ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

2022/7/31 Sun

「気も狂うような暑さと湿気,そして熱病と死を運ぶ虫ども.
緑に塗り込められはいるが,ここは地獄に違いない」

by とある異能生存体

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(前回のあらすじ)

「しかおい小麦グラベルライド」と,そのおかわりライドを無事終えたKazchari.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

しかおい小麦グラベル+おまけのライド(その2)

素敵に生きたので,深い眠りが訪れるはずだったが...

あっ,暑い! やっぱり眠れん!
夏の車中泊,冷房装置忘れちゃダメ! ゼッタイ!

トップランド どこでもFAN ホーム&カー 9cm 4枚羽 固定アーム付属 (風量3段階) 3電源対応(AC+USB+別売乾電池) SF-DF20BK ブラック(ホーム&カー)

つーことで,熟睡できないまま5時過ぎには起きてしまった.
惣菜パン,バナナ,それにコーヒーといういつものキャンプ朝飯.
体調は良い.

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チェアに座って「ツーリングマップル」を見ながら本日のプランニング.

ツーリングマップル 北海道

もちろんグラベルライド.
理想で言えば以前より興味津々のトムラウシもしくは菅野温泉ライドだが,いかんせん距離が遠すぎる.
それに,熊と戦う...もとい逃げる覚悟はない.

そして目に止まった「オソウシ温泉」の文字.
ほほぉ,行ったことないし,距離もちょうど良い.今日の目的地はここにするか.

なになに「国内有数の強アルカリ泉」ふむふむ.
「夏の露天風呂はブヨに注意」? まぁ大したことないやろ(と思っていた時期がKazchariにもありました)

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いそいそと出発.
まずは舗装路を北上.
普段は白樺峠からの下りで爆走する道.

途中に自衛隊の駐屯地がある.
戦車が展示(?)されている.

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途中,屈足温泉に向けて左折.
じわじわと登り始める.
馬横断注意の標識.クマより良い.

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激坂をダウンヒル.
あー「アタック三国峠300」では真夜中に下ったなぁ.

突き当り,左に行くと一昨日入浴した「くったり温泉」.
右は”秘境”トムラウシ温泉.

ああ,トムラウシ.1998年頃だったかな,最初で最後に行ったのは.
北海道に住み始め,いつでも行ける状態になると行かなくなるのはよくある話.

以前,京都・丸太町の病院に勤務していたが,御所には行ったことはない.
宇治にある病院に勤務していたが,平等院には行ったことがない.

そんなもんだ.

面白いのは,ここの分岐点には「オソウシ温泉」の表示はない.
確認のためGoogle先生に訊いてみる.
道は合っている.

だが...やがてスマホも電波を拾わなくなった.

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ようやく出てきた「オソウシ温泉」まで7km看板.
ここで人里離れた林道を走る際の装備である,2個目のベルをバックパックに装着.

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付 TB-K1 パールブルー

水と非常食は大丈夫.
えっ,それだけ?

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少しだけは舗装路が続くが,徐々に禍々しさが増してくる.
そして見よ! この魔界への入口的な橋.渡れば二度と現世に戻れない...みたいな.

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橋を渡るとすぐに舗装が途切れる.
通行量が多いのか,それほど荒れていない.
ただし,登る.

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この「オソウシ林道」の看板あたりからかな,この魔界が牙を向いてきたのは.
そう,停車してチャリを下りた瞬間,Kazchariの回りに群がる黒い影,そうアブだ.

アブが発生する原因とは?アブの退治方法と予防対策

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大群にからまれ,慌ててチャリにまたがり激こぎ.
アブは素速い.
とは言え,平坦で20km/h出すと,さすがに追いかけてはこれないようだ...と安心していると太ももに激痛!
そうレーパンの上からも平気で刺す,ではなくて皮膚をかじり取られる.

もはや停車はできない.
手で払い除けつつ目的地への到着だけをひたすら願う.

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ようやく到着.
もちろんここでもチャリを降りた途端,アブの猛攻.
あわてて写真を撮って,玄関のドアを開けようとすると,なんと日帰り入浴は午前10時から!(※現在9時)

ど,どうやって1時間もアブの攻撃に耐えろと!?

うわー,ここまで来て風呂なしかぁーと,一瞬諦めかけたが,そこへ温泉のおばちゃん登場.

「もう準備できてるから,お風呂どうぞ~」⇒ なんとありがたいお言葉.
続けて「でも,露天はやめた方がいいわよ~ ムシすごいから」 ⇒ やっぱり?

ドアの内側に入れてもらうとさすがにヤツらはいない.まさにシェルター.

入浴料¥600を払って早速浴室へ...
ここで試練ちゃー試練.
この汗だくのジャージおよびビブを脱ぐのは良い.これらを入浴後にまた着なければならない.わかっていたとは言え,結構苦痛.
風呂入っている間に洗濯できたら...って,またすぐに汗だくになるねんけどな.

まず内湯につかる.
強アルカリ泉と言われても,違いがわからん.

で,せっかくここまで来たのだ.
オススメされなかった露天風呂にもレッツ・トライ!

二重になった仕切り戸を開けて,ダッシュ!

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いきなりヤツらが襲ってきた.
一旦湯に避難.
加温してある.
うん? 向こうには源泉が.
湯から上がって再びダッシュ!

うわっ源泉は冷てぇー!

加温風呂に戻って自撮り.
肩までつかると顔のまわりだけを防御すれば良い.なんや入れるやん!(※全然リラックスできてない)

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全く落ち着かないので,数分つかっただけで結局内湯に戻る.
源泉,加温の交代浴が心地よい.1時間ほど,この秘湯を堪能する.

その間,ライダーさんが2名ほど入り,そして出ていった.

最近は台風などの自然災害で,こうした”秘湯”が崩壊しても,修復をしないことが増えてきて寂しいですねぇ...といった会話をかわす.
この周辺では「ヌプントムラウシ温泉」「岩間温泉」が入れなくなった.

では,上がりますか.
できれば着たくない汗だくジャージを着て,「これは新品これは新品」と自分に言い聞かせつつ汗だくのビブを引っ張り上げる.

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この昭和感たっぷりのロビーにて,アクエリアスの補給.
そうそう水分だけではなく,塩分・ミネラルも摂らないと.

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もう10年以上,当温泉の名物となっている番犬(?)ケンくんと.
頼むからアブを追い払ってくれ.

いいお湯でした.
つーことで後半戦開始.

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「オソウシ温泉」を出てすぐの分岐.
右に行くと往路を引き返す.
左に行くと未知の道.

ここは当然左(オソウシサラウンナイ林道)だぁー!(※死ぬほど後悔)

そして...この林道,10%越えの激坂が何度も出てくる極悪ルートであった.
結果,登攀速度が10km/h以下になると,ヤツらが容赦なく襲ってくる.
後方を見ると50匹ほどの黒い塊が渦を巻いて...うぎゃあ~!

停まれば被害が増すばかり.
もう,進むしかない.
坂道くんばりのハイケイデンスで回しながら,片手で払い除けるが無駄無駄無駄っ!
おっさんの荒い息遣いと大量の汗でさらに追撃者が爆増!

特にケツ周辺をビブ越しに噛まれまくる.痛い!
正に地獄のデスライド!

つーことで写真ほとんど撮れず.
GoPro持ってきたら良かった.

ようやく落ち着いたのが以下の場所.

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峠を越えてダウンヒル!
我々はこの時を待っていたのだ.
ようやく,アブの軍団から逃れることができた.

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すっかり路面もキレイになった.
GPSを頼りに川沿いを進むと...

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ようやく脱出っつーかゴール.
ここまでの超快適な下りを考えると,こちら側からは入りたくないな.

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道道から国道に入る安心感.
さすがにグラベルはもう当分ええわ(ウソ).

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無事に道の駅へ帰還.
サイコンを止める.
所々グチってますが,大満足の「しかおい遠征ライド」でした.

そうやねぇ,今日みたいなデスライドの方が思い出に残るもんやし.

旭川からここまでの道程のように,ファットバイクの前後輪を外して”きちんと”積むのが面倒なので,前輪だけを外し,適当にパッキングした荷物の上に,ファットを適当にドカっとのせる.

そして,お待ちかねの「温水プール」へ.
今日はしっかり,せっけんとシャンプー持参.
1時間ほど泳ぎ,ジャグジーにつかり,極悪ライドの疲れを癒やす...(いや,早く帰宅して寝る方がいいと思います)

ちょうど2時過ぎ.
休日のカフェもさすがに空いているのでは?と,Google先生おすすめの「Cafe Mahalo」へ.
お目当ては「鹿追牛のステーキロコ」! 高いかもしれんが,最後の贅沢!

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と,勢いよく乗りつけるも...なぜかメニューには「ピザ」か「パスタ」しかない.がっくし...
あぁ幻の「鹿追牛」...ディナーだけの提供なのか?
仕方なくランチメニューの「味噌クリームパスタ」を注文.まぁ,これはこれで悪くない.本当はタンパク質が良いけど.(ちなみにKazchariはきゅうりが苦手なのでサラダが残念だった)

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つーことで,昼食後は家まで爆走.
5時過ぎには帰宅した.

それにしても十勝のグラベル良かったなぁ.
天気も良くて,ひたすら真っ直ぐな道.
地元にはなかなかない新鮮な道.

オソウシ? 後で聞いたところ,実はクマの一大生息地帯らしく,本日遭遇しなかったのはたまたま...だったそうな.
えっ,”それ”が見えたら終わりやったん?

2022年版「おっさんの夏休み」第一弾,これにて終了.

さーて,次回のライドイベントは? ビバ! マイ・ライフ!

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ファットなしかおい夕食散策ライド

2022/7/29 Fri

新境地.

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7/30はとあるイベントに参加.
今日はその移動日である.

『しかおい小麦グラベルライド』に申し込んだでぇ

前日にファットバイクは洗車済み.前後のタイヤを外してハスラーに積み込む.
仕事は午前中に切り上げる.
帰宅して昼飯食べて,さぁ南へ出発.

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富良野を過ぎる頃...あれ? 何か忘れている?
2階から玄関まで運んだサーキュレーター,積むの忘れたぁ!

アイリスオーヤマ サーキュレーター 8畳 首振り マカロン型 PCF-MKM15-B ブラック

そう,今晩は車中泊の予定.
夜間はかなり気温が下がる北海道だが,ドアを締め切ってしまう車内は,日中のこもり熱もあり,かなり暑い(はず).
その対策だったのだが...
なぜかポータブル電源は忘れなかった.

Anker PowerHouse II 400 (ポータブル電源 防災推奨品)

まぁ,そこは持ち前の楽天的性格で ⇒「まぁ,大丈夫やろ」(甘かった)

なんだかんだで道の駅「南ふらの」着.

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リニューアル後,以前に比べて人が増えた気がする.
これはたぶん「モンベル」のせいだ.

モンベル南富良野店

明日はKazchariとは別行動で,ヨメさんと息子の組み合わせでキャンプに出かける.そこで所有しているキャンプギアを色々分割.
結果的に“朝の楽しみ”である,なんでもかんでもホットサンドプレートを含め,調理器具のほとんどを譲った.
そこで,もし,ここの「モンベル」に“良い一品”があれば,購入するつもりで店内を物色.
しかし,さすがに,た,高ぇー!

高いなら高いで,もし超カッコ良いこいつがあったら買ってたけどな.

ソト (SOTO)] 日本製 ホットサンド 折りたたみ式ハンドル

定価¥6,000やのに,なんでプレミアついとるん!?

さて,道の駅本館の食堂がなくなっていた.
今だから言うが,最近のここのメニューひどかったなぁ.
前回頼んだ味噌ラーメン,どう考えても「◯ッポロ一番」だった(※個人の推測です).

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

順調に狩勝峠を越え,まずは「くったり温泉」に向かう.
到着時刻は予定通り17時着.
さぁ,1時間ほど湯につかりますか.

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ここは過去ブルベ『アタック三国峠300』の出発&ゴール地点.
懐かしい.
駐車場がけっこう広く,ふと見ると芝生の上にいくつかテントが立っている.
いつの間にかキャンプ場化した?
それとも黙認?

調べてみるとこうなっていた.

湯宿くったり温泉 レイクイン

へぇー.そやけどちょっと高いかな.
新コロ流行以来のキャンプブームのせいか,北海道のあちこちのキャンプ場が値上げしている(特にひどいのは「和琴」!)
そら車中泊派も増えるわ.
GWに泊まった稚内の「宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」なみの設備と快適さなら文句はないけどな.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

さて,入浴料¥600.
自動発券機なのにクレカ払い.珍しい.

まずは,いつものように内風呂や露天につかっていたが,ふと壁を見ると「サウナの入り方」というポスターがデカデカと貼ってある.
「ほほぉ,そこまで勧めますか」と少し気になってしまった.
Kazchariはこれまで”ちゃんとした手順”でサウナを利用したことがない.

ふむふむ.ようするに(「サウナ5分」⇒「冷水浴2分」⇒「外気浴5分」)☓3セットなわけね
ものは試しにやってみるか.

(※Amazon Prime Video「へやキャン」で本編視聴可)

いやいやいや...これが世にいう「ととのう」ってヤツですかぁ...
特に1セット目の発汗が半端なく,持病の頸や肩あたりの毛穴から”黒い何か”がボロボロ剥がれ落ちていく感じ...素晴らしい.
実際,肩が軽くなった.どんなマッサージより効果的.
マジでジョジョ4部のトラサルディー.

偶然にも,新しい趣味を開拓.サ道を極めますか.

お次は今夜の宿泊地,道の駅「しかおい」に向かう.

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ほんの数分で到着.
思ったより(それっぽい)クルマが少ない.そうか,一応平日やしな.

既に閉店している道の駅事務所の前に駐車.
ファットくんを下ろす.
そうしないと,寝るスペースがないのが我がハスラー.

助手席側に,WAQの8cm厚のエアマットを展開.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット

これで快適に眠れると...思っていた時期がKazchariにもありました...

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さて,記述の通り調理器具が一切ないので外食.
ファットバイクの調子チェックも兼ねて,鹿追町内を散策.
すぐ近くに美味しそうな食堂を発見.

その名も「しかおい亭」
席に座ってメニューを確認.

なんだこれ?
「我が町の将軍定食」?「一寸変わったカツ丼」?

よくわからんので,ここはアスリートらしく,無難に「黒酢鶏定食」で(どこが?)

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美味しゅうございました.
レモン入りがいいね.

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道の駅隣接の「セイコマ」で明日の朝食の買い出し.
ここも先日のブルベのPCだった.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その2)

いつもなら,缶チューハイとポテチセット+iPodでレゲェ聴きながら静かに晩酌なのだが,ハードなイベント前にアルコールは入れたくなかったので封印.
素直にプロテイン飲んで少々涼んだのちに...寝ました.

そう,寝付きは良かったのですよ...(続く)

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『【Pre GP】グラベルミーティング【山の日】』に申し込んだでぇ

2022/7/21 Thu

普通に夏休み?

https://www.facebook.com/events/1049520145655909/?post_id=1076245246316732&view=permalink&notif_id=1658298463471606&notif_t=feedback_reaction_generic&ref=notifより

SNSで回ってきたチャリイベントに,またまた参加することにした.

その名も『【Pre GP】グラベルパーティ【山の日】』

現状,千歳-苫小牧付近としかわからないが,その周辺のグラベルを走り回るイベントのようだ,
せっかく参加するならと「健脚向け」表示のハードコース(グラベル率89%,総ライド距離83km,獲得標高580m)に申請.
レースではないということだが,まぁ,ガチ勢は...ガチるやろな.
早くも口内に鉄の味がするぜい.

本ブログでもわかる通り,Kazchariはダート好きだ.
関西時代には紀伊半島や四国,沼津時代には伊豆半島や信州の林道を走り回っていた.
ただし,これらは全てオートバイ(NX-125またはXR-Baja)によるもの.

旭川に引っ越してからは(あるあるだが)オートバイにはあまり乗らなくなった.
「毎日が日曜日」ならぬ「毎日が北海道ツーリング」.そら飽きるわな.

その認識を変えてくれたのがチャリである.
何度も走る道も,チャリになると常に新鮮.
オートバイ以上に季節,天候,路面そして自分の体調の変化をダイレクトに感じることができる奇跡の乗り物である.
(※モンキーも楽しいけどな)

2005年に購入したロードバイクから始ったチャリライフだが,冬トレーニング用に買ったファットバイク,こいつのおかげでさらに世界が広がった.

チャリの中でもキワモノ扱いのファットバイク.
“ビーチクルーザー”なるルック車もいろいろ誤解を与えている一因と思われる.

そういうKazchariも,当初は冬季(雪道,凍結道)専用機と思いこんでいた.
よく考えばバカバカしい話だが,ファットバイクはMTBの一種
本来はグラベルを走り回るためのマシンなのである.

それに気づいてからはグラベル行きまくり.

ファットバイクの唯一の欠点と言えば舗装路の移動.
その極太タイヤのおかげで,道路抵抗や振動が半端ない.
ゆえに距離が稼ぎにくい.
グラベル入り口まで,つまり”おいしい”場所までの移動が難だった.

しかし,そんな問題もクルマに乗せれば即解決.
そう,オートバイと違って,ファットバイクはハイエースではなくても,軽自動車にも余裕で積めるのだ.

そう,自宅周辺のグラベル探索に飽き足らず,昨年あたりからはグラベルを走るためだけの遠征(キャンプ付き)も始めた.
なぜ,この楽しみに気づかなかったのだろう.

おっさんの夏休み(1)~美深前泊ライド

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

昨年や今年のGWのこの遠征,楽しかったなぁ.

そして今回のこのイベントである.
もちろん,先に7/30の『しかおい小麦グラベルライド』を走るのだが.

『しかおい小麦グラベルライド』に申し込んだでぇ

千歳や支笏湖だと,この雰囲気に似ている?

季節が違うか.
そやけど,ええ感じやね.

イベント当日は朝7時半集合なので前泊が必要.
さすがお盆が近い.ホテルは高いぜ.

次に近所のキャンプ場を物色.
支笏湖周辺のキャンプ場は高く,既に予約も満杯.
サイトのおシャレ加減にちょっと引く.

モラップキャンプ場【公式】

千歳市営のキャンプ場も数か所あるが,こちらも予約制なのがびっくり.
受付終了時間がある=到着時間が決められているのは何かと不便.

つーことで,今は道の駅での車中泊を考えている.

この季節,心配なのは車上荒らし...ではなく暑さ.
ポタ電も所有していることだし,室内で扇風機を使ってみようかな.

色々試す.
成功するも失敗するも,また楽しからずや.

巻物キャンプグッズ増殖~WAQ RELAXING CAMP PILLOW購入

2022/5/20 Fri

快眠が大事.

北海道に引っ越す前,つまり関西時代はクルマを所有していなかった.
電車やらバスやらが市内を縦横無尽に走り回っているので,クルマの必要性を感じなかった.

それでもキャンプには頻繁に行っていた.
主にヨメさんとオートバイで.

もちろん荷物の積載には制限があるので,グッズの小型・軽量はもちろんのこと,”代用”が重要だった.

キャンプを成功させる(楽しくする)にはなんと言っても,夜,テント内で熟睡できるかどうかにかかっている.

その必需品として,テント内,寝袋の下に敷くマットがあげられる.
80年代キャンプライダー必携と言えば銀マット.
安い! 軽い! 丈夫! 汚れても問題なし!
その他,緩衝材・梱包材としても有能.
と,今でも重宝している.

ワイズ ワイズ(WAISE) アルミレジャーマット ロール M 約50×180cm

しかあし,いかんせんこいつは厚みが足りない.
テント地が芝生であれば良いが,石がごろごろした荒地や河原では辛い.

そこで購入したのがインフレータブルマット.
90年はじめにベストセラーだったのが『サーマレスト3/4』
頭から臀部あたりまでを支えるサイズ.
これが実に使い勝手が良かった.
空気の自動吸入こそ怪しいが,購入して約30年,未だに現役である(主に息子用).

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さきほど検索したら今のサーマレストって,むっちゃ高級品になっている...なぜ?

旭川に引っ越し,必要にかられてクルマを入手後は「家族キャンプ」もしくは「クルマ+チャリキャンプ」が中心となり,積載量や重さに気を使うことがなくなった.

その結果,今ではWAQの『コット』『8cm厚のインフレータブルマット』(大荷物)を持参するなど,快適さへの追求が止まらなくなってしまった.

WAQ 2WAY フォールディング コット 折りたたみ式コット WAQ-COT01 ハイ/ロー切替可能

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm 特殊ウレタン 軽量

そして,キャンプ用寝具への次なるこだわりは「まくら」へ.

バイクツーリング最初期は「衣類を詰めたスタッフバッグ」をまくら代わりにしていた.
やがて¥100ショップにあるような,空気を入れてふくらませる「旅行用ピロー」に”進化”した.これなぁ...すぐに空気が漏れるねん.

そして,最近ではホームセンターで買った「低反発まくら」を使っていた.
日常の寝具としても使用しており,特に不満はなかったのだが...

先日の息子キャンプで見事に...

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

その「低反発まくら」を家に忘れ,久しぶりに「スタッフバッグ衣類詰め方式」を試した.
直接頭をのせるのではなく,8cmマットの下に押し込む形で使用したのだが,寝心地はやはり今一つ.

夢現(ゆめうつつ)の中で,ここはやはり最新のアウトドア専用品が欲しいなぁ...と野望が.つーことで,帰宅後,いろいろ物色.
安いものから高いものまで様々だが,やはりここは,そのコスパに絶大な信頼を置いているWAQ製品にした.

進撃のアウトドアメーカー~OLIGHTとWAQ

購入したのは『WAQ RELAXING CAMP PILLOW リラクシングキャンプまくら』

WAQ RELAXING CAMP PILLOW リラクシングキャンプまくら waq-rcp1-tn

公式でもAmazonでも,なかなかセールにならない商品である.
仕方なく定価(¥3,480)で購入.

届いたので開封の儀.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

WAQの巻物系グッズは収納袋が大きくて良い.
仕舞うのが楽だ.

iPhone11 Pro
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洗えるカバーと補修用パッチ.

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本体を拡げた状態.
もちろんぺったんこ.

自動吸気なのでバルブを確認.

iPhone11 Pro
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少々硬めのバルブを開いてしばらく放置.

...空気を吸う音が全然聞こえない.
説明書は?
今どきのグッズらしくQRコードからネット接続か?
面倒くさい.

あれ?
もしかして,このオレンジのパーツをめくるとええんか?

iPhone11 Pro

ビンゴでした.
しばらくオープンにしとくと,自動吸気で膨らみ始めた.

iPhone11 Pro

新品のせいか,膨らみがイマイチ.
フル充填まで少々時間がかった.

iPhone11 Pro

付属のカバーを付けて完成.
大き過ぎず,小さ過ぎずちょうど良いサイズ.

つーことで次回キャンプでの,実践デビューが楽しみである.

...と,なんだかんだ書いてきたが,キャンプにおける安眠用最強グッズはアイマスクと耳栓であることは間違いない.

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いやいや,キャンプやねんから自然の音,聞こうや...

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海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その3)

2022/5/5 Thu

視力5.0? 知らんけど.

iPhone11 Pro

連泊2日目.
さすがの登山疲れのせいか,Kachariも息子もよく眠った.

iPhone11 Pro
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昨夜もヨメさんと息子がLINEのビデオ通話していたこともあり,ここでスマホの残りギガを確認.
なんと,残り0.3GBしかない.

UQモバイル3GB契約なのだが,まだ5/5の時点でこれはまずい.
こうした田舎ではつながりも悪いが,それもこの急激な消費に関係しているのだろうか?

それはさておき,今日は帰宅日となる.
2泊3日だと何やら物足りない.
だが,小学校を休ませるわけにはいかない...いや,最近は親の休暇に合わせて学校を欠席する児童も多いらしいけど.

ちなみに来年,2023年のGWの連休をチェックしてみる.
5/3~5/7までの5連休となる.なにィ!
こ,これは東北遠征のチャンスか?

それはさておき朝食.今朝も元気に不健康.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

パッキングして出発.
予定通り南下し襟裳岬を目指す.

この地域にしては風もおだやか.
岬へ向かう道道も同様.

iPhone11 Pro

とは言え,風はなくてもアップダウンが延々と続き,相当足を削られそう...と来るべき日の自分を想像.
“その日も”こんなコンディションだと助かるなぁ.

こんなボクでも「オホーツク1300」走れますか?

襟裳岬着.
早くもクルマ,オートバイが結構な数,並んでいる.

えりもと言えば風の館
風速25m体験コーナーが懐かしい.
入り口ゲートをくぐるが...

iPhone11 Pro
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なんと休館中.
GWでっせ? なぜ? ⇒ 現在8時半.着くのが早すぎた.

もちろん展望台まで歩く.
少し待って,人がいなくなったところで自撮り.

iPhone11 Pro
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展望台を下りて,さらに先へ.
小石がキレイに巻かれているところは昆布干し場.
そこを踏まないように,歩いて行ける突端を目指す.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro  iPhone最大望遠.OLYMPUS機持ってきたらよかった

そこへクルマが横付けされ,おそろいのジャケットを着た男女二人組が,ハードケースを運びながらこちらに歩いてきた.

その装備の中から双眼鏡を取り出し,岬先端の岩礁を指さしながら,あーだ,こーだと,同僚と話し合っている.

ふと,袖のネームを見ると「環境省」の刺繍が.
おお,ガチの調査員やん.

すると,Kazchariの視線に気づいたのか,双眼鏡を手渡しながら「見ます?」と言ってきた.

見ます,見ます ⇒ いました,いました.

そう,襟裳岬名物のあざらしの群れ(ハーレム?)である.
ちょうど今が繁殖期で大勢集まっているらしい.
メキシコのラパスのように一緒に泳いだりはできないのだろうか?(波が荒すぎる?)

息子にも双眼鏡を貸す.

iPhone11 Pro

見えたのか見えなかったのかよくわからんが,双眼鏡がなくても裸眼で「見える」という.
確かに視力になんの問題もないので,不思議ではない.
スマホや小型ゲーム機もやらんし,ついでに勉強もやらんしで,視力が落ちる要素がない.
ホンマに見えているのかもしれんな.

しばしの滞在後,お礼を言って駐車場へ戻る.

iPhone11 Pro
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人がいない時を見計らって,本日の戦い開始.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
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さて,ここからいよいよ折り返し.
元々帯広周りで帰るつもりだったが,案の定,ナビもその方が早いと言ってきた.

建設費が膨大だったという黄金道路.
天気が良いせいか,バイカー,チャリダーを多数見かけた.
風はないと言っても,そこはえりも.
横風にあおられて辛そう...

それよりやっかいなのはトンネル地獄.
4km以上あるものも...やはり「オホーツク1300」ではここが最大の難所やな.

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フンベの滝を過ぎると広尾町.
昨年雄一出場したブルベでCPになっていたセイコマを通過.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その3

大樹町にて早め給油.
満タンにし,忠類からは高速(規格道路)に乗って,一気に帯広までワープ.
無料区間終了の芽室にて一般道に合流.
昼過ぎになり,これまた昨年のブルベの帰り道で寄ったラーメン屋「虎徹」に入る.

まぁ息子は例によって「山岡家がいい」と食い下がっていたが(逆方向なので却下).

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そんな息子も出てきた「お子様ラーメン」には大満足.
「すごいすごい.山岡家よりいい!」(キャッシュなヤツだ)

おまけの「ふりかけ」やら「ポテチ」が気に入ったのかと尋ねると...

「ラーメンにネギが入ってないのがいい」なんじゃそら.

Kazchariは「ガリバタラーメン」「ガリバタザンギ」のセット(ガタキリバ?).
うーん,こっちは少々失敗したかな.
不味いわけではないが,いつも通り,味噌ラーメンと「しょうゆザンギ」にしておけば良かった.

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メシも食ったし出発.
新得町を過ぎ,狩勝峠を越える.
ここで思い出されるのが,やはり「旭川400」における深夜の峠越え.

BRM824旭川400km(その4)

今思えは,このブルベのハイライトやったね.
カーブに光る鹿の目が怖かった.

眠気覚ましに無理やり飲んだエナジードリンクの味を思い出しながら,道の駅「南ふらの」を通過.
最近新規オープンのこの道の駅,モンベルが入っているせいか駐車場バカ混みだった.

ここからは富良野を経由して国道273でひたすら旭川を目指す.
途中,東大演習林横の桜回廊の美しいこと! 雪山と相まって,これぞザ・ジャパン!

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中富良野付近,荷物少なめのチェレステカラーのビアンキをパスする.
あれ? 黒と赤のヘルメット.黒っぽいジャージに見覚えが...
本人に確認したわけではないが,おそらく6日ほど前にノシャップ岬の食堂で会った留萌在住のチャリダーだと思われる.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その2)

狭いようで広い日本(ましてや北海道)でこんな偶然があるとは...驚きである.

15時過ぎ,無事帰宅.
息子は速攻でチャリで遊びに行く.

Kazchariはキャンプ用具の片付け.
海沿いを走ったこともあり,さくっと洗車.
車内も拭く.
ついでに冬タイヤをノーマルタイヤに交換した.

ようやく北海道の夏が始まる.

娘が幼い頃も,二人でキャンプに行ったことはあったが,やはり息子との旅は違う.
”男”を育てている感がある.
しかし,それは決して自分の分身ではない.
仲間? それはまだ早いか.

数年いや数十年後,この旅の思い出を息子と(酒のつまみに)語る時が来るのだろうか.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その2)

2022/5/4 Wed

男の子が育つ.

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高熱源体とともに極狭空間にいたためか,テント内ではさほど寒さを感じず就寝できた.

朝5時前,外は既に明るい...と言いたいところだが,曇天時折小雨.
風も強い.外はやはり寒い.

「午前中雨」の天気予報通りである.
その予報を信じるのであれば,昼過ぎからは晴れるらしい.

さあ,考えろ.
予定通り,本日の登山を決行するか,確実に晴れる明日に延期するか...

いつもの朝飯(なんでもかんでもホットサンドメーカー)を食いながら思考していると,息子も起きてきた.

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「寒い寒い」とブチブチつぶやいていると,息子が「サッカーすれば体があたたまるよ」となかなか気の利いたことを言う.

空気を抜きまくって,全然飛ばないようにしたボールで,1時間ほどサッカー&キャッチボール&プロレス.
確かに温まったぞ,息子よ.

9時になった.
山には雲がかかっているが,海方向は晴れつつある.

決意し,本日アポイ岳に登ることにした.

登山用の装備を整え,まずはインフォメーションセンターへ向かう.
途中のアスレチックエリアで遊びまくる息子.
なかなか進まん...

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「とーちゃん,昨日のターブ代も払いなよ」と念押しする息子.
「マジメか!」ではなくて,人として正しい行動だな,息子よ.

受付の女性に「すいません.やっぱりタープ立てることにしました.2泊分で¥600です」と支払う.
受付の女性,驚いた顔で一言.「マジメですね...」そうなんすよ.

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マジメついでに登山情報を入手.

「山なので天候についてはっきりしたことは言えませんが,2時までに頂上にたどり着けなければ下山してきてください」とのこと.

何より重要なのが”クマ”に注意すること.
ふふふ,こんなこともあろうかと熊鈴もちゃんと持参しているのだ.
息子のリュックに装着する.
クマよけと言うより,息子の位置(生存)確認としての役割か.

さて登山開始である.
街をあげて「ジオパーク・アポイ岳」を推しているだけあって,案内板を始め,色々親切.
道に迷うことはまずなさそう.

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まずはクルマが通るような広い林道からスタート.
入山届けに記帳.
川を渡って登山道開始.
おっと,ブラシで余計な泥を落としてと.

以下,まずは五合目までのフォト.

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iPhone11 Pro クマよけの銅鑼
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iPhone11 Pro 五合目の避難小屋
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やたらに元気な息子.
最近,ずっぽりとはまっている『仮面ライダーオーズ』の話を延々としている.
言葉を3つ並べて,「拳銃!ライフル!戦車!(ゲラゲラゲラ)」などと一人で笑っている.
何が面白いのかさっぱりわからん.
Kazchari的には3つの言葉と言えば,仕事柄「桜!猫!電車!」を想起してしまう.

それにしても子どもは面白い.
突然フロー状態になって飛ぶように山道を駆けたかと思うと,次の瞬間にハンガーノックになって「もう無理...」と愚痴る.

あらかじめ買っておいた羊羹やジャムパンを食わせると,急速にHPを回復.
また走り出す.
これの繰り返し.不思議だ.

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iPhone11 Pro 毒蛇エリア!?
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この当たりからガスってきた.そして強風.
晴れ予報はいずこへ...

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ここまで来れば後少し.

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おおっ,ついに頂上着.
景色は残念だが,この達成感こそ登山の醍醐味.

「しんどくなったり,もう下りたくなったら言いやぁ」と息子にあらかじめ伝えておいたが,諦めずによくぞここまで登ってきた.
おそらくここまでの高さを登ったのは人生で始めてのはず.

エライぞ,息子よ!

もうしばらく佇んでいたかったが,ご覧のような天候である.
何も見えない.
さらには雨も降ってきた.
下山を開始しよう.

登りとは異なり,「ウラお花畑ルート」を使う.

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と言っても,シーズンはまだ.
笹っぽい植物の合間を,細い登山道が続く.

息子「本当にこの道で合ってんの?」 ⇒ 合ってるって!(たぶん...)

iPhone11 Pro これも高山植物?
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下れば下るほど,植物層が変わる.

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雑木林に入り,何度目かのハンガーノック状態になる息子.
ここで秘密兵器「カロリーメイト」を渡す.

「おい! 息子! これを喰え!」(アンクのマネ)

「とーちゃん,これマズい」 さよか.

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いずれにせよ,復活した息子.
うまい具合に天気も回復.太陽のめぐみを浴びる.
♫チャーラチャラララララ~ チャラチャララ~(セブンのBGM)

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この登山のハイライトである馬の背.
シーズンになると尾根の両サイドが高山植物で埋まるそうな.
そうでなくても絶景は絶景.
晴れになってよかった.

山の方を見ると登っていく人の姿が何人か見える.うらやましい.
まっええか.こればかりはどうしようもない.

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iPhone11 Pro 靴を洗うブラシ.
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入山届を出すところ.
約5時間で往復した.

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看板前で決着をつける(何の?)最後の戦い.
そして仲直り.

キャンプサイトに戻る.
Kazchari的には「もう温泉の食堂で食うたらええやん」と息子に提案するが,断固拒否.
結局「キャンプやから外(自炊)!」という息子のド正論に負け,様似町のコープまで買い出しに行くことにした.

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せっかくなので,今はなき日高本線の終着駅,様似駅を見学.
今では観光案内所になっていた.

仕方がない.
これが時代の流れ.

鉄道は衰退する.
町も衰退する.
何より,人が減っていく.
それが日本.

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テントサイトに戻り,まずはパック飯を温める.
手前の皿には焼きそば.もちろん惣菜だ.

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フライパンで「王将の冷凍餃子」を焼く.
水も油も不要.実にキャンプ向き.
しかも,しっかり王将の味だった.
今後の定番にしよう.

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今日のメインディッシュは「サーモン丼」
これが意外に美味かった.
やはり海沿いだから? いや,サーモンは関係ないか.

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ここの温泉も今晩でお別れ.
露天風呂もあるので,明るいうちにも入りたかったなぁ.

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入浴後,寒空の中,スナック菓子+ビールという不健康な夜食(と言っても8時だが).

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Kazchari「今日の山,どうやった」
息子  「下りは楽しかった」
Kazchari「ほな,また山登りするか?」
息子  「絶対いや」

いやいや,息子よ.
今日はしんどいかもしれんが,ふと思い出される登頂達成感とこの心地よい疲労感がクセになるのだよ.
次回はもっと高い山に連れてってやろう.

今はとりあえず...眠れ.

(その3へ)

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

2022/5/3 Tue

GWの旅,第二章.

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極寒の稚内キャンプが無事終了.

一度帰宅したKazchari.
キャンプ装備を換装し,5/3から二泊三日の息子キャンプに出かけることと相成った.

今回の旅の目的は「アポイ岳登山」,そして「襟裳岬訪問」である.

Kazchariは先日,ソロで宗谷岬に行ったばかり.
短期間で北海道(中心部の)北端と南端を制覇.ただの偶然だ.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

思えば以前,アラスカのバローとアルゼンチンのウシュアイアを一度の旅で巡ったことがある.
こういうルール(縛り)も面白い.

それにしても旭川は北海道の東西南北,どこに行くにも便利な土地だ.
海も山も川も湖も岬もその日の気分でチョイス可能.

さて,初日の朝,荷物を積み込み終わると9時50分.
宿泊地,「アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場」を目指す.

例によって,この本で見つけた.

22-23 北海道キャンプ場ガイド

海,山,温泉,川,遊具(アスレチックにゴーカート!)と,正にパーペキなキャンプ場である.

アポイ岳に関しても事前に登山趣味の同僚から情報収集.
標高871mとさほど高くない割に,尾根からの風景が素晴らしいらしい.
それは楽しみだ.

さぁ,小学4年のアホ息子.
昨年より始めたラグビーで鍛えた体でどこまで登れるかな?

自宅出発後,しばらくすると降っていた雨も止んだ.
最初の休憩ポイントは富良野のセイコマ.
ドリンクとグミを数個購入.
PayPayで支払ったのだが,まさかの¥1,000超え.
物価高がここまで来たかと,あまり気に留めず出発.

信号待ち時,「やはりどう考えてもおかしい」と,助手席の息子の手元を見ると,キン肉マンのキーホルダー付きハイチュウを開封中.
おい,犯人は貴様か!(こいつが¥400!

ぶちぶちと説教しつつ,道の駅しむかっぷで2回めの休憩.

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ここは冬チャリ林道ツアーなど,他とはひと味違うアクティビティを提供している.
ファットバイクも用意されている.
チャリ用のスタッドレス,初めて見た.

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二風谷,平取などアイヌゆかりの地に差し掛かる.
「鉄道記念館」という表示を見かけたので右折.

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機関車および普通車両が屋外展示してあった.
中を覗くと,なつかしのライダーハウス.
利用料金¥600と書かれていたが,まだ使われているのだろうか?

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その昔,道内あちこちにあった客車再利用のライダーハウス.
今も残っているのだろうか?
そもそも,ライダーハウスがだいぶ減った気がする.

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さて,一通り息子にポージングさせた後,さらに南下.海が近い.
腹が減ったので,息子に近くの食事処をスマホ検索させる.

旅に出ると,毎回「『山岡家』に行きたい」とゴネる息子だが,幸い近辺に存在しない.
この辺りは牛肉の産地らしくステーキ,もしくは焼肉屋が多いようだ.

ある大型のステーキ店は満車.
そこをパスして,見た目定食屋のこじんまりした店に入る.

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先客数名.
座敷が空いていたので座る.

狭い店内.
壁中にぺたぺた貼られた手書きのメニュー.
ワンオペ,タメ口の店主.
茶色に変色した雑誌とコミック本.

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素晴らしい.
味にも期待できる.

つーことで,定番のハンバーグステーキを注文.
息子は山岡家を引きずり,しょうゆラーメン.

しばらく待つと出てきた.

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こ,これは美味い.
現状,第4位である.
タレ(ソース)は別かけではなく,既に染み込ませた上で焼いてあるようだ.
それでも売りの平取牛の旨味をそこなっていない.

息子のラーメンの方は...それほどでもないらしい.

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つーことで,現地グルメ終了し出発.
すぐに左折し,海を右手に見ながらキャンプ地のある様似を目指す.

早めの給油.
地方と言えばホクレンセルフがありがたい.

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天気も良いし,最高のドライブ日和だが,某所に近づくに連れ渋滞が目立ってきた.
そう,静内にある「二十間道路桜並木」目当てのクルマある.
チャリやオートバイでのソロ旅であれば寄っているところだが,到着時刻も考慮しパス.

静内町はこのあたりで一番の都会.
食料以外の買い出しをするなら今のうちと,息子に「〇〇持ってきたか?」と登山必携グッズの確認.

なんと,ウインドブレーカーを忘れてやがった.
昨年に続き二度目である.
出発前の確認が甘かったか...

で,みんな大好き「しまむら」へ.
¥1,980のジャケットをGet.

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それにしても息子も140サイズか...
年齢の割に小柄なのは,遺伝ゆえ仕方がないが,それでも徐々にデカくなってきているのは確実.

もうじき,Kazchariと服の共用ができるようになるだろう.
つまり,親のロードバイクやオートバイも物理的に乗れるようになる.

結果,旅のスタイルにバリエーションが増える.
それはそれで楽しみだが,肝心の息子が父との旅を嫌がるようになるか...それもまた良し.

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つーことで,様似町に入る.
セイコマにて食料の買い出し.
夕食,朝食は元より,登山用の行動食も買っておく(これが大正解).

インフォメーションセンターにてキャンプ場利用の手続き.
大人¥600,子ども¥400.
これとは別にタープを立てるなら¥300必要とのこと.

最近,タープ別料金のところが増えてきた.
とりあえず設置はしないことにして2泊分¥2000を支払う.

少し悩んだ後,キャンプ地決定.
それほど混んではいないが,
クルマを横付けできない構造.
駐車場からはマイカーゴを使って荷物を運んだが,荷車もちゃんと用意してある.

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テント設営開始.
もちろん,手伝わせる.
だいぶ戦力になってきた.

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食事を作る.
定番のジンギスカンである.
用意中,雨がポツポツと降ってきた.

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「とーちゃん,タープ立てないの?」という息子からの具申.
「いや,タープのお金払ってないねん...そやけど,雨が強くなってきたらイヤやなぁ...しゃあない,立てるか」と,タープを立てた.

夕食後,キャンプ場を見下ろす高台にある『ホテルアポイ山荘』の温泉へ.
歩いて行けないこともないが,湯冷めが心配なのでクルマで向かうことにする.

食器やらランタンを出しっぱなしで出かけたが,何やら最近こうしたキャンプグッズの盗難が増えているとか...

許せない! 痛恨「キャンプ場での盗難」被害実態と泣かないための「5つの対策」

幸い,これまで被害にあったことはないけど...寒い時代やな.

入浴代は¥500+¥200.
結構混んでいる.

いわゆる休憩所が広々としており,各種メニューも豊富.
もう,明日の晩飯,ここでええやん.

息子「ぜったいイヤ.キャンプやから,外で食べたい!」

正論です.

(その2へ)

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その3)

2022/5/1 Sun

さぁ帰りましょう.

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夜間の寒さは前日と変わらなかった.
ただし”覚悟”があったためか,よく眠れた.(疲れていただけ?)

周りのキャンパーはすっかり入れ替わっていて,隣のサイトは神戸ナンバーのオートバイ3人組だった.

テント2張り,カップル+男性という少々変わった組み合わせ.
関西人らしく,声がデカイかつ,ずっと話し続けている.

彼女「なぁ,顔に塗る保湿剤どこにあんの?」
彼氏「後ろのバッグにないかぁ?」
彼女「あったあった」(ペタペタ)「なぁなぁアンタも塗らへんの?」
彼氏「オレはええわ.お肌ツルツルやし」
彼女「いや,ワタシよりカサカサやで」
彼氏「オマエよりマシや」
彼女「いや,アンタの方が...」(以下略)

彼氏(テントをたたみながら)「忘れもんないかぁ?」
彼女「大丈夫ちゃう?」
彼氏「こうやって片付けてたら修学旅行のこと思い出さへんか?」
彼女「なにそれ?」
彼氏「ほら,片付け終わって出発する時に先生が『このパンツ誰のやぁ?』って,手でヒラヒラさせてみんなに聞いてたやん.あれで『僕のです』って答えるヤツおると思うかぁ?」

このノリ,正に関西人.

Kazchariは基本的にソロ旅が好きだが,こうした交流を楽しみながらする旅も悪くないかも...

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チェックアウトは11時.
晴天ならファットでひとっ走り,と考えていたがこの曇天

Kazchariも片付けて出発するか.
クルマのパッキングは楽.
でも周りのバイカーを見ていると,やはりオートバイツーリングも再開したく思う.旅感の次元が違う.

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稚内市内に戻りガソリンを補給.
この辺り,街を外れるとスタンドが減りかつ料金が異常に高い.
入れられる時に入れておくのが北海道旅の基本.

国道40号を南下.
高規格道路を使って,本日の目的地豊富温泉に久々の訪問.
石油風呂で有名.

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新コロ対策のせいか,健康センター(公衆浴場)の開館は10時.
しばし待つ.

その間,地図を見ながら市内を散策.

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少しこない間に,おしゃれな建物が増えている.
木造のシャレた外装.凝ったロゴ.
あくまで印象だが,インバウンド向けの整備が一気になされたようだ.

そういや某貧困女子も協力して,PV(?)作ってるなぁ.

10時過ぎ,センターに戻ると20名程度の並びができていた.
検温,消毒はもちろんのこと,入浴券も直接渡さずカゴに入れるなど感染対策が徹底.

30分ほどで入浴完了.
思い出補正があるのか,そんなに油臭くなかったなぁ.
いつかは湯治経験とかしてみたいものだ.

旭川へ向け,さらに南下.
あえて道道(田舎道)を使う.
国道はあぜ道に潜んでいる白黒のクルマとか,怪しい機械を物陰からこちらに向けている変な人が多いのだ.

ちょうど昨夜SNSを見ていると,午前0時の国道(層雲峡付近)を”普通の速度”で走っていると,後をつけてきたセダンがいきなり赤く発光し追いかけてきたとのこと.
GWは,ある方々にとって絶好の狩猟シーズンということだろう.

それでも最終的には国道へ.
決して目立つ走行はせず,無事に道の駅「なかがわ」へ.

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混むであろう12時になる前に昼食を済ませるのが旅のオキテ.
まぁ,キャンプ時の朝食は早いのでハラヘリ時間も前倒しされてしまうわけだが.

つーことで,道の駅の食堂で「牛トロ丼」
ご覧の通り,見た目ものすごく美味しそうなのだが,いかんせん量が...少なめ.
食後,屋台で売ってた焼鳥もいただきました.

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道の駅「おといねっぷ」
トイレがやたらキレイに.

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道の駅「びふか」
昨年の夏,お世話になりました.今年の夏も来ます.

おっさんの夏休み(1)~美深前泊ライド

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道の駅「けんぶち」
ここまで来たら家まで後少し.
ようするに自宅発チャリライドの折り返し地点でもある.

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15時頃,無事帰宅.
荷降ろしする.

通常であればこの後,キャンプ用具を干したり,片付けたりの作業が待っているのだが,今年のGWはまだまだ続く.

明日(5/2)の休息日をはさみ,再びハスラーは旅立つ.
今度は息子を連れて.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その2)

2022/4/30 Sat

青い空,白い道.

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Scattered clouds, 8°C, Feels like 6°C, Humidity 66%, Wind 4m/s

イベント山盛りのせいで,少し間が空いてしまったが「おっさんのGW」の続きである.

キャンプ初日の夜.
あまりの寒さに耐えきれず,敷地内にある「キャンパーズハウス」なる建物に逃げ込む.

その際,今回の新兵器の一つ「ポータブル電源」を持参.

Anker PowerHouse II 400 (ポータブル電源 防災推奨品)

この「キャンパーズハウス」,実に素晴らしい.
トイレは元より,シャワー室,電子レンジ,ランドリー,コンセント,自販機,マンガが備え付け.
そして何よりも暖房が効いている!

入り口ドアには利用時間21時までとある.
では,その時間までお邪魔させてもらおう.

いやホンマ,有料キャンプ場とは言え,ここまで完璧だと何も文句言えない.
極楽極楽.

で,ポータブル電源をコンセントに差し込む.
もちろん出発前に自宅で充電しておいた(はず).
しかあし,なぜかiPhoneやらランタンを接続しても,それらへの充電が始まらない.ディスプレイがチカチカ点滅するのみ.

げっ,いきなり初期不良?
天下のAnker製品なので交換はスムーズやけど,”今晩”使えないのは困る.

ネットに接続し,Ankerのサイトにてポタ電のマニュアルをチェック.
なになに,事故防止のため最初の充電が始まるまで機能休止状態とのこと.
どういうこと? 自宅では充電が失敗していたということか.
「困った,困った」と,ACアダプターを抜き差ししていると,突然ディスプレイが正常表示になり,充電が始まった.何のこっちゃ.

後は閉館時間までマンガを読んでねばろう.

ふしぎの国のバード 1巻

これ,おもろいわ.ビジュアルをはじめ,原作アレンジがスゴそうやけど.

さて,21時になった.
見回りの警備員の方が来たので「そろそろ閉館ですよね?」と尋ねると...

「10時になったら自動ドアの電源を切りに来るけど,その後もいていいよぉ.寒いしね.ドアは手で開けてね」

な,なんとありがたいお言葉.
正に至れり尽くせりのキャンプ地である.

結局,お言葉に甘え,23時頃まで滞在する.
このまま寝てしまいそうになったので,テントに戻る.

風はないものの外は極寒.
芝生も凍結し,歩くとサクサク音がする.

シェラフ2枚重ねにシェラフカバー,および長袖シャツ+電熱ベスト(スイッチon)+パーカー+ウインドブレーカーのフル装備で就寝を試みる.

それでも寒い.

ポタ電さえ満充電されていれば,電気毛布が使えたのだが...

コイズミ 電気毛布 敷き毛布 丸洗い可

♫チャラララ,ラッチャッチャ~

あさが来た.

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コッヘルに残した水が凍ってる...

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さぁ,朝飯.
「何でもかんでもホットサンドプレート」で昨日のうちに買った惣菜パンを焼く.
美味し.

あっ,コーヒー持ってくるの忘れた.
でも問題ない.
オレたちの「キャンパーズハウス」には自販機があるのだ.

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天気は最高.
気温低めだが,徐々に上がってくるだろう.

準備をし,ファットバイクで出発.

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まずは,海岸沿い国道を宗谷岬に向けて走る.やや追い風.

相変わらずオートバイが多い.
反対車線もしくは追い抜きざまに,ファットバイクにも(時々)「ヤエー」が送られてくる.
こちらも返す.

この道も2019年のブルベ「宗谷600」で走った道.
ちょうどこの辺りで完全に日が暮れた.
既に宗谷岬に到達したランドヌールが反対車線を走っている.
手を上げても見えない.
そこで,互いにベルを鳴らして励まし合う.
このルートの名物風景である.

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前方に黒い物体が落ちていた.

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ウニ.
密猟の遺留品?

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白い道の”出口”地点.
SNSの投稿にもあったが,白い道は本来一方通行なのだろうか?
昨年は対面通行してたけどな.

道北子連れキャンプ旅~Day2:宗谷岬へ

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宗谷岬に着いた.

チャリで来るのは3年ぶり.
ファットバイクでは初めて.
いつかは12/31に訪れたい場所(マジ?).

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思ったより人が少ない.
まだ時間的に早いからか.
おかげで,記念碑撮影の順番待ちもあまりせずに済んだ.

それにしてもチャリは良い.
オートバイだとさすがに記念碑前での撮影は顰蹙だろう(ダメです).

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激坂をクリアし高台へ.

白い道へは案内通りに進めば問題ない.
それにしてもチャリダーおらんなぁ.

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白い道の入り口まで舗装路のアップダウンが続くが,ここもまた絶景.

iPhoneから流れる「Amazon Prime Music」を70年代フォークソング集にセットしてみる.
なんと,最初に流れてきたのが山本コータローの『岬めぐり』
フォークソングのテーマは旅だらけ.

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残雪が残る.
もう少し登れば白い道に切り替わる.

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いよいよ開始.

このルートのために持参した『insta360』をファットバイクのリアキャリアにセット.
第三者(ドローン)視点で走行シーンが撮れる.

Insta360 ONE X2 プレミアムセット

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insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2

今回も切り出し画像.
本来動画機なのだが,やはり扱いが難しいなぁ...
確かに面白い構図にはなる.
「買ったはいいけど,やはりGoProに戻した」という知人もいる.
わかる.

後半は『insta360』の設置場所を前方(バックミラーステー)に移動.

insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2
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無事走破.

やっぱり前からもクルマが来るなぁ.
一方通行ルールは徹底されていないようだ.
公道ではない?

それにしても,やはり美しい道だ.
ここにしかない風景(たぶん).
次はモンキーで訪れたい.

あちこちに観光客のクルマが停車してしたが(案の定,牧草地にも),なるべく入らない撮影している.

さぁ,一旦キャンプ地に戻って,次はノシャップ岬に行くか.

おや? こんなところに食事処が...

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時刻は11時半.
前後に食べれそうなところはない.
よし,ここにすべ.

メニューは...「宗谷牛のハンバーグ」! こいつだ!

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全国,ハンバーグ定食ファンのみなさま,刮目しやがれです.
めちゃめちゃ美味かった.
現状,生涯No.3(たぶん).

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稚内空港.

向かい風が強い.
さすがにノシャップ岬までファットバイクで行くのは諦めた.
とは言え,そのままキャンプ地に戻るのもシャクなので,少々寄り道.

キャンプ場併設の「展望台」へのヒルをクライム.

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このサークルオブジェ,音が反響して面白い.

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ほほお,なかなかの360°展望.
利尻富士もくっきり.

案内図を見ると,なにやら楽しそうな道が...これは行かずにいられない!

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いわゆるトレイル.
20%を越えるような坂(アップ&ダウン)だらけ.実に楽しい.

寄り道をもう一つ.

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展望台から見えていた大沼の「バードセンター」を見学.
ここはいわゆる渡り鳥のサンクチュアリ.

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ようやくキャンプ地に帰還.
やはり連泊は楽で良い.

ファットバイクのタイヤを外し,クルマに積む.
昨日同様,温泉施設『童夢』へ向かう.

今日は疲れた(&夜寒いので)自炊なし.
せっかく稚内にいるのだから,海鮮モノを...

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ノシャップ岬近辺には海鮮食堂がいくつかあるが,既に閉店していたり品切れ状態.
唯一開いていたのがここだけだった.数年前にも入った記憶あり.

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入店するなり,ご主人から「今日はウニがなくなったよぉ」との無情なお知らせ.
仕方がない.
ウニなしの「みなとや丼」にするか.
美味し.

Kazchariの後にローディ1名入店.
食事の後,少し話す.
今日は留萌から北上してきたとのこと.
しばらく道内を回るが,荷物が少ないのは全て宿泊まりらしい.

そうやなぁ,やっぱロードバイクやとキャップよりその方式がええやろな.

落日の時間も近い.

せっかくなのでE-M1Xを取り出し...撮りますか.

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

キャンプ地に戻る.

それにしても充実の1日だった.

今夜も冷えそうだ.
「キャンパーズハウス」で時間をつぶし,フル装備で寝るか.

(その3へ)

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

2022/4/29 Fri

今年も忙しい.

insta360 ONE X2

カレンダーの並びのせいと,仕事のスケジュール(健康診断)のおかげでぶつ切り休暇となった今年のGW.
その第一弾は「ソロキャンプwithファットバイク」である.

前日までは気温を考慮して南方面,つまり十勝地方でのライドを考えていた.
ただ,天気予報が怪しかった.
本州からあがってくる前線が徐々にかかってきそう.
そこに,たまたま目にした「宗谷の白い道,開通しました」というSNSの投稿.

行き先が決まった.

前日にキャンプ用具をクルマに積み込む.
テントでも車中泊でも対応できる装備である.

宗谷-稚内方面に向かうとなればオロロンラインを使うのが常套.
まず日本海に出るため留萌へ向かう.

いつもはチャリやモンキーで走っているので高速道路は久しぶり.
速い速い.でもつまらない.

幌糠インターで降りて,小平行きのショートカット道道を使う.
海岸に出て北上.
いつものように長大な行列となっている食堂『すみれ』を横目に,ブルベでもよく使われるセイコマ鬼鹿店で休憩.

iPhone11 Pro

バナナを食べながら,あらためて今日の行き先の確認をする.

稚内近辺の有名なキャンプ場は2つ.
かつて泊まったのは「稚内森林公園キャンプ場」
無料なのだがガイドブックによると,開設は5/1からとある.
水道が止められているのだろうか?

22-23 北海道キャンプ場ガイド

もう1つは宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」.

こちらは本日4/29オープン.
有料だがその分施設が充実しているようだ.
それほど料金も高くない.
ここにするか...と思いきや,そのページの情報に「完全予約制」の文字が.

予約しながら旅をするのは信条に反するが,いかんせんGWである.
夕方になって寝床を探すのもアレなので,ここは電話して状況を確認する.

閑散期と繁忙期で料金が異なっており,今日と明日の2泊で¥1,800だという.
昔に比べたら北海道のキャンプ場も高くなったなぁ...と思いつつもとりあえず予約.
19時までにチェックインして欲しいとのこと.了解です.

とりあえずスケジュールが決まったので,さらに北上.
道の駅「てしお」で昼飯にする.

なにやら入り口に目立つマンホールが...

iPhone11 Pro

おお,そういやこんなキャンペーンやってると聞いてことがある.
胸に☆3つということはアレですな.
ところで,このマンホール,ちゃんと役目はあるのだろうか?

併設の食堂で名物の「しじみラーメン」.
¥1,000也.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

あっという間に完食.
何か,ボリュームなくね?
しじみの数もしょぼいし.
こんなもの?

お口直しに温泉施設内にあるという,もう一つのマンホールを散策.

iPhone11 Pro

これまた玄関に設置.

豊富町にもあるのか.帰り寄ってみるか(忘れた).

つーことでいよいよオロロンライン本線へ.
こちらから走るのは2019年の「宗谷600」のブルベ以来.

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

かの有名なオトンルイの風力発電.
近いうちに建て替え工事が始まるらしい.

ここからしばらくOLYMPUS機で撮影.
なんだかなんだで一眼は良い.やはりスマホとは出てくる画が違う.

OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D OM-D E-M1Xボディ

OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 高倍率ズームレンズ 防塵防滴

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

16時過ぎ.
予定通り温泉施設童夢着.

ここも久しぶり.
大人¥600.
入館して気づいたのが各種張り紙の多さ.
新コロ感染対策の注意は,まぁわかる.

驚いたのが露天風呂の柵にべたべた貼ってあった「立ち小便禁止」(!?)
他にも「ツバやタンを吐くな」「盗難が多いのでカギかけろ」などなど.
どんだけガラ悪いねん...つーか,高齢者に向けての表示かな(偏見).
カラダに模様のある人も数人いたような...気のせいでしょう.

iPhone11 Pro

「宗谷600」のPCになっているセイコマで食料の買い出し.
今晩は自炊予定.
稚内のマチナカを抜け,宗谷岬へと続く国道に出る.

これまた記憶にある,お寺の交差点で右折.
直進すると目的地のキャンプ場着.

想像以上に巨大な施設であった.

iPhone11 Pro

受付時,色々と説明を聞く.
フリーサイトと言いつつも,テントを張る場所は決まっており,それぞれ専用の駐車スペースも設けられている.つまり定員あり.なので予約制.

この駐車スペースが決まっているのは良い.
外出時,テーブルなどを置いて場所取りしておく必要がない.

iPhone11 Pro

パスカードでゲートをくぐり,ぐるっと回って我がサイト「F-23」へ.
広大な敷地だ.
やはりフリーサイトにはオートバイが多い.

荷物を下ろす.
ファットバイクにはタイヤを装着.
明日の準備は万全.

iPhone11 Pro

テントを設営し,しばらくすると日が落ちて来た.
夕食の準備だ.

iPhone11 Pro

セイコマで買った「牛カルビ」「カット野菜(ニラ入り)」「カップ味噌汁」.それに「温めるゴハン」の夕食.
最近の定番食である.
焚き火は元より,もう凝った料理はいいや.
洗うのが面倒くさい.

食後はキャンプ時の晩酌(?).
缶チューハイを開ける.
氷の入ったコップに注ぐが,これが大失敗.

そう,日が落ちて気温の低下が半端ない.
もう外では座っていられない.
テントの中に入るが震えがとまらん(そら氷入りの飲み物のせいや)

念のためと持参した電熱ベストを着用.

HEATKING 電熱ベスト ヒーター ベスト

結局,長袖シャツ,電熱ベスト,パーカー,ウインドブレーカーで対策.
まだ足りん.
こりゃ,ダウンジャケットも必要やったなぁ.

まだ眠くはないが,仕方がないので寝袋(3枚重ね)にくるまる.
外は限りなく0℃に近いと思われる.
完全にこの時期の道北をナメてました.

クルマで大量に防寒具を積んでのこの寒さ.
隣のオートバイ・ライダーとか,生きてるんやろか?

ここで,受付の方が言っていたことを思い出した.
「キャンパーズハウスも自由に使えますよ.シャワーもあります」

そ,それだ!

(その2へ続く)