2025/1/16 Thu
神経質か
大阪の実家は,すぐ隣が田んぼだったこともあり,夏の夜は一晩中,蛙の声が響き渡っていた.
自然音であることと,規則正しいリズムのためか,すぐに慣れてしまったが,泊まりに来た友人は「うるさくて眠れない」と言っていた.
今では田んぼではなくアパートになっているけど.
結婚後に引っ越したアパートは,交通量の多い道路に面していたこともあり,一晩中クルマの走行音が聞こえていた気がする.
眠れるには眠れたが,決して静かな環境ではなかった.
時は巡り,今は旭川の戸建てに住んでいる.
環境は非常に良い.騒音に悩まされることはない.
まぁ,冬の時期は早朝から作業する除雪・排雪車に起こされることもあるが,そんな日はまれである.
そんな快適なはずの旭川ですら,睡眠の浅さに悩んでいると先日記事にした.
その記事の最後にAnkerの「寝ホン」の紹介をした.
睡眠状況改善策の一環として,イマイチだった「A10」の後継機である「A20」の購入を,ずっと悩んでいたが,Amazon新春セール後のやたら高いポイント還元+ダブルポイントキャンペーンによって最安値を更新.
実質¥12,000ほどになったのでポチってみた.
ガジェット系インフルエンサーの評価も高かったしな.
届いたので早速試用してみる.
ケースは高級感漂うスライド式.
カラーはベージュ.イヤホン本体も同色である.
ケースには同時購入したサードパーティー製のシリコンカバー(¥700)を装着.少し重くなるが,ストラップが付けられるのでヨシ.
「寝ホン」の最大のキモは装着者の耳の形状に合うか合わないか.
そのためイヤーウイングとカップが多数附属している.
一度サイズが決まれば,他のサイズを使うことはないので,もったいないと言えばもったいない.
面白いのは同サイズのカップでも音の通過性に差がある.
いずれにせよ,「スポンジ耳栓」のような完全密閉は無理なので,どちらにしても音は入ってくる.
Kazchariはミクロマンなので,とりあえずウイングもカップも最小サイズにする.
「まるで何も付けていないようだ!」と言いたいところだが,そんなわけない.
もちろん,常用の「スポンジ耳栓」の圧迫感に比べると違和感なし.
例によって説明書を見ずにスマホとペアリング.
プログラムのアップデートと再起動を経て,設定を色々いじってみる.
Ankerにはイヤホンやスピーカー用のアプリが存在する.
これを経由しないと選曲やアラームなどの細かな設定ができない.
イコライザー機能もあるが,「寝ホン」に音質は二の次で期待もしていない.
本体でもタッピングで操作可能.
デフォルトだと,
右を2回 ⇒ 再生/一時停止
右を3回 ⇒ 音量アップ
左を2回 ⇒ モードの切り替え
左を3回 ⇒ 音量ダウン
となっている.
1回だけのタップだと,何も反応しないのがよく考えられている.
で,そのアプリだが,正直インターフェースがわかりにくい.
一番わからんのがサウンドの選択.
「AI Brainwave Audio」
「ホワイトノイズ」
「サウンドスケープ」
と,ざっくり3パターンある.
波や風などの自然音の他,いわゆるヒーリング系の音源など種類も豊富...っつーか多すぎ.
しかも,Wifiではなく本体にダウンロードが必要なものがあったり,睡眠モードだと聞けないものがあったり,聴く方法がまちまち.
このあたりの操作が直感でできると良いのだが...えっ? わからないのはKazchariの問題?(説明書読めよ)
つーことで,ここまできたら次は実用テスト.
睡眠導入音の雨音,つまり「rain」の停止まで1時間,いつもの起床時間朝6時にアラーム曲が鳴るようにセットして眠りについた.
おやすみなさいzzzz
♪チャララララッチャッチャ~
おお,久しぶりに途中覚醒せずに5時半に起きたぞ.
まどろみの中,6時のアラームを待つ ⇒ 無事に鳴る.
適当にセットしたけど,無事に機能を果たせた.
これで安心.
もちろん就寝中に耳から外れることもない.
機能の一つである睡眠ログを見ようと思ったけど,なぜか記録されていなかった.どこかで設定ミスったかな.
ちなみにGarmin Connect様のスコアだと73点と,いつもより高いスコア.
つまりよく眠れているということ.
「寝ホン」による睡眠導入音の効果,恐るべし(そうか).
結論:前回購入した「A10」より使い勝手向上.買って良かった.
普段使いよりも期待しているのが,来たるべき『納沙布1200』対策.
エントリー峠を無事越えられたら...という話ではあるのだが,このロングブルベでは仮眠所が設置される.
仮眠所では短く深い,つまり質の良い睡眠の確保が求められる.
かつ,起きたい時に起きることも必要.
今回購入した「A20」は,その強力な武器になるだろう.
他にも健康ランドの雑魚寝や,安宿のドミトリー.それに深夜便の飛行機でも使えそう.
それにしても,Ankerの商品開発力には驚かされる.
思いついたらすぐに商品化し,販売後に問題を指摘されれば即修正もしくは即廃番.このフットワークの軽さは素晴らしいと思う.
最近では「OLIGHT」(ライト)や「ELITE WHEELS」(ホイール)など,中華ブランドの商品をよく買うようになった.
実際に使ってみて,かつての「安かろう悪かろう」のイメージはかなり払拭されつつある.もちろん,モノによるのだろうけど.
つーことで,せっかく買った「A20」,いろいろいじって使いこなせるようにしよう.