アフリカ縦断旅『LONG WAY DOWN』の感想(その1)「イギリス~イタリア編」

2020/11/27 Fri

アフリカ編を再び.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのバイク旅最新作『LONG WAY UP』を7日間の無料トライアルで観きれなかったため,600円払って一か月間延長した.
結果,12/20までAppleTV+を楽しめることになった.

そこで今度は,2007年のアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)を視聴.

実はこの『LWD』に関しては,輸入盤のDVDを所有し,一度通して観ている.
ただ,残念なことに日本語字幕がなく(英語字幕あり),Kazchariの英語力では細かなニュアンスを追いかけることは不可能だった.

もちろんAppleTV+の放送ではしっかりと日本語字幕が付いている.
あらためて観ると,色々発見があって面白い.
というか,内容を大方忘れており,ほぼ初見状態.

(一応)二人の旅程を追いつつ,心にうつりゆくよしなしごとを,そこはかとなく書きつくろうと思ふ(徒然草か).

さて,旅は前回同様に準備段階から始まる.
2007年の旅なので画像や音声がややプア
これは仕方がない.

以前アップした『LWU』の記事では「旅の途中でユアンの奥さんが突然出てきて興醒め」という感想を書いたが,今回確認すると序盤のうちから合流することは既定路線でした.
失礼しました.
それでも不要やったと思うけどな(チャーリーも同意).

『LONG WAY UP』の感想(その5)「中米編」

旅は例によってロンドン市内に基地を作るところから始まる.
そして,通過するアフリカ各国のビザ取得などの事務手続き.

Kazchari自身はアフリカでの陸路国境越えは未経験だが,ビザ申請も大変で,さらには北や西アフリカのイミグレーションでは賄賂要求が横行しているとのこと.
想像するだけでも面倒くさい.
無事通過できたら話のネタになるけどな(ゲームクリア!)

アフリカと言えば,疫病・治安・不衛生で有名.
バックパッカーの間でも,「アフリカ行くなら30代が限界」などと言われていた.
それくらいキツイ.

思い起こせばKazchariの初めての海外旅行はケニア-インド-ネパール行(1989年)
今は知らないが,当時はアフリカの多くの国で黄熱病のワクチン接種,つまりイエローカードの所持が義務付けられていた.

後の青年海外協力隊参加時(2002年)には,黄熱病,A型肝炎,B型肝炎,破傷風,狂犬病,日本脳炎,ポリオ他のワクチン接種したように思う.
自分で打つと結構な料金.協力隊だと無料...おっと税金です.
この中で特に重要なのは狂犬病やな.
野良犬はマジ怖い.

そういえば,オーストラリアのカンタス航空が,海外からの搭乗に際し,新コロワクチン接種証明書の提出を義務づける予定とか.
まぁ,当然の処置でしょう.

出発数週間前のユアンの交通事故による腓骨骨折やら,スタート地点に向かう空港でのチャーリー暴言-逮捕事件(何があった?)を経ていよいよスタート.

今回の使用バイクは『BMW R1200GS Adventure』

文句なしにカッコよい.
個人的にバイクデザイン史上最高かも.

ただしあまりに巨大な車体ゆえ,平均的な日本人の体格ではまず扱えない
平均以下のKazchariではなおさら...(泣)

たまーに極端にシートアンコ抜きした機体に乗っている(小さい)おぢさんを見かけるが...無理矢理感あり.
もちろん個人の自由です.
ひょっとしたらガストン・ライエ並みのテクを持っているかもしれんしな.

縦断と名乗るだけあって,出発点はスコットランド北端
これは後の『LONG WAY UP』にも引き継がれる.

スコットランド→イングランドを縦断しつつ家族との別れ.
そしてユアンが出資している小児ホスピスに立ち寄る.
『スター・ウォーズep.Ⅲ』(2005)の公開から間がないためか,オビ・ワンネタ多め

ドーバー海峡をユーロスターで渡りフランスへ.
フランス国内はほぼスルーし,モンブラントンネルを通ってイタリアへ.
コモ湖のそばにあるモト・グッチのファクトリーにBMWで立ち寄る.
バイクの組立工程のアナログぶりというか,手作り感がたまらん(品質は?)

そういや縦置きVツインが特徴的なモト・グッチのバイク,最近日本で見ないな.
一時期(と言っても80年代後半),モト・グッチの赤い『イモラV35』が女性ライダーに大人気だったように記憶している.

オートバイに夢中だった20代のKazchari.
片岡義男を筆頭に,オートバイが出てくる小説をむさぼるように読んだ.
その中でも特に印象に残っているのが,香咲弥須子の『終わらない夏』(1987年).

終らない夏 (角川文庫)

一風変わったふわふわ小説.あらすじは以下の通り.

理解のある夫とエアロビクスのインストラクターという仕事をもって、おだやかに暮す恵子。けれど、愛車イモラでのツーリングで謎めいた「風のような男」に出会ってから、恵子の心はゆれ動く。もう一度、会いたい。そのためだけにすべてを賭けて、オートバイを走らせる。そして―。青空の引き裂くような、光につつまれるような、バイク乗りの快感とともに、愛の高揚と決別を描いた、新鮮なバイクノベルの登場!

そうそうこんな内容の話やった.
最高なのはバイク小説にも関わらず,メカニカルな描写が適当なこと(ってけなしてるんかい!).
ラストシーンはまるでアメリカン・ニューシネマ.

そして,驚くべきはその後の香咲さんの人生.
えーっ,そっち!?

ホーリースピリットからの贈りもの (日本語) 単行本

つーことで,『LWD』を堪能しよう!

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