ゼロワンカラーでゼロワンを買いに行くライド

2020/2/8 Sat

また買っちった.

OLYMPUS TG-5

Mostly Cloudy, -9°C, Feels like -12°C, Humidity 79%, Wind 2m/s from N

本日も快晴なり.ただし寒い.
久々に大人向けトイを買いに行く.財団Bの新製品,S.H.Figuarts『仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー』である.実はKazchariの第三の趣味がトイ集めだったりする.最近の価格高騰に伴い,昔ほどバカスカ買わなくなったが,今でもFiguartsのライダー,基本フォームだけは揃えている.
昨日フラゲ(死語)できるかと思って行った『100満ボルト』,近頃は前日出しはしないようだ.で,今朝になって再度出撃となった.3本ローラー30kmのアップ後(何のアップだ?),ファットくんで出撃.残り2個であっさりと購入.

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このまま帰るのももったいないので,冬の観音台ヒルクライムに向かうことにした.歩道の除雪が完璧になされていて快走快走.スキー場横の信号機を曲がると,さぁヒルクラスタート!…と思いきや,見事にロードヒーティングされていて舗装面露出.頂上までではないだろうが,スパイクタイヤで走るのは遠慮した.ピンを削りたくないのだ.仕方がない.裏道通って家方面へ.

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雪が降らない分,ガリゴリ削られまくった圧雪路面,車もガンガンとばしているが,ファットくんも快適に走れる.

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トイレ&休憩がしたくなったので,以前から気になっていた謎の施設『花菜里ランド』に寄る.施設内に入るもやっぱりよくわからない.夏は植物園的なモノ? 冬は雪に覆われて何もない.一応,旭川市の農業センターらしいが,高齢者がウフフアハハと料理教室みたいなことをしていた.

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目的は果たせたので出発.橋の上からの風景が素晴らしい.快晴の冬は青と白のコントラストが美しい.

OLYMPUS TG-5
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帰宅するとヨメさんと息子も英語教室から戻ってきていた.昼食後,今度は息子のスパルタ・ライディング教室.
一週間前に買った誕生日プレゼント『TREK Precaliber20』に乗る.身体のサイズにイマイチ合っていない新車にてダウンヒル,ヒルクライムを含むいきなりのスノーライド.なんと言うハードメニュー.予想通り漕ぎ出しに相当苦労したようだ.そんな時でもあえて手助けもせず自助努力に任せた.しかし全然泣き言を言わない息子.エライぞ!

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目標は今年の美瑛センチュリーライドだっ!(マジか)

ゼロワンのレビューと番組の感想はまた今度.

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筋トレで風邪予防

2020/2/6 Thu

筋トレ習慣は風邪予防対策になるのか?

OLYMPUS TG-5

今朝は寒かった.旭川の最低気温マイナス24℃である.そんな中でもチャリ通勤.と言っても1km満たないのだが,寒さで顔が痛い.

世間ではコロナやインフルエンザの警戒警報モード.幸い我が家は今のところ全員元気である.それぞれ職場や学校など日中は異なる環境で暮らしているので,対策方法も異なる.

一番オーソドックス(厳重)なのはヨメさん.訪問系医療職なのでマスク,うがい,手洗い,消毒,着替え,予防接種&薬と徹底している.
子どもたちは,登校時や帰宅時はうがいやら手洗いを指示してさせているが,学校ではどうかわからない.ゆえにこれらを使っている.

クレベリン スティック ペンタイプ ブラック (本体+スティック2本)

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で,Kazchariは筋トレとチャリで防御.免疫力の向上を目指す.とは言え,エラソーにしていた昨年11月に見事に風邪をひき,旅行先で色々と苦労したのは以前ブログに書いた通り.そんなこたぁすっかりなかったことにして,今日もトレーニングに勤しむ.

【出勤前】
3本ローラー50分 Ave.23~26km/hでのんびりと.週3日程度

(朝食)自家製食パン(バター+ガーリックパウダー),レタス,ソーセージ,目玉焼き,シリアル,ヨーグルト,コーヒー,リンゴ,マルチビタミンサプリ

(昼食)昨夜の残りのお好み焼き

【職場休憩時間】
職場の機能訓練室にて自重&マシントレ
- アクティブストレッチ
- 自重系 ⇒ 腕立て伏せ,背筋,アブローラー,ドラゴンフラッグ,トランク,サイドトランク
- ダンベル⇒ カール,トレイセプスキックバック,サイドベント
- マシン ⇒ レッグプレス,トーソフレックス,チェストプレス
以上を週2~3日,おおよそ10~20×3セット.

(夕食)肉と魚が交代で
イワシのフライ,そぼろ丼,みそ汁,みかん,マルチビタミンサプリ

【入浴・就寝前】
Zwift(LSDで25~30km)もしくは3本ローラーを毎晩1時間.その後,牛乳300ccにプロテイン,BCAA,ハチミツを入れてシェイク.

ホエイプロテイン 無添加 ナチュラル 3kg

はちみつ 専門店【かの蜂】 アルゼンチン産 純粋はちみつ PURE HONEY 500g×2本 セット 完熟の 純粋 蜂蜜

California Gold Nutrition, BCAAパウダー

23時頃には寝て,翌朝5時に起きる生活がここ3年ほど続いている.もちろん,休日は50~100kmのロングライド.夏は早朝外練に変更となる.
おかげで,身長161cm,体重57kg,胸囲90cm,腹囲73cm,体脂肪率13%前後.各種健康診断全く問題なしである.

筋トレしすぎると風邪をひきやすいという説があるのも知っている.曰く,筋トレ後のダメージを受けた筋線維を修復する際,血中の白血球が総動員されるため免疫が低下するから,また,筋トレがストレスホルモンのコルチゾールの分泌を促し,白血球を減少させるからなど...まぁ,別にビルダーを目指しているわけではないので,それほどハードなトレーニングはしていない.メリットだけを享受していると思う.

免疫と言えば,NHKスペシャル 食の起源 第4集「酒」 ~飲みたくなるのは“進化の宿命”!?~ でおもしろいネタが...

- 世界には子供から大人まで酒を主食に生きている民族がいる.もちろんその酒には必須アミノ酸とビタミンが豊富に含まれている.
- アジア人が酒に弱い傾向があるのは稲作を始めたから.米と一緒に摂取してしまう病原菌を除去するためにアセトアルデヒドを必要としたため.
- 人は飲酒による快感の記憶があると,ノンアルコールでも”脳は”酔っぱらったと勘違いする.

Kazchariは週に2本くらい3%チューハイを飲むくらい.ほぼジュース代わり.酔っている感は全くない.最新の研究では,たばこ同様,酒にも「適性量なし」つまり「一利もない」ことが判明したので,この習慣もやめようかな.酒類は消費税10%だし.
余談だが,酒がテーマのこの回もTOKIOがメインタレント.もちろん山口メンバはいない.

この年齢になると健康以外あまり興味が無くなるなぁ.それに,Kazchariには来るべき『納沙布岬1200km』を楽に,速く走り抜けたいという強烈なモチベーションがある.

さて,この冬も無事乗り切れるか?

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インナーチューブあれこれ

2020/2/4 Tue

はたして適正数値は?

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

2月になり,ようやくまとまった雪が降るようになった.今朝も自宅前積雪は20cm以上!こうなると通勤は短いながらもちょっとしたアドベンチャー.実に楽しい.

うちのファットくんのタイヤは26×4.0サイズのスパイクタイヤ.普段は空気圧0.7Barで運用中(ちなみに夏は26×4.6のブロックタイヤを1.2Barで).
今日の雪だと0.7Barは硬すぎてグリップせず,時々空転,わだちで車体が蛇行する.そこで0.5Barまで落とす.少しマシ.

先日のアイスブルベでは,除雪済みの圧雪ツルツル路面が大半であろうと,“前夜に”タイヤ圧を前後とも1Barに上げた.当日,走ってみると後輪がやけに重い(気がした).「アップダウンが多いコースだし,荷物積んでるし,疲れてるし...」と勝手に原因を推測.特にチェックもせずに完走.

その翌朝,タイヤ圧を調べると前輪は1Barのままだが,後輪ベコベコでなんと0.2Bar! 「なんじゃこりゃ.パンク?」と思いつつも,身に覚えがないし,タイヤ表面に問題はない.昨年の林道パンク後は修理パッチをちゃんと貼った.ゆえに「気のせい」「自然抜け」と心を誤魔化し,普通に空気を注入しておいた.

翌日チェックすると,0.4Barまで低下.これはもうスローパンク決定.諦めてホイールを外し,チューブをチェックすることにした.すると,前回のパンク時に貼ったパッチが薄くなっており,穴の箇所から思いっきり空気が漏れてましたぁぁっ! 従来のゴムのりと違って,このタイプのパッチはあまりが耐久性ないんやろか?

PARKTOOL(パークツール) パンク修理用パッチキット VP-1C

ここで気づいたのだが,もしかするとKazchariはアイスブルベ当日どころか,最近の通勤やら練習やらイベントをこの空気圧(0.2Bar)でずっと走っていたのだろうか? もしかしてずっと修業モード?

さて,ファット用替えチューブも一応持っているものの,再度パッチを貼って修理(懲りてない).とりあえずここ数日はOK.抜けていない.春にノーマルタイヤにする際には換えなあかんやろな.なぜチューブをケチるかというと,単純に高いから.

SCHWALBE(シュワルベ) 26×3.5/4.8(ファットバイク)用チューブ 仏式 40㎜バルブ 13J-SV 2本セット [並行輸入品]

ロードやったらパンク⇒即交換やけどな.KazchariはWiggleでこいつをまとめ買いした.

Continental – 高品質ロードインナーチューブ (ロングバルブ)

これはBONTRAGER『Aura5 TLR』+ Continental『Grand Prix GP5000(28c)』用のチューブ.

Continental Grand Prix (グランプリ) 5000 タイヤ

もう一本のヒルクライム用決戦ホイール,Bontrager『Paradigm Elite TLR Road Wheel」+ Panaracer『ジラー F725-GL-B(25c)』には『TuboLito』を装着.

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×25C] ジラー F725-GL-B ブラック ( ロードバイク / ロードレース ヒルクライム用 )

Tubolito(チューボリート) 【正規品】Tubo Road (チューボロード) 700×18~28c ETRTO(18/28-622) 仏式バルブ 超軽量インナーチューブ

この『TuboLito』,すこぶる評判が良くない.高い,乗り心地が悪い,空気の抜けが早いとマイナス評価多し.そんなに問題かなぁ? Kazchariはレースやヒルクライムライドの時だけもてばよいのであまり気にしていない.何より,その軽さは絶対的正義! 驚愕の40g!

OLYMPUS TG-5
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ただし,冬の間はこのホイールを全く使っていないので,今は空気が抜けてぺったんこ.正常に機能するのか?
『TuboLito』にする前には,軽量を目指しこいつも試した.

2本セット コンチネンタル(CONTINENTAL) 700c 超軽量チューブ Supersonic スーパーソニック Race28 [並行輸入品]

これはもうマジで超うすうす.ええそうですよ,組み込むときに見事に失敗しました(開封後10分で3200円がパーっ).こんなの怖くて外での交換は無理と判断し諦めた.重量だけならチューボリートの圧勝やしね.

今日もむっちゃいい天気.最近の予報.いい方に外れるなぁ.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

ちょろっと駅までライドと新車購入!

2020/2/2 Sun

新しい自転車を購入! えっ? マッドーン?

OLYMPUS TG-5

Clear, -1°C, Feels like -3°C, Humidity 73%, Wind 1m/s from SSW

朝7時起床.洗濯物を干して朝食.その後,スマートトレーラーでZwift. 本日よりDomaneくんをオーバーホール入院させるので,少しでも乗っておかないと.Zwiftの月会費は1500円.単純計算で1日50円なのだ.

1時間ほどトレーニングした後,車に積み込みクランカーさんへ.

今年は雪解けが早いというより,雪がないので例年より学生さんの自転車購入の動きが早い=忙しいらしい.KazchariのDomaneも1週間ほどの預かりになるそうな.

店長がブログで紹介されていた噂の『TREK MTBeバイクPowerfly5』があったので試乗させてもらう.店の前からツインハープのKOMまでがコース.操作上の注意を軽く受け,アシストモードを最強(TURBO)にして発進! うわっ!なんじゃこれ.マジでウイリーするかと思った.一応スパイクタイヤ3.0インチ(?)をはかせているが,一漕ぎで空転しそうなぐらいトルクがかかる.
少し慣れて,平地で回すとグイグイ進む.さぁ,ツインハープの坂道.なんてこった! 軽くこいで20km/hぐらいすっと出る.ホンマ,チャリとオートバイの中間的フィーリング.残念ながら25km/hは出ないそうで,トータルではノーマルバイクの方が目的地には早く着くと思われる.要するに坂を楽にするマシンやね.やはり年配の方の購入が多いそうな.

OLYMPUS TG-5

オーバーホールの受付後,いきなり新車購入の相談をする.
「ふーむ,なるほど,値段は? ほぉ,納期は? わかりました,それでOKですぅ.登録手続きがあるので14時以降にもうもう一度来店? は~い」

さて,Kazchariは何を買ったでせう?

帰宅後,家族ではま寿司へ.日曜やけどあまり混んでいない.2月限定メニューはマルガリータピザ.美味し.個人的にはナチョスをもういっぺん出してほしい.何の店だ?

午後から娘はテスト勉強,息子とヨメは動物園に行くというので,Kazchariはフリー.よって少しだけライドへ.いつもの神楽岡公園に向かい少し遊ぶ.

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そのまま橋を渡って旭川駅方面へ.この時期はバーサロペットなど,歩くスキー大会が多いおかげでサイクリングロードが整地されていて走りやすい.

OLYMPUS TG-5
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スキーヤーや散歩人の邪魔にならないようにのんびりと.空気が澄んでいて短いながらも楽しいライドだった.

15:30頃帰宅.
息子も戻って来たので,再びクランカーさんへ.
実は買ったのはこれ! 『TREK Precaliber20』!

OLYMPUS TG-5

先日の『美唄スノーサイクルレース』での激走以来,ますますチャリ好きになった息子.もうすぐ誕生日なので,今年のプレゼントはこれにした.2018年モデルで長ら~く店内に吊るされていた.最新の2020モデルとはカラーとフレームにわずかな違いがある以外はほぼ一緒.泥除けオプション付き.何より気に入っているのは...値段だ(玄田ボイスで).2020モデルより10000円は安い!

帰宅後,早速の試乗.そして早速の衝撃映像クラッシュ!(転倒です)

OLYMPUS TG-5
Movieからの切り出し画像

OLYMPUS E-5が修理不能機種に

2020/2/1 Sat

悲しいニュース.

OLYMPUS E-620 / SIGMA 30mm F1.4 EX DC

年が明けて,OLYMPUS E-5がメーカーの修理不能機種一覧表に記載された.“愛用の”と書けないのが辛い.確かにここ数年,防湿庫に眠らせたままだからだ.

水中撮影をきっかけにカメラ趣味にはまり,最初に購入したレフ機がOLYMPUS E-620.写真はボディよりレンズが重要.さらにレンズは資産になるということで,キットレンズを売り,代わりに高級レンズを多々買いそろえた.結果,レンズが良くなるともっと良いボディが欲しくなるという悪循環(?)にすっぽりはまった.

そこで,2011年2月にハイエンド機E-5購入.
E-5は前作E-3と外見が全く変わらなかったため,世間的には「なんで(センサーサイズが小さいフォーサーズなのに)こんなにデカイの?」「大丈夫かオリンパス?」「やる気あるのか」云々と散々たたかれまくったが,マレーシア在住のカメラマン,ロビンさんの超絶作例がアップされると評価が一変.

ROBIN WONG

特に昆虫マクロ写真が秀逸.
Kazchariもこのサイトを見て購入を決定した.実際,撮れる画は素晴らしい.これでたった1230万画素なのである.

OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD

確かにAF追従性,高感度,動画はイマイチどころかイマニ,イマサン...しかしながら,レフ機特有のメカニカル感や大きさゆえの重厚感,安心感,何よりもセンサーと処理エンジンのベストマッチにより,味わい深い画が撮れた(撮れる).

オリンパスはE-5を最後にフォーサーズ規格の開発を終了.PEN&OM-Dシリーズを発表し,マイクロフォーサーズに移行する.(あぁ幻のE-7...)
確かにボディもレンズも小型・軽量化した.OM-D E-M1に至っては先ほどのE-5の弱点はほぼ解消された.しかしながら,レンズ性能そのものはフォーサーズレンズの方が良い.マイクロフォーサーズ機でも,アダプターをかませればフォーサーズレンズは“使える”.しかし,AF速度の低下や重量的なアンバランス差は否めない.

今回のオリンパスの発表によって,E-5の他,中古で買ったE-1,E-620,それに手持ちのフォーサーズレンズ全てが修理不能リストに載ってしまった.
デジタル物の宿命であろう.まぁ,よく考えてみれば,写真趣味は機材を所有し眺めるのは本筋ではなく,何をどのタイミングで,どの様に撮るかが重要.

よく考えれば人生も永遠ではない.機械よりも少々長いだけ.
壊れるまで,使い倒し,そのお気に入りの描写性能で残りの日々の瞬間を切り取ろう.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(10)

2019/12/8 Sun Day10 Denpasar ⇒ Narita ⇒ Haneda ⇒ Asahikawa

帰還.

(9)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)

OLYMPUS TG-5

まだまだ続く大移動.
ようやくたどり着いた国際線ターミナル.DenpasarはJakarta以上に混雑していた.
Narita行ガルーダ航空のカウンターでチェックインし,イミグレ・手荷物検査を終えて搭乗口へ向かう.

以前の訪問時も驚いたが,イミグレを抜けると,これがまぁ狂乱のお土産街.深夜だというのに人でごった返し,たとえて言うなら「千と千尋」的世界? 時間的に既に店が閉まっているのではないかという懸念もあったが,これなら大丈夫と,残っているルピア札(2000円分くらい?)で,家族.職場への土産を買う.と言っても変哲のない「怪しい菓子」だが.町中探索の時間がある場合は,地元のスーパーの方が面白いものが安く買える.

そして,これまた記憶にある搭乗口へ.当然だが成田便なので日本人だらけ.不景気,不景気と言われるが,こんな12月上旬の季節外れでも旅行する人はたくさんいる.バリは近いし(まだ)安いしな.

定刻出発.さらばインドネシア.

...時計の表示を日本時間に戻し,もう寝るしかない.いつも通り耳栓とアイマスク着用.疲れているはずなので,すぐに眠れると思いきや.やっぱりあかん.うつらうつら&寝返りを何度もうち,あるはずのない睡眠快適ポジションを探しているうちに機内灯がつき朝食が配られはじめた.いやぁ,食欲なくて久々に食えん.

OLYMPUS TG-5

8:30,成田着.特に問題なく入国.それにしても旅行者だけではなく,外国人労働者多いなぁ.北海道にいてると,なかなかわからん世相.

Kazchariの移動はまだ続く.今度はバスで羽田まで.うつらうつらが続く.さすがに疲れている.羽田空港着.バリの空港で買えなかったヨメさんへのお土産として『舟和の芋ようかん』を買う.芋ようかんと聞いて,カーレンジャーを思い出すのはKazchariだけ?

国内線チェックイン時に少々トラブル発生.

土産やら不用品を詰め込んだ預け荷物が約23kgで見事に重量オーバー.
海外旅行帰りであると訴え,「見せろ」と言われたのでe-チケットで確認してもらう.担当の方,新人さんかつ研修中なのか,こちらが何か言うたびに隣カウンターの上司に確認.上司も忙しいので「マニュアルを読んで」しか言わない.新人さん,それでも対処がわからなくてフリーズ状態.まぁKazchariが素直に超過重量料金を払えば済む話なのだが,そうもいかない.なぜなら,“国際線”ターミナルの乗り継ぎカウンターでチェックインした場合,重量に関してはスルーなのだ(計量すらしない).同じ会社なのにカウンターによって対応が異なるとはこれ如何に?

...と,言いつつも何だかクレーマーっぽくなってきたし,新人さんがかわいそうなので,「じゃぁ,抜きます」とトランクを開けて中身を手荷物やらビニール袋に分散.ようやく20kgになりパス.お騒がせしました.ただ,気にくわないのは,Kazchariが立ち去る際,エラい上司が新人さんを「対応の仕方が不味い」「もっと毅然とした態度で」云々...と叱っていたこと.そういう指導は客のいないところですべきでは? 丸聴こえやで.

保安検査場を通り,搭乗口へ.朝食抜きだったので久々に日本食.

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これで1000円しないし美味い.さすが日本,少なくとも食に関するコストパフォーマンスは世界最強である(それはそれで問題視されつつあるが).

13:30,この旅,最後のフライト.旭川行である.

出発前は今回を最後にダイビング趣味を止めようと考えていた.
理由は単純.チャリの方に金と時間をかけたいから.両方ともそこそこ金のかかる趣味なのでやりくりがしんどくなってきた.
でも,旅を終えて思う.ダイビングはやはり楽しい.もっと美しい水中風景,珍しい生物を見たい.何よりも海と島と空と太陽! 青と緑と白のコントラストとギラつく光は想像するだけでハイになる.

結局,こちらの趣味も続けてしまいそうだ.ただし,もう少し出費を抑えながら.今回のラジャ・アンパット,悪くはなかったが,そのコスパは...正直今一つ.Kazchari好みの海とは言い難かったなぁ.もちろん,海況により印象は異なると思うが,もう一度行きたいかと尋ねられると...まだ楽園は見つかっていない.

楽園大百科

旭川に着いた.
マイナス9.6℃,ヨメと子どもたちが迎えに来ていた.

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2019年のラジャアンパット・ダイビングクルーズ(完)

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)

2019/12/7 Sat Day9 Sorong ⇒ Jakarta ⇒ Denpasar

郷愁.

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(8)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(8)

6日ほどお世話になった船を降りる.快適な客室,おいしい食事,親切で気の利くスタッフがそろった良い船だった.

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Sorongの港へ.これは警察の巡視船?

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さて,ここから帰国までが長い.
時差がない=そのまま北上すれば日本なのだが,まずインドネシア国内を西へ東への大移動.しかもそれぞれの飛行機の乗り継ぎ時間が長い.さらに時差もあるのでややこしい.

Sorong 8:25 ⇒ Jakarta 10:10(時差-2)
Jakarta 18:40 ⇒ Denpasar 21:35(時差+1)
そして,
Denpasar 12/8 0:45 ⇒ Narita 8:40(時差+1)
となる.

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港でタクシーに乗り換え空港へ.例によって大混雑.預け荷物はデンパサールまで.成田までは無理でした.ロストの心配が減ったと考えよう.
空港内にはクリスマスの飾り付けがちらほら.そうか,そういう季節か.インドネシアはイスラム国だが,東部地域にはクリスチャンが多い.ちなみにバリはヒンドゥ.

定刻通り出発.機内食でミーゴレン(焼きそば)が出た.やたら辛かった.隣席の西洋人夫婦.一口食べてそっとフォークを置いていた.

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往路でも降りたジャカルタの巨大空港着.

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これから乗り継ぎまで8時間近く過ごさねばならない.実はクルーズ乗船中に,こうした待機時間を利用した各種ツアーの予約ができるのだ.今回は空港を一度出て,近所の『FM7 RESORT HOTEL』でマッサージを受けることにした.

スパトランスファーパッケージ $80(1名様)
90分のマッサージ(Traditional Massage)とホテル内施設(プール,サウナ,フィットネス等)をご利用いただけるパッケージ(※お部屋はご利用いただけません).

同じ船に乗っていたMさんと,空港からのシャトルバスに乗り込む.バスから見える風景はジャカルタの街だ.懐かしい.

ジャカルタと言えば,1993年にシンガポールからの27時間の船旅が一番の思い出.ただしその船に“神戸高速船”と書いてあった.つまり日本の船舶会社の払い下げ.そんな小さな船で外洋を進むもんやから揺れる揺れる.常に水平線が目の高さよりはるか上か下にあった.食事も出たがとてもじゃないが食べられず,船内は阿鼻叫喚.もちろんトイレも使えるような状態ではなかった.それでいて,飛行機代に比べUS$100安いだけという,最高級にお見舞いされた旅であった.ジャカルタ港に着いたら着いたで,もうヤバイ雰囲気バリバリ.怖かったなぁ...

で,現在に戻る.空港に合わせて周辺の再開発も始まっているのか,高速道路脇あちこちで工事している.それでもKazchariの郷愁を誘わずにいられない“アジアの街角”があちこちに残っている.あぁこんな店でメシくったなぁ...

ホテル着後,直ぐにマッサージ,で予約したはずなのだが,なぜか2時間待ちとのこと.うーん,まぁ,仕方がない.トランクスタイプの水着を貸してもらえたので,プールで泳ぐ.久々の浴槽感覚.温水やサウナまである.Wifiもつながる.おお,何もいう事ないぞ.

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やがてマッサージの時間となる.ロビーは怪しい,もといアジアンエスニックな雰囲気.照明の落とされた静かな空間でフリーのハーブティーを飲む.やがて名前を呼ばれ,個室に案内される.以前,コモドクルーズの帰りにバリ島で同様のスパに行ったことがある.似てると言えば似ている.ただし最大の違いは,バリではマッサージ中紙パンツを履かされていたこと.こちらはスッポンポンである...

と,90分のマンサージ終了.1時間ごとにホテルから出るバスに乗って空港に戻る.昼食を食べ損ねたため,空港内レストランで食事.

OLYMPUS TG-5

インスタント味なのはともかく,これで1000円近いのはなんとも...
定刻,再び東へ戻るデンパサール便に乗り込む.機内食を食べ,しばらくすると到着.こちらも久々の空港(5年ぶり?)
それにしてもターミナル間の移動距離が長いのなんのって...これシンガポールやったらモノレール移動やで.しかもこの通路,なぜか人が全然いない.ハリウッド映画やったら暗殺死亡フラグ立ちまくりそうな空間.そこをカートを押してひたすら進む.

OLYMPUS TG-5

さぁ,次はようやく日本!(その10へ)

(10)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(10)

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

OLYMPUS TG-5

Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

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できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
いただき画像
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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

いただき画像

写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

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美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

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ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

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上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

OLYMPUS TG-5

しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

OLYMPUS TG-5

「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

OLYMPUS TG-5
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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

OLYMPUS TG-5

ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

OLYMPUS TG-5

最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

OLYMPUS TG-5

さらにファット.

OLYMPUS TG-5

結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

OLYMPUS TG-5

元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.

『奇跡の2000マイル』を観た

2020/1/23 Thu

ロードムービーは難しい

奇跡の2000マイル(字幕版)

Amazon Prime Videoで映画『奇跡の2000マイル』を観た.もちろんZwiftしながら2日に分けて.

この映画の前に,ロバート・レッドフォード主演の『ロング・トレイル!』を鑑賞.80歳になろうかという名優の,いや,じいさんの旅に共感.後半に少しだけ事件が起こるが全体にゆるーい雰囲気で話が進む.基本的には毎日同じことの繰り返し.長旅ってこうでしょう.主人公のつぶやきはレッドフォード自身のそれなのだろうか.

で,この『奇跡の2000マイル』(原題:『TRACKS』)の話である.こちらはノンフィクション小説がベース.70年代.オーストラリア在住の20代前半の女性が人生に悩み,家族や故郷から離れて(あくまで国内ですが),ラクダを調教し,その後,7ヵ月の砂漠横断にチャレンジする話.

原作『ロビンが跳ねた―ラクダと犬と砂漠 オーストラリア砂漠横断の旅』は1990年に邦訳が出版されているものの現在絶版.Amazonでは上下巻の上だけ読んだ人のレビューが一つだけアップされていたが,これがまぁ不評.元々文才がない上に前半は愚痴が延々と続き,単なる旅日記になっているそうな.まぁ想像つくわな.原書はkindleで入手可能.試しに市立図書館のサイトで検索をかけた所,蔵書していた.とりあえず借りてみよう.読み切れる自信がないけど.

Kazchariはオーストラリアに行ったことはない.PNGで知り合ったオートバイおたくのJamesから,いつでも遊びに来いと言われているのだが,何故か興味がわかない未踏の地.

バックパッカー間で一世を風靡したかの有名な落書きがある.

金の北米 女の南米
耐えてアフリカ 歴史のアジア
何もないのがヨーロッパ 問題外のオセアニア
豊かな青春,惨めな老後

こいつのせいかもしれない.Kazchariはこの落書きが書いてあったとされるバンコク楽宮旅社に1993年に泊まったことがあるが,それはまぁ味のあるホテル(というより牢獄)でした.一階の北京飯店のメシは美味かった.パッカー達のたまり場がチャイナタウン(楽宮,ジュライ)からカオサンへ移行する時期だった.

昔話はさておき,以下,映画の内容に触れます.

【良かったかもしれない点】

・わざとらしい感動を狙っていない.
・映画的というより,ところどころで写真的な構図が美しい.
・砂漠映画だがあまり空撮に頼っていない
・人恋しさからつい〇〇してしまう気持ちはわかる
・しかし,カイロ・レン(ことアダム・ドライバー)がアップの時には,なぜか顔にハエがたかる.“うざい”の暗示?
・アポリジニの案内人役が素晴らしい.
・海.
・エンディングロールで原作者の写真が映される.もちろん女優さんより重装備.ついでによりオーラがある.

【ここはちょっと...】

・邦題が良くない.距離を出した方が印象に残るから? 欧米の書籍や映画の原題って素っ気ないモノが多い.読む側,観る側の想像力にまかせるってことか.
・そもそもオーストラリアってキロ表示じゃなかったっけ? 昔は違う?
・はたしてこれは一人旅なんだろうか? 登山物やったらアウト.
・どうしてラクダに乗らず,歩くのだろう? 乗り心地の問題?
・ノースリーブ,パレオ,サンダル,帽子無し,サングラスなし.この服装で砂漠旅?
・暑さと寒さがあまり伝わらないのはなぜ? 寒暖の差が激しいと思うのだが.
・主役の顔がキレイ(美人という意味ではない).汗かかない.渇きに苦しむ場面がほとんどない.日焼けも翌日完治.
・犬事件後,裸でうろつくシーンは事実? いきなり脳内ファンタジー路線?
・途中のバイクライダーの意味は?(スズキ400で記録を作る云々とか言っていたが)

どこまでが演出で,どこまでが原作に忠実なのかわからないが,結局,この主役って何者なのだろう?

父親は冒険家(研究者?),母親は自殺,愛犬と引き離され,(心配はしてくれる)友達はいるけど,親しみは全く見せない.計画性があるのかないのかよくわからない.知恵と工夫で乗り切った描写も特にない.最終的に何かを悟った感もない.この主役にどう共感しろと?

ようするに,登場人物の心情を含めストーリーへの没入感はおいといて,美しいビジュアルを観るのが目的なら満足いくかも.当時のナショナルジオグラフィックに掲載された写真は素晴らしい.本映画撮影時のイメージボード集(?)も販売されている.

Inside Tracks: Robyn Davidson’s Solo Journey Across the Outback

『奇跡の2000マイル』,ラストの砂漠と海の対比はオススメです.

ちなみに,現時点で最強のロードムービーはこれだと思います.

世界最速のインディアン

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(8)

2019/12/6 Fri Day8 Raja-Ampat → Sorong

ダイビング最終日.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

(7)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(7)

明日は飛行機に乗る.よって,本日は午前中に2本潜って全日程終了となる.
ダマシ×ダマシ続けてきたが,実はこの時点で左耳があまり聞こえなくなっていた.たまーに“通る”ことはあるが,明らかに水が抜けていない.軽い潜水性中耳炎ってヤツやね.風邪が治らないまま潜っていたせいだろう.

Dive277 Solido Wall

「ケープクリの反対側のウォールエリアで,大変魚種の多いポイントです」(D2Iのクルーズレポートより)

潜水時間49min 深度16.8m
水温30℃ 透明度25m

クマザサハナムロ群,ササムロ群,ピンストライプフュージュラー群,ブルーユニコーン群,テングハギモドキ,カスミアジ,イエローフィンバラクーダ,ギンガメアジ,ヒメフエダイ,ジャイアントスイートリップス,モロ群,マブタシマアジ,カンムリツブダイ,イソマグロ,ナポレオン,グレイリーフシャーク,ホワイトチップリーフシャーック,ブラックチップリーフシャーック,タイマイ,アヤコショウダイ,ロウニンアジ,ナンヨウブダイ,イッテンフエダイ,アカマダラハタ,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

透明度が悪いためなのか,ストロボの位置のせいなのか,向かって左側に浮遊物の反射(赤い点)が写ることが多い.次回は要注意.
ここのポイントはバラクーダ(大)の群れかな.これほど近づけるのは珍しい.
浮上後,船に戻るとハティク号が帆を上げていた.最初はハウジング付のTG-5で.あかん,ハウジングに水滴がついて全然撮れん.

ハティク号に戻ると,再びボートを出してくれるというのでOM-Dで出撃.周囲を呆れさせるほど撮りまくる.真っ青な海に帆船.最高に画になる.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

で,いよいよラストダイブ.

Dive278 Cape Mansuar

「浅瀬の珊瑚が大変綺麗で,大物も小物も楽しめるポイントです」

潜水時間67min 深度17.6m
水温30℃ 透明度25m

バラフエダイ,キツネフエフキ,ロウニンアジ,イエロー&ブラックフィンバラクーダ群,マルコバン群,ヨコシマクロダイ群,ニセクロホシフエダイ,ハマフエフキ,ヒメフエダイ,シンジュタマガシラ群,ミナミイスズミ,ウメイロモドキ大群,ホワイトチップリーフシャーク,タイマイ,アヤコショウダイ,ジャイアントスイートリップス,カスミアジ,イッテンフエダイ,オレンジラインスイートリップス,ハナダイダマシ,ハナタカサゴ,ササムロ,ピンストライプフュージュラー,バナナフュージュラー,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

いやぁ,最後の最後にきましたな.パッセージよりこちらの方が好み.桟橋下は透明度抜群で大物の群れ.後半のサンゴ礁も小魚うじゃうじゃ.やたら人懐っこいカメがいた.そしてチーム4人で記念撮影.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ガイドのOddyにKazchariのカメラを渡したところ,みるみる沈んでいく...あぁ,やっぱむっちゃ重いねんや.
バディのTさんはNikon D850の超重量級フルサイズ装備.浮力としてリステリンの空き容器に空気を出し入れして中性浮力を調整している.つまり手を放しても浮きも
沈みもしないので,スナッピーコイルで繋ぐことも不要.ふむふむなるほど.参考にしたい.

最後の水中写真は何かとお世話になったOddyのマスクオフ・スマイルで.
MikiさんやJoryと違って日本語ができないので,ブリーフィングはせず,ガイドのみの役割だがナイスガイだった.彼は,その髪型で一目瞭然.ラスタマンなのである.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ラスタマンとはジャマイカの宗教,ラスタファリを信奉している人々のこと.色々と戒律があるのだが,その一つに「自らの身体に刃物をあててはならない」=「髪を刈ったり,髭を剃ったりしてはならない」がある.さらには,ハーブ入り天然水のみで洗髪し櫛を使わない.結果,あのドレッド・ヘアが自然に完成する.ちなみにボブ・マーリーは腫瘍(メラノーマ)のできた足の親指を,教義に従って切除しなかっため,癌が全身に転移し死亡したとされる.

Kazchariが以前ジャマイカに住んでおり,ラスタファリその他についてやたら詳しいので仲良くなった.ただのファッションの場合もあるので,ドレッド全員がラスタマンというわけではない.話を聞くかぎりでは,Oddyはかなりガチ組っぽい.お金をためて将来ジャマイカに行きたいそうな.

話ついでに,以前から気になっていた「インドネシア語とマレー語の違い」について尋ねてみた.

Kazchari「マレーシア人と話できんの?」(英語です)
Oddy「できない.あれは違う言語や」
K「えっ,そうなん? ほとんど同じみたいに思えるけどなぁ」
O「オレはマレー語わかるけど,あいつらはこっちの言葉はほとんどわからんと思うで」
K「なんで?」
O「さぁ? 理由はわからん」

で,調べてみた.
文法は同じやけど,使っている単語やスペルと発音がかなり異なるらしい.通じにくい理由は他にもあって,興味深いのは外来語の扱い.マレーシアは英語も公用語なので,新しい外来語を英語のまま日常会話に取り入れるのに対し,インドネシアでは,既存のインドネシア語の単語を組み合わせて新しい言葉を作るとのこと.結果互いに理解できない単語が増えていくらしい.やはり言葉は面白い.

最終日なので機材を洗って干す.重器材レンタルしたので楽だ.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ソロンに入港.今夜はここで停泊し,明朝下船となる.
やはり夕日が美しい.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ハティク号,最後の夜なのでデッキでパーティが開かれた.インドネシアのお祝い料理.ようやくKazchariもアルコール解禁.と言ってもBintan BEERの缶を1本開けただけですが...

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

みなさんとしばし談笑.旅の終わりはいつも寂しい.(その9へ)

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

(9)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)