EMONDAな深川発留萌行きライド

2023/9/3 Sun

すっきりだ

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:73%,体感温度:24 ℃,風速:4.0 km/時,風向:SSW

昨日の土曜日は距離の短い山ライド.

EMONDAな大会一週遅れのカミヒルライド

本日は逆に距離の長い平坦ライドをチョイス.
行き先に少し悩んだが,久々に海方面に行くことにした.
旭川は便利な土地だ.

移動時間短縮のため,昨日同様にハスラー・デポライドとする.
高騰中のガソリン代が気になるが仕方がない.

昨日同様,ライド前にはこれ.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

国道12号でワープ.
道の駅「ライスランドふかがわ」に到着.

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家を出る時は曇っていたが,出発時には日差しが強くなってきた.
しかし,ちょっと前のような“刺す”感じはもはやない.
秋が近い.

一応,インナーには長袖を着用.
前腕部の日焼けを予防する.

最後まで悩んだのが右膝のテーピング
例の整体院に行った後,自己流で腸脛靭帯マッサージを継続.

Topstoneなちょいグラライドと新コロと...

Zwiftトレ後も膝の冷却を欠かさない.
その効果をみるためにも,ここは“なし”で走ってみる.
もっとも,痛みが顕在化してくるのは相当の距離(150km~)を走った後なので,今日みたいな100kmちょいのライドでは何も起きない可能性が高いけどな.

深川の街中を抜ける.
橋コレクションその1.

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橋コレクションその2.

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秩父別あたりで,先行するチャリダーを見かける.
旅人ではないようだがバッグ類多め,かつレーパンも履かず,ブカブカのTシャツ.
個人の勝手ではあるが,見た目非常に辛そうに漕いでいる.
初心者なのかなぁ.
ガチ勢になるか,やめてしまうかの瀬戸際...と無責任に想像.
すいません.余計なお世話でした.
チャリとプラモデルは自由だ.

風の影響を受けやすい,吹きさらしの国道233号.
今日はラッキーなことに無風に近い.

それにしてもEMONDAは速い.
納車直後のインプレでも書いたが,旧モデル(リム)に比べて重量があるせいか,クライミングバイクというよりエアロバイク,つまり平坦の速さを強く感じる.
ようするに,ど平坦を一定速度で巡航するのが実に楽しい.
意外にブルベ向きかも.
エアロバー用のこいつも買ったしな.eTrexも装着可.

TOWILD サイコン マウント

あぁ,でも振動吸収性だとやはりDOMANEかな.

いつものお気に入りポイント.
廃線となった留萌線.その踏切でストップ.

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この廃線,何かに活用できないのだろうか...と考えていたら道端にふと現れたのが「留萌サイクリングロード」なる謎の看板.

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まだ設置間もない感じ.
いつの間にこのようなルートができたのだろうか?
試しに行ってみるか.
好奇心こそ人生の糧.
探検,探検と.

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だがしかし.
ルート案内表示の数が少なすぎて,分岐でどちらに行くのかわからない.
少し走っては,また国道に合流などルートがブツ切れ.

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「いったいどうなっとるのだ?」と,後でホームページを確認.

細かすぎ,字が小さすぎて読めん!(知らんがな)
御覧の通り,河川敷を走ったり,国道に合流したり,反対車線に渡ったりとややこしいにもホドがある.勘で進むと行き止まり.

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これ,チャリダーの意見とかアドバイス入っているのだろうか?
これは先日行った某入浴施設にも言えるけど...(おっと)

開発途上なのだろうか? よくわからん道だ.
とりあえずGPXファイルでの提供を希望.

まっ,迷いながら進むのも面白いと言えば面白いのだが,時間がある留萌在住者に限る.

いっそ,先ほどの留萌本線をサイクリングロードにするとか?
今年の『ジロ』の第一ステージだったか? 確か廃線の再利用ルートだったはず.

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結局途中で探索を諦め,素直に国道に戻る.
留萌の町を突っ切り,黄金岬へ.
ここも久しぶり.

特殊な形状のキャンプ地(?)も相変わらず大盛況.

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よりよい景色を求めて高台をヒルクライム.

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郷土資料館のような建物があった.
トイレを借りる.

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「在りし日の留萌本線」的なビデオが延々と流れている.
なぜか片隅にガンプラ展示コーナーが...カオスだ.

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元の道道に戻る.
道の駅「るもい」を横目に,海岸沿いを北上する.
そろそろお昼.腹が減った.

日本海側と言えば海鮮なのだが,「店が少ない」「混んでいる」「高い」と三拍子揃っているのでパス.
まぁ,Kazchariは味音痴なので「旭川に戻って回転するヤツがコスパ的にもええか」と勝手に諦めて,小平を目指す.

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何度も書いているけど,EMONDA速ぇ.
無風or追い風だと実に快適.
いや,向かい風でも他のチャリに比べると楽かも.
このまま稚内まで行けそう(無理).

なんだかんだで,”みんな大好き”小平のセイコマ着.

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ブルベ民の主食である「おにぎり」「一日ビタミンジェル」「ガラナ味の炭酸水」を購入.
この炭酸水,諸元を読むと「ノンカロリー&ノンシュガー」だった.
健康的だがエネルギーにならん.

店舗前の日陰に座り込んで補給.

集団で走るオートバイを眺めながら,「あーオレってやっぱ“ぼっち”ライドが好きやなぁ」としんみりする.
チャリは自由だ.

さて,ここから帰宅ルートへ.
幌糠まで続く道道550号を,いつもとは逆に走る.
タイミングよく海方面からの追い風.
エアロ効果も相まって,実に楽しい.楽しすぎる.

通行車両もほぼ皆無.
人力最強.やはりロードバイクは素晴らしい乗り物だ.
モンキーと疲労感があまり変わらないのが不思議.

さて,幌糠で国道233に戻る.
ここからも快走が続く.北竜名物のひまわりバス停.

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そろそろ補給の必要性を感じ,これまた”みんな大好き”セイコマ碧水店にピットイン.
「ソフトクリーム」とトロピカーナの「オレンジジュース」を購入.
コーヒー味だと思ったらチョコ味だった.まっ,ええか.

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少し休んで出発.
追い風基調のため予測より早く,15時前には道の駅に戻れそう.

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無事,デポ地点に戻る.
時間通りに15時.
これはチャンスと,近くにある温泉施設アグリ工房まあぶに行くことにした.

Kazchariは「まあぶ」推し.

ここの何がいいって,まず安い
イマドキ大人¥500である(PayPayも使えます).
サウナが遠赤外線で,暑さの質が好み.3セット目だろうがなんだろうが発汗量が違う.
水風呂が(おそらく)シングル.こいつは効くぅぅぅ
もちろん外気浴可能.この季節は人工芝の設置面積が拡大され,なんと寝っ転がれます.

おまけに...あまり大々的に温泉施設であることを宣伝していないので,比較的空いている.

おお,メリットしかない.
残念ポイントをしいてあげれば,サウナ室での常連さん同士の会話がうるさいことぐらい.

ルーティンをこなし,2時間ほど滞在.
上がるとヨメさんからLINEが入っていた.
息子のラグビーの遠征帰りなので,あちらはあちらで入浴と食事を済ませて帰宅するとのこと.

ならばと,こちらも旭川に戻った後,コスパの帝王「かつや」で本日失ったエネルギーを補給.
今月の限定メニューは「ネギねぎラー油のロースカツ丼」
この手のヤツ,最初は旨いのだが徐々に...
えー,来月のメニューに期待.

つーことで無事に帰宅.

そうそう,懸念の右膝の腸脛靭帯.
全く無問題.
けっこう踏んだ気でいたけど,この程度の距離だとさすがに大丈夫.

すでに暗くなっていたので,海沿い走行後の洗車は明日に.
セールで買ったこの新兵器も使いたい.

SONGMICS 自転車メンテナンススタンド

それにしても日の入り時間が早くなった.
ここに来て,北海道もようやく涼しくなってきた.

北の大地の秋は短い.

下手すると2ヶ月後には雪が降る.
まぁ,それはそれでファットバイクの出番.

365日,いつでも楽しめる.
素晴らしきかな,北海道チャリ・ライフ(なんか昨日も同じことを書いた気が).

EMONDAな大会一週遅れのカミヒルライド

2023/9/2 Sat

過去との闘い

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曇り.温度:25 ℃,湿度:67%,体感温度:26 ℃,風速:10.9 km/時,風向:SSW

昨日の「きとろん」
支払いはPayPayでも可という事前情報は得ていた.

『キトウシの森 きとろん』に行ってみた

スマホのPayPayアプリを立ち上げるが,買い物で使ってしまったためかポイント0.
「こりゃカードに切り替えるか」と設定をいじった.
その際,過去のPayPay払いの履歴を覗いたところ...なんと「5/27支払い失敗」という表示が...この日は確かTopstoneのシェイクダウンをした日.
その際,お世話になっている上富良野は深山峠のYamaichiさんへ行ったはず.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

そう言えば,決済のネット接続に戸惑っていたような記憶が...
「これは払いに行かねば」と,あっさり行先決定.

そしてもちろん上富良野と言えば,そうカミヒルだ.

思えば,先週開催の「カミヒル2023大会」には所用で参加できなかった.
当日のFaceBookを見ると実に楽しそう...これは悔しい.
つーことで,ボッチではあるが一週間遅れで,プライベートヒルクライムライドすることにした.
ちゃんと漕いだタイムで,もし,参加していたら年齢別カテゴリで何位になるのか気になるところ...

ゆえに家からは自走ではなく,ハスラーにEMONDAを積み込む.
大会スタート地点である「日の出公園」に向かう.

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本日快晴.
とは言え,先週までの暑さはだいぶ和らいだ模様.

一応,ガチで登るつもりなので,クルマでの移動中はこいつをチビチビとドーピング.こいつはマジで効くぜぇ.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

なんだかんだで10:48スタート.
遅い.本来カミヒルは早朝登攀がマナー(そうなのか?).

どうやら計測ポイントは,ゴールまで約11km手前のチェーン装着場のようだ.
そこまではのんびり走る.
本番なら駐車場にてローラーアップしているはず.

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つーことで,途中の写真はなし.
呼気2:吸気1の呼吸法.
引き足やダンシング,たまにゾンビ走法を駆使して登る.
思えば「カミヒル」のルートをちゃんと登るのは久しぶり.

STRAVAで調べると,なんと3年ぶりだった

ちゃんと十勝岳クライムライド

この時の計測期間タイムは53:14.これが現状のベストタイム.
その時の機材はヒルクライム仕様のDOMANEである.
とは言え,本来ならクライムマシンであるEMONDAの方が有利なはず.
だがしかし.肝心のエンジンが3年分劣化している.

...まぁ,以前のタイムは後から知ったので,クライム中はそんなこたぁ全然考えなていない.
もう「はよ終われ~」「なんでこんなアホみたいなことを...ブツブツ」と不満しか出てこん.
おかしい.
自称クライマーのはずなのだが.

残り2kmちょいの激坂区間(地獄のカミホロ荘前!)を越えてゴール.
いやいやキツかった.
やはり望岳台周りより”来る”ねぇ(何が?)

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いつものベンチに移動.
ここに来たら何はともあれ”神の飲み物”赤コーラである.
美味し.

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なぜか今日は心拍が落ち着くのが遅い.
やはり体調良くないのだろうか...
空気が薄いのは確かだが.

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さてダウンヒル.
ミニ・ジレを羽織る.
見た目はアレだが,軽量でヒルクライムに持参するのにちょうど良い.

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ギリギリまで悩みつつも,まっすぐ上富良野に下りるのは面白くないので望岳台周りで.
分岐からの激坂で獲得標高を稼ぐ.

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そういや前回来た時に『ゴールデンカムイ』の撮影をしてたな.
アシリパさんの後ろ姿を見た.
先日,正式なキャストの発表があったが...Kazchariの知らん女優さんやった.
つーか,鈴木亮平がおらんのが解せぬ.

で,白金温泉方面にダウンヒル.

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お盆も過ぎて観光客の姿がかなり減った.
「青い池」渋滞もなし.

上富良野方面に左折.
坂を越え,ダムを越え,美瑛側に少し進む.
激坂セグメントの「沼崎道路」を登ると,そこは「Yamaichi」さんの目の前.

オーダーはもちろん裏メニュー(?)の「ヤマタケスペシャル」だ.美味し.

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来訪の目的を告げ,前回分と一緒にお会計.
「これで心すっきりだ」な一文字.

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後はハスラーをデポしている日の出公園に戻るだけ.
例によって寄り道.
高台のラベンダー園に最後のヒルクライムアタック!

...ギア比を間違えて見事に撃沈.いや,単に脚が終わっていただけかも.

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脚も終わっていますが,ラベンダーの季節も終わっています.

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つーことで無事,駐車場に戻ってきました.
サイコンを止め,車内でチェックすると早くもSTRAVAにログが上がっていた(遅延することが多い).

気になる計測区間のタイムは...

57:35! ぐわっ,ベストから4分以上遅い.

まっ,負けた.3年前の自分に負けた...
大会に出場していても,満足いくタイムではないなぁ.

で,そのカミヒル大会,来年はぜひとも参加したい(ブルベより優先してやる).
その際はカミヒル練,ちゃんとしよ.

ここのところTopstoneばかりで,久々にちゃんとEMONDAに乗った気がする.
やはりカッチカッチの踏めば踏むだけ速度が出るガチレーサーも楽しいな.

ホンマ,充実したチャリ・ライフ.

ブエルタ2023,JSPORTS視聴どうすっかなぁ...

2023/8/29 Tue

大混乱

グラン・ツール第3弾『ブエルタ・ア・エスパーニャ』

三大グラン・ツールの中でも歴史が浅く,やや格式が劣る(失礼)とも言われるステージレースである.

だがしかし,先に開催された『ジロ』『ツール』で活躍できなかった選手のリベンジや,血気盛んな若手のグラン・ツール初挑戦的な意味で,予想外の展開で盛り上がることもしばしば.「『ブエルタ』が一番おもしろい」という人も多いそうな.

また,色々と言及されるのが,「ブエルタ・クオリティー」と評される運営側の適当さ.
「平坦+山頂ゴール」という意味のわからないステージや,誰得な場所のスプリントポイント,斜度や標高のいいかげんさ,選手の名前や写真表示ミスの連発など,運営側のポンコツさはもはや名物.それを楽しみにしている視聴者すらいる.

さて,Kazchariのグラン・ツール視聴方式はJSPORTSのオンデマンドである.

JSPORTSオンデマンド

ここ数年は5月の『ジロ』,7月の『ツール』と,この2ヶ月だけスポット契約している.
そして『ブエルタ』は翌朝配信されるYouTubeのハイライトだけを観ている.

なぜか?
理由は2つある.

1つは『ブエルタ』の開催が8,9の2ヶ月にまたがること.
つまりスポット契約料も2倍(約¥4,000)となってしまう.

もう1つは,各ステージの放送開始時間が遅いこと.
時差なのか季節の関係なのかわからないが,他のツールに比べ1時間ほど開始時間が遅い(22時前).
結果的にレースのクライマックスやゴール時間も遅くなる.
とてもじゃないが最後までは起きていられない.
これではライブ配信で観るメリットがない.

後はあれかな.
毎年購入している『ツール・ド・フランス』のBlu-ray.

「ツール・ド・フランス2022 スペシャルBOX」(Blu-ray 2枚組)

ここ数年は特典映像に『パリ・ルーベ』『ブエルタ』のダイジェストが収録されていることも大きい(そういう意味では『ジロ』の映像は貴重やな)

だが,今年の『ブエルタ』はひと味もふた味も違う.
何しろ出場メンバーが豪華.

『ジロ』でしのぎを削ったレムコ,ログリッチェ,G,アルメイダの優勝候補に加え,なんと『ツール』の2年連続覇者ヴィンゲゴーまで参戦.
ここ数年ない実力者同士のガチ対決が観られるレースとなった.

ツール・ド・フランス2023詳細レポート(ヤエスメディアムック832)

ゆえに,今年に関しては「これは8月から契約せねば!」と一瞬思ったのも事実.
その後,やや思い直し,8月の第1~6ステージはハイライト.9月に入ったら契約する作戦で良いのではと考えるようになった.
「見逃し配信にて,休息日に8月分を流し見すれば良いか」という算段もあった.

で,8/26.いよいよ『ブエルタ』スタート.

第1ステージはバルセロナでのチームTTから始まる.
翌朝のハイライトを観て驚愕.

そこにはなんと,雨中かつ暗闇を走るチームTTが映し出されていた.
ゴール前の選手の姿はほとんどシルエット.
こんな映像観たことないわー
言うまでもなく危険過ぎる.

競技自転車にライトは付けられない.
後方を走るサポートカーのヘッドライトが頼り.

さらに街中のレースである.
白線や段差,急カーブで路面も滑りやすい.
実際に落車も頻発.
もはや完走できればラッキーなアドヴェンチャーレース.

何でも,地元スペイン人の帰宅時間に合わせて,スタート時間を遅らせたらしい.
ところが,天候不順により予想以上に日没後の暗くなるタイミングが早まったとのこと.

ゴール後,“怒れる男”レムコがカメラに向かって,「ざけんな!」というジェスチャーをしていたのが印象深い.

続いて第2ステージはラインレース.
大雨予報のため,ゴール手前9kmをゴールタイムにするなどの変更措置が“突然”取られた(一部の選手からは異論あり).

そんな中,なんとログリッチェGが落車.
大事には至らなかったようだが,転倒ダメージはその後じわじわとパフォーマンスに影響するしなぁ...
そしてレムコは路上に巻かれた画鋲でパンク! またもレース後に激オコ!

そして昨夜の第3ステージ
今朝,ハイライト動画をクリックしたところ,最初のコメントが目に入った.
そこには「レムコ,大丈夫かなぁ」と書かれていた.

うん? まさかの落車? バッドデー? またもや新コロ?

と,色々想像しつつ動画を視聴.
最後の登りでレムコはいつも通りの爆発的な加速で先頭ゴール.すんげー.

うん? 特に何も起きなかったけど?

と思って画面が切り替わると,なんとレムコが地面にひっくり返っている.
起き上がると側頭部から流血!

VTRによると,ゴールしたレムコはそのまま直進して観客(スタッフ?)の女性に突っ込んでしまった.
本来であれば右にカーブ(ほぼUターン)しつつ待機所に向かわなければならないという,これまた無茶なレイアウト.

結構なスピードで突っ込んでいたが,幸い(?)人にぶつかったので,骨折などの大事には至っていないようだ.

頭部から流血ということは,ヘルメットは割れてしまったのだろうか?
それでも脳震盪プロトコルに引っかからず表彰式には出ている.

てな感じで,天候が悪い+運営の不手際で,選手らが最良のパフォーマンスを発揮できていない印象.

一応,レースやらブルベなどのイベントに参加しているKazchariも,選手目線で語るなら,レムコのように不満を言いたくなる気持ちもわかる.

ただし,怒りはストレスに直結する.
長期のレースではメンタルの管理が重要.
大丈夫か,レムコ?(おっ,つながった)

つーことで,運営がひどすぎる今年の『ブエルタ』
もちろん最終日まで継続はするのだろうけど,選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう尽力を尽くすのが当然だろう.

このまま有力選手がどんどんリタイヤしていくようなら,契約してまで(金払ってまで)観たくはないなぁ,という印象.
今年の『ジロ』のリタイヤ率もたいがいやったけどな.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

未来のことは誰にもわからんけどね.
優勝予想?
うーん,ここは冷静なユンボ
そして,その中でもとりわけクールなヴィンゲゴーではなかろうか?

キャラ的にはレムコを推したいところ.
見ている分には人間臭くて面白い.不運すぎるけど.

Topstoneなちょいグラライドと新コロと...

2023/8/21 Mon

まさかの

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晴れ時々曇り.温度:32 ℃,湿度:57%,体感温度:36 ℃,風速:3.9 km/時,風向:NNW

始まりは先週土曜日の朝.

「しんどい」と訴える息子の熱を測ると,なんと39℃オーバー.
検査キットを使うと見事に縦2本.妖精さん降臨

昨年に続き2度めの感染である.

Cの記録~そして残りの人生

まぁ,第何波かは知らんけど,小学生間で流行ってるらしいしな.
そやけど今は夏休み.どこからもらった?

もはや死語となった「濃厚接触対策」だが,息子を部屋に閉じ込め,生活空間を分け,家の中でもマスク着用などを実施.
久々につけたマスクは...ようこんなん3年間もつけてたな.苦しい.

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息子の熱は日曜から月曜日にかけ,徐々に平熱に.
念のため学校は休ませた.

その月曜日,Kazchariは午後から有給取得.
帰宅後,息子に昼食を作る.
すっかり元気になり,むっちゃ退屈そう.
ワクチンも打っていない息子,一度目の感染で強力な免疫を獲得したのか.

とまぁ,家の片付けも終わり,昨日のライドで泥だらけのTopstoneの洗車を,と思ったが...

Topstoneな神居古潭からの嵐山ライド

ちょ,待てよ.

まだ2時過ぎだ.
天気も良い.
息子も回復しており,放置しても問題ない.

と,まぁ色々理由はつけているが,ようするに走りたいだけなのだ.
つーことで,そのままTopstoneでグラベルライド.
2時間ほど出かけることにした.

本日は距離も短いことだし,膝のテーピングは無しで.
他の理由もある.
昨日剥がした跡がかゆいかゆい.

調べてみると,どうやら剥がし方にもコツがあるらしく,垂直方向に勢いよく引っ剥がすと,皮膚へのダメージが大きい ⇒ 炎症を起こし掻痒感アップらしい.次回は気をつけよう.

iPhone11 Pro

向かうはいつもの河川敷.
平日走行の盲点.工事車両が多いのだ.

iPhone11 Pro

後ろから追いかけられたり,前からの車両とすれ違ったり...
まぁ,こちらと違って向こうは仕事.
邪魔にならないようにしよう.

このグラベルも近いうちに全舗装されそうな雰囲気が漂う.寂しいね.

新開ゲート方面へのヒルクライム.
ファットで登っていた頃よりずっと楽.

すると空は晴れているのにポツリポツリと雨が.
たぶんにわかでしょう.

iPhone11 Pro

新開ゲート側の林道入口着.
Leftyのサスを開放して,さぁ突撃.

雨に濡れた森は猛烈な湿気.
原始の香りがする.

途中で降車して写真撮影.
Kazchariもアホである.
昨日同様,あっという間にやぶ蚊の大群に囲まれる.
なのに,虫除けスプレー忘れた.

iPhone11 Pro

先ほどのヒルクライム分のご褒美が待っている.
こちらのゲートから進入すると,基本的にずっとダウンヒルとなる.

ニセコグラベルではダウンヒル・テクが時間内完走のコツとされている.
前後のブレーキバランスを変えたり,引きの強さを変えたりしながらTopstoneの挙動をチェック.無理はしません.

前半部は砂利もなくフラットなダートと少々のぬかるみ.
折り返しての後半は草が生い茂ってまさにジャングル化.
車両の走行跡もほとんどない.

iPhone11 Pro

このあたりはまだマシ.
下るにつれて益々ひどくなる藪(=楽しい)
半袖半パンだと,切り傷ができそう.
ケガはなかったが,腕や脛に変な汁がいっぱい付着した.うぇー.

一番ヤバいのは草に覆われて路面状況がわからないこと.
亀裂や大き目の岩,太めの枝など何が隠れているかわからない.

それにクマ・リスクも忘れてはならない.

一応,熊鈴を装着しているが,こんなものは気休め.
最近,こんな記事を見つけた.

サイクリング中に熊に遭遇。命をつないだ対処法とその体験談を聞いてみた

むっちゃ重症やん!

これだけ視界が悪いと,ヒグマがひょこりはんしてもさっぱりわからん.

この時期にこの林道を通るのは初めてではない.
これまでもファットで数回通っている.

うん.この自由落下状態で路面状況もわからず,枝を避けて蛇行するような状況ではファットの方がはるかに安心感がある.

と,蛇行してたら文字通り蛇らしきモノを踏んだ.ビビったぁ~

iPhone11 Pro こけたわけではありません

はい.
無事脱出.
なかなか気合のいるハードな道やな.楽しいけど.

その後も人外魔境的な道が続く(一応舗装).
森を抜けると一気に視界が開ける.
本ブログにもたびたび登場するお気に入りの場所である.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

撮影には自立スタンドを使用.
ロードほど,ふいの転倒に気を使わなくて良い.

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

河川敷のグラベルに戻る.
途中でいかにもなサイロを見つけ立ち寄る.

iPhone11 Pro

ここからは舗装路を通って最短距離で帰宅.

Topstoneをさらに汚したところで,あらためて洗車.
ホンマ,こいつは楽しい自転車だ.

洗濯やら何やらしていると,突然の豪雨.
いやホンマ,この世の終わりかと思うぐらいの豪雨だった.
チャリの走行中でなくて良かった.

今日は5時過ぎに出かける用事があった.
当初はチャリかモンキーで向かうつもりだったが,この雨のせいでハスラー一択になってしまった.

行先は...某整体院である.
昨日,今日のライドでは痛みは出なかったが,やはり気になるのが右の腸脛靭帯炎.もうブルベ中の痛みはこりごりなのである.

そこで整体による根本治療に期待を見出した次第.
順当なら,先に医師の診断を受ける方が良いのだろうが,誰がどう診ても腸脛靭帯炎なので,その過程はとばした.

で,大雨の中,なんとか予約時間通りに到着.
受付,カウンセリングを済ませ,施術を受ける.

結論から言うと,悪くはない.
アドバイスも的を射ている.
これまで肩のコリで通った,鍼やリラクゼーションマッサージよりはずっと真摯.

マッサージ・ショッピング

ただし今回は初回診療価格で破格の料金だったが,2回目以降は一気に数倍に跳ね上がる.
そのため,一回当たりの費用が割引となる回数券の購入を勧められるが...それでも結構な値段.

「ヨメさんと相談してから,次回の予約をさせてもらいます」と即断は避けた.

まっ,いろいろとアドバイスをもらった点は感謝するが,さすがにウン十万は払えない.
※ 何かボヤっとした書き方やけど察して

とりあえず,これまで通り,セルフケアでなんとか完治までこぎつけたいものだ.
ニセコ,思う存分走れるか?

Topstoneな神居古潭からの嵐山ライド

2023/8/20 Sun

右往左往

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曇り.温度:24 ℃,湿度:88%,体感温度:27 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SSW

朝起きてカーテンを開けると見事に雨.
小雨どころか豪雨レベル.

おかしい.

昨夜就寝前にチェックした天気予報では「晴れ」のはずだったのだが.
今日は久々の軽量ロードでヒルクライムを考えてたんやけどな.

雨雲レーダーもこれから数時間は雨が降ると予測していた.
昨夜のうちに,玄関に下ろしていたEMONDAを2階の自室に戻す.

ところが,突然雨が止み,眩しいほどの日差しが.
あわてて天気予報サイトをチェックすると,いつの間にか曇り予報に変わっていた.
いやホンマ,この時期の天気はわからん.

こりゃ出かけな損.

路面状況がわからんのと,いつ雨が降り出すのかわからんので,Topstoneを用意.
サイクルジャージに着替える.

暑いので半袖半パン.
日焼け止めを塗る.

日焼け止め アグレッシブデザイン トップアスリート サンプロテクト ファイター 62g

昔は日焼けなんて全然気にしてなかったんやけどな.

そして,この時,あるアイテムにまで頭が回らなかった.
それを後に悔やむことになる.

色々あって10時出発.
せっかくのグラベルロード.
舗装路だけでは面白くない.
ふと,思い浮かんだのが深川にある「イルムケップスカイライン」
登山道だが車道.もちろん未舗装.
冬の間は雪に閉ざされているが,今の時期なら頂上近くの駐車場まで走れるはず.

行ってみるか...

まっ,今思えば時間的に無理な話.
ましてや自宅からの自走では.
登るつもりならせめて道の駅「ふかがわ」スタートやな.

まっ,あくまで予定は予定.
せめてネコバスあたりまで行けたらええか,というノリで発進.

家を出て河川敷のサイクリングロードへ.
以前ヒグマが出没したらしく,このような装置が.
一度でも痛い目に会うと学習するのだろうか?

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雨紛の山を越える.
懸念の膝は,今のところ問題なし.

念のためテーピングはしている.

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm 2個パック ベージュ スポーツ

ある程度距離を走り,負荷をかけないと本当の状態はわからん.

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神居古潭まで続く国道12号沿いのサイクリングロードに向かうが,なんと工事のため一部通行止め.

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反対車線に渡って迂回する必要がある.
まぁこれはこれで初めてのルートで興味深い.
チャリで走るには激ヤバの長いトンネルを,回避ルートを通り,無事サイクリングロードに復帰.

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神居古潭に到着.

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神居古潭には橋がかかっている.
当然車両通行止めだが,チャリは押して歩けば歩行者となる.
元々は対岸もサイクリングロードである.
かつてはこの橋もチャリが行き来していたはず.

さて,Kazcchariは今日までチャリと一緒に渡ったことはなかった.

理由?

それはピンディングのせい.
ロードバイクのDOMANEEMONDAにはSPD-SLを使っている.
漕いでいる時にはよいのだが,いざチャリを降りると,これがまぁ歩きにくいのなんのって.
いわゆるペンギン歩きになってしまう.
コンビニの床はもとより,ラーメン屋の脂ぎった床で転びかけること数回.

その点,ファットTopstoneにはSPDで乗っている.
クリートが埋め込まれている構造なので,靴底がほぼフラット.
多少の違和感があるが,圧倒的な歩きやすさである.

シマノ(SHIMANO) PD-M9100 SPDペダル 付属クリート/SM-SH51 IPDM9100 ブラック

さすがに登山だと憚られるが,普通に歩くには無問題.
実際,昨年の「オホーツク1300」ではDOMANEのペダルをSPDに付け替えた.

対1300ほぼフル装備試走ライド

つーことで,初めてチャリと一緒に橋を渡り,旧神居古潭駅へ.
駅舎,プラットホーム,トイレ,機関車などが展示されている.

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まずはサイクリングロードが確実に通行止めとわかっている「伊納駅」側へ行ってみる.がっつりゲート.

2010年以前だと,この先も通れたと書かかれた個人ブログが存在している.
早くこちらの開通工事も始めてほしいものだ.

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Uターンして深川方面へ.
まずは心霊スポットとして有名なトンネルを...

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おわかりいただけただろうか...ってなにも写ってない...はず?

で,トンネル抜けたら通行止めかと思いきや,まっすぐな道がはるか向こうまで続いている.

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もしかして,これって通り抜け可?
伊納駅側がアウトやから,てっきこっちもあかんかと思い込んでいた.
ただし,路面状況は厳しいので,普通のロードはスリップ注意.

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はい.
今日も灯台モトクラシー

何十回と訪れている神居古潭やけど,まさか橋さえ渡れば深川市内行きの道道までつなっがっていたとは...
これもグラベルロード+SPDペダルのおかげやな.

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腹が減ったので,納内のセイコマにピットイン.
おにぎり2個とリアルゴールド(クーポン割引)の昼食.

外で食べていると高齢者がひっきりなしに訪れる.
周囲にスーパーの類がない地区なので,このセイコマが欠くことのできないインフラになっている.

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出発.
甲子園出場のクラーク高校の前を通過.

以前から気になっていたのが...

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この交通安全人形.夜,怖いって.

このまま道道を通れば深川市内.
もちろんこのルートでも道の駅「ふかがわ」には到着できるのだが,けっこう遠回りとなる.

もしかしてKazchariの知らない裏道があるかもと,Google先生を起動.
確かに近道っぽいルートを指定してきた.
ものは試しとその指示に従ってみる.

すると...

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はい.Google先生やってくれました.
見事にグラベル突入です.

どうやって,今日のKazchari号がTopstoneだと知ったのだろう?
恐るべきパーソナライズ能力だ...ってちがーう!

これが噂のとんでもない道に連れていかれる事案ってヤツやな.
まぁ,グラベル好きとしては楽しくてニヤニヤしてしまうルートやけどな.

そやけど,これは...

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この堰を渡れとの案内.
さすがに柵があるので渡れません.
なんで,こんなルートを通れというデータが入っているのか? 謎だ.

まっ,この時点で当初の予定だった山登りはおろか,猫バスに行くのも諦めた.
時間がない.
少し遠回りしつつ帰宅ルートへ.

それにしても深川は謎のオブジェが設置してある公園が多い.
そして(暑いせいもあるが)誰も外を出歩いていない.

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納内の中心にある信号で左折.
山越えをして湯内方面へ向かう.
ここも気になっていたルートである.

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納内にはちゃんと駅がある.
しかしその周囲はほぼ全店シャッターが下りている.
飲み屋の名前からすると果物が名産のようだ.

さて,ヒルクライムを何度か繰り返し,湯内側に下りる.
「旭川200」などのブルベやプライベートで何度も通った道である.
頂上の湯内トンネルまでが長い長い.
おまけに暑い.
苦行やな.

しかあし,全長2km近いトンネルを抜けると,そこからは豪快なダウンヒル! 快感.

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このまま帰るのももったいないっつーか,グラベル率が低くないか?

つーことで,観光地としてあちこちに表示があるのに,なぜか一向に舗装されない「嵐山展望台」を目指すことにする.

道道から進入.
とっかかりから登り.
そして未舗装となる.

いくらグラベルロードとは言え,坂は坂.
速度は自然と落ちる.
すると,ヤツらがやってくる.
そう,やぶ蚊の大群だ.

アブやブヨのように服の上からでも皮膚を食いちぎるようなことはないが,荒い呼吸と汗だくのおっさんの周囲には黒い渦が巻く.
片手を話して顔周囲の蚊を払いのける.
まるでイデオンに群がるジョング隊のようだ.

坂の方も容赦ない.
時折8%を越えてくる.

片手を離して砂利の激坂である.めっちゃキツイ.心拍も170を越えている.

それでも...この時よりは全然マシ.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

なんだかんだでようやく山頂着.
チャリをおりるとさらにむらがる蚊ども.
超速で撮影終了.

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少しダウンヒル.
舗装路を登って,展望台駐車場でトイレタイム.
ここでも蚊の攻撃あり.

そう,何を忘れたって虫よけスプレーを忘れたのだ.

ここも速攻で撤収.
ダウンヒルで速度を上げて,蚊を撒くしか逃れる術はない.

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クルマの交通量はわりとあるはずなのだが,路面荒れ気味.
時折タイヤが取られそうになる.
正直,グラベルのダウンヒルだけなら,ファットバイクの方が絶対的に安心・安定感がある.

それでも我がTopstone44cを履いている.
普通のグラベルよりもかなり太いはず.
みんなテクでカバーしているのだろうか?

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落車だけは回避したいところ.
なんとか無事に下界に戻る.
今日はもうええやろ.
後は無事に帰るだけ.

それにしても...暑い.
ボトルの水はとっくにお湯.

こちらの車線にコンビニがないので入りそびれる.
そこに現れたのが子供服の「西松屋」
ご丁寧に店舗入り口の自販機にはゴミ箱まで設置.
たまらずピットイン.

もちろん,甘くてベタベタ系は避けて,レモン風味炭酸水一択! 美味し.

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チャリの高速道路こと,河川敷のサイクリングロードにのっかり悠々と家を目指す.
すっかり整備された旭川駅前の公園.
まっ,Kazchari自身が鉄道を使うのは10年に1度くらいだが.

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4時過ぎ,無事帰宅.
知らないうちに走行距離が100km越えてた.

本日は膝の痛みや違和感は全くなかった.
また...治ったと我を誤解させてくるのか? イデよ.

テーピングのおかげ?
その代償として,はがした後の皮膚がかゆい.
それほど肌は弱くないはずだが,こりゃ毎回巻くのもはばかられるなぁ.

はい.
膝の痛みはともかく,チャリによるルートの探検,新規開拓には「グラベルロード+SPDペダル」がベストの組み合わせと,改めて感じた週末ライドでした.

今日も楽しゅうございました.
ちゃんちゃん.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その4)

2023/8/13 Sun

敗戦処理

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前回はこちら⇒BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その3)

無事(?)に300kmを走り終えて眠りについたKazchari.
果たして今度は熟睡できたのか...

秘技「布団2つ折り」は発動せずそのまま横になる.
昨日よりは寝た感はあるが,4時すぎには目が覚めてしまった.

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肝心の右膝の痛みは...はい,見事に残存.
曲げると激痛です.
この瞬間,DNSでファイナル・アンサー.

朝食をいただく.
おおっ,オツカレーもまだ残っているやん.

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7:00になった.
「サロマ湖200」に出発するみなさんを(寂しく)見送る.

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖
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それにしても,なかなかのDNS率である.
主催のHさんによると「PWあるある」だそうな.

なんとフルPWエントリーのサヴァイヴァーは残り2名らしい.
そのうちの一人,我らが旭川組のO西さんは今朝も元気...いやボロボロになりながらも出走.

まるで『チャンピオン』のごとし.

※ O西さんは,この日もその翌日の600も完走.漢を見た.

さぁ,撤収しますか.
Topstoneをハスラーに積み込む,

フロントで清算.
なんだかんだで団体割引が適用されるらしく,2泊朝食付で約¥6,000
しかもカード払い可.助かる.

この時点でまだ8時過ぎ.

明日の月曜日も休暇を取っている.
ゆえにまっすぐ旭川に帰るのはもったいない.
チャリで走り回るのは難しいが,周辺をドライブし,眠くなったらどこかの道の駅で車中泊しますかー(棒)

とりあえずナビに昨日ロクに観光できなかった知床方面をセットし,出発する.

「そういや,今朝はまだコーヒー飲んでねーや」っつーことで,端野にあるローソンまで移動.コーヒーとビタミンゼリーで補給.

車内でKindleを読みながら休憩したのだが,突如抗えない眠気が襲ってきた.
iPadを手に持ったまま10分ほど寝落ち.
やべぇやべぇ.
思った以上にカラダに疲労と寝不足が蓄積しているようだ.

ここはあっさりと計画変更.
近くに入浴施設はないかと検索.

おお,すぐ近くにいいところがあるじゃあないか!

のんたの湯

こりゃサ活やな.
その「のんたの湯」は,出張で訪れたことがある某病院の隣にあった.
到着したのは9時過ぎ.
開場までまだ1時間ほどある.
またまた睡魔に襲われて,車内で爆睡.

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10時の開場と同時に入店.
サウナをはじめたっぷり2時間近く温まる.
もちろん外気浴時は爆睡だ.

上がったら上がったらで,バキバキのカラダをほぐすため,マッサージ機に¥200を投入.
ここでも爆睡

昼になったので食事.
朝も結構食べたんやけどな.完全にブルベ腹状態.

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見た目と量はアレだが,ご飯の上に乗っている唐揚げは絶品だった.美味し.

食事後,横になり備え付けのコミック『ライアー・ゲーム』を読む.
これまたいつの間にか寝落ち.

いや,もう朝から何回寝てるねん.

おとといの懇親会では「400ブルベで寝るか寝ないか問題」が議論された.
Kazchariは寝ない派っつーか眠くならない.

「寝てたら19時間どころか20時間切りもできまへんでぇ~」とマウントを取っていたが,今日のこの疲労感と眠気はなんだ?
いやいや,えらそうにしていた自分が恥ずかしいわ.

なんだかんだで5時間ほど滞在.
当初の「ハスラーで旅する道東ツアー」は見事に頓挫.

「痛くで,しんどいんやったら帰っておいで」とのヨメはんLINEも入っていたことだし,素直に旭川へ戻ることにする.

となれば話は早い.
高速を使って最短距離と時間で,明るいうちに帰宅した.

以下,今回の遠征ブルベの反省.

やはり連続ブルベはタイムではなく,カラダとバイクをいたわりながら,毎日確実に完走できるかの方がはるかに重要やな.
「サロマ湖200」のDNSにかつてないほどの敗北感...

次にTopstoneをチョイスしたことのメリット.

- ポジションが楽
- 路面状況をあまり気にしなくて良い
- フロントバッグが便利
- SPDペダル
- フィジークのサドルも優秀
- トレーニングになった

まぁ,何よりこの変態バイクはデザインがかっこええよなぁ.
4台あるうちの自転車の中では,現状一番のお気に入りである(EMONDAの立場は?)
そんな蜜月関係のパートナーとの300km旅.楽しくないわけがない.

デメリットは?

- 車重っつーかホイールが重い
- タイヤ抵抗によって重い
- リアサス機構によってサドルバッグがタイヤに当たる

まっ,これらは納得の欠点.
車中の重さは体力アップでカバー.
タイヤはブロックなので仕方がない.あくまでグラベルメインの運用なのでこれでヨシ.
サドルバッグは小型化必須かな.

うん.ようするに欠点らしい欠点はないっつーことやな(自己完結)

おそらく今年のブルベ参戦はこれで終わり.
なんだかんだで3002本,4001本しか走ってない.
なんと200は3本もDNSだ.

これでは「ブルベが趣味なんですぅ」とは言いがたい.
来年はSRを真剣に考えますかー

さぁ,次のビッグイベントはNISEKO GRAVEL AUTUMN RIDEだ.

所詮は遊び.
つまり,仕事じゃないから真剣にやります(byタモリ).

ではでは.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その3)

2023/8/12 Sat

It follows...

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曇り.温度:16 ℃,湿度:93%,体感温度:17 ℃,風速:9.2 km/時,風向:NNE

前回はこちら⇒BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その2)

斜里へ向け往路を逆走する.
知床峠登攀でも書いた通り,往復ルートのよいところは事前に路面状況がある程度把握できること.

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デメリットとして「同じルートを走るので新鮮味がないのでは?」という懸念.
だがこれは杞憂.
反対方向を走るだけで風景ががらりと変わる.

さて,トンネルや荒れた路面,消える路肩,張り出した枝などを記憶を頼りにクリア.
内陸への分岐点に到着.
実は100mほど通り過ぎて引き返したのは内緒だ.

曲がってすぐに「この先,天に続く道」の看板が.
おお,これが最近話題のシン・絶景スポットっすか.
コース設計者の粋な計らいですな.

それはともかく再び登攀開始.
先程の知床峠でのダメージが残るのか足が回らん.
かつ,標高が上がると霧雨アゲイン.

まっ,それでも漕げば進むのがチャリ.
無事に「天に続く道」の有名撮影スポットに到着.
天気のせいか,駐車しているクルマやバイクは少なめ.

で,肝心の「道」だが,道民歴20年のKazchariからしてみれば,「お,おおう...」的,つまり道内あちこちで見かける道...な感じ(ちょっと長め)
天気と時間(方角的に日没時がベストらしい)に恵まれていたら,また違ったかもしれんけど.

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当然,登った分を下る.
濡れた路面にグレーチング,砂利,泥塊などトラップ満載.
その車重と転がり抵抗ゆえ,なかなか長距離ライドがキツいTopstoneだが,こういう道での安心感は絶大である.

iPhone11 Pro こけたわけではありません

斜里町に入る.
久々の大きい町.
ダイソー発見.
今回の遠征で,持ってくるのを忘れた「洗濯ネット」を買おうかと一瞬考える.
サイクリングウェアを痛めない洗濯に欠かせないからだ.

ただ...実はこのあたりから明日の「サロマ200」のDNSが頭をよぎっていた.
右の腸脛靭帯の痛みがかなり増してきたからだ.

つまりウェアの洗濯をする必要がなくなりつつあった.
でもなぁ...せっかくの遠征やしなぁ...逡巡中

中心地を抜けてしばらく走ると,次のPC着.

15:37.198.7km地点.PC2セイコーマート清里水元店

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これまでも要所要所で補給はしてきたが,ここらで限界.
明らかにエネルギーが枯渇している.
ゆえに,がっつり食うことにする.

メニューはセイコマ名物ホットシェフの「豚丼」である.美味し.
それと,昨日の懇親会で話題になった「プッチンプリン」もついでに買ってみた.
確かにブルベに良い.この飲む食感が良い.
ついでにこのPC,ゴミ箱あり.完璧だ.

休息していると,後続の釧路のSさん着.

開口一番「看板なかったですよねー」

そう,みんな見つけられなかったのだ.

食ったので走る.

このブルベも残り100kmである.

正直「ファットやグラベルなどの特殊バイクで走って楽しいのは200kmブルベまで」と個人的感想.
疲労感が強い.リカンベントとかはどうなんやろな.

次の目的地はあっという間.
少しだけ公園のような道路を登ってTC2到着.

16:16,206.3km:TC2清里宇宙展望台

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ここではクイズチェック.
なぜ宇宙なのかはともかく,先ほどよりは答えやすい.

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高台を下りて西へ向かう.
やがて,右折して北上.
ここから往路につながるまでの,直線道路がひたすら長かった.

まずまず快調にとばしていたが,ここらでカラダに異変が...

昨夜は焼肉パーティ,そして今朝は朝食でがっつり,走行中もハンガーノックを気にして食べまくっている.

そのわりにはまだトイレ(大)には行っていない.
それが,ここに来てようやく催してきた.

ここから一番近いトイレは...原生花園か.

よし着いた...って,トイレを含み営業終了!
げっ,次まで我慢するか...

おっ,いい景色濤沸湖)

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いやいや止まっている場合ではない.
腹は張るもののここでオナラをすれば,中身が出るかも...
ヤバい,ヤバい,次のトイレだぁ!
スピードアップ! 下ハンだぁ! アカン,腹を圧迫したらアカン! 出るぅぅ~
回せ! 回せ!
スピード上げろ! サイクロン!(なんでやねん)

伝説の2017年ジロのデュムラン(大)の事態は回避するのだ!

懐かしのPC1セイコマ北浜店が見えてきた!
トイレはあるぞ,どうする?
反対車線やし,まだなんとか我慢できる(ええんか?).

そうや! このまま直進したら道の駅「流氷街道網走」があるはず.
広くてきれいでウオッシュレットのあるトイレまで,回れ! この脚!

...道の駅着ぅ!

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速攻でチャリを手すりに地球ロック.
慌ててトイレに.

反射ベスト,ジャージを脱ぎ,ビブを下ろして,さぁ...発射!

あれ?

盛大なオナラだけで中身は出なかった.ガスだけかーい!
いつも思うのだがブルベ中は消化効率が上がる気がする.

少々肩透かしだが,いずれにせよ人としても尊厳を失わずに済んだ.

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気を取り直して再出発.
このあたりはほぼ1年前「オホーツク1300」で走った道.
思い出深い.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

気の所為なのか,網走の町は近頃滅多に見かけないヤンキークルマが多い印象.
シャコタン+ハの字ホイールなんて絶滅危惧車種がバシバシ走っている.
あれタイヤが痛むだけやと思うのだが.
ヒトのセンスはそれぞれやなー(棒)

何度目かの信号ストップで,とうとう釧路のSさんに追いつかれた.
夕闇迫る網走市内を,次のPCに向けて走る.

18:30.253.8km地点.PC3ローソン網走大曲店

もちろんここはレシートチェック.
最近個人的にブームになっている「最後のPCではプロテイン」を実行.
他に「巻きずし」と「バナナ」も購入.

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釧路のSさんと会話.
明日の「サロマ200」は出走せず,その翌日の600で釧路に帰るそうな.

このように今回のPWでは,全てを走り切る猛者や,Kazchariのようなスポット参戦,もしくは休息日を設け,本命に備えるなど様々な戦略を取れるのだ.

そうやなぁ,Kazchaiももう少し柔軟に考えても良かったかもしれんな.
例えば,旭川発にこだわらず,全て北見発着でまとめるとか...
やりようはいくらでもある.

おそらく次のPWは4年後の2027年
還暦のKazchariに,フル参戦できる気力と体力は残っているだろうか...なんてことをふと思った.まずロングライドでクセになりつつある腸脛靭帯炎を治さんとな.

さて,陽も落ちた.
ここからは夜間走行となる.
フロントとリアライトをon.
残り45km.今回も膝の痛みはなんとかなりそう.

以前家族キャンプで泊まった呼人浦キャンプ場の脇を通る.
相変わらず利用者が多く大盛況.

網走方面家族キャンプの巻(その1)

面白いのはツーリングライダー.
まるで鴨川のごとく,湖沿いに等間隔でテントを並べている.
それを照らすオレンジ色の夕日.映えるねぇ.

この残照によるシルエットは,女満別の木が並ぶ有名撮影ポイントまで続く.
ブルベ中じゃなかったら,停車してたな.

女満別の市街を抜け,ここで往路に合流.
朝の記憶をたどる.

国道を右折し,道道に入ると照明が激減.
前方を照らすのはチャリのフロントライトのみとなる.

残りは直線で30kmぐらいか.
ペースを落として「のんびり走るか」と思っていたら,はるか後方,バックミラーにチラチラ映るライトの光が.

クルマでもオートバイでもない.
こ,これはヤツが来たんだ.
先程のPCまでご一緒したSさんに違いない.

レースじゃあないので,別に追いつかれても,抜かされてもかまわないのだが,後方から人が迫ってきている状況で,スピードを落とすは何かモヤモヤする(謎理屈)

つーことで,クソ重く転がり抵抗MAXのTopstoneのペダルをそのまま踏む.
やはり右膝に痛みあり.
もうこの時点で明日の「サロマ200」は7割方DNS決定.

それにしても対向車のハイビームには困った.
マジで眩しい.

で,なんだかんだでゴールの「自然休養村センター」に向けて最後の登り.
一方通行の道を抜けて無事にゴール!

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ぐわー疲れた.
いつものDOMANEよりもプラス100km走った,つまり400ブルベを終えた気分.

ゴール受付での最終タイムは14時間48分

「重~い,遅~い」と愚痴ってたわりにはそれほど悪くないタイム.
6月の「きのこの山300」(獲得標高3000m)14時間32分やったしな.ほとんど変わらん.

BRM610きのこの山300km(その3)

やはりチャリの車種よりもエンジン性能に左右されるのがブルベっつーことかな.

受付中,Hさんに「膝が痛いんで,明日はSしますぅ...」と弱音を吐いたところ,

「いやいやいや,まだ決めるのは早いですよぉ.明日になってから考えて下さい」

との返事.
その通りである.
痛みは電気信号に過ぎぬ.
今夜のケアで奇跡の回復が起こるやもしれぬ.
となれば早速,風呂だ風呂.

汗を流して,お楽しみのAJ-H北見発着時名物のオツカレー.

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結構な量があるので許可を頂き,2杯ほどいただく.
辛すぎず,甘すぎず...美味し.
結局,明日はどうするかどうかわからんけど,禁断のビールもいただく.美味し.

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ロビーでくつろいでいると,PWフルエントリー中の超人,O西さんも帰ってきた.
いやもう400+300の完走だけでも素晴らしいです.
フルPWの人からしてみれば,明日の200は休息日なんやろなぁ...スゴ.

で,肝心のKazchariは右足のメンテ.
まずはマッサージガン.大腿筋膜張筋をリリース.

創通メディカル トータルボディケア マイトレックス リバイブ MYTREX REBIVE MT-RBN20G MYTREX (リバイブ RBV22)

次に消炎鎮痛剤.

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これで奇跡が起これば良いのだが...
さて,23時を回った.もう寝ます.

明日は明日の風が吹く.いや,そこは微風でオナシャス.

その4(?)へ.

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BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その2)

2023/8/12 Sat

最高難度の...

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曇り.温度:16 ℃,湿度:93%,体感温度:17 ℃,風速:9.2 km/時,風向:NNE

前回はこちら⇒BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

登攀前補給のために立ち寄ったセイコーマートを出発.
少しだけ海岸沿いを進む.

このあたり,2年前に息子とのキャンプ旅でも通過したが,それ以前の思い出としては2005年2月の「流氷ダイビング」がある.

2005年2月撮影

当時,ダイビングにずっぽりはまっていたKazchariはヨメはんとともに,流氷の下を潜るという極地ダイビングに挑戦.

いやぁ,普段リゾートダイバーなKazchariには色々とキツかった.
ドライスーツを着たことがある人ならわかると思うが,水の侵入を防ぐため,首周りが異常にタイト.
新品のスーツだったせいもあるが,窒息寸前だった.

それに,当たり前だが寒い.
外気温マイナス15℃,水温0℃.
確かにカラダは濡れないが,グローブはしみてくるし,口の周りだけは冷水に触れっぱなし(クチビルゲ化)

ここまで苦労したのだ.
海中はさぞかし美しい風景が...って,そうでもない.
狭い水路を進むためか濁りがひどい.

2005年2月撮影

クリオネもいるにはいるが,小さすぎて撮影困難度MAX.

2005年2月 ガイドさんが捕獲

雑誌にあるようなイメージ写真(流氷下のアザラシみたいな)は,相当時間をかけ,タイミングに恵まれないと撮れんな(たぶん).

結論.
潜らなくても,ドライスーツを着て氷の上を歩くだけでも十分楽しめます.
いや,その方がベター(※個人の感想です)

...と,思い出にひたっていると前方に坂道が見えてきた.

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ここから峠までは約15km.
距離だけなら旭岳+αくらい?
斜度がキツいというが,どんな感じ?

自称クライマーのKazchariとしては「オラ,ワクワクすっぞ!」と言いたい所だが,先程の休憩後,例の右膝がじわじわと痛くなってきた.ヤバい.

もちろんDNFするほどではないのでガシガシ進む.
とりあえず路面状況が良いのが助かる.

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ちなみに2005年にほぼ同じ場所から撮影している.

2005年2月撮影

しばらく進むと知床自然センター

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そして,知床五湖&カムイワッカへ向かう道への分岐.
Topstoneを立てかけている看板が,実はキーアイテムだったりする.

ちなみに,今年から「カムイワッカ湯の滝」は予約制になったらしい.

カムイワッカ湯の滝

そういやカムイワッカも1989年頃に行ったなぁ.

1989年8月撮影
1989年8月撮影 足が届かない

あの頃はオートバイで林道終点ギリまで行けて,後は徒歩.
湯の滝まで登ったが,手をついた先が熱湯でこけかけた...という経験は,あの頃の旅人なら「あるある」のはず.

「知床自然センター」を越えてさらに登る.
6~7%と,斜度はそれほどキツくない.

登りながらチェックするのは反対車線の路面状況.
往復ルートなので,ダウンヒル必須.
路肩がコケむしている箇所もあったので要注意.覚えておく.

さて,本ブルベ最大の懸念はここ知床峠におけるヒグマDNF
最近の報道でよく見るのがヒグマの横断や,クルマからの餌やりシーンだ.

林道を含め,北海道中を走り回っているKazchariだが,これまでヒグマに遭遇したことはない.
正直,出てきたら出てきたで面白いなぁ...という気持ちもないわけではない(ダメです)
実際に見かけたら互いにどんな行動をするのだろうか?

...とかなんとか,いろんなことを考えながら進む.

標高が上がるに連れて霧雨が霧に,さらには風が出てきた.

前方から,先行していたランドヌール2名のダウンヒル.
速ぇ.もう下りてきた.
快速で有名な北海道ブルベ界のレジェンド,次いでPC1でも会った道外からの参加者だった.

するとKazchariのポジションは現在3位ということになる.
レースではないけど,自分の順位は気になるところ.

特に今回は通常よりかなり重いチャリで登っているのだ.
トレーニング効果の指標にもなる(ならない).

「Garmin eTtrex」に表示されるコースと残り距離を凝視.

やがて駐車場の看板が見えてきた.
そうか,右側だったな.
クルマに注意しつつ進入.

12:35,135.5km地点:TC1知床峠駐車場である.

霧が濃い.濃すぎる.
羅臼岳どころか,周りの景色はほとんど見えない.

iPhone11 Pro 霧の向こうに羅臼岳

さて,ここはクイズチェック.
問題は「とある看板を探し,そこに描かれているとある動物のイラストは何匹か」を答えるもの.

駐車場の羅臼側にあるらしいので探す.

ない.

指示の解釈が間違っているのかと思い,道路を挟んだ反対側の展望台にも移動.

ない.
もしかしてこれのこと?  すると一匹?

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まさか,ここで参加したブルベ史上,最高難度のクイズが出題されるとは.
これは先々月の「きのこの山300」オロフレ峠(酸欠)クイズを越えている.

BRM610きのこの山300km(その2)

焦る

仕方がない.峠にたどり着いたという証拠写真で勘弁してもらうか...と考えていたら,ちょうど坂を登りきったランドヌールとばったり.
やはり看板が見つからない,つまり答えが見つからないという.

二人して「あーでもないこーでもない」と探索を続けたが,諦めて山を下ることにする.

後で聞いた話だが,コース作成時は確かに看板は存在していたとのこと.
その後の工事で撤去されたらしい.

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つまり,この写真の建物付近を探索すれば,肝心の看板が出てくる可能性はあったらしいが...まさか資材をひっくり返してまで探す人はいないはず...⇒ いた.

濡れたカラダで滞在していたせいか,寒気がしてきた.
ましてやこれから15kmのダウンヒル.
ウインドブレーカーを着用.
クイズに答えられなかったという未練を残しつつ...下る.

往復コースあるあるのすれ違い.
ただし,こちらは下り天国,向こうは登り地獄.
実に残酷.

いただき画像

さて,標高が低くなるに連れ,気温は上がり霧も晴れてきた.
ウトロに戻ってきた.
登る前に利用したセイコマの対側にあるセブンイレブンにピットイン.
ウインドブレーカーをキャストオフする.

ちょうど先程峠でご一緒したランドヌールも休憩中だった.
ここで補給するのはとにかく温かいモノ.

つーことで,ホットコーヒーだけを注文.
補給食バッグの中からクリームパンを取り出して食べる.

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このセブンにはでかでかと「ゴミ箱ありません」表示が.
観光地なのでわからんでもないが,チャリダー的には非常に困る.
紙コップ1つだけのゴミなのでこのまま持参.

ここまでで約150km.
このブルベもようやく半分の行程.
グラベル参戦にしてはわりと良いペースである.

少し休んで出発.
往路をそのまま逆走する.

昼時である.
グルメなランドヌールだとウトロで海鮮丼なのだろうが,Kazchariはパス.
ひたすら走るのだ.

それにしても今年はホンマにオートバイ多いなぁ.
かつてのブームが復活? いや違うな.
メットを脱ぐと白髪頭のおっさんだらけ...

ごくたまーにだが,オートバイライダーからの「ヤエー!」が飛んでくる.
もちろん,こちらからも「ヤエー!」

なにはともあれ,思い出に残る良い旅を.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠

※ その3へ続く

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

2023/8/12 Sat

転がり抵抗? 何それ?

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曇り.温度:16 ℃,湿度:93%,体感温度:17 ℃,風速:9.2 km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

21時過ぎに布団に入る.
大部屋なので勝手に電気を消すわけにはいかない.

そんな時の耳栓とアイマスクである.

MOLDEX エラストマー 使い捨て耳栓 コード無し お試し8種エコパック ケース付 (Camoplugs Sparkplugs Goin’green Meteors Softies Mellows Pura-fit 各1ペア)

aimeve アイマスク 睡眠用 安眠 快眠 グッズ 遮光率99.99% (睡眠栄養指導士推薦) 3D 立体 軽量 目隠し (ブラック)

振動アラーム時計を朝の4時にセットして枕の下に.

これでスヤスヤと眠れ...あ,あかん.

興奮なのか緊張なのか,脳みそがなかなか落ちてくれない.
エアコンと扇風機のおかげで暑いわけでもない.

物理的な睡眠阻害要因として,敷布団の薄さがある.
全然クッションとしての役目を果たせていない.
それに枕も合わない.
思えば畳で寝るのは久しぶり.
すっかり“やわらかいベッド”にカラダが適応しているようだ.

何度目かの覚醒の後の真夜中,Kazchari家に古来より伝わる必殺技を炸裂させることにした.

それは...薄い敷布団を二つ折りにすることだぁ!

これで厚さが一気に2倍! 寝心地よし.
だがしかし,もちろん幅は1/2に.

遺伝的にミクロマンなKazchari家だけができる芸当であるッ!

かつて,波照間島で泊まった宿も,いわゆる”せんべい”だったので,この技で乗り切った.
さて,ここ北見での効果は...アカン.やっぱり寝付けんがな.

それでも明け方が近づくと,少しはうつらうつらできたのだろう.
しっかりと現実ではありえない夢を少し見た(気がする).

で,予定通り4時に起床.

「熟睡しなくても,目を閉じて横になるだけで休息になる」という言葉を信じて.今日のブルベがんばります...(遠い目)

まだ薄暗い中,建物の外に出てみる.
霧が濃い.
いや,霧だけではなく,しっかり降っている...おい,降水確率10%とちゃうんかーい!

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空に恨み言をぶつけるのは,無駄な行為の最たるもの.
諦めてビブを履き,メッシュインナーと長袖ジャージを着る.

TopstoneのサドルバックにはモンベルのU.L.サイクルレインジャケットを追加.
また,路面の濡れに対し最強ギアとの呼び越えも高いGORE-TEX オールラウンド ソックスを足に装着.

本日は6時スタートなので,その1時間前に朝食が用意された.
遠征ブルベでは,ホテルを取っても朝食が食べられないことが多いので,非常に助かる.

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さらに先月のヒルクライム大会でも実績を示したドーピング薬を投入.キクぅぅぅ~(眠気覚まし)

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

徐々に集まるランドヌール.

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サインを書く.
出走者は確か18名ほど.
既に昨日の400でDNFもしくは,今日を休息日DNSにした方もおられるようだ.

そしてブリーフィング.
一番印象に残るのは各コンビニでのチャリの駐車位置.

「入口正面ではなく,横の壁面に停めること」.
(※この後のPCで,みんな守るのが面白い)

車検を無事に終え,午前7時出発.

いただき画像

期待むなしく,出発時も小雨やまず.
むしろひどくなっている?

最初は下り,そして登りのアップダウン.

今回のブルベ,最大の懸念は右膝の腸脛靭帯炎.
もちろん疼痛に備え,出走前に消炎鎮痛剤+テーピング.

ペダルを重く回そうが,軽く回そうが少々違和感あり.
これが痛みに代わりませんように...と.

で,Topstoneである.
前後44cのブロックタイヤという,舗装路のロングライドには最適と言いかねる装備.いわゆる転がり抵抗が強い.
まぁ,ファットで走るよりは楽だし,ロードノイズもほとんどない.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

逆にグラベルバイクのメリットと言えば,ハンドルが高くポジションが楽なこと.
その分,ケツ過重からの痛みを心配したが,そちらは大丈夫だった.
(ただしこの後の長~いヒルクライムを除いてだが)

小雨の中,いかにもな北海道の田舎道を進む.
風はほぼない.

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この時点で既に一人.
ウェアがしっぽり濡れているが寒くはない.

グラベルバイクをチョイスした時点で,タイムアタックは諦めている今回のブルベ.自分にとって気持ちの良い速度で進む.

うれしいことに女満別手前で地面が乾いてきた.

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それにしても昨日の天気とのギャップが激しい.
10℃くらい低い.ブルベ的にはこちらの方が適温.

今回のコースは重複区間が多め.
ゆえに「Garmin eTrex30」のルート表示(ピンク)が重なる.

GARMIN eTrex 32x

ようするに,地図を拡大しないとどちらに進むかわからなくなるのだ.
スマホによるルーティングだと解消するのだろうか?
まぁ.幸いこれまでとんでもないミスコースをしたことはないけど.

念のためルートマップを紙に印刷したモノをフロントバッグに入れていたが,雨のせいでとっくに水没.

で,内陸ルートに曲がるとすぐに登りが始まった.

この頃からだろうか,サドルもしくはシートまわりから「きゅーきゅー」と異音が聞こえるようになったのは.
サドルのボルトが緩んだのだろうか?
まぁ我慢するか.

ところが,段差を越えた時,その音が突然大きくなり,明らかに”何か”とタイヤが擦れている音に変わった.

こうなると原因は一つしか無い.
サドルバッグと後輪が当たっているのだ.
即停車.
クリアランスを確認する.

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出発前にも,当然チェックしている.
その時よりは心なしか下がっているようだが,当たってはいない.

不思議だなぁ...じゃあない!
このTopstoneにはリアにも「キングピン」と呼ばれるサスがついているのだ.
つまり上下に動く.
こいつが路面の段差に対し「ちゃんと仕事をしている」のだろう.

サドルバッグ中身のレイアウトを変更.
特に最後に積んだレインウェアが重量バランスを崩している.

ヘッドライトや予備電池,補給食など小さい割には重い物をフロントバッグに移す.
オルトリーブの折返し数を増やし,ぐっと絞る.
これで大丈夫(ではなかった).

このようにあたふたしていると,EMONDAに乗った女性ランドヌールにパスされる.
後で知ったのだが,この方は釧路のSさん.
本ブログ(のブルベネタ)を読んでいただけているようだ.

近頃はこのブログも,1日のプレビューが300PVを越えることが普通になった.
月間だと単純計算で約10000PVになる.
なんと,この数値だけなら全ブロガーの上位5%にあたるそうな.
つまりけっこう読まれている方らしい...気を引き締めましょう(何に?).

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一山越えて,55.7km地点.
ようやくPC1「セイコーマート北浜店」着.

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先行者が1名いた.
本州から来られた方で,もちろんフルPW(1500km)
町の規模やコンビニの有無など,土地勘がないので苦労されているとのこと.
夜の動物の多さにびっくり中.

KazchariのLeftyに興味津々.
「この太いタイヤ,大変でしょう?」 ⇒ ええ,大変です.

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後続車も続々到着.
前半のPCなので,まだそれほどバラけていない.

軽く補給し出発.
ここからは直線の海岸沿いが続く.

本来,絶景が広がる道なのだが,あいにくの天気で残念.

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小清水原生花園通過.
そういや昔,バスと列車と合いの子みたいな変な車両が走ってなかったっけ?

バスだ?列車だ?DMV(デュアル・モード・ビークル)だ!

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道の駅「はなやか小清水」を過ぎ,すぐに左折.

あくまで印象だが,札幌や十勝エリアに比べると路面状況が格段に良い.
とんでもない荒れた路面にはなかなか出会わない.
ひょっとして,この前後サス付きグラベルバイクのおかげかな(うがちすぎ).
いずれにせよ,こういう道ではTTバーが欲しくなるな.

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JR釧網線本線には風情のある駅が多い.
例えばこの「止別駅」は喫茶店併設.
絵になるねぇ.

再び,往路と復路の分岐点へ.
間違えないように.

このあたりで天気もすっかり回復.
暑いくらい.

斜里町に入るあたりで,後方から来た3人組トレインに抜かれる.

「よかったら乗っかりませんか~ 楽しましょう~」と誘われるも,ロードバイクの巡航スピードについていく自信がなかったので,「乗れたら乗りますぅぅ」と返答.

やがて国道との合流地点.
ここからはひたすら前半のハイライトである「知床峠」を目指すことになる.

一時停止していると,大学生っぽいロードの集団が通過.
ピチピチウェアでもなく,荷物も多めだったので,自転車競技部ではなさそう.
自転車旅部?

こういうグループを見るたびに思う.
Kazchariも学生時代,もしオートバイではなくチャリにはまっていたらどうなっていたのかと.

かつて,オートバイによる北海道ツーリング時には,チャリダーと数回一緒にキャンプしたことがある.ひたすら食べる彼らに驚嘆したものだ.

「よくこんな人力だけの乗り物に乗っているなぁ.風や坂道も大変,荷物で重いし,1日で稼げる距離も短いのに...」

と,あの頃は思っていた.
そんなKazchariが,まさか50を過ぎてチャリ側にドはまりするとは...(普通は逆やな)

とかなんとか考えていると,先程のトレインに追いついてしまった.
平坦からやや登りになり,ペースが落ちたためであろう.

さぁ,ここからは自称クライマー,Kazchariのステージである.
勇んで先頭に出たものの,誰もついてこなかった...

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有名観光地「オシンコシンの滝」を通過.
ゆっくり見学しているヒマもなし.

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やがてウトロの町へ.

確か2年前もクルマで通過したはずだが,その頃よりさらに発展.
旅人向けにおしゃれっぽいタウンに変貌.

さて,これから峠まで約10kmの登りである.
ここで補給しなければ,途中でタヒ.

記憶にあった「セイコーマート」にピットイン.
おにぎり,ゼリー,バナナで補給する.

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近頃の北海道,とりわけ観光地のコンビニにはゴミ箱が設置されていないことが多い.

ゆえに入店時はまずゴミ箱の確認をするクセがついた.
その有無により購入品のメニューが変わるのだ.
ゴミ箱がない場合,間違っても「カツカレー」とかは買わないように(後が大変).

もし,無い場合も諦めてはならない.
店員さんに,購入商品のゴミは引き取ってくれるかどうか尋ねる.
たいていOKだ(セイコマの場合).
つーことでGJだぜ,セイコーマートウトロ店さん.

隣の郵便局との間にあるブロック塀に腰掛け,靴を脱いで足を休める.
そこへ後続の方がやってきた.
これまでのブルベでも何度かお会いしているベテランさんである.

健闘を互いに祈り,Kazchari発進! Kazchari出ます!
さぁ,いよいよ登りのスタートですぅ!

※ その2へ続く

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

2023/8/11 Fri

出たとこ勝負

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠

例によってブルベ記事の「その0」は本編前日から始まる.

8月11日は全国的に祝日(当たり前).
何やら「山の日」だそうだが,こんなお盆直結の休みねぇ...意味ある?

そろそろ日本人も分割夏休みを法的に整備すべき.
そういや数十年前に「バカンス法」なるものが審議されていた記憶が...ただの願望.つぶしたんはどいつや!?

たわごとはさておき,AJ-Hokkaido主催の2023年度目玉ブルべが「パラダイス・ウィーク北海道「2023北見大集合」」であることは間違いない.

北海道パラダイス・ウィークスタート!~500だけぇ

つーことで上の記事にある通り,KazchariもこのBig Waveに参戦.
明日の「知床300」,明後日の「サロマ湖200」にエントリー(日和ったな).

向かうはその集合地点である北見市自然休養村センターである.

通常時間に起床(6時).
ルーティンの家事をこなし,ブルベに使うマシンの整備を始める.
紆余曲折の末,使うのは「Cannondale Topstone Carbon2 Lefty」オンリーにした.

なんだかんだでハスラーに2台乗せは完全無敵に窮屈.
場合によっては,コット&マットをひいての車中泊を目論んでいるせい.
ブルベとは別日程でのライドができたら...の話.

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もう一つの理由としては,来月に迫ったNISEKO GRAVELのためである.

「120km/2500mUP/足切りあり」の激ヤバコースをクリアするためには,こいつでのロングライドに慣れておく必要がある.
舗装路とは言え,2日で500kmは良い練習だ(と思ってたけどな).

整備と言っても普段からわりとキレイにしているので駆動系,つまりチェーンとギア周りを重点に.

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やはりWAKO’Sが最高ですな.

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ハスラーに積み込む.
前後輪を外して運転席側の後ろに積むが長さが足りない.
やや斜めにする必要がある.
ロードバイクよりホイールベースが長いのだ.

ゴムバンドを使って固定.
適当過ぎて後で走行中に暴れる暴れる(生き物?).

他に車中泊用ギアと着替え3日分を適当に積み込む.

10時半出発.
約160kmのドライブである.

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旭川から北見へいくつかの方法がある.
高速嫌いなので,今回は上川以降39号線をひたすら東へ進むルートを選択.

層雲峡あたりから,制限速度以下&カーブ超減速で走るクルマによる渋滞が発生.
基本イエロー(追い越し禁止)だが,少しでも白線になるとイラついたクルマが超加速をかけるので,却って危険.

いつも思うのだが,こういう渋滞を作るクルマのドライバーって,ホンマ,鋼のメンタルやな.
後続車がどんだけ連なっても全く動じない.
素直にパーキングで停車し,先に行かせる方が心の平穏になると思うのだが...「我こそが正義」でここまで大胆になれるもんやねんな.

三国峠への分岐で「そっち行けぇぇ!」という願いもむなしく,この激遅ドライバーも北見に向かうのだった...

しばらく我慢すると登攀車線出現.ようやくこいつをパス.
そしてKazchariハスラーもガンガン抜かれていくわけだ.

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道の駅「おんねゆ温泉」着.

ここで重要なことを思い出す.
今回のブルベでは発着点である「北見市自然休養村センター」に連泊するのだが,その際,朝食を頼んでいたかどうかド忘れした.
もし頼んでいなければ,到着前に買い出し要.

心配になったので早速電話.
ちゃんと朝2回分頼んでいた.
1食¥880と結構な値段.
いや,長距離ライド前である.
しっかり食べる必要があろう.

そういや昼飯もまだだった.

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セイコーマート留辺蘂店にピットイン.
「鶏塩冷やしラーメン」と”みんな大好き”デカビタ.

セイコマはホンマに良い.
このデカビタも無料クーポンでGet.

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にしても暑い.体感33℃くらいはありそう.

「パラダイス・ウィーク」は昨日よりスタートしており,全道各地からの400km組がそろそろ「自然休養村センター」に着く頃だ.
気温を鑑みるに,相当キツいライドだったに違いない(その通りだった).

で.Google先生のナビに従って走っていると,とんでもない狭小路に連れていかれたが,無事に目的地着.

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ロビーにはAJ-Hokkaidoのブースが設置されていた.
フロントで宿泊手続き後,主催のHさんに挨拶.

既に400km組はゴール済み.
ただし,タイムアウトの人もいたそうな.
その時間はなんと30分.世界は残酷だ.

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ハスラーからTopstoneを降ろし,ホイールの装着.
次にサドルバックで運ぶものを厳選する.

天気予報をチェック.
明日は曇りで最高気温24℃!?
ここまで下がりますか.
雨?
降水確率10%か.
レインウェアはいらんな.

全ての準備を終え,ロビーでくつろいでいると,PW1500km旭川発で唯一のフル参加者のO西さんが現れた.
昨日正午に旭川を出発し,既にゴールされていた.
予想通り,相当暑さにヤラれたとのこと.
と言いつつ,もちろん明日の300以降も走り続けるそうな.
スゲー,変...いや超人だ.
やはり山やっている人は体力が違う.

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O西さんと話し込んでいると,窓にアブの姿が.
ブヨと並び,夏のチャリダーにとって最悪の敵である.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

今こそ復讐の時!と思ったが,相当弱っているようで見逃す.
無益な殺生はいかんね.

あれ? 先ほどの好天はどこへやら.ガスってきたぞ.
これぞ(ギリ)道東マジック?

基本的にこの公共の宿は大部屋に人数分の布団をしく団体客用.
Kazchariの部屋も布団が5人分用意してあった.

既に(おそらく)400ゴール組の2人が熟睡していた.
誰だってそーする.Kazchariもそーする.

そうこうしているうちに懇親会開始の17時になった.
会費¥2,000の焼肉パーティである.

ここはアルコールを飲みたいところだが,ロングライド前である.自粛した.
ほとんどの人は気にしていないわけだが.

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野菜は少ないもののお肉たっぷり.
十分満足しました.

正面に座ったスタッフの方が一名,今年verのPBPジャージを着ていた.

オダックス・ジャパン2023パリ・ブレスト・パリ・ランドヌール記念ウエア

最近再販開始.
うむぅ...やたらかっこええなぁ.
でも,PBPを走るわけではないのに買うのはプライドが...(何の?)

別に自己紹介などがあったわけではないが,結構な人数の道外からの参加者がいるっぽい.
スゲーな.勇者やな.

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2時間ほどで会終了.
ふと外を見ると,ガスだけでなく明らかに霧雨が...
おいおい,明日は大丈夫か.

ここからは2次会だが,Kazchariはパス.
風呂を済ませ,早いうちに入眠することにする(まだ21時前)
この作戦が成功だったのか,失敗だったのか...

続きは(その1)のアップを待てい!(誰に言ってる?)