2021/2/6 Sat
頭を冷やすな.
当然のことながら,冬チャリは寒さとの闘いである.
とは言え,オートバイのように「ひたすら厚着をする」「カイロなどで温める」ではまずいことになる.
発汗量が半端ないからだ.
特にヒルクライム.
登りは汗だく.
薄手の長袖ジャージで十分.
ところが下りは...極寒地獄.
登ったままの装備で下ると間違いなく逝く.
先日の旭岳クライムでは,頂上でインナーを着替え,ユニクロのライトウエイトダウンを着,さらに電熱ベスト着用で下ったが,それでも軽く死んだ.
根本的に,厳冬期にチャリに乗る方が間違っている? 全く持ってその通り.
なので,できれば「下りて登る」を推奨.
帰りに温泉入れば極楽.
風邪もひきにくい.
ヒルクライムは極端だとしても,平地走行ですらそこそこ汗はかく.
これまでもちょこちょことKazchari的レイヤードを書いてきたが,今日は頭部の話.
今回新兵器を投入.
それがこれ.
おたふく手袋 インナー BTイヤーマフ 迷彩 JW-116 【メンズ】
ガチな走行ではなく,職場への通勤用(ノーヘル)なので耳の防寒が大事.
これまでは,15年以上前に買ったメーカー不詳のこれを使っていた.
小型薄型軽量,未使用時はコンパクトにまとまるので重宝していたのだが,経年劣化でゴムパーツが割れた.
瞬着でごまかしていたがそろそろ限界.
ゆえにイヤーマフを新規購入した.
メーカーは,質・値段のバランス最高の(チャリダーは)みんな大好き『おたふく手袋』である.
全3色だが,ブラックだけ少し高い.
ゆえにKazchariはネイビー迷彩を選択.770円.
どういう構造なのかよくわからんが,左右をつなぐバーのところがねじれてコンパクトにできる.
また引っ張れば伸びるので,サイズ調整も容易.
もちろん,耳にあたるところはフカフカである.
実際に使用したところ,まだ新しいせいか少々キツめ.
よく言えば,落下する心配は皆無.
もちろん,サングラスとの併用も可.
次に通常のガチ走行時の頭部防寒について.
まずはヘルメット.
いわゆるチャリ用の穴あきヘルメットは,サイズやや大きめ(Lサイズ)の,これまたコスパ最高のdhb製を着用.
少し重いかも.
今はもう売ってないようだが,こちらのdhb製も使用中.
おわかりいただけただろうか? このヘルメット,あのKASKのOEMなのである.
それでいて,4000円程度で買った記憶が...
やはり自転車用品は海外通販が最強.
これら2つは夏でも使えるが,次のヘルメットは完全に冬仕様.
なんせ,本来はスキー/スノボ用.
なんとゴーグル付きで7299円!(2017年当時)
ただし,この通常タイプのゴーグルは走っているとどうしても曇ってしまうので結局使っていない.
通常のサングラスで運用.
この手のミラーレンズって吹雪いたら何も見えなくなるねんけど,スキーヤーのみなさんよく使ってるなぁ.
単にこいつが安物なだけ?
この耳あてとベンチレーションシステムはチャリでも非常に助かる.
もちろんGoProマウントは後付け.
とまぁ,ゴーグルの件を除けば,その安全性からも非常に優秀なヘルメットなのだが,難点は...重いこと.
単体で460gもある.
先ほどのdhbが280gなので,その差180g.
頸コリ持ちのkazchariとしては,なかなか許容しにくい重さである.
オートバイ用のヘルメットに比べたら全然軽いけどな.
つーことで,結局通常のチャリ専用ヘルを使うことが多い.
さて,お次はヘルメットのインナーである.
いわゆるバラクラバ(目出し帽タイプ)が良い.
ネックウォーマー バラクラバ 目出し帽【最新昇級版・裏起毛・零下30℃防寒】
暖かいし悪くない製品なのだが,チャリで使う場合,頭部を覆っている部分の汗がなかなか乾かない.
それこそヒルクライムなんてしようものなら,ビシャビシャとなって寒い.
よって,Kazchariイチオシ品はこれ.
KOMINE 09-016 Fleece Face Mask / 防寒フリースマスク
口元周辺はフリースだが,頭部はポリエステル.
厳密に言うとバラクラバではないのかもしれんが,激しいライド後もフリース部はともかく,頭部が汗で濡れることはない.
耳の防寒も問題ない.
元々はオートバイ用なので,あのゴツいヘルメットをかぶることを想定しているのだろう.
それがチャリにも適合する.
写真だと色あせて見えるがブラックです.
つーことで,厳冬期チャリ頭部レイヤードでした.