抜歯!抜歯!抜歯!

2021/1/15 Fri

今年最初の難題が(とりあえず)解決!

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最後の「親知らず」が身体から離れた.
これまで何度か記事にしてきた歯痛エピソード,ついに最終章へ.

レントゲンにもはっきり写っている.
左奥の「親知らず」が明らかに上方に飛び出ている.
理由は噛み合わせの相手となる左上の「親知らず」がすでにないから.

さらにやや前方に曲がって伸びているので,上の奥から二番目の歯を攻撃.
これが年始以来続いている歯痛の原因とされる.
先週の緊急処置にて「親知らず」をカバーごと少し削ってもらい,衝撃を緩和してもらった.

激痛!歯が崩壊していく!

そしてもう一点.
この「親知らず」,前の歯との隙間がひどい.
食事をすると,ほぼ100%,結構な大きさの食べカスが挟まる.
特に唐揚げの時が大変だった.
自宅だとフロスや歯間ブラシなどですぐに除去できるのだが,出先だとそうはいかない.
気持ちの問題だけならともかく,この残留物が歯肉炎虫歯の原因となる.

そして,勃発した年始からの歯痛騒ぎ.

「もう,貴様なんぞ,オレの一部とは認めん! 破門じゃぁ~」

つーことで,歯科医の遠回しな薦めもあり,抜歯を決めて昨日決行となった.

さて「親知らず」の抜歯は4回目となるが,やはり慣れない.
痛みというより,身体の一部が引きちぎられる感覚はなんとも...
(うわっ想像やめよ!)

Twitterでフォローしている人の「今日抜歯しました~痛いですぅ」というツイートがたまたま目に入ったり(これもシンクロニシティ?),google先生でも「親知らず 抜歯」を検索しまくったりしたおかげで,アフィ広告YouTubeトップに関連情報がバンバン表示される.

なんだ,このプレッシャーは!?

と,何があっても予約の時間はやってくる.

PM4:00,歯科医院のベッドに横たわるKazchari.

目の前のモニターに以前撮ったレントゲン画像が表示されている.
何度も見ているが,本ブログのネタにすることもあり,足元に置いたダウンジャケットからスマホを取り出して撮影.

ゴソゴソしていたのを不審に思われたのか,助手さんから「大丈夫ですか?」と声をかけられる.
緊張のあまり体調不良を起こしたと思われたか? まぁ若くはないので.

ついに,先生登場.

「じゃあ麻酔しま~す.チクっとしますよ~」
「違和感あったら左手をあげてくださ~い(やめないけど)」
「これでいけるかなぁ...」「ここをもう少し」「大丈夫かなぁ」

と,4か所ほど注射.
先生,独り言多め.びびるって.

「はい.終わりました.気分大丈夫ですかぁ? 少し待ってから抜きますが,奥の歯なので,太くてがっつり深いんですよね~ なので少し抜く時痛いかもしれませ~ん」

脅さないでください(歯科医ってこういう人多くない?).

つーことで,麻酔が効いてくるまで放置.
これまでの歯科治療歴が走馬灯のように思い起こされる...
人生で一番通っているのが歯医者やな.

「それじゃKazchariさん! 始めますね!」(いや,だからその変なテンションやめて)

歯および歯の周囲に刺激を与えて痛みのチェック.

「大丈夫そうですね.ではいきますよ~」(いや,だから...)

拷問器具(ペンチ状のナニカ)で裏切り者の「親知らず」が挟まれる.
左右にひねられる.
上下に引っ張ったり押したり.
回転の動きも加えて...

徐々に根元から離れていくのがわかる.
そうそう,他の3本もこんな感じやったと思い出す頃,グニュ~っと抜かれていく.

「はい.終わりました」

傷口にガーゼを詰め込まれ,しばらく噛みしめて止血するよう指示.

「2,3日は唾液に血が混じるかもしれませんが,気にしないでください.では,明日消毒しますので,また来てください.」

つーことで無事拷問終了.
麻酔の効果で特に耐えられない痛みなし.

助手さんが「今日は終わりで~す」と可動テーブルを動かす.
その際,抜いた歯をくれるよう頼んだ.

OLYMPUS TG-5

こういう専用ケースに入れてくれた.
抗生剤を3日分渡され,飲み切るよう指示される.
あぁ,Kazchariの善玉腸内細菌も虐殺されてしまうのねん...
指示であれば仕方がない.

クルマでの帰宅時,旭川は大雪.
家の前もたいそう雪が積もっている.
こりゃシャレにならんと雪かき実行.
終了後,「抜歯後の注意点」について書かれた小冊子を読む.

ふむ.激しい運動と入浴禁止か...って,雪かきは大丈夫だったのか?

さすがにZwiftは避ける.
風呂はシャワーだけにした.

全てが片付いた後,かつて自分の一部であった「親知らず」を観察.
もちろん老眼なので,コンタクトを外した上で卓上ルーペを使用する.

これむっちゃ便利.LEDライトもついて,ガンプラ作りも楽勝だ.

さてさて,肝心の歯をじっくり観察...

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

キタねー.
「親知らず」なのでいつ生えて来たのか定かではないが,40年は経過しているはず.
特に医師からは指摘なかったけど,しっかり虫歯やん!
ぽっかり穴が開いているっつーか,融けとる.

OLYMPUS TG-5

それに...この黒いのっていわゆる「塩化歯石」!
取り切れてなかったのか...

OLYMPUS TG-5

ということでTG-5の接写機能を再確認.
やっぱりすげーなこれ.
今買うなら後継機のTG-6.オプション品は共通.

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お目汚し失礼しました.
なんだかんだで,抜いて正解.
痛みと腫れがひいて,早く左側でも咀嚼したいものだ.

また,一歩,健康に近づいた...

ちなみに親知らずは英語で「wisdom tooth」,つまり「知恵の歯」となる.
ようするにある程度成長してから生える歯という意味で,東西の認識に違いはないということか.

ちなみに歯科治療に関してはこういう話もある.
情報の海で溺れてしまう...ネット時代の弊害やな.

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