雪混じり,だが奇跡のグラベルライド

2022/3/20 Sun

クリムゾンスマッシュ(意味なし).

OLYMPUS TG-5

Broken clouds, -2°C, Feels like -8°C, Humidity 69%, Wind 8m/s from NNW

晴れたけど寒い.
自宅前の一部を除き,雪解けが進み,もはやロードバイクでも走れる状況.

ただし,路肩はジャリジャリ.
さらには積雪期間隠れていた,ポイ捨てゴミも顔を出して,道路が一年で最も汚い時期とも言える.
何よりパンクリスクMAX.

しかあし,ファットバイクならそんなことは気にならない.
つーことで今日もファットなライドだ.

ウェアは一昨日同様のdhb防寒・防風ジャージ.

dhb – 長袖サーマルサイクルジャージ

足元はもちろん,SPDペダル&シューズ.
シート高を少し上げたが,その塩梅は?

シマノ(SHIMANO) SPDペダル PD-EH500 片面SPD/片面フラット SMSH56クリート付属 ブラック EPDEH500

最近すっかり定番の定点撮影スポット.
春っぽくなってきた.

OLYMPUS TG-5

行き先は決めていなかったが,一応東川方面.
城かダムかどちらか.
行けるとこまで行ってみる.小雪混じりで寒いしな.

おっと,こんなところに走れそうな脇道が...

OLYMPUS TG-5
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登ってみた.
初めての道.
グラベルと雪が混ざりに混ざった農道.
久々の土やな.

と,その時,後方からブルドーザーの爆音が!
げげっ,まさかの除雪隊.
迷惑にならないように林の中に逃げる.
すいません.

OLYMPUS TG-5

しばらく林の中でたたずむ.
ブルがなかなか通過しない.
どうやらここまでは除雪しないようだ.

道が抜けているかどうかわからないが,先へ進む.

OLYMPUS TG-5
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おお,運良く幹線道路に抜けていた.
こちらはあくまで趣味.あちらは大事な仕事.
迷惑をかけずに済んだ.

お次は忠別川サイクリングロードの調査.

OLYMPUS TG-5
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既に閉鎖された雪捨て場からサイクリングロードに進入...ってまだ走行不可.
この晴天が来週まで続けば,そろそろいける?

寄り道ばかりしている.
「花神楽の湯」の横を通って,志比内方面へ向かう.
ある期待を胸に...

そう,春夏秋と何度も通っているグラベルの状況調査である.

進入口には確かに雪がこんもり.
「やっぱり無理か」と近づくと,その雪壁の向こうにはキャタピラの跡があり,なんと除雪済み!

こりゃ行けるところまで!と喜び勇んで凸!

OLYMPUS TG-5
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いやぁ素晴らしい.
まさか,この時期に走れるとは...
この奥にある農場の方が整地されたのだろうか?

日本におけるグラベル走行はグレーゾーンと言われる.
なぜなら山間にしろ,そのほとんどが私有地だから.
無茶な走りをすると,いつ通行禁止になるやもしれん.
迷惑にだけはならないように楽しませてもらおう.

まさか通行可能とは思わず,360°カメラを持参しなかったのが悔やまれる.

Insta360 ONE X2通常版 360度アクションカメラ 5.7K 360度動画 FlowState手ブレ補正 1630mAh大容量電池 10メートル防水 4マイク内蔵 360度オーディオ 360度全天球カメラ【Insta360公式】

ただ日陰などでは,雪が深い場所もあり,押し歩いた.
すると,靴裏に雪や泥が詰まる.
さしものSPDシューズと言えど,その状態ではなかなかピンディングがはまらない.
もちろん,SLよりはマシやけどな.

ただ一言.マルチクリートで良かった.シングルやと何度かコケてるな.

シマノ(SHIMANO) クリートセット SPD用 SM-SH56 マルチリリース

結局,先程述べた農場で除雪は終了.
ピストンで来た道を戻る.
もちろん,これは悪い話ではない.
もう一度グラベル走行を楽しめるので.

志比内の交差点に抜け,美瑛方面に向かう.
またまた除雪済み区間発見.
「就実の丘」方面に抜ける眺望抜群の道だ.
もちろん行ってみる.

OLYMPUS TG-5
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登り続け,途中までは良かったのだが...
ここも途中で除雪終了.
それどころかアイスバーン状態.
天候も悪化し吹雪いてきた.

こりゃあかんと引き返す.
いつもは楽しいダウンヒルだが,それは暖かい時期の晴天時に限る.

氷点下+吹雪+アイスバーンは苦痛でしかない.

そうそうダウンヒルと言えば,先日の『ミラノ~サンレモ』レースで面白いことが起きた.

マテイ・モホリッチがミラノ~サンレモの下りで使用したスーパータックより速いバイクの秘密とは?

「スペースペダリング」こと,トップチューブに座る「スーパータックポジション」が,安全上の観点から禁止されて久しい.
昨年のレースでは,みんなシートにお尻を乗っけたまま,極端な前傾姿勢で下りコーナーに突入していくシーンが見られた.
却って危ないよな,あのポジション.

ところが,その抜け道を発見と言うか,革新的な発想をした人物がバーレーンにいたようだ.

優勝者のモホリッチがドロッパーシートポストを使っていたらしい.
しかもその後の記事でUCIがルール違反ではないとお墨付き.

まず,下りではお尻のポジションが下がるので空力的に有利.
それに低重心になるのでトラクションがかかりやすい(これはKazchariも実感).

デメリットは重くなること.
クライマーは嫌うやろうけど,ダウンヒラーには無問題.

これ流行るかなぁ.
ちなみに最近のパーツ不足の影響は,もちろんドロッパーにまで及んでいるとのこと.それに拍車がかかってしまう?

てなわけで,ヤバい路面状況ではドロッパーを活用しつつ,無事元の乾燥道路に戻りました.

Kind Shock KS ETEN-R 27.2x410mm Remote Dropper Seatpost Travel 100mm #VH1622

腹が減った.
ここまでのライドで既に1000kcal以上消費している.
線路脇を通る最短ルートで千代が丘のセイコマへ.

OLYMPUS TG-5
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午後になって気温がさらに低下.寒い寒い.

予備のグローブに交換.

ショーワグローブ 【防寒手袋】 No.282 防寒テムレス オリーブグリーン Lサイズ 1双

セイコマでは「おにぎり」と「焼きうどん」,それに「温かい紅茶」を購入.
おいおい,コンビニのにーちゃん,おにぎりとうどんを温めずにそのまま渡そうとするのでびっくり.
せめてチンするかどうか確認して欲しい.

イートインは閉鎖中なので,外で食う.
みるみる冷えていく「焼きうどん」.
やっぱりこの時期は,食堂で食べなあかんなぁ.
ルート設定および時間配分失敗.

つーことで,昼食後は家まで爆走(でも向かい風).
そやけど,この寒風に長時間さらされて,よく風邪をひかんもんだ.
チャリ趣味,サマサマやね.

息子がわからん~ウパシの森にて

2022/2/23 Wed

高いところが好きなのか.

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うちの息子は小学校入学直後,たった一週間で担任から呼び出しをくらった.

「授業中に全然落ち着きがない.家庭での様子を聞かせてくれないか」とのこと.

ははぁ,これがいわゆる“発達障害早期介入”ってヤツやな.
学級崩壊を防ぐために,ヤバそうな児童には先手を打って,家庭との連携を...云々的な行動だろう.

で,ヨメさんと出向いた.
向こうは担任とスクールカウンセラーのタッグ.
最初は黙って聞いていたが,もううちの息子を(ほぼ)否定するので,段々と腹が立ってきた.

Kazchariも職業柄,発達心理学系の知識があるので,理論的に反論.

「まず,入学一週間でうちの子供の特性を理解しているつもりなのがおかしい.それにさっきの話に友達関係の話が全く出てこない.個人だけを観て,集団力動からの考察が全くないのはなぜ?もう少し様子を見てから,”問題児童”と判断すべきでは?」

と,あくまで穏やかに“提案” ⇒ いわゆるモンペやな.

とまぁ,親バカな面はさておき,そんなうちのアホ息子も,最近は落ち着き,学校から呼びだされることはなくなった(今でも時々...話は聞きますが...ゴホンゴホン).

ただうちの息子,「自閉症スペクトラム」や「注意欠陥多動性障害(ADHD)」とまではいかずとも,感覚の過敏さがあるのは否めない.
実際,運動会の50m走スタート時のピストル音が怖くて,先生に耳を抑えられていたし,打ち上げ花火もダメだし,自宅でもヨメさんや長女(姉)がスポーツ観戦で大騒ぎしていると「うるさい!」とキレる.

昨今,成長してもこういう傾向を示す人が「大人の発達障害」と呼ばれることが増えた.

また,別の少々異なる概念として「自分はHSP(Highly Sensitive Person)なんです」とカミングアウトする人もいる.

「HSP」とは,定義的に以下の特徴がある人をいう.

1) 深く情報を処理する ⇒ 疲れる

2) 過剰に刺激を受けやすい ⇒ 五感刺激に過度に反応

3) 共感しやすい ⇒ 他者(物語も含む)に没入しすぎる

4) 心の境界線がもろい ⇒ 他者の気分や思考に引きずられる

5) 自己否定感が強い ⇒ ネガティブ思考

【http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/】より

これらは疾患ではなく,”とある傾向”という捉え方が適切だろう.
うちの息子は,少なくとも,現状(2)はあてはまる(あてはまっていた)か.

で,話は変わって2/23(祝).

息子と二人で,東川町内のウィンターイベント会場である「ウパシの森」にでかけた.
昨年はチャリで家族と現地集合だった.

ウパシの森,現地集合ライド

ウパシの森ふたたび~ファットバイクに試乗!

今年も日・祝のみの開催で,息子は既にヨメさんと2回来ている.
その際に買ったアクティビティ用のチケットが余り,それを使い切るため,Kazchariが引率の役目を仰せつかった.

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息子の一番のお目当ては「ツリーイング」
前回,前々回ともいたく気に入ったらしく,これがしたいがために3回めの訪問となった.

さてアホ息子.
着くやいなや「ツリーイング」会場を目指すが,既に40分の順番待ち.
ボードに名前と電話番号を書き,別のアクティビティへ向かう.

今年もファットバイク試乗会あり(無料).

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去年の「SPX」(?)とは別のモデル.
作りは...ルック仕様?
乗ってみたかったが,息子が乗れるサイズではないので断念.
ただ,近くのベンチに座って観察していると,結構人気というか興味をひくのか様々な人が試乗していた.
買いましょう! 買いましょう! 変態の世界にようこそ!

時間になったので「ツリーイング」会場へ.
インスタラクターも3度目ともなれば,息子の顔と名前を覚えていた.
息子も前回,前々回で指導された「安全結び」他,注意事項も覚えており,ほめられて満更でもない様子.

OLYMPUS TG-5

登る高さを選ぶ.
もちろん,一番高い位置まで登れるロープを選択.

「お父さんですか? 奥さんと息子さんから色々聞いてます!」って,一体何を!?

「見て,見て,ボクってスゴイでしょ」オーラを出しながら,自分の力で登っていく息子.確かに躊躇どころか容赦もない.
高所は全く平気なようだ.

子供もたくさん並んでいたため遠慮したが,Kazchariも体験すりゃよかったかな(ヨメさんは前回やったそう).

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しばらくすると,次の予約待ちしていた男の子3兄弟が登場.

ご両親とイントラさんの話を小耳にはさむと小6,小4,小2の兄弟のようだ.
一番上の六年生のにいちゃん,ヒョロッとしていているが身長は結構ある.
ハーネスを付け,イントラさんに指導されつつ登攀開始.

するとうちのアホ息子が頭上から,

「あー新人が入門してきたぁ~」と煽る,煽る!

一瞬,場がシーンとなったのを,息子,声が小さくて聞こえなかったと判断したのか,もう一度,

「新人が入ってきたぞ~」と再度叫ぶ.アホなのか?

息子よ,その発言は不味い.
そのにーちゃん,見るからに年上やで.
おとなしそうな子やったから良かったけど,気の強い子やったらケンカになるで.
今日でなくても,いつかボコボコにされてまうで.
後で言い聞かせんと.

もちろん,Kazchariはその場では無視.
むしろ,

「そや! ここはその小6のにーちゃんにがんばってもらわな! 行けぇ!ササっと登ってうちのアホ息子をガツんと言わしたったれ!」...と心の中でにーちゃんを応援する.

しかし...残念ながらこのにーちゃん,力も技もイマイチだったようで,息子の高さにたどり着く前に諦めてしまった.トホホ.

OLYMPUS TG-5
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最高点に達したので降りる.
降りるのはサポート付きで一瞬.
よくできている.

OLYMPUS TG-5

それにしてもたくましくなったなぁ.
男の子らしくて良い(ポリコレ違反).

Kazchariはどちらかと言えば高所は苦手.
飛行機や高層ビルは大丈夫だが,観覧車となると好きではない.
バンジーほど度胸のいらなさそうな,このツリーイングは楽しそうだ.

イントラの方も言っていた.「僕も観覧車だめですね.やはり自分でコントロールできないと怖いです」.⇒ 正論

ちなみに「ツリーイング」は,夏になると隣のキャンプ場でもやっているそうな.

「今度はおとーさんも一緒に.ぜひ,自転車でいらしてください」って.なんでKazchariがチャリヲタなのを知っているのだ?(情報源はわかるけど)
まっ,行くけどな.チャリで.

その後,「スノーバナナボート」に並びを入れる.
30分ほど待って乗る.
『Insta360』発動!

Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2

そして,最後にバギー.
去年はKazchariが運転しての二人乗りだったのだが,今年は一人で運転したいとのこと.

iPhone11 Pro

足,浮いとるがな.

1回の乗車で2周できるのだが,曲がりの強いカーブで壁にぶつかって2回ともスタックしてしまう.
追い越し禁止なので,後続のバギーも止めてしまい大渋滞.
スタッフに助けられて,出発地点まで戻る.

降車後,「ちゃんと運転せなあかんで」と伝えると,バツの悪そうな顔で「ごめん...」と謝る.
その素直さはいいぞ,息子よ.

帰宅後の食卓にて.
ヨメさんに息子の様子を聞かれたので,「ツリーイング」での”煽り”エピソードを話すと,これまたプライドを傷つけられたのか不満顔.

えーか,息子よ.
散々ビッグマウスをたたいた後で負けるほどカッコ悪いことないで.
勝ちたかったら(相手の実力を見定めた後)黙って,さりげなくや.

iPhone11 Pro

雪の少ない旭岳クライムライド

2022/2/12 Sat

一体,どこ走ればええんや?

OLYMPUS TG-5

Overcast clouds, -12°C, Feels like -12°C, Humidity 83%, Wind 1m/s from W

毎回書いているような気もするが,今季の旭川は本当に雪が少ない.
印象的に季節が一ヶ月は前倒しされている.
つまり,3月半ばっぽい.

となると困るのがスパイクタイヤで走る場所.
自宅近辺は歩道こそ積雪があるものの,幹線道路は完全に乾いている.

天気は最高.
となれば,ハスラーに積んで雪のある場所へ.
そう,ヒルクライムで標高を上げるしか手段がない.

OLYMPUS TG-5

はい.
つーことで,いつもの湧水公園着.
相変わらず業者っぽい人たちが大量に水を汲んでいて大賑わい.
ここにデポしたということは...旭岳を登るということ.

ちなみに前回の記録はこちら.

旭岳よ,ワタシは帰って来たッライド

OLYMPUS TG-5
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出発したは良いものの,ご覧の通りむき出しの路面が続く.
ノーマルタイヤだとうれしいのだが,スパイクやしなぁ...

OLYMPUS TG-5
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全行程約12kmのうち,だいたい3km付近の様子.
日陰や端には雪が残るものの,除雪車が削りまくったアイスバーン(&時々むき出しアスファルト)が続く.
スパイクと言えど,後輪カラ回りのノートラクション.

OLYMPUS TG-5
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ただし天気は非常に良い.
前回は登れば登るほど悪化していったが,今日は逆.
旭岳山頂もくっきり見える.

OLYMPUS TG-5 なぜかヤンキー立ち
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旭岳温泉の建物群が見えてきた.
このあたりですら,ご覧の積雪量.
ゴールのロープウェイ乗り場まであと少し...は良いのだが,やたらに暑い.
額から汗がしたたり落ちて,サングラスがにじむ.

OLYMPUS TG-5
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ロープウェイ乗り場に到着.
なんだか毎回毎回,建物周辺の同じ場所で写真を撮っているような気がするが仕方がない.
そして一部のスキーヤーやボーダーさん達に指さされるのも,いつもと同じ.

いずれにせよ快晴である.素晴らしい.

ビジターセンターに移動.
汗ぐっしょりのインナー,手袋を着替える.
自販機で神の飲料たる「赤コーラ」500ml缶,¥120を購入.
厳冬期のヒルクラでこれを飲みたくなるとは...

センター内のテーブルにて,日本人の道外観光客と(たぶん)東川在住のインドネシア人の方が談笑していた(もちろんマスク着用).
昼飯代わりの補給食を食べながら,その隣席の会話に耳をそばたてる.
それにしても,そのインドネシアの人,めちゃめちゃ日本語上手い.

日本のアニメが好きで,あちこちの聖地も巡礼済み.
かなりのツワモノとみた.
耳から学習でここまで日本語できるようになるねんなぁ.

Kazchariなんて,普段から洋画観まくって,あまつさえ英語圏に2年も住んでても,英語が全然身につかなかった.
6000人程度の町に日本人一人だったので”必要性”はあったはずだがダメ.
やはり,語学習得はセンスなのだろうか?

のんびりしてても仕方がないのでダウンヒル開始.
大丈夫なような気もしたが,念のたの電熱ベストも着用(結果的にアタリ).

そして一旦,ロープウェイ乗り場に戻り,”今日こそは”の「Insta360 ONE X2」を装着.

OLYMPUS TG-5
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Insta360 ONE X2 アクションカメラ

Insta360 120cm自撮り棒 見えない自撮り棒

UTEBIT 強化版 関節式マジックアーム ダブルボールヘッド付き

Rakuby Crabプライヤー DSLRリグ液晶モニター用 1/4 インチ&3/8インチネジ穴付き

いつものフニャフニャ釣り竿クオリティの「3m自撮り棒」ではなく,120cmのしっかりしたタイプを持参.
まずは,クランプ経由でファットバイクのリアキャリアに装着.
これだけだと走行中の振動で間違いなく自撮り棒が倒れてくるので,マジックテープ2本を使い,ぐるぐる巻きでキャリアに固定.

これが大正解だった.
段差の激しい走行中も緩むことなく,安心感が半端ない.
モンキー125での運用もこの方式でOKやね.

ロープウェイ乗り場から撮影を開始する.
途中で停車して山バックのスチールを.

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さて,ここからは「Insta360」動画からの切り抜き画像.

Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2

ホンマ,まるで後方から追いかけてくる自動追跡ドローンによる撮影っぽい.
デジカメ誕生から,ほんの僅かの合間に民生機がここまで進化するとは,毎回驚かされる.

ただ...この「Insta360」を毎回素晴らしいと書いてはいるのだが,やはり使いどころが難しい.
これまで「TG-Tracker」「GoPro」「LUMIX GH4」など,様々な動画機材を買ってて言うのも何だが,Kazchariは静止画,つまり世界を切り取った「写真」の方が好きかもしれん.想像の余地が多い分,何やらドラマを感じる.

最近買ったパソコンで動画編集にも挑戦している.
写真に比べると,膨大な手間と時間がかかる.
そして,編集のみならず,その鑑賞にも時間がかかる.

少なくとも動画撮影に必要な機材の購入はこれで最後かな...

はい.
そんな終活っぽい話はおいといて,ダウンヒルの件.

全く吹雪いておらず,太陽も見える天気の良さ,そして濡れた服を着替え,電熱ベストを着,アイスバーンゆえ速度を落として下るも...寒いものは寒い.
まぁ,体感温度マイナス20は逝ってるやろうしな.
むき出しの身体で下る以上,もはや何をしても無駄かも(おっと「そもそも真冬のヒルクライム自体がおかしい」という話はナシだ)

無事にデポ地点に帰還.
身体をガタガタ震わせながら,前輪を外してファットくんを積み込む.

これだけブチブチ言いながらも,またすぐに登りたくなるんやろな.不思議だ.

それにしても...これ以上降らない日が続くとスパイクタイヤで乗れる場所が,早々に消滅しそうである.

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旭岳よ,ワタシは帰って来たッライド

2022/1/16 Sun

時すでにお寿司

OLYMPUS TG-5

Overcast clouds, -8°C, Feels like -8°C, Humidity 78%, Wind 1m/s from S

この時期にしては気温高め.
&快晴.
&無風.
こんな日をKazchariは待っていた.

つーことで冬期恒例の旭岳クライムにぴったりの日.
天候悪化,装備貧弱,体調不良時には全く登る気はしないが,今日は別.
もちろん,ハスラーに積載しての”おいしいとこ”ライドだ.

年末大掃除で出てきたお宝グッズをYahooオークションに出品したところ,3品ほど落札.
早々にお支払いしていただけたので,日曜営業の中央郵便局まで持っていく.
しかしまぁ,QRコード読み取り機の精度の悪いこと.改善してほしい(この郵便局だけ?).

例によって大雪山旭岳源水公園まで移動.
水くみ客で結構混んでいた.
Kazchariも補給.
この時期は当然だが普通のボトルでは中身が凍ってしまう.
魔法瓶推奨っつーか必須.

タイガー魔法瓶 水筒 スクリュー マグボトル 6時間保温保冷 500ml 在宅 タンブラー利用可 アクアブルー MMZ-A501AA

この時,リアバッグを地面に置いたことが原因でとんでもないことに...
フロントタイヤをはめて11:30,出発.

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基本的に残り距離を示す看板で停車撮影.
このあたりまでは良かったんですよ,ここまでは...
標高が高くなるにつれてどんどん雲が増えてきた.
うーむ.抜けた青空の下での旭岳の画が撮りたかったのだが...時すでにお寿司(ここで回収).

OLYMPUS TG-5

アウト側のコーナーの雪が柔らかく,おまけにサングラスのレンズが曇って轍にタイヤがとられる.

必死こいてこいでると,なんと前方から信じられない団体が...
そう,オートバイのグループツーリングである.
オフ車ならまだわかる.
なんと,GSX-R1000などのスーパースポーツや,CB400Fourなどの重量級ネイキッドも混じってる.
なのに下りをあの速度でコーナリング? すげー,何の団体?
中にはピースサインを出してくる人も...
年越し宗谷ならまだ理解できるが,まるで幻覚を見た気分.
GoPro付けといたらよかった.

なんだかんだでロープウェイ乗り場着.
気温高めですっかり汗だく.
絶大な信頼をよせるミレーのチービク・スケスケも,今日の効果はイマイチ.
停車すると冷える冷える.

[ミレー] アウトドア アンダーウェア MIV01356 メンズ

OLYMPUS TG-5
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この恥ずかしい写真を撮っている時に,ボーダーの人に声をかけられる.
この人達も,先程のオートバイ軍団を見たとのこと.
やはり幻ではなかったようだ.

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シン・ビジターセンターでコーヒー&おやつタイム.
ついでにインナーを着替える.
さらに極寒ダウンヒルに備えて温熱ベストを着用.
これで大丈夫...(と思ってました)

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ここで寄り道してクロカンコースへ.
雪がふかふかで,全然こげねぇ!

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これぞ温泉たれ流し.

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少しだけ雲がはれて,わずかに旭岳の姿が(写真ではわからん).

OLYMPUS TG-5

2年前に轍にフロントタイヤをとられて転倒した地点.
今日はカチンカチンに凍結しており,スパイクタイヤがザクザク刺さる.
懸念していたブレーキ鳴りは全く気にならなかったった.
やはり,キトウシのマウンテンライドのようなフルブレーキでなければ大丈夫ということか(つまりKazchariのウデの問題?)

冬のキトウシ・キャッスルライド

OLYMPUS TG-5

なんとかダウンヒル終了.
FineTrackインナー,Parl-IZUMIのセーター,電熱ベスト,そしてアウターのおかげで上半身,下半身には全く問題なかったが,冷えに冷えて一番キツかったのは指先.
グローブ交換をサボったせいか?
ハンドルカバーでも防御しきれなかった.
次回のダウンヒル時はもっと分厚いヤツを用意しよう.
もしくは電熱逝く?

finetrack(ファイントラック) パワーメッシュインナーグローブ FAU0201 BK(ブラック) S

バイクパーツセンター ネオプレーン ハンドルカバー ウォーマーブラック 左右セット 314609

電熱手袋 バイクグローブ 男女兼用 充電式バッテリー加熱手袋 充電式電熱グローブ バイク用 スキー ウォームグローブ ハンドウォーマー 冬用 防寒防水 ヒーター手袋 (L)

OLYMPUS TG-5

デポ地点に戻る.
寒い寒いと言いながらも,心配していた低体温症状もなく,途中で写真も割と撮れた.
満足.満足.

さぁ,帰るべ,とハスラーのドアボタンを押すが無反応.
スマートキーの開ボタンでも反応せず.
げっ,これはまさかの電池切れ! えー,以前から表示が出てたのを無視してましたァ.

仕方がないと,スマートキーから物理キーを取り外してドアを開ける.
乗り込んだ途端,なぜか盗難防止ブザーのような警報爆音が周囲に鳴り響く!
なんじゃこりゃぁ!
ディスプレイには「スマートキーをボタンにあてて下さい」と出ていたので,あわててキーを押し当てるが音が消えない.
クルマを盗んでるんじゃないですよ~自分のクルマですよ~(とココロの中で言い訳)
よくわからないままエンジンをかけると音が止まった.なんやったんや...

まぁ,電池切れなのは間違いなので,お楽しみの温泉はあきらめて直帰することにした.
やれやれだぜ.

フロントタイヤを外してと.
次にリアバッグも外して...げっ,凍結してとれない.そうか,出発時に地面に置いたからか.
バッグが付いたままなのでクルマに積みにくい.
スパイクでトランク内に(また)キズがついてしまったぜ.
こういう出来事があると,「スペーシアギア」のようなハイトワゴンがほしくなるなぁ...おっといかんいかん.

つーことで,2022年最初のヒルクライム無事終了.
やはり寒さ対策には課題を残すなぁ.
気合と根性でなんとか...はしたくない.
もう,おっさんやし.

OLYMPUS TG-5 出発時と天気が全然違う...

冬のキトウシ・キャッスルライド

2022/1/9 Sun

攻略.

OLYMPUS TG-5

Light shower snow, -5°C, Feels like -12°C, Humidity 86%, Wind 5m/s from NNW

某SNSに「ファットで雪遊びをしよう!」というグループがある.

真冬,ましてや凍結道でチャリに乗るのは避けるのが世間的なコンセンサスと思われるが,あえてこの時期に嬉々としてチャリに乗る,心優しき変態たちの集まり,それがこのグループなのだ.
現状,50名も参加してたりする.

Kazchariも立派な変態なので,もちろん加入している.イーッ!

今回も昨年に引き続き「キトウシ・ライド」に招待していただき,行ってまいりましたァ.

ちなみに昨年の記事はこれ.

キトウシ・ザ・マウンテンライド

キトウシ・ザ・マウンテンライド・アゲイン

ハスラーにファットバイクを積んで,キトウシ森林公園ゴーカート乗り場へ.
1年に数回しか会わないメンバーと挨拶を交わす.(サングラスやゴーグルをした)顔ではなく,乗っているチャリで覚えているのはよくある話.

OLYMPUS TG-5

まずは足慣らしのため,整地されたゴーカートコースへ.

OLYMPUS TG-5
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もちろん,通常走行用の快適装備であるハンドルカバー,バックミラーやキャリアは除去.
雪質柔らかめだが,実に軽快.もちろんタイヤの空気圧は極限まで下げます(0.2Barとか).
ドロッパーシートポストも必須やな.

残念ながら,先日撮影予告していた360°カメラ『Insta360 ONE X2』ですが,走行開始直後にスイッチonにしたところ,見事に「ファイル残量がありません」表示.なんてこった...いい画が撮れそうだったのに.ぐぬぬ.
こういうのは前日にチェックしとくべき(と何度誓ったことか...)

「パソコン工房」から新兵器着弾!

さて,ウォーミングアップが済んだところで,メインイベントである東川名物の城型展望台まで登る,キャッスル・ライドへ.
昨年は雪が深すぎて途中で断念した.
だが,前日の試走班の話によると,今年は少雪のため,さほど苦労せず(チャリを担がず)登れるとのこと.
これはぜひ行かねば.

OLYMPUS TG-5 ここからスタート.
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OLYMPUS TG-5 トレイルを押し歩き.
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OLYMPUS TG-5 天守閣が見える

さすがにこの斜度だとペダルを漕ぐのは無理.
結局,昨年同様にほぼほぼ押し歩く羽目に...まっこれが楽しいわけだが.

天気も良くて結構汗だく.
例によってチービクの痛いミレーのスケスケを着用.
やっぱり良いなこれ.

[ミレー] アウトドア アンダーウェア MIV01356 メンズ

そうこうしているうちに頂上っつーか,お城着.

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夏はこんな感じ.

東川キャッスルアタックライド

下から歩いて登ってきた観光客が見守る中,いよいよダウンヒル開始.
さすがに登ってきたトレイルは(マジで)滑落の危険があるので,車道を選択.
と言っても,登って来るクルマはないと思われる.

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車道を外れ,脇道トレイル・ダウンヒルへ.
ここからがこのコースで一番面白いところやね.
タイヤ1本分でもコースを外すと轍に突っ込んで即転倒.もちろんコケても痛くありません,っつーかわざわざコケる.

OLYMPUS TG-5
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それにしても,うちのファットのブレーキ音うるさいなぁ.
一念発起してパッドとローター換えたけど,全然音鳴りが止まない.
こりゃ徹底清掃要かな.それとも安物パッドのせい?

ファットバイクのディスクローターを交換した

基地に戻ったと思ったら,すかさず下手ルートへGo!
雪が少ない今年だから可能.

OLYMPUS TG-5 ほぼ垂直.
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OLYMPUS TG-5 降りたら登る.
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そしてお待ちかねのお汁粉タイム.
いつも感謝です.

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めちゃくちゃ充実したライド時間だが,距離にしてわずか4kmほどしか走ってない.
これはもったいないと,再びゴーカートコースへ.
ちょうど陽が落ちつつあり,実にフォトジェニック.

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いやいや,今回も実に楽しかった.
当然ですが,このゴーカートコースは東川観光協会の許可をいただいて走っています.
つーか,走行前にスノーモービルでの整地が必要で,勝手に侵入しても雪が深くて走れまい.

一汗かいたので,隣接の「キトウシ温泉」に入ってから帰宅することにする.

実は,今年3月で一旦営業を終了して建物を取り壊し,来年リニューアルオープンするとのこと.
今度は露天風呂付きかな? 景色が良いのでぜひ(料金据え置きでおなしゃす).

まだまだ雪のシーズンは続く.
基本的にボッチなKazchariだが,あまりに楽しいキトウシ・ライド,次回もぜひ参加したい.

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ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

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Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

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できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

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写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

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美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

OLYMPUS TG-5

ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

OLYMPUS TG-5

上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

OLYMPUS TG-5

しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

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「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

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ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

OLYMPUS TG-5

最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

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さらにファット.

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結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

OLYMPUS TG-5

元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.