免許証の更新からのモンキー初ライド

2021/7/9 Fri

人生にはオートバイが必要だ

人生何度目かの免許更新の日.
朝から有給取って試験場へ.

Kazchariは19歳の時にまず中型二輪免許(当時),翌年に普通免許を取った.
順番が逆?
そう,おかげで余計な講習費(座学分)を払うことになった(アホですね).

それはさておき,今回の更新でもらえる免許証の色は...です.
そう,まだ金色だった8年ほど前に違反をやらかして前回の青決定.

「次は金色に返り咲いてやる」と決意したものの,その更新のわずか一か月後...
道央自動車道の長万部から八雲へ向かうルートにて,トランスフォームするセダンに停止させられ,さらに大柄なおっさん二人にクルマから引きずりだされ,強引に指紋を採取.後日¥12,000ほどカツアゲされた.
どこがどう危険やったのか教えてくれ!(違反は違反

と,5年前のうらみつらみを残したまま,今回の更新日を迎えた.
新コロのおかげで入場制限かつ整理券を配るなどの噂もあったため,早めに到着.
実際はそこまで混んでなかった.

ただし,入口から係員(案内スタッフ)が波状配置.
これを用意して,次にどこ行って,そこで...説明過剰,いや親切.子供か!

だが,ふと冷静になって周りを見ると高齢者だらけ.
ふむ.そういうことか.
視力検査でも「見えない,見えない」と訴えるじーさんに対し,「えーと,少し目を休めてから,もう一度試してみましょうか」と何度も説得する女性スタッフ.子供か!
今後こういうシーン増えていくんやろな...そのうちKazchariも仲間入り.

11時からの安全講習は1時間.
2時間ほど待合室で読書.

デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

批判的でも肯定的でもない極めて中立的な分析.
後半少々ポエム.

で,時間になったので講習開始.前置きが長いのなんのって.
同じ説明を何度も繰り返す.
超遠回しな言い方で「携帯に出ても良い.ただし小声でお願いします」には耳を疑う.子供か!

さて,その中身.
その昔,講習と言えば『衝撃の映像クラッシュ』的VTRを見せるのが定番だったが,最近は違う.
北海道の事故事情の話の後にメインテーマ(?)がくる.
確か5年前は「旭川中心部にあるロータリー(仮称)の走り方」だった.
そして今回は...「ハイビームの有効性」
いつの頃からか警察のハイビーム推奨キャンペーンがはじまり,対向車がいようが,先行車がいようが”常時”ハイビームのクルマが増えた気がする.まぶしいわ!

そのドライバーを見るとたいていじいさん.
面倒なのか忘れているのか,照射角度の切り替えなんてしない.
そのうちKazchariも仲間入り.

眠気に耐えて講習修了.
新しい免許証をもらう.
写真の顔,5年前より確実に顔が細くなっている.
ここ数年,ガチでチャリに乗っていた効果なのか.
誰か「若くなった!」って言ってやって!

帰宅すると12時越え.

今度はモンキー125に乗り換えて,バイク屋さんに残金を払いに行く.
BAJAの下取り代や,自賠責代を足し引きし,そして端数を負けてもらって,総額¥290,000のお支払い.
普段,高級ロードの値段ばかり見ているので安く感じてしまう.はい,壊れてます.

その後,久々に「かつや」で食事.
そして,近々行う予定のリフォーム(外壁修理)用の書類をもらいに法務局へ.
平日にできることは平日に.
そやけど,マイナンバーも作ったのに,なんでこんなに事務手続きが面倒くさいのだ?

さて,この間15kmほどモンキーに乗ったのでファースト・インプレッション.

ただ一言,めちゃめちゃ楽しいバイクだ.
ストレスを全く感じない.
さすがに最新のバイク.加速力,直進安定性,旋回性能どれも素晴らしい.
街中ではクルマの流れに完璧に乗れる.

そして,何よりデザイン.
ブルーにして良かった.

デメリットとしては,ホーンとウンイカーボタンの位置が上下入れ替わったこと.
慣れるまで間違えそう.
そして振動.意外にある.
転倒時に備え,ショートレバーが欲しい.
キャリアも...あぁいかんいかん,物欲の嵐がぁ...

今度はロングライドでのレビューやな.

本日のトピックはまだ続く.
再びクルマに乗り換えて,今度はスズキのディーラーへ.
ハスラーの無料点検サービスのためである.
ついでというわけではないが,最近くもり,黄ばみが目立ってきたヘッドライトの研磨も依頼した.
¥6,600と意外に安い.自分でするより良いかも.

CarZoot ヘッドライト 黄ばみ くすみ 黄ばみ取り カバー 車 ライト くすみ 汚れ

さて,フリードリンクを飲みながら読書(『弱虫ペダル73巻』)していると,メカニックの人がやってきて,バッテリーが弱ってきているので交換を薦めてきた.
2014年の納車以来交換してないしなぁ...とこれも依頼.

弱虫ペダル 73

ちなみにハスラーの総走行距離は約50,000km.
北海道7年目のクルマにしては少ないと思われる.
ちなみにDOMANEくんは,4年目にして40,000km越え.何かがおかしい.

さて,そのバッテリーに関してだが,以前から気になっていたことをメカニックに尋ねてみた.

アイドリングストップ機能は使わない方がいいかもしれません【自動車評論家のお詫び】

といった記事が散見されるようになった.
ぶっちゃけ,どうしたら良い?

メカ「えっとですね...Kazchariさんがハスラーを購入された時とですね,事情が変わってきてましてですね,えーと...」

Kazchari「(アイドリングストップは)やめた方がいいんですか?」

メカ「えーと,トヨタさんは新車には付けてないですね.なのでですね...」

Kazchari「わかりました(察し).政治ですね,これ」

メカ「はぁ,まぁ...ちなみに量販店にはアイドリングストップ・キャンセラーが売られてまして,付けてるお客様もおられますねぇ.ディーラーの方からダメとも言えませんし...」

つーことで,今日からアイドリングストップは使わないことにしました.
ハスラーの場合,手動でキャンセルできるが,エンジンを再起動するとまた機能が復活する仕様となっている.
まっ,装置を買うほどでもないのでしばらくこの方法で対応するか.

スズキ・ハスラー(初代)/ワゴンR(5代目)・ワゴンRスティングレー(2代目)/MRワゴン マツダ・フレア等対応 完全カプラーオン アイドリングストップキャンセラー

で,帰宅.
夜はみんなで『スシロー』

あまり食べない息子も,寿司にだけはすんげー食欲.
Kazchariが子供の頃は,こんなに高頻度で寿司を食ってた覚えないで.

ハスラー,プチ化粧直し

2021/5/18 Tue

クルマにはあまり興味ありません(?)

iPhone11 Pro

先日のキャンプ旅での走行中,見事脱落&紛失した「鈴菌」もとい「スズキ」のカスタムエンブレム.
純正品の「二輪ハスラー(を模した)エンブレム」に,サードメーカーのスポンジ台座を貼ったものである.

最初のキャンプ地まではしっかりくっついてたんやけどなぁ...

iPhone11 Pro

スズキ純正(SUZUKI HUSTLER)【 ハスラーエンブレム Cピラー左右】(2枚セット) 適用【A】【G】【X】【JSTYLEⅡ】

ハスラー MR31S 復刻版エンブレム用グリルインサート (台座) 純正オプショングリル用

ハスラー乗りの中では,このカスタムもしくは昔のジムニー風「SUZUKI」エンブレムにするのが流行った.

紛失したとは言え,元々のグリルも黒いのでそれほど気にはならないが,何もないのも寂しい.

iPhone11 Pro

ヨメさんの旧ハスラーにも同じエンブレムを付けていたが,買い替えた新型には適応しないので,ちょうど一つ余っている.
それを再利用するのも手だが,それだと面白くない.
そこで,別の方法で”プチ化粧直し”することにした.

Kazchariハスラーは2014年に購入した旧型モデルである.
注文そのものは2013年.当時は大人気で納車半年待ちが普通だった.
エンジンやサスをいじる技術や根性,金銭は所有していないので,主に外見をいじった.

- オプションの純正デカール(チェッカー)を貼り付け.
- それに合わせてルームミラーにもカバー&チェッカーデカール.
- フロントとリアの「S」エンブレム撤去.
- バックドアのエコデカール類もはがす.
- 前後ガーニッシュを純正のホワイトに.
- ルーフキャリア装着(取り付けジョイントを工夫して高さを抑えた).
- シートカバー購入(安物なので今はボロボロ).
- ナンバープレートを(幻の)「2020オリ・パラ」仕様に.

そして,既述のカスタムエンブレムである.

キャンプ旅でのエンブレム紛失後も,走行中はずっと「今度はどういうカスタムにしようかなぁ」と考えていた.
その時,ちょうど前方から走って来たハスラーが純正マットブラック仕様「S」マークだった.それを見て「おっ,あれにしよ」とあっさり決定.

もちろん新品を買うわけではない.

帰宅後,撤去後保存していたホコリまみれのフロント「S」マークを発掘し,自分で塗装することにした.

まずシリコンオフスプレーで汚れや油分を除去.

ソフト99(SOFT99) 脱脂剤 シリコンオフ チビ缶

その後,タミヤのラッカー塗料(マットブラック)を薄く3回ほど重ね塗り.

タミヤ スプレー No.06 TS-6 マットブラック 85006

久々のラッカー塗料はキツイ.
もちろん室内ではなくガレージにて作業.
昔はマスクもせず,部屋の中が塗料の霧でかすむぐらいハードなプレイしてたけどな(あれで脳神経がだいぶ死んだかも).

iPhone11 Pro

数時間乾燥させた後,ハスラーに装着.
おっ,なかなかええ感じや.

iPhone11 Pro

若干,下地のシルバーメッキが薄く覗いている箇所もあるが,遠目にはわからんし,剥がれたら剥がれたでウェザリング処理的でカッコ良い(?)
かなり満足.

ついでにと言うとなんだが,バックドアのステッカーも剥がれて汚くなりつつあったので,新しく貼りなおし.

iPhone11 Pro

これを百均の「シールはがしスプレー」で剥がす.
そして新たにこれを貼った.

iPhone11 Pro

すっかりキャンプづいているKazchai家にふさわしいステッカーと言えよう.

HIC キャンプどうでしょう ステッカー 切り文字 切り文字ステッカー 防水 耐水 パロディー シール カッティングステッカー

ついでに右隅のステッカー類もレイアウト変更+追加.

iPhone11 Pro

3月の息子との旅でGETした(もらった)恐竜ステッカーを貼る.

息子と二人旅~恐竜探検隊?

チャリやオートバイに比べると,イマイチのめり込めないクルマ趣味だが,こうしたプラモデル的なプチカスタムは楽しいもんだ.

実際に,旅先では「かわいいクルマ」と頻繁に指さされる我がハスラーである(ただしおっさんばかりだが).

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

OLYMPUS TG-5

Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

OLYMPUS TG-5

できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

OLYMPUS TG-5
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いただき画像
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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

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写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

OLYMPUS TG-5

美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

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ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

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上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

OLYMPUS TG-5

しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

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「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

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ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

OLYMPUS TG-5

最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

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さらにファット.

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結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

OLYMPUS TG-5

元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.