冬チャリの頭部防寒を考える~イヤーマフ新調

2021/2/6 Sat

頭を冷やすな.

OLYMPUS TG-5

当然のことながら,冬チャリは寒さとの闘いである.
とは言え,オートバイのように「ひたすら厚着をする」「カイロなどで温める」ではまずいことになる.

発汗量が半端ないからだ.

特にヒルクライム.
登りは汗だく.
薄手の長袖ジャージで十分.

ところが下りは...極寒地獄.
登ったままの装備で下ると間違いなく逝く.
先日の旭岳クライムでは,頂上でインナーを着替え,ユニクロのライトウエイトダウンを着,さらに電熱ベスト着用で下ったが,それでも軽く死んだ.

美味しいとこだけライド(旭岳編)

根本的に,厳冬期にチャリに乗る方が間違っている? 全く持ってその通り.
なので,できれば「下りて登る」を推奨.

十勝岳アタックライド!

帰りに温泉入れば極楽.
風邪もひきにくい.

ヒルクライムは極端だとしても,平地走行ですらそこそこ汗はかく.
これまでもちょこちょことKazchari的レイヤードを書いてきたが,今日は頭部の話.

今回新兵器を投入.
それがこれ.

おたふく手袋 インナー BTイヤーマフ 迷彩 JW-116 【メンズ】

ガチな走行ではなく,職場への通勤用(ノーヘル)なので耳の防寒が大事.
これまでは,15年以上前に買ったメーカー不詳のこれを使っていた.

OLYMPUS TG-5

小型薄型軽量,未使用時はコンパクトにまとまるので重宝していたのだが,経年劣化でゴムパーツが割れた.
瞬着でごまかしていたがそろそろ限界.
ゆえにイヤーマフを新規購入した.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

メーカーは,質・値段のバランス最高の(チャリダーは)みんな大好き『おたふく手袋』である.
全3色だが,ブラックだけ少し高い.
ゆえにKazchariはネイビー迷彩を選択.770円.

どういう構造なのかよくわからんが,左右をつなぐバーのところがねじれてコンパクトにできる.
また引っ張れば伸びるので,サイズ調整も容易.
もちろん,耳にあたるところはフカフカである.

OLYMPUS TG-5

実際に使用したところ,まだ新しいせいか少々キツめ.
よく言えば,落下する心配は皆無.
もちろん,サングラスとの併用も可.

次に通常のガチ走行時の頭部防寒について.
まずはヘルメット.
いわゆるチャリ用の穴あきヘルメットは,サイズやや大きめ(Lサイズ)の,これまたコスパ最高のdhb製を着用.

dhb – R2.0 ロードヘルメット

少し重いかも.
今はもう売ってないようだが,こちらのdhb製も使用中.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

おわかりいただけただろうか? このヘルメット,あのKASKのOEMなのである.
それでいて,4000円程度で買った記憶が...
やはり自転車用品は海外通販が最強.

これら2つは夏でも使えるが,次のヘルメットは完全に冬仕様.
なんせ,本来はスキー/スノボ用.

OLYMPUS TG-5

なんとゴーグル付きで7299円!(2017年当時)

OLYMPUS TG-5

ただし,この通常タイプのゴーグルは走っているとどうしても曇ってしまうので結局使っていない.
通常のサングラスで運用.
この手のミラーレンズって吹雪いたら何も見えなくなるねんけど,スキーヤーのみなさんよく使ってるなぁ.
単にこいつが安物なだけ?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

この耳あてベンチレーションシステムはチャリでも非常に助かる.
もちろんGoProマウントは後付け.

とまぁ,ゴーグルの件を除けば,その安全性からも非常に優秀なヘルメットなのだが,難点は...重いこと.
単体で460gもある.
先ほどのdhbが280gなので,その差180g.

頸コリ持ちのkazchariとしては,なかなか許容しにくい重さである.
オートバイ用のヘルメットに比べたら全然軽いけどな.

つーことで,結局通常のチャリ専用ヘルを使うことが多い.

さて,お次はヘルメットのインナーである.
いわゆるバラクラバ(目出し帽タイプ)が良い.

ネックウォーマー バラクラバ 目出し帽【最新昇級版・裏起毛・零下30℃防寒】

暖かいし悪くない製品なのだが,チャリで使う場合,頭部を覆っている部分の汗がなかなか乾かない.
それこそヒルクライムなんてしようものなら,ビシャビシャとなって寒い.

よって,Kazchariイチオシ品はこれ.

KOMINE 09-016 Fleece Face Mask / 防寒フリースマスク

口元周辺はフリースだが,頭部はポリエステル.
厳密に言うとバラクラバではないのかもしれんが,激しいライド後もフリース部はともかく,頭部が汗で濡れることはない.
耳の防寒も問題ない.
元々はオートバイ用なので,あのゴツいヘルメットをかぶることを想定しているのだろう.
それがチャリにも適合する.

OLYMPUS TG-5

写真だと色あせて見えるがブラックです.

つーことで,厳冬期チャリ頭部レイヤードでした.

ここにきて『モンキー125』が欲しくなった

2021/2/1 Mon

やはり男にはオートバイが必要だ.

NIKON COOLPIX E950

Kazchariはいまも『HONDA XR-BAJA』の1998年モデルを所有している.
新車で購入した.
大阪にいる頃はクルマを所有せず,もっぱらこの『BAJA』が買い物や遊びに大活躍.
北海道にも,こいつで何度も訪れている.
こちらに引っ越す際も持参した.
ゆえに「大阪」ナンバーのままである.

わかる人にはわかると思うが,ライダー憧れの北海道に実際住んでしまうと,かえってバイクに乗らなくなってしまった.
日常の足はクルマに代わり,ましてや一年の半分は雪で乗れない.

そして,DOMANE購入後は,天気の良い日にはチャリで遠出するようになった.
まさか日帰りで300km以上走るような変態になってしまうとは...
さらに,ファットバイクを手に入れると,林道も雪道も,道も季節も問わず乗り回すようになった.

こうして,ますますオートバイに乗らなくなった.
2020年シーズンなんて,バッテリチェックのためにエンジンをかけただけで,10mも動かしていない.
使わないと機械は痛む.
ましてや年間の保険代もバカにならない.

夏の終わり頃には売る決心をした...はずだったが,ダラダラとまた雪のシーズンを迎えてしまった.

どうしてこうなった?

ようするに未練があるのだ.
『BAJA』そのものもそうだが,ロードバイクに乗りつつも,オートバイ独特の爽快感は忘れられない.

先日,魔が差したのか,ネットの「バイク買取り比較サイト」に見積もりを依頼してしまった.
すると,ほぼ毎日,電話やメールが届くようになった(特に〇〇〇王)

はっきり言って鬱陶しい.
断ればいいのだが,「一度見積もってもらうか...」と,その判断もできない.
実に優柔不断で情けない.

すると,なぜか昨日になって「そっか,単に「売る」のではなく「下取り」に出せばよいのでは?」という考えがいきなり頭に浮かんだ.
いや,違うな.
明らかに『ゆるキャン△』を読んだせいだ.
リンちゃんやその祖父のバイク・ソロキャンをうらやましく感じてしまったのだ.

言うまでもなく,「ソロキャン」「冬キャン」を日本に流行らせた悪魔の書.

その術中にはまったKazchari,オートバイを売ってしまって降りるのでなく,新しい相棒を物色し始める.
保険代や燃費などの維持費を考えると,原付2種がねらい目.
あれ?
何か頭の奥に,ある姿が...

「おお,そういや『モンキー125』という,超Kazchari好みのオートバイが発売中ではないか!」

HONDAの公式ページより

早速,ネットで情報収集.
その昔,Kazchariは『HONDA NX125』にも乗っていた.
エンジンの基本設計は同じはず.
「4スト125cc」がどういうものかはおおよそ理解している(つもり).

では,ここで『モンキー125』の〇と×をまとめてみる.

【〇】
デザイン最高.
まるで鳥山明がデザインしたかの様.
なんつっても維持費が安い.
クルマのファミリーバイク特約が使える(いくらか知らんけど).
燃費もリッター50km越えとか.
カスタムが楽しそう.
サードパーティから多種多様なパーツが出まくり.
これなんて最高!

DIRTFREAKさんの公式サイト(https://www.dirtfreak.co.jp/moto/gallery/custombike/monkey125.php)から引用

これもスゲー!

ベトナム・ホーチミン市にあるカスタムショップがFacebookにアップ

ここまで来ると何が何だか...

sidecar mcraftさんの公式サイト(https://www.sidecar-mcraft.jp/)から引用

色はやはり「イエロー」でしょう!
(イエロー・モンキーと呼ぶと少々自虐的だが)

【×】
荷物があまり積めない.
リアキャリア装着しても,キャンプツーリングはかなりしんどそう.
YouTubeに動画がいくつかあがっているが,やや強引.
それでもチャリよりは詰めるし,エンジンがある分,輸送は楽なはず(当たり前).
工夫次第でなんとかしてやる.
ナンバープレートがピンク...は仕方がない.
旭川もご当地プレート作ってくれ.
あさっぴーでも許す.

思いつくのはこれくらいかな.

で,本日夕食ついでに『レッドバロン旭川』に行ってみた.
残念ながら実車の展示はなかったが,店員さんに相談にのってもらった.

曰く「その年代の『BAJA』ですと,だいたい10~15万で取れます.ちょっと前だと空冷のオフ車はとんでもない高値だったのですが.『モンキー125』は黒と青は即納可.イエローは5月か6月ぐらいですね」とのこと.

ふむふむ.
すると『モンキー125』は定価40万円なので,最大で25万円か...えっ? 25万やとロードバイクだと入門モデル? EMONDAやMADONEのハイエンドモデルが130万...って,やっぱり何か金銭感覚がおかしいぞ.

つーことで,すっかり“その気”になってしまったKazchari.

いや待て待て,本当に買うのか?
キャンプするなら,ハンターかクロスカブの方が良いのでは?

あー悩む.
でも,今が一番楽しい時でもある.

サングラスの話~やはりOAKLEY?

2021/1/18 Mon

似合うか似合わないはおいといて,

Kazchariはド近眼である.
現在0.00...なんぼか.

高校生までは両眼とも視力2.0と,めっちゃ良かったのに...
大学に入ってから電車通学となり,読書に目覚め,揺れる社内で文庫本を読む様になってから一気に悪化(昔の文庫本は異様にフォントサイズが小さい).

しばらくはメガネだけで生活していたのだが,やがてコンタクトをするようになった.
理由の一つは病院での仕事上の便宜.
患者さんの移乗介助をする際に邪魔になるため.

当初はハードレンズを使っていた.
ハードは,経験のある方も多いと思われるが,ゴミが入った際の痛みは半端なく,正に七転八倒の痛みが襲ってくる.
さらにはドライアイになりやすいのか,装着時間が長ければ長いほどゴロゴロ感増加,さらには充血,おまけにいきなり外れて失くすなど,デメリットだらけだった.

一方のソフトレンズも目に悪影響があるだの,煮沸消毒が面倒などのネガティブ要素がやたら流れていたなぁ.あれはなんだったのだろう?

そこへ登場したのが2週間使い捨てのソフトタイプ.
ようやく装着感良好で充血もしにくく,コスト的にもまぁ満足いくモノが普及し始めた.
以後,30年近くこのタイプを愛用している.

ちなみに,Kazchariはジョンソン&ジョンソンのアキュビューを買っている.

2ウィークアキュビュー(6枚入) ×2箱【処方箋不要】(2week) コンタクト

さすがにレイシックに挑戦する金と勇気はない.

さて,コンタクト問題がとりあえず解決してからは状況に応じてサングラスをするようになった.

【オートバイ】

旭川に越してからは,あまり乗らなくなったオートバイだが,乗車時は必ずサングラスを装着している.
昔からジェットヘル+シールド愛好者なので,不要と言えば不要なのだが,サングラスがあった方がゴミや風を防ぎやすい.
それにシールドをハーフクリアにすると,昼間の眩しさはサングラスで,夜間ではシールドのみにするという手段も使える.

【自転車】

これはもう必須.
ロードバイクに乗りはじめた頃はAmazonにて1000円程度の廉価品を使っていた.
見え方に特に問題があったわけではない.
しかし,Domane購入後(2016年)は,チャリ趣味にのめり込む様になった(ようするにヲタク化).
すると,使えれば何でも良いという考えではなくなり,サングラスと言えば...のOAKLEYが欲しくなってしまった.

ご存じの方も多いと思われるが,OAKLEYは非常に高価である.
正直,オールプラ製,矯正なしのただのサングラスが3万円とか信じられない.
もちろん,デザイン・機能は折り紙付きなのだが,なかなか手が出にくかった.

しかし,Kazchariはとうとう知ってしまった.
自転車機材海外通販の現状を...

【Wiggle】

【ProBikeKit】

バイク本体,ウェア,周辺機材などなど,どれもこれも日本で買うのがバカバカしいぐらい安い.
送料もサイトごとに若干差はあるものの,一定金額以上買えば無料.
顧客数が多いためか日本語対応サイトも多い.
商品に何か問題があった時も日本語でOK.
実際,一度購入した心拍センサーに不具合があり返品したが,その対応もスムーズだった.

通販の場合,ウェアのサイズ感がわかりづらいデメリットもあるが,実際に購入した人のレビューやブログを読むと,推測は可能(後は博打).

海外通販ではさらに2つほど注意事項がある.
一つは到着が遅いこと.
これは仕方がない.
それでも2週間以内には大抵届く(経験上).

もう一つは関税がかかること.
いわゆる16666円ルールですね.
これを超えると到着時にいくらか税金を支払わなくてはならない.
複数買いの時には気をつけましょう(分けて買う).

つーことで,Kazchari所有のOAKLEYは全て海外通販で買った.

OLYMPUS TG-5

この中で,自転車用として初めてサングラス購入を考えている人におすすめなのは,やはり「JAWBREAKER」
スキーゴーグル並みとは言わないが,視界の広さがウリ.
それに,交換用レンズの種類が豊富.
売れ筋だけあって,本家OAKLEYだけでなく,サードパーティからもレンズが発売されている.
特に,朝,夜,トンネルなど,光(日光)の強さが変化するライドでは調光レンズが良い.
実際,KazchariもJAWBREAKERのレンズを調光タイプに入れ替えている.
このレンズはサードパーティ製だ.



「JAWBREAKER」はカラバリも豊富だけど,あまり派手なのにするとウェアやバイクの色とのコーディネートの問題が出てくる.
気にしない人はええけど.

OLYMPUS TG-5

また,OAKLEYもタイプによってはアジアンフィットがある.
しかし,顔の形状って民族差以上に個人差が激しいと思われる.
よって,実物で試さず,通販で買うのはいずれにせよギャンブル.
OAKLEYなので,合わなかったらヤフオクで売れるかも...

Kazchariは自転車用以外でも1本だけ所有.

OLYMPUS TG-5

「TAILEND」というモデル.
クルマのダッシュボートに常備.
丸レンズの持つ怪しげな雰囲気が気に入っている.
今では絶版かな.
OAKLEYの丸レンズモデルは期間限定が多いな.

というわけで,チャリライドでは基本的にOAKLEYを使っている.
しかし,300km以上のブルベでは,メガネ+バイザー付ヘルメットをチョイス.

12時間以上のライド,ましてやオーバーナイトになると,コンタクトは辛い.

そして,OAKLEYが使いにくいのは,まさに昨日のようなスノーライド時.
晴天時は雪の反射がまぶしいので調光レンズ偏光レンズがありがたいのだが,吹雪時はクリアが良い.
最悪なのは調光レンズで,白⇒日光強いと判断してしまうのか,レンズが濃くなり視界最悪となる.
平地はまだ良いが,ダウンヒルで雪のわだちにつっこんで...転倒する.

結果,通勤でも使っている格安サングラスを使用.
この手の安物はレンズが付属しているが,雪道だと薄いブルーレンズが良い.

OLYMPUS TG-5

快晴時でもあまりまぶしくない.
あれ? OAKLEYを散々褒めといて,結局は原点回帰か.

最後に余談.

海外旅行時もサングラスは必ず持参している.
ここのところダイビング旅ばかりのせいもあるが,南の島の日差しは強い.
そして小型ボートにてポイントに向かう途中は塩水がかかりまくる.
また,落下や踏みつけなどのアクシデントで高価なOAKLEYを壊したくない.

陸上でも有効.
あくまで噂レベルだが,治安の悪い街でターゲットにされないために,サングラスは有効らしい.
悪人は目を見て,こちらの力量を測っている...との話もある.

そこでまたしても先ほど登場したてんこ盛りグラサンが活躍.

というわけで,壊したり失くしたりで,同じものを3回ぐらい買っている気がする.
確かに耐久性は問題.
先代は使用中にツルの部分が折れた.
まぁ,OAKLEYに比べると扱いがぞんざいやしね.

それでも,このコスパ,中華製恐るべし.

歯痛大戦&2020年の思い出(10~12月編)

2021/1/5 Tue

いっそ思い切って,スケート靴でガツンと.

今日も歯痛との闘いは続く.
「ロキソニンで誤魔化せ」と言われても,副作用で胃が荒れるしな,この薬.

タイムスリップ物や漂流物,監禁物の映画で気になるのが,登場人物たちがキレイすぎること.
特に(最近の)日本映画はリアリティを欠く.

実際だと,服装の汚れは元より髪型や体臭が相当キツくなると思う.
Kazchariもかつてのアジア旅で,4日間程風呂なし生活を体験したが,それはもう自分が嫌いになるぐらい臭くなった.

以下の本でも印象に残っているのが,その悪臭描写だったりする.

恋するソマリア (集英社文庫)

逆にこっちの本はそこが弱かった.
ノンフィクションではなくあくまで小説やけどな.

砂漠の影絵 (光文社文庫)

両方とも面白いです.

ただ,不潔さに関しては慣れればなんとかなりそうだが,虫歯,歯痛はどうだろうか?
現代社会でさえ,すぐに解決せず,こんなに悩ましい.
当時だとロクに治療せず,抜け落ちるにまかせることになるか.
まぁ,昔の人は寿命が短いし,生物として考えれば咀嚼できなくなった時点でアウトなので,逆に悩まなかったのかもしれんが.

こうした点を含めてリアルに描いていた最高峰がトム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』だろう.

キャスト・アウェイ [Blu-ray]

今日の昼食も辛かった.
はぁー,奥歯で肉を咀嚼する日はいつになることやら.

つーことで,2020年の思い出,残りの3ヵ月分である.

【10月】

2020年最大の健康問題は頸コリだった.
例年デスクワークの割合が増える春休みあたりに,症状が悪化するルーティンはあったが,新コロによるリモート業務が激増したことで夏を越えて秋になっても,“コリ”収まらず.

止むにやまれず整形受診やらマッサージ,鍼灸を経てようやくたどり着いたのがこの肩甲帯バンド

柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)

現在も愛用中.
休日はしていないが,いつ不要になるのか未定.

もう一つ,購入は5月だったが,毎晩愛用している(表現がアレだが)のがこいつ.

NIPLUX NECK RELAX

現在レベル8.
頸の筋肉のギューっ感が心地よい.
究極の安眠装置.

その他,10月と言えば,ジロの全ステージレビューもした.
GCNオンデマンド観ながら.
実にドラマチックなグランツールだった.

GCNレースパスで『Giro d’Italia 2020 Stage1』

【11月】

なんと言っても,ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンによる12年ぶりのバイク旅『LONG WAY UP』(Apple TV+)の視聴が印象に残る.

復活の旅番組『LONG WAY UP』

Kazchari自身も思い入れ深い中南米.
これまた視聴レビューしながら,かつての旅を思い出すのが楽しかった.

えっ? その後続けて再視聴したアフリカ縦断『LONG WAY DOWN』レビューが途中?
はい.やはりユアンの奥さんが登場して以降は書く気が失せました.
旅程は途切れていないけど,旅情は途切れたというか...
覚えてなかったけど,なんと実母まで登場しててんな.
日本のTV番組にありがちな演出と思っていたが,英国もそう変わらんことが判明.

ただ,南アフリカの話題としては,今は亡き『クレイジー・ジャーニー』で知った白人キャンプ(White Squatter Camp)の存在にびっくり.
貧しいゆえ,黒人の家にドロボーに入る白人がいるとは...知らなかった.

この2番組視聴後はAppleTV+の更新はせず.
iPad購入検討時に,『AirPods Pro』の空間オーディオ機能について知った.

AirPods Pro や AirPods Max で空間オーディオを体験する

それはぜひとも体験してみたいが,「AppleTV+」はコスパが悪すぎる.
定額+個別のコンテンツ料って...
ただでさえ『AirPods Pro』って30000円もする.
素直に映画館に行く方が満足できそう.

あっ,でもApple製品購入後は1年間無料視聴できるから,信者は心配する必要ないか.

Apple AirPods Pro

【12月】

有機ELテレビ『Panasonic VIERA TH-55HZ1000』の購入.
ホンマ,給付金のおかげで良い買い物した.

有機ELテレビを購入~Panasonic VIERA TH-55HZ1000

パナソニック 55V型 4Kダブルチューナー内蔵 倍速表示 有機EL テレビ Dolby Atmos(R)対応 VIERA TH-55HZ1000

パナのキャッシュバックキャンペーン(30000円!)で,予想以上に安く買えたのも幸運だったが,何といっても映像の美しさに大満足.
これまでのプラズマ→液晶乗り換えだったらここまで満足できなかったかも.

『Nintendo SWITCH』の画面も文句なしにキレイ.
アニメ『進撃の巨人』のオープニング,立体機動の動きがとんでもない!

だがしかし.
現状,唯一の欠点を発見.
パネルが薄すぎて『Wii』のセンサーが取り付け不可!
両面テープだけだと落ちてしまう.

「Wiiなんて全然してへんやん」というヨメさんの声はとりあえずスルー.
センサー側の面積を拡張したりといろいろ工夫中.

以上,2020年の印象的な出来事シリーズでした.

今年はブルベ・レース参戦ネタが書きたいものである.

『LONG WAY DOWN』の感想(その5)「ウガンダ~ルワンダ~タンザニア編」

2020/12/10 Thu

アフリカの明と暗.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)をAppleTV+で視聴中.

今回はウガンダ-ルワンダ-タンザニア編の感想.

Kazchariはいずれも訪れたことはない.

ウガンダと言えばゴリラ
ゴリラと言えば,見た目によらず繊細な生き物.
知能が高すぎるゆえに,”うつ”にもなるそうな.
なので見学も1時間.
シルバーバック...なんとも気品がある.
動物園ではなく,野生で観てみたいものだ.

ウガンダと言えば,”食人大統領”アミンも忘れてはならない.
(本当の意味で)痛いシーンてんこ盛り.

ラストキング・オブ・スコットランド [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

お次はルワンダ.
ルワンダと言えば,映画にもなった大虐殺.

ホテル・ルワンダ [Blu-ray]

ルワンダにもカンボジア同様,頭蓋骨や衣服を展示した博物館がある.

何より悲劇的なのが「少年兵」の存在.
ゲリラが村を回って,子どもを拉致し,自分たちの陣営の兵士に育て上げる.
拉致の際は自分の親や知り合いを殺させたり,子どもの耳や鼻を削いで二度と故郷に戻れないようにする.
「残酷」という言葉だけで片づけてよいのだろうか?

アフリカでは,どの部族の人間がその国のトップになるかで,部族間の経済格差が広がってしまう.
ヨーロッパの植民地政策で分断される前も抗争はあったと思うけど,ここまで酷くはなかったと推測される.

「アフリカはなぜ貧しいのか?」という問いに際し,権力の腐敗や欧米(最近は中国)の資源争奪の思惑がからみ,民主主義が根付かないという意見の他にも,こうした状況に慣れきってしまった国民性をあげる評論家もいる.
曰く「金持ちになると,それを奪われるから(貧乏のままでいい)」という思考になるそうだ.

フィクサーつながりでルワンダの大統領,ポール・カガメと会談.
スタッフの「番組から政治的意図を排したい」とい意見もあったが映像で見る限り,ルワンダを経済的に立て直した至って温厚な人物風.
ただし,目は鋭い.
昨今ではその独裁ぶりが非難されているそうな.

なぜ欧米諸国はルワンダ大統領ポール・カガメの「独裁」を黙認し続けるのか?

ブルンジは行かず,次はタンザニア.
国境でもパスポート紛失騒ぎもあったが無事入国.
ああ既視感が...

一行は,これまた悪路を選択.
R1200GSの巨体が暴れまくる.

それにしても,ケニア以降は英語圏となり,民衆との接触や会話が増えた.
偏見かもしれないが,旧イギリス宗主国はわりと発展,旧スペインはまぁまぁ,旧フランスはぐちゃぐちゃという勝手なイメージがある.
(一応)議会政治を根付かせ自国化しようとしたのか,ひらすら略奪が目的だったのかの違いか.

そして,スタッフはタンザニアでようやく”普通の”サファリ体験.
なんとクルマから降りられる!?
うらやましい.

1990年のケニア旅,やっぱりタンザニアにも行けばよかった.
動物の生息数に圧倒的な差があるらしい.

当時,ケニア前半を一緒に旅したK君は,その後タンザニア側からキリマンジャロに登頂.
帰国後に山頂の写真をもらった.

K君からのいただき画像

この景色,見たかったなぁ.

ケニアでのサファリツアーは,事前ノープランで現地で決めた.
ナイロビの街中で声をかけられ代理店へ.
最初の店では,西洋人の旅行者がこちらを見ながら「やめとけ,やめとけ」と目配せしてたのが印象に残っている.

何軒かまわって,5日間US300ドルのプランで決定.

お金持ちはロッジサファリ.
我々バックパッカーはテントサファリ.

朝晩は寒かった.
雨が降ったらテント水没.
シャワーなしは辛かった.
途中でロッジのプールを借りてパンツ一丁で泳いだっけ.

もちろん景色は雄大.
満足感は高い.行って良かった.

今では考えられないが,持参したカメラは28mmの単焦点,Konica現場監督.
もちちろんフィルムだ.
一緒に参加したK君は,確かキヤノン一眼レフに望遠(300mm?)つけてたな.
もし今度サファリ行くなら,E-M1Xに300f4! 夢の組合せ...

ただし...あの風景は心に刻み付けるのが一番かもな.

1990年の大学卒業旅行後,内定していた某コンピュータ会社に入社した.
約3年働くものの,あまりの仕事のつまらなさに退職.
長い旅に出ようと決めた.
『深夜特急』や蔵前仁一の『ゴーゴー』シリーズの影響があったことは否めない.

最初のプランはケニアにあるスワヒリ語学学校の『星野スクール』に通うこと(今もある?).
実際に面接も受け,合格(許可?).
しかしながら思う所あって辞退.

結局1993年の1年間は東南アジアを旅して過ごすことになった.

もし,あの時,星野スクールに,ケニアに戻っていたらどういう人生が待っていただろう?

『LONG WAY DOWN』の感想(その4)「ケニア編」

2020/12/8 Tue

オフロード三昧.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)AppleTV+で視聴中.

今回はケニア編の感想.
例によってKazchari自身の旅の思い出とクロスオーバー.

人生初の海外旅行先はケニアだった.

正確にはボンベイ(今はムンバイ)で1泊トランジットしたので,異国の文化を”強烈に”感じたのはインドが最初なのだが,旅としてはケニアにおける2週間が初.

時は1990年.
大学の卒業旅行の行先として,どうしてもアフリカに行きたかった.
その2年ほど前から,海外里親制度であるフォスターペアレント(フォスタープラン)を始めており,そのサポート先の子供が西アフリカのトーゴに住む「ザカール・アビボ」という少年だった.

プラン・インターナショナル・ジャパン

一月5000円の寄付.
フォスターペアレントの詳細は省くが,便宜上はある特定の子どもをサポートしていることになっているが,実際はその子の住む地域全体の生活改善のために,寄付金が使われるという触れ込みだった.

さらに,渡航費は自費となるが,とりあえず首都の空港まで行けば,現地スタッフがその子の村までアテンドしてくれるという取り組みもあり,ここはぜひトーゴに行ってみたくなった.
そして,ザカール君に「I’m your father」と言ってみたかった(アホですか)

トーゴ共和国の場所

まず問い合わせたのがアフリカに強い旅行代理店の『道祖神』

アフリカ旅行の道祖伸

もちろん当時は電話です.

Kazchari「すいません.西アフリカのトーゴに行きたいんですが,チケットっていくらですかぁ?」
道祖神「えーっと,トーゴですか...失礼ですがお客様,海外旅行はよく行かれますか?」
K「いいえ.今回が初めてですぅ」
道「えー,申し訳ありませんが,海外が初めての方に西アフリカはおすすめしません」
K「はい?」

今なら,いや,今でもこのスタッフの対応は理解できる.

海外初心者に,しかも個人旅行者に西アフリカは絶対に薦めへんな.
治安・疫病・物価・言語(仏語)・インフラなどあまりにハードルが高すぎる.
結局,『道祖神』としては「インド経由ケニア(ナイロビ)までの航空チケットは出しますので,そこから先はご自分で」ということになった.

そしてKazchariは,当時まだ国際線が飛んでいた伊丹空港からAir Indiaにて,バンコク経由でまずボンベイに降り立った.
丸一日インドにやられまくって,翌朝ナイロビへのフライト.
ようやく訪れたアフリカの第一印象というか,匂いは...腋臭でした.

ケニアの旅前半は空港で一緒になった日本人3人でつるみ,サファリへ.
後半は一人で沿岸のモンバサマリンディを旅した.

たまたま犯罪に会わなかっただけかもしれないが,あの頃のケニアはそれほど危険ではなかった.
ナイロビのナイトクラブスラムっぽい所にも出かけた.

その後かな.
ソマリアなど近隣国の内戦がひどくなり,難民や兵士がナイロビになだれ込み,テロ爆破事件も起きるなど,世界有数の犯罪都市になってしまったのは.

さて,ようやく『LWD』本編.
ケニア編は内容盛りだくさん!

【襲撃された小学校を訪問】
この事件の詳細を知ろうと,「ケニア,学校,虐殺」で検索したところ,他にもたくさんヒット...
部族抗争の結果やけど,学校は狙われやすい.
子どもを殺すのに躊躇がない.信じられない.

【象が住むロッジ】
有名な国立公園内だけでなく,こうした小規模なロッジがたくさんあんねんなぁ.
雰囲気がめっちゃ良い.
Kazchariはサファリ中はテントに泊まった.
敷地は有刺鉄線で囲われているだけ.
様々な動物の声が聞こえて,夜のトイレは恐怖.
ちなみに管理人はマサイ族だった.

Konica 現場監督 / 1990年2月21日

【わざとなのかの悪路選択】
ユアンの台詞がおもしろい⇒「効率よくバイクを壊しているみたいだ」
粉砂ダート&粘土ダートで転倒しまくり,押し歩きまくり.
さすがのパリ-ダカライダー,チャーリーは余裕の走り.
350kg超のバイク,扱える自信全くなし.

【どこもかしこも絶景】
道の状態はともかく,風景が素晴らしい.
単純に動物の数は少ないが,たまに見かけるのが良いのだろう.
さすがにライオンには会わなかったようだ.
そんなことより何より,サファリカーではなく自分のバイクで,好きな道を走るという行為!至福!

Konica 現場監督 / 1990年2月21日
Konica 現場監督 / 1990年2月21日
Konica 現場監督 / 1990年2月24日

【遊牧系の少数民族とともにキャンプ】
こういう商売っ気のない状態よし.
この民族,割礼の儀式があるとか.
痛そう.
一夫多妻&多産の文化
同行の医師による診察があったが,彼らはどこまで文明との接触があるのだろう?
薬の処方とか難しいやろな.

Konica 現場監督 / 1990年2月23日

この方たちは商売っ気満々.

【ケニアに住む友人の家へ】
美しい湖の傍に住むイギリス人(?)の友人を訪ねる.
個人のセスナで遊覧飛行.
何の商売してるんやろ.
そういやジャマイカでも,西洋人がむっちゃ山奥の豪邸に住んでいることがあった.
庭に「ポロ」用のフィールドがあるのにびっくりした.
一説によると競技用の馬や選手を本国から空輸するそうな.
贅沢というか,想像の範囲を越える生活をしている人は世界にたくさんいる.

このケニア編はアフリカツーリングのイメージまんまの回やったな.

そして一行はナイロビには寄らず,ウガンダ国境へ.
R1200GSのメンテした方が...

さて,Kazchariの1990年トーゴ行きはどうなった?
結局,行っていない.
さすがに航空機の手配や現地でのビザ取得などは初心者には無理(今なら大丈夫?).
そして帰国後,ザカール君の住むトーゴも内戦が勃発し,彼が行方不明になったとの連絡が入った.

E09 地球の歩き方 東アフリカ ウガンダ・エチオピア・ケニア・タンザニア・ルワンダ 2016~2017 (地球の歩き方E09)

しばらく更新されてない?
大丈夫なのか東アフリカ.

オフロードつながりでこの一冊.
本日より『弱虫ペダル』70巻配信開始!
色々物議をかもしたMTB編ですが,普通に面白かったのでは?

坂道君のチートぶりは相変わらずですが.
タイヤのあまり太くない,普通のMTBも欲しくなった.

弱虫ペダル 70 (少年チャンピオン・コミックス) Kindle版

『LONG WAY DOWN』の感想(その3)「エジプト~スーダン~エチオピア編」

2020/12/4 Fri

旅と旅行の間.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)をAppleTV+で視聴中.

今回はエジプト-スーダン-エチオピアの感想.
いわゆるアラブ・アフリカからブラック・アフリカへと舞台が移っていく.

以前も書いたが,Kazchariはこの番組をDVDで一度観ている.
にもかかわらず,内容を全く覚えていない.

なんてこった.

いくらDVDが英語字幕のみだったとは言え,これほど濃いドキュメントの内容すら忘れてしまうとは...自分の脳に絶望するなぁ.

実はこの現象は読書にも起きており,ここ数年は読了した本の内容をすぐに忘れてしまう.
その一方で,20代の頃に読んだ書籍,漱石やヘッセの小説に関しては,あらすじは元より,場合によっては印象に残ったフレーズやセリフまで覚えている.

結論.

若い脳は感受性が非常に鋭い.
入力された刺激や新発見を,自分の糧として取り込もうとする機能が最高潮に発揮されているということだろう.
言い換えれば,年齢を重ねる=残り時間が短いゆえに,提示された情報を,将来活用する可能性がないと脳が自己判断しているのかもしれない.

寂しい話だ.

では,探求の精神を諦めるのか?
たとえ,その場限りの喜び,好奇心の充足だけでも良いではないか,つまり「同じ対象であったとしても毎回新鮮な経験ができる」と前向きに捉えるのが良いかもしれない.
実際,老人施設などのレクリエーションを「毎回同じでつまらない」とグチっているのは当人たちではなく,スタッフ側ということはままある.

閑話休題.

さて,エジプト編である.
『水曜どうでしょう』における大泉ポジション,ユアンのスケジュールの都合があるのか,例によって急ぎ足の旅.
悪天候だろうがなんだろうがガシガシ進む.
観光名所だらけのエジプトの滞在すらも短い.
それでもしっかりピラミッドの脇をBMWで走り,内部も見学.
ええなぁ.

2004年8月のエジプトはひたすら暑かった.
あまりの暑さに一緒に旅していたヨメさんがダウン.
カイロのゲストハウスからほとんど動けず.
Kazchariはそんなヨメさんを放置して,国立美術館でツタンカーメン像を見学し,バスを乗り継いでギザへ.
冷房の効いたケンタッキーからスフィンクスとピラミッドを眺め,いよいよ敷地内へ.
そう,有名な話だがピラミッドは街に隣接している,というより後から街が発展したのだが.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月17日

メキシコに次いで,何しろ暑かった.
確実に40℃越え
2リットルのペットボトルを持ち歩いていたのだが,それを一気飲みできるレベル.
水が残り半分になると不安になるので雑貨屋に買いにいくのだが,エジプトはこうした生活必需品を買う時でさえボッてくるので油断できない(厳密には紙幣を渡してもおつりを返してくれない).
他の国ではありえないので,印象はあまりよくない国の一つとなってしまった.

カイロ観光の前には,紅海沿いのハルガダにてダイビング.
Kazchari的にはピラミッドより紅海の美しさ(固有種だらけ)が印象に残っている.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月13日

さて,『LWD』の一行は一週間に一便しかないスーダン行のフェリーにバイクとクルマを乗せるためアスワンへ急ぐ.
人は別便らしく,ここで不思議というかテレビ番組ならではの行動.

ユニセフのバイク診療チームのメンバーと会談するため,いったん飛行機にてケニアに入国.
交流後,再びアスワンに戻ってくるという旅程.

うーん.

こういうシーンを見せられると,やはりこれは「旅」ではなく「テレビ番組」なのだとあらためて認識させられるな.
途中でトラブルがあっても「演出でしょ」「何とかなるんでしょ」という思いが頭をよぎってしまう.

さて,スーダンへ.
これまた南北に分断される前の撮影.
サハラ砂漠とまでは言わないが,十分な悪路

舗装路がほとんどなく,チャーリーはともかく,ユアンは転倒しまくって「オフロードは好きじゃない」とグチる.
そら,パワーはあるかもしれんけど,あの巨大なGSやもんなぁ.
無理な走行が祟ったのか,ユアンとクラウディオのBMWのサスペンションが砂漠の真ん中で壊れる.
予備パーツが一つしかないので,ユアンのバイクだけ修理し,クラウディオのバイクはトラックを探してきて搬送することに...って,これも個人旅行では無理な話.

一方,自転車で旅している人も数人登場.
10年以上母国を離れ,現在スーダンを自転車旅というだけで,もう十分“アレ”な人たちなのだが...なんてうらやましい.
その間,歯の治療とかどうしてるんやろ?(そこ!?)

首都のハルツームは大都会.
イラクの副大統領が同じホテルに投宿しているらしく,やや緊張感.
しっかりBMWの修理を行い,エチオピア国境に向かう.

ちなみにスーダンから南スーダンが独立したのは2011年.
現在世界で一番新しい国家だが,その内情は悲惨.
失敗国家の代名詞とされている.

ゼロからわかる南スーダン「国づくり大失敗」の真相

お次はエチオピア

乾いた砂漠は濡れたジャングルに変わる.
ブラック・アフリカの入り口.

ジャマイカに縁のあるKazchariとしては,エチオピア=ジャーことハイレ・セラシエ,帝国のラストエンペラー
日本人にはレゲエ&ドレッドヘア&マリファナというイメージしかないラスタマンだが,本来はラスタファリズムという宗教の教えを具現化しているのがラスタマン(ラスタファリ)なのである.

ラスタファリ運動

ようするに,アフリカから奴隷として連れてこられた我らは,この退廃・堕落したバビロン(ジャマイカ)を脱出して,ジャーが統治するザイオン(天国)たるエチオピアへ帰ろう運動.
ボブ・マーリーの歌詞にもバンバンでてくる.

まぁ,実際のジャマ人は大多数がプロテスタントなので,ラスタファリは少数派.
病院で活動していたKazchariもラスタファリの患者さんを複数人担当した.

Nikon COOLPIX E950 / 2004年3月18日

さて,現代のエチオピアは,ジャマ人たちが焦がれる天国なのだろうか?
あまりそんな印象はないなぁ(特に某国に忖度しまくりのテドロス,てめーのせいだ).

さて,『LWD』の一行は,あまりのタイトスケジュールのせいか,スタッフ間の諍いが目立ってきたようだ.
ハンディカムでユアンとチャーリーが愚痴をこぼしまくっているのだが,こういう描写って誰得?

結局,こうしたギクシャク関係も快適な(?)都会のアジアアベバでの休養を経てクールダウン.

エチオピアのシャシャマネにあるラスタ村を訪ね,長老にラスタの教えを聴くユアン.
目が少々イッテル長老の話に「こいつ,何を言ってんのか,さっぱりわかんねー」という表情がナイス.
その直後,長老が倒れて『LWD』の随行ドクターが治療するという展開へ.
ホンマ,ラスタの人たちって健康なのか不健康なのかよくわからん.

現地に入植し,花卉ビジネスを展開しているイギリス人(?)のプラントも見学.
2007年当時,既にSNSが浸透しており,このイギリス人たちも,ネットで一行のルートを予測し,幹線道路に“歓迎”の横断幕を張って,二人が気づくことに期待していた.
その目論見は大当たり(仕込みでなければ...).

将来,『LONG WAY in ASIA』(仮)が制作される際には,Kazchari実行してみるかな?
稚内から樺太に渡るルート設定だと,旭川通過もありうる?

ジャマイカ&レゲエ A to Z 2010年増補改訂版

『LONG WAY DOWN』の感想(その2)「イタリア~リビア編」

2020/11/30 Mon

貴重な映像.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)AppleTV+で視聴中.

今回はイタリア半島を抜けて,チェニジア-リビアまでの感想.

ローマの渋滞を抜けてたどり着いたキャンプ場にて,二人はキャンピングカーのスイス人夫婦と出会う.
この夫婦,以前,南アからボツワナまでバイクで抜けたことがあるそうな.

いつも思うのだが,ヨーロッパ人はホンマに旅好き.
若い人より中年以降の方がアクティブな印象.
経済力がある上に,バカンス期間がやたらに長いのがうらやましい.

2019年GDP世界ランキング1~3位と言えば,アメリカ,中国,日本だが,金はあっても印象として社会に余裕がないように思える.
ちなみに4位以下はドイツ,インド(!),イギリス,フランス,イタリア,ブラジル(!),カナダの順.
へー,インドとブラジルって,もうこのランクにいるんや.

だがしかし.
これはあくまで国全体の経済力を示すだけであり,格差が大きい社会では個々人の生活状況に直結しない.
1人当たりの名目GDPランキングだと1~3位は,ルクセンブルグ,スイス,アイルランドとなり,それ以下もヨーロッパ勢がずらっと並ぶ.
ちなみに日本は25位(アメリカ7位,中国69位)

そして一行はシチリア島へ.
先日の『Giro d’Italia』で見慣れた風景が映る.

舞台はいよいよアフリカ.
地中海を渡るフェリーで入国,つまり海路.
いいねぇ.
2004年にスペインからジブラルタル海峡を通ってモロッコに渡ったことがあるが,もうアフリカ!っつーだけでワクワクするな.

その後,チェニジア-リビア-エジプトと通過していくのだが,この番組は2007年に制作されている.
つまり「アラブの春」以前の旅となる.
今となっては貴重な映像かもしれない.

特にリビア
街のあちこちにカダフィ大佐の肖像が掲げられている.
40年以上,リビアを独裁統治していたカダフィが2011年に“革命”によって倒されるまで,リビアはどの様な国だったのか?

日本を含む西側の報道だと,独裁=悪で,住民は強権によって迫害されている...みたいな印象だが,実際はそうでもないらしい.
例えば以下のサイト.

「狂犬」カダフィー政権の42年の内情は?

まとめると,こんな感じ.

- 1955年に油田が発見され,カダフィの資産は14兆円あった.
- しかし,それはリビア国民にも分配されていた.
- 平均寿命74歳.
- 就学率もアフリカでトップクラス.
- 税金なし.電気,教育,医療も無料.

他のサイトでも,こんな記載が(URL不明).

- ガソリン,リッター10円
- ローン無利子
- 全国民に住宅提供
- 新婚夫婦には5万ドルの住宅補助金を支給
- 失業者には無償で家を支給
- 車購入の際,政府が半額を負担
- 農業を始めたい人に土地,家,家畜,飼料など全て支給
- 薬剤師になりたい人の経費全額無料
- 出産女性に5千ドルを支給
- 学校卒業後,仕事に就けるまで国が給与を支給
- 国民の25%が大卒資格者

どこのユートピアですか?

結局,「アラブの春」に便乗した反政府組織がカダフィ政権を転覆させ,彼は殺害されてしまったわけだが,当時からフランスやアメリカの陰謀説が絶えない.

「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)

そして,リビアはいまだに内戦状態(部族抗争)にあるらしい.

リビアで起こっていることを、これ以上ただ見ているだけではいられないから

世界は一面から見ただけではわからない.
80年近く独裁が続いている某隣国もひょっとしたら天国...それはさすがにないか.

堅実な暮らしをしているのか,チェニジアやエジプトより見た目に派手さはない.
こういう国は得てして,遺跡の保存状態がよい.
つまり観光資源は豊富.
とはいえ,新コロに関係なく,渡航困難な国の一つのまま...と思っていたら「歩き方」が出版されていた.

E11 地球の歩き方 リビア 2010~2011

旅程は戻るが,チェニジアには『スターウォーズEp.IV』のルークの家,タトーウィンのセットが残されている.
ユアン(オビ・ワン)がいても誰も気が付かない.
Ep.Ⅲのラストで訪れたのは別のセット?

リビアでは暴風の洗礼を受ける.
なのに砂浜でキャンプ.
うわぁ耐えれんわ.
でも,楽しそう.

チャーリーの毒舌&毒態度もお約束.
言いたいことをはっきり言っても嫌われないのが西洋風?

リビアのビザが下りなかったアメリカ人スタッフと合流するため,一行はエジプトに向かう.
おっ,ようやくKazchariが行ったことのある国が出てきた.

(その3へ)

アフリカ縦断旅『LONG WAY DOWN』の感想(その1)「イギリス~イタリア編」

2020/11/27 Fri

アフリカ編を再び.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのバイク旅最新作『LONG WAY UP』を7日間の無料トライアルで観きれなかったため,600円払って一か月間延長した.
結果,12/20までAppleTV+を楽しめることになった.

そこで今度は,2007年のアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)を視聴.

実はこの『LWD』に関しては,輸入盤のDVDを所有し,一度通して観ている.
ただ,残念なことに日本語字幕がなく(英語字幕あり),Kazchariの英語力では細かなニュアンスを追いかけることは不可能だった.

もちろんAppleTV+の放送ではしっかりと日本語字幕が付いている.
あらためて観ると,色々発見があって面白い.
というか,内容を大方忘れており,ほぼ初見状態.

(一応)二人の旅程を追いつつ,心にうつりゆくよしなしごとを,そこはかとなく書きつくろうと思ふ(徒然草か).

さて,旅は前回同様に準備段階から始まる.
2007年の旅なので画像や音声がややプア
これは仕方がない.

以前アップした『LWU』の記事では「旅の途中でユアンの奥さんが突然出てきて興醒め」という感想を書いたが,今回確認すると序盤のうちから合流することは既定路線でした.
失礼しました.
それでも不要やったと思うけどな(チャーリーも同意).

『LONG WAY UP』の感想(その5)「中米編」

旅は例によってロンドン市内に基地を作るところから始まる.
そして,通過するアフリカ各国のビザ取得などの事務手続き.

Kazchari自身はアフリカでの陸路国境越えは未経験だが,ビザ申請も大変で,さらには北や西アフリカのイミグレーションでは賄賂要求が横行しているとのこと.
想像するだけでも面倒くさい.
無事通過できたら話のネタになるけどな(ゲームクリア!)

アフリカと言えば,疫病・治安・不衛生で有名.
バックパッカーの間でも,「アフリカ行くなら30代が限界」などと言われていた.
それくらいキツイ.

思い起こせばKazchariの初めての海外旅行はケニア-インド-ネパール行(1989年)
今は知らないが,当時はアフリカの多くの国で黄熱病のワクチン接種,つまりイエローカードの所持が義務付けられていた.

後の青年海外協力隊参加時(2002年)には,黄熱病,A型肝炎,B型肝炎,破傷風,狂犬病,日本脳炎,ポリオ他のワクチン接種したように思う.
自分で打つと結構な料金.協力隊だと無料...おっと税金です.
この中で特に重要なのは狂犬病やな.
野良犬はマジ怖い.

そういえば,オーストラリアのカンタス航空が,海外からの搭乗に際し,新コロワクチン接種証明書の提出を義務づける予定とか.
まぁ,当然の処置でしょう.

出発数週間前のユアンの交通事故による腓骨骨折やら,スタート地点に向かう空港でのチャーリー暴言-逮捕事件(何があった?)を経ていよいよスタート.

今回の使用バイクは『BMW R1200GS Adventure』

文句なしにカッコよい.
個人的にバイクデザイン史上最高かも.

ただしあまりに巨大な車体ゆえ,平均的な日本人の体格ではまず扱えない
平均以下のKazchariではなおさら...(泣)

たまーに極端にシートアンコ抜きした機体に乗っている(小さい)おぢさんを見かけるが...無理矢理感あり.
もちろん個人の自由です.
ひょっとしたらガストン・ライエ並みのテクを持っているかもしれんしな.

縦断と名乗るだけあって,出発点はスコットランド北端
これは後の『LONG WAY UP』にも引き継がれる.

スコットランド→イングランドを縦断しつつ家族との別れ.
そしてユアンが出資している小児ホスピスに立ち寄る.
『スター・ウォーズep.Ⅲ』(2005)の公開から間がないためか,オビ・ワンネタ多め

ドーバー海峡をユーロスターで渡りフランスへ.
フランス国内はほぼスルーし,モンブラントンネルを通ってイタリアへ.
コモ湖のそばにあるモト・グッチのファクトリーにBMWで立ち寄る.
バイクの組立工程のアナログぶりというか,手作り感がたまらん(品質は?)

そういや縦置きVツインが特徴的なモト・グッチのバイク,最近日本で見ないな.
一時期(と言っても80年代後半),モト・グッチの赤い『イモラV35』が女性ライダーに大人気だったように記憶している.

オートバイに夢中だった20代のKazchari.
片岡義男を筆頭に,オートバイが出てくる小説をむさぼるように読んだ.
その中でも特に印象に残っているのが,香咲弥須子の『終わらない夏』(1987年).

終らない夏 (角川文庫)

一風変わったふわふわ小説.あらすじは以下の通り.

理解のある夫とエアロビクスのインストラクターという仕事をもって、おだやかに暮す恵子。けれど、愛車イモラでのツーリングで謎めいた「風のような男」に出会ってから、恵子の心はゆれ動く。もう一度、会いたい。そのためだけにすべてを賭けて、オートバイを走らせる。そして―。青空の引き裂くような、光につつまれるような、バイク乗りの快感とともに、愛の高揚と決別を描いた、新鮮なバイクノベルの登場!

そうそうこんな内容の話やった.
最高なのはバイク小説にも関わらず,メカニカルな描写が適当なこと(ってけなしてるんかい!).
ラストシーンはまるでアメリカン・ニューシネマ.

そして,驚くべきはその後の香咲さんの人生.
えーっ,そっち!?

ホーリースピリットからの贈りもの (日本語) 単行本

つーことで,『LWD』を堪能しよう!

『LONG WAY UP』の感想(その6)「メキシコ&USA編」

2020/11/23 Mon

信頼と楽観と信念と.

『Long Way Up』の感想,その6はメキシコとUSA編
正直,感動というより少々不満の残るエンディングだった.

ビビりまくりの前置きの割には,妙にあっさりと通過してしまったメキシコ.
てっきりバイカー垂涎のルート,バハ・カルフォルニアを縦断すると思ってたけどな.

Dust to Glory [DVD] [Import]

見どころ満載の国なのにもったいない.
やはり,この旅(番組)のメインイベントは南米やったな.

それに,メキシコがやたらに危険危険と強調され過ぎているような印象.
実際の外務省の危険マップ上はこんな感じ(2020年11月現在).

Kazchariはメキシコをこれまでに3度訪問している.

2004年にユカタン半島(プラヤ・デル・カルメン,コスメル)を2回.
2016年にバハのラパスである.

特に2004年はツアーではない個人バス旅.
深夜バス内での荷物万引き事件に遭遇したものの,特に問題なかった.

『Long Way Up』の予定ルートでもオアハカとベラクルス州抜けたら,危険地帯を避けて北上できるのでは?
確かに夜間のバイク走行は危ないかもしれないが,日暮れまでにセキュリティの利いた高級ホテルにチェックインすれば良いだけの話では?

とは言え,超有名人ユアン・マクレガーを危険にさらすわけにはいかないということ?
バイク旅の時点で十分リスキーなような気もするが.

いすれにせよ,スタッフがグアテマラ滞在時から考えていた作戦というのが...

なんと!ローカルバスを改造,バイクを積み込めるようにして,夜間の休息・移動・充電を一度に済ませるという,まるでリアル『富豪刑事』もしくは中川財閥(byこち亀)のような金に糸目をつけない作戦(スゲー).
さらに!このバスの改造作業工程にやたらに尺をとるという謎展開

解せぬ.

この旅の主役はバイクでは?

一方で,バイク以上に目立つ存在の電動クルマ,リヴィアンはそのまま走行してて大丈夫なのだろうか?
このライトのデザインなんて,どうみても普通のクルマには見えん.

さらに驚いたのが,この改造バスの使用が(画面上)たった一晩だけだったこと(違ってたらすまん).

どんだけ金かけてんねーん!

まるで,バスの改造を見せたかったような展開で少々興ざめ.
このあたりの演出意図はよくわからん.

いずれにせよ,USA国境の町ファレスの手前で,バイクを下ろし,豪雨の中バラバラに走って互いを見失うなど,これまたよくわからない展開(GPSは?無線は?).
少々仕込み過ぎでは?

日本のワイドショーやバラエティなんかも,過剰に不安を煽るような演出が多いが,むこうもそう変わらん印象.
ドラマとまで言わないが,セミドキュメントやな.これやと.
メンタリストDaiGoによると,「人は不安になると消費行動が増す」らしいので,この番組を通して消費を活性化させる目的なのかと邪推する.

ファレスと言えば,これまた世界凶悪都市のひとつ.
『Long Way Up』視聴後,たまたま見つけたのがAmazon Prime Videoにあるこの2本.

ボーダーライン(字幕版)

エミリー・グラントが主役と思いきや...「えっ?そういう話なん?」的な展開.
重低音のBGMが並々ならぬ緊張感を醸し出す.
続編もあり.

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(字幕版)

こちらの方が面白い.

人と車両は手続き場所が別とかなんとかのややこしい手続きを経て,一行は無事USA入国.
ここからは...まぁ,特に面白くない.
最後はお約束の家族との再会および地元ライダーとのパレードラン

つーことで,全11話を見終わってしまった.
後半の娘登場やら駆け足展開がもったいなかったが,南米からパナマ上陸にかけては見どころ満載.
ここ数日,最大の楽しみでワクワクさせていただきました.

最後にユアンが「一週間も経てば,また次の旅の計画を立てたくなる」と話していた.
残るルートはもうアジアしかない.

オーストラリアから東南アジア,日本,中国を抜けてロシアの北極圏まで.
『Long Way Up2』か『Long Way Down2』,もしくは『Long Way in ASIA』?
中国へのビジネス展開を考えると十分ありえるルート.

Kazchariは,Project-ONEで組んだ自分のDomane SLR7に以下の言葉を刻んでいる.

Frank,Cool,No Fear

大好きな作家,森博嗣の言葉である.これが旅および人生におけるKazchariの信条

冒頭に上げた,

信頼と楽観と信念と.

は,メキシコ入国前に,プロデューサーのデイビットがつぶやいた言葉.
英語だと,

Trust,Optimism,Belief

となる.
これも良い言葉.

早く次の旅に出たい.