測地点へ.

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不穏な雲である.
若干,雨粒が顔にあたるが...まぁ気のせいでしょう.

しばらく舗装路が続く.
グラベルバイクの用途として「通勤に最適」という宣伝方法がある.

グラベルロードは流行ってる?

乗る前は疑問を感じたが,実際は...納得.
ロードに比べると道路の段差をそれほど気にしなくて済む.
田舎の凸凹道はもとより,ある意味障害物だらけの都市部でも有利.

特にグレーチング.
北海道の場合,路肩レーンがあっても,それに応じて排水溝も大きく,その幅の分だけグレーチングが覆っている場合が多い.
ロードのような細いタイヤだと,それを避けて車両レーンにはみ出さざるを得ない時がある.

グラベルだと気にせずにそのまま走行可.
もちろん油断大敵だが,ストレスは大幅に軽減.

旭川空港を横目に走るが,どうやらもうすぐ離陸シーンが見れそうなので寄り道.

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ぐるっと一回りして元の幹線道路に戻り,空港ちょい先のグラベルに潜入.
ひゃっほい!
ここは本当に景色が良い.

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空気圧3Barだと,少し高めの印象.
2Barぐらいが適正かな.この道だと.

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単純にグラベルでの安定走行感だけだとファットバイクの方が良い気がする.
特に下り.
しかし軽快さや,ハンドリング,自分で操作してる感では,このTopstoneの圧勝!

グラベルと舗装路の分岐点.
当然選ぶのは...

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こっちでしょう.
もちろんグラベルに入って以降は,leftyサスはon状態.
それでも跳ねる&跳ねる.つまり,楽しい.

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カーボンフレームのため,サイドスタンドは付けていない(付けられない).
写真撮影の際,バイクを立たせたければ「めだたんぼー」の出番.

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

それでもキックスタンドに比べるとセッティングが面倒なので,ついつい”寝かせ写真”が増えてしまう.
そう,スタンドはいいけど,ブレーキを固定するマジックテープが面倒なのである.
いい工夫ないかのー.

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平日だけに農作業車両や工事車両の通行多め.
邪魔にならないように後方に気を配り,前から来たら道を譲る.

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にしても,家からわずかな距離でこの道!
ロードにしてもグラベルにしても楽しい道だらけ.
恵まれてますな...と思えるのもチャリ趣味にはまったおかげ.

畑地帯を抜け,森林絵エリアへ.

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あーこの道,記憶にあるな.
紅葉がやたらキレイだった.

このまま進んでさらにグラベルをつなぐ.
途中の斜度は18%! うげ.

見覚えのある舗装路をかけあがって「就実の丘」着.
観光客がうじゃうじゃいたので,停車せずそのまま直進.
帰りのコースへ.

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少し晴れてきたかな.
で,本日最後のグラベルへ.

いつも登る道を今日は下る.
むっちゃ楽.

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森林浴ルート.
路面も締まっていてハイスピード!(と言っても,こけたくないので慎重)

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ここも馴染みのグラベル.
秋の紅葉が特に美しい.

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路面状況もgood.
ただし,先日の雨のせいか,時折マッド.
避けきれず突入してしまうため,泥ハネひどし.

まだTopstoneで,本格的な泥濘地やわだちに突っ込んだことはないのだが,その走破性はどうなのだろう?
ファットだと全然気にならんのだが.

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ついに太陽が顔を出す.
青い空を久々に見た.

leftyフォーク,やっぱり(見た目は)変だ.

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最近の常サウナ「花神楽」を過ぎ,サイクリングロードへ.
一応舗装路だが,秋口は紅葉,落ち葉で路面が覆われる.

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その時期の方が走りやすい.
むき出し路面は滑りやすい.

まさに以前,ここのカーブで見事に転倒.
膝をぱっくりやった.

そのまま,いつもの「忠別川サイクリングロード」に接続.
幸い追い風基調で,グラベルロードながら30km/h~で巡行.

家が近づく.
河川敷にはあちこちに「ルピナス」の群生地ができている.
そういうシーズンなのだ.

ここでグラベルロードの本領発揮.
大き目の石がゴロゴロしてる場所も,臆せず入っていける.

花を踏まないように...撮影.

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つーことで無事帰宅.
グラベルロードの,いやTopstoneの楽しさをあらためて実感したチョイ乗りライドでした.

フレアハンドルの下ハンを持って,ようやくEMONDAの上ハンと同じくらいの前傾.
サスも効いていて実に快適.
いっそ,次のブルベもこいつで出てみるか? 悪天候にも強そうだし.

リベンジ!『きのこの山300』~その準備

ケツがもたん?

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雨の週末~こんな時は...

2023/6/4 Sun

退屈を楽しむ?

昨日から雨が降り続く北海道.

それでも土曜日の夕方は「花神楽」にてサウナ.
露天からは青い空と美しい夕焼けが見えた.
ワンチャン,翌日曜日は晴れるかも...と思ったが甘かった.

日曜朝も,目を覚ますとしっかり雨.
ぐわー,これで休みのライドがつぶれた.

チャリに乗れない休みは実に退屈.
いや,この思考は危険だ.
日本人はとかく予定を埋めたがるクセがある.
ゆったりと流れる時間を味わいつくす...無理だ.

天気が悪いなら悪いで別の娯楽を見つけよう.
Zwiftとかネットとかガンプラとか...いつもの平日と変わらん.

朝食&洗濯物干しを終えてネットに接続.

昨日スタートの「BRM603宗谷600」
SNS上にて参加者が次々にDNF報告.
正に阿鼻叫喚.
既に土曜日のオロロンライン北上時からして雨と爆風,しかもアゲインスト.
おまけに低温.おそらく10℃以下.
制限時間を考えるとロクに睡眠もとれないだろう.

ほぼ全ブルベ制覇の知り合いの”鉄人”さえも完走を断念という過酷さ.
みなさんの無事をお祈りします...

やっぱ,雨のブルベはいかんな.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

つーことで,外乗りは早々に諦め,Zwiftで「MAKURI ISLAND」を40kmほど散歩.
そのお供として,Amazon Primeにて『ブレット・トレイン』を選択.

ブレット・トレイン

原作(原案?)は伊坂幸太郎の『マリアビートル』

マリアビートル (角川文庫)

いわゆる「殺し屋シリーズ」の一冊.
原作を読んだのは何年前だったかなぁ.
残念ながら内容はほぼ忘却.
一時期,伊坂節とも言える独特のせりふ回しに夢中になった時期がありました.
最近の著作は読んでない.
今度,久々にチェックしてみるか.

さて,ある意味新鮮な気持ちで鑑賞した映画版.

ドンパチドタバタのコメディ映画としては,まぁまぁ面白かった.
舞台は日本っぽいどこか架空の世界(ということにしておこう).

主人公は運の悪い殺し屋っつーか便利屋「レディバグ=てんとうむし」.
カウンセリングを受けて新しい生き方っつーか意識改革中.

そこに次々に現れる殺し屋たち.
その群像劇.
突然現れては過去編があったりなかったりで...最終的にはほとんどが死ぬ.

2時間でこれだけ大人数のキャラを立てるのは難しいが,原作がしっかりしているせいか,どのキャラも割と印象に残る.

ただし...画も脚本もどことなくチープ.
ブラピ,真田広之(&サンドラ・ブロック)という豪華俳優を使っているのになぜ?

画に関してはやっぱCGかなぁ.
劇場だと音響も伴って異なる印象なのだろうか?

せりふ回しも何か「タランティーノっぽい何か」という印象が最後までぬぐえなかった.
これは伊坂幸太郎の原作からしてそうだっけ?

で,Amaの低評価レビューを見てみると「日本の表現に失望」という意見だらけ.
まっ,そこはいいのでは?
たぶん新コロ大流行中の撮影なので仕方がない.
これだけの情報社会である,それに日本人のスタッフも多数参加している.
もしかすると確信犯かも.

さて,朝食分のカロリーを消化した後は,シャワーを浴びて昼食.
そこへラグビースクールの合宿に参加していた息子が帰宅.
案の定,大雨の中の試合だったらしい.
それもいい経験だ息子よ.

この年になってつくづく思うことがある.
なんだかんだで少年期~青年期にかけてスポーツをやっていて良かったと.
Kazchariの場合は,剣道と陸上(長距離)である.

その経験が今の丈夫で健康な体につながっている(外傷は多め).
今でも身体を鍛えることに喜びを感じる.
また,肉体的に辛い時には「これはトレーニング」と自分に言い聞かせることができる性格に育った.

グロング GronG ダンベル 2個セット

トレーニングベンチ

そんな遺伝子の提供は元より,子供の頃に多くのスポーツの機会を与えてくれた親に感謝したい.

そうだ,退屈なら筋トレをすればいいのよ!

つーことで,今回のAmazonセールでも健康グッズ系をちょこちょこお買い物.
究極の自己投資!と言い聞かせて.

さて来週はサイクルイベントてんこ盛り.
最近怪しい「晴れ男としての矜持」は...はたして.

リベンジ!『きのこの山300』~その準備

2023/6/1 Thu

2度目の正直...

昨年エントリーしながらも,雨天のためDNSしたランドヌール札幌開催のブルベ『きのこの山300』

もうすぐ300kmブルベ~BRM528きのこの山参戦とベルの話

懲りずに,いや期待をこめて今年もエントリーした.
先日開催された『十和田200』を“諸事情”によりDNSしたので,この『きのこの山』が今季初ブルベとなる.

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

申し込み確認の連絡が届いたので準備を始める.
出走者リストを見ると計47名となかなかの人数.

このブルベ,何が良いって,まずコース設定が魅力的っ!

https://randonneurssapporo.net/2023brm610%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%ae%e5%b1%b1300/より
https://ridewithgps.com/routes/43038894より

見よ! この極端なレイアウト.まるで今年のジロ第20ステージの真逆だ.
前半の山岳でヤラれた後は見事なまでの平坦路.
素晴らしいコース設定だ.
昨年走った『トカプチ400』にも通ずる.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

チャリで走るのは初めてだが,クルマやオートバイでは何度も通っているので土地勘は(なんとなく)ある.

やはりオロフレ峠攻略が最大のポイントだろう.

https://noboranaindesuka.work/hillclimb-hokkaido-orohure-toyakolake/

ふむふむ.まずは補給に要注意やな.
グルメにはあまり興味なし.コンビニ食上等.

札幌6時スタートなので,前日は常宿ふとみ銘泉のリラックスルームで就寝予定.あそこのサウナはベネ.

チャリはもちろん信頼と実績のDOMANEをチョイス.
ISOスピードのおかげでEMONDAとはロングライド時の快適さが異なる.

普段はスマートトレーラーで使用しているため,ドッキングアウト.

300km以上のブルベはフロントライト2灯必須なので,アクセサリーバーを追加し,ライトとGPS(Kazchariは専用機派)を装着.

Alioay 自転車 ダブルハンドル バーエクステンション

【日本正規品】 LEZYNE(レザイン) 自転車 ライト [MICRO DRIVE PRO 800XL] 防水フロントライト 2年保証

ガーミン【GARMIN】NEWトレッキングナビ » ETREX 32X [並行輸入品]

サドルバッグには”転ばぬ先の”輪行袋と防寒具(レインウェア),食料かな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

サドルは...まっ「300」なので,革に変えずともノーマルで大丈夫でしょう.
極厚パッドのビブでケツ痛に耐えるッ!

ディスクブレーキの制動力にすっかり慣れてしまったので,リムブレーキの非力さはやや心配.まっ,ゆっくり下りましょう.

本番前に洗車&整備して試走もしておこう.

特に問題が発生しなければ15時間程度でゴール予定(100km5時間ペース)
21時ゴールで,その日のうちに旭川に戻り,翌日は別のイベントに参加予定.

第六回キトウシ国際サイクリング

うん,某パラダイスウィークっぽくて良い(レベルが違うけど).

ただし,あくまで10日先の予報ではあるが,ブルベ当日は雨の模様.
「北海道に梅雨はない」⇒ スマン,そりゃあウソだ.

はてさて.

たらればのジロとリカバリーライド

2023/5/28 Sun

いろいろ反省

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曇り.温度:21 ℃,湿度:50%,体感温度:21 ℃,風速:15.1 km/時,風向:SSW

今年の『ジロ』が終わった.

2週目までの,何か盛り上がらなかった『ジロ』が,3週目に入ってようやく本気出したっつー感じ.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

逆転のジロと『水魔』の話

特に第20ステージの狂気の激坂TTはスぺクタブル.

Gを破り,3年前のツール大敗北の雪辱の果たしたのはログリッチ.
誰もが声にならない声を上げたチェーン落ちからの激走.
すごかった.
シングルでも落ちるねんなぁ.
正に「逆転のジロ」の面目躍如.

感動的だったのが,総合下位グループのゴールシーン.
観客を煽る煽る.ウィリー!
この地獄のようなレースを乗り切ったという安堵感と満足感にあふれる表情が清々しい.
近年,こんなゴールは見たことなかった.

そして第21ステージ,ローマでの最終スプリントにて,まさかのカベンディッシュが優勝!

ゴール後のインタビューで知ったが,元チームメイト(SKY時代&同国人)のGがリードアウトする約束(?)をし,それが見事に結実した.
いやいや,なかなかないで,こんな展開.

アッカーマンの落車シーンは痛々しい.
ついこないだ経験したとこやし.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

ようするに(伝説の2018年ほどではないけど)面白く,興奮した第三週でした.

それでも...「たられば」を想像せずにいられない.

もし,天気が良かったら...
もし,レムコが陽性にならなければ...
もし,ガンナとゲイガンハートがリタイヤしなければ...
もし,チマコッピの第13ステージが短縮されなかったら...
もし,GがTTでヘルメットを交換していなかったら...(これは変わらんか)

一番の問題は山岳バトルがあまり見られなかったこと.
仕方ないとは言え,ちょっと,もったいない大会という印象やね.
さぁ,一ヶ月休んで次は『ツール』だ!

それはさておき,日曜日のライド.

昨今めずらしく天気予報が良い方に外れ,朝から快晴.
これは出かけねば.

あくまで主観だが,数ある天気サイトのうち「tenki.jp」が全然あたらんと思っているのはKazchariだけ? このサイト,いつも悲観的な天気予報ばかりする.

さて,グラベルを走り回ってドロだらけのTopstoneはお留守番.
本日はEMONDAで出撃.

Garmin先生の電源を入れると「今日は休息日」と表示.
仕方がない.
山はやめて平坦路にするか.

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熊が出たとか出ないとかで,近郊のサイクリングロードが一部閉鎖となっている.神居古潭方面は...大丈夫そう?

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出ました! クマ目撃看板! うん?令和3年? 古っ!
この先,草木でやや路面が滑りやすい.そっちの方が要注意.

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神居古潭着.
天気も良いし,結構な観光客.
チャリの押し歩きとは言え,橋を渡って旧駅舎前まで行くのははばかられる.

では,このままUターンして帰宅?
それはもったいない.

せっかくなので,深川市内まで移動.
「旭川200ブルベ」のルートで帰ることにする.

ファットなBRM911旭川200km(その3)

Garmin先生曰く「休養せよ日」なのであまり登らないルートを選択したつもり.
ゆえに,ここまで獲得標高は200mもないはず.

このまま平地で帰れるはずと思い込み,全く補給せずに,店も自販機もまったくない湯内方面へ向かってしまった.

これが見事に失敗.

思いのほかカロリーを使ってしまい,旭川手前のトンネルに入る寸前でハンガーノック.
ジェル補給で救命.
あるあるやね。

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市内に入ってからは,サイクリングロードを通って家を目指す.

前方から来た高校生のチャリを避けようと,進路を変えると,またしても土塊を踏んで車体がふらつく.
ヤバイ.ト,トラウマが...

その後,なんとか無事に帰宅.

昨日,衝撃のデビューを飾ったTopstone.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

すっかりその実力にほれこんでしまったが,我が主役機であるEMONDAもやっぱりいい.
軽さと加速力は圧倒的.
うちの新入り,2台ともお気に入り.
古参のDOMANEファットも加えて,これぞハーレム,一夫多妻.

夜は息子のリクエストで久々に「山岡家」へ.

支払いが現金のみでなく,電子決済が導入されていた.
これは助かる.進化したな.

一方,JAF会員サービスの煮玉子が中止になっていた.
そう,なぜか北海道はここ最近タマゴ不足.
セイコマに朝から並びを入れる人もいる.

夜はジロ最終日の中継を視る.

JSPORTS実況のNさん,ちょっとミスがひど...いや面白かった.
ローマ市内周回レースなのに「今,先頭が味の素スタジアム前を通過しましたぁ!」は言い間違いにもほどがある.
夜遅かったし,疲れている?
ああ,元々サッカー中継が本業か.ひっぱられたな.納得.

異形~Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty

2023/5/23 Tue

やってみせろよ,レフティー!(ツダケンボイスで)

iPhone11 Pro

鳴らない...ではなくて,止まらないチャリ趣味.
ついにグラベルロードバイクを購入!

その名も『Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty』(以下TC2)だ.

Topstone Carbon 2 Lefty

ロードバイクはTREK,ファットバイクはSpecialized,そしてグラベルと,これでアメリカ3大バイクメーカー制覇!(で?)

一度は在庫なし,入手不可と言われたTC2.
しかあし,今年の3月頃だったか,各メーカーの入荷が徐々にスムーズになってきて,納期未定だったモデルの記事がネットや雑誌にちょこちょこ載るようになってきた.

そこで旭川のCannondale取り扱い店と言えば...の「はっとりスポーツ商会」さんに出向き,情報収集.

はっとりスポーツ商会

当初は7月入荷予定だったのが,目当てのイエローは5月末とのこと.
ボーナス支給とのからみもあるので一瞬躊躇したが,「何とでもなるはずだ!」と,思い切って契約した.

まさか,その後,娘の「歯科矯正代」という大トラップがやってくるとは知らずに...(これからが地獄だぞ

つーことで,そのTC2が無事入荷,組み立て完了したとの連絡を受け,5/20の土曜日に引き取りにいくことにした.

そして先日の『TREK TCT5000』との別れがあったわけだ.

SAYONARA with Memory~TREK TCT5000

土曜日は朝から大雨.
チャリの積み込み作業はレインジャケットを着ながら行う.

「はっとり」さん着.

TC2の特徴や操作に関する簡単な説明を受ける.
よく考えればまともなサスペンション付きチャリは初めてである.
体重ごとの適切な硬さがあり,エアで調整するそうな(へぇー).

そして目玉のレフティーフォーク

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もう,他のどれにも似ていないこのシステムに一目ぼれで買ったようなもん.
アンシンメトリカルなこの不安定なフォルムがたまらん!

この構造だと,前輪を簡単に外せると思いきや,実は逆で,ヘキサレンチだけでは外せず,BBに使うような特殊工具が必要らしい.
そんなもん持ってへんし,何より携帯できる大きさではない(たぶん).

前輪が外せないとなると,どうやってクルマに積んだらええんやろ?
それに輪行時は?(後輪を外す?)

とりあえず,「今日,どうやって持って帰ろうか」と悩んだが,スタッフさん曰く「ハスラーだったら,助手席倒せば,前後ホイール付けたままで乗りますよ」との提案.
えっ,そうなん? ⇒ ハンドル90度曲げたら確かにすっぽり収まった.

iPhone11 Pro

帰宅.
とりあえず2階の廊下まで持って上げる.
乾燥で10kgちょい.
ロードよりは重いが,ファットほどではない.
室内保管しやすい.

さて,この日までヨメさんにはTC2の購入を秘密にしていた.
さすがに形状が異なるし,何より下取り車のブルーに対し,今度はイエロー.
「そやけど自転車に興味ないし,もしかしたらバレへんかも...」と思ってたら...はい,すぐバレました.

さて,日曜日&月曜日は名古屋から来道した友人をアテンド.

月曜日にファットでお城クライムを一発決めた後帰宅.

せっかくSPDシューズを履いているので,TC2を外に出してポジション出し&試走,

iPhone11 Pro

ペダルは『SHIMANO XTR』グレード.

iPhone11 Pro

シマノ(SHIMANO) PD-M9100 SPDペダル 付属クリート/SM-SH51 IPDM9100 ブラック

タイヤは『WTB Raddler TCS Light 700x44c』

iPhone11 Pro

完全にオフ寄り.

サドルは贅沢に『フィジーク』

iPhone11 Pro

そのサドルを5cmほど上げた.
ショップでは「キングピンサスがあるので,これ以上は下げられない」とのことだったが,逆で上げる方向でよかった.
しかもドロッパーが標準という,ホンマほしい装備てんこ盛りのチャリである.

ロードに比べ,ハンドル位置が高くて近い.
舗装路ならコラム抜いて,ステムを長くしたいところだが,グラベル走行を考慮すると,まずこのポジションでの試走が必要やな.

グラベルバイクのポジションの目安。ロードバイクと比べると、ハンドル位置はどれくらいになるのか?

こういうのも個人差があるので,こうした記事を参考にしながら試行錯誤要.

さらには前輪にはセンサーが標準で付いている.

iPhone11 Pro

キャノンデールホイールセンサー&アプリのご紹介

公式アプリと連携させると,距離や速度,さらにメンテナンス時期まで教えてくれるらしい.
なんやこの至れり尽くせり感!

そして,夕方からは室内に持ち込んで,いよいよ,TC2のカスタムに取り掛かることに.
ようするに外せるモノを外し,剥がせるモノを剥がし,付けられるモノを付ける時間である.

iPhone11 Pro

【外せるモノ】

後輪軸にある謎の透明円盤

iPhone11 Pro ニッパーで破断

ホイールの反射板

iPhone11 Pro

【剥がせるモノ】

「Made in Taiwan」などのシール類

【付けたモノ】

- サイコンマウント
- ベル
- ライト
- バックミラー
- ネームシール
- ボトルゲージ
- ネームシール

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

これで今週末は実走デビューやな.
脳裏に砂利と草の道を駆け回るKazchariの姿が浮かぶ.

それにしても...今回Cannondaleのバイクを初めて購入したが,そのしっかりとした作りにびっくりした.

例えばバーエンドキャップ.
ただねじ込むだけでなく,ちゃんとボルトを回して止めるタイプだったりする.

これで,秋の「ニセコグラベル」参戦待ったなし.
練習しよ.

ニセコグラベル

現在,Cannondaleはセール中.
同じ形状のアルミフレーム(+カーボンフォーク)の『Topstone 4』がなんと¥148,500!

Topstone 4

気楽にグラベルを楽しみたいのなら,どう考えてもこちらの方がコスパ優秀.

アルミだろうが重かろうが「何とでもなるはずだ!」

しかあし! 目で見ていじって楽しめる変態装備の数々,この第五世代モビルスーツっぽいコテコテ『TC2』の圧倒的なカッコよさよ!(※個人の感想です)

以上『閃ハサ』成分やや多めでお送りしました.♪一筋の光へ~

『閃光のハサウェイ』を読んでみた~第二部以降を勝手に予想

iPhone11 Pro

SAYONARA with Memory~TREK TCT5000

2023/5/21 Sun

始まりの一台

iPhone11 Pro

時に2006年.
Kazchariは”メタボ”と診断された.

ウエストサイズではなく,超音波による内診の結果であった.
それまでの立ち&動き仕事,しかもロクに食べなかった海外暮らしから一転,帰国後はデスクワーク中心になったのが原因であろう.

「こりゃいかん」と運動を始めることにした.

相手が必要,かつあまり唆られない球技系は選択肢にない.
筋トレ? 筋肉はつくけど痩せるのか?(当時は知識がなかった)

「そや!自転車はどないだ?」と,何かがきっかけで思いついた.

知り合いに自転車趣味の人はいなかった.
雑誌やらネットで少しだけ知識を仕入れて店(クランカーさん)に行った.

どうやらTREKというアメリカメーカーが有名らしい.
よくわからない製品はビッグネームにしとけば安心だろう.

店頭に置かれている車種に満足いかず,カタログを見せてもらう.
ハデハデなカラーリングの中,ブルーにシルバーのラインが入っただけのシンプルなグラフィックが気に入った.

「この7って何やろ? ランス・アームストロング? ああ何か名前だけ聞いたことがあるような...ツール・ド・フランス7連覇!? そりゃすごい」

程度の知識であった.

結局,取り寄せでこのフルカーボン・ロードレーサー「TCT5000」を購入.

¥280,000.当時は(今も?)立派な高級車である.
1週間で納車となった.

その間,ヘルメットやらウェア,シューズなどの用品をそろえる.
おっと,ペダルも最初からSPD-SLにした.

初めてのロードバイクは何しろ軽くて速かった(平地に限る).
それにホリゾンタルなフレームが美しい.
気のせいか,今のバイクよりもカーボンの作りが頑丈な気もする.

基本的な乗り方や暗黙のルール,マナーは全て独学.
週末は美瑛の丘を走り回り,慣れてくると朝練(20km)もするようになった.

やがて「美瑛センチュリーライド」「そらちグルメフォンド」「中札内グルメフォンド」などの,やや緩めなイベントに参加するようになった.

冬は乗らなかった.
圧倒的に負荷が足りないので,健康面への影響はあまりなかったが,悪化もしなかった.

重要なのはココロへの効果だろう.
自分が自分のカラダを操作しているという充実感が楽しい.

やがて10年が経過.

そろそろ新車が欲しくなり,2016年に「TREK DOMANE SLR」を購入.
ブルベヒルクライムZWIFTなど,より沼...おっと趣味にのめり込むようになった.

自転車趣味が人生を鮮やかにしてくれた.
その基礎を作ってくれたのは,まぎれもなくこの始まりの一台,「TCT5000」だった.

STRAVA上のデータで16,855km.
記録前にも10,000km以上は走っているはず.
晩年はほぼギア固定(変速不可になった)で3本ローラー専用マシン.

つまり,すでに主役機ではなくなっていたこいつが,本日,永遠に手元を離れることになった.

自転車という,世界で一番楽しい趣味を教えてくれた「TCT5000」

「ありがとう」...それしか言葉が見つからない.

iPhone11 Pro

...そして,迎えたニューマシン.

iPhone11 Pro

おや,このマークは?
視力検査?