2023/2/26 Sun
自然相手は諦めが肝心.
曇り,温度:-7 ℃,湿度:85%,体感温度:-12 ℃,風速:12.1 km/時,風向:WNW
フリーな日曜日の朝,カーテンを開けると...雪が降っていた.
青空の下,ファットでの快走を夢見ていたが甘かったようだ.
洗濯物干し,朝食,そして外を見ると日差しが.
これはラッキーと外乗りの準備を始める.
ファットバイクをハスラーに積み込み出発.
「この天気なら旭岳に登れそう」と思っていた時期がKazchariにもありました.
東川に向かうにつれ,雲行きがどんどん怪しくなり,早々にヒルクライムは諦めた.
親水公園に駐車してファットのセッティング.
天気はイマイチだが,気温はさほど低くない.
走り始めた後も「やっぱ登ればよかったかな...」と後悔.
ダウンヒル用の着替えや電熱装備はクルマに置いてきた.
それを何度,取りに戻ろうかと思ったことか.
ダム&旭岳への入り口.
既に雪が深い.
除雪が充分でないのか轍も深い.
Kazchariを追い抜くクルマも車線変更がしにくそうだ.
リアライトを2つとも点滅モードに.
キャットアイ(CAT EYE) テールライト タイト TIGHT TL-LD180 ライト 自転車
OLIGHT(オーライト) SEEMEE30 自転車ライト 30ルーメン テールライト
フロントライトも点滅モードへ.
そやけど,この「RAVEMEN」,セール頻度大杉.
定価とは?
かろうじて残るクルマの轍をトレースする.
積雪と融雪を繰り返しているためボコボコ.
まるでゴロゴロ岩林道のダウンヒルをしているかの様.
うちのファットはノーサス.
こういう道はサスが欲しい.
進むに連れ,天候がどんどん悪化.
前方から走ってくるクルマもライトを付けている.
チャリが一番苦手な縦轍もどんどん深くなってくる.
当初の予定では忠別湖一周だったが「こりゃダム管理所までかな.自販機でコーヒー飲んで帰るか」とモチベーションだだ下がり.
ザ・ホワイトアウト.
もはや,クルマの轍と路肩の区別もつかなくなった.
そしてハンドルを取られ,左側の雪山に突っ込んで転倒.
2020年の「アイスブルベ100km」のゴール間近の吹雪を思い出す.
ダムはまだまだ先.
ミントグリーンの橋からの登りすら始まっていない.
「天は我々を見放した.もはやこれまで」と撤退を決意.
下手に転んでクルマに迷惑をかけるのもなんやし.
Uターンし,元の道を戻る.
途端に,顔に雪の集中攻撃.
そうこれからは向かい風地獄.
涙と鼻とよだれで顔がぐしゃぐしゃである.
サングラスに雪が付着する.
停車したらしたらでレンズが曇る.
もう,何でこんなことをやってんのかわからくなり笑いがこみ上げてくる.
ちなみに厳冬期ライドでは,オシャなOAKLEYは使わない.
この中華製格安サングラスはレンズ5枚になんと予備フレームまで付いてくる.
つまり実質2本分でこのお値段.
(フェリー) FERRY スポーツサングラス ミラーレンズ フルセット専用交換レンズ5枚
幸い気温高めなことと,強度が低め=汗をほとんどかいていないので,震えなどの身体反応はなし.
しっかりとこの悪天候を実感し,味わう.
この風と雪の冷たさが良いのだ.
面白いもので山から戻れば戻るほど天候回復し,視界も開けてきた.
ほんの数百mの差で激変.
もし無理して旭岳を登っていたら,今頃どうなっていたことやら...(うっ,数年前の記憶が)
ただし道路状況は最悪.
素直に駐車場に戻ることにする.
右折時,轍に取られ再びの転倒.うぎゃー.
ヘルメットの隙間にも雪が詰まっていた.
ファットの前輪を外し,ハスラーに積もうとしたその時,なんと! 雪や風が止み太陽が周囲を照らし出した!
雪がキラキラと輝く.これは夢か幻なのか.美し過ぎる.
ちょうど雲が途切れたようだ.
既にサイコンを止めていたが,もう一度走り出そうかと思うほど.
わかっている.
これは冬にありがちな一時的なご褒美.
すぐに吹雪に戻るのだ(と天気図も申しておる).
時は12時.
東川の街に戻り,昼飯を食うか.
実は目当ての食堂があった.
それは「せんとぴゅあ」内にある「ひがしかわ食堂 ワッカ」である.
チャリ仲間に紹介された.
駐車場にハスラーを停める.
ほら,雪が結構降ってきた.
場所を把握していなかったが,どうやら東川の図書館を通り抜けた,その先にあるようだ.
案内板発見.
あれ? 全然人がいない...
えー,残念ながら日曜定休でしたぁ.
なんてこった! パンナコッタ!
ど,土曜日にリベンジしてやる.
仕方がないので「せんとぴゅあ」から道路をはさんだ対側にある「CHA-CHA」さんへ.
おすすめはラーメンらしいが,白米が食べたかったので「チキンカツカレー」を注文.
美味しゅうございました.
ただし,いかんせん量が...(これだからサイクリストは)
帰りは例によって「花神楽でも」と考えていたが,あまり動いていないせいか,それほどカラダがサウナを欲しない.
自宅にまっすぐ戻り,家の前の雪かきを少々.
ウェアを洗濯.
そしてレーパンに着替えて3本ローラーを1時間ほど.
これでスッキリ(サイクリストは度し難い)
今日は早く寝ます.