モンキー125,朱鞠内湖で55回目の◯◯◯

2022/7/16 Sat

今ここにいる奇跡.

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おはよう,55回めの朝.
よくもここまで生き残れたものだ.

そもそも出生時は仮死状態で,産科医に片手で逆さ吊りにされ,往復ビンタを数発くらってようやく蘇生したらしい(話盛ってへんか?).

その後もバイク事故や睡眠薬強盗の被害に遭った事件などヤバい刻もあった.

それがなぁ...今では二人の子供の親とは...ありえん.

つーことで,もうしばらく浮世を楽しもうではないか.
自転車とオートバイがあればこの世はパラダイス.

本来であれば,この連休,息子と二泊三日のキャンプを予定していたのだが,明日以降警報レベルの雨が降るとの予報.
息子には「ガンプラ買うたるさかい」とごまかして,キャンプは中止(延期).

で,連休初日はまずまずの天気(曇り)+自由時間をもらえたので,モンキーでツーリングに決定.
意外に涼しいし,ちょうどよい.

ウェアはいつもの夏装備,Komineメッシュマン.

コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュパーカ-テン Navy Marble M JK-114 1096 春夏秋向け プロテクター CE規格レベル2 メッシュ素材

グローブも指出し.

コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュハーフフィンガーグローブ ブラック L GK-242 12976 春夏秋向け プロテクター メッシュ素材

アンダーは,綿パンに膝プロテクタ.

コミネ(KOMINE) バイク用 エアスルーCEサポートニーガードフィット ブラック Free SK-827 12997 プロテクター CE規格

先日のツーリングでKaba3が着ていたワークマンのメッシュパンツが気になる.

モンキー125,ブルベを走る!?(その1)

その後,実際の店舗を訪れたもののKazchariサイズ=「S」がなかった.
ネット注文だと可能なようだが,やはり足の長さがなぁ...できれば試着して買いたい(スソ上げ不可能な構造).

先日の「Amazon Prime Day」でも各メーカーのメッシュパッツをチェックしたが,どれも”帯に短し襷に長し”で結局購入せず.

まぁ,ここは北の大地,北海道.
エアコン同様,メッシュウェア最適期間は短い.
やっぱ膝プロテクターでがんばろ(何を?).

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今日はボッチなので音楽スピーカー用.
「Amazon Prime Music unlimited」を解約したら,聴ける音楽がグッと減ってしまった.
アルバム内で聴ける曲が多いジャンルを探すと...『ルパン三世音楽集』.良いではないか.

9時前に出発.
目的地は海かなぁ...と漠然と考えていたが,国道12号の分岐点で,パッとひらめいたのは「朱鞠内湖」

もちろん行ったことはあるが,それも数年前.
「宗谷600」では通り過ぎただけ.
チャリで家から向かった時は暑さと距離で途中で挫折.

まず,幌加内を目指す.

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この江丹別小学校の隣にパン屋さんあり.
有名店なのか朝早くから人であふれている.

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しばらく進むとこれまた不思議な建物が.個人宅?

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工事だらけの江丹別峠を越える.
ローディもいたな.なぜか見かける度に不思議な気分.

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この辺りのバス停.いくつも確認.
凝った作りだ.

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直線道路多し.
この二本出しマフラーのサウンド,やっぱり好きだ.

この後,幌加内市街地に入ったが,なんとお気に入りのラーメン屋『誠や』が閉店していた.
「やはり名産のそば屋に負けたか...」と勝手に解釈していたのだが,後でGoogle先生に訊いてみると,4月から滝川に移転したらしい.

【北海道 グルメ】幌加内町『ラーメン誠や』の《こってりしおラーメン》【滝川移転直前】

この”場所”が良かったんやけどなぁ.

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廃線となった旧深名線の鉄橋跡.
次々に消えゆく北海道の鉄道.
何やら留萌線も危ない...っつーか廃線決定らしい.

JR北海道・留萌線の一部、来年3月末にも廃止 地元と調整、バス転換へ

まぁ.Kazchariは”鉄”ではないので,特に感慨深いわけでもない.

道の駅『森と湖の里ほろかない』でスタンプ.地味に押してます.
さらに北上を続ける.
来月の某日,ここをチャリで走る予定.しんど...いや楽しみだ.

こんなボクでも「オホーツク1300」走れますか?

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Nikon Coolpix950 / 1999年9月16日撮影

そして朱鞠内湖畔への分岐へ.
下は23年前のヨメさん.

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とりあえず湖全体が見渡せ...ない展望台へ.
天気,保ってます.

何かやたらに気合の入った紹介サイト ⇒ 北海道 朱鞠内湖 公式ウェブサイト

何より,早く湖を一周できるダートを再開してほしい.

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この写真を撮っている時,夫婦で観光中のおじさんが「写真撮ったげようか」と話かけてきた.
構図の問題やらスマホ渡すのがイヤだったので,丁寧に申し出を断ったが,”いい人戦略”的には失敗かな.

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湖畔のキャンプ上に下りる.
雨予報にも関わらず,結構な数のキャンパー.
ブームだねぇ.もうちょっと落ち着いてほしいけど.

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朱鞠内湖を後にして...

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旧深名線の「朱鞠内」駅.
線路の一部が残っている.
廃線になったのは平成7年(1995).
KazchariのFirst北海道(1987)時には,まだ列車が走っていたことになる.

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来た国道を戻る.
舗装路に飽きたら時々ダートへ.
オートバイはこういう寄り道がしやすい.

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12時を少し過ぎた.
久々にそば処『霧立亭』へ.
もう完全にオアシス的存在.
かつて,ここの自販機で九死に一生を得た.

海から山へのLSD苫前ライド

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オーダーは「とろろ月見そば」
Kazchariは(関西人なので)本来うどん派なのだが,さすがに幌加内でうどんは...ということで無難にそば.
(こういうのが『誠や』が移転した原因か)

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実に美味.
しかし,量的に不十分(またか).
おまけにとろろと卵とだしが混ざっていい感じに残っている.
となれば,ライス追加して「とろろご飯」を試さずにいられないッ!

あかん,次来た時も同じことしそうや...

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この店,何が良いって,ブルベ開催に全面協力してくださるのだ.
しっかり「霧立400」のマップとゴールスタンプが展示してあった.

今年は9/23開催.興味はあるが...何しろ寒そう.

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標高が低くて拍子抜けの霧立峠.
チャリを苦しめるのは斜度ではない.
距離感なのだ.
何しろ同じ風景が延々と続く.
こちらからだと下り基調なので,まだ救われるか.

オートバイでも同様.
苫前まで行って海に出るのは早々に諦め,山間ルートで迂回することにした.

この時と同じやね ⇒ 熱風!Go!霧立峠ライド(その1)

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これまた寂しい道.

左折してしばらく進むとポツリ,ポツリ.
とうとう降ってきた.
身を隠す場所は全くない.
仕方がなく,道端に停車.
結構な雨の中,レインウェアをあわてて着る.

同じ様なカーブを何度も何度もクリアして,ようやく見えてきたのが...

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山間に突如現れるダム湖とやたらに立派な橋.
これも北海道名物の一つでは?

いつの間にか雨が止み,前からやってくるライダーもレインウェアなしだったので,Kazchariもここで一旦キャストオフ.
メッシュウェアが涼しい...いや寒いわ!

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達布地区にある温泉施設「たっぷりかん」
一応ツーリングマップにも載ってます.
時間的に入るつもりはなかったが,場所の確認.
デイサービス施設を一般にも開放しているということだが...入ったら二度と出てこれないような雰囲気.
こえー(※個人の感想です)

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沼田町を目指す.
この橋の少し先に公園があって水が汲める.
今日はオートバイだから良いけど,チャリの時は正に死活問題だった.

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「ほろしん温泉」に寄ろうかと思ったが,これまた結構な人混み.
それに再び雨が降ってきた.

(めったに来ない)バス停を使わせてもらい,レインウェアを再度着用.

ここで,ガソリンメーターのメモリが1つ.
単純計算で後,70Km(!)は走れる.
旭川まで帰れるか,精神上よろしくないので深川で入れていくか...(前者にしました)

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深川のセイコマで小腹用の補給.
糖質,糖質!

ここで結局レインウェアを脱ぐ.
懐かしの「ヌグフルキルヤムの法則」が発動している!

国道12を通って帰宅.
家まで5Kmほどの地点で,またまた雨が...もう濡れてもええわ.

ROADSTOCK

久々にツーリングアプリ「ROADSTOCK」を使ってみた.

本日の総走行距離は246Km
あれ? ロードの時とそんなに距離変わらん.
疲労度も同じ...いや,むしろモンキーの方がしんどいかも?
どうなっとんねん?

モンキー125,ヒルクライムレースの試走をする

2022/6/26 Sun

そんなに疲労するようになったのか.Kazchari.

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土曜日の午後から始まった「スマホ使えない事件」は関係各所の協力により,10時過ぎには解決を見た.
となれば,連絡手段も無事復活したことだし,出かけねばなるまい.

本来であれば週末のヒルクライムレース対策(練習)として,近所の激坂エリアにでも出かけるのがスジなのだろうが...

いかんせん,身体の調子がよろしくない.
自称ショートスリーパーでさえ自覚する睡眠不足.
および,継続する右膝腸脛靭帯の痛み...オデノカラダハボドボドダ!
そして木々を揺らす強風でチャリは辛い.

となればアイツしかいない.
そうモンキーくんですよ.
何もしないという選択肢はnothing.

気温高め.
春先から来ていた春秋ウェアでは暑い.
今年もプロテクタ付きメッシュジャケットの出番である.

コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュパーカ-テン Navy Marble M JK-114 1096 春夏秋向け プロテクター CE規格レベル2 メッシュ素材

グローブも指出し.
安全面はともかくモロモロの操作性は素晴らしい.

コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュハーフフィンガーグローブ ブラック/レッド L GK-242 12976 春夏秋向け プロテクター メッシュ素材

アンダーはジーパン.
昔だったらこのままGoだったが,時代が変わった.
ジーパンの下にインナー+膝パッドを組み合わせる.

ちなみにKazchariは30年ほど前,コーナリング中のマンホールで滑って転倒 ⇒ 膝を割っている.

おたふく手袋 夏用インナー 7分丈パンツ [吸汗速乾 消臭 接触冷感 コンプレッション メンズ] JW-631 ブラック S

コミネ(KOMINE) バイク用 エアスルーCEサポートニーガードフィット ブラック Free SK-827 12997 プロテクター CE規格

次は行き先である.
ちょうど一週間前に訪れた「三国峠」をこちら側から登る.
悪くない考えだ.

一番速いのは国道39号で直行なのだが,それでは面白くない.
並行して走る道道など未知の道を走る.
すると...

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またしても新しいダートを見つけてしまった.
クルマ(作業車)の通行量も多そうで地面は締まっている.楽しい.

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2,3km走ると舗装路へ.
見覚えのある道.
場所は把握した.これでいつでも来れる.

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その後は素直に国道を使って上川へ.
お気に入りの越路地区へと左折.
しばらくはキレイなアスファルトが続くのだが,やがて...

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ここのダートも楽しいな.
景色は期待できへんけどな.

ダートを抜けて今度こそ上川市街へ向かうつもりが...

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またもや楽しそうな道を発見.

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山へと伸びる道.
入り口にちゃんとした「◯◯林道」の看板があったので,きちんと整備されていそう...と進んでいると道が徐々に荒れてきた.
深いワダチ,陥没,ジャリ,水たまり...
行けないことはないが,モンキーをコカしたくないので途中でUターン.
次はファットバイクでリベンジ!(クルマをどこにデポするか問題があるけど)

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と,あちこち寄り道するおかげで,どうやら今日の「三国峠」行きは遠のいてしまいそうだ.

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しばらく進むと「越路小学校跡」を見つけた.
先日のNHK北海道ローカル番組『北海道道』(ミスターがMC)では,ちょうど「廃村」特集を放送していた.

ここに限らず,道内あちこちで「廃~」を見つけてしまう.
30年も経てば,このあたりの地域,いや日本はどうなってしまうのだろう?
もっとも,その頃,Kazchariは存在してないけど.
永遠の命が欲しいな.鬼でも誰でもええから,くれへん?

はい.
結局,今日の最終目的地となる.
旭ヶ丘にやってきました.
日曜日のイベント用看板がある.

早くも『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2022』エントリー開始

Kazchari3度めの挑戦.
今回はグループではなく,一斉スタートとなるようだ.
作戦は...特に無い.

一週間後か...あかん,ロクに走れてない.

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さすがオートバイ.あっという間にゴール.
初夏の好天日.
前回の訪問時と異なり,観光客多め.

クルマから自転車を下ろしセッティング中の2人連れがいた.
あくまで印象だが,来週の参加者の試走...という雰囲気はなかった(違ってたりして)

ガーデンやらジェラートという気分ではなかったが,このまま帰るのも何なので,坂を少し下った先を右折し周辺ツーリング.

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なかなか素晴らしい景色でした.
農作業エリアに入り込む前にUターン.
そのまま国道まで下りて,帰路につく.

と,その前に...腹が減った.

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本日はチャレンジ(冒険)せず,安定の美味しさの「山の食房」さんへ.
「ボークステーキ」を注文.これで¥900はありがたい.

愛別と言えば「きのこ」,特に「舞茸」推し.
確かに美味しいのだが,ラーメンにしても丼にしても,やや高めのプライス.
ゆえに,注文コスパが良いと思われる,一番美味しい時期を知りたくなった.

おあいそ時に「すいません,ちょっとお聞きしたいんですが,きのこって旬あるんですか?」と尋ねてみた.

すると「愛別ではきのこを工場で作っているのでいつでも同じですよ~」と元気な返事.
い,いや確かにそれはそうかもしれんけど,だとしたらわざわざ愛別で食べる意味が...

「三国峠」をパスしたおかげで変に時間ができてしまった.
相変わらず肩こりもひどいし,ここはひとつ温泉にでも入るか.

Google先生に聞いてみたところ協和温泉が一番近い.
なんだか久しぶり.
確か”ちゃんとした”温泉だったことを思い出し,向かう.

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いいお湯でした.
7月以降,入湯料が¥600に値上げになるとのこと.うーむ,ここにもインフレの波.

さて,入浴後,コーラ飲みながら休憩室で少し横になったら30分ほど熟睡してしまった.

いや,ホンマに疲れてるわ.慢性疲労症候群とかとちゃうやろなぁ...って,診断基準は6ヶ月以上の疲労感継続か.

大丈夫,まだ400ブルベ後1週間や(いや回復に時間かかりすぎやろ).
大会当日まで,少し練習は抑え気味にしよう.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

2022/6/17 Fri

闘いは前日から始まる.

https://ridewithgps.com/routes/36550480より

はい.予告通り(地獄の)400ブルベに参加してきました.
その名も「Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ」

なんでも,全国に6つある国交省の指定のナショナルサイクルルートに含まれているらしく,その記念大会の意味合いもあるそうな.

Cycle Tourism Japan トカプチ400

しかし,まぁ”常識人”であれば,せいぜい1回100Km程度のライドで観光やグルメを楽しみながら,十勝地方の美しさを堪能するサイクリングのはずなのだが,そこは距離感がぶっ壊れた変...ランドナー達である.
1日で全ルートを走りきってしまおうという狂気の企画,それがこのブルベ.

400Kmだと,どれだけ速い人でも確実に夜間走行が含まれる.
山間なんて電灯もなく真っ暗.
前方を照らすのはチャリの小さなライトのみ.
不安・恐怖・危険・眠気マックスである.

今回,スタート前にエライ人の挨拶やら,十勝毎日新聞の取材があったが,よくサポート(?)がついたものだと思う.

今回のコースの話に戻る.
ざっくり言うと,新規移転オープンの道の駅『おとふけ』を起点に,前半は北部200km,後半は南部200Kmを走ることになる.

前半のクライマックスは三国峠,そして折り返してからの幌鹿峠越えである.
そして一旦スタート地点に戻る.
この時,体調が優れなかったり心が折れた場合はDNFも良し.
クルマを停めているため,夜間走行の他,防寒や雨具などの装備の変更も可能.
よくできたコースだ.

山だらけの前半に対し,南は平坦.
実は南側は昨秋に「200ブルベ」で体験済み.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その1

この時とは設定がやや異なり,音更を起点に逆ルートおよび広尾町パートをカット.
(後から思えば,ほぼ同じルートを走っていた経験に助けられたと思える場面多々あり)

さぁ,3年ぶりの(地獄の)400,スタートです.

6/17は午後から有給を取得した.
帰宅後,まずはDomaneを洗車&注油.

昨日,今日とローラー(Zwift)していない.
つまり丸2日間,足を完全に休めたことになる.
これが吉と出るか凶と出るか.

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Domaneにはハンドルポーチ,フレームバッグ,サドルバッグを取り付け.
そして,サドルをいつもの「Specialized Power Saddle」からロングライド用の革サドル「Selle An-Atomica」に変更.
これだけでもかなりの重い.
この後,荷物を詰め込むとファットバイク並みの重量になってしまう.
前半の登りが修行かも.

14時過ぎ,ハスラーに積み込んで自宅を出発.
ここから目的地のホテルアルムinオトフケまでは160Kmほど.
18時前には着きそうだ.

つーことで,道中何の問題もなく音更着.
ホテルにチェックインする.

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ビジホにしては広い.
照明も明るめ(どうしてやたらに暗いホテルが多いのだろう?)

これで¥3,750はかなりお得では?

禁煙部屋ゆえ,無断喫煙に厳しいっぽい(発見時はクロス総張替え弁償とか).
良いねぇ.こういう姿勢.

部屋の鍵こそかかるものの,建物の入り口があちこちにあってかなりフリーダムな造り.
海外の格安ホテルではありえない.
治安の良い,日本ならではの構造かも.
朝飯・夕食も依頼可能で,長期滞在者が多い印象.

さて,これから明日の朝までどう過ごすか?

ここ最近,デスクワーク過多のためか,道中も持病の首コリ・肩こりがかなりひどく,愛用の矯正バンドを付けっぱなし.

柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)

明日の長距離ライドに向けて不安しか無い.
いっそ400km走行中も着けて走る? そんなアホな.

少しでもこのコリを和らげるべく,近くの温泉を検索.

「木野温泉」を発見.

数年前,何かの折に立ち寄った記憶がある.
モール温泉で露天もあったような...よし決定.

クルマで5分ほど.
1時間ほど滞在.
平日で客が少なかったため,露天風呂では全身ストレッチ.
「やはりこの程度ではラクにならんか.いっそマッサージにでも行くか」と思ったが,さすがに今日は早く寝たいのでやめた.

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次は夕食である.
これまたGoogle先生に相談.
ほほぉ,すぐそばに回転寿司か.評判よし.行ってみるか ⇒ 待合スペースが大混雑 ⇒ 諦める.

同じ敷地内にお好み焼き屋を見つける.
仕方がないこっちにしよう.♪ぽんぽこぽーん(わかる人にはわかる)

こちらはカップルに続いて2組待ち.
10分ほどで席に通される.

メニューが恐ろしいほど豊富.
ゴローさん並みに悩んで「富士宮やきそば」(¥950)とスタミナをつけるべく「ホクホクにんにく焼き」(¥480)をオーダー.
結論から言うとこれが大失敗.
量が尋常ではなく少なかった...

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これなら「こなもん食べ放題シンプルコース¥1,800」にしとけばよかった.
カーボローディングになったしな(ホンマに?)

単品で頼んだKazchariがアホでした.
味も...イマイチやったし(焼いたのはセルフだが).

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この店に限らず,最近の外食は単純な値上げだけでなく,量を減らす,いわゆるステルスが進んでいるのは気のせいではないだろう.
噂で聞く,食料不足時代の到来が現実味をおびてきているかも...昆虫食待ったなし!?

まぁ,これは飽食の時代への戒め「人類ダイエット計画」の一環として捉えるべきであろう.
少食ブラボー!(と,この日までちょっと思っていました)

「空腹」こそ最強のクスリ

ホテルに戻る前にセイコマに寄り,明日の朝食(惣菜パン2ケ),補給食数品,夜食代わりのプロテインを購入.

カラダに染み付いたソースの匂いを消すため,再びシャワーを浴びる.

フリーWifiでAmazon Prime Videoで『銀河英雄伝説外伝』を視聴しつつ,10時前には眠りに落ちる.
やっぱりラインハルトのセリフ回しと,それを生暖かく見守るキルヒアイスの掛け合いは最高やな.

銀河英雄伝説 外伝 第三次ティアマト会戦

明日は5時起床の予定.

おい,いつブルベの話が始まんねん?
次回からです.すんまへん.

(その1へ続く)

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その2)

2022/5/4 Wed

男の子が育つ.

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高熱源体とともに極狭空間にいたためか,テント内ではさほど寒さを感じず就寝できた.

朝5時前,外は既に明るい...と言いたいところだが,曇天時折小雨.
風も強い.外はやはり寒い.

「午前中雨」の天気予報通りである.
その予報を信じるのであれば,昼過ぎからは晴れるらしい.

さあ,考えろ.
予定通り,本日の登山を決行するか,確実に晴れる明日に延期するか...

いつもの朝飯(なんでもかんでもホットサンドメーカー)を食いながら思考していると,息子も起きてきた.

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「寒い寒い」とブチブチつぶやいていると,息子が「サッカーすれば体があたたまるよ」となかなか気の利いたことを言う.

空気を抜きまくって,全然飛ばないようにしたボールで,1時間ほどサッカー&キャッチボール&プロレス.
確かに温まったぞ,息子よ.

9時になった.
山には雲がかかっているが,海方向は晴れつつある.

決意し,本日アポイ岳に登ることにした.

登山用の装備を整え,まずはインフォメーションセンターへ向かう.
途中のアスレチックエリアで遊びまくる息子.
なかなか進まん...

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「とーちゃん,昨日のターブ代も払いなよ」と念押しする息子.
「マジメか!」ではなくて,人として正しい行動だな,息子よ.

受付の女性に「すいません.やっぱりタープ立てることにしました.2泊分で¥600です」と支払う.
受付の女性,驚いた顔で一言.「マジメですね...」そうなんすよ.

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マジメついでに登山情報を入手.

「山なので天候についてはっきりしたことは言えませんが,2時までに頂上にたどり着けなければ下山してきてください」とのこと.

何より重要なのが”クマ”に注意すること.
ふふふ,こんなこともあろうかと熊鈴もちゃんと持参しているのだ.
息子のリュックに装着する.
クマよけと言うより,息子の位置(生存)確認としての役割か.

さて登山開始である.
街をあげて「ジオパーク・アポイ岳」を推しているだけあって,案内板を始め,色々親切.
道に迷うことはまずなさそう.

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まずはクルマが通るような広い林道からスタート.
入山届けに記帳.
川を渡って登山道開始.
おっと,ブラシで余計な泥を落としてと.

以下,まずは五合目までのフォト.

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iPhone11 Pro クマよけの銅鑼
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iPhone11 Pro 五合目の避難小屋
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やたらに元気な息子.
最近,ずっぽりとはまっている『仮面ライダーオーズ』の話を延々としている.
言葉を3つ並べて,「拳銃!ライフル!戦車!(ゲラゲラゲラ)」などと一人で笑っている.
何が面白いのかさっぱりわからん.
Kazchari的には3つの言葉と言えば,仕事柄「桜!猫!電車!」を想起してしまう.

それにしても子どもは面白い.
突然フロー状態になって飛ぶように山道を駆けたかと思うと,次の瞬間にハンガーノックになって「もう無理...」と愚痴る.

あらかじめ買っておいた羊羹やジャムパンを食わせると,急速にHPを回復.
また走り出す.
これの繰り返し.不思議だ.

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iPhone11 Pro 毒蛇エリア!?
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この当たりからガスってきた.そして強風.
晴れ予報はいずこへ...

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ここまで来れば後少し.

iPhone11 Pro
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おおっ,ついに頂上着.
景色は残念だが,この達成感こそ登山の醍醐味.

「しんどくなったり,もう下りたくなったら言いやぁ」と息子にあらかじめ伝えておいたが,諦めずによくぞここまで登ってきた.
おそらくここまでの高さを登ったのは人生で始めてのはず.

エライぞ,息子よ!

もうしばらく佇んでいたかったが,ご覧のような天候である.
何も見えない.
さらには雨も降ってきた.
下山を開始しよう.

登りとは異なり,「ウラお花畑ルート」を使う.

iPhone11 Pro
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と言っても,シーズンはまだ.
笹っぽい植物の合間を,細い登山道が続く.

息子「本当にこの道で合ってんの?」 ⇒ 合ってるって!(たぶん...)

iPhone11 Pro これも高山植物?
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下れば下るほど,植物層が変わる.

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雑木林に入り,何度目かのハンガーノック状態になる息子.
ここで秘密兵器「カロリーメイト」を渡す.

「おい! 息子! これを喰え!」(アンクのマネ)

「とーちゃん,これマズい」 さよか.

iPhone11 Pro
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いずれにせよ,復活した息子.
うまい具合に天気も回復.太陽のめぐみを浴びる.
♫チャーラチャラララララ~ チャラチャララ~(セブンのBGM)

iPhone11 Pro
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iPhone11 Pro
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この登山のハイライトである馬の背.
シーズンになると尾根の両サイドが高山植物で埋まるそうな.
そうでなくても絶景は絶景.
晴れになってよかった.

山の方を見ると登っていく人の姿が何人か見える.うらやましい.
まっええか.こればかりはどうしようもない.

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iPhone11 Pro 靴を洗うブラシ.
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入山届を出すところ.
約5時間で往復した.

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看板前で決着をつける(何の?)最後の戦い.
そして仲直り.

キャンプサイトに戻る.
Kazchari的には「もう温泉の食堂で食うたらええやん」と息子に提案するが,断固拒否.
結局「キャンプやから外(自炊)!」という息子のド正論に負け,様似町のコープまで買い出しに行くことにした.

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せっかくなので,今はなき日高本線の終着駅,様似駅を見学.
今では観光案内所になっていた.

仕方がない.
これが時代の流れ.

鉄道は衰退する.
町も衰退する.
何より,人が減っていく.
それが日本.

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テントサイトに戻り,まずはパック飯を温める.
手前の皿には焼きそば.もちろん惣菜だ.

iPhone11 Pro
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フライパンで「王将の冷凍餃子」を焼く.
水も油も不要.実にキャンプ向き.
しかも,しっかり王将の味だった.
今後の定番にしよう.

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今日のメインディッシュは「サーモン丼」
これが意外に美味かった.
やはり海沿いだから? いや,サーモンは関係ないか.

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ここの温泉も今晩でお別れ.
露天風呂もあるので,明るいうちにも入りたかったなぁ.

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入浴後,寒空の中,スナック菓子+ビールという不健康な夜食(と言っても8時だが).

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Kazchari「今日の山,どうやった」
息子  「下りは楽しかった」
Kazchari「ほな,また山登りするか?」
息子  「絶対いや」

いやいや,息子よ.
今日はしんどいかもしれんが,ふと思い出される登頂達成感とこの心地よい疲労感がクセになるのだよ.
次回はもっと高い山に連れてってやろう.

今はとりあえず...眠れ.

(その3へ)

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

2022/5/3 Tue

GWの旅,第二章.

iPhone11 Pro

極寒の稚内キャンプが無事終了.

一度帰宅したKazchari.
キャンプ装備を換装し,5/3から二泊三日の息子キャンプに出かけることと相成った.

今回の旅の目的は「アポイ岳登山」,そして「襟裳岬訪問」である.

Kazchariは先日,ソロで宗谷岬に行ったばかり.
短期間で北海道(中心部の)北端と南端を制覇.ただの偶然だ.

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

思えば以前,アラスカのバローとアルゼンチンのウシュアイアを一度の旅で巡ったことがある.
こういうルール(縛り)も面白い.

それにしても旭川は北海道の東西南北,どこに行くにも便利な土地だ.
海も山も川も湖も岬もその日の気分でチョイス可能.

さて,初日の朝,荷物を積み込み終わると9時50分.
宿泊地,「アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場」を目指す.

例によって,この本で見つけた.

22-23 北海道キャンプ場ガイド

海,山,温泉,川,遊具(アスレチックにゴーカート!)と,正にパーペキなキャンプ場である.

アポイ岳に関しても事前に登山趣味の同僚から情報収集.
標高871mとさほど高くない割に,尾根からの風景が素晴らしいらしい.
それは楽しみだ.

さぁ,小学4年のアホ息子.
昨年より始めたラグビーで鍛えた体でどこまで登れるかな?

自宅出発後,しばらくすると降っていた雨も止んだ.
最初の休憩ポイントは富良野のセイコマ.
ドリンクとグミを数個購入.
PayPayで支払ったのだが,まさかの¥1,000超え.
物価高がここまで来たかと,あまり気に留めず出発.

信号待ち時,「やはりどう考えてもおかしい」と,助手席の息子の手元を見ると,キン肉マンのキーホルダー付きハイチュウを開封中.
おい,犯人は貴様か!(こいつが¥400!

ぶちぶちと説教しつつ,道の駅しむかっぷで2回めの休憩.

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ここは冬チャリ林道ツアーなど,他とはひと味違うアクティビティを提供している.
ファットバイクも用意されている.
チャリ用のスタッドレス,初めて見た.

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二風谷,平取などアイヌゆかりの地に差し掛かる.
「鉄道記念館」という表示を見かけたので右折.

iPhone11 Pro
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機関車および普通車両が屋外展示してあった.
中を覗くと,なつかしのライダーハウス.
利用料金¥600と書かれていたが,まだ使われているのだろうか?

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その昔,道内あちこちにあった客車再利用のライダーハウス.
今も残っているのだろうか?
そもそも,ライダーハウスがだいぶ減った気がする.

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さて,一通り息子にポージングさせた後,さらに南下.海が近い.
腹が減ったので,息子に近くの食事処をスマホ検索させる.

旅に出ると,毎回「『山岡家』に行きたい」とゴネる息子だが,幸い近辺に存在しない.
この辺りは牛肉の産地らしくステーキ,もしくは焼肉屋が多いようだ.

ある大型のステーキ店は満車.
そこをパスして,見た目定食屋のこじんまりした店に入る.

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先客数名.
座敷が空いていたので座る.

狭い店内.
壁中にぺたぺた貼られた手書きのメニュー.
ワンオペ,タメ口の店主.
茶色に変色した雑誌とコミック本.

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素晴らしい.
味にも期待できる.

つーことで,定番のハンバーグステーキを注文.
息子は山岡家を引きずり,しょうゆラーメン.

しばらく待つと出てきた.

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こ,これは美味い.
現状,第4位である.
タレ(ソース)は別かけではなく,既に染み込ませた上で焼いてあるようだ.
それでも売りの平取牛の旨味をそこなっていない.

息子のラーメンの方は...それほどでもないらしい.

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つーことで,現地グルメ終了し出発.
すぐに左折し,海を右手に見ながらキャンプ地のある様似を目指す.

早めの給油.
地方と言えばホクレンセルフがありがたい.

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天気も良いし,最高のドライブ日和だが,某所に近づくに連れ渋滞が目立ってきた.
そう,静内にある「二十間道路桜並木」目当てのクルマある.
チャリやオートバイでのソロ旅であれば寄っているところだが,到着時刻も考慮しパス.

静内町はこのあたりで一番の都会.
食料以外の買い出しをするなら今のうちと,息子に「〇〇持ってきたか?」と登山必携グッズの確認.

なんと,ウインドブレーカーを忘れてやがった.
昨年に続き二度目である.
出発前の確認が甘かったか...

で,みんな大好き「しまむら」へ.
¥1,980のジャケットをGet.

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それにしても息子も140サイズか...
年齢の割に小柄なのは,遺伝ゆえ仕方がないが,それでも徐々にデカくなってきているのは確実.

もうじき,Kazchariと服の共用ができるようになるだろう.
つまり,親のロードバイクやオートバイも物理的に乗れるようになる.

結果,旅のスタイルにバリエーションが増える.
それはそれで楽しみだが,肝心の息子が父との旅を嫌がるようになるか...それもまた良し.

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つーことで,様似町に入る.
セイコマにて食料の買い出し.
夕食,朝食は元より,登山用の行動食も買っておく(これが大正解).

インフォメーションセンターにてキャンプ場利用の手続き.
大人¥600,子ども¥400.
これとは別にタープを立てるなら¥300必要とのこと.

最近,タープ別料金のところが増えてきた.
とりあえず設置はしないことにして2泊分¥2000を支払う.

少し悩んだ後,キャンプ地決定.
それほど混んではいないが,
クルマを横付けできない構造.
駐車場からはマイカーゴを使って荷物を運んだが,荷車もちゃんと用意してある.

iPhone11 Pro
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テント設営開始.
もちろん,手伝わせる.
だいぶ戦力になってきた.

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食事を作る.
定番のジンギスカンである.
用意中,雨がポツポツと降ってきた.

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「とーちゃん,タープ立てないの?」という息子からの具申.
「いや,タープのお金払ってないねん...そやけど,雨が強くなってきたらイヤやなぁ...しゃあない,立てるか」と,タープを立てた.

夕食後,キャンプ場を見下ろす高台にある『ホテルアポイ山荘』の温泉へ.
歩いて行けないこともないが,湯冷めが心配なのでクルマで向かうことにする.

食器やらランタンを出しっぱなしで出かけたが,何やら最近こうしたキャンプグッズの盗難が増えているとか...

許せない! 痛恨「キャンプ場での盗難」被害実態と泣かないための「5つの対策」

幸い,これまで被害にあったことはないけど...寒い時代やな.

入浴代は¥500+¥200.
結構混んでいる.

いわゆる休憩所が広々としており,各種メニューも豊富.
もう,明日の晩飯,ここでええやん.

息子「ぜったいイヤ.キャンプやから,外で食べたい!」

正論です.

(その2へ)

おっさんのGW~宗谷丘陵,白い道ライド(その1)

2022/4/29 Fri

今年も忙しい.

insta360 ONE X2

カレンダーの並びのせいと,仕事のスケジュール(健康診断)のおかげでぶつ切り休暇となった今年のGW.
その第一弾は「ソロキャンプwithファットバイク」である.

前日までは気温を考慮して南方面,つまり十勝地方でのライドを考えていた.
ただ,天気予報が怪しかった.
本州からあがってくる前線が徐々にかかってきそう.
そこに,たまたま目にした「宗谷の白い道,開通しました」というSNSの投稿.

行き先が決まった.

前日にキャンプ用具をクルマに積み込む.
テントでも車中泊でも対応できる装備である.

宗谷-稚内方面に向かうとなればオロロンラインを使うのが常套.
まず日本海に出るため留萌へ向かう.

いつもはチャリやモンキーで走っているので高速道路は久しぶり.
速い速い.でもつまらない.

幌糠インターで降りて,小平行きのショートカット道道を使う.
海岸に出て北上.
いつものように長大な行列となっている食堂『すみれ』を横目に,ブルベでもよく使われるセイコマ鬼鹿店で休憩.

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バナナを食べながら,あらためて今日の行き先の確認をする.

稚内近辺の有名なキャンプ場は2つ.
かつて泊まったのは「稚内森林公園キャンプ場」
無料なのだがガイドブックによると,開設は5/1からとある.
水道が止められているのだろうか?

22-23 北海道キャンプ場ガイド

もう1つは宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」.

こちらは本日4/29オープン.
有料だがその分施設が充実しているようだ.
それほど料金も高くない.
ここにするか...と思いきや,そのページの情報に「完全予約制」の文字が.

予約しながら旅をするのは信条に反するが,いかんせんGWである.
夕方になって寝床を探すのもアレなので,ここは電話して状況を確認する.

閑散期と繁忙期で料金が異なっており,今日と明日の2泊で¥1,800だという.
昔に比べたら北海道のキャンプ場も高くなったなぁ...と思いつつもとりあえず予約.
19時までにチェックインして欲しいとのこと.了解です.

とりあえずスケジュールが決まったので,さらに北上.
道の駅「てしお」で昼飯にする.

なにやら入り口に目立つマンホールが...

iPhone11 Pro

おお,そういやこんなキャンペーンやってると聞いてことがある.
胸に☆3つということはアレですな.
ところで,このマンホール,ちゃんと役目はあるのだろうか?

併設の食堂で名物の「しじみラーメン」.
¥1,000也.

iPhone11 Pro
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あっという間に完食.
何か,ボリュームなくね?
しじみの数もしょぼいし.
こんなもの?

お口直しに温泉施設内にあるという,もう一つのマンホールを散策.

iPhone11 Pro

これまた玄関に設置.

豊富町にもあるのか.帰り寄ってみるか(忘れた).

つーことでいよいよオロロンライン本線へ.
こちらから走るのは2019年の「宗谷600」のブルベ以来.

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

かの有名なオトンルイの風力発電.
近いうちに建て替え工事が始まるらしい.

ここからしばらくOLYMPUS機で撮影.
なんだかなんだで一眼は良い.やはりスマホとは出てくる画が違う.

OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D OM-D E-M1Xボディ

OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 高倍率ズームレンズ 防塵防滴

OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

16時過ぎ.
予定通り温泉施設童夢着.

ここも久しぶり.
大人¥600.
入館して気づいたのが各種張り紙の多さ.
新コロ感染対策の注意は,まぁわかる.

驚いたのが露天風呂の柵にべたべた貼ってあった「立ち小便禁止」(!?)
他にも「ツバやタンを吐くな」「盗難が多いのでカギかけろ」などなど.
どんだけガラ悪いねん...つーか,高齢者に向けての表示かな(偏見).
カラダに模様のある人も数人いたような...気のせいでしょう.

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「宗谷600」のPCになっているセイコマで食料の買い出し.
今晩は自炊予定.
稚内のマチナカを抜け,宗谷岬へと続く国道に出る.

これまた記憶にある,お寺の交差点で右折.
直進すると目的地のキャンプ場着.

想像以上に巨大な施設であった.

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受付時,色々と説明を聞く.
フリーサイトと言いつつも,テントを張る場所は決まっており,それぞれ専用の駐車スペースも設けられている.つまり定員あり.なので予約制.

この駐車スペースが決まっているのは良い.
外出時,テーブルなどを置いて場所取りしておく必要がない.

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パスカードでゲートをくぐり,ぐるっと回って我がサイト「F-23」へ.
広大な敷地だ.
やはりフリーサイトにはオートバイが多い.

荷物を下ろす.
ファットバイクにはタイヤを装着.
明日の準備は万全.

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テントを設営し,しばらくすると日が落ちて来た.
夕食の準備だ.

iPhone11 Pro

セイコマで買った「牛カルビ」「カット野菜(ニラ入り)」「カップ味噌汁」.それに「温めるゴハン」の夕食.
最近の定番食である.
焚き火は元より,もう凝った料理はいいや.
洗うのが面倒くさい.

食後はキャンプ時の晩酌(?).
缶チューハイを開ける.
氷の入ったコップに注ぐが,これが大失敗.

そう,日が落ちて気温の低下が半端ない.
もう外では座っていられない.
テントの中に入るが震えがとまらん(そら氷入りの飲み物のせいや)

念のためと持参した電熱ベストを着用.

HEATKING 電熱ベスト ヒーター ベスト

結局,長袖シャツ,電熱ベスト,パーカー,ウインドブレーカーで対策.
まだ足りん.
こりゃ,ダウンジャケットも必要やったなぁ.

まだ眠くはないが,仕方がないので寝袋(3枚重ね)にくるまる.
外は限りなく0℃に近いと思われる.
完全にこの時期の道北をナメてました.

クルマで大量に防寒具を積んでのこの寒さ.
隣のオートバイ・ライダーとか,生きてるんやろか?

ここで,受付の方が言っていたことを思い出した.
「キャンパーズハウスも自由に使えますよ.シャワーもあります」

そ,それだ!

(その2へ続く)

恒例の厳冬期吹上温泉 with アホ息子

2022/1/10 Mon

オヤジとの思い出...になるのか?

OLYMPUS TG-5

祝日恒例の息子とのお出かけ.
この時期と言えば,吹上温泉露天風呂ツアーである.
ワンパターンでは面白くないので,今回はもう一捻り加えた.

Kazchari「プールに行くので水着持ってけ」

息子「えっ,温泉とちゃうの??? なんで水着?」

10時過ぎにハスラーで出撃.
麓となる上富良野町のセイコマに立ち寄っておやつの買い出し(後で助かった).
さぁ,ヒルクライム開始!(クルマやけど)

OLYMPUS TG-5

天気は晴れたり,曇ったり.
ほとんど吹雪かず,寒くもない.
それにしても,非日常的な風景だ.

とりあえず,無料露天の吹上温泉をパスし,まずは”ちゃんとした”温泉である吹上温泉保養センター白銀荘へ.

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久しぶりである.
ここは男女混浴の露天風呂もあり,そのための水着持参なのである.
息子が生まれる前に,ヨメさんと長女と来て以来の訪問となる.

料金は大人¥700,小学生¥300.
えー,”俺たちの高砂温泉”が¥630...温質的にもこちらの方がどう考えてもお得である(手間とガソリン代を除く).

俺たちの高砂温泉は肩のコリを癒せるのか

入館し,早速混浴露天風呂へ.
「水着着用」看板を見るまで息子は信じなかったが,目の前にあるのはやたらに広い温水プール.
すっかり気に入ったようだ.

いくら水着着用とは言え,先客に若いねーちゃん(+彼氏)がいたので,一瞬驚いてしまった.
ついでに,間違えたのか確信犯なのか,フルチンのおっさんも入っていたので,さらに驚いてしまった.

息子と,新作がスタートしたばかりの某アニメ「来いよ...ライナー」ごっこをしたり,水辺と言えば,全国民が誰もが知る世界初の変形合体ロボ,キングジョー(♪グワッシャ,グワッシャ)ごっこをする.
幸い,先ほどのリア充カップルしかいなくなったので,すみっこで静かに遊んでいました.

中の湯や,海パン脱いで男だけの露天風呂も含め1時間ほどつかり,そろそろのぼせてきた.
さらに,いいかげん腹も減ってきた.

そこで息子に「もう,ここだけでええやん.下の露天は今日やめとこ」と提案するも,断固拒否.
どうしても「YouTube動画」ごっこがしたいらしい.

仕方がないと「混んでたら嫌やし,クルマ3台以上停まってたら帰る,でええか?」と譲歩.

吹上温泉へ向かう.
クルマは...なんと2台しか停まってなかった.負けた.

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湯船の先客は3名.
下の湯にはにーちゃん1名.
上の湯には,またしても水着着用のリア充カップル2名.
休日にしては空いている.

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先程の白銀荘で十分温まったため,ここでは短時間で退去するつもりだった.
まず,上の湯のリア充が去った.
しかし,下の先客のにーちゃんがなかなか帰らない ⇒ 息子待望の動画撮影がやりにくい.

いい加減あきらめて上がる.
タオルで身体を拭きはじめると,にーちゃんも上がった.遅いわっ!(にーちゃんの勝手やけどな)
息子とコソコソ打ち合わせして,滞在時間を延長する.
誰もいなくなった後,しょうもない動画を撮り始める(公開予定はありません).

で,ようやく上がり服を着終えた頃,次のお客さんが来た.
いやいや,ホンマ休日やのに人が少ないなぁ.
厳冬期,最高!

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白金温泉方面は冬期通行止めなので,上富良野町へダウンヒルで戻る.
まだ14時だったが,目当てのラーメン屋『花道』は,材料切れなのか早々と閉店.
休日あるあるですね.

結局,美瑛まで移動し,夕飯のことも考えてコンビニ飯で軽く済ませる.
いつものチャリ・ライドと変わらん(セブンのボンゴレ・スパ美味し!).

つーことで,息子との休日もその成長につれて回数が徐々に減っていくんやろな.

「子供に与えるのはモノよりコト(経験)」と誰かが言った.
確かにそうなんやろうけど,Kazchari自身はどうだったろう?

うちの親父は釣りが好きで,息子の年の頃にはよく釣り堀に連れていってもらった.
しかしながら,Kazchariは釣りそのものに全く興味を持てず,近くの河原で,虫を捕まえるために走り回っていた記憶がある.

ようするに,親の趣味嗜好が子供に受け継がれるとは限らないのだろう.
まぁ,実際に親が子供に与える影響なんて微々たるもの,子供同士の人間関係の方が,よほどその子の人格に影響を与える,提唱する学者もいるしな.

家の中に閉じ込めてゲーム三昧もアレだし,Kazchari自身の欲望に従って,息子が一緒に行くと答える限り,あちこち連れ出そう.

永遠に続く話でもなし.

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

OLYMPUS TG-5

Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

OLYMPUS TG-5

できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

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いただき画像
いただき画像
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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

いただき画像

写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

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美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

OLYMPUS TG-5

ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

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上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

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しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

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「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

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ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

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最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

OLYMPUS TG-5

さらにファット.

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結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

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元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.