ジャークチキンがコンビニで?~ジャマイカの食べ物

2022/3/15 Tue

そーいや,全然食べてないわ.

iPhone11 Pro

某SNSでのつながりに,青年海外協力隊のジャマイカ時代,同時期に活動していた隊員がいる.
彼女は元々が大のジャマ好きで,今でも関連投稿をよくする.

その彼女が先日「セブンイレブンからジャークチキンサンドが出た!」と投稿していた.

以下,引用.
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美味 一般ピーポーにも買って貰えるスパイス量だけど、スパイス内容はジャマイカ本場スタイルから遠く離れていない。これが街角でこの値段で買えるって素晴らしい。お試しあれ

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「ジャークチキン」とは,ジャマイカの名物料理.
スパイスやら何やらに漬け込んだ鶏肉を炭火焼きする料理である.
食堂をはじめ,屋台や道端でドラム缶を半分にぶったぎったグリルで焼いていることが多い.

Nikon Coolpix950 / 2002年撮影

店や個人ごとに味付けにかなり違いがあるものの,作るにしても食べるにしても失敗しようがない料理と言える.
ネットで検索すると様々なレシピが出てくる.

つーことで,そのセブンイレブン製の「ジャークチキンサンド」を早速買ってきた.

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開封する.
もちろん冷えている.
これは温めた方が絶対美味いヤツ.
トースターで2分ほど焼く.

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一気に見た目アップ.

食べる.
確かに美味い.

本格的かどうかと聞かれると...パンチ,つまり辛さが少々足りない気もする.
まっ,そこは個人の好みで味付け.
デスソースをかけるとか...

ブレアーズ ホットソース サドンデス ジョロキア デスソース 150ml

この「ジャークチキンサンド」はおそらく季節限定品.
見かけたら買うべし.

もちろん,ジャマイカ・ビール「レッドストライプ」も用意すべし.

Jamaica beer ジャマイカ ビール レッドストライプ 330ml/24n

さて,ここでジャマイカ滞在中の2年間の食生活を思い出してみる.
まず「ジャマイカ料理」でネット検索.

現地で絶対食べたいおすすめジャマイカ料理10選

このサイトで紹介されている料理が一番イメージに近いかも.
ジャークチキンに次に「アッキー&ソルフィッシュ」も有名だが,こちらはほとんど食べたことがない.よって味も覚えていない.

↓これが生で食べたらあかん「生アッキー」

Nikon Coolpix950 / 2002年撮影

そして,旅行者ではなく居住者だったので,朝晩はほぼ自炊.
Kazchariが住んでいたのは,人口6000人ほどの地方都市セントアンズベイ.

ここの公立病院に勤務し,敷地内にある寮で寝泊まりしていた.
幸い冷蔵庫があったのでスーパーで肉や卵を買っても保存できた.

まず朝食.
トーストにジャムを塗って食べる.
サイズがやたらに小ぶり.

Nikon Coolpix950 / 2002年撮影

昼は病院の売店.
「パティ」をほぼ毎日.
これとコークなどの炭酸.
よくこれだけで保ったものだ.

Nikon Coolpix950 / 2004年撮影

休みの日などで町に出た時はファーストフードのハンバーガー.
日本にも進出している「バーガーキング」がお気に入り.

Nikon Coolpix950 / 2003年撮影

夜は自炊.
基本メニューはチャーハン.
まず米(長粒米)を鍋で炊く.
ブロックで買った凍ったチキン胸肉を必要な分だけ包丁で削ぐ.
レタス,肉,玉ねぎを適当に切る.
オリーブオイルで上記材料を炒め,中華ソースでからめて食べる.
まぁ...不味くはない.栄養が摂れれば良し.
何度作ったことか...

Nikon Coolpix950 / 2002年撮影

ベーコンが手に入った時は「巻かないロールキャベツ」

Nikon Coolpix950 / 2003年撮影

めったに売っていない「ひき肉」が手に入った時は「ハンバーグ」

Nikon Coolpix950 / 2003年撮影

日本から救援物資が届いた時は「カレー」作ったなぁ(ルーなんて便利なモノは売っていなかった).

Nikon Coolpix950 / 2002年撮影

どうしても,作る気がでない時はインスタントラーメン(香港製).

Nikon Coolpix950 / 2003年撮影

たまーに(半年に一度くらい)首都のキングストンに戻った時は,隊員宿舎で飲めや歌えの大宴会.
料理好きな隊員が色々作ってくれるので助かる.
何より日本語で会話できるのがうれしかったりする.

Nikon Coolpix950 / 2003年撮影

他にも,ローカル価格のため,格安で利用できるオールインクルーシブホテル.
もちろん食べ放題なので,ここぞとばかり肉,肉,肉.
とは言え,悲しい事に,普段のストイックな食生活のおかげで,そのいざという時あまり入らない...シクシクシク36.

とまぁ,思い返しても現地の名物ってあまり食べていない.
これは長期滞在のジャマイカに限らず,他の旅先でも同じかも.
例えばタイだと屋台のぶっかけメシばかり食ってる.

Kazchariはグルメに興味がない,もしくは味音痴?

違うな.

各種エスニック料理は日本で食うのが一番美味い.正にアレンジの妙.

話は変わるが,ジャマイカの国旗は超カッコよい.

構成もカラーも.
個人的に世界で一番イケテルと思う.

つーことで,セブンイレブンの「ジャークチキンサンド」おすすめです.

旅の回顧録~1993年のヴェトナム(5)

1993/4/10 Sat

南行きメンバー募集.

相変わらず書類がそろわない.
日々不安の中で過ごす.
何のために旅をする?
苦行の一種なのか?

「気にしない」と思えば思うほど気になってしまう.
なんとかなると思っていても,なんとかならない時があるのが個人旅行.
まるでロールプレイングゲーム.
決められた手続きをクリアしていけば,いつかはゴールにたどり着くのだろうか?

というわけで,サイゴンでの事務手続き地獄はまだ続く.

朝から大前田(T)さんと市内の公安オフィスを訪問.

その結果,大前田(T)さんは現状のままだと,やはり来週の月曜日には出国しなければならないらしい(警官によって意見が違うようだ).
とてもじゃないが,この後,陸路でハノイまで北上し,中国(昆明)に抜けるようなルート設定は日程的に不可能.
同様のルートでラオスに抜けたいKazchariも,今の滞在許可期間では全然足りない.

まぁ,こうした途上国,特に国がようやく安定し,これから観光業に力を入れようとする国に,手続き上の不備というか,いい加減さはありがちではある.

特にヴェトナムにおける個人旅行が解禁されたのは最近.
団体旅行ならまだマシ.
個人の個別事情にいちいち対処するのは,国としても面倒くさいのだろう.
(※これは日本大使館も同様と,この半年後に痛感する)

実際,今日会った空港inの旅行者は,なぜか一週間の滞在しか許可されなかったそうな.
この適当なシステムの被害者が日々増え続けているような気がする.

さて,公安からの帰り道に郵便局で日本の友人に絵葉書を出した.

そして少し大きめの百貨店へ.
◯◯市場と違って品揃えは...良いのか? 高いのは確か.
そこで,念願のコーヒーフィルター,新しいコイル電熱器(壊れたので2代目),コーヒー豆(ひいたもの)を購入.

さらにベンタン市場に寄って鉄製のマグカップも購入.
ふっふっふ,ついにヴェトナムコーヒーを楽しむための一式をそろえたぞ!

VAN CANHホテルに戻ると,以前会った新婚さんに偶然再会.
「最近,見ないなぁ」と思っていたが,何かの事情で一度バンコクに戻り,再びサイゴンに帰ってきたらしい.
金持ちは違うのぉ.

SINカフェに行き,これまでの手続き狂騒曲を説明.

今後予定している南部デルタ地帯のミトやカントー方面への遠征メンバーに誘うと,快諾.

夜は大前田(T)さんを交えてまたも中華街へ.
今日も食った食ったの一人17000ドン(安っ).

そして,ホテルに帰って作ったヴェトナムコーヒーは...あまりに苦かった.

(続く)

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その前日 ⇒ 旅の回顧録~1993年のヴェトナム(4)

その翌日 ⇒ 旅の回顧録~1993年のヴェトナム(6)