BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

2025/5/5 Mon

すべて間違っています

https://randonneurssapporo.net/brm%ef%bd%92%ef%bd%8d/brm2025/2025brm506susukino200/より

本来はオシャでアーバンなサラサラヘアーの若者が,高原リゾートのカフェを巡りながら「キャハハ」「ウフフ」と青春をリア充しながら,ゆるポタするチャリ...それが英国製高級ミニベロ,BROMPTONの正しい運用方法(偏見)

だのに,何をトチ狂ったのか買ったばかりのこいつでブルベに参加してきた.
それがランドヌ札幌さんの『BRM506薄野200』である.

【AJ20周年記念】2025BRM506薄野200

従来,このブルベはシーズン最終の10月に実施されることが多いのだが,今年はランドヌ札幌さんの10周年記念に合わせ,第1回と同日のこの日になったそう.
ついでに今年は「Audax-Japan 20周年」ということもあり,ダブル記念ブルベとなっている.
特製バッジとメダルを手に入れるチャンス!

さて,この『薄野200』には毎回多くのBROMPTONが参加することでも知られている.

数あるチャリの種類の中でも,以前は全く眼中になかった小径車というジャンル.
ましてやブルベという長距離ライドで使うなんて考えられなかった.
たまに出走されている方を見て,「何を好き好んで苦行を...変態だ」(ホメ言葉)と思っていた.

だが,そんなKazchariも気づきました.
BROMPTONには速さや軽さを超えた,何かが存在すると.

BROMPTONライフ始まる~こいつ,走るぞ!

そして,チャリ歴が長くなり,プライベートでも100~200km走ることが当たり前になってくると,200~300kmのブルベで「ロードバイク」を使う意味が薄まってきた.

ハードさが足りないのだ.

もちろん体調や天候に左右されるのはわかっているが,これらがクリアされている場合,縛りとして「ファット」「グラベルロード」をチョイスすることが増えてきた.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

確かに辛い.
しかし,その分,完走後の達成感が違う(変態だ)
さすがに400以上だと,ロードにしたいところだが(鉄人O西さんを見習え)

つーことで,今回は買ったばかりのBROMPTONでチャレンジ.
出発前のBRO軍団記念撮影にいれてもらえたらいいね.

『薄野200』のスタートは大通り西10丁目の公園.
もちろん無料の駐車スペースなどは存在しない.
近くのコインパーキングは高い.

よって,当初は「バス輪行+カプセルホテル前泊」を考えたが,この場合,帰りが問題となる.
トラブルによりゴールが非常に遅くなる場合も考えられるし.

で,最終判断として丘珠空港近くの24時間温泉施設『T』の大部屋(雑魚寝)に宿泊することにし,翌朝,近くの公園駐車場を使う作戦を立てた.
そこからスタート地点までは約12km.ウォーミングアップにちょうど良し.

ブルベ前日(5/5)の朝,『T』の公式サイトにて場所や設備をチェックしていると,今年から個室の予約もできることに気づいた.

「うむ.もしかしたら,周りのいびきやら雑音に悩まされずゆっくり眠れるかもしれんなぁ.今なら空室もあるようだし...」と,試しに泊まってみることにした.
ちなみに一泊¥6,600(風呂代込)と,ほぼビジホ並み.熟睡に期待.

土曜の午前中は,昨日のライドで汚しまくったファットおよびBROの清掃と整備.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

15時過ぎ,ハスラーにBROを積み込んで札幌へ向けて出発.
ケチケチKazchariは当然のごとく下道を使うぜ.

休憩時に『T』からの予約完了メールを再確認する.

「なになに,到着が18時を過ぎる場合は連絡しろ? でないと予約を取り消すとな? 現時刻は17時50分.あかん,30分ほど遅れそうや」

あわてて電話する.
何度コールしても出ない.やがて「後でおかけ直しください」メッセージが流れる.これ,大丈夫かいな?

予約を取り消されてはかなわんので,この後も数回ハンズフリーで電話するが,誰も取らない.どうなっとんねん?(今思えば,ここからケチがついていたのかも...)

そうこうしているうちに『T』に到着.
18時半だった.

お泊りグッズをハスラーから降ろす.
初めての施設である.
何が必要なのかわからない.
タオルやサウナマット,ハットの入ったいつもの入浴セットは必携.

あまり多くはないレビューを読むと「布団代わりにバスタオルが必要」「枕もない」とある.
結局,寝袋や小型枕など持ち込む荷物がどんどん増えていく.

カウンターに,にーちゃん2人.
18時越えをとがめられることなくチェックイン.
口調は柔らかだが,手際が悪くあたふたしている.
「これをお持ち...いや違いますね.こっちを...」と,(丁寧だが)やたらに訂正が多い.

で,2階の個室に案内される.
いかにもな急ごしらえ.
大部屋を壁板で区切り,アコーディオンカーテンをつけただけの...3畳あるかないかの,まるで...懲罰房? 

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狭さはともかく,何よりムシっとしていて暑い.
もちろん扇風機,クーラーの類はなく温度調節は出来ない.
天井は空いているが,空気の流れが全くない.

こ,これはなんだか懐かしいぞ.
そうだ,東南アジア・バックパッカー旅で散々泊まってきた安宿に近い.
うーむ,馴染む,馴染むぞ...とちゃうわ! 料金が違いすぎる.
今夜は快適に寝たいんじゃあ!

これ,やっちまったかも...

愚痴っても仕方がない.
館内着に着替え,マットを広げて就寝準備.
寝袋も設置してあるが,間違いなく不要.
入浴用の大判のバスタオルを寝る時に使おう.

明日の朝は早い.
ちゃっちゃと風呂に入ってメシ食って寝るか.

1階の大浴場へ.
スペースは広く,湯の種類も多い.
お湯も”ちゃんとした”温泉のようだ(重要).

サ室も広い(テレビ付き).
ただし,水風呂が妙にぬるかった.
露天風呂ありで外気浴可.
ただし白イスが3脚しかない.

さすがGW.一番の問題は人の多さ.
値段の安さゆえか,高校生の合宿としても使われているようで(大部屋),ぞろぞろと徒党を組んで移動するヤツが多い.
サ室,露天でのおしゃべりもひどい.
要は全然落ち着かない.

3セットを終え,館内の食堂へ.
ヒレカツ定食を注文.もちろんQR決済だ.

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価格は良心的.
味は...まぁ普通.

コミックの蔵書はそこそこ.
『キングダム』の最新刊だけを読んで,我が個室に戻る.

21時過ぎ.
こういう時のためにと購入していたAnkerの寝ホンこと『soundcore sleep A20』をセットアップ.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

久々に起動したせいかアップデートにやや時間を取られる.
就寝用環境音として「雨音」を選択っつーか,他の選び方がよくわからん.
アラームを4時にセット.これらは全てアプリを経由する.

部屋の電気を消すが,天井が開いているため真っ暗にはできない.
アイマスクを付ける.

肝心の音に関しては...「雨音」に加え,周囲の声や雑音もしっかり聴こえてしまう.
疲れているせいか,この装備で一応眠りにつけた...zzzz

しかし.約2時間後,目が覚めてしまう.
そう,先ほどの高校生らの大部屋が廊下をはさんですぐ隣にあるのだ.
ありがちだが,眠らずに騒いでいるヤツらがいる.
そして座敷からは酔っ払いの笑い声が...

肝心の寝ホン.
「雨音」は消えていた.アプリの設定で「眠りに付いたら音楽をオフにする」がオンになっていたようで,周囲の音が耳に入ってきていた.そら起きるわ.

おまけに部屋の蒸し暑さのせいで館内着が汗でグッチョリ.

あかん,やっぱりこの部屋では眠れん!と,タオルと自前の枕を抱えて,男性専用雑魚寝ルームに移る.
そこそこ人はいるが,入口ドアを閉めると外の音は聞こえない.
それに部屋が広い分だけ,空気に流れがありはるかに涼しい.
うわ,個室よりずっと快適やん! 今晩はここを宿泊地とする!

念には念を入れてアイマスクとウレタンの耳栓も装備.
バイブアラーム付きの目覚ましをポケットに入れて就寝.
そこからは4時までほぼ熟睡できた.

個室代とは何だったのか...
どうしてもプライベートじゃないと,という人には...おすすめ.
もし次も泊まることがあったら,絶対に雑魚寝エリアやな.

さらに言うなら寝ホンがあまり役に立たん.
結局これって,「うるさい場所でも眠れるようにする」のではなく,「いつもの睡眠をより快適にする」のが目的のガジェットだとようやく納得いった...売ろうかな(ボソッ)

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なんだかんだで,5/6の朝を迎えた.宿を後にする.
さぁ,BROMPTONで200kmの旅,いよいよ始まりである.

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(その1)へ続く.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

2025/5/4 Sun

返り討ち?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:73%,体感温度:8 ℃,風速:13.8 km/時,風向:SW

朝からすぐれない天気.
旭川は激しめの雨が降っている.

せっかくの休日である.
出かけたいところだが今日はアカンか...と思っていたところ,9時頃にメールがピコーンっと鳴る.砂川在住のJさんからだった.

「お疲れ様です.天気悪すぎですね.今日は深川をファットでのんびり散歩しようと思っております.一緒にどうですか?」

???

なぜ「天気悪すぎ」なのに,ライドのお誘いなのか?

わかりました.これはズバリ挑戦状ですね.謹んでお受けいたします.

そう,Jさんと言えば刺客である.
エグい豪脚ゆえ,そのペースに合わせるとこちらが先に逝ってしまふ.
早くも口内に鉄の味がしてきた.

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

しっかりと昼食を取り,集合時間の13:30に遅れることなく,深川『まあぶ』の駐車場着.
そう,『まあぶ』もまた我が定サウナの1つ.
どれだけライドで汚れようが,疲れようが,サ活で一発回復する...はず.

特に行先を相談したわけではないが,ここに来たら行く場所はほぼ一択.
そう,イルムケップ山の林道である.

Topstoneなイルムケップ•スカイラインライド

もちろん夏と違って,途中で残雪による通行止めの可能性が高い.
いいのだ.
グラベルを走ることそのものが目的なのだから.

ファットの前輪をはめて出発.
まずは定番のトトロ峠のネコバスへ.

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スタートからここまで,これから先も登り続けるのが今日のライド.
Jさん曰く「コスパがいいですよね,ここ」 何のコスパだ?

で,さらに登っていよいよイルムケップ・スカイラインの入口着.
まだ雑草が少ない=虫もいなくて快適.

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早速,”上りスイッチ”が入るKazchari.
別に競争しているわけではないのだが,重量級のJさんもしっかりついてくる.ぐぬぬ.エンジンの馬力が違い過ぎる.

いただき画像

いくつかのカーブをクリアすると,ついに残雪が現れた.
ただし,しっかり四駆が通った跡がある.
つまり,まだ登れるのだ.

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ご覧の通り,路面はドロドロでヌタヌタ.
ファットで大正解な道.

いただき画像

ここの残雪を超えればゴールの山頂駐車場まで行けるかというと,そんなわけもなく,再び雪に道を塞がれる.
四駆もあきらめたのか,今度は轍なし.
このまま引き返すのも,もったいないので少しだけ押し歩き.
雪道ダウンヒルを楽しむ.
今年の冬は,とある事情でスノーライドを楽しめなかったのでちょうどヨシ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

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しばらく下ると脇道発見.
夏だと頂上にしか目がいかないが,今日は新道探索を楽しみましょう.

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冬期間の倒木だらけ.
四駆でも通れない道が続くが,チャリなら余裕.

だが,やはりこの道も残雪で通行止め.
分岐まで引き返す.
「深川西高・修練道場跡地」とあるが,こんな山奥で何を修練するのだ? 忍者?

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ちなみにJさんのファットは由緒正しい「SURLY」製.
もちろんクロモリ
タイヤサイズは3.8とやや細めだが,Jさんの豪脚が伴えば,走破性に何の問題もない.

「SURLY」と言えば「台湾一周」の際にレンタルしたチャリである.
心なしかフレーム形状がよく似ている.
同車種ではないと思うけど,あのオレンジ号もよく走った.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

本線をさらに下ると,別の分岐点を発見.
もちろん行ってみる.

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絶景が待っていた.
山頂を目指す以外でこんなに楽しめるとは.
イルムケップ・エリア,恐るべし.

風景だけではない.
少し登ってからのダウンヒル.

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先ほどまでの泥ヌタ路面と打って変わって,砕石エリア.
最近まかれたばかりなのか,それこそ子供のこぶしサイズの浮き石がゴロゴロ.
そこをファットでボヨン,ボヨンと走破する楽しさよ.

これ,タイヤの細いグラベル,それどころかMTBですら,走りにくい=怖くて仕方がない道では?

うむ,実はファットバイクこそ「オールロード」の名にふさわしいかもしれん(言い過ぎ).
まっ,いつまでもマイナーな存在だろうけど.そこがいい.

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またまた分岐.
今度ははるかかなたまで登る一本道.
軽く15%は越えてきそう.

Kazchari,無念の足つき.
さすがのハイパーなJエンジン,何の苦もなくグイグイと登っていく.スゲー.

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頂上で行き止まりだったらしく引き返す.
今度は林間ゾーン登場.
素晴らしく多彩なコースだ.

いただき画像

メインの舗装路を横断して別のグラベルへ.
またしても絶景である.何だここ?

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しばらく”おとなしめの”グラベル.
おや,この森に続く道は...と探検.
グラベルライドは童心に帰らせてくれる.

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そして林間のロングストレートダウンヒル.

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林を抜けてもまだ延びる.
何か『NISEKO GRAVEL』で似たような道をたくさん走ったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

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山を下りきって小休止.
晴れ間が出てきた.
養蜂場のそばで桜を見る.

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もちろん探索は終わりではない.
デポ地に戻りつつ,脇道のグラベルに進入.
またしても絶景(だらけ).

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いきなり野ウサギが登場.
デカイ.それになかなか逃げない.
ファットを降りてじわじわと近づく.
自分の強さがわかっているのか.余裕をかましているのか.

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新グラベル探索も終盤.
これまた偶然にもネコバス弐号機(?)を発見.
ただの物置となってはいたが.どうしてここに置く?

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振り返ると雲の切れ間に夕陽の輝き.
遠方の山は島,そして深川の市街地が海に見える奇跡の一枚.

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寒くなってきた.
ここからはずっとダウンヒル.
デポ地の『まあぶ』に戻る.

ファットを積み込んで,さぁサ活!

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...と,いきたいところだが,さすがにGW真っ只中,サ室バカ混み&Jさんをあまり待たせるのも何なので,今回はサウナなしで.
まぁ,翌日は温泉宿に泊まるし.

夕食は併設のレストラン「きっちん旬彩」にて.
空腹だったが,あまり待たずに入れた.

注文したのは「深川ポークのトンテキ,ウインナー・ベーコン添え」

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もう写真で見るだけでも美味しそう.
正解です.マジで美味かった.
これまたリピート確実なメニュー.

つーことで,雨模様でグデっていたところ,急遽決まった午後からのいきなりグラベル.
結果的に新道続々発見の充実ライドだった.

イルムケップ周辺,あなどりがたし.
今度は夏やな.

BROMPTONな丸瀬布から高原ヒルクライド

2025/5/3 Sat

某Mapの罠ふたたび

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曇り.温度:14 ℃,湿度:62%,体感温度:11 ℃,風速:15.7 km/時,風向:SSE

GWも後半戦に突入.

本日は息子をラグビーの遠征合宿地に送るために朝から遠軽へ.
天気予報は雨だったが,一部のアプリは昼から晴れると言っている.
こんな時には良い方に考えましょう.
あわよくば今日のイベントを遠征ライド化するのだ.

ハスラーに息子の荷物とBROMPTONを積み込む.
いや,ホンマに気軽.BROの面目躍如である.

旭川から遠軽までは(ファッキンな)高規格道路を使って2時間半ほど.
GWにしては交通量少な目.
北海道は広いので人気の観光地でなければこんなものでしょう.

つーことで集合時間の1時間前に現着.
息子をコーチに預け,Kazchariはクールに去るぜ.

天気は良い方向に推移して晴れてきた.
計算通り!

ライド前に腹ごしらえである.
Google先生で近くのレストランを検索.
おお,すぐ近くにやたらと評判の良い洋食屋がある.

つーことで向かう.
さすがに人気があるのか,初っ端に「40分ほどお待たせしますが,よろしいですか?」とけん制.待ちます待ちます.

で,20分ほど待たされて出てきたのがこれ.

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エビクリームパスタのセット(パン・サラダ付き).確かに美味し.
ただし値段が...ホンマ,最近は外食する度,”贅沢”という罪悪感を持ってしまう.
あれ? つい最近「生きているうちに食も楽しむ」とかなんとか書いてなかったっけ?

モンキー125,オートバイに乗るということ

それはともかく,食事を終えたKazchariは道の駅「まるせっぷ」に向かう.
そしてBROMPTONをリフト・オフ.

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この降着...ではなかった,折りたたみ姿勢も萌える.
BROはいいぞぉ.

丸瀬布でデポしたは良いものの,行先をまだ決めていなかった.
漠然とキャンプ場を走る機関車でも見て,最後に温泉入って帰るか...ぐらいのプラン.

ちょうど良いところに観光看板あり.
「なになに,大平高原」とな?
これは,おいしそうなヒルクライムの予感.

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つーことで出発.
目的の高原は,キャンプ場のさらに奥にある.
まずは平坦路を爆走,と言いたいところだが,ここ数日同様に風が強い.

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まだまだ緑が少ない北海道の春.

本日もBROは絶好調.
オートバイ以上に人車一体感が強いのがチャリ.
バイオセンサー搭載も過言ではない.

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デポ地から10kmほどで丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場着.

ここは園内を蒸気機関車が走っていることで有名.
Kazchari家も十数年前に利用したことがある.
その後のキャンプブームのためなのか,当時に比べるとかなり整備&拡張されている感.
以前はもっと木が生い茂っていた気がするのだが...

2008年7月20日撮影

何より完全予約制になっていたことに驚き.
敷地内に日帰り温泉施設昆虫館もあるし,良い場所ではある.

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今日の目的地はここではなく,さらに奥.
後で立ち寄る予定の温泉施設『ポッケの湯』を発見.

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見たところ,駐車中のクルマの数は非常に少ない.
キャンプ客は敷地内の温泉を利用するとみた.これはラッキーかも.

で,ここから登りが始まるはずだが...

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道を間違えてグラベルへ.迷い道もまた楽し.

で,正規ルートを進むと見えてきたのがマウレ山荘

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「どこが”山荘”やねん!」とつっこみたくなるオシャな欧州風リゾートホテル
宿泊料金はさすがに高いが,ランチと温泉だけならそうでもない.まぁ,ピチピチ汗だくなおっさんが一人で来る場所ではないわな.

入口のオブジェだけ撮影して,いよいよ「太平高原」へのヒルクラ開始.
少々うざったいGarmin様の「クライムプロ」機能は切ってあるので,この先どこまで登るのか,斜度はどれくらいなのかさっぱりわからん.

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「熊注意」の看板があちこちに.
ありゃりゃ,そういや熊の出没もシーズンinやな.
熊鈴を忘れたので,コーナーの度にベルを鳴らす.

激坂らしい激坂もなく,5~7%の淡々とした登り.
12速BROだと楽勝.
STRVAのセグメントにもなっていない(マイナー過ぎるか)

それでも全然頂上が見えてこないことに焦る.
「高原」と名乗る以上,開けた風景が広がっている...はず.

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ようやくそれっぽい場所に到達.
ここが「太平高原」のようだ.まぁ...うん,高原やな.
強風のせいでサイドスタンド使用不可.

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さて帰りますか.
Google先生によると,来た道を戻らなくても,このまま進めば国道に出れるようだ.
ちょうど,前方から乗用車も走ってきた.行ける,行ける,行けるはず.

しばらく進むと案内標識発見.
下に落ちている標識が国道方面を指しているが...この落ちている方向でいいのか? ズレてない?

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で,この標識&Google先生も示してる方向へ進む.
長いダウンヒル.
たどり着いた場所は...見事にグラベル!
これBROどころか,乗用車でも厳しいやろ.

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なんか,台湾でも同じ経験をした記憶が...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

時間があれば「フッ,ちょっとした冒険だな」となんとかうそぶきつつ突入していたかもしれんが,昼過ぎスタートだったために風呂の閉館時間もある.
正しい道を探すのも面倒.
結局,来たルートを引き返すことにした.完全敗北.
登り返しがキツイぜ.

高原からは,慎重かつ慎重にダウンヒル.
不安定な(クイック過ぎる)小径車,最大の苦手ポイントやな.
寒いし.

で,『マウレ山荘』まで戻る.
ここからは平坦かつ追い風を受け,ロード並みのアベレージでデポ地の道の駅まで激走.全ては(サウナを含めた)入浴時間確保のためである.

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BROをクルマに載せて,さぁ,先ほどの『ポッケの湯』に行きますか.

閉館まで1時間半を残して”サ活”スタート.
浴室に入るも「ありゃ,サウナ室がない!? やっちまったか!」と焦る.
実は,この施設のサ室は外に別小屋として設置されていたのだ.
「おお,これはこれは」と評価爆上がり.
室温も高めで好み.

10分後にサ室を出て,同じく屋外に設置されているヒノキ浴槽の水風呂につかろうとするが...なんと,お湯っつーか,ここも温泉だったァ!
なんと水風呂は存在せず,水シャワーのみ.
うーん,先ほど爆上がった評価が...

イスも2脚しかないので,混んでいると取り合いになりそう.
別小屋サ室は素晴らしいけど,他の部分もこだわって欲しいなぁ...惜しい.

つーことで18時の閉館ギリギリまで滞在し,丸瀬布を後にしたKazchariであった.ちゃんちゃん.

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Topstoneな音更周辺グラベルライド

2025/4/27 Sun

ジャリジャリ行こうぜ!

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風.温度:12 ℃,湿度:47%,体感温度:3 ℃,風速:31.4 km/時,風向:WNW

「2025幌鹿峠・春の幕開けサイクリング」は公式には中止となったものの,「試走」は無事終了.運営のみなさま,ご配慮ありがとうございました.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

そのまま温泉でまったりした後,そそくさと帰宅するのはもったいないと,音更までハスラーで移動し,かねて興味があったグラベルコースを走りに行くことにした.

それは昨秋開催された道の駅「おとふけ」発着のグラベルイベントのコース.
著名なYouTuberがゲストに呼ばれ,知人のヤマタケさんがそれに参加.
ローカルによって厳選されただけあり,実に魅力的なコースだった.

STRAVAから入手したGPXデータは新アイテム「bryton S500」にダウンロード済み.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

いわゆる「コース」⇒「ルート」の性能はいかがなものか,ブルベ本番前のチェックも兼ねている.

糠平温泉から道の駅「おとふけ」まではクルマで約1時間.
これまで何度も走ったルートゆえ,実になじみがある.

さすがに20年以上住んでいると,広い北海道と言えど,道内はほぼ走りつくした感.
ブルベに関しては,そろそろ本州遠征も考えたいところ.
飛行機輪行に最適なBROMPTONもあることだし.

昨年の青森遠征は何もかもが新鮮だった.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

走る前に腹ごしらえ.
途中でセイコマに寄る.
みんな大好き「HOT CHEF」の豚丼.美味し.

道の駅「おとふけ」着.
さすがGW.かなりの込み具合である.
駐車するのはバス利用者用の駐車場.空いててよい.

クルマから降りてびっくり.
晴れてはいるものの,かなりの強風.
これ,向かい風だったら地獄確定.
実際にこの辺りに住むチャリダーが外乗りを断念したとの報告もSTRAVAに上がっていた.

「こりゃ諦めて,近くの温泉サウナでまったり...」という怠惰な思考が頭をよぎるが,それだと何のためにここまで移動してきたのかわからん.
意を決し,スタートすることにした.

「Garmin Edge 1400」起動.
そして「bryton S500」のスタートボタンを押して,今回のグラベルコースを呼び出す.

うん? 何かデータを全部(100%)読み込むまでやたら時間がかかるなぁ.
この辺りは「eTrex」とどっこいどっこい.

しばらくして読み込み完了.
現在地を確認して出発.

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おお,これから進むルートをちゃんと連続三角マークで表示してくれる.
これは助かる.

「eTrex」にはこの機能がなかった.
1本道だと問題ないが,8の字ルートや,チェックポイントに寄るためのピストンルートの場合,どちらに行ってよいのかわからなくなることが度々あった.
「S500」は行くべき道と方向を表示してくれるのでありがたい.
もう,この機能だけで買ってよかったと実感.

さて,まずは十勝平野のさえぎる物ない平地を移動.
時々吹く強風が恐怖...

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そして,ついに現れました.第1セクターのグラベル.
農地の真ん中を貫く!

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途中,トラクターと交差.
私道の可能性もあるが,特に何も言われず.
こうして農道(?)を走ることは度々あるが,これまで叱られたことはない.
畑に入らない限りは,お目こぼししてくれているのだろう(たぶん).

集団で暴走しているわけでもないしな.
ぼっちでわざわざ荒れ地を選んで走るただの変態に過ぎぬ.

iPhone15 Pro
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有名な白樺並木へ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ここも昔ブルベで寄ったな.
もちろんロードだと走りきることはないが.

で,ここを抜けると展望台への案内板が.
その昔ファットで登った記憶が...いつだっけ?

しかおい小麦グラベル+おまけのライド(その2)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

展望台から降りて,ここからは未知の道.
ホンマ,この「S500」のナビはわかりやすい.
「eTrex」なんて〇〇なデバイスを使い続けていたのはなぜだ!(ケチだからさ)

そして現れる,いかにもな十勝まっすぐグラベル.萌える.

iPhone15 Pro

こうしたグラベルの登り下りが脚の筋肉を痛めつける.
それでも回す.
肺が酸素を求める.
呼気を意識.
自分のカラダと対話する.
この充実感.

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ジャリの路面から泥濘地へ.
雨後ではないので,44Cタイヤでも無問題.

iPhone15 Pro

リエゾン(舗装)区間を経て,次のグラベルへ.
進行方向が変わって追い風に.
ひたすらまっすぐなジャリ道を大快走.

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幾度も現れる絵画のような風景.
グラベルロードはこういう道にぴったり.
買ってよかった.

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おっ,これが噂に聞く「絶望の坂」ですか!

iPhone15 Pro

確かに遠目には視覚的に20%越えの激坂に見えるが,実際は...10%でした(標識もある).
とは言え,これまでのジャリジャリ・アップダウンで削られた脚には余裕なし.
セグメントタイムはボドボドでした.

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リエゾンを通過し,別のセクター.
また登る.
前方からオフロードバイクのセローが下りてきた.
うむ.確かにモトでも楽しめそうだ.

一応,オフ車ライダーでもあるKazchari.
日本中,あちこちの林道を走ってきた.
そして今はチャリでオン・オフ問わず非常識な距離を走っている.

肉体の疲労に比例して,達成感に格段の差がある.

iPhone15 Pro

最後のセクター.
いやさか,いやさか.
素晴らしいグラベル体験だった.

iPhone15 Pro

デポ地の道の駅へ戻る.
閉校した小学校前にて.
「開校」と「邂逅」をかけた巨大な石碑...すいません.こんなん要ります?
おそらく設置費用に数百万はかかるはず.
地域のために別の使い道はなかったのだろうか.
田舎道沿いにこういうのを見つける度に考えてしまう.
一体,誰のためのモノ?

iPhone15 Pro

最後のリエゾンは長かった.
おおむね60%ぐらいのグラベル率?(適当)

最近,世界のあちこちに乱立している巨大地名オブジェ.
ついつい写真を撮ってしまう.
さっきの石碑より意味はあるか?

iPhone15 Pro
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駐車場に戻る.
サイコンとナビを停止.

この「S500」,ブルベでも十分使えると確信.
今後の主力機だな.

最後のチェックは,POI(Point of Interest)の設定方法.
これまた「eTrex」だと超面倒くさかった.

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ハードなライド後のお楽しみはなんと言ってもサ活
以前も利用した凰乃舞へ.
入浴料はなんと¥500である.
そして十勝方面のサウナの特徴 ⇒ サ室が熱い!

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安くて熱いサウナでととのった後は,ラーメンで〆る.
道内でよく見かけるが旭川にない某チェーン店で「白湯味噌ラーメン」
ちょっと,びっくりするほど美味かった.
「ライド&サウナ」という超一級の調味料が使われているからかも.

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つーことで,午前はヒルクライベント,午後はグラベルを堪能.
それらをこなしてしまうTopstone,恐ろしい子!

特に午後のグラベルライド!
強風の向かい風や畑からの土ぼこりで苦しめられたものの,それらを消し去る圧倒的な景色よ!

地元の美瑛-東川のグラベルとも,ニセコ周辺の森林内グラベルとも様相が全く異なる.
走ったことはないが,この左右の風景の広がり方からして,本場のアメリカに近いのでは?

「買っても,走るところがない!」「ブームが終わったロードバイクの次にメーカーが仕掛けた策略だ!」だとか,一部で評判の悪いグラベルロード.
そんな悪評は,ここ北海道にはあてはまらんな.
グラベル天国はすぐそばにあった.

何度来ても良い十勝グラベル.
新ルートがいくらでも見つかってしまう.

あかん,楽しすぎて鼻血でそうや(でません).

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Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

2025/4/27 Sun

峠で会いませう

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曇り.温度:4 ℃,湿度:73%,体感温度:1 ℃,風速:11.0 km/時,風向:W

初の日曜開催となった幌鹿峠・春の幕開けサイクリング
早々にエントリーして走って来た.

冬期通行止めの道道85号「然別湖~糠平湖」間を,全面開通に先立ってチャリだけを走らせるという見逃せないイベントである.
コースは急坂で短い糠平温泉スタート(8km)と緩やかで長い然別湖スタート(14km)のどちらかを選択.
自称クライマー,Kazchariはもちろん前者を選ぶ.

その昔,400ブルベの途中で登ったような...

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

三国峠往復クリア後の登攀で,地獄のキツさだった.
翌年の「朝駆」は,ルートが変更されて然別湖から登り,そこからの三国だったので難度がだいぶ下がったように思われる.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

いずれにせよ,なかなかの標高となる達成感ある山越えである.

ただし,この大会には懸念事項がある.
時期的に天候が荒れることがあること(主に降雪)
実際,昨年は悪天候のため中止になったらしい.

さて,今年はどうか?
当初は快晴予報だったが,開催日が近づくにつれ徐々に怪しくなってきた...

現地集合時間は8時30分.
自宅から糠平湖までは125km,クルマだと約2時間半の行程である.
単純計算で6時に出発すれば間に合うが,前日の雪交じりの雨により三国峠凍結の懸念があるため,大事を取って5時に出発した.

チャリはTopstoneを選択.
路面状況がよくないことを知っているのと「季節的にまだ寒い ⇒ 防寒具が必要 ⇒ 積載量しやすい」という理由からである.
逆に暑かった場合は脱いだモノ運べるしな.

ハスラー発進.
雨である.気温も低い.
高規格道路を使って上川のセブン・イレブンまで一気にワープ.

補給食を買ってクルマに戻ると,見覚えのあるクルマとドライバーが.
知り合いのMさんだった.
本日のイベントに参加するつもりだったが,タイヤを既に夏タイヤに交換済みなので「峠越えが怪しい.路面状況を鑑みて引き返すかもしれない」とのこと.

そう,道民にとって冬⇒夏タイヤの交換は判断が難しい.
Kazchariは過去の経験から,毎回GW明けに作業を行うことにしているため,いまだスタッドレスのままである.

ちなみにMさん,後から聞くにやはり途中で引き返したらしい.

で,ハスラー再発進.
標高が上がるにつれ,周辺の木々が白くなってきた.
もはや真冬の風景である.
一昨年の2月に走った時とあまり風景が変わらん(大げさ)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

石北峠か三国峠かの分岐を過ぎて,防災センターで休憩.

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ここでこの様子なら峠はどうなっていることやら...

早朝ゆえ,交通量は少ないものの,前方からも対向車がやって来る.
まぁ,走れるこたぁ走れるようだ.

トンネル手前の橋上が明らかに凍結していたが,無事に国峠着.

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景色悪し.

ただし往々にして,峠を境に天気が変わるのがこのエリアの特徴.
そう,上川が雨でも十勝側が快晴ということが多い.

本日も快晴とまでは行かないが,下るにつれ天気はかなり回復.
太陽の光がまぶしいぜ.

糠平温泉着.
まずは「ひがし大雪自然館」へ.
おお,本日一緒に走るチャリダーさんが集まっている.

ゲート前のスキー駐車場まで移動.
Topstoneを降ろしてセットアップ!

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レースではないものの,スタートからすぐに登り始めるので,アップ代わりに駐車場内をうろうろ.
もちろん未舗装なのでジャリジャリ.
グラベルロードなので問題ない.

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8時半,受付&ブリーフィング開始.
ここで衝撃の事実.
まず,イベントとしてのサイクリングは中止!

ゴールの峠付近は積雪により,ロードバイクで走れる状況ではないそうな.
然別湖側はさらに雪が多く,スタートすら切れないとのこと.

だが,この糠平湖スタートは,あくまで有志による試走という形で,ゲートオープンしてくれるらしい.

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これは行くしかないでしょう!
Topstoneのタイヤは44c.多少の積雪なんぞ,どーってことないわ!

つーことで,中止だけど走れるという摩訶不思議なライドとなった.
参加料¥2,000がなくなったのがありがたい.
数名辞退されたようだけど.

で,9時のゲートオープンまでうろうろ.
この時は...まだ晴れていた.

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ゲートが開く.
出発の時である.

少し走ると,なぜか雨が激しくなってきた.
スタートして,いつものようにマイペースで登っていたら,いつの間にか先頭に立っていた.
レースではないのだ.
無茶な負荷をかける必要はない.

すると,後ろからかなりの速度で上がって来るチャリが.
あ,あれは旭ヶ丘ヒルクライム大会でいつも上位にいるCさんではないか.
速い速い.さすがトップレベルのクライマーは違う.

次に,黒いS-WORKSのターマック(?)が抜いて行く.
さすがエスワ乗りは違う.

しばらく進むと,タイヤの太いグラベルバイクにも追い抜かれる.
ロードならともかく,グラベルにちぎられるのは何か悔しい.
このまま引き離されるのも何なので,できるだけついていくつもりが...ココロがポキった.

登るにつれて天候がますます悪化していく.
明らかに雪まじりの雨(もしくは雨まじりの雪)がカラダを叩きつけるように降っている.

指出しグローブのせいで指の先端が冷たい.
ウェアもシューズもびしゃびしゃ.
もう少し雨対策をすべきだったか...と,後悔しても仕方がない.
淡々と登るべし.

このように書くとグチっているように聞こえるかもしれんが,こんな修行ライドは嫌いではない.
わがミトコンドリアが喜んでおるわ!
登り切ったら終わりやし...あれ? 肝心なことを忘れている?

スタートから峠まで8kmなのだが,なぜだか10kmと思い込んでおり,予想より早くサポートカーの列やら,先にゴールした人たちの姿が見えてきた.
あちゃー,ラスト1kmぐらいは激コギして燃え尽きるつもりやったのにぃー(実際にやってる人もいた)
何か消化不良.

ブリーフィングで聞いていたようなひどい積雪は既になし.
ロードでも問題ない.
ただし,ここから然別側に降りることは,やはりできなさそう.

恒例の看板前での記念撮影.
何度目?

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糠平湖氷上ライドでもお世話になったSさんのコーヒースタンドで一杯いただく.

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余裕かましてたけど,いざ停まると一気に寒さが押し寄せて来た.
汗冷えだ.
ジレウインドブレーカーの2枚重ね,それにグローブを起毛の長指タイプにチェンジ!

雪,一向に振りやまず.

ここにとどまっていても寒いだけなので,そそくさとダウンヒル開始.
途端に寒風がカラダを攻撃してくる.
こ,これって真冬の旭岳からの下りに近い.

起毛グローブと言えど,防水ではないので指先からじわじわと染みて来る.
これは「防寒テムレス」案件だったか.

おまけに調光レンズも雪の白さに反応してしまったのか,やたらに濃い.
水滴がついていることも相まって路面状況がよくわからん.

要はかなりヤバイ.
鎖骨骨折もまだ完治してないのだ.落車ダメ,絶対!

そんな中,ディスクブレーキのありがたさよ.
ホンマによく効く.

しばらく下ると,右側にコースアウトして停車している先行車が.
「まさかの落車?」と思い,声をかける.
ブレーキから異音がするので停車してチェックしていたとのことで,一安心.

さらに進むと,もう一台の先行車に追いつく.グラベルの乗っていた方である.
Kazchari以上の低速だったので,抜く際に「寒いですねー」と声掛け.
「寒いです!」と返事.
パッと見だが,登攀時と同じ服装だったように思える.
つまり,防寒ジャケットなしで,グローブも指出しである.
それはそれは辛そうだった.

いくつかのヘアピンを慎重にクリアし,ようやくスタート地点に戻ってきた.
ヒルクラあるあるだが,下界は快晴.
先ほどまでの地獄がウソの様.

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スタッフ方に下山申告をしてイベント終了.
いやぁなかなかハードだった.

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時刻はまだ10時半.
参加賞として糠平温泉の入浴割引券をいただいたが,残念ながら本日のみ有効.
ここでまったりして帰宅するのはもったいない話.

せっかく来たのだ.
さらに南下して,かねてからの計画を実行すべし!
そう,この日のライドはヒルクラだけでは終わらないッ!

...to be continued

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BROMPTONな天気に翻弄されまくりライド

2025/4/26 Sat

天候に関係なく

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曇り.温度:10 ℃,湿度:51%,体感温度:4 ℃,風速:20.5 km/時,風向:WSW

さて土曜日である.
もう天気が怪しさ満点.
雨が降ったりやんだりを繰り返す.
なんじゃこれ.

どうせ乗るなら”確実に”晴れる日に.
それでも乗りたいチャリダーココロ.
天気予報アプリとにらめっこ.

迷っていても仕方がない.
多少雨が降っても,”おいしいとこライド”なら耐えられる?
つーことでハスラーにBROMPTONを積んで,いつもの美瑛の体育館(スポーツセンター)へ向かう.

自宅出発時の天気は快晴.
だがしかし,美瑛の街に入る頃には空一杯に黒雲が.

アレは何,アレは敵,アレは何だ!

そしてデポ地の体育館では...大雨.

あぁ,もうココロがポキッたポキッた.
もう家に帰ってガンプラでも作るか.

はい,もうお分かりですね.
戻った旭川の自宅周辺は快晴...

昼食にラーメン作って食べる.
食後も外は快晴のまま.
こ,これは,早くライドに行けとのお告げか!(なんて都合のいい解釈)

てなわけで,今度は自宅から直で出撃.
BROMPTON,セット・アップ!

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元々,本日は今年のブルベ初戦(薄野200)に向けて色々試したいことがあった.
まずはBryton-S500のナビ機能チェック.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

室内ではGPSの受信が遅いとか文句言っていたが,外ではそうでもなかった.
だだし,やはり画面は小さい.
さらに画面下1/4ぐらいに「距離」と「経過時間」の表示があって,肝心の地図面積が少ないのが気になる.
音声認識も精度がイマイチ.文字入力の方が確実.
スマホの代用としては厳しい.

次回は最大の購入目的であるGPXファイル(マイコース)についてチェックやな.

おっと,本日の行先だが,もちろん美瑛方面は危険なので,川沿いを北上することに.

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カワセミの森.
この奥,いい感じの小道グラベル.
カワセミを見たければ,チャリで来たらあかんわな(本当にいるのか?).

さて,本日,もう一つのお試しはSPDペダル
小径車+フラペは王道.
悪くないが,やはり引き足が使えるピンディングは漕いでて気持ち良い.

何より,チャリとバイクに乗るとき以外は「夏は絶対サンダル主義」のKazchari.いわゆるスニーカーなどのスポーツシューズは所有していない.

そこでファットで使っている「片面フラット/SPD」ペダルを移植.

もちろんワンタッチで取り外したり,折りたたんだりはできないので,BROMPTON収納時の幅がペダル1つ分幅増し.大した問題ではない.

で,快適に走行していたものの...はい,突然(ではないが)空が雲に覆われポツリポツリと...
「こらアカンわ」と河川敷にある東屋に逃げ込む.
やっぱり,こんな日だったのねん.

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10分ほど経過.
やや小降りに.
橋を渡って対岸から帰ることにする.
だが,すぐに大粒の雨に変化.もう,かんべんしてつかぁさい(T_T)
目の前の橋の下まで激走!

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カッパなんぞもっておらん.
全身濡れた上に,風も強くなってきた.寒い寒い.
幸い,ジレとウインドブレーカーがあるので,2枚とも着る.

そして恐ろしいことに,大粒の雪っつーか,氷雨の状態に.
ここまで降るとは聞いてねぇ.

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まさか積もることはあるまいな.
確かに今年の冬は雪が少なかったが,まさか4月も終わりかけのこの時期に帳尻合わせが来るとは.

20分ほど待機.
先ほどの氷雨は一時的.やがて小雨になりやんだ.

もう迷わない.

橋を渡って対岸のサイクリングロードへ.
もうここからはどれだけ雨が降ろうが,家までダイレクトに帰ってやる!

快調に飛ばしていると,前方に”なんちゃって”ロードに乗ったにーちゃんが蛇行運転.
BROMPTON標準装備のベルを鳴らす.
よく響く.
ビビりらせた後,激コギ・ハイケイデンス・ピチピチウェアのBROMPTONでぶち抜く!(大人げなし)

旭川駅前に到着.

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この天気である.いつもの休日と比べ,さすがに人の姿はまばら.

ちょっとした林.
春の始まり.まだ木に葉がついていない.

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サイコン(Garmin Edge1040)とナビ(bryton S500)のレイアウトはこんな感じ.

S500の落下防止用ヒモ,不要かも.

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堤防の桜並木へ.
さすが旭川だ.全然咲いてないぜ!

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てな感じで,気まぐれな天候のせいで約22kmのショートライド(BROMPTONだと普通?)
冬場は骨折のせいで全然外乗りできなかったし,許可が出たら出たで週末の天気がダメダメで,距離が全然稼げない.

年間予定の12,000kmに対し,借金が約1,000km近いというヤバい状況.

夏の”アレ”で稼げるか?
いやいや,その前に走りこまないと,”アレ”の完走も覚束んぞ.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

...という,愚痴っぽいライドをSTRAVAにアップしたところ,知人から「写真は楽しそうですよ」というコメントがついた.

そう,BROMPTONは天気に関係なく,なぜか乗っているだけで笑みがこぼれる不思議な乗り物.それが写真にも反映されているかもしれぬ.

コミューターとして,わけのわからん電動ボード系を買うより,BROの方が100億%幸せになれると思うけどな.

朝から英語教室

2025/4/25 Fri

Develop his areas of expertise.

とうとう中学生になったうちのアホ息子.
先日受けた学力テストの結果が,自分の予想より良かったらしく,かなり喜んでいるっつーか,天狗?

とは言っても,総合得点でみると平均よりやや低めのポジション.
もっと勉強しろ.

客観的にみればイマイチの成績だが,なぜか英語の点数だけかなり上位.
ここは一発「良い所をさらに伸ばそう戦略」の発動である.

Kazchari家の朝食はNHKニュースを視聴しながらが多い.
海外や英語の話題になった時,さりげなく「これは英語で言ったら何?」「日本語でどういう意味?」と質問することにしている.
本人も特に嫌がっていない.

先日,何かがきっかけで,ヨメさんが息子に「20って英語でなんていう?」と質問.

息子:「トゥエンティー」

ヨメ:「正解.じゃあ12は?」

息子:「...わからん」

ヨメ:「トゥエンティーンって言うねん!(キリッ)」

なんでやねん!

これはあれやな,かの有名なガッツ石松(or嘉門達夫)の,

司会:「ガッツさん,赤は英語で?」

ガッツ:「レッド」

司会:「じゃあ,真っ赤は?」

ガッツ:「レッドッド」

に匹敵する渾身のギャグ(ではなかったらしいが)
「何のボケや~」っと,朝から腹抱えて笑った.

まぁまぁ,ヨメさんの名誉のために言っておくが,こうしたうっかりって外国語だと起きがち.
かく言うKazchariも「10万は英語で?」がなかなか出なかったし.
もちろん正解は「100×1000」で「one hundred thousand」なので,日本人の数詞概念とはかなり異なる.

てな感じで平和な食卓なのだが,今も昔も「英語を制する者は受験を制す」は事実なので,アホ息子もこのまま精進を続けて欲しい.

普段英語を使わない日本人にとって「speaking」「listening」が困難なのは当然として,文法上一番難しいのは時制の理解ではないだろうか?
「未来完了進行形」ってなんやねん?

そんな中,ある本が話題に.

ひろゆきが「英語の教科書に載せたほうがいい」と絶賛…ややこしい英語の時制が一目で頭に入る”バズ図解”

おお,確かにこの表はわかりやすい.
時制以外にも興味をひくような内容だ.
コメント欄の語学ガチ勢のバトルも面白い.

久々に英語の学習本に興味を持った.
自分で読んだ後に,息子にプレゼントやな.

とは言え,これはあくまで受験英語の話(たぶん).
日常会話でこれらを正確に使いこなしているネイティブ,もしくは取得者はいるのだろうか?
まぁ,使いこなしていた場合,その人は知識階級かもしれんけど.
日本人でも話し方や語彙の選び方で,その人の知性が測られてしまうしな.

「通じればいい」は状況によって正解でもあるし,不正解でもあるのが言葉の難しいところ.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

2025/4/24 Thu

We were going to use what we could, but…

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現代ブルベにおいてGPS機器は必需品である.
Kazchariも初参加の「BRM429旭川200」(2018)以来,GarminのeTrexを使用している.

だがしかし.
もはやデザイン,インタフェイスは完全に時代遅れ.
Wifi,Bluetooth機能もないので,データ転送はPC経由のみ.
しかも,mini-USBというレアコネクタ.
元々が山岳用なので,改造をしなければ,チャリへのマウントもできない.

最大の問題は動作が超もっさり.

かつてブルベのスタート時に,ちょっとした操作を間違えて,地図を表示させるまで5分近くかかったこともあった.

さらにはこんな問題もあって面倒くさい.

Garmin etrex30xの困った仕様~gpxファイルが...

もちろんメリットもある.

まずは単三電池駆動であること.
言うまでもなく,世界で最も入手が容易な電池である.

それにやたらと頑丈.
走行中に3Dプリンタ製のマウントが折れて落下.
道路を転がりまくったこともあったが,無問題.
シリコンケースのおかげかもしれんけど.

てなわけで,不自由さに目をつむれば,まだまだ現役として使えるものの,利便性向上のため,新しいナビ用サイコンが欲しくなった.
夏には例のイベントもあるしな.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

速度や距離,心拍などの基本データはこれまで通り最強サイコンGarmin「Edge1040」を使う.

♪い~やさか い~やさか Garmin Edgeさま~

色々調べて見ると,現状コスパの高いサイコンとしては「bryton」「IGPSORT」が双璧.細かな違いはあれど似たような価格,機能とグレード分け.
となれば,個人的に思い入れ深い台湾製の「bryton」でしょう.

両メーカーともAmazonで頻繁にセール対象品となっている.
brytonで検討すると,型遅れとなった「S500」「750SE」が狙いどころ.

セール時の価格差は約¥5,000.

前者の方が発売が新しい.
最大の違いは液晶画面の大きさである.
「S500」は2.4インチ,「750SE」は2.8インチだ.
どちらにしてもeTrexよりは大きい...はず.

結局,各所に相談して「S500」に決定!

決め手はシリコンケース付属と,マウントをGarmin用に交換できること.
brytonマウントはGarminマウントとは微妙に形状が異なる.
取り付け出来ないことはないが,頻回につけ外ししていると,いつか割れる可能性があるらしい.

そんな悲劇を回避したい人向けに公式が交換マウントを販売してたりする.

いやいや,こんなん出すぐらいやったら,素直にGarminに合わせてくれたらええのに,と思うけどな.OLIGHTみたいに.

そんなわけで無事に届いたので開封の儀

iPhone15 Pro
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おお,軽い軽い.
カタログ上は...

「Edge1040」⇒ 133g
「S500」  ⇒ 87g

その差,なんと46kg.
これはヒルクライム大会でのアドヴァンテージになるかも(そうか?)

で,試しにそのまま,Garminマウントに装着してみる.
確かにはまる.しかし,カチッと止まらない.
あーそういうことか.
このままだと走行中の脱落も考えられる.

で,一緒に購入したマウントに交換.

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風呂場に行って,ガラスフィルムを張り付け.
もちろんUSB-Cで電源につないで100%になるまで放置.

満タンになった所でスマホと接続し,アップデートと各種設定を開始する.
どちらかと言うと,マニュアルを読まずにまず触ってみる性格.

電源オンから,設定画面をいじる.
ここで感じたのは...思ったよりももっさりしている...
元々,eTrexのもっさり感に嫌気がさして購入したはずなのだが,体感だと起動や操作のスピードはあまり変わらない.

それに,画面の大きさにも期待していたが,2.4インチはさすがに小さかった.
これまたeTrexとあまり変わらん,
加えて反射防止のノングレア保護フィルムのせいか,画面が暗め.

全体の造りも安っぽく(実際に安いが),GarminOLIGHT製品のような満足いく所有感,凝集感はない...

やっちまったか?

そんなことはさておき,肝心なのはGPSとしての機能である.
センサー類には一切接続しない.
この方がバッテリー持ちは良いはず.

まずはスマホにて,サイトから「薄野200」「納沙布岬1200」のデータをダウンロード.
「S500」と同期して取り込む.

ルート表示で選択.
うーん,やっぱ読み込み遅いな.
どちらのブルベも札幌発なので「まず出発地点まで行きますか?」の表示.
そこからの読み込みがやけに遅い...ここに関しては正直,期待外れ.

ちなみに捕捉衛星数は「標準」
日本国内だとこれで十分とか.
つまりこれが限界?
室内ではなく外で試す必要あり.

つーことで初期設定,つまり準備編はここまで.
なんか不安が残るなぁ.
週末は外ライドで使用する予定である.

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はたして評価は逆転するか?

EPICなグラベルはじめ,泥&雨&晴れライド

2025/4/20 Sun

Every type of bicycle has its own kind of fun.

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雨.温度:13 ℃,湿度:76%,体感温度:10 ℃,風速:12.5 km/時,風向:SSW

ロードシーズンinして以来,週末ごとにロード,グラベル,ミニベロと今季の再起動を始めている.
残る最後の一台が,昨年購入したMTB「Specialized EPIC EXPERT」である.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

先週デビューの予定が,まさかのSRAM電動シフトバッテリー切れ.
充電完了を待つ時間がもったいなくて,ロードに切り替えた経緯がある.

で,日曜日だが昨夜からの雨が残っている.
今後も降水確率30~40%で推移している.
何やら昨日と似たような天気である.

EMONDAな雨上がり,寒の戻りライド

本日はAJHさんのブルベ初戦「BRM420新十津川200」の開催日.
間違いなく雨と風の苦行ブルベになっていそう.
変態さん達のイベントなのでそれはそれで楽しそうだが(ホメ言葉)

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg162.htmlより

当初はこのブルベへのエントリーを考えていたが,コース的&お祭りイベントとして「BRM506薄野200」の方に魅力を感じ,こちらにした.
BROMPTONで参加予定である.

仕方がない.家の片づけでもするか...と思いきや,太陽が顔を出してきた.
なんじゃそら.昨日と同じパターンだ.

これは出かけなければなるまい.
EPICを玄関に降ろす.

寒いのか暖かいのかよくわからない気温.
昨日は後半,かなり冷えたので「おたふく」の起毛インナーをチョイス.

結果的にこれで正解だった.

行き先はひたすらグラベル.
今日は泥上等! 汚しまくるつもり.

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出発後,まずははじまりの農道グラベル.
予想通り,雨による水たまりとマッドな路面.
豪快に泥ハネ.

フェンダーレスなEPICゆえ,カラダの前面,背中,それにグラサンも泥ハネだらけ.
うむ.最高だ.これでおしゃれな店には入れない.

まぁ,サイクリングウェアはよくできているので,少し乾けば,泥や土は手で払えばさっと落ちる.

国道を渡って,これまたいつもの定番コースである河川敷のグラベルへ.
堤防の草木も未成長なので景色が良い.

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超有能サスを備える我がEPIC,この程度の砂利道など造作もないわ!...と言いたいところだが,なぜか今日も向かい風.
シーズンinしたばかりの貧脚には堪える(言い訳)

そんな低スピードのライドでも,路面のころがり抵抗は半端ないので汗はかく.
そう,この冬向きインナーは失敗だった.暑い.

そう,このセールだったにも関わらずクソ高いMTB.
購入目的の一つはクロカンレースに出ること.

早速5/11のDoRide主催の全道MTB4時間耐久レースin上砂川にエントリーしてみた.

MTBレース初戦である.
ソロで4時間? 絶対にトイレ休憩と補給必要やん.
もう,完全に未知の分野.
オラ,ワクワクすっぞ.

いかんせん,ド素人かつ本格的な指導を受けたことがないので,MTBの走らせ方やら暗黙のルールもよくわかっていない.
他の参加者の迷惑にならないようにしなければ.

これまでブルベやらヒルクラ,グラベル,ファンライドなどチャリの種類ごとに色々なイベントに参加してきたが,複数の競技をこなしている人はあまりおらず,客層がそれぞれ異なるのが興味深い.

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そんなこんなで河川敷ライド終了.
美瑛に近づくにつれ,舗装化が進行中なのが悲しい.

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もう一度国道を渡る.
確か「就実の丘」につながるグラベルに進入.

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最近,東川や美瑛では森林を切り開く伐採作業をよく見る.
木材の需要増なのだろうか?
その作業用のトラックが出入りする道のためか,かなり締まった路面.

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やがて,伐採現場へ.

ここから15%越えのグラベル激坂アタック.
さすが軽量のEPIC,リアの巨大スプロケと相まってスイスイ登る.
同じ2輪なのにロードでは絶対登れない道である.面白いな.

「就実の丘」が見えた.

観光客がいたので,止まることなくスルー.
左側にグラベルの入口を発見.
おお,これは知らない道だ.
入るべし.

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急斜面を下る.
何かの作業道だと思われるが,迷路のようで楽しい.
日曜のせいか人影なし.
途中で行き止まりになったので,元の道路に復帰すべく,今度は道なき道を登る.

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どんよりした天気と相まって,この異世界感が良い.
まるでRPGのフィールドの様.

舗装路に復帰してダウンヒル.
急坂グラベルに進入.

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写真ではわかりにくいが,ここの斜度は18%
それが真っ直ぐ続く.
下りジャンキーの人は「ヒャッハー!」案件だろうが,絶賛下りトラウマ中のKazchariはブレーキをかけながら慎重に下る(MTBの意味が...)
ダウンヒル,危険,とばすのダメ! 絶対!

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次は馴染の「赤羽の丘グラベル」へ向かう.
やはりEPICは登りが楽だ.

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曇天なれど,どこをどう取っても画になる風景だ.

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だがしかし,この頃から天候が悪化.
太陽は雲の向こうに隠れてしまった.
そして...ぽつりぽつりと...降って来た.

さて,どうする?

どこかに雨宿りしてやりすごす?
いい場所あったか?
聖台公園の炊事場は?
いや,それだと家と逆方向.
雨が弱いうちに進んでおく方が良い...とかなんとか,走りながら考える.

Kazchariの選択は後者.つまり今のうちに進んでおくというプラン.

これが,見事にハズレ.

シャレにならない強雨になってきた.
あわてて屋根のある場所を探す.

民家やらビニールハウス,倉庫などが点在するものの,むやみやたらと軒先を借りるわけにはいかない.

大木の根元でもいいので,どこか雨を避けられるところは...と探す.

あった.

農作業具の車庫.
そこの張り出しを借りて雨宿り.

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天気アプリによると,30分ほどで雨は止むという.
前半は暑かったが,今では汗と雨のおかげで,むしろ寒い.
今日も持っててよかったジレ.

アプリ通り雨が止んだ.
路面は濡れているが,出発しましょう.

正に通り雨.
日差しが眩しい.

「零下140度の対決」のセブンのごとく,太陽エネルギーを吸収.

神社にて感謝を捧げる.

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小腹がすいたのでセイコマに立ち寄る...つもりが,いつも渡る歩行者,軽車両の踏切がなんと廃止!
こういうこともあんねんな.
少し戻ってクルマ用の踏切を渡る.

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セイコマ千代ヶ岡店.
入口隣りにクルマが突っ込んだ跡が...ここの店,何度目の被害だ?

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ここでは「ホットコーヒー」「セイコマ・アイスモナカ」のおやつセットを購入.熱くて冷たいは正義.
さぁ,雨の降らないうちに帰りますか...

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つーことで,かろうじて舗装されてはいるもののデコボコの悪路をEPICで爆走(追い風).

あぁ,楽しかったと,家まで残り5km.
えー,再び雨が降ってきて,ズブ濡れになりました...とさ.

帰宅後はロクに洗車もできず,速攻でクルマに乗り込み”サ活”へ.
今週末も無事にライドを楽しめたことに感謝.

で,家に戻るとAmazonから宅急便が着弾.
おや,これは...

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EMONDAな雨上がり,寒の戻りライド

2025/4/19 Sat

春を迎える

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曇り.温度:10 ℃,湿度:79%,体感温度:6 ℃,風速:12.6 km/時,風向:SW

朝の雨.
せっかくの休日なれど,ライドする気分にならない.
こんな時には別の用事を.

Kazchari家では,ハイジのおんじのごとく,季節の変わり目ごとにちょっとした儀式がある.

まずは,車庫に収納しておいたチャリ用のテントをガレージの外に設置すること.
日常使いのママチャリなどはこちらに移動.

次にモンキー125のバッテリを取り付ける.
かつては一冬¥2,000ほどで,ショップに預けていたが,最近はこいつで対応.

金銭的に助かる.
無事にエンジン起動.
ただし,天気が悪く路面も濡れている.
汚したくなくて,これまたイマイチ乗る気にならない.

ガレージの整理ができたところで,冬靴や雪かき用シャベル,ママさんダンプ他を収納.

そして11月にはこの逆の作業が行われるわけだ.

作業終了後も,相変わらず曇天.
午後は室内の片づけかなぁ...と昼食まで終える.

するとなんということでしょう.
雲の切れ間から日が差してきたではあーりませんか.

明日も雨予報.
走るなら今しかない.出かけましょう.

時すでに14時近く.
寄り道せずに決まったコースでトレーニング.
となるとEMONDAですな.

信号が少ない北海道だが,さらなるノンストップを求めるなら,サイクリングロード一択.
昨日の雨で残雪もなくなっているはず.

忠別川サイクリングロードに乗る.
快走と言いたいところだが,残念ながら向かい風.
ケイデンスが上がらない.
回すというより踏む(よくない)
気持ちよく走れない.
かと言って,ゆるポタをさせてくれないのが,EMONDA&DRIVE HELIXの組み合わせだったりする.
悪態をつきながらグッグッと踏む.

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ここの所,毎週乗っている,このウネウネホイールだが,スピードに乗らないと漕ぎ出しが重い(そらそーだ)
TPUチューブでこれなので,ブチルでの運用はちょっと考えられない.
巡航は...無風,追い風だと快適そのもの(そらそーだ)

一方で坂道である.
ダンシングが難しいというか,うまくバイクが倒せない.
振り子のように,何か真っ直ぐに戻そうとする力が強く働く感じ.
結果,スムーズに上らない.

「(HELIXは)ディープホイールだが,軽量なので登りもイケル」という話をどこかで聞いた気もするが,
まぁ,速く走るのは無理やな(←シッティングでどうぞ)

餅は餅屋の通り,元々の「BONTRAGER RSL37」TPU「AGLIST LIGHT」を組み合わせたヒルクラ決戦仕様との比較が楽しみだ.
「計画通り!」となるかどうか...所詮はエンジン次第.

とまぁ,そんなことをつらつらと考えつつ,魔境こと東神楽森林公園入口に到着.

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ここから先は要注意.
路面が常に湿っており,枯草がのっかっている.
何しろ滑る.
かつてファットで転んで膝をけがしたのは,悪い思い出.

EMONDAのスリックタイヤでは,さらにリスクアップ.
それに治りかけの我が鎖骨.
コケたらシャレどころではない.
つーことでヤバいところは押し歩き.

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もちろん終点までは行きません.

定サウナ「花神楽」を過ぎると,徐々に登りが始まる.
うーん,やはり違和感.
もう少し脚が出来てきたらわからんけど.

登り切ったところで,お気に入りのグラベル入口.
さすがにEMONDAで突入することはないが,その前に舗装路からしてぐしょぐしょ.
自宅付近と異なり,ついさっきまで局所的に降っていた模様.

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さらには冷え込んできた.
本当はもう少し先まで進むつもりだったが,モチベーションがポキった.
ここで引き返すことにする.

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ダウンヒルに備え,ジレを着用.
カラダの中心は良いが,指先が冷える.
気温を見誤り,指出しグローブを選んでしまっていたのだ.
ええい,撤退,撤退.

交通量がほとんどない道を有名な牛のオブジェまで走る.

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カラダがすっかり冷えた.
だが,この辺りでは珍しい自販機にも「HOT」な商品はすでにない.

早く自宅に戻ろう...つもりが「おや,この道は...」(悪い癖だ)

開けたなかなか良い風景.
上空を旅客機が旋回していた.

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これまた慎重にダウンヒル.
空港横の道路に出る.
もはや天候の回復は望めない感じ.

再び忠別川サイクリングロードで家路につく.

近所の激坂でタイムアタック

...うーん,アカン.このホイールでは登れん(言い訳)

とかなんとか文句を言っているが,そんな不満を凌駕するほど,見た目がかっこいい.
うむ.これが最重要.