グラベルロードバイクの誘惑

2023/3/18 Sat

楽しみが過ぎる.

iPhone11 Pro / 2022年7月17日撮影

ダート,林道,砂利道,未舗装路...呼び名は色々あるが,なんしかグラベルが好きだ.

元々は寺崎勉氏の影響で,オフロードバイク(NX125,XR-BAJA)による林道ツーリング&キャンプを嗜んでいた.
紀伊半島や四国,それに沼津に住んでいたこともあり,伊豆や信州の林道もだいたい回ったなぁ.

その行動は今の愛車,モンキーでも変わらない.

特に入り口を発見! ⇒ ”突入!”の瞬間はアドレナリン出まくり.
そして森の中,エンジンを切った際の静寂感.
今,ここにいるのは自分だけ...た,たまらん.

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

冬にもチャリに乗りたくて買ったファットバイク.

購入時はなぜか,こいつがMTBの一種であることを完全に失念.
タイヤの太さと車体の重さゆえ,林道の激坂なんて登れないと思いこんでいた.

それがどうだ.
ある日,たまたま入り込んだ林道(グラベル).
こいつがめちゃめちゃ楽しかった.

まず,砂利,フラット,草,泥濘,水たまり,雪面...グラベルで想定されるどの様な路面でも対応可.
前後ともサスはついていないものの,極太タイヤが十分にその代用を果たす.

心配していた激坂もエンジン(自分)さえ唸れば,20%近くでもなんとかなる.
それに下りの安定感も素晴らしい.

つーことで本ブログにも,グラベル走行記事がやたらにある.

欠点と言えば...
舗装路での巡行スピードか.

ロードと比べるのも何だが,TTバーを付けて無風で最大30km/hが限度(キツイ).
追い風でも,フロントシングルと相まって,36km/h付近でギアを使い切ってしまう.

ストレートタイプ クリップオンバー

ピンディングは有効.
片面SPDだと普段使いに便利.

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500

周りからは「長距離はしんどいでしょ?」と言われるが,そんなことはない.
200ブルベなら十分完走可能.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

サドルはこいつをおすすめ.
「安い」と言いたいところだが,最近やたらに高騰.
そのコスパの良さが気づかれ始めたのだろうか?

[セラロイヤル] サドル 2354HRMA10030 ブラック/ブルー 145mm×長さ約280mm

サイズの問題でクルマへの積み込みは?

いえ,うちのハスラーにも前輪外せば横積み可.
前後輪とも外せば縦積みできるので,隙間にキャンプ道具を積載可能.
そのおかげで6輪キャンプライフを,めちゃめちゃ楽しめている.

おっさんの夏休み(1)~美深前泊ライド

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

そう,このようにファットバイクでのグラベル遊びに不満はないのだが...

人間贅沢なもので...いや違うな.
本来の闘争本能っつーか,時折,体育会気質が頭をもたげてくるのか,ココロがもっと”速さ””距離”を求めてくるのだ.

ようするに...

ロードでロングライド ⇒ 良い雰囲気のグラベル発見 ⇒ ロードじゃ無理(汚したくない)⇒ あきらめる

ファットでライド ⇒ 良い雰囲気のグラベル発見 ⇒ よっしゃ楽しい! でも,このペースだと,家にいつ帰れる? ⇒ あきらめる

ということなのである.

目的地が決まっているなら,クルマにファットを積んで,グラベル近くでデポという手が使えるのだが,これだと新規開拓が難しい.

これらの悩み,ロードとMTBのいいとこ取りのグラベルロードなら解決してくれよう.

そして,昨年立て続けに参加したグラベルイベントでの衝撃.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

ファットなグラベルミーティングライド

やはりファットでは遅いのだ.
これらのイベントはレースではない.
それでもグラベルロードにはついていけない.
「百式ではキュベレイに勝てない」道理.

悔しいというわけではない.
あのロードバイクと変わらぬ速度で,颯爽と走る姿にシビれ,あこがれたのだぁ!

つーことで,昨年の秋頃よりグラベルロードバイクについておれこれ調べ始めた.

目に止まったのが,本ブログでも度々紹介しているこのチャリ.

もうキワモノ好きサイクリストの好みを凝縮したような一台.

まず目を引くのはフロントの片持ちサスペンション「Lefty」
このアンシンメトリカルがたまらん.
古のVFRのプロアーム!

リアにも,シートステーに「キングピン」と呼ばれる30mmサスがついている.

そう,こいつはフレーム形状こそロードバイクだが,フルサスなのだ.
おまけに誰が考えたのか,ドロッパーシートポストまで標準装備.

正真正銘のハイブリッドマシン.

それに,このイエロー(&オレンジ)カラー!

ブラックの方が,カッティングシートデコ(うちのファットもしている)で,雰囲気を変える遊びができそうだが,どうやらただのブラックではなく,ラメ入り.ちょっと好みではない.

つーことで”旭川でCannondaleと言えば”の「はっとりスポーツ商会」さんへ昨年凸した.

だがしかし.
まだ新コロがチャリ業界に与えた影響は強く残っており,入荷の見通しが立たず「注文不可」との返事.

大雪森のガーデンまでジェラートをもらいに行くライド

だがしかし.
ここ最近ネット上でCannondale製バイクの入荷情報がバシバシ上がってきている.もちろん「Topstone Carbon」もレビューが続々とアップ.

こりゃ,ダメ元でもういっぺん問い合わせしてみるか.

目標は「ニセコグラベル」の秋ライド参加.

NISEKO GRAVEL 2023

やっかいなのは,原則3名以上にてチームを組んでの参加が推奨されている点.

普段”ぼっち”なKazchariには,非常にハードルが高い.

将来的に「ラファプレステージ」にも出たい.

ラファ プレステージ

誰かチームに入れてください.シクシクシク36.

iPhone11 Pro / 2022年7月30日撮影