エゾシカ対策に「鹿よけ笛」を検討してみる

2022/10/28 Fri

シャレにならない.

先日,北海道標茶町にてとんでもない事故があった.

事故直後の映像には横たわる1頭のシカが…シカがきっかけか 3人が死傷する事故 北海道・標茶町

いや,「とんでもない」というのは語弊.
今回は3人死傷という大惨事ゆえに取り上げられただけであって,あの道路(国道)でクルマと鹿が遭遇(衝突)するなんて日常茶飯事ではないだろうか.

旭川や,その他の地域とくらべても,もともと道東は鹿の数が多いそうだ.

北海道のシカ分布に異変? シカとの事故を防ぐために気をつけたいこと

先日,Kazchariと息子も,まさに事故が起きた国道で鹿に遭遇.
カーブを曲がった直後にそいつがいた.

地元のクルマのペースには全く追いつかず,低速走行だったため,なんとかやり過ごしたが,場合によっては衝突不可避だった.

息子と秋のキャンプ旅~カヌー体験(その1)

他にも林道ツーリング中に並走したこともあった.

事故の記事に対するヤフコメには「ハンドルを切る方向が間違っている」とか「スピード出しすぎ」といった適当なコメントも多いが,実体験あるのだろうか?
エゾシカのサイズを奈良公園のヤツラと同じと思ってないか?

と,まぁ,ここで意見を言っても仕方がない.
今後も道内あちこちキャンプに出かけることもあろうし,ここはクルマとオートバイに鹿対策をほどこそう.

ハスラーにカンガルーバー...ではなくて,ここはお手軽に「鹿よけ笛」だな.
これまで全く意識していなかった商品だが,多くの種類が販売されている.
こちらが気づかないだけで,付けているクルマも多いのだろうか?

つーことで早速Google先生に色々聞いてみる.
個人ブログやショップではなく,ここはやはり(まだ)信頼できるNHK.

【シラベルカ】車やバイクに取り付ける“鹿よけ笛”の効果は?

ここ数年,4000件/年の衝突事故が起きていることにも驚いたが,なんと言っても「鹿よけ笛の効果は実証されず」との調査報告が衝撃的.

警戒音(可聴音)で,群れのある程度を分散させることは可能だが,市販の「鹿よけ笛」で,適切な警戒音を鳴らすことは極めて困難との結果だった.
結論として...「安全に走れ」とのこと.うーむ.

一応,他のサイトも見たが「最近は事故っていない」とか「大きな事故は減った」などと書かれている.

ようするに現段階では「鹿よけ笛」は“お守り”レベル?

まぁ,コスパも良いし,次のAmazonセールで試しに買ってみるか(無駄遣い?)

こちらの評判が良そうだ.

BELL deer warning ディアワーニング [並行輸入品]

それにしてもレビューが難しいアイテムだ.

効果があるのか実証できないし,なかったとしたらその時はクルマがベコベコになっているかもしれん.

えっ? ロードバイクに?
確かに夜間走行中,ライトが照らす藪の中に無数の目が光っていることはよくある.

しかし「鹿よけ笛」はそれこそ時速45km以上出さないと,鳴らないらしい.
Kazchariの脚では,下りしか効果がない.

息子と秋のキャンプ旅~カヌー体験(その1)

2022/10/8 Sat

ホテルはリバーサイド.

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Kazcahri家恒例の親子キャンプ.
GW以来,久々の息子との二人旅である.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

幼少期にできるだけアウトドア経験をさせるのが”最高の教育”と考えている.
で,今回は釧路川カヌーツアーを選択.
理由は「なんとなく」だ.

かく言うKazchariの幼少期はどうだったのか?

うちの親父は釣り好きだった(存命してます).
とは言え,海や川にはめったに出かけず,もっぱら近所の釣り堀派.

休みの日にはKazchariもついていった.
しかし,釣りには全く興味が持てず(退屈だ),すぐに飽きて付近の野山を走り回り,虫採りばかりしていた記憶がある.

他にも野球,スキー,麻雀なども,親父に”教えられよう”としたが,どれもこれも面白くなかった.

どうやら親が勝手に提供した経験が,子供に根付くことはまれかもしれん.
まぁええけど.
そう,釧路川カヌー,一番やりたかったのはKazchari自身だったりする.

もちろん現地飛び込みではなく,事前にサイトで予約.

リバーガイドカンパニーNanook

ふむふむ.

1日ツアーと半日ツアーがあるのね.
どうせなら1日で.
季節的に釧路湿原がベストか.
大人1名,子供1名で10/10で予約っと...おぉっ結構なお値段やな(¥23,000)

もちろん,息子にも今回の旅のテーマは伝えておく.
楽しみだそうな.

しかあし,参加日近くになっても天気予報が全く好転しない.
アプリによっては「暴風雨100%」マーク.
雨天決行だが,強風時は中止になるのがカヌー.

こりゃあかんと,ツアー会社にメール.
10日をキャンセルし,予約満員となっていた9日のツアーに変更可能か,ダメ元で聞いてみた.

すると「アレキナイ川の半日ツアーならOK」という返事.
他のツアーだと練習時間が取れないため(?),自分で操舵できないらしい(つまりヴェニスのゴンドラ状態)

息子のアウトドア経験率を考えるなら「アレキナイ」で決まりでしょう.
料金も¥11,500と,少しリーズナブル.

とまぁ,こんな感じで紆余曲折.
結局,カヌー発着地である「塘路湖元村キャンプ場」をベースとして3泊することにした.

10/8の土曜日.
朝からバタバタとキャンプの用意.
北海道はほぼ晩秋.
ダウンジャケットなど,平時より少し季節を先取りした装備を準備.

全てをハスラーに積み込み,10時に出発.
自宅からキャンプ地までは約290km.
えー300kmブルベと考えると...14時間くらいあれば(止めなさい).

天気は小雨.
そう,この連休もまともに晴れるのは明日の9日だけなのだ.
イベント参加時の晴れ率が異常な,自称「天気の神に愛されているKazchari」でもさすがに通じなかった.まぁチャリのイベントとちゃうしぃ.

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念のため三国峠を避け,紋別自動車道を通って,遠軽経由で向かうコース.
美幌峠を少し下ったパーキングにてアホ写真.
道路のひび割れで思いついたそうな.

屈斜路湖を左手に弟子屈まで一気に南下.
うわ,むっちゃ懐かしいセイコマあるわ.
「1300」の時に休憩した.
あの時は16時時点で釧路まで70kmを残していた.よう走ったなぁ...

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

やはりクルマは余裕.
(温泉施設のない)道の駅「摩周温泉」にて足湯につかることもできる.
ここはビン,缶,ペットボトル用のゴミ箱が設置してある,北海道では珍しい道の駅である.

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雨もやみ,快調に走る.
4時過ぎ.目的地である「塘路湖元村キャンプ場」着.

立派なトイレ(もちろん水洗)に料金やら注意事項が貼ってある.
おっ,受け付けは別の場所か.

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大人1名,子供1名3泊で¥1,800.
最近たまにあるタープ別料金...ではなかった.
連泊なのだ.フルに張らせてもらおう.

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駐車場に近く,炊事場・トイレからは少し離れ,そして他のキャンパーからはかなり距離をとり,テーブルが使え,雨対策で高台を...キャンプ地とする!

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目を離している合間に,いちびってテーブルに乗って騒いでいたので,むっちゃ怒りました.

テントにクルマが横付けできない時はこいつが便利.

WAQ キャリーワゴン【 大型タイヤ 】

さて,テントも張ったし次は食事と買い出しやな.
本日は3グループしかおらず,静かで良いキャンプ場だが,周辺に入浴施設はおろかコンビニの類は皆無.
10kmほど来た道を戻り,標茶町に行かなければならない.

クルマで向かう.
Aコープに着く頃にはすっかり暗くなった.

しかあし,さすが”オレたちの”Aコープ.
夕方以降,どんどん見切ってくれる.
今回もほとんどの食材を割引価格で買うことができた.

こことキャンプ場の間にある天然温泉『味幸園』にて入浴.

ツルツルの源泉と人の温もりに心惹かれて〈標茶温泉味幸園〉

いやホンマ,この記事にある通り,久々に”ホンモノの”温泉に入った気分.
保温性が半端ない.
サウナはないものの十分満足.
常連客なのか,次から次へと客がやってきて大賑わい.

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ちなみに入浴後の水分補給は,「激うまプレミアムオレンジ」に変わって発売となった「謎ファンタ」
かつてジャマイカで飲んだペプシブルーを思い起こさせるが別物.
それと同じブルーハワイ味ではない.
クイズによると,3種類のフルーツフレーバーを混ぜた味らしいが,さっぱりわからん.

人生炭酸飲料初体験の息子もチャレンジ.
スマホから適当に答えを入力するが,わかるかー!

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キャンプ地に戻り食事の支度.
調理時は上から吊るせるこの組み合わせが便利.

OLIGHT(オーライト) Swivel作業灯

この作業灯は照射角度が自由自在.
置いて良し,吊るして良し.

Naturehike ランタンスタンド

やはり夜は寒い.
ダウンジャケット,コートを着る.
カイロまではいらんか.

Kazchariは「焚き火しない派」なので,家でも使っているカセットコンロをそのまま持参.

カセットフー タフまる ブラック CB-ODX-1-BK

最近,グリーンのカラバリや小型モデルの「Jr」が販売されている.
うん,これらもいいね.

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手元が見えないけど,息子が作っているのはカップ麺.
「どうしても食べたい」というので購入.
普段は絶対禁止にしているが,まぁ,たまにはっつーかキャンプの夜ぐらいええやろと解禁 ⇒ 激ウマだったらしい.

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Kazcahriは海鮮丼(20%オフ).
せっかく釧路近くまで来たのだ.
この旅の間に「和商市場」にはぜひ行ってみたい(何年ぶり?).

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今回の新兵器,巨大ホットサンドプレート.
記念すべき第一回作品は...ザンギを温めただけでした.

和平フレイズ “よくばりサイズ&ワイドになった ホットサンドパン

それでも,その味は数倍アップ.
あっ,マヨネーズかタルタル忘れた.

大丈夫.これがある.

中村食肉 マキシマムスパイス 2本セット

やはり外で食うメシは美味い.

さぁ,腹が満たされたところで,明日に備えて寝るぞ,息子よ.

(その2へ)

献血とモンベルとベース

2022/9/7 Wed

おだやかな午後.

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半年に1度くらいのペースで,職場に献血バスがやってくる.
海外旅行からの帰国直後とか,体調不良で薬を飲んだ,歯科受診したといった事情がない限り,できるだけ協力している.

Kazchari初の献血は確か20歳だったと思う.
(残念ながら献血Webサービスラブラッドでは2014年以前の記録は参照できなかった)

泣く子も黙る,大阪の門真免許場での二輪限定解除試験.
幸いにして6回目で合格.
その喜びのあまり,目に止まった施設内の献血センターに飛び込んだ.

その後,沼津に引っ越した後も時々献血していたのだが,当時は週末になると献血センターから「そろそろ献血どうですか?」という電話があったように記憶している.
交通事故が増えるからだろうか?
献血カードを持っていると優先的に輸血してもらえるとかいうデマ(?)もあったな.

旭川に移住してからは,より環境が整ったこともあり,献血頻度も増えた.

結果,今回で39回目となる.
そのほとんどは400ml献血.

※ ちなみに理論上,生涯最大献血回数は1260回らしい.

横浜に700回以上献血している人がいるって本当?

大量のジュースやらカップ麺がもらえるから...とかはさておき,喜んで協力したいのだが,その手続きに面倒くさいことがある.

それは「シャーガス病」のチェック.

エステざんまい~顔と頭と血と体

上記の過去記事にもある通り,中南米出身もしくは渡航歴(4週間以上滞在)があると,該当国にどの程度滞在したのかを事細かく申告する必要があるのだ.
ちなみにKazchariの場合,アルゼンチン,チリ,ブラジル,ベリーズ,パナマ,パラグアイ,グアテマラ,コスタリカ,メキシコに滞在経験あり.トータルすると4週間は...越えますな.

いずれも20年近く前の旅だし(メキシコを除く),もちろん今も昔も発症していない.
そして,その後も定期的に献血しているため,どうして毎回申告する必要があるのか謎なのだが,「規則ですから」とラチがあかん.

まぁ,スタッフの立場からは,“特殊事例”の手続きシミュレーションになるかもしれんけどな.

あらためて日本赤十字のページを読むと,どうやらKazchariの血はそのままではなく,「血漿分画製剤および輸血用血液製剤の原料血液として使用」されるとある(意味不明).
まぁ,採るだけ採って,“汚れた血”として捨てられないだけ良いか.

シャーガス病に対する安全対策の変更について

はい.つーことで400ml程度抜かれたぐらいでは,いつも通り体調に問題なし.
オイル交換になってちょうどよい.

そうそう,今回で「献血ポイント」とやらがたまったらしく,
選択式の景品がもらえた.
ビミョーなアイテムばかりだったが,手持ちのモノと比較するため「救急セット」にしてみた.

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これに関しては後日レビュー予定(なぜ?)

午後からは先日の休日出勤の振休(ややこしい).

天気は良いが,献血直後の炎天下チャリ練はさすがにマズイと冷静に判断.

つーことで,帰宅後はクルマにて「モンベルひがしかわ店」へ向かう.

目的は...「GORE-TEXオールラウンドソックス」のサイズ確認と購入である.

「オホーツク1300」へのチャレンジにあたり,大いに参考にさせていただいた,ブルベな知人,Oさんの記事に出てくるアイテムである.

GORE-TEX オールラウンド ソックス

足元の防水では,シューズの上から履くシューズカバータイプが一般的なのだが,こいつは靴下の上に履き,そのままシューズに足を通す.
靴は濡れても靴下,そして足そのものを濡らさないためのアイテムである.

伝統的な緊急代用品としてコンビニ袋があるが,さすがにな.

Kazchariはチャリにせよ,オートバイせよ,これまでは従来型のシューズカバーを使ってきたが,どれもこれも防水機能はダメダメ.
雨中,長時間ライドすると,必ず靴下と足がびしゃびしゃになる.
そもそもクリート用のシューズって,底に風を通す穴が開いているし.

何よりシューズカバーはものすごく破れやすいのだ(特につま先).
金がもったいない.

つーことで,新たなアイテムを試すことにした.

で,「モンベルひがしかわ店」着.
土日はごった返す店内だが,さすがに平日は空いている.

店員さんに商品の場所を確認.
「XS」と「M」の在庫があった.

Kazchariには,表示上「M(24.5~26cm)」が適合.
だが,足関係は数字だけで決めてはいかん.
店員さんに許可をもらい試着する.

うーん.ちょっと大きいかな?
「S」があれば試したいところだが,在庫なし.
取り寄せ,もしくは南富良野店まで行く根性はないので悩む.
「ま,Mでいいか...」と決断.
改めて値札を見ると...

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う,うーみゅ,この値段かぁ...GORE-TEXとは言え,強気だなモンベル.
価格相応の実力を見せへんかったら訴えてやる!(嘘です)

店員さんから「最近はこういう商品を使う方が多いんですか?」という質問.

Kazchari「いえ,たぶん自転車で長距離走る人だけやと思います」

店員さん「そうですか.先日も同じ商品を買われた方がいたので...」

誰だ? もしかしてOさんの記事を読んだ人とか?

悩んだ末,結局カード砲発射.
オートバイでも使えそうだし,まぁいいしょ.

次はハスラーの1年点検で,そのままディーラーへ向かう.

点検もそうだが,今日はもうひとつ目的がある.
巷で話題の「スペーシア・ベース」の実車チェックである.

しっかり置いてあった.
貨物扱いで4ナンバー(税金↓,保険↑).

後部座席が完全に飾りで,実質二人乗り.
いや,むしろ一人乗り+荷物と割り切ってアウトドグッズ満載で,車中泊もしくはソロキャンするのが正しい楽しみ方なクルマ.
チャリはもとより,モンキーも運べる.
機能的には最高である.
安いし.

しかあし,残念ながら,ガワはスペーシアまんまのオラオラフェイス.
パーフェクトに好みじゃない.
惜しい.
せめて「スペーシア・ギア」の丸目フェイスやったらなぁ...

嘘か真か,販売筋からは「なぜスペーシア顔?」という疑問の声が本社に多数よせられたそうだが,結局オラオラ顔で行くことになったらしい(真偽不明).
「部品が余ってた?」と勘ぐられても仕方がない.
売れるんかなぁ...

点検に思ったよりも時間がかかり,フリー・ドリンクを3杯ほど飲んでしまった.
その間,読書.

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いわゆる通常の海外旅行に行きにくくなって久しい.
代理店同様,ガイド本出版社にも死活問題だろう.

老舗の『歩き方』シリーズのGakken(以前はダイヤモンド社だったような...)は,昨年あたりから,様々な企画モノを出版している.
中身は...ともかく,すんげー情報量.
まるで図鑑.

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『地球の歩き方 ヨーロッパ』なみの分厚さだ.
読み応え十分,つーか老眼にはキツイぞ.

それにしても,今後,Kazchariが生きている間に判明する世界の謎はあるのだろうか?
いやいや,その前に「ナスカの地上絵」とか「マチュピチュ」,それに「ギアナ高地」は生で見たいものだ(南米偏重)

昨今の円高により,海外旅行マニアのため息しか聞こえない状況ではある.
とりあえず,安く行ける時に行っててよかったなぁ...とつくづく思う.

パンク修理キットなどの消耗品交換で¥4,000ほどのお支払い.
これもまた仕方がない出費...なのか?

帰宅する.

早速「GORE-TEXオールラウンドソックス」の試し履き.
靴下は,もうこれでいいんじゃね?ソックスこと「RXL」.
シューズはSPD.

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うん.
多少かかとが余るがこんなもんじゃろ.

今年は後2回,ブルベ参戦予定.
どちらかで出番があるかも?(使いたくはないが)

おおっ,モンキー・ツーリングも忘れていた.
持参すべし.

チャリには乗らなかったけど,なかなかまったりとした濃い午後だった.

♪ジェットストリ~ム(意味なし)

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

2022/7/30 Sat

鹿追最強伝説.

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(前回のあらすじ)

鹿追でのイベント参加のため,昼過ぎに旭川を出発.
くったり温泉のサウナにて,人生初の「ととのう」を体験.
道の駅「しかおい」をキャンプ地とし,夕食を済ませたKazchari.
明日のライドに備え,すこやかな眠りにつく...はずだった.

ファットなしかおい夕食散策ライド

深夜2時頃,腰回りの違和感で間が覚める.
それにじっとりと汗もかいている.

我がハスラーは2014年に購入した初期型.
アウトドア志向のクルマであることを宣伝しつつも,完全フラットシートにならないことに関しては当時から突っ込まれていた.

前席(助手席)を前後どちらに倒しても,後席の間にどうしても隙間もしくは段差ができてしまうのだ.

スズキ ハスラーで車中泊|フルフラット時の段差やマットなどグッズ紹介

ゆえに厚めのエアマットがなければ就寝困難.
その解決策として,これまでの車中泊では,シート幅に収まる小型のコットを使っていた.

ロゴス(LOGOS) ベッド コンパクトキャンプベッド -N グリーン 小さく収納 キャリーバッグ付き

今回はWAQの8cm厚のエアマットを初導入.コット不要と思われた.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット

こいつを少々過信しすぎたようだ.
時間とともに少しずつエアが抜け,前後シートの段差にケツがすっぽりと落ち込み,シートの凸凹を感じるようになってしまった.

甘かったなぁ.
念のため,コットも持参していたが,真夜中にセッテイングするのも面倒なのでマットに空気を再充填.朝までごまかす作戦とした.

ついでにトイレへ.
知らないうちにクルマの数が増えていた.

中にはエンジンかけっぱなしのクルマが数台.
たぶんエアコンを使っていると思われる.
冷凍モノを運ぶお仕事トラックはともかく,個人では遠慮して欲しいものだ.
夜間響くねんなぁアイドリング音.

外は涼しかったが,車内は体温のせいもあり暑い.
サーキュレーターを忘れたことを死ぬほど後悔.

結局なかなか寝付けず,車外に折りたたみチェアを出して,1時間ほどうたた寝.
その勢い(?)のまま車内に乗り込み,一気に二度寝へ...5時のアラームで目覚める.

♪チャラララ ラッチャッチャッチャ~

全然楽しめなかった...

iphone11 Pro

食器はないと言いつつも,SOTOストーブおよびコーヒー豆,ミル,ポット,やかん,マグカップは持参.

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ 【シルバー/Amazon.co.jp 限定 モノトーン】ST-310

HAOCOO コーヒーミル 手動 小型 セラミックカッター ステンレス スリム 手挽き コーヒーミル ブラシ付き アウトドア用

やはり朝は引き立てに限る.

iPhone11 Pro  100均の風よけ,どうやってブルービニール剥がすんやろ...

うん? 何か忘れている...うわっフィルターホルダー忘れた!
いや,指でつまみながらお湯を少しずつ入れれば問題ない(落ち着かん).

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昨夜のうち,セイコマで買った惣菜パンとバナナを食べる.

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集合場所はここからすぐである.
クルマは置いていく.

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今は曇っているが,予報では日中最高気温,なんと34℃!
うわ,死んでまうわ.
暑さ対策として,ウェアは白っぽいモノ,それに日焼け止めを前腕と大腿,首筋に塗る.
ボトル2本持ちとした.

7時過ぎに道の駅を出て,1.6km先の農芸公園へ.

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集まった参加者はKazchariを含め5名.
グラベルブームとやらの「現実」を表す人数である.

Tさん:主催者.詳細はお聞きしていないがハスキー犬の飼育+マッシャーが本業?

Jさん:お初.小径の年代モノMTBで参加.BORAファン?

Jun2さん:STRAVAで相互フォロー中.偶然にも元関西人.トムラウシなど,北海道最深グラベルをソロで走るツワモノ.本日も熊スプレー持参.

Iさん:これまで同じレースやブルベでご一緒.ファットバイカー.

※ プロフィールに誤解がありましたらご容赦.

つーことで,軽いブリーフィングの後(暑くなる前に)早めのスタートである.

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まず公園内を通って森の中グラベル.
Tさん曰く「では軽くウォーミングアップしてから」...えっ? すでに結構なスピードなんですけど...

路面が芝生っつーか草むらなのでファットタイヤでの転がり抵抗が半端ない.
ひぃひぃ言いながら付いていったが,うーむ,グラベルバイクというのは,あんなに速いのか.

写真を撮るヒマもなく,グラベルと舗装路を交互に.
雲が晴れて太陽が照りつける.
そして,前半の目玉コースへ.

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道道沿いの雑木林を通るシングルトラック.
普段はホースライディングで使われているとのこと.
つまり凸凹!
ふっふっふ,ようやくファットの時間が来た!(と言っても超ハードでがががっ)

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つーことで,この後はマイペースを取り戻し絶景シーンで撮影する余裕が出てきた.
同じ北海道とは言え,ホームランドの美瑛や東川のグラベルとは全く違う.
シンプルに言えば...真っ直ぐで広い.実に新鮮.

道の駅「うりまく」へ.
なんと馬場を走れるという.ヒャッハー!

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ここもファットの太いタイヤがありがたい.
イベント参加じゃなければ走ることはなかったなぁ.
良い経験をした.

まだまだ全工程の1/3ほど.
既に汗だく.
頭から水をかぶり,ボトルの水補給.

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「うりまく」のトイレ.映えポイント?
さぁ,まだまだ走りますよのグラベル三昧!

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散々走り倒した後,次の休憩ポイントへ.

カントリーホーム風景

iPhone11 Pro
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「ソフトクリーム」「飲むヨーグルト」の選択式(イベント代に含まれています).
まぁ,めったに飲まないかつ名物ということでKazchariは後者を.
美味しゅうございました...っつーか,参加者のみなさんとの話が盛り上がってあまり味わってなかったりする(^^;

それにしても,チャリ趣味界は共通の知人が多くて面白いなぁ(どんだけ狭いねん!).

さぁ,後半戦スタート!

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先程も書いたが,この平坦真っ直ぐグラベル,舗装路同様,十勝エリアの特徴やな.

iPhone11 Pro
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本イベント,「小麦グラベル」にふさわしい道.
この小麦と空の色がウクライナ国旗の元ネタらしい.

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そんなグラベルの途中に何故か写真館.

iPhone11 Pro

実は映画のセットらしい.

鹿追町が舞台 映画「おしゃべりな写真館」がクランクイン

Tさんもエキストラとして出演.
既にクランクアップしているが,上映は来年秋とのこと.

裏に回ると何やら作業をしている人がいた.
さすがセット.
見えない部分は鉄骨むき出し.
壁のウェザリング加工が興味深い.
庭に咲く花も造花.
色々勉強になった.

続いて然別川沿いのグラベルへ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
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周囲の木は桜なので,GW時期はとんでもなく美しいらしい.
おお,それは見たいぞ.
その時期だと夜も涼しいはずッ!

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最後の難関,舗装路激坂を越え...

iPhone11 Pro

スタートした農芸公園近くに戻ってきた.
ああ,もうこの楽しいツアーも終わりやなぁ...
おっ,ここは?

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渡れそうな川があるじゃあないか!
行かねばなるまいッ!

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遊んでいたせいで少し遅れてゴール.

暑さもピーク.
川沿いの水場で再び水をかぶる.

iPhone11 Pro

それにしても,十勝というか鹿追周辺のグラベルは素晴らしかった.
農地のまん中を突き抜ける直線路.
こんな道,美瑛だと舗装されているか,もしくは立ち入り禁止だろう.

それが鹿追だとウェルカム感ありあり.
実際,グラベルの十字路ですら案内標識が立っており,チャリやハイカーに対して行き先を示している.

Tさんによると,現町長さんは「サイクルツーリズム推進」を公約に掲げて当選したらしい.
まぁ,観光客が大挙して押し寄せ,畑を荒らすようになると話は変わってくるかもしれんけど,そうはならんといて欲しいなぁ.

それにしても,全体のペースの速いこと速いこと.
先日の「100kmサイクリングin旭川」もそうだったが,内容に「のんびり」とか「ゆっくり」とか書いてあっても,その通りだったことはまずない.

ファットな100kmサイクリングin旭川

最近MTBに乗り出したばかりの職場の同僚に,参加を勧めていたが,正直...来なくて良かった.たぶんついて来れなかっただろう.

結論:サイクリストはすべからく詐欺師だ(※ホメ言葉)

農芸公園内にある「トマルカフェ鹿追」にて昼食.

トマルカフェ鹿追

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro 冷製トマトスープ
iPhone11 Pro ホットドッグ
iPhone11 Pro 梅ソーダ
iPhone11 Pro

今回は食事だけだったが,本業は宿泊施設(コンドミニアム?)のようだ.

つーことで,イベントは無事終了し解散.
とんでもなく充実したライドでした.
Tさんや参加者のみなさんに感謝.またいつかどこかで.

...しかーし,時刻はまだ12時を回ったばかり.

そう,ここからプラベートな「おかわりライド」が始まるのであった.(続く)

iPhone11 Pro

ファットなしかおい夕食散策ライド

2022/7/29 Fri

新境地.

iPhone11 Pro

7/30はとあるイベントに参加.
今日はその移動日である.

『しかおい小麦グラベルライド』に申し込んだでぇ

前日にファットバイクは洗車済み.前後のタイヤを外してハスラーに積み込む.
仕事は午前中に切り上げる.
帰宅して昼飯食べて,さぁ南へ出発.

iPhone11 Pro

富良野を過ぎる頃...あれ? 何か忘れている?
2階から玄関まで運んだサーキュレーター,積むの忘れたぁ!

アイリスオーヤマ サーキュレーター 8畳 首振り マカロン型 PCF-MKM15-B ブラック

そう,今晩は車中泊の予定.
夜間はかなり気温が下がる北海道だが,ドアを締め切ってしまう車内は,日中のこもり熱もあり,かなり暑い(はず).
その対策だったのだが...
なぜかポータブル電源は忘れなかった.

Anker PowerHouse II 400 (ポータブル電源 防災推奨品)

まぁ,そこは持ち前の楽天的性格で ⇒「まぁ,大丈夫やろ」(甘かった)

なんだかんだで道の駅「南ふらの」着.

iPhone11 Pro

リニューアル後,以前に比べて人が増えた気がする.
これはたぶん「モンベル」のせいだ.

モンベル南富良野店

明日はKazchariとは別行動で,ヨメさんと息子の組み合わせでキャンプに出かける.そこで所有しているキャンプギアを色々分割.
結果的に“朝の楽しみ”である,なんでもかんでもホットサンドプレートを含め,調理器具のほとんどを譲った.
そこで,もし,ここの「モンベル」に“良い一品”があれば,購入するつもりで店内を物色.
しかし,さすがに,た,高ぇー!

高いなら高いで,もし超カッコ良いこいつがあったら買ってたけどな.

ソト (SOTO)] 日本製 ホットサンド 折りたたみ式ハンドル

定価¥6,000やのに,なんでプレミアついとるん!?

さて,道の駅本館の食堂がなくなっていた.
今だから言うが,最近のここのメニューひどかったなぁ.
前回頼んだ味噌ラーメン,どう考えても「◯ッポロ一番」だった(※個人の推測です).

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

順調に狩勝峠を越え,まずは「くったり温泉」に向かう.
到着時刻は予定通り17時着.
さぁ,1時間ほど湯につかりますか.

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ここは過去ブルベ『アタック三国峠300』の出発&ゴール地点.
懐かしい.
駐車場がけっこう広く,ふと見ると芝生の上にいくつかテントが立っている.
いつの間にかキャンプ場化した?
それとも黙認?

調べてみるとこうなっていた.

湯宿くったり温泉 レイクイン

へぇー.そやけどちょっと高いかな.
新コロ流行以来のキャンプブームのせいか,北海道のあちこちのキャンプ場が値上げしている(特にひどいのは「和琴」!)
そら車中泊派も増えるわ.
GWに泊まった稚内の「宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」なみの設備と快適さなら文句はないけどな.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

さて,入浴料¥600.
自動発券機なのにクレカ払い.珍しい.

まずは,いつものように内風呂や露天につかっていたが,ふと壁を見ると「サウナの入り方」というポスターがデカデカと貼ってある.
「ほほぉ,そこまで勧めますか」と少し気になってしまった.
Kazchariはこれまで”ちゃんとした手順”でサウナを利用したことがない.

ふむふむ.ようするに(「サウナ5分」⇒「冷水浴2分」⇒「外気浴5分」)☓3セットなわけね
ものは試しにやってみるか.

(※Amazon Prime Video「へやキャン」で本編視聴可)

いやいやいや...これが世にいう「ととのう」ってヤツですかぁ...
特に1セット目の発汗が半端なく,持病の頸や肩あたりの毛穴から”黒い何か”がボロボロ剥がれ落ちていく感じ...素晴らしい.
実際,肩が軽くなった.どんなマッサージより効果的.
マジでジョジョ4部のトラサルディー.

偶然にも,新しい趣味を開拓.サ道を極めますか.

お次は今夜の宿泊地,道の駅「しかおい」に向かう.

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ほんの数分で到着.
思ったより(それっぽい)クルマが少ない.そうか,一応平日やしな.

既に閉店している道の駅事務所の前に駐車.
ファットくんを下ろす.
そうしないと,寝るスペースがないのが我がハスラー.

助手席側に,WAQの8cm厚のエアマットを展開.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット

これで快適に眠れると...思っていた時期がKazchariにもありました...

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さて,記述の通り調理器具が一切ないので外食.
ファットバイクの調子チェックも兼ねて,鹿追町内を散策.
すぐ近くに美味しそうな食堂を発見.

その名も「しかおい亭」
席に座ってメニューを確認.

なんだこれ?
「我が町の将軍定食」?「一寸変わったカツ丼」?

よくわからんので,ここはアスリートらしく,無難に「黒酢鶏定食」で(どこが?)

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美味しゅうございました.
レモン入りがいいね.

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道の駅隣接の「セイコマ」で明日の朝食の買い出し.
ここも先日のブルベのPCだった.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その2)

いつもなら,缶チューハイとポテチセット+iPodでレゲェ聴きながら静かに晩酌なのだが,ハードなイベント前にアルコールは入れたくなかったので封印.
素直にプロテイン飲んで少々涼んだのちに...寝ました.

そう,寝付きは良かったのですよ...(続く)

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『【Pre GP】グラベルミーティング【山の日】』に申し込んだでぇ

2022/7/21 Thu

普通に夏休み?

https://www.facebook.com/events/1049520145655909/?post_id=1076245246316732&view=permalink&notif_id=1658298463471606&notif_t=feedback_reaction_generic&ref=notifより

SNSで回ってきたチャリイベントに,またまた参加することにした.

その名も『【Pre GP】グラベルパーティ【山の日】』

現状,千歳-苫小牧付近としかわからないが,その周辺のグラベルを走り回るイベントのようだ,
せっかく参加するならと「健脚向け」表示のハードコース(グラベル率89%,総ライド距離83km,獲得標高580m)に申請.
レースではないということだが,まぁ,ガチ勢は...ガチるやろな.
早くも口内に鉄の味がするぜい.

本ブログでもわかる通り,Kazchariはダート好きだ.
関西時代には紀伊半島や四国,沼津時代には伊豆半島や信州の林道を走り回っていた.
ただし,これらは全てオートバイ(NX-125またはXR-Baja)によるもの.

旭川に引っ越してからは(あるあるだが)オートバイにはあまり乗らなくなった.
「毎日が日曜日」ならぬ「毎日が北海道ツーリング」.そら飽きるわな.

その認識を変えてくれたのがチャリである.
何度も走る道も,チャリになると常に新鮮.
オートバイ以上に季節,天候,路面そして自分の体調の変化をダイレクトに感じることができる奇跡の乗り物である.
(※モンキーも楽しいけどな)

2005年に購入したロードバイクから始ったチャリライフだが,冬トレーニング用に買ったファットバイク,こいつのおかげでさらに世界が広がった.

チャリの中でもキワモノ扱いのファットバイク.
“ビーチクルーザー”なるルック車もいろいろ誤解を与えている一因と思われる.

そういうKazchariも,当初は冬季(雪道,凍結道)専用機と思いこんでいた.
よく考えばバカバカしい話だが,ファットバイクはMTBの一種
本来はグラベルを走り回るためのマシンなのである.

それに気づいてからはグラベル行きまくり.

ファットバイクの唯一の欠点と言えば舗装路の移動.
その極太タイヤのおかげで,道路抵抗や振動が半端ない.
ゆえに距離が稼ぎにくい.
グラベル入り口まで,つまり”おいしい”場所までの移動が難だった.

しかし,そんな問題もクルマに乗せれば即解決.
そう,オートバイと違って,ファットバイクはハイエースではなくても,軽自動車にも余裕で積めるのだ.

そう,自宅周辺のグラベル探索に飽き足らず,昨年あたりからはグラベルを走るためだけの遠征(キャンプ付き)も始めた.
なぜ,この楽しみに気づかなかったのだろう.

おっさんの夏休み(1)~美深前泊ライド

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

昨年や今年のGWのこの遠征,楽しかったなぁ.

そして今回のこのイベントである.
もちろん,先に7/30の『しかおい小麦グラベルライド』を走るのだが.

『しかおい小麦グラベルライド』に申し込んだでぇ

千歳や支笏湖だと,この雰囲気に似ている?

季節が違うか.
そやけど,ええ感じやね.

イベント当日は朝7時半集合なので前泊が必要.
さすがお盆が近い.ホテルは高いぜ.

次に近所のキャンプ場を物色.
支笏湖周辺のキャンプ場は高く,既に予約も満杯.
サイトのおシャレ加減にちょっと引く.

モラップキャンプ場【公式】

千歳市営のキャンプ場も数か所あるが,こちらも予約制なのがびっくり.
受付終了時間がある=到着時間が決められているのは何かと不便.

つーことで,今は道の駅での車中泊を考えている.

この季節,心配なのは車上荒らし...ではなく暑さ.
ポタ電も所有していることだし,室内で扇風機を使ってみようかな.

色々試す.
成功するも失敗するも,また楽しからずや.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

2022/6/18 Sat

それは夢か幻なのか

iPhone11 Pro

Clear sky, 18°C, Feels like 18°C, Humidity 85%, Wind 0m/s from SSE

自主補給ポイント,セイコマ大樹店を出発.
すぐに下りが始まるのだが,少し風にあてられただけで全身に震えが…

なっ,何ぃ! まさかの低体温症なのか

停車で汗冷えしたこと,それに冷たいスポドリを飲んだことが原因だろう.
さらに,陽が落ちて気温も下がってきている.

やはり防寒具が必要だった.
PC2で置いてこなくて良かった...
愛用のパールイズミ,ウインドブレーカーを着る.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 2300

大樹町の町外れから折り返し,いよいよゴールに向け,北上スタート.
時間的にも道路的にも交通量激減.

当然,民家も街灯も減り,ライトで照らされた前方のわずかな範囲以外は真っ暗.
そう,そろそろ「100キロBBA」(=妄想)が出没する時間である.

このKazchari,夜間走行は嫌いではない.
非日常感がたまらん.

感覚が研ぎ澄まされ,風の音,虫の音,鳥の音,タイヤの音,チェーンの音,ラチェット音,そして謎の音...もう何がなんだかわからんが普段見えない,聞こえないものが存在感を増す(気がする).

瞑想状態に近いかも?

夜間走行のメリットは他にもある.
左車線幅一杯を専有できるのだ.
当然だが,日中チャリは左の路肩ギリギリを走ることを強いられる.
チャリにバックミラーを付けてはいるが,気が付かないうちにクルマがすぐ後ろに接近していることがよくある.特に最近は静かなクルマが多い.

ビーム (The Beam) ドロップバー用サイドミラー 国際特許 CORKY [コーキー] バーエンドミラー

幸いKazchariに接触事故の経験はないものの,「旭川400」では別の参加者がトンネル内でクルマに追突されたと聞いた.

もちろん深夜の田舎道とは言え,交通量は皆無ではない.
ただ,ヘッドライトの明かりのおかげで,近づいてくるのが早々に認識できるのだ.
その際は素直に左端に寄る.

面白いのは,クルマ側の反応.
ハイビームにしたり,ロービームにしたり,妙にスピードを落としたりと,こちらの存在を訝っている様がよく伝わる.

そら,深夜,人里離れた山奥に電飾ピカピカの謎の物体が現れたら,向こうも恐いよなぁ(後の伏線).

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト 防水 強力発光

R250(アールニーゴーマル) おにぎりリフレクター R25-L-REFLECTOR

293.7km地点 通過チェックE 歴船橋着.

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ここはわかりやすい.
そそくさと写真を撮って出発.

前方交差点に黄色の点滅信号.
油断せずゆっくりと侵入する.
すると...交差点の中心に全高30cmぐらいの人影がうごめいているのに気づく...

(イメージ)

あれは何? あれ敵? あれは何だ?
しかも,そのうちの1人(?)がこちらの走行ラインに近づいて来る!
「うわっ!」と声を上げながら減速.

...えー,その正体は小ネコでした...(たぶん)
色々な意味で恐い恐い.

その後も山の中では,聞こえてくる様々な音や声にビビりまくる.
念のため,眠気対策用に「MP3プレーヤー+骨伝導イヤホン」も持参しているが,この非日常感を楽しむ余裕はまだあった.
回している限り,右膝の痛みもさほどではない.

ダウンヒルをこなすと,かすかに潮の香りが.
どうやら海岸沿いに出たらしい.
灯台の明かりも見える.
肝心の海は...真っ暗で何も見えない.
波の音だけが聞こえる.

ギリギリ隊だと,このあたりで朝日を拝めるのだろうか?

そして最後の通過チェックへ.

336.9km 通過チェックF 十勝発祥の地の碑着.

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GPSに入れたデータに,ここの通過チェックポイントを入れ忘れていたようで,表示が出てなかった.
こんな時にスマホ(Google先生)は便利だ.ちゃんと行き先を案内してくれた.

碑の真下までチャリを移動させ,撮影とクイズの答え探し...うむ,これは難しい.見つけても読めないかも.

「わからん.これでいいんか?」と,碑の周りをブツブツ言いながら歩いていると,隣の建物の2階の窓が突然開き,声をかけるでもなく,Kazchariをずっと監視している...

そ,そうか,この碑の隣は駐在所だった.
まだ(もう?)21時半だが,完全に不審者認定されたようだ.

手でも振り,場合によっては何者か説明しようかと思ったが,すぐに姿が消えて窓を閉めてしまった.いや,職務的に良いのか,それで?

この後も早朝にかけて,参加者がゾロゾロやってくるはず.
そのうちマジで職質が始まるかも.

残り100kmを切って,いよいよラストスパート.
国道336,いわゆるナウマン国道を北上.
豊頃町を過ぎ,十勝川にかかる橋の手前で左折する.

昨年の「十勝200」でも走った,やたらに広い河川敷ロードを走る.
電灯の類,全くなし.
チャリのフロントライトと,遠くにほのかに見える街の灯りだけが頼り.

それにしても,「Bontrager Ion800」は優秀だ.
400ルーメンに落として使っているが,配光も充分だし,かれこれ5時間近く経過しているはずだが,まだバッテリも問題ない.
このまま行けばサブのLEZYNEは使わずに済みそう.

さて,河川敷を順調にトバすKazchari.ほぼ無風.
寒さもあまり感じない.大樹町での低体温は一時的だったようだ.

遠くの方にぼんやりと動く灯りが見える.
同形状が2つ.しかも点滅している.

(イメージ)

「うん? 並走している参加者かな?」
「追いつきそう?」
「深夜ライド中に後ろから声かけるとマジでビビらせてしまうので要注意」

とかなんとか考えつつ漕ぐ.

明らかにこちらのペースの方が速いはずなのに,なぜか全然追いつけない.
そのあまりに規則的な挙動が却って不気味.

あれは何? あれは敵? あれは何だ?

謎を秘め襲い来る侵略者なのか?
脳内には「3メートルの宇宙人」のイラストが浮かぶ.

https://dic.pixiv.net/a/3%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BAより

このままキャトられてしまうのか,Kazchari?

力が欲しいと願っていたら,やがてその光が停止した.
「えーい,ままよ」と接近.
すると,こちらのライトの光で見えてきたのは...

クルマの横で,賢明に手を振るスタッフ(?)の姿であった.
「がんばってくださ~い! 後少しで~す!」

Kazchari「(とまどいつつも)お,おう...がんばります...」

うわぁびっくりした.
ようするにスモールランプとポジションランプを付けたクルマが深夜の河川敷をゆっくりとバックしていた...というのが真相らしい.
うん? いや,これもむっちゃ不自然.
なぜバック? なぜいつ来るかわからない参加者を暗闇の河川敷で待機?

今思うに,あれはやはり宇宙人...もとい幻覚だったのだろうか?

つーことで永遠に続くかと思われた河川敷ライドも,橋を渡って対岸へ.
そして再び河川敷に入るのだが...目の前に現れたのは!

センターだけ抜かれたかまぼこバンプ!

幸い,スピードが出ていなかったためクリアできたが,寝ぼけ頭や高速走行時だったら危険だったかも.
実際,昨年の「十勝200」では,眼前でタイヤをとられて転倒した参加者を見た.
どこかに「この道はやばかったなぁ...」という記憶が残っていたのが幸いしたかもしれない.

そして,ついに最終PC到着.

376.1km PC4ローソン池田利別店着.

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いやぁ腹減った.
日付が変わったのに腹減った.

大樹のセイコマでの反省を踏まえ,ここでは身体が温まるものを...ということで,ブルベ初,「カレーヌードル」を購入.
胃がもたれそうだが,残り30kmもない.まぁ大丈夫だろう.
そして温かいカフェオレも注入.

さぁ,最後のライド.
クリートをはめて,痛む右足に力を入れる.

「いける」

心に広がる安心感.
快調なペースでゴールを目指す.
まだまだ現れる丘陵.
アップダウンをこなす.
下りで意識がとんだ...わけではないが,今,自分がどこにいて何をしているのか認識が曖昧になる瞬間が数回.
軽くマイクロスリープ状態だったかもしれない.

これだけ長時間,思う存分大好きなチャリに乗れる人生に感謝しつつ眠りに...あかんあかん.まだ着いてへんて!

GPSにゴールマークが現れた.
昼間の喧騒とは打って変わり,静まり返った道の駅「おとふけ」の駐車場着.

ゴールである.

402Km finish 道の駅おとふけなつぞらのふるさと着.

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24時間トイレの前に設置されたゴール受付.
主催のAJ-北海道,Fさんが座っておられた.

本当,運営お疲れ様です.
新コロのせいでゴール受付がなく,はがき投函のブルベも多い中,参加者のゴールを待ち続ける姿勢に感服いたします.
寝ぼけていたので,充分なお礼が言えていなかったなぁ...と今,反省.

当日購入のメダルもGet!
このデザインになってから2個目である.
ベテランになると,もうどうでも良くなるらしいが,Kazchariはまだまだメダルが欲しいお年頃である.

ゴール景品の甘納豆とタオルもいただき,クルマに戻る.
汗だくなので,温泉に入ってから旭川に戻りたいところだが,深夜2時に開いている施設はない.
6時になると近所の日帰り温泉が使えるらしいが,そこまで待つのはなぁ...
汚れた身体とジャージは我慢して,帰れるところまで帰ろう...とクルマに乗り込んだ途端,雨が降ってきた.

つーことで,久々の400も無事終了.

今回もいろいろと幸運に恵まれた気がする.
200よりも300,300よりも400はやはり達成感がある.
600は距離は長いものの,一旦睡眠で途切れるしな.

ハードすぎて避けられがちな400ブルベだが,今シーズン,もう一度くらいチャレンジ...おっと,その前に膝の痛みをなんとかせんと.

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Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

2022/6/17 Fri

闘いは前日から始まる.

https://ridewithgps.com/routes/36550480より

はい.予告通り(地獄の)400ブルベに参加してきました.
その名も「Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ」

なんでも,全国に6つある国交省の指定のナショナルサイクルルートに含まれているらしく,その記念大会の意味合いもあるそうな.

Cycle Tourism Japan トカプチ400

しかし,まぁ”常識人”であれば,せいぜい1回100Km程度のライドで観光やグルメを楽しみながら,十勝地方の美しさを堪能するサイクリングのはずなのだが,そこは距離感がぶっ壊れた変...ランドナー達である.
1日で全ルートを走りきってしまおうという狂気の企画,それがこのブルベ.

400Kmだと,どれだけ速い人でも確実に夜間走行が含まれる.
山間なんて電灯もなく真っ暗.
前方を照らすのはチャリの小さなライトのみ.
不安・恐怖・危険・眠気マックスである.

今回,スタート前にエライ人の挨拶やら,十勝毎日新聞の取材があったが,よくサポート(?)がついたものだと思う.

今回のコースの話に戻る.
ざっくり言うと,新規移転オープンの道の駅『おとふけ』を起点に,前半は北部200km,後半は南部200Kmを走ることになる.

前半のクライマックスは三国峠,そして折り返してからの幌鹿峠越えである.
そして一旦スタート地点に戻る.
この時,体調が優れなかったり心が折れた場合はDNFも良し.
クルマを停めているため,夜間走行の他,防寒や雨具などの装備の変更も可能.
よくできたコースだ.

山だらけの前半に対し,南は平坦.
実は南側は昨秋に「200ブルベ」で体験済み.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その1

この時とは設定がやや異なり,音更を起点に逆ルートおよび広尾町パートをカット.
(後から思えば,ほぼ同じルートを走っていた経験に助けられたと思える場面多々あり)

さぁ,3年ぶりの(地獄の)400,スタートです.

6/17は午後から有給を取得した.
帰宅後,まずはDomaneを洗車&注油.

昨日,今日とローラー(Zwift)していない.
つまり丸2日間,足を完全に休めたことになる.
これが吉と出るか凶と出るか.

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Domaneにはハンドルポーチ,フレームバッグ,サドルバッグを取り付け.
そして,サドルをいつもの「Specialized Power Saddle」からロングライド用の革サドル「Selle An-Atomica」に変更.
これだけでもかなりの重い.
この後,荷物を詰め込むとファットバイク並みの重量になってしまう.
前半の登りが修行かも.

14時過ぎ,ハスラーに積み込んで自宅を出発.
ここから目的地のホテルアルムinオトフケまでは160Kmほど.
18時前には着きそうだ.

つーことで,道中何の問題もなく音更着.
ホテルにチェックインする.

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ビジホにしては広い.
照明も明るめ(どうしてやたらに暗いホテルが多いのだろう?)

これで¥3,750はかなりお得では?

禁煙部屋ゆえ,無断喫煙に厳しいっぽい(発見時はクロス総張替え弁償とか).
良いねぇ.こういう姿勢.

部屋の鍵こそかかるものの,建物の入り口があちこちにあってかなりフリーダムな造り.
海外の格安ホテルではありえない.
治安の良い,日本ならではの構造かも.
朝飯・夕食も依頼可能で,長期滞在者が多い印象.

さて,これから明日の朝までどう過ごすか?

ここ最近,デスクワーク過多のためか,道中も持病の首コリ・肩こりがかなりひどく,愛用の矯正バンドを付けっぱなし.

柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)

明日の長距離ライドに向けて不安しか無い.
いっそ400km走行中も着けて走る? そんなアホな.

少しでもこのコリを和らげるべく,近くの温泉を検索.

「木野温泉」を発見.

数年前,何かの折に立ち寄った記憶がある.
モール温泉で露天もあったような...よし決定.

クルマで5分ほど.
1時間ほど滞在.
平日で客が少なかったため,露天風呂では全身ストレッチ.
「やはりこの程度ではラクにならんか.いっそマッサージにでも行くか」と思ったが,さすがに今日は早く寝たいのでやめた.

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次は夕食である.
これまたGoogle先生に相談.
ほほぉ,すぐそばに回転寿司か.評判よし.行ってみるか ⇒ 待合スペースが大混雑 ⇒ 諦める.

同じ敷地内にお好み焼き屋を見つける.
仕方がないこっちにしよう.♪ぽんぽこぽーん(わかる人にはわかる)

こちらはカップルに続いて2組待ち.
10分ほどで席に通される.

メニューが恐ろしいほど豊富.
ゴローさん並みに悩んで「富士宮やきそば」(¥950)とスタミナをつけるべく「ホクホクにんにく焼き」(¥480)をオーダー.
結論から言うとこれが大失敗.
量が尋常ではなく少なかった...

iPhone11 Pro

これなら「こなもん食べ放題シンプルコース¥1,800」にしとけばよかった.
カーボローディングになったしな(ホンマに?)

単品で頼んだKazchariがアホでした.
味も...イマイチやったし(焼いたのはセルフだが).

iPhone11 Pro

この店に限らず,最近の外食は単純な値上げだけでなく,量を減らす,いわゆるステルスが進んでいるのは気のせいではないだろう.
噂で聞く,食料不足時代の到来が現実味をおびてきているかも...昆虫食待ったなし!?

まぁ,これは飽食の時代への戒め「人類ダイエット計画」の一環として捉えるべきであろう.
少食ブラボー!(と,この日までちょっと思っていました)

「空腹」こそ最強のクスリ

ホテルに戻る前にセイコマに寄り,明日の朝食(惣菜パン2ケ),補給食数品,夜食代わりのプロテインを購入.

カラダに染み付いたソースの匂いを消すため,再びシャワーを浴びる.

フリーWifiでAmazon Prime Videoで『銀河英雄伝説外伝』を視聴しつつ,10時前には眠りに落ちる.
やっぱりラインハルトのセリフ回しと,それを生暖かく見守るキルヒアイスの掛け合いは最高やな.

銀河英雄伝説 外伝 第三次ティアマト会戦

明日は5時起床の予定.

おい,いつブルベの話が始まんねん?
次回からです.すんまへん.

(その1へ続く)

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その3)

2022/5/5 Thu

視力5.0? 知らんけど.

iPhone11 Pro

連泊2日目.
さすがの登山疲れのせいか,Kachariも息子もよく眠った.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

昨夜もヨメさんと息子がLINEのビデオ通話していたこともあり,ここでスマホの残りギガを確認.
なんと,残り0.3GBしかない.

UQモバイル3GB契約なのだが,まだ5/5の時点でこれはまずい.
こうした田舎ではつながりも悪いが,それもこの急激な消費に関係しているのだろうか?

それはさておき,今日は帰宅日となる.
2泊3日だと何やら物足りない.
だが,小学校を休ませるわけにはいかない...いや,最近は親の休暇に合わせて学校を欠席する児童も多いらしいけど.

ちなみに来年,2023年のGWの連休をチェックしてみる.
5/3~5/7までの5連休となる.なにィ!
こ,これは東北遠征のチャンスか?

それはさておき朝食.今朝も元気に不健康.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

パッキングして出発.
予定通り南下し襟裳岬を目指す.

この地域にしては風もおだやか.
岬へ向かう道道も同様.

iPhone11 Pro

とは言え,風はなくてもアップダウンが延々と続き,相当足を削られそう...と来るべき日の自分を想像.
“その日も”こんなコンディションだと助かるなぁ.

こんなボクでも「オホーツク1300」走れますか?

襟裳岬着.
早くもクルマ,オートバイが結構な数,並んでいる.

えりもと言えば風の館
風速25m体験コーナーが懐かしい.
入り口ゲートをくぐるが...

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

なんと休館中.
GWでっせ? なぜ? ⇒ 現在8時半.着くのが早すぎた.

もちろん展望台まで歩く.
少し待って,人がいなくなったところで自撮り.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

展望台を下りて,さらに先へ.
小石がキレイに巻かれているところは昆布干し場.
そこを踏まないように,歩いて行ける突端を目指す.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro  iPhone最大望遠.OLYMPUS機持ってきたらよかった

そこへクルマが横付けされ,おそろいのジャケットを着た男女二人組が,ハードケースを運びながらこちらに歩いてきた.

その装備の中から双眼鏡を取り出し,岬先端の岩礁を指さしながら,あーだ,こーだと,同僚と話し合っている.

ふと,袖のネームを見ると「環境省」の刺繍が.
おお,ガチの調査員やん.

すると,Kazchariの視線に気づいたのか,双眼鏡を手渡しながら「見ます?」と言ってきた.

見ます,見ます ⇒ いました,いました.

そう,襟裳岬名物のあざらしの群れ(ハーレム?)である.
ちょうど今が繁殖期で大勢集まっているらしい.
メキシコのラパスのように一緒に泳いだりはできないのだろうか?(波が荒すぎる?)

息子にも双眼鏡を貸す.

iPhone11 Pro

見えたのか見えなかったのかよくわからんが,双眼鏡がなくても裸眼で「見える」という.
確かに視力になんの問題もないので,不思議ではない.
スマホや小型ゲーム機もやらんし,ついでに勉強もやらんしで,視力が落ちる要素がない.
ホンマに見えているのかもしれんな.

しばしの滞在後,お礼を言って駐車場へ戻る.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

人がいない時を見計らって,本日の戦い開始.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

さて,ここからいよいよ折り返し.
元々帯広周りで帰るつもりだったが,案の定,ナビもその方が早いと言ってきた.

建設費が膨大だったという黄金道路.
天気が良いせいか,バイカー,チャリダーを多数見かけた.
風はないと言っても,そこはえりも.
横風にあおられて辛そう...

それよりやっかいなのはトンネル地獄.
4km以上あるものも...やはり「オホーツク1300」ではここが最大の難所やな.

iPhone11 Pro

フンベの滝を過ぎると広尾町.
昨年雄一出場したブルベでCPになっていたセイコマを通過.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その3

大樹町にて早め給油.
満タンにし,忠類からは高速(規格道路)に乗って,一気に帯広までワープ.
無料区間終了の芽室にて一般道に合流.
昼過ぎになり,これまた昨年のブルベの帰り道で寄ったラーメン屋「虎徹」に入る.

まぁ息子は例によって「山岡家がいい」と食い下がっていたが(逆方向なので却下).

iPhone11 Pro

そんな息子も出てきた「お子様ラーメン」には大満足.
「すごいすごい.山岡家よりいい!」(キャッシュなヤツだ)

おまけの「ふりかけ」やら「ポテチ」が気に入ったのかと尋ねると...

「ラーメンにネギが入ってないのがいい」なんじゃそら.

Kazchariは「ガリバタラーメン」「ガリバタザンギ」のセット(ガタキリバ?).
うーん,こっちは少々失敗したかな.
不味いわけではないが,いつも通り,味噌ラーメンと「しょうゆザンギ」にしておけば良かった.

iPhone11 Pro

メシも食ったし出発.
新得町を過ぎ,狩勝峠を越える.
ここで思い出されるのが,やはり「旭川400」における深夜の峠越え.

BRM824旭川400km(その4)

今思えは,このブルベのハイライトやったね.
カーブに光る鹿の目が怖かった.

眠気覚ましに無理やり飲んだエナジードリンクの味を思い出しながら,道の駅「南ふらの」を通過.
最近新規オープンのこの道の駅,モンベルが入っているせいか駐車場バカ混みだった.

ここからは富良野を経由して国道273でひたすら旭川を目指す.
途中,東大演習林横の桜回廊の美しいこと! 雪山と相まって,これぞザ・ジャパン!

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中富良野付近,荷物少なめのチェレステカラーのビアンキをパスする.
あれ? 黒と赤のヘルメット.黒っぽいジャージに見覚えが...
本人に確認したわけではないが,おそらく6日ほど前にノシャップ岬の食堂で会った留萌在住のチャリダーだと思われる.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その2)

狭いようで広い日本(ましてや北海道)でこんな偶然があるとは...驚きである.

15時過ぎ,無事帰宅.
息子は速攻でチャリで遊びに行く.

Kazchariはキャンプ用具の片付け.
海沿いを走ったこともあり,さくっと洗車.
車内も拭く.
ついでに冬タイヤをノーマルタイヤに交換した.

ようやく北海道の夏が始まる.

娘が幼い頃も,二人でキャンプに行ったことはあったが,やはり息子との旅は違う.
”男”を育てている感がある.
しかし,それは決して自分の分身ではない.
仲間? それはまだ早いか.

数年いや数十年後,この旅の思い出を息子と(酒のつまみに)語る時が来るのだろうか.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

2022/5/3 Tue

GWの旅,第二章.

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極寒の稚内キャンプが無事終了.

一度帰宅したKazchari.
キャンプ装備を換装し,5/3から二泊三日の息子キャンプに出かけることと相成った.

今回の旅の目的は「アポイ岳登山」,そして「襟裳岬訪問」である.

Kazchariは先日,ソロで宗谷岬に行ったばかり.
短期間で北海道(中心部の)北端と南端を制覇.ただの偶然だ.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

思えば以前,アラスカのバローとアルゼンチンのウシュアイアを一度の旅で巡ったことがある.
こういうルール(縛り)も面白い.

それにしても旭川は北海道の東西南北,どこに行くにも便利な土地だ.
海も山も川も湖も岬もその日の気分でチョイス可能.

さて,初日の朝,荷物を積み込み終わると9時50分.
宿泊地,「アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場」を目指す.

例によって,この本で見つけた.

22-23 北海道キャンプ場ガイド

海,山,温泉,川,遊具(アスレチックにゴーカート!)と,正にパーペキなキャンプ場である.

アポイ岳に関しても事前に登山趣味の同僚から情報収集.
標高871mとさほど高くない割に,尾根からの風景が素晴らしいらしい.
それは楽しみだ.

さぁ,小学4年のアホ息子.
昨年より始めたラグビーで鍛えた体でどこまで登れるかな?

自宅出発後,しばらくすると降っていた雨も止んだ.
最初の休憩ポイントは富良野のセイコマ.
ドリンクとグミを数個購入.
PayPayで支払ったのだが,まさかの¥1,000超え.
物価高がここまで来たかと,あまり気に留めず出発.

信号待ち時,「やはりどう考えてもおかしい」と,助手席の息子の手元を見ると,キン肉マンのキーホルダー付きハイチュウを開封中.
おい,犯人は貴様か!(こいつが¥400!

ぶちぶちと説教しつつ,道の駅しむかっぷで2回めの休憩.

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ここは冬チャリ林道ツアーなど,他とはひと味違うアクティビティを提供している.
ファットバイクも用意されている.
チャリ用のスタッドレス,初めて見た.

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二風谷,平取などアイヌゆかりの地に差し掛かる.
「鉄道記念館」という表示を見かけたので右折.

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機関車および普通車両が屋外展示してあった.
中を覗くと,なつかしのライダーハウス.
利用料金¥600と書かれていたが,まだ使われているのだろうか?

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その昔,道内あちこちにあった客車再利用のライダーハウス.
今も残っているのだろうか?
そもそも,ライダーハウスがだいぶ減った気がする.

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さて,一通り息子にポージングさせた後,さらに南下.海が近い.
腹が減ったので,息子に近くの食事処をスマホ検索させる.

旅に出ると,毎回「『山岡家』に行きたい」とゴネる息子だが,幸い近辺に存在しない.
この辺りは牛肉の産地らしくステーキ,もしくは焼肉屋が多いようだ.

ある大型のステーキ店は満車.
そこをパスして,見た目定食屋のこじんまりした店に入る.

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先客数名.
座敷が空いていたので座る.

狭い店内.
壁中にぺたぺた貼られた手書きのメニュー.
ワンオペ,タメ口の店主.
茶色に変色した雑誌とコミック本.

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素晴らしい.
味にも期待できる.

つーことで,定番のハンバーグステーキを注文.
息子は山岡家を引きずり,しょうゆラーメン.

しばらく待つと出てきた.

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こ,これは美味い.
現状,第4位である.
タレ(ソース)は別かけではなく,既に染み込ませた上で焼いてあるようだ.
それでも売りの平取牛の旨味をそこなっていない.

息子のラーメンの方は...それほどでもないらしい.

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つーことで,現地グルメ終了し出発.
すぐに左折し,海を右手に見ながらキャンプ地のある様似を目指す.

早めの給油.
地方と言えばホクレンセルフがありがたい.

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天気も良いし,最高のドライブ日和だが,某所に近づくに連れ渋滞が目立ってきた.
そう,静内にある「二十間道路桜並木」目当てのクルマある.
チャリやオートバイでのソロ旅であれば寄っているところだが,到着時刻も考慮しパス.

静内町はこのあたりで一番の都会.
食料以外の買い出しをするなら今のうちと,息子に「〇〇持ってきたか?」と登山必携グッズの確認.

なんと,ウインドブレーカーを忘れてやがった.
昨年に続き二度目である.
出発前の確認が甘かったか...

で,みんな大好き「しまむら」へ.
¥1,980のジャケットをGet.

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それにしても息子も140サイズか...
年齢の割に小柄なのは,遺伝ゆえ仕方がないが,それでも徐々にデカくなってきているのは確実.

もうじき,Kazchariと服の共用ができるようになるだろう.
つまり,親のロードバイクやオートバイも物理的に乗れるようになる.

結果,旅のスタイルにバリエーションが増える.
それはそれで楽しみだが,肝心の息子が父との旅を嫌がるようになるか...それもまた良し.

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つーことで,様似町に入る.
セイコマにて食料の買い出し.
夕食,朝食は元より,登山用の行動食も買っておく(これが大正解).

インフォメーションセンターにてキャンプ場利用の手続き.
大人¥600,子ども¥400.
これとは別にタープを立てるなら¥300必要とのこと.

最近,タープ別料金のところが増えてきた.
とりあえず設置はしないことにして2泊分¥2000を支払う.

少し悩んだ後,キャンプ地決定.
それほど混んではいないが,
クルマを横付けできない構造.
駐車場からはマイカーゴを使って荷物を運んだが,荷車もちゃんと用意してある.

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テント設営開始.
もちろん,手伝わせる.
だいぶ戦力になってきた.

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食事を作る.
定番のジンギスカンである.
用意中,雨がポツポツと降ってきた.

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「とーちゃん,タープ立てないの?」という息子からの具申.
「いや,タープのお金払ってないねん...そやけど,雨が強くなってきたらイヤやなぁ...しゃあない,立てるか」と,タープを立てた.

夕食後,キャンプ場を見下ろす高台にある『ホテルアポイ山荘』の温泉へ.
歩いて行けないこともないが,湯冷めが心配なのでクルマで向かうことにする.

食器やらランタンを出しっぱなしで出かけたが,何やら最近こうしたキャンプグッズの盗難が増えているとか...

許せない! 痛恨「キャンプ場での盗難」被害実態と泣かないための「5つの対策」

幸い,これまで被害にあったことはないけど...寒い時代やな.

入浴代は¥500+¥200.
結構混んでいる.

いわゆる休憩所が広々としており,各種メニューも豊富.
もう,明日の晩飯,ここでええやん.

息子「ぜったいイヤ.キャンプやから,外で食べたい!」

正論です.

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