台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

2024/3/23 Sat

至福の時

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晴れ時々曇り.温度:24 ℃,湿度:85%,体感温度:27 ℃,風速:16.2km/時,風向:SE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

時刻は既に9時30分.
北上を開始する.
ここから愛と絶望の139kmが始まる.

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もう寄り道していられない.
夜間走行はしたくない.
確実性をとり,Google先生の指示通り来た道を戻ることに.

※ちなみに「けんたさん」は東周りで北上したようだ.

なぜかモアイオブジェ.何つながり?

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墾丁のメインストリート&リゾートエリアを通過.さらばだ.

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信号待ち時,目の前を「環島」中っぽいサイクリストが通過.
この旅で初めて見た.
「追いつくかなぁ」と思ったが,なかなかの豪脚.
すぐに姿が見えなくなった.

そう,一見気軽に見えて「環島」はなかなかハード.
これに挑戦しようとする者は(日数にもよるが),普段から乗り慣れている者がほとんどのはず.

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高雄行きと山越え方面の分岐路に差し掛かる.
コンビニを発見して小休憩.
徐々に気温が上昇してきた.

...だのに,なぁぜ台湾人ライダーはダウンを着るのか?

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海を離れて内陸へ.
軍の駐屯地らしき場所に出る.

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これは国共内戦時のオブジェかな.
どことなくゆるキャラ風味(いいのか?)

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戦車もあった.
『ガルパン』推しの娘にLINEで送ると,大興奮していた.

そして,いよいよ山岳のスタートである.

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渓谷だ.
しばらく進むと博物館風の建物が見えてきた.
牡丹社事件紀念公園らしい.

牡丹社事件とは,日本による台湾統治のきっかけとなった事件である.
正直,アジア近代史というか,日本と台湾の関係についてはあまり詳しくない,いやなかった.
博物館周囲の壁画を見れば,どういう事件かはなんとなく想像がつく.
帰国後,色々調べて知識を吸収中.
一度訪れた国の出来事は,もはや他人事ではなくなるのだ.

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もう一つの有名な事件である「霧社事件」に関しては,映画のおかげで多少は知ってたけどな.

『セデック・バレ』を観た~台湾人って誰のこと?

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この門をくぐると激坂スタート.
たぶんSTRAVAセグメント.

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久々の本格ヒルクライム.
斜度はだいたい7~8%くらい?
平地では気にならなかったSURLYの重さがズシッと脚にくる.
幸いこいつはフロント3枚.
リアも使い切って,一番軽いギアでゆっくりと登る.したたる汗.

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足元にトロピカルなクモの死骸.
こういうのを見ると外国にいることを実感する.

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とりあえずの頂上(?).
ここが惨劇の地,牡丹村らしい.

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つかの間のダウンヒル.
水はまだあるが,カロリーになるモノが欲しい.
もちろん,こんな山奥にはコンビニもなければ自販機もない.

やがて街道沿いの街が見えてきた.
商店は...あった!

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もうこいつさえあれば何もいらない神飲料,赤コーラを購入! 至福.

昼間からたむろってるおっちゃん達.
もちろん,日本人は大歓迎ムード.
つーか,ここに立ち寄る旅行者って,なかなかいないのでは?

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知ってる日本語を懸命に思い出そうとされる.
それが難しい場合はスマホの出番.
こちらも翻訳アプリを駆使し会話.
楽しいね.

腹が減ってきたが,残念ながら食堂などの設備はないようだ.
もう少し進んでみる.

分岐点にて幸運にも食堂発見.
「ここがおそらく最後の食事ポイント」と,Kazchariのゴーストがささやく.

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先にいた中年のお客さん,日本語が非常に流暢.
「私のお父さんとお母さんは日本人でした」と意味深な発言.

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メニューの漢字から,中身を推測.
「咖喱」の文字を見つけたので注文.
しばらくすると「チキンカレー」っぽいモノが出てきた.

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これが想像と違って,全然辛くなくて優しい味だった...って,たぶんボンカレーのルーを使っているような...美味ければヨシ.
(よく見ると,辛いのが苦手な人は先に言ってねみたいな注意書きが貼ってある)

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美猫もいるし,おばちゃんも親切だし(水とチョコレートくれた),カレーも美味いしで良い所でした.
ココロも腹も満たされて,まだまだ続くヒルクライムに挑む.

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暑いわ,しんどいわ,脚は終わりかけやらでゾンビ走法に徹する.
それにしても,西側とはまるで異なる台湾である.
あの高層ビル群やらごちゃついた商店街はどこいった?

そしてついに...

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国道との分岐点にあるサイクルセンターに到着.
登りが終わった.
ここまで来ればこっちのものである.
満身創痍でボスキャラを攻略した感.

サイクルセンターは台湾あちこちにある.
ウォーターサーバーで水の補給ができる.素敵.
日本だとジュースの自販機が...(贅沢)

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そしてウルトラご褒美のダウンヒル開始!
ここからは天国.
こんなに楽しい時間はなかなかない.

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ご覧ください! この美しい道を!
永遠に続くかと思われる極上のダウンヒル.
しっかりレーン区分もされていて安心感も半端ない.

なんで日本の道はあんなにボコボコなのだ?

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ついに海,東海岸に到着ぅ!
色が,海の色が超絶に美しい.

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肝心の風向きは...なんと追い風だッ!
このクソ重いSURLYでAve.30km/h越え!

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止まるのがもったいないシチュエーションだが,調子に乗っているとハンガーノックor脱水
東海岸は町が少ない=補給個所も少ないのだ.
コンビニを発見してピットイン.

ちらっと映るプリン
この物価高の台湾において20元(¥100)という良心価格.
サイズも味も「Bigプッチンプリン」とクリソツ.
この旅の間,何個食べたことか.

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アート爆発な台湾.
キレイな浜辺にはオブジェが点在する.

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めずらしく市街地.
歩道橋すらアート.

例によってGoogle先生が気をきかせて,街中のオススメポイントに案内してくるが,さすがに今日はシカト.
細かい脇道は全部パスして,国道をひたすら北上する.

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またしてもオブジェ.
ついつい止まってしまう(えっ,さっきの決意は?)

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東海岸は決して平坦ではない.
結構なアップダウンである.
交通量も多い.

うむ.
この辺りですらこんな状況なら,噂の「花蓮-宜蘭」間の崖沿いルートはやはり避けた方が無難かも.

驚いたのは「歩き環島」の人を何人も見かけたこと.
マジで四国のお遍路並みのブーム?
互いにサムズアップで励まし合う.

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最後の峠を越えて下りきった場所.
いやぁ,疲れた.

後方の道を見る.
よう走ってきたなぁ...人力を最高の効率で推進力に変換する夢のマシン,やっぱりチャリはスゴイわ.

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この地点から本日の宿まではまだ20kmほど残っているのだが,文字通りヤマは越えた.
相変わらずの追い風基調の中,知本温泉エリアを目指す.

途中,G-Mailにて宿のオーナーから「今どこですか? 何時に到着ですか?」という確認メールが届く(中国語を翻訳).
何か不思議なメールやなぁ...と思ったが,「5時過ぎには着くと思います.チャリで行きます」と返しておいた.

後で謎が解ける.

今日のホテル「Chihpen Hot Spring Hotel」はいわゆる通常の宿ではない.
簡単に説明するなら,集合住宅の一室を借りる...ようなシステム.
どうやらフロントのようなモノは存在せず,各部屋のオーナーと契約する形式になっているようだ.不動産投資みたいなもの?

で,国道を離れて少し山側に進むとようやく知本温泉街が現れた.
Google先生の指し示す建物付近でうろちょろしていると「自転車で来た日本人」という目印で気づいたのか,オーナーの李さんが声をかけてきた.

互いに翻訳アプリを駆使.説明を受けつつ部屋に案内される.

ドアを開けて感嘆の声を上げてしまった.
なんつー広さとキレイさ!

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もちろん温泉の出る浴槽付きだ!
うれしさに涙が出た.

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これで1泊1,500元(¥7,500)
何も言うことはありません.

李さんが去った後,汗だくで異臭を放つウェアを脱いでお湯をはる.
そして...Amazon Prime で『姫様』を鑑賞しつつまったり入浴.
太ももの日焼け跡がエグイ.

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たっぷり2時間は入浴.
その後,外に食事に出かける.

ホテル周辺の環境が素晴らしく,食堂の他にコンビニまである.
例によって9時閉店のようなので,急いでこの食堂に入る.

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メニューに「蝦」の文字を見つけたので「久々に海鮮食うか」と注文.
ニンニクが効いていて美味し.エビも殻ごといただきました.

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コンビニでビールとつまみ,明日の朝食を買って2階の部屋に戻る.

1階ロビーにチャリを置く.
一応チェーンロックしたが,台湾では盗まれる気配は全くない(楽観的?)
まぁレンタル品なので,限りなく現地のチャリっぽく見える.
自前のDOMANEやったらこうはいかんな.

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部屋の前の廊下.
前後とも広大.
ホラー映画『シャイニング』っぽい...不気味.

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もちろん,寝る前にもう一度入浴.

OLYMPUS TG-5 俺は犬神家に勝ったんだぁー!

歓喜のあまりスケキヨ遊び.
(安心してください.わいせつ物は写っていません)

つーことで,苦労の甲斐あって至福の時を過ごせた7日目でした.
明日はチェックアウトの11時まで動きません(もったいない)

Day8に続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day8 知本温泉~池上

iPhone15 Pro ホテルの入口 いろいろおかしい

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

2024/3/22 Fri

どことなく懐かしい

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

さて,腹も満たされて水も補給した.
走りますか.

Google先生の指示通り,またしても幹線道路を離れる.

ふと「〇〇福徳宮」という看板を見つけた.
なんと,〇〇にはKazchariの名前が入る.
「宮」とは日本で言うところの寺.
「そんな地名もあるのか」と,面白そうなので立ちよってみることに.

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どうやらこのあたりは「〇〇」という地区らしく,お寺だけでなく「〇〇公園」も発見.
バスの停留所名も「〇〇」.
世界広しと言えど,まさか自分と同じ名前の場所を見つけるとは.
漢字圏ならではやね.
偶然,偶然のすんげー確率.
なかなか得難い経験をした.

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幹線道路に戻ると,ルーフやバックにチャリを固定したクルマを何台も見かける.

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この付近で何かの大会が開催されるのだろうか?
そういや明日は土曜日だ.

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あまりに暑いのでセブンにピットイン.

アイスとジュースを買ってベンチに座ると,隣に座る台湾人が話しかけてきた.
おそらく「今日は暑いねぇ~」と言ってきたと思う(空を指さしていたので).
この方,色黒で非常にホリが深かった.
いわゆる「原住民」と呼ばれる人なのだろう.

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この「原住民」という言葉,日本人には”未開の民族”っぽく聞こえて抵抗があるかもしれないが,侮蔑的な意味はない.

日本語の「先住民」と同じニュアンスで使われている.
ただ,中国語で「先住民」だと「絶滅した民族」になってしまうらしい.

台湾の中央山塊には原住民が多く住んでいるという.
これから出会いが増えそうな気がする.

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東海岸(台東)方面への分岐に到着.
左の高架道路を進むと最短距離になる.
南端を目指すKazchariはもちろん直進する.

海岸に時折点在する変なオブジェ.

「そういや三脚もってたわ」と久々に自撮り.
期せずして翼...ではなくツインテール写真になった.

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このあたりでは一番大きい街,恒春(Hêng-chhun)を通過.

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なぜかゴーカート場がたくさんある.
戦場っぽいオブジェとか恐竜の装飾.
後で聞くところによると,ファミリー旅行先としてメジャーな場所らしい.

ゲストハウスの他,ダイビングショップも点在.
潜ります? いやいや今回はパス.

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そして墾丁

今日のうちに「南端まで行って帰って来る」という計画は時間的に断念.
素直に予約した宿に向かいませう.

しかあし,例によってGoogle先生のナビが超絶わかりにくく,指示通りに進んだらコテージだらけの大規模リゾートに進入してしまった.
どう見ても不審者である.

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なんとかそこを抜けだすと墾丁のメインストリートが現れた.
今度こそ到着ぅ...と思ったが,肝心の宿が全然見つからない.

仕方なく,マッサージ店で暇そうにしてたおばちゃんに尋ねる.
さすがリゾート地.
英語が完璧に通じる.
通じたところで,道を聞いて走り出すがやはり見つからない.

計3人ほどに道を聞く.
全然見つからないので,”途上国あるある”の「わからんから適当に指さしとけ」的な扱いを受けているのかと,すっかり不信感(みなさん,すいません).

うろうろしていると,チャリ一台がやっと通れる通路を発見.
まさかと思い進入すると,ようやく宿を発見.

ケンティン ホステル (Kenting Hostel)

いやぁ,苦労した.
白ペンキのいかにもリゾートなホステル(Agodaの写真は盛り過ぎだ)

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受付のねーちゃんは英語ペラペラ.
ただし,困ったことに宿泊代はキャッシュのみ
うげー,これで手持ちの現金がなくなった.

トイレやシャワー,明日の朝食の場所(離れた食堂),チェックアウト時の注意点を聞く.
部屋はまぁまぁ.
使い道がよくわからないロフトがある(後で助かった).

残念ながら洗濯機がない(ゲストは使えない)ので「コインランドリーに行け」と言う.量も少ないので手洗いしますか.

シャワーを浴びて落ち着いたところで洗濯開始.

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足洗い場の水道を拝借.
怒られなかったので無問題.
幸いバスタオルも2枚,それにドライヤーがあるのでいつもの乾燥方法が使えそう.
それにロフトもあるので”巻き巻き作業”もしやすい.

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走行データのSTRAVAへのアップやら何やらを済ませて外へ.

すっかり日が落ちて外は暗い.
いや,暗いだけでなく寒いぞ.一旦宿に戻りウインドブレーカーを持ち出す.
3月の台湾は1日の寒暖差が激しい ← 要注意.

先ほどの細い路地を抜けてメインストリートに出ると...いきなり夜市のにぎわい
さすが台湾随一のリゾート地.
西洋人観光客がうじゃうじゃ歩いている.
地元民より多いくらい.
それにエロいっつーか,セクシーな衣装のおねーちゃんがアルコールを提供している屋台(?)も散見.
一方でちゃんとしたレストランもある.

この雰囲気はどこかで...台湾というより,懐かしのタイのカオサンっぽい.
だいぶ小規模やけどな.

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さぁ「メシ食うで」とあちこち見ていると,珍しく英語表記の看板を掲げた食堂を発見.それに一皿100元程度とそれほど高くない.海鮮もある.
ここにしよう.

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豚肉とイカの炒め物と白飯をオーダー.

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味は良いのだが,昼と違って今度は量が少なかった(やはり予測が難しい).
それに...辛い

台湾旅行は楽しいのだが,難点が2つある.

一つは言うまでもなく排ガス.

もう一つは,食堂で水が出ないこと.
確かにビールでもジュースでも店で買えばいいんですよ.
時々は買っているけど,もちろん(日本同様)コンビニや商店で買うより強気の価格設定.

「飲食店での水はタダ」という意識が根付いている日本人は,どうしても「モッタイナイ」が先行してしまう.
世界標準的には「サービス過剰でノーチップ」な日本がレアなのだが.

で,我慢することになるが,今回のように辛い料理だと辛い.
味わうより,かきこむようにして食べてしまう.

周りを見渡すと不思議なことに,飲料がないまま食事している人もけっこういる.
結局は慣れの問題なのだろうか.

ちなみに外からの持ち込みはX,もしくは5元ほどのチャージが必要な場合がある.
ガイジンなので何も言われないこともあるけど.

てな感じで食事を済ませて通りに出る.
口の中がヒーヒーするので,甘く冷たいモノが欲しい...
おっ,ここは...

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少々高いが,台湾スイーツの魅力には抗えない.
で,注文.

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ででん!
「綜合鮮果」180元!
やぱり巨大だが美味し.
食い終わった時,むっちゃ寒かったけどな.

さぁ,腹も落ち着いたし散歩.

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iPhone15 Pro なぜか海人

ホンマ,iPhoneはよく写る.
夜間撮影でここまで撮れるなら一眼いらんな(芸術性を求めなければ...だが).

夜市のにぎわいはまだまだ続くが,一人旅のKazchariはクールに宿に戻りますか.

ありゃ.せっかくの夜市なのにまーた屋台メシ食ってねーや.
まぁええか.”グルメ”にあまりこだわりがないのだ.

それよりも問題は明日の予定.

最南端周りだと今回の旅の最長距離を走ることになる.
それに山越えもあるため獲得標高もエグくなりそう.
さーて,どう戦い抜くかな.

激闘が確実視される「Day7」へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

iPhone15 Pro この看板で「ケンティン・ホステル」と認識しろと?

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

2024/3/22 Fri

Go Go リゾート!

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

Day5はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

今日は走る.
できれば台湾最南端まで行っておきたい.

なぜなら明日の天気はかなり怪しい.
強風マークがついている.

ただ,アプリごとに予報がバラバラ.
きっと良い方に外れるだろう.
なんつってもKazchariは晴れ男なのだ(キリッ)

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

宿泊地は墾丁(Kĕndīng)
いわゆる最短最速の「環島」から外れたオプションコースとなる.
時間があればこその旅程.

朝食後出発.
本当にいい宿だった.
今後も高雄に来ることがあったら,この宿一択やな.

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大都会だけになかなか脱出できない.
廃線跡のサイクリングロードをつないで走る.

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大型車の交通量が多い道路だが(区画された)二輪走行レーンがあるだけで安心感が違う.

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高雄空港を通過.

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MRTで街中とつながっている.
こちらを旅の拠点にしても便利だろう.

途中で変わったスクーターをみた.
やけにスピードが遅い(チャリで抜いた)
不思議に思いつつ確認すると,なんとリアに補助タイヤを付けて4輪化,
さらには車椅子もサイドに積んでる.
もはやクルマで良いのでは?

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工場エリアを抜ける.ぐっと田舎化.

南に向かうにつれ,気温がどんどん上昇中.
幹線道路は面白くないので,懲りずにGoogle先生に頼る.
すると...

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ここは一体どこなんだ?

どうにかラビリンスを抜けだし,とあるファミマで休憩.

ホンマ,コンビニの存在はありがたい.
「環島」がこれだけメジャーなのは,コンビニの多さ=便利さも要因にあるような気がする.他の国ではここまで流行らないかも.

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ホテルの朝食で食べきれなかった肉まんとコーラで補給.
なぜか店内でイヌが寝ていた(めずらしくない).

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これも台湾の日常.
動物にやさしいというか何というか...

そういやここまでの旅では,吠えまくる犬に3回くらい追いかけられたな.
海外旅行で何が怖いってやはり病気だろう.
特に日本では絶滅した感染症群.
犬の場合は狂犬病だ.

台湾では2013年に狂犬病地域から削除されたようで,噛まれたところで大丈夫...って,うんなわけあるかい!

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海沿いに出た.
あちこちの壁に書いてある「南無阿弥陀仏」は何の冗談だ?

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とある公園の横を通る.
説明の看板に「乃木」の文字を見つけ,緊急停車.

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なんと,乃木希典将軍 台湾上陸地点(今は公園)だった.

幹線道路からはかなり離れている.
チャリ旅でなければ絶対に気が付かなかった場所.
つーか...これだけきれいに整備して残していることに驚き.
よくも悪くも日本との強いつながりを感じさせる.

しばらく進むと,枋寮郷(Fāngliáo)に到着.

今や世界中あちこちにある巨大地名オブジェがここにもある.
これ見つける度についつい記念写真を撮ってしまう.旅人の性ですな.

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台湾人の団体さんが写真の撮り方で大騒ぎしていたので,英語で「撮りましょうか?」と話しかける.
すると大喜びで「謝謝!」との返事.

おばちゃんがチャリに挿した日の丸を見て「リーベン?」と聞いてくる.
そこからはさらにテンションアップ!
Kazchariのピン写真を撮ってもらった後は集合写真.
何台のカメラで撮ったことやら.
こういった記念碑的なところだと,だいたいこのパターンやね.

こういう時,スマホは便利だ.
みんな使い方わかってるしな.
一眼カメラを渡すと,たいていの人はビビるし,腕を伸ばして液晶を見ながら撮るのでブレたり,構図が歪んでいることが多い.

つーことで挨拶して先に進む.再見.

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広い道路に出た.
日本のごとく,大規模ドライブインが点在している.

さて,派手派手ドライブインにピットイン.
昼メシにする.

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Googleレンズを駆使し「チャーハン」「ワンタン麺」を注文.

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いや,これ多すぎやろ.
ホンマ,多すぎたり少なすぎたりと量がわからん.
値段だけでは判断できない.

基本的に中華圏の人って大勢でいろんな種類の料理を頼み,みんなで取り分けて食べてるイメージがある.
「ソロ飯」がレアなのかもしれない(たぶん).

それでも,サイクリストは「全ての摂取カロリーを0にする特殊能力」を持っているので平らげてしまった.
余裕余裕と思ってたら後から入って来た台湾人のおっちゃんが,山盛りのカモ肉と焼きそばを注文してた.
すんげー食欲.

そしてマスターらしき人から1リットルの水の差し入れ.
ありがたい.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

ボトルに残っていた水で顔を洗い,腕にかけて冷却(効果的).
もらった水をボトルに入れて,さぁ出発.

しつこいようだが,マジで暑い.
3月でこれなら夏はどうなる.
タヒぬぞ,これ.

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Day6(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

2024/3/21 Thu

おもしれー街

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晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:60%,体感温度:20 ℃,風速:9.9 km/時.風向:SSW

Day4(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その2)

朝6時に起床.
時差が1時間あるのに...体内時計恐るべし.
今日はこの「環島」初の休息日なので非常に気が楽.

1階に下りて朝食(ビュッフェ式).

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西洋風なホテルの雰囲気と異なり,メニューは中華寄り(パンもあるけど).
おかゆ&甘い謎肉,それに肉まんが美味し.

さて,食べ終えて部屋に戻る前に今夜の宿泊代をクレカ決済.
連泊のせいか,さらに値下がり.
素晴らしい.今日も風呂に入れる.

それはさておき今日は高雄散策の日.
ちなみに「タカオ」ではなく「Gāoxióng」と読む.
「タカオ」のままだと,どうしてもツンデレ・メンタルモデルが頭に浮かぶなぁ(町の名前と重巡に関係はない).

休息日と言えど,バスや徒歩ではなくチャリに乗るのがサイクリスト.
結果的にこれが正解だった.

事前にkindle版『地球の歩き方 台湾』をiPadにダウンロード済み.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

この旅に出てから初めて読む.
さぁ,まともな観光の始まりです.

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結論から言うと,この高雄という街,かなり気に入った.

何しろアートが爆発している.

西洋と東洋,過去と現在と未来が共存している街.
そこをフリーダムの象徴たるチャリで駆ける.
タイムマシンもマルチバースも不要.
ここ高雄には全てがあった.

つーことで,まずは「駁二芸術特区(The Pier2 Art Center)」へ.
モダンが爆発.

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ところで現在の我が愛車,SURLY TOURING BIKE
パニアは付けたまま(外すのが面倒)だが中身は空.
元々重量があるため,あまり軽くなった気はしない.
ただし,クロモリフレームの特徴なのか安定感が抜群.
初日からまるで違和感なく乗れているが,やはりサドルを自前にしたのが正解だったかも.

セラロイヤル(SELLE ROYAL) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック

ようするにこのチャリ...ものすごく気に入った.
旅用にクロモリフレームのチャリが欲しくなったなぁ(ヤバイ)

野外展示の現代美術を堪能した後は,湾に沿って移動.

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OLYMPUS TG-5 なんだこれは!?
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すると目前にひときわ目立つデザインの建物が.

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まるでキングジョー.
成田亨がデザインしたレトロフューチャー的建造物.
それが目の前にある.

海音館と言うそうな.

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他にも変なデザインの建物だらけ.

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港にもアート.

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それに路面電車がおしゃれ.
枕木ではなく芝生に埋め込まれたレールの上を走る.

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それに歩道との境目もない.
そう,まるで井上直久先生のイバラードの世界.

イバラード物語: ラピュタのある風景

余談だが,井上先生はKazchariの高校時代の恩師だ(美術).
その後,先生は画家として活躍.
ジブリの目に留まって『耳をすませば』の劇中劇の背景を担当することになったスンゴイ方である.

「バロンのくれた物語」の物語―映画『耳をすませば』より (ジブリ THE ARTシリーズ)

港を離れて市街地に向かう.

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腹が減った.
目にとまったのは「摩斯漢堡(mósīhànbǎo)」ことモスバーガーである.
さすがの観光地,久々に英語が通じたぜ.

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レジ横に目立つマークがあったので,新たなチャレンジとして「LINE-Pay」を使ってみた.
日本でクレカ情報を登録済み.
「(アプリ上で)使用場所を日本から台湾に変えてください」との指示があったが,起動すると勝手に変更されていた.
あっさりと支払い完了.
悠遊カードとかクレカよりよっぽど手軽やん.
購入履歴も確認しやすいので,これ以降,コンビニでの支払いもLINE-Payに切り替えた(コンビニでは使えないというブログも散見されるが,普通に使えます)

バーガー,ポテト,紅茶のセットで200元(約¥900).
やっぱり高けーな.

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お次は,昨日も通った蓮池潭
ぐるっと回ると...中華爆発! バーンチャイナバーン!

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嫌いじゃないね.こういうのも.

高雄まで来て,西洋人の姿をやたらに見かけるようになった.
さすが台湾の第二都市,一大観光地である.

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いわゆる市内の見所は周ったので,いよいよ本日のお楽しみである.
この旅最大の目的の一つである「芒果雪花冰(máng guǒ xuě huā bīng)」,つまりマンゴーかき氷を食べに行く.
『歩き方』に高雄の老舗店が掲載されていた.
ナビを起動して無事到着.

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例によって,膨大なメニューの数だが,“超人気”とあったヤツを指さし注文.
115元だったかな.

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席に案内されてしばし待つ.
出てきたそれは...

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超人気も頷ける巨大さ.
腹冷えそう.
たぶん,こういうのって複数で取り分けて食べるのが標準やろな.

しかあし,そこはサイクリスト・ストマック
十分な運動+暑さのおかげで常にカロリー&水分不足.
こいつも最後までおいしくいただけました.

マンゴー,日本で食うと高いしな.
実は「ふるさと納税」で注文済みなので届くのが楽しみ.

それにしてもこの旅は楽しい.
「こんなに人生楽しくて良いのだろうか?」と不安になるほど楽しい.

さて,あまり乗りすぎると休息日にならないので程々にして,ゆっくりと宿に帰還.

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レセプション前にて,英語を話すちょんまげスタッフに呼び止められる.

スタッフ「今日も泊まるんだよね?」

Kazchari「ああ,昨日Agoda経由で予約した.ちゃんとスタッフのにーちゃんの前で予約ボタン押したで.朝,クレカでもう払った」

ス「なんかわからんけど,お前の名前で予約が二人分入っている」

K「へっ? なんで?」

昨日いたスタッフのミスなのか,Agoda側の問題なのかわからんが,確かに2人分予約状態になっている.
スタッフと交渉し,一人分は無事(ノーチャージで)キャンセルできた.

Agodaは便利やけど,まだ改善してほしい点がある.
一番困るのは,宿泊料の支払い方法がバラバラなこと.

1)予約時点で登録済みのクレカ引き落とし
2)現地到着時にてクレカ支払い
3)現地到着時に現金払い

1)は問題ない.

2),3)に関しては,クレカ決済可能なのか,現金のみなのかは行ってみないとわからない.事前に宿に直接メールで問い合わせても,返事がある場合とない場合がある.
それにノーショー(こっちの都合でキャンセル)した場合,登録済みのクレカから自動的に引き落とされる(つまりデポジット)仕組みになっている.

今回の「Single Inn」は2).
もし1)だったら,このダブル予約でややこしいことになっていたかもしれん.
で,この支払いシステムが後にとんでもない事態を引き起こすのだが...

部屋に戻ってアホほど撮った写真のバックアップ作業.
その間にお楽しみのスーパーお風呂タイム.

2階の浴室に下りる.
脱衣所に左肩から胸にかけて,がっつり彫り物の台湾人にーちゃんがいた.
洗面器がないことにとまどっている様子だったので「シャワー使うしかないで」と英語で教える.
こちらが中国語ができないので気付いたのか「ジャパン?」と聞かれ,「Yes」と答える.
後はカタコトの日&英会話.
この方,野球選手らしい.

「日本に行ってみたいけど,刺青があると風呂に入れないんだろ?」と聞かれた.

まぁ原則そうなっているけどなぁ.こんだけ旅行者が増えるといちいち断ってられんやろなぁ.実際,近所のスーパー銭湯でも割と見かけるしなぁ」と答える.

確かに台湾人は男女問わず彫り物を入れている人が多い.
こんな記事を見つけた.

「刺青(タトゥー)はファッション!?」…台湾人と日本人の価値意識

一方,大陸では禁止らしい.

中国でのタトゥー文化や意識とは?~中国のタトゥー事情を紹介します~

18時になったので再び外出.
今度は歩きで「世界で二番目に美しい駅」とされる美麗島駅へ.

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まず駅名がいい.
コンコースのステンドグラスが有名.
どこをどう切り取っても絵になる.

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確かにこれは美しい.
一見の価値はある.さすがアートな街だ.

工事中だったので,光の演出ショーみたいなのは見られなかったが十分満足.

ちなみに世界で一番美しい駅はベルギーのアントワープ中央駅らしい.

【世界一美しい駅】大聖堂のような駅、いったいどこ?「これが駅ですか?! 」「あの時計の裏に違う世界がある」

テイストが全く異なるので比べるのはおかしい気がするが.

さて,どうしようもなく腹が減ってきた.
本当はこの後,夜市で食べるつもりだったが,屋台料理の前にちゃんとしたモノを...(と考えたKazchariがアホでした)

駅地下レストランっぽいところで牛肉麺水餃子を食べる.
それなりに量はあるものの280元もした.うむ,高い.

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もはや日本より高いのでは? 場所のせいかなぁ.

で,地上に出て有名な六合国際夜市へ.

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雰囲気めっちゃいい.それに...割と安いし,何よりも美味そう.
LINE-Payが使える店もあったりする.
うーん,むっちゃ後悔.ここで少量多種にて食べたらよかった。

立ち並ぶ屋台の裏側に「日本薬品~」と描かれた店を見つける.
ドラッグストアだ.
ちょうど日焼けによる唇の痛みがMAX.
リップを購入しよう.
いつも使っている「メンソレータム」が115元.
よくわからんメーカー品が89元...どっちも高いって.
結局後者を購入した.

で,肝心の夜市だが,もはや固形物が入るスペースはないので,本場のタピオカミルクティーを買う(65元)

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味は...まぁ普通.

それにしても,あらためて物価の高さを感じる.
ただ,日本と同じと考えると台湾の宿や食事のクオリティの高さは別に驚く必要はないかもしれんな.
国は違えど等価交換が成立している.
ゆえにそれほど不満はない.
これがヨーロッパやアメリカだと,同等のサービスで日本の3,4倍はしそう.

30年前に東南アジアを貧乏旅行していた頃は,安さ=正義だったし,実際安かった.
エアコンのない灼熱地獄の部屋でなんとか寝ようとしていた頃に比べると今はって...そうか,こちらの考えが変わったんやなぁ.
「金で快適を買う」ことに抵抗がなくなった...これが年を重ねたということか(大げさ).

宿へ戻る大通りにはやたら語学教室の看板がある.
ほとんどが「英(米)語」「韓国語」「日本語」だ.

台湾のことがマンガで3時間でわかる本

帰国後に読んだこの本によると,台湾でも小学校から英語教育があり,1996年からは高校にて第二外国語教育の実施が開始されたらしい.
2020年の調査では13言語中,50%以上の学生が日本語を選択したとか.

おや?

その割には,なぜかこの旅,英語もしくは日本語が流暢な台湾人にめったに会わんぞ.
なぜ? たまたま?

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入国後,初めて”観光”した気がする.
よい休息日だった.

Day6(その1)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

2024/3/20 Wed

天国にはまだ先があったッ!

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晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:49%,体感温度:17 ℃,風速:3.6 km/時,風向:N

Day3(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その2)

嘉義出発時,気配を感じて振りむくと女の子の赤ちゃんが日の丸に興味津々で,触ろうとしていた.
その子とお父さんに挨拶して出発.

今日も脚の調子が良い.
つーか,日本にいる時より明らかに体調が良い.
やはり旅は人を健康にする.

今日もGoogle先生のお導き通りに進む.
すると,またしても(良い意味で)とんでもない道へ.
それは路面電車の廃線跡を利用したサイクリングロードである.

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もちろん歩行者&自行車専用.
とんでもないクオリティだ.
こんな道をたまたま(ではないが)発見,走れるのがチャリ旅の醍醐味やな.

iPhone15 Pro
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しかも,途中にはなんとネコ・ゾーンがある.
右を向いても左を向いてもネコだらけ.
(ネコ好きにとって)ここは天国ですか?

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ホンマ,サイクリング環境が日本とは段違いだ.
田舎は言うに及ばず,大混雑の都会でも,車道1車線,隣にバイク&チャリの二輪レーン,そして路肩(駐車スペース)が標準.
それにスクーターは二段階左折が徹底してる.

要は圧倒的に道が広い.
これは中華社会において,自転車が圧倒的な数だった頃の名残りなのだろうか?
路肩皆無の札幌市内を走るより,はるかに安全である.

信号もそれなりにあるが,大阪駅前のごとく変わるまでのカウント表示がされる.これでせっかちさんも安心だ.

それに,チャリの走行ラインは割と自由.
もちろん車道を走ることが基本なのだが,広めの歩道ではちゃんと自転車レーンが存在するし,シェアサイクルの「YouBike」は歩道を自由に走っている(本当はダメ?)

ただ致命的な欠点がある.
それは...排気ガス.

特に都市部.
臭いも相当だが,明らかに空気がよどんでいる.
やたら古いクルマ(どこ製?)が黒煙を吐きながら走っているし,2ストスクーターもまだまだ現役.
Kazchariは特に問題なかったが,呼吸器系が弱い人は辛いかも.
台湾人のマスク着用率が高いのは新コロだけでなく,排ガス対策も兼ねているのでは?

一方でテスラや電動バイクの類もかなり見かけたので,ちょうど入れ替わりの時期かも.
”本当に環境対策になっているかどうかあやしい”電気自動車の是非はともかく,数年後に再訪したら空気がキレイになっているかもしれんね.

OLYMPUS TG-5

基本的にキレイな台湾だが,裏道にはこうしたゴミが堆積してたり...日本も同じか.

さて,本日もGoogle様による“拷問”の時間です.
例によってチャリにとって最適なルートを押し付け...いやガイドしてくれるGoogle先生.
今日もそのスタンド能力がさく裂.
気が付けば幹線道路を離れて脇道散策.面白いけどな.

iPhone15 Pro ここで犬に追いかけられた
OLYMPUS TG-5 なぜか装飾過多な橋が多い
OLYMPUS TG-5 古い長屋風の民家
iPhone15 Pro 広大な堤防脇
iPhone15 Pro 堤防の上も走れます

とにかく道にヴァリエーションありすぎで飽きない.
幹線道路だけでない「環島」の愉しみ.
時間に余裕がないと無理やけどな.

iPhone15 Pro テーマパークではありません
OLYMPUS TG-5 ここ,通らせますか?
OLYMPUS TG-5 左上の家に注目

あまり人の姿を見かけない.
暑いしな.

このあたりから顔の日焼けがひどいことに.
とりわけ唇.
乾燥して裂けてしまい,口を大きく開けると出血.
こんな時にはリップクリームだが...持ってくるの忘れた.

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またしても廃線跡のサイクリングロード登場.
今度はサイドにヤシの木というトロピカル風味.
いやもう,走っているだけで感動.

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延々と走り続けてしまう.このままではハンガーノック
ちょうど旧踏切地点を通過中,ちらっと「全家便利商店」の看板が見えたのでピットイン.

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補給のために立ち寄ったはずなのに,なぜか無糖・ゼロカロリーのドリンクを買ってしまう...アホや.
まぁ,なるべく日本にない商品を選んでいるので.

iPhone15 Pro

走っているだけで笑顔こぼれる台湾.高雄はまだか?

Day4(その2)へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その2)

台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その2)

2024/3/19 Tue

ついに折れる

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曇り.温度:16 ℃,湿度:87%,体感温度:16 ℃,風速:13.0 km/時,風向:N

Day3(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その1)

サイクリングロードは確かに快適なのだが,人里離れた道を走ることが多いために補給困難というデメリットがある.
昼近くにナビで「コンビニ」や「レストラン」を検索しても,周りに何もなかったりする.

この地域も同様だったが,川沿いにアーケード,奥に町っぽい場所があらわれた.

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Google先生にも「カフェ」表示があったので休憩がてら行ってみることに.

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うむ.カワイイ.
けど...食事はできなかった.
例によって,店員のおねーちゃんには英語が全く通じなかったので,ボードにあった「蜂蜜緑茶」(35元)を指さし注文.

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「氷はヤバイかな」と思ったが,やはり冷たいモノが欲しい.

この店もネコモチーフだらけだが,台湾ではやたらにネコを見かける.
しかもたいてい太っている.
これは大事にされている証拠やね.
扱いがヒドイ国だとガリガリなネコだらけ.

犬のガタイも良いけど,こいつらは怖い.

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店頭のベンチに座り,緑茶の冷たさと静けさを味わう.
刻が止まった感.
蝉の声は...聞こえないけど,脳内で反響している.
駄菓子屋に通っていた子供の頃にタイムリープ.

空腹だけどもう少しがんばりますか.

OLYMPUS TG-5
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幹線道路に出た.
「全家便利商店」発見! 迷わず飛び込む.

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例によって広大なイートインでゆっくりと食事.
日本のコンビニは未だにイートイン閉鎖中のところがほとんど(北海道だけ?).
そろそろ解禁してはどうだろうか?

ただ...マスクに関しては台湾人の着用率は日本人以上.
もちろん着用は任意ではあるが,これには驚いた.

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さて,嘉義まであと少し.
この頃には日差しがすっかり強くなってきた.

信号待ちの間に,なんてこたない風景を撮る.
こういうのが後で良い思い出となる.

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たぶんここは「六斗市」

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たぶんここは...水族館?
そういやこういう施設に全然立ち寄ってないな,今回の旅.
台湾の大地を走り回るだけで絶賛満足中.

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遠目に「一瞬,桜か!」と思ったけど,全然違った謎の植物.
植物などの生態系に興味があると,外国旅行がさらに面白くなると聞く.

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何度も踏切を越える.
台湾の鉄道は島をぐるっと一周しているので,いざとなれば輪行ワープできる.
輪行袋が必要な場合と不要な場合がある.

今回のKazchariのレンタル品に輪行袋は含まれていません.
心配な人は持参を.

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嘉義の街に到着.
ちょうど小学生の集団下校時間.

前方に停車しているスクーターに注目.
ほとんどの人がダウンジャケットを着ている.
いくらバイクとは言え,暑くないのか?

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後方に見えるのは嘉義大学の門.
国立大学だそうな.
留学生の受け入れにも積極的.
どうだ,うちのアホ息子.台湾の大学なら学費サポートするぞ.

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16時半,なんだかんだで市内中心にある宿に到着!

Back Home Hotel / 洄嘉居行旅

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宿泊客だろうか,人がたくさんいる.
レセプションで並んでいると,別のお客さんから「わたし,先」と日本語で注意された.
すんません.気づきませんでした.

そう,受付のねーちゃんがワンオペで明らかにオーバーワーク.
明らかに人が足りてない.

ようやくKazchariの番.

ねーちゃんの第一声「ニッポンジンデスカ?」で,やっと日本語ができる受付に会えたと思ったkazchariが甘かった.
他の説明は全部中国語.英語は通じない.
翻訳アプリを立ちげるのも面倒なので,中英日のちゃんぽん(+身振り手振り)で理解を試みる.
無事チェックインできたのでヨシ.

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さて,ここ数日Agodaで予約しまくっているせいなのか,知らぬ間にVIP会員となっていた.
どうなるかというと異様に安いバーゲンセールが突然オファーされるのだ.
本日の宿もやたらに広いシングルルームで¥3,000を切っていた.
ホテル側も空室を出したくないので,どんどん値段を下げていく.
そこをタイミングよく捕まえるとかなりお得だが,まるでギャンブルやな.

チャリはロビーに置かせてもらう.
ここから部屋まで荷物を運ぶのだが,パニアを外さず必要なモノだけを1回で運ぶコツを身に着けたゾ!

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で,部屋がこれ.
ペプシ缶のようなものはイスである.
枕元の電話も変.
どう見ても部屋に不釣り合い.

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不思議なことにシャワールームにカーテンがなかった.
トイレ併用の浴室,びしゃびしゃやん.

しかもこのホテル,洗濯機がないらしい.
うーむまさかの手洗いか.
例によって窓もないので外干しもできない.

いずれにせよ,汗だくのウェアは洗わないとクサイ.人権が欲しい.
そこでKazchari家に代々伝わる30分洗剤漬け&3回すすぎで対応する.

アルファックス AWAT(アワット) シャカシャカウォッシュバッグ 6Lサイズ 洗濯袋 洗濯バッグ 旅行 アウトドア 防災グッズ 37×62cm AP-437918

アタック ZERO ワンパック 液体洗剤 10g ×7パック 旅行用 小分け

幸い大き目のバスタオルが2枚あったので,絞ったウェアを挟んで圧縮吸水
ビブのパッドなど乾きにくいところはドライヤー.
これで朝に着れる程度には十分乾く.

一息ついたところで夕食へ.
宿の立地がよく,周辺はいい感じのお店だらけ。
庶民と高級の間っぽい店が並ぶ.
さすがに連続コンビニ飯は気が引けるので,今晩はちゃんとした食堂に入ろうと思う.

すると,1つ問題が...手持ちの現金がないのだ.
残り200元ほど.

仕方がない.
コンビニATMで下ろすかとセブンイレブンへ.

空港と違ってパーフェクトに中国語表記のみ(本当は英語にできるけど)
漢字から操作を類推...できるかー!

そこでGoogleレンズの翻訳機能発動.
それでも操作方法を間違ったのか,何かのエラーが出てカードが出てこない.
まっまさか,こんなところでカード吸い込み事件発生か!

慌てて店員を呼ぶが,やはり英語での疎通不可.
ついに互いのスマホの翻訳機能を介して会話.
そうこうしているうちに,操作時間のタイムアウトになったのか,カードが吐き出された.
よ,良かったぁー.

ついでに店員さんに引き出しの方法を訊いてみる.
曰く「あなたのクレジットカードでは現金は引き出せません」との返事(翻訳アプリ).

な,何ぃー!

確かに全てのATMがカード引き出しに対応しているわけでないと聞いたことはあるけど...
セブンであかんのか...(と,これは後にKazchariの誤解と判明)

いずれにせよ,現金がないと困る.
一旦,外に出てスマホで「台湾 コンビニ ATM」で検索.
「なんや,この手順でええんや」と,別のコンビニで再度引き出しに挑戦.
あっさりと,2,000元get.

先ほどのセブンでの出来事は何だったんだ...

で,21時の閉店間際だったこの店に飛び込む.

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指さしで注文しようかと思っていたら,店員さんが日本語メニューを持ってきてくれた.謝謝.
で,「黒ゴマ汁なし麺」

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「カニ焼売」を注文.

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美味し.

腹もふくれたところで少し散歩.
台湾は閉店時間が全般に遅め.
たとえばこの「MERIDA」のショップ,22時近いこの時間もまだやっている.

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外から覗いただけだが,今思えば中に入れば良かった.
いかにもな台湾限定品のボトルとかジャージとかあったかもしれんのになぁ.

で,宿に戻る.

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コンビニで買った明日の朝食.
黒っぽい缶は台湾製のコーヒー.好みの味だった.

おっと,プロテインは就寝前に飲みます.
なぜかこのプロテイン,後の旅では見つけることができなかった.嘉義限定品?

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こうして嘉義の夜はふけ,Day4へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その1)

2024/3/19 Tue

はじまりは雨

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曇り.温度:16 ℃,湿度:87%,体感温度:16 ℃,風速:13.0 km/時,風向:N

Day2(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day2 新竹~台中(その2)

今日の目的地は「嘉義」
「かぎ」ではありません.「Jiāyì」→ どうしても読めん.

唐突だがKazchariは自分の名前が好きだ.
ちょっと変なので.

漢字四文字,全てに「口」が入っているのがまず面白い.
それにローマ字表記にすると,アルファベット19文字となり,クレカの名前もイニシャルになってしまう.

で,その名前の一字に「嘉」が使われている.
中国語における意味は「よい」「立派な」になる.
ようするにめでたい字なのだ.

とまぁ,そんな自分の一字が使われている街なので,ぜひ訪れたかった(よくわからん)

例によって朝は6時頃起床.
昨夜のうちに買っておいた朝食をとる.
やはりバナナは欠かせない.台湾だけに.

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ちなみにこの部屋には窓がない.

iPhone15 Pro
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どうやら台湾では窓のない部屋は少し安くなるようだ.

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1階のロビーに降りて外を確認.

小雨

降っていることは降っている.
天気予報によると,昼からは止むらしい.
ここでウダウダしてても仕方がないので,覚悟して雨装備.

まずは“みんな大好き”ブルベ民の正装”モンベルのU.L.サイクルレインジャケット

レインパンツは履かないっつーか持ってきてない.
代わりに最強のGORE-TEX オールラウンド ソックスを着用.

いや,ホンマにこのモンベルのGOREソックスはスゴイ.
全然蒸れないし濡れない.
最大限に信頼がおけるギアの一つである.

そしてリュックにもレインカバー.
パニアにもレインカバー.

心配なのはスマホ「iPhone15 Pro」とサイコン「Garmin edge 1040」
ともに防水ではあるのだが,豪雨での水没事故は割と聞く話だ.
この旅はスマホが壊れると詰む.
まぁ,このくらいの雨なら問題なかろう.

O西さん直伝のコードまでカバーする「ネギ袋」を用意すべきだったか.
遅いけど.

さて出発.ここも良い宿でした(一泊¥3,224).

iPhone15 Pro
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今日で台中を去ってしまうわけだが,もう少し内陸に入ったところに,それはそれは美しいサイクリングロードがあるそうな.

世界で最も美しいサイクリングコース「日月潭」で台湾エコツーリズムを体感

後で気づいた.
次回のお楽しみにとっておこう.

巨大な台中駅を通過.
新幹線も停まるので台北からのアクセスも良い.

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公衆トイレがあちこちにある.
当たりはずれがあって,いろんな意味で使用不可な場合もある.
コンビニで済ませるのが無難.
そうそう,台湾もトイレ無料です.

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降ってはいるものの,もう止みそう.

街を抜ける.
いつレインウェアを脱いでも良い雰囲気.

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スキがあれば自行車道を作る台湾.
乗ってやろうではないか.

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少し登ったてっぺんに「全家便利商店」ことファミマ発見.
それほど寒くはないが暖かいコーヒーが欲しい.

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やはりここの店員にも英語が全く通じない.
「small」が通じないのはどういうこった.
そろそろ翻訳アプリの出番かな(← ちゃんと中国語勉強しろ)

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既に通勤時間は過ぎたためか街中でも交通量少なめ.
徐々に路面も乾いてきて...

iPhone15 Pro
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「もうええやろ」とレインウェアをキャスト・オフ.
前方の空も明るい.

先の話になるが,この旅でレインウェアを着たのは後1回のみ.
今回も天気の神様に愛されたなぁ.

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Google先生のスタンド『ザ・マップ』発動!
幹線道路を離れて,またまたとんでもない道に入っていく.

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時間はかかるが,興味深い発見をすることもしばしば.
そう,最短で行く必要はないのだ(ココロとカラダと時間に余裕がある時に限る

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それでも...こんな道通らせますか?(けっこう激坂)

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はい,出ました!自行車道!
ここにいつの間にか案内されてしまうのが『ザ・マップ』の能力ッ.

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黄色いワイヤーのガードレール.
マスキングも何もせず補修・再塗装しているためか,地面まで黄色く染まっている.

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この道は面白い.
何気にバナナとパイナップル畑の真ん中を通る.
南国だ.

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幹線道路に戻る.
やはり壮大な寄り道だった.
木の張り出しが怖い.

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はい.またしても『ザ・マップ』発動.
この分岐,どちらに行くか?
もちろん左ですよねぇ~

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川沿いの細い道を走ると,味わい深い公園が.

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小さい祠や寺があちこちにある.
後ろにある大木はご神体?

日本の寺に比べるとかなり派手だが,タイなどの小乗仏教よりは地味.
ようは中間的.

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田んぼを貫く道.

思ったのだが,台湾の道路舗装率はめちゃめちゃ高い.
それに道路の傷みもあまりない.
正直,わが北海道よりキレイ(気候が違い過ぎるか)

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嘉義まではまだ遠い.

Day3(その2)へ続く.⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その2)

春から夏にかけてのチャリイベント

2024/4/5 Fri

いろいろ募集開始

台湾一周は一旦おいて,別のネタを.
春から夏にかけてのチャリイベントについて.

【2024BRM429日高門別200】

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/brm429hidakamonbetsu200/より

北海道のブルベはGWにスタートする.
特にこの「日高門別」はこの時期のレギュラーコース.
獲得標高も低め(1437m)...なのか?
本格シーズンに向けての足ならしにちょうど良いと言われるが,その難易度は風次第.
ほぼ往復コースなのでどちらかは追い風になるはず.
まだまだ寒い.それに場合によっては降雪も.油断大敵.

つーことでエントリーした.

【2024BRM518あまちゃん200】

ランドヌール札幌さん「あまちゃん200」の正体が判明!

八戸のホテルは確保済み.
苫小牧発のフェリーの予約も解禁になったが,サイトを見てみると何かおかしい.
ブルベ当日の八戸到着時間が7:30となっている.
遅すぎない? スタート時間に間に合わない.

どうやら船の定期点検のからみで運航スケジュールが変更になったようだ.
で,ランドヌ札幌さんのページを確認すると,AM9時出発組も設定される予定とか.
まぁ,200kmなので9時間ゴールとして18時ゴールか.
まぁ問題ない.
予定通り,ブルベの翌日はプライベートな奥入瀬ライドを楽しむ予定.

エントリー開始までもう少し(4/20~5/4).

【鷹栖ライド(グラベル)】

某SNSグループの「旭川自転車愛好会 Asahikawa bicycle funs」によるグラベルライド.
申し込み済み.
近場だけど未知のグラベル散策に期待.
現状,参加表明は3名のみ.少々寂しい状況.

【第7回キトウシ国際サイクリング】

昨年も参加.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

コースそのものはいつもの練習コース.
しかし,このイベント,何がスゴイってやはり走行後のBBQでしょう.
「中札内」なき後,地域一番の充実度.
さすがに,こればかりは”ぼっち参加”は辛い.

問題は次の選択.

【2024BRM706当丸コースター300】or【旭ヶ丘ヒルクライムアタック2024】

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/2024brm706%e5%bd%93%e4%b8%b8%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc300/より

これまたランドヌ札幌さんの定番コース.
なんつっても獲得標高6000mの山岳ブルベとして名高い.
Kazchariにとって未経験の領域だ.
自称ヒルクライマーとしては参加したいところ.

ところが,その翌日の7/7.
毎年恒例の健康診断イベント,旭ヶ丘ヒルクライムアタックも開催される.
第一回から連続参加している身としては,こちらも捨てがたい.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

常連さん達との再会や,大会後の”二次会”も楽しみなのだが...悩む.

えっ? 両方とも参加? さすがにそれは...
〆切ギリギリまで待ちます.

【第8回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会】

公式サイト ⇒ かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

色々あって未だに参加したことがない.
山そのものは何回も登っているけどな.真冬すらも...

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

満を持して今年は参加するつもり.
年齢別があるのはうれしいが,「45歳~」のクラスか...表彰台は厳しい.
地元アドバンテージとして,本番までに練習できるのが有利?
¥8,000は少し痛い.

そして...もやもやと湧き上がる...『四国一周ライド』

面倒な方を達成したので,どうせならこれが欲しい.

旭川 → 松山を飛行機往復.
四国一周約1000kmを実質7日で走る.
単純計算で1日あたり最低143km...
あれ? そんなもんか.行けそうやな(甘い)

ちなみに今年は四国一周ブルベも存在する.

https://audax-kinki.com/24brm1012_1000/より

コース難易は...Lv5-激辛!
これで走っても認定される?
どう見ても推奨コースよりエグい(四万十&佐田岬往復とか)

つーことで,参加決定&熟考中のサイクルイベントでした.楽しいね.

台湾一周(環島)ライド Day2 新竹~台中(その2)

2024/3/18 Mon

こころははだしのままで

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晴れ.温度:20 ℃,湿度:74%,体感温度:20 ℃,風速:24.1 km/時,風向:NE

Day2(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day2 新竹~台中(その1)

さぁ,宿も確保したし,後は進むだけ.
例によってGoogle先生はジグザグ青春ロードを指し示す.

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海岸沿いなので,突然こんな砂地獄も.

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気分はサハラ砂漠だが,このタイヤではキツイ.

日の丸効果なのか,歩行者を抜いた際,後方から「加油!」もしくは「ガンバレー!」という声を何度か聴く.手を振って応える.
あれやね,日本でも荷物満載のランドナーが「日本一周中」のプラカードをぶら下げたくなる気持ちがよくわかった.

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またまた”チャリで走ってええんか的”な高速道路っぽいところに出る.
ちょうど高架の下にサービスエリアのような施設発見.

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腹も減ったのでピットイン.
フードコートで弁当を注文.

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美味し.

しばらく走るとまたしても広大なサイクリングロード.スゴいっしょ?

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途中で祭りなのかパレードに遭遇.
後で聞いたところ,とある神様の誕生日らしい.誰?
仏陀の誕生日は4/8のはずだが.

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炎天下の中,歩くイベントも同時開催らしく,あちこちで水や食料を配っていた.
Kazchariにもくれようとするが,さすがに断った.

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台中の市街地へ.
いつもの雑踏に飛び込む.

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それにしても...本来二人乗りのスクーター(125~150cc)に,子供追加で3,4人乗りは当たり前.
さらに後方にはUberのボックスも追加.
時にはフットレストに犬が寝そべっていることも.

電動スクーターの普及率も高い.
石垣島で乗った「GOGORO」もガンガン走っている.
こいつらは全然音がしないので,いつの間にか横に並んでたりする.
ファ,ファンネル? 気が付いたら撃墜されていた感.

一番ヤバいのはほぼ全車スマホホルダー完備ということ.
ナビならまだしも,運転中も絶賛動画視聴中.

あれでよく事故らないものだ...って,結構事故ってます.
たまたま遭遇しなかっただけ.

台湾サイクリングで一番大事なのはニュータイプ的回避能力ではなく「目立つこと」
バックミラーで後方を確認しつつ,蛍光色のザックカバー「日の丸」リアライト点滅で存在を際立たせる.

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マンションが立ち並ぶ高級住宅街っぽいところに出た.
消防車が走り回っていたので,前方を見ると黒煙がもうもうと.

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火事だった.

で,ようやく目的地のホテルにたどり着く.
ホテル名を確認.うん,ここだ.

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ドアを開けて,ロビーにチャリを停める.
パスポートとスマホの予約画面を用意し,フロントのねーちゃんに名前と予約してある旨を(とりあえず)英語で告げる.

ねーちゃん,PCからプリントアウトしたと思われる予約表の束をパラパラめくり「没有」とかなんとか(たぶん).
えっ? そんなはずは...

すると奥から英語を話す別のスタッフが出てきて,Kazchariのスマホを確認.

スタッフ「これ,昨日の日付じゃない」

Kazchari「うなアホな!(またやっちまったか?)ス,スマホ返して...すまん.これ昨日のホテルのヤツや.今日のはこっち.チェックして」

ス「あー,これここと違う」

K「げっ,どゆこと!?」

ス「うちはチェーン店で4つあんの.あなたが予約したのは別のところ」

K「(知らんがな)で,そこはどこ? 遠いんか? まさかの台北?」

ス「いや.すぐそこ」

...つーことで,300mほど先に予約したホテルを発見.
ふー,肝を冷やしたぜ.

ここのスタッフも英語が流暢だった.
ただし,クレカ払いで少々手こずる.

Kazchariのカードは“ナンバーレス”なので番号が記載されていないのだ.
つまり予約表にあるカードナンバーと照合できないという.
わー,面倒くせぇ.
スマホを立ちあげてサイトにつなげば表示されるのだが,電波状況が悪いところでは証明できないかも.

とまぁ,色々ありましたが,本日の宿を無事確保した.
この綱渡り感,久しぶりだ.
自由旅行はこうでなくては(と,クリアしたから言える)

幸い,このホテルも洗濯機と乾燥機が設置されていた.
有料(50+50元)だが助かる.

部屋に上がる.
おぉ,ここもなかなかキレイではないか.広いし.

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シャワーを浴びて,STRAVAに写真とログをアップ.
本日の走行距離は113km.いいペースだ.

さて,インスタを立ち上げると,朝DMしたRさんから返事が入っていた.

「今日は仕事が休みなので,食事でもどうですか?」

さすが「メンタル共通」と言われる台湾人だ.
以心伝心.直接言わなくてもこちらの意図が伝わっている.

ただ,この返信,午前中に送られている.
現時刻は19時過ぎ.
既に夕食を済ませていても不思議ではない.

遅ればせながら「ぜひ行きましょう」と返信.

Kazchariのホテルの確認と,何を食べたいか,候補の店などの提案が次々に送られてくる.
なにこのオモテナシ感とレスポンスの速さ.

数回のやり取りの後,歩いて15分ほどの場所にある小さな居酒屋っぽいところで会うことになった.

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Rさんと初対面.

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いやいや実にさわやかな青年(28歳)で,物腰も丁寧.
「台湾にしかない料理をたくさん食べてください」と,完全におまかせで注文してもらう.

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美味し.
確かにノーマルな台湾料理というより家庭料理っぽい.

幻のビールとして有名な「18DAYS」
文字通り製造後18日間しか飲めないらしい.

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ちなみに既述の通り,Rさんは日本語ペラペラである.
これまでの旅であまりにも英語が通じなかったので,その理由を聞くとRさんをはじめほとんどの若者が苦手だという.
日本語よりもイメージ的に英語の方が簡単なように思うのだが.
語順同じだし.
やはり漢字の力が大きいのかも.

会話だけでなく日本語の読み書きも完璧なRさんだが,やはり中国語にない「敬語」の存在および使いわけには苦労したそうな.

せっかくなので,日本にいるヨメともLINEビデオをつなげ3人で“食事”
向こうは1時間先にいるので,先に離脱したが,なんとも不思議な体験だった.

日本の旅の思い出などで盛り上がる.
実はRさんはアニメガチ勢で,聖地巡りをしていたそうな(特に『ゆるキャン』).
ちなみに四国は未踏.沖縄は「台湾と同じ」だから行かなかったそうな.

Rさんは食事を済ませていたらしく,料理にはあまり手をつけなかった.
すんまへん.もう少し早くメールに気付いていれば...と恐縮.

それにしてもネットはスゴイ.
確実に人と人との関係,言うなれば世界の在り方を変えてしまった.
細い細いつながりで,普通に生活していれば決して会うはずのなかった人と,その日の思い付きで簡単に会えてしまう.

Kazchariが30年前にバックパッカーしていた頃,もしネットがあったら...どんな旅になっていただろう?

これについては,この旅の最終日,新たな出会いがあったのでそこで考察したい.

22時になった.
さすがに明日が仕事の人に付き合ってもらうのも失礼と思い,再会を誓ってここでお開き.
しかもおごってもらう.謝謝.

今度,旭川に来た際には倍返しします.
ホンマ,楽しい時間でした.

おっ,ラーメン屋さん発見.〆は...さすがに無理だった.

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夜の町を歩いてホテルに戻る.

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ちなみに明日は雨予報.
ただし昼からは晴れるようだ.

それにしても...今日のRさんとの邂逅は実に印象的.

もっと,ココロをオープンに.
それが旅を味わい尽くす最大にして唯一のコツ.

Day3に続く. 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その1)

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台湾一周(環島)ライド Day2 新竹~台中(その1)

2024/3/18 Mon

またもやらかす

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晴れ.温度:20 ℃,湿度:74%,体感温度:20 ℃,風速:24.1 km/時,風向:NE

Day1(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その2)

さすがによく眠れた.
と言っても6時間ほどか.
いつもと一緒やな.

この宿は朝食付き.
7時半頃,ロビーに降りるとすでにビュッフェ方式で用意されていた.

地元客が大半なので,メニューも台湾風
パンもあったけど,ここはやはり「おかゆ」(稀飯(xīfàn)or 粥(zhōu))でしょう.
甘辛煮の謎肉や青菜のニンニク炒め,玉子焼きなどをトッピングして食べる.
美味し.

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ロビーではテレビがついていた.

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驚いたのが「北朝鮮が日本に向けて,またミサイルを撃った」がブレイキングニュースとしてずっと画面の隅に表示されていたこと.

さらには大阪在住の台湾同胞会(?)の人が出てきて「最近,台湾人が大阪市内でバイクに乗る際,“台湾走”することが問題になっている.やめていただきたい」と話していた(画像と漢字から類推)

うん? 台湾走? あぁ,たぶん“すり抜け上等”ってヤツやな.
そう,台湾ではクルマの停止線のさらに前にバイクとチャリの停止線が存在する.
ゆえに,日本でもクルマの真正面に割り込んで強引に(つーか自然に)停車する輩が多いのだろう.

また,化粧品のCMでは「きれい」「かいてき」「うるおう」などの日本語がいきなり聞こえてきたりする.

想像以上に日本との関係が深い.
一方で,日本で台湾系のニュースが流れることはほとんどない.
まぁ,某国への忖度が働いているのだろうけど.

さて,朝食を堪能した後,ゆっくりと出発準備.
はっきり決めたわけではないが,今日は台中(Taichung)まで行く予定.

理由がある.

昨年,ヨメさんがバイクで道内をツーリングしている時,とある道の駅にて荷物満載,日本一周中のカブを見かけて声をかけたらしい.
そのライダーが台湾人のRさん.
日本には仕事で5年ほど住んでいたらしく日本語も流暢.
せいぜい5分ほどの会話で,インスタのID交換だけして別れたらしい.

そのRさん,今まさに出身地の台中にいる.
環島にあたり「台中で面白いところがあれば教えて下さい」とDMしておいた.

Rさんも社会人で今日は平日.
ダメ元で朝のうちに「今晩は台中まで行きます」と再度DM.
まぁ,日本人らしく,その真意に「よければ食事でも...」が含まれているのだが,リアルでは会ったことがない方なので,遠慮してもじもじ(キモイおっさんだ)

で,ようやく出発.
今日のライドの始まりです.

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そうそう本日は「桜富士」ジャージを蒸着.
さらには右側のパニアバッグに「日の丸」を挿してみた.

「11枚セット」日本国旗 日本手旗 ミニ国旗/スポーツ オリンピック ワールドカップ 観戦旗 応援 式典 送迎 祝日 手旗国 サポート車 庭 装飾 旗手作り 21x14cm

これでどこからどう見ても,リーベンレン(日本人)だ.

基本的に「外国で日本人とわかるとロクなことがない」とされる.

日本人=金持ち ⇒ ボッタくっても良い

もしくは,

日本人=おとなしい ⇒ バスや飛行機で不便な席,もしくはホテルでイマイチな部屋にしても文句を言わない

などなどの不利益を被ることが多い.Kazchariはキレるけどな.
特に反日の某国で日の丸なんて掲げたら...自〇行為.

その点,台湾は違う.
むしろ日本人というだけで親切にしてくれる.パラオなんかもそうでしたな.

まぁ,この先の旅でも声かけられ率が上がったように思う.
少なくとも嫌な思いは一度もしなかった.

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で,本日もGoogle先生起動.
街中を抜けて海岸沿いに進路をとる.
曇っているが涼しくて良い.

いやもうね,ここはチャリのパラダイスか!って印象.

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台湾人チャリダーの団体が写真撮影.
あー,そこの看板で写真撮りたいなぁ...と思ったが,陽キャな群れに入れずにスルー.
これが旅の後半なら,絶対に交じって一緒に記念撮影してたなぁ.
まだハートはクローズ状態.

それに,ここって,たぶん「台湾のウユニ塩湖」と言われているところ?
引き潮で広大な干潟となっている.

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その後も車道にしか見えないサイクリングロードが延々と続く.

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風力発電が目立つ.
今日はまずまずの追い風.

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隙があれば自行車(自転車)道を作る.それが台湾.

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ちょっとした港に出る.
海鮮料理の店があった.漢字に酔う.

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Google先生のおすすめルートは...たまにこういう道になる.
まだこれは序の口.

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幹線道路に戻ると「一號線」の表示.

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昼過ぎ,例によって「全家便利商店」ことファミリーマートにピットイン.
ちなみに旭川にファミリーマートは存在しないので,新鮮だったりする.
入店時に流れるあの印象的なBGMって,日本でも流れてんの?

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クセになるフレーバー(強化型Dr.PEPPER)「黒松沙士PLUS強炭酸」を飲みながら,今日の宿を考える.

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やはり台中にしよう.

Agodaを起動.
検索窓に「台中」と入力.
やはりシングルやな.
予算は¥5,000ぐらいで...おっ,ここえーやん(写真判断).
ポチるか! ⇒ クレカ払い完了.
よし,次はGoogle先生で場所の確認と...

あれ?

なんで台北なん?
いやいやいや,今から行くの台中やし.
同じ名前のホテルがあるんかな? チェーン店かもしれん.

台中にないなぁ...も,もしかして...

ガーン.なんと台北のホテルを予約してしまった! なんで!?

そう,真相は検索窓に「台中」と入れたことにある.
なんと「台中」「台北中央駅」の両方の宿がリストに上がってきてしまうのだったぁ!

キ,キャンセルポリシーは? さすがに当日予約は無理かぁー
やっちまった.約¥4,500の損害.

ダメ元で当該ホテルとAgodaにキャンセルできないかとメールしたが,あえなく撃沈.
ホテル側は「システムの都合上,引き落としは阻止できません」,Agodaは「規約の通りです」との回答.
そらそうだ.悪いのはKazchari.
もちつけ.二度と失敗すんなよぉ(シクシクシク36).

おとといの「悠遊カード」紛失に続き,大チョンボが続く.
大丈夫か? この旅?

で,慎重に慎重を重ねて台中の宿を検索→予約.
もう,宿の名前から住所から,どんだけ確認したか.

キウィ エクスプレス ホテル – チェンゴン ロード (Kiwi Express Hotel – Chenggong Rd)

では行くぞ.まだ先は長い.

Day2(その2)へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day2 新竹~台中(その2)

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この記事を書いている本日4/3,台湾花蓮懸にてM7の地震が発生.
まさに先週走っていた地域である.
報道によると被害甚大.
台湾のみなさんのご無事と一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます.