2021/5/23 Sun
こいよ,ライナー
Broken clouds, 15°C, Feels like 14°C, Humidity 77%, Wind 2m/s from N
朝から快晴の日曜日.
ここは「ぼっちでロングライド」に出かけたいところだが,昨日,息子に対し「ガンプラ買うたろか?」をエサにトレーニングライドに誘ったのが運の尽き.
その時は「友達と遊ぶから」と断った息子,「とーちゃん,今日はヨシダに行くよ」とうるさい.
「そやから(天気イマイチの)昨日のうちにとあれほど...」とまぁ,大人の都合で子供の願望をへし折るのはよくないので,潔く「ぼっちライド」を諦める.
そして,なんだかんだで9時半頃出発.
チョイ乗りとは言え,Kazchariも息子もヘルメット着用.やはりここは教育的配慮でキッチリと.
普通に最短距離で目的地に向かっても面白くないので遠回りする.
最初はハイテンション気味の息子.
平均速度18km/hと,まずまずのペースでついてくる.
しかもとりとめのないことを話しながら.
こういうしゃべりな子も,中学生ともなれば無口になっていくのが不思議だ(予測).
Kazchariは意地悪なので,わざわざグラベルに突入したり,階段をかついで下ったりと息子に様々な試練を与える.フォッフォッ(ヒドイ).
なんだかんだで,まず神楽岡のGEO着.
借りていたコミック本をまず返却.
NHKの春アニメ『不滅のあなたへ』があまりに面白いので,アニメに先行して原作本を借りていたのだ.ボン王子がいいキャラだ.
旭川駅前からサイクリングロードに乗って一気に『おもちゃのヨシダ』まで.
さすがに息子も疲れてきたのか,いつもの「まだ?」「後何km?」的グチが始まり,平均速度も10km/h以下に落ちる.まぁ,仕方がない.
ヨシダでは,完成品のポケモンフィギュア等をねだる息子だが,¥1000超え+巧緻動作能力向上には不適応と判断して却下.
例によって¥500のSDガンダム『ザク』を購入.
こいつはKazchariのおごり(変な表現).
Amaで調べたらプレミア価格になっててビックリ.いわゆるお宝?
息子もお年玉の残り(500円玉×2)を持参していた.
そのお金で「ガチャガチャがしたい」と店員さんに両替を頼み,¥300ガチャを一度回す.
戦車のプラモだった.
「さぁ,帰るぞ」と伝えるも,次は『コーチャンフォー』に行きたいと言い出す息子.
「何か買うんか?」に対して「秘密」としか答えない.
コーチャンフォーに着くと,息子「先に行ってるね」とそそくさと入店.
Kazchariは雑誌コーナーにて,趣味の写真本やらチャリ本,キャンプ本を立ち読み.
最近はもっぱら10.5インチのiPadやパソコン画面で読書することが増えた.
こうして,たまに書店でリアル本(3D本)を読むと何か不思議な感じがする.
どちらが好みかと言うと...リアル本やな.やはり.
手に持った時の,本独特の柔らかみや重み,バックライトではない自然光の書面に安堵感.
とは言え,コスパやお手軽さを考えると,世間的にも個人的にもデジタル移行は避けられないやろなぁ...
実際,ここ数ヵ月,老舗の『日本カメラ』をはじめ,写真雑誌の休刊が相次いでいる.
昔定期購読していたツーリング雑誌『OUTRIDER』もいまや消えてしまった.
と,一通り知的好奇心を満たした後(買えよ),息子を探す.
絵本・図鑑コーナーにいると思いきや,1人でレジに並んでおり,既に何かを購入済み.
親に伺いを立てず自分で選んで買っている姿を初めて見た.
まずその姿に驚いたが,次に何を買ったのかと聞いたところ,
「うん,『進撃の巨人』の11巻!」とうれしそうに答える.
頭の上に「?マーク」が飛び交うKazchari(混乱状態).
Kazchari「なんで? それ,とーちゃん,デジタルで持ってるし,図書館にもあるやん」と思わず発言(よくないですね).
息子「だって(iPadは)とーちゃん見せてくれないじゃん」
Kazchari「いやいや,見せてって言わへんやん」
としょうもない問答を繰り広げる.
いやいや,冷静に考えれば,これは完全にKazchariが間違っている.
子どもが,自分のお小遣いでうれしそうに買ったモノを否定するのはよろしくない.
息子にとっては,親に買ってもらったガンプラより,自分のお金で買ったガチャやコミック本の方が価値があるのかもしれん.
反省反省.
しかし息子よ,買ったモノは大事にしろよ.
消費に伴う快感と満足感を徐々に身に付けつつあるのだろうか.
欲しい物を買うために稼ぐことが,日々の原動力となるなら否定するものではない.
つーか,表紙のかっこよさだけで選んでへんか? これ?