2024/6/23 Sun
ミドリの地獄ふたたび
曇り.温度:16 ℃.湿度:100%.体感温度:16 ℃,風速:3.9km/時.風向:WNW
旭川自転車愛好会のイベント「東神楽グラベルライド」にまたまた参加.
先日の鷹栖町グラベルからの連投である.
Topstoneな鷹栖町グラベルライド
この時も書いたが,昨今の熊騒動のせいで一人でグラベルに行けなくなった.
だがしかし.多人数で行くと安心(そうか?).
それに知らないルートを案内してくれるのでホンマに楽しい(しかも参加無料).
リーダーのCさんに深く感謝である.
今回の集合場所は東神楽のパークゴルフ場.
いわゆる「ウパシの森」(冬限定)ですね.
ウパシの森ふたたび~ファットバイクに試乗!
家からは15kmほど.
自走も考えたが,集合場所のすぐ隣に常サウナの「花神楽」あり.
これはライド後,ゆっくり蒸されてから帰りましょう.
つーことで8時過ぎにハスラーで家を出る.
途中セイコマに寄って,補給食となるグミとカロリーメイトを購入.
8時半頃,パークゴルフ場着.
何やら大会があるのか人で大賑わいだった.
駐車場の隅に“らしい集団”を発見.
Cさんの他,前回もご一緒したSさん,それに初めましてのMさん(大学生),Kさん(自転車屋さん)の2名,これにKazchariを含め計5名が本日のメンバーである.
問題はe-Bikeが3台もあること.
今日も口内に鉄の味がしそうだぜい.
で,出発.
スタート後,すぐにグラベルというか田んぼのあぜ道に突入.
やはり土の感覚は良い.
やがて激坂を越えて,高原へ.
景色最高.
さて,CさんとSさんはいつも通りe-Bikeで激走.
トレーニングを兼ね,できるだけ遅れないようについていく.
これって,インターバルトレ?
一旦舗装路に出て有名な「赤羽の丘」へ.
ここはよく来ます.
なんせ「ツーリングマップル」にも記載あるしな.
ツーリングマップル 北海道 2024
オートバイの姿もよく見る.
春には桜が美しい聖台公園で休憩.
2024年のGW総括!
次のグラベルに備えて補給タイム.
集合前にグミを買っておいて良かった.
さて,我がTopstone,例によってタイヤ圧は3bar.
グラベル走行という目的ではやや高め.
不思議なことに,走っているうちに自然に2barになって落ち着く.
それ以上は低くならないのでパンクではない.
不思議だ(チューブです).
少し休んだだけで次のグラベルへ.
正に波状攻撃.
今日はNISEKO GRAVELなみにハードかも.
TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編
宇幕別方面へ向かい,途中から次のグラベルへ.
今度はいきなり斜度10%越えの直登=いわゆる心が折れる坂.
いやいや楽しい(変態).
登り切ったと思ったら,つづら折れでまだ登る.
うひょひょ(変態).
アップダウンを繰り返すとなんだか緑が濃くなってきた.
ジャングルに突入?
どこかで見たような景色...
台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)
かろうじて道らしきモノは存在する.
クルマとは言わないがヒトが通っているのか? 山菜ゲッター?
何が出てもおかしくない道を脱出し,少し開けた場所に出た.
そやけど,リーダーのCさん,よくこんな場所を見つけるなぁ.
”ぼっち”じゃ絶対無理.
で,廃道寸前の坂を登りきると...非情にも電気柵.
見渡したところ,どこにも抜け道はない.
まさかの引き返し=万策尽きたかと思いきや,作業中のトラクターが近づいてきた.
てっきり怒られると思ったが,なんと親切にも電気柵を外して通してくれた.
「よくこんな道来たね~ 自転車で山走ってるんだぁ~」と呆れ声.
ありがとうございます.
こっちはただの遊びなのに,お仕事の邪魔をして申し訳ありません.
畑内を通らせてもらい,しばらく進むと見覚えのあるところに出た.
朗根内の交差点にある自販機まで移動.
補給タイムである...が,ゴミ箱がないので空き缶を捨てられない.
先月の八戸遠征が懐かしいぜ.
明徳小学校前から始まるグラベルに突入.
期せずしてここが本日のハイライトとなった.
激坂に次ぐ激坂.
サイコン読みで一時は20%越えの場所もあった.
蛇行しつつなんとか足つきなしで登りきる.
周囲360°開けた風景.
いやいや家のすぐ近くにこんな場所があったとは驚き.
頂上から下る道は2つ.
右は明らかに集落につながってそう.
左はさらに山奥へ.
さて,少々壊れたグラベル愛好者が選ぶのは...もちろん左である.
急坂を降りて,最初に現れるのが倒木.
大丈夫.下をくぐれば問題ない(そうか?)
しばらくは道らしき道が続く.
さっきの道でもうこりごりだったのだが,またしても緑の地獄に迷い込んだらしい.
しかも,さっきよりもハード...
やがて周辺の草が身長を越えてきた.
写真撮影などで停車すると先行者の姿が見えなくなる.
当然,後方にも人影なし.
チャリにはエンジンがついていないので静か.
すっかり忘れていたが,ここは羆の出没エリアである.
藪を抜けたらいきなり羆と対峙しても,全然おかしくない.
止まっているとクマ鈴も鳴らない.
時折,誰かのブザー音が聞こえる.
困ったのが,こんな場所に紛れ込むとは思わず,半パンビブで来てしまったこと.ちくちく系の草や枝がむき出しの下腿や手指にスリ傷を作る.
そして出血.うぎゃぁ.
グラサンはしているものの,一番大事な目は守らねば.
そういやマダニは大丈夫なのか?
とかなんとか心配事が山盛りだが,どうしようもない.
「このまま進めばマシな道に出るはず」とのCさんのナビ感を信じて,藪コギしつつ進軍.ここはインパールか?
そしてついに...
完全に道が無くなった.
決死の行軍もここまで.
悔しいが引き返すことにする.
一度通っているので戻りは早い.
倒木箇所まであっと言う間.
先ほどの激坂を下り幹線道路へ.
やっと一息つく.
もう12時近い.
昼食の時間である.
当初予定していたカフェは満席(5名以上は予約推奨).
少し走って「Wednesday cafe&bake」に移動.
これまた満席近かったが,バラバラに座ることでなんとかランチにありつけた.
残り一食と言われた「ガーリックシュリンププレート」を注文.
想像よりずっと美味し.リピート確定.
さすがに今日のライドはここまで...と思っていたが,なんとグラベルライドはまだ続く.
楽しい.楽しいが...ハードだ.e-Bike速えー.
つーことで,食後のおかわりグラベル後,無事スタート地点に戻る.
事前に見たGPXだと「なんか知っているルートやな」と思っていたが,百聞は一見に如かず,全然違った.
まさかここまで充実したライドになるとは.
「グラベルバイクが推されているのはメーカーの陰謀.なぜならアメリカみたいな走って楽しい場所がない」という声もあるが,北海道,いや少なくともKazchariの住む旭川周辺は例外やな.
丘陵からガレ場からジャングルから,まだまだ知らないグラベルだらけ.
羆問題さえなければ,もっとディープに探検したいところである.
さて,こうしたイベントで知り合った方とSTRAVAでつながろうと思っても,e-Bike勢は利用していない人が多い.
まぁ,そうかもしれん.
普通に走っただけでセグメントのKOM取りまくることになるしな.
抗議メールがガシガシ送られてきそう.
旭川自転車愛好会の次のライドは「和寒近郊グラベル」とのこと.
これもぜひ参加したい.
いやホンマ楽しかった.
もちろん,サウナも堪能しましたよ.