BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

2023/7/22 Sat

山は終わりですよね?

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晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

さて,本ブルベも残り半分200km.
断面図上は一部気になるデコボコがあるが,基本超ド平坦コースである.
腸脛靭帯炎再発により,右膝に痛みを抱えるKazchariとしてはありがたい.

後半も前半と同様,昨年とは周り方が逆となる.
ただしコースは少し変更されている.

道の駅「おとふけ」を出てしばらくすると,温泉ホテル鳳乃舞が見えてきた.

あー,ここのことか.
昨年のゴール時刻は深夜1時過ぎだった.
さすがにこの時間に開いている温泉施設はない.
その時,スタッフさんから「ホーノマイなら朝6時からやってますよ」と教えてもらった.

「ホーノマイ?」(字面が全く思いつかず)

結局その日は開くまで待たず,徹夜のまま帰路についた(途中で仮眠).

ふむふむ.夜は何時まで開いているのだろう?
残りのペース次第では閉館まで間に合う?

と,まぁゴール後のお楽しみに期待しつつペダルを回す.

十勝川温泉を通過.
これまでのブルベでも何度か通った.
高級っぽい旅館が多い印象.
ついつい「インバウンド向け?」と思ってしまう.

最近こんな記事を読んだ.

日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

そやな.
日本(経済)の凋落を見るようで寂しい話やけど,Kazchari自身も新コロ前はあれだけあった海外旅行熱がすっかり冷めてしまっている.
あまりに費用がかかりすぎるのだ.

結局は収入(娯楽費)をどう分配するのかの問題やけどな.
今は”チャリに乗るのが何より楽しい.

池田町と言えばワイン.
ぶどう畑の隣を通る.

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昨年の「トカプチ400」では深夜走行のこの道.
全く記憶に残ってない.
やがて通過チェックD「ローソン池田利別店」(226.6km地点)到着.

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昨年は確か23時頃着.
空腹と寒さでたまらずカレーヌードルを食べた記憶がある.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

一方,本日は...暑い!(当たり前)
ちょうど太陽がほぼ真上.
日陰が全くない.

通過チェックだが,レシート確認式なので買い物要.
「水」「オレンジシュース」そして「ガリガリ君」をGet!

食べ終わる頃,突然Pikaさんが現れた.

「絶対,日陰の方がいいですよ~」

なんと,ローソンの裏側は陰になっていたらしい.
うむ.気づかなかった.

Kazchariは昨年も出走しているので,この先のコース情報に関して,少し言葉を交わす.

Pikaさん先行.
しばらくしてKazchariも出発.
記憶が確かならば,この後は陽を遮るものが何もない河川敷を淡々と走るはず.
ゆえに水分補給を十分に.

そして要注意なのが,この...

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バンプ!
かろうじて中心だけ抜いてあるのだが,昨年は暗闇の中,いきなりこんな障害物が出てきたのでびびった!
(実際に別の日のブルベで転倒者がいた)

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その2

20km近い,ひたすら長~い河川敷をゾンビ走法.
困ったことに向かい風.全然ペースが上がらん.

苦行が終わり,国道との合流地点でPikaさんが休憩中.

この後しばらくは,交通量がやたらに多く,道の状況も決して良くない.
トレインを組むどころではなく,Pikaさんとしばらく追い抜かれたり,追いついたりを繰り返しつつ距離を稼ぐ.

にしても,この区間の路肩は,その半分が眠気覚ましのバンプ加工がされていて,走りにくいことこの上なし!
チャリのことも考えてほしい...って,もしかしてここは正式な「トカプチ」ルートからは外れている?

で,なんだかんだで,本ブルベ後半の目玉「昆布刈石道」への分岐点に到達!

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Kazchariにとっても思い出深い.
「オホーツク1300」時には向こうから走ってきたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

で,ここを右折すると...

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通過チェックE「昆布刈石分岐」(269.6km地点).

少々凝ったクイズっつーか,現地に行かないと絶対にわからんな.

さて,ここからは風光明媚な昆布刈石海岸を走っていく.
まだまだ明るいし,海がキレイだ.
止まるのがもったいなくて,踏み込んでしまった(膝の痛みは?)

さて,さっきの通過チェックからナウマン国道を通り,大樹町に入るまではコンビニ不毛地帯.
これは先の「オホーツク1300」でも痛感していた.
しかあし,補給可能っつーか自販機だけはかろうじて存在する.

その一つがここ,出口商店だぁ!(どこ?)

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張り紙によると店そのものは2年前に廃業.
自販機だけが機能している.
なんとcoke-onが使える.
「ファンタプレミアレモン」を購入.
うーん,昨年飲みたおした「プレミアオレンジ」が恋しい.

それはともかく休憩後再スタート.

アップダウンを繰り返すナウマン国道を(できるだけ)爆走.

そうなのだ.

この道はクマ出没多発地帯.
つい先日も目撃情報があり,キャンプ場が一時閉鎖された.

出走前のブリーフィングでも注意喚起,および熊鈴のレンタルも提案された.

てなわけでできるだけ日没前に通り抜けたかったこの道.
無事「晩成温泉」(の入り口)着.
ここまで来たら人が住む街はもうすぐ(のハズ).

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相変わらずの向かい風の中,大樹町へ.

PC2「セブンイレブン大樹西本通店」(332.4km)に着いた.

ペダルからピンディングを外し,地面に足をつくと...ぐわぉぉぉ~! 右膝に激痛ゥ!
ヤバイヤバイ.残り70kmかぁ...なんとか耐えれるだろうか?

とりあえず腹も減ったので夕食.

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食料を抱えて店の外に出ると,AJHのFさんが立っていた.
クルマでコースを逆走しつつ,参加者を応援中だそうな.

去り際に「もうちょっとですよ.がんばって~」と言われたが,70kmが”もうちょっと”感覚なのがブルベっぽい.

さてと.
膝の痛みは波紋でやわらげつつ,”もうちょっと”回してみますか.

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※ その4へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

2023/7/22 Sat

冴えるアタマ.

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晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:89%,体感温度:16 ℃,風速:2.4 km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

20時に横になったものの,期待に違わず...寝つき悪し.
8cmのマットですらも自重によって,ちょうど臀部が沈み込む.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それがやや気になってしまった.

そして...想像以上に蒸し暑かった.
寝る直前は割と涼しいかなぁ,と思っていたが...甘かったな.
自分の体温で車内を温めてしまうようだ.
扇風機を用意すべきだったか.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh ミニ USB 携帯

まどろみの中,何度か目が覚める.
最終的にアラームをセットした午前1時にヴァイブレーションが起動.
飛び起きる.

ADESSO(アデッソ) 目覚まし時計 振動 デジタル ブルブルクラッシュ ダブルアラーム バックライト スヌーズ機能付き ホワイト MY-106

もちろん,外は真っ暗である.

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寝起きの頭痛もなく,体調も悪くない.
実は昨日は朝からノドに違和感があった.
のど飴をなめて,回復を図ったのだが変化なし.

「やべぇ,もしやコ...いや,風邪?」

そんな心配を払拭してくれたのは,サウナだった.
やはり帯広のサウナはあなどれん(2回目).

本ブログでも,開設以来たびたび書いてきた頸部や肩のコリの件.
民間のマッサージやら電気器具,胸郭バンドなどの対処方法を紹介してきたが,結局は「サウナ」「筋トレ」に勝る治療法はない,と今は結論.
詳細は後日まとめる予定.

隣の「道の駅」に移動.
ブルベ参加者の指定駐車場に停める.

DOMANEのセッティング開始.
出発前に悩んだサドルのチョイスだが,結局はノーマルのSpecializedのパワーサドルのままで行くことにした.

革サドルはやはり重い.
今回は前半の山岳を考慮して軽量化優先で.

サドルバッグもオルトリープの小型.
少し悩んでモンベルの小型レインジャケットも入れとく.
いざという時の防寒具にもなるしな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

ブルベも長年走っているので,装備が安定してきた.

時は深夜2時.
車中泊の方も多かろう.
朝食のパンをほおばりながら,できるだけ静かに作業する.

周囲にも徐々にランドヌールも集まってきた.

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2時半少し前に受付開始.
今回はPCよりも通過チェックの方が多い.
クイズの答えはネット検索ではわからないものにするそうな.

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ブリーフィング後,午前3時少し前に車検,そして400kmの旅のスタートである.
さすがに昨年のような新聞社の取材はない.そらそうだ.

愛用の「Garmin etrex」の電源を入れ,今日のコースを呼び出す...つもりだったのだが,データ名の設定がおかしかったのか,履歴からなかなか探しだせない.
いろいろ操作しているうちに,Kazchari以外のほとんどの人が出発してしまった.

あせる.

ここまで遅れるのは初かも.
「落ち着け」と最初から操作をやりなおす.
ようやく今日のブルベのコースが表示された.

さぁ,行きますか.

夜明けはまだ.
スタート直後からの夜間走行は新鮮.
ライトが路面を照らす.

道の駅を出て,しばらくは国道を進むことになる.
少し踏んで先行車に追いつき,単独走行を避ける.

300kmを越えるような長距離ライドの場合,重いギアを踏み続けると持病の腸脛靭帯炎が発症するかもしれん.
身体が温まるまで,軽めのギアで速度控えめに走る(逆にこれが失敗の元?).

田舎道に入る.
徐々にペース,つまり自分を”気持ちくしてくれる”速度まで上げる.

暗闇の中,いくつかの小集団を追い抜く.
道の駅「しかおい」を通過する頃,ライトをオフに.
少しガスってきたか.

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トイレに行きたくなった.
ちょうど道の駅「うりまく」に差し掛かる.

「誰か人が立ってるなぁ」と軽く会釈.

あれ? 何か顔に見覚えが...

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なんと,昨年のグラベル・ツアーでお世話になったTさんだった.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いやはや,すんごい偶然.
本当はこの400ブルベにも参加したかったが,所用で断念.
代わりに早朝から参加者に声援を送ることにしたそうな.

そのTさんに見送られて再スタート.
これから峠三昧なのだ.

まずは白樺峠へ.

やはり,ノーマルサドルは軽い.
この長ーい坂も(割と)楽に登れる.
後から思うに,負荷は少ないものの回し過ぎていたかもしれん...

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ダウンヒルすると,そこは然別湖.
こちらから登るのは3年ぶり.

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

そして,ここは通過チェックポイントA(53.2km地点)
クイズに答える.
マンホールの図案,みんな同じやんなぁ?

それにしても冷える.
さすが標高810m.

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さて,お次は幌鹿峠
こちらからの登攀はそれほど斜度がきつくなかったはず.

湖脇の細い周回道路で,見覚えのある赤いクロモリが...
最近ブルベでよくご一緒するPikaCyclingさんだった.

今年のPBPに参加されるとのこと.スゴ.
本日のブルベ,この後もPikaさんとは,要所要所でご一緒することになる.

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朝焼けに照らされた「幌鹿峠」看板が新鮮.

さて,ここからはご褒美のダウンヒル.
相変わらずおっかなびっくりで遅いけどな.

糠平温泉まで下りると三国峠へ向かう国道につながる.
この時点で後続のランドヌール3人ほどに追いつかれる(T。T)

しばらく先行するが,なんとなく右膝外側に違和感が...
ま,まさかヤツが...ヤツが戻ってきたのか!
そう,腸脛靭帯炎がまさかの再発!?

こいつには昨年の「トカプチ」でも非常に苦しめられた.
痛みがピークに達した時,残り距離は150km.
いやぁ,絶望のデス・ライドやったな.
ただし,この時は走り出してしばらくすると痛みがマシになった.
それでなんとか乗り越えた.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

しかあし,今回はまだ80kmほど.
総走行距離の1/4もこなしていない.
初の「DNF」の文字が頭をよぎる.

いや,ここで諦めるのはもったいないっつーか,ここでリタイヤしてもどうしようもない.
ここは本業のリハ専門職の知識を使って応急処置を行うこととする.

とりあえず防災センターにピットイン.

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消炎鎮痛剤を塗布した後,「オホーツク1300」で効果実証済みのテーピングを実施.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

まぁ,あの時は痛みが出る前に処置したけどな.
今回も念のために予防しとけばよかった.
前回の「きのこの山300」では全く問題なかったので完全に油断してたなぁ.

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さぁ,これで走り出せば痛みが消える...はず.
あれ? あんまり変わらん! なぜだぁ~!

それでも,なんとかペダルを回せたので,三国峠を目指して進む進む.

「なぜやめない?」

心の中のKazchariがささやく.

「痛みは電気信号に過ぎない」「全てはトレーニング」

と,もう一人のKazchariもささやく.

勾配が徐々に上がる.
もはやタイムアタックなんぞを考える余裕はない.

ギアは軽すぎても重すぎてもダメ.
ダンシングすると痛みが強くなるので,基本シッティング.
するとケツが痛くなる.

対向車線をトップランドヌールが3人ほど,高速で下っていく.速っ.

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それでもペダルを回せば進む.
例の橋に到着.
まだ記念写真を撮る余裕はあったようだ(ブロガーの宿命).

で,ついに通過チェックB(107.1km地点)「三国峠」着.
よくやったKazchari.

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AJHのHさんのお出迎え.
クイズの答えをチェックする.

この後も,昨年味わった地獄の「幌鹿峠ー糠平スタート」登坂はない.
さほど暑くなる前に,今回のブルベのピークを越えることができた.
この安堵感よ.
右膝の痛みはあるが,完走できそうな気がしてきた.

さぁ,下りますか.

⇒(その2)へ続く.

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https://ridewithgps.com/routes/41437800より

Kazchari家,西へ

2023/7/15 Sat – 18 Tue

帰郷.

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身内の突然の不幸により,大阪に行くことになった.
6年ぶりの帰郷である.

先行したヨメさんを除き,子供と3人(大人2+子供1)でJALを利用.
旭川-羽田-伊丹の往復で,なんと25万円.
さすがの正規運賃.

思えば飛行機を利用するのも4年ぶり.
チェックインを始め,色々な手続きが無人化されていたのが新鮮.

機内にてKindle本を読んでいるとあっという間に羽田着.
フードコートにてコスパの悪いインスタントなカツカレーを食べ,伊丹行きに搭乗.
さらにあっという間に到着.
出口にて,クルマによる送迎を頼んでいた大阪在住の妹と合流する.

建物から駐車場まで少し歩いたのだが...なんじゃぁ! この暑さは!

確実に35℃は越えてそう.
これほどの暑さを体感したのは,カイロもしくは,メキシコの内陸部(チアパス州)以来か.

湿気もすさまじく,少し歩いただけで汗だくとなる.
いくら温暖化が進んでいるとはいえ,大阪って昔からこんなんだっけ?
北の大地に住むようになって幾年月.体質が変わってしまったのかもしれない.

通夜-葬儀の2日間は滞りなく終了.
故人に哀悼の意を表するとともに,近いうちに自分も“おくられる立場”になることをあらためて意識.

「いつかやりたいこと」の「いつか」は永遠にやってこない.
すぐ取り掛かること.

滞在中も日中に町中を歩く機会があったが,文字通り命の危険を感じる暑さ.

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当然ながら旭川に比べ,人もクルマも建物も異常に多い.

3階建ての家がテトリスのごとく,スキマなく詰め込まれている.
結果,風通しがめちゃめちゃ悪い.
さらにエアコンの室外機からの熱風によって,狭い道がさらに温められている.

どう見ても一方通行にすべき道をクルマが(一応)譲り合いながら,スレスレの間隔で走り回っている.
そのわずかなスキマを縫ってスクーターが蛇行(誇大な表現).

さらには左右前後からのチャリ・アタックも.
車道に下りたり歩道に上がったりで自由自在.ルールもマナーも有って無きがごとし.

ザ・カオス.
娘と二人「我々はいつの間にか異世界に転生したのかもしれぬ」と互いに頷く.

せっかくのオートバイ趣味もチャリ趣味もここでは宝の持ち腐れ.
よくもまぁ,30年以上も住んでたなぁ.

唯一の美点?
あー,なんか自販機のジュースが安いっすね.
¥80とか¥100のがやたらにある.
これだけ暑いと薄利多売でも儲かるんやろなぁ.

つーことで,久々の帰省だったが,ふるさとを懐かしむ気持ち,ましてや戻りたいという気持ちは全くわかなかった.

室生犀星の詩に,

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

がある(小景異情-その二).

このフレーズは非常に有名.

単純に解釈すると「望郷の詩」だろう.
だが,この詩には続きがある.

「よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

異土(東京/都会)で乞食になったとしても,ふるさと(金沢)は帰るところではないと決めているとのこと.
ようするに,ダイレクトに「金沢嫌い!」なのだ.
犀星さん,金沢に良い思い出がないそうな.

ふるさとは遠きにありて思ふもの…室生犀星「小景異情」

ふむふむ.
Kazchariの場合,室生犀星とは逆に,故郷の方が都会となる.
それに,別に大阪で何かやらかして放逐されてしまったわけではない.
ゆえに嫌いでもない.

ちなみに静岡の沼津に約3年,ジャマイカ(の田舎)にも2年ほど住んだが,二度と戻りたいと思わない.

そやけど,北海道(旭川)は別.
この超快適ライフを満喫してしまうと...
明らかに生活の質が上がったしぃ.
春夏秋冬,全てが楽しく,そして美しい.

18日,15時頃,旭川空港に(無事)帰還.

出発時の大阪の気温は35℃
旭川空港前の電光掲示板の気温は...23℃

ここはパライソ
親子3人で万歳三唱した.

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上の写真は,帰りのモノレールの車窓から.
陸上部に所属していた高校時代.この塔を見ながらひたすら走っていた.
遠きにありて思ふだけにしよう.

夏はチャリイベントが目白押し!

2023/7/14 Fri

今年の夏もチャリ活が忙しい

チャリを趣味にして以来,週末が待ち遠しくて仕方がない.
逆に荒天だとこの世の終わりぐらい落ち込んでしまう.
ジャンキーか.

さて,いよいよ本格的な夏がやってきた北海道.
その週末に有給をちょい足しして,遠征に出かけませう.

残念ながら,のっぴきならない事情により,明日からの3連休はライドできなくなってしまったが,その翌週からはイベント目白押し.

昨日のうちに,エントリーや参加連絡を済ませた.

まずはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)

本日,公式より出走ガイド,キューシート,受付確認が発表された.
参加者はなんと50名.
昨年より多いのでは?

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

もちろん出走ガイドも読み込む.
昨年も苦労というか,迷ってしまったのが道の駅「おとふけ」への出入り.
北方面からの帰り(PC1)時は要注意.

昨年との最大の違いは出発時間.
初の3時スタートである.
現状,かねてからの計画通り,近くの温泉施設にて昼寝して体力温存するつもり.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

もしくは,夕方には温泉を出て,道の駅で寝る?
どっちが寝やすいのだろうか?

昨年もこの時期に道の駅「しかおい」で車中泊したが,暑くて眠れなかったという苦い経験が...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いや,暑さだけではなかったな.
ハスラーの車中泊用シートアレンジも大失敗.
助手席と後席の間の段差がひどかった.

今回はネット情報を駆使.
本気で車中泊の快適化に取り組む.

まず導入したのがこれ.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh

こいつが不要なぐらい涼しいと良いのだが.

シートも助手席のバックレストを後ろに倒す方法にし,さらにこいつを購入.

この上にエアマットで完璧...のはず.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm

チャリはやはり最強ブルベマシン,DOMANEを選択(※個人の意見です).

問題はサドル.
昨年までは,300km以上のブルベでは革サドルを使っていた.
もちろんケツ痛対策である.

Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル

先月の『きのこの山300』は山岳キツ目だったこともあり,通常サドル(Specialized POWERサドル)で出走.ケツ問題生じず.
軽量化によるクライムへの貢献度,疲労度の軽減に役立ったと思われる.

BRM610きのこの山300km(その0)

昨年の『トカプチ400』は革サドルで出走.
確かにゴールまでケツは快適だったが,重量増による登りのキツさと膝への負担のせいか,250kmあたりから腸脛靭帯炎を発症してしまった.
手持ちの抗炎症剤を塗布するものの,休憩後の漕ぎ出し時は,声が出るほどの痛み.
DNFが頭をよぎった(なんとか完走).

その反省を踏まえ,続く『オホーツク1300』でも,革サドルを使ったものの,痛みが出る前にテーピング.
結果,腸脛靭帯炎は発症しなかった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

以上を踏まえると,少なくとも前半200kmの山岳(幌鹿-三国峠)パートでは通常サドル.
ここで問題が生じた場合は,PC1こと道の駅「おとふけ」にてサドルチェンジ,という作戦でどうだろう.面倒くさいので何もしなさそうやけど.

うん? 雨が降ったら? もちろんDNS.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

その翌週は旭川にあるサイクルショップ,吉田輪業さんの「吉田会サイクリング」に初参加の予定.
Kazchariにしてはめずらしくグループライド...いや最近はそうでもないか.
途中で平坦or山コースに分かれるとのこと.もちろん後者!
走行後の焼肉パーティ.これにひかれた.
さて,どのチャリで行くかな(吉輪で買ったファットちゃうん?)

さらにさらに,その翌週は初の夜間ブルベ2023BRM805前田サマーナイト200にもエントリー.

こちらのブルベも当日朝に家を出て,いつもの定宿『万葉の湯 ふとみ銘泉』にてサ活
リラックスルームにて仮眠して,21時の出走に備えるという計画.

現在,蟠渓温泉の花火大会とかぶるらしくルート見直し中らしい.
花火をバックに映える写真が...撮れる?

翌日曜日のニセコHANAZONOヒルクライムも考えたんやけどな.
「55歳以上」というカテゴリーがあるので,入賞の可能性があったしぃ(甘い)
ただねぇ...エントリーフィーが¥7,000
時間も短いし.コスパがねぇ...
最近ブルベばっかり走っているKazchariにはハードルが高い.

と言いつつ,9/23-24のPANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023にはしっかりエントリー.

もちろん走るのは「EXTRA LONG COURSE」(120~130km,グラベル率55%以上,獲得標高2500m)である.
早期申込割引で¥14,949.
高いが安い!(たぶん)

もちろんチャリはCannondale Topstone!

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

ここを走るために買ったようなモノ.
現状,もちろん”ぼっち”エントリー.

パンクトラブルが心配だが,やはりチューブレスにした方がええんかなぁ...まだ考える時間はある.

もう1つの懸念事項は宿.
もはや日本の中の外国ーニセコ.
ホテル代が高い.
つーことでキャンプもしくは車中泊を考えている.
ヒ素が含まれているという蘭越の水柱被害も気になるけどな.

開催日が前後するが『ニセコグラベル』の前にはブルベ3本に出走予定.
うち2本はエントリー済.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠/2023

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖/2023

後者は『オホーツク1300』と一部コースがかぶるが,前者の『知床300』,つまり知床峠をチャリで登るのは初.
言うなれば500ブルベ.
楽しみである...そやけどクマ,出―へんやろな.

この2本のブルベはAJ-H名物「パラダイスウィーク」に組み込まれている.

ゆえにお祭り的な側面もあって,11日には集合地点である「北見自然休養村センター」にて焼肉パーティ,12日は名物のゴール後「おつカレー」,13日にも交流会が開かれる.
中2本しか出ないKazchariも11日の焼肉パーティにちゃっかり参加.

そう,ありがたいことに,北見自然休養村センターは宿泊もでき,予約済みなのだ.この時期の宿は混む&高いので助かる.

そして9月にはBRM902北海道200km釧路が開催される.
こいつには有給チョイ足しして,ブルベ外で道東を少し走ってみたいな.

以上,チャリ三昧(予定)の夏でした.
油断するとGWの二の舞に...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

道内のみなさまも,道外のみなさまも,ご安全にいい旅を.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

2023/7/2 Sun

自分を越えろ

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晴れ.温度:13 ℃,湿度:87%,体感温度:12 ℃,風速:4.7 km/時,風向:W

やってまいりました「旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023」!

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』にエントリー!~坂バカ宣言

新コロのせいで2020年はスキップとなったが,Kazchariは毎回参加中で4度目の挑戦となる.

職場の健康診断では全く問題のないKazchari.
しかあし,血液やら心電図の結果は単なる数値の羅列に過ぎぬ.
真の健康は,心肺・筋肉のパフォーマンス,つまりガチレースで測るものだぁ!

つーことで,年に一度の体力測定・健康診断的位置づけのこの大会.
あらためて過去のリザルトを振り返る.

2019:13:56
2020:中止
2021:14:08
2022:14:34

うむ.毎回着実にタイムが落ちている.
これはいかん.
「年齢には勝てぬ」と言い訳はまだしたくない.

そして迎えた2023年.

はたして,その結果は...総合9位,年代別(40~59歳)6位.
残念ながら表彰台には登れなかったが,ベストタイム更新!

2023:13:31

昨年より1分以上短縮! そして4年前の自分も越えた!
これは素直にうれしい.

参加にあたり,これまでにない準備・実践が功を奏したかもしれぬ.

以下,レース当日の備忘録.

朝4時起床.

7/1より始まった「ツール・ド・フランス」のオンデマンドを視聴しながら朝食.
ツール史上最も過酷と言われる第一ステージ.なんだこれ!?
まるで3週目のクライマックスかワンデーレースの様.

まずは燃料補給が大事.

ヒルクラ大会前の栄養管理

今回はいつものメニューにプラスして,inゼリー「MINERAL鉄分」をチュルチュル.

inゼリー マルチミネラル グレープ味 (180g×6個) 栄養補助ゼリー 不足しがちなミネラル配合 10秒チャージ 5種類のミネラル 鉄分 カルシウム 亜鉛 銅 マグネシウム 栄養機能食品(鉄・カルシウム・亜鉛・銅) 森永製菓

そして,水筒に「スーパーメダリスト9000」を1包溶かし持参する.
クルマで移動中ちびちび飲む.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

5時50分頃,上川町役場前の駐車場着.
既に15,6台ほどのクルマが停まっていた.

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新兵器の半固定ローラー台をセット.
DOMANEを載せてウォーミングアップの準備完了.

「MINOURA MoZ-Roller」のメンテとパワーアップ

6時になったため受付へ.
出走時のウェアで事前撮影するとのこと.
リザルト確定の資料にするらしいが,以前トラブルでもあったのだろうか?

駐車場に戻りアップ開始.
参考記事によると「心拍を上げるための全力走も入れる」とあったが,さすがにそれはせず.
大腿四頭筋に負荷がかからない範囲でくるくると漕ぐ.

数人の知り合いから声がかかる.

「あれ? Kazchariさん,あのカラフルなヤツ(EMONDA)じゃないんですね」

という声多数.

「あっちは縁起が悪いので」と答える.

例の事故を知っている人はここで爆笑.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

そのあと「こっちの方が700gも軽いんですよ」と説明.

30分ほどダラダラ回してアップ終了.
少し汗ばんだインナーとジャージを本番用に着替える.

ブリーフィング開始.
特にゴール後のダウンヒルに関して注意喚起.
北海道らしく,舗装状態のよくない箇所がいくつかあるのだ.
何度か走っているとわかるけど,初見の人は要注意(マジで).

緊張するとトイレが近くなるチキン野郎なので,スタート位置への移動開始ギリギリまでトイレ.
悪あがきに「即攻元気」と残った「メダリスト9000」を一気飲み.
「うぉーっ!」と髪の毛が逆だったり,服が破れたり,鼻血が出たり,目が光ったりなどの覚醒はない.

【ボール販売】明治 即攻元気ゼリー アミノ酸&ローヤルゼリー 180g×6個

トレインに合流して,いつものスタートポイントへ.
一応シングル№ゼッケンなので2列目に(遠慮がちに)並ぶ.

今日は寒い.
ウインドブレーカーを着用したまま待機.
スタート前に脱いでスタッフの軽トラに積んでもらうつもり.

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気温が低いためボトルレスでいく.
そやけど,ここまでは運んできてても良かったかな.来年はそうしよう.

集団真ん中あたりに,見覚えのあるJrクラスの少年が...そう,確か2021年の大会で,最後の坂で見事にちぎられてしまったTくんではないか!

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2021』に参加

さすがバリバリの成長期.むっちゃ身長が伸びてた.

「Kazchariのこと,覚えてる?」と声をかけてみる.

Tくん「ええ,ああ,はい」とイマドキっぽい気のない返事.

へぇへぇそうでしょうよ(なぜすねる?)
くそぉ,今日はブチ抜いてくれるわッ!(見事なタヒ亡フラグ)

で,8時,町長さんの合図でいよいよスタート.
前列のシングル№ゼッケン軍団,フル加速!...かと思いきや,あれ? 今回はペースが緩い.十分ついていける.
「これはいけるかも」と思った時も一瞬ありました.
その後の平坦を終え,次の坂で...Kazchariの入賞の夢は潰えた.

公式のレース動画が素晴らしい.
トップのゴール前は見ごたえあり.

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定番のゴール後のヤラレ顔.
つーことで,今回の取り組みのまとめ.

1)機材

昨年購入した最終兵器たるEMONDA.

ロードシーズンinライド~TREK EMONDA SLR7 First Light 実走レビュー

元々は,こいつで出走予定だったのだが,試走しても思った以上にタイムが伸びない.
やはり機材よりもエンジン(ライダー)次第であることを証明.
結局,単純に乾燥重量6.9kgDOMANEで参戦.
こっちの方がポジション,操作,クセとも慣れてるしな.
それに体力測定という体なら,例年と同じ機材の方が適切(そうなのか?).

2)筋トレ

「例の落車で負傷したのは筋力がなかったせい」と独自解釈.
2か月ほど,有酸素運動だけでなく筋トレに真面目に取り組んでみた.

推奨のバックランジ,マジで効くかも.
やはり体幹ですな.大事なのは.

3)ローラーアップ

これまでもレース前には会場周辺をうろちょろして,適当なウォーミングアップならしてきたが,今回は真面目にローラー台を持ち込み.
30分で約10kmほど.
うむ.これも効果的だったかも.
本番でも脚が軽かった.

4)ドーピング

なんつっても「メダリスト9000」
脚も心肺も調子良かった(気がする).
いいんですよ,プラセボで.
今度はブルベ前に飲んでみよう.

5)ガチ勢の作戦変更

既述だが,例年に比べガチ集団の最初の登りスピードが遅めだった.
十分ついていけた.
これが偶然にもKazchariのペースに合っていたのか,その後も(ちぎられたもものの)それほどタレることなく登れた.
こういう自分のペースって,後からパワーメーター見てもわかるんかな?(今回はなし)

いずれにしろ「自分にはまだ伸びしろがある」ということがわかった.
つまりKazchariはまだ負けていない!(ホノオくんか)

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス) Kindle版

ご褒美のジェラートを食べながら表彰式を待つ.

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ここでIねーさんから「二次会」へのお誘いを受ける.

行き先は「愛山渓」とのこと.
あぁ,あの浴槽が小さい,山奥の秘境温泉があるところですね.
大昔,オートバイで行ったことがある.

チャリだと“みんな大好き”愛山米飯林道の出口で右折した先の先やな.

激走!愛山米飯林道ライド

望む所である.実に面白そう.

元々,レース後は”ぼっち”で三国峠にでも行こうと考えていたので,クルマにはディープホイール,ちゃんとしたサドル,ライト類を積んであるのだ.

表彰式終了後,早々にダウンヒルしてクルマに戻る.
がちゃがちゃと通常ライド仕様にフォームチェンジ.

時間的に先に昼食とのこと.
二次会参加者で「あさひ」に集合.

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酒粕入の「大雪上川酒造ラーメン」.美味し.
ちょうど¥1,000でお釣りが出ないのが良い.

さて,参加者10名越えの受刑...いや,坂バカサイクリスト達がおもむろに出発.

もうね,例の落車事故のトラウマがあるので,路面状況やチャリの前後間隔には特に注意.これでまたやらかしたらと思うと...ドキドキが止まんねぇ(伏線)

塩ラーメンが絶品の愛山渓ドライブインで左折.
もちろんとっかかりから即ではないが,じわじわと登っていくのは確か.

例の事故の際,ご迷惑をおかけしたHさんと談笑しながらガシガシ森の中へ入っていく.

360°カメラで撮影している人がいたので,エエかっこしようとダンシング!
その瞬間,後輪が松ぼっくりを踏んだのか,車体がグラっと揺れる.ヤベー! またやらかすとこやった.

愛山米飯林道の出口を過ぎると,さらに斜度が上がってくる.
道を良く知っているヤマタケさんが先行しだしたので,ついていく.

たまーに温泉帰りのクルマが前方からやって来るが,人気もなく実に静か.
いや違う.今にもヒグマが出そうな雰囲気.
こりゃ1人だと怖いなぁ...と思いつつペース走で登っているとヤマタケさんを抜いてしまい,いつもの“ぼっち”になってしまった.

スプレーはおろか,熊ベルすら持っていない.
「まっ,大丈夫っしょ」と,いつもの楽天的な性格が顔を出す.

オートバイで来た頃の記憶は既になく,実に新鮮な気分で登る.まぁ,乗り物も違うしな.

それにしても距離も斜度もさっぱりわからん.
ずっと登りっぱなしというわけではなく,上がったり下がったりを繰り返す.
「旭岳」と「十勝岳」を足して2で割った印象.

と,ちんたら登っていると,後方から...ヤツだ,ヤツが来たんだ!...のOさんが現れた.
先ほどのレースで総合2位,年代別1位の強者である.

しばらく並走するものの,こちらの限界を見極めたのか,先行されてしまう...無念.

で,そこから2kmほどの登攀でゴールの「愛山渓温泉」着.

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このまま温泉に入りたいところだが,さすがに汗だくジャージを脱いで,清めた体にまたそのジャージを着るというMプレイはしたくない...って,昔やったやん!

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

ここが川沿いの露天風呂とかやったら,ジャージのままドボンやな.

しばらく待っていると,全員登ってきた.
無事,刑執行.
いやいや,あの過酷なレースの後の二次会.
みんなブツブツ言いながらも,顔は笑っている.
これぞサイクリング・ハイってヤツだぁー!

耳キーンするぐらい標高が高い.
つまり寒い.
持ってて良かったジレ.

いただき画像

ダウンヒル開始.
このまま上富良野まで帰るという変...いや強者を見送った後,上川町に戻る.
先ほどのラーメンがキレイさっぱりエネルギー変換され,ものすごく腹が減っている.不思議だ.

で,補給食の羊羹を食べながら,皆さんに挨拶して帰路につく.

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以上,地獄の体力測定レポートでした.
来年の目標ができた.ズバリ,13分切りだな.

つーことで,来年も出るでぇ...二次会に!

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『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』が面白い

2023/6/28 Wed

プラモデルとは彫刻と絵画のアウフヘーベンである

本ブログでもたびたび紹介しているが,Kazchariはプラモ好きである.

幼少期からよく組み立てていたが,いわゆる第一次ガンプラブーム直撃世代.
早朝から玩具店や模型店に並びを入れた.
まぁ,めったに目当ての品は買えなかったけどな(1/144シャアゲルとか)

中学校は美術部,高校は陸上部という謎のブレはあったが,模型は作り続けていた.
その頃の作品のいくつかは未だに展示/保管している.

大学に通っている際は「模型研究会」に所属.
学祭での発表,模型店のコンテストなどに出品.
専門誌を見ながら改造,当時で¥50,000もしたコンプレッサーによるエアブラシ塗装などを駆使.
一番ハマってた時期.

さすがに就職後は忙しく...いや旅に出かける頻度が増えて模型熱は下火.
ただロボそのものは好きなので,完成品(フィギュア)をコレクションしていた.

そして時を経て,2019年末からの新コロ騒ぎ.
外出自粛および自身も陽性になったことによる隔離生活.
そう,こんな時はプラモ(ガンプラ)でしょう!と,ちょこっと復活.

ガンプラな日曜日~1/144「ジュアッグ(ver.MSV)」を作る

映画とガンプラな日々

レトロなGW後半戦~ガンプラな日々再び?

最近のガンプラの技術は凄まじく,合わせ目がほとんど目立たないスナップキット,それに塗装不要の多色成型など,昔に比べると特別な技術は不要.

いや,違うな.

そのままでも十分映えるモノが出来上がるが,凝り始めるとキリがない,が正解だろう.
実際,YouTubeのガンプラ(ロボプラ)チャンネルの作例は凄まじいものがある.プロ顔負け.

いずれにせよ,新コロ禍のインドア趣味として,Kazchariのようなリターン組,もしくは新規参入者もかなり増えたようだ.
一方,品不足からの転売ヤーの誕生という負の側面も露わになったけどな.

そのブームを受けてか,BSテレ東⇒Amazon Prime Videoにて「プラモにめされて」という番組が放送された.

プラモにめされて

財団Bプロデュースのアイドルグループにプラモデルを作らせるという,よくわからないコンセプト.

第一回が「GUNDAM BASE」,つまりガンプラの宣伝かといぶかったが,その後は地方の個人経営の模型店を尋ねて,その店の得意ジャンルを紹介,技法を身につけたり,場合によっては勝負するという,一体誰向けなのかのディープな内容だった.

なんやろ?

「ガンプラ女子」を作る...ではなくて,ガンプラに理解ある女子もいる...というフィクションで夢を見させようとしている?
これも某キャンプアニメを発端とする「JK+おっさん趣味」ブームの一端か.

確かに,YouTuberにも模型趣味の女性は存在する.
人気コンテンツのようだ.
手工芸の一種と考えるならさもありなん.

本ブログでも,少し前に書いた以下の記事がよく閲覧されている.
おそらく「ガンプラ女子」で検索されているのだろう.

ガンプラ女子?~百式事件

さて,そんな中,最近YouTubeのおすすめに『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-とやらが表示されるようになった.

https://www.youtube.com/watch?v=zTpucdlpxw8

元々ガンプラ系チャンネルを多数登録していた流れだろう.

どうやら6/29より2ndシーズンが放送されるらしく,その番宣のための一挙配信(全10話)のようだ.

大して期待せずに視聴開始.
これがまた...むっちゃおもろいやんか!

ふむふむ,2022年にテレ東で放送か.
つまり先ほどの『プラモにめされて』よりも前に作られたドラマやねんな.

小さなイベント企画会社に勤める”イマドキ”思考のリコ.
仕事にも私生活にも特に情熱を傾けることなく,目立たぬように日々そつなくこなすことが信条(?)の入社3年目のOL.
その平凡な言動により,同期や先輩から「量産型」認定を受ける.

そんなある日,ふと立ち寄った商店街の中の小さな模型店.
何かに導かれてドアを開ける.
異世界感たっぷりの店内.
ふと目に入ったのが「量産型」の文字.
そう,彼女が手に取ったのが,1/144の量産型ザクの旧キット(!)だった.渋い!

1/144 MS-06 量産型ザク

店長および謎の店員に誘われるまま製作開始.
初めて扱うニッパーや接着剤,ヤスリに苦戦.
例の「肩のC型パーツ」もしっかり映っている.

しかし,店長や店員の的確なアドバイスによりクリア.
なんとプラモ初製作にて筆塗りまでこなしてしまう.

最初は箱絵を見ながらのノーマルカラーだったが,はみだしや,店長の「プラモデルは自由だ」の声に励まされ,左肩のスパイクを赤く塗るリコ.
こ,これはまさかのレッドショルダー!

ザクの完成と同時に,何かを吹っ切り,同時に何かを得たリコ.
翌日,仕事机にザクを置き,仕事っつーか人生にコミットしそうになっているリコがいた...

他にも,パワハラやセクハラを気にして,妙にやさしくなってしまった昭和のおじさん上司や,独特のコスパ思考と承認欲求は強いけど責任は回避したがるZ世代の後輩が登場.

彼らの抱えるトラブルや悩みをプラモデルが解決するというのが基本的な流れ.

特に第3話は面白かった.
後輩君の名はシンジ.
よってエヴァンゲリオン回.
これがまぁ...構図も「っぽい」上に小ネタが満載.
脚本をはじめ,スタッフが楽しんで作っていることがひしひしと伝わってくる.

https://www.youtube.com/watch?v=zMfAg9Iy2k4

そやけど画面に映ったRGの弐号機なんてプレミアがついてて,買えんぞ!

RG エヴァンゲリオン 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 2号機(先行量産機) 1/144スケール 色分け済みプラモデル

雰囲気的には,以前NHKで放送された名ドラマ『トクサツガガガ』にも似ている.

トクサツガガガ Blu-ray BOX

こちらもこちらで「「特撮」が人生の問題全てを解決する」というテーマ.
実に完成度が高かった.

それにしても,ヲタクもすっかり市民権を得たなぁ.
気のせい?

あー作りかけの積み(罪)ガンプラ,組みたくなってきた.

iPhone11 Pro  ※一部です

モンキー125,小雨のオホーツク海ツーリング

2023/6/18 Sun

ヌグフルキルヤム発動!

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日曜日である.

ヒルクラ大会を控え,ここはロード練で追い込む時期なのだろうが,なんとなく気が乗らない.

そして,今後の予定を考えるとモンキーに乗る時間がなかなかない.
体調があまり優れなかったこともあり,本日はバイクツーリングに出かけることにした.

それにしても旭川は便利な土地だ.
北海道のほぼ中心にあるため,海も山も草原も湖も,行きたい所自由自在.

そんな豊富な選択肢の中から「そういや行ってねーや」日帰りオホーツク海.
距離はあるものの,割りと早朝に出発できそうなので行ってみる.

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出発時の総走行距離は5,706km.
さて,どこまで伸びるか.

さて,この時期困るのが服装.
予報は曇りで,気温も20℃は越えなさそう.
となると,いつものKOMINE(MOTO FANGO)の3シーズンジャケットだな.

念のためレインウェアとお風呂グッズも持参.
途中でサウナに入りたくなるかもしれぬ.

8時前に出発できた.

いつもの定点観測地点で撮影.
モンキーでは初?

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東川を経由して国道39号に合流.

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高速道路が開通したおかげで寂れてしまったドライブイン.北海道に多い風景.

上川を過ぎた頃,国道273号で紋別方面へ向かう.
こちらも高速と並走するせいで交通量が極端に少なく,ジャングル感が半端ない.

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この辺りは乾いていた.
この後,北上するにつれ,雲が増えて路面も黒くなってくる.

そして...完全に雨.

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聞いてないよぉぉぉ~(T。T)

停車して天気アプリをチェックしても,雨雲の姿はない.
降水確率も10%なのに...なんてこったパンナコッタ.

トンネルが現れた.
諦めて,この下でレインウェアを着ることにする.

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オートバイ用レインウェアに関しては2通りの考え方がある.

一つは,軽量かつ透湿・防水性能抜群のGORE-TEXの高級品を買う.
たぶん超快適.
それでも消耗品は消耗品.一生モノにはならない.

もう一つは,ワークマンなどの格安品を買い,数年使い倒し,防水性能が落ちてきたら,また新品を購入するという方法.

Kazchariは後者派である.
運動量が多く,操作性重視のチャリ用は前者やけどな.

レインウェアはともかく,今回の雨装備で一番役に立ったのは,先週の「きのこの山300」でも大活躍だったモンベルGORE-TEX オールラウンド ソックス」.

BRM610きのこの山300km(その1)

靴下とシューズの間にこれを履く.
ホンマ素晴らしい.
シューズがどんだけずぶ濡れになっても,靴下は常に乾燥=快適.

買ったのは去年やったけど,活用は今年になってから.
2023年のベストバイ,最有力候補やな.

チャリにしてもオートバイにしても,これまでシューズの上にかぶせるタイプのカバーを使ってきた.
これが全然ダメ.

なんだかんだで浸水する.
特にロードバイクのシューズは底に通気用の穴があるので,カバーが意味をなさない.
フィット感も悪い上,すぐにボロボロになってしまう.

それがどうだ.
このモンベル・ソックスのおかげで濡れや蒸れとは無関係になった.
革命的グッズやな.

恐ろしく寂しい道を小雨の中,道の駅「香りの里たきのうえ」を目指す.
その直前にセイコマがあったので補給に立ち寄る.

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休憩中,SNSを見るとバイク仲間のKaba3もツーリング中.
写真によると,どうやら名寄は晴れているらしい.

「こちらは雨です」と返信したが,ふと空を見ると青空が広がりつつある.
天気アプリも「降らない」と表示.
「もう大丈夫でしょう」とレインウェアを脱いだ(甘い).

少し進んで「道の駅」へ.

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マス・ツーリングのライダーを避けて駐車.
あくまで個人の嗜好だが,5台,10台と連なって走る連中とは相容れない.

某2号の言う通り「バイクは孤独を楽しめる」から好きなのだ.
せいぜい2台やな.

つーことで,スタンプを押してそそくさと出発.
しばらくすると...またもや雨.
むしろさっきよりヒドイ.

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路肩に停めて再びレインウェアを着る.
典型的な「ヌグフルキルヤムの法則」やな.

めげずに海を目指す.

走行中はAmazon Prime Musicに接続して,インカムでずっと音楽を聴いている.
お気に入りのプレイリストを再生しているのだが,どこかで操作を間違ったのか,機動武闘伝Gガンダムの前期OP「FLYING IN THE SKY」がエンドレスで流れるようになってしまった.

走行中は操作禁止だし,停車していじるのも面倒だしで,次の休憩ポイントまで10数回はリピート再生.
まぁテンションが上がる曲なんで無問題.

「シャイニング・フィンガー!」と何回叫んだことやら.

つーことで,ようやくオホーツク海側に出た.
左折して238号線を北上する.

このルートはなんつーか...うーん,何もかも懐かしい.

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そう,昨年の「1300」で対向車線を紋別目指してひたすら漕いでいたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

時は夜19時頃.
既に日は落ちていたが,それでもこの道は見覚え,走り覚えがある.

強い風の中,興部町到着.
ここまででモンキー,ガソリンを約半分(3リットル)ほど消費.
今後を考えてセルフスタンドで給油しておく.

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相変わらずの高燃費である.

あっという間に海とはお別れ.
晴れてたらなぁ,海岸に下りててんけどな.

道の駅「おこっぺ」へ.

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その時,12時の大サイレン.
マジでデカかった.
ここは「サイレント・ヒル」ですか?

この先,食堂の類は期待できないので興部市内で昼食を済ませることにする.
Google先生によると近くにラーメン屋さんが.

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少し変わった名前のラーメン屋さん.
空いていると思いきや,カウンターも座席も満席.
10分ほど待つ.

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定番の味噌ラーメン(¥850).美味し.

最近悩んでいるのがiPhoneのバッテリーの劣化.
明らかに消費が早くなった.
「きのこの山」でもゴール時の残量は10%ほどだった.

いわゆる町中のiPhone修理店で交換を頼むと¥8,000ほど(互換パッテリー).
一応,今秋発売予定の「iPhone15」への買い替えを想定しているのだが,こっちはこっちで価格が心配.

とりあえず,今日のツーリングではモバイルバッテリーを持参.

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最近Amazonで買った.
元々は,とある自転車系YouTuberさんのおすすめ品.

コンセント直挿しおよびMicro-USB,USB-C,Lightningケーブル収納という使い勝手良さげな一品.
購入前,“みんな大好き”サクラチェッカーで調べると,見事に「危険」表示.
ちょっとヤバめだったが,YouTuberさんを信じることにした.

で,ここまでですでに残量50%のiPhoneを食事の間充電.

食べ終わり外に出ると...小雨継続.
しゃあないか.

国道239を通って向かうは次の道の駅「にしおこっぺ花夢」

よく考えれば,雨中のツーリングは久しぶり.
寒くもないし,新しいレインウェアおよびオーバーソックスのおかげで身体の濡れもない.
交通量も少ないのでストレスもない.

悪くないツーリングだ.

iPhone11 Pro

到着.
スタンプを押す.
一時的に雨は止んでいたが,ダマされんぞ.

それにしてもトップケースは便利だ.
何でも無造作に詰め込める.

iPhone11 Pro

下川町に入る.

時折インスタなどにアップされている,「下川町」と彫られた石のオブジェは町のどこにあるのだろう?
ネットで検索しても場所がわからん.
「万里の長城」近辺ではないのか?

iPhone11 Pro

愛別-旭川へ抜ける道道101へ.
春先の五味温泉ツーリングの時も通ったな.

モンキー125,五味温泉に行ってみた

この道も交通量少ない.
雨は止み,太陽が顔を出してきた.
レインウェア脱ぐ? いいや,ダマされんぞ!

iPhone11 Pro

南下を続けると,岩尾内湖に着く.
ここまで来るとチャリ圏内感が増す.

iPhone11 Pro

愛別-当麻ルートを通り,いつものパーキングへ.
「さすがにもういいっしょ」と,ようやくレインウェアをキャストオフ.

iPhone11 Pro

後はいつもの道で帰るだけ.

帰宅すると,本日の走行距離も300kmを越えていた.
これで総走行距離は6,031km.
3回目のオイル交換の時期やね.

iPhone11 Pro

「こんな小型バイクだと長距離しんどいでしょ?」とよく訊かれるが,全然である.

まずチャリの大敵,坂道&向かい風を完全クリア.
ただの手首の運動に疲れる要素はほぼない(偏見).
ヘルメットは重いけど.

今日は雨の中,海沿いを走った.
当然,塩分多めのはず.
そそくさと洗車を始める.

そこへ,ヨメさんと息子が北見のラグビー遠征から帰ってきた.
「風呂行きてぇ」と言うので,娘の帰りを待ってから,本日は『花神楽』に行くことになった.

最近『花神楽』もコミックコーナーを充実させている.
それにアウトドア系のチェアを多数並べるなど,某芦別のホテルをパク...いやリスペクトしている.

娘待望の『ブルーロック』の所蔵はいかに?

ブルーロック(11) (週刊少年マガジンコミックス)

...90分ほどのサ活後,休憩室に行くと,娘が大興奮.
ちゃんと,全巻そろってたらしい.
良かったな.
つーか,昨日もこっちに来とけばよかった.

夕食は「とんかつ定食」(¥900)を注文.

iPhone11 Pro

うん...値段なり.

計2時間ほど滞在し施設を出る.

今日は父の日.
あまり自覚のないKazchariも,家族からプレゼントをもらった.

iPhone11 Pro

妙に派手なTシャツと靴下.
うちのEMONDAカラーに合わせたのだろうか?

アガリの一台~TREK EMONDA SLR7 First Light

「ありがとう」と伝えたが,「喜び方が足りない」と怒られた.

理不尽だ.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

2023/6/11 Sun

たまには

曇り.温度:17 ℃,湿度:79%,体感温度:17 ℃,風速:7.0 km/時,風向:SSW

「BRM610きのこの山300」を終え,21時に札幌屯田公園を出発.
どこにも寄らず,何も食べずノンストップで帰路につく.

この時期,野生動物,特に鹿の飛び出しには要注意だが,幸い出会うことはなかった.

23時半頃帰宅.
家人は当然就寝中と思いきや,JKの娘は相変わらず自室で1人笑い転げていた.

泥だらけのDOMANEや汗臭いウェアは,とりあえずクルマに放置.
とりあえず貴重品だけを家に運び入れ,速攻で入浴して一息つく.

入浴後は大腿四頭筋をマッサージ.

創通メディカル トータルボディケア マイトレックス リバイブ MYTREX REBIVE MT-RBN20G MYTREX (リバイブ RBV22)

消炎鎮痛剤を塗り込む.

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こうして0時台には寝ることができた.

♪チャラララ~ラッチャッチャ~

6時起床.
脚の具合を確認.
うん.やや重いものの,どこにも痛みなし.

そう,本日は連続チャリイベントで,「第6回キトウシ国際サイクリング」に参加するのだ.

思えばプレおよび,その後の第1回大会に参加.
参加費¥3,000と格安ながら,ゴール後のBBQと抽選による景品がなかなか豪華.コスパ最強であった.

ただし,ここ数年の新コロ禍でも実施はされていたが,肝心のBBQは中止という寂しい状況.

それが今年からは全面解禁.BBQあり景品ありの通常開催.
つーことで,初ロングライド(63km)のうちの学生数名を強...いやあくまで希望を募り参加させた次第.決して単位取得をチラつかせたりはしていない.

さて,Kazchari家.
幸いヨメさんも起きてきたので,台所をガチャガチャ使って朝飯を作る.

食事後,サイクルウェアに着替える.
予報によると快晴で24℃近くまで上がるらしい.
昨日とは打って変わって半袖半パンやね.

スタート地点は東川のキトウシ森林公園.
自走で参加.
そして本日のビックリドッキリメカは...Topstoneです!

自宅から30分もあれば着くかと思ったが,結構な向かい風.
「やばいやばい,受付に間に合わ~ん!」とガチ漕ぎ.
受付開始10分経過した頃到着.

iPhone11 Pro  なぜかボケてる

受付を済まし,本日一緒に走る同僚や生徒らを探す.
おう,いたいた.

レンタルの,いわゆる”スポーツバイク”(クロスバイク)に乗るのが初めてという生徒もいて,ペダリングが全然おぼつかない.
なにやらさっき練習中に転んで,膝を擦りむいたらしい.
そっと,絆創膏を手渡した.

ゆるいイベントのはずが,周りは結構ガチ勢多め.
てな感じの不安だらけの学生10人ほどとレーンに並ぶ.

iPhone11 Pro

エラい方々の挨拶の後,9時になりいよいよスタート.

うちのグループはAコースの4班.

少し待って出発.
先頭のサポートライダーの加速に合わせて,少し踏み込んでスタートするが...いきなりうちの学生置いてけぼり.
そ,そうか.これでも速いか.

少し乗れている組みと,全然乗れない組みにわかれたので,参加している教員2名で分割サポート.
Kazchariは前者の面倒をみることになった.

どんどん遠ざかっていくサポートライダー.
そして後続の班に追い抜かれていく.

まっ,いいでしょ.
レースどころか,ブルベでもない.
3時間半という制限時間もあるけど,回収車もあるし.
何より,Kazchariにとっても,今日はリカバリー日なのだ.

Aveスピードは20km/h越えるか越えないか.
うわー,平坦をこんな速度で走るのって何年ぶりだ.
心拍もあがらんし,ペダルに足を置いているだけ...
風を感じ,晴れ上がった晴天の向こう,まだ雪が残る旭岳を臨みつつポタリング.

うん.これぞサイクリングだな.

ただし...坂だけは容赦しない.
忠別ダムへのヒルクライムだけは,グラベルロードなれどガチ踏み.
先行者を抜きまくる.

うん.これもサイクリングだな.

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つーことでダム管理所が最初で最後のエイド.
「牛乳」「饅頭」「バナナ」「水」をいただく.

生徒らが登ってくるのをしばし待つ.

「ほれほれしんどいやろー,でも登りきると気持ちえーやろー,ドーパミンどばどばやろー.もっと楽しい坂,なんぼでも紹介するでー」

というKazchariの誘いに応える者は皆無だった...

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それにしてもいい天気...っつーか暑いわ!
昨日との寒暖差が激しすぎる.
逆に300ブルベがこの気温やったらヤバかったかも.

ダムを渡って左折.
一気に天人峡まで駆け上がる.

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奥に見える廃墟ホテル,いよいよ取り壊しが決まったとか.

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さて,ここから折り返し.
途中いくつかあるトンネルは,このOLIGHTの小型ライトで対応.
この大きさで1200ルーメンもあるので昼間のトンネル程度なら全然問題ない.

OLIGHT(オーライト) Baton 3

OLIGHT(オーライト) FB-1 ライトホルダー

ずっと下り基調なのでハイスピード.
特に湧水公園-ダムの管理所を越えてからは,どこかのチームなのか,数人がトレインを組んでいたので,その最後尾につかせてもらう.
ええ,グラベルロードなんで(ボソッ).

つもの河川敷のサイクリングロードを通り,キトウシ公園までの直線路に入る.
時間切れでショートカットになってしまったうちの生徒2名と合流.
相変わらずのゆっくりペース.
ゴール手前まで付き合うことにする.
観察しててわかったのだが,彼らはペダルを回し続けない.
2,3回踏むと,しばらく「シャーッ」と惰性に任せる乗り方.
そらスピードでんわ.ペダリングとは一体...?

まっ,まぁいいでしょ.
楽し...かった...ようやし(?)

とりあえずタイムアウトには間に合ったままゴール.
お楽しみのBBQである.

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それにしてもの大盤振る舞い.
肉肉野菜肉で,十分に腹を満たすことができた.

だがしかし.
概算で参加者の半数は当選するであろう景品...なぜかKazchariは今回”も”大外れ.
何か不正の存在を感じるッ!(ウソです)

つーことで,学生や同僚に別れを告げ帰路につく.

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自走+本番コースで約100kmを走行.
まぁサイクリングペースだったので,ちゃんとリカバリったはず.

久々のゆるイベント.
なかなか楽しかった.
この「キトウシ」はともかく,他のグルメフォンド系の大会は軒並み参加費高騰中.

やっぱりKazchariのメインステージはブルベやね.
ペースや補給のマネジメントも面白いし,ゴール後の満足度も違う.

ではでは.

BRM610きのこの山300km(その3)

2023/6/10 Sat

リベンジャー

iPhone11 Pro

曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

※その2はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その2)

PC2「ローソン安平遠浅店」にたどり着く.
昨年の夏は暑くてどうしようもなかった思い出が...
コスプレ風の店員さんとBIGサイズのアイスカフェオレを思い出す.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その5:浦河~当別太美ゴール)

店内に入ると,ブルベ運営,中の人になった(?)T夫さんがいた.
DNF後も走行中のランドヌールを道中およびPCで応援しているようだ.

先程「エビカツサンド」を食べたばかりなので,ここでは「水」「エナジージェル」,そして「赤コーラ」を購入.

待機されていたもう1人の”中の人”と自転車談義をしつつ休憩.

最近グラベルに興味が出てきたそうで,それに食いつくKazchari.
我が相棒,Topstoneを激ススメしておきました.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

15分ほど休んだ後,出発.

「1300」と同様,コンビニすぐ隣の小道および踏切を渡って田舎道に突入.
ここは安平の馬牧場につながっている.

懐かしい.
馬が何頭が出ていたのでDOMANEと並べて記念撮影.

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山越えの激闘を終えて漂う消化試合感...そう,そんな時に“ヤツ”はやってくる.

パンクである.

コーナーを曲がる際,後輪に違和感.
停車して指で確認すると,「ペシャンコ」まではいかないものの,ふにゃふにゃ.いわゆるスローパンク?

確かにこの辺りの路面状況も決して良くはないが,今日越えてきた山岳や港沿いよりはずっとマシ.
運がいいのか悪いのか,思いもよらぬところでパンクした.

「身構えている時に死神は来ないものだ」は至極名言やな.

さて,エア補充でごまかそうと一瞬考えたが,どうせ徐々に抜けていくであろうと,覚悟を決めてチューブを交換することにした.

iPhone11 Pro

ブルベの際には予備チューブを2本所持している.
1本はツールケース,もう1本はサドルバッグである.

2本セット コンチネンタル(Continental) チューブ Race28 Wide 700×25-32c 仏式 42mm プレスタ [並行輸入品]

つまりパンク2回まで対応可能.
一応パッチも持参しているが,これはあくまで非常用.

パークツール(ParkTool) スーパーパッチ パンク修理用パッチ 6枚入 紙ヤスリ付 GP-2C

DOMANEをひっくり返しリアホイールを外す.
雨走行の泥,およびブレーキシューのカスのせいか真っ黒.
こんな時に便利なのが医療用使い捨てグローブ.

[マツヨシ] 使い捨て手袋 ニトリルグローブ ホワイト 粉なし 100枚入り 病院採用商品 (松吉医科器械) (M, 新パッケージ)

手が汚れなくて快適.

ブルベ中のパンクは二度目.
その他,タイヤ交換時も含めチューブ交換も慣れたもの.
タイヤを外して裏側の異物を確認(この工程が重要).
特にパンクの原因になるようなモノなし.
新しいチューブを組み込む.

ここまではいいのだよ.ここまでは.
さぁ,みなさんお待ちかねの筋トレタイム!
ミニポンプによる地獄のピストン運動だぁーッ!

LANDCAST ロードバイク 自転車 空気入れ 300psi ゲージ付き

...と言われていたのは過去の話.
この「例のポンプ」と呼ばれる,押しても引いても空気が入る機構のおかげで,パンク修理後のエア充填が格段に楽になった.

さらに,こいつはゲージ付き.
しっかり「ROAD」の規定圧まで入れて無事完了.
トータルで20分くらいの停滞かな.

えっ? ボンベの方が楽?
うーん,そうかもしれんけど,結局は手動ポンプも持ち歩くわけやし,個人的にあまりメリットを感じない.

それほど長時間停車していたわけではないが,再出発後も踏む.
できるだけ暗くなる前に,ライトの点灯が必要になる前にゴールを目指す.
なぜ? なんかかっこええから.

で,なんだかんだで...

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266km地点.PC3.セブンイレブン長沼町南店 18:40着.

ここでは「ホットコーヒー」「エナジージェル」を購入.
店先で休憩していると,2番手3番手のランドヌールも到着.
うーむ.先ほどのパンクで追いつかれたか.
レースではないけど,何か悔しい.

ここまでの苦労話を軽くした後,出発.

日の長いこの時期の北海道だが,さすがに限界.
リア,フロントともライトを点灯する.
ヘルメットの尾灯は点滅な.

後はゴールを目指すだけ.

「距離も短いし,あっという間に着くだろう.早めについたら,またサウナに行けるなぁ...」と,思っていた時期がKazcahriにもありました.

はい.
札幌に近づくにつれて,ヤツらが現れる.
そう,信号峠だ.
少し走れば停止,少し走れば停止の連続...グチるグチる.

さらに町中は道が狭く,結果路肩も消失している箇所も多い.
すぐ横をクルマに追い越されるか,もしくはチャリ(自身)が渋滞を作ってしまう.

仕方なく,一部並走する”自転車通行可”の看板がある歩道も走行する.
安全第一.

そうこうしているうちに残り10km.
スムーズな走行を諦め,ちんたら走っていると後方からランドヌールの姿が...

さっきのPCで会ったのとは別の人だった.
もう抜いた抜かれたという場合ではないので,Kazchari先導でクルマで混みこみの札幌市内を進む.

信号待ちの際,このYさんとお話をしたのだが,なんとKazchariと同郷の元大阪人だった(互いの口調ですぐばれる).

で,ようやくゴールに到着ぅ!

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304.1km地点.セブンイレブン季実の里店 20:32着.

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最後のご褒美は...プロテインでしたぁ.

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はい,ここでサイコンのスイッチをオフ.
多少は霧雨にヤラレタものの,全身ずぶぬれになるようなこともなく,トラブルらしいトラブルはパンクのみ.
暑くもなく寒くもなく,なかなか快適・快調・快走なブルベだった.

何よりも昨年DNSのリベンジが果たせたのがうれしい.

で,スタートした屯田公園まで移動.
ゴール手続きを行う.

完走時間:14時間32分.

一番乗りぃ!

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お約束のゴール後サービスとして「きのこの山」「塩せんべい」の甘辛セット.それに「きのこ王国」で買ったという「キノコ茶」をふるまってもらう.
美味し.

もちろん¥1,000払ってメダルも購入.

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スタッフの皆さんに挨拶し,泥だらけのDOMANEを車に積み込む.
時すでに21時.
今からサ活はキツイ.
素直に家に帰るか,下道通って...

そう,明日は明日で別のサイクルイベントに参加予定なのである.

ではまた,次のブルベで.
たぶん「BRM722旭川400km」だな.

BRM610きのこの山300km(その2)

2023/6/10 Sat

ゾゾンビィ

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曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

※その1はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その1)

せっかくのグルメな「きのこ王国」なのに,無料の湧き水だけを汲んで出発するKazchari.

”グルメなブルベ”を信条とする方々にとっては,とんでもない暴挙だろう.
Kazchariは生来の味オンチなのか,食に対するこだわりがあまりないタイプ,と言える.

まぁ,レースではないものの,制限時間だけはしっかり存在するのがブルベ.
腰を据えてじっくり味わう余裕は,毎回あるけど...ない.
つーことで,ここでの「きのこ三昧」は,次回プライベートで訪れた時のためにとっておこう(たぶん).

S山さんの言う「数キロ先のセイコマ」を目指してペダルを回す.
あっという間に到着.大滝店である.

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問題を何を食うか,である.
走りながら考えてはいたけどな.

これから登るのは,誰もがビビるボスキャラ,オロフレ峠.
食べ過ぎはNGだろうし,油モノも避けたいところ.
結局,「ビーフン」「おにぎり」「スポドリ」「エナジージェル」に落ち着く.
もちろん全てセイコマブランド.道民の誇りです.

幸い店の前にはベンチがある.
ありがたく使わせてもらう.

味オンチな上,早食いのKazchari.
あっという間に食事終了.
おっと,ジェルが残った.
これはフロントポーチに入れておこう(正解だった).

もちゃもちゃ食っている途中,目の前を二番手のランドヌールが走っていった.
名前は存じないが,札幌市内をしばらく一緒に走った方である.
Kazchari同様に“グルメしない方”と推測.
ここで補給なしとはなかなかのチャレンジャー.
食料は携行されているのだろうか?

で,エネルギーは満タン,ただし重いハラを抱えつつ,オロフレ攻略へ向かう.

天気ももちそうで,それほど地獄ライドにはならなさそう...と思ってた時期がKazchariにもありました.

iPhone11 Pro

ここの直線で,さきほど見かけたランドヌールをパスする.
そしていよいよ,クライム開始.

以前,クルマで走った時のおぼろげな記憶を呼び覚ます.
ひたすら長かったような...

おそらく風景的には一番の見どころでパチリ.
立派な橋脚.だが,交通量少ない.

iPhone11 Pro

それにしても...ホンマに長かった.
サイコンの示す斜度はだいたい5~8%の間をいったりきたり.
平坦もしくは下りに見えてもそれは目の錯覚.
ひたすらだらだらと踏み続ける.
これってどこかで似たような経験をしたような...

こいつだ!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

そう,この時の「小清水峠」に斜度も雰囲気もそっくり.
さすがに疲労度は異なるけどな.

ようやく頂上らしき地点に達するが,そこにあったのは「オロフレ峠展望台 2.7km」の看板.

「げっ! まだ登るんかい! しかも幹線道路を離れた展望台への道ってたいてい激坂...ぐぁおー!」

...と心の中で叫んだが「Garmin etrex」のルート表示は直進のまま.

ガーミン【GARMIN】NEWトレッキングナビ » ETREX 32X [並行輸入品]

一旦足をとめ,スマホに入れたアプリ「ブルベマネージャー」でTC名を確認する.

そこには「オロフレ駐車公園」とある.
なんや,まだ先かい!

ミスコースしなくて良かった.
こんな山岳ブルベでのミスはホンマに致命的.

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144.3km地点.TC.13:02着.

ここでは出走前に渡されたクイズに答えなければならない.
「一見〇〇と思わせておいて,実は△△が正解」というややこしい問題を,ヒルクライムで湧いた頭で考えさせるという,なかなかのS(もしくはM)なクイズだった.

さて,これで文字通り本ブルベ最大の山を越えた.
残りはご褒美のダウンヒルとド平坦路のみ!

念のためウインドブレーカーを着こむ.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 1_2300SS3

だがしかし.
このダウンヒルがなかなかのスリル.
登りより斜度がキツイ上に,急カーブが続く.
さらに路面もボッコボッコ.
ブレーキキシュー,相当削ったんとちゃうか?

それでも無事に下りきり,登別の市内へ.
やはり登別を象徴するオブジェと言えば...

iPhone11 Pro

停車ついでに身体の状態や装備を再チェック.

バッグの固定や,タイヤの状態に問題はなかったものの,なんだかんだで濡れた路面を走り続けせいで,人もチャリもドロドロである.
特に背中! 普通の店どころかコンビニに入るのも遠慮するレベル.入るけどな.

昨年の「トカプチ400」では山越えの後,膝に激痛があった.
いわゆる腸脛靭帯炎である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

この時は消炎鎮痛剤を塗りたくり,なんとか乗り切った.
後半が平坦ルートで助かった.

【第2類医薬品】ボルタレンEXゲル 50g

その経験を踏まえ「オホーツク1300」ではテーピングを実施.
痛みに全く悩まされることなく,無事乗り切った.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m

もちろん今回のブルベでもこの2つを持参.
サドルバッグに入れてある.
だが,どうやら使わずに済みそうな雰囲気.
膝,絶好調である.

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しばらくすると海が見えてきた.
左折して,国道36号をひたすら東へ進む.

さすが北海道の大動脈.
交通量は多いものの,路肩も十分広いので山間よりもずっと快適に走れる(時々狭くなるが).

そして何よりの恩恵は...追い風だったこと!
下ハン持って爆走.
しばらくAve35km/h~は出てた.

iPhone11 Pro

ここは白老,ウポポイ付近.
施設に向かう道だけやたらキレイ.
そして,何かと評判の悪いウポポイ.
まっ,そういうことやろね(察し).

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ヒルクライムを終え,海岸沿いを激走.
途中でエナジージェルを注入したが,やはりカロリー消費が激しいようだ.
PCでもなんでもないローソン白老店で,補給のために休憩.

ローソンと言えば,レジ付近に置いてあることの多い「カツサンド」もしくは「エビカツサンド」が美味い.
この店にもしっかりあったエビ! しかも見切りで半額! これは買わずにいられないッ! もしゃもしゃ.

iPhone11 Pro

引き続き東へ.苫小牧を目指す.
ようやく市街地にはいった.
札幌以来の信号峠に苦しむ.

しかも港湾沿いルートあるあるなのだが,路肩は広いものの,砂利,針金,ネジ,ゴムバンド,その他用途不明な部品など様々なモノが落ちている.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

そしてフェリー乗り場を通過.
ホンマやったら...

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

iPhone11 Pro

いつになったら左折して北上が始まるのだろう...と思っていたら,少~しずつ曲がり,なんとなーく見覚えのある道に.
そしてついに...

iPhone11 Pro

226km地点.PC2.ローソン安平町遠浅店.16:37着.

おっ,ここって「オホーツク1300」でも停車したとこやん!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その5:浦河~当別太美ゴール)

(その3へ)