BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その3)

2023/8/12 Sat

It follows...

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曇り.温度:16 ℃,湿度:93%,体感温度:17 ℃,風速:9.2 km/時,風向:NNE

前回はこちら⇒BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その2)

斜里へ向け往路を逆走する.
知床峠登攀でも書いた通り,往復ルートのよいところは事前に路面状況がある程度把握できること.

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デメリットとして「同じルートを走るので新鮮味がないのでは?」という懸念.
だがこれは杞憂.
反対方向を走るだけで風景ががらりと変わる.

さて,トンネルや荒れた路面,消える路肩,張り出した枝などを記憶を頼りにクリア.
内陸への分岐点に到着.
実は100mほど通り過ぎて引き返したのは内緒だ.

曲がってすぐに「この先,天に続く道」の看板が.
おお,これが最近話題のシン・絶景スポットっすか.
コース設計者の粋な計らいですな.

それはともかく再び登攀開始.
先程の知床峠でのダメージが残るのか足が回らん.
かつ,標高が上がると霧雨アゲイン.

まっ,それでも漕げば進むのがチャリ.
無事に「天に続く道」の有名撮影スポットに到着.
天気のせいか,駐車しているクルマやバイクは少なめ.

で,肝心の「道」だが,道民歴20年のKazchariからしてみれば,「お,おおう...」的,つまり道内あちこちで見かける道...な感じ(ちょっと長め)
天気と時間(方角的に日没時がベストらしい)に恵まれていたら,また違ったかもしれんけど.

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当然,登った分を下る.
濡れた路面にグレーチング,砂利,泥塊などトラップ満載.
その車重と転がり抵抗ゆえ,なかなか長距離ライドがキツいTopstoneだが,こういう道での安心感は絶大である.

iPhone11 Pro こけたわけではありません

斜里町に入る.
久々の大きい町.
ダイソー発見.
今回の遠征で,持ってくるのを忘れた「洗濯ネット」を買おうかと一瞬考える.
サイクリングウェアを痛めない洗濯に欠かせないからだ.

ただ...実はこのあたりから明日の「サロマ200」のDNSが頭をよぎっていた.
右の腸脛靭帯の痛みがかなり増してきたからだ.

つまりウェアの洗濯をする必要がなくなりつつあった.
でもなぁ...せっかくの遠征やしなぁ...逡巡中

中心地を抜けてしばらく走ると,次のPC着.

15:37.198.7km地点.PC2セイコーマート清里水元店

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これまでも要所要所で補給はしてきたが,ここらで限界.
明らかにエネルギーが枯渇している.
ゆえに,がっつり食うことにする.

メニューはセイコマ名物ホットシェフの「豚丼」である.美味し.
それと,昨日の懇親会で話題になった「プッチンプリン」もついでに買ってみた.
確かにブルベに良い.この飲む食感が良い.
ついでにこのPC,ゴミ箱あり.完璧だ.

休息していると,後続の釧路のSさん着.

開口一番「看板なかったですよねー」

そう,みんな見つけられなかったのだ.

食ったので走る.

このブルベも残り100kmである.

正直「ファットやグラベルなどの特殊バイクで走って楽しいのは200kmブルベまで」と個人的感想.
疲労感が強い.リカンベントとかはどうなんやろな.

次の目的地はあっという間.
少しだけ公園のような道路を登ってTC2到着.

16:16,206.3km:TC2清里宇宙展望台

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ここではクイズチェック.
なぜ宇宙なのかはともかく,先ほどよりは答えやすい.

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高台を下りて西へ向かう.
やがて,右折して北上.
ここから往路につながるまでの,直線道路がひたすら長かった.

まずまず快調にとばしていたが,ここらでカラダに異変が...

昨夜は焼肉パーティ,そして今朝は朝食でがっつり,走行中もハンガーノックを気にして食べまくっている.

そのわりにはまだトイレ(大)には行っていない.
それが,ここに来てようやく催してきた.

ここから一番近いトイレは...原生花園か.

よし着いた...って,トイレを含み営業終了!
げっ,次まで我慢するか...

おっ,いい景色濤沸湖)

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いやいや止まっている場合ではない.
腹は張るもののここでオナラをすれば,中身が出るかも...
ヤバい,ヤバい,次のトイレだぁ!
スピードアップ! 下ハンだぁ! アカン,腹を圧迫したらアカン! 出るぅぅ~
回せ! 回せ!
スピード上げろ! サイクロン!(なんでやねん)

伝説の2017年ジロのデュムラン(大)の事態は回避するのだ!

懐かしのPC1セイコマ北浜店が見えてきた!
トイレはあるぞ,どうする?
反対車線やし,まだなんとか我慢できる(ええんか?).

そうや! このまま直進したら道の駅「流氷街道網走」があるはず.
広くてきれいでウオッシュレットのあるトイレまで,回れ! この脚!

...道の駅着ぅ!

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速攻でチャリを手すりに地球ロック.
慌ててトイレに.

反射ベスト,ジャージを脱ぎ,ビブを下ろして,さぁ...発射!

あれ?

盛大なオナラだけで中身は出なかった.ガスだけかーい!
いつも思うのだがブルベ中は消化効率が上がる気がする.

少々肩透かしだが,いずれにせよ人としても尊厳を失わずに済んだ.

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気を取り直して再出発.
このあたりはほぼ1年前「オホーツク1300」で走った道.
思い出深い.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

気の所為なのか,網走の町は近頃滅多に見かけないヤンキークルマが多い印象.
シャコタン+ハの字ホイールなんて絶滅危惧車種がバシバシ走っている.
あれタイヤが痛むだけやと思うのだが.
ヒトのセンスはそれぞれやなー(棒)

何度目かの信号ストップで,とうとう釧路のSさんに追いつかれた.
夕闇迫る網走市内を,次のPCに向けて走る.

18:30.253.8km地点.PC3ローソン網走大曲店

もちろんここはレシートチェック.
最近個人的にブームになっている「最後のPCではプロテイン」を実行.
他に「巻きずし」と「バナナ」も購入.

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釧路のSさんと会話.
明日の「サロマ200」は出走せず,その翌日の600で釧路に帰るそうな.

このように今回のPWでは,全てを走り切る猛者や,Kazchariのようなスポット参戦,もしくは休息日を設け,本命に備えるなど様々な戦略を取れるのだ.

そうやなぁ,Kazchaiももう少し柔軟に考えても良かったかもしれんな.
例えば,旭川発にこだわらず,全て北見発着でまとめるとか...
やりようはいくらでもある.

おそらく次のPWは4年後の2027年
還暦のKazchariに,フル参戦できる気力と体力は残っているだろうか...なんてことをふと思った.まずロングライドでクセになりつつある腸脛靭帯炎を治さんとな.

さて,陽も落ちた.
ここからは夜間走行となる.
フロントとリアライトをon.
残り45km.今回も膝の痛みはなんとかなりそう.

以前家族キャンプで泊まった呼人浦キャンプ場の脇を通る.
相変わらず利用者が多く大盛況.

網走方面家族キャンプの巻(その1)

面白いのはツーリングライダー.
まるで鴨川のごとく,湖沿いに等間隔でテントを並べている.
それを照らすオレンジ色の夕日.映えるねぇ.

この残照によるシルエットは,女満別の木が並ぶ有名撮影ポイントまで続く.
ブルベ中じゃなかったら,停車してたな.

女満別の市街を抜け,ここで往路に合流.
朝の記憶をたどる.

国道を右折し,道道に入ると照明が激減.
前方を照らすのはチャリのフロントライトのみとなる.

残りは直線で30kmぐらいか.
ペースを落として「のんびり走るか」と思っていたら,はるか後方,バックミラーにチラチラ映るライトの光が.

クルマでもオートバイでもない.
こ,これはヤツが来たんだ.
先程のPCまでご一緒したSさんに違いない.

レースじゃあないので,別に追いつかれても,抜かされてもかまわないのだが,後方から人が迫ってきている状況で,スピードを落とすは何かモヤモヤする(謎理屈)

つーことで,クソ重く転がり抵抗MAXのTopstoneのペダルをそのまま踏む.
やはり右膝に痛みあり.
もうこの時点で明日の「サロマ200」は7割方DNS決定.

それにしても対向車のハイビームには困った.
マジで眩しい.

で,なんだかんだでゴールの「自然休養村センター」に向けて最後の登り.
一方通行の道を抜けて無事にゴール!

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ぐわー疲れた.
いつものDOMANEよりもプラス100km走った,つまり400ブルベを終えた気分.

ゴール受付での最終タイムは14時間48分

「重~い,遅~い」と愚痴ってたわりにはそれほど悪くないタイム.
6月の「きのこの山300」(獲得標高3000m)14時間32分やったしな.ほとんど変わらん.

BRM610きのこの山300km(その3)

やはりチャリの車種よりもエンジン性能に左右されるのがブルベっつーことかな.

受付中,Hさんに「膝が痛いんで,明日はSしますぅ...」と弱音を吐いたところ,

「いやいやいや,まだ決めるのは早いですよぉ.明日になってから考えて下さい」

との返事.
その通りである.
痛みは電気信号に過ぎぬ.
今夜のケアで奇跡の回復が起こるやもしれぬ.
となれば早速,風呂だ風呂.

汗を流して,お楽しみのAJ-H北見発着時名物のオツカレー.

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結構な量があるので許可を頂き,2杯ほどいただく.
辛すぎず,甘すぎず...美味し.
結局,明日はどうするかどうかわからんけど,禁断のビールもいただく.美味し.

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ロビーでくつろいでいると,PWフルエントリー中の超人,O西さんも帰ってきた.
いやもう400+300の完走だけでも素晴らしいです.
フルPWの人からしてみれば,明日の200は休息日なんやろなぁ...スゴ.

で,肝心のKazchariは右足のメンテ.
まずはマッサージガン.大腿筋膜張筋をリリース.

創通メディカル トータルボディケア マイトレックス リバイブ MYTREX REBIVE MT-RBN20G MYTREX (リバイブ RBV22)

次に消炎鎮痛剤.

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これで奇跡が起これば良いのだが...
さて,23時を回った.もう寝ます.

明日は明日の風が吹く.いや,そこは微風でオナシャス.

その4(?)へ.

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BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

2023/8/11 Fri

出たとこ勝負

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠

例によってブルベ記事の「その0」は本編前日から始まる.

8月11日は全国的に祝日(当たり前).
何やら「山の日」だそうだが,こんなお盆直結の休みねぇ...意味ある?

そろそろ日本人も分割夏休みを法的に整備すべき.
そういや数十年前に「バカンス法」なるものが審議されていた記憶が...ただの願望.つぶしたんはどいつや!?

たわごとはさておき,AJ-Hokkaido主催の2023年度目玉ブルべが「パラダイス・ウィーク北海道「2023北見大集合」」であることは間違いない.

北海道パラダイス・ウィークスタート!~500だけぇ

つーことで上の記事にある通り,KazchariもこのBig Waveに参戦.
明日の「知床300」,明後日の「サロマ湖200」にエントリー(日和ったな).

向かうはその集合地点である北見市自然休養村センターである.

通常時間に起床(6時).
ルーティンの家事をこなし,ブルベに使うマシンの整備を始める.
紆余曲折の末,使うのは「Cannondale Topstone Carbon2 Lefty」オンリーにした.

なんだかんだでハスラーに2台乗せは完全無敵に窮屈.
場合によっては,コット&マットをひいての車中泊を目論んでいるせい.
ブルベとは別日程でのライドができたら...の話.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

WAQ 2WAY キャンプ コット 静音 軽量 折りたたみベッド 耐荷重150kg ハイ/ロー切替可能 (オリーブ)

もう一つの理由としては,来月に迫ったNISEKO GRAVELのためである.

「120km/2500mUP/足切りあり」の激ヤバコースをクリアするためには,こいつでのロングライドに慣れておく必要がある.
舗装路とは言え,2日で500kmは良い練習だ(と思ってたけどな).

整備と言っても普段からわりとキレイにしているので駆動系,つまりチェーンとギア周りを重点に.

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やはりWAKO’Sが最高ですな.

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ハスラーに積み込む.
前後輪を外して運転席側の後ろに積むが長さが足りない.
やや斜めにする必要がある.
ロードバイクよりホイールベースが長いのだ.

ゴムバンドを使って固定.
適当過ぎて後で走行中に暴れる暴れる(生き物?).

他に車中泊用ギアと着替え3日分を適当に積み込む.

10時半出発.
約160kmのドライブである.

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旭川から北見へいくつかの方法がある.
高速嫌いなので,今回は上川以降39号線をひたすら東へ進むルートを選択.

層雲峡あたりから,制限速度以下&カーブ超減速で走るクルマによる渋滞が発生.
基本イエロー(追い越し禁止)だが,少しでも白線になるとイラついたクルマが超加速をかけるので,却って危険.

いつも思うのだが,こういう渋滞を作るクルマのドライバーって,ホンマ,鋼のメンタルやな.
後続車がどんだけ連なっても全く動じない.
素直にパーキングで停車し,先に行かせる方が心の平穏になると思うのだが...「我こそが正義」でここまで大胆になれるもんやねんな.

三国峠への分岐で「そっち行けぇぇ!」という願いもむなしく,この激遅ドライバーも北見に向かうのだった...

しばらく我慢すると登攀車線出現.ようやくこいつをパス.
そしてKazchariハスラーもガンガン抜かれていくわけだ.

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道の駅「おんねゆ温泉」着.

ここで重要なことを思い出す.
今回のブルベでは発着点である「北見市自然休養村センター」に連泊するのだが,その際,朝食を頼んでいたかどうかド忘れした.
もし頼んでいなければ,到着前に買い出し要.

心配になったので早速電話.
ちゃんと朝2回分頼んでいた.
1食¥880と結構な値段.
いや,長距離ライド前である.
しっかり食べる必要があろう.

そういや昼飯もまだだった.

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セイコーマート留辺蘂店にピットイン.
「鶏塩冷やしラーメン」と”みんな大好き”デカビタ.

セイコマはホンマに良い.
このデカビタも無料クーポンでGet.

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にしても暑い.体感33℃くらいはありそう.

「パラダイス・ウィーク」は昨日よりスタートしており,全道各地からの400km組がそろそろ「自然休養村センター」に着く頃だ.
気温を鑑みるに,相当キツいライドだったに違いない(その通りだった).

で.Google先生のナビに従って走っていると,とんでもない狭小路に連れていかれたが,無事に目的地着.

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ロビーにはAJ-Hokkaidoのブースが設置されていた.
フロントで宿泊手続き後,主催のHさんに挨拶.

既に400km組はゴール済み.
ただし,タイムアウトの人もいたそうな.
その時間はなんと30分.世界は残酷だ.

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ハスラーからTopstoneを降ろし,ホイールの装着.
次にサドルバックで運ぶものを厳選する.

天気予報をチェック.
明日は曇りで最高気温24℃!?
ここまで下がりますか.
雨?
降水確率10%か.
レインウェアはいらんな.

全ての準備を終え,ロビーでくつろいでいると,PW1500km旭川発で唯一のフル参加者のO西さんが現れた.
昨日正午に旭川を出発し,既にゴールされていた.
予想通り,相当暑さにヤラれたとのこと.
と言いつつ,もちろん明日の300以降も走り続けるそうな.
スゲー,変...いや超人だ.
やはり山やっている人は体力が違う.

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O西さんと話し込んでいると,窓にアブの姿が.
ブヨと並び,夏のチャリダーにとって最悪の敵である.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

今こそ復讐の時!と思ったが,相当弱っているようで見逃す.
無益な殺生はいかんね.

あれ? 先ほどの好天はどこへやら.ガスってきたぞ.
これぞ(ギリ)道東マジック?

基本的にこの公共の宿は大部屋に人数分の布団をしく団体客用.
Kazchariの部屋も布団が5人分用意してあった.

既に(おそらく)400ゴール組の2人が熟睡していた.
誰だってそーする.Kazchariもそーする.

そうこうしているうちに懇親会開始の17時になった.
会費¥2,000の焼肉パーティである.

ここはアルコールを飲みたいところだが,ロングライド前である.自粛した.
ほとんどの人は気にしていないわけだが.

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野菜は少ないもののお肉たっぷり.
十分満足しました.

正面に座ったスタッフの方が一名,今年verのPBPジャージを着ていた.

オダックス・ジャパン2023パリ・ブレスト・パリ・ランドヌール記念ウエア

最近再販開始.
うむぅ...やたらかっこええなぁ.
でも,PBPを走るわけではないのに買うのはプライドが...(何の?)

別に自己紹介などがあったわけではないが,結構な人数の道外からの参加者がいるっぽい.
スゲーな.勇者やな.

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2時間ほどで会終了.
ふと外を見ると,ガスだけでなく明らかに霧雨が...
おいおい,明日は大丈夫か.

ここからは2次会だが,Kazchariはパス.
風呂を済ませ,早いうちに入眠することにする(まだ21時前)
この作戦が成功だったのか,失敗だったのか...

続きは(その1)のアップを待てい!(誰に言ってる?)

『ザリガニの鳴くところ』を観た~強肉弱食

2023/8/9 Wed

彼女が愛したのは...

サスペンス映画の視聴が続く.
本日のZwiftの友は『ザリガニの鳴くところ』(2022)である.

ザリガニの鳴くところ

原題は「Where the Crawdads Sing」なので,そのまんま? いや「歌う」?
こんな意味不明の邦題,よく日本の配給会社が許したな.
オリジナル尊重は最近の傾向?

原作小説があるようだ.

ザリガニの鳴くところ Kindle版

で,「おすすめ」にアップされていた&変なタイトルに惹かれて再生.
なぜか吹替版しかない(Kazchariは字幕派)

もちろん予備知識ゼロで鑑賞.

以下,あらすじとネタバレ感想である.

1960年代,アメリカ南部(ルイジアナあたり?)の湿地帯.
まずはその豊かな自然がたっぷりと映される.
肝心のザリガニはいたっけ?

20mはある見晴台のすぐそばで,若い男性(チェイス)の死体が発見される.
警察が捜査.
死体周辺に足跡もなく,手すりにも指紋がない(誰かが証拠隠滅をはかった?).
事件性を感じた警察は,森の中で一人暮らしをしている通称「湿地の娘(カイヤ)」に疑いの目を向ける.
ちょっとしたボートチェイスの末,カイヤは逮捕される.
事件のことについてほとんど話さないカイヤに対し,陪審員裁判が行われる.
検察の求刑は一級殺人の罪で死刑.

ここで場面は10年ほど遡る.

湿地帯の森の中に住む子沢山の家族.
まず,母親と子どもたちの微笑ましい交流が描かれるが,そこに登場するのがDVオヤジ.
戦争帰りのPTSDなのかわからんが,些細なことで妻や子供を怒鳴り散らし,さらには暴力を振るう.

やがて,我慢の限界に達した母親は失踪.
続いて姉や兄も次々と家を出て,幼いカイヤと父親だけが取り残される.

近くに黒人夫婦が営む雑貨屋がある.
学校にすら行かせてもらえないカイヤを色々と気にかけてくれる.

この夫婦,当初はオヤジだけでなくカイヤへの態度もやたら慇懃.
原語ではどうなっているのかわからんけど,アメリカ南部の差別性,保守性を表現する秀逸な場面だ(時代が進むと少しずつ変化してくる).

やがて父親もどこかへ去る(この後は出てこない).
小学生(?)のカイヤだけが一人で暮らすことになる.
湿地で採れるムール貝を雑貨屋に売ることで,なんとか生計を立てている.

数年後,美しく成長したカイヤは,森の中で鳥の羽根が切り株に立てられているのを見つける.時には各種生活用品も添えられていた.

それは幼い頃に何度か見かけた青年,テイトの仕業だった.
カイヤに会うため,森に通い詰めるテイト
読み書きのできないカイヤに字を教える.
なんだかんだで仲良くなっていく二人.
カイヤがその気になっても,なぜか一線は越えないテイト(怖かった?).

テイトカイヤの観察眼や画才に驚嘆し,出版を薦める.

しかあし,都市部の大学に合格したテイトはしばし町(湿地帯)を離れることに.
「数カ月後の独立記念日には戻ってくる」と言い残す.

はい.当然テイトは数ヶ月どころか数年間,現れません.
ベタな「木綿のハンカチーフ」ですな(あれ,ついこないだも書いたような).

数年が過ぎ,以前に比べると湿地帯にも多くの人が訪れるようになった(ついでに開発業者).
その中にいかにもなチャラい青年,チェイスがいた.

なんだかんだでチェイスの誘いに乗るカイヤ
見た目と違い,チェイスも割りと礼儀正しくて,カイヤがこばめば手を出さない律儀な面もある.
かろうじてキリスト教保守の価値観が残っているのか?
もしくはテイト同様,「こいつに手を出すとヤバイかも」という躊躇があったのか.

ただ,チェイスの性格についてはところどころ描写されており,カイヤの絵の扱い方や◯◯◯のシーンに,彼の身勝手さや粗暴さが表現されている.

うん,わかりやすい映画だ.

大学を卒業したのかまだ研究生なのかわからんが,テイトが湿地帯に帰ってきた.
チェイスと遭遇.彼の正体に気づきカイヤのことで諍いが起こる(おっと,ミスリード).

テイトは未練がましくカイヤに近づき,チェイスは悪いヤツだと告げるが,それはさすがにかっこ悪いぞ(♪けんかをやめて~)

滞納していた固定資産税を支払うために,図鑑の出版を企むカイヤ
原稿を送ったところ,思った以上に評価されて無事出版にこぎつける.

名前が世に出たため,離れ離れだった兄(軍人)とも再会.
おおっ,徐々に話が良い方へ.

...と思いきや,カイヤ,なんだかんだでチェイスの正体に気づく.
別れ話を持ち出しても,しつこく迫るチェイスを拒絶するが,逆に殴られてしまう.
そう,チェイスはかつてのDVオヤジと同じタイプだったのだ(あるある).

なんとかしてチェイスから逃れ,静かに暮らしたい吉良吉影...じゃなかったカイヤ.しかし,この湿地からは何が何でも離れたくない.

で,場面は法廷に戻る.

結局,検察の主張が無理筋だったのと,弁護士の有能さにより陪審員は無罪の評決.

ここからは怒涛の展開.

テイトとも和解して結婚(裁判の時,お腹を触ってたけど...あれは?)
湿地の家にて静かに年を重ねていく二人.なんか『ターンA』の最終回っぽいな.

やがて老婆となったカイヤ
森の奥から現れた若かりし母の幻を見ながら,水に浮かぶボート上で息を引き取る.

遺品整理をする老テイト
とある画帳を開くと,そこにはチェイスの似顔絵と,殺害現場から持ち去られたとされる貝の首飾りがはさんであった.
そして全てを察するテイトだった...

終わり.
えっ,終わり!?

謎解きの答えとしては,法廷にて弁護士が「こんなことは不可能でしょう!」と説明していたことが実行されたということやろな.

他には,出版社の社長に話した「自然には善悪の概念はない」「時には弱者が強者にかつこともある」が,彼女の行動理念なのだろう(決意表明か).

サスペンス物としてはイマイチ感が拭えないが,とりあえず回想で殺人場面を再現しない点は良かったな.完全に蛇足.

そもそも”サスペンス”として作られていないように思える.
むしろ人生哲学.

結局,カイヤが愛情を向けるのはヒトでなく,自然=湿地そのものやったんやろなぁと解釈.

つまり(ナードっぽい)テイトや(ジョックスっぽい)チェイスという正反対のタイプに惚れるあたり,彼女にとって人間も純粋に観察対象.
これまで画帳に描いてきた湿地の生き物と同じレベルかもしれん.

残されたチェイスの似顔絵.
彼との関係を考えると,普通そんなん残しますか?
あまりにも冷静過ぎる.
そこに感情はないのかもしれない.

「湿地帯で静かに暮らす」という最大の幸福を邪魔する者は,何がなんでも排除する.という決意の下に行われた犯罪なのだろう.
テイトも無理に湿地からカイヤを引き離そうとすればヤバかったかも.

そやけど...演出のせいか,どうしてもカイヤに同情っつーか,感情移入できない.
少女時代から服も顔も小綺麗やし,何よりずっと健康そう.
コミュ症・人嫌いと言っても生活に支障をきたすレベルではないし.

「町の住民から虐げられている」と訴えるが,そんな描写もほぼない.
せいぜい聞こえよがしに陰口をたたかれる程度.

このあたりの不幸描写が弱いので,カイヤにイマイチ共感できなかったのかも.

レビュー評価は高めなので,まっ,好みの問題でしょう.

そうそう,これも以前アップした『フロッグ』のように,キャラをジョジョ絵にしても馴染む気がする.特に7部あたりの絵柄がぴったり!

Amazon Prime Videoで『フロッグ』を観た~脳内変換すると楽しめるゾ

つーことで,サムネの主演女優さんの表情にビビッ!っと来た人にはオススメです.

『ラストナイト・イン・ソーホー』を観た~途中から別の映画?

2023/8/6 Sun

えっ? そうなん?

続く雨の日曜日.
Zwiftの友,Amazon Prime Videoにて『ラストナイト・イン・ソーホー』という映画を観た.

ラストナイト・イン・ソーホー

これまたサスペンス映画つながりで「おすすめ」にアップ.
前回の『フロッグ』よりはメジャー? 題名は聞いたことがあった.

Amazon Prime Videoで『フロッグ』を観た~脳内変換すると楽しめるゾ

これまた一切前情報なし.
鑑賞後っつーか,途中で「えっ?そっち系!?」と声に出た.

以下,あらすじとネタバレ全開の感想.

原題はまんま『LASTNIGHT in SOHO』

この映画を観るまで「ソーホー」は地名じゃなく,芸術家やIT起業家などが済むエリアを表す一般名詞だと思ってた(ニューヨークのソーホー(South of Houston Street)と区別がついていない).

舞台は現代のロンドン.
ど田舎に祖母と住んでいたエロイーズ(エリー)が,ロンドンのデザイン学校に合格し,上京するところから物語は始まる.

導入部分で既に明かされているが,エリー“あっち系”,つまり霊が見えるらしい.
ただし田舎にいる時は,幼少期に自殺した母親の霊のみを認識していた.

髪型,服装とも野暮ったく,タクシーの運ちゃんの軽口にも過剰に反応.
後にBFになる黒人のジョンにも警戒心露わ.
おまけに寮のルームメイトのジョカスタは,ジョジョの『ストーンオーシャン』に出てきそうな不良&性悪女で,エリーはマウントを取られまくり,徹底して馬鹿にされる.

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

この時のジョカスタの陰口「あの子(エリー),今年中に自殺するわよ」がわりと伏線.

寮生活に嫌気がさしたエリーは,学校の掲示板で「入居者募集」のメモを偶然見つけ,ソーホー地区のアパートに引っ越すことにした.

高齢の女家主は長年この家に住んでおり,屋根裏部屋を若い娘に貸して生計を立てていた.
「禁煙」「男連れ込み禁止」「夜中の洗濯禁止」の条件を提示.
いかにもな雰囲気漂うこの部屋が気に入ったエリーは早速引っ越す.

就寝時.隣のフランス料理店の「赤青白」ネオンの点滅が引鉄になったのか,エリーの霊感能力が覚醒.
気がつくと,エリーは60年代のソーホーにいた.
ただし,タイムスリップではない.
過去に飛んだのはあくまで霊体(意識)だけという設定.

その世界でエリーはやたらに目が大きなブロンド美女(サンディ)に憑依していた(操れない).
鏡には元の自分の姿が映っている(他の人には見えない).

このサンディ,最初はてっきりエリーが超絶メイクで変身した姿かと思っていたが,よく見ると別人.いくらなんでも目の大きさが違いすぎる.

だとすると誰?

芸能界に憧れてロンドンに上京したけど,夢破れて自ら命を絶った母親?
でも年齢が合わないし,写真は残っているのに気づかないのも変.

ネタバレだが,まさか今も生きている人物だったとは...

サンディは当時最先端のダンスホールやクラブなど,当代きっての歓楽街として名を馳せたソーホーを巡る.
日本でいうところの渋谷みたいな? 知らんけど.
やり手のプロモーター,ジャックに目をつけられたところで,エリーは目を覚ます.

元々,60年代の音楽やらファッションに目がないエリー
早速,デザインの授業にてサンディの着ていたピンクのドレスをオマージュ.
講師にベタ褒めされる.

その夜も60年代のソーホーへ.
サンディジャックの手引でクラブ歌手としてデビューできそう.

ますます過去にドはまりしていくエリー
リアル世界でも,アンティーク衣料店でサンディの着ていた高価なビニール製の白コートを買う.

うん?

これってもしかして,純粋な田舎娘の転落話?
まさかの女性版『木綿のハンカチーフ』

サンディの人生とリンクして,借金まみれになって,夜のアルバイトからのお薬,売春というお約束ルート?
あの伝説の胸糞映画『ミスターグッドバーを探して』的展開?(※この映画,配信どころか未だにDVD化されてない)

ミスター・グッドバーを探して [VHS]

だとしたら面白いかも...と,ここまでは思っていました.

ただなぁ,後半からは...

予想通りサンディは,ジャックに良いように利用されて転落していく.
歌手・ダンサーとしても大成せず,結局カラダを売るハメになってしまう.

同時にリアル世界のエリーもどんどん情緒不安定に.
昼間でも,サンディを買った男たちの幻覚が見えるようになり,日常生活がままならなくなっていく.

気分転換にと,ジョンに連れ出されたハロウィンパーティ.
チーム・ジョカスタに変なお薬を飲まされたエリーは,霊感感度マックス.
不安のあまり,ジョンを下宿先に連れ込むが,ベッド上でなんとサンディがジャックに殺される幻覚を視る.
恐怖のあまり,よくわからないまま突き飛ばされるジョン
可哀想なジョンは大家にバレて家を追い出される.

エリーは警察に駆け込み,「昔,サンディという女性が殺された.捜査してほしい」と訴えるが,何のことやらわからない警察はエリーを病気(統合失調症)扱い.

リアル世界ですら,サンディの姿が見えるようになってしまったエリー
図書館にて過去の事件の調べ物中,男たちの幻覚とジョカスタの区別がつかなくなり,刺し殺そうとしてしまう.
さすがに「もう無理.ロンドンにはいられない」と田舎に帰ることを決意.

ジョンと一緒に下宿先に向い,大家に退去する旨を伝えるが...
実はサンディの正体は...はい.もう言わなくてもわかりますね.

後半の,のっぺらぼうの男たちに襲われる様子はほぼゾンビ映画.
たぶんフェミ的には,弱みにつけこんでサンディを弄んだ男たちが諸悪の根源だー! 言うなれば性暴力反対映画だー!...なんだろうけど,監督/脚本家のスタンスがよくわからない.

チーム・ジョカスタエリーをいじめるしな(女の敵は女?).

そもそも真犯人もあの人だし.
それに,殺されて壁に埋め込まれた男たちのエリーへの訴えは「助けて」だったりする.

ラストシーンには,リアル世界でサンディとにっこり笑い合うシーンがある.
なんやろ? 自分を殺そうとした老サンディ過去サンディは別人という認識なのだろうか?

それやったら別人設定の方がよくね?

それにサスペンス映画という割には,主人公が謎を解決するのではなく,全部犯人の告白やしな.
最初からヒントを小出しにするとか,老サンディの不気味さを強調するとか...

要所要所で,姿を全く見せず電話だけの田舎のばーさんが気になって,てっきり「サンディ=ばーさん説」も頭に浮かんだけど,そっちの方が面白くないか?
で,元刑事のリジーが祖父だったとか(ベタか).

ひょっとしたら,ストーリーはどうでもよくて,ロンドンのあの時代を知っている人なら大いに楽しめる『三丁目の夕日』的ノスタルジア映画だったのだろうか?(60年代つながりで)

ALWAYS 三丁目の夕日’64 Blu-ray豪華版

その時代・風俗に疎いKazchariにはどの方向にも吹っ切れていない,中途半端な映画だったという印象.

後はあれやね.
都会で一人暮らしを始めた一人娘が闇落ちしないかと,親をビビらせる映画としては超優秀.
おおっ,そう考えると見事なホラーだ.

雨のせいで予定が...それでも平常運転

2023/8/5 Sat

まっ,そういうもんだ

先週に引き続き,今週末も雨である.
いや,正確には先週は予報が良い方に外れ,ライドに出かけることができた.

Topstoneな腸脛靭帯炎リハビリライド

だがしかし.
昨日,今日とがっつり雨.
北海道も地域によっては避難指示が発令されている.

Kazchariも本来であれば昨夜「BRM805前田サマーナイト200」に出走しているはずだったのだが,雨予報にびびってDNS連絡.

https://randonneurssapporo.net/2023brm805maeda200/より

さすがに21時スタートの完徹+雨中の山岳系ブルベはキツ過ぎる.

普段「晴れ男」と公言しているKazchariだが,何のことはない.
雨の可能性が高いイベントには出てないだけだったりする.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

つーことで,すっかり予定が狂った週末.
だがしかし,膨大なコンテンツがあふれる現代社会である.
ココロとカラダを休めましょう.

まずはZwiftの友,Amazon Prime Videoからホラー映画『エックス』だ.

エックス

先月,大阪に帰省した際,妹に薦められた一品.
我がアラフィフの妹,ヒマにあかせてかなんだが知らんが,いつの間にかKazchari以上の映画マニアになっていた.

で,ざっくりレビュー.
2022年製作とは思えないノスタルジックな設定,展開,カメラワーク,ルック...まぁ,劇中でも「1979(年)」とバカでかく表示するしな.
ちょっと前のタランティーノ風味.

ようするにあれですよ,各種レトロ系ホラー映画のオマージュ,詰め合わせパック.
キャンプ場でハメを外した男女が,保守思想のちょっと〇〇な殺人鬼に〇〇されるプロットまんま.

一時『キャビン』といったホラー映画のお約束をメタ化した作品も生まれたが,結局一周回って”やっぱこれ”的な.そんな感じ.

セックスは命懸け、タフガイは生き残らない……ホラー映画5つの「お約束」

ヒロイン(?)の正体にちょっとだけヒネリがあるけど.
「ナーメテーター」にも「リベンジ」にもなりきれない中途半端さが気になる.

むしろ,その殺戮シーンよりキツかったのが,殺人鬼側二人の〇〇シーン.
いや,差別とか偏見ではなく,あの状況で見せつけられるというのがな...
いろんな意味で監督の趣味全開でした.

午後からは,GWあたりから少しずつ組んでいる「RG Hi-νガンダム」の続き.

これまで何度となく書いているが,ホンマ最近のガンプラはパズルやね.
特に「RG」はジグソーパズル感覚.
素組でこの完成度.
デザインナイフと「神ヤス」で最小限のゲート処理はするけどな.

ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! スペシャルパック スポンジ布ヤスリ 35×20mm 33枚入り 3種類の厚み×11種類の番手 GH-KS-SP

さぁ,いよいよフィンファンネルか...(完成はいつ?)

夕方は家族と入浴施設『花神楽』へ.
「御料乃湯」なき後,頻繁に通うようになった.

『御料乃湯』がなくなる~時代なのか

これもみんな「サ活」のせい.

本ブログでも当初から何度もネタにしてきた頸部と肩のコリ
マッサージやらサポーター,塗布薬,各種機器を紹介してきたが,どいつもこいつも効果イマイチ.

だが,ここ数か月,すっかり調子を取り戻した.
断言しよう.
唯一効果的なのは「サウナ(室内のマッサージ)」「筋トレ」だ.

さて,入浴後はそのまま食事.
ここの施設,唯一残念なのが...まっ,好みの問題.

帰り際,一枚のポスターが目に入った.

なんてこたない広告なのだが,よくよく考えると写真の家族構成が気になる.
家族風呂の使用を想定していると思われるのだが,どう考えても”義理=他人”が混じっているわけで,それでも混浴するのだろうか?
血縁(実の親)でも遠慮したいが,Kazchariがお堅いのだろうか?

帰路,セイコマでアイス購入.
それを食べながら夜の映画鑑賞.

またまたAmazon Prime Videoで見つけたこれ.

場所はいつも旅先だった

20代バックパッカー,30代で滞在,それ以後も年に一度は海外旅行してきた.
そんなKazchariにとっては完全無欠の毒ビデオ...だった.

ごくごく一般人の旅人が,サンフランシスコ,シギリア,マルセイユ,台南,メルボルンの主に早朝や深夜をそぞろ歩き.
演出のないドキュメント風の風景に重ねながらのモノローグ.

無理にキレイに映そうとしたり,逆にリスクのアピールもしない.
そして,何も事件は起きない.

予定を決めない旅の日常そのまま.
路地裏の風景が懐かしくて泣けた.

逆に,一大観光地であるシギリアロックすら影も形もない.ある意味スゴイ.

めちゃめちゃ素人っぽい写真とビデオ(というか動画)だったので,一般人がYouTubeの延長で,アングラ公開でもしたモノかな,と思ってたら,エンドロールでけっこうな人数のスタッフがいて驚いた.

うむ.それだと少し評価が下がるかな.
ナレーションで「一人旅が好きだ」と連呼しててそれかい!と思い,少々冷めてしまった.

50代も半ばを過ぎ,そろそろ「定年」という文字がチラついてきた.
経済的に即引退というわけにはいかないものの,やはり動けるうちに旅はしたい.
国内も悪くないが,やはり海外は濃度が違う.
行きたい場所はまだまだ残してある.

そのためにも健康・体力の維持は絶対条件やな.
雨だからとトレーニングをさぼってはイカン.

iPhone11 Pro  エアコン導入にともない扇風機はこちらに

つーことで「今月のブルベさん」は後2つ,エントリー済み.
遠征ブルベだし,雨のDNSはしたくないなぁ.
カミサマお願い(無信仰).

北海道の夏.エアコンの夏

2023/8/2 Wed

人類の至宝,まさに科学の勝利

Kazchariが旭川に越してきたのは2002年の10月.
家が見つかるまで,2週間ほど某キャンプ場に滞在していたのは良い思い出である.(台風接近に付き,他に利用客もいなかったため,炊事場隣の設営を許可していただいた)

OLYMPUS Z5050 2004年9月撮影

さて,今の家に入居し,通勤をはじめ,クルマ(ジムニー)が納車される頃には季節はすっかり晩秋,すぐに雪のシーズンに突入した,

先住道民からは「雪かき大変だよう」「1階のドアが使えなくなるので2階から出入りするよう」「寒いを越えて痛いよう」「まつげ凍るよう」「家の中も氷点下だよう」「交差点でスピンするよう」などと散々脅された.

実際のところ,そこまで大変な目には会わなかった.

雪かきもレジャーと思えば,それほど苦痛ではない.

スキマ風ひゅうひゅうの大阪の家屋より,断熱完璧,床暖,パネルヒーターで,家の中はむしろ温かい(暑い).しかも,当時の灯油価格はリッター¥55ほどだったと記憶している.

服装も,ユニクロを始め格安ダウンジャケットが普及し,マフラーやあったかインナーなどで着込めばなんとかなるっつーか,外出は短時間で室内は薄着.

凍結路の運転もジムニーの性能のおかげで無事故・無スピン.

さて,そんな初めての冬を無事乗り切り,短い春が過ぎ夏が来た.
この季節は過去のオートバイツーリングで馴染みがある.
熱波と湿気でうだるような暑さだった大阪・京都とは比較にならない爽やかさ.

真夏の夜も,窓を開け,扇風機を上方に向けて室内の空気を循環させれば,問題なく熟睡できた.つまりクーラー不要.

いやはや実に快適.QOL爆上がりである.
望郷の念は完璧に消え去った.

Kazchari家,西へ

さて,それから約20年.状況は一変.
一昨年あたりから怪しかったが,ここ最近の夏の暑さは異常.

家族会議にて「今年こそ(エアコン)買う?」という話がここ数年出ていたものの,7月下旬から8月上旬の1,2週間を我慢すればなんとかなった.
文字通り暑さ寒さも彼岸まで.
いつの間にか涼しくなって「やっぱいらんな」となるのがお約束だった.

それが通じなくなって久しい.
特に今年の夏は...あかん.ヤバすぎる.

布団で寝るのはあきらめ,キャンプ用のコットとマットでしのぐ夜もあった.

iPhone Pro
iPhone Pro

この隙間が涼しさを生む...はずだった.

WAQ 2WAY キャンプ コット 静音 軽量 折りたたみベッド 耐荷重150kg ハイ/ロー切替可能 (オリーブ)

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それでも窓全開で眠れるKazchariの就寝環境はまだマシかも.
ヨメさんと子供二人は別室にて,うだるような暑さの中で寝ている.
まぁ,本人たちからはあまり不満の声はないが...

つーことで,とうとうこの過酷な地球環境に根負け.

先週土曜日,近所の家電量販店にエアコンを買いに行くことにした.
工事必須なのでこればかりは通販というわけにはいかない.

新コロ真っ盛りの昨年だと,品&人手不足でモノはないわ,工事人がいないわで大変だったらしいが.今年は改善.
商品も潤沢に並び工事も早いそうな.

チラシには「複数台購入でさらにお得!」と書かれていたので,ここは奮発してリビング,娘の部屋,Kazchariの部屋と一気に三台の購入を画策.
店員さんを呼んで価格交渉をする.
確かに多少の値引きはあったが,問題なのが追加の工事費用.

元々エアコン対応の家屋ではないため,必要な専用のコンセントがない.
壁にホース用の穴も開いていない.
それらの設置工事に余計な出費がかかる.
ましてや3台分ともなると,シャレにならん額になる.
つーことで,複数購入はあっさりと諦める.

リビング用のエアコンは仕方ないとして,残りの2部屋分をどうするか?

東芝 「工事代金別」 14畳向け 冷暖房インバーターエアコン e angle select 大清快 RAS KE3Xシリーズ RASK401E3XWS

https://www.edion.com/detail.html?p_cd=00074896714より

そこで,ヨメはんが知人の家で見かけて印象が良かったポータブルエアコンの購入を提案してきた.

実物(展示品)をチェックする.
アイリスオーヤマ製だった.

へぇー.意外にコンパクト.
排気ダクトを窓のスキマに出すだけか.
思ったより涼しい.
それに...安い.

工事費もいらず,本日そのまま持って帰れるとのこと.
「こりゃ決まり」っつーことで娘とKazchariの部屋用に2台購入した.

【工事不要】 【除湿機能搭載】 アイリスオーヤマ ポータブル クーラー エアコン 冷風機 7畳 2021年モデル 除湿 換気 内部洗浄機能 IPA-2221G-W

最近ではすっかり習慣化している,ネットでレビューをチェックするようなこともせず.こんな買い物は久しぶりやな.
※ 後でチェックすると割と好評.

その昔,ツール・ド・フランス常勝チームSKYは,そのマージナル・ゲインと呼ばれる“カイゼン”策で勝利を量産.
それはレース戦略に関してだけではなく,むしろ選手のケアに画期的な方法を取り入れたことで有名.

その一つは,今やすっかりメジャーになった固定ローラーを使ってのレース後のクールダウンである.
当初は他のチームから馬鹿にされていたそうな.

その“カイゼン”は選手の泊まるホテルにも及ぶ.
スタッフは選手が来る前に室内を徹底的に除菌.
各選手専用のマットレスと枕を設置.

そしてフランスにはエアコンなしのホテルが多いので,その対策としてポータブルエアコンを人数分用意していたとか...

まさか,自分が購入する日が来るとは...

ちなみに車中泊での使用を試みた人がいるようだが,高価なバッテリー式ならともかく,一般的な小型ポータブル電源の容量だと2時間ほどしか保たないらしい.
さすがに本機を車中泊で使う気はないけど.

ルームエアコンの工事も明明後日に決まり(早い!),全て順調.

支払いを済ませ,1台30kg近いポータブルエアコンをハスラーの後部座席に積み込む.
パッケージには「横積み厳禁」とあったが,短時間の「斜め積み」しかできないので許してつかあさい.

帰宅後,早速組み立て.
娘の部屋の窓はともかく,Kazchari部屋の場合,ベランダの出入り口と兼用なのので,パネルの高さが足りない.
純正オプションもあるが,これがなんと¥2万近くする.
アホらしいので手持ちのスチロールパネルで継ぎ足し.無問題.

iPhone Pro

起動.
うむ.さすがに壁掛けの通常エアコンとは異なり,冷えるまでの時間は少し長いな.仕方がない.

それよりはデカい動作音が...
店舗では気にならならなかったが,日中でこれだと,就寝時はヤバイかも.
耳栓必須! Kazchariは繊細なのだ.

MOLDEX エラストマー 使い捨て耳栓 コード無し お試し8種エコパック ケース付 (Camoplugs Sparkplugs Goin’green Meteors Softies Mellows Pura-fit 各1ペア)

「冷えにくい」とは言っても,エアコンはエアコン.
一度部屋の外に出てから戻ると,やはりその涼しさは感動的!
素晴らしい!(で,冒頭のミサトさんの台詞につながる)

で,各種用事を済ませると就寝時間.
実際に横になる1時間前にエアコンのスイッチon!

入浴後,寝室に入る.
うむ.涼しい.ただし...やはり,むっちゃやかましいわ!

とりあえず室温を25℃にセット.
タイマーなしで朝までつけておく.

ふと,パネルを見ると「おやすみ」と書かれたボタンがある.

「うん? これはもしかして静音モードか?」と期待.
ポチるが,特に音は変わらない.
よくわからんけど寝るか.

愛用の耳栓をセット.
さすがに古来より伝わる最強静音グッズ.
何もかも聞こえなくなった.

幸い明日は日曜日.
目覚ましアラームをセットする必要なし.
おやすみなさい...zzz

...目が覚める.
腕の時計を確認すると,なんと夜中の2時.
身体を覆うねっとりとした寝汗.

暑い.

なんでこんなに暑い?
起き上がって,エアコンの温度設定を確認.
なんと,27℃になっていた.

後ほどマニュアルを読むと「おやすみ」機能とは「就寝数時間後に室温を2℃ほど勝手に上げる機能」だった.大きなお世話や! 二度と使わん.

元の25℃に戻し,再度就寝.
体内時計通り,6時前に目覚める.

トラブルのせいで熟睡とはいかないが,やはりエアコンはええの.

さて,週明けの8月1日.

リビング用エアコンの取付工事が行われた.
予想通りの大工事で3時間ほどかかった.
この灼熱地獄の中,外の作業も床下に潜っての作業も...ご苦労さまである.頭が下がる.

設置後の試運転も何も問題なし.
煉獄を天国に変えてくれる,極々普通のエアコンである.

あまりの暑さのため.高齢者の室内熱中症死が例年になく話題になっている.
いわゆる昭和的価値観で「もったいない」「冷房はカラダに悪い」といった積極的な冷房嫌いはともかく,むしろ問題なのは「自律神経機能低下による暑さへの鈍感さ」だろう.
後者への対策として,室内にいる人の生体データを勝手に検出,問答無用でスイッチ・オンになる仕組みができるのもすぐ...のような気もする.

30年ほど前,アフリカや東南アジアをバックパッカーしてた頃,安宿にはエアコンがないのが普通だった.
当時は「いかに宿代を安く上げるかが勝負」みたいな雰囲気もあって,「エアコン付きは贅沢の極み,絶対泊まらん!」なんて思っていたが,今なら悩むことなくエアコン一択やな.

つーことで致し方なく,ここ北海道(旭川)でも”夢のエアコンライフ”がスタートしたわけだが,ちょうど良いタイミングで次の記事がアップされていた.

本当は間違っていたエアコン節電法7 知識をアップデートして電気代高騰を乗り切ろう

元の文は「NGリスト」なので,印象に残るよう書き直す.

風量は弱,室外機のファンは塞がない,こまめにオフにしない,風向きは水平,帰宅時は一旦換気してからオン,フィルター掃除は2週間ごと,除湿より冷房.

「帰宅時の換気」は盲点やったな.

iPhone Pro

それにしても涼しいわ~ このブログもノートパソコンをリビングに持ち出して書いてますぅ.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

2023/7/22 Sat

山は終わりですよね?

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

さて,本ブルベも残り半分200km.
断面図上は一部気になるデコボコがあるが,基本超ド平坦コースである.
腸脛靭帯炎再発により,右膝に痛みを抱えるKazchariとしてはありがたい.

後半も前半と同様,昨年とは周り方が逆となる.
ただしコースは少し変更されている.

道の駅「おとふけ」を出てしばらくすると,温泉ホテル鳳乃舞が見えてきた.

あー,ここのことか.
昨年のゴール時刻は深夜1時過ぎだった.
さすがにこの時間に開いている温泉施設はない.
その時,スタッフさんから「ホーノマイなら朝6時からやってますよ」と教えてもらった.

「ホーノマイ?」(字面が全く思いつかず)

結局その日は開くまで待たず,徹夜のまま帰路についた(途中で仮眠).

ふむふむ.夜は何時まで開いているのだろう?
残りのペース次第では閉館まで間に合う?

と,まぁゴール後のお楽しみに期待しつつペダルを回す.

十勝川温泉を通過.
これまでのブルベでも何度か通った.
高級っぽい旅館が多い印象.
ついつい「インバウンド向け?」と思ってしまう.

最近こんな記事を読んだ.

日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

そやな.
日本(経済)の凋落を見るようで寂しい話やけど,Kazchari自身も新コロ前はあれだけあった海外旅行熱がすっかり冷めてしまっている.
あまりに費用がかかりすぎるのだ.

結局は収入(娯楽費)をどう分配するのかの問題やけどな.
今は”チャリに乗るのが何より楽しい.

池田町と言えばワイン.
ぶどう畑の隣を通る.

iPhone11 Pro

昨年の「トカプチ400」では深夜走行のこの道.
全く記憶に残ってない.
やがて通過チェックD「ローソン池田利別店」(226.6km地点)到着.

iPhone11 Pro

昨年は確か23時頃着.
空腹と寒さでたまらずカレーヌードルを食べた記憶がある.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

一方,本日は...暑い!(当たり前)
ちょうど太陽がほぼ真上.
日陰が全くない.

通過チェックだが,レシート確認式なので買い物要.
「水」「オレンジシュース」そして「ガリガリ君」をGet!

食べ終わる頃,突然Pikaさんが現れた.

「絶対,日陰の方がいいですよ~」

なんと,ローソンの裏側は陰になっていたらしい.
うむ.気づかなかった.

Kazchariは昨年も出走しているので,この先のコース情報に関して,少し言葉を交わす.

Pikaさん先行.
しばらくしてKazchariも出発.
記憶が確かならば,この後は陽を遮るものが何もない河川敷を淡々と走るはず.
ゆえに水分補給を十分に.

そして要注意なのが,この...

iPhone11 Pro

バンプ!
かろうじて中心だけ抜いてあるのだが,昨年は暗闇の中,いきなりこんな障害物が出てきたのでびびった!
(実際に別の日のブルベで転倒者がいた)

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その2

20km近い,ひたすら長~い河川敷をゾンビ走法.
困ったことに向かい風.全然ペースが上がらん.

苦行が終わり,国道との合流地点でPikaさんが休憩中.

この後しばらくは,交通量がやたらに多く,道の状況も決して良くない.
トレインを組むどころではなく,Pikaさんとしばらく追い抜かれたり,追いついたりを繰り返しつつ距離を稼ぐ.

にしても,この区間の路肩は,その半分が眠気覚ましのバンプ加工がされていて,走りにくいことこの上なし!
チャリのことも考えてほしい...って,もしかしてここは正式な「トカプチ」ルートからは外れている?

で,なんだかんだで,本ブルベ後半の目玉「昆布刈石道」への分岐点に到達!

iPhone11 Pro

Kazchariにとっても思い出深い.
「オホーツク1300」時には向こうから走ってきたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

で,ここを右折すると...

iPhone11 Pro

通過チェックE「昆布刈石分岐」(269.6km地点).

少々凝ったクイズっつーか,現地に行かないと絶対にわからんな.

さて,ここからは風光明媚な昆布刈石海岸を走っていく.
まだまだ明るいし,海がキレイだ.
止まるのがもったいなくて,踏み込んでしまった(膝の痛みは?)

さて,さっきの通過チェックからナウマン国道を通り,大樹町に入るまではコンビニ不毛地帯.
これは先の「オホーツク1300」でも痛感していた.
しかあし,補給可能っつーか自販機だけはかろうじて存在する.

その一つがここ,出口商店だぁ!(どこ?)

iPhone11 Pro

張り紙によると店そのものは2年前に廃業.
自販機だけが機能している.
なんとcoke-onが使える.
「ファンタプレミアレモン」を購入.
うーん,昨年飲みたおした「プレミアオレンジ」が恋しい.

それはともかく休憩後再スタート.

アップダウンを繰り返すナウマン国道を(できるだけ)爆走.

そうなのだ.

この道はクマ出没多発地帯.
つい先日も目撃情報があり,キャンプ場が一時閉鎖された.

出走前のブリーフィングでも注意喚起,および熊鈴のレンタルも提案された.

てなわけでできるだけ日没前に通り抜けたかったこの道.
無事「晩成温泉」(の入り口)着.
ここまで来たら人が住む街はもうすぐ(のハズ).

iPhone11 Pro

相変わらずの向かい風の中,大樹町へ.

PC2「セブンイレブン大樹西本通店」(332.4km)に着いた.

ペダルからピンディングを外し,地面に足をつくと...ぐわぉぉぉ~! 右膝に激痛ゥ!
ヤバイヤバイ.残り70kmかぁ...なんとか耐えれるだろうか?

とりあえず腹も減ったので夕食.

iPhone11 Pro

食料を抱えて店の外に出ると,AJHのFさんが立っていた.
クルマでコースを逆走しつつ,参加者を応援中だそうな.

去り際に「もうちょっとですよ.がんばって~」と言われたが,70kmが”もうちょっと”感覚なのがブルベっぽい.

さてと.
膝の痛みは波紋でやわらげつつ,”もうちょっと”回してみますか.

iPhone11 Pro

※ その4へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

2023/7/22 Sat

冴えるアタマ.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:89%,体感温度:16 ℃,風速:2.4 km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

20時に横になったものの,期待に違わず...寝つき悪し.
8cmのマットですらも自重によって,ちょうど臀部が沈み込む.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それがやや気になってしまった.

そして...想像以上に蒸し暑かった.
寝る直前は割と涼しいかなぁ,と思っていたが...甘かったな.
自分の体温で車内を温めてしまうようだ.
扇風機を用意すべきだったか.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh ミニ USB 携帯

まどろみの中,何度か目が覚める.
最終的にアラームをセットした午前1時にヴァイブレーションが起動.
飛び起きる.

ADESSO(アデッソ) 目覚まし時計 振動 デジタル ブルブルクラッシュ ダブルアラーム バックライト スヌーズ機能付き ホワイト MY-106

もちろん,外は真っ暗である.

iPhone11 Pro

寝起きの頭痛もなく,体調も悪くない.
実は昨日は朝からノドに違和感があった.
のど飴をなめて,回復を図ったのだが変化なし.

「やべぇ,もしやコ...いや,風邪?」

そんな心配を払拭してくれたのは,サウナだった.
やはり帯広のサウナはあなどれん(2回目).

本ブログでも,開設以来たびたび書いてきた頸部や肩のコリの件.
民間のマッサージやら電気器具,胸郭バンドなどの対処方法を紹介してきたが,結局は「サウナ」「筋トレ」に勝る治療法はない,と今は結論.
詳細は後日まとめる予定.

隣の「道の駅」に移動.
ブルベ参加者の指定駐車場に停める.

DOMANEのセッティング開始.
出発前に悩んだサドルのチョイスだが,結局はノーマルのSpecializedのパワーサドルのままで行くことにした.

革サドルはやはり重い.
今回は前半の山岳を考慮して軽量化優先で.

サドルバッグもオルトリープの小型.
少し悩んでモンベルの小型レインジャケットも入れとく.
いざという時の防寒具にもなるしな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

ブルベも長年走っているので,装備が安定してきた.

時は深夜2時.
車中泊の方も多かろう.
朝食のパンをほおばりながら,できるだけ静かに作業する.

周囲にも徐々にランドヌールも集まってきた.

iPhone11 Pro

2時半少し前に受付開始.
今回はPCよりも通過チェックの方が多い.
クイズの答えはネット検索ではわからないものにするそうな.

iPhone11 Pro

ブリーフィング後,午前3時少し前に車検,そして400kmの旅のスタートである.
さすがに昨年のような新聞社の取材はない.そらそうだ.

愛用の「Garmin etrex」の電源を入れ,今日のコースを呼び出す...つもりだったのだが,データ名の設定がおかしかったのか,履歴からなかなか探しだせない.
いろいろ操作しているうちに,Kazchari以外のほとんどの人が出発してしまった.

あせる.

ここまで遅れるのは初かも.
「落ち着け」と最初から操作をやりなおす.
ようやく今日のブルベのコースが表示された.

さぁ,行きますか.

夜明けはまだ.
スタート直後からの夜間走行は新鮮.
ライトが路面を照らす.

道の駅を出て,しばらくは国道を進むことになる.
少し踏んで先行車に追いつき,単独走行を避ける.

300kmを越えるような長距離ライドの場合,重いギアを踏み続けると持病の腸脛靭帯炎が発症するかもしれん.
身体が温まるまで,軽めのギアで速度控えめに走る(逆にこれが失敗の元?).

田舎道に入る.
徐々にペース,つまり自分を”気持ちくしてくれる”速度まで上げる.

暗闇の中,いくつかの小集団を追い抜く.
道の駅「しかおい」を通過する頃,ライトをオフに.
少しガスってきたか.

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トイレに行きたくなった.
ちょうど道の駅「うりまく」に差し掛かる.

「誰か人が立ってるなぁ」と軽く会釈.

あれ? 何か顔に見覚えが...

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なんと,昨年のグラベル・ツアーでお世話になったTさんだった.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いやはや,すんごい偶然.
本当はこの400ブルベにも参加したかったが,所用で断念.
代わりに早朝から参加者に声援を送ることにしたそうな.

そのTさんに見送られて再スタート.
これから峠三昧なのだ.

まずは白樺峠へ.

やはり,ノーマルサドルは軽い.
この長ーい坂も(割と)楽に登れる.
後から思うに,負荷は少ないものの回し過ぎていたかもしれん...

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ダウンヒルすると,そこは然別湖.
こちらから登るのは3年ぶり.

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

そして,ここは通過チェックポイントA(53.2km地点)
クイズに答える.
マンホールの図案,みんな同じやんなぁ?

それにしても冷える.
さすが標高810m.

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さて,お次は幌鹿峠
こちらからの登攀はそれほど斜度がきつくなかったはず.

湖脇の細い周回道路で,見覚えのある赤いクロモリが...
最近ブルベでよくご一緒するPikaCyclingさんだった.

今年のPBPに参加されるとのこと.スゴ.
本日のブルベ,この後もPikaさんとは,要所要所でご一緒することになる.

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朝焼けに照らされた「幌鹿峠」看板が新鮮.

さて,ここからはご褒美のダウンヒル.
相変わらずおっかなびっくりで遅いけどな.

糠平温泉まで下りると三国峠へ向かう国道につながる.
この時点で後続のランドヌール3人ほどに追いつかれる(T。T)

しばらく先行するが,なんとなく右膝外側に違和感が...
ま,まさかヤツが...ヤツが戻ってきたのか!
そう,腸脛靭帯炎がまさかの再発!?

こいつには昨年の「トカプチ」でも非常に苦しめられた.
痛みがピークに達した時,残り距離は150km.
いやぁ,絶望のデス・ライドやったな.
ただし,この時は走り出してしばらくすると痛みがマシになった.
それでなんとか乗り越えた.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

しかあし,今回はまだ80kmほど.
総走行距離の1/4もこなしていない.
初の「DNF」の文字が頭をよぎる.

いや,ここで諦めるのはもったいないっつーか,ここでリタイヤしてもどうしようもない.
ここは本業のリハ専門職の知識を使って応急処置を行うこととする.

とりあえず防災センターにピットイン.

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消炎鎮痛剤を塗布した後,「オホーツク1300」で効果実証済みのテーピングを実施.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

まぁ,あの時は痛みが出る前に処置したけどな.
今回も念のために予防しとけばよかった.
前回の「きのこの山300」では全く問題なかったので完全に油断してたなぁ.

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さぁ,これで走り出せば痛みが消える...はず.
あれ? あんまり変わらん! なぜだぁ~!

それでも,なんとかペダルを回せたので,三国峠を目指して進む進む.

「なぜやめない?」

心の中のKazchariがささやく.

「痛みは電気信号に過ぎない」「全てはトレーニング」

と,もう一人のKazchariもささやく.

勾配が徐々に上がる.
もはやタイムアタックなんぞを考える余裕はない.

ギアは軽すぎても重すぎてもダメ.
ダンシングすると痛みが強くなるので,基本シッティング.
するとケツが痛くなる.

対向車線をトップランドヌールが3人ほど,高速で下っていく.速っ.

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それでもペダルを回せば進む.
例の橋に到着.
まだ記念写真を撮る余裕はあったようだ(ブロガーの宿命).

で,ついに通過チェックB(107.1km地点)「三国峠」着.
よくやったKazchari.

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AJHのHさんのお出迎え.
クイズの答えをチェックする.

この後も,昨年味わった地獄の「幌鹿峠ー糠平スタート」登坂はない.
さほど暑くなる前に,今回のブルベのピークを越えることができた.
この安堵感よ.
右膝の痛みはあるが,完走できそうな気がしてきた.

さぁ,下りますか.

⇒(その2)へ続く.

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https://ridewithgps.com/routes/41437800より

Kazchari家,西へ

2023/7/15 Sat – 18 Tue

帰郷.

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身内の突然の不幸により,大阪に行くことになった.
6年ぶりの帰郷である.

先行したヨメさんを除き,子供と3人(大人2+子供1)でJALを利用.
旭川-羽田-伊丹の往復で,なんと25万円.
さすがの正規運賃.

思えば飛行機を利用するのも4年ぶり.
チェックインを始め,色々な手続きが無人化されていたのが新鮮.

機内にてKindle本を読んでいるとあっという間に羽田着.
フードコートにてコスパの悪いインスタントなカツカレーを食べ,伊丹行きに搭乗.
さらにあっという間に到着.
出口にて,クルマによる送迎を頼んでいた大阪在住の妹と合流する.

建物から駐車場まで少し歩いたのだが...なんじゃぁ! この暑さは!

確実に35℃は越えてそう.
これほどの暑さを体感したのは,カイロもしくは,メキシコの内陸部(チアパス州)以来か.

湿気もすさまじく,少し歩いただけで汗だくとなる.
いくら温暖化が進んでいるとはいえ,大阪って昔からこんなんだっけ?
北の大地に住むようになって幾年月.体質が変わってしまったのかもしれない.

通夜-葬儀の2日間は滞りなく終了.
故人に哀悼の意を表するとともに,近いうちに自分も“おくられる立場”になることをあらためて意識.

「いつかやりたいこと」の「いつか」は永遠にやってこない.
すぐ取り掛かること.

滞在中も日中に町中を歩く機会があったが,文字通り命の危険を感じる暑さ.

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当然ながら旭川に比べ,人もクルマも建物も異常に多い.

3階建ての家がテトリスのごとく,スキマなく詰め込まれている.
結果,風通しがめちゃめちゃ悪い.
さらにエアコンの室外機からの熱風によって,狭い道がさらに温められている.

どう見ても一方通行にすべき道をクルマが(一応)譲り合いながら,スレスレの間隔で走り回っている.
そのわずかなスキマを縫ってスクーターが蛇行(誇大な表現).

さらには左右前後からのチャリ・アタックも.
車道に下りたり歩道に上がったりで自由自在.ルールもマナーも有って無きがごとし.

ザ・カオス.
娘と二人「我々はいつの間にか異世界に転生したのかもしれぬ」と互いに頷く.

せっかくのオートバイ趣味もチャリ趣味もここでは宝の持ち腐れ.
よくもまぁ,30年以上も住んでたなぁ.

唯一の美点?
あー,なんか自販機のジュースが安いっすね.
¥80とか¥100のがやたらにある.
これだけ暑いと薄利多売でも儲かるんやろなぁ.

つーことで,久々の帰省だったが,ふるさとを懐かしむ気持ち,ましてや戻りたいという気持ちは全くわかなかった.

室生犀星の詩に,

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

がある(小景異情-その二).

このフレーズは非常に有名.

単純に解釈すると「望郷の詩」だろう.
だが,この詩には続きがある.

「よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

異土(東京/都会)で乞食になったとしても,ふるさと(金沢)は帰るところではないと決めているとのこと.
ようするに,ダイレクトに「金沢嫌い!」なのだ.
犀星さん,金沢に良い思い出がないそうな.

ふるさとは遠きにありて思ふもの…室生犀星「小景異情」

ふむふむ.
Kazchariの場合,室生犀星とは逆に,故郷の方が都会となる.
それに,別に大阪で何かやらかして放逐されてしまったわけではない.
ゆえに嫌いでもない.

ちなみに静岡の沼津に約3年,ジャマイカ(の田舎)にも2年ほど住んだが,二度と戻りたいと思わない.

そやけど,北海道(旭川)は別.
この超快適ライフを満喫してしまうと...
明らかに生活の質が上がったしぃ.
春夏秋冬,全てが楽しく,そして美しい.

18日,15時頃,旭川空港に(無事)帰還.

出発時の大阪の気温は35℃
旭川空港前の電光掲示板の気温は...23℃

ここはパライソ
親子3人で万歳三唱した.

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上の写真は,帰りのモノレールの車窓から.
陸上部に所属していた高校時代.この塔を見ながらひたすら走っていた.
遠きにありて思ふだけにしよう.

夏はチャリイベントが目白押し!

2023/7/14 Fri

今年の夏もチャリ活が忙しい

チャリを趣味にして以来,週末が待ち遠しくて仕方がない.
逆に荒天だとこの世の終わりぐらい落ち込んでしまう.
ジャンキーか.

さて,いよいよ本格的な夏がやってきた北海道.
その週末に有給をちょい足しして,遠征に出かけませう.

残念ながら,のっぴきならない事情により,明日からの3連休はライドできなくなってしまったが,その翌週からはイベント目白押し.

昨日のうちに,エントリーや参加連絡を済ませた.

まずはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)

本日,公式より出走ガイド,キューシート,受付確認が発表された.
参加者はなんと50名.
昨年より多いのでは?

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

もちろん出走ガイドも読み込む.
昨年も苦労というか,迷ってしまったのが道の駅「おとふけ」への出入り.
北方面からの帰り(PC1)時は要注意.

昨年との最大の違いは出発時間.
初の3時スタートである.
現状,かねてからの計画通り,近くの温泉施設にて昼寝して体力温存するつもり.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

もしくは,夕方には温泉を出て,道の駅で寝る?
どっちが寝やすいのだろうか?

昨年もこの時期に道の駅「しかおい」で車中泊したが,暑くて眠れなかったという苦い経験が...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いや,暑さだけではなかったな.
ハスラーの車中泊用シートアレンジも大失敗.
助手席と後席の間の段差がひどかった.

今回はネット情報を駆使.
本気で車中泊の快適化に取り組む.

まず導入したのがこれ.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh

こいつが不要なぐらい涼しいと良いのだが.

シートも助手席のバックレストを後ろに倒す方法にし,さらにこいつを購入.

この上にエアマットで完璧...のはず.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm

チャリはやはり最強ブルベマシン,DOMANEを選択(※個人の意見です).

問題はサドル.
昨年までは,300km以上のブルベでは革サドルを使っていた.
もちろんケツ痛対策である.

Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル

先月の『きのこの山300』は山岳キツ目だったこともあり,通常サドル(Specialized POWERサドル)で出走.ケツ問題生じず.
軽量化によるクライムへの貢献度,疲労度の軽減に役立ったと思われる.

BRM610きのこの山300km(その0)

昨年の『トカプチ400』は革サドルで出走.
確かにゴールまでケツは快適だったが,重量増による登りのキツさと膝への負担のせいか,250kmあたりから腸脛靭帯炎を発症してしまった.
手持ちの抗炎症剤を塗布するものの,休憩後の漕ぎ出し時は,声が出るほどの痛み.
DNFが頭をよぎった(なんとか完走).

その反省を踏まえ,続く『オホーツク1300』でも,革サドルを使ったものの,痛みが出る前にテーピング.
結果,腸脛靭帯炎は発症しなかった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

以上を踏まえると,少なくとも前半200kmの山岳(幌鹿-三国峠)パートでは通常サドル.
ここで問題が生じた場合は,PC1こと道の駅「おとふけ」にてサドルチェンジ,という作戦でどうだろう.面倒くさいので何もしなさそうやけど.

うん? 雨が降ったら? もちろんDNS.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

その翌週は旭川にあるサイクルショップ,吉田輪業さんの「吉田会サイクリング」に初参加の予定.
Kazchariにしてはめずらしくグループライド...いや最近はそうでもないか.
途中で平坦or山コースに分かれるとのこと.もちろん後者!
走行後の焼肉パーティ.これにひかれた.
さて,どのチャリで行くかな(吉輪で買ったファットちゃうん?)

さらにさらに,その翌週は初の夜間ブルベ2023BRM805前田サマーナイト200にもエントリー.

こちらのブルベも当日朝に家を出て,いつもの定宿『万葉の湯 ふとみ銘泉』にてサ活
リラックスルームにて仮眠して,21時の出走に備えるという計画.

現在,蟠渓温泉の花火大会とかぶるらしくルート見直し中らしい.
花火をバックに映える写真が...撮れる?

翌日曜日のニセコHANAZONOヒルクライムも考えたんやけどな.
「55歳以上」というカテゴリーがあるので,入賞の可能性があったしぃ(甘い)
ただねぇ...エントリーフィーが¥7,000
時間も短いし.コスパがねぇ...
最近ブルベばっかり走っているKazchariにはハードルが高い.

と言いつつ,9/23-24のPANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023にはしっかりエントリー.

もちろん走るのは「EXTRA LONG COURSE」(120~130km,グラベル率55%以上,獲得標高2500m)である.
早期申込割引で¥14,949.
高いが安い!(たぶん)

もちろんチャリはCannondale Topstone!

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

ここを走るために買ったようなモノ.
現状,もちろん”ぼっち”エントリー.

パンクトラブルが心配だが,やはりチューブレスにした方がええんかなぁ...まだ考える時間はある.

もう1つの懸念事項は宿.
もはや日本の中の外国ーニセコ.
ホテル代が高い.
つーことでキャンプもしくは車中泊を考えている.
ヒ素が含まれているという蘭越の水柱被害も気になるけどな.

開催日が前後するが『ニセコグラベル』の前にはブルベ3本に出走予定.
うち2本はエントリー済.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠/2023

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖/2023

後者は『オホーツク1300』と一部コースがかぶるが,前者の『知床300』,つまり知床峠をチャリで登るのは初.
言うなれば500ブルベ.
楽しみである...そやけどクマ,出―へんやろな.

この2本のブルベはAJ-H名物「パラダイスウィーク」に組み込まれている.

ゆえにお祭り的な側面もあって,11日には集合地点である「北見自然休養村センター」にて焼肉パーティ,12日は名物のゴール後「おつカレー」,13日にも交流会が開かれる.
中2本しか出ないKazchariも11日の焼肉パーティにちゃっかり参加.

そう,ありがたいことに,北見自然休養村センターは宿泊もでき,予約済みなのだ.この時期の宿は混む&高いので助かる.

そして9月にはBRM902北海道200km釧路が開催される.
こいつには有給チョイ足しして,ブルベ外で道東を少し走ってみたいな.

以上,チャリ三昧(予定)の夏でした.
油断するとGWの二の舞に...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

道内のみなさまも,道外のみなさまも,ご安全にいい旅を.