2022/8/10 Wed
生存戦略.
おっさんの夏休み第二弾!
つーことで,翌日の『グラベルミーティング』に参加すべく,千歳にて前泊キャンプすることになった.
『【Pre GP】グラベルミーティング【山の日】』に申し込んだでぇ
当初は,道の駅「サーモンパーク千歳」にて車中泊を考えていたが,先日の「しかおい熱帯夜事件」のせいで,この時期の車中泊は危険,翌日のライドに差し支えると考え,素直にキャンプ場に泊まることにした.
さて,ソロもしくは息子との二人キャンプの際は,もう30年来の愛用品ダンロップの名作テント『V200』を使用することが習わしとなっていた.
しかあし,Kazchariが鹿追に行っている間に,ヨメさんと別の場所でキャンプした息子,熱いフライパンをフライシートの上に置いてしまったらしく,テントに見事に大穴が開いてしまった.
Amazonからテント補修キットを取り寄せて穴を塞いだが,乾燥時間を含めると今回のソロキャンプには間に合わない.
GEAR AID(ギア エイド) アウトドア 補修剤 テネシアステープ リペアテープ 13001
つーことで今回はオートバイ用,もしくはサイクルパッキング用にと購入した軽量が売りの『プロモンテ VL27』を持参することにした.
もちろん,出発前に試し張り.
雨が降っていたので室内で(邪魔だ).
ふむふむ.
構造は単純.一度貼ってしまえばだいたいわかった.
説明書はもう不要.
新装備のインプレッション.
軽くて小さい.
組み立てやすい ⇒ 収納しやすい.
居住面積は『V200』よりもやや小さい.
本体とフライの間が狭くて,荷物置きスペースが小さいのと,出入り時に雨が室内に降り込みやすい.
そして本体にメッシュ部分がほとんどない.熱帯夜はキツそう.
まぁ,これが軽量化につながっているわけだ.
一応,前回の経験から「サーキュレーター」も持っていこう.
トップランド どこでもFAN ホーム&カー 9cm 4枚羽 固定アーム付属 (風量3段階) 3電源対応(AC+USB+別売乾電池) SF-DF20BK ブラック(ホーム&カー)
つーことで,朝からパッキングして10時頃出発.
節約を兼ねて下道を使う.つまり国道12号だ.
今回ショックだったのが,このルートでの昼食ポイント,道の駅「三笠」のフードコートが消滅していたこと.うーん,残念.ここの焼きそばが好物だったのにな...
仕方なく,惣菜コーナーで割引セール対象のパック「ザンギ」を購入.
途中のコンビニでおにぎり買って,一緒に食うか.
岩見沢で南下開始.
栗山や長沼を経由して,セコマに座り込んで昼食.
その後,早めの時間に「青葉公園ピクニック広場」,いや,その駐車場に着いた(ここ伏線).
そう,事前情報で知っていたとは言え,テントサイトは駐車場から400mほど奥にあるのだ.
受付&調査のため,とりあえず管理棟まで歩いてみる.
遠い.
案内板があるので迷うことはないが,森の中をかなり歩くことになる.
管理棟で受付.¥600.
ネットで事前予約していたためか,すでに印字書類が用意してあった.
火やゴミの始末について説明あり ⇒ 火も使わないし,ゴミも出しません.ただテント張って寝るだけ.
それより気になるのが荷物の搬入.
搬入時だけでもクルマの乗り付けはできないかと尋ねる ⇒ ジョガーがいるからダメ.
「みなさん,おっしゃられます」とのこと.いや,ここは大改善ポイントでしょう.
道幅は十分あるし,それほどジョガーが多いわけではない.それに作業車は走ってるやん...というのはキャンパー側の論理.ルールには従います.
市営なので儲ける気は一切ないような印象.実際,数年前までは無料だった.
荷物の搬入には台車が使用可ということなので,駐車場まで転がしていく.
テント,マット,寝袋など最小限の荷物.
それに何より大事なファットバイク.
一回で運びたいので全部山積み.
さて,サイトでテントの組み立て.練習した甲斐もあって簡単簡単.
時刻は15時過ぎ.
入浴と夕食も兼ね,千歳の町の散策にでも行きますか.
念のため明日の天気をチェック.
とりあえず快晴.
しかし,ここ数日の大雨でグラベルがぬかるんでいる気がする.
ファットバイクからは軽量化のため,リアファンダー代わりにしているキャリアを取っ払ってある.
トピーク ユニ スーパーツーリスト ファット ディスク リアキャリアー
以下のような,サドルに取り付けるマッドガードを用意すべきだったと後悔.
Coollooda 自転車用フェンダー セット クロスマッドガード リアフェンダー マッドガード サイクル 泥除け 前後セット 汎用 角度調整可能 簡単取り付き 実用性(ブラック)
もしかして,千歳って結構都会やし,自転車専門店とかあるかも...
早速,Google先生に訊いてみる.
おお,さすが千歳,フランチャイズの某大型自転車店があるじゃあないか.
ここから約5km.行ってみるか.
町中とは言え,やはり新しい道は新鮮やね.
もちろん,スマホやら逆走チャリダーもそこそこいるけど.
あっという間に,その某自転車店着.
2階用品コーナーへ向かう,
シートポストに付けるタイプのモノならたくさんあっったが,サドルぶっ刺しタイプはない.
ドロッパーシートポストなので,後者でなければ困るのだ.
仕方なしに店員さんに尋ねるが,やはり「ありません」と.
ならばと「市内で売ってそうな店ありませんか?」と訊く.
即「知りません」との返事.おいおい,いくらなんでも塩対応過ぎないか?
ここは「お取り寄せしましょうか?」もしくは「たぶん〇〇ならあるかも」ではないだろうか? 期待し過ぎ?
とは言え,スポーツ自転車を取り扱っていそうな店が検索しきれなかったので,諦める.
まぁ,泥で背中が汚れるだけで走行に支障があるわけではないしな.
次はキャンプ地近くの銭湯「千歳の湯えん」へ.
大人¥450,安い!
もちろんマイブームの「サ活」.
いやぁ,この新しい趣味のおかげで銭湯・温泉が楽しみで仕方がない.
ここにはしっかりと露天もあるので,外気浴もばっちりだ.
風呂から上がり休憩室へ.
隣のレストランとつながっているようだ.
「ここで食ってくか」とメニューを見る.
本日野菜不足なので,中華丼¥650を注文.
しばらく経ってでてきたそれは...やたら小さく薄い器に,いかにもレトルトパックを温めてかけました的な...中華丼...許さんぞ!
別に爆盛にしろとは言わんが,入浴施設のメシでこの量はないでしょ.
そういやセイコマでも,おにぎり購入時に「温めますか」と聞かれなかったし,何か北海道基準とズレている印象がある(空港のある観光市のせい?).
それともKazchariの”道北”基準がおかしいのだろうか?
味もまぁ...普通.
外に出ると小雨が降っていた.
コンビニに寄って夜食と明日の朝食の買い出しをしようかと思ったがヤメた.
一刻も早くテントに戻りたい.
音楽聴きながら電子書籍でも読んでまったりしたい.まだ6時やけどな.
キャンプ地に戻る.
あれ? 台車がない.
あぁそうか,管理人さんが戻したんやな.
明日の朝早いと伝えてたし,一台くらい借りててもいいかな,と思ってたけど,さすがに戻しとかなアカンかってんな.すんまへん.
その後,テント内で”まったり”して,9時には消灯した.
この気温ならサーキュレーターは要らなかった.
今宵のキャンパーはわずかに3組.
区画ごとに離れているせいか非常に静か.
雨がやや強くなってきた.
さすが新品テント.よくはじく.
こりゃ心地よく眠れるなぁ...と思い目をつむった時,ゴォォォという重低音に気づく.
そう,ここは千歳.千歳と言えば空港.連続して響く飛行機の発着音だった.
覚醒時はそれほど気にならないが,就寝時にこれはキツい.
耳栓,耳栓と...ぐわぁー,クルマの中や!
雨の中,チャリで400m先に止めてあるクルマまで「耳栓」を取りに行く男の姿があった.
そのファットバイクにリアフェンダーは付いていない.
背中が...冷たい.
(続く)