ファットな近場で新ルート開拓ライド

2024/2/4 Sun

新しい体験を

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-6 ℃,湿度:86%,体感温度:-7 ℃,風速:4.5 km/時,風向:SSW

朝6時半に起床.
いつも通り,洗濯物干し⇒朝食のルーティン.
昨日と違って,どんよりした天気,
気温はそれほど低くない.

昨晩泊まった熊本からの客人は,本日動物園&雪遊びに行くという.
なのに足元はスニーカー.
こりゃあかんとKEENの耐寒ブーツを貸す.

さて,みんなが出かけて一人になったKazchari.
昨日と同じ室内ライドも何なので,ファットで出かけることにする,
天気が期待できないので,ご近所で冬用の新ルートを開拓しますか.

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歩道の除雪がありがたい.
実に快適な走行.歩くより安全.

OLYMPUS TG-5

雪のせいで川幅も半分に.

本日のルートはヒルクライムが楽しい雨粉~共栄エリア.
写真の店はこのあたりでは貴重な補給ポイント.
一昔前は立派な商店だったようなたたずまい.

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アップダウンを繰り返しつつ山の中へ.
ここもきちんと除雪されている.
軽トラがたまに通る.

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ファットの空気圧はやや高め(1bar)が好み.
転がり抵抗が少ないので舗装路に近いガチガチ路面が快適.
一方で轍,とくに縦段差には弱い.ハンドルを取られる.

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この店,看板が出ていたので営業中のようだ.
夏ならソフトクリームがおいしそう.
いつかは寄ってみたい(そうか?).

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幹線道路に出る.
最近の降雪のおかげでアスファルトのむき出しはない.

おそらくだが,今年の道北の降雪量は少ないのではないだろうか.
気温も高いようだ.
よく言われるが,札幌-岩見沢にかけての空知地方の雪が多い年は,こちらが少ない.
その法則があてはまっている?

一方で,昨年大いに楽しんだ糠平湖氷上サイクリング

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

暖かすぎて,湖上はガス穴だらけ.
ワカサギ釣りもファット走行も含め2月いっぱいで立ち入り禁止になってしまったようだ.残念.

で,見知った道から見知らぬ道へ.
どこにつながっているのやら.

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えー,しっかり行き止まりでした(夏は通れそう).
この個人宅までで除雪終了.引き返す.

まっ,冬の通行可能ルートを探すのが楽しい.

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今回のライドではカーブミラーがやたらに気になる.
面白い画...と言いたいところだが,そうでもないか.

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登りの途中で小道への分岐点が現れた.
「通行注意」ののぼりが立っているが,今日は日曜日.
一応公道だし,チャリは邪魔にはならんだろうと進入.

これまたいつ通行止めになってもおかしくない雰囲気.
一旦停止し,行くか戻るか迷っていると前方から普通車が走ってきた.
おばちゃんの運転するごく普通のセダン.
これはどこかに通じている証拠と認識し,進むことにする.

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少し広い場所に出た.
どうやらここで駐車し,スノーモービルで森の中に入っていくようだ.
何やらよくわからん表記の看板が立ってたけど.どっちやねん.

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道はどんどん森の奥に入っていく.
雪も降ってきた.
引き返すことも考えたが,かろうじてクルマの通った轍が見える.
基本的に下りなので体力は使わないが,これがもし行き止まりだったら,登り返しがキツイ...

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途中で牧場(?)らしき建物が見えた.
屋根の雪下ろしを複数人が行っている.
人の姿を見て少し安心.

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それにしてもこの道,どこにつながっておるのだ...
今は雪に覆われているが,もしかしてその下はグラベルなのか?

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スマホを出して確認すべきなのだろうが,バックパックから取り出すのが面倒.
それに...このどうしようもない不安感を楽しんでもいる.

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そして...ついに右手にガードレール,街灯といった幹線道路の建造物が見えてきた.
おお,なんとここにつながるとは!
存在は知っているが,夏でも気になっていた道だった.

いやいや実に楽しかった.
新ルート開拓やな.
青空の見える晴れた日に再訪しべし.
いい画が撮れそうだ.

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少し登り返す.
もう完全になじみの道.

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ここが最高地点.
ドロッパーを下げて,延々なダウンヒルへ.
うん,これは楽しい.

調子に乗っているとブラインドカーブの先からクルマが現れてびびる.
あまりにも交通量が少ないので気が抜けていた.
それは向こうも同じ.要注意.

下りきってしばらく走る.
むっちゃ丁寧な雪捨て場を発見.

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最短距離で帰宅するのは面白くないので,少し遠回り.
先日,NHKでも紹介された西神楽方面に向かう.

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先週なら「Hokkaider Base」の冬季営業日.
また開けてくれへんかな.

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西神楽を抜け,特にコンビニにも寄らず(昼食をとらず)帰宅.
昨夜の残りのお好み焼きを食べる.

iPhone11 Pro

カレーと違ってお好み焼の2日目は味が落ちる.
中まで温めるのも難しいし.

ウェアの洗濯を終え,さぁ,時間ができた.
となればサウナでしょう.

いつもの「花神楽」ではなく,チャリルート同様,ここは新規にチャレンジ.
前から気になっていた〇〇〇〇へ.

なぜ伏字かと言うと...評価がイマイチだったので.
サウナ室そのものは良かったけど,他の部分がなぁ...
料金高めにもかかわらず,老朽化と不潔感は許容できない.
あくまで個人の感想.行動してみてわかった事実.
あの雰囲気が好きな人もいるでしょう.

サウナと言えばAmazon Prime Videoで『サ道 2021』を楽しく観ている.

サ道 2021

新コロ真っ盛りの中で撮影.
みんなマスクを着用している.
これはこれで後の世の貴重な映像資料となろう.

それはともかく,第2シーズンにあたる今作.
より趣向が凝っている.
気に入ったエピソードは「ラブホ・サウナ」
確かに利用しにくいけど,テントやDIYを除けば,究極のプライベートサウナやな.

そして最終回のらかんの湯
このドラマで紹介されたサウナで一番強く行ってみたいと思った場所.

サイトによると日帰りも可能なようだ(佐賀やけど)
¥4,400ですか,そうですか...わかりました!って,遠いわぁ...

ファットな冬の丘ゆるポタライド

2024/1/29 Sun

静寂とノイズと

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-4 ℃,湿度:87%,体感温度:-5 ℃,風速:2.1 km/時,風向:NNW

本日も晴れ.
絶好のライド日和である.
昨日は街中だったので,本日は郊外に行きませう.

ファットなメンテとネパールカリーライド

ハスラーにファットを搭載.
30分もかからず,いつものデポ地点である美瑛のスポーツセンターに到着.

OLYMPUS TG-5

ちょうど一週間前の激戦地である.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

マイナス20℃越えだった先週と異なり,本日は気温かなり高め.

それでもマイナス5℃.
大阪に住んでいた頃だとありえない大寒波である.
慣れとは誠に恐ろしい.

もちろんレースコースは雪で埋まり走行不能.
そらそうだ.

今日は町を抜けて橋を渡り,眺望の良い高台コースへ向かう.
毎年開催される「美瑛センチュリーライド」でも設定されるルートである.

OLYMPUS TG-5
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雲がやや多いものの快晴.
青と白のコントラストが美しい.

OLYMPUS TG-5
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そして...この先が行き止まりのせいか,交通量ほぼ皆無.
締まった雪面に刺さるスパイクタイヤが,サクサクと小気味よい音を奏でる.

OLYMPUS TG-5
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ファットを降りてたたずむ.
すると無風かつ雪が音を吸収するのかほぼ静寂.
めったにない貴重な刻.たまらんな.

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美瑛の主要な道は毎冬走っているので,冬期通行止めのルートもだいたいわかる.たまにインバウンド客増加のおかげで,特別除雪されていることもあって面白い.

走行ペースはゆっくり.
これぞサイクリング,ゆるポタリア.

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レースとなれば,まだガチで「勝ちたい」という気持ちはあれど,年齢を重ねると体力の低下は避けられない.
走力だけでなく,意識の上でもどこかでスイッチングする日が来るのだろう.

意識の変化と言えば,先日酷評した『SEED FREEDOM』

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を観た~令和最新版

今のところ興収もよく,内容に関しても絶賛派が多いようだ.
自分ではまだまだ若いつもりでも,これが「今の感性や価値観についていけない」と言う事なのだろう.知らんけど.

OLYMPUS TG-5
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さて,何度か通行止め⇒Uターンを繰り返し,幹線道路に出る.
ここが見事にアスファルトむき出し路面.
積雪が少なく,交通量が多いとこうなる.

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先ほどとは打って変わり,スパイクタイヤが豪快な音を立てる.
まるでレシプロエンジンのプロペラ音のごとし.

まるで雪解け間近な春先のような路面だが,まだ1月である.

経験上,アスファルトを数キロ走ったところでスパイクピンが削れてしまうことはないが,精神衛生上よろしくない.

圧雪路面を見つけてそそくさと逃げる.
ノーマルとスパイクで思考や行動が逆転するのが面白い.

OLYMPUS TG-5

「拓真館」のそばを通る.
エグほどの観光バスの台数.
森の小道も人であふれている.

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急坂を登り「四季彩の丘」に到着.
ここも大盛況.

昨年と異なり「いよいよ客が戻ってきたなぁ...」という印象.
まぁ,受け入れだけでなくKazchari自身も,直に久々の海外旅行が控えているわけだが.円安による現地の物価上昇に鼻血でそう.

OLYMPUS TG-5

さて,デポ地点まで戻りますか.「新栄の丘」を経由して.

OLYMPUS TG-5
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このあたりもアスファルトむき出し.
路肩にわずかに残る雪上を走行するも,段差にハンドルをとられて落車の危機に.やばいやばい.正に油断大敵.

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美瑛の中心部に帰還.
いつものセブンイレブンでコンビニ飯にするかと立ち寄るも,店内のトイレ,レジ前とも長蛇の列.そう,観光客である.
「こらあかん」と,デポ地点の体育館まで移動.

OLYMPUS TG-5

トイレを済ませた後,ハスラーの元に戻る.
見事なつらら.

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ファットを積んで,そのままセイコマに移動.
こちらは駅から離れているためか,通常モードで空いていた.
久々に「かつ丼」とガラナを購入.

セイコマと言えば,こんな記事が話題に.

北海道の離島で豪雪「朝ごはん買いに行くだけで命懸け」 →雪掻き分けコンビニへ→ネット民衝撃「無敵ライフライン」

そやね.
レジ袋もくれるし,やっぱセイコマええよな.
道民の生活に欠かせない.
NHKの『ドキュメント72時間』でも初山別のセイコマが紹介され話題になった.

北海道・初山別村のコンビニで「ドキュメント72時間」 担当ディレクターが語る舞台裏

ポイントの使い方だけはよくわからんけど.

帰宅前に『花神楽』でサ活.
やはりこの時期の外気浴は寒すぎる.
室内浴オンリーの2本目でととのいました...って,ただの居眠りだったかも.

入浴後は,コミックではなく図書館で借りた本の続き.

家より集中して読めるな.
項目の中では「日本の避難所はなぜ体育館なのか」が興味深い.

日本は本当に大丈夫か…大災害の避難場所が「体育館」であることが「深刻すぎる理由」

今まさに能登ではこのような状況におかれている方がまだまだ多数おられる.
ハザードマップ上は安全な位置にある我が家ではあるが,それでも,いつ何が起こるのかわからない.
確かに体育館での長期間の集団生活は耐えられそうにない.
となると車中泊かキャンプかなぁ.
緊急時にすぐ準備できる? 無理です.

夕方17時帰宅.
一足早く春のライドをした気分.

OLYMPUS TG-5

『サ道』に誘われて

2024/1/8 Mon

サウナはじめ

Amazon Prime Videoにて,ドラマ『サ道』の追加料金なしでの配信が始まった.
家事をしながら少しずつ鑑賞中.

サ道

初回放送は2019年.
この番組をきっかけに一大サウナブームが到来した.

雰囲気としては『孤独のグルメ』のサウナ版.
コミックが原作なのも一緒.

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1)

基本的に風呂に入っているおっさんの独白で構成.
関東周辺のロケが多いが,年末のスペシャル版で旭川の「OMO7」「白銀荘」の紹介もあった.
コーネリアスの音楽と主演3人のかけあいがいいね.

Kazchariがサウナにはまりだしたのは2022年の夏.

ファットなしかおい夕食散策ライド

このブログでもたびたび書いているが,Kazchariは主にオートバイにて日本中を旅した.
『サ道』で紹介される“聖地”付近も通っている.
また,サウナ総本山フィンランドにも行ったことがある.
当時はサウナに全く興味がなかったのが心底悔やまれる.

「スタンドはいつでもどこでも存在するが、見ようとしない人が見ないだけである」(The JOJOLands)

ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ 1

つーことで連休最終日は外ライドをお休み.
風邪(鼻と咳)の状態もだいぶよくなってきたので,久々に「サ活」に行きたくなってきた(単純である).

行き先は万葉の湯 旭川高砂台

この施設,通常料金で¥1,600と,非常に高額.
普段よく行く花神楽や『SPA神楽』のほぼ倍の値段.
だが,Kazchariは某共済の加入者なので¥300で入浴可能なのだ(回数制限あり).

もちろんハスラーで出撃.
冬の旭川は普段の2車線道路が雪のせいで1車線になってしまう.
住宅街だとすれ違いすら怪しい.
ただし,今年は札幌方面の雪が多いようだ.なぜか旭川と反比例する傾向.

ガチガチに凍った路面で,冬の運転は非常に気をつかう.
事故っていないのは運が良いからに過ぎない.

14時過ぎ,無事『万葉の湯』着.

受付を済ませ館内着を渡される.
こういうのを希望者だけにすれば料金をもっと下げれるのでは?

番号指定ロッカーで脱衣.
いつも通り,かけ湯をして身体を清める.
その後,やや熱めの「二股ラジウムの湯」にしばしつかる.

さて,サウナである.

『万葉の湯』にはミストサウナがある.
通常のドライサウナとどちらに入るか悩むところ.
今回,1,2セットは通常のドライサウナ.3セット目にミスト,そして禁断の4セット目にドライサウナというやや変則的な方法にした.

帰宅後に観た『サ道』の「しきじ」回では,「フィンランド式サウナ」と「薬草サウナ」の入り方を指南していた.
ようするに(「フ」⇒「冷水」⇒「薬」⇒「冷水」⇒「休憩」)×3セットを薦めていた.
うん.次回はこの方法を取り入れてみよう.

『万葉の湯』は露天があるので外気浴が可能.
いわゆる“ととのいイス”が設置してあるのだが,そこに座るのはさすがに4分が限度.

コールマン(Coleman) チェア インフィニティチェア

残りの休憩時間は浴室内に引き継ぐ.
ここには浴室の中心にお湯の流れる大理石ベンチがあり,ここに座ると実に気持ちが良い.
うん.冬場は外よりこっちやな.

郊外の入浴施設にしてはめずらしく,西欧系の外国人がたくさんいた.
近くのスキー場からの流れだろうか?

さて,浴室を出て館内着に着替える.
『万葉の湯』と言えばコミックが充実.

自販機でコーラを買って,イスに陣取る.
まずは『キングダム』70巻.

キングダム 70

今巻は韓非子の話.
相変わらずののんびりペース.
同じ大河系の『FSS』と違って,連続で描き続けているのはスゴイ.

そして,ついに『ゴールデンカムイ』の29~31,つまり最終巻まで(ようやく)読了.

ゴールデンカムイ 31

実に面白かった.
これまでになかった北海道とアイヌ文化(おもにグルメ)をモチーフにした壮大なドラマがついに完結.

以下,少々ネタバレ.

クライマックスに向けて下品さと変態さは影を潜め,生き残った全キャラが入り混じる五稜郭での総力戦へ.
主要キャラが次々に死んでいく.
なかでも土方と牛山の死にざまが印象に残る.

これまでもハリウッド映画をリスペクトした展開が多かった本作だが,最後をかざる杉元と鶴見の一騎打ちは迫力満点.
このシーンの実写化には文字通り潤沢な予算と肉体派俳優が必要.

おや?
そう言えば実写版がもうじき公開やったなぁ.
最終回まで完走できるか?

不死身の杉元は最後まで撃たれても刺されても全然平気.
ちゃっかり生き残って,約束通り,東京に住む親友のヨメさんに再会し,約束を果たす.

そやな.このシーンがなかったら物語として成立しない.
杉元が死ぬバッドエンディングは元々なしか.

最後のシライシ国のコインにビルマ語っぽい文字が刻まれていたが,どこに独立国(島)を作ったのだろう? アンダマン諸島?

最終巻まで読み終えたので,やっとこの手のインタビューも読める.

『ゴールデンカムイ』最終巻ラストの真相…野田サトル1万字インタビュー#1

16時半になり,外の風景も暗くなった.
大作を読み終えて,ココロはすっかり北海道...って,住んどるがな.

さぁ,家に帰ろう.
こんなのんびりした1日も悪くない.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

2024/1/2 Tue

デスライドふたたび

OLYMPUS TG-5

風.温度:3 ℃,湿度:72%,体感温度:-3 ℃,風速:38.5 km/時,風向:WSW

朝5時,自然に目が覚める.
昨夜は名物「夜鳴きそば」をパスして9時に就寝.
都合8時間は寝た.

体調もまずまず.
咳が少し出る程度.

せっかくの天然温泉付きの宿である.
朝風呂にGo!

念のため,本日もサウナはパス.残念.
露天風呂に通ずるドアを開けると...いきなりの強風!
ゴーゴーとうなり音すら聞こえる.
昨夜はほぼ無風だったのに...

頭の中に「DNS」の文字がちらつく.
たかが遊びなのだ.行こうが行くまいが誰に迷惑をかけるわけでもなし...
もしくはハスラーで岬まで行き,ファットを降ろして碑の前でアリバイ写真を撮る...これはむなしすぎる.

部屋に戻り天気予報をチェック.
Yahoo先生の予報はこんな感じ.

風向き的に“行きはよいよい帰りは恐い”状態.
どうすっかなぁ...

とりあえず,“爆盛り海鮮丼”で有名な朝食バイキングに行き,ココロを落ち着かせますか.

iPhone11 Pro

デデンッ!
慌てて盛り付けたため,見た目はアレだが,味がよければ全ておK.
他のメニューを含め,この丼で3倍は食う.
朝食代¥2,300の元を取ることと,本日のライドのエネルギー分をチャージ!って,結局行くの? バカなの?

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そう,飯を食っている間,窓の外を見ると木々の揺れが激しい中,おもむろに発進するオートバイの姿を見る.
そう,ああいう変...いや猛者を見習わなければ!(そうか?)

決意すれば話は早い.
部屋に戻り,テキパキとパッキング.
7時半にはチェックアウト(12時までのレイトステイだったのでもったいなかったが).

道の駅の駐車場までハスラーを移動.
ファットバイクを降ろしてそそくさとセッティング.
こういうのは勢いが大事.

OLYMPUS TG-5

8時少し前,準備は整った.
さぁ,行きますか.
片道約32kmの行程である.
できれば午前中で戻るつもり.

ウェアなどの装備はいつもの冬ライドと同じだが,念のためリアバッグを装着.
中には電熱ベストと電熱グローブ,およびダウンベストを収納.
いざという時に備える.

だがしかし,走り出してすぐに気づいた.

「今日,暑くね?」

そう,実際,駅前の電光掲示板は「プラス3.8℃」を表示していた.

OLYMPUS TG-5

風が強いのは確かなので,上記の防寒セットはそのまま持っていくけどな.

しばらく稚内の市街地を走る.
交通量少なく順調.
片側2車線道路が続くので道幅も広い.

OLYMPUS TG-5

40号と宗谷岬に向かう238号の分岐.
さぁ,いよいよここからが正念場.
ここから先,風をさえぎる物がほとんど存在しないエリアが続く.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

それにしても交通量が少ない.
三が日の早朝ってこんなもの?
もしかしたら,旅装備のバイクやチャリも走っているかと思いきや,誰にも出会わなかった.

予想通り,ここから宗谷岬まではパーペキに追い風基調.
トップギアで回し切ってしまう.
凧状態で回さなくても後ろから押されて勝手に進む.

面白いのは後輪が巻き上げた雪が,風で押し戻されて背中やら足元にバシバシ当たること.
どんだけ風強いねん.

...と余裕かましながらも,復路の地獄が頭の中をよぎる.
今は推進力となっているこの風だが,当然帰りは逆風オールバックである.
考えたくねぇ...

港などの入り組んだ場所で一瞬風向きが変わる.
油断していると,そのまま横に持っていかれる.
危ない危ない.

OLYMPUS TG-5

やがて右手に「セイコーマートかみいそ店」が見えてきた.
日本最北のセイコマである.

ここはAJ-H伝統の「宗谷岬600km」のコース上にあるが,営業時間は23時まで.
行きか帰りに,ここで補給できるかどうかがモチベーションの維持に大きくかかわってくるのだ.
何かと思入れのあるセイコマだが,本日から営業開始のようだ.
こりゃ帰りに寄るべし.

OLYMPUS TG-5

この後も快走は続き,ようやく約束の地(いくつあるんだ?),宗谷岬着である.

OLYMPUS TG-5

少々わかりにくいが,宴の終わった1月2日の昼前,駐車場に旅人の姿は皆無だった.
駐車中のクルマもない.
テント群も全て撤収済み.

トイレ前にカバーをかけたハンターカブ一台だけが残されていた.

ここで誰もがするのが碑の前での記念撮影.
しかし,撮影を頼める人が誰もいない.

足つきの自撮り棒を持参し忘れたが,あったとしても,この強風下では立たせることは不可能だろう.
実際,ファット自体も横風で倒れるし,風の方向に合わせてもズルズル動いてしまうというとんでもないシチュエーション.

OLYMPUS TG-5

片手でファットを押さえながらの手伸ばし自撮りだけがかろうじて可能だった.

OLYMPUS TG-5

トイレに移動.

OLYMPUS TG-5

有名な青い壁のおみやげ屋さん前に避難.
なぜか電光掲示板の日付は「1月1日」のまま.なぜ?

OLYMPUS TG-5

そう,ここはエベレストの山頂と同じ.
本来なら人間が長時間とどまることが許されないデス・ゾーン...的な雰囲気が漂う.

滞在時間は10分にも満たなかったように思う.
そろそろ帰ろうかという時,駐車場に入ってきたクルマからカップルが降りてきて,碑の前で記念撮影.
「これは撮影を頼むチャンス!」とKazchariも碑に向かうが,相変わらずの強風.
先ほどのカップルも碑にしがみつき,髪を押さえつつ必死の撮影.
ようするに頼めるような状況ではなかった.

仕方がない.
生きるためにさっさと下山するに限る.

道路を渡り,快調に走ってきた道にファットのハンドルを向ける.
いきなり,グニッとステアリングが押されて曲がる.
そう,えげつない向かい風のせいだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

これはまずい.
マンガ的表現だと,こめかみにツーッと冷や汗が流れるシーン.
もちろん,この風と気温でそんなモノは流れない.

意を決してペダルを踏む.
なんだこの抵抗は!

ギアを落としても全く進まない.
サイコンの速度表示は「~10km/h」

ここからスタート地点の道の駅「わっかない」までは約30km.
単純計算で3時間!? この出力で?
一瞬,頭が真っ白になる.
頭の中では現状を回避できないものかと,計算が始まる.

【バスを使う】
あかん.輪行袋持ってへんわ.
その前に,ファットバイクが入るサイズの袋ってあるんか?

【ヒッチハイク】
漁村が点在するので,軽トラが結構走っている.
あの荷台ならファットも問題ない.
ハイエースなら余裕?
あかん.スパイクタイヤや.傷がつく.

【向かい風を避けて猿払周りで戻る】
これはないわー.プラス何km?

もちろん全て妄想.
ひたすら足を回し続けるしかない.

アベレージと心拍数は,ヒルクライム時に酷似.
そうか30km続く登りと思ったらええねん.
トレーニング&トレーニング.

時々,風が止む.
その瞬間を逃さずスピードアップ.
わずかな時間だけ,時速15km/hで距離を稼ぐ.
そしてまた向かい風が吹く.

救いなのは往路で通ったばかりなので見覚えがあるということ.

OLYMPUS TG-5

ここで思い出されるのが,マラソンランナー君原健二さんの名言.

「私は苦しくなると、よくやめたくなるんです。そんなとき、あの街角まで、あの電柱まで、あと100メートルだけ走ろう、そう自分に言い聞かせながら走るんです」

もしくは,ジョジョ第5部の名言.

「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。」

さらには,セブン25話の,

「基地はもうすぐだ。基地へ帰れば、温かいコーヒーと、スチームが俺を待ってるぞ!」

が思い浮かぶ.

Kazchariは昔からヤバイ状況になると,これまで見聞きした古今東西の様々な名言を思い出して,現状を「覚悟」しようとするクセがあるのだ(ただの現実逃避)

と言っても,今やっていることはただの遊び.
雪山で遭難したわけではない.
苦労を楽しんでいるレベルに過ぎないけどな.

とかなんとか夢想しているうちに,開いててよかった「セイコマかみいそ店」着.
幸い気温だけは高め.
暖かいモノを求めることなく,バナナ,エナジージェル,そして,ここでも神の飲み物である赤コーラを購入.

iPhone11 Pro

残り20kmである.
思考と足の運動を切り離す「ゾンビ走法」にて,稚内市街に帰還.
ここまで来れば一安心.
余裕が出てきたので,稚内名物の1つである“彼”と記念撮影.

OLYMPUS TG-5

この時期,彼に会えたのはたまたまだったようだ.

そして,ついに駅前の駐車場に到着ぅ.
なかなかの激闘でした.

OLYMPUS TG-5

公式な「年越し宗谷」には参加できなかったもののなかなかの達成感.
うん.こんなんでいいんだよ(よくわからん).
さて,ファットをハスラーに乗せて向かうは約束の地(いくつあるんだ?)ヤムワッカナイ温泉.
これまた10月以来の訪問である.

勝手知ったるシステムで,ロッカーキーを受け取り,汗にまみれたウェアを脱ぐ.
後は旭川に帰るだけなので,禁を破ってサウナへ.
いつも通り10分間蒸された後,水風呂,そして(外はさすがに寒すぎるので)浴室内浴へ.
おかしい.
心拍が全然下がらん ⇒ “ととのい”どころではない.
特に根拠はないのだが,やっぱ,本調子ではないな,と1セットで終了することにした.
時間もあまりないしな.

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時刻は13時半.
ここで昼飯を済ませるつもりが,さすが三が日.
麺類,定食などめぼしいメニューは全て売り切れ(カレーぐらいしかない).

幸い,朝食で大量摂取したカロリーがまだ枯渇していない.
このまま帰るとしますか.

14時過ぎ,旭川へ向け出発.

帰り道,美深付近から吹雪に遭遇.
既に日は落ちて暗い.
そんな中,路肩で雪にまみれながら地図を眺めるチャリダーをパス.
すごいわ.
そやけど,こんな視界不良の中,走るのは無謀.

その後,道の駅「びふか」にピットイン.
ここにも雪に覆われたカブが停まっていた.
ライダーはトイレ内で休憩中.
声をかける.
もちろん「年越し宗谷」帰りだった.
名寄まで行ければ...という彼にこの吹雪の中の走行はキケンと進言.

そこへ,先ほどのチャリダーもやってきた.
「美深市内の公園の東屋でテントを張るつもり」と,とんでもないことを言う.

いいねぇ,これが若さか.
死なない程度に冬の北海道を体験してくれ.
悔しいので,決して「うらやましい」とは言わんぞ!

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旭川市内の「かつや」にて夕食.

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やはり圧倒的なコスパ.
今年もお世話になります.

帰宅すると,大阪に帰省中のヨメさんからまたしてもLINE通話が.

「あー,明日やけどなぁ.飛行機が飛ぶかどうかわからんから,帰られへんかもしれんわ」

えっ,なんで? ストライキ?

「なんで知らんの? ホンマに日本におるんか? テレビつけてみぃ!」

というデジャブな会話.
パチッとテレビをつける.そこには羽田空港の惨状が映し出されていた.

とんでもないスタートだ,2024年の日本.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

2024/1/1 Mon

Get it done

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朝5時起床.
2024年がスタートした.

昨年身内が亡くなったので,通常の正月の挨拶はできないらしい.
まっ,今家には誰もおらんけど.

Kazchari家,西へ

肝心の体調は,さすがに9時間近く寝ただけあって,かなり改善.
鼻水も止まっている.
咳が少しあるか.
クルマで稚内に行く分には問題なさそう.
やはり睡眠は偉大だ.

朝食として,昨夜のうちに冷蔵庫で解凍しておいた,佐賀県吉野ヶ里町のふるさと納税返礼品「黒毛和牛ハンバーグ」を焼く.

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一応マニュアル通りの時間で焼いたが,中心に十分な火が通ってなかった.
半分に切断後,フライパンに戻す.
こういうのは焼き加減が難しいな.
味はまずまず.いかにもな高級肉.

片付けやら洗濯を済ませて,自宅を出発したのは8時半頃.

今朝の旭川は超快晴でまぶしいほど.
クルマの温度計は「マイナス20℃」を表示していた.
キンキンに冷えてやがる.

自宅から目的地であるドーミーイン稚内までは約250km.
夏場なら5時間もあれば着くが,冬期だと6時間は見ておきたい(この距離感も北海道感覚).

国道40号を北上する.
士別までの有料高速道路は使いませんよ.もったいない.

道の駅「なよろ」にて,公式に「年越し宗谷」を過ごしてきた友人と連絡が取れた.
今朝のうちに無事に「呪いのキーホルダー」をgetしたとのこと.

説明しよう.
この「呪いのキーホルダー」とは元旦に稚内市が宗谷岬にて配布する,その年の「干支」キーホルダーである.
当然全部で12種類ある.
つまり,一つでもこのキーホルダーを手にした者は,以後11年間,大みそかに宗谷岬に通い続けなければならないのだぁ.知らんけど.

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その友人とは,美深バイパス上でちょうどスイッチ.
Kazchariはそのまま北上を続ける.

音威子府を過ぎた.
ちなみに有事の際は,この音威子府の三叉路が北方からの侵略に対する国防絶対防衛ラインだとかなんとか.ウクライナ戦争もまだ続いているし,絵空事ではないお話やな.

このあたりから天候がやや悪化.
雪こそ降らないものの曇ってきた.

道の駅「なかがわ」着.
いました,いました.
年越し帰りの猛者どもが.

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カブ系やオフ車ならわかるが,フルカウルのSSがたまに混じっている.
あれはスゴイ.理解不能.
前輪荷重のコントロールはともかく.転倒時の物理的・精神的ダメージがはかりしれん.
いずれにせよ,ファットならともかく,こっちがクルマだと話しかけづらい(小心者).

缶コーヒーだけ買って出発.
その後も数台,南下するオートバイとすれ違った.

景色的にはオロロンライン.距離や安全,インフラ整備面を考えるとこちらの40号がベターな選択と思われる.

ハスラーのナビは10年ほど前のYupitel製.
その指示通りに進む.
2年前の「オホーツク1300」時のルートと同様,国道を離れて幌延方面へ右折する.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10月の利尻ライドの時も通ったなぁ,この道.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

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幌延のセイコマは元日でも営業中.
さすが地方に欠かせないインフラだ.
ちょうど昼飯時である.
とは言え,明朝の“アレ”に備えて,バイオリズムを整えておく必要がある.
おにぎり2個にとどめておく.

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ここから再び無料の高速道路,豊富バイパスに乗る.
交通量皆無.
前にも後ろにもクルマの姿がない.
除雪も完璧で実にスムーズに走行.
あっという間に稚内市内にin.

この時期心配なのがガソリン事情.
燃費がわりと良いハスラーも,家からここまでで既にタンクの半分を消費.
往復無給油はさすがに無理.
ちょうど丁時路にあって,いつも稚内からの帰路で給油するENEOSセルフが営業中であることを確認.明日も開いていてそう.

さて,久々っつーか10月以来の稚内である.
雪は積もっているものの,海沿いの町だけに旭川より少な目.

チェックイン時間である14時,無事に「ドーミーイン稚内」に到着.
ホテル脇の平地駐車エリアが空いていたので停める.
立体駐車だと荷物の出し入れが面倒なのだ.
いずれにせよ,一泊¥700かかる.

ちなみに少し海沿いに歩いた先にある公共駐車場だと無料.
節約志向の方はそちらに.

で,5階のダブルの部屋にチェックイン.
なかなかの広さとキレイさだ.

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サービスのペットボトルの水2本と,洋梨ムースが冷蔵庫に入っていた.
さて,部屋でまったりしていると,大阪に帰省中のヨメさんからLINE通話.

「今,稚内やろ? そっち大丈夫?」

なんのこと?

「あんた,ホンマに日本におるんか? テレビ見てみぃ」

パチっ.そこには能登地方の惨状が映し出されていた.
しかし,なぜ稚内が心配? そうか,津波か!

確かに画面上,津波注意報が稚内から宗谷岬付近まで発令されていた.
ほぼ同時に,先ほど美深ですれちがった友人からも連絡あり.
もし地震発生が昨日だったら,年越し宗谷組に退避命令が出ていたかもしれん,とのこと.

しかし,まぁ,新年早々からとんでもない事態が起こる.
自然災害は人間の都合なんぞは考えない.

17時過ぎ,夕食のために外出.
さすが元日.
どこもかしこも閉まっている.

偶然営業中の『国際元気堂』という名の模型店を見つけた.
言うまでもなく日本最北の模型店となる.
スケール,キャラ,RC,完成品フィギュアなど商品,道具ともなかなかの品揃え.
隠れた名店とはこういう店のことを言うのだろうか?

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駅まで歩く.
電光掲示板の表示はなんと「マイナス4℃」
この時期,この時間にしては非常に暖かい.

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駅構内には列車待ちの人が多数.
年越し宗谷帰りと思われる,輪行袋を携えた人の姿もあった.

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大晦日から元旦にかけて,クルマをデポする予定だった市営駐車場もチェック.
十分スペースがある.

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何より助かるのが敷地内にある公衆トイレ.
冬期閉鎖されることもなく,常時使用可能なようだ.

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うん.この条件やったら車中泊余裕やったなぁ.
まさかの体調不良さえなければ...

観光名所,稚内港北防波堤ドームまで歩く.
さすがにこれを越えてくる津波はなかろう(警報では1m).

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かつてはライダーたちのキャンプ地として有名だったが,現在は禁止.
安全上はともかく,見た目がなぁ...場所が場所だけにホームレスのテント村ぽかった.

駅構内のセイコマが開いているのを確認.

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夕食も明朝の“アレ”のために,少量サイズの「のり弁」野菜ジュースのみにした.

ホテルに戻る途中,居酒屋の明かりを発見.
ちっ,せっかくやったらこっちに入ればよかった.

入口に面白いメモがあった,

「お酒を飲めない方は入店をお断りします」という,なかなかに攻めた内容.

理由としては「お酒を飲みながら地元料理を楽しんでもらいたい」店だからだそうな.
うーん,ここまで宣言されると逆に興味が出てきた.

弁当を買っていなければ入ってたかも...と思いきや,冷静に考えれば明日はハードなライド.
ここで酒飲んで,症状が悪化したら何しに来たのかわからんと,断念.
次回の楽しみにとっておこう.

ホテルに戻る.
半地下の駐車場にオートバイやグラベルバイクが置いてあった.

部屋にて食事.
テレビをつけると地震の被害がさらに拡大していた.
地震大国日本に住む以上,どこで遭遇するかわからない.

Kazchariも阪神淡路の体験者(被災はしていない).
あの時も,神戸界隈は大混乱だったが,すぐ隣りの大阪では一地域を除いてほぼ平常.
その対比が運命の残酷さを感じさせる.

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さて,このホテルのもう一つの売りは屋上にある天然温泉である.
残念ながら体調を鑑みて,サウナはあきらめ,その分時間をかけて露天風呂を楽しむ.
「風邪の時,サウナはいいのか」論争があるが,どうやら「入らない方が良い説」が優勢.

要注意!サウナに入ってはいけない6つのタイプの人とは?

そらそうやろなぁ.

浴室を出ると冷蔵庫が設置してあり,フリーのアイスクリームが提供されていた.いやホンマ至れり尽くせり.

さて,ドーミーインの特別なサービスは他にもある.
21時半以降に提供される「夜鳴きそば」だ.
夕食を少な目にしたのは,このそば(ラーメン)をあてこんでのことだったが...21時頃には寝落ちしてしまった.

明日はもっと回復してたらいいなぁ...zzz

(その2へ)

なんてこったの2023年の最終日~今年も走りました

2023/12/31 Sun

何かの罰か.

2023年もいよいよ大詰めだなぁ,伯爵ぅ.
本来の予定であれば朝から稚内に向かい,長年の夢であった「年越し宗谷」を決行するはずだったのだが...

年始年末のチャリ計画

この日も体内時計ばっちりで,いつも通り朝6時起床.
まず鼻に違和感&かむと黄色.

「うわっ,まさかリターン・オブ風邪!?」

ひさびさに風邪?~市販薬の選び方

どうやら昨日の「厳冬期カミヒル」は,アラカンのおっさんに想像以上のダメージを与えたようだぜ.
まぁ,一番の原因は帰りに寄ったサウナやったかもしれんけど.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

さて「鼻かんでスッキリ」で済めばよかったのだが,今度はなぜかくしゃみが全然止まらない.
かんでもかんでもズルズル.
涙は出てくるわ,人中はひりひりするわで不快感この上ない.
イメージとしては,鼻からノドにかけての通路がふさがっているかのよう...

まずいまずいまずい.

何がまずいって,明日1/1の稚内の宿は予約済みなのだ.
つまり今日無理して宗谷に向い,寒風の中徹夜して,体調がさらに悪化したらホテルの”アレ”が楽しめない.
その事態だけはどうしても避けたい.

で,結論は...今日は家でおとなしくし,体調の回復を待つべし.
この時点で公式かつ正式な「年越し宗谷」は次年度以降に持ち越しが決定となった.

現地で落ち合う予定だった同僚に連絡.
クルマで岬まで向かうという話だったので,現地で使用する強風よけのテントを運んでもらっていたのだが手間をかけさせてしまった.

となれば,無理せずに今日の大晦日をどう過ごすか?

まずは雪かきだな(体調悪いのでは?).
昨夜から結構降り続いている.
クルマを移動しつつ,1時間ほど徹底作業.
心なしか鼻が通った.

”明日の”遠征に備え,ファットにリアキャリアを再度取り付け.ハスラーに積み込んでおく.

最後の一踏みでSTRAVAの距離を稼ごうかと思っていたが,脚に昨日のダメージが残っているのと体調を鑑みて断念.
つーことで,毎年恒例の「YERA IN SPORT 2023」の最終結果は以下のようになった.

残念ながら年間走行距離の目標「12,000km」は250kmを残してクリアできず.
やはり5月の負傷と度重なるブルベのDNSが影響したか.

ちなみに2022年のデータは以下の通り.

合計時間 :515時間
総距離  :12,163km
総獲得標高:101,735m

おっ,距離と時間は短くなったが登っている.
これは年初の”クライマー宣言”にふさわしい成果やな.

各バイクの12/31時点での総走行距離はこんな感じ.
TOPSTONEEMONAを除き,2023年だけのデータではありません.

そうそうSTRAVAと言えば,昨年末に有料会員になった.
確かキャンペーンで割引だったと思う(確か¥6,000ほど)

無料版と異なり,いろいろと細かいデータ分析をしてくれる.
個人的には10位内以外のセグメントの順位表示やな.
イベント日だけのKOMなど,むっちゃモチベーションにつながってた.

継続を考えていたが,昨今の値上げ趨勢でなんと年間¥7,800へ.
さすがに払えんわと解約.
すると,先日またまたキャンペーン通知が,なんとプロもコードで25%オフの¥5,850に!

うん,これならと再契約した.

ちょっ,待てよ.
これってつまり毎年継続せずに一旦解約.
このキャンペーンとやらを待った方がオトクということ?
大丈夫か,STARVA?

「YEAR IN SPORT」に戻る.
そして選考基準はよくわからんが,ベストショットはこれらしい.

すべてがブルベ.

個人的な2023年のベストライドはなんつってっも『NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE』やったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

我が変態バイク「Canonndale TOPSTONE CARBON2 LEFTY」はこれに参加するために買ったようなもの.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

こんなハード過ぎて完走もギリギリ怪しいイベントが大人気とは,日本もまだまだ捨てたもんとちゃうな.
来年もぜひ参加したい.もちろん「EXTRA LONG」一択!

実はヨメさんと子供らはこの年末年始は帰省中.
家にはKazchari一人なのだ.

困るのが食事.
作り置きの冷凍品やら,家にあったインスタント物でごまかしていたが,それらも飽きてきた.
となると,外食なのだが,昨今の働き方改革&人手不足のせいか,今日明日と休業の店が増えている.

「近所のコンビニで弁当でも買うか」と出かけたが,見事に売り切れ.
仕方なくレンチン食品の「五目焼きそば」と「唐揚げ」を購入.
家で食べたが...まぁ...不味かった.
手ぇ抜かずにちゃんと作った方がええな,こりゃ.

食後,前回,病院で処方され,残してしまった風邪薬を飲んでみる.
これがめちゃめちゃ眠気を誘う.

録画していた『映画大好きポンポさん』を観ながら寝落ち.
なんてこった.

映画大好きポンポさん 豪華版 [Blu-ray]

なんとか2階のベッドまで這い上がり,前後不覚に床に就く.
時刻はなんと21時過ぎ.
なんとも言えない大晦日の夜.

明日は回復してますように...zzz

Kazchari家,『ガルパン最終章第4話』を観に行く

2023/11/17 Fri

人類はここまできたか

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金曜日の話.
仕事を終えてちゃっちゃと帰宅.
めずらしく,Kazchari家フルメンバー(4名)で映画に行く.
JKの娘は推しの”ダージリン”と同じ髪型だ.

その映画は...『ガールズ&パンツァー最終章第4話』

全6話の最終章もいよいよ第4話.
前回は,フィンラン...もとい継続高校のシモヘイ...スナイパーによって,試合開始直後にあんこうチームが撃破されるところで終わる...というとんでも展開.引きが強すぎる.

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話

そこから2年! ようやく第4話が公開となった.

さて,そのクオリティは...いや,もうとんでもない.
その白眉はなんと言ってもクライマックスの雪上戦.
戦車がゲレンデをあんな風に滑走するわけがない...みたいなリアリティラインはもうどうでもよくなるような,超ド級の作画でした.
最新のCGってあそこまでできねんなぁ...(『ゴジラ-1.0』もたいがいだったが)

今回は通常版で鑑賞したが,追って4DX版も上映予定とのこと.
ヨメさんは「酔うから絶対ムリ」と言っていた.

さすが2012年のTV版放送以来,10年以上人気の衰えない=稼げるコンテンツ.
そこに2年間の潤沢な時間が加わると,この完成度となる.

『ガルパン』は「戦車道」という架空の武道をテーマにした王道のスポコン・アニメである.
ストーリーは単純そのものだが,戦車のディテールや動き,小ネタが楽しすぎる.

なかでもKazchariがお気に入りなのが,モデルとなった国の特徴や文化を思いっきり誇張する演出.

今回の対戦相手である継続高校の学園艦がもろに「森と湖の艦」

フィンランドと言えば...まずは〇ーミンだ.
艦上にはしっかり”あの家”が建っていて,Kazchari家は大爆笑.

どう見てもスナフ〇ンなミカの声はスレッタのかーちゃんと同じだ(今日気づいた).

忘れちゃいけないのがもちろんサウナ
ちゃんとヴィヒタの説明付き(日本で使っている人を見たことがないが).
うーん,サウナに行きたくなってきたぞ.

仗助みたいな謎のリーゼント部員.後で調べるとレニングラード・カウボーイズというバンドの特徴らしい.
どっから拾ってくんねん,そんなネタ.

他にもペサパッロとか民族楽器の「カンテレ」,世界的奏者がいるらしい「アコーディオン」...
濃い,濃すぎるぞフィンランド.

そういや『かもめ食堂』という映画もあったな.

かもめ食堂

あとあれやね,フィンランド語は世界有数の習得困難言語としても有名.

呆れるほど難しいフィンランド語、そのわかりやすい一例

目的格の変化がエグイ.小林聡美スゲー.

実はKazchariはヨメさんとフィンランドに行ったことがある.
地球一周旅行の最後の訪問地がフィンランドだった.
ナーンタリのムーミン村に行こうと思ってたら,なんと8/15で営業終了.
フィンランドの夏は短すぎる.

2004年8月撮影 ロヴァミエミ.サンタクロースいました(マジ)
2004年8月撮影
2004年8月撮影
2004年8月撮影 おそらく個人の別荘.サウナ付き
2004年8月 キシリトール以外読めん
2004年8月 マクドのゴミ箱.KIITOS=ありがとう

日本から一番近いヨーロッパというふれこみだが,今は戦争のせいで遠回りだろうか.
やはり一度訪れた国は”他人”ではなくなるな.

次回はいよいよ決勝戦.

アリスがその名の通り(ルイス・キャロル?)「聖グロ」に入学したわけだが,彼女は大洗と劇場版で一度対決している.
さぁ,その焼き直しではない試合展開をどう見せてくるか?

ただし,第5話の公開はおそらく2年後.
その先の完結編に至っては2027年!?

今は若者でも,誰もが「ガルパンおじさん」になるぞ.

特別上映ゆえ,各種ポイント,レイト・子供割引も全く使えず,家族4人で¥6,400!
まぁ,その価値は十分にあるアトラクション映画でした.

旧作含め,『ガルパン』は何周しても飽きない.

Topstoneな函館遠征ライド(恵山編)

2023/10/28 Sat

大地と海を貫いた時

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晴れ時々曇り.温度:12 ℃,湿度:87%,体感温度:11 ℃,風速:7.7 km/時,風向:NNE

就寝時間は遅かったが,そこは安定の体内時計.
いつも同様6時前には目覚める.

カーテンを開ける.

路面は濡れているものの,現在,雨は降っていない.
天気予報を確認.
昼以降40~60%の小雨予報.

十分だ.

ネットでの宿泊予約時は”食事なし”にしていたが,昨今こうした観光地のホテルは朝食にやたら力を入れていると聞く.
旅先ホテルでコンビニ飯もアレなので,昨日のチェックイン時に朝食ビュッフェを頼んだ.

このグローバルビュー函館の朝食ビュッフェは洋食か和食の選択式.
それぞれ¥1,320,¥1,980と料金が異なる.
2泊するので,今朝は洋食,明朝は和食にしてみた.
昨夜は居酒屋で海鮮三昧だったのでちょうど良い.

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洋食という割には,ちゃんと白飯とみそ汁もおいてある.
和食との区別は何なのだろう?

あれかな.

(値段の高い)和食ビュッフェには噂に聞く「イクラかけ放題」サービスがあるのだろうか...じゅる.明朝が楽しみだ(と期待していた時期がKazchariにもありました)

今日はカロリー大量消費予定.
ここぞとばかり食べまくる(これが後で困ったことに)

さて,食事後,部屋に戻りウェアに着替える.
先日のナイタイ高原ライドと同じ装備.

Topstoneなナイタイ高原ライド

気温一桁~対応の起毛ウェアである.
少し暑いかも.

さて,行き先は?

事前に函館圏におけるおすすめサイクリングロードを検索.
当初は「函館200ブルべ」のトレースも考えたが,この時期の夜間走行は避けたい.

で,以下のサイトの「函館オーシャンビューライド」をチョイス.

北海道のサイクリストに聞く! おすすめコース

Topstoneをハスラーから降ろしてセッティング.
そして出発!
うーん,やっぱり未知の道はわくわくするねぇ(クルマで走ったことはあるけど).

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いきなり道を間違えて駅方面に.

やはり町中走行は苦手だ.
特に函館は市電が走っているせいか,作りがややこしい.
路肩スペースもあまりない.

少し迷った後,ようやく正規ルートの海岸沿いへ.
早速面白い建物を発見.

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この荒木飛呂彦によく似た幕末の偉人に関してはヨメさんがうるさい.ここの写真を送信しておく.

しばらくは海岸の国道沿いを走行.
歩道が広く,自転車通行可表示もあるが,車道を走る.
左折してやや狭い道へ.

草に覆われたサイクリングロードを発見.
どこに続くのかわからないが,ダンジョン風で面白い.

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走行中,何かが顔にバシバシ当たる.
まさかまさかの雪虫だった.
そういや,昨日高速でえらい目にあったことをすっかり忘れていた.

サングラスのおかげで目は守れるが,口は?
マスクを持ってこなかったことを後悔(その後は気にならなくなった)

右手に「トラピスチヌ修道院はこちら」の看板が出ていた.
函館には何度か訪れているが,ここは初めてである.
チャリならば渋滞や駐輪に困ることはなかろうと向かってみる.
けっこうな坂を登ると,それはあった.

当然,入場料をとられるので外から撮影.
遠すぎてよくわからん.

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サイクリスト的には修道院前にある公園の紅葉が気にいった.

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アップダウンを繰り返し,ようやく都市部を脱出.
クルマの通行も少なくなり,遠方の山の黄色や赤が映えてきた.

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それにしてもiPhoneはよく写る.

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橋の上から見下げると...紅葉の渦.

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北海道では,雪が降る前にあちこちで一斉に工事が行われる.

今回困ったのが2km近いトンネルが信号待ちの片側交互通行になっていたこと.
もちろん,先にクルマに行かせ,猛スプリント
トンネル出口で待っているであろう対向車線のクルマに迷惑をかけないように暗いトンネルの中,とばすとばす.
幸い下り基調だったので,それほど待たせなかった...と思われる(ああ日本人).

川汲公園とやらが見えてきた.
テントが見える.
キャンプ場なのか?

小川沿いの雰囲気良し.
こういう石ころだらけの場所にもさっと入っていけるのが,グラベルロードの良いところ.

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トイレだけ借りて道路に戻る.
川汲の日帰り温泉施設が見えてきた.
周辺の紅葉が素晴らしい.

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後で調べてみると,この日帰りの方の川汲温泉,かなりクセ強め.
話のネタに入ればよかった?

川汲温泉明林荘の極上アルカリ性単純泉を日帰り入浴で堪能

前半戦の山ライド終了.
海岸,というか漁村に出る.

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先ほどとは雰囲気ががらりと変わる.
こりゃオススメコースだけのことはある.
メリハリが楽しい.

このあたりが一番活気づくのは早朝なのだろう.

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これでも国道.
元々道がなかったところに,岩肌を削って道を通す.
より通行をスムーズにするためトンネルを掘る.
そして旧道が見捨てられるっつーか,地元民の生活道路となる.
その道が味わい深い風景を生み出している.

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時折見かける,断崖絶壁への強引な補強工事の跡.
まるで要塞か宗教施設の様.異世界感マシマシ.

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ここもトンネル迂回道路.
行き止まりだったが,岩肌に洞窟らしきモノが見える.

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全長2.6kmの長いトンネルを通過.
ちょうど前方から自転車ガチ勢のトレインが迫ってきた.
手を振り合う.
本日すれ違ったサイクリストは彼らのみ.

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ここのトンネル脇の旧道は通れず.
密漁予防のために柵が.

道にたまに落ちているウニの殻.
あれはカラスの仕業らしい.
クルマにわざと轢かせて中身を食べるのだとか.

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しばらく進むと「水無海浜温泉」への分岐.
時間もあるし,往復8km行ってみよう!

それに...きっとアレがあるはず.そう,トイレである.
朝食の暴食が祟って,ちょっとお腹が重い.

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それでも良い構図を見つけてはついつい停車.

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灯台に到着.
ついでに公衆トイレも発見して一安心.

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激坂を下ると「水無海浜温泉」着.

せめて足湯を...と思ったが,えー見事に満潮で入れませんでしたぁ.

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元来た道を4km戻る.
そう,この海岸線はまだ一周できないのだ.
北海道に残された数少ないフロンティア.
初めて北海道に来た時(1988年)は,三国峠が未舗装で積丹半島も周回道路がなかった.
ここもやがてつながるだろう.

ちょっとした山越え後,恵山との分岐.
寄ってみたいところだが,時間がない.次回に期待.

そのまま道の駅「なとわ・えさん」着.

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時刻は13時を越えている.
腹が減った.

施設の施設内にうまみち食堂 菜の花がある.
情報を検索するとかなりの人気店.
数十分か待つかなぁ...と思いきや,ここはぼっち特典.
カウンターに即座れた.

メニューも豊富かつ安い! マジか.

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明日の朝が和食ビュッフェということもあり,ここは軽く「潮騒塩ラーメン」をオーダー.これで¥1,100! 美味し.

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ご馳走様でした.
ちなみに各電子決済対応.
また来ます.

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さて函館へ向け出発.
ここまでの道のり同様,できるだけ海岸沿いを走る.
変化があって飽きない.

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なぜだかわからんが拘束された家.
強風対策? 保つのか?

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山肌に写るのは津波発生時の避難階段.
あちこちにある.
かなり急なので,足の悪い高齢者とかは登れるのだろうか?

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次の面白ポイントはこの看板.
本州っつーか,青森近し.

今年は諸事情でキャンセルしたブルベ「十和田クラシック200」

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

先日の利尻島ライドでフェリー輪行スキルも手に入れたので,来年は100億%参加!

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

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徐々に陽が落ちてきた.
それに風も出てきた.
波が高くなる.

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地方の特殊図案マンホール.
函館は五稜郭+色付き.

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久しぶりにセイコマを発見.
小腹が空いたので立ち寄る.
限定メニューの「余市産ナイアガラサイダー」「アップルパイ」のリンゴセット.美味し.

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函館山のシルエットが徐々に近づいてくる.
ゴール間近を実感できるホンマに良いルーティングだ.

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今日の〆として,宿泊ホテルではなく函館駅まで走る.
ここをゴールとする.
さすがに暗くなってきた.

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それにしても,紅葉の山,風情のある漁村巡りと,メリハリの効いた楽しいライドだった.

宿に戻ってTopstoneをハスラーに収納.
軽くシャワーを浴びて夕食にでかける.

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函館名物と言えば...

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これでしょう!って,この雑な盛り付け...
そう”みんな大好き”「ラッキーピエロ」である.

「チャイニーズチキン&チーズハンバーグセット」を注文.
見た目はアレだが美味し.

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やはり,この独特のセンスがなんとも...

宿に戻りお楽しみのサ活
なんだかんだで今日は100km越えライド.
昨夜の寝不足と相まって,眠気マックス.
22時には就寝.

今日も素敵に生きたので,深い眠りにつくことができるでしょう...

このアレンジverもまた良い.
明日も函館を走るっ!

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Topstoneなナイタイ高原ライド

2023/10/22 Sun

秋と冬のあいだに

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晴れ.温度:7 ℃,湿度:66%,体感温度:3 ℃,風速:21.4 km/時,風向:WSW

朝5時に起床.
カーテンを開ける.
とりあえず雨は降っていない.
だが曇天.

北海道は「でっかいどう」なので,地域(支庁)によってまるで天気が異なる.
特に中心部の大雪山系を境に,旭川(上川)と帯広(十勝)の天候は変化することが多い.

旭川の降水確率70%に対し,十勝エリアは10%と,ほぼ晴れ予報.
これは遠征ライドに行くしかない.

この決断をした際,チャリにとって重要な,とある情報の確認を怠ったのが後で響いてくる...

朝食後,6時半頃にクルマで家を出る.
ハスラーに搭載するのは昨日に引き続きTopstoneである.

Topstoneな紅葉グラベルライド

雨後のグラベル走行を楽しんだ後なので,泥だらけだった.
昨日のうちにざっと水洗いし玄関内で乾燥.
そいつをクルマに積み込む.

旭川から十勝方面に抜けるルートは2つある.
三国峠か狩勝峠越えかのいずれかである.

距離はほとんど変わらない.
所要時間も,ともに3時間弱である.

ただし,前者の方が難易度がやや上.
山間部凍結の情報が届く昨今,より標高の高い三国峠は凍結している可能性がある.

つーことで行きは三国,帰りは狩勝で戻ることにした.

まずは国道39号および愛別から無料高速を使って上川まで.
さすが早朝.
渋滞もなくスムーズに進む.

層雲峡が近づくにつれ,徐々に景色が変化.

紅葉した木々に雪がかぶさる.
秋と冬の間の,この時期ならではの風景.

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路肩に一時停止して撮影.
クルマを降りてじっくり撮る方が良かったかな.

除雪センターでトイレ休憩.

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出発.
そして三国峠への登りが始まると路面もガチガチに凍結していく.

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この状態だとノーマルタイヤでは走行不可.危なすぎる.
毎年のこととは言え,懐かしい風景が戻ってきたなぁ...

頂に近い長いトンネルを抜けると風景激変...とはいかなかった.
三国峠のパーキングは御覧の積雪.

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なんと「三国峠café」は,今季まだ営業中だった.

クルマから降りるもサンダルだと滑って危険.
SPDシューズに履き替える.

三国峠屈指の撮影ポイントまで歩く.
よくある構図だが,道路が真っ白.
まるでスタッドレスタイヤのCM.

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なかなか見ることのない美しい景色だ.寒いけど.

さて,慎重に十勝側に下る.
晴れ間が広がってくる.
道路や木々から雪がなくなり,普通の“秋の”風景に.

このギャップが面白い.
三国峠がからむブルべの際,たびたびお世話になる防災センターで休憩.
天気のギャップがスゴイ.

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紅葉真っ盛りの糠平温泉街を抜けて,いよいよ士幌エリアへ.
クルマをデポするのは道の駅「しほろ温泉」の予定.

ゴミ箱未設置のため,ブルべ民の間で評判の悪い某コンビニでコーヒーと肉まんのおやつ.
このあたりはコンビニ不毛地帯なので,ちょこちょこ補給するのが吉.

道の駅「しほろ温泉」着.
温泉旅館プラザ緑風と併設.
これまた十勝発着もしくは通過するブルべの際,深夜に訪れることが多い場所である.

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時刻は10時前.
所要3時間弱で雨や雲から逃げてきたイメージ.

早速,Topstoneを降ろしてセッティング.

本日はあまりグラベルライドをしない予定なので,リュックは背負わず,オルトリープのサドルバッグ(中)に予備チューブや防寒着を詰め込む.

さて,ここから向かうのは「ナイタイ高原」である.
かつてオートバイで訪れたような,そうでないような...
いずれにせよ,チャリでは初.

「ナイタイ高原」では,毎年夏にヒルクライム大会が行われている.
Kazchariは参加したことはないが,2023年大会は雨天中止だったそうな.
来年は...日程があえば.

ステムにiPhoneを取り付け,Google先生を起動する.
行き先を「ナイタイ高原牧場」にセットすると,3パターンのルートが表示される.
ここから約30km.
国道などの大きな道を通らないルートを選択.
さぁ,出発しますか.

道の駅を出て,いきなり登りで笑う.

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ヤギの放し飼い?

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それにしても徐々に雲が多くなってきたのが気になる.
気温が下がってきた.
そして,いかにも十勝っぽい開けた道路に出ると...強風が襲ってきた.

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そう,出発前に確認を怠ったのは,この風速に関してである.
ルート的にジグザグしながらナイタイ高原に近づいてはいくのだが,結果的に向かい風,追い風,横風がすべて混じることになった.

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追い風時はともかく,向かい風時は正に地獄.
速度も20km/hを切ってしまう.
さらに十勝平野のド直線+緩急が続く丘がカラダとココロをじわじわと削ってくる.

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チャリの敵,寒さと風.
雨こそ降っていないが,これが続くならわざわざ遠征してきた意味が...

「いや,これはこれで良いトレーニング.わが同居人ミトコンドリアも喜んでおるわッ!」

と,マインドセットをチェンジ!

そうこうしているうちに,道の駅「かみしほろ」着.
新しい? 初めて来た気がする.

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昨今,車中泊時のマナーが問題として取りざたされることが多いが,この道の駅は逆にウェルカムのようだ.
敷地内にキャンピングカースペースまで用意している.

グルメ系ショップも充実しているようだが,トイレだけ借りて即出発.

ひたすら漕いでいると,ようやく「ナイタイ高原」の看板が見えてきた.

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同時に,目的地が同じと思われるクルマやオートバイも増えてきた.
彼らの後を追えばよいのねん.

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ここから7kmの登攀か.
もしかしてヒルクライム大会はここがスタート?

別にタイムアタックするわけではないので(Topstoneです),のんびりと登る.

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やがて,Google先生が左側の小道に曲がれと指示してきた.
「うん? 他のクルマは広い道を直進していくけど,こちらの方がチャリ向きなのか?」と勝手に解釈.
指示に従って左折した.
ここが地獄の入口とは知らずに...

曲がるとすぐにGarmin先生のクライム・プロがピコッとスタート.
一旦大きな山を越えてから,登り返し,そのままゴールまで登りが続くレイアウトになっていた.

車幅は1.5車線.
ところどころ陥没があるものの道路コンディションはそれほど悪くない.
ただし...長い.
7%以上,ところどころ10%越えの坂が延々と続く.
それに加えて強風である.

展望が開けたところでは風にあおられっぱなし.

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絶望的なのは...到達点がさっぱり見えないこと.
確かに初見の地ではあるが,Garmin様がここが「ナイタイ高原牧場」と示す箇所は,ホンマに坂の途中っぽい.

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標識や建物の類は一切なかった.
まぁ,周りの景色全体が「牧場」ということなのだろう.

あれ?
SNSやら雑誌でよく見かける「NAITAI TERRAS」のオブジェはどこに?
ひょっとして,さらに上方に見えるあの銀色の建物がそうか?(←そうでした)

ようするにKazchariの完璧なミスっつーか勘違い.
「ナイタイ高原牧場」と「ナイタイテラス」はてっきり同じ場所と認識していたのだ.
で,Garmin様の導きのままに,ここまで登ってきたという次第.

では,その「ナイタイテラス」に行くには?
まさか,来た道を戻って,登り直し?
さらにGarmin様に尋ねる.
どうやら,このまま登攀を続ければ,テラスには行けるようだ.残りは2.4kmである.安堵.

もちろん戻るのではなく,こちらを選択.

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激坂を登りきり,ようやく平坦へ.

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絶景である.

直進して「ナイタイテラス」の駐車場へ.
ゲートが施錠してあったので,テラス側からの車両進入はできないようだ.

それにしても,ようやくの到着.
ここまで気合い入れて登ってきた甲斐のある景色が広がっていた.

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ただし...当然のごとく寒い.
風も強い.
日曜だけに人も多い.

このテラス,ソフトクリームが名物らしいが,この気温ではとても食べる気にならない.

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ロンリーなスピードチャリダーはクールに去るぜ.
もちろん,ウインドブレーカー,長指グローブで武装してからな.

久々の長指グローブ.
親指と人差し指がオープンになるこいつがオススメだ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

それに,何より気に入っているのは...値段だ.

いわゆるチャリ専用品だと,絶対にこの値段では買えない.
ハンドルカバーと併用すればマイナス20℃での走行も無問題.

さて,上着を着たとは言え,下り時,寒いのは寒い.
ガタガタ震えるカラダ,飛び散る鼻水,涙でぼやける視界...
どう考えても,夏向きやな,ここ.

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つーことで,ダウンヒル終了.
ここからは平坦で道の駅に戻るだけ.

道の駅に戻れば,暖かい温泉とサウナが待っているんだ...

ところが...平坦なのに全然パワーがでない.
なんだこれ?
よもやよもやのハンガーノック!?

そう,このあたりはコンビニ不毛地帯.
それにテラスでも何も食べなかった.
補給のタイミングを完全に逸している.
パワー枯渇のピンチ.

コンビニがありそうな市街地はまだまだ先.
もう限界と,農家の倉庫脇にチャリを止める.

このまま力尽きてしまうのか,Kazchari?

んなこたあない.ちゃんと補給食は持参している.
Topstoneのフロントバッグから,カロリーメイトとエナジージェルを取り出す.

大塚製薬 カロリーメイト ブロック フルーツ 2本×20個

日本新薬 WINZONE(ウィンゾーン)エナジージェル

いやぁ,補給食の元祖,パサパサのカロリーメイトが,これほど美味く感じられるのは初めてである.

さて,まるで顔を交換した〇ンパンマンのごとくよみがえったKazchari,残り14kmを快調に飛ばす.

ふとサイコンを見ると,ディスプレイに赤枠およびチェッカーフラッグマークが付いている.
それに,距離計が全然増えない.

こ,これって終了ボタン押した時の表示やん!
いつの間に押した? 覚えがない.

あわててストップ.
ここでもう一度スタートボタンを押せば,計測は再開されるようだが,この時は気がつかず,一旦ログを終了させてしまった.

で,ここからゴールまで再計測.
うーん,かねてよりこの「Garmin Edge1040」の不安定さには定評があるなぁ.
知り合いの中には,腹が立って下位モデルの「850」に乗り換えた人もいるほど.

ガーミン(GARMIN) Edge 1040 ソーラー充電対応モデル(Solar)

困ったもんだ.
バッテリーの保ちは超一級やけど.

で,Google先生もGoogle先生.
最短ルートを案内してくれるのは良いのだが,お約束のグラベル突入もあり,これはこれで,そのサービス精神が楽しい(Topstone乗車時に限る)

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で,なんだかんだで道の駅に帰還.
時刻は13時45分頃だった.

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とりあえず温泉併設のレストランの営業時間をチェック.
こういう所って,昼営業後,休憩することが多いのだ...って,まさにここがそうだった.ラストオーダーは14時とある.

あわててクルマに戻り,チャリを積み込み,入浴の準備をして...いや,もう慌てるのもめんどい.
食事は別の所で取り,風呂とサウナだけこちらに入ることにする.

早速,Google先生に近くのレストランを尋ねる.
すぐそばにあるではないかっつーかそこしかない.

早速,Topstoneで乗り付ける.
入口のドアにメニューがあった.
ピザとサンドイッチがメイン.
それにコーヒーにこだわりがあるお店のようだ.

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正直,白メシと肉が食いたかったが,ここは「カツサンド」にしよう.
メニューに「ボリュームあり」と書かれているし.

店に入ると年配のマスターが一人で,接客と調理をしておられた.
決めた通り一番ボリュームがありそうな「カツサンド」と,ここの地名の入った「下居辺コーヒー」にする.

この漢字が読めなくて「しもいべ?,それとも,しもきょべコーヒー下さい」と注文.

ご主人から訂正が入る.
「しもおりべ」と読むらしい.
フィンランドの伝説のスナイパー「シモヘイヘ」っぽい響きである(知らんがな).

ログハウス風の店内は雰囲気良し.
もちろん薪ストーブが炊かれている.

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NHK-FMからはクラシック音楽.
「どろぼうかささぎ序曲」とは渋すぎる.

出てきた「カツサンド」は確かになかなかのボリュームだが,寒風ヒルクライムを含む70km走破後のチャリダーにはやはり...正直,白メシが欲しい.
この店も昔は定食系を出していたようだが,今は軽食オンリーになってしまったようだ.

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味そのものはベネ.

で,店を出てクルマに戻る.
Topstoneを積み込んで,いざ温泉&サウナである.

大人¥500.安い.

サウナは2段.
通常の湿式.それほど暑くなく標準.
サウナ室を出てすぐ隣に水風呂.18℃との表示.2人用かな.
露天に続くドアもすぐそばなので動線よし.

お客さん少な目.
サウナ室ではずっとゴルフ中継.

屋内の高温湯はともかく,露天風呂が少しぬるめ.
隣で入っていたおじさんも「もう少し熱くないとな」と愚痴っていた.

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サウナ3セットを終え,あがる.
休憩室で「リアルゴールド」を飲み干す.
さぁ,ここから3時間のドライブが待っている.

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クルマに戻り,車載しているYupiteruのナビを起動.
三国峠まわりしか表示しない.
これから暗くなるのに凍結道は嫌じゃ.

で,Google先生だと,ちゃんと狩勝峠ルートも推薦.
やはりこっちやな.

そう,鹿追-屈足といった「ここからなら,どう考えても狩勝越えでしょ?」という地点でYupiteruのナビを再度起動したところ,なんと自宅までの距離がGoogle先生より20kmも長い.どうなっとんねん?

思えばこのナビも購入して9年.
当然データ更新していない.
その間も新道がどんどん開通するわけだが,ここまで精度が落ちるものだろうか?

これからはGoogle先生頼み=スマホナビで十分かもな.
そんなにギガくわんし.

それにしても.この帰り道(夜道)は鹿,タヌキ,キツネ,猫の飛び出しオンパレード.
びびったぁ.

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DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その4)

2023/10/16 Mon

雨の予報で帰るダケ

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その3はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その3)

久々に目覚ましなしでの起床.
と言っても車中泊である.
熟睡とは行かず,5時頃自然に目が覚めてしまった.

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予報された雨は降っていない.
稚内駅でトイレ.気温なんと13℃である.

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となれば,せっかく稚内まで来たのだ.
もう少しチャリで走りたいところ.
残念ながら雨雲レーダーによると2,3時間後には降るらしい.

仕方がない.

途中で温泉&サ活しながらゆっくり帰宅しますか.
海沿いを走ったので洗車もしたいしな.

車中泊は撤収が非常に楽.
かさばるエアマットの空気を抜いて丸めるだけ.

昨今,キャンプ場でもテントを張らずクルマで寝る人が増えているそうな.

わかる.

テントの設営とヴィジュアルを楽しみにしないと,あんな手間のかかる作業はやっとれんな.
チャリやバイクだとさすがにテントを張る必要があるけど.

寝袋は家で干すのでそのまま丸めて後部座席.

ターミナル近くのセイコマで朝食.

一昨日と同じルート(国道40号)で帰るのは面白くない.
距離的には遠回りになるが,オロロンラインで帰りますか.

個性的な日帰り湯も並んでいる.

抜海を過ぎて荒涼たる風景になる頃.ついに雨が降り出した.
ワイパー作動.
平日のせいか,前後にクルマの影なし.

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ちょうどiPodから流れるは小林旭の『熱き心に』
思わず涙がこぼれる.

https://www.youtube.com/watch?v=PTmFeMVNbCA

いやぁ,やっぱり最強の旅ソングの一翼を担うね.
これって「昔の恋人を忍ぶ歌」という解釈で間違いではないだろうけど,それ以上に旅三昧の若かった自分を思い出す歌でもあるよなぁ.

やがて,文字通りバケツをひっくり返したような暴雨となる.
まさに自然によるむき出しの暴力.

視界が極めて悪くなる.
ハスラーのワイパー全開でも追いつかない.

ライトをONにして速度を落とす.
どこかに停車して雨をやりすごそうかと思ったが,場所が場所である.
身を隠すものは何もない.

後方からトラックが迫る.
あおられたわけではないが,少し左に寄って先に行かせる.
危険&危険.

面白いのは海のかなたに浮かぶ利尻島.
なぜか島には日が差していた.

オトンルイの風車に近づく頃,ようやく小ぶりに.

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道の駅「てしお」で休憩.
トイレ休憩でもしますか.

道の駅に時々あるおもしろ自販機に気づく.

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天塩産の乳製品が多数.
残り1つとなっていた「パンナコッタ」を購入.
¥480となかなか高価だが,こういうのは意外においしかったりするのよねん.

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...えー普通でした.
いや,とりあえず試して正解.

さて,ここでアプリ「サウナイキタイ」を起動.
本日のサ活場所を決める.
近辺で興味をひかれたのは道の駅「風Wとままえ」併設のとままえ温泉
十分日帰り圏内ではあるが,ちょうど帰り道にあるということもあり,ここに決定.

10:30開館に対し,9:30着.
うん.1時間待つか.

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iPadで読書して15分ほど経つ.
少し気になるのが,工務店のトラックが続々とやってくること.
それに工具を腰の周りにぶらさげた職人さんの姿も目立つ.

そして観光客っぽい人が建物の中に入るもすぐに出てくる.

「こ,これはまさか...」と思い,Kazchariも確認へ.
すると...

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がーん.なんてこった.パンナコッタ.
年中無休の施設の,たった2日間の休館日にあたってしまうとは...

ドアが開くと気づく看板.
せめて外に掲示してくれてたら,すぐに出発しててんけどな.

それにしても困った.
ここから近く,かつ魅力的な温泉と言えば...

おおそうだ,霧立峠を越えて,道の駅ほろかない併設のルオントはどうだろう.最近リニューアルしたと聞く.

となれば話は早い.出発.

なんか毎回書いている気もするが,この霧立国道こと国道430号線.
これだけ変化のない道をよくもチャリで走るもんだ.
まだ内陸から海に向けての方が下り基調で楽しいかな.

で,長々走った末,ようやく国道239号に合流.
南下すると目的地の「せいわ温泉ルオント」到着.
今度はちゃんと営業してました.

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これまでも数回入ったことがある施設だが,サウナは初めて.
Kazchari好みのガス式である.
水風呂への動線も良し.
で,外気浴.

リニューアル前の内装はあまり記憶にないが,最大の変化は露天風呂にあった.
大き目の浴槽の他,やや離れたところに小さめの浴槽が作られていた,

名付けて「雪見露天風呂」

そうこのあたりは道内でも屈指の豪雪地帯なのだ.
雪山に囲まれつつ入浴する趣向なのだろう.
残念ながらまだそのシーズンではない.
お湯すらはられていなかった.

仕方なく浴槽の縁に座ってカラダを風にさらす.
おっと,小雨が降ってきた.

もう一つの露天浴槽はちゃんとお湯がはってあるのだが,虫対策なのかどうかしらんが,黒い蚊帳状のネットが天井から垂れ下がっている.

正直,無粋である.
おそらく「湯船に虫が浮いている」などの苦情があったに違いない.
知らんけど.

ルーティンの3セット後に上がる.

ちょうど腹が減ったので併設のレストランへ.
幌加内なので「そば」が有名なのだが,もう少しボリュームが欲しくて「生姜焼き定食」を注文.
でてきた盛り付けがおしゃれで驚いた.

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美味し.

さぁ,あとは少し南下後,左折して山越え.
和寒からはいつもの40号で帰宅である.

暗くなる前に帰宅.
とりあえずDOMANEくんを洗車.
一息つく.

それにしても今回,2泊3日で実に充実したライドを楽しむことができた.
なんなら1泊2日でも利尻ライドは可能やな...ってそれはむなしいか.

つーことで,今度はオンシーズンに上陸し,ちゃんとウニ丼食べよう.

おや,宅配便が来た?
こ,これは!

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留萌からのふるさと納税返礼品!

今回の利尻ライドでは海鮮モノに無縁だった.
こんなんなんぼあってもいいですからね.