2020/6/13 Sat
あの頃キミは若かった
Clear, 20°C, Feels like 20°C, Humidity 64%, Wind 3m/s from SSW
昨夜部屋の整理をしてたら,古いネガフィルムを発見.久々にスキャナー起動.
おお,懐かしい写真が…
なんと31年前の,まだジャリ道だった頃の三国峠ツーリング写真であった.
バイクは「HONDA NX-125」.人生2度目の北海道上陸である.
この旅の写真は現像したものをアルバムに貼ってあるのだが,なぜかこの写真はなかった.
フィルム時代って,ショップの現像忘れがたまーにあるような気がする.
それにしても懐かしい.トラックがばんばん通ってて怖かったなぁ.
あの頃Kazchariは若か…いやバカでした.
で,この写真を見ていると無性に三国峠に行ってみたくなり,週末の長距離成分注入ライドにノミネート.
朝7時出発.走行10時間内が目標.ブルベじゃないのでコンビニではゆっくり休もう.
サイクリングロードに入ると天気がさらに良くなり最高.
花畑を見つけてDomaneを寝かせる.ここは一眼が欲しいシーン.
春先ライドとの風景の違いが面白い.もう完全にミドリの世界.ミドリ過ぎてもはやジャングル? ちょっとしたカーブがブラインドになっている.
雑草も多いがルピナスをはじめ花も咲き乱れている.
やがて(とりあえずの)終点,上川のパークゴルフ場に到着.
ここでトイレ休憩と水の補給.この道,もっと先に続かんかな.
国道39号は路肩がボコボコで困る.いや,道路はまだよい.
よく利用する上川のセブンイレブンを越えるとトンネルが続く.いや正確には覆道.ゆえにめっちゃ狭い.
昨年の旭川400ブルベでは,参加者がクルマに後ろから追突される事故が起きている.
その記憶もあり,右側通行になってしまうが覆道横の側道を通るようにした.
ブルベならまだいいんですよ.昨年は事故があったものの,集団で蛍光ベスト軍団が走っているとかなり目立つので,クルマの注意をひきやすいはず.
しかしぼっちだと…
で.そのブルベのPCでもあった層雲峡の”地味な”配色のセブンイレブン着.まだ10時前であったがヒルクライム前の腹ごしらえ.
次の危険ポイントをすっかり忘れていた.そう「銀河トンネル」である.ついつい左車線のまま進入.路肩もほとんどなく後方のクルマや大型トラックにガンガン抜かれる恐怖たるや…
一応,チャリのリアライト2個とヘルメットの後方ライトも点滅させたが全然安心できない.心拍上昇.こういう時ってマジで子どもたちの顔が浮かぶもんやねんなぁ.
トンネルの中間まで来たが「もうたまらん」とクルマの流れが途絶えたところで,右側に横断し歩道走行に切り替える.
歩道は歩道で段差,割れ,土塊,漏水,ゴミ,その他得体のしれない何かで構成されており,全く気が抜けない.何度かハンドル取られた.
ようやく魔のゾーンを抜け,北見・帯広ルートの分岐点着.ここから登りだ.
とは言え景色が良い場所を見つけるとついつい寄り道…フォトグラファー成分多いもんで.
三国峠-上川側アタックは,ずっと登り続けるわけではなく,登り下りの繰り返し(特に前半).後半も斜度はせいぜい5~7°程度.上士幌ルートより楽である.ちんたら登っていくと見覚えのある橋が出てきて,最後のトンネル.そこを抜ければ峠である.
あれ? 三国峠ってこんなに楽に登れたっけ?という感じで本日のゴール!(いや折り返しやし)
ものすごい数のモーターサイクルが停まっている.
31年前のKazchariもここにモーターサイクルで来た.
1988年の第一回北海道ツーリングは無謀にもレーサーレプリカ(VFR400-Z)で渡道.突然現れるダートにそりゃもう驚いた.一日の走行距離も長く,レプリカのポジションはきつすぎた.
で,第二回ではセカンドバイクだったオフ車のNX-125で来たのだが,今度はエンジンが非力過ぎて辛かったりする.
とまぁ,そんなKazchariですが,その31年後にまさかこの距離(往復230km)を自転車でやって来る日がこようとは…感慨深い.
頂上到着ご褒美に,いつもの赤コーラを…と思ったが,峠のCafeはどうやら自販機を撤去した模様.いつもの場所になかった.
となれば,さっさとダウンヒルしてカフェインと糖分を注入やぁ~
気温は高く,ジャケットやウォーマは不要だったが,この頃から強風が吹き始める.これが後の夕立の前兆だったのだろう.
復路のトンネル地獄もなんとかクリアし,その安心感からか腹が減ってきたので,まず「銀河の滝」へ寄る.
客少ないなぁ.特にめぼしいものはなかったのですぐに出発.ゴミ箱もないので自販機も使えない.
結局,層雲峡のセイコマで補給.ここはゴミ箱設置! ”みんな大好き”認定.
で,最後のご褒美にソフトクリームを.350円となかなかの値段ですがまぁ美味しかったかな.(アイス渇望閾値にはまだ達していなかったようだ)
この地点から自宅まで約60km.パークゴルフ場からサイクリングロードに乗ってしまえばこっちのもの…と思ったのが甘かった.
先ほど感じた暴風がここにきてシャレにならん勢いになってきた.完全にアゲインスト.進まん! さらにさらに旭橋に差し掛かるころとうとう本格的な雨が…
家まで残りわずか.久々の夕立ちお見舞いでした.明日は朝から洗車か.
うむ,今度はグラベル成分が足りなくなってきたぞ.
い