2021/3/7 Sun
タイムリミットは近い.
Heavy snow, -11°C, Feels like -14°C, Humidity 91%, Wind 5m/s from S
先日の大雪から一転,雪解けが進み,アスファルトが露出してきた.
この時期は何が困るって,タイヤですよタイヤ.
冬期はアイスバーンに備えてスパイクタイヤをはかせているのだが,長時間乾燥路面で走らせると,当然削れてしまう.
とは言え,ノーマルタイヤはまだ早いような気もするし...で交換時期に毎回悩む.
いずれにせよ,本日は諸般の事情で13時には在宅している必要があるため,ライドに与えられた時間は3時間ほど.
家からファットで出発すると,むきだし路面を走り続けることになるので,必殺の「おいしいとこライド」にする.
「雪が残っている」「3時間で楽しめる」「最近行ってない」という条件をクリアするのは....天人峡!
ハスラーにファットくんを積み込み,いつもの湧水公園へワープ.
快晴で,忠別湖も美しかった.
やっぱり旭岳に登ろうか...と一瞬思ったが,タイムリミットを考えて初志貫徹.
ここまで来ると,スパイク向きの路面で一安心.
多少エアを抜いたぐらい.
いつも思うが,東川や東神楽の除雪態勢は素晴らしい.
夏のロードでは気にならないが,ゴールの天人峡まではずーっと登り.
だいたい2~3%なのだが,雪の抵抗と相まって速度が上がらない.
サングラスが息で曇る.
しかし,クルマはほとんど通らない.
静かで孤独を満喫できる.
それにしても冬チャリは良い.
氷点下の新鮮な空気を吸い込み,脚と体幹の筋肉を総動員し,ペダルをグッと踏む混む.
こんな単純な運動の繰り返しが,どうしてこんなにも楽しいのだろう.
そしてこのルートの山場がやってくる.
そう,トンネルである.
完全に乾燥しているため,スパイクタイヤの天敵となる.
走りにくいというわけではなく,ピンがちびて使えなくなるのが嫌なのだ.
45NRTHの26×4.0スパイクタイヤ,定価で1本20,000円弱...
丁寧に乗れば10シーズンほどは使えるらしいので,ここでダメにするわけにはいかぬ.
つーことで,この1Kmほどのトンネル,半分以上押して歩きました(セコイと言われても気にせん!)
それにしても乾燥路面で押し,凍結路で乗るって,通常のチャリの乗り方と逆やがな.
そして,トンネルを抜けると絶景が...
最後の歩道付きやや短めのトンネルを抜けるとようやくゴール.
天人峡温泉の足湯である.
本来ならここで30分ほど足湯を楽しみたいところだが,残念ながらタイムアップ.
往路に思ったより時間がかかった.
帰りのトンネルでの押し歩きを考慮し,軽く補給して出発.
ところが,日差しがさらによくなり,立ち止まる回数が増える.困った.
往路が登り基調ということは,帰路は下り.
アベレージ速度をかなり稼ぎ,思ったよりも早くデポ地点に戻れた.
もうあれやね,ちょっと早いけど今年はタイヤ交換しようかな.
週末に”とあるコース”のお誘い受けてるし...
足湯を利用できなかったのが残念だったが,今日も楽しいライドだった.
さて,午後からは何して遊ぼう?