モンキー125と冬越えの準備

2022/11/20 Sun

諸事情による自宅軟禁生活は続く.

iPhone11 pro

昨日(11/19)は今季初の雪らしい雪.
出かけるどころか外での作業も無理.
それでも昼には解けた.

FaceBookを観ていると,3年前のツルツル路面の画像をアップしている知り合いが多かった.

OLYMPUS TG-5 / 2019年11月19日

そうそう,こんな路面やった.既にスパイクタイヤ.

やはり今年も雪が遅い.

午前中は自宅の片付け.
そして...ついに手を出した積み(罪)プラ.

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RGなので,老眼にはキツイが楽しく組み立て中.
ほぼ最新作だけあって,その造形やら可動に感心することしかり.

接着剤も合わせ目消しも不要.

誰かが言っていた.

「これは模型じゃなくブロックだ」

そうかもしれぬ.

夜は家族全員でAmazon Prime Videoにて『シン・ウルトラマン』鑑賞.

シン・ウルトラマン

公開時にはレビューも書いた.

思った以上にウルトラマン~『シン・ウルトラマン』を観た

自宅の「55インチ」で観ても,やっぱり面白いな.
(娘はザラブの手が神永の手をつかむシーンでギブアップ)

最後のゾーフィとの会話からすると,やはりシンジとリピアは分離してない.
こりゃ続編あり,とみた.

レビューにも書いたが,ザラブ戦の前に,禍特対とウルトラマンの活躍を(OP風の)ダイジェストでいいから流してほしかった.

さて,一緒に観ていた娘とヨメさんは「ザラブが津田健次郎,ゾーフィが山寺宏一」だと信じなかった.謎.

明けて日曜日は朝から快晴.

これから冬を迎える北海道.
色々と準備が必要.

クルマのタイヤは交換済み.
そう,本日はオートバイの冬ごもり準備である.

まずは,ヨメさんの「SL230」でガソリンスタンドまで.
タンクを満タンにする.
久々のキャブ車.しばらく乗っていなかったせいか,エンジンの調子が今ひとつ.電装系もやばい.
そらそうだの1997年製.

それでも230ccはKazchariのモンキー125よりパワフル(当たり前).

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さて,お次は我がモンキー125.
同じくガソリンスタンドに乗っていくが...えーっとせっかくなので少し(?)遠回りすることにしました.

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いやいや11月下旬の風景ではないな.
観光客もほぼ皆無.

途中の気温表示パネルを見ると8℃とある.
暖かいわぁ...と言いたいところだが,本州基準で考えると十分冬.
すれ違うバイクもセローの一台のみだった.

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さすがに冷えてきた.
美瑛の町中で知る人ぞ知る格安自販機にてコーヒー休憩.
この気温だと,冬サイクリング用グローブ最強と名高い「防寒テムレス」がぴったり.

昨年の今頃はモンキーにもハンドルカバーを装着してたけど,ウインカースイッチが押しにくくて仕方がない.
うーん,今後は使わないかな.
いずれにせよ,今年のバイクシーズンは今日でおしまい.

帰りにガソリンを入れて帰宅.安定のリッター70kmである.
オートバイ2台分のバッテリーを外す.

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Kazchari家ではバッテリをバイク屋に預けることにしている.
本日の営業時間を確認するために電話するが...もう閉店していた(まだ15時).
まぁ,客が来るシーズンではないしな.

仕方がないので他の冬支度.
子供らのチャリを車庫に入れる.

そしてファットバイクのペダル交換.

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片面SPDからフラペへ.
これからは冬用ブーツで乗ることが多いのだ.

こうして冬越えの準備が着々と進む.
季節の変わり目にくしゃみを一つ...って今,風邪症状はヤバイって.

最近のAmazonでのお買い物~アタリかハズレか

2022/11/15 Tue

必要物品の購入.

iPhone11 Pro

以前は(世間的に)買い控えが多かった11月.

しかし,ここ数年は「Black-Friday」と名付けられたセールがあちこちで開催.
歳末商戦前の一儲けを企む企業が増えてきた.

もちろん,我らがAmazonもその一つ
2022年の期間も既に告知済み.

少しでも安く買うには,その週まで待つのが賢いのだが消耗品や季節モノだとそうはいかない.

つーことで,前回のポイントアップセールにて3点ほど購入.
あれ? ¥10,000越えてねーや.

【冬用靴下】

Caudblor 靴下 メンズ ウールソックス ハイソックス 冷えとり靴下 冬 厚手 防寒 登山用 3足セット 25-28cm

冬の靴下は悩ましい.

夏は裸足もしくはサンダルにショートソックスで問題ない.

ここは北海道.
冬はブーツもしくは長靴である.
暖かくて,長くて,脱げにくいものが求められる.

これまでユニクロなどでいわゆる3足セットを買ったりしていたが,色々満足できなかった.

で,たまたま安くなっていたこの3足セットをお試し購入.
もちろん事前に「サクラチェッカー」で調査済み.

セールで¥1,920だったので,1足あたり¥640か.
登山用とまではいかないけど,カジュアルにしては,まぁまぁ高級やな.

3足とも同色セットもあったが,そっちはやや高め.
同色の方が1足がダメになった時も片方を捨てずに済むのだが(せこい).

届いたので早速着用.
悪くない.
暖かさは十分.
ただし,フィット感はイマイチ.
いわゆるモコモコ系だとこんなモノか.

さて,問題は洗濯後.
冬用の厚手靴下は,洗濯すると毛羽立ちや毛玉だらけになって悲惨なことになることが多いが,その点,こいつは問題なかった.

オススメです.
後は耐久性かな.

3足しかない=中2日ローテで回すことになるので,もう一セット買うか.
それこそBFDで.

【電動歯ブラシの替え】

ブラシモ 互換ブラシ フィリップス ソニッケアー 替ブラシ 対応 ダイヤモンドクリーン ブラシヘッド ブラック スタンダードタイプ 8本入

本ブログでたびたび書いているが,これまでの人生で死ぬほど後悔していることが2点ほどある.

1つは,温泉や入浴施設でサウナを利用してこなかったこと.くぅ~.

もう1つは歯のケアである.

「歯医者なんてどこも同じっしょ?」と思っていた過去のKazchariをぶん殴りたい.

今の歯科に20年前から通っていたら,こんなスカスカの歯並びにならなかったのに...

つーことで,普段の歯磨き方法に関しても紆余曲折あったが,2022年現在は「電動歯ブラシ」+「フロス」に落ち着いている.
以前アップしたスウェーデン式はやめた.

スウェーデン式歯磨きは正しいのか

研磨剤の入っていない電動用の歯磨き粉ではそぐわないのだ.
フロス後,うがいもするし.

ウエルテック ジェルコートF 90g / コンクールF 100ml セット 歯科用 医薬部外品

さて,電動歯ブラシに関してだが,これって厳密には歯を磨くのではなく,歯茎をマッサージする機械やな.
お高い製品やけど,5年以上使っても異常なし.

【Amazon.co.jp限定】フィリップス ソニッケアー エキスパートクリーン 充電式電動歯ブラシ HX9692/12

問題は,替えブラシが高いこと.
純正品なんてこの値段.

【2021年モデル】(正規品)フィリップス ソニッケアー 電動歯ブラシ 替えブラシ プレミアムオールインワンブラシヘッド レギュラー3本(9ヶ月分) ホワイト

高い!

互換品は¥1,795で8ヶ月(交換ペースは1本/1ヶ月).

こっちは...¥4,148で9ヶ月(交換ペースは1本/3ヶ月).

おや? 1本で3ヶ月保つとあるな?
性能と耐久性は純正品の圧勝?
うーむ.

【鹿よけ笛】

BELL deer warning ディアワーニング [並行輸入品]

鹿との衝突に関する危険性は以前書いた.

エゾシカ対策に「鹿よけ笛」を検討してみる

届いたので,早速ハスラーに装着.

思ったよりちゃちい.
需要と効果がもっとあれば,量産されて¥100ショップに大量に並ぶクオリティ.

ハスラーはバカでかいSUVではないので,商品紹介ページで推奨されているフロントグリルに取り付けるのは無理.
結局ルーフの前方部分に貼り付けることにした.

iPhone11 Pro

もちろん貼り付け前には脱脂スプレー.

SOFT99 (99工房) 脱脂剤 シリコンオフ チビ缶 150ml 09209

まっ,おまもりみたいなもんだ.

【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(1) Kindle版】

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(1)

ガンダム(エース)関係のコミック(Kindle版)が半額セールになっていたので,以前から気になっていた「ベルトーチカ・チルドレン」全7巻を一気に購入.

劇場公開された『逆襲のシャア』の原作...というか,別草案の小説版をコミカライズしたものである(ややこしい).
小説版はかなり昔に読んだので記憶が怪しいけど,基本的なストーリーは映画と一緒だったはず.

メカの名称とデザインの変更が目立つ.

νガンダム  ⇒ Hi-νガンダム(作中での呼称はν)
サザビー   ⇒ ナイチンゲール
ギラ・ドーガ ⇒ サイコ・ドーガ

そして最大の違いは「Z」に出てきたベルトーチカの存在で,なんとアムロの子供を妊娠している.

アムロ=ヒーローが子持ちという設定に,財団B(各スポンサー)が難色を示したのが設定変更の理由だとか.
そやけど代わりに登場させたチェーンが,あんなことに...

で,コミック版の感想.
キャラもメカも画力はイマイチ.
ただしストーリー構成や見せ方が上手いので面白い.

それだけ『逆襲のシャア』は原作や映画が普通に名作ということなのだろうけど.

 

「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」

「革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激なことしかやらない!」

 

劇場公開時より,今の方がキャラ(特にアムロ)のセリフがストンと落ちる(特に上の2つ).
これがオトナになったということか...

この作者は,現在『閃光のハサウェイ』のコミカライズ版も描いている.
こちらも半額だったのでダウンロード.
映画の前日譚から始まっており,なかなか読みごたえがある.

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1) (角川コミックス・エース) Kindle版

そして,Amazonセールとは別に,Yahooショッピングにてこいつを購入.

【サイクルロッカー「クランクストッパーウォールCSW-01」】

部屋が狭くて横置きが限界.

最初は大型の据え置き型(フレーム付き)の購入を考えていたが,部屋の壁のちょうど良い所に構造材が入っていることが判明.
で,こちらのスタンドにした.

予算が浮いたぜ!

以上,最近のお買い物でした.

罪悪感はないけど,心ときめく買い物体験...ではなかった(ガンダムは除く).
とは言え,無駄遣いでもない.

なんだか複雑.

雨の休日のKazchari家~物価高にびっくり

2022/11/13 Sun

コスパとは?

せっかくの日曜日.
なのに雨.

それも暴風雨に近い.
気温は高いので雪に変わる気配はなし

もちろん,オートバイもチャリも外出は無理.
クルマ?
遠出する気にもならない.
そんな天気.

午前中,Kazchari以外の3人はそれぞれの用事で外出中.
おぢさんは1人でZwift.

そのお供はAmazon Prime Videoで『グッバイ,レーニン!』.

グッバイ、レーニン! [Blu-ray]

舞台は壁崩壊前の東ベルリン.
夫が西側に愛人と亡命した反動でバリバリの共産党員となった母親.
その子どもたち(姉と弟)が主人公(弟がメイン).

シングルマザーで出戻った姉.
宇宙飛行士の夢破れ,刺激もなく,なんとなく鬱屈した毎日を過ごしていた弟.

ついに,ベルリンの壁が崩れた.
だが,その直前に心臓発作で意識不明となっていた母親はその事実を知らない.
8ヶ月の昏睡状態から奇跡的に命を取り留めた母親.
その母にショックを与えないために,息子は壁崩壊の事実を隠蔽するために奔走する,といったストーリー.

コメディかと思いきやなにげにシリアス展開.

思えば,我々は北朝鮮をはじめとする“閉ざされた国家”の一般庶民の暮らしや考えはよくわからない.知らない.

Kazchariの旅歴だと,いわゆる共産主義を標榜していたのが,1993年のヴェトナムラオス.少し違うけどミャンマーも閉鎖国家と言えばそう.
モノ不足で,建物,乗り物何もかもが古く,政治システムはガチガチ.
一方で,そこに住む庶民は良い意味でのギラギラ感がなく,誠実でやさしい人が多かった印象.

ちなみに友人から聞いて興味深かったのが,壁崩壊前のルーマニアの話.
ホテルにしろ商店にしろ,何しろモノがなく,空っぽのショーケースに衝撃を受けたそうな.

映画の話に戻る.

少なくとも劇中では,壁崩壊の前後とも主人公一家が物資に困っている描写はなかった(フィクションだから?).
母親もしっかりした医療も受けている(党のエラいさんだったから?)
主人公は,むしろ,母親を騙すために,昔の東ドイツ製品を入手するため奔走することになる.

そして,母親は愛する国(システム)が無くなった事実を知らないまま,この世を去る(息子の恋人が暴露しているシーンがあったので,知らないふりをしていた可能性もあるけど).

彼女が最後に見た捏造報道が皮肉.
資本主義の競争社会に嫌気が差した大量の西ベルリン市民が,自由を求めて東に亡命してきている体にしているのだ.すんげー皮肉.

いや,本当に皮肉だろうか?

格差社会が固定化するに連れ,一度は死に絶えたはずの社会主義,共産主義への漠然とした憧れが復活するかもね.ベーシック・インカムを待望する人も増えてきてるらしいし...おっと,誰か来たようだ.

いやいや,日曜午後から重い作品を観てしまった.
娯楽映画も良いけど,この手の映画は何度も反芻して楽しめるのでお買い得?

ヨメさんと息子が戻ってきたので昼食.
昨夜のお好み焼きの残りを食べる.
息子が成長とともに食べる量が増えて,こういう取り分け飯の争奪戦が激しくなってきた.

雨は降り止まない.

こんな時には「サ活」
近くのスーパー銭湯に行く.

少し前は昔ながらのサウナ付き銭湯を色々散策するようなこともしていたけど,やはり外気浴スペースがあるところは少ない.
結果,馴染みの大型施設に行きがち.

それはともかく,本日は『杜のSPA神楽』

杜のSPA

ここの特徴は,低温サウナ室を通過して高温室に入室する仕組み.
さすが高温と名乗るだけに暑い.

わりと混雑していたが,水風呂にも待ち時間なしで入れた.

問題は外気浴.

露天風呂に大理石のイスがあり,そこが「ととのいスペース」となるのだが,申し訳程度に付いている屋根では,この大雨を防ぐことはできず,常に身体は濡れたまま.長時間は保たん.
残念ながら十分なととのいは得られなかった.

この辺の作りは難しい.

さて,3セット後上がる.

休憩室にてマンガ...ではなく持参した書籍を読む.

かわいい我には旅をさせよ ソロ旅のすすめ

わざわざこういうタイトルの本が出るということは,昔以上にソロ旅する人が減っているのだろうか?
年代的にKazchariより10年遅れで旅立った人かな.

それにしても...”あるある”が多すぎて...

多くのエピソードが紹介されているが,最も共感できたのは「旅先で出会った人を信頼するかどうか」問題.

ツアーや団体に比べ,ソロ旅はリスク高めなのは事実.

だからと言って,話しかけてくる人を疑っていたら,旅が全然おもしろくない.
何も警戒せずホイホイついていくのもマズイ.場合によっては命にかかわる.

そのバランスが難しい.
その意味で,Kazchariは旅が下手だったなぁ...人の本質を見抜く力はあまりない.

とは言え,死ぬまでにもう一度旅立ちたい.
観たいポイントはまだまだ残してあるのだ(特に南米)

今,カラダを鍛え,お金を貯めているのは,全てそのため...といっても過言ではない(そうなのか?).

入浴+休憩で3時間ほど滞在し帰宅.
これで¥650+ジュース代のみ.
やはり「サ活」はコスパの良い娯楽だ.

家族で旭川駅前のイオンへ.
現地集合の娘と合流して夕食.

久々に入ったのが『鎌倉パスタ』.

メニューを見て,その価格の高騰ぶりに驚いた.

パスタに「サラダ」や「パン食べ放題」のセットをつけると,あっという間に1人¥2,000越え.
高級レストランや(田舎の)おしゃれなカフェなら,まだ理解できるが,いわゆるチェーン店でこの価格.
うーむ.

確か新コロ流行前なら,同じような組み合わせで食べても¥1,500ぐらいだったような気がする(あいまい).

家族四人で外食¥8,000越えか...ここはヨーロッパなのか?
気楽に出かけられる値段ではなくなってきたなぁ...

さて,この夕食の席で,娘が面白い話を披露.

今日は友達とテスト勉強をしていたらしいのだが,昼食に”人生初めて”「赤地に黄色のMマーク」に行ったらしい.
普通にチーズバーガーのセットを頼んだらしいが,値段はともかく,その量と味にびっくり.あまりに◯◯だったとのこと.

そう,Kazchari家がハンバーガー屋に行く際は「緑地に白色の方のMマーク店」.
同じファストフード店であるが,こちらの方が美味い(※個人の感想です)
値段はやや高いが,コスパ的には圧勝でしょう.

この話につられて,娘がまだ小学校低学年だった頃のエピソードも思い出した.

娘が友達とその家族と外出した時,「赤黄M」の店に誘われたらしい.
その時にうちの娘,「うちのおとーちゃん,おかーちゃんがここで食べちゃダメと言ってる」(アーニャか?)と発言し,相手方を唖然とさせたらしい.
いや,そこまで厳密に禁止していたわけではないのだが...

それはさておき,その食料品の値上げがここ数ヶ月異常である.
日々の買い物でも支払額がめちゃめちゃ高くなっていたが,外食だと物価高をより感じた.

生きている以上食べねばならない.

一方,「現代人はその運動量に比べて食べ過ぎ,いまこそ少食を!」と主張する本もたくさん出ている.

「空腹」こそ最強のクスリ

物価高のせいで(致し方なく)飽食が減らせるなら,それはそれで良いことかも知れん...と,ポジティブに捉えることにしますか.
出ないと,この物価高...やっとれんわ!

そうそう『鎌倉パスタ』での晩餐ですが,結局,食べ放題のパン(美味い)をできるだけ胃に詰めて¥2,000の元は取ったつもり(←おい!)

映画『ゆるキャン△』を観た~見事な起承転結

2022/11/9 Wed

「わかりやすい」は正義(なのか?)

Amazon Prime Videoにて,巷で話題の『ぐえキャン△』...ではなく映画『ゆるキャン△』の配信が開始された.

映画『ゆるキャン△』

事前の情報で未来,つまり高校生だった彼女たちが社会人になってからのエピソードであることは知っていた.
原作でも書かれていない(妄想シーンは除く)ので,誰も知らない完全新作となる.

『ゆるキャン△』は,言わずとしれたソロキャンブームの立役者(の1つ).

「女子高生がおっさん趣味にハマる系マンガ」の中でも頭一つ飛び抜けて人気がある.

Kazchariも単行本を11巻まで購入済み.

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

アニメ,ドラマも視聴済み.

ゆるキャン△

ゆるキャン△

アニメ版はともかく,実写版はよくやりきった!と関心.
9割は失敗しがちなマンガのドラマ化だが,これは再現度がめちゃめちゃ高い(特にクルマとバイク)
JKに見えない点は脳内補完せよ.

そして,作品に登場する以下のキャンプグッズを買ってしまった.

まずはなでしこチェア.

そしてガスランタン.

使い勝手で言えばLEDランタンに軍配が上がるのだが,ガスの炎のゆらぎは趣が違う.
なでしこじゃあないけど,眺めているだけで和める.

おつ? Kazchariもむっちゃハマってるやん.

ただし肝心のコミックは12巻以降未購入.
何かねぇ...10巻ぐらいからストーリーが怪しくなってきたのと(ご当地観光マンガ?),画力の劣化がねぇ...正直,セール待ちです.

それはともかく,映画版の感想である.
何を今更のネタバレ注意.

まず開幕.

松竹の富士山マークが徐々に本編の富士山に変わっていく演出が面白い.
やはり『ゆるキャン△』に富士山は欠かせない.

高校卒業後10年くらいは経っているのかな? みんな27,8歳?

リンは名古屋でタウン情報誌の編集者に.
ショートヘアになった.

以前は営業職だったというセリフがあったが,あの性格で大丈夫だったのだろうか?(人嫌いではなく孤独が好き)

今や満員電車で通勤し,会社で徹夜勤務する社畜人生に...いや,仕事が心底好きなのでしょう.
TV版でも「真冬ツーリング+温泉」など,結構なストロングスタイルなので,見た目より頑丈なのでしょう.

あの渋い祖父のトライアンフを譲り受けている.

なでしこは東京でアウトドアショップの店員.
こっちもショートヘアになった.

4代目ジムニーグラベルロード(?)に乗っている.
チャリはともかく,”あの”なでしこがジムニーに乗っているのがなんともスゴイ.
富士山の見えるアパートで一人暮らし.

チアキは東京のイベント会社を辞めて,山梨県の観光推進事業部に転職.
地域起こし活動に従事している.

富士山の見える高下(たかおり)地区の廃施設の活用を考えていたところ,リンの「キャンプ場にすれば?」の一言で即行動(名古屋から富士市までタクシー!).

旧野クル顧問のあとを継ぎ,いまや立派な飲んべぇ.メガネキャラはこうなのか?

イヌ子は地元,鰺沢の小学校の先生に.
どうやら生徒数の減少により,来季で廃校が決まっている.

相変わらず関西弁.
公開前のヴィジュアルでは「妊娠中?」という噂もあったが,元々体格の良いキャラゆえの誤解でした.

TV版で小学校低学年だった”ウソやでー”な妹が美大生! なので10年後設定はだいたい合っているはず.

サイトーは地元でトリマー.
見た目も中身も一番変わっていない.相変わらず達観している.
「ちくわ」は二代目...ではなかった.老犬.
縄文土器を発見した時の,匂いの元は何だったのか?

元々このグループって,2+2+1みたいな構成.
それは今も変わっていない.

さて,ストーリー展開ですが,起承転結がはっきりした王道中の王道.

「転」でトラブルが起きますが,無事解決!
ものすごく平和な気持ちで鑑賞できます.
これ以上ない「ゆるキャン△」.

鑑賞中はむっちゃ郷愁にかられた.

以前,Kazchariは30年ほど前,沼津に2年ほど住んでいたこともあり,ゆるキャンの舞台はだいたい訪れたことがあるのだ.

リンも,TV版で訪れたキャンプ地を再びオートバイでまわる,つまり聖地巡りをするというメタ構造.よくできている.
とあるキャンプ場管理人の「(あなたのこと)知ってます」というセリフが泣ける.

特に映画で登場した八ヶ岳の本沢温泉の登場はうれしいサプライズ.
もう30年前か.懐かしい.

1992年6月28日撮影

若い女の子2名が山奥の脱衣場も何もない露天風呂に入っている...というシチュエーションは現実にあるのだろうか?

この時のリンとなでしこの会話がこの映画のクライマックス.

大人だからこそできること.
そこからの行動が素晴らしい.
仕事に疲れたオトナたちへの強烈なメッセージやね.

紆余曲折を経て完成したキャンプ場のオープン日.

朝,エンジントラブルを起こしたトライアンフ.
「ならば,これに乗れ」と,お父さんが車庫のシートをめくると,そこには古のYAMAHA VINOの姿が! どこぞの戦闘機映画のF-14かよ!

残念なのは,その次のカットではいきなりキャンプ場に着いていること.
おいおい,VINOの起動・発進場面をカットしてどうする(←この映画唯一の不満点).

さて,日本版『フィールド・オブ・ドリームス』な内容のこのアニメ,実は登場したキャンプ場には,しっかりモデルがあった.

みのぶ自然の里

いやモデルっつーか,鉄骨ドームをはじめ,そのまんまやな.
ホームページが凝りに凝り過ぎて,めっちゃ重たいのはご愛嬌か.
さて,肝心の利用料金は...

げっ,1張¥4,400!+施設使用料1人¥1,000とな!? あな恐ろしや聖地のキャンプ場...

つーことで,映画『ゆるキャン△』,オススメです.

『仮面ライダーBLACK SUN』,最終回まで観た~生きることが好きさ(えっ?)

2022/11/6 SUN

マジメに観たらアカン.

昨夜,文句言いながらも最終回まで視聴した,いや,視聴してしまった『仮面ライダーBLACK SUN』.

仮面ライダーBLACK SUN

これまでも序盤/中盤の感想をブログに書いた.

『仮面ライダーBLACK SUN』の視聴開始~第3話までの感想

『仮面ライダーBLACK SUN』第四話&第五話の感想~怪しげな超能力

行動原理がナゾだらけのキャラ設定.
整合性のない脚本.
そして変な政治思想の押し付け...

既に今後の展開に悪い予感しかなかった.
それでも,クライマックスへの盛り上がりに一縷の望みをかけていたが...

最終回まで観た感想は...大酷評.
これまで観てきた”特撮”でも最低ランク評価.

あまりにも酷い内容で,どうしてこんなクオリティのものが,脚本段階でGoサインが出て,撮影中誰も疑問を呈さす,令和の世の中に公開されてしまたのか全く不思議.予算が少ない? いや,それ以前の問題.

あー『デビルマン』(原作)がやりたかったのね.
あー『ガンダムOO』(一期)がやりたかったのね.
あー『JOKER』がやりたかったのね.

結局一周回って...『愛國戦隊大日本』やん,これ!

右も左もみなゴメン.
真面目に観たらあかんことに気づいた.
そうじゃないと,あまりにも稚拙な主張に愕然とする.

視聴後,ざっとレビューサイトのコメントを眺めた.

肯定派の意見は,

「ブラック・サンとシャドウ・ムーンの造形が良かった」
「昭和ブラックへのオマージュが良い」
「最終回のオープニング最高」

と中身に触れているものはほとんどない.

一方,否定派の主要な意見は,

「イデオロギーを持ち込むな」
「ライダー以外の怪人造形のクオリティがしょぼすぎる」
「暴力革命を肯定するな」

などの至極当然な意見.
もちろんKazchariもこちらに同意.

とは言え,散見される「オレの(思い出の)BLACKが汚された」といった感想まではない.そこまで思い入れはない.
ポリコレ過多だろうが,偏向思想だろうが,面白ければどうでも良い.

まず,政治思想的なところは置いといて,作劇上の疑問点.

戦時中の人体実験で創世王が生み出された...という視聴者側に周知の事実を,さらに登場人物が知って驚くシーンが繰り返される.
これって誰視点?

ゴルゴムビル内でビシュムがルー総理の部下を惨◯するシーン.
扉の向こうで何が起こったのかを見せない.
再び現れる血だらけのビシュム.
えぇ,いいんですよ.
扉の向こうで何が行われたのかは想像つく.よくある演出.
なのに,このドラマ,その後にルー総理がわざわざ◯戮された部下たちを見る場面があるんですよ.
何故その必要がある? 何のための最初の見せない演出?

シャドームーンに敗退したBLACK SUN(つーか,片足で立てない光太郎を蹴り倒しただけ).
いつの間にか仲間になったクジラ怪人に連れられて,海中深く潜り,秘密基地に搬送される(昭和ブラックも同じような展開らしい).
貝に入った謎の液体をかけて治れ~治れ~と謎の処置.

「そんなん,万能薬のヘヴン飲ませたらえーやん」と誰もが思う(後から出てきた).

翌日(?),コウモリやらアオイ,ビルゲニアもこの秘密基地を訪れるが,なんとこいつらは普通に地上から登場.
えー,前回の水中搬送シーンは何?

クジラ怪人が使っても全く効き目がなかった謎の貝エキス.
なぜか,アオイがかけるとBLACK覚醒.
まさかの「その時,不思議なことが起こった」オマージュ? あーるエーッ!

なぜか,アオイは血文字でBLACKの左胸にブラックのサイン.えっ,そこは無限マークじゃないの!?

そう,このドラマ最大の問題キャラは「アオイ」である.

言いたいことは山ほどあるが,なんつっても目の前で母親が◯されて,数日も経たないうちに,◯した本人(ビルゲニア)と和解.
何か欠落してないか,このヒロイン?

まぁ,育ての親,実の親が相次いで◯されても,警察(理解ありそうなキャラもいた)に相談とか,友達と会いたいとかそんなことは一切言わず,ホームレスのおっさんの廃バスに同居するという意味不明な設定なので,今さら感もあるけど.そういや元々は国連でスピーチするような才女だったよな.
もうむちゃくちゃ.

ゴルゴム党ビルでの最終決戦でポーズを付けての変身.
なぜか,浮かび上がる最近のドライバーっぽいデザインのベルト.
かと言って変身体がBLACK SUNのマジ変身の様なライダーっぽいわけではない(意味不明).

生きることが好きなはずの光太郎の”コロシテクレ...”後,数年(?)経過してのラストシーン.

怪人の名を借りた「差別はダメ」がテーマのドラマ(たぶん)だったはずが,ここに来て外国人差別問題をはっきりと打ち出す.
これまでのメタファー演出台無し.

反差別ボードを掲げる小学生(?)の少女が通行人に倒される.
その子を助けるご丁寧にコマンドセーターを着用したアオイ.
なんと,空き地に子供たちを集めて軍事教練中.

そう,なんとこのドラマ,JKがテロリストを養成するシーンで幕を閉じる.

なんじゃそれ.

多様性を認めないヤツらはぶっ◯しても良いらしい.

評判の良い最終回の昭和フル再現のオープニングについても「こういうの見せたら,オマエらうれしいやろ?」的な押し付け感ガンガンで,苦笑しか出なかった.まず内容と歌詞が合わない.
それに本編ではライダー姿でバイクに乗っているシーンがない.
使うなら第一話からこれにすればいいのに.あざとい.

なぜ『シン・ウルトラマン』のオープニングが大好評だったのか,制作スタッフ,わかってるのだろうか.
かつての旧作と今をつなぎ,中身と完璧にリンクしているからだ(これは『マーヴェリック』にも言える).

だから,大きいお友達が”泣く”.

こうなったら庵野カントク『シン・仮面ライダー』に期待したい(大丈夫やろか...).

以上,個人の感想でした.

『仮面ライダーBLACK SUN』第四話&第五話の感想~怪しげな超能力

2022/11/3 Thu

本気(マジ)変身.

Amazon Prime Videoにて配信中の『仮面ライダーBLACK SUN』(全10話).

仮面ライダーBLACK SUN

先日,序盤の第三話までの感想を書いた.

『仮面ライダーBLACK SUN』の視聴開始~第3話までの感想

なんともレトロかつ不思議な世界観で,なかなかの好印象スタート.

しかあし,引き続き視聴した第四話,第五話で雲行きが怪しくなってきた.
つーことで,以下感想...もとい酷評.

まずは第四話.

悪い意味で深まるナゾ...つーか,各キャラの行動原理がさっぱりわからなくなってきた.

光太郎の決め台詞「お前がそばにいる限りお前を守る」とかなんとかヒーローっぽいのかどうなのか微妙なセリフで幕だったが,その肝心のアオイ自身が,何故自分が襲われるのかがわかっていない.
その上,無防備・無断でデモに出かけたりと危機感が全くない.
視聴者(Kazchariのみ?)のイライラは増すばかり.

カニ怪人となった父親が石のペンダントを奪いに来だが,結局アオイ本人は何がどうなったのか,わかっていないままである.むしろ知る気もない?

光太郎も光太郎で,無理矢理でもいいから,石が大事なら奪ってでも守るべき...と誰もが思う.

そもそも,これだけ襲われまくってて,何故アオイは怪人びいきなのか?

納得いく描写が今のところ全くない.

「お父さんが差別するなと言っていた」からでは,動機が弱すぎる.
怪人達が暮らす村で生まれたとか,命を救われたとか,本人も知らない何か特別な秘密が隠されているとか...何かないの?

で,その怪人たちの設定.

まず,人間に比べ弱いのか強いのかよくわからん.
ベースになった生物の特殊能力だけが強化され,他は人間と同等?
ヘヴン以外の食べ物も普通に食べている.

よくわからないのが戦闘での描写.
クジラの“ひれ”で,引きちぎられるカニの腹.
軟すぎない?
本体からちぎれても,手(パーツ)は変身したまま?

その後,光太郎の住処であるバスの近くに,その”カニの手”を埋葬するのだが,墓標になぜか無限マーク.
あれ? お父さんて1972年の「五流護六」の一員だっけ?

そう,このドラマは現在と1972年がコロコロ場面転換するのだが,かつらや服装で若作りした同じ役者が演じる場合と,別の役者が演じる場合があって,誰が誰だか脳内補正がかなり必要.

そして続く第五話が大問題.

なんとヒロイン(?)のアオイがカマキリ怪人化!
しかも身勝手な行動の末,ビルゲニアを煽りまくって,その挙げ句の結果である.自業自得にしか思えない.
しかも,無理やり怪人にされたことを対して嘆いているようにも思えない.
極めて冷静.

伝説の「あーオレ,デビルマンになっちゃったよ~」を思い出した.

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あっ,そうか!
ずっと怪人の味方サイドだったので,ここで悲しむ姿を見せたら,実は自分が怪人を下に見ているかのように解釈されるからかー(棒).

まさかと思うが,後で「ワタシ,自分が怪人になって,初めてみんなのことがわかった」とかいうマヌケなセリフ言うたりせーへんやろな.

次に三浦友和の息子...ではなくビルゲニア

前から気になっていたが,なぜかこいつだけ素顔出し.
少し調べてみると『BLACK』に登場したオリジナルが顔出しだったから?

そう,この作品は怪人の造形に統一感がなくバラバラなのだ.

- 怪人っぽく凶悪にアレンジした主役級.

- 普通の服に被り物と手袋だけしたモブ級.

- 顔出しで浮いているビルゲニア

それに怪人は互いを「クジラ」とか「クモ」とかベースになった生物名で呼んでいるのだが,それぞれ1個体ずつしかいないのだろうか?

何より,今いる怪人は手術を受けた結果?
それとも自然発生?

そやけど,反怪人同盟のリーダーは「この家で,怪人同士がセックスして子どもを作っていま~す」とか吠えてたな.どっち?
手術しないと怪人が増えないのであれば,ほっといても絶滅するのでは?

そう,このドラマ.
怪人の設定が何しろガバガバなのだ.

『ワンパンマン』とか『怪人開発部の黒井津さん』の方がずっとこだわっている(かもしれない).

ワンパンマン

怪人開発部の黒井津さん

さて,アオイの怪人化を見て,(なぜか)マジ激怒した光太郎.

”てつを”と同じポージングでマジ変身.
俄然ヒーローっぽい造形になったBLACK SUN.
そのデザインはなかなか良い.

明らかにパワーアップしました的な演出はともかく,そこへ至る過程が変.
強敵,ビルゲニアを倒すにはパワーアップが必要.
よって,止むに止まれずヘヴンを口にして...なら多少燃えるが,もちろんそんなシーンはない.

そして西島秀俊,ここに来ても全然カッコよくない.

ブカブカの革ジャン.
生気のない表情.
変身ポーズもなぁ...なにか違う.

自分の足を引きちぎって武器にするところは良いとして,変身解除後は特にダメージなし? あれはアイスラッガー的な何か?

そして,マジ怒りならここでビルゲニアをボコボコにしないと.

そう『クウガ』のジャラジ回のように.
視聴者に「ヒーローなのに,そこまでやるかぁ...」「やめて,ジャラジのHPはもう0よ!」と思わせるぐらいの(正義の)圧倒的暴力...でも仮面の下の雄介は泣いているに違いない...という絶妙な演出.
これくらいは欲しい.

全て監督の指示?
ここは前半のクライマックスだと思うが,緊迫感,爽快感とも全然なかった.ダメダメだ.

場面は遡って1972年.
ユカリ(?)だっけ,70年代風(魔性の)美女に手玉に取られる光太郎と信彦.

びっくりしたのは,お腹に埋め込まれたはずのキングストーンが出し入れ可能ということ.
どうやって?
そして,信彦の緑っぽいモノは現在,孫ルー総理が持っている?

次期創世王の条件として,キングストーンが体内に埋め込まれているものと思っていたが違うのか?

以下,適当な後半の展開予想.

最終回ではシャドウムーンもマジ変身し,怪人代表としてBLACK SUNと戦う(どこかの採石場).そこに,もう一つのブラックストーンでマジ変身したカマキリ怪人ことアオイが参戦して三つ巴の争いに...さしずめ名前は「ブルーアース」とか(ありそう).

まぁ,後半も見ますよ.
クライマックスにかけて面白くなるかもしれんし(『ブレイド』...

あまりに展開がむちゃくちゃになって来たので脚本家を調べると...

高橋泉

えーっと,なぜこんな『仮面ライダー』に思い入れのなさそうな人物を起用したのか...

つーことで,中盤にして全く期待できなくなってきた.
残りの回も観るつもりだが,もうレビューは書かない(書けない)かも.

以上,個人の感想でした.

つーことで,『アマゾンズ』が昭和の『アマゾン』へのオマージュ(モグラ獣人など)が散見されていたように,この『BLACK SUN』も昭和の『BLACK』がらみのネタが多いのではと思い,Amaプラで配信中の旧作も観始めた.

仮面ライダーBLACK

歌い手の歌唱力はともかく,やはりいいオープニングだ.
何よりオートバイに乗りたくなる.

光太郎も日本人ばなれしたスタイルで歌はともかく台詞回しは悪くない.
脚本もちゃんとしている(まだ3話).
特撮映像技術は時代なりだが,今でも十分鑑賞に耐えうる.
第一話に出てくる伝統の「クモ怪人」.令和verよりずっと不気味.大量に出てくるしな.

一番感心したのは,令和『BLACK SUN』がマジ変身したわけだが,第一段階の襟足がバッタのように伸びたシルエットが,昭和『BLACK』の変身シーンで一瞬映る.
そして第一話の初変身では,その怪人っぽいフォルムで少し動いてる.

あぁ,それで令和『BLACK SUN』はああいうデザインになったのか.だったら...(以下,略)

『仮面ライダーBLACK SUN』の視聴開始~第3話までの感想

2022/10/29 Sat

時をかけるルー大柴.

Amazon Prime Videoにて,いよいよ『仮面ライダーBLACK』さん...ではなく『BLACK SUN』の配信が10/28に始まった.
面白い試みとしては,一週間に1話ずつとかではなく,全10話を一度に配信とのこと.
1話45分として,全部で7.5時間か.スゴイな.

仮面ライダーBLACK SUN

事前情報を完全にシャットアウトしているため,これで終了なのか,次のシーズンにつながるのかどうかも知らない.

既に特撮系YouTuberには感想動画をアップしている猛者もいるようだが,当然見てません.

つーことで,本日第3話まで観たレビューを書いてみる.
正直まだまだ謎だらけの展開.

『仮面ライダーBLACK』と言えば1987年放送,つまりほぼ最後の昭和ライダー(正確にはRX?).
当時,Kazchariは大学生.
日曜の朝,”てつを”の歌声を聴き「HONDA VT-250FⅡ」にまたがり,時を超え,空を駆けた.

しかしながら,そのストーリーはほとんど覚えていない.
やたらに強いシャドームーンというメカメカしいライダーが出てきて,実はその正体は幼なじみで,BLACKは戦いたくないけど戦わなければならないという葛藤に悩まされて...みたいな展開だったような.
そうそう涙なしには見れないバトルホッパーとのお別れシーンは鮮明に覚えている.
えーと,後は決め台詞の「ゴルゴムの仕業だ」「ゆるざん」
そして“てつを”のバイク.
変身前は「GSX-R400」,RXの時は「RGV-γ」だったような...

つーことで,金曜日の朝から『BLACK SUN』を視聴開始.

地上波では絶対放送不可能な内容にびっくり.
スプラッタな映像だけなら『アマゾンズ』とどっこいどっこいだが,テーマがなぁ...

仮面ライダーアマゾンズ

怪人差別に名を借りた人種差別や階級差別.
ロケ地(山谷?)のせいか隣国の文字やポスターがやたら目に入る.
独居老人,LGBTを◯◯しろなんて,フィクションをフィクションとして捉えられない人から抗議がありそう.

『BLACK SUN』の物語は2022年と1972年を行き来する(冒頭のみ1962年頃?).

過去編のこだわりがスゴイ.
誰がどう見ても全共闘.
ただし戦う相手は日帝でも米国でもありません.時の政府反怪人主義者.

Kazchariが大阪の某マンモス大学に入学したのは1986年.

まだ,正門脇にゲバ字看板が並び,ヘルメット+タオル姿の人達がアジ演説を行っていた.なぜか総殲滅の「殲」はひらがなだった(ゲバ字でつぶれるから?)
暴れたりピケ張ったりすることはなかったけど,もはやネタ的存在やったなぁ.

さて,主人公の南光太郎(西島秀俊).
はっきり言って弱々しいおっさんである.
顔のシワも目立つし,歩く時は足を引きずっている.
借金の取り立てのような仕事をして日銭を稼ぎ,違法(?)な薬を購入し,定期的に打つ必要があるようだ.
子供の時に父親にバッタ男に改造され,さらにブラックストーンを体内に埋め込まれる.

成人してからは全共闘...ではなく「五流護六」という怪人解放組織に(美女に惹かれて)参加.

組織上層部の裏切り(初代ルー総理と手を組んだ)により組織を離脱.
その後50年,姿をくらまし廃バスで生活する(←無理がある).

物語上,偶然にもヒロインのJCと共同生活を送るようになるが.特に“守る”という使命感はまだ持っていない.マーベル映画『ローガン』と似たシチュエーション.

お試しのDisney+1ヶ月~継続する?

現状「自分を含め,怪人は滅んでしまえば良い」と考えているようだ.

さて,番組の予告編でチラ見した“てつを”っぽい変身ポースはまだしてくれない.それに“アレ”を食べてないせいか,変身後も対して強くない.
これからかな.

もうひとりの主役は言わずとしれたシャドームーンこと秋月信彦(中村倫也).
こっちは,50年間監禁されていたとはいえ,“アレ”を食ってたので見た目も若いままである.
変身後も強い.怪人瞬殺である.
何かにつけて容赦ない.
第三話時点での目的は,1972年時同様「怪人解放,権利拡大」のまま.

つーことで,ものすごく不思議な世界観と,伏線や謎を散らかしまくっている本作品.
3話までだと疑問だらけ.ちゃんと回収してくれるのだろうか?
以下,気になる点.

1)怪人差別というが,何をどう差別されているのかわからない.
学校にも通っているし,嫌がられるだけでバスにも乗っている.服装もキレイ.
どういう不利益があるのかの描写が足りない.
つーか,匂いで怪人かどうか判別してんの?

2)怪人は日本にしかいない?
ルー総理の目的は,怪人部隊を作って外国と戦争することとあるが,警官の銃であっさりと殺されてしまう程度で戦力になるのか?
ベースにした生物によりランクがあるということ?

3)創世王から滲み出るエキスと人間の肉を混ぜて作られる万能薬ヘヴンが設定てんこ盛り
- 人間を怪人にすることができる
- 怪人のケガを治すことができる
- 怪人を不老にできる
- 怪人を依存症にできる
他,あったっけ?

4)創世王とは?
50年前に突如日本に現れた? ⇒ 捕まった ⇒ エキスだけを採られる ⇒ 1972年時点ではなぜか五流護六の手にある

5)怪人のデザインが微妙
気合の入った主人公たちやクモとかアネモネはともかく,クジラを含むザコ怪人は被り物をしているだけにしか見えない.
どっかで見たなぁ...そう,ジューマン(動物戦隊ジュウオウジャー)や!

6)なぜかバイクのこだわりがスゲー
光太郎のバイク,何だろう?
古い空冷のDOHC4気筒のようだが,わからん.
やはり1972年にも乗っていたという設定だから?
まさか「バトルホッパー」という名前ではないよな.
信彦のバイクはボクサーツインなのでBMWか.
ふたりともノーヘルなので,封鎖道路以外で合成になっているのが悲しい.

以上,第3話までの感想でした.

もはや,おもちゃの販促とイケメン俳優のプロモとなり,脚本破綻しまくりの某キツネ面ライダーと異なり,想像以上にぶっ飛んだ内容となっている『BLACK SUN』.

『アマゾンズ』とは別方向で子供には見せられない内容だが,1972年当時の風俗・世情を少しでも知っていれば楽しめる内容だと思います.

残り7話も楽しみだ.

ないとは思うけど,各方面の団体からクレームがついて,配信中止にならないことを...信じる奴が正義!

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を観た~これ,リアル◯◯◯◯やん

2022/10/25 Tue

なんとも複雑なキモチ.

今を去ること10/9.
地元の映画館にて『ガールズ&パンツァー総集編』『劇場版』のリバイバル上映が行われた.しかも4DXで.

TVアニメ放送開始10周年記念だそうな.

当日,Kazchariと息子は釧路にてキャンプ.

息子と秋のキャンプ旅~カヌー体験(その1)

しかし,この作品の大ファンであるヨメさんとJKの娘は,この1日限りのイベントに出かけた.
たいそう楽しかったそうな(何度観れば気が済むのだろう?)

それはともかく『ガルパン』は実に息の長いコンテンツだ.
地元コラボ作品(茨城・大洗)としても,現時点で最大の成功例だろう.

そんな『ガルパン』だが,物語は未だに完結していない.

全6作とされる「最終章」の第3話までしか公開されていない.

第1話公開日:2017年12月9日
第2話公開日:2019年6月15日
第3話公開日:2021年3月26日

という,驚きのゆっくりペース.
最終話が観られるのは,おそらく2027年? 生きてるだろうか...

これだけ愛されている,待ってもらえる作品もなかなかない.
エヴァ? あれは別格.

しかし,ここに至って不安材料が...
そう,ウクライナとロシアの戦争である.

現実にリアルな戦車戦が行われている中で,このようなパロディアニメ(しかもロシアっぽい学校も出てくる)が許容されるのだろうか...
コンプライアンスにうるさいご時世である.
第4話以降の製作が,いつ中止となっても致し方ないような雰囲気.

そんな中,1日限りとは言えどリバイバル上映されるとは.

これぞ「辛いときこそ,ユーモアを」という処世訓なのだろうか?

と,戦地から遠く離れた極東の国で考えてみても仕方がない.

つーことで,別に『ガルパン』を意識したわけではないが,昨夜のZwiftの友として,Amazon Prime Videoから『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』をチョイス.

T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]

Amazonからあらすじを引用.

第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。収容所で行われるナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令されたイヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、あまりにも無謀な脱出計画をたてる。実弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない、必ず死が待っているはずの演習。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、ナチスの軍勢に立ち向かう

※ 以下,ネタバレ.

まさかのロシア製作の戦車映画である.

主役はもちろん,ロシアの誇る戦車「T-34」だ.
Kazchariはそれほどミリヲタではないので,前期型とか後期型とかの細い違いはわからんが,ホンモノなのだろう.

収容所内でボロボロの「T-34」を修理するシーンなんて『ボトムズ』っぽくてシビレる.

映像の質も高く,被弾時のハリウッド的ハイスピードカメラな演出も...まぁ嫌味には感じない.
なぜか,BGMがワグナー風味やけど.

戦車の居住性,乗り心地の悪さも十分表現されている.
長時間運転していると手がしびれる.
うるさいので,大声で指示を出す.
砲弾がかすっただけで,車内の反響音が凄まじい.

特にストーリーに”深み”はありません.
あまりにもご都合主義な脱出劇はファンタジー感満載だが,戦闘シーンの面白さがそれを補う.

なんつっても「T-34」vs「パンター」の緊迫の市街戦ですよ.

わざと敵戦車すぐ下の地面を砲撃し,その跳弾で弱点である車体の底を撃ち抜く!(可能なのか?)

向かい合った戦車同士の砲塔旋回勝負(もちろんハンドル回しての手動)
コンマ数秒T-34が速く,そこからのゼロ距離射撃!(『ガルパン』か!

これ,スタッフの誰かアニヲタちゃうか?

敵複数に対して,こちらは単騎,それに砲弾は少ない.
そこで手榴弾を抱え,決死の肉弾突撃.
明らかに死亡フラグだが,おかげでパンター撃破!

残りは1台.
さぁどうする!...までは最高の流れ.

でもここからがなぁ...妄想にもホドがある.
『マーヴェリック』のトムキャット以上のぶっとび.
さっきのフラグもたたんでまうし.

突然,場面変わって,なぜか橋の両端まで移動しての一騎打ち(時代劇か!).
T-34,ローラーダッシュのごとき旋回性能で砲弾を避け突撃~!

カウンター砲撃からの~決着ぅぅぅ!

ドイツ軍側のライバル,イェーガーも決して極悪非道なだけの人物として描かれていない.

互いに「強敵」と書いて「友」と呼ぶような関係で互いをリスペクト.

単にロシア万歳のプロパガンダ映画になっていない点が高評価.
アクション娯楽大作として,非常に楽しめた.

そうそう,この映画は絶対に字幕版をオススメ.
ロシア語とドイツ語でないと意味がないシーンがたくさんある.

ただし,今後はロシアでこうしたバランスの取れた映画は作られへんかもしれんなぁ.

いかにもハリウッドな『フューリー』よりはるかに面白かった.

フューリー 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]

ちなみに『ガルパン最終章第4話』のPVはこちらです!

あっ,そういや第3話,まだ観てねーや.

iPhone11 Pro

偶然のカタナ~キリンは泣かない

2022/10/24 Mon

そういう時期もありました.

iPhone11 Pro

就寝前は,不眠の原因とされるブルーライトの影響を避けたいので,紙媒体の書籍や写真集を眺めることにしている.

先日手に取ったのは,2012年発行の『RIDE 65「カタナ大特集」』号だった.

東本昌平RIDE65 (Motor Magazine Mook) ムック

もう10年前か.
今読んでも十分読み応えあり.

このスズキの最高傑作,GSX1100S「カタナ」を所有したことはない.
試乗したこともない.
それでもこのデザインは今見ても素晴らしいと思う.震えるほど美しい.

Kazchariのオートバイ趣味が一番炸裂していたのは20代前半,つまり80年代終わりから90年代はじめまで.
時代はレーサーレプリカ.
峠ではローリング族が問題になっていた.

レース志向でないKazchariは,峠を”攻める”度胸も腕もなく,純粋にツーリングを楽しんでいた.

250,400と乗り継いで限定解除.
社会人になり資金ができた.
「さぁ,次はいよいよリッターバイクだ!」と意気込む若きKazchari.

その候補に「カタナ」は確かにあったように思う.
しかし,当時でも既に「カタナ」は旧車扱い.
取り回しの悪さや純粋な走行性能・安全性能を鑑みて,購入までに至らなかった.

次の候補はYAMAHAの「V-MAX」
これまたデザインが強烈.
まるでエンジンがそのまま走っているかの様.

これまた実用面,その他から止めた.

もうおわかりであろう.
「カタナ」といい「V-MAX」といい,あの頃は東本マンガの世界観の影響をモロに受けていた.

はっきり言うと『キリン』の世界だ.

Kazchariは「Mr.Bike BG」での連載中から追いかけていた.
『あいつと...』とか『バリバリ...』と異なり,これほどバイクを哲学的に,しかもやたらにかっこよく語るマンガを他に知らなかった.
つまり大人,なわけだ(なんと浅薄!).

※ もちろん,公道暴走は良くないですよ.あくまでファンタジーとして.

やがて連載終了.
単行本にまとめられると迷わず購入.
ゆえに,手持ちの4冊は全て初版本である.

キリン(1) (ヤングキングコミックス)

今なお続くカタナブームの牽引役として,この『キリン』の存在がめちゃめちゃ大きいのは言うまでもないだろう.
ちなみに,単行本は全39巻まである(完結).

Kazchariも10巻ぐらいまで購入していた記憶があるが,最初の4巻だけ残して全て処分.
わかる人はわかるよね.

そんな『キリン』だが,先程のムックと同じ2012年に実写映画化されている.

キリン POINT OF NO-RETURN! PREMIUM EDITION (3枚組) [DVD]

旭川での上映がなかったので,札幌まで出向いた記憶がある.
肝心のデキは...製作者への原作への”リスペクト”は十分感じられました.

ただし,クライマックスの高速道路での競争は...明らかに制限速度内でしたね.今なら特殊効果でもう少しごまかせたかな.

先程のムックに撮影時の面白い話が書かれていた.

由比ヶ浜への水没シーンの撮影は八丈島.
さらにツナギを着ていると全然沈まないので,おもりを持って胸の前で抱えていたそう.ゆえに映画では不自然に左肘が曲がっているらしい.へー.

はい.ここまでが壮大な前フリ.

今回何が驚いたって,なぜかムック本を読んだ翌朝に,この映画切り抜き動画がオススメにアップされていたこと!

別に「カタナ」や「キリン」で検索した覚えは一切ない.

就寝前の読書は,完全にオフラインでの行動なのだが,どうしてGoogle(YouTube)側にKazchariの今の興味が探知されてしまったのか!?

あな恐ろしや,Googleパーソナライズ!

これまでの経緯から「そろそろカタナに興味もつ頃でしょ?ホレホレ」とAIが勝手に判断したのだろうか?

それとも久々にシンクロニシティ炸裂?

シンクロニシティ

シンクロニシティふたたび?

それはさておき,若きパダワン...もといKazchariが『キリン』に感化されまくった挙げ句,限定解除後に購入した大型バイクは...「HONDA V45MAGNA」(北米モデル)でした.

1992年8月撮影
1992年8月撮影
1992年8月撮影

「V45」とはV型4気筒エンジンで45キュービックインチ=750ccから.

よくわからん車名やな.

ロー&ロングのアメリカンドラッグレーサー的デザイン.
当時でも珍しい4本出しマフラー.
悪くない.
ツーリング先でも,おじさん達からよく声をかけられた.

天下のHONDAーV4エンジンである.
走りに不満はなかった.
ただしタンク容量が小さくて,頻繁に給油した記憶がある.

立ち位置的に「V-MAX」の対抗馬だったかもしれんが,性能,迫力,人気とも完璧に負けているのは否めない.

『キリン』の世界観に...まぁかすっているかな.

そうそう,革ジャンも買った.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

そう,知る人ぞ知る「カドヤ」の「GOD SPEED」である.
現在も所有.
クソ重たい.

もちろんこの上に,袖を落としたジージャンを来て.ドラッグレーサー風の大型バイクを駆る...正に若気の至り.
あぁ恥ずかしい.

まぁ,Kazchariの体格的には,こいつがぴったりだった.
荷物山積みでキャンプもよく行ったし,いいバイクでしたよ.

会社を辞めて,世界放浪の旅に出る前に売ってしまったけど.

今だと結構な値段に.

HONDA V45 MAGNA カタログ・諸元表・スペック情報

お試しのDisney+1ヶ月~継続する?

2022/10/19 Wed

時間泥棒.

「1ヶ月¥200!」のお試しキャンペーンにつられて加入した「Disney+」
その契約がもうすぐ終わる.

そもそもなぜ加入したのかというと「Disney+独占配信!」ってのがめっちゃ多いため.特にマーベルスター・ウォーズ関連やね.

継続するか否か?  結論から言うと一旦解約.
サブスクは厳選しないとキリがない.

映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書)

とりあえずこの一ヶ月の間に観たコンテンツの紹介.

※ ネタバレ注意

【マンダロリアン】

巷で大評判のこいつが観たくて加入したようなもの.
全話視聴済み.文句なしの大傑作.

秋分の雨とDisney+で『マンダロリアン』

もう主人公がカッコ良すぎる.
作中,素顔を晒したのはわずかに2回(たぶん).
ハードボイルド&ロードムービーはこうあるべしの手本.

ここぞというところでグローグーの活躍が期待外れなのも面白い.
最終話,ルーク登場からの無双シーンは鳥肌.

【ボバ・フェット】

一応「マンダロリアン」の続編.
前半は,Epi.Ⅵで死んだはずのボバが如何にして生き延びたか.
どこかの田舎の大名(?)になるまでの抗争と,砂漠の民との思い出シーンが交互に繰り返される.
正直退屈.

ただし後半でガラリとストーリー...というか主役が変わってしまう.

そう,マンダロリアン(マンド)の登場である.
それどころか,グルーグー,ルーク,アソーカまで出てくるのだ.
まるで『ガンダム種死』並の主役交代劇.
もちろん,後半の方が数倍面白い.

【オビ=ワン・ケノービ】

話が退屈過ぎて途中で挫折.
面白くなるの? これ?

【プレデター ザ・プレイ】

これまた高評価作品だったが,Kazchariには微妙.
まず時間配分に問題.
前半パートが退屈.
早くプレデターと戦え!
では,その肝心のクライマックスは...えっ? そんなんでいいの?

ある薬草(血止め用)を食べると血流が遅くなってプレデターのセンサーに認識されない(?)謎設定.
食べた本人も動けなくなるのでは?

戦闘シーンも,もっとネイティブ・アメリカンならではの攻略法はなかったのだろうか?
知恵と勇気と工夫というよりも,パワー勝負の域を出ない.

【スターウォーズ:クローン・ウォーズ】

ディズニーに買収される前のルーカス・フィルム作品.
そうか,クローンとの戦いでなく,クローンが活躍する短編集だったのねん.

もし実写で作っていれば恐ろしいくらいの予算がかかりそう(だからアニメ).
過去と続編をつなぐ小ネタが面白い.
デフォルメの効いたキャラデザインも元々の俳優さんにスゴク似ている.

ただし...展開が少々ワンパターン.

誰かが逃げる(か捕まる)⇒助けに行く⇒軽口で戦うジェダイ⇒救出⇒グリーパス将軍もしくはドゥークー伯爵は逃走.

結局,最終話まで観れなかったが「もういいや」となった.

【ターミネーター:ニューフェイト】

ターミネーター:ニュー・フェイト

駄作というより蛇足.
若いT-800とジョン・コナーなど,映像技術は目を瞠るものがあるが,ただそれだけ.
メカであるはずのシュワの老化と感情機能誕生には違和感しかない.ここも若いままにしておけば良かったのに.

ストーリー,キャラ設定がびっくりするくらい「1」「2」と同じ.
未来からの刺客は永遠に送られ続けるのだろうか? キリがない.

もう普通のタイムリープものでは,観衆は納得しない.
時代はマルチバースなのだ(それすら食傷気味になりつつある).

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た~そう来たか!

一か所だけ爆笑できたのが,シュワのアジトでヒロインからの「どうしてこんなに武器を用意しているの?」という問に(対ターミネーターだけでなく)「ここはテキサス州だ」と答えるシーン.

【ソー・ラブ&サンダー】

ソー:ラブ&サンダー 4K UHD MovieNEX

MCU作品としては,これの前作にあたる『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を鑑賞済み.

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を観た~そろそろ潮時

同じくMCUフェーズ4だが,特に今作とのつながりはない.
『MOM』を観て,もうMCUを追いかけるのはやめようと決めていたが,「ソーのキャラは好きだしぃ,予告だと作風をガラリと変えてきてるしぃ,どうせサブスクだしぃ」ということで鑑賞.

結論 ⇒ 劇場で観なくて良かった.
ナタリー・ポートマン,よく出たな.
ギャグとシリアスでどっちつかず.

ラスト.ぽっと出の「ラブ」役の子供,どう感情移入しろと?

【ローガン】

LOGAN/ローガン

これまた長期間続く「X-MEN」シリーズの主役キャラ.
その最後を描く作品.

本編のみならず,人気キャラのウルヴァリンはスピンオフ作品が多数作られているが,どれもこれもイマイチ.
この最終作品のみは,割りと評判高めだったと記憶していたが,これまで未視聴.

「Disney+」にラインナップされていたので視聴する.

感想は...うん.イマイチ.

展開がご都合的すぎる.
- ローガンの言動にずっとイライラさせられっぱなし.確かに本編でもイライラキャラだったが,今回はそれに老害がくっついている印象.
- ずっと咳き込み,足を引きずっている.
- 明らかに超能力で追跡されているのに,ベントン先生(懐かしい!)の家にお邪魔する危機感のなさ.結果ベントン家全滅で胸糞.
- 道路でぶっ倒れたローガンをクルマに乗せたのは誰? ローラには無理.
- ローラ役の女の子,あまりにも残虐な役のためか,この後の出演映画が心配.売れたのか?
-「国境を越えたら安全」の意味がわからん.それくらいで諦める組織なのか?

いずれにせよ,ローガン,チャールズとも,びっくりするくらいあっさりと死ぬ.ようするにカタルシスがない.
強敵(自分のクローン)と相打ちとか,愛情は芽生えたローラを守って...ではない.

ようするに,かつてのヒーローの老年期の活躍を描いた『スペース・カウボーイ』『トップガン・マーヴェリック』とは逆方法のアプローチ.

あれ? どこかで老害元ヒーローの映画観たぞ...あっ『スターウォーズEpiⅧ:最後のジェダイ』や!

こんなん見せられて,何に共感しろと?

つーことで,1ヶ月でこれだけ視聴.
『マンダロリアン』だけで¥200の価値以上.

そうそう即日配信してくれる『水星の魔女』はありがたいな.
Amaだと5日後やし.

Disney+は『マンダロリアン』の第3シーズンが開始されたら再加入かな.

それにしてもサブスクは恐ろしい.
まさに時間泥棒.

現在Kazchariが加入中のサブスクは以下の通り.

『Amazon Prime』

『kindle unlimited』

『Zwift』

『Apple Music』(UQモバイルユーザー6ヶ月無料プラン)

最後のAppleは無料期間が終わったら解約の予定.
Amaに比べるとインターフェイスが分かりづらい.

あっ,一番金を払っているサブスク,NHKを忘れてた!

色々言われているけど,大河と朝ドラの2枚看板,『鎌倉殿の13人』『舞い上がれ!』はめちゃくちゃ面白いですね.
払っている価値は...あるかな.