2020/7/1 Wed
ブルベのない夏です.
篠さんという有名な女性ヒルクライマーがいる.
ブログ(『山は性癖です.』)やYouTubeを拝見させていただいているのだが,いやはや,篠さんはホンマに変態(ホメ言葉)です.
なんと言っても,大阪-奈良の暗峠アタックの動画は必見.
そして,最近アップされたのがこれ.
ブログと合わせて読むとめちゃめちゃ面白い.
チャリ界隈での最凶パワーワードとして有名な「エベレスティング」.
世界各地で様々なクライマーが挑戦し,その結果をアップしているのだが,このコロナ自粛中,特に盛り上がった印象がある.
ようするに「1つの峠を繰り返し登り,エベレストの標高8,848m以上登る」というチャレンジだが,公式サイト(!)にはより細かい基本ルールも掲載されている.
・1つの坂でチャレンジする
・有名な峠じゃなくても街中の登り,橋などなんでも可
・毎回セグメントの全体を走り切る
・押し歩きや車の利用は不可
・登りも下りも同じルート
・制限時間ないが,チャレンジ中の睡眠は不可
・獲得標高の判定はSTRAVAのセグメントで行う(自分で作る)
・補給や休憩でのセグメント離脱は可
上記のルールで照らし合わせると,複数の山や林道を組み合わせる篠さんの挑戦は「エベレスティング」としては認定されないことになるが(本人も挑戦とは言っていない),それでも過酷の一言.
287kmで8863mアップですよ.ありえない.ベルナルでもここまで乗っていないはず.
動画ではグロスで20時間ぐらい?(雨宿りで1時間ほど休憩).
イベントでもなんでもなくて,個人でこれをやり遂げる根性はKazchariにはない.
ぶっ通しで走った経験では『BRM824旭川400』の414km,3235mアップが最高記録.
グロスタイムはほぼ同タイムの19時間半.
完璧に負けている…どんだけタフなんやろ.
実は篠さんには直接お会いしたことがある.
2018年の『そらちグルメフォンド』にゲストライダーとして参加されていた.
どこかのエイドでKazchariの忍者ジャージ(バレット製)を見て,
篠さん「かわいいですね~」
Kazchari「そうでしょう~」
みたいな会話をかわした記憶がある.たぶん覚えてはらへんと思うけど(^^;
坂はもちろんのこと,グラベル(選択コース)もガンガン突入してはったなぁ...
青白の「LAPIERRE ピノーモデル」が篠さんのトレードマークですね.
Kazchariは,最近でこそブルベばかりだが,2年程前までは道内各地で開かれるグルメライドによく参加していました.
北海道屈指の人気イベント『美瑛センチュリーライド』では栗村修(ゲスト参加)さんに会った.その時の会話.
Kazchari「こんにちは~ あの栗村さんですよね?」
栗村さん「そうですよ~」
K「(緊張して)画面で見るより大きい方なんですね」(し,失礼な)
栗「はいはい,それよく言われます.普通なんですよ.隣のサッシャがデカすぎるんです」
別の年の美瑛CRでは,知る人ぞ知るMax渡辺さん(一般参加)にも会った.
Kazchari「こんにちは~ あのMax渡辺さんですよね?」
Max渡辺「そうですよ~」
K「(緊張して)How to Build GUNDAMの1/60グフの時代から知ってます.Figmaも時々買ってます」(唐突な)
M「(苦笑しながら)それはそれはありがとうございます」
今思えば,グルメイベントも悪くなかったなぁ…(今年は全て中止)
参加費の割には距離も短く,料理も少なくコスト的にアレなんで,参加することはもうないと思うけど…息子がもう少し成長したら出るかも.
そうそう,篠さんの話でした.思い出にひたっている場合ではなかった.
ようするに刺激を受けて,そろそろチャレンジングなことがしたくなったということです.
と言っても,妻子ある身,年齢も考え無茶はしませんが.
他にもブルベつながりのOさんが,今週『旭川200』のプライベートブルベを決行するとFBにアップしていた(ちなみにOさんはリカンベントで宗谷600を制した変態…もとい猛者である).
Kazchariはひと月ほど前に同ルートを逆打ちで完走.
風景や風向きが新鮮で面白かった.
そう逆打ちルートは面白いのだ.
これまで走ったブルベかGPXファイルで保存しているレジェンドブルベを逆走プライベートで攻めるか.
では,どこを?
一番やりたいのはもちろん『納沙布1200km』のプライベートライド.
しかしながら4日かかるとなると準備が必要やね.
特に最強最悪,難攻不落のヨメ峠をどう攻略するか…
(しばらくお待ちください)
とりあえず今週末の土曜か日曜,どちらか丸々1日だけなら許可がでそうだ.
(どこからか「毎週でかけてるやん」という声が聞こえる)
もちろん,夜間走行不可避の400km以上は走りたい.
お次はバイクの選定.ロードかファットか.
チャレンジというなら,ファットバイクかな.
ただし,苦行・苦痛・修業モードになるような.
今さらタイヤをスリックに換えるのも無理やし.
TTバーでもつけてみるか.
と,週末の計画を立てている,今この時が一番幸せかもしれない.